2月22日(火) その1![]() ![]() ![]() ![]() ・・・今年の冬は、いつもの年よりも気温が低い日が多いようです。2月も残りあと1週間となりましたが、北風の冷たい日がまだ多い気がします。しかし、日なたに立っていると、日差しの強さが先月までとは違ってきたなと感じます。少しずつですが、春に近づいていることが感じられます。 暖かで過ごしやすい春は、急にはやってきません。どの季節もそうですが、特に冬から春に向かうこの時期は、寒い日があったり暖かい日があったりということを繰り返しながら、徐々に「春」を感じるようになるものです。そんな「少しずつ春に近づいていく」というこの時期の様子を表す言葉として、「三寒四温」があります。「3日寒い日が続くと4日暖かい日が続き、それを繰り返しながら、少しずつ少しずつ春に近づいていきますよ」という状況を表した言葉です。 この「三寒四温」は、私達の学校生活での様々な取り組みや、みなさんの日々の成長の様子にも当てはまる言葉であると思います。学校では様々な学習をしていますが、なんでもすぐに「分かるようになった」、「できるようになった」ということばかりではありません。むしろ逆に、「難しくてわからない」とか、「なかなかうまくできない」といったことの方が多いはずです。失敗を何度も繰り返しながら、次第に分かるようになったりできるようになったりしていくのです。 展覧会の作品を作るために、カッターやのこぎり、金づちや電動糸のこを使った時のことを思い出してみてください。あるいは、5,6年生は、家庭科作品としてミシンを使いました。それぞれの道具を初めて使った時は、すぐに上手に扱うことができなかったのではないでしょうか。真っすぐに切れなかったり、何度も曲がってしまったりして苦労したはずです。でも、何度か経験していくうちに、上手にそれらの道具が使えるようになってきました。5年生は、卒業式の入退場の音楽を担当するために、合奏の練習に取り組んでいます。合奏の練習では、1小節…2小節…と楽譜を見ながら練習を繰り返し、少しずつ上達していくものです。また、先週は、中休みにリズムなわとびがありました。体育の時間にも、なわとびのいろいろな技に挑戦している子がたくさんいます。なわとびも何度も失敗しながら少しずつできるようになっていきます。国語や算数の学習でも同じです。漢字練習や計算練習では、丸つけをした時に間違いが見つかり、それらを一つ一つ直しながらできるようになっていくものです。 「失敗は成功のもと」という言葉もあります。「三寒四温」は、そういうことも意味している言葉です。何事も、失敗を繰り返しながら徐々にできるようになっていくということを心得て、日々の学習に取り組むことが大切です。つまり、一度や二度の失敗でくじけたりあきらめたりしてはいけないということです。 早いもので、3学期の学校生活も残すところあと1か月余りとなりました。冬休みが終わり、3学期が始まってすぐに目標を立てました。その目標に向かい、どれだけがんばることができているでしょうか。各教室の後ろに、3学期の目標が掲示されています。「進んで意見を発表する」という目標や、「あいさつをしっかり行う」という目標が見られます。どの目標も、毎日努力しなければ身についていきません。「3学期の学校生活は、まだ1か月ある」と思うのではなく、「もう1か月しかない」と思って、毎日をしっかり過ごしていくようにしましょう。・・・ 朝会後、表彰を行いました。児童生徒表彰として、練馬区より彰状をもらった子への表彰です。バイオリンのコンクールで優秀な成績を収め、表彰されました。(写真上下) |
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