2月20日(月) その2![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() まず、切り取る前に、自分の名前や新1年生へのメッセージを書きました。先週は、幼稚園との交流会でパッチンガエルのプレゼントをしたばかりです。しかし、今回は渡す時期がずっと後になります。入学したばかりの新1年生に種袋をプレゼントするのは、2か月後になるでしょうか。「自分が2年生になったとして…」と仮定するのは、現1年生には難しいことかもしれません。しばらく考えながら、「なかよくしようね。がっこうはたのしいよ。」、「いっしょにべんきょうをがんばろうね。」などとメッセージを書き込んでいました。(写真上) 秋に収穫したあさがおの種は、一人ずつジッパー付きのビニール袋に入れて保管してありました。種袋の組み立てが終わると、受け取ってもらう新1年生が喜ぶ顔を思い浮かべながら、一粒ずつていねいにあさがおの種を入れていきました。 2校時と3校時に、6年生各クラスに「ことわざの授業」がありました。昨年度に続き、講師として安藤 友子 先生に授業をしていただきました。安藤先生は、現在区内の中学校で学校経営補佐の仕事をされていますが、元は小学校の校長を務められていました。国語の専門の先生です。 今回は、新たに「ことわざカルタ」を紹介していただきました。ことわざを楽しい文字絵で表した、丸い形状のカルタです。(奥野かるた店より発売されています。第1集〜5集まであります。)ことわざに出てくる漢字の一部を文字絵風にアレンジしてあるカルタで、絵を見て答えるクイズとしても使えます。ことわざを知っていると、カルタの絵を見ただけで「あっ、あのことわざか!」と納得できます。「鬼」という漢字の目から涙が出ていて「鬼の目にも涙」というように…。 次に、ことわざが100個書かれているプリントを全員で読み合いました。知っていたことわざもあれば、初めて聞くことわざもたくさんありました。グループで意見交換し、感想を発表し合いました。毎年、とても不思議に思うのですが、子ども達から「ペンは剣よりも強し」ということわざが印象に残ったという感想が出されます。今年も両方のクラスからそういう声が聞かれました。安藤先生からは、「言葉は暴力に勝る」という意味であることや、慶応大学の校章に2つのペンが描かれている話を今年もしていただきました。 ことわざは、身近なものに書かれていたり、関連する絵が描かれていたりする場合があります。授業の終わりには、安藤先生が用意したことわざに関する道具類を見せていただきました。中には、「虎の子渡し」や「うさぎ波を走る」の絵が描かれている刀の鍔(つば)もありました。「虎の子渡し」は、家計に苦しむことを表したことわざです。「うさぎ波を走る」は、さざなみの立つ水面に月が映っている様子を表しています。 掛け軸には、うさぎが2羽、近くには弓矢が地面に刺さっている絵が描かれていました。すぐにひらめいた子がいました。「二兎を追う者は一兎をも得ず」です。安藤先生は、「これは江戸時代に描かれた掛け軸なのよ。」と言われてました。6万種類くらいのことわざがあるそうですが、昔から語り継がれてきたものも数多くあるようです。(写真中) 3年生は、理科の時間に「ものの重さ」の学習をしています。物の形や体積に着目して、重さを比較しながら物の性質を調べる学習です。物は体積が同じでも重さは違うことがあることや、物は形が変わっても重さは変わらないことについて実験を通して確かめる単元です。 2組は、理科室で「ものの重さと種類」の実験をしていました。同じ体積の物について、種類によって重さが違うかどうかを予想し、実際に電子はかりを使って比べます。例えば子ども達は、金属製のスプーンは重くて、同じ大きさのプラスチック製のスプーンは軽いということを、日常の経験から知っています。学校には、同じ体積(球体をした物質)でありながら鉄・プラスチック・木・ゴムでできた実験セットがあります。最初に見た目で予想してから、それぞれを電子てんびんにのせて何グラムあるのかを調べていきました。(写真下) 私が3,4年生くらいの時のことでした。父親から「鉄1kgと綿1kgでは、どちらが重いか?」という問題を出されました。「鉄は重いもので、綿は軽いもの」というイメージから、「鉄の方が重いに決まってる。」と答えました。兄はすぐに「両方同じだよ。」と言っていましたが、2人に説明されても自分は全く納得できませんでした。「マコトは、まだそういう考え方が分からないんだよ。」と2人が話していたのが悔しくて悔しくて仕方がありませんでした。成長して獲得していく子どもの概念というのは、様々にあるのでしょう。大人側にとって常識と思っていることでも、子どもの頭の中ではまだ一生懸命つくり上げている段階のものもあるのです。 |
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