3月9日(水)3年生は、「まるい形を調べよう」という円と球について学習する単元があります。(10月〜11月の単元)4年生では、立体の面・頂点・辺についての特徴を調べたり、展開図を書いたりします。(2月〜3月)5年生では、直方体と立方体の体積の求め方や角柱や円柱について学習する単元があります。(5月、及び3月) 子どもの空間認知力は、教科書だけの学習では身につかないものです。つまり、2年生以前の遊びや経験が重要であるということです。では、どんな遊びが子どもの空間認知力に影響するのでしょうか。まず、おすすめは「折り紙」です。折り紙をどう折ったらどんな形になるとか、本に書かれている図を見て折り方を考えるという経験はとても重要です。次に、「積み木」や「ブロック」を使った遊びです。小さな子どもがいろいろな形を作って遊ぶ中から、立体物の感覚を身につけていることになります。さらに、「鬼ごっこ」も空間認知力を身につけるために大切な遊びであると言われています。相手のスピードと方向を察知して追いかけることで、空間認知能力を伸ばしているそうです。こう考えると、昔から行われている素朴な遊びがいかに大切であるかということが分かります。 6年生は、国語の時間に「今、私は、ぼくは」という学習をしています。資料などを使い、効果的なスピーチをする「話す・聞く」ことの学習単元です。スピーチにする内容は、「卒業を前にしてこれからの自分を思い描き、将来どんな自分でありたいか」ということです。 今考えている将来の夢を、みんなの前でどのように話をするか…まさに、残りの小学校生活があと2週間余りの6年生にとって、格好の話題となりそうです。将来の夢は、自分が目指したい職業でも良いし、中学校に行ってから取り組みたいことでも良いでしょう。 2組では、話す内容が決まった子から、スピーチに使う資料の作成にとりかかっていました。これからの自分の生き方、考え方をまとめ、どのようにスピーチをするか・・・発表会を楽しみにしていたいと思います。(写真中) 一方、3年生も国語の時間に「話すこと・聞くこと」の学習をしています。「わたしたちの学校じまん」という単元で、自分たちの学校の自慢したいことを決め、理由をあげて分かりやすく発表することを目的とした学習です。 1組では、グループに分かれて、旭町小の学校自慢を決めました。その中に、サクラ草をテーマにしたグループがあり、5校時に校長室までインタビューにやってきました。(写真下) 子ども達からの質問は、3つありました。まず、「サクラ草への思い」についての質問でした。どういう理由でサクラ草を気に入っているのか、ということのようでした。「たくさんの鉢が並ぶと豪華に見える植物であること」、「3月から4月にかけて咲き、卒業式や入学式に飾ることができる」、「小さな種からたくさんの花を育てることができる」、「寒さに強く、子どもにも育てやすいこと」などを話しました。 2つ目の質問は、いつ頃から始めたのですか? ということでした。「20年前からです。板橋区の学校にいた頃、全校でサクラ草を育てていたので、次の学校でもやってみたいと思っていました。次に勤めた学校は、この旭町小学校です。当時は、委員会の子ども達とサクラ草を育てました。その後、副校長、校長となっても続けてきています。」(今から考えると、校長になる前にもよくやっていたものだと我ながら思います。植物を相手にする忙しさは仕事とは別ものなので、苦にならなかったのでしょう。) 3つ目の質問は、サクラ草の花色についてでした。赤、白、ピンク以外の花色はありますか? というものでした。これもいい質問でした。最近、サクラ草(プリムラ・マラコイデス)の品種改良が進み、珍しい花色が市場に出回っています。「ウインティー」という品種名で、ピーチ(薄桃色)やライムグリーンが販売されています。私の家では、ライムグリーンを1株買って育てています。まだ1株の値段は高めですが、今後少しずつ栽培する人が増えてくるでしょう。 |
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