7日3日(水)2校時(9時35分〜)に、体育館にて情報モラル教室があります。5,6年生への指導の様子を公開いたします。続けて保護者向けの講習会もあります。ぜひご参加ください。

5月17日(月)

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 4年生の漢字ドリルには、「こんな難しい字を4年生で教えるの?」と思うような新出漢字がたくさん載っています。今日は、両方のクラスとも、「群」や「埼」、「潟」の漢字を練習していました。(写真上)
 3つの漢字を見てお分かりだと思いますが、どれも都道府県名で使われる漢字です。昨年度から、新しい学習指導要領による教科書に変わりました。国語の授業では、学習する漢字の増加とともに、漢字を学習する学年が変更になりました。特に大きな変更があったのが4年生です。
 今までも、4年生の社会科の時間に、都道府県の名前とその位置を学習していました。しかし、習っていない漢字ばかりだったので、読み仮名がふられていたり、ひらがなで書いたりしていました。それを昨年度からは、国語の時間に都道府県の漢字を指導することにし、「茨 媛 岡 潟 岐 熊 香 佐 埼 崎 滋 鹿 縄 井 沖 栃 奈 梨 阪 阜」の20字が追加されました。したがって、4年生の社会科においては、47都道府県の位置はもちろん、名称のすべてを漢字で読み書きできるようにすることになりました。
 「潟」という漢字は、様々な間違いのパターンがあり、大人でも正しく書ける人は少ないものです。私は新潟県の出身なので、子どもの頃から正しく書けます。昔は自分の家に来る手紙のほとんどが、「潟」の字を間違えて書かれたものばかりで愕然とした記憶があります。今考えると、県名以外ではほとんど使われない漢字なので、仕方のないことかもしれません。茨城県や愛媛県、岐阜県の人達も、同じことを感じているのでしょう。
 1週間前に種まきをした1年生の鉢に、アサガオの双葉が現れました。登校してきた子ども達が真っ先に見つけて、担任の先生に得意気に報告する姿が見られました。
 中休みになり、外に出てきた子ども達からさっそく水やりが始まりました。ペットボトルに水を入れてキャップをすると、ジョーロのように水やりをすることができます。(写真中)
 ホームセンターに行くと、夏花壇の花の苗に混じって、アサガオの苗も出回るようになりました。アサガオは、日本で昔から育てられている園芸植物の一つです。特に江戸時代には、空前の朝顔ブームが起こり、人々が競って栽培していました。(現在も、7月に朝顔市が行われています。)中でも、突然変異から生まれる変わり咲きの朝顔に人気があったようです。現在ホームセンターなどで売られている園芸品種の中には、さかのぼると江戸時代の人々の苦労の成果から生まれたものがたくさんあるはずです。
 4校時に、2年1組の授業観察がありました。「ぶらんこ」という資料を使った道徳の授業で、「友情・信頼」に関する内容でした。…大きなくまさんも一緒に遊べる丈夫なぶらんこを作ろうとするさるやうさぎ、りすの姿を通して、友達と仲良くするために大切なことは何かを考えさせる学習でした。(写真下)
 2年生の子ども達にとって、「友達と仲良くする」ということは、小さい時から何度も繰り返し指導されてきています。しかし実際は、お互いの主張が食い違ったり、友達の立場を考えてあげられなかったりする時があります。道徳の授業では、資料の内容からいかに自分たちの生活に振り返って考えさせられるかが重要になってきます。

5月14日(金)

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 6年生は、国語の時間に「時計の時間と心の時間」という説明文の学習をしています。説明文を読んで、文章全体の構成の特徴をとらえる力や、自分の考えを論じていく力を育むことを目指します。また、筆者の主張と事例の述べ方をとらえ、書き手の意図について自分の考えをもつということも大切な学びとなります。
 作者は、一川 誠さんです。同名の著書から引用され、教科書6ページにわたる説明文として掲載されています。本文の中で「時計の時間」とは、「いつ、どこで、だれが計っても同じように進みます。」と書かれています。一方の「心の時間」とは、「私たちが体感している時間のことです。」と説明しています。さらに、「様々な事柄の影響を受けて進み方が変わったり、人によって感覚が違ったりする特性があるのです。」とも書かれています。
 説明文全体では、もちろん「心の時間」についての内容がほとんどで、段落を追って様々な実験の様子を入れながら論述されています。その中の一つに、「朝や夜が、昼よりも時間が速く経つように感じるのは、体の動きのよさと関係がある。」と書いてあります。つまり、体をよく動かしている時は、時間が経つのが速いということです。…確かに、ぼんやりと暇な時は、なんとなく時計が進むのが遅いような気がします。さらに、「環境によって心の時間の進み方が変わる」ということを確かめるための興味深い実験も紹介されています。その結果から、「刺激が多い方が時間の進み方が遅く感じる」ということが分かったそうです。このことをさらに置き換えるならば、子どもと大人との時間の感覚の違いにも通じるのではないかと思いました。(これは、私の考えですが…)子どもにとっては、毎日が新しい刺激の連続です。「子どもの頃は、一日がとても長く感じたのに、大人になると一日があっという間に過ぎていく…」と、誰もが感じることです。まさに、それは心の時間の違いではないかなと思いました。
 今日の2組の授業では、ワークシートを使って、段落ごとに「筆者の主張」が書かれているのか、「事例」が書かれているのかを読み取る学習をしていました。(写真上)説明文は、これからも何回か学習していきます。今回は、まだ内容が少ない方です。繰り返し文章を読み直しながら、説明文全体の構成を考える力をつけさせていきます。
 1年生は、算数の時間に「なかまづくりとかず」の学習に取り組んできました。4月の下旬からずっと続けてきた大きな学習単元です。5から10までの数について、それぞれ「いくつといくつ」に分けられるのかを学んできました。数の構成について理解する大切な学習です。10は、「1と9」、「2と8」、「3と7」・・・のように、分解することができます。
 2組の教室では、10の構成について学習したことを生かして、カードを取り合うゲームをしていました。2人組で向き合い、裏返したカードを2枚ずつ選びます。「4」が出たら、次に10の補数となる「6」を見つけたらカードを取ることができます。中には、指を折りながら10になるかどうかを確かめていた子も見られました。(写真中)
 最初はブロックを使いながら、そして次には数字のカードを見ただけで補数が言えるようにしていくという学習は、「あわせていくつ ふえるといくつ」の単元につながります。つまり、たし算の考え方です。(今月下旬より学習します。)
 4校時に、音楽室の授業観察に行きました。2年2組の授業が行われていました。「リズムやドレミとなかよし」という内容の授業でした。旭町小では、2年生以上の学年が音楽室を使い、専科の先生の指導を受けています。4月に始まり、最初の2週間は元気のよい歌声が響いていましたが、緊急事態宣言とともに楽器の響きが中心になりました。前年度の3学期もそうでしたが、どの教科の中でも最も感染症対応で苦労を強いられているのが音楽の授業です。
 最初に、「朝のリズム」の歌(CDで流す曲)に合わせたリズム遊びをしました。さすがは2年生です。足踏み、膝打ち、手拍子と、体全体を使って行う音楽表現に生き生きと取り組む様子が見られました。
 次に、「なべなべそこぬけ」の旋律に合わせた楽器演奏を楽しみました。キーボードや鉄筋、木琴にウッドブロックや和太鼓も加わり、音楽室全体を使って全員が楽器を担当できるように指導していました。そして、担当楽器が次々と入れ替わるようにして、全ての楽器を演奏できるように工夫された授業になっていました。いろいろな楽器に興味をもち、音楽表現を楽しむ様子が見られました。(写真下)

5月13日(木)

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 火曜日に行った2年生のグリンピースに続き、今日は1年生が「そらまめのさやむき体験」を行いました。先週お伝えしましたが、1年生は「そらまめくんのベッド」の絵本で事前学習をしています。いよいよその『ベッド』を確かめる日になりました。
 今日も、1年生の各クラスに栄養士さんが入り、そら豆についての説明をしてもらいました。まず、「そら豆」の名前の由来について話がありました。実際に鉢植えで育てたそら豆の実の写真を使いながら説明してもらいました。
 そら豆は、漢字で「空豆」や「蚕豆」などと書きます。「空豆」と言われるのは、実が未熟なうちは空に向かって育っていくからです。私の家の近くにたくさんの畑があり、ちょうど今頃、そら豆の実がふくらんできています。確かに、上(空)に向かってさやが伸びてきています。その後、豆が熟すにしたがって実が重くなり、だんだん下を向くようになります。それが収穫の合図です。他にも「蚕豆」の字が当てられているのは、蚕を育て始める時期に実るから、あるいはさやの形が蚕に似ているからとも言われています。
 さやの割り方についての話を聞いてから、いよいよさやむきが始まりました。さやの大きさにびっくりしながら、作業に取りかかっていました。初めのうちは、さやを割るのに苦労していた子がいたようです。しかし、一人また一人と、中から緑色のつやつやとしたそら豆が顔を出すと、教室のあちこちから子ども達の声が上がり始めました。(写真上)
 今日も、豊渓中の給食分を含めて20kgのそら豆をさやむきすることになりました。1校時の終わりには、それぞれのクラスで大きなざるにいっぱいのそら豆が集まり、子ども達も大喜びの様子でした。そして、『そらまめのベッド』は、確かにふわふわでした。どの子も指で何度も触りながら、そのふわふわ感をそらまめくんになった気分で感じ取っていました。
 給食では、そら豆を使った「かき揚げ丼」で味わいました。塩ゆでして味わうのも良いものですが、子ども達に食べやすいようにと、栄養士さんが工夫して考えた献立です。今が旬のそら豆を、ぜひご家庭でも食卓の一品に添えてみてはいかがでしょうか。
 3校時に、算数少人数教室で行われていた4年生の授業の様子を見に行きました。一昨日、指導主事の訪問の際は、わり算の筆算に向けた授業内容でした。今日は、余りがある場合の筆算(2けた÷1けた)の仕方を考える授業内容でした。(写真中)
 算数の授業は、学年ごとの学習内容が系統的に結びついて指導されています。3年生では、今月からわり算の学習が始まりました。わり算の意味や、九九で答えを見つける簡単な計算(商が1けたになる場合と、さらに余りのあるわり算を学習します。)について学習するのが3年生の内容です。
 それが4年生では、商が2けたになる場合のわり算となり、筆算で答えを求める学習をしていきます。しかし、その筆算の中では、結局3年生で学習した技能(九九で答えを見つけたり、余りが割る数より大きくならないようにしたりする。)が使われています。
 「前学年までの既習内容を使って新しい学習をする」というのは、わり算だけではなく、全ての算数の内容に言えることです。さらに、他教科の学習も同様です。日々の学習の積み重ねがいかに大切であるか…ということです。
 5校時に、6年1組の体育の授業観察に行きました。昨日に続いて、「ソフトバレーボール」の授業でした。2組とはまた違ったルールの工夫があったり、子ども達のチーム内の作戦があったりして、面白いなと思いました。2クラスに共通して言えることは、男女とも仲が良く、協力してゲームをすることと、準備・片づけをてきぱきとしていたことです。
 また、学習カードを利用し、記録を取りながら学習を進めていくやり方も学年で統一して行っていました。みんなで片づけをしてから、学習カードを手に、一人一人がしっかり振り返りを書いていました。(写真下)この振り返りが、次のゲームでの意欲の高まりにつながっていきます。

5月12日(水)

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 6年生は、理科の時間に「ものの燃え方」について4月から学習をしてきました。いよいよこの単元の終盤に近付いてきました。ここまで6年生の子ども達は、ものが燃える時には酸素が必要であるということを学習してきています。(ちなみに、酸素は「燃える気体」ではありません。「ものが燃えるのを助ける気体」です。)
 今日は、2組が理科室で「物が燃える前と燃えた後の空気には、どのような違いがあるか」という実験をしていました。集気びんの中の空気に含まれる酸素と二酸化炭素の濃度を調べてから、ろうそくを燃やした後の気体についても同様に調べ、比較する実験です。
 酸素や二酸化炭素の濃度を測るために、「気体検知管」という装置を使います。この気体検知管が教科書に登場してから、もう20年近く経つでしょうか。「小学校の実験で、酸素や二酸化炭素の濃度を測ることができるなんて…」と、当時は大変な優れものとして話題になりました。しかし最近では、手軽に空気中の酸素・二酸化炭素濃度が測定できる機器が安価に出回るようになりました。それも、電源を入れてから、ピッとすぐに数値が示されます。そろそろ旭町小でも実験器具を入れ替える時期に差し掛かっています。
 ところで、空気中には、酸素が21%、二酸化炭素は0.03%含まれています。ろうそくを燃やす前の集気びん内は、当然この値に近い数字になるはずです。気体検知管の使い方の指導の後、班ごとに実験が始まりました。検知管は二酸化炭素測定用(濃度により、2種類を使い分けます。)と酸素用が別になっていて、使用する時にガラス製の検知管の両端を折って使います。それを気体採取器にセットしてハンドルを引くと、検知管を通った気体内の成分が反応して色が変わるという仕組みになっています。(写真上)
 検知管の1本ずつが使い捨てで、さらに酸素用は1本の値段がかなり高いので、年間に結構な予算を使うことになります。(失敗した班があってやり直しの場合、理科主任の顔が曇ります。)
 当然ですが、最初の集気びん内の濃度は、酸素21%、二酸化炭素0.03%の辺りを示しました。問題は、集気びんの中でろうそくを燃やした後の気体がどうなったかです。
 残念ながら、2校時は1年生の生活科の引率があり、続きを見ることができませんでした。そこで、何人かの子に予想を聞いてみました。「ろうそくが燃えるために酸素が使われるから、酸素が減る」というのは、想像がつきます。では、酸素濃度は何%になるでしょうか? 5%や10%と予想した子がたくさんいました。大人もほとんどの方がそれくらい酸素が使われると考えるのではないでしょうか。あるいは0%になると考える人も・・・実際に実験すると、17〜18%位の値になります。(ここで子ども達には、「あれ〜」と言わせたいところです。)空気中の酸素が3〜4%減っただけで、物を燃やすことができなくなるということが分かります。
 酸素濃度が少し減っただけで…というのは、物を燃やす働きもそうですが、われわれ人間に与える影響も大きいものです。標高の高い山に登り、少し酸素濃度が低くなっただけで高山病になってしまいます。
 2校時に1年生が生活科の学習で、上練馬公園に行ってきました。低学年の生活科には、「公園に行こう」という学習があります。1年生の子ども達にとっては、「本当に勉強に行くの?」と思ったのかもしれません。「公園の自然を利用したり、身近にあるものを使ったりして遊びを工夫し、仲間と遊びを楽しむことができる」という生活科の学習目標がきちんと定められています。
 実際に、今日の1時間だけでいろいろなことが勉強になったようです。公園までの交通安全から始まり、生き物への気づき、順番を守って遊具を使うこと、友達と仲良く遊ぶことなど、全てが生活科の学習に結びつきます。(写真中)
 旭町小は、学校のすぐ目の前に大きな公園があるので、学習の場としてもとても便利です。(さらに、光が丘公園も近くにあります。)草むらに、ドクダミの花が咲いていました。「葉っぱを手でこすって匂いをかいでごらん。」と教えてあげました。やってみた子ども達が顔をしかめていました。これも生活科の勉強です。
 5校時に、6年2組の授業観察がありました。体育館で「ソフトバレーボール」の授業を見ました。ボールを使ったネット型のゲームとして、小学校の体育でソフトバレーボールがよく取り上げられるようになりました。ソフトバレーボールは、相手プレイヤーとの身体接触がなく、ボールも柔らかいため、子どもにとっては安心して取り組めるゲームです。また、ラリーを続けるためには、チームの助け合いや支え合いが必要となります。さらに、体育の時間から学級づくりをよりよくしていくための手段にもつながっていきます。
 小学生にとっては、バレーボールのラリーを続けるのはとても難しいことです。体育では、指導時数も限られています。そこで、必要となるのがルールの工夫です。今日の授業では、ワンバウンドまではOKとしてゲームを続けることができるというルールになっていました。今まで練習を重ねてきたこともあり、どの子にも楽しめるゲームが行えていました。(写真下)

5月11日(火)

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 1校時に、2年生がグリンピースのさやむき体験を行いました。生活科の学習に位置付け、学校栄養士さんと学年の先生とで毎年実施しています。
 まず、栄養士さんから、グリンピースについての話をしてもらいました。グリンピースは、エンドウマメの未熟の種子を食用にしたものです。(ダイズの未熟の種子を「エダマメ」として食用にしているのと同様です。)さらに、そのエンドウマメが、いろいろなところに利用されていることを教えてもらいました。
 身近なところでは、「豆苗(とうみょう)」です。栄養士さんが紙袋から豆苗を出して子ども達に見せると、「あっ、見たことある」とか「大好き〜」という声が聞こえてきました。豆苗は、エンドウマメ(グリンピース)の若菜です。ほのかな豆の香りと、シャキシャキとした食感がおいしい野菜で、よくご家庭でも料理に使われているのではないでしょうか。
 豆苗の根元をよく見ると、エンドウマメから芽と根が出ていることが分かります。一度マメの上で切っても、再び芽が伸びてきて収穫することができます。家庭で味わい、さらにもう一度楽しめるという楽しい野菜です。
 続いて栄養士さんから、さやむきの仕方を教えてもらいました。さやのヘタの部分を押すと割れ目ができ、きれいに半分にすることができます。中から、緑色に輝くエンドウマメが行儀よく並んでいるのが見えてきました。
 子ども達の作業が始まると、みんな夢中になってさやむきを行いました。紙を折って作った箱の中に、つやつやに光るグリンピースがどんどんたまっていきました。(写真上)
 最後に、クラス全員でさやむきをしたグリンピースを大きなざるに入れました。みんなでがんばり、たくさんのグリンピースが集まりました。この日用意したエンドウマメは、全部で20kgあったそうです。旭町小の給食は、豊渓中学校との親子給食方式です。ですから、2年生の子ども達は、隣の中学生の分まで全部さやむきをしたことになります。
 今日の給食の「グリンピースご飯」は、2年生の子ども達にとって特別な味わいになりました。給食の様子を見に行ったら、すでにお代わりの分まできれいになくなっていました。
 3校時に、算数少人数指導の視察がありました。区の教育指導課から指導主事の先生にお越しいただき、4年生の算数の授業を参観していただきました。この視察は、区内全小学校で毎年行われています。少人数加配教員と学年担任とで、習熟度別の指導がきちんと実施されているかどうかの確認のための訪問です。旭町小では、3年生以上の学年で、2クラスを3つのコースに分けた習熟度別の算数指導を実施しています。
 今日の4年生の算数は、「わり算のしかたを考えよう」という単元の2時間目として、72÷3の計算の仕方を考えさせる内容でした。クラスによって、授業展開を工夫して指導している様子がよく分かりました。授業の始めにていねいに前時のわり算のおさらいをするクラスや、計算問題をたくさん解かせてから本題に入ったクラスもありました。習熟度別に分かれた集団への指導を生かして、それぞれの先生方が工夫して指導していることが伝わってきました。(写真中)
 5年生は、総合的な学習の時間に「バケツ稲作り」に挑戦していきます。2組では、JAグループに送ってもらったバケツ稲作りセットを配り、準備を始めていました。
 セットには、種もみと肥料、栽培マニュアル、名前シールが入っています。(バケツと土は各自で準備ということですが、旭町小には5年生全員分のバケツがあります。)
 まずは、芽出しの作業から始めました。種もみをプリンカップに入れ、水につけます。発芽には空気も必要なので、水にどっぷりとつけるのではなく、ひたひたになるくらいにします。さらに、毎日新鮮な水に取り替えることで、空気に触れさせていきます。1mmくらいの芽が出てきたらバケツに植え付けることになります。それまでは、教室の後ろのロッカーの上で毎日管理していきます。(写真下)
 秋には、どれだけお米を収穫することができるでしょうか。そして、今日手にした種もみを、またその時期に見ることになります。何気なく見ていた種もみでしたが、中に何が入っていたのか・・・その頃やっと分かるのではないでしょうか。

5月10日(月) その2

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 今日から「大なわ跳び週間」が始まりました。本来ならば、全校児童が中休みに一斉に校庭に出て、クラスごとに大なわをする予定でした。しかし今年は、コロナ対応版で実施することになりました。
 各学年とも、2日間ずつ校庭を使って大なわの記録をとる日が設けられています。(割り当てでない学年は、その日の中休みは室内遊びです。)今日は、6年生と1年生の計4クラスが校庭に出て実施しました。旭町小では、4分30秒間で跳んだ数を記録することにしています。(4分30秒は、競技中に流している曲の長さに相当します。)
 6年生は毎年取り組んできているだけあって、8の字跳びがすいすいと跳べていました。(写真上)どちらのクラスも230回を超えていたようです。しかし、まだまだ記録更新は可能です。途中で何回か縄に引っかかっていました。記録を伸ばすには、まず縄が回り続けることが重要です。
 一方の1年生は、専科の先生方にも入っていただき、縄を動かしてもらいました。1年生は、「大波小波」で跳びます。跳ぶタイミングがつかめずに、ずっと縄の動きを目で追っていた子もいました。1年生も練習次第でグンと上達します。定期的に練習を積み重ねていくと、3学期には上級生と同じ「8の字跳び」で跳べるようになるはずです。
 さて、その1年生は、2校時にアサガオの種まきを校庭で行っていました。アサガオの栽培セットを用意して、先生の指示を一つ一つ確認しながら種まきをしました。
 まず、新品の青いプラ鉢に培養土を入れました。土も一人分ずつビニール袋に入って用意されています。こぼさないように土を入れてから、次に元肥を混ぜます。教材を売る会社も、年々研究を重ねてきているようです。最近は、元肥と追肥用の肥料とを分けてセットに入れるようになりました。
 いよいよ種まきです。平らにならした土の表面に5か所指で穴をあけ、アサガオの種を一粒ずつ入れてそっと土をかけました。(写真中)見ていると結構深めに穴を掘った子もいたようですが、アサガオは丈夫なので、時間がかかってもちゃんと出てくるはずです。最後にたっぷり水をあげていました。
 ところで、なぜ昔から1年生でアサガオを育てるのでしょうか? きっと我々大人の多くも、はるか昔に1年生だった頃、アサガオを栽培していたのではないでしょうか。当時は生活科ではなく、理科であった時代の大人でも…。
 その理由として考えられるのは、成長の様子が分かりやすく、最も育てやすい植物であるということです。(これは私の考えです。)夏に向かって、ぐんぐんとつるを伸ばし、7月頃から花をつけ始めます。花の時期が長く、9月まで咲き続けます。夏休みの時期にも毎日花を咲かせるため、夏休みの宿題にも取り入れやすいということもあります。秋には種がたくさんとれます。種は、細かすぎない程度の大きさです。さらに、花色が豊富で、花びらを使って色水遊びなどができます。・・・こう考えてみると、やっぱりアサガオはいいことづくめなのです。
 一方、4年生は、理科の時間にヘチマとツルレイシの種まきをしました。全員にその成長を観察させていくために、牛乳パックを2つずつ用意して植木鉢代わりに使用していきます。培養土を入れてから、それぞれの種を3粒ずつまきました。(写真下)
 4年生の理科では、季節と生物との関係を調べることが目標の一つになっています。ヘチマもツルレイシも、気温の上昇によって大きく変化する植物です。暑い夏に近づくと、つるをどんどん伸ばして成長するため、教材として用いられています。ちなみに、ツルレイシとは「ゴーヤ」のことです。沖縄地方でツルレイシのことをゴーヤと呼ぶため、その言い方の方が一般的になったようです。

5月10日(月) その1

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 全校朝会は、Zoomを使って行いました。
・・・『今日は、まず最初にシルエットクイズです。これは何の動物でしょう。(ニワトリのシルエットを見せる)では、この動物は何でしょう。(ウシのシルエットを見せる)今日は、ニワトリと牛を使った言葉についてのお話をします。中国の昔の出来事からできた言葉(故事成語)に、「鶏口牛後」という言葉があります。「鶏」の字は、ニワトリのことです。「牛」の字は、ウシのことです。「鶏口牛後」というのは、「鶏口となるも牛後となるなかれ」を四字熟語にしたもので、「ニワトリの口になりなさい、ウシのしっぽになってはいけません。」という意味の言葉です。
 ニワトリの口はこの部分にあります。(シルエットに赤い矢印を貼る)ニワトリの体全体の一番先頭にあるのがくちばしのところです。一方、ウシのしっぽはこの部分にあります。(シルエットに赤い矢印を貼る)大きなウシの体全体の一番後のところについています。「ウシのしっぽではなく、ニワトリの口になりましょう」というのは、「大きな集団の中の最後にいるのではなく、小さな集団でよいから先頭に立つことが大切である」ということを意味しています。
 学校生活の中でたとえるならば、こういうことです。いつも学年やクラスで何かをするときに、言われるままに最後からついていく子はいませんか? 自分はこうしたいという考えもなく、ただみんながしているから自分もしようという気持ちで後からくっついていく子です。・・・そういうところを「ウシのしっぽ」と表現しているのです。逆に、グループで話し合う時や係を決めたりする時に、真っ先に班長に立候補したり、進んでみんなをリードしたりして意見を言う子がいます。・・・そういう様子を「ニワトリの口」と表現しています。何でも先頭に立ってリードしていける子がたくさんいたら、どんどん学校全体が良くなっていくことでしょう。全員が少しでもニワトリの口をめざし、ウシのしっぽにならないようにしようと意識することが大切です。
 その他にも、毎日の学校生活の中で、「鶏口牛後」の言葉が関係しているかなと思う場面をよく見かけます。中休みの終わりのチャイムが鳴り、真っ先に遊びをやめて昇降口に向かっていく子がいます。「ニワトリの口」のタイプの子ですね。そうかと思うと、校庭にほとんどの子がいなくなり、最後の方からやっと教室に向かっていく子がいます。「ウシのしっぽ」タイプの子です。
 生活科や理科の時間に、外に出て授業をする時、そして観察が終わって教室に戻る時、自分は「ニワトリの口」のタイプでしょうか、それとも「ウシのしっぽ」タイプでしょうか。どんな場合でも、全員がウシのしっぽにならないようにしようと努力したら、全体がさっとそろうことにつながります。』・・・
 Zoomのつながりが悪く、途中で音声のみで放送することになりました。子ども達にどれだけ伝わったかなと心配になりました。次回の朝会までに、何らかの対策を検討したいと思います。
 Zoomの場合は、画面でいろいろな資料を見せながら話をすることができるので、そういう点では便利です。今日の話は、低学年には少し難しい内容でした。しかし、ニワトリや牛のシルエットを使うことで、少し興味をもたせることができたかなと思っています。
 2階の掲示板に資料を貼ったところ、2年2組の子ども達がさっそく見に来ました。「わたしはニワトリタイプだよ。」と話していました。朝会の話をしっかり聞き取っていたようです。

5月7日(金)

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 来週木曜日に、1年生は「ソラマメのさやむき体験」を行う予定です。その日の給食の食材でもある旬のソラマメについて学ぶ、食育の学習として実施します。さやからソラマメを取り出し、当日の給食の献立の一つとして調理してもらい、味わうことになります。
 1組では、その事前学習として、「そらまめくんのベッド」という絵本の読み聞かせをしていました。(写真上)この本は、絵本作家の『なかや みわ』さんが作った人気シリーズ「そらまめくん」の中の1冊です。絵がとてもかわいらしく、色合いも内容もすばらしい絵本です。頭に黒いすじがあるそらまめくんの表情や行動が、とてもユーモラスに描かれています。そして、そらまめくんの心の成長から、子ども同士の思いやりの気持ちを育むことができる絵本でもあります。このシリーズは、他にもいろいろあるので、ぜひ手に取ってみてください。
 ところで、このお話・・・途中で、他の豆たちのベッドに寝てみたそらまめくんが、「ちいさい」とか「かたい」と、困り顔のシーンが出てきます。クスっと笑ってしまうほど、何ともかわいらしい表情で描かれています。考えてみると、豆のさやの形は本当に様々です。中でも特別フカフカなのが、そらまめくんのベッドです。また、さらに読み進めると、そらまめくんのベッドがウズラの卵を温めるために使われてしまう場面が出てきます。実際にソラマメのさやの中を触ってみなければ、どれだけふわふわで柔らかいかは分かりません。先生の読み聞かせを聞いていた子ども達は、きっと早く実物のソラマメのさやを触ってみたいと思ったことでしょう。
 3年生は、理科の時間にいろいろな植物の種をまいて育てていきます。先日は、ヒマワリの種を観察していましたが、今日は3年2組の教室で、オクラとダイズの種の観察をしていました。(写真中)
 夏野菜のオクラは、小さな真ん丸の種です。オクラを食べる時に、まだ未熟な状態の種(白い粒)を見ることができます。オクラは、花が咲いた後に実が大きくなるのがあっという間です。数日間、実を取り忘れると、大きく成長しすぎて硬くなってしまいます。さらにそのままにしておくと、茶色く熟したさやの中から硬い種がたくさんとれます。
 一方のダイズは、3年生の子ども達も見たことがあったようです。節分で豆まきをする時の豆は、これを炒った状態のものです。今後育てていくと分かりますが、ダイズを未熟な状態で収穫しているのが「枝豆」ということになります。
 今日から授業観察が始まりました。各学期に1回ずつ、全ての先生方の授業を校長と副校長とで観察し、指導力向上に役立てていくのが「授業観察」です。
 今日は、5校時に5年1組の道徳の授業を見に行きました。「わたしは飼育委員会」という教材を使い、「自分の役割を果たす」という道徳の内容項目について考えさせる授業でした。・・・希望していた委員会に入れず、しぶしぶ飼育委員の仕事をする主人公の話でした。掃除をしていた飼育小屋を見た1年生が、「きれい!」と褒めてくれ、さらに「ありがとう」と言ってくれました。それをきっかけに、自分のしたことで喜ぶ人がいることを知った主人公の気持ちを考えていきます。
 道徳の授業では、授業の後半でいかに一般化するか…つまり、自分の生活場面に結び付けて考えさせるかが重要になってきます。5年生の子ども達にとっては、日常的によくあることではないでしょうか。第一希望になれずに、しぶしぶ希望しない役割をすることになった経験は、誰にでもあるはずです。重要なのは、そこでどの役割もとても大切なものであると考えられるかどうかです。
 掃除の時間でも、ほうきの役割もあれば雑巾がけの役割もあります。給食当番でも、牛乳を運ぶ子がいれば、スープをよそう役割の子もいます。しかし、どれも責任のある仕事としての重さは一緒です。
 1組では、担任の先生がいろいろな子に次々と指名しながら、多くの考えを引き出すように工夫していました。(写真下)

5月6日(木)

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 5連休が終わり、子ども達が元気よくまた登校してきました。東京都が緊急事態宣言中であり、連休とはいえなかなか出かけることもできず、がまんの日々が続いたのではないでしょうか。昨日は「こどもの日」でした。低学年の子ども達に聞いてみると、柏餅を食べたり、しょうぶ湯に入ったりした子が多かったようです。(1年生の子で、「ネギのお風呂に入った」と言っていた子がいましたが、ショウブの葉のことだったのでしょう。)
 先月、練馬区より「双方向型オンライン学習の実施に向けて」という通知が学校に届きました。もし臨時休校等があった場合に備えて、配布済みのタブレットPCを使ったオンライン学習のやり方を確認しておくようにという内容でした。臨時休校の可能性は少ないとしても、一人一台配備したタブレットPCを緊急用として使えるように練習しておくことが重要です。1年生用のタブレットPCの配布はこれからになりますが、全教員と2年生以上の子ども達がまず使えるように研修を進めているところです。
 今日は、3年生の教室でオンライン学習の操作方法の指導がありました。副校長先生にも指導に加わっていただき、職員室にいる先生とGoogle meetを活用して画面共有するやり方を試していました。(写真上)使用するのは、あくまでも緊急時に限ってのことになると思いますが、早くそのような心配のない日常に戻ってほしいものです。
 2年生が、ミニトマトの鉢の様子を観察するために外に出てきました。ミニトマトの種をまいたのは先月の22日(木)だったので、ちょうど2週間経ったことになります。細かな種から出てきた芽は、小さな小さな双葉でした。1年前に育てたアサガオとは違い、スラっと尖がった双葉でした。先週までは芽が出ていなかったので、この連休中に発芽したようです。
 ところで玄関前の花壇では、チューリップがすっかり終わり、今度は5月の草花が咲き始めています。ポピーやムギナデシコが茂ってきました。「風薫る5月」とはよく言ったものです。ポピーもムギナデシコも、風に揺れるからこそ花の美しさ、可憐さが際立ちます。(写真中)
 学校の花壇で咲いているポピーは、「カリフォルニアポピー」と呼ばれる品種です。(和名は「花菱草」)オレンジや黄色の鮮やかな花色です。一方のムギナデシコは、背の高いピンク色の花がとても印象的な植物です。細長い葉が麦の葉に似ていることからムギナデシコの名がついたようです。埼玉県鴻巣市の荒川河川敷にあるポピー畑には、無数のポピーとともに、一面ムギナデシコの畑も広がります。そろそろ見頃を迎える時期ですが、今年も遠慮しておくことにします。
 5年生は、新しく家庭科の授業が始まっています。子ども達が最も楽しみにしている調理実習は、今年度もまだ実施できない状況が続きそうです。その代わり、注文してあった裁縫道具のセットが届き、子ども達の手に渡りました。各自で注文した内容のものが入っているかを確かめ、家に持ち帰って名前を書いてくることになりました。縫い針や待ち針、指ぬき、チャコペンなど、どれを見ても使うのが楽しみになってくるものばかりのようでした。(写真下)
 中には、中学や高校に兄弟がいる子でしょうか…。裁縫セットをすでに譲り受けていて、基本セットのみを購入した子もいたようです。

4月30日(金)

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 2年生は、国語の時間に「ともだちをさがそう」という学習をしています。国語の「話すこと」と「聞くこと」の学習単元です。
 教科書の絵には、遊園地で遊んでいるたくさんの子どもが描かれています。今日は、CDで迷子の案内の放送を聞き、絵の中からその子を探すという学習をしていました。迷子になった友だちを探すためには、大事なことを落とさずに話を聞くことと、要点をメモすることが必要になります。
 どんな洋服を着ているのかということや、手にアイスクリームを持っているということなどがヒントとなり、絵の中から無事に迷子になった子を探すことができました。(写真上)話を聞きながらメモをとるということは、2年生には難しい学習です。しかし、今後は生活科の学習などで地域に出かけてインタビューをする機会も出てきます。これからも、様々な学習の中で「聞くこと」を意識させるとともに、「大事なことをメモする」習慣をつけさせていきます。
 6年生は、社会科の時間に政治の仕組みについての学習をしています。小学校で昨年度から始まった新学習指導要領では、政治の働きへの関心を高めるようにすることを重視して、政治、歴史、国際の順に学習を進めるように示されました。2年前までは、6年生の社会科は、1,2学期はまず「日本の歴史」から指導するのが定番でした。しかし、昨年度より、まず「ともに生きる暮らしと政治」という単元から始めるようになっています。
 今月は、日本国憲法について学んだり、国会や内閣、裁判所のはたらきについて学習をしてきました。今日は、2組で税金のはたらきについて調べる学習をしていました。一口に税金と言っても、いろいろな角度から調べる必要があります。税金の種類やその集め方、さらには使われ方など、子ども達は資料集やタブレットPCを使って詳しく調べていました。(写真中)
 消費税については、6年生の子ども達はよく知っています。お店で品物を買う時に、自身も払っているからでしょう。しかし、所得税や住民税など、家の人達が普段どのような税金を払っているのか、またそれらのお金がどのようなことに使われているのかは、初めて知ることばかりです。6年生には、来月末に「租税教室」の出前授業を予定しています。税務署の方々に来ていただき、税金の仕組みについて分かりやすく指導していただきます。
 3年生は、算数の時間に、今日から新しい単元に入りました。「同じ数ずつ分けるときの計算を考えよう」というわり算の学習単元です。今まで1年生では「たし算」と「ひき算」、2年生では「かけ算」を習ってきました。3年生ではそれらに加えて、新しく「わり算」を学習することになります。
 わり算には、等分除と包含除という2種類のわり算があります。普通、等分除の方が分かりやすいので、それを先に学習します。「クッキーが12個あります。3人で同じ数ずつ分けると、一人分は何個ですか。」・・・ある数を均等に分け、一人分の数を求めるのが「等分除」です。授業では、具体物のおはじきを3人に1個ずつ配りながら考えていきました。(写真下)
 一方、「クッキーが12個あります。3個ずつ分けていくと、何人に分けられますか。」・・・全体をいくつかずつに分けていくことを「包含除」と言います。どちらも「12÷3=4」ですが、わり算の意味が違ってきます。この違いを3年生に理解させるのは難しいところであり、先生方の指導の見せ場となるところです。来週以降、指導していきます。

4月28日(水)

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 2校時に、3年生の町探検がありました。3年生は、社会科の時間に、自分たちの住んでいる地域についての学習をしています。そこで、町探検として学校周辺の道路を歩き、実際に自分の目で地域の様子を調べるために外に出ました。
 今日は、学区域の南東方面の探検をしました。地区班では、「あおば」や「やまびこ」の子ども達が住んでいる辺りです。探検ボードに学区域地図を挟み、水筒を持って出発しました。途中、新緑におおわれた光が丘公園の北口付近を通ったり、団地の公園で一休みしたりしました。また、大きなマンションの建設予定地なのか、看板に囲まれた場所も通りました。住宅のたくさんある地域ということが分かったとともに、上り坂や下り坂があちこちにあることも感じることができました。(写真上)
 安全に気を付けて歩くことや、学年としての集団行動を身につける訓練にもなりました。実際に自分の足で歩き目で見てくると、地域の様々な様子に子ども達は気が付きます。私はもっぱら、バラやクレマチスがきれいに咲き始めた家の様子ばかりに目が行きましたが…。
 3年生の町探検は、あさってと来週の金曜日も行う予定です。今度は、学校の北側や西側を探検に行きます。
 5年2組で書写(毛筆)の授業がありました。5年生になり、「ふるさと」の文字に続き2回目となる今日は、「成長」の二文字に挑戦しました。筆順と字形の関係を理解し、穂先の動きと点画のつながりを意識して書くことをねらいとした教材です。毛筆では、縦画と横画の始筆同士が付く時は、先に書いた画の筆の入りが出るようになっています。それだけに、正しい筆順で書くことが重要になります。また、正しい筆順は、文字を整えて書くためにも大切なことです。
 まず、「成」の書き順をクラス全員で確認しました。(写真中)なんと、ほとんどの子ども達が間違えて覚えていたようです。1画目から違っていた子がたくさんいました。1画目は、左払いの縦画です。(大人でも間違える人が多いです。)2画目は、それに始筆が付く横画です。さらに3画目が違っていた子もいました。2画目に交差する画を3画目と思っていた子が何人かいました。(これは4画目)3画目は、1画目の途中から書く「折れ」と「はね」のある画です。さらにさらに、5画目と6画目を逆にしていた子も…。5画目は右斜めの画(大きくはねる)、6画目は点です。なんと書き順の間違いが多い漢字なのでしょう。
 では、「長」の字の書き順は大丈夫でしょうか? 1画目は、縦画から始まります。その後、横画が4本続きます。
 1年2組で、こいのぼりの色ぬりをしていました。クレヨンでいろいろな色を使い、とてもていねいにぬっている子がいました。うろこの一つ一つまで、全体の色合いを考えてぬっていたようです。(写真下)今後切り取って、どんな飾り方をするのか楽しみです。
 こいのぼりと言えば、5月のカレンダーに替える日が近づいてきました。昔に比べて、こいのぼりを揚げている家が少なくなったように感じます。土日はいつも、自分の家の近くの土手の上を散歩しています。土手の上は、富士山や自分の住んでいる町(と言っても、田んぼや畑ばかりですが…)が良く見えます。昔はこの時期になると、あちこちにこいのぼりが揚がっていたのになと思います。自分の家もそうですが、はるか昔に使っていたこいのぼりは、タンスの上の箱の中で眠っているのではないでしょうか。

4月27日(火)

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 5年生は、学年で音読集「やまびこ」という教材を購入して使っています。音読の宿題としても利用しているようです。1校時に、2組で音読集から「北の春」という丸山薫さんの詩を取り上げて授業をしていました。(写真上)丸山薫さんは、日本を代表する詩人で、たくさんの詩を残された方です。
 「北の春」という詩は、北国の春の様子を力強く、そして温かく表現した詩です。雪に閉ざされた長い冬が過ぎ、めくるめくような春の訪れの喜びを感じ取ることができます。梅の花が咲き、桜のつぼみが膨らんで…という都会の春の訪れも良いものですが、雪国に住んでいる人の春の到来は別格です。これは、実際に雪国に住んでみなければ分からないでしょう。何か月も雪におおわれた冬の生活が、どれだけ人々に大変な思いをさせるのかは、経験した人にしかわかりません。
 私は、高校を卒業するまでの18年間を新潟県上越市(旧高田市)で過ごしてきたので、冬は毎年雪との戦いでした。「北の春」の詩に出てくる雪解け水の「沢鳴りの音」や、「緩みかけた雪の下から 一つ一つ木の枝がはね起きる」といった表現は、東京に住んでいる人たちにどう説明したら分かってもらえるでしょうか。それらの一つ一つが、雪国に住む人たちとって、春の喜びにつながっていくのです。
 この詩の最後の連に、「朝早く 授業の始めに 一人の女の子が手を挙げた −先生 つばめがきました」と書かれています。さわやかさとともに、のどかな田舎の学校風景を感じさせてくれます。5年生の保護者の方は、ぜひお子さんからこの詩集を借りて読み味わってみてください。
 ところで、国語の学習は、まず「読むこと」が基本となります。どの学年にも、毎日音読の宿題が出されいるのではないでしょうか。音読とは、声に出して読むことです。黙読する読書とは違う、大切な国語の力が身につきます。自分の声が耳にフィードバックし、内容理解がより進みます。算数の文章題が分からない時に、問題文を音読させると良いと言われるのはそのためです。
 一方、5年1組は、家庭科室に初めて入って授業をしていました。家庭科室の使い方や、授業で使う道具について学んでいました。家庭科室には、ミシンや調理器具など、家庭科の授業で使用する様々な道具があります。本校の家庭科室は、北校舎1階の奥まったところにあるので、初めて部屋に入ったという子もいたようです。
 授業の後半には、お茶の入れ方についても学習しました。現在は、調理実習ができない状況のため、実際のお茶入れの道具を触ってみるだけの「エアーお茶入れ実習」となりました。
 やかんに人数分の水を入れてお湯を沸かすことや、茶筒から班の人数分の茶葉を急須に入れるやり方、そして急須にお湯を入れてしばらくしてから湯飲みに均等の濃さになるように注ぎ分けるまで、正しいお茶の入れ方を確認しました。実際に茶葉やお湯が入った実習になると、なかなか簡単にはいかないはずですが、おおよそのやり方を理解することができたようです。(写真中)
 ご家庭で、熱い日本茶を飲むことがあるでしょうか? 子ども達の何人かに聞いたところ、急須が家にあるかどうかも分からないという子がほとんどでした。ただ、「おばあちゃんの家ではよくお茶を飲んでいる」と答えていました。最近は、「お茶」と言えば、ペットボトルの冷たいお茶を指す言葉になってしまいました。家族でお茶菓子と一緒に熱いお茶を飲んだり、お客さんにお茶を出したりする機会が減ってきています。家庭科の調理実習ができるようになったら、正しいお茶の入れ方の実習を行わせたいと思います。また、家に急須があるご家庭は、ぜひお子さんにお茶の入れ方をやらせてあげてください。
 3年生は、理科の時間に「植物をそだてよう」という学習をしています。種から植物を育てて、季節ごとに成長する様子を調べていく学習です。いくつかの種類の植物を育てていきますが、今日は1組で種の観察を行っていました。ヒマワリとホウセンカの種でした。
 ヒマワリは種としては大きい方ですが、子ども達にとっては「こんな小さな種から、大きなヒマワリの花が本当に咲くのかな?」と不思議そうな様子で観察していたようです。(写真下)
 夏に花が咲く植物は、このゴールデンウィーク前後が種まきの適期です。20度以上の暖かい日が続くと発芽しやすくなります。ヒマワリは、直根性の植物なので、植え替えをあまりしないように育てた方が良いです。(畑に直まきする方が良い)最近は、手ごろなサイズのミニヒマワリが人気です。寄せ植えなどにも使えて、ガーデニングへの需要が増えてきました。

4月26日(月) その2

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 高学年は、校庭での体育の時間に、陸上運動として「ハードル走」に取り組んでいます。あらかじめ短距離走のタイムを計り、障害物(ハードル)を入れた時の記録を少しでも近づけていくことを目標に、どの子も一生懸命練習に励んでいます。
 また、体育の授業では、友達同士のかかわり方も重要になってきます。横から見たりゴール側から見たりして、ハードルを跳び越す友達の足の使い方を確認し伝え合うことも、大切な学びの場となっています。(写真上)
 緊急事態宣言の発令により、引き続きマスクの着用が欠かせない毎日です。体育や休み時間において、激しい運動をする場合にはずらして着用も可としています。これから暑くなる時期を迎えるため、熱中症対策もしなければなりません。気温や湿度の状況を見て、適宜子ども達に指導していきたいと思います。
 1年生の算数の時間に、6から10までの数について指導していました。先週は、5までの数を数えたり、いくつといくつに分けたりする学習をしていました。数が増えた分だけ、今度は一つ一つしっかり数えていくのに時間がかかります。
 数字の書き方についても学習していました。国語のひらがなの学習で書き順を一つずつ確認するのと同様に、算数でも書き順や書き方が大切です。数字で間違えやすいのが、「5」の書き順と「8」の書き方です。「8」は、右上のところから、反時計回りに鉛筆を動かして書きます。(写真中)
 さらに、大人でもよく間違えて書く場合があるのが、「0」です。数字の「0(れい)」と記号の「〇(まる)」の書き方には違いがあります。「0(れい)」は、鉛筆の始点が12時のところで、反時計回りに書きます。「〇(まる)」は、6時の位置が始点となって、時計回りに書きます。1年生で「0(れい)」が出てくるのは1学期の途中からですが、今回の「10」の書き方の指導で正しく書けるようにしておかなければなりません。ちなみに、読点の「。」や、「ぱ」や「ぴ」などの半濁音の「゜」も、6時の位置から時計回りに書くのが正しい書き方です。
 6年生の国語の授業に、「春のいぶき」という単元があります。季節の言葉を学ぶ2時間扱いの単元です。国語の授業では、どの学年にもこのような「我が国の文化や伝統への理解と関心を深める題材」を指導することになっています。(写真下)
 6年生は、春夏秋冬の各季節に応じて、二十四節気(にじゅうしせっき)について学習します。二十四節気は、1年の太陽の黄道上の動きを15度ごとに24等分して決められています。ですから、各季節をそれぞれさらに6つに分けた名称が決められています。
 春の二十四節気のうち、立春と春分は有名です。3月6日頃の啓蟄(けいちつ)は、「冬ごもりしていた虫たちが出てくるころ」という意味で、天気予報などでもよく紹介されます。同様に、2月19日頃の雨水(うすい)も、雪が雨に変わり、雪解けが始まる頃として聞いたことがあるのではないでしょうか。
 春はあと2つ…4月5日頃の「清明」(温暖になってすがすがしくなってくる頃)と、4月20日頃の「穀雨」(穀物をうるおし、芽を出させる春の雨が降る頃)があります。春の二十四節気の穀雨は1週間ほど前に過ぎました。次は、もう「立夏」です。今年は5月5日が立夏となっています。来週水曜日には、もう暦の上で夏になるのですね。

4月26日(月) その1

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 今朝の全校朝会は、Zoomを使って実施しました。音楽室のパソコンと書画カメラを使って配信し、各教室の電子黒板に映像をつなぎました。
 最初に、昨日から始まった緊急事態宣言に関する話をしました。引き続きマスクの着用やこまめな手洗い、換気を徹底させていくことを伝えました。また、学校外の行動についての注意も話しました。登下校中や、帰ってからの遊びでのマスクの着用についてです。特に、マスクをせずに公園などで大声を出していると、いろいろな地域の方が見て心配をされます。マスクの着用は、自分のためでもあり、周りの人達への配慮であることを、ご家庭からも教えてあげてください。
 続けて全校朝会の本題は、1冊の絵本を使って話をしました。
・・・『毎日、校内で行われている授業の様子を見て回っています。どのクラスも、先生の話をしっかり聞いて学習に集中して取り組んでいる様子がよく伝わってきます。ここに、蒔田晋治(まきた しんじ)さんの「教室はまちがうところだ」という絵本があります。今日は、最初の部分だけ紹介します。
 「教室はまちがうところだ」 教室はまちがうところだ みんなどしどし手をあげて まちがった意見を 言おうじゃないか まちがった答えを 言おうじゃないか まちがうことを おそれちゃいけない まちがったものを わらっちゃいけない まちがった意見を まちがった答えを ああじゃないか こうじゃないかと みんなで出しあい 言いあうなかでだ ほんとのものを 見つけていくのだ そうしてみんなで 伸びていくのだ
 この3週間で、みなさんはどれだけ手を挙げて発表することができましたか。ただ聞いているだけの授業や書き写しているだけの授業では、本当の学習にはなっていません。自分の意見を発表し、友達の考えと比べ合う、それが本当の学習であり、自分のためになる学習です。今読んだ詩の中で、「まちがうことを おそれちゃいけない まちがったものを ワラっちゃいけない」というところが大切です。お互い誰でも失敗することはあります。間違えることはたくさんあるでしょう。決してその失敗を笑ったりからかったりしてはいけないのです。まずクラスで自由に手を挙げて発表し合える雰囲気にしておくことが大切です。
 校長先生も、子どもの時に手を挙げて発表してよかったなという思い出があります。勇気を出して手を挙げて、みんなと同じ考えだった時にホッとしたり、逆に他の子が考えつかないことを言えた時には「やった〜」とうれしい気持ちになったりしました。でも、手を挙げそびれてしまった時には、「あの時手を挙げて発表していればよかったな」と後で後悔したこともあります。
 一学期の目標に、「毎日手を挙げて進んで発表する」と書いた子がいました。学習に対する前向きな姿勢がもてる子は、勉強が分かる子・なんでもはきはきと言える素敵な子になっていくはずです。がんばりましょう。』・・・
 朝会後、階段を上がった2階の掲示板前にこの絵本を置きました。休み時間にいろいろな学年の子ども達が通り、続きの詩の部分を読んでいました。

4月23日(金)

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 3年生は、算数の時間に「時刻と時間のもとめ方を考えよう」という学習をしています。時刻と時間については、2年生の1学期にも学習があります。しかし、2年生にとって(3年生でも…)時刻と時間の理解は、とても難しいものです。
 時刻とは、「時が流れていく中でのある一点」を指す言葉です。つまり、「今は、何時何分?」とか、「家を出る時刻は、何時何分?」というように使っています。一方の時間は、「時の一点から別の一点までの間」を示す表現です。つまり、「家を出てから学校に着くまでに、何分かかりましたか?」という2つの時間の間を示します。時刻は「今の時間」、時間は「動いた時間」の違いを理解させなければなりません。
 さらにややこしくしているのは、私たちが普段話をする時に、「時刻」ではなく「時間」という言い方をしてしまっていることが原因です。「家を出る時刻は何時何分?」と言わなければならないところを、「家を出る時間は何時何分?」と話して いるのではないでしょうか? しかし、今さら世の人々の日本語を正すわけにもいきません。
 3年生では、「8時40分から30分後の時刻」や、「9時50分から10時10分までの時間」を求める学習をしています。この単元は、4時間扱いです。なかなか机上で理解させるのは難しい部分もあります。普段の生活の中で時刻と時間を意識させて使っていくのが一番です。「今から30分間、ゲームをしていいよ。」とか、「8時に出かけるから、10分前にはしたくを済ませておいてね。」というように、声をかける工夫をしてみてください。さらに・・・部屋の中の時計は、デジタルよりも文字盤のある時計の方が良いです。
 今日の給食は、スパゲティミートソースの献立でした。スパゲティは、子ども達に大人気のメニューです。年間を通じて、いろいろなスパゲティが給食に出ます。中でも人気なのが、「練馬スパゲティ」です。大根おろしを使った和風のスパゲティです。その他、クリーム系のスパゲティも人気です。ラーメンやうどんの日もありますが、麺類は全て子ども達の大好きなメニューとなっています。(大人も…)しかし、毎月の献立表を見ると分かりますが、麺類が献立に上がるのは、月に1回ほどです。栄養士さんに聞いてみると、塩分を摂り過ぎてしまうからとのことでした。
 さて、1年生にとっては、給食で初めての麺料理でした。「スパゲティは大好き!」と、食べる前から楽しみにしていたようです。口の周りをオレンジ色に染めながら、みんなおいしそうに食べていました。(写真中)今日は、マスクをミートソース色に染めて帰っているかもしれません。
 今月に入ってずっと使えなかったミライシードが、今日から使用可能になりました。5校時に、3年2組では、タブレットPCを使った授業が行われていました。
 ミライシードは、様々な学習場面に対応したタブレット学習用のソフトです。ムーブノートを使った協働学習や、オクリンクを使った授業支援、さらには学習探検ナビといった学習教材集も利用できるようになっています。中でも、個別学習として一番利用されているのが「ドリルパーク」です。様々な教科の学習内容を、学年をさかのぼって復習することもできます。子ども達は、久し振りにドリルパークを使って、算数の復習問題に挑戦していました。(写真下)

4月22日(木) その2

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 2年生は、国語の時間に「ふきのとう」の学習をしてきました。音読を中心とした教材です。今日は、両方のクラスで「音読発表会」が行われていました。言葉のまとまりや響きに気を付けて音読をすることをねらいとして、学習を続けてきました。単元のまとめとして、グループごとに前に出て、発表会を行いました。(写真上)
 「ふきのとう」の本文については、きっと2年生の各ご家庭で、何回もお子さんの音読を聞いてきたのではないでしょうか。この「ふきのとう」は、工藤直子さんの詩です。工藤直子さんは、子どものためのすぐれた詩や童話を書いている方です。(他にも多くの作品が国語の教材になっています。)長い冬が終わり、待ちわびていた春を迎える喜びを、ふきのとう、竹の葉っぱ、雪、お日様、春風たちの会話を通して、ユーモラスに描いた作品になっています。リズム感もあり、とても素晴らしい詩です。2年生の子ども達は、何度も音読を繰り返し、全文を暗記してしまった子が多かったことでしょう。
 実際のふきのとうは、2月下旬から3月初めに見られます。ふきのとうを見たり食べたりした子は、どれだけいるでしょうか。私は雪国育ちだったので、2月の終わりに雪解けの始まった木の幹の近くにふきのとうを見つけ、春を感じたものでした。
 4年生の理科の学習は、一年間を通じて植物や動物の観察をしていきます。今日は、桜の木の様子を調べていました。3月に満開になった桜が、今ではたくさんの葉っぱを茂らせています。枝先をよく見ると、花びらが散った後の様子を観察することができます。
 先生が背伸びをして、桜の木の枝先を落としてあげていました。(写真下)よく見ると、小さなサクランボのように先が膨らみかけている様子を見ることができました。
 桜の花は、咲いている時はもちろん、そして散る時も美しいものです。さらにしばらくして、花びらがついていた柄の部分が木の下に落ちているのも美しいものです。この「柄」の部分は、花梗(かこう)という名前がついていますが、「桜しべ」という言い方もあります。ちなみに「桜しべ降る」は、春の季語として俳句に使われています。(今月の俳句査定の某番組で出てきました。)

4月22日(木) その1

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 1年1組が、生活科の「はるをさがそう」の学習で、中庭を探検に来ていました。子ども達の一番の関心は、池のオタマジャクシでした。とっても小さいオタマジャクなのですが、これだけたくさんの数が一斉に泳いでいる様子は、大人でも見入ってしまうほどの光景です。先週、2年生も見に来ていましたが、まだ足は生えてきていないようです。
 中庭を見回すだけで、たくさんの春を見つけることができます。今年は桜の開花が早かったように、他の植物の開花もかなり早くなっています。多くの植物が花をつけ始めた中で最も目を引くのが、バラの花です。ピンク色の大輪のバラが咲き始めました。(写真上)
 バラは、春と秋に咲く「四季咲き」の品種と、春にだけ咲く「一季咲き」の品種があります。秋にも楽しめる四季咲きのバラの方がお得感がありそうですが、一季咲きのバラほど美しい花はありません。蓄えてきた栄養を年に1回のシーズンにすべて注ぎ込むのですから…。
 バラは、きれいな反面、病害虫がつきやすく、肥料や剪定等の作業も必要であり、管理が大変です。しかしそれだけに、手間暇をかけたバラが咲いた喜びは言葉で表せないものがあります。…と、これだけバラの話題を書いているのは、私自身がバラの栽培にはまっているからです。いろいろな品種を育てています。
 一方、2年生の生活科の学習では、ミニトマトの栽培に挑戦しています。種を観察した後、種まきを行っていました。昨年度、アサガオやチューリップを育てたプラスチック鉢を使い、新しい土に取り替えて種をまきました。(写真下)
 普通、ミニトマトは苗を植え付けて栽培するのが一般的です。種から栽培するのには、かなり高度な技術が必要になります。(少し心配…)トマトの種は、発芽温度が必要なため、温室で育てた苗が今の時期に出回っています。苗の状態にするまでに結構な日数がかかるので、1学期中に花をつけるまで大きくなれば良いのですが…。
 ホームセンターには、夏野菜の苗がたくさん並ぶようになってきました。ピーマンやナス、キュウリ、カボチャなど、苗から植えれば、ご家庭でも野菜作りが手軽に楽しめます。(深めのプランターを使い、土をたっぷり入れて栽培しましょう。)今年もステイホームのゴールデンウィークです。家庭菜園やバラの栽培に、ぜひ挑戦してみてください。

4月21日(水)

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 理科室で、6年2組が「ものの燃え方と空気」の実験をしていました。先週は、集気びんの中に火のついたろうそくを入れて、ものの燃焼には空気が必要であることを確かめていました。
 今日は、空気の中のどの成分にものを燃やす働きがあるのかを調べる実験をしました。まず、空気中には窒素や酸素、二酸化炭素が含まれていることを知ります。(他にも多くの気体が含まれていますが、ごく微量です。)そこで、それぞれの気体が入った集気びんの中にろうそくの火を入れ、調べていくことにしました。
 理科室には、窒素・酸素・二酸化炭素それぞれの気体が入った実験用ボンベがあります。水槽の水の中に集気びんを入れ、それぞれの気体を集めていきます。(水上置換法)そして、火のついたろうそくを入れて、それぞれの気体の性質を確かめました。
 窒素と二酸化炭素の場合は、すぐにろうそくの火が消えてしまいました。一方、酸素が入っている集気びんでは、勢いよくろうそくが燃えだしました。(写真上)空気中で燃える炎の何倍もの明るさになり、長い時間燃え続けました。(その後、しばらくすると火は消えます。・・・これも大切!)
 空気中の成分の割合は、窒素が78パーセント、酸素が21パーセント、二酸化炭素が0.04パーセントです。実験結果と空気中のそれぞれの割合から、子ども達はどんな推論をすることができたでしょうか? 理科の学習のおもしろいところです。
 3年生は、国語の時間に「国語辞典の使い方」についての学習をしています。国語辞典は、おもに言葉の意味を調べる時に使います。まずは、国語辞典に出てくる見出し語が、どのようなきまりで並んでいるのかを学習しました。そして、実際に言葉の意味調べをしてみました。辞典のページをあっちに行ったりこっちに行ったりと、なかなか見つからない子もいましたが、こういう経験が大切です。(写真中)
 大人になって、なぜ辞典を手にしなくなったのでしょう? パソコンや携帯で調べることができてしまうからです。子どものうちは、自分の頭と手を使って言葉の意味を調べるようにさせたいものです。国語辞典の使い方は、実際に自分で何度も辞典を引いて慣れていくのが一番です。学校では、クラス全員分の国語辞典が用意してあり、学習場面に応じて使えるようにしていきます。どんどん多くの言葉を獲得していく大切な時期です。ぜひご家庭でも、小学生用の国語辞典を用意してあげてください。
 6年生の教室で、たてわり班活動の準備をしていました。先生達で今年度のたてわり班の編成を行い、先日一覧表が各クラスに配布されました。今年も1班あたり12〜13名で編成されたたてわり班で活動していきます。6年生は、1班に2名ずついます。6年生の役割が大切で、一年間のたてわり班活動の責任を一手に担っています。まずは、自分の班のプラカード作りを行っていました。自分の班の1年生から5年生は、どんな子ども達かなと思い浮かべながら、楽しそうに制作していました。(写真下)タブレットを使っているのは、カードに描くイラストを調べるためです。
 今年度1回目のたてわり班活動は、来週火曜日に行う予定です。今後、緊急事態宣言の発令で、ガイドラインが変更にならなければよいのですが…。

4月20日(火)

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 6年生は、図工の時間に「この場所いいな」という作品に取り組んでいます。旭町小での学校生活から、思い出に残したい場所を選んで絵に表現するという学習です。先週は雨のために、外で写生することができませんでした。今日は、絶好の天気に恵まれて、校庭や玄関前に画板を手にして出てきました。
 まず、絵を描く場所を決めなければなりません。すぐに決めて下書きを始めた子もいれば、なかなか描こうとする場所が決まらない子もいたようです。玄関前では、池の周りに何人かが絵を描こうとしていました。池には、鯉や金魚、カメがいます。「動き回っているから難しいな…」と話していました。正門の辺りを描こうとしていた子もいました。「正門を入ってすぐに、スロープになっている学校は珍しいよ。」と話をすると、「正門前の公園も入れたいから難しいな…」と悩んでいたようでした。
 校庭では、日時計や藤棚、ブランコ、鉄棒などを中心に描いている子が何人かずついました。予想通り、三角すべり台の近くにも絵を描こうとしている子が集まっていました。(写真上)やはり、校庭の遊具には一番の思い出があるのでしょう。
 校庭の南側にある野外ステージを描いていた子もいました。このステージも、旭町小ならではのものです。旭町小出身の知り合いの校長がいますが、子どもの頃からステージがあったと話していました。ステージ脇に、「創立十周年定礎」と書かれているので、50年以上前に造られたものであることが分かります。
 自分だったら、どこを絵にするでしょうか? これから、そんな視点で旭町小を見ていきたいなと思いました。
 5年生では、新しく家庭科の授業が始まりました。1組では、これから家庭科の時間を通じて、どんな学習をしていくのかということを学んでいました。家庭科の授業を楽しみにしていた子ども達が多いことでしょう。調理実習や裁縫をするということはなんとなく分かっていても、他にどんな勉強をするのかなと思っている子がほとんどです。
 教科書の最初の見開きに、「家庭科は、あなたの生活をよりよく変えていく教科です。」と書かれていました。そう言われると、すばらしい学習である気がしてきます。(写真中)
 また、教科書の図では、低学年の生活科や特別活動から始まり、中学年の理科や社会科の学習との関連を基に家庭科の学習があることも示されています。そこから「よりよい生活をめざす」のが家庭科です。(私も勉強になりました。)
 2校時に、1年生の交通安全教室がありました。光が丘警察から3名のお巡りさんが来て、子ども達の指導をしていただきました。
 まず、校庭で交通安全の話がありました。道路を歩く場所や信号機、道路標識について、そして横断歩道を渡る時の安全確認の仕方を教えてもらいました。右、左を確認した後、もう一度右を見てから手を挙げて渡ります。(写真下)では、ここで問題です。なぜ、小学生(特に低学年の子)に手を挙げて横断歩道を渡るように指導するのでしょうか? 正解は、子どもがいることを運転者に気づかせるためです。子どもの背の高さは運転席から見えにくいため、少しでも子どもが歩いていることが分かるように手を挙げさせています。
 その後、交通安全教室では、学校の周りの道路を使い、歩行訓練を行いました。2人組になり、南門前の横断歩道を渡りました。道路の右側の路側帯を1列で歩き、光が丘公園側からまた戻ってきました。ところどころに、お手伝いで参加された保護者の方々にも見守りに入っていただきました。子ども達は、ちょっとしたお散歩ができたかのように喜んでいました。しかし、慣れてきた頃が危険とも言われます。交通安全には、今後も十分に気を付けて指導していきたいと思います。

4月19日(月) その2

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 全校朝会では、ALTのマーク先生の紹介も行いました。マーク先生には、昨年度に引き続き指導していただくことになりました。先週紹介したダニア先生が金曜日、そしてマーク先生が月曜日と火曜日の勤務となります。
 3年生の教室で、マーク先生と担任の先生による外国語活動の授業がありました。3,4年生は、外国語活動として週1時間の授業があります。担任の先生が指導し、ALTの先生が主に発音を担当していきます。
 今日は、「世界のいろいろなあいさつを知ろう」という授業でした。日本の「こんにちは」に相当するあいさつが、世界の国々でどのような言い方をしているのかを学びました。
 電子黒板には、日本以外の国々の国旗が並び、マーク先生がクリックすると、国の言い方(英語での発音)や、その国の様子とあいさつが動画で流れる仕組みです。(写真上)
 ケニアは、アフリカに位置する国です。遠くに高層ビルが見える草原に、ゾウの群れがいる動画が流れました。ケニアでの「こんにちは」は、「ジャンボ」です。次に、インド…英語では、「インディア」と発音します。「こんにちは」は、「ナマステ」です。(両手のひらを合わせて言っていました。)そして、韓国…英語では、「コリア」と発音し、「アンニョンハセヨ」が「こんにちは」に相当します。他にも様々な国のあいさつや英語での国名を習いました。3年生の子ども達にとっては、聞いたことがある英語もあり、とても興味深かったようです。
 1校時の後半に、今年度1回目の避難訓練がありました。地震が起こり、続けて火災が発生したという想定で、校庭に避難するという訓練でした。事前指導を各クラスで十分に行ったうえで、黙って校庭まで避難することができるように取り組みました。1年生は小学校で初めての避難訓練でしたが、防災頭巾をかぶり、きちんと先生の後について避難を完了しました。
 避難訓練は、毎月1回ずつ行っていきます。避難訓練は、一番の目的は子ども達の命を守る行動を身につけさせるためにありますが、同時に教職員の訓練でもあります。放送を聞いて、適切な避難経路を先導するのは教職員の任務です。また、人数確認と副校長への報告も訓練要素となっています。(写真中)
 南校舎の階段を上がった2階の掲示板に、先週行った「1年生を迎える会」の写真資料を掲示しました。当日、校庭での様子を撮った写真をもとに、A4版3枚にまとめて作成しました。近くには、今朝話をした「あいさつ名人」の掲示物と、全校朝会の話の原稿も掲示してあります。
 休み時間に、さっそく階段を利用する子ども達が見に来ました。自分の知っている1年生が写っていたようです。(写真下)保護者の皆様も、学校にお越しの際は、ぜひご覧ください。

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