7日3日(水)2校時(9時35分〜)に、体育館にて情報モラル教室があります。5,6年生への指導の様子を公開いたします。続けて保護者向けの講習会もあります。ぜひご参加ください。

6月24日(木)

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 2年2組の子ども達が、生活科の時間に中庭に行き、生き物を探していました。旭町小の中庭から校庭、果樹園にかけては、植物がそのままの状態になっている「自然観察園」としています。雑草が生い茂ったり、様々な野草が自然な状態で見られるようにしています。そういう環境なだけに、いろいろな生き物がたくさん生息しています。(写真上)
 しかし、まだバッタ類は見つからなかったようでした。2年生の子ども達が見つけたのは、ダンゴムシでした。落ち葉や石の下にたくさんいることを知っている子が、夢中になってつかまえて先生に見せに来ました。両手で握っていた小さな手を開くと、ダンゴムシがぞわぞわと動き始めました。それを見た先生は、「観察したら逃がしてあげようね。」と、一歩下がりながらも冷静に話していました。
 中庭では、池の中の生き物にも子ども達の関心が集まります。たくさんの子ども達が池をのぞいていたら、「ギィ〜、ギィ〜」というけたたましい鳥の声がし始めました。オナガという頭が黒で尾が長く、きれいなグレー色の鳥の鳴き声でした。あまりにも子ども達に向かって威嚇するように鳴いているなと思ったら・・・ちゃんと気が付く子がいるものです。こぶしルームの外の植え込みの陰に、オナガのヒナがいました。まだよく飛べないのか、子ども達が近づくとバタバタと逃げ回っていました。その様子を木の上から見ていた親鳥が、さらに甲高い声で威嚇してきました。
 けがをしている様子はなく、どうやら巣立つヒナを親鳥が見守っていたようです。インターネットで調べてみると、オナガは巣立つ前のヒナを厳しく育てるということが書いてありました。しばらく餌を与えずに、自分で虫をつかまえるようにもさせたりするようです。しかし、人が近づくと威嚇するわけですから、愛情をもって見守っているのですね。
 子ども達は、ヒナから離れてあげることにしました。中庭は、夜になるとネコがやってくる場所です。それ以外にも、たくさんの試練があって成長していくことになります。
 5年生の書写(毛筆)の時間に、松尾芭蕉の俳句をお手本にした小筆の練習をしていました。「字の大きさや、字間に気をつけて書こう」をめあてとした学習でした。(写真中)
 お手本に使った俳句は、「夏草や つはものどもが ゆめのあと」です。子ども達のお手本は、「夏草」のみを漢字にしていますが、俳句の意味を分かりやすくするために漢字にすると、「夏草や 兵どもが 夢の跡」となります。芭蕉は、江戸時代前期に活躍した俳諧師です。江戸から東北、北陸を始め、全国を旅しながら多くの名句を残しました。
 この俳句は、芭蕉が岩手県の平泉を訪れた時に詠んだ句とされています。平泉は、源頼朝に追われた義経が最期に身を寄せた場所です。500年の月日が経ってから芭蕉がその地を訪れ、はるか昔の武士たちの戦(いくさ)をしのんで詠んだ句です。現代語に直すと、「今や夏草が生い茂るばかりだが、ここはかつては武士達が栄誉を求めて戦をした跡地である。昔のことはひと時の夢となってしまったなあ。」という内容でしょうか。人間の思うことや行いは、長い歴史の中のほんの一コマであり、自然の風景は変わらず存在し続けるという、人生のはかなさも感じ取れる句です。
 子どもの頃、自分の家の応接間に、この句が書かれた額縁が飾ってありました。武士が馬に乗って戦っている絵が添えられていた記憶があります。芭蕉の句と知ったのは、大人になってからのことでした。
 先月末から、3年生は総合の学習の時間に、カイコの飼育に挑戦しています。最初は小さな黒い粒の卵でしたが、3週間以上が経過して、ようやく3〜4cmくらいに成長してきました。3年生は、一人ずつ箱を用意して、毎日自分のカイコのお世話をしています。
 1組では、カイコの体のつくりや特徴について話を聞いてから、観察カードに記録をしました。子ども達は、フンの大きさからも、日に日に大きくなってきている様子を感じ取っていました。(写真下)
 今まで、人工の餌をカイコに与えていました。そろそろ本物のクワの葉をあげ始める頃です。不思議なもので、一度本物のクワの葉をあげると、二度と人工の餌に戻すことはできません。それほどカイコにとって、桑の葉はおいしいものなのでしょうか。

6月23日(水)

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 今日は、6月23日です。東京オリンピックの開会式が7月23日なので、ちようど1か月前となりました。6年1組では、総合の学習の時間に、オリンピック・パラリンピックに参加する国々の調べ学習を行っていました。(写真上)
 写真の黒板に貼ってある5つの国名をご存知でしょうか? 左から、スウェーデン、ベトナム、ブルンジ、ボリビア、ガンビアです。国旗は知らなかったとしても、スウェーデンとベトナム、ボリビアは聞いたことがある国です。(ブルンジとガンビアの関係者の皆様、申し訳ありません。後でフォローします。)
 では、世界地図で、ボリビアの場所を知っていますか? 私は知りませんでした。(ボリビアの関係者の皆様、申し訳ありません。これからフォローします。)
 ボリビアは、南アメリカの中央部に位置し、ブラジルやペルー、チリなどに囲まれた内陸部にあります。面積は、日本の約3倍の大きな国です。インターネットで調べてみて、行ってみたいなと思いました。それは、死ぬまでに行きたい絶景No.1の場所と呼び声高い「ウユニ塩湖」がある国だからです。鏡のように空が映る湖の上を歩く写真を見たことがあります。その場所がある国か…と思いました。
 6年生の子ども達は、このような情報を含めて、各国の料理や生活の様子をタブレットPCを使って調べていました。また、調べた内容は、必要な部分をコピーして発表資料とするために保存していました。
 なぜ、この5か国を調べていたかというと、東京オリンピックの開催が決まってから、都内の小中学校に5つの国を割り当てたことが始まりでした。旭町小でも、数年前から生活科や総合の学習の時間を使って、いろいろな学年でこれらの国について調べ学習を行ってきました。北校舎2階の廊下や階段の壁面に、5か国の情報やオリンピック・パラリンピックの種目等が掲示されています。昨年度は延期になったため、これらの国が割り当てられていたという記憶もだいぶ色あせてしまいました。東京オリンピックの開催が見えてきたこともあり、始まる前に事前学習をしておくようにします。
 ところで、ブルンジは、タンザニアやコンゴと国境を接するアフリカ大陸の内陸部に位置する国です。コーヒー豆の栽培が伸びてきている国のようです。一方、ガンビアもアフリカにある国です。西アフリカの海岸沿いにある共和国です。アフリカ大陸でもっとも小さな国です。国の真ん中を流れるガンビア川の両岸が国土となっている珍しい地理をしています。(ぜひ、地図で確認を…)
 音楽室から、3年生の歌声が聞こえてきました。今週から緊急事態宣言が解除となり、感染症予防を行ったうえでの歌唱指導が可能になりました。やはり、子ども達の歌声は小学校につきもので、必要不可欠なものであると感じます。
 音楽室に入ってみると、ドレミの歌の合奏(上のパートと下のパートの合奏)をしているところでした。キーボードと鉄琴、木琴に分かれて、練習の成果を発表していました。歌は、聞いている子ども達の席からでした。友達の発表を応援するかのように、「ドミミ、ミソソ…」と歌っていました。(写真中)発表会は、1学期の器楽のテストでもあります。ピアノを弾きながら、先生は一人一人の演奏をしっかり評価していました。
 6年生は、理科の時間に「植物の成長と水の関わり」の学習をしています。2組が理科室で実験をしていました。シロバナホウセンカの苗を使い、赤く染めた水を吸わせて、水の通り道を調べる実験です。三角フラスコに染色液を溶かした液体と、根を洗ったホウセンカの苗を入れて準備をしました。そして、1時間後に苗の様子を観察しました。すでに葉の先までところどころが赤く染まっていて、水が吸い上げられたことが分かりました。さらにカッターで茎や葉を切って調べてみると、水の通り道がどこにあるかが分かります。茎は、中心部ではなく、表面に近い部分が赤く染まっいました。(写真下)
 シロバナホウセンカを使うのは、花の色も染色液で染まるからです。花が咲いている苗が間に合わなかったので、白い花が咲いた苗が用意できたら再度挑戦して、子ども達に見せてあげたいと思います。
 ちなみに、シロバナホウセンカの種は、毎年練馬区の理科部の先生方が各校に配布しています。今年は、旭町小でも種を収穫して来年用にとっておこうと思います。

6月22日(火) その2

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 読書旬間の2週目に入っています。どの学年も、読書カードに読んだ本の記録をとりながら取り組んでいます。1年生の子ども達も、低学年用のカードにたくさんの本の題名を書き込んでいました。
 2組では、今まで読んだ本の中からみんなに紹介したい本を1冊を選び、カードに絵と言葉で表現していました。(写真上)読んだ本について紹介し合うということも、読書の楽しさの一つです。学校全体で取り組んでいる読書旬間です。来週以降には、校内全体におすすめの本の紹介が掲示されていくことでしょう。
 子ども達がカードを書き終えたところで、各自のタブレットを使って写真を撮りました。そして、撮った写真を先生のパソコンにアプリを使って送ると、教室の電子黒板に全員のカードの写真が集まっていきます。クラスのみんなで、それぞれの作品を共有することができます。
 1年生も、だんだんタブレットの操作に慣れてきたようです。また、月に何回か、ICT支援員さんが区内の学校を巡回しています。今日も教員の要請に応じて教室に入り、様々な学習場面でタブレットPCの操作について支援していただきました。1年2組でも、写真を送るまでの操作を個別に見て回っていただきました。
 読書旬間中は、図書室を利用するクラスが多くなりました。図書室には、毎週2日間、図書館支援員の方が勤務されています。本の貸し出しや整理の他、それぞれの時期に合った図書を選定し、展示していただいたりしています。
 6年2組では、図書の時間の後半に、担任の先生による絵本の読み聞かせを行っていました。図書室に最近新しく入ったばかりの本で、「ぼくがラーメンたべてるとき」という本でした。(写真中)
 「高学年の子供に絵本を?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。内容や読み手によって、対象年齢は大きな幅があるのが絵本の魅力です。実際に、この絵本の対象年齢は、3,4歳〜小学校高学年となっています。
 ぼくがラーメン食べてる時、隣のみっちゃんがテレビのチャンネルかえた。その時、隣の街では、隣の国では…そして、そのまた隣の国の男の子は…となっていき、日常から徐々に離れていきます。距離が広がれば広がるほど、同じ「子ども」でも、暮らしそのものが違って見えてきます。私たちがどれだけ恵まれた環境にいるかということは、日常気が付いていないものです。作者の世界平和への思いを感じる一冊でした。
 その作者とは、長谷川 義史さんです。先週の朝会で、「いいからいいから」の絵本を全校に紹介したばかりですが、同じ作者でした。他にもいろいろな絵本を出している方のようなので、読んでみたいなと思いました。
 4年生は、国語の時間に「新聞を作ろう」という学習をしています。相手や目的を意識して、書く内容を選んで新聞形式にまとめます。グループで内容を考えて分担し、協力して学級新聞を作っていく学習です。新聞形式でまとめをするのは、社会科や総合的な学習の時間でもよく取り上げる形態なので、他教科にも役立つ学習と言えます。
 2組では、まず実際の新聞を子ども達に提示し、どのように書かれているのかを指導していました。(写真下)新聞には、新聞名や発行日とともに、見出しや写真が入っていて見やすくなっています。子どもならではの目線で、楽しい学級新聞ができるのを楽しみにしていたいと思います。
 ところで、新聞を定期購読している家庭はどのくらいあるでしょうか? この20年間で、定期に契約している家庭は減る一方のようです。確かに、書き初めや図工の授業で新聞紙を持ち物に入れるのが、以前は普通に行われていました。最近は、カッコ書きで「用意できる人」としなければなりません。
 購読率減少の理由は明かです。「ニュースをインターネットで見るようになった」、「読む時間がない」、「新聞紙の処分に困る」などでしょうか。特に、メディアの変化が一番の理由のようです。と言っている私の家も、ついに今月末で朝刊の購読をやめることにしました。土日しか新聞を手にしていないのと、スマホでニュースを見ているのが理由です。スーパーのチラシも、最近は電子版で情報を得ることができます。定期購読をやめることになってから、今月分の新聞紙をストックするようになりました。新聞紙が貴重なもののように思えてきました。意外と、新聞紙を使う場面は多いものです。もしかしたら、新聞紙を利用したくなって、またいつか定期購読を始めることになるかもしれません。

6月22日(火) その1

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 今週も、Zoomを使って全校朝会を行いました。今日は、「聞くということ」についての話をしました。
・・・『校内を回って授業中の様子を見に行くと、きちんと先生の方を向いて話を聞いている子の姿がよく分かります。学校での勉強の全ての基本は、まず話を「聞く」ことです。「聞く」ことの積み重ねが、勉強の内容を理解して「分かる」ということにつながります。
 人の話を聞く時に、みなさんは体のどこを使っているでしょう。当然、音は耳から入ってきていますよね。でも人間の耳は、音を聞くことに関して不思議な特徴をもっているのです。それは、「自分から聞こうとしなければ、話の内容がきちんと聞き取れない」ということです。今みなさんは、校長先生の話をしっかり聞いています。そうすると、遠くで鳥の声や車の音がしていても、聞き取ることができません。友達とおしゃべりに夢中になっていると、先生が質問したことが聞こえてこないのと同じことです。耳からは音として入ってきているはずなのですが、一つの音に集中すると、もう一方の音が聞き取れないという特徴が人間の耳にはあるのです。今、人間の耳と言いましたが、両方の音は耳から入ってきているので、その奥につながっている人間の脳の働きの特徴と言えるかもしれません。
 また、こんなこともあります。それは、しっかり見て話を聞いていないと話の内容がきちんと聞き取ることができないということです。教科書の違うページの内容に気をとられていて、先生の話が聞き取れなかったということはありませんか。あるいは、外の景色に見とれていて先生の話が聞き取れなかったということは、誰しも経験があるでしょう。音は自分の耳から入ってきているのに、話の内容がきちんと頭に入ってこないというのは不思議ですね。
 今日ここまで話してきた「きく」ということは、漢字で書くとこういう字を使います。(「聞」の漢字を見せる)もんがまえに「耳」という漢字が入っています。実はもう一つ「きく」という漢字があります。(「聴」の漢字を見せる)どちらも話を聞く、音を聞くという意味がありますが、「聴」の方は、自分から耳を傾けてしっかり聴くという意味で使われます。「聴」の漢字をよく見ると、「耳」と「目」と「心」という漢字が組み合わさってできています。「話を聞く時は、目と心で聞くことが大切である」と言われます。いつも授業中は、話している人の方を見て聞くこと、そして話の内容に心を傾けて聞くことを大切にしていきましょう。』・・・
 続いて、緊急事態宣言が解除になったことでできるようになった活動や、熱中症予防のために体育や休み時間にマスクを外すことも大切であるということについての話もしました。

6月21日(月)

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 5年生は、理科の時間に「植物の成長」の学習をしています。インゲン豆の種を使い、発芽のための条件や、丈夫に育つための条件について調べてきました。種が発芽するために必要な条件は、「水と空気と適した温度」でした。そして、発芽したインゲンマメが丈夫に成長していくには、さらに日光と肥料が必要であることが分かりました。
 教科書には、この単元のまとめとして、「根深ネギ」の話が載っています。(写真上)スーパーなどで売られているネギは、緑の部分よりもその下の白い部分が主に食用にされています。(どちらも、ネギの葉にあたるところです。)この白く太い部分がどのように作られているのかを、教科書では詳しく説明しています。
 ネギは、苗を植え付けてから株元に土をかぶせます。緑の葉が伸びてきたら、また土をかぶせていきます。これを繰り返していくと、土の中に埋まって日の当たらない白い部分が長く出来上がるという仕組みです。
 ネギの他にも、日光をわざと当てずに育てている野菜がたくさんあります。もやしは、真っ暗な中で種を発芽させたものです。また、ホワイトアスパラガスやウドは、光を当てない環境で育てることで、白く柔らかい野菜を作り出しています。
 5年生は算数の時間に、「小数の倍」という単元の学習をしています。2倍や3倍のように、整数倍については前学年までに学習をしてきました。5年生では、1.2倍や3.5倍というように、小数倍を使う場合があるということを学習します。また、この小数倍の計算を使うことで、割合を比べる学習へと結びつけていきます。5年生から6年生にかけて、算数の大きな山場が割合の考え方です。
 今日は、おにぎりとハンバーガーの元の値段と値引き後の値段を比べ、より安くなったのはどちらかを考えさせる問題を行っていました。おにぎりは、元の値段が160円で、値引き後が110円です。ハンバーガーは、元の値段が200円で、値引き後が150円です。元の値段の何倍になったかで比べたら、それぞれ「110÷160=0.6875」と「150÷200=0,75」になります。この場合、数が小さい方(0に近い方)が値段が下がったと言えるのですが、この考え方が難しいところです。5年2組に集まっていた子ども達は、これ以外にも様々な考え方をして、どちらが値引きが大きいのかを比べていました。(写真中)
 6年生は、社会科の時間に「日本の歴史」の学習を順調に進めています。先週は、大陸に学んだ国づくりの学習として、聖徳太子の政治について調べていました。今日は、2組の教室で、「大化の改新」について学習していました。(写真下)
 「虫殺(645)しの大化の改新」とか、「蒸しご飯(645)を食べる途中で大化の改新」など、昔は「大化の改新=645年」と年号を暗記したものでした。ところが最近は、この年号に疑問符が付き始めています。
 6年生が使っている教科書では、「中大兄皇子と中臣鎌足が、645年に蘇我氏を倒しました。そして、中国から帰国した留学生らとともに新しい政治を進め、その改革が大化の改新と呼ばれています。」と表記されています。
 歴史学者の研究からなのでしょうか・・・645年に中大兄皇子が蘇我氏を滅ぼしたときからの出来事を、以前は「大化の改新」と呼んでいました。しかし現在では、この出来事は「乙巳の変(いっしのへん)」とされ、646年に発せられた改新の詔(かいしんのみことのり)によって始まった政治的改革を「大化の改新」と呼んでいるそうです。
 歴史の教科書の改訂は、実はこれ以外にもたくさんあります。十七条の憲法をつくったのは、「聖徳太子」と誰もが習ってきました。しかし、現在では「厩戸王(うまやどのおう)」となっています。教科書には、聖徳太子(厩戸王)と書かれていて、「もとの名前を厩戸王といいますが、その業績をたたえて、後の時代に聖徳太子と呼ばれるようになりました。」という注意書きが添えられています。
 今後も、今まで習ってきた歴史の内容が大きく変更になることがあるかもしれません。

6月18日(金)

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 今日から校庭の隅の方で、防災井戸の再設置工事が始まりました。校庭の南校舎寄りのところに、以前から使用してきた防災用の井戸があります。昨年度から水が出なくなり、調べてもらったところ、水位が下がっていることが分かりました。旭町小がある場所は、周りの地域から見ると高台にあります。その分井戸水は深く掘らなければ出てきません。今まで設置してあった場所の近くに改めて井戸を掘り、さらに深い位置まで掘削するとのことです。今までの井戸が、地面から15mの深さであったというから驚きです。今度は、さらに深く掘ることになります。
 防災用の井戸は、避難拠点となっている学校施設に必ず設置することになっています。災害等で水道が使えなくなった場合の生活用水となります。予定では、7月12日(月)までの工期になっています。
 東京では、井戸水をもっている家庭はめったにありません。ところが、新潟県では、ほとんどの家庭に井戸があります。冬の大雪に備えた、融雪用の井戸水です。電動ポンプで水をくみ上げ、家の周りの雪を融かすために使います。道路にも消雪パイプが埋め込まれていて、地下水を利用して道路の雪を融かしています。
 私は、新潟県の雪の深いところで育ちました。井戸水のありがたみを、子どもながらに感じてきました。井戸水は、一年中一定の温度です。冬は、雪国にとっては湯気が出るほど温かく感じます。また、夏になると水道水よりも冷たいため、スイカを冷やす時に使っていました。
 ところで、工事をしているすぐ近くには、ビワの木があります。(写真上)昨日はヤマモモの木を紹介しましたが、旭町小のこのビワの木も見事です。オレンジ色のたくさんの実がつきました。ビワは、そのまま食べたり、コンポートやジャムに利用したりすることができます。また、ビワの葉を薬用茶として利用することも知られています。
 6年生は、保健の授業で「病気の予防」についての学習をしています。保健の授業は3年生以上の学年にあり、年間の指導時数と指導内容が決まっています。「病気は、病原体や体の抵抗力、生活行動、環境が関わりあって起こること」や「生活習慣病など、生活行動が主な要因となって起こる病気の予防」についての学習をします。
 1組では、まず自分たちが知っている病気の種類について話し合いをしました。風邪やインフルエンザ、がん、そして現在最も身近な新型コロナウィルス感染症と、様々な病名が挙がりました。
 「体の抵抗力が弱いと病気になりやすい」ということが教科書に書かれていました。(写真中)では、どうしたら抵抗力を上げることができるでしょうか。そこで、睡眠や食事、運動等の生活の仕方が重要になってきます。子どもたち自身の生活環境を振り返らせ、健康について考えていくのが保健の学習です。
 1年1組で、算数のテストを行っていました。1年生は、今月に入って1桁+1桁のたし算の学習をしてきました。計算カードを使いながら、毎日習熟を重ねてきました。
 ワークテストが配られ、「キョロキョロしないで、しっかり問題に取り組みましょう。」と先生から話がありました。名前を書いて、いよいよテストの時間になりました。1問ごとに鉛筆が止まっていたようですが、両手に便利な計算機があります。指を折ってたし算をしている子が何人か見られました。きっと、これからも繰り返し問題に取り組むうちに、計算機から卒業する時期がやってくるのでしょう。(写真下)

6月17日(木)

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 今朝の天気予報で、「雷三日」という言葉を初めて知りました。夏に雷が発生すると、3日ほど続くことを意味している言葉です。上空の寒気の動きが遅いため、雷雲の発生しやすい状態がしばらく続くことを言い表しています。昔の人は、よくこのような言い伝えを残したなと思います。今週の月曜日から、毎日突然の雨が降ったり雷鳴が聞こえたりしました。今日はどうでしょうか。
 学校の玄関前に、大きなヤマモモの木があります。今月から、用務主事さんの仕事が毎日大変なことになっています。ヤマモモの真っ赤な実が、毎日たくさん落ちてくるので、その片づけを日に何回も行ってもらっています。
 学校にあるヤマモモの木は2本あります。1本は、どっさりと実をつけていますが、もう1本は全く実がついていません。隣同士に植えてあるので、不思議だなと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。ヤマモモの木は、オスとメスの木がある雌雄異株の植物です。イチョウの木で、銀杏がなる木とならない木があるのと同じです。旭町小のヤマモモがこんなに立派に実るのは、隣にオスの木があるからとも言えます。
 子ども達は、手に取って確かめたり、落ちている実から赤い汁を集めて遊んだりして楽しんでいます。(写真上)こんなにたくさん収穫できるのなら、みんなでジャムにして味わってもよさそうなものです。きっと、ぐりとぐらがいたら、大きな鍋を運んできて、おいしいジャムを作るのでしょう。
 ヤマモモは、ジャム以外にも果実酒やジュースにすることもできます。また、先日3年生の出前授業に来ていただいた渡戸さんからは、塩漬けにするといいと言われました。ああだこうだと考えているうちに、毎日たくさんのヤマモモが落ちてきます。利用してみたいと思われる方は、学校までお知らせください。
 4年生は、理科の時間に「電池のはたらき」の学習をしています。3年生の時には、乾電池と豆電球のつなぎ方についての学習をしてきました。4年生では、さらにモーターを扱うとともに、乾電池2本を使って実験をしていきます。様々な実験を通じて、乾電池の数やつなぎ方を変えると電流の大きさや向きが変わり、豆電球の明るさやモーターの回り方も変わることについて学んでいきます。
 4年生では、一人一人に実験セットの教材を購入しています。単三電池2本を使い、プロペラを回したりモーターカーを作って遊んだりすることができます。今日は、検流計について学習した後、各自がモーターカーの組み立てに取り組みました。(写真中)
 説明書を見ながら、一つ一つ慎重に組み立てている子がいました。昔に比べて、プラモデルを作る子が少なくなったのではないでしょうか。私は子どもの頃、説明図を見ながら黙々と部品を組み立てていく、あの時間が大好きでした。今の子ども達にも、ぜひそんな感覚を味わわせてあげたいものです。学習単元が終わったら、実験セットを家庭に持ち帰ります。電池やモーターを使って、さらにいろいろな遊びに発展させていく子が増えていってほしいと思います。
 5校時に、校区別協議会がありました。練馬区では、小学校と中学校との連携を、区全体で重点化して取り組んでいます。各中学校区別に、小学校と中学校との連携を深めるために、年2回の校区別協議会が位置づけられています。旭町小は、もちろん隣の豊渓中学校との連携です。今日は、豊渓中の先生方に5校時の授業を参観していただき、その後体育館で協議会を実施しました。
 中学校の先生方は、低学年から高学年までそれぞれの教室を隈なく回り、興味深げに授業を見ていかれました。協議会では、発言のルールが徹底していることや、子ども達がしっかり考えを発表している様子が印象に残ったという声が聞かれました。
 5年生は、両クラスとも社会科の授業を行いました。米作りをしている地域の特色を考える学習内容でした。グループで話し合い、ホワイトボードに意見をまとめていく様子を参観していただきました。(写真下)

6月16日(水)

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 登校前に雷が鳴り、雨が激しく降りました。子ども達が学校に来る頃には小降りになったのでホッとしました。登校の様子を見ていると、長靴をはいてきた子が多く見られました。また、カッパを着て傘をさして登校してきた子も多く見られました。ランドセルの他に水筒を持ち歩いたりと、子どもの持ち物が多いうえに傘をさすことになります。安全に気をつけて登下校するように指導していきます。また、タブレットを持ち帰ることが多いので、ランドセルの中に水が入らないようにも気をつけさせたいと思います。
 2年生は、国語の時間に「スイミー」の物語の学習をしています。2年生の国語の物語でも、トップの人気を誇るのが「スイミー」です。多くの教科書に昔から採用されてきました。また、学芸会の2年生の演目としてもよく取り上げられています。
 スイミーの悲しみや喜びが、周囲の情景とともに簡潔な文章の中に描かれています。仲間と体の様子が違う小さなスイミーは、大きな魚によって大切な仲間を失い、一人ぼっちになってしまいます。しかし、その後すばらしい海の生き物を目にして、元気を取り戻していきます。そして、新しい仲間を見つけて、今度は協力して大きな魚を追い出し、楽しく海の生活を続けていくというお話です。
 スイミーの物語には、様々な比喩表現が用いられています。「ミサイルみたいなまぐろ」、「にじ色のゼリーのようなくらげ」、「水中ブルドーザーのようないせえび」というように、スイミーが出会った生き物について表現するとともに、スイミーの気持ちをも表しています。
 2年1組では、場面ごとにワークシートに記入しながら読み取りを進めていました。国語の授業では、教科書やノートの他に漢字ドリルもあり、机の上を整理しながらワークシートを書かなければなりません。タブレットPCの活用が増えてきている中、小学校の児童机の大きさが今後検討されていくべきではないかと思います。(写真上)
 3年生は、国語の時間に「気もちをこめて『来てください』」という学習をしています。相手や目的を意識して伝えたいことをまとめ、案内の手紙を書く学習です。手紙の書き方は、低学年の国語の時間にも学習をしてきています。しかし、きちんとした手紙の書き方(はじめのあいさつや、日付・名前の書き方等)を学ぶのは、今回が初めてです。2組の子ども達は、教科書の例を参考にしながら、学校公開や秋の運動会に来てもらうための手紙文を一生懸命考えていました。(写真中)
 クラスの何人かの子に聞いてみましたが、普段手紙を出すという経験をしたことがある子はほとんどいません。2年生の時に、国語の勉強で出したような…という程度でした。はがきでさえも、書いたことがある子は少ないはずです。大人の我々でさえも、昔に比べて手紙を出すことが極端に少なくなりました。今は、電話やメール(しかも文書を添付して送ることができる)の時代です。しかし、それだけに、きちんと改まった手紙の書き方を指導し、言葉の使い方を練習させておく必要があります。
 1年1組で、オリパラの授業が行われていました。東京都教育委員会から配布されている「みんなで学ぼう オリンピック パラリンピック 2020」の冊子を配布して、来月から行われる(であろう)オリンピック・パラリンピックについての指導を行いました。2年生以上の学年には、昨年度以前に配布しています。今年度入学した1年生には、追加して印刷・配布されることになりました。
 低学年用に分かりやすく書かれた冊子になっています。オリンピックのシンボルが5色の輪でできていることや、聖火や歴史について、競技のいろいろ等、各ページに書き込む欄を設けて作られています。さらに、パラリンピックについても詳しく紹介してあり、子ども達への理解を深める内容となっています。
 昨年から1年延期になり、また今年度の開催についても様々な意見がある東京オリンピックです。そのため、学校現場では2年前まで行っていたような大々的なオリパラ教育は行われていません。8月30日に、6年生が国立競技場に観戦に行くことになっていたはずですが・・・現在のところはまだ情報が止まったままです。

6月15日(火) その3

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 5年生のバケツ稲の苗が、グングン成長してきています。苗を植え付けた時は、あんなに弱々しかったのに、今ではしっかり根付いて、これから「分けつ」が始まる頃です。「分けつ」とは、稲の苗が生育するに従って、茎を太くしながら枝分かれしながら独立していくことを言います。4〜5本まとめて植えた苗が、分けつして1か月ほどでその6〜7倍の本数に枝分かれしていきます。イネ科の植物は、このように茎の数を増やして大きくなっていく特徴があります。
 2組の子ども達は、それぞれのタブレットPCを手に観察をしていました。タブレットPCのカメラ機能を使い、写真を取り込むことで自分の稲の成長記録の作成に役立てていきます。便利な時代になりました。しかし、それをどうまとめていくかが重要です。(写真上)
 「ビブリオバトル」という言葉をご存知でしょうか? 「ビブリオ」は書物などを意味するラテン語由来の言葉だそうで、ビブリオバトルとは、誰でも開催できる、本の紹介コミュニケーションゲームのことです。「人を通して本を知る 本を通して人を知る」をキャッチコピーに、日本全国に広がっています。
 発表者は、自分の好きな本を持って来ます。5分間で本の紹介をした後、2〜3分間で来場者からの質問に答えます。全員の発表後、発表された本の中から『どの本が一番読みたくなったか』を基準に、発表者を含む来場者全員で投票を行い、チャンプ本を決定する。・・・というルールです。
 6年2組は、4校時に図書室に行ってビブリオバトルを開催していました。まず、グループ内で一人ずつ自分が用意した本の紹介をしました。図書室で借りた本を用意した子もいれば、自分の家からシリーズ本をズラリと用意してきた子もいました。また、本のジャンルもいろいろでした。
 一通り発表が終わったところで、グループ内の代表者を選びます。次に、その代表者がクラス全員に本の紹介を順にしていきます。(写真下)最後に、全員の多数決でチャンピョンを決めました。どの代表者にも少しずつ手が挙がり、大変な僅差でした。それだけ人を引き付ける本がたくさん集まったということです。
 ビブリオバトルのすばらしさは、まず読書を深めるところにあります。本を読み、内容を理解するとともに、自分なりの感想や意見をしっかり持つことができなければ、発表につながりません。さらに、発表する力を伸ばすという効果も期待できます。聞き手に、自分が選んだ本がいかに魅力のある本であるかをアピールする力は、まさに「アクティブラーニング」そのものです。
 大人同士でも、このような取り組みを行ってみたら面白いでしょうね。

6月15日(火) その2

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 1年生の算数の時間では、たし算に続いて引き算の学習に入りました。「のこりは いくつ ちがいは いくつ」という単元名です。1年生の1学期に習う引き算は、引かれる数が10以内の計算です。
 小学校の1年生で学ぶ引き算は、「求残・求補・求差」の3つに大きく分けられます。(授業では、実際にその3通りの引き算を指導していきます。)今日、1組で学習していたのは、「5匹の金魚から2匹を金魚鉢に移したら、水槽に3匹残りました」というお話を表した「5−2=3」の引き算でした。この場合の引き算が「求残」です。初めの数量からある数量を取り除いて、残った数を求める計算です。取る、なくなる、消える、食べる…などの問題文になってくる場合の引き算です。引き算のイメージとして、最も分かりやすい場合が「求残」です。
 「子どもが全部で8人います。男の子は3人です。女の子は何人ですか。」…こういう場合が「求補」の引き算です。全体とその一部分の数が分かっていて、他方の数量を求める場合をいいます。
 さらにもう一つは、「男の子が3人、女の子が5人います。どちらが何人多いですか。」…という場合が、「求差」の引き算です。求差の場合は、男の子3人と女の子3人を対応付けて「取る」というところから引き算をイメージさせるます。と言っても1年生ですから、具体物の算数ブロックを動かしながら引き算であるということを体感させていく指導を繰り返すことになります。
 ところで、今日の「5−2」の問題の中では、「金魚鉢に金魚を移す」という言葉を使いました。フッと考えると、金魚鉢自体を1年生は知っているのでしょうか? 担任の先生がクラスの子ども達に聞いてみると、半数ぐらいの子は知っているようでした。しかし、半数の子は知らないわけですし、現物を見たことがある子は、さらに少ないでしょう。教科書には、「金魚鉢」という言葉は出てきていませんが、明らかに絵は金魚鉢の形をしています。算数ブロックが2個入るように描いてあります。(写真上)
 どの教科書も、問題や説明の文章、そして挿絵に至るまで、考えに考えて作られています。次回の教科書改訂の際には、この金魚鉢の絵が別なものに変わっているか、あるいは問題自体が金魚以外のものになっているかもしれません。
 関東地方は、昨日やっと梅雨入り宣言がありました。暑い日が続くようになり、2年生のミニトマトもずいぶん大きくなってきました。追肥をして支柱を立て、毎日たっぷり水やりを欠かさずに育てています。今日は、生活科の時間に、日陰に鉢を移動して観察カードに記録を書いていました。
 種から育てて、もうすぐ2か月近く経とうとしています。ミニトマトの黄色い花が、あちこちにつき始めました。実が大きくふくらんでくる頃には、夏休みが間近になっているかもしれません。(写真下)

6月15日(火) その1

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 Zoomを使って全校朝会を行いました。今日は、「読書旬間を楽しもう」という話をしました。
・・・『旭町小学校では、6月と11月に読書旬間を行っています。1学期の読書旬間は、昨日から始まり、来週金曜日の25日まで実施します。読書旬間中は、本を読む時間を学校でも家庭でも増やし、じっくりと本の世界に親しめるとようにしましょう。
 読書をすることの良さは、「本からいろいろな言葉や知識を得ることができること」、あるいは「本の中の世界に入り込み、登場人物と一緒にワクワクドキドキする体験が味わえること」など、いろいろあります。そして、読書の楽しさは、「この本を読んで良かった」という思いをした人にしか味わえないものがあります。
 今日は、校長先生が小学校の高学年の時に夢中になって読んだ本を紹介します。江戸川乱歩という人が書いた、「少年探偵団シリーズ」です。(本を見せながら)怪人二十面相と対決する明智小五郎、そして少年探偵団が活躍する推理小説です。一冊読んだのがきっかけで、次から次へと「少年探偵団シリーズ」を借りて読みました。ハラハラドキドキしながらページをめくり、ついつい夜遅くまで夢中になってしまったこともありました。みなさんも、読書旬間を通じて「この本に出合って良かった」という体験ができるとよいですね。
 今紹介した本が高学年用とすると、中学年のみなさんには、この本をおすすめします。あまんきみこ さんが書いた「車のいろは空のいろ」です。4年生のみなさんは、「あっ、知ってる。」と思ったのではないでしょうか。4年生の国語の教科書に「白いぼうし」という題名で載っていて、4月に学習したばかりです。「これは、レモンのにおいですか?」で始まる物語です。タクシーの運転手、松井さんが出会うファンタジーな世界が描かれています。この本には、教科書に出てきた「白いぼうし」の他にも、いろいろなお話が載っています。
 次に、低学年用の絵本を紹介します。校長先生は、絵本が大好きです。大人になっても、絵本との出会いをいつも楽しみにしています。「絵本」というだけあって、まず絵にひかれます。色がきれいな絵本もあれば、かわいい絵が描かれている絵本もあります。そして、中には悲しい内容の絵本もあったりします。
 今日紹介するのは、長谷川 義史さんが書いた「いいからいいから」という絵本です。題名からして面白い本ですよね。では、読み聞かせをします。(Zoomで映しながら読み聞かせをする。)
 最後に「おまけ」として、先生方におすすめの絵本を紹介します。くすのき しげのり作の「おこだでませんように」という本です。先生方も読書を一緒に楽しみましょう。
 さあ、2週間の読書旬間で、みなさんもいろいろな本との出会いを楽しんでください。』・・・
 全校朝会で紹介した本は、2階の掲示板前にしばらく展示することにしました。休み時間に、さっそくたくさんの子ども達が集まり、興味深げに本を手にしていました。

6月14日(月)

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 今日から読書旬間が始まりました。旭町小では、今日から来週の金曜日までの2週間を読書旬間とし、読書カードに記録を取りながら本に親しませていきます。
 今週も、火曜日の朝をZoomでの全校朝会としています。様々な学校が一斉にZoomを使うようになったため、月曜日の朝はリモートで朝会を行うのが難しい状況です。そのため、月曜日の今日は、朝読書でスタートすることにしました。校内を回ると、静かに自分の席で本を読む子ども達の姿が見られました。(写真上)
 子ども達は、どんな本を読書のために選んでいるのでしょうか。高学年の中には、自分で家から本を持ってきている子が多いようです。一言で読書と言っても、一人ずつ好きな本のジャンルには違いがあります。5,6年生ともなると、同じ作者やシリーズものなど、自分のお気に入りの本が固定化してくるものです。そういう傾向が出始めた時期が一番本に興味がわき、「読書が好き」と思える頃なのではないでしょうか。
 明日の全校朝会(Zoom)では、読書旬間に関する話や読み聞かせをする予定です。高学年にお勧めの本として、私の行きつけの川越図書館から一冊本を借りてきました。明日紹介します。
 3校時に、3年生が体育館に集まり、練馬区の農家の方をゲストティーチャーにお迎えして「畑の出前授業」を行いました。「畑の先生」としてお越しいただいたのは、開進第一小学校の近くにお住まいの渡戸さんです。練馬大根の栽培農家として、昔から大変有名な方です。(今まで練馬大根を取り上げたテレビ番組に、数多く出演されています。)
 3年生は、社会科の時間に「練馬区は、23区の中で最も畑の面積が多い」ということを学習してきました。そして、キャベツ作りが盛んな地域であるということも学習済みです。渡戸さんからは、練馬区の農業の歴史について触れながら話をしていただきました。練馬区一帯に、昔はたくさんの農家があり、畑が広がっていたそうです。旭町小の近隣では、光が丘(公園〜団地全て)が全部畑だったそうです。戦争の影響で飛行場となり、多くの農家が立ち退くことになりました。練馬区は、大昔から練馬大根の生産が盛んでしたが、戦後はキャベツの生産に力を入れました。洋食にも合う野菜として、キャベツやレタスなどが全国的に生産量を増したことが要因のようです。しかし、都市化によって農家や畑が減少し、そのキャベツ畑も減りつつあるようです。
 さらに渡戸さんからは、肥料や農薬など、日本の農業は厳しい基準で野菜を作っていることや、虫のつかない野菜の品種改良が進められている話などもしていただきました。(写真中)
 「この歳になっても、野菜作りの勉強は欠かせない…」と、渡戸さんは話されていました。安全でおいしい野菜作りのために、日々努力されていることがうかがえました。10年以上前のことですが、私は4年間、開一小の副校長をしていました。渡戸さんには、その頃から大変お世話になっていました。毎年3年生の子ども達に、練馬大根の収穫体験を指導していただきました。また、大根を漬物にする工程を教えていただいたりもしました。久し振りにお会いしましたが、年齢を聞いてびっくりしました。現役でバリバリに活躍されている様子が感じられました。
 6校時に、5年生がプールサイドに集まり、水泳の準備作業を行いました。プールは、先週木曜日に水を入れ、ろ過機を動かし始めています。今日は、先生達の指示で、プールの更衣室にしまってあった道具類を出したり、コースロープを運んだりしました。(写真下)
 本日、今年度の水泳指導に関するプリントを配布しました。プール開きは、2週間後の28日(月)を予定し、各学年とも今学期中に2回の指導を計画しています。

6月12日(土)

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 6年生の国語の教科書に「天地の文(ふみ)」という教材があります。「声に出して読もう」という単元で、近代以降の文語調の文章を音読して、言葉の響きやリズムに親しむ学習材です。
 「天地の文」は、「学問のすゝめ」を書いた福澤諭吉が著しました。明治時代の初め(明治4年)に、子ども用の習字の手本として作ったものだそうです。当時日本に入ってきたばかりの時間や週日など、暮らしの基本となる決め事が書かれています。七五調になっているので、調子のよい言い回しで読むことができます。と言っても、文語調で書かれているため、すらすらと読むには練習が必要です。担任の先生も苦労していました。(写真上)
 教科書には、現代語訳の文章も掲載されています。明治4年と言えば、文明開化の真っただ中です。子ども達に学問を身につけさせることが重要であると諭吉は考えたのでしょう。習字の手本としながらも、文字の練習だけでなく、文明開化の中で新しく取り入れられた太陽暦についても身につけさせようと考えて作られています。
 最後は、このように締めくくっています。「一年一年又一年、百年 三万六千日(じつ)、人生わづ(ず)か五十年、稚(おさな)き時に怠(おこた)らば 老いて悔(く)ゆるも甲斐なかるべし。」・・・「一年一年を積み重ねると、百年ではおよそ三万六千日となるが、人生はわずか五十年程度である。幼い時に努力を怠り、年をとってから後悔しても仕方がない。(だから、今のうちに努力を惜しまないようにするのがよい。)」
 「人生わずか五十年」という言葉にギクッとして教室を出ました。調べてみると、明治時代の平均寿命は43歳前後だったようです。最近は、「人生100年時代」と言われていますが、当時の人達は短くも充実した日々を生きていたのですね。
 1年生は、国語の時間に「くちばし」という学習をしています。1年生にとって、小学校で初めて習う説明文です。教科書には、3種類(キツツキ、オウム、ハチドリ)の鳥のくちばしが取り上げられ、それぞれの形や役割が、「問いと答え」の形式で書かれています。写真と文章を対応させながら、正しく読み取る学習をしていきます。
 ハチドリのくちばしについての説明は、次のように書かれています。「はちどりは、ほそながいかたちのくちばしを、はなのなかにいれます。そして、はなのみつをすいます。」教科書の写真を見ると、空中で羽ばたきながら、花の蜜を吸う瞬間をとらえた写真が載っています。(写真中)
 ハチドリは、アメリカ大陸の熱帯地方に主に生息していて、世界で一番小さな鳥の仲間です。小さい種類では、体長6cmでわずか2gというから驚きです。蜜を吸うために、ヘリコプターのように、空中でホバリングして静止することができます。
 日本でハチドリを見ることはできませんが、それと似たような動きをするスズメガがいます。「ホウジャク」という名前の蛾の仲間です。飛んできたかと思うと花の前でピタッと止まり、空中でホバリングしながら蜜を吸います。これから夏に向けて見られる昆虫です。
 3年生は、算数の時間に「数をよく見て暗算で計算しよう」という学習をしています。暗算は、2年生の時に学習をしています。その時は、2位数に1位数をたしたり引いたりする内容でした。3年生では、2位数同士のたし算・引き算の暗算を学習します。日常生活(特に買い物の時)でよく使われる暗算なので、しっかり習熟させておく必要があります。(写真下)
 「100−79」の暗算は、どのように考えますか? いろいろな考え方があります。100を20と80に分け、80−79=1から21とする考え方・・・しかし、一般的なのは、ひく数(79)を分解する方法です。70と9に分け、100−70=30から30−9=21、あるいは100−9=91から91−70=21となります。
 さらに、79を80とみる方法があります。100−80=20、1多く引いているので、20+1=21となります。・・・大人は、だいたいこの何十とみる暗算のやり方を使っている場合が多いのではないでしょうか。暗算で子どもの頭が良くなると言われます。いろいろな考え方を工夫して「頭を使う」ということが重要です。
 緊急事態宣言中のため、学校公開が行えませんでした。本来であれば、今日紹介したような学習の様子をたくさんの保護者の皆様に参観していただけたのですが…残念でした。

6月11日(金) その2

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 昨日のホームページでは、6年生の音楽の授業でタブレットPCを使っていることをお伝えしました。他学年の音楽の授業においても、タブレットPCを積極的に活用しています。
 今日は、2年生の音楽の時間に、「Kandinsky」というアプリを使った授業をしていました。「Kandinsky」は、Google Chrome向けの音楽Webアプリ集の一つです。画面にお絵描きをすると音楽になるという、新感覚なアプリで、子ども達が夢中になって取り組んでいました。(写真上)
 まず、タッチペンを使って画面に絵を描きます。次に、画面下の再生ボタンを押すと、左から右へ音楽となって再生されていきます。上が高音で下が低音となるように分かれていて、音階のような感じで再生されていきます。丸を描くと自動的に目が入り、顔になります。また、絵の色を変えることで楽器が変わり、音色の違いを楽しむこともできます。
 ところで、Kandinsky(カンディンスキー)とは、抽象絵画の創始者と言われているロシア出身の画家の名前です。彼の抽象画を音楽アプリに合わせたアイデアもすばらしいなと思いました。
 5年1組で、外国語の聞き取りテストを行っていました。(写真中)いつものALTの先生の声とは違い、CDを使った音声を聞いて答える問題です。最近学習していた誕生日やプレゼントについての会話文のようでした。(私も教室の後ろから耳を澄まして聞いていましたが、理解できなかった部分が多々ありました。)何人かの子に聞いてみましたが、「難しかった」と言っていました。
 3,4年生は「外国語活動」の授業ですが、5,6年生は「外国語」という教科として指導しています。外国語活動の「話す・聞く」の他に、「読むこと・書くこと」が入ってきているのが外国語の授業です。以前の中学1年生の英語が小学校高学年に入ってきたという感じです。
 先日、低学年の外国語活動の様子をお伝えしました。ALTの先生と楽しくゲームをしている低学年の子ども達が、高学年になっても外国語の授業を楽しめるように、系統的な指導を心がけていきたいと思います。
 1年生のアサガオが、ぐんぐんと伸びてきました。いよいよ支柱を立てて、つるを誘引していく必要があります。アサガオのセットについてきた追肥用の化成肥料をまいてから、支柱を用意していました。今年の1年生の栽培セットは、今までにない優れものの支柱がついてきました。マジックハンドのような伸縮性のある支柱です。(写真下)
 アサガオは、短日性の植物です。つまり、日が短くなると花芽がつきます。だいぶ日が長くなってきました。今年は、21日(月)が「夏至」です。きっと今月下旬辺りから、アサガオのつぼみが見られるようになると思います。

6月11日(金) その1

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 3年生は、算数の時間に「長い長さの単位」の学習をしています。巻き尺を使って長いものの長さを測ったり、kmの単位について習ったりしてきました。また、距離と道のりについても学習しました。
 学習のまとめとして、実際に1kmを歩き、かかった時間や歩数を調べるとともに、その長さを体感させていました。校庭の遊具の周りを歩くコースを作り、200mの道のりになるようにラインを引きました。子ども達は、ストップウォッチを手に、いつもの速度で5周歩いてみました。(写真上)
 歩数を数えながら歩かなければならず、さらに途中で虫が飛んできたりと、数々の困難があり大変そうでした。終わった子ども達に聞いてみたら、1kmを歩くのに、約15分かかったそうです。大人の足だと、12〜13分くらいでしょうか。よく不動産屋さんで、「徒歩〇分」と物件に書いてありますが、「徒歩1分=80m」として計算しているそうです。そうすると、1kmを歩くのに12分半かかる計算です。
 1kmという道のりを体感させることが目的の学習でした。子ども達は、口々に「疲れた〜」と言っていました。ちなみに、旭町小学校から成増駅の南口までは、900mあります。(スマホの地図アプリは、すぐに道のりを求めてくれるので便利です。)学校から1kmは、成増の駅の改札を入って電車のホームに立ったところでしょうか。・・・これは、まさに私の通勤経路です。ということは、毎日駅から学校までを往復しているので、2kmを歩いていることになります。
 さらに余談になりますが…、何年か前から毎日、ポケットに万歩計を入れています。私は1日に、どのくらい歩いていると思いますか? 正解は、1万〜1万2千歩です。(今日も、現在15時の時点で、9千歩を超えています。)カメラを手に校内を歩き回っていると、自然にそのくらいの歩数になります。問題は土日の歩数です。1万歩を超えるためには、犬の散歩にプラスして歩かなければなりません。
 3,4校時に、4年生の「ふれあい環境学習」がありました。練馬区の清掃事務所からたくさんの方々に来ていただき、社会科のごみの学習に関する出前授業がありました。
 視聴覚室では、ごみの分別の仕方について学びました。一つ一つのごみの見本について、どのように分別をしたらよいかを考えました。また、ごみを出す時に、どのように工夫をすればごみを減らすことができるのかを教えてもらいました。
 玄関前では、スケルトン清掃車の見学をしました。ごみの集積所で、どのように清掃車でごみを回収していくのかを教えてもらいました。スケルトンなので、機械で押し込まれたごみが車体の中に入っていく様子を見ることができました。
 後半は、視聴覚室に学年がそろい、資源とごみの行方についての学習をしました。各家庭から出されたごみが、清掃工場や埋め立て地に運び込まれていく様子を、写真やイラストを使って分かりやすく学ぶことができました。また、3Rの大切さについても教えていただきました。
 最後に、近年話題になっている「海ごみ問題」についての話もありました。海ごみは、漂着ごみ、海底ごみ、漂流ごみの3種類に分けられます。それらのごみを調べてみると、圧倒的にプラスチック製品が占めていて、ペットボトルやお菓子の袋がほとんどであるとのことでした。(写真下)
 毎年、区内のほとんどの小学校で、ふれあい環境学習が行われています。清掃事務所の皆さんは、誇りをもって授業をされているなと思いました。ある子が、「ごみ捨て場」という言い方をしたところ、すかさず「ごみ集積所です。ごみ捨て場ではありません。」と話されていました。

6月10日(木)

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 今朝は、南門から入ってくる子ども達とあいさつを交わしました。プールから聞こえてくる音に引き寄せられるように、子ども達が集まってきました。大きな音とともに、プールに勢いよく水が注がれている様子がよく見えました。
 先週金曜日にプール清掃があり、専門業者の人達が一日がかりでプールをきれいにしてくれました。明日からプールのろ過機を動かす予定なので、朝から水を入れ始めたところでした。プールに水がたまるまでは、6時間以上かかります。昨年度は、水泳指導が中止だったため、ろ過機を点検してからすぐに機械を止めることになりました。今年は、先日メール配信したように、水泳指導を実施する方向で検討しています。(詳細は、月曜日にプリントでお伝えします。)
 ところで、水泳を実施しない期間中もプールに水を入れておく必要があるのをご存知でしょうか。学校のプールは、火災等の緊急時の防火水槽の役目をしています。ですから、プール清掃で水を抜いた時は、必ず消防署に届け出をしています。
 6年2組が理科室で実験をしていました。「体のつくりとはたらき」の単元での食べたもののゆくえについての学習でした。「ご飯は、口の中でだ液と混ざるとどうなるのだろうか」という実験テーマで、デンプンとだ液のはたらきについて調べていました。
 ジッパー付きの小さいビニール袋を2つ用意し、それぞれにご飯粒を入れます。片方にはだ液を、もう一方には同じ量の水を入れて、よくもみほぐします。約40度のお湯に3分ほど浸した後、ヨウ素液を入れてデンプン反応を確かめます。(写真上)・・・これは、ご飯を食べた時の口の中を再現した実験です。「よくもみほぐす」のは、口の中でよく噛んで、ご飯とだ液が混ざり合っている状態です。また、40度のお湯に浸すのは、人の体温に近づけるためです。
 結果は、水を入れた方は青紫色のデンプン反応がありました。だ液を入れた方は、紫色が薄くなりました。この結果から、だ液はデンプンを別なものに変化させる働きがあるということが分かりました。
 今週月曜日の給食のニュースに、「ご飯を一口食べて30回ほど噛んでみると、甘く感じられるようになります。だ液には、ご飯の成分を体に取り込みやすくする働きがあります。」と書かれていました。昔から、よく噛んで食べなさいと言われてきましたが、それは食べ物を細かくするとともに、消化を良くする(だ液と混ぜる)ための言い伝えだったわけです。
 今日の実験で使ったご飯は、担任の先生が家で炊いたものを用意してきたそうです。子ども達の学習のためならと、教材準備に余念がありません。
 3年生は、社会科の学習で練馬区の様子について調べています。練馬区は、練馬大根とともに、キャベツが特産品になっています。これもホームページの給食のニュース(昨日)に書いてありました。「練馬区は、東京都23区で一番畑が多く、そこで作られている野菜の約40パーセントがキャベツであると言われています。」…たくさんのキャベツ畑をあちこちで見かけるわけです。
 授業では、トラクターで畑を耕したり、畑にビニールマルチを張ったり、キャベツの苗を植え付けたりと、キャベツ農家の仕事の様子を資料を基に学習しました。(写真中)
 実際に畑の様子を見たり、農作業の様子を見学させてもらうことが一番の勉強になります。ただ、子ども達が生活しているこの辺りには、広い畑がありません。そこで来週月曜日に、畑の先生に来ていただく出前授業を予定しています。講師は、開進第一小の近くで農家をされている方です。(授業の詳細は、月曜日にお伝えします。)
 6年生の音楽の時間に、「カノン進行」についての学習をしていました。「カノン進行」というのは、ヨハン・パッヘルベルが作曲したカノンという曲(通称「パッヘルベルのカノン」という曲)の和声の理論を指しています。(写真下)
 日本のこれまでの音楽史を振り返ると、過去のヒット曲の多くは、このカノン進行を使ったコードが用いられています。「世界に一つだけの花」、「糸」、「マリーゴールド」、「キセキ」、「涙そうそう」…と、多くの名曲を生み出したルーツがカノン進行にあるそうです。このコードの流れには、誰もが親しみやすいと感じることができる雰囲気があり、美しい流れとして広く認識されているようなのですが、ここから先は私にはよく分かりません。
 授業では、「カノン進行を使って、自分で曲を作ってみよう」という学習の説明がありました。タブレットPCを使うと、音楽用の作曲ツールがあり、簡単な曲を作ることができるようです。次回から、タブレットPCを使って音楽の授業を行うという説明がありました。
 ところで、パッヘルベルのカノンは私も大好きな曲です。昔からよく聴いていたのは、パイヤール室内管弦楽団のCDです。明るく輝かしい演奏に、何度心を癒されたことか…校長室でも時々流れています。♪

6月9日(水)

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 6年生は、家庭科の時間に、ナップザック作りに取りかかっています。「思いを形にして 生活をゆたかに」という単元の学習です。目的に合った形や大きさ、縫い方を考えながら、ナップザックの製作に向かっています。
 ナップザックの生地は、一人一人がカタログから選んで購入しました。また、ナップザックのデザインを考え、刺しゅうやフェルトを使って飾っていく予定です。
 昨年度学習した裁縫やアイロンのかけ方、ミシンの使い方を全て活用して作る、初めての大作になります。出来上がったら、展覧会の家庭科作品としても出品予定です。完成までにはまだまだ時間がかかると思いますが、一針一針ていねいに製作しています。(写真上)
 今日から、低学年の外国語活動が始まりました。高学年は、週2時間の外国語を教科として指導しています。中学年では、週1時間の外国語活動を行っています。旭町小学校では、さらに低学年への外国語活動も実施していきます。1,2年生の各クラスに、年間数時間の外国語活動を計画しています。
 外国語や外国語活動の時間は、基本は担任が指導し、ALTの先生が発音等の指導補助をして授業を進めていきます。旭町小では、さらに地域協力者として外国語の授業支援の先生に入っていただくようにしています。(ただし、地域協力者として入っていただく時数は、年間で限られています。)
 2年生の教室では、昨年度も外国語の授業を行っていたこともあり、子ども達はとても楽しみにしていたようです。今日は、英語を使ってあいさつを交わし、お互いの名前をカードに書き合うゲームをしていました。今後も、英会話を通じて楽しく活動ができるように、指導を工夫していきます。(写真中)
 1年生の教室で、タブレットPCを使った指導が行われていました。今日は、まず自分のID番号とパスワードを入力して、初期設定をしていました。連絡帳に貼った番号を確認しながら、慎重に指で画面をタッチしていきました。(写真下)
 また、練馬区で推奨する「まなびポケット」への設定も行いました。「まなびポケット」は、ICTを活用した様々な授業の場面で使うことができます。デジタル教材を使ってドリル学習をしたり、先生から送られてくる教材に回答したり、さらにはクラスの仲間と意見のやり取りをしたりと、その活用方法は工夫次第で無限に広がります。
 2年生以上では、日常の授業場面で活用している様子をよく見かけます。1年生の子ども達にとっては、初めてのタブレット画面の扱いで、少し難しく感じた子がいたかもしれません。今後もたくさん触らせながら、操作方法に慣れさせていくようにします。

6月8日(火) その2

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 1年1組が、図書室を利用して授業を行っていました。来週から春の読書旬間が始まります。担任の先生が、クラスの子ども達に本を借りるように指導していました。(写真上)
 旭町小の図書室は、北校舎の1階にあります。毎年図書の予算で新しい本を購入するとともに、図書管理員さんに週2日間勤務していただき、本の管理をお願いしています。おかげで、本の分類がきちんとされていて、とても使いやすい図書環境になっています。低学年では、毎週1回ずつ図書の時間を設定することができるので、定期的に本を借りる習慣を身につけさせることができます。
 来週の全校朝会では、Zoomを使って本の紹介や読み聞かせをしようと思っています。図書管理員さんに協力していただき、本を探してもらいました。図書室の本は、全てバーコードがつけられていて、パソコンによって蔵書管理が行われています。教員用の貸し出しカードを使い、5冊借りてきました。来週の朝会までに、紹介の仕方や読み聞かせの練習をしておきます。
 中休みに、4年生の子ども達が先生と一緒に中庭の池に集まっていました。教室で飼育する生き物の計画を立てていたようです。中庭の池は、春までたくさんいたオタマジャクシがカエルになって卒業し、今はすっかりメダカの学校状態です。たくさんの子メダカが誕生したばかりで、藻の陰で子メダカがツンツンと泳ぎ回っていました。
 現在中庭は、ステキなユリ園になっています。子ども達の背丈よりもはるかに高い見事なユリが色とりどりに咲き始めました。学校にあるのは、黄色や白、赤色をしたスカシユリの園芸品種のようです。ユリにはいろいろな品種がありますが、横向きや下向きに花をつけるものが多いです。それに対してスカシユリは、上向きに花を開く特徴があります。(写真中)
 ユリは、秋植えの球根植物なので、一度植え付けると毎年花が見られます。ただし、生育環境の良い場所でないと毎年続けて花が咲き続きません。中庭は、半日蔭になる場所なので、ユリの生育には適しているのでしょう。主事さんに聞いてみても、毎年特に手入れをせずに咲いているそうです。切り花に利用したくなりますが、翌年の球根を育てるためには、なるべく葉を残しておく必要があります。咲いている間に、毎日目で楽しませてもらうことにします。
 6年2組の教室に入ると、シ〜ンと静まり返っていました。手首を押さえたり、首の脇に手を当てたりして、全員が動かずにじっとしていました。黒板を見て分かりました。理科の「体のつくりとはたらき」の学習として、酸素が血液によって運ばれる様子を調べる実験をしているところでした。(写真下)
 この単元では、心臓の動きを「拍動」といい、それによって起こる血管の動きを「脈拍」ということを習います。そこで、自分の脈拍が1分間にどのくらいあるのかを調べていました。1分間の脈拍数は、成人で70〜80回と言われています。子どもはそれよりも多く、年齢とともに少なくなります。ちなみに、高齢になるほど少なくなるのは、基礎代謝が減るためとのことです。

6月8日(火) その1

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 今週も、Zoomを使った全校朝会を火曜日に行うことにしました。今日は、「はきものをそろえると 心もそろう」という話をしました。
・・・『今日は、まずこのような詩を紹介します。(資料を見せながら)長野県のお寺の住職であった、藤本 幸邦(ふじもと こうほう)さんの有名な言葉です。全文を読んでみます。
「はきものをそろえる」
はきものをそろえると心もそろう 心がそろうとはきものもそろう ぬぐときにそろえておくと はくときに心がみだれない だれかがみだしておいたら だまってそろえておいてあげよう そうすればきっと 世界中の人の心もそろうでしょう
 みなさんは、学校に来て昇降口でうわばきにはき替える時に、くつをそろえてしまうようにしていますか? 旭町小では、くつのつま先を奥に、かかと側を手前にして、全校児童のくつの入れ方をそろえています。1年生も入学してすぐに、くつのしまい方の約束として、担任の先生から指導されていました。
 自分のくつ箱にしまうのであったら、つま先が手前側であっても、左右のくつが重なり合っていても構わないと思いませんか? ところが、「全校児童がくつの向きをそろえておく」というところに大きな意味があるのです。「はきものをそろえると心もそろう 心がそろうとはきものもそろう」と書かれています。休み時間が終わって教室に戻る時に、くつをはきかえて外ぐつをしまいます。左右のくつをそろえてくつ箱にしまうのは、ほんの一瞬の動作です。あわてて片方のくつがひっくり返ったままにしてしまった子は、多分教室で受ける次の時間の授業でも落ち着かないのだと思います。つまり、休み時間から授業へと気持ちを切り替え、心を落ち着かせる時間が、くつをそろえて入れるその瞬間なのです。
 次に、「ぬぐときにそろえておくと はくときに心がみだれない」と書いてあります。生活科や理科の学習の時間、あるいは体育の時間に校庭に出る時に、外ばきのくつにはき替えます。外に出て学習が始まってから、落ち着いて授業に集中して取り組める子は、きっとくつ箱にぬいだくつがそろっていた子です。次にくつをはく時のためにも、くつ箱にしっかりそろえて入れておくことが大切なのです。
 最後に、「だれかがみだしておいたら だまってそろえておいてあげよう そうすればきっと 世界中の人の心もそろうでしょう」と書いてあります。5,6年生は、移動教室の宿舎で、トイレのサンダルを常にそろえるように指導されます。自分が使ったサンダルだけをそろえることしかしないと、次第にトイレのサンダル全体が乱れてきます。しかし、他の子が使ったサンダルをそろえてあげる子が出てくるようになると、いつもサンダルの向きがしっかりそろうようになってきます。これは、くつやサンダルのことだけではなく、教室の掃除用具入れや給食着をしまうロッカー、図書室や学級文庫の本棚でも言えることです。「だれかがみだしておいたら だまってそろえておいてあげよう」というやさしい心が広がっていくとよいですね。』・・・
 Zoomの画面では、昨日撮っておいた子ども達の靴箱の写真も見せました。旭町小の靴箱は、比較的靴がよくそろって入れてあります。(いつも校内が落ち着いているわけです。)
 中休みが終わって、校庭から戻ってくる様子を昇降口で見ていました。どの子も意識して靴を入れていたようでした。(写真上)ぜひご家庭でも、玄関で靴をそろえるようにさせてください。
 2階の掲示板には、今日紹介した詩やホームページに載せている写真から選んだ掲示物(正門脇の掲示板にも同じものがあります。)を貼りました。(写真下)

6月7日(月) その2

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 4年生は、国語の時間に「一つの花」という読み物教材の学習をしています。(写真上)「一つの花」は、児童文学作家の今西 祐行さんが著した有名な文学作品です。戦争の悲惨さを伝える内容であり、文部科学省により選定されて、多くの国語の教科書に採用されています。
 幼いゆみ子が最初に覚えた言葉は、「一つだけ、一つだけちょうだい」でした。戦時中で食べ物が乏しい中、お母さんはいつも「一つだけよ」と言って、ゆみ子に自分の食事を分けていたので、真っ先にその言葉を覚えてしまいました。戦況が厳しくなった頃、ついにゆみ子のお父さんにも赤紙が届きます。お父さんが戦争に行くというのに、何もわからず、ぐずって泣き出してしまうゆみ子。お父さんは、そんなゆみ子に、一輪のコスモスの花を握らせて汽車に乗り込みます。・・・教師が範読するのも辛くなるような悲しい物語です。しかし、戦争を知らない4年生の子ども達に、いかに当時の状況を説明するかがまず重要です。当時の様子をきちんと理解させることで、この物語の読み取りが変わってきます。
 最後の場面は、戦争が終わった後のゆみ子が描かれています。今日、4年1組では、戦争中と戦争後の場面をいくつかの観点で比較し、それぞれの違いを読み取りながら授業を進めていました。
 この物語の題名は、なぜ「一つの花」なのでしょうか。そして、ゆみ子との別れの場面で、なぜお父さんはたくさんあるコスモスの花から1本だけをゆみ子に渡したのでしょうか。さらに、「一つだけのお花、大事にするんだよ…。」というお父さんの言葉は、何を意味しているのでしょうか。・・・「花=命」と考えると、全てがつながって見えてきます。
 今日、1年生にタブレットパソコンを配布しました。しばらくは教室に保管しておきますが、準備が整い次第、各家庭に持ち帰らせます。
 今日は、まず連絡帳の裏表紙に、各自のID番号と初期パスワードが印刷された用紙を貼らせました。次に、北校舎にあるパソコン室から各自のタブレットPCを運んできて、ドングルのつなぎ方を練習しました。(写真下)
 2年生以上もすでに配布していますが、今年度よりインターネット環境に接続するドングルを、短いUSBケーブルでつなぐ設定に変更しています。昨年度末に練馬区で導入したタブレットPCでしたが、一番破損が多かったのがドングルの接続部分でした。その対応策として、USBケーブルをつけることになりました。
 1年生のタブレットPCは、昨年度の6年生が使用していたものを使っています。(足りない台数は、他校から届いたものです。)今日配布したタブレットPCには、一人ずつ名前が書かれたタグがつけられています。学年が上がっても、卒業するまでの6年間、同じ機器を使用していきます。今後、少しずつ使い方を練習し、学習のための道具として利活用していきます。

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