7日3日(水)2校時(9時35分〜)に、体育館にて情報モラル教室があります。5,6年生への指導の様子を公開いたします。続けて保護者向けの講習会もあります。ぜひご参加ください。

9月21日(火) その2

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 1年生は、算数の時間に「なんじ なんじはん」という時計の読み方の学習をしています。算数の学習において、初めて習う時計の単元です。長い針と短い針がある時計のしくみを知り、「何時」「何時半」を読むことができるようにしていきます。さらに1年生では、3学期に「何時何分」の時計の読み方を学習します。
 長い針が12を指していれば「〇時」となり、6のところにあれば「〇時半」という言い方をします。この2種類の時計の読み方を学習していくのですが、難しいのが「〇時半」の場合の「〇時」の読み方です。1時半であれば、短針は1と2の間にあります。7時半であれば、短針は7と8の間です。両方の数字の小さい方が「〇時半」の「〇」になります。ところが、12時半の場合は、12と1の間に短針があります。この場合は「12時半」であり、さらに「0時半」という言い方をする場合もあります。(写真上)
 この単元は、1時間しか扱いません。時計の学習は、日常生活の中で繰り返し経験させていくことが重要です。長い針がちょうど12や6を指していたら、「今、何時?」とか「今、何時半?」と子どもに聞いてあげ、普段の生活の中で学ばせていくことが大切です。デジタル表示の時計が多くなってきている時代であるだけに、きちんとアナログの時計が読めるようにさせていきたいものです。
 2年生は、算数の時間に「ひっ算のしかたを考えよう」という学習をしています。たし算とひき算の筆算は、1学期にも学習しています。2位数同士のたし算・ひき算で、繰り上がりや繰り下がりのある計算についても学習してきています。しかし、その繰り上がり・繰り下がりは、1の位のみの場合でした。2学期は、3位数(百の位)までの数の計算になり、十の位と百の位にかけての繰り上がりと繰り下がりの計算を学習しています。
 今日は、「103−9」や「102−6」のような、2つ上の位から繰り下がってくる筆算の仕方(波及的繰り下がり)を学習していました。(写真中)2学期に入り、3年生はかけ算の筆算を、そして4年生ではわり算の筆算を学習してきています。筆算のやり方が分かったら、繰り返し問題を解くことで計算の力がついてきます。ドリルやプリントを使って何度も練習し、計算のスピードと正確さを身につけさせていきたいものです。
 5年生は、家庭科の時間に「買い物の仕方について考えよう」という学習をしています。買い物について、目的に合った選び方や買い方ができるようになることをめあてとした学習単元です。
 教科書に、「売買契約」という言葉が出ていました。「買い物は、買う人の申し出を、売る人が受けて成立する売買契約でもあります。」と書いてあります。そこで、どの場面で契約が成立するかを考えさせる問題がありました。店で本を買う場合・・・(1)買いたい本を選んでいる時 (2)レジで「これをくだい。」と言い、店の人が「はい。500円です。」と言った時 (3)お金を払い、店の人が「500円いただきました。」と言った時 (4)店の人が「ありがとうございました。」と言って、商品を渡してくれた時・・・さあ、どの場面で売買契約が成立しているのでしょうか。
 1組では、クラスの意見がだいぶ分かれていました。3番のお金を払った時や、4番の商品を受け取った時と考えた子が多かったようです。正解は、2番です。売買契約は、口頭でも成立するということです。
 その他、教科書も時代に合わせて内容を変えているなと思いました。いろいろな支払方法として、ICカードや商品券、スマートフォンのアプリでの支払いまで記載されています。さらに、インターネットでの取り引きの注意点などについても書かれていて、5年生の家庭科の学習として指導することになっています。(写真下)

9月21日(火) その1

 連休明けの火曜日の朝を迎えました。久し振りに気持ちの良い秋晴れの日が続いています。Zoomで12学級をつなぎ、全校朝会を行いました。今日は、「アイコンタクトを意識しよう」という話をしました。
・・・旭町小学校の外国語の授業では、「アイスクリア」が合言葉になっています。アイスクリアの「アイ」は、「アイコンタクト」のことです。つまり、相手の目を見て会話をしようということです。お互いの目を見るということは、人と人とがコミュニケーションをするうえでの基本です。
 コンビニやスーパーに入ると、お店の人に「いらっしやいませ」と声をかけられます。たいていのお店の人は、入ってきたお客さんの目を見て「いらっしやいませ」とあいさつをしています。レジでお金を払った時も、きちんとこちらを見て「ありがとうございました」と言っているでしょう。しかも笑顔で…。それは、お客さんに「いいお店だな。また来たいな。」と感じてもらうために行っているのです。多分、お客さんの顔を見ずに「いらっしやいませ」や「ありがとうございました」を言っている店は、だんだんお客さんが来なくなってしまうはずです。相手の目を見てあいさつをするアイコンタクトは、相手をうれしい気持ちにさせる力をもっているのです。
 アイコンタクトは、スポーツ選手にとっても大切なことです。サッカーの選手は、チームの仲間と協力してボールをキープしていくために、アイコンタクトを使っています。自分がこれからけるボールをどこに出すか、チームのメンバーに目で合図を出します。また、「こっちにボールを出して」と合図を送るのもアイコンタクトを使います。野球やバレーボール、バスケットボールの試合でも、仲間同士のアイコンタクトが大切であると言われています。仲間との信頼関係を深めるため、仲間と心を通じ合わせるために、スポーツの試合でもアイコンタクトが重要であるのです。
 昨年度から、マスクをしたままの生活が続いています。顔の中で唯一見えているのが目です。「目は口ほどにものを言う」ということわざがあます。何もしゃべらなくても、目だけで相手に気持ちや感情が伝わるということを意味しています。授業中、先生の話を聞く時に、きちんと先生の目を見て聞いているでしょうか? 先生が話している内容は、口からだけでなく、目からも伝わってくるものです。「この問題のここが大切なポイントだよ」とか、「ここに気をつけなければいけないよ」ということが、先生の目を見て聞いているとよく分かってきます。先生方は、授業中にいつもアイコンタクトを送っているのです。
 校長先生もアイコンタクトを送っているのが分かりますか? その一つが毎朝のあいさつです。たくさんの子が一度に登校してくると、一人一人の目を見るのはほんの一瞬です。しっかり相手の目を見てあいさつができるようにアイコンタクトを意識していきましょう。・・・

9月17日(金)

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 3年生は、国語の時間にローマ字の学習をしています。国語の「上」の教科書の最後にローマ字の単元があり、ローマ字表も載っています。小学校でローマ字を指導するのは、3年生の2学期に4時間、3学期に2時間程度です。そして、4年生ではほんのわずかな指導時間(都道府県のローマ字表記について)しかありません。(写真上)
 ローマ字指導のねらいは、児童の身近なローマ字表示のものについて、読み書きができるようにするところにあります。道路標識や駅の表示板など、現在は街を歩けばいたるところにローマ字表記が使われています。また、タブレットPCが全員に配布されたことで、キーボードを打つためにも、ローマ字の習得が欠かせません。どちらかといえば、タブレット入力のためにローマ字指導が必要であると感じています。それだけに、近い将来、低学年の国語の教科書にローマ字の指導が移っていくのではないでしょうか。
 今朝、南門で子ども達の登校を迎えていたら、飼育ケースを抱えて登校してきた子がいました。中を見せてもらうと、トカゲが5匹入っていました。4年生の子でした。上練馬公園でつかまえてきたそうです。教室に持っていけば、一気にクラスのみんなの注目を浴びることでしょう。
 中休みに、飼育ケースを持って、4年生数名の子が大根の種をまいた畑にやって来ました。トカゲを飼うには、餌となる虫が必要です。クラスの友達も参加して、草むらで小さな虫を探していました。ミニチュア恐竜のような姿にあこがれて、トカゲを飼ってみたいと子どもながらに思うのは、昔も今も一緒だなと思いました。私も子どもの頃は、生き物が遊び相手の毎日でした。トカゲは、小さいながらも、顔をよく見るとぱっちりとした目が可愛らしく、瞬きをしたり口を開けたりと表情豊かです。(写真中)
 昔は、トカゲと言わずに全て「カナヘビ」という言い方をしていました。調べてみると、種類によってその言い方が使い分けられていることが分かります。ニホンカナヘビは、体全体が茶褐色で尻尾が長いのが特徴です。一方、体に光沢があり、尻尾が青色の光沢をもつのがニホントカゲです。ここで正直に白状すると、子どもの頃は「カナチョロ」と呼んでいました。これは田舎での呼び名だったのか、子どもが考えた呼び方だったのか・・・でも、その動作の特徴からも、一番似合っている言い方がカナチョロだと思います。
 体育館で、いよいよ6年生のマーチング練習が始まりました。楽器はまだ持たずに、隊形移動の感覚をつかませるための練習でした。先生が考えた各自の動きを記入した図をもとに、楽器ごとに並んだ列が向きを変えたり動いたりしていきます。(写真下)
 感染症対応のために、リコーダーなどの吹奏する楽器は入れていません。キーボードやグロッケン、太鼓(大・中・小)、トリオタム、シンバル、和太鼓での合奏を練習してきました。また、マーチングとして、指揮者(主指揮、副指揮)とフラッグの役割もあります。
 1学期から、音楽室でクラスごとに練習を積み重ねてきました。学年で音を合わせ、そして動きも入れて練習する日が近づいてきました。6年生が毎年伝統として受け継いできたマーチングを、誰もが楽しみにしているところです。来月23日(土)の体育発表会に向けて、学年全員の心を一つにがんばっていきます。

9月16日(木)

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 1年生は、図工の時間に、絵の具の道具を使う学習が始まりました。今日は、1組で初めて絵の具で色を塗る授業がありました。子ども達は、真新しい絵の具セットを使うのを楽しみにしていたようです。
 絵の具セットは、1年生の2月期から初めて使います。また、これからの6年間にわたる図工の授業において、一番使う道具でもあります。絵の具セットの使い方について、担任の先生が一つ一つていねいに指導していきました。
 水入れ一つとっても、いろいろな約束を指導し、守らせていきます。旭町小では、1年生の図工の授業は教室で行っています。水入れは、隣の座席側に置くことにさせています。(通路側に置かない。)また、水入れについている部屋の使い方にも約束があります。水入れには、筆の汚れを洗う部屋やゆすぐ部屋があります。その他、パレットへの絵の具の出し方など、最初の指導の大切さを感じました。
 今日は、5色(赤、オレンジ、黄色、緑、青)の風船を描きました。最初にクレヨンで風船を描いてから、絵の具で色を塗りました。筆に絵の具をつけて、画用紙に色を広げていきました。筆で色を塗る感触や、水の量によって濃さが変わることなど、様々な発見があったようです。(写真上)
 2年2組で、読書感想文の指導が行われていました。2冊の本(「かわいそうなぞう」と「かたあしだちょうのエルフ」)から、好きなお話を選んで感想文を書かせていました。
 感想文は、普通の作文とは違い、誰もが苦手としていたのではないでしょうか。私も子どもの頃、たいてい夏休みの宿題に読書感想文があり、8月の終わりに苦労した思い出があります。本を見ながら書いていたら、あらすじを書いているだけになってしまったことが何回もありました。
 2年生では、いきなり作文用紙に書くのではなく、感想文を構成するための作文メモが書けるワークシートを利用していました。一番おもしろかった場面や心に残ったところ、かわいそうだなと思った場面を書き出してから、作文用紙に向かわせていました。…とは言っても、作文用紙のマス目をうめていくのは難しかったようです。何人かの子の鉛筆が止まったままでした。(写真中)
 「かわいそうなぞう」は、評論家の秋山ちえ子氏が平和への願いをこめてラジオで朗読し、テレビでも紹介されたお話です。戦争中、上野動物園で三頭のゾウが殺されました。本当にあった悲しいお話をもとにした名作絵本です。
 「かたあしだちょうのエルフ」は、木版画の絵が印象的な絵本です。子ども達を助けるためにライオンと戦い、エルフは片足を失います。ある日、襲ってきた黒豹から子ども達を守るため、エルフは弱った体で最後の力を振り絞ります。・・・こちらも悲しいお話です。
 3年生は、2学期の総合の学習の時間に、1学期に育てたカイコの繭を使って学習をしていきます。1学期から夏休みにかけてできた繭は、冷蔵庫に入れて保管してありました。今日は、一人一人が繭を手に取り、じっくり観察をしていました。(写真下)
 今後は、繭から生糸を取り出す工程を体験するようです。繭の糸取りは、鍋にお湯を沸かし、繭を温めてから糸を紡いでいきます。1学期に育てたカイコが作った繭から、どのように、そしてどれだけの糸が取れるか、今から楽しみな様子でした。
 昔の人は、カイコのことを「お蚕さん」、あるいは「お蚕様」と敬意を表して呼んでいました。人にとって、生きていくために必要な生糸を生産してくれる大切な虫がカイコでした。カイコを漢字で書くと、「天」の「虫」と書くわけです。

9月15日(水)

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 昨日に続き、旭町小の校歌についての話題です。4年1組で、道徳の授業が行われていました。「わたしたちの校歌」という資料を使って、よりよい学校生活や集団生活の充実について考えさせる学習です。そして、校歌だけでなく、昔から大切にされてきたものや学校のよいところを見つけて、これからも学校生活を楽しくしようとする心情を育てることをねらいとしています。
 教室のモニターには、旭町小の校歌を作詞した まど みちお さんの姿が映し出されていました。そして、担任の先生からは、その まど みちお さんの詩集を手に、いくつかの詩を紹介してあげていました。(写真上)
 校歌ができたのは、昭和35年と記録されています。学校ができた当初はまだ校歌がなく、開校してしばらくしてから作られたようです。まど みちお さんは、実際にこの旭町小を訪れて作詞されています。当時の子ども達の元気な姿(毎日、元気に 心をみがく…♪)や、遠くに見える景色(秩父の山の むらさきを…♪)など、印象に残った様子が校歌にちりばめられています。さらに、「風うつくしい この丘」という言葉を校歌の題名として添えていただきました。当時は周りに建物が少なく、本当に高台の上にある学校という感じだったのでしょう。
 そして、昨日もお伝えしましたが、「『学校は どこ?』と聞く人に 見せましょう…♪」という印象的な出だしのフレーズこそ、まど さんらしさが表れています。まど さんの詩集でも、それぞれの詩の大きな特徴が「言葉の楽しさ」にあります。ある時、まど さんは、「言葉だって遊びたがっている。」と言っていたそうです。100歳を過ぎても詩を作り続けた まど さんに対し、改めて素敵な方だなと思いました。4年生の子ども達は、自分たちの校歌を見つめ直し、どこが気に入ったでしょうか。
 6年2組では、毛筆を使った書写の学習が行われていました。小筆を使い、「あけびゆらす秋風」という文字を書きました。穂先の動きと、点画のつながりに気をつけて書くことをめあてとした学習でした。「あ」「け」「ゆ」「ら」のそれぞれのひらがなは、最後の「払い」の穂先が次の文字の一画目に向かっていく気持ちで書くことが大切です。平仮名独特の柔らかさが表現できるように、小筆の使い方を練習しました。
 ところで、実物のあけびを、子ども達は見たことがあるでしょうか? 教室のモニター画面に、あけびの写真を映し、子ども達に見せてから書き始めるようにしていました。(写真中)
 あけびは、つる性の植物です。大きな木にからまるようにして伸びていき、地面から高いところに紫色のきれいな実をつけます。だから、秋風によってあけびが揺れるというわけです。さらに、あけびの味を知っている子はどれだけいるでしょうか? 時々、スーパーに売っていることがあるから驚きですが、田舎に暮らしていないとなかなか味わえないかもしれません。あけびは、ぱっくりと割れた実の中の白いゼリー状の部分を味わいます。たくさんの小さな種が含まれていて、ほんのり甘い優しい味がします。
 私があけびを初めて食べたのは、教員になりたての頃、下田学園(練馬区の健康学園)に勤務していた時のことです。海のすぐ近くにある学園でしたが、山の幸にも恵まれているところでした。
 5年生は、理科の時間に「植物の実や種子のでき方」の学習をしています。1組の子ども達が、実際に植物の花のつくりを観察するために、外に出てきました。アサガオやオシロイバナ、ムクゲの3種類の花を観察し、似ているところや違いについて調べていました。観察を通して花の中心部におしべやめしべがあることに注目させ、今後はその役割について、さらに学習を深めていきます。
 旭町小では、中庭の池の近くにヒガンバナが咲いています。他の花と同様に、今年はヒガンバナも、いつもの年より早めに開花し始めています。(写真下)来週木曜日の23日が秋分の日です。例年であれば、ヒガンバナの群生で有名な巾着田で、この時期に曼殊沙華(まんじゅしゃげ)祭りが行われます。しかし残念なことに、人が集まらないように、昨年に続いて花は全て刈り取ってしまったようです。来年は咲くのだろうかと心配になるかもしれませんが、安心してください。ヒガンバナは、花の時期が終わってから葉が茂り、球根を太らせます。花を刈り取ったことで、逆に栄養分を使わずに済んだ分、立派な球根ができることでしょう。来年は、2年分の栄養を蓄えて、見事な花が期待できそうです。

9月14日(火)

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 6年1組で、道徳の授業が行われていました。「世界人権宣言から学ぼう」という資料を使った授業でした。いつもの道徳の内容とは違い、登場人物や日常生活の一場面が書かれたものとは異なる資料になっています。内容項目としては、「規則の尊重」について考えさせる授業でした。(写真上)
 世界人権宣言を参考に、みなさんのクラスの「クラス人権宣言」を作ってみませんか・・・という言葉の後に、谷川俊太郎さんが子どもにも分かりやすいように訳した世界人権宣言が掲載されています。さらに、全部で30条から成る宣言のうち、特に身近な内容であるものに印がつけられています。
 例えば第1条は、「みんな仲間だ」という題がつけられ、「私たちはみな、生まれながらにして自由です。一人一人がかけがえのない人間であり、その値打ちも同じです。だからたがいによく考え、助け合わねばなりません。」と書かれています。
 もともとの原文よりも、小学生にとても分かりやすく訳してあります。授業では、自分の気に入った条文を選び、クラスの友達と意見交流をしながら理解を深めていきました。人権について取り上げるだけで、規則の尊重のみならず、道徳の多くの内容項目に触れて考えさせる授業ができそうでした。
 音楽室では、4年1組がタブレットを使った授業をしていました。先生が旭町小の校歌についての問題を作り、子ども達のタブレットに配信します。校歌の1〜3番までの歌詞に関する問題に子ども達が回答して先生に送ると、何問正解したかがすぐに集計できるようになっていました。(写真中)
 どこの学校の校歌もそうですが、校歌には歌詞が共通しているところと、少しずつ違う言葉が入っている部分とがあります。旭町小の校歌は、1〜3番とも、出だしの部分に特徴があります。1番では、「学校は、どこ?」ときく人に…で始まるのに対して、2番は「卒業は、いつ?」ときく人に…になっています。そして3番は「のぞみは、なに?」ときく人に…で始まります。
 歌わない音楽の授業が続いているため、学校の校歌もしばらく口ずさめない状況です。始業式や終業式でも、校歌は省略しています。子ども達が校歌を忘れないようにと、音楽の時間に時々取り上げて意識を高めるようにしています。詩人のまど みちお さんからいただいた旭町小の校歌「風うつくしい この丘」は、学校の誇りでもあります。全校児童で声高らかに歌える日が、とても待ち遠しく感じられます。
 6年生は、図工の時間に「小さな行灯(あんどん)」という作品に取り組んでいます。1学期から時間をかけて製作してきました。行灯は、日本の伝統的な屋内用の照明器具として使われていました。ろうそくや油を燃料とした炎が主流でしたが、最近では電球を使い、おしゃれな室内インテリアとしても利用されています。
 4面の板に模様をデザインし、電動糸のこを使い苦労して窓となる部分をくり抜きました。板に色を塗ってから、今日は裏から白い紙を貼り、立体に組み立てる工程に取り組みました。
 板の接合部分にボンドをつけて貼り合わせていくのですが、5mmほどの厚さの板です。釘を打つことができず、ボンドのみで接着させ、マスキングテープで固定していきました。完成し、中にランプを入れるのが今から楽しみです。(写真下)

9月13日(月)

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 1年生は、算数の時間に「10よりおおきいかず」の学習をしています。1学期は、10までの数を数えたり、たし算やひき算の学習がありました。今学期は、さらに大きな数についての数え方や数の読み方、数の構成について学んでいきます。
 1年生の算数の教科書に、数直線が出てきます。「数直線」という言葉は、3年生で指導することになっています。低学年では、「かずのせん」という言い方をします。等間隔の整数の目盛りがあり、右に行くほど数が大きくなるように書かれています。いろいろな動物たちの跳んだ位置が数直線に記されていて、それぞれの数の大小を比べる学習をします。また、数直線を見ながら、基準の数との大きさを比べたりもします。(写真上)
 今回の単元では、40までの数について学習します。そして3学期には、さらに大きな数となる120までの数について学んでいきます。
 5年生が学年合同で行う体育館体育が、今日から始まりました。来月の体育発表会に向けた学年練習のスタートです。5年生は、旭町小の運動会では伝統となっているソーランに取り組むようです。体育館に集合する前に、各クラスで動画を視聴しました。過去の運動会のビデオを見て、ソーランがどのような動きで行われていたのかを見ました。(写真中)
 昨年は運動会が中止になったので、今の5年生が3年生の時まで、毎年その年の5年生がソーランを踊っていたはずです。低学年の子ども達にとって、5年生のソーランや6年生の組体操は、あこがれの表現種目と言ってよいでしょう。いよいよ自分たちの番だという気持ちが高まってきたでしょうか。
 4年生は、国語の時間に「ごんぎつね」の学習に入りました。(写真下)下の教科書の最初に出てくる物語教材です。新見南吉が書いたこの作品は、昔から4年生の国語の教材として親しまれてきています。29歳という若さで亡くなった新見南吉でしたが、18歳の時に書いたのがこの作品であったというから驚きです。
 「ごんぎつね」は、情景描写がとてもうまく表現されている物語です。記述から想像力を働かせ、見えない心をどう読み解くのかがポイントとなります。そういう部分はまだ4年生には難しいかもしれません。しかし、相手の気持ちをしっかり理解し始める10歳を迎える4年生にとっては、うってつけの教材と言えそうです。
 教科書の挿絵は、改訂のたびに変わる場合があります。今回の4年生の教科書では、はっきりとした色合いの絵になっています。とても印象的な場面の一つに、六地蔵のかげで葬儀の列を見守るごんの姿が描かれたページがあります。「墓地には、赤いひがん花が、赤いきれのようにさき続いています。」という本文に合わせて、不思議そうに見つめるごんが描かれています。真っ赤な彼岸花が印象的なシーンです。ごんが、兵十の母親が亡くなったことを知るとともに、自分のいたずらを悔やむ気持ちが芽生えてくる重要な場面でもあります。彼岸花の赤色が、ごんの心に温かな火が灯ったことを暗示しているように思えてなりません。

9月11日(土) その2

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 3校時に、地震を想定した避難訓練を行いました。当初の予定では、続けて保護者の方々に学校まで来ていただく「引き取り訓練」を計画していました。練馬区では、震度5弱以上の地震が発生した場合は、児童を学校に留め置き、保護者への引き渡しを行うことになっています。
 11時に非常放送を入れて訓練をしました。低学年の教室を見に行きましたが、どのクラスも真剣に取り組んでいました。
 今日は廊下までの避難とし、全校児童に放送で次のような話をしました。
・・・今日は、大きな地震が起きた場合の避難訓練を行いました。廊下までの避難を行って終わりにしましたが、本来であれば、保護者の方々に来ていただく「引き取り訓練」を行う予定でした。
 練馬区では、震度5弱以上の地震が起きた場合は、子ども達をそのまま下校させずに、保護者の方々にみなさんを引き取りに来ていただくことになっています。緊急メール配信をして、「大きな地震が発生したため、学校まで来てください。」という情報を伝えます。それぞれの家から保護者の方が来て、みなさんを連れて帰ってもらいます。
 しかし、普段は仕事をされている保護者の方々がほとんどです。会社から学校まで来るにはとても時間がかかるでしょう。大きな地震が発生した場合は、電車や自動車が全く使えなくなります。何時間もみなさんを引き取りに来られない場合が考えられます。それでも、引き取りに来るまでは、必ずみなさんを学校に留め置いて安全を守ります。
 学校は、大きな地震に対しても崩れることはなく、大変丈夫なつくりになっています。地域の避難拠点になっていて、防災備蓄倉庫にはたくさんの人達が避難してきた時のために、食料や水、毛布などが蓄えてあります。ですから、保護者の方の引き取りが夜中になっても、次の日の朝になっても大丈夫です。
 全国で、「防災の日」とされている9月1日からの一週間を、「防災週間」に位置付けています。日本では、毎年多くの災害が発生しています。地震だけでなく、台風や大雨などにも、これからの時期の災害として気をつけなければなりません。学校から帰る時に危険であると判断した場合には、家の人達に迎えに来てもらう「引き取り」があるということを覚えておいてください。また、家にいる時に大きな災害が発生した場合の備えについても、家の人と相談しておくようにしましょう。・・・

9月11日(土) その1

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 1校時に、6年生が体育館で体育発表会の練習を行っていました。ちょうど2か月前の7月の第二土曜日に、6年生がブリッジの練習をしている様子をお伝えしました。組体操の一人技を1学期中にいくつか指導し、夏休みに自分で練習しておくことになっていました。今日は、その成果が表れたでしょうか。(写真上)
 コロナ禍になる前の運動会では、多くの学校で高学年の組体操を見る機会がありました。実際に、私もこの旭町小で担任をしていた頃、6年生の担任を4回行い、そのたびに組体操を指導しました。コロナ禍となった昨年度は、感染症対応の組体操を実施した学校がいくつかありました。子ども同士が組み合わない、一人技を中心にした表現運動です。ピラミッドやタワーなど、過去の組体操を見たことがある方々にとっては、ずいぶん違った表現に感じられたことでしょう。しかし現在は、感染症対応をしながらどのような表現運動ができるのかを、どこの学校も模索している状況です。
 一時期、組体操の危険性ばかりが取り上げられ、批判されたことがありました。一方で、昔から組体操が根強く残っているのには、その練習過程の中に意義があることを忘れてはなりません。とかく力強さがクローズアップされてしまいがちですが、全員の息を合わせた動きの美しさも組体操のすばらしさの一つです。今回の6年生の表現は、音楽に合わせて隊形移動をするなど、今までと違った組体操の見方を提案していくことになるでしょう。
 2年2組では、タブレットPCを使ったアンケート調査を行っていました。アンケートの内容は、今月の29日(水)に行われるセレクト給食についてです。
 Google フォームを使って、栄養士さんがアンケートの書式を作成しました。今までは、プリントに記入して全校児童分の集計をしていました。タブレットを使うことで、集計にかかる時間が短縮され、紙の節約にもなります。
 セレクト給食は、デザートのカップケーキを2種類の味から選べるようになっています。(当日の献立のスパゲッティとサラダ、牛乳は全員一緒です。)タブレットでアンケートのフォームに入ると、「プレーン」と「ココア」の選択肢が見えてきました。どの子も、悩みに悩みながらクリックし、送信ボタンを押していました。(写真中)
 昨日、他校に出張に行く機会があり、光が丘公園内を自転車で通っていて気が付きました。キンモクセイが早くも咲き始めていたのです。普段なら、10月の初旬に咲くので、3〜4週間も早く開花したことになります。9月に入ってこれだけ涼しい日が続けば、キンモクセイだけでなく、全ての花木があわてて秋の準備をし始めているのかもしれません。
 旭町小にもキンモクセイの木があります。中庭に大きな木が1本、そして校庭の三角すべり台の後ろにキンモクセイの垣根があります。中休みに校庭のキンモクセイのところに行ってみると、次々といろいろな学年の子ども達がやってきました。キンモクセイの香りとすぐに分かった子がたくさんいました。マスクを少しずらして、数日間しか香らない匂いを楽しんでいました。(写真下)
 昔、香水入りのガムがありました。当時は珍しかった箱入りのガムで、金色の高級感のあるパッケージでした。(商品名「イブ」)キンモクセイの香りがするガムで、子どもながらに「香りをガムにするのはすごい!」と感激したものです。

9月10日(金)

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 久し振りに朝から太陽がまぶしい青空が戻ってきました。気温もぐんぐんと上がり、普段の9月のこの時期らしい、残暑が感じられる陽気になりました。
 今日は、今まで外でできなかった学習にいろいろなクラスが取り組んでいました。その一つが、6年生の理科の学習における「月と太陽の観測」です。月の形の変化に注目し、それが太陽との位置関係で決まるということを実際に観測して確かめていきます。
 1組の子ども達が、方位磁針と遮光板を持って校庭に出てきました。遮光板を目に当てて、まず方位磁針で太陽の見える方角を確認しました。次に、太陽の高さの観測です。星や月、太陽の高さを測定する時に、「握りこぶし法」を使うのが便利です。腕を伸ばして水平に握りこぶしをつくり、両方の握りこぶしを重ね合わせながら高度を測る方法です。握りこぶし1つが約10度になり、水平の位置から真上の垂直の位置までが、ちょうど9つ分の90度になります。天体の高度を知るために、自分の腕が便利な分度器の役割をするということです。(写真上)
 ところで、月は今どこに? ・・・実は、太陽の位置のすぐ左隣に出ていたのです。昼間なので、そして太陽の近くにあるので見えないだけです。今日の月齢は3.0なので、薄い三日月が夕方の西の空に見えるはずです。
 5年生は、国語の時間に「どちらを選びますか」という「話すこと・聞くこと」の学習をしています。お互いの立場や意図を明確にしながら計画的に話し合い、考えを広げたりまとめたりすることをねらいとした学習です。(写真中)
 「休日をペットと過ごすために、犬か猫を飼うことにしました。どちらにしたらよいでしょう。」という教科書にあるテーマで話し合いが進められていました。犬をすすめるチームと、猫をすすめるチーム、そして双方の意見のやり取りを聞く側のチームに分かれて話し合いを行いました。まずは、各自でなぜその動物をペットとした方が良いのかを考えます。そして同じチーム内で意見をまとめてから討論会がスタートします。最後に、聞く側のチームがどちらがより説得力があったかを判断します。
 簡単なディベートを授業で取り入れた感じですが、こういう「話す力」が今後とても重要になってきます。自分の好みはどちらの動物でも良いのです。要は、自分の説明でいかに聞いている人を納得させられるかという話し合いです。と言いながら、私は圧倒的に犬派ですが…。6年生の国語でも、「聞いて、考えを深めよう」という討論の学習があります。
 6年生が、学年合同で校庭に出て、100m走のタイム計測をしていました。全力で走る子ども達の姿を見るのは、久し振りのことです。夏休みを過ぎて、6年生は全体的に背が伸び、大きくなったように思います。スタートダッシュといい、体を倒してカーブを走る姿といい、たくましさが感じられるようになってきました。
 来月の23日(土)に、運動会に替わる「体育発表会」を行います。短距離走も発表種目の一つになっています。当日は、さらに力強い走りを保護者の皆様に見ていただけるように、今後も練習に取り組んでいきます。
 とにもかくにも、来月には東京都の緊急事態宣言が解除されることを願うばかりです。保護者の方々に校庭に入っていただき、このような写真をしっかりとカメラに収めていただきたいと思います。(写真下)

9月9日(木)

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 6年生は、算数の時間に「円の面積」の学習をしています。円の面積=半径×半径×円周率(3.14)と覚えてしまうのは簡単なことです。しかし、どのようにこの公式ができたのかということを考えさせることが重要です。それは、算数の学習の難しさであると同時に、楽しさでもあります。
 円をたくさんの半径で切り取ると、細長い二等辺三角形(厳密には、底辺は円の弧であり、曲線です)がたくさんできます。それらを互い違いに組み合わせると、長方形ができます。長方形の面積は、「縦×横」・・・縦にあたる部分は「円の半径の長さ」であり、横にあたる部分は、「円周の半分の長さ」です。円周=直径×3.14とすでに習っているので、「円周の半分の長さ」=「直径×3.14÷2」・・・数式を並び替えて「直径÷2×3.14」・・・直径の半分は半径なので、長方形の横の長さは結局、「半径×3.14」となります。ゆえに、円の面積を長方形の面積に置き換えると、「半径×半径×3.14」の公式が導かれるということになります。
 これぞ数学的な面白さ・・・なのですが、6年生の何人が「そうか!」や「なるほど!」と思えたでしょうか。学校には、円の面積説明器という一年で一回だけ活躍する教具があります。円をばらばらに開いて組み合わせると、長方形になることが分かります。(写真上)
 今日は、低学年の各クラスに、外国語活動の授業がありました。6月にも外国語活動の授業がありましたが、その時のALTはマーク先生でした。今回は、ダニア先生がALTとして教室に入りました。
 ダニア先生は、ジャマイカの出身です。ジャマイカは、昔から陸上競技で多くのスプリンターが活躍している国です。今回の東京オリンピックでは、女子の陸上100mで金・銀・銅メダルを全て獲得し、表彰台を独占しました。
 また、ジャマイカの食べ物についても、子ども達に紹介してもらいました。スパイシーな「ジャークチキン」は、日本でも知られている料理ですが、ジャマイカの郷土料理だそうです。そして、ジャマイカの国民食となっているのが、「アキーアンドソルトフィッシュ」です。(今回、初めて知りました。)アキーは、ジャマイカでとれる果物だそうです。それと魚を炒めた料理とのことでした。ソルトフィッシュなので、塩漬けの魚なのでしょうか…ジャマイカは中南米の国ですが、衣食共にアフリカからの影響が大きいようです。(写真中)
 外国語活動の授業として、1年生は英語で行うあいさつを、2年生は図形の名前を英語で言うゲームを行っていました。
 今日も雨の一日となりました。中休みに、1年生から3年生の自由研究を見て回りました。低学年では、家で飼っている生き物の研究に取り組んだ子が何人かいました。犬や猫を飼っている子が、写真を撮って紹介したものがありました。また、金魚やインドフグを飼っていることを紹介した自由研究もありました。インドフグは、淡水で飼育できるフグの仲間です。どの動物も、ペットとして家族みんなでかわいがられている様子が感じられました。
 3年生は、廊下にたくさんの自由研究が2クラス分展示されています。自分が担任をしていた時に、自由研究の発表会の後、様々な賞をクラスみんなで選んだことがあります。「努力賞」や「がんばったで賞」に値する作品を見つけました。手作りの「人生ゲーム」を作った自由研究です。
 人生ゲームは、子どもから大人まで、年齢を問わずに楽しめるボードゲームの定番として有名です。私の家にも、子どもの頃にありました。お金はドル札を使いますが、金額の計算をする勉強にもなりました。
 最近では、テレビゲームとしての人生ゲームが定着しているのでしょうか。いろいろな材料を駆使して、昔ながらのボードゲームとしての人生ゲームを手作りしたのは、努力賞以上に値します。運命を左右する「ルーレット」も工夫して作ってありました。さらに、マス目にはちゃんとお金が増えたり減ったりする出来事が考えられて書かれていました。必見です。(写真下)

9月8日(水)

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 5年1組では、1校時にタブレットPCを使った調査を行いました。今年度、東京都の調査として実施することになった「児童・生徒の学力向上を図るための調査」です。子ども達には、「この調査は、自分の学習の進め方を振り返り、これからの自分の学習をよりよいものにしていくきっかけとするものです。」ということと、「先生が皆さん一人一人の学習の進め方を知ることで、今後の授業をよりよくしていくことも目的としています。」と説明しています。
 全員がタブレットPCを使い、ネット環境を通して回答していきます。設問に対して当てはまる選択肢を選んでいく方法になっています。各教科への関心や、どのように学習しているかなどの設問があったようです。都内全ての小学校4年生〜中学3年生を対象とした、かなり大掛かりな調査となっています。
 調査のホームページに入ったら、各自に割り振られた個人番号とパスワードを入力してから始まります。どの子も、ログインが完了すると、20分ほどで調査を終えることができていました。(写真上)
 2校時は6年1組が・・・となったところで、接続がうまくいかなくなりました。すぐに区から連絡があり、全都的につながらなくなり、調査を一旦中止することになりました。実は、今週月曜日にも同じことがありました。4年生が調査を行う予定だったのですが、アクセスが集中したためか、つながらなくなりました。区からの指示で、今週の月曜と火曜に行う予定であった4年生は、来週に延期することになりました。今日からはつながるということで臨んだウェブ調査でしたが、結局できずじまいです。現在のところ、今後どうするかはまだ明確に示されていません。
 緊急事態宣言が延長になり、「オンライン授業を…」という風潮が強くなりました。しかし、東京都のウェブ調査でさえこの様態なのです。
 1年生は、1学期にひらがなを学習してきました。毎日一文字ずつ習い、5月〜6月頃までかかりました。そして、2学期に入ってからは、漢字とカタカナを新たに学習します。1年生で学習する内容は、国語の時間だけでもとても多いことが分かります。(写真中)
 カタカナの学習で困るのは、一度全てのカタカナを指導しても、その後の学習の中でカタカナを使わなければ忘れてしまいがちになることです。それほど多くカタカナが出てくるわけではないので、なかなか習熟が進まないところがあります。それだけに、これからは読書が大切になってきます。
 中学校の先生方の声として、カタカナが書けない中学生の話を聞いたことがあります。学力が低い子ほどカタカナがすぐに出てこない、あるいは誤りが多いというのです。大人でもカタカナの「シ」と「ツ」や「ソ」と「ン」の書き方が違う人を見かける時があります。小学校での基礎学力の重要性を感じます。
 ところで、一番使われないのは「を」のカタカナではないでしょうか。大人でも意外と知らない「を」のカタカナをご存知でしょうか?
 6年生は、理科の時間に「月と太陽」の学習をしています。2組は視聴覚室に行き、部屋を暗幕で暗くして、月の見え方の実験をしていました。ソフトボールを月に、そして懐中電灯を太陽に見立てて実験をしました。ソフトボールに懐中電灯の光をいろいろな方向からあてて、月の形の変わり方を調べていきました。(写真下)
 月と太陽の位置関係で、三日月に見えたり半月や満月に見えたりしてきます。しかし、この実験では光の当たる方向によって月の見え方が変わるといったことが明らかになるだけで、なかなか実際の地球上での月の見え方にリンクさせて考えるのは難しいことです。
 それよりもなによりも、実際の月や太陽を観測するのが一番大切なことです。しかし・・・天候が悪く、太陽を見ることができない日が続いています。月も同様です。しかも、現在の月は新月(太陽と同じ方向にあり、光って見えない。)です。今週末頃から三日月が夕方の西の空に見えてくるでしょう。

9月7日(火) その2

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 5年1組で、2学期最初の家庭科の授業がありました。夏休みの課題として、ゆで野菜の調理実践を各家庭で行うことになっていたようです。昨年度から、感染症対応のために、家庭科の調理実習は学校で行うことができません。高学年の家庭科の授業では、どの子も一番の楽しみが調理実習であるだけに、とても残念なことです。
 夏休み中に調理実践をした記録が、各自のタブレットPCを使って上手にまとめられていたのでびっくりしました。5年生は、バケツ稲の記録も各自でタブレットに入力し、写真も貼り付けるようにしています。同様に、家庭科の記録もていねいにまとめられていました。プリントアウトするのは、学校で先生方が行っています。子ども達のタブレットPCのデータを先生が確認し、職員室のプリンターから出力することができます。(写真上)
 ニンジンやブロッコリー、キャベツを使ってゆで野菜サラダを作った子がいました。野菜がかたいままにならないようにゆでるのが大変だったと書いてありました。ドレッシングも手作りしたようでした。家の人からは、「あえて手伝わなかったけど、試行錯誤しながらよく頑張りました。とてもおいしかったです。」という感想が添えられていました。
 じゃがいもとブロッコリーのマヨネーズサラダに挑戦した子がいました。じゃがいもは水からゆでて、竹串をさしながらゆで具合を調べたことが書いてありました。また、彩りを良くするために、ゆで卵も付け加えたそうです。(家の人のアドバイスがあったのでしょうか…)作るだけでなく、食器洗いもがんばったことが書いてありました。家族から「お店で出てきそうで、すごく美味しかった。」と言われたそうです。最高の褒め言葉ですね。
 2年生は、国語の時間に「ことばでみちあんない」という学習をしています。相手にきちんと伝わるように、順序よく話しをすることをねらいとした学習です。
 教科書に、公園内の地図があります。友達と電話をして、待ち合わせ場所を公園のベンチにしました。電話の説明で、公園のあちこちにあるどのベンチのことを言っているのかをまず考えさせました。「公園の入り口を入って、まっすぐ行ったら、ばら園があるよ。しばらく行ったら右に曲がって。そこにあるベンチで待っているね。」という内容でした。地図では、右に曲がる道が2つあり、当然子ども達の意見も分かれます。「しばらく行ったら」がどの程度のことを言っているのかが相手に伝わりません。そこで、自分だったらどのように説明をするのかを考えさせます。(写真中)
 自分の家から学校までの行き方を説明させると、子ども自身は分かっていながら、初めて聞く相手には伝わらないことが多いものです。また、学校での出来事をきちんと伝わるように話すことができているでしょうか。誰が、誰に対して、何をどうしたのか…子どもは繰り返し経験を積みながら相手に伝わる話し方を身につけていくものです。国語の「話すこと・聞くこと」の学習は、こういうところでも大切であると感じます。
 3年生は、理科の時間に「動物のすみか」という学習をしています。身の回りの生物が、その周辺の環境とどのようにかかわって生きているかを調べる学習です。
 教科書の後ろの付録ページに、いろいろな虫のシールがついています。教科書には、雑木林や野原の絵が描かれていて、セミやバッタ、ダンゴムシのシールを貼るようになっていました。子ども達は、自分の今までの経験から虫がいる場所を予想して、それぞれの虫のシールを貼っていきました。(写真下)
 葉の裏や石の下、草むらの中など、虫たちは自分の住みかとする場所がだいたい決まっています。この学習は、とにかく子どもを外に出して、自由に虫の観察をさせることが一番です。旭町小は、そういう環境に恵まれています。校庭の周囲や中庭に行くと、きっといろいろな虫に出会えるはずです。
 ところで、昆虫を扱った夏休みの自由研究が、校内のあちこちで見られます。中でも、セミについて調べた作品が目に留まりました。2年生に、いろいろなセミの幼虫(抜け殻です)と成虫の標本を作った子がいました。(しかも、幼虫はオスとメスをそれぞれ標本にしてあります。)光が丘公園などに行くと、たくさんのセミの種類を見つけることができそうですが、そこから種類を見極めるのは大変なことです。抜け殻を見ただけでオスとメスを区別することができるのは、私も初めて知りました。

9月7日(火) その1

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 全校朝会は、Zoomを使って行いました。ちょうど先日、パラリンピックが終わったこともあり、「パラリンピックの山田選手から学ぼう」という話をしました。
・・・今日は最初に、パラリンピックについてのお話をします。おとといの日曜日の夜、東京2020パラリンピック大会の閉会式がありました。パラリンピックとは、身体に障害がある人を対象とした、世界最高峰の障害者スポーツ競技大会です。世界的に有名なスポーツ大会であるオリンピックと同じ年に、そして同じ場所で開催されることになっています。夏休みの終わり頃から始まり、いろいろな競技が行われていました。みなさんも、テレビを通じてパラリンピックの競技を見て、様々なことに気がついたり、すごいなと思ったりしたのではないでしょうか。
 校長先生は、多くのパラアスリートの中でも、水泳で2つの銀メダルを獲得した山田 美幸選手の活躍が一番印象に残っています。女子100m背泳ぎと50m背泳ぎの2つの種目に出場して、どちらの種目でも銀メダルをとりました。山田選手は、まだ14歳です。メダルを獲った後、インタビューに答える姿は、とても明るく前向きに生きている女の子という印象を受けました。
 山田 美幸選手は、生まれた時から両腕がなく、両足にも障害があるため、普段は電動車いすを使って生活をしています。お母さんのすすめで、5歳の時から水泳を始めたそうです。5年前、ブラジルのリオデジャネイロで行われたパラリンピック大会をテレビで見て、本格的に世界の頂点を目指し練習に励みました。背泳ぎというのはどういう泳ぎ方であるか、みなさんは知っていますか? 水面に顔を出して、両腕を大きく回して水をかき、さらに足も動かして頭の方向に進んでいく泳ぎ方です。山田選手は両腕がないので、足だけで泳ぐことになります。さらに両足の長さが違うという障害もあるので、まっすぐに進むのが難しいのです。体のバランスをとりながら全力をふりしぼって泳ぐ姿は、多くの人達に感動と勇気を与えてくれました。山田選手が銀メダルを獲った競技の動画を、インターネットを通じて見ることができます。全校朝会の後、各クラスで担任の先生からその動画を見せてもらってください。
 さて、身体に障害がある人達の競技大会としてのパラリンピックについて話をしてきました。しかし、山田選手のように大きなハンディキャップとなる障害でなくても、私達の身の回りにはいろいろな障害があるということを理解しておかなければなりません。通常の生活では困難なことを「障害」と言うのであれば、障害をもって日常生活を送っている人はたくさんいます。例えば、視力が悪い子は、メガネを使ったり、座席を前の方にしてもらったりしています。校長先生も、時々メガネを使っています。また、耳に障害がある子は、補聴器という小さな機械を使って音を聞くようにしています。練馬区のいくつかの学校に「聞こえの教室」があり、専門の指導を受けている子が区内にたくさんいます。同じように「ことばの教室」があり、発音や話し言葉の専門指導を受けている子がいます。さらに、「こぶしルーム」のような巡回指導の教室がどこの学校にもあり、落ち着いて学校生活が送れるようにがんばっている子もいます。
 他にも、ぜんそくなどのアレルギーがある子や、食べ物のアレルギーがあって、給食を別なものに替えて食べている子がいます。大切なのは、どんな障害に対してもお互いを認め合い、理解し合うということです。・・・
 朝会の後、各クラスでYouTubeの動画を使い、山田選手の100m決勝の泳ぎを見ました。車椅子で入場してきた山田選手が、自らプールにポチャンと入りました。スタートすると、足だけで水をけって進みます。銀メダルを胸に笑顔でインタビューに答える姿が輝いて見えました。子ども達はどのような感想をもったでしょうか。(写真上)
 Zoomの朝会では、パラリンピックのシンボルマーク「スリーアギトス」と山田選手の写真を見せながら話をしました。2階の掲示板に貼ったところ、休み時間にたくさんの子ども達が見に来ていました。(写真下)

9月6日(月)

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 6年生は、国語の時間に「利用案内を読もう」という学習をしています。目的に応じて文章と図表などを結び付け、必要な情報を見つけられるようにすることをねらいとしています。
 普段私たちは、生活の中で様々な施設の利用案内や説明書、広告などから情報を得ています。しかしそれらは、時によっては膨大な情報量である場合があります。自分が今必要とする情報をすぐに知りたい時には、それらをどのように読んだらよいのかを考えなければなりません。教科書に掲載されている図書館の利用案内を例として使い、学習を進めていました。
 教科書の右ページには、ある図書館の利用案内が記されています。利用カードの作り方や、本を借りる冊数と期限、予約の仕方、開館時間と地図が書かれています。一方、左ページには、図書館のウェブサイト(トップページとイベントのページ)が載っています。(写真上)
 情報化社会において、自分が求めている情報を的確に手に入れることが欠かせません。今や小学生も、多くの学習でインターネットを使ったウェブサイトの検索をする場合があります。それらの情報から必要なものをすばやく見つける力は、今後のあらゆる学習に大いに役立つことでしょう。
 最近は、様々な説明書の多くが、インターネットからダウンロードして手に入れて使うようになってきています。家電製品を買うと、昔は分厚い説明書が一緒に入っていたものです。製品にもよりますが、必要な機能の情報だけで済む場合がほとんどです。そこで今は、簡易版や基本設定の説明書のみとし、「本」は必要ないという考え方のようです。詳しく知りたい場合は、ネットからダウンロードすることになっています。しかも、そのダウンロードのページにたどり着くのも、この単元で身につけさせたい力であると言えます。
 2年生は、算数の時間に「計算のしかたをくふうしよう」という学習をしています。先週は、3口の数のたし算について、順序を変えても答えは変わらないということを学習しました。(いわゆる結合法則と呼ばれるもので、A+B+Cでは、B+Cを先に計算した方が早い場合があることを学びました。)
 今日は、26+7の暗算について考える学習をしました。クラスの子ども達から、様々な計算のやり方が出てきました。26を20と6に分けて考えたり、7を4と3に分けて計算する方法などです。(写真中)
 数の分解・合成は、1年生の1学期から繰り返し行ってきています。学年が上がるにつれて四則計算の筆算が複雑になっていきますが、まずは基本となる簡単な数の暗算(2けた+1けた、2けた−1けた)を日常的に訓練しておくことが大切です。
 子どもの頃、ボーリング場のスコアは、鉛筆を持って手書きで行っていました。計算に時間がかかる自分に比べて、親戚のおじさんがとても速くてびっくりしました。「ボーリングは算数の勉強になるね。また連れてきてあげるよ。」と話していたおじさんは、計理士をしていた人でした。
 4年生は、総合的な学習の時間に「練馬大根を育てよう」という学習をしています。今日は、1組の子ども達が校庭の西側にある学年園に行き、種まきをしました。(写真下)
 練馬大根の種は、毎年練馬区から各学校に配布されています。旭町小では、4年生が毎年練馬大根と青首大根の種をまいて育てています。大根は、ちょうど今が種をまく適期です。ほんの数日遅くなるだけで、収穫に大きな影響が出ます。
 練馬大根は、他の大根に比べて細く長い大根です。大根用の畑は深く耕す必要がありますが、練馬大根はさらに深く耕さなければなりません。種は、ひと穴に3粒位ずつまきます。その後、間引きをしながら大きくしていきます。収穫は11月頃です。今年の4年生の大根は、うまく生育していくでしょうか。

9月3日(金)

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 1年生は、国語の時間に漢字の学習が始まりました。先日、2学期から使う漢字ドリルが配られていました。たくさんの漢字が書いてある中身を見ながら、これから勉強していくのがとても楽しみな様子でした。
 小学校6年間で習う漢字は、全部で1006字あります。1年生では、そのうちの80字を今日から学習していくことになります。1年生で習うのは、比較的画数が少なく、子ども達が日常的によく使う漢字がほとんどです。
 記念すべき、小学校で最初に習う漢字は何だと思いますか? 「一」や「二」から始まるのでは…と考えがちですが、そうではありません。(すぐに漢数字も出てきますが)2年前までは、「大」と「小」を最初に指導していました。しかし、昨年度から教科書が改訂になったため、「木」から始まっています。「やくそく」というお話に「木」という漢字が出てきます。続いて、「うみのかくれんぼ」という説明文で「大」と「小」の漢字を習います。
 漢字の学習では、書き順や「とめ、はね、はらい」を正しく書くことが重要です。先生のお手本に合わせて、指で空中に大きく「木」の字を書いてから練習しました。(写真上)
 5年生の自由研究は、4階の階段付近の掲示板前にまとめて展示してあります。中休みに、友達の作品を見るために何人かの子が集まってきました。(写真中)
 5年生の自由研究も、どれも工夫や努力の様子がよくうかがえる作品ばかりです。工作などのもの作りに取り組んだ子は、きちんとその製作過程を写真と文章で紹介する説明が添えられていてすばらしいなと思いました。また、理科に興味があるのか、科学実験に関する内容に挑戦していた子が何人かいました。氷の融ける速さについて調べた研究では、砂糖を入れた氷の方が食塩を入れた氷より融ける時間が遅かったそうです。また、ペットボトルで作った噴水実験に取り組んだ作品や、過冷却の仕組みについて詳しく調べた研究もありました。とても高学年らしい内容であると感心しました。
 面白いなと思ったのは、家族で誰がじゃんけんに強いのかを調べた研究です。研究の動機は、「お兄ちゃんがじゃんけんに弱いので、本当かどうか調べてみたいと思ったから…」と書いてありました。父・母・兄の3人と100回ずつじゃんけんをして調べた結果が、パソコンを使ってていねいにまとめてありました。そして、兄・父・母の順でじゃんけんが強いことが分かったと結論付けています。ステイホームならではの家族の温かみを感じる自由研究です。
 3年生は、国語の時間に「山小屋で3日間すごすなら」という学習をしています。友達との対話を通じて「話すこと・聞くこと」の力をつける学習です。
 「子ども探検隊として、3日間山小屋で過ごすことになりました。普段子どもだけではできないことをして自然とふれあうなら、どんな物を持って行きたいですか?」という問いかけから始まります。持ち物の決まりとして、食料、水、着替え以外のもので、グループで5つまで持っていくことができます。
 各自で考えた後、グループでしたいことと持っていきたい物を出し合い、その中から話し合って整理していきました。川で遊びたければ、水中メガネや釣りざお、バケツなどが必要になります。また、星空の観察をしたいのであれば、望遠鏡や懐中電灯が必要になります。グループで「対話」を通して持っていく5つの物を決めていきます。どのグループも、明日からすぐにでも山小屋に行くような勢いで、自分の意見を主張し始めました。しかし、これは国語の学習です。そして、ここが一番大切なところです。自分の意見だけを主張するのではなく、きちんと友達の意見を聞いて考えをまとめていかなければなりません。(写真下)

9月2日(木)

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 6年生は、国語の時間に「せんねん まんねん」という詩について、学習をしています。この詩は、まど みちお さんの作品です。まど さんは、皆さんご存知の通り、旭町小の校歌を作詞した方です。練馬区では、光村図書出版の国語の教科書を使っています。まど さんの詩は、教科書の扉に書かれたものを含めて、全ての学年に掲載されています。
 「せんねん まんねん」の詩は、絵本にもなっているので、その絵を見てみたいなと思いました。6年生の教科書には、うっすらとヤシの木と川の絵が載っているだけです。ちなみに、この詩を基に作曲した混声合唱組曲も有名です。
 詩の題名からして、生命のつながりを描いたものであることが想像されます。「いつかのっぽのヤシの木になるために…」で始まります。普通に考えると、ヤシの木が育つために、まずヤシの実が落ちる。そして、そこから芽が出て・・・となるはずです。しかし、そういう詩にはなっていません。ヤシの実が落ちた衝撃で、ミミズが飛び出してくるという方向に行くのです。そこが詩人のまど さんらしいところです。6年生の子ども達は、どう感じたでしょうか。
 ノートにていねいな文字を書く子がいたので、目に留まりました。大人顔負けのすばらしい字を書く子だなと感心しました。ノートにひく線は、きちんと定規を使って真っすぐに引いていました。メガネの置き方や鉛筆の持ち方を見ても、気持ちの良い学習姿勢であることが伝わってきます。(写真上)今、パソコンに向かっている自分の机の上が乱雑なのと、いつも使っているスケジュール帳の文字が酷いものであるのが恥ずかしく思えてくるほどです。
 1,2校時に、4年生の両クラスで自由研究の発表会がありました。両クラスを行き来しながら、何人かの発表を見ました。個性的な作品やすばらしい実験、そして貴重な体験を記録したものなどがたくさんありました。
 ダイヤルを回してふたが開く仕組みの箱(段ボールの手作り)や、携帯扇風機の仕組みを調べて電圧の変化をグラフにまとめた実験、自分で手作りのお弁当を調理したものなど、自由研究という名前にふさわしいものばかりでした。
 発表を見られなかった作品があったので、中休みにそれぞれの教室を訪れてみました。作品を置いてある棚の近くには、たくさんの子が集まってきていました。クラスの友達の作品を見ながら、すごいなと感じていたようです。(写真中)
 そこで、また新たに面白い研究を見つけました。「完ぺきな朝食を考える(コーンフレークは、完ぺきなのか)」という研究です。「コーンフレークの栄養素は、ほとんど牛乳で補っているのよね。」という漫才師のネタからヒントを得て取り組んだそうです。研究の動機がすばらしいなと感心しました。
 他学年の自由研究については、今後また紹介していきます。第二土曜の公開日が中止になったため、保護者の皆様にゆっくり自由研究を見ていただく機会がなくなってしまいました。13日(月)から、個人面談が始まります。どの学年も、廊下に自由研究を展示するようにしますので、個人面談で来校された際にぜひご覧ください。
 5年生は、理科の時間に「天気と情報(台風と防災)」の学習をしています。天気の変化については、1学期にも学習をしています。今回は台風に注目して、その進み方や天気の変化、さらには災害について学びます。
 電子黒板に、2年前の台風19号の衛星写真が映し出されていました。2019年の10月12日に関東地方を直撃した台風でした。第二土曜の公開日がある予定でしたが、前日のうちに一斉休校が決まったあの台風です。千葉県で屋根が飛ばされたり、長野県の千曲川が氾濫したりした、各地で甚大な災害が起こった台風でした。(写真下)
 思い出します…というか、一生忘れられない台風でした。(ここからは、私的な内容です。)12日の土曜の朝からすごい雨になり、私の家の近くの越辺川(おっぺがわ)も危険水域に達し始めました。上流の都幾川(ときがわ)が氾濫したという情報から、避難指示が出始めました。夕方、暗くなり始めた頃から風雨が強くなり始め、避難することにしました。車に愛犬と食料を積み、町役場の駐車場まで行きました。犬を連れていたので、避難所には入らずに車の中で台風が去るまで待ちました。夜中に自宅に戻りました。初めての経験でした。
 翌朝、ヘリコプターの音で目が覚めました。ニュースを見たら、土手の向こう側の坂戸市や川越市が大変なことになっていました。特養老人ホームが浸水し、救助活動が行われているのをテレビで知りました。
 先月は、西日本を中心に大雨の被害がありました。これから10月に向けて、台風による災害が心配されます。5年生の理科としての学習内容ではありますが、災害に対する教育としても扱っていきます。

9月1日(水) その4

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 全クラスで、タブレットPCの使い方を指導しました。GoogleのMeetを使い、担任の先生とクラスの子ども達一人一人とをつなぎ、授業支援として活用する方法を練習しました。(写真上)
 今後、もし学級閉鎖や休校があった場合には、学校と各家庭とをオンラインで結ぶことができます。しかし、ご理解いただきたいのは、現在の練馬区のICT環境では、全ての授業をオンラインで行うのは困難であるということです。また、オンラインでクラス全員とつながったとしても、教師の一方的な指示や課題の配布のみに留まり、教室での対面授業とは別物になります。オンラインでの授業は、本当に深刻な状況で子ども達が学校に来られない場合以外は、現段階では多用できないものと考えます。
 今日から、給食が始まりました。いつも4校時の途中に、栄養士さんが検食分の給食を校長室に届けてくれます。久し振りの給食を見て、「待ってました!」という言葉が思わず出ました。きっと、保護者の皆さんも同じ気持ちだったのではないでしょうか。
 夏休み中は、駅前の道路を渡ったところで、おにぎり2個を買ってから学校に来る毎日が続きました。ようやく、毎日いろいろなメニューのある給食が戻ってきました。子ども達の給食の様子を見に行くと、Zoomを通じて指導した通りに、静かに黙食を行っていました。無言ではありましたが、どの子も「おいしいよ」と伝えているような表情に見えました。(写真下)
 緊急事態宣言中は、栄養士さんや給食室の方々も対応を考えて調理にあたってくれています。本来ならば、手の込んだ給食内容が食育にとっては必要なことです。しかし、今は感染リスクをできるだけ減らすことを考えた給食調理となるようにしてもらっています。
 具体的には、配膳の手数がなるべく少なくなるような献立が考えられています。適切な栄養摂取を維持しながらも、品数をなるべく少なくして、配膳にかかる時間が短くなるようにしています。また、配膳時の感染リスクや喫食時間を減らすために、教室で和えたりトッピングを行う工程を入れないようにしています。普段であれば、教室で配膳する直前にドレッシングを混ぜることで、野菜の食感を良くすることが考えられますが、今はそれらを省くようにしています。
 その他にも、食材の発注の仕方や給食室内での調理方法等、細心の注意を払って給食が提供されています。ありがたいことです。

9月1日(水) その3

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 夏休み明けの初日は、まずどのクラスでも、休み中の課題を提出するところから始まります。夏休みの生活表やサマースキル、復習プリントなどを提出していました。
 1年生は、夏休みの宿題として絵日記(2枚)を書くことになっていました。先生の指示で机の上に絵日記を広げると、一人一人いろいろな夏休みを過ごしていたことが伝わってきます。
 家族でプールに行ったことや、花火をしたことを書いていた子が多かったようです。(写真上)今年のレジャープールは、中止になったところが多かったのではないでしょうか。絵日記には、水色の背景に2人の姿が描かれていました。「パパとおよいでれんしゅうしたら、およげたからうれしかった。」と文が添えられていました。1学期は天候が悪く、低学年のみ学校の水泳授業が1回もできませんでした。普段の年なら当たり前のように行けるプールですが、今年は貴重な機会となったことでしょう。
 夏の風物詩とも言える花火大会が、今年も全国的に中止になりました。私の家では、近くの土手の上に上がると、遠くに上尾や東松山、川越の花火大会を見ることができます。夏休み中の土曜日の夜には、いつも遠くから花火大会の音が毎年聞こえてきたものでした。しかし、昨年に続いて今年も、静かな夏の夜となりました。
 その代わり、家の前で家族で花火をした家庭が多かったのではないでしょうか。先週、近所の道路で、手持ち花火を楽しむ家族を見かけました。お父さんがビデオを撮ってあげていました。少ない夏の思い出を記録してあげているのだなと思いました。
 ベランダの天井にセミがいたことを絵日記に記した子がいました。「ママがせんたくものをほそうとしたら、ベランダのてんじょうにセミがとまっていました。すこしだけあるいていました。」…家族で出かけることができなかったとしても、こういう発見が貴重な夏の思い出になっているのですね。
 一方、6年生の教室では、学期始めの初日からテストがありました。漢字50問テストです。漢字の宿題として、練習プリントが3枚出されていました。そして、9月1日に50問テストをすることも予告済みです。8月の終わりに集中して練習した子が多かったのではないでしょうか。(写真中)
 6年生は、他にも2学期の目標カードを書いていました。学習と生活の目標をしっかり立てて、12月までの4か月間の学校生活をがんばろうという気持ちを高めました。
 中休みになり、久し振りに元気な子ども達の姿が校庭いっぱいに見られました。普段なら外遊びを奨励するところですが、緊急事態宣言中は教室で静かに過ごすことも認めています。しかし、旭町小の子ども達は外遊びが大好きで、多くの子が校庭に出てきます。
 鬼ごっこをする子やサッカーをする子、一輪車や遊具で遊ぶ子と、たいてい自分たちの遊び場と遊ぶ内容が決まっているものです。やはり子どもは遊んでいる姿が一番生き生きと輝いて見えます。(写真下)

9月1日(水) その2

 始業式後、続けてZoomを使って、感染症対応についての話を全校児童に行いました。画面にパワーポイントを使って作成したスライドを見せながら話しました。以下、その内容です。
・・・テレビなどで報道されているように、新型コロナウイルス感染症の拡大が全国的に広がってきています。デルタ株と呼ばれる、今までよりも周りの人にうつりやすい新しいウイルスが感染を広めています。現在、多くの都道府県で緊急事態宣言が出されています。東京都も、夏休み前から続いている緊急事態宣言がいまだに継続されたままです。ここで大切なことは、以前の緊急事態宣言とは重みが違うということです。人に伝染しやすいウイルスなので、今まで以上に十分に気をつけて学校生活を送るようにしなければなりません。これからお話しする感染症対策を聞いて、「またか、わかっているよ。」ではなく、「気を引き締めて感染を防ごう」という気持ちで受け止めるようにしてください。
 まず、毎日の健康観察をきちんと行ってから登校するようにしましょう。少しでも体の調子が良くない時は、学校を休むようにします。
 次に、マスクをしっかりつけて生活をすることです。そして、マスクをしている場合は、必要以上に大声で騒いだりするのはやめましょう。授業中は、マスクをしていると友達の発表が聞きにくいですよね。それだけに、だまって話を聞く姿勢、よけいな音をたてない心がけが必要です。
 基本、給食を食べる時以外はマスクをすることになりますが、激しい運動をする時はマスクをずらして使うようにします。まだまだ暑い日が続きます。熱中症予防や呼吸機能を守るために、マスクをあごにずらすなどして調節しましょう。ただし、マスクをずらしている時は、お話をしないということが欠かせません。
 学校では、いろいろな物や道具に触れる機会が多くなります。朝、学校に来てすぐ、あるいは中休みが終わったらすぐ、そして給食前など、こまめに手を洗うようにしましょう。ウイルスのついているところを触った手で、口や鼻、目を触って感染する場合があります。ウイルスは目に見えませんが、手洗いをしっかりすることで洗い流すことができます。
 「密閉・密集・密接」といった3密を避けるということは以前から言われていました。人との距離をある程度とることが重要です。教室内で距離をとるということは難しいことですが、話し合いをする時もなるべく離れて行うようにしてください。友達の肩に触ったり、抱き着いたりするようなことは絶対にいけません。
 まだ暑い日が続きますが、教室内の換気をしっかりするようにします。窓や廊下の出入り口を開け、空気が常に流れているようにしましょう。エアコンの他に扇風機も使って換気をするようにします。
 給食中は、だまって食べるようにします。マスクを外すこの時間帯が一番感染の危険が高くなります。おしゃべりをしないという約束をしっかり守ってください。そして、食べ終わった子からマスクをするようにしましょう。
 最後に、学校の外でも感染症対策をしっかり行うということです。練馬区では、今週と来週は午前授業となり、給食の後に下校することになりました。子ども同士が触れ合う機会を減らすためです。ですから、下校してからも、なるべく必要のない外出は避け、多くの人が集まる場所に出かけないようにしましょう。1学期に、練馬区内の小学生に対して、「公園で大声を出している子がいて困る」とか、「マスクをしていない子を見かけたので注意してほしい」という連絡があったそうです。地域には、お年寄りやいろいろな病気を持っている方、小さな子どもを連れたお母さんなどが感染症を心配して生活されています。学校から帰った後も、周りの人への気持ちを考えて、感染症対策を欠かさずに行っていくようにしてください。
 最後に、一番大切なことをお話しします。感染してしまった人への差別や偏見がないようにしなければならないということです。これだけ多くの人が新型コロナウイルスに感染しています。いつ、どこで感染してしまうかは、誰も分かりません。感染した人が悪いわけではありません。インフルエンザが流行すれば、自分もかかってしまうというのと同じです。お休みをしている人や心配をして学校を休んでいる人、事情があって学校に来ていない人もいます。休んでいる人のことをうわさしたりすることもあってはなりません。
 最初にお話ししたことをもう一度繰り返します。今までの感染症とは違う、人にうつりやすい強力なウイルスが広がってきています。一人一人がしっかり気を引き締めて感染症対策を行うようにしましょう。・・・

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