保護者会があります。24日(月)…低学年、25日(火)…中学年、27日(木)…高学年 ご参加をお待ちしております。

3月11日(金) その2

画像1 画像1
画像2 画像2
 先週の土曜日は、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」でした。啓蟄とは、虫が冬眠から目覚め活動を始める頃という意味です。今週に入り、旭町小にも確かにその気配がいたるところに感じられるようになってきました。
 水曜日に、中庭の池の中にカエルの卵がびっしりと産みつけられているのを発見しました。ゼリー状の管の中に、タピオカのような黒い粒々がはっきりと見えていたので、産みたての卵であることは確実でした。よく見ると、ヒキガエルがあちこちにいました。冬眠から目覚めたばかりのためか、動きはスローモーションのようにゆっくりでした。今までどこに隠れていたのか、たくさんのメダカもすいすいと水面を泳いでいました。
 先生達にその情報を伝えたところ、昨日からいろいろなクラスの子ども達が生活科や理科の学習で池の周りに来るようになりました。今日は、1年1組の子ども達がやって来ました。みんな静かにじっと池の中を見つめていました。人の気配でカエルが逃げてしまうからです。
 そっと近づいてみると、カエルがところどころにいました。そのうちの1匹が、1年生の子ども達に興味を示したのか、上陸しようと近づいてきました。子ども達は、近づいてくるカエルくんにびっくりしながらも、静かに手を振っていました。(写真上)
 子どもの頃、田舎の城跡公園のお堀で、ガマカエルを捕まえようとしている人を見たことがあります。リールのついた釣り竿を使い、赤い布をつけて投げていました。カエルは赤い色に反応して寄ってくるということをその時聞きました。今日のカエルくんも、1年生の赤い帽子に反応したのではないかと推測できます。
 5年1組で「最後のコンサート チェロ奏者・徳永兼一郎」という道徳の授業がありました。「精一杯生きる」とはどういうことかを考えさせる「生命尊重」の内容項目の学習でした。
 この資料は、NHK交響楽団のチェロ奏者として活躍した徳永兼一郎氏の実話です。がんで亡くなる直前まで演奏を続ける徳永氏の姿は、まさに「精一杯生きる」とはどういうことかを子どもたちに投げかける力を秘めています。自分の体が思うように動かなくなっても、ホスピスのコンサートを目標にして、お世話になっているみんなに喜んでもらいたいという思いで練習を再開します。
 死を目前にした人の気持ちを考えるのは難しいことです。しかし、どんな思いで最後のコンサートに臨んだのかを、子ども達は真剣に考えていました。(写真下)
 そのホスピスでの演奏会の様子は、テレビのドキュメンタリー番組として過去に放送されたことがあります。YouTubeで見ることができます。弟の二男氏と共演したメンデルスゾーンのピアノ三重奏と、チェロの神様カザルスが愛した「鳥の歌」(カタロニア民謡)が演奏されています。その演奏を聞いた人たちは、誰もがこれが最後の演奏になるということを感じていました。とてもチェロを弾けるような体ではなかったにもかかわらず、兼一郎氏は最後の演奏に向かいました。まさに、全身の魂で弾いた「鳥の歌」でした。兼一郎氏の楽器製作に携わってきた佐藤さんの涙ながらのインタビューにも感動せずにいられません。
 道徳の教科書を読むよりも、40分間この動画を見るだけでよいくらいのドキュメンタリー番組です。

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
学校行事
3/17 5年 社会科見学

お知らせ

学校だより

保健だより

相談室だより

証明書

学力向上を図るための全体計画

きまり・週時程

北地区区民館

南地区区民館