7日3日(水)2校時(9時35分〜)に、体育館にて情報モラル教室があります。5,6年生への指導の様子を公開いたします。続けて保護者向けの講習会もあります。ぜひご参加ください。

7月12日(月) その1

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 本日から、緊急事態宣言を受けた感染症対応で教育活動をすすめていきます。社会全体に「またか…」という雰囲気が出始めていますが、ここで気を緩めてはいけません。また、今日と明日、そして木曜日は、学期末の保護者会が予定されています。先月、今月と学校公開ができなかっただけに、せめて保護者会を通じて担任の先生から学級の様子を聞くとともに、教室の掲示物等をご覧いただければと思います。よろしくお願いいたします。
 今朝は、ユニセフ募金の最終日でした。お金の入った袋を手に、代表委員のもとに駆け寄っていく子ども達の姿が今日も見られました。
 1年生は、登校して教室での準備が終わると、すぐにアサガオの水やりをするのが日課になっています。ペットボトルに水を入れ、アサガオの鉢が置いてある教室の外に子ども達がやって来ました。
 7月に入り、アサガオの花が次々と咲いています。つるが伸び、お隣さんの鉢と仲良く肩を組むように、がっしりと絡み合っているところもあります。また、大きな葉っぱが茂るようになり、子どもの顔くらい大きなものも見られます。
 アサガオは、花色が豊富な植物です。今年の1年生の鉢を見ると、赤、ピンク、青、うすい水色、紺色など、赤系と青系でも様々な色合いがあってきれいです。一人一人子ども達の顔が違うように、アサガオの花色も様々でおもしろいなと思います。
 さらに、「覆輪(ふくりん)咲き」と言われる品種も混ざっていました。花びらの外側が白く縁どられた花色の品種です。(写真上)アサガオは、日本では江戸時代の園芸ブームで一躍全国に広まりました。(たくさんの記録が残っているそうです。)その頃、盛んに品種改良をして変わり咲きのアサガオを作り出し、品評会を開いていました。覆輪咲き以外にも、いろいろと変わった品種を当時の人達は楽しんでいたようです。江戸時代の人々の粋(いき)な姿は、こういうところにも感じられます。
 どれも味わいのあるアサガオで、ずっとこうして学年分を並べて鑑賞する毎日でいたいものです。・・・しかし、学年だよりでもお伝えしたように、今週中に各家庭に持ち帰ることになっています。夏休みに観察して記録をすることが宿題にもなっています。(昔から続く、1年生らしい夏休みの課題の一つです。)夏休み中も、たくさんの花を毎日楽しむことができるでしょう。昼間の直射日光はそれほどいりません。逆に日当たりが良すぎると、水切れしやすいので注意が必要です。
 4年生は、理科の時間に「星や月」の学習をしています。年間3回に分けて行う単元で、今回は「星の明るさや色」について学びます。1組では、星座早見盤の使い方を学習していました。観測する日付と時刻を合わせると、どの方位のどの高さに何の星が見られるかが分かります。(写真下)
 練馬区の旭町で、今の時期にどの程度星を見ることができるでしょうか? 最近は全く晴天に恵まれていませんが、もうすぐ梅雨が明けたら、ぜひ夜空を見上げさせてあげてください。「星の明るさに違いはあるか」ということと、「星の色に違いはあるか」ということを視点に調べます。・・・これらの違いが分かるためには、複数の星が見えなければなりません。
 夏休み中も…と言いたいところですが、緊急事態宣言中なのでそれも難しいかもしれません。しかし、もし田舎に行く機会があったら、夜空に注目させてあげてください。私の家の辺りなら、夜は恐ろしいほど真っ暗になり、無数の星を見ることができるのですが…。

7月10日(土) その2

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 当初、今日は第二土曜日の学校公開を実施する予定でした。事前に分散するグループまでお知らせしておきながら、中止という判断になりました。楽しみにされていた保護者の皆様には、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。代わりに、校長が1校時から3校時まで、隈なく授業の様子を見て回りました。どの学年のどのクラスも、新しい学年での成果が感じられる授業内容でした。
 音楽室では、3年生にリコーダーの指導が行われていました。リコーダーは、3年生になってから習う楽器です。最初はなかなか思うように音が出なくて苦労しますが、1学期中に指の押さえ方やタンギングの仕方を繰り返し練習していきます。そして、ようやく「シ」と「ラ」と「ソ」が吹けるようになるのが、通常の年の今頃です。
 ところが、今年はリコーダーを手にしていても、緊急事態宣言中で音を出すことができませんでした。持ち方や指使いを指導してもらっても、音が出せないリコーダーには子ども達の興味がわきません。
 ようやく、6月下旬からリコーダーを吹くことができるようになりました。最初に「シ」の音を出す練習をしました。そして次の「ラ」へ…というところで、来週からまた演奏禁止です。
 今日は、ここ最近練習した「シ」の音がきれいに出せているか、一人一人先生が確認をしていました。「シー、シー、シー」と、左手の人差し指と親指で、リコーダーの上下の穴をふさぐだけなのですが、それでも一人ずつ吹かせてみるといろいろな音が聞こえてきます。指の押さえ方だけでなく、息の吹き方に課題があったりという場合もあります。(写真上)
 結局、3年生のリコーダー指導は、1学期はここまでとなってしまいました。夏休みにリコーダーを持ち帰ると思いますので、興味のある子は家でも音の出し方を練習してみると良いと思います。
 3校時に、体育館で6年2組が体育の授業を行っていました。バランス(片足で立ち、手を伸ばす)や肩倒立(頭と肩をつき、腰を手で支えながら両足を上げる)、ブリッジ(さらに、ブリッジから片足を上げる)など、一人技を練習していました。(写真下)
 久し振りに見ましたね…そうです、6年生の組体操の一人技です。今年の運動会は、10月23日(土)に予定していますが、通常の運動会は考えていません。2学期の感染状況にもよりますが、今のところ学年ごとの練習の成果を見ていただく「体育発表会」(仮称)としての実施を予定しています。内容は、学年ごとの短距離走と表現(6年生は、それ以外にマーチング)を計画しています。
 6年生は、夏休み前にこの一人技のポイントをしっかり指導する予定です。夏休みの課題として、家で練習をしておくことになるようです。今日の練習では、「カエル倒立」という技もありました。両手を地面につき、肘の部分に膝の横をあてて、ゆっくり体を前に倒してバランスをとる技です。結構地面すれすれまで額を前に倒すのがポイントです。
 組体操は、一つ一つの技をきれいにピタッと決めることが重要です。学年全員の心が一つになって、48名でつくり上げる美しさを目指していきます。

7月10日(土) その1

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 今日は、ユニセフ募金日の2日目でした。朝早く代表委員会の児童が担当の先生のもとに集合し、打ち合わせをしてから募金箱を手に外に出ました。一人一人手作りの箱を持ち、正門側と南門側に分かれて立ちました。
 登校が始まり、募金を持ってきた子が次々と代表委員のところにかけ寄り、お金を入れていきました。背負っていたランドセルを下ろし、大切に紙袋に包んできた募金を見つけ、にこにこしながら箱に入れていた子がいました。受け取る代表委員の子も「ありがとうございました。」と言いながら笑顔になりました。募金は、単にお金を集めるだけでなく、心を受け取り心を返すものでもあります。(写真上)
 そんな様子を見て、「あっ、持ってくればよかったな…」と言っていた子もいました。来週月曜日が最後のユニセフ募金日です。ご協力をお願いします。
 2年生は、国語の時間に「お気に入りの本をしょうかいしよう」という学習をしています。先月は、読書旬間を利用して、様々な本に出合いました。その時にも、読んだ本を紹介するカードを書きましたが、今回は夏休みの読書計画に向けての指導内容となっています。
 教科書には、「ミリーのすてきなぼうし」のお話が掲載されています。そのお話をもとに紹介メモを作り、友達と感想を伝え合う学習に発展させていきます。
 1組では、先生の範読を聞きながら、全員が教科書の文字を目で追っていきました。「ミリーのすてきなぼうし」は、とてもきれいな絵と、ページをめくる喜びにあふれた絵本です。・・・『お気に入りのぼうしを買おうと、お店に入ったミリーですが、お金がありません。代わりにお店の人がくれたのは、想像のぼうしでした。ミリーは、次から次へといろいろな想像のぼうしをかぶって街を歩いていきます。そうしていると、ミリーの目にうつる人々の頭には…。』子どもたちの想像力を刺激する、とても楽しい絵本です。
 教科書には、絵本の挿絵が一緒に掲載されています。お店を出たミリーがまず想像したのは、たくさんの羽がついたクジャクの帽子でした。教科書を開くと、教室のあちこちから「えっ」とか「うわっ」という声が聞こえてきました。頭の上にクジャクが乗っている絵が、教科書1ページを使ってどかんと描かれているのですから、びっくりするはずです。(写真下)
 その後、ミリーは、通り過ぎる人々の頭にいろいろな帽子が見えてきます。やはり絵本は絵があるからおもしろいのであり、絵本ならではのすばらしい効果を生んでいます。いつもこの絵本を目にすると、自分だったらどんな帽子かなとか、あの人はこういう帽子だろうなと考えてしまいます。

7月9日(金) その2

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 今週も雨の日が多く、とても蒸し暑くなってきました。日差しがない分、それほど気温は高くないのですが、エアコン無しではいられません。教室内はエアコンや扇風機で過ごしやすくなっていますが、廊下や階段はじとっとしています。明日、学校公開ができていたら、そんな学校の様子も体感していただけたのですが…。
 5校時に、4年1組が理科の観察で校庭に出ていました。ツルレイシの観察をしていました。苗を植え付けて2か月以上が過ぎ、ここのところ急につるが伸び始めてきました。気が付くと、棚の一番上まで先端が届いています。そして、黄色い花が咲き始めていました。(写真上)
 ツルレイシは、雄花と雌花が分かれて咲きます。今日見ることができたのは雄花ばかりのようでした。もう少しすると雌花が見られるはずです。ツルレイシは、雌花が咲いてから20日ほどで実が大きくなります。きっと、夏休み中にごろごろと実がなることでしょう。
 以前も紹介しましたが、ツルレイシというのは、一般にゴーヤと呼ばれているものです。(あるいはニガウリ)夏の野菜として、昔よりはポピュラーな野菜になりました。チャンプルー風に炒め物にするとおいしいです。
 普段はスーパーで買う野菜ですが、夏本番になると、よく近所の方からいただきます。畑をやっている方が、次々ともってきてくれます。毎年たくさんできて困っているようなのですが、一度にいっぱいいただくこちらも実は困っています。
 5,6校時に、6年生の水泳指導がありました。午前中まで降っていた雨がやみ、なんとか最後のチャンスでプールに入ることができました。最後のチャンスというのは…当初は、先週も今週も水泳ができなかった学年は、来週もう一度水泳指導の予定を入れることになっていました。しかし、来週から緊急事態宣言の対応になります。区の通知では、緊急事態宣言中は水泳指導を実施しないことにしています。2年ぶりの水泳指導ということで、多くの子ども達が喜んでいたのですが、梅雨の長雨と緊急事態宣言が重くのしかかることとなってしまいました。
 6年生にとって、小学校で最後の水泳指導の日となりました。思い出の旭町小のプールに立つのも、今日で最後になりました。低学年の頃、このプール(シャワーも含めて)で泣いた子が何人いたことでしょう。そして、検定に合格して大喜びした思い出のプールでもあります。
 毎年6年生は、9月の水泳記録会を目標に、各自の泳ぐ種目を決めて取り組んでいました。そして、目標タイムを設定し、夏休み中も学校の水泳指導に積極的に通わせ指導したものです。リレーの選手を選んで練習したり、コースロープを張って何度も各自の記録を計って励ましてきました。昨年に続き、そういう指導もできずに夏休みを迎えようとしています。
 4年生の9月以来、スイミング等で泳いでいなければ、久し振りに水に浮く感覚を味わったという子が多かったはずです。シャワーを浴びるのも、プールサイドで座って待っている時も、黙っていなければならない水泳指導自体、通常とは別格の感じがしました。さらに、手をつながない、声を出さないバディーや、恒例の水かけっこが無い水慣れ…。しかし、一人一人が力いっぱい25mを泳ぐ様子を見て、やっと6年生らしい姿が見られた気がしました。
 また、先ほどの1年生の音楽の授業同様に、ここでも6年生のマスク無しの表情を見ることができ、少しほっとさせられました。(写真下)

7月9日(金) その1

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 月曜日から本日の午前中まで、体調を崩して休みをとっていました。今週に入り、校長室からのホームページの更新がなく、不思議に思われていらしたのではないでしょうか。ご心配をおかけいたしました。
 久し振りに学校に来て、まず体育館が工事用の足場や網でおおわれている光景にびっくりしました。そう言えば、今週から体育館の空調設備の工事に向けた準備作業が始まる予定になっていました。
 練馬区では、3年ほど前から、全小中学校の体育館にエアコンを設置する工事を順次進めてきています。7年間で99校に設置予定とのことで、3年目にしてようやく本校の体育館が予定に入りました。夏休みに入ると同時に、体育館は一切使用できなくなります。工事の進み具合にもよりますが、9月〜10月頃には工事が終了し、空調設備が使えるようになる予定です。
 今まで体育館には、大型扇風機が3台ありました。今度はそれに代わって、エアコンで快適な運動空間を確保することができます。また、今は実施していませんが、体育館は全校児童が集まり、朝会や集会、各行事などで利用する場所です。冬は暖房として利用することもできるので、今後は体育館を一年中快適な状態で使うことができます。
 やっぱり学校はいいなと感じました。それは、学校が子ども達の活動する声や音に満ち溢れているからです。正門に入る前から、1年生の教室から、鍵盤ハーモニカの音が聞こえてきました。学校に着くやいなや、1年1組に行ってみました。鍵盤ハーモニカの吹き口を手に、みんな一生懸命練習に励んでいました。(写真上)
 緊急事態宣言中は鍵盤ハーモニカを使うことができなかったため、1年生にとっては、まだ始めたばかりの楽器です。しかし、みんな指使いがとても上手でした。今まで、1年生は鍵盤ハーモニカを使うことができないからといって、何もしていなかったわけではありません。鍵盤ハーモニカに替わり、ミニキーボードを使って、ちゃんと鍵盤の使い方を練習していました。ミニキーボードは電池式で、昨年度からクラス全員分の数をそろえてあります。
 しかし、自分の息で吹いて鳴らすところが鍵盤ハーモニカの良さでもあります。やっと、「自分で音を出している」という実感が1年生なりにもてたことでしょう。
 1組の今日の音楽の授業を見て、私にはとても新鮮で、またうれしく思えたことがありました。それは、1年生一人一人の顔をはっきりと見ることができた喜びです。今まで、給食中以外、ほとんどマスク姿の子ども達しか見たことがありません。子ども達の豊かな表情が見られる生活が、早く戻ってきてほしいなと思いました。
 3年生は、理科の時間に「音のふしぎ」という学習をしています。「物から音が出たり伝わったりする時に、物が震えていること」や、「音の大きさが変わる時は、物の震え方が変わること」などを実験で確かめていく学習です。
 音が震えで伝わるもの…まず考えられるのが「糸でんわ」です。紙コップとタコ糸があれば、簡単に作って遊ぶことができます。子ども達は、遊びの中からいろいろなことに気づいていきます。糸がたるんでいると音が伝わらなかったり、糸の途中を指で押さえると音が小さくなったりと、とにかく自分で試してみることが大切です。さらには、糸をつなげて3人や4人で電話が通じるかを調べ始めていました。(写真下)
 音の学習は、今回の教科書から久し振り(20年振りです)に小学校で扱うことになりました。昔は、1,2年生でも理科の授業がありました。紙コップと糸を使って、糸電話でよく遊ばせていたものです。

7月2日(金) その2

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 4年生は、算数の時間に「そろばん」の学習をしています。「まだ小学校の算数の時間にそろばんを指導しているの?」と思われるかもしれません。以前よりそろばんの指導時数がさらに減りましたが、3,4年生で2時間ずつ指導することになっています。
 昨年度3年生の時に、3学期の終わりにそろばんの学習がありました。簡単なたし算とひき算を学習してきました。4年生の子ども達に聞いてみると、「3年生の時もやったけど、久し振りだから忘れちゃった。」と話していました。確かにその通りだと思います。4か月も前に2時間だけ習い、その間は一回もそろばんを手にしていないわけですから…。4年生では、大きな単位(憶や兆の位)のたし算・ひき算や、小数の計算を2時間で学習します。(写真上)
 そろばんを習っている子が何人かいました。きっと週に何日かずつ習い、上達してきたのでしょう。そろばんを習っていない多くの子ども達にとっては、とても単純なつくりのそろばんが、難解な道具にしか感じられなかったかもしれません。そろばんは、日本古来の算術のすばらしさを継承するものでもあります。その仕組みを知るということで、今後も教科書に残っていくのではないでしょうか。
 小学校の先生は、何でもできなければなりません。若い先生たちは、そろばんの扱い方を知っているのかなと心配なところもあります。学校の先生も、自身がそろばんを習った経験がなければ、珠の動かし方を教えるのは難しいはずです。幸い、私は小学校2年生の時にそろばんを習ってきました。読み上げ算やかけ算、わり算まで習いましたが、2か月か3か月で習うのをやめてしまいました。そもそも、母親に無理やり連れていかれたのがきっかけでした。でも、今から思うと、そのそろばんが教員になって役に立つことになりました。(今さらながら、母親に感謝しています。)
 もう一つ、子どもの頃に習字を習いに行っていました。こちらは、2年生から5年生の終わりまで続きました。習字も、教員にとって大切な指導技術として役に立つことになりました。(再び、親に感謝です。)
 昨日、今年度最初となるたてわり班の顔合わせ会がありました。さっそく今日から、「たてわり班清掃」のスタートです。教室や階段、渡り廊下など、たてわり班ごとに清掃場所が決められています。清掃場所に着くと、6年生の班長さんから、掃除の仕方や分担について話がありました。
 教室掃除では、机や椅子を移動させるのも全員で行います。指示しなくても自然に、高学年が机を運び、低学年の子が椅子を運ぶように動いていました。また、渡り廊下や階段では、6年生がほうきではくその後を追うようにして、低学年の子ども達がほうきを動かしていました。6年生は、常にお手本となっていることを感じながら掃除をがんばっていました。(写真下)

7月2日(金) その1

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 4年生の国語の教科書に、「夏の楽しみ」という学習があります。春夏秋冬の季節に合わせて、年間2時間ずつ各季節の言葉を学習する単元として位置づけられています。
 2年生以上のすべての学年で、同様の単元設定がされています。2年生では、身近な動植物が扱われています。3年生では、生活の中にある季節感が感じられるものが取り上げられています。そして4年生では、家庭や学校で直接子ども達が関わり、体験しているものが掲載されています。(ちなみに、5年生は気象に関する言葉、6年生は二十四節気について学習します。)
 夏として取り上げているのは、6月から8月です。4年生の教科書には、まず月の和風の呼び名(和風月名)が書かれています。6月は「水無月」、7月は「文月」、8月は「葉月」です。そして、それぞれの月に関係する行事の言葉が載っています。6月は、「ころもがえ」、「夏至」、「ほたるがり」が書いてありました。(写真上)
 ホタル狩りと聞いて、ホタルをつかまえることと思っている子がいるかもしれません。ホタルを鑑賞することを「ホタル狩り」と言います。(「もみじ狩り」という言葉もあります。)7月は、「七夕」と書いて「たなばた」です。そして8月は「盆踊り」が写真とともに載っていました。旭町小の校庭でも、昔から町会の盆踊りが行われてきました。しかし、残念ながら今年の夏も、盆踊りが夏の風物詩とはならないようです。
 3年生は、理科の時間に「ゴムや風の力」の学習をしています。3年生になって、初めて理科の学習が始まりました。1学期の単元は、ほとんどが花や虫を観察する内容でした。3年生にとって初めての「実験」をする理科の学習となりました。
 風の力もゴムの力も、物を動かす働きがあることを実験で確かめていきます。3年生の理科では、「比較すること」を中心に学習を進めていきます。ゴムの伸ばし方の違いや風の強さの違いで、物の動き方がどう変わるのかを実験します。
 体育館で2組が、車の帆に風を当てて、進み方の違いを調べていました。理科室から持ってきた送風機で調べたり、手で厚紙をあおいで競争をしたりしていました。理科では、たっぷり遊ぶ時間を確保してあげることが大切です。子ども達は、遊びの中から新たな発見をしていきます。
 ちょうど体育館用の大型扇風機があったので、先生がスイッチを入れて風を送りました。子ども達の実験セットの車が勢いよく動き出し、みんな大喜びでした。(写真下)

7月1日(木)

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 昨日、2年生が算数の時間に、「水のかさをはかってあらわそう」という学習をしていることをお伝えしました。水のかさを表す単位として、L(リットル)やdL(デシリットル)の単位があることを学習しています。
 今日は、実際に1dLますを使って、いろいろな入れ物に入る水のかさを調べました。子ども達は、プリンカップやペットボトルなど、様々な大きさや形の容器を家から持ってきました。先生から1dLますを受け取り、1階の流しを使ってそれぞれの容器に何杯分の水が入るのかを調べていきました。(写真上)
 毎日の給食で出てくる牛乳は、200mLと表記されているので、2dLということになります。1dLますの2杯分であることを説明すると、なんとなく実際に飲んでいる牛乳の方が多いような感じがするから不思議です。さらに、数年前まで給食で出ていた牛乳びんと比較すると、2dLの感覚がますますつかみずらくなります。ものさしでいろいろなところの長さを測ったのと同様に、水のかさの感覚を子ども達に体感させていくことは、とても大切なことです。
 ところで、「かさ」という言い方は、算数特有の用語です。物の分量や容積、体積のことを言いますが、算数で体積や容積という言葉が出てくるのは、5年生からです。ですから、1年生から4年生までは、「かさ」という言葉で物の分量を言い表すようにしています。
 ちなみに、「はした」という言葉も算数特有の言い方です。わり算や分数の問題などでよく出てきます。「〇メートルずつに分けた時のはしたの長さを求めましょう」という感じです。「はした」は、漢字で書くと「端」です。ちょうどにならなかった余りの部分という意味で使われます。
 3年生は、今日から図工の時間に、「ギコギコ トントン なに作ろう」という学習に入りました。題名から想像できるように、のこぎりや金づちを使う工作の学習です。今日は、のこぎりで角材を切ることを中心に授業がありました。
 まず、のこぎりの使い方について、先生が入念に指導していました。木を切る時の注意だけでなく、ケースに入れて運ぶ時の注意まで、安全面の指導をていねいに行ってから作業に入りました。
 図工室の椅子を横にすると、角材を固定しやすい台になります。片足で角材を押さえて、のこぎりの歯をあてがってから切り始めました。のこぎりを使うのは初めてという子がほとんどだったようです。子ども達に聞いてみると、家にのこぎりが無いという子がほとんどでした。確かに、何か特別な趣味がない限り、家庭では使わない道具です。
 いざ作業が始まると、悪戦苦闘の連続のようでした。最初からうまく切れるわけではありません。切る方向に対して体が真っすぐになっていないために、切り口がでこぼこになってしまったものが見られました。また、なかなか切れない子の様子を見に行くと、のこぎりを押す方に力を入れていました。のこぎりは、手前に引く時に力を入れなければ切れません。しかし、何事も自分の力で体験することが上達への道です。たくさん切り取った木片を使い、来週は「トントン」の学習に進みます。(写真中)
 4年生は、理科の時間に「とじこめた空気や水」の学習をしています。空気や水を押し縮めると、その体積がどのようになるのかを実験で確かめます。理科室に、プラスチック製の注射器があります。先をゴムのシートでふさぎ、ピストンを押していくと、空気の体積が減るとともに、手を押し返してくる力を感じます。
 では、水の場合はどうでしょうか。注射器にたっぷり水を入れて力を入れても、ピストンはびくともしません。空気は押し縮めることができますが、水は押し縮めることができないということが分かりました。(写真下)
 豆腐の容器には、水がパンパンに入っています。輸送する時に、容器を重ねたりぶつけたりしても、中の豆腐は常に水に守られています。押されても縮まない水が入っいることで、豆腐を衝撃から守っているというわけです。

6月30日(水) その2

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 6年生は、理科の時間に「植物の成長と水の関わり」の学習をしています。先週は、ホウセンカの苗に色の付いた水を吸わせて、葉や茎に水の通り道があることを実験していました。その後、ホウセンカの苗にビニール袋をかぶせたものと、葉を全てとってビニール袋をかぶせたものとで実験を行っています。葉をつけたままのビニール袋の方には、しばらくすると水滴がつくことが分かりました。(葉を全てとってしまうと、水は出ていかない。)
 2組では、その結果を受け、「水は、葉のどこから水蒸気として出ていくのだろうか」というテーマで観察を行いました。葉の薄皮を取り、顕微鏡で調べていきました。葉の裏の気孔細胞の観察です。ホウセンカの葉は、薄皮を取るのか難しいうえに、かなり倍率を高くしないと気孔細胞が見えません。昔、担任をしていた時は、ツユクサの葉をよく使っていました。ツユクサは、葉の裏の薄皮がはがれやすく、気孔細胞が大きく見える植物です。(ツユクサ類なら、どの植物も可です。)中庭に行ってツユクサを見つけて、理科室に持って行ってあげました。
 理科室の顕微鏡ではっきりと見ることができるのは、100倍〜150倍が限度です。6年生の理科の教科書(P68)を見ると分かると思いますが、ホウセンカの気孔細胞の写真には400倍と書かれています。ツユクサに取り替えて観察した子ども達から、「見えた〜!」という声が聞こえてきました。人間が皮膚から汗をかいて水を出すのと同様に、植物にも水蒸気の出口があるということが分かりました。(写真上)
 以前、2年生が音楽の時間に、「Kandinsky」というアプリを使って授業をしていることを紹介しました。画面に自由にお絵描きしたものが、絵の形や色によって様々な音に変換されるというアプリです。子ども達は、その後もいろいろ試す中から、自分のお気に入りの音を見つけることができたようです。
 今日は、一人一人が作った音楽をみんなで聞き合うという学習をしていました。自分のタブレットを先生のところに持って行き接続すると、画面がモニターに映し出されるとともに、音楽室のスピーカーから音が再生されるという仕組みです。(写真中)
 子ども達が作曲したものはごく短い楽曲ですが、再生ボタンをクリックすると、繰り返しその音楽が流れ続けます。この繰り返しがすばらしい効果を生み、まさに現代音楽のミニマル・ミュージックのような不思議な響きを感じさせていました。
 ミニマル・ミュージックは、1960年代からアメリカを中心に流行った現代音楽の作曲技法です。スティーヴ・ライヒやジョン・アダムズなど、多くの作曲家が前衛的な曲を作りました。子ども達の絵から生まれる音楽は、芸術のもつ偶然性のすばらしさが示されているようにも感じ取れました。
 今日の6校時に、久し振りの委員会活動がありました。4月に1回目の活動時間があり、委員長や副委員長、書記を決めたり、常置活動の当番を決めたりしました。しかし、緊急事態宣言が出されたことにより、5月から6月の委員会活動は延期になっていました。
 旭町小には8つの委員会があり、5,6年生の子ども達が学校全体の大切な役割を担っています。代表委員会では、来週行うユニセフ集会と募金活動に向けての話し合いをしていました。図書委員会では、読書旬間に書いたおすすめの本のカードから、それぞれの学年の優秀作品をみんなで選んでいました。また、集会委員会は、7月の集会に向けた話し合いを行っていました。感染症対応を考えた集会にするために、様々なアイデアを出し合いました。(写真下)

6月30日(水) その1

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 明日は、今年度初めてのたてわり班活動があります。たてわり班活動は、旭町小学校の伝統的な特色ある教育活動の一つです。全校児童を1年生から6年生までの全学年が均等に入るグループに構成し、年間を通じで定期的に活動していきます。それならどこの学校でも…と思われるかもしれませんが、旭町小では、そのたてわり班を「全校遠足」や「たてわり給食」、さらには「たてわり清掃」にまで広げ、年間を通した教育活動に位置付けています。
 4月に学校が始まった頃、すでに先生方で今年度のたてわり班の組み合わせ名簿を作成していました。また、6年生も、たてわり班の旗を作ったり、最初の遊びを考えたりして準備をしていました。そして、さあこれから…という矢先に緊急事態宣言の発令があり、異学年交流ができなくなりました。
 どの班も、全て6年生が中心になって進めていかなければなりません。毎年6年生にとっては、自身が旭町小の最高学年であるということを意識するための大切な取り組みにもなっています。たてわり班活動は、異学年での子ども同士のかかわりから得られる成果を第一のねらいとしていますが、6年生のリーダーシップと責任感を育成するということにも大切な意義があります。
 6年1組では、明日のたてわり班第1回顔合わせ会に備えて、会の進行の仕方を練習していました。低学年にもわかりやすく話をすることや、4,5年生のお手本となる態度について、みんなで確認し合っていました。(写真上)
 2年生は、算数の時間に「水のかさのたんい」の学習を行っています。1年生の時は、入れ物に入っている2つの水の量を比べる学習を通して、体積の概念の基礎を学んできました。2年生では、水のかさを測定するための単位を知り、量の感覚を養っていきます。
 2年生では、かさの単位として「L(リットル)」、「dL(デシリットル)」、「mL(ミリリットル)」があることを学習します。1組では、デシリットルの単位の書き方を指導していました。(写真中)
 きっと保護者の多くの方は、「d」の後についている「L(エル)」が大文字であることに違和感をもたれたのではないでしょうか。確かに以前は、「dl」と書いて「デシリットル」でした。「l」は、小文字のエルで、さらに詳しく言うと、筆記体の「dl」でした。(パソコンで入力すると筆記体が入力できないので、説明が難しいですが…)同様に、「リットル」は小文字のエルではなく、大文字で「L」と書きます。
 これは、10年前に行われた一つ前の学習指導要領の改訂時からすでに変更されていたことです。「単位記号の表記は、国際単位系に定められている表記基準に合わせる」というところから、単位の書き方が変更になりました。また、「リットル」のエルの小文字が、数字の「1(いち)」と間違えやすいことから、「L」と大文字を使うことになっています。
 4年生は、国語の授業で「新聞を作ろう」という学習をしています。グループで協力して、様々な記事を集めて学級新聞を作成する学習です。記事を書くために、アンケート調査をしたりインタビューをしたりすることも大切な学習となっています。
 4校時に、1組から3人の子が校長室にやってきました。(写真下)国語の学習で新聞づくりをしていることや、インタビューのお願いについて話をしてきました。3人の後ろには、担任の先生が心配そうに立ち、ところどころで話し方の助言をしていました。
 最初に、「旭町小の良いところは何ですか?」という質問がありました。(必ずこの質問はくるだろうと、あらかじめ予想はしていました。)3つのことを話しました。「自然環境が良いこと」…緑が多く、たくさんの鳥がいて、近くに大きな公園があるからです。「子ども達が素直なところ」…しっかり先生の話を聞いて学習をしていることや、みんなのあいさつが良くなってきたのは、旭町小の子ども達が素直だからです。「運動をするのが好きな子が多いこと」…休み時間にたくさんの子が外に出て遊んでいたり、体育の授業を楽しみにしていたりする様子が見られるからです。
 もう一つの質問は、「学校のどこによく行きますか?」ということでした。これは意外な質問です。しかし、すかさず「中庭です。」と答えました。いろいろな生き物や植物がある中庭を見に行くのが大好きなことと、これからサクラ草の苗を植え替えていく作業があり、毎日中庭に行くようになるということを話しました。
 3人は、必死にメモを取っていました。最後に、顔写真を撮影していきました。どんな新聞に仕上がるのか、楽しみにしていたいと思います。

6月29日(火) その2

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 6年2組で、国語の聞き方のテストがありました。たいてい、各学期に1回はこのような聞き取り問題が用意されています。子ども達は、ワークテストの裏面にメモを取って良いことになっています。話の内容を聞き終えたところで問題用紙を広げ、設問に答えていきます。(写真上)
 聞き取る話の本文は、先生がCDで流します。(昔は、先生が読んで聞かせたものでした…)今回のテストは、「動物園は必要か」という討論会の様子を聞き取る内容でした。動物園はあった方が良いという立場の意見の後、反対側の主張がありました。さらに、それらの意見に対する質問や受け答えがあり、最後に討論会の締めくくりの意見発表があるという設定でした。
 メモを取って良いので簡単と思いがちですが、聞き方のテストは意外に難しいものです。単なる記憶力の問題ではなく、討論会全体の流れを把握しながら聞いていないと設問に答えることができません。
 5年1組が、家庭科の時間に、コンロの使い方についての学習をしていました。今年度も、家庭科の調理実習ができない日々が続いています。せめてガスコンロの使い方程度は、できる時に実施しておかなくてはなりません。
 家庭科室には、何台かガスコンロが用意してあり、教科書に書かれているように、ガスの元栓をひねるところから行います。そして、つまみを押しながら回して火をつけるタイプのガスコンロとなっています。子ども達に聞いてみると、レバーを下に押すタイプのコンロを使っている家庭がほとんどのようでした。また、IHクッキングヒーターを使っている家庭も増えてきています。教科書には、その説明も載っています。
 子ども達は、理科室でも4年生の頃からカセット式のコンロを使ってきています。ガスコンロのつまみは、12時方向にあるものを90度左回転させて火をつけるようになっています。意外と小学生には、この動作が難しいものです。左手で行うとうまくいくのですが、右手で回そうとすると上半身が左側に一緒に回ってしまい、なかなか火がつかない子が出てきます。
 それは、つまみの持ち方に原因があります。つまみは親指と人差し指で挟みますが、右利きの場合、そのまま縦につまみを持つ(つまみの左側に親指、右側に人差し指)と、90度左に回すのが大変になります。(写真下の左側のつまみを持つ手参照)
 一方、手のひらを上に向けるようにして、つまみの右側に親指が来るようにして持つ(写真下の右側のつまみを持つ手参照)と、90度の左回転が楽になります。たったこれだけのことですが、経験がないと分からないことです。
 ところで、なぜガスコンロは、つまみを右回りにするように作らなかったのでしょうか。水道の蛇口も左に回して水を出し、右回りで止めるようにしています。「火を止める」あるいは「水を止める」という動作を重視し、回しやすい方を止める側にしたのではないかと考えられています。

6月29日(火) その1

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 6年生の両方のクラスで、書写(毛筆)の授業がありました。先週は、5年生が松尾芭蕉の俳句「夏草や…」をお手本に授業をしていました。6年生は、同じ芭蕉の名句「五月雨を あつめて早し 最上川」を書きました。小筆を使い、用紙に合った文字の大きさと配列を考えながら書くことを目的とした授業でした。
 お手本を書く先生の文字の見事なこと…教室の大画面に、小筆ですらすらと文字が書かれていきます。(写真上)これは、指導書に付録でついてきているDVDの動画を再生したものです。普段は、毛筆の作品に学年と名前を書く時だけに使っている小筆ですが、今日は主役となりました。小筆を使う時も、しっかり筆を立てて持ちます。また、小筆で書く時は、小指の側面を軽く机につけて書くようにします。
 筆文字をもっと練習しておけばよかったと後悔するのは、たいてい大人になってからです。受付で筆ペンとサインペンが用意してあると、迷わず自分はサインペンを手にします。
 ところで、この松尾芭蕉の俳句は、最初は「五月雨を あつめて涼し 最上川」と詠まれていたそうです。五月雨は、梅雨時の雨のことを言い、季語は初夏です。ですから、「暑い7月に、梅雨を集めたような最上川から吹いてくる風が、なんと涼しいことだ」という意味のとても優雅で風流な句であったわけです。ところがその後、芭蕉は川下りをしたことによって、最上川の急流の激しさを感じ、「五月雨を 集めて早し…」と句の内容を変更しました。「涼し」と「早し」の違いだけで、自然の猛威を感じさせる迫力が生まれました。
 木曜日の夜に、俳句の査定をするテレビ番組があります。有名な俳句の先生による採点や批評、そして添削のすばらしさが人気となっています。一字一句の違いで、俳句が見違えるほど変わってきます。限られた文字数をうまく使って表現する俳句の芸術性さえも感じられる番組です。
 今日は、2年生の水泳指導の予定でした。3,4校時の頃には雨が上がり始めてきましたが、日差しがなかったこともあり中止としました。1組の教室では、水泳の持ち物をみんなで確認していました。水着や水泳帽、タオルに名前がついているかを確かめました。自分のお気に入りのバスタオルを早く使いたくて仕方がない様子でした。(写真下)
 昨年度は水泳の授業が全くできなかったため、2年生にとって小学校のプールで泳ぐのは初めてのことになります。来週は、太陽の日差しをたっぷり浴びてプールに入れるようにと、どの子も願っていました。

6月28日(月)

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 全校朝会は、放送で行いました。今日から水泳指導が始まるということで、プール始めの話を副校長先生に行ってもらいました。
 先週までの予報では、今週はほとんどが雨マーク続きだったのですが、今朝になってすっかり天気が良くなりました。今日の4年生に続いて、明日以降も学年ごとに水泳指導を予定しています。
 旭町小のプールは、周りが桜の木とヒマラヤスギに囲まれています。真夏は日差しをさえぎってくれて便利なように感じますが、落ち葉を掃除する手間がかかるため、実際はとても大変です。風が強い日の後は、プール内にもたくさんの落ち葉が入り込みます。私が担任をしていた時には、台風が通過した翌日に水泳記録会があり、朝から網を手にプールの中を掃除したことがありました。
 先週は、プールの底にたまったごみを掃除するために、プールロボットが活躍していました。練馬区に何台か用意されていて、申し込むと学校に届けてもらえます。部屋の中を行ったり来たりするお掃除ロボットと同じで、プールの中をランダムに動き回りながらごみを吸い取ってきれいにする優れものです。おかげて、トップバッターの4年生は、きれいなプールで久し振りの水泳指導を行うことができました。
 子ども達が楽しみにしている水泳指導ですが、一歩間違うと大きな事故につながりかねません。どの学年も、事前の指導をしっかり行ったうえで水泳の授業に臨みます。3年生は、あさって予定している水泳指導のために、学年全体を視聴覚室に集めて、事前指導を行っていました。(写真上)
 通常のやり方であれば、直接プールの更衣室で着替え、プールサイドで準備運動…という流れです。しかし、今年は教室で着替えて、体育館で準備運動をすることにしています。また、プールサイドでの人数確認(バディー)のやり方も今年は変更しています。3年生の子ども達にとっては、2年振りの学校での水泳授業です。楽しみな気持ちとともに、真剣に先生の説明を聞いていました。
 学校の校庭の東側に、ヒマワリの花が咲き始めました。黄色い太陽のようなヒマワリの花は、まさに夏を象徴する植物です。その奥で、2年1組の子ども達が、生活科の学習で育てているミニトマトの鉢の観察をしていました。ミニトマトの実は、まだ硬くて小さな緑色です。1学期の残り3週間で赤く色づいてくるでしょうか。
 旭町小には、中庭にもあちこちにヒマワリが植わっていて、日差しを浴びてぐんぐん伸びてきました。毎年こぼれ種で出てきているようです。子ども達の背をはるかに超えて、いつの間にか大きくなっていました。
 最近は、コンパクトサイズのミニヒマワリが人気です。ガーデニング材料として、寄せ植えに使うこともできます。また、花の形や咲き方に特徴のある品種(1つの茎に1つの花ではなく、分枝してたくさん花をつけるタイプ)もあり、ヒマワリも品種改良が進んできているようです。
 5年生は、1学期の保健の授業で「心の健康」についての学習をしていきます。今日は、1組でその第1回の授業として、「心の発達」について学習していました。「心はどのように発達するのか」そして、「心はどんなことを通して発達するのか」ということを学びます。(写真下)
 心は、感情や社会性、思考力などの様々な働きが関わり合って成り立っていて、年齢とともに発達していきます。それぞれを、自分自身の赤ちゃんや1年生の頃と比べながら考えさせていくと分かりやすくなります。感情は、喜びや悲しみ、怒りなどの心です。小さい頃は、すぐに泣いたり怒ったりしていました。しかし今では、感情が豊かになり、美しいものやすばらしいものに感動する気持ちがもてるようになってきています。社会性は、約束を守ったり、責任を果たしたりする心です。小さい頃は、自分のことしか考えていなかったのに、今では他の友達を思いやる心が育ってきています。思考力は、物事を筋道立てて考える力です。小さい頃は、よく考えずに行動していたのに、今では先のことまで考えられるようになりました。
 こう考えてくると、人間の心の成長のすばらしさが分かります。では、そのような心は、どんなことを通じて発達することができたのでしょうか。友達との関わりや日々の学習、遊び、自然に触れること、他学年との関わり・・・結局、こうして毎日学校に来ていること自体が心の発達に重要であるということが分かります。逆に言うならば、ずっと家に一人でいて、何もせずにじっとしていたら…心は発達しないということです。

6月25日(金)

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 4年生は、図工の時間に「楽しいツリーハウス」の制作をしています。ツリーハウスは、木の上に建てられた冒険感のある家です。最近では、キャンプ場に併設されているところが多く、子どもから大人まで楽しめる人気スポットにもなっているようです。木の上からの眺め、自然と一体になった開放感は、子どもの頃に秘密基地をつくって遊んでいた大人たちをもとりこにしているそうです。
 子ども達は、こういう工作が大好きです。「自分だったらこんな家に住んでみたいな…」という思いは、誰にでもあるものです。今週は、まだツリーハウスの外観を設計して形にしていく段階ですが、これから家の中のつくりに取りかかると、さらに夢中になって取り組むことでしょう。
 どの子も、今回の工作に向けて、自分の家から様々な材料を用意してきていたようです。持ち寄った材料から、どんな家にしようかなと、さらにアイデアがふくらんでいきます。(写真上)
 5年生が総合の学習の時間に育てているバケツ稲が、ずいぶん大きくなってきました。先日もお伝えしたように、稲の成長の記録は、こまめにタブレットPCを使って写真に収めるようにしています。
 1組では、Google スライドを利用して、プレゼンテーション資料にまとめていました。子ども達は、かなりタブレットの操作に慣れてきたようです。写真データを貼り付けるとともに、気づいたことなどの記録を入力していました。(写真中)
 タブレットPCにはキーボードもついているため、文字の入力を打ち込むことができます。また、タッチペンを使って、手書き入力で文字を入れて変換させることもできます。ローマ字入力が苦手であったり、まだローマ字を習っていない学年にとっては、とてもありがたい機能です。(その他、音声入力も可能です。)
 5校時に、3年1組が理科の学習で、畑の植物の観察を行っていました。(写真下)3年生は、5月にいろいろな花や野菜の種をまきました。ヒマワリやホウセンカ、オクラ、ダイズの種です。しかし、3年生の畑が校庭の西側にある桜の木の付近であるため、あまり日当たりが良くありません。特に、オクラやダイズの実がなるためには、十分な日光が必要となります。
 ダイズは、葉の付け根の部分に、紫や白色の小さな花をつけます。花後にふくらんできたさやを収穫すれば、枝豆として食べることができます。そのままにして、秋に茶色くなってから収穫すると、大豆として利用することができます。
 旭町小は、緑が多いのはありがたいのですが、学年で植物を育てるスペースがあまりありません。今後活用できるとしたら、「中庭の中央部分」、「南校舎の東側の自然観察園を耕す」、「体育館〜図書室前にプランターで栽培する」などが考えられます。南校舎と校庭との間にある植え込みを畑にするという手もありますが…かなり予算が必要になります。

6月24日(木)

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 2年2組の子ども達が、生活科の時間に中庭に行き、生き物を探していました。旭町小の中庭から校庭、果樹園にかけては、植物がそのままの状態になっている「自然観察園」としています。雑草が生い茂ったり、様々な野草が自然な状態で見られるようにしています。そういう環境なだけに、いろいろな生き物がたくさん生息しています。(写真上)
 しかし、まだバッタ類は見つからなかったようでした。2年生の子ども達が見つけたのは、ダンゴムシでした。落ち葉や石の下にたくさんいることを知っている子が、夢中になってつかまえて先生に見せに来ました。両手で握っていた小さな手を開くと、ダンゴムシがぞわぞわと動き始めました。それを見た先生は、「観察したら逃がしてあげようね。」と、一歩下がりながらも冷静に話していました。
 中庭では、池の中の生き物にも子ども達の関心が集まります。たくさんの子ども達が池をのぞいていたら、「ギィ〜、ギィ〜」というけたたましい鳥の声がし始めました。オナガという頭が黒で尾が長く、きれいなグレー色の鳥の鳴き声でした。あまりにも子ども達に向かって威嚇するように鳴いているなと思ったら・・・ちゃんと気が付く子がいるものです。こぶしルームの外の植え込みの陰に、オナガのヒナがいました。まだよく飛べないのか、子ども達が近づくとバタバタと逃げ回っていました。その様子を木の上から見ていた親鳥が、さらに甲高い声で威嚇してきました。
 けがをしている様子はなく、どうやら巣立つヒナを親鳥が見守っていたようです。インターネットで調べてみると、オナガは巣立つ前のヒナを厳しく育てるということが書いてありました。しばらく餌を与えずに、自分で虫をつかまえるようにもさせたりするようです。しかし、人が近づくと威嚇するわけですから、愛情をもって見守っているのですね。
 子ども達は、ヒナから離れてあげることにしました。中庭は、夜になるとネコがやってくる場所です。それ以外にも、たくさんの試練があって成長していくことになります。
 5年生の書写(毛筆)の時間に、松尾芭蕉の俳句をお手本にした小筆の練習をしていました。「字の大きさや、字間に気をつけて書こう」をめあてとした学習でした。(写真中)
 お手本に使った俳句は、「夏草や つはものどもが ゆめのあと」です。子ども達のお手本は、「夏草」のみを漢字にしていますが、俳句の意味を分かりやすくするために漢字にすると、「夏草や 兵どもが 夢の跡」となります。芭蕉は、江戸時代前期に活躍した俳諧師です。江戸から東北、北陸を始め、全国を旅しながら多くの名句を残しました。
 この俳句は、芭蕉が岩手県の平泉を訪れた時に詠んだ句とされています。平泉は、源頼朝に追われた義経が最期に身を寄せた場所です。500年の月日が経ってから芭蕉がその地を訪れ、はるか昔の武士たちの戦(いくさ)をしのんで詠んだ句です。現代語に直すと、「今や夏草が生い茂るばかりだが、ここはかつては武士達が栄誉を求めて戦をした跡地である。昔のことはひと時の夢となってしまったなあ。」という内容でしょうか。人間の思うことや行いは、長い歴史の中のほんの一コマであり、自然の風景は変わらず存在し続けるという、人生のはかなさも感じ取れる句です。
 子どもの頃、自分の家の応接間に、この句が書かれた額縁が飾ってありました。武士が馬に乗って戦っている絵が添えられていた記憶があります。芭蕉の句と知ったのは、大人になってからのことでした。
 先月末から、3年生は総合の学習の時間に、カイコの飼育に挑戦しています。最初は小さな黒い粒の卵でしたが、3週間以上が経過して、ようやく3〜4cmくらいに成長してきました。3年生は、一人ずつ箱を用意して、毎日自分のカイコのお世話をしています。
 1組では、カイコの体のつくりや特徴について話を聞いてから、観察カードに記録をしました。子ども達は、フンの大きさからも、日に日に大きくなってきている様子を感じ取っていました。(写真下)
 今まで、人工の餌をカイコに与えていました。そろそろ本物のクワの葉をあげ始める頃です。不思議なもので、一度本物のクワの葉をあげると、二度と人工の餌に戻すことはできません。それほどカイコにとって、桑の葉はおいしいものなのでしょうか。

6月23日(水)

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 今日は、6月23日です。東京オリンピックの開会式が7月23日なので、ちようど1か月前となりました。6年1組では、総合の学習の時間に、オリンピック・パラリンピックに参加する国々の調べ学習を行っていました。(写真上)
 写真の黒板に貼ってある5つの国名をご存知でしょうか? 左から、スウェーデン、ベトナム、ブルンジ、ボリビア、ガンビアです。国旗は知らなかったとしても、スウェーデンとベトナム、ボリビアは聞いたことがある国です。(ブルンジとガンビアの関係者の皆様、申し訳ありません。後でフォローします。)
 では、世界地図で、ボリビアの場所を知っていますか? 私は知りませんでした。(ボリビアの関係者の皆様、申し訳ありません。これからフォローします。)
 ボリビアは、南アメリカの中央部に位置し、ブラジルやペルー、チリなどに囲まれた内陸部にあります。面積は、日本の約3倍の大きな国です。インターネットで調べてみて、行ってみたいなと思いました。それは、死ぬまでに行きたい絶景No.1の場所と呼び声高い「ウユニ塩湖」がある国だからです。鏡のように空が映る湖の上を歩く写真を見たことがあります。その場所がある国か…と思いました。
 6年生の子ども達は、このような情報を含めて、各国の料理や生活の様子をタブレットPCを使って調べていました。また、調べた内容は、必要な部分をコピーして発表資料とするために保存していました。
 なぜ、この5か国を調べていたかというと、東京オリンピックの開催が決まってから、都内の小中学校に5つの国を割り当てたことが始まりでした。旭町小でも、数年前から生活科や総合の学習の時間を使って、いろいろな学年でこれらの国について調べ学習を行ってきました。北校舎2階の廊下や階段の壁面に、5か国の情報やオリンピック・パラリンピックの種目等が掲示されています。昨年度は延期になったため、これらの国が割り当てられていたという記憶もだいぶ色あせてしまいました。東京オリンピックの開催が見えてきたこともあり、始まる前に事前学習をしておくようにします。
 ところで、ブルンジは、タンザニアやコンゴと国境を接するアフリカ大陸の内陸部に位置する国です。コーヒー豆の栽培が伸びてきている国のようです。一方、ガンビアもアフリカにある国です。西アフリカの海岸沿いにある共和国です。アフリカ大陸でもっとも小さな国です。国の真ん中を流れるガンビア川の両岸が国土となっている珍しい地理をしています。(ぜひ、地図で確認を…)
 音楽室から、3年生の歌声が聞こえてきました。今週から緊急事態宣言が解除となり、感染症予防を行ったうえでの歌唱指導が可能になりました。やはり、子ども達の歌声は小学校につきもので、必要不可欠なものであると感じます。
 音楽室に入ってみると、ドレミの歌の合奏(上のパートと下のパートの合奏)をしているところでした。キーボードと鉄琴、木琴に分かれて、練習の成果を発表していました。歌は、聞いている子ども達の席からでした。友達の発表を応援するかのように、「ドミミ、ミソソ…」と歌っていました。(写真中)発表会は、1学期の器楽のテストでもあります。ピアノを弾きながら、先生は一人一人の演奏をしっかり評価していました。
 6年生は、理科の時間に「植物の成長と水の関わり」の学習をしています。2組が理科室で実験をしていました。シロバナホウセンカの苗を使い、赤く染めた水を吸わせて、水の通り道を調べる実験です。三角フラスコに染色液を溶かした液体と、根を洗ったホウセンカの苗を入れて準備をしました。そして、1時間後に苗の様子を観察しました。すでに葉の先までところどころが赤く染まっていて、水が吸い上げられたことが分かりました。さらにカッターで茎や葉を切って調べてみると、水の通り道がどこにあるかが分かります。茎は、中心部ではなく、表面に近い部分が赤く染まっいました。(写真下)
 シロバナホウセンカを使うのは、花の色も染色液で染まるからです。花が咲いている苗が間に合わなかったので、白い花が咲いた苗が用意できたら再度挑戦して、子ども達に見せてあげたいと思います。
 ちなみに、シロバナホウセンカの種は、毎年練馬区の理科部の先生方が各校に配布しています。今年は、旭町小でも種を収穫して来年用にとっておこうと思います。

6月22日(火) その2

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 読書旬間の2週目に入っています。どの学年も、読書カードに読んだ本の記録をとりながら取り組んでいます。1年生の子ども達も、低学年用のカードにたくさんの本の題名を書き込んでいました。
 2組では、今まで読んだ本の中からみんなに紹介したい本を1冊を選び、カードに絵と言葉で表現していました。(写真上)読んだ本について紹介し合うということも、読書の楽しさの一つです。学校全体で取り組んでいる読書旬間です。来週以降には、校内全体におすすめの本の紹介が掲示されていくことでしょう。
 子ども達がカードを書き終えたところで、各自のタブレットを使って写真を撮りました。そして、撮った写真を先生のパソコンにアプリを使って送ると、教室の電子黒板に全員のカードの写真が集まっていきます。クラスのみんなで、それぞれの作品を共有することができます。
 1年生も、だんだんタブレットの操作に慣れてきたようです。また、月に何回か、ICT支援員さんが区内の学校を巡回しています。今日も教員の要請に応じて教室に入り、様々な学習場面でタブレットPCの操作について支援していただきました。1年2組でも、写真を送るまでの操作を個別に見て回っていただきました。
 読書旬間中は、図書室を利用するクラスが多くなりました。図書室には、毎週2日間、図書館支援員の方が勤務されています。本の貸し出しや整理の他、それぞれの時期に合った図書を選定し、展示していただいたりしています。
 6年2組では、図書の時間の後半に、担任の先生による絵本の読み聞かせを行っていました。図書室に最近新しく入ったばかりの本で、「ぼくがラーメンたべてるとき」という本でした。(写真中)
 「高学年の子供に絵本を?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。内容や読み手によって、対象年齢は大きな幅があるのが絵本の魅力です。実際に、この絵本の対象年齢は、3,4歳〜小学校高学年となっています。
 ぼくがラーメン食べてる時、隣のみっちゃんがテレビのチャンネルかえた。その時、隣の街では、隣の国では…そして、そのまた隣の国の男の子は…となっていき、日常から徐々に離れていきます。距離が広がれば広がるほど、同じ「子ども」でも、暮らしそのものが違って見えてきます。私たちがどれだけ恵まれた環境にいるかということは、日常気が付いていないものです。作者の世界平和への思いを感じる一冊でした。
 その作者とは、長谷川 義史さんです。先週の朝会で、「いいからいいから」の絵本を全校に紹介したばかりですが、同じ作者でした。他にもいろいろな絵本を出している方のようなので、読んでみたいなと思いました。
 4年生は、国語の時間に「新聞を作ろう」という学習をしています。相手や目的を意識して、書く内容を選んで新聞形式にまとめます。グループで内容を考えて分担し、協力して学級新聞を作っていく学習です。新聞形式でまとめをするのは、社会科や総合的な学習の時間でもよく取り上げる形態なので、他教科にも役立つ学習と言えます。
 2組では、まず実際の新聞を子ども達に提示し、どのように書かれているのかを指導していました。(写真下)新聞には、新聞名や発行日とともに、見出しや写真が入っていて見やすくなっています。子どもならではの目線で、楽しい学級新聞ができるのを楽しみにしていたいと思います。
 ところで、新聞を定期購読している家庭はどのくらいあるでしょうか? この20年間で、定期に契約している家庭は減る一方のようです。確かに、書き初めや図工の授業で新聞紙を持ち物に入れるのが、以前は普通に行われていました。最近は、カッコ書きで「用意できる人」としなければなりません。
 購読率減少の理由は明かです。「ニュースをインターネットで見るようになった」、「読む時間がない」、「新聞紙の処分に困る」などでしょうか。特に、メディアの変化が一番の理由のようです。と言っている私の家も、ついに今月末で朝刊の購読をやめることにしました。土日しか新聞を手にしていないのと、スマホでニュースを見ているのが理由です。スーパーのチラシも、最近は電子版で情報を得ることができます。定期購読をやめることになってから、今月分の新聞紙をストックするようになりました。新聞紙が貴重なもののように思えてきました。意外と、新聞紙を使う場面は多いものです。もしかしたら、新聞紙を利用したくなって、またいつか定期購読を始めることになるかもしれません。

6月22日(火) その1

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 今週も、Zoomを使って全校朝会を行いました。今日は、「聞くということ」についての話をしました。
・・・『校内を回って授業中の様子を見に行くと、きちんと先生の方を向いて話を聞いている子の姿がよく分かります。学校での勉強の全ての基本は、まず話を「聞く」ことです。「聞く」ことの積み重ねが、勉強の内容を理解して「分かる」ということにつながります。
 人の話を聞く時に、みなさんは体のどこを使っているでしょう。当然、音は耳から入ってきていますよね。でも人間の耳は、音を聞くことに関して不思議な特徴をもっているのです。それは、「自分から聞こうとしなければ、話の内容がきちんと聞き取れない」ということです。今みなさんは、校長先生の話をしっかり聞いています。そうすると、遠くで鳥の声や車の音がしていても、聞き取ることができません。友達とおしゃべりに夢中になっていると、先生が質問したことが聞こえてこないのと同じことです。耳からは音として入ってきているはずなのですが、一つの音に集中すると、もう一方の音が聞き取れないという特徴が人間の耳にはあるのです。今、人間の耳と言いましたが、両方の音は耳から入ってきているので、その奥につながっている人間の脳の働きの特徴と言えるかもしれません。
 また、こんなこともあります。それは、しっかり見て話を聞いていないと話の内容がきちんと聞き取ることができないということです。教科書の違うページの内容に気をとられていて、先生の話が聞き取れなかったということはありませんか。あるいは、外の景色に見とれていて先生の話が聞き取れなかったということは、誰しも経験があるでしょう。音は自分の耳から入ってきているのに、話の内容がきちんと頭に入ってこないというのは不思議ですね。
 今日ここまで話してきた「きく」ということは、漢字で書くとこういう字を使います。(「聞」の漢字を見せる)もんがまえに「耳」という漢字が入っています。実はもう一つ「きく」という漢字があります。(「聴」の漢字を見せる)どちらも話を聞く、音を聞くという意味がありますが、「聴」の方は、自分から耳を傾けてしっかり聴くという意味で使われます。「聴」の漢字をよく見ると、「耳」と「目」と「心」という漢字が組み合わさってできています。「話を聞く時は、目と心で聞くことが大切である」と言われます。いつも授業中は、話している人の方を見て聞くこと、そして話の内容に心を傾けて聞くことを大切にしていきましょう。』・・・
 続いて、緊急事態宣言が解除になったことでできるようになった活動や、熱中症予防のために体育や休み時間にマスクを外すことも大切であるということについての話もしました。

6月21日(月)

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 5年生は、理科の時間に「植物の成長」の学習をしています。インゲン豆の種を使い、発芽のための条件や、丈夫に育つための条件について調べてきました。種が発芽するために必要な条件は、「水と空気と適した温度」でした。そして、発芽したインゲンマメが丈夫に成長していくには、さらに日光と肥料が必要であることが分かりました。
 教科書には、この単元のまとめとして、「根深ネギ」の話が載っています。(写真上)スーパーなどで売られているネギは、緑の部分よりもその下の白い部分が主に食用にされています。(どちらも、ネギの葉にあたるところです。)この白く太い部分がどのように作られているのかを、教科書では詳しく説明しています。
 ネギは、苗を植え付けてから株元に土をかぶせます。緑の葉が伸びてきたら、また土をかぶせていきます。これを繰り返していくと、土の中に埋まって日の当たらない白い部分が長く出来上がるという仕組みです。
 ネギの他にも、日光をわざと当てずに育てている野菜がたくさんあります。もやしは、真っ暗な中で種を発芽させたものです。また、ホワイトアスパラガスやウドは、光を当てない環境で育てることで、白く柔らかい野菜を作り出しています。
 5年生は算数の時間に、「小数の倍」という単元の学習をしています。2倍や3倍のように、整数倍については前学年までに学習をしてきました。5年生では、1.2倍や3.5倍というように、小数倍を使う場合があるということを学習します。また、この小数倍の計算を使うことで、割合を比べる学習へと結びつけていきます。5年生から6年生にかけて、算数の大きな山場が割合の考え方です。
 今日は、おにぎりとハンバーガーの元の値段と値引き後の値段を比べ、より安くなったのはどちらかを考えさせる問題を行っていました。おにぎりは、元の値段が160円で、値引き後が110円です。ハンバーガーは、元の値段が200円で、値引き後が150円です。元の値段の何倍になったかで比べたら、それぞれ「110÷160=0.6875」と「150÷200=0,75」になります。この場合、数が小さい方(0に近い方)が値段が下がったと言えるのですが、この考え方が難しいところです。5年2組に集まっていた子ども達は、これ以外にも様々な考え方をして、どちらが値引きが大きいのかを比べていました。(写真中)
 6年生は、社会科の時間に「日本の歴史」の学習を順調に進めています。先週は、大陸に学んだ国づくりの学習として、聖徳太子の政治について調べていました。今日は、2組の教室で、「大化の改新」について学習していました。(写真下)
 「虫殺(645)しの大化の改新」とか、「蒸しご飯(645)を食べる途中で大化の改新」など、昔は「大化の改新=645年」と年号を暗記したものでした。ところが最近は、この年号に疑問符が付き始めています。
 6年生が使っている教科書では、「中大兄皇子と中臣鎌足が、645年に蘇我氏を倒しました。そして、中国から帰国した留学生らとともに新しい政治を進め、その改革が大化の改新と呼ばれています。」と表記されています。
 歴史学者の研究からなのでしょうか・・・645年に中大兄皇子が蘇我氏を滅ぼしたときからの出来事を、以前は「大化の改新」と呼んでいました。しかし現在では、この出来事は「乙巳の変(いっしのへん)」とされ、646年に発せられた改新の詔(かいしんのみことのり)によって始まった政治的改革を「大化の改新」と呼んでいるそうです。
 歴史の教科書の改訂は、実はこれ以外にもたくさんあります。十七条の憲法をつくったのは、「聖徳太子」と誰もが習ってきました。しかし、現在では「厩戸王(うまやどのおう)」となっています。教科書には、聖徳太子(厩戸王)と書かれていて、「もとの名前を厩戸王といいますが、その業績をたたえて、後の時代に聖徳太子と呼ばれるようになりました。」という注意書きが添えられています。
 今後も、今まで習ってきた歴史の内容が大きく変更になることがあるかもしれません。

6月18日(金)

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 今日から校庭の隅の方で、防災井戸の再設置工事が始まりました。校庭の南校舎寄りのところに、以前から使用してきた防災用の井戸があります。昨年度から水が出なくなり、調べてもらったところ、水位が下がっていることが分かりました。旭町小がある場所は、周りの地域から見ると高台にあります。その分井戸水は深く掘らなければ出てきません。今まで設置してあった場所の近くに改めて井戸を掘り、さらに深い位置まで掘削するとのことです。今までの井戸が、地面から15mの深さであったというから驚きです。今度は、さらに深く掘ることになります。
 防災用の井戸は、避難拠点となっている学校施設に必ず設置することになっています。災害等で水道が使えなくなった場合の生活用水となります。予定では、7月12日(月)までの工期になっています。
 東京では、井戸水をもっている家庭はめったにありません。ところが、新潟県では、ほとんどの家庭に井戸があります。冬の大雪に備えた、融雪用の井戸水です。電動ポンプで水をくみ上げ、家の周りの雪を融かすために使います。道路にも消雪パイプが埋め込まれていて、地下水を利用して道路の雪を融かしています。
 私は、新潟県の雪の深いところで育ちました。井戸水のありがたみを、子どもながらに感じてきました。井戸水は、一年中一定の温度です。冬は、雪国にとっては湯気が出るほど温かく感じます。また、夏になると水道水よりも冷たいため、スイカを冷やす時に使っていました。
 ところで、工事をしているすぐ近くには、ビワの木があります。(写真上)昨日はヤマモモの木を紹介しましたが、旭町小のこのビワの木も見事です。オレンジ色のたくさんの実がつきました。ビワは、そのまま食べたり、コンポートやジャムに利用したりすることができます。また、ビワの葉を薬用茶として利用することも知られています。
 6年生は、保健の授業で「病気の予防」についての学習をしています。保健の授業は3年生以上の学年にあり、年間の指導時数と指導内容が決まっています。「病気は、病原体や体の抵抗力、生活行動、環境が関わりあって起こること」や「生活習慣病など、生活行動が主な要因となって起こる病気の予防」についての学習をします。
 1組では、まず自分たちが知っている病気の種類について話し合いをしました。風邪やインフルエンザ、がん、そして現在最も身近な新型コロナウィルス感染症と、様々な病名が挙がりました。
 「体の抵抗力が弱いと病気になりやすい」ということが教科書に書かれていました。(写真中)では、どうしたら抵抗力を上げることができるでしょうか。そこで、睡眠や食事、運動等の生活の仕方が重要になってきます。子どもたち自身の生活環境を振り返らせ、健康について考えていくのが保健の学習です。
 1年1組で、算数のテストを行っていました。1年生は、今月に入って1桁+1桁のたし算の学習をしてきました。計算カードを使いながら、毎日習熟を重ねてきました。
 ワークテストが配られ、「キョロキョロしないで、しっかり問題に取り組みましょう。」と先生から話がありました。名前を書いて、いよいよテストの時間になりました。1問ごとに鉛筆が止まっていたようですが、両手に便利な計算機があります。指を折ってたし算をしている子が何人か見られました。きっと、これからも繰り返し問題に取り組むうちに、計算機から卒業する時期がやってくるのでしょう。(写真下)

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