7日3日(水)2校時(9時35分〜)に、体育館にて情報モラル教室があります。5,6年生への指導の様子を公開いたします。続けて保護者向けの講習会もあります。ぜひご参加ください。

11月8日(月) その2

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 2校時に、教育アドバイザー訪問の授業研修がありました。先週は3年次の教員への訪問でしたが、今日は初任の先生への指導訪問でした。
 1年2組では、道徳の「きゅうしょくとうばん」という資料を使った授業が行われました。(写真上)「勤労、公共の精神」について考えさせる内容でした。・・・給食当番でデザートのフルーツポンチをよそう担当になった「ぼく」は、うまく仕事ができるのか、心配でドキドキしていました。しかし、一生懸命仕事をして先生や友達に褒められたことから、次回もがんばろうとする気持ちを抱くようになります。・・・1年生の子ども達にとって、とても身近な内容であり、共感できる部分の多い資料です。「白玉を同じ数ずつよそわなければいけない。」と考えながら当番の仕事をしているところや、「パンの担当の方が簡単でよかったのに…」と思うところなど、様々な葛藤場面が描かれています。
 授業の後半では、「みんなのためにがんばって良かったこと」について、自分の生活の中から見つけさせていきました。道徳の授業では、「一般化」にあたるところで、そこが道徳教育の重要部分になります。お話の中の主人公の気持ちから、日常の自分たちの生活に重ね合わせて考えさせる「道徳の肝」にあたる授業展開です。
 今月の学校公開から、12月、1月と、毎月道徳の授業を1時間ずつ公開していきます。A〜Cのグループで分散した参観になっているため、3回に分けて全家庭に道徳の授業を見ていただくためです。道徳の授業公開になっているご家庭では、どのように資料内容から一般化して指導しているのか、ぜひ注目してご覧ください。
 2校時に、体育館で6年生に向けた「がん教育」の出前授業がありました。講師として、NPO法人がんノート代表理事をされている 岸田 徹 さんにお越しいただきました。
 岸田さんは、25歳で希少がんを患い、抗がん剤治療や2度の手術を受けた方です。現在は、がん経験者へのインタビューをYouTubeで配信したり、国立がん研究センターの広報などでご活躍されたりするなど、多方面でがん教育に携わっています。某がん保険のCMにも出演されていました。(そのCMでは、嵐の櫻井くんに、「なんでも明るく語りますね〜」と言われていました。)
 「小学生にがんの教育?」と思われるかもしれませんが、ここ数年で学校でのがん教育の重要性が広がりつつあります。6年生の保健の教科書には、喫煙や飲酒の害のページに、がんになる可能性について触れられています。また、がんにかからないためには、生活習慣が大切であるとされています。(がんが遺伝によるのは、全体の5パーセントに過ぎません。)生活習慣病についても、6年生の保健の授業内容です。
 授業の後半は、ご自身の闘病経験について話していただきました。がんを宣告された時には、全身にがんが広がっていて、「5年生存率は、5分5分」と言われたそうです。そこで岸田さんは、「こんなに転移している状態で半々なら、なんとかなるんじゃないか」と考えました。(写真中)
 また、岸田さんは漫画やアニメが大好きで、子ども達の興味を引くためにパワーポイントの資料にいろいろなアニメを引用して、楽しく説明してくれました。
 最後に、「幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せ」と話し、笑うことの大切さを伝えていただきました。どんなにつらいことがあっても希望をもち、明るく生きる岸田さんのパワーに、終始圧倒されました。
 1年1組では、生活科の時間に、どんぐりを使ったおもちゃ作りに挑戦していました。どんぐりは、学年のみんなで3週間前に光が丘公園まで行き、たくさん拾ってきました。生活科の教科書を参考にしながら、どんなおもちゃを作りたいかを考え、各自家からいろいろな材料を用意して製作に取りかかりました。
 どんぐりは、工夫次第でいろいろなおもちゃに変身させることができます。どんぐりに穴をあけ、ひもを通してネックレスを作っている子がいました。(穴あけは先生が行います。)また、空き箱にストローで道を作り、どんぐりをゴールまで転がしていく迷路を作っていた子もいました。
 さらに、つまようじを利用して、どんぐりのやじろべえを作った子がいました。左右のバランスを何度も調節しながら、つり合う位置を考えていました。(写真下)どんぐりは、目をつけるだけでも、とてもかわいらしい人形になります。その他、コマを作ったり、松ぼっくりと一緒にクリスマスの飾りを考えたりと、とても楽しそうでした。

11月8日(月) その1

画像1 画像1
 今朝の全校朝会では、続いて行われるクリーン運動に向けた話をしました。
・・・11月に入り、秋の深まりを感じるようになりました。先週、自転車で光が丘公園の中を通って出張に行きました。公園内の木々は紅葉が進み、たくさんの落ち葉がいたるところにたまっていました。よく見ると、公園のあちこちで落ち葉を集めて掃除をしている方々が目に留まりました。落ち葉だけでなく、垣根の間に入って空き缶やビニールごみを集めたりもしていました。光が丘公園でこれらの作業をしている方々は、仕事として掃除をしているのではありません。ボランティアとして働いている人達です。
 ボランティアというのは、自分でできることをすすんでみんなのために働く活動のことをいいます。そして、一番大切なのは、無償で行うこと…つまり、お金をもらわずに行う仕事であるということです。
 今日は、これからクリーン運動を行います。1年生から3年生は学校の敷地内を、そして高学年は上練馬公園や学校周辺の道路の掃除をします。クリーン運動は、みんなで力を合わせて、学校や地域をきれいにするボランティア活動です。学年ごとに分担した場所のごみを拾ったり、石拾いをしたりします。また、落ち葉を一つずつ手で拾います。みんなで行えば、たくさんの落ち葉もあっという間に片付けることができます。
 一方で、普段は用務主事さんが一人で何倍も働いてきれいにしてくださっていることを忘れてはなりません。ですから、みんなで一斉に外に出てクリーン運動をしたことで終わりにしてはいけないのです。毎日行っている掃除の時間も大切にしていかなければなりません。ほうきや雑巾を使って、決められた当番の場所をいつもがんばって掃除をしているでしょうか。今日のクリーン運動を機会に、普段の掃除当番の取り組みも含めて、学校をきれいにしていく気持ちを高めていきたいものです。・・・
 朝会の後、各学年に豊渓中学校の1年生の生徒や保護者の方々に加わっていただき、クリーン運動を行いました。低学年の子ども達も、ぶかぶかの軍手をはめてたくさんの落ち葉を集めていました。

11月6日(土)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 青少年育成第六委員会育成部主催の自転車安全教室が、午前中に校庭を使って行われました。
 自転車に乗る時の点検ルールや走行時の交通安全に関する指導の後、実際にコースを使って技能訓練も行いました。自転車をスタートさせる時の乗る方向(自転車の左側から乗る)や、ペダルをこぎ始める足が決まっていること(右足から)など、安全面を考えた細かなルールがあることも教えていただきました。
 PTAや第六地区委員会で構成しているボランティアの小中学生も参加して、自転車安全教室の運営を支えていただきました。また、光が丘警察の方々やたくさんの地域の皆様にも準備をいただき、実施することができました。
 子ども達の日頃の安全のために、多くの方々に見守っていただいていることに、改めて深く感謝申し上げます。

11月5日(金)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 今日から、秋の読書旬間が始まりました。19日(金)までの2週間、毎日読書に取り組んでいきます。読書旬間中は、朝会や集会のない日は基本的に朝読書として、15分間自分の席で読書をします。校内を回ると、登校後のしたくを済ませた子ども達が、静かな教室の中で本を読む姿が見られました。(写真上)
 子どもの頃の読書体験は、大人になってもかけがえのない思い出としてよみがえってくるものです。自身の好きなシリーズや本のジャンルができたり、お気に入りの作家の本を次々と手にするようになったり・・・そんな時代が、誰にもあったのではないでしょうか。そのような読書の楽しさを、ぜひ子ども達に味わわせてあげたいものです。
 学校では、各クラスに団体貸し出しとして、光が丘図書館からたくさんの本が届いています。また、教室内には、学級文庫として図書室からおさがりとして本が置いてあるところもあります。本の貸し出しは学校の図書室でも行っていますが、近くに光が丘図書館があります。土日を利用して、家族で図書館に出かけてみてはいかがでしょうか。ちょうど昨日の午前中に合同校長会があり、自転車で光が丘公園内を通りました。イチョウ並木が黄色く色づき、図書館に向かう道がとてもきれいでした。
 5年生に続いて、6年生も家庭科の調理実習が始まりました。1,2校時に1組、5,6校時に2組が行っていました。実習したのは、「ゆでいも」です。「6年生なのに、いもをゆでただけ?」と思わないでください。昨年度から調理実習が一切できず、家庭科の授業で調理実習を行うのは、6年生にとっても今回が初めてだったのです。6年生では、炒める料理やご飯を炊いたり味噌汁を作ったりという調理があります。しかしその前に、コンロの使い方や包丁の使い方からスタートしなければなりません。そこで今回は、5年生の1学期に行う「ゆでる調理」から実習を始めることにしました。
 今月から調理実習を始めるにあたり、学校でビニール手袋を購入しました。食材を触る実習の時は、しばらくはビニール手袋をつけて行うようにします。
 最初に、担任の先生が子ども達を集めて、包丁の使い方やじゃがいもの切り方のお手本を見せました。(調理実習では、これが重要です。先生自らがやってみせることに尽きます。)じゃがいもを水洗いしてから、包丁で皮をむいていきました。包丁に親指を添える位置がポイントになります。
 1人あたり、じゃがいもを1個ずつ皮むきをするのですが、半分までは包丁を使い、あとはピーラーを使って良いことになっていました。(家庭では、ピーラーを使う場合が増えているのではないでしょうか。ただし、じゃがいもの芽はしっかり取るように指導しています。)
 先生のお手本が終わったら、いよいよ自分たちで行う実習の始まりです。「包丁でじゃがいもの皮をむくのは初めて」という子が多かったようです。先生から何度も親指の位置を注意されていた子がいました。かなり分厚く皮をむき、だいぶ小さなじゃがいもになった子もいたようでしたが、全員無事に切ることができました。(写真中)
 次に、鍋に水とじゃがいもを入れ、柔らかくなるまでゆでました。何度も竹串で確認していた班がありました。ゆであがったじゃがいもは、塩を振って食べました。家庭科の授業で初めて作った味は、格別なものだったようです。ぜひ各ご家庭でも、積極的に調理をさせてあげてください。包丁の扱いは、ヒヤヒヤするかもしれませんが…。
 2校時に、2年2組の教室で、アドバイザー訪問の授業視察がありました。区の教育アドバイザーの先生に来ていただき、授業についての指導を受ける訪問です。初任の先生から2〜3年次研修を受けている若手の先生方を対象とした、指導力向上研修の一環として行っています。
 担任の先生がスーツに着替えて教室に入ったきたところ、子ども達から「なんで着替えてきたの?」とか、「ホテルマンみたい」という声が聞こえてきました。先生はちょっぴり緊張気味のようでしたが、子ども達はいつも通りの明るさでした。(写真下)
 国語の「かたかなで書くことば」の授業を行いました。カタカナは、いろいろな場面で使われています。前時では、いろいろな音を表す時や、外国から来た言葉、外国の国や土地、人の名前にカタカナを使うことを学習しています。今日の授業では、いろいろなカタカナを使って文章を作る学習内容でした。
 授業が終わり、中休みにアドバイザーの先生からいろいろな指導をいただきました。来週は初任の先生へ、再来週は2年次の先生方にアドバイザー訪問があります。どの先生方も、日々子ども達に学習を教えながら、自らも勉強の毎日です。

11月4日(木)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 5年1組では、3,4校時に、総合の学習で育ててきた稲の「脱穀ともみすり」の作業を行っていました。5年生は、1学期から学校の田んぼとバケツを使い、稲の栽培に挑戦してきました。先月に入って稲刈りをし、しばらく多目的室に干して乾燥させていました。いよいよ収穫した稲からお米にする段階です。
 もちろん全て手作業です。脱穀では、割りばしを使ったり櫛を使ったりして、稲穂から手で種もみを取り除いていきました。この他にも、牛乳パックや定規、茶わんなどを使って行う方法もよく行われます。実際の農家では、全てが機械化されています。コンバインを田んぼに入れ、刈り取りから脱穀までを全自動で行い、稲わらが束ねられて出てきます。子ども達の手作業では、脱穀だけでも相当な時間がかかっていました。
 続いて、もみから玄米を取り出す「もみすり」の作業です。旭町小では、かわいらしいすり鉢が、5年生の人数分用意してあります。種もみを入れてから、野球ボールで強く押していくと、もみ殻と玄米に分けることができます。と言っても、結構大変な作業です。なかなか玄米が出てこなくて、苦労していました。(写真上)
 この作業も、現在では全て機械で行われています。実際に自分たちの手で行う体験は、昔の人の苦労を感じるとともに、お米一粒一粒の大切さを身に染みて理解することにつながります。
 1年生は、国語の時間に「ことばを たのしもう」という学習をしています。長く親しまれている言葉遊びを通して、言葉の豊かさに気づかせる学習単元です。教科書には、「ぞうさんのぼうし」という中川りえこ さんの詩が載っています。「ざじずぜぞうさん ざくろの えだに がぎぐげごつんと ぶつかって だぢづでどしんと でんぐりがえり ばびぶべぼうし ぱぴぷぺぽんと ふっとんだ」・・・何度も読んでいるうちに、子ども達は自然に暗唱してしまうものです。(写真中)
 作者の中川りえこ さんは、日本を代表する児童文学作家で、作詞家でもあります。「いやいやえん」や「ぐりとぐら」の絵本、そしてとなりのトトロのイメージソングの数々を作詞している方です。「ぞうさんのぼうし」は、濁音と半濁音をうまく並べて構成されています。何気ない言葉遊びの詩でありながら、うまくできているなと感じます。さすが才能のある人は、日本語のとらえ方が違うな…と思います。
 5校時に、校庭から威勢の良い6年生のマーチングの音が響いてきました。学校だよりや6年生の家庭へのプリントの通り、来週土曜日の公開日に、マーチングの発表を行う予定です。
 今年も感染症対応の楽器編成を行い、キーボードや打楽器を増やすなど、工夫して指導してきました。2学期に入り、体育館を使って動きの練習を重ね、先月から何度か校庭での隊形移動を練習してきています。今日は、久し振りに校庭での練習とあって、ひときわ子ども達の気合が感じられる響きになっていました。きっと1年生から5年生の子ども達も、授業をしながら窓の外が気になっていたのではないでしょうか。来週金曜日の朝は、児童鑑賞の時間として、1〜5年生にも披露する予定です。(写真下)

11月2日(火)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1年生は、算数の時間に「ひきざん」の学習が始まりました。先月の繰り上がりのあるたし算に続き、今度は繰り下がりのあるひき算の学習です。(11〜18までの数から1位数を引く、繰り下がりのある計算です。)
 「どんぐりが13こあります。9こ つかいました。どんぐりは、なんこのこっていますか。」・・・いかにも今の時期にふさわしい問題文です。問題文からひき算であるということが分かり、式は「13−9」となります。ひき算は、1学期に1位数−1位数しか習っていません。そこで、いつものように算数ブロックの登場です。(写真上)
 13個のブロックは、10のまとまりと3個のバラに分かれて置いてあります。では、13個のブロックから9個を取り除くには、どのように操作するでしょうか。まず、10のまとまりから9個を取り除き、残った1個にバラの3個を合わせて4個とする方法があります。(9のような大きい数を引く場合は、こちらのやり方の方が多い。)
 これは、「減加法」と言われ、13を10と3に分け、「10−9=1」「3+1=4」と、引き算とたし算を合わせて求める方法です。2年生で筆算になった時も、繰り下げてきた10から1位数を引き、その後バラをたすという考えが使われるため、まずは減加法を指導していきます。
 もう一つのやり方は、引く数の9を3と6に分け、「13−3=10」「10−6=4」とする方法で、2回ひき算をするので「減減法」と言われています。引かれる数の1位数に合わせて引く数を分解するので、こちらの方が難しい考え方かもしれません。しかし、「12−3」のような計算は、3を2と1に分けて、「10−1=9」とする方が簡単です。次第に慣れてくると、両方のやり方を自然に頭の中で使い分けるようになっていきます。
 学校だよりでもお伝えしましたが、今月から家庭科の調理実習を始めていきます。さっそく今日の1,2校時に、5年1組がお茶の入れ方の実習を行いました。本来なら、4月に実施する内容です。(確か、お茶の道具に触れたり、ガスコンロの使い方までは4月に行っていました。)
 三角巾とエプロンを身につけ、まず初めに全ての道具をきれいに洗うところから実施しました。この1年半、家庭科室の食器類は一度も使用されないままでした。スポンジに洗剤を含ませ、流しで順番にきれいに洗っていきました。こうやって食器類を洗うことも、家庭科の大切な学習です。
 急須に茶葉を人数分入れ、やかんのお湯を入れて1分ほど待ちました。そして、湯飲みに注ぎ分けていきます。同じ分量や濃さになるように、少しずつ注いでいきました。(写真中)
 最近は、家庭で熱いお茶を入れる機会が減っているのではないでしょうか。急須や電気ポットが家に無いという子が何人かいました。ペットボトルの冷たいお茶が主流になり、生活様式が変わってきたことを感じます。それだけに、自分たちで入れたお茶を大切そうに味わって飲む子ども達の顔は、とてもうれしそうに見えました。
 ところで、指導されていた先生からこんなことを聞きました。実習に入る前にエプロンと三角巾をつけた時、何人もの子が自分でひもを結ぶことができなかったそうです。背中や頭の後ろでしばるという経験が、今まであまりなかったのでしょう。そういう意味でも、家庭科の調理実習は貴重な学習の場であると感じます。
 6年生の理科「土地のつくりと変化」の学習では、地層には化石が含まれているものがあることを学びます。地層は、火山のはたらきによる堆積と水のはたらきによる堆積の2通りのでき方があります。化石が見つかるのは、おもに水のはたらきによる地層(海底で堆積したもの)に含まれている場合が多いです。動物の骨や歯、貝や植物の葉など、様々なものが化石となって発見されています。
 学校には、化石の標本が用意してあります。有名なアンモナイトや魚の骨、サメの歯などの化石が入っていて、子ども達は興味をもって観察していました。さらに、タブレットを使って標本に書かれていた時代について調べたりもしました。(写真下)

11月1日(月) その2

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 2年生は、算数の時間にいよいよ「九九の学習」に入りました。九九には1の段から9の段までありますが、最初に学習をするのはどの段からか知っていますか? 「2の段が最初」・・・と思った方が多いのではないでしょうか。正解は、「5の段」です。1組では、5の段の式と答えを書き出してから、九九での「5の段」の唱え方を指導していました。(写真上)
 小学校の算数では、1年生の時から5のまとまりを意識させた授業をしてきています。また、片手の指の数が5本であったりすることから、5の段から九九をスタートさせるのが一般的のようです。5の段の九九の答えは、一の位が0か5になっているということも覚えやすい理由の一つです。
 5の段の次は、2,3,4,6・・・9の段となりますが、昔から難関となるのが6〜8の段です。間違えやすい九九がいくつか入っている段です。2年生はこれから、毎日何度も何度もお経のように唱えながら覚えていく日々が続きます。ちなみに、1の段は一番最後に習います。これも意外と知られていないことではないでしょうか。
 今日から、たてわり清掃が始まりました。今年度のたてわり班活動は、一度6月の末にスタートました。しかしその後、7月に入ってからまた緊急事態宣言となったため、中断していました。解除になった先月からは、たてわり班での全校遠足も実施しています。そこで今月からは、たてわり清掃も行うことにしました。
 掃除をする場所は、たてわり班こどに指定されていて、各教室や特別教室、階段や廊下、昇降口などが割り振られています。毎週ローテーションをして、場所を変えながら清掃に取り組みます。6年生の班長・副班長を中心に、低学年の子ども達に掃除の仕方を指示したり、ほうきの使い方を教えたりしてあげていました。(写真中)
 クラス清掃では、低学年は教室と廊下の清掃しかなく、当番の子以外はいつも廊下で掃除が終わるのを待っている状況でした。たてわり清掃になると高学年がリードするので、全校児童が分担していつもより多くの場所をきれいにすることができます。
 旭町小学校でたてわり清掃が始まったのは、今から15〜16年前のことです。(私はその頃、旭町小で高学年の担任をしていました。)たてわり班活動はどこの学校でもよく行われていますが、掃除をたてわりで行っている学校は少ないはずです。たてわり清掃をしっかり行っていくには、全ての教員による共通した指導が必要です。学校の伝統として、これだけ長く続いているのは、先生方の指導の継承によるところでもあります。
 5年生は、理科の時間に「もののとけ方」の学習をしています。ものが水に溶けることに着目して、溶ける量や温度による変化などについて調べていきます。5年生にとって、「ものが水に溶ける」という現象は、どの程度身近なものになっているでしょうか。お湯に粉末のスープを溶かしたり、水に絵の具を溶かしたりという経験はあります。しかし、「水溶液」の定義は、「水にものが溶けた透明な液体」を言います。子ども達は、「溶ける=見えなくなる」や「溶ける=ものがなくなる」ととらえやすいものです。
 今日は、1組が「水溶液の重さ」についての実験をしていました。水と食塩のそれぞれの重さを量り、水に食塩を溶かしたら重さがどうなるのかを調べました。実験の前に子ども達に予想させると、「水と食塩を合わせた重さになる」という意見や、「溶けてなくなるから少し軽くなる」という考えが出てくるものです。電子天秤を使い、容器や薬包紙の重さも考えながら、正確に実験しようと取り組む姿が見られました。(写真下)

11月1日(月) その1

画像1 画像1
 今日から11月に入りました。全校朝会は、今月から校庭で行うことにしました。今までは火曜日にZoomで行っていましたが、校庭で行うのは4月以来のことです。やはり、子ども達と対面で話をすることが何よりも大切であると思います。今日は、「電車のマナー」と「ふれあい月間」についての話をしました。
・・・先週の水曜日に、2年生のいも掘り遠足がありました。電車に乗って朝霞市にある農園まで行き、大きなサツマイモをたくさん収穫することができました。学校から成増駅まで行き、朝霞台の駅まで10分ほど電車に乗りました。学校を出発する前に、「電車の中では静かにすること。電車に乗ったら、一言もしゃべらないこと。」が指導されていました。しかし、行きの電車の中では、それを守ることができませんでした。友達とおしゃべりをしていた子がたくさん見られました。帰りに公園でお弁当を食べてから、電車に乗る前に、もう一度電車の中でのマナーについて話をしました。そうしたら、帰りの電車の中では、みんな静かにマナーを守って乗ることができました。
 みなさんも、家の人と一緒に電車を利用して出かけた経験があると思います。なぜ、電車の中では静かにしていなければならないのでしょうか。それは、「周りの人に迷惑をかけないようにするため」です。今度電車に乗った時に、どんな人達が乗っているのかをよく見てください。静かに本を読んでいる人がいたり、目を閉じて寝ている人、小さな赤ちゃんを抱えたお母さんも乗っていたりします。そして、べちゃくちゃとおしゃべりをしている人達がいると、周りの人に迷惑をかけているなあと気がつくはずです。ましてやコロナ禍の今は、電車のような密な空間では、マスクをして黙っていることが常識です。
 さらに、電車の中でのマナーとして、「立っている人は、手すりやつり革につかまらなければならない」ということがあるのを知っていますか。校長先生は毎日電車で通勤していますが、必ず電車の中では手すりやつり革につかまるようにしています。電車がゆれても自分は大丈夫と思ってはいけません。もし急ブレーキがかかり、他の人にぶつかってしまったら、あるいはけがをさせてしまったら・・・というところまで考えなければならないのです。
 全ての「マナー」は、人に迷惑をかけないということが基本になっています。学校内でも、「授業中に廊下を移動する時は、静かに歩く」というマナーがあります。いつも周りの人のことを考えて行動できるようにしましょう。
 さて、今日から11月に入りました。11月はふれあい月間であるとともに、練馬区いじめ一掃取り組み月間にもなっています。練馬区全ての小学校・中学校からいじめをなくすために、全校体制で取り組んでいきます。今年は、「いじめ防止シンボルマーク」を練馬区の学校から募集することになりました。いじめをなくすために一人一人が真剣に考えて、旭町小でもシンボルマーク作成の取り組みを行います。
 いじめにつながる行為はすぐにやめなければならないし、やめさせなければなりません。その一番の方法は、先生や家の人に伝えることです。学校には保健室の先生や校長先生・副校長先生、相談室の先生など、たくさんの人達がみなさんの味方となっていじめを無くすように協力してくださいます。
 いじめは絶対にいけないことであるという気持ちをしっかりもち、身近な友達への言葉づかいから見直し、気をつけていくようにしたいものです。・・・

10月29日(金)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1,2校時に、4年生が視聴覚室に集まり、水道キャラバンの授業がありました。水道キャラバンは、東京都水道局が子ども達の水道水に対する理解や関心を高めるために実施している出前授業です。2年前までは、たいていどこの学校でも毎年4年生に行われていました。今回は、コロナ対応バージョンで出前授業をしてもらいました。
 通常は、体育館などの広い場所を使い、子ども達がグループごとに実験をする時間があります。今回は、その実験を司会のお兄さんとお姉さんが行い、スクリーンに拡大して投影し、子ども達にその様子を見せていました。
 授業の後半にいくつか実験がありました。浄水場できれいな水道水ができる過程を実験で示すという内容でした。ビーカーに汚れた水を作り、そこに凝集剤を入れてかき混ぜます。しばらくかき混ぜた後にビーカーの中を見ると、あら不思議・・・底の方に汚れが沈殿して、上澄みが透明な水になりました。
 浄水場では、さらに細かい汚れを取り除くために、砂利を使ってろ過する工程があります。水道キャラバンでは、その実験も見せてもらいました。(写真上)ちなみに、さらにオゾンを使って匂いを取り除き、塩素で消毒して水道水となり、各家庭に届いています。
 現在の東京の水道水は、昔とは異なり、「おいしい水」になりました。昭和の終わりに田舎から出てきた私は、東京の水のまずさにびっくりしたものでした。それが今では、高度浄水処理の技術によって、安全でおいしい水を作ることができるようになりました。
 後から授業をしていただいた2人に聞くと、来年度からは、今まで通り子ども達にも実験をさせるように計画中とのことでした。コロナ対応バージョンでは、ずっと子ども達が座ったまま話を聞くばかりになってしまうので、飽きさせないように工夫をしていました。タブレットと連動させて画像を見せたり、クイズを入れたり、そして何よりも2人の演じ方・話し方が上手だったりしたことです。子ども達に分かりやすく授業をしていたお兄さんとお姉さんは、役者の卵です。俳優を目指すために、養成所に通っていたそうです。マスクをしていても、とても明るいはっきりとした発声で、子ども達をしっかり引き付けていました。
 3年生は、理科の時間に「地面のようすと太陽」の学習をしています。日なたと日陰の地面の様子を比較しながら、日陰の位置は太陽の位置の変化で変わることや、日なたと日陰で地面の温度や湿り気に違いがあることなどを調べていきます。
 今日は、朝から快晴の天候に恵まれ、実験には絶好の機会となりました。1組では、校庭の日なたと日陰の地面の温度を、棒温度計を使って調べる実験をしていました。実際に温度を測ってみると、10度以上も日なたの方が温かいことが分かりました。(写真中)
 1年2組では、アサガオの種を机の上に並べて数えていました。各自が育ててきたアサガオは、すでに刈り取ってリースにしてあります。しかし、夏から秋にかけて次々ととれた種は、今まで大切に保管してきました。
 机の上にとれた種を並べ、10個ずつのまとまりを作りながら数えていきました。100個をはるかに超えて、200個近く種がとれた子もいました。うれしさ半分、その分、数えるのがとても大変そうでした。(写真下)
 集めた種は、来年の1年生にプレゼントをする予定です。確か今年の1年生は、4月の「1年生を迎える会」で、2年生からプレゼントしてもらいました。数え終わってから、色画用紙で四角い封筒を組み立てて、アサガオの種を大切そうに入れていました。

10月28日(木)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 2年生の教室では、昨日のいもほり遠足の絵日記を書いていました。土の中から出てきた大きなサツマイモを手にしている絵が、とても上手に描けていました。子ども達に聞いてみると、昨日さっそく家族で食べてみたという子が何人かいました。レンジで温めて、バターをぬって食べたそうです。おいしかったでしょうね。一方、「もっとおいしくなるまでとっておくの…」と言っていた子もいました。また今度、2年生の子ども達にサツマイモの味と調理の仕方を聞いてみようと思います。
 1年生は、算数の時間に「どちらがおおい」という学習をしています。1学期の「どちらがながい」という単元では、長さの概念についての学習をしました。今回は、体積の概念についての学習です。小学校の算数では、入れ物に入る水などの量を「かさ」という言葉で表しますが、その基礎となる学習です。入れ物に入っている水の量を比べるために、直接比較や関節比較をしたり、任意単位を使って調べたりしていきます。ちなみに、3学期には「どちらがひろい」という面積の概念を学習する単元があります。
 前時の授業では、大きさや形のちがう2本のペットボトルに入る水の量を比べました。Aのペットボトルに入っている水をBのペットボトルに移し替える方法で行っています。そして、「あふれた時」と「足りなくなった時」とで、その結果からどちらが多く入るかを考えました。(これが直接比較です。)
 今日は、3本のペットボトルで比べました。同じような形の3本でしたが、よく見ると上の方が細くなっていたり、ふくらんでいるところが違っていたりします。まず、見た目で一番多く入っているペットボトルを予想させましたが、だいぶ子ども達の意見が分かれました。(写真上)
 次に、比べ方を考えました。同じ大きさの入れ物を3つ用意して、それぞれの水を移し替えて比べるということになりました。(これが関節比較です。)先生が、同じ大きさの1リットルますを用意して、それぞれの水を移し替えました。1つは明らかに少なかったのですが、残りの2本はほぼ同じ水の量でした。…しかし、子ども達はそのぎりぎりの違いをしっかり判定します。ほんの少しの差で、1本目のペットボトルにたくさんの水が入ることが分かりました。
 1年生の先生は、いろいろな飲み物を買ってペットボトルを用意したようです。それも、見た目ですぐに分からないような、子ども達が迷うような入れ物を探して売り場を回ったのでしょう。
 昨日、6年生の下田移動教室説明会がありました。保護者向けに、1泊2日の行程や持ち物等についての説明をしました。今日は、6年生の各クラスで、子ども達への移動教室のオリエンテーションを行っていました。
 6月に実地踏査に行った先生が撮ってきた写真をもとに、どんなところに行ってどういうことをしてくるのかが、子どもなりに少し理解できたようでした。本来の年であれば、5年生で移動教室を体験しているので、6年生の指導はすぐに進めていくことができます。しかし、今年の6年生にとっては初めての宿泊学習です。1泊2日の行程とはいえ、一つ一つていねいに説明し、子ども達の意識を高めていきます。
 練馬区で4か所あるベルデ(練馬区立少年自然の家)のうち、下田のベルデが唯一4階建ての学校のような景観をしています。しかし、立地はこの上なくすばらしいところです。静岡県下田市の須崎半島にある、御用邸の隣にベルデがあります。1階は食堂や風呂場があり、2〜3階が子ども達の宿泊場所、そして4階は集会室や広い和室があります。(写真中)
 さらに、下田のベルデの特徴は、子ども達の部屋が一面2段ベッドがずらりと並ぶ場所になっていることです。先生が撮ってきた2段ベッドの写真を見て、子ども達の気持ちが一気に高まったようでした。
 6年生は、理科の時間に「土地のつくりと変化」の学習をしています。地学の地質・岩石に関する内容です。地層を見たことがある子がどれだけいるでしょうか。下田移動教室では、初日に城ケ崎海岸のハイキングがあるので、地層や火山でできた地形(柱状節理が見られたり、溶岩でできた岩がある海岸です。)を見てくることができます。
 1組では、ボーリング資料を使い、学校の地面の中の様子を観察していました。どこの学校でも、鉄筋校舎を造る際に、地面を20〜30m掘るボーリング調査をしています。その時のサンプル資料は、理科の学習に役立つため、たいてい理科室に保管してあります。
 サンプル資料は、ボーリングで掘った土を瓶の中入れてあり、土の名前が明示されています。地表からどのくらいの深さに、どんな地質があるかを知ることができます。それらによると、旭町小の地面の深さ6mまでは、「ローム」と書かれた土が堆積していることが分かりました。(そのさらに下は、砂礫や粘土の層があるようです。)
 ロームとは、「関東ローム層」とも言われ、はるか昔、関東地方周辺の火山の噴火により広く堆積した赤土のことです。中身を取り出して手触りを確かめていた子がいました。「最近、似たものを見たよね。」と話しかけると、すぐに気づいたようです。サクラ草の植え替えに使った「赤玉土」です。園芸用土としてよく使われる赤玉土は、関東ローム層の土を粒状に固めたものです。ということは、赤玉土に火山性の細かな鉱石が含まれているということになります。(写真下)

10月27日(水)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 今日は、2年生のいもほり遠足がありました。朝霞市にある小寺農園まで行き、今が旬のサツマイモをどっさりと収穫してきました。
 小寺農園は、朝霞台の駅から線路沿いに歩いた黒目川に近い場所にあります。学校を出発してから成増駅に向かい、東武東上線で朝霞台駅まで電車に乗りました。公共交通機関を使っての遠足や社会科見学は、昨年度からずっと実施されていませんでした。こうして電車に乗って校外に出かけるのは、いつ以来のことでしょうか。同行した写真屋さんによると、他の学校でも今月に入って次々と遠足が実施されているそうです。ただ、学校単位で子ども達が電車に乗るのは最近では珍しいのか、駅やホームでは、周りの大人の視線が集まっていたように感じました。
 さて、小寺農園の畑に着くと、すでに地上部分がきれいに刈り取られたサツマイモ畑が広がっていました。荷物の中からスーパーの袋を取り出し、両足に袋を縛りつけました。靴に泥がつかないようにするためです。私も含めて、両足がビニール袋におおわれてぎこちなく歩く姿は、氷の上を歩くペンギンのようでした。
 子ども達は、サツマイモのつるが生えていた場所をたよりに、軍手をはめた両手を真っ黒にして掘り始めました。畑は、昨日の雨でやや湿り気味ではありましたが、土の感触を味わいながら一生懸命掘り進めていきました。すぐにあちこちから、子ども達の歓声が上がり始めました。見ると、大きなサツマイモが連なって持ち上げられていました。
 1人分でも、ビニール袋いっぱいにサツマイモが収穫できました。たくさんのサツマイモでパンパンになったリュックを背負うと、その重さにみんなびっくりしていました。最初は、バランスを取るのが大変なほどよろよろとしていた子が見られました。
 収穫したサツマイモは、「紅あずま」という品種です。ホクホク系の品種で、繊維質が少なく、甘みが強いサツマイモです。帰り際に、指導いただいた小寺さんから、「少し置いておくと、さらにおいしく食べられますよ。」という話がありました。
 一般にサツマイモは、収穫直後よりもしばらく貯蔵しておいた方が糖度が増すと言われています。芋についている泥は、調理する前に洗うようにして、そのまま新聞紙などに包んで保存します。室内のなるべく涼しいところに置くようにします。(ビニール袋で密閉したり、冷蔵庫などには入れたりしない。)1〜2週間保存するだけでも、甘みが増したことが分かるのではないでしょうか。でも、せっかくですから、今日は収穫したてを味わってみてください。何の料理に使うでしょうか・・・。
 2年生の保護者の方々には、今月3回目となるお弁当の用意をありがとうございました。公園の芝生にシートを広げて、みんなおいしくお弁当を食べていました。校外でお弁当を食べるのは、これも久し振りのことです。学年全体で体操の隊形に広がり、全員同じ向きで食べることにしました。(もちろん黙食です。)遠足では、みんなで集まってワイワイ言いながら食べるお弁当の時間がまた楽しいものですが、仕方ありません。道行く人たちが、珍しい光景を横目に通り過ぎていきました。

10月26日(火) その2

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 5年生は、国語の時間に「秋の夕暮れ」という学習をしています。季節の言葉の単元として、それぞれの季節に合わせて年間4回、「春の空」「夏の夜」「秋の夕暮れ」「冬の朝」という題名で位置付けられています。この単元では、「親しみやすい古文を音読するなどして、言葉の響きやリズムに親しむこと」を目的として学習することになっています。そして、その「親しみやすい古文」として教科書に掲載されているのが、清少納言が書いた「枕草子」です。
 4月に学習した「春の空」では、有名な「春はあれぼの。やうやう白くなりゆく山ぎわ…」が出てきました。そして、「夏の夜」では、「夏は夜。月のころはさらなり、…」でした。
 今回の「秋の夕暮れ」では、「秋は夕暮れ。夕日のさして山の端(は)いと近(ちこ)うなりたるに、…」で始まる文が載っています。今までの春や夏の単元よりも、枕草子からの引用が長く、古文の表現に慣れ親しむための学習要素が強くなってきています。さらに、夏のページで習った「いと〜をかし」という表現がまた出てきています。教科書には、現代語訳も書かれていて、「たいへん味わい深いものだ」という表現で訳されています。
 今回の秋の夕暮れでは、「あはれなり」という古文でよく使われる表現が新しく入ってきました。「しみじみとする」と現代語に訳されていますが、子ども達はどれだけ実感できたでしょうか。清少納言が秋で「あわれなり」としたのは、「夕日が差して、山にとても近くなったところに、カラスがねぐらに行こうとして、3羽4羽、2羽3羽などと、急いで飛んでいく様子」(これはもちろん現代語訳で、枕草子の原文が主に載っています。)で、秋にしみじみとしたものを感じるものの一つに挙げています。
 旭町小の近くでは、夕方鳥たちがねぐらに向かって飛んでいく光景を見ることができるでしょうか。私はいつも、土日の夕方に土手の上を散歩していると、田んぼから帰ってくる白いサギの群れをよく見かけます。確かに「あわれなり」という気持ちになるものです。
 古文は、まず自分で音読しながら慣れ親しむことが重要です。進んで手を挙げて音読に挑戦した子がいました。(写真上)音読を毎日しているうちに、枕草子を暗記してしまうでしょう。
 2年生は、国語の時間に「お手紙」という物語文を学習してきました。1組では、学習のまとめとして、グループごとに音読劇の発表会を行っていました。
 「お手紙」は、アーノルド・ローベル作の有名な絵本に出てくるお話です。仲良しのがまくんとかえるくんを主人公にした、ユーモラスでほのぼのとした友情物語です。2人は、対照的な性格でありながら、「親友」として描かれています。そして、1通の手紙を通して友情がさらに深まっていく様子が、とても魅力的に表現されています。そのこともあって、長らく国語の教科書に採用されているのでしょう。
 子ども達は、頭に手作りのお面をつけて、それぞれの役割分担を決めて練習をしてきたようでした。がまくんやかえるくんのセリフを言いながら、それぞれの気持ちの優しさが子ども達の心の中にも入り込んでいってほしいなと思いました。(写真中)
 4年生は、社会科「東京都に残る文化財・年中行事」の学習として、「三社祭」について調べています。三社祭は、毎年5月に台東区浅草の浅草神社で行われるお祭りです。毎年多くの人でにぎわい、江戸風情の残る下町浅草が一年で最も活気付く祭りです。また、東京の初夏を代表する風物詩の一つでもあります。子ども達の教科書には、たくさんの人が詰めかけたお祭りの様子が写真に写っています。(写真下)しかし、今年はコロナ禍の緊急事態宣言中だったため、軽トラックに神輿を積んで行ったというニュースが5月にありました。
 旭町小では、夏の盆踊りや10月の「広場の祭典」が地域のお祭りとして伝統になっています。しかし、この2年間は実施されていません。私の住んでいる近くの川越も、お祭りが年に何回かあります。特に10月の中旬には、市内一斉に交通規制が敷かれ、たくさんの山車が出てにぎわう「川越祭り」が有名です。来年は、それらのお祭りが盛大にできるような状況であってほしいものです。

10月26日(火) その1

画像1 画像1
画像2 画像2
 全校朝会をZoomで行いました。今日は、「3つの幸せ」というお話をしました。
・・・今日のお話は、「3つの幸せ」という内容です。人が生きていく上で、3つの幸せがあると言われています。1つめの幸せは、「してもらう幸せ」です。みんながまだ赤ちゃんだった頃のことを考えてみてください。おむつを替えてもらったり、抱っこをしてもらったり、ご飯を食べさせてもらったり、多くの人にお世話をしてもらって大きくなることができました。小学校に入学してからも、勉強を分かるまで教えてもらったり、運動ができるように教えてもらったりしています。あるいは、友達に助けてもらったり、相談にのってもらったりということもあります。そんな時に感じるのが、「してもらう幸せ」です。誰かに何かをしてもらうと、自分が大切にされているという実感がわいてくるものです。
 2つめの幸せは、「できるようになる幸せ」です。私達は、この「できるようになる幸せ」を積み重ねて成長してきています。自転車に乗れるようになった時、鉄棒ができるようになった時、漢字が書けるようになった時、かけ算九九が覚えられた時・・・というように、今までできなかったことができるようになった時に感じるのが、「できるようになる幸せ」です。できるようになると、満足感や達成感といううれしさを感じることができます。
 最後の3つめの幸せは何だと思いますか? ヒントは、学校の中のいたるところでこの幸せを見かけることができます。・・・答えは、「してあげる幸せ」です。全校遠足の時に、たてわり班で活動をしました。上級生が、自分よりも年下の学年の子と、一緒に全校遠足に行き、様々なゲームやチャレンジに協力して取り組みました。また、登校班で学校に来る途中、後ろを振り返って歩くスピードを考えてあげたり、荷物がたくさんあって大変な子の手提げを持ってあげたりする子がいます。自分以外の誰かに何かをしてあげることで、人に喜んでもらえるということは、とてもうれしい気持ちになれます。どうでしょう。「してあげる幸せ」を経験しているでしょうか?
 今日は、3つの幸せについてお話ししました。最後に話した「してあげる幸せ」は、3つの幸せの中で一番大切な幸せであると思います。それは、してあげる人もしてもらった人も、両方が幸せになり、2倍の幸せが広がるからです。学校では、たてわり班活動や登校班、クラブ活動、委員会活動など、違う学年の仲間と一緒に活動する機会がたくさんあります。上の学年の子は、下の学年の子ども達がうれしそうにしている姿を見てやりがいを感じ、「してあげる幸せ」が感じられるようでなければなりません。旭町小に、たくさんの「してあげる幸せ」が広がっていくとよいと思います。・・・
 Zoomでの全校朝会は、北校舎2階の会議室から配信しています。Zoomの朝会では、具体物や資料を見せながら話をすることができます。私の話の後は、いつも副校長先生が生活目標の話をしています。毎週、画面に週目標に関する資料や写真を映しながら話をしています。(写真上)
 1学期(4月下旬)から、長らくZoomでの全校朝会を行ってきました。来月からは、通常の全校朝会に戻す予定です。月曜日の朝、校庭に全校児童が集合して朝会をするように計画しています。
 2階の掲示板に、全校朝会で使った「3つの幸せ」の資料と、体育発表会の写真掲示物を貼りました。休み時間にたくさんの子が見に来ていました。(写真下)

10月23日(土)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 晴天に恵まれ、体育発表会の当日を迎えました。昨日は、予想以上に雨が降り続きました。夕方になっても、校庭が一面水たまりの状態だったため、昨日は帰ってからもずっとそのことだけが心配でした。
 朝早くからたくさんの先生達が校庭を整備したおかげで、その心配はなくなりました。しかし、昨日できなかった校庭の準備がたくさんあり、子ども達が登校する前に職員総出で行うことになりました。
 体育発表会は、1年生から順に保護者の皆様に公開しました。学年ごとに入れ替わり制で公開したので、校庭を広く使って参観していただくことができました。しかし一方で、他学年の演技種目を見ていただけなかったことが残念でした。全ての学年を続けて参観できたら、学年の発達段階や、それぞれの学年の先生方の思いを感じ取っていただけたはずです。
 どの学年も、徒競走を最初に行いました。徒競走は、今まで学年で何度か練習をしてきています。走る側の子ども達にとっては、練習は練習であり、本番はまた違う力が出るようです。スタートラインでの緊張感や、歯を食いしばって最後まで走りきる姿など、なかなか普段の学校生活では見られない表情がありました。
 2年生以上は、ピストルの合図でスタートしました。練習の時の笛の合図とは違い、より一層緊張感が高まったようでした。どの学年も、先生方がフライングを厳しくとっていました。体育発表会は、体育の授業の成果を発表する場です。「短距離走」として、正しいスタートの仕方についても指導してきています。(写真上…3年生のスタートの様子)
 一方の表現種目は、各学年の先生方が夏休み前から構想を練ってきました。隊形移動や当日の衣装に至るまで、どの学年も自分が教えている子ども達にとって、一番ベストな方法を考えてきています。
 表現種目は、本番が2回ありました。木曜日の児童鑑賞日が1回目で、1日おいて今日が2回目の本番でした。どの学年も、おとといの演技よりもさらに気合いが入っていたようです。2回の本番があると、1回目からどう気持ちをさらに高めていくかが難しいものです。校庭に出てくる前に、学年ごとに体育館で準備運動の時間を取っています。きっと、その直前の指導があってこその本番の姿だったのでしょう。
 最後に、6年生の演技について触れます。ホームページの6年生の記事にもあるように、先生の指導だけでなく、子ども同士で作り上げた部分が際立っていました。また、地面に頭をつけたり、背中をつけたりする技がたくさんありました。(写真中)体操着も顔も体も、砂まみれになることに動じず、最後まで演じきった姿だけでも6年生らしさ、最高学年らしさを感じました。
 今日の6年生は、1回目の本番にないエンディングを用意していました。(昨日、体育館で子ども達に仕込んでいました。)退場した後にアンコールがかかり、本部前に集合してシャッターチャンスをつくるという演出です。(写真下)
 普段はマスク姿なので、6年生の子ども達のこんなにも素敵な笑顔を間近で見るのは、初めてのことでした。続けて卒業アルバム用の集合写真の撮影も行いました。思い出の1ページを飾る写真が撮れました。
 どの学年もたくさんの保護者の皆様に参観いただき、どうもありがとうございました。

10月22日(金)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1年生は、国語の時間に「しらせたいな、見せたいな」という学習をしています。「書くこと」を目的とした単元で、「学校にいるいきものや,学校で見つけたものをよく見て、いえの人にしらせる文しょうを書こう」という学習課題をもって取り組み始めました。
 まず、知らせたいものを決めて、絵や見つけたことをカードに記録するところから始めます。教科書では、学校で見つけた動植物を例に書かれています。始めに、子ども達が「知らせたいな」と思うような素材を用意しなければなりません。
 今日は、1年生の先生が、いろいろな切り花を用意してきました。教室のあちこちにそれらの花を置き、子ども達によく観察させて記録を書くようにしていました。ガーベラやケイトウ、ポンポン咲きの菊など、1年生の子ども達の注目を集めそうな切り花を選んで用意してきたようでした。1組では、バラの花に人気が集まっていました。白い花びらの縁が濃いピンク色になっている覆輪咲きのバラでした。バラの美しさは、子ども達をも引き付ける力がありました。(写真上)
 バラの花は、春にだけ咲く一季咲きの品種と、秋にも花が楽しめる四季咲きの品種があります。しかし、お花屋さんで売られている切り花は、温室で管理されているため、時期を選ばずに手に入れることができます。私の家にあるバラの中で、覆輪咲きの品種が1つあります。「ニコール」という中輪のバラで、四季咲きです。とても良い香りがあり、開花するとまず鼻を近づけます。
 4年生は、図工の時間に、彫刻刀を使った版画の作品に取りかかり始めています。彫刻刀を使うのは、4年生からとなっています。まず、彫刻刀の安全な使い方と、木版画の仕組みについて学習しました。
 彫刻刀でけがをするのは、彫刻刀を持つもう一方の手を刃の先に置いてしまうことから発生します。まず、彫刻刀の持ち方・支え方・手の置き方が重要です。(けがの防止のために、軍手をつけさせていました。)
 今日は1組で、木版画の「線彫り」と「面彫り」の違いを理解するための試し彫りをしていました。木版画は、彫った部分が白くなり、彫り残したところに色がつく仕組みです。目と口を線彫りにして彫った場合と、面彫りにして目と口以外の部分を彫った場合とで、小さな板2枚に試し彫りをしました。彫った後にそれぞれを印刷することで、彫り方による印象の違いを確かめることができました。(写真中)
 5年生は、社会科の時間に「自動車をつくる工業」についての学習をしています。今日は1組で、「自動車づくりで人がかかわるよさは何だろう」ということについて学習していました。(写真下)
 自動車工場について様々な資料をもとに調べていくと、多くのロボットが製造ラインで動いていることが分かります。ロボットは、プレスや塗装、溶接などの人が行うには危険な作業で活躍しています。実際に自動車工場で見学をすると、たくさんのロボットのアームが正確に動き、たくさんの火花を散らして溶接する様子にびっくりします。しかし一方で、人の手で行う作業も欠かせません。細かい作業や考えることが必要な作業、そして最終の検査では、必ず人の手と目で確認が行われています。
 コロナ禍になり、昨年度からどの学年も社会科見学に行くことが難しくなっています。特に5年生の工場見学は、今後受け入れ側の工場が出てくるようであれば、ぜひ計画をしてみたいものです。オンラインでの工場見学も手段としてあるようですが、やはり実際に工場に行き、広さや音、匂い、熱をじかに感じてくるのが一番の学習になります。

10月21日(木) その2

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 4年生は、「輝く4色の風たち」という題名で表現をしました。とてもリズム感のあるダンスを一人一人がしっかりと踊っていました。途中で何度も隊形移動がありましたが、全員がしっかり自分の位置にすばやく動き、きびきびとした動きを見せていました。また、笑顔で楽しそうに踊っていて、どの子もダンスが好きなんだなと感じ取れる姿が印象的でした。(写真上)
 5年生は、「旭町ソーラン 2021」を踊りました。昔から旭町小学校で伝統となってきているソーランを、とてもかっこよく踊りきっていました。最初の「構え!」からしっかりと腰を落とし、気合が入っている様子が伝わってきました。今年はかけ声(「どっこいしょ、どっこいしょ」や「ソーラン、ソーラン」など)を入れることができず、声なしバージョンでしたが、5年生の熱い思いが伝わるすばらしいソーランでした。これでまた、旭町小の伝統をつなぐことができました。(写真中)
 最後は、6年生の「YELL〜僕らのアカリ〜」でした。組体操とダンスを組み合わせたすばらしい表現活動になっていました。48名+2名(先生)で作り上げた、集団としての美しさが存分に表れていました。組体操の部分は一人技ですが、全員の手足の先がピンと伸び、一つ一つがきまるたびに、低学年の席から「うわ〜」という声と拍手が沸き上がりました。さすがは最高学年です。見ていた全ての学年の子ども達が、砂まみれになってもがんばる6年生の姿に感動していました。(写真下)
 どの学年も、教室に戻ってからしっかりと振り返りを行い、あさっての保護者鑑賞日に向けて気持ちを切り替えていました。明日は雨の予報になりましたが、土曜日は天気が良さそうです。どの学年も、さらに今日以上にがんばることでしょう。ご期待ください。

10月21日(木) その1

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 今日は、1,2校時に体育発表会の児童鑑賞会がありました。全校児童が椅子を持って校庭に出て、体育発表会で練習してきた表現種目を発表し合いました。
 1年生は、「ハッピー★ダイナマイト」を踊りました。色とりどりのポンポンを両手に持ち、とてもかわいらしく踊っていました。途中で丸くなったり、まっすぐの列になったりする隊形移動がありましたが、しっかりと自分の位置を覚えて移動することができました。曲の最後にピタッと止まる動作があり、全員そろってきまっていたのもすばらしかったです。(写真上)
 2年生は、「よっちょれ 2021」を踊りました。鳴子を両手に持ち、踊るたびにパチパチといい音が校庭に響き渡りました。構えや一つ一つの動きがぴたっときまり、とても生き生きとして見えました。5年生のソーランと兄弟関係のような共通する部分のある踊りです。2年生らしく、元気いっぱいの演技になりました。(写真中)
 3年生は、「旭町エイサー 53人の島人たち」を踊りました。エイサーは、沖縄県の伝統芸能の踊りです。太鼓とばちを手に、沖縄ならではの音楽とリズムに合わせて、一人一人しっかりと踊ることができました。エイサーは、独特な太鼓とばちの動かし方があります。エイサーのすばらしさを、自分なりに体全体を使ってきちんと表現している子がいて、すごいなと思いました。(写真下)

10月20日(水)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 今日は、久し振りのクラブ活動がありました・・・とお伝えしたかったところですが、残念ながら一日中出張で出かけていたため、全く子ども達と顔を合わせることができませんでした。朝早く学校を出て、暗くなってから学校に戻ってきました。
 お気づきのことと思いますが、旭町小学校のホームページに載せている写真は、長期休業中以外は全て子どもの姿が入っています。今日は、残念ながら撮れませんでした。・・・ということで、月の写真とお得意の花の写真を載せます。
 今日は、きれいな満月が出ています。「ハンターズムーン」という名前が付けられています。狩りのシーズンからつけられた名前のようです。何枚か写真を撮りましたが、ちょうどうすい雲が月の周りに来たところでベストショットが撮れました。(写真上)
 4年生は、理科で月と星の学習をしているところです。家から観測することができたでしょうか。時間とともに月や星の位置が変わることを学習しているので、時間を変えて(同じ場所から)観測するようにしてみてください。
 職員玄関を入ったところに、オンシジュームの鉢が置いてあります。黄色いチョウチョが飛んでいるような色鮮やかな蘭です。オンシジュームは、蘭の中でも栽培がとても簡単です。ある程度日光に当てても大丈夫ですし、寒さにも比較的強い蘭です。切り花でもよく利用されています。(写真中)
 最後は、校長室にあるセントポーリアを紹介します。セントポーリアは、室内花の女王として、昭和の時代に大ブームになりました。30年以上前にセントポーリアと出会い、次々といろいろな品種を集めてきました。何年も思うように咲かない日々が続き、ようやく開花させるコツをつかみました。
 暑さに弱く、寒さに弱い、室内で育てて、直射日光はダメと、大変わがままな女王様ですが、手入れ次第できれいな花が見られます。白花に薄い紫色が入るのは、「ラグナ」という品種です。(写真下)他にもいろいろな品種のセントポーリアが咲いています。ぜひ見に来てください。

10月19日(火) その2

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 2年生は、算数の時間に「新しい計算を考えよう」という単元に入りました。1年生の頃から、算数ではたし算やひき算を学習してきました。「新しい計算」とは、かけ算のことです。かけ算は、どのように教えていくと思いますか?
 まず、身の回りから、「1つ分の数」をたくさん見つけさせることから始めます。教科書には、遊園地でたくさんの子ども達が遊んでいる絵があります。自転車は、2人乗り用になっています。飛行機の乗り物には3人ずつ乗っています。コーヒーカップには3人ずつ、観覧車には4人ずつと、様々な「1つ分の数」(この場合は人数)があることを意識させます。(写真上)
 次に、それらの1つ分のまとまりがいくつあるかをとらえさせます。2人ずつ乗った自転車が6台、3人ずつ乗った飛行機が4つ、3人ずつ乗ったコーヒーカップが4つ、4人ずつ乗った観覧車が5つというように、「〜人の〜つ分」という見方をさせていきます。
 さらに、それぞれの乗り物に乗っている全体の人数を調べさせます。1つずつ数えたり、たし算をしたりして求めます。たし算では、上記の自転車の場合は「2+2+2+2+2+2」という式になります。そこで、「1つ分の数×いくつ分=ぜんぶの数」として、「2×6=12」という新しい計算の「かけ算」を指導します。
 かけ算の意味を十分に理解させたところで、2年生はいよいよ「かけ算九九」へと入っていきます。がんばりましょう。
 5年生は、家庭科の時間にミシンの使い方の学習をしています。今日は、1組が家庭科室に行き、ミシンの扱い方や準備の仕方、そして練習布を使った縫い方の実習をしました。(写真中)
 5年生のこの時期にミシンの使い方をしっかり学習しておくと、6年生になってからの製作にも役立ちます。何人かの子に聞いてみると、家にミシンがあるという子は比較的多く見られました。しかし、あまり使っていないという子が多かったようです。最近は、家庭用のミシンの値段も大きさもコンパクトになってきています。マスクを手作りするために購入したという家庭もあるのではないでしょうか。
 正直な話、私は高学年の担任をしていて、ミシンの指導だけは苦手でした。同じ学年の先生に指導してもらい、その代わりにそのクラスの理科の授業をしたことがあります。また、保護者の方々に手伝いに来てもらったこともありました。調理の指導は得意だったのですが…。
 3,4校時に、1年生がどんぐり拾いに行きました。この時期、光が丘公園には、どんぐりがどっさり落ちています。旭町小が光が丘公園に近いため、2時間あれば十分に拾って戻ってくることができます。心配だったのは天気でした。朝から雨が降ったりやんだりと気をもみましたが、無事に雨にあわずに済みました。
 広い光が丘公園の中でも、どんぐりが大量に落ちている場所を先生方はよく知っています。そこに着くと、落ちているどんぐりを踏まないように歩くのが難しいぐらいに地面がどんぐりだらけでした。子ども達が手にしていた袋は、すぐにいっぱいになりました。収穫したどんぐりは、生活科の学習でいろいろなおもちゃ作りに使う予定です。(写真下)
 ところで、大切に拾ってきたどんぐりから、数日後に中から虫が出てきたという経験はないでしょうか。どんぐりには、ゾウムシの仲間がよく産卵します。(結構多くのどんぐりが産卵されています。)1年生の先生に聞いたら、子ども達が拾ったどんぐりは、理科室の冷蔵後で冷凍させるそうです。一度中までカチカチに凍れば、虫はもう出てきません。(安心してください。)
 他にも、ゆでたり塩水につけたりという方法もあるようですが、冷凍させるのが簡単のようです。

10月19日(火) その1

 今朝は、Zoomによる全校朝会がありました。「体育発表会に向けて」というテーマで話をしました。
・・・今週土曜日に行われる体育発表会の日が近づいてきました。どの学年も練習に一生懸命取り組んできています。いよいよ本番に向けた仕上げの段階です。本来の年であれば、全校児童が校庭に集まり、赤組と白組に分かれて競い合う運動会が行われています。運動会では、応援団やリレーの選手が活躍したり、玉入れや綱引きなどの団体競技で盛り上がったりします。今年は、感染症対応として密を避け、運動会に替わって「体育発表会」という名前で実施します。学年ごとに、徒競走と表現種目を発表します。
 さて、どの学年も9月から、表現種目に練習時間を一番多く使ってきました。それだけ表現種目は、体育発表会にとって見ごたえのある大切な種目であると言えます。表現種目で行われるダンスは、全員でそろえる美しさとともに、一人一人の踊りのすばらしさが発揮できる演技です。笛の合図や音楽に合わせて全員が隊形移動し、真っすぐの列になったり、丸く並んだりすることが上手にできると、見ている人達はすごいなと感じます。また、一人一人の踊り方にも注目が集まります。自分はここをこのように意識して踊りたいという気持ちをもって一生懸命踊る姿は、これも見ている人がすごいなと感じるところです。ですから、踊りは一人一人の思いや個性を発揮し、自分らしさを出して一生懸命踊る、そして隊形移動は全員の心を一つにそろえる・・・そういう完成形を目指してがんばってください。
 一方、徒競走では、ゴールをめざしてどれだけ全力で走ることができるかが大切です。全神経を集中させてスタートダッシュを決めましょう。そして、腕をしっかり振って、ゴールの先の先をめざして走り切りましょう。本番当日は、多くの人達が最後まで走りぬく姿に注目して見てくれることでしょう。
 体育発表会は、土曜日に保護者の方々に見ていただきます。その2日前の21日(木)には、全校児童でお互いの表現種目を見合います。ということは、表現種目は2回本番があるということになります。練習で全力を尽くしてがんばることができる子は、本番でさらにそれ以上の力を発揮することができます。みんなのがんばりで、すばらしい体育発表会になるようにしましょう。・・・
 追加して、生活指導の話を1つしました。急に寒くなり、ポケットに手を入れて登校してくる子が増えてきました。今日も何名か注意しました。なぜ、手をポケットに入れて登校してはいけないか・・・たいていは、安全面のことを考えるのではないでしょうか。確かに、転んだ時に手が出ずに、歯を欠くなどのけがをすることがあります。
 しかし、私はそれよりも、別の理由をいつも伝えています。ポケットに手を入れたままあいさつをするのは、相手に対して失礼なことです。人は見た目が大切です。礼儀正しさのためにも、ポケットから手を出すように指導しています。

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
学校行事
3/23 給食終了
3/24 修了式
3/25 卒業式

お知らせ

学校だより

保健だより

相談室だより

証明書

学力向上を図るための全体計画

きまり・週時程

北地区区民館

南地区区民館