7日3日(水)2校時(9時35分〜)に、体育館にて情報モラル教室があります。5,6年生への指導の様子を公開いたします。続けて保護者向けの講習会もあります。ぜひご参加ください。

12月17日(金)

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 今日は、4年生の社会科見学の引率として出かけました。朝から雨が降っていたため、バスに乗るまでが大変でした。しかし、見学先に着く頃にはすっかり雨が上がり、充実した見学ができました。
 4年生は、社会科の時間に東京都の学習をしてきました。ですから、バスの中から見える景色の全てが社会科の学習です。行きの道路が渋滞していたため、バスに乗っていた時間が長くなりました。でも、その分車窓からゆっくりと都心の様子を見ることができ、バスガイドさんの説明もたくさん聞いて勉強になりました。
 さて、見学内容ですが、午前中は「水の科学館」で様々な展示を見たり、体験しながら学ぶコーナーを友達同士で回りました。展示室では、あらかじめワークシートをダウンロードして配ってあったため、答えを見つけながら学習を進めることができました。
 また、「不思議体験! 水の実験室」では、水を使った実験を見せてもらいました。(写真上)「ビーカーに入れた水を、真空の状態にするとどうなるでしょう?」…とても学校の理科室でできるような実験ではありません。ビーカーに水を入れ、半球のカプセルに入れてスイッチを入れて、中を真空状態にしていきます。すると、ビーカーの水がぼこぼこと激しく泡をたてて、沸騰したように見えました。沸騰したから中のビーカーは熱いのか、というとその逆で、氷ができていました。(蒸発した水が、気化熱によりビーカー内の水の温度を下げた。)
 入館料が無料で、この他にも様々な実験で遊ぶことができる施設でした。また、次に行った「東京臨海広域防災公園 そなエリア東京」も、入場料がかからない施設でした。防災について学ぶ、体験型の施設であるとともに、ここは実はすごいところです。首都圏で大規模な地震災害などが発生した時に、緊急災害対策本部が設置され、指令機能をもつ国の施設です。緊急時に、政府の高官や専門家が集まって指令を出す「オペレーションルーム」が完備されていました。(ガラス越しに見ることができました。)このオペレーションルームは、「シン・ゴジラ」の映画の撮影で使われたそうです。
 昼食後、クラスごとに館内で様々な体験をしました。特に、「地震発生後、72時間の生存力をつける体験ツアー」は、大人もたくさん体験に来るほどの人気エリアになっています。タブレットを一人一台持ち、扉をくぐる先は、首都直下型地震発生現場に自分がいるという設定になっています。タブレットに現れる指令は、一人一人違う内容が届くので、自分で判断しなければなりません。薄暗い館内は、地震で建物が倒壊したりけたたましいサイレンが鳴ったりしています。かなりリアルな設定に、相当怖がっていた子がいたようです。(写真中)
 展示室では、防災に必要な物資があったり、首都直下型地震の歴史と今後の予想が示されたりしていました。東京では、200年に一度大震災が起きています。関東大震災の次になる大震災予想は、かなり先のことです。しかし、マグニチュード7規模の大地震は、もっと短い期間でやって来るという予測があります。(写真下)
 昨年度は社会科見学が中止になっていたため、バスに乗って出かけるのが初めての子ども達でした。バスの窓から見える景色の一つ一つに、ワクワクしている様子が伝わってきました。建物の間からスカイツリーや東京ドームが見えるたびに、「おぉぉ〜」と歓声が上がりました。また、バスが東京タワーの近くを通ったり、モノレールが近くを走ったりすると、「わぁぁ〜」とまた歓声が…。さらには、レインボーブリッジに近づき、バスで通ることが分かると、思わず拍手をする子ども達です。お弁当は、会議室で黙って食べていましたが、そんな様子も含めて、とても素直な子ども達だなと感じました。

12月16日(木) その2

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 3年生に、「しょう油もの知り教室」の出前授業がありました。家庭科室で、各クラス1時間ずつ指導を受けました。日本醤油協会から、しょう油もの知り博士(いただいた名刺にはそう書かれていました。)に来ていただき、子ども達に分かりやすく授業をしてもらいました。
 3年生は、国語の時間に「すがたをかえる大豆」という説明文を学習しました。また、総合の学習の時間に、大豆についての調べ学習にも取り組んでいます。大豆を使って作られているしょう油について詳しく勉強するために、毎年この出前授業を申し込んでいます。
 家庭科室に入ると、しょう油の香ばしいにおいがしてきました。ホットプレートにアルミホイルを載せ、しょう油を熱していました。「お餅を焼いたにおい」とか「おだんご屋さんのにおい」、「焼きおにぎりのにおい」と、子ども達は様々な食べ物を連想しました。しょう油には、300種類もの香り成分が含まれているそうです。「うま味」とともに、「香り」としてもすばらしい調味料であるため、世界でも注目されています。
 800年もの歴史があるしょう油の原料は、大豆と小麦と塩です。そして、さらに大切なのが、それらを発酵させるための「麹菌」です。実物を見せてもらいながら、しょう油がどのように作られていくのかを教えてもらいました。半年以上かけて発酵させていく段階で、麹菌が乳酸菌になり、さらに酵母菌へと変わっていくそうです。そこでアミノ酸のうま味成分が生まれてきます。
 授業の後半では、しょう油の製造過程でできる3種類を味わわせてもらいました。「出来上がったもろみ」と「もろみを絞ったもの(生しょう油)」、「売られているしょう油」の3つでした。ほんの少しずつ味わっただけでしたが、もろみを絞った生しょう油は、断然うま味が違い、おいしかったです。
 昔は、生しょう油を加熱殺菌(火入れ)をして一般のしょう油として販売されていました。ところが近年では、しょう油の容器の開発により、空気に触れずに保管できるようになり、生しょう油のまま売られるようにもなってきました。それでしょう油が黒く酸化したり、味が悪くなったりしなくなったのです。
 しょう油は、最も多くの料理や食品調理に使われているのではないでしょうか。授業をしてくれたしょう油博士は、あんこ屋さんにしょう油を売りに行ったことがあるそうです。あんこには、砂糖だけでなく、かくし味にしょう油も使われているそうです。
 私の家の近くに、昔からの醤油蔵があり、2年くらい前に「金笛醤油パーク」として、ちょっとした観光施設になりました。今日、3年生がもらった「全国しょうゆ工場見学ガイド」というパンフレットの11ページに載っています。しょう油ソフトやバームクーヘンが人気です。また、お薦めは「こわれ煎餅」…食べ始めると止まりません。食事処があったり、醤油づくりの蔵の見学もできたりします。

12月16日(木) その1

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 6年生は社会科の時間に、いよいよ第二次世界大戦の末期の様子について学習をしています。2組では、NHNの動画を使って、東京大空襲の様子について学んでいました。(写真上)
 3月は、11日とともに、10日も我々日本人には忘れてはならない日です。1945年3月9日の夜から10日の明け方にかけて行われた、アメリカ軍による東京への爆撃は、大きな被害をもたらしました。300機以上のB29爆撃機から雨のように降り注いだ焼夷弾によって、深川や浅草などの下町地域が焼き尽くされました。死者はおよそ10万人、焼け出された人は100万人にのぼると考えられています。(動画内容より)
 東京大空襲の様子を「焼野原」と形容される場合があります。確かに、当時の様子が分かる白黒フィルムからも、建物が跡形もなく焼かれてしまった景色がうかがえます。私の父は東京の出身で、当時の様子は子どもの頃からよく聞かされてきました。燃えさかる炎の中を家族がバラバラになりながら逃げまわったそうです。
 戦時中の様子や戦後の暮らしについては、竹橋の駅の近くにある「昭和館」で見学することができます。近くには、科学技術館もあるので、両方を見学するとたっぷり一日かけて過ごすことができます。
 4年生の理科「ものの温度と体積」の学習では、空気と水に続き、金属の温度による変化を調べる実験を行っています。ここまで空気も水も温めると体積が増えるということが分かっていますが、果たして金属はどうでしょうか。
 理科室には、金属球膨張実験器があります。鎖につながれた金属球(真ちゅう製です)をカセットコンロで熱し、同じく金属製の輪を通るかどうかを調べます。熱する前に、金属球が輪を通る状態であることを確かめてから行います。十分にコンロの火で金属球を温めてから行ってみると、輪を通らなくなっていることが分かります。このことから、金属は温められたことで体積が増えたということが実証されました。(写真下)
 線路の継ぎ目は、少しすき間を開けるように設置してあります。夏の高温で線路が膨張するためです。また、ジャムの蓋が開けづらい時は、蓋を温めると簡単に開けることができます。これも金属の熱膨張を利用しています。

12月15日(水) その2

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 「その1」が長文になったため、他の2つの取り組みを「その2」として紹介します。
 6年生は、家庭科の調理実習で「焼きうどん」に挑戦しています。今日は1組が行い、2組は金曜日に実習をする予定です。
 家庭科の学習では、5年生で「ゆでる料理」を扱い、6年生では「炒める料理」を学習します。炒める料理の定番が「野菜炒め」です。今回は、6年生の先生方の考えで、野菜炒めにひと手間を加えた「焼きうどん作り」となりました。
 使った野菜は、にんじんと玉ねぎ、ピーマンでした。それぞれに切り方があります。包丁を手に、向きを考えながらていねいに野菜を切っていきました。フライパンに油をひき、まず野菜を炒めます。塩を少々加えて炒め、しんなりしてきたところでうどんを入れます。袋入りのゆでうどんを取り出し、野菜と一緒に炒めていきます。(写真上)
 最後に味付けです。ここで登場したのが、なんと「めんつゆ」でした。みなさんの家庭では、焼きうどんをどのように味付けしているでしょうか? しょう油派が多いのではないでしょうか。ソース派も負けてはいないでしょう。ちなみに、私の家は、ソースの時が多いです。(自分が作るわけではありませんが…)たまに「塩味」の時もあります。これもなかなかおいしいものです。(自分で作るわけではありませんが…)今回の「めんつゆ」は、なかなかいいアイデアです。出来上がった班から、鰹節をかけておいしそうに食べていました。
 学校で調理実習もしたことだし、土日や冬休み中は、家庭でもぜひ子どもに調理をさせてください。先ほど「自分で作るわけではない」と言っていた私ですが、子どもの頃はちゃんと一人で料理をしていました。
 高学年になった頃、母親が勤めに出始めました。毎週土曜日のお昼は、学校から帰ってから、兄と2人で料理を作りました。(昔は、土曜日の午前中に毎週授業がありました。)チャーハンや焼きそばなどが多かったのですが、自分たちで火を使って料理しました。(当時は、コンビニもなかったですし…)あらかじめ母親が用意しておいてくれた切り刻んだ食材を炒めるだけですが、自分たちで作って食べた料理は、特別においしく感じるものです。味付けを工夫してみたり、ちょっと難しいことにも挑戦してみようという意識もわいたりします。
 5校時に、1年1組で昔遊びの学習をしていました。1年生は、生活科の学習で「むかしあそびにチャレンジしよう」という学習があります。
 教室では、けん玉とこま回しに分かれて挑戦していました。どちらも、初めての子がすぐにできるものではありません。「コツ」をつかむまでが難しく、少しできるようになり始めると、やっと楽しさが味わえるという遊びです。つまり、「根気」が大切なのが昔遊びです。
 学校には、生活科用にたくさんのけん玉やこまが用意してあります。できた子が少しずつ増えてくると、やり方のコツを教えたり、上手な子をめざしてがんばる気持ちが広がっていきます。(写真下)
 先日、ひろば室を見に行ったら、手作りのメンコが流行っていました。相手のメンコをひっくり返そうと、力を込めてメンコを打っていました。現代の遊びにももちろん良さがありますが、素朴な味わいの昔遊びを体験させることも必要なことです。

12月15日(水) その1

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 午前中、全学年にセーフティ教室がありました。1校時の低学年と2校時の中学年の授業では、光が丘警察の生活安全課の方々に指導していただきました。
 1,2年生には、連れ去り被害防止について、ロールプレイを交えた指導がありました。知らない人に話しかけられた場合は、「距離をとること」、「ついていかないこと」が基本となります。また、連れていかれそうになった場合は、大声を出したり防犯ブザーを鳴らすことが肝心です。子ども達は、体育館に自分の防犯ブザーを持って集まっていました。試しに全員が鳴らしてみましたが、何人かの子が電池切れなのか鳴らない状況でした。普段から時々点検しておく必要があります。また、いざという時に大声を出せない子が多いのではないでしょうか。日常的に、相手に届く声でしっかり話すということを心がけておかなければなりません。
 さらに、1,2年生の指導には、万引きの防止とSNSに関する情報モラルについても話がありました。今までは3年生以上に指導してきた内容ですが、犯罪の低年齢化やネット環境の変化に対応して指導が加わりました。
 続いて、3,4年生へのセーフティ教室は、万引き防止の指導を中心に行われました。万引きは、大きな犯罪であることや多くの人に迷惑をかけることなどを、映像資料等で指導してもらいました。
 店の人が、万引きをした子どもの保護者を厳しく叱る場面をロールプレイで子ども達に見せました。4年生の先生を万引きで捕まった子の母親役、光が丘警察の方が店員さん役でした。大きな声で母親役の先生を怒鳴りつける場面に、子ども達は驚いていました。(ある学校では、母親役をした先生が本当に泣き出してしまったそうです。)
 万引きの指導では、カギのかかっていない他人の自転車を乗ることや、自転車のかごの中にあるものを取る行為も犯罪であるという指導がありました。逆を返すと、そういう被害が多いということにもなります。ゲーム機やゲームソフトを自転車のかごに入れたまま目を離した隙に…という場合が多いようです。まずは、そういうものを外に持ち出さないことが大切です。
 高学年は、インターネットやスマートフォンでの情報モラルについて、学年ごとに指導してもらいました。KDDIのスマホ・ケータイ安全教室事務局の方に来ていただき、動画資料を交えながら話を聞きました。
 まず、ネットトラブルの防止では、使う時のルールが大切であるという話がありました。年度当初に旭町小のSNSルールが示されています。それを受けて、各家庭できちんとルールが決められているでしょうか?
 次に、具体的なネットトラブルの事例が紹介されました。オンラインゲームやSNSに関する実際にあったトラブルをもとに作られた動画を見ました。書き込みがいじめにまで発展していく様子に、他人事とは考えてはいけないことを子ども達は感じ取ったようでした。また、ネット依存に関する事例もありました。
 高学年の指導に入る前の中休みの時間帯に、意見交換会を行いました。10名の保護者の方々に参加していただき、光が丘警察と駐在所の袖山さんから、最近の子どもの犯罪被害等について話を聞きました。(写真)
 今回のセーフティ教室を通じて感じたのが、指導すべき内容が年々複雑化するとともに、多くなっているということです。子ども達に迫る「危険」は、毎年多様化し、増加しています。保護者の皆様も、そういう状況に関心をもち、理解して生活するように心がけてください。
 高学年の指導の最後に、SNSのなりすまし被害について、実際にあった事例が紹介されました。そしてそのまとめとして、「世の中には、いい人ばかりではない!」というメッセージがスクリーンに映し出されました。こんなことを子ども達に伝えなければならない時代です。

12月14日(火)

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 6年生の教室で、たてわり班の振り返り会と、5年生への引き継ぎの準備を行っていました。(写真上)
 たてわり班の振り返り会は、来週火曜日の中休みの時間帯に行う予定です。それぞれの学年の児童が、今までのたてわり班での活動を振り返り、カードに記録して持ち寄ります。たてわり班ごとの振り返りは、続く3学期の活動に生かされていきます。また、この振り返り会は、6年生から5年生への引き継ぎの場にもなっています。1月のたてわり班活動から、いよいよ5年生が班長として活躍することになります。最高学年に向けた準備としての意識を5年生にもたせていきます。
 振り返り会の進め方については、全校で統一して同じ内容となるように、進行台本があらかじめ用意されています。これは、今までのたてわり班の活動全てに言えることで、班ごとのファイルに毎回の進行台本がきちんと綴じられています。この指導の流れは、旭町小の財産として引き継がれてきました。旭町小のたてわり班活動(遊びだけでなく、たてわり班掃除も行う)は、16〜17年の歴史があります。その間、今までの特別活動部の先生方が、改良に改良を重ねてつくり上げてきた大切な指導上の財産なのです。
 年間計画では、振り返り会の日の給食は、「たてわり班給食」を行う予定でした。1学期に続き、今回も交流しながらの給食は中止としています。たてわり班で集まって給食を食べても、黙食では交流の意味がありません。残念ですが…。
 5年生は、家庭科の時間に「トートバッグ作り」に取り組んでいます。今学期に入り、「ミシンにトライ! 手作りで楽しい生活」の単元では、まずミシンの使い方について学習をしてきました。そこで、生活を豊かにするものの製作として、トートバッグ作りに挑戦していきます。布は、セットになっているカタログから、子ども達が好きな色を選んで購入しました。
 今日は、1組がミシンがけの前段階として、しつけ糸で仮縫いをしていました。10月から調理が続いたこともあり、裁縫道具を手にするのは久し振りのことです。針に糸を通したのは良かったものの、玉結びや玉止めのやり方をすっかり忘れてしまい、友達から教えてもらう姿が見られました。(写真中)
 2月の展覧会では、5,6年生は家庭科作品も出品します。このトートバッグが、どのように出来上がって会場に展示されることになるのか・・・今後も製作過程に注目していきたいと思います。
 6年生は、図工の時間に「携帯びょうぶ」という作品に取り組んでいます。10月に入ってから作り始め、少しずつ完成形に近づいてきました。まず、4枚の段ボールを組み合わせ、各自が家から用意してきた布を貼り付けました。そして、びょうぶの表側に金紙を貼り、絵の具を使って絵を描いていきます。
 あらかじめ、日本に古くからあるびょうぶのデザインを学習し、それらを参考にして自然をテーマにした絵を考えました。富士山や動物、月や雲など、図鑑やタブレットから参考となる絵や写真を探してデザインを決めました。
 今日は、各クラスともびょうぶにデザインを写し取り、色をつけていました。下地の金色に絵の具が負けないように、濃い目に塗っていくのがポイントです。(写真下)
 このコンパクトなびょうぶは、1学期に作った「小さな行灯(あんどん)」とともに、展覧会の立体作品として出品する予定です。行灯とびょうぶの「合わせ技」がどのような効果を生むか、楽しみです。

12月13日(月) その2

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 6年生は、国語の時間に「冬のおとずれ」という季節の言葉の学習をしています。6年生の国語の教科書には、四季ごとの二十四節気の言葉の意味を確かめ、短歌や俳句を音読する単元が位置づけられています。(写真上)
 今年は、11月から12月にかけて比較的暖かな日が続いたからでしょうか、今の季節を「まだ秋」と思っている子が多いようです。確かに、今年は「木枯らし1号」さえも観測されませんでした。
 いつからいつまでを「冬」ととらえたらよいのでしょうか? よく、2月4日の立春の日には、「暦の上では春を迎えました。」と言っています。ですから、2月3日までが「冬」ということになります。では、始まりは・・・立春があれば「立冬」という日もあります。今年は、11月7日(日)が立冬でした。しかし、立冬の日から「冬」という区切り方もありますが、立冬から2週間ほど経った「小雪(しょうせつ)」までの間から「冬」が始まるという考え方が一般的のようです。今年は小雪が11月22日(月)だったので、勤労感謝の日以降、6年生が下田移動教室に出かけた頃は、すでに冬に入っていたと言えます。
 次の「大雪(だいせつ)」は、12月7日(火)でした。教科書には、「寒気が増し、雪も激しくなってくるころ。」と書いてありますが、今年は小春日和の陽気が続きました。そして、子ども達にとって一番よく知っているのが「冬至」です。今年は、22日(水)です。そして、1月に入って「小寒」、「大寒」を経て「立春」に向かいます。今週からいよいよ本格的な冬将軍の到来と言われていますが、あと1か月半で春が来ると考えれば、もう少しの辛抱です。
 5年生は、理科の時間に「ふりこの動き」の学習をしています。今日は、5年1組が教室で実験をしていました。糸に重りをつけた振り子を左右に振り、その振幅がどんな条件によって変わってくるのかを調べていきます。振り子を左右に振って1往復する時間は、何によって変わってくるのでしょうか? まず、実験として考えられるのが、振れ幅です。大きく振った時と小さく振った時とでは、往復する時間に違いが出てくるでしょうか? 次に、糸の長さです。短い糸と長い糸とで、振り子の振幅に差が出てくるでしょうか?
 そしてもう一つは、重りの重さの違いによる実験です。今日は、その実験を行っていました。重りを10g,20g,30gと変えた時の振り子の振幅を計っていきました。
 今回の実験の場合は、振れ幅と糸の長さは同じにして実験をします。ストップウォッチを手に、10往復の時間を計測します。実験結果を正確にするために、3回実施して平均を出します。みんな真剣な表情で行っていました。(写真中)
 実験の予想を聞いて回ると、それぞれ違った考え方に分かれました。重さが違っても往復する時間は同じという予想。重い方がゆっくりと動きそうだから、軽い方が速いという予想。重い方が力強く感じるから速いという予想。・・・さあ、結果はどうなったと思いますか?
 3年生の音楽の時間に、リコーダーの練習が始まりました。10月に緊急事態宣言が解除になり、リコーダーの演奏ができるようになりました。しかし、音楽発表会に向けた練習がすでに始まっていたこともあり、ようやく今週から再開です。
 3年生になって、春に初めて手にしたリコーダーでしたが、学校ではしばらく吹くことが許されず…6月の下旬から少しの間(まん延等防止措置の期間)だけ吹くことができました。しかしそれも、「シ」の音を練習し始めたところでまた緊急事態宣言になりました。
 今日も、その「シ」から練習していました。久し振りにリコーダーを口にしましたが、とてもいい音が響いていました。これから今までの遅れを取り戻すべく、少しずつピッチを上げて練習をしていきます。(写真下)

12月13日(月) その1

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 北風が冷たく感じられる朝でしたが、校庭に全校児童が集合し、全校朝会を行いました。今日は、「百聞は一見にしかず」という話をしました。(写真上)
・・・先週の木曜日に、3年生の社会科見学がありました。バスに乗って、JAあおばと石神井公園ふるさと文化館、そして練馬区役所展望室の見学をしてきました。JAあおばでは、練馬区の都市農業について勉強してきました。そして、直売所の様子を見学したり、大きなトラクターを見せてもらったりしました。ふるさと文化館では、練馬区に伝わる練馬大根の歴史や、昔の道具について、さらには区内にあった昔の農家の建物に入って当時の暮らしの様子を学ぶことができました。また、練馬区役所では、最上階の20階にある展望室から練馬区や東京都全体を見渡すことができました。自分達の住んでいる練馬区には、こんなにたくさんの建物があり、多くの人が住んでいるということが分かりました。
 ここまで、3年生と一緒に見学してきたことについて、言葉でみなさんに伝えました。今の説明で、その場所に行っていないみなさんに、どれだけ様子が伝わったでしょうか。いくら言葉で説明しても、かやぶきの農家の家の中の様子や、区役所の展望室から見えたすばらしい景色は伝わりません。実際にそこに行かなければ分からないことです。だから社会科見学があるのです。
 そこで今日は、「百聞は一見にしかず」という言葉についての話をします。(拡大コピーした紙を見せる)「百聞は一見にしかず」というのは、「たくさんくり返し聞いても、一度でも実際に見ることには及ばない。」つまり、「何事も自分の目で見て、確かめることが大切だ」ということを表しています。
 先週金曜日に、6年生が音楽鑑賞教室に行きました。練馬文化センターで、オーケストラによるすばらしい演奏を聴いてきました。あらかじめ音楽の時間に、DVDを見ながらオーケストラで使われている楽器についての事前学習がありました。でも、実際に文化センターの大ホールで聴かなければ、本当の音楽を体験することはできません。「百聞は一見にしかず」です。
 一週間前の給食で、みんなの大好きな「ねりまスパゲッティ」が出ました。栄養士さんが、練馬大根と青首大根を手にして、各教室を回って見せてくれました。実物を見せてもらうことによって、練馬大根がいかに真っ白で細っそりとしていて、そしてとても長いということが分かりました。「百聞は一見にしかず」です。
 何事も自分の目で見たり、自分の体を動かしたりして体験することが大切です。学校で勉強していることの多くは、この「百聞は一見にしかず」で成り立っているのです。・・・
 続いて、「子どもエコ・コンクール」の表彰を行いました。身近な生活でできるエコについて考え、絵に表現するコンクールです。6年生の子が入選したので、賞状と記念品を渡しました。(写真下)

12月11日(土) その2

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 今日は、道徳の時間以外にも、各教室で様々な学習が行われていました。
 1年生の教室では、図工の学習として、松ぼっくりを使ったツリー作りをしていました。松ぼっくりにいろいろな飾りとなる材料をボンドで貼り付け、すてきなツリーが出来上がりました。ただでさえ小さな1年生の手のひらに収まるツリーは、とてもかわいらしく見えました。(写真上)
 自然と触れ合う材料として、木の実や落ち葉とともに、昔から松ぼっくりは子どもの遊びに使われてきました。この松ぼっくりツリーも、ペイントをしたり家庭にある材料を工夫したりすることで、いろいろなアレンジができるようです。ところで、学年全員分の松ぼっくりは、どうやって用意したのでしょう?
 6年1組では、4校時に理科の授業をしていました。「てこのはたらき」の学習では、身近な生活の中で「てこ」の仕組みが使われていることを学習します。学校にある様々な道具を取り上げ、どこに「てこ」が利用されているのかを考えさせていました。
 子ども達が手にしていたのは、栓抜きとピンセットでした。栓抜きは、缶切りとともに、家庭で使われなくなった「てこを応用した道具」の一つです。ジュースやビールを瓶で購入する機会がなくなり、栓抜きは見たこともないという子がいるほどです。
 てこが利用されている道具には、支点・力点・作用点があるはずです。栓抜きのどこがそれぞれの点になるのかを考えていました。(写真中)力点は、取っ手を持つ部分です。作用点は瓶のふたが上にあがる部分で、支点がふたにひっかける部分になります。栓抜きは、支点と力点の間に作用点があるタイプの「てこ」です。
 ピンセットは、親指で押す両側が力点で、支点が金属の折り目の部分、作用点はピンセットの先になります。ピンセットは、てこを逆に利用した道具です。大きな力で小さな力が伝えられる仕組みになっています。
 6年2組は、家庭科室で実技テストをしていました。じゃがいもの皮むきのテストです。調理実習では、作って食べて終わり…ではありません。きちんと紙ベースでテストをしたり、実技の様子をテストしたりして成績に結び付けています。2人ずつ先生のところに来て、じゃがいもの皮むきテストをしていました。(写真下)
 事前に、包丁の使い方を家で練習してくるように伝えてあったようです。昨日、豊渓中学校の生徒から、試験勉強の重要性について話を聞いたばかりです。どんな学習でも、そしてどんなテストでも、試験対策に向けた心構えを大切にさせていきたいものです。

12月11日(土) その1

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 今日は、第二土曜の学校公開日でした。また、今回は道徳授業地区公開講座として、2校時に講演会も行いました。たくさんの保護者の皆様にお集まりいただきました。ありがとうございました。
 1校時の道徳の授業では、講師の荻原 武雄先生と一緒に各クラスの道徳の授業を見て回りました。12クラスあるので、教室の中に3〜4分ずつしかいることができません。しかし、それでも講師の荻原先生は、教室に入った数分で道徳の指導や学級の様子を把握し、メモをとられていました。講演会が終わってから、校長室で授業についての感想やご指導をいただいています。
 さて、道徳の授業では、今回もそれぞれの担任の先生が様々な資料を基に授業を行っていました。3年生では、風呂敷を使った授業をしていました。道徳の授業で風呂敷? と思うかもしれませんが、「我が国や郷土の伝統と文化を大切にし、国や郷土を愛する心をもつこと」を目標とした教材です。教科書の内容は、タンスから出てきた風呂敷について、お母さんから説明を聞く女の子のお話になっています。
 風呂敷の良さは何でしょう? まず、機能性に優れているということです。いろいろな形のものを包むことができる便利な布として昔から使われてきました。箱を包むだけでなく、丸いものや大きなビンを包んだりする方法もあります。授業では、実際に風呂敷を使って、グループごとに身近にあるいろいろなものを実際に包んでみました。(写真上)
 風呂敷の良さのもう一つは、温かみです。教科書には、「お母さん、ふろしきでつつむと、中の物がとても大事な物のような気がするの。ふしぎね。」という女の子のセリフがあります。風呂敷には、様々な色やデザインのものがあります。また、その柔らかさや手触りがまた素敵です。ビニール袋や紙袋に入れて手に持つのとは違った、温かみが感じられるのが風呂敷のすばらしさではないでしょうか。
 3年生の先生に聞いたら、子ども達に声をかけたところ、何人かの子が風呂敷を家から持ってきたと言います。今は、風呂敷が家にないというところが多いのではないでしょうか。担任の先生も、今日の授業のために買ってきたそうです。
 2校時は、体育館で講演会がありました。荻原先生の講演の中で、「『待つ、聴く、受け止める』ということは、子どもとのかかわりの大切な三箇条である」という話がありました。子どもの心の表出をしっかりと待ち、最後まで聴いてあげ、きちんと受け止めてあげる・・・我々教員にも、心に深く響く言葉であると感じられました。
 他にも、叱るべき時にきちんと叱ることの大切さや、手を離しても心を離さないこと、親子で自然に親しむこと(「気持ちの道草」という表現をされていました。)など、子育てのヒントになるたくさんのお話を聞くことができました。(写真下)

12月10日(金) その2

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 5校時に、1年1組の子ども達が、中庭で生活科の学習をしていました。中庭を探検して、この季節ならではのものを見つけていました。ミカンの木は、正門側の体育倉庫脇にあるのが目につきますが、中庭にもあります。そして黄色く色づいた大きな実がなっています。
 子ども達が池のところに集まっていたのは、トンボがいたからでした。この時期になぜトンボがいたのか不思議ですが、どうも羽化したばかりの様子でした。こんな寒い時期の羽化ですから、飛べそうな気配が感じられないことは明らかでした。トンボは、卵か幼虫(ヤゴ)で冬越しをするのですが、どういうわけで羽化してしまったのでしょうか。1年生なりになんとか助けてあげたいと思いながらも、弱っている命を見届けるしかありませんでした。(写真上)
 6校時に、6年生が各教室から豊渓中学校とZoomでつながり、交流会を行いました。「中学生に質問する会」として行い、おもに小学校側からの質問に答えてもらう交流会でした。
 すぐ隣の中学校ではありますが、今回はオンラインでつながりました。画面越しに中学1年生の姿と自分たちの姿が同時に映し出されると、思わず背中が伸びました。小学校側から出されていた質問事項をあらかじめ伝えてあったので、やり取りがとてもスムーズに進みました。
 小学校側の質問に対する回答が終わると、逆に中学生からも質問がきました。「豊渓中の魅力は何ですか?」・・・中学生にとって、自分たちの学校がどのように見られているか気になるところなのでしょう。代表で答えた子は、「雰囲気がいいこと。生徒同士が仲が良いのが感じられる。」と話しました。それを受けて、中学生の子が「人数が少なく、一人一人を大切にしてくれている。」と返していました。
 もう一つ、中学校側から「豊渓中に入学したい理由は何ですか?」と聞かれました。豊渓中への進学を考えている子が答えました。「家から近いことと、知っている人が多くて、安心して行ける。」ということでした。確かに、遅い時間まで部活動をしていた場合、家に帰るのには近い方が安心です。すると、中学生からは、「少人数なので、活躍の場が増えると思って自分は豊渓中にしました。」と言っていました。
 進学する中学校はそれぞれでも、中学生と交流をすることで、卒業に向けた気持ちが少し高まってきたようです。

12月10日(金) その1

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 午前中、6年生が連合音楽鑑賞教室に行ってきました。練馬文化センターへは、歩いて光が丘駅に行き、そこから練馬駅まで大江戸線に乗りました。
 連合音楽鑑賞教室は、練馬区の教育会が主催となり、昔から行われてきた行事です。昨年度は、感染症拡大防止のために中止となりました。今年度も心配されていましたが、緊急事態宣言が解除となり、さらに感染状況が落ち着いたこともあり、実施の運びとなりました。
 ただ、1600名以上が入る大ホールでの密な状況を考え、「黙って、拍手のみ」というルールを徹底することになりました。また、オーケストラ側も、指揮者を始め多くの楽員がマスクを着用するなど、感染症対策をとっての演奏を心がけていました。
 指揮は、和田 一樹さん、そしてオーケストラは東京都交響楽団でした。子ども達が在京の名門オケを聴くことができるのは、とても幸せなことです。また、以前「歌のおねえさん」として出演されていた江原 陽子さんが、全体の司会を行いました。楽器や曲の紹介などをしながらプログラムを進めていたので、とても分かりやすい鑑賞教室になりました。
 楽器や指揮者、コンサートマスターについては、音楽の時間にDVDを使って、事前に学習済みでした。しかし、実際に楽器を目にしたり、演奏している様子を見て聴くのとでは、印象が全く違ってきます。カルメン前奏曲から始まった1時間は、あっという間に感じられました。
 楽器紹介では、最初に弦楽器の説明がありました。バイオリンからビオラ、チェロ…と楽器が大きくなるにつれて低い音になっていきます。そして、弦楽器だけで演奏されたのは、チャイコフスキーの弦楽セレナーデの最初の部分でした。厚みのある弦楽器の空気感は、CDなどではとうてい再現できない感覚です。コロナ禍のために、私自身も久し振りのコンサート体験でした。しばらくチケットを買うのを控えていましたが、今日の弦楽器のアンサンブルを聴いて、無性にコンサートに行きたくなりました。
 他にも、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」の第1楽章やシベリウスのカレリア組曲から「行進曲風に」、グリーグのペールギュント組曲から「朝」と「山の魔王の宮殿にて」、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」から「花のワルツ」と、それぞれ変化のある名曲を楽しみました。
 アンコールでは、音楽鑑賞教室では恒例の「ラデツキー行進曲」(ヨハン・シュトラウス作曲)が演奏されました。元旦の夜、ウィーンで行われているニューイヤーコンサートが生中継されていますが、最後にアンコールとして演奏される曲です。一足早く、お正月気分を味わうことができました。
 今回、少し残念だったのは、文化センターの2階席の一番後ろの座席だったことです。(上からオーケストラ全体を見ることができたのは良かったのですが…)春休みなどに、親子コンサートのような小学生が入場できる演奏会が良くあります。ぜひ、ご家族でコンサート会場に足を運んでみてください。
 学校に戻ってきたのが、給食準備が始まった頃になりました。今日の給食は、「冬野菜カレー」でした。栄養士さんから、「遅くなっても、なるべく温かいまま提供できる給食として、今日のメニューはカレーにしました。」と聞きました。そういうところにまで気を配り、毎日の献立が立てられていることをとてもうれしく思います。

12月9日(木)

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 今日は、3年生の社会科見学がありました。昨日の雨が上がり、気持ちよく学校を出発することができました。3年生は、社会科でおもに練馬区の学習をしています。貸し切りバスに乗り、区内めぐりとして、3か所の見学に出かけました。
 まず最初に向かったのは、JA東京あおば(石神井支店)です。場所は、石神井公園の近くで、次の見学場所のふるさと文化館の隣でした。最初に3階のホールに行き、練馬区の農業について、DVDやスライドで説明を受けました。DVDは、2年前に「世界都市農業サミット」のために練馬区が製作したものでした。本校でもお世話になっている渡戸さんが映っていました。
 練馬区では、都市型の農業にこれからも力を入れていくと聞いています。練馬区は、24区の中でも畑の面積が一番多く、牧場があることやフルーツ栽培をしていることでも有名です。
 その後、3つのグループに分かれて見学をしました。石神井支店には、農産物の直売所が併設されています。畑でとれたばかりの新鮮野菜が売られていました。また、JAオリジナルのドレッシングなど、プライベート商品も多く取り扱っているとのことでした。(写真上)外にはトラクターが展示されていて、実際に耕す部分を動かして見せてもらったり、一人ずつ運転席に座らせてもらったりもしました。
 次の見学場所の石神井ふるさと文化館では、3学期に学習する昔の道具について、たくさん学ぶことができました。会議室では、洗濯板の使い方や、昔のアイロンについて教えてもらいました。昔のアイロンとは、電気のアイロンになる前のものです。起こした炭を入れて使う「火のし」は、見た目ですぐにアイロンと気がつきにくい道具です。
 全体説明の後、外にある旧内田家住居の見学と、2階の展示室の見学を行いました。内田家は、区内に昔あった住居をそのまま移築して展示されています。かやぶきの屋根をくぐると土間にかまどがあり、囲炉裏がある板の間、掛け軸のある床の間・・・昔の家はこんな感じだったなあと、とても懐かしい思いがしました。自分が子どもの頃の母親の実家は、まさにこのような造りの家でした。(写真中)
 2階の常設展示室には、練馬大根の歴史や昔の道具類の他に、昭和の街が再現されたコーナーがあります。中華屋さんのショウケースには、ラーメン70円、かつ丼80円と書いてありました。子ども達は「安い!」と言っていましたが、今とは物価が10倍も違う時代だったわけです。
 会議室に戻ってお弁当を食べてから、バスで練馬区役所に向かいました。エレベーターで一気に20階の展望室に行きました。練馬区どころか、関東平野を一望できるすばらしい景色を見渡すことができました。(写真下)
 遠くには、横浜のランドマークタワーや埼玉の副都心ビル街まで見えました。また、眼下の街並みを見ていると、畑の多い練馬区と言いながらも、こんなに建物がたくさんあるのかとびっくりする眺めです。豊島園から、すでに大きなアトラクションが撤去されていることも分かりました。区役所に行った際には、ぜひ20階の展望室にも足を伸ばしてみてください。

12月8日(水)

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 6年生は、理科の時間に「てこのはたらき」の学習をしています。先日は、棒や砂袋を使って、重い物を軽く持ち上げられるてこのはたらきを体験しました。そして、その手ごたえの変化は、支点から力点や作用点の距離に関係があるということが分かりました。
 そこで今度は、実験用てこを使い、てこのはたらきの規則性について調べていきます。実験用てこは、中心から目盛りがついていて、水平につり合っている棒(腕)を使用します。目盛りには穴が開いていて、10グラムずつ重りをつり下げることができるようになっています。
 授業では、実験用てこがつり合う場合の支点からの位置(距離)と、その時の重さを調べていきました。(写真上)ここで大切なのが、先週まで実験していた棒と砂袋を使った「てこ」が、「実験用てこ」に置き換わって考えられるかというところです。実験用てこの支点は、スタンドで支えている中心部分です。片方に重りをつるしたら、そこが作用点になります。それに対して、つり合うように反対の腕に重りをつり下げたところが力点になります。昔は、5年生でてこの学習をしていました。ある時から6年生の学習内容に変わったのは、抽象的な考え方が必要な分野であるということからかもしれません。
 今日は、2組の教室で班ごとに実験をしていました。実験用てこの腕の目盛りには、水色のシールで支点からの番号がついています。よく見たら、自分が書いた数字でした。以前、旭町小で担任をしていた7年間は、理科主任をしていました。理科室の物品管理の役割をしていたので、確かにその頃にシールを貼った覚えがあります。急に懐かしさが込み上げてきました。
 5年生は、算数の時間に「四角形と三角形の面積」の学習をしています。平行四辺形の面積の後、三角形の面積を学習したことは、先日お伝えしました。
 そして今日は、台形の面積の求め方についての学習をしました。子ども達は、今まで習った様々な図形に置き換えて考えていきます。台形を対角線で区切って2つの三角形の面積の和と考えたり、細かく区切って長方形の面積にしたりすることもできます。また、同じ大きさの台形を2つ合わせると平行四辺形になることから、「平行四辺形の面積÷2」という考え方も出てきました。(写真中)
 実は、この考え方がとても重要で、台形の面積の公式「(上底+下底)×高さ÷2」に結びついていきます。引き続き、算数の面白さを子ども達が感じられるように指導していきます。
 6校時に、久し振りとなるクラブ活動がありました。理科室で行われていた科学クラブの様子を見に行きました。今日は、「煮干しの解剖」の実験をしていました。煮干しは、小魚を煮て干した水産加工品ですが、その多くは「カタクチイワシ」を使っています。小さくても、ちゃんと丸ごと1匹の魚であり、少し水につけてふやかすことで、体の内部を調べることができます。生きたものの解剖とは違い、子どもが怖がらずに触ることができます。
 子ども達は、両手にピンセットを構え、ドクターXになった気分で解剖を始めていました。まず、背中側の肉を取り除くと、背骨が現れてきます。この辺は、サンマなどを食べる時にも見ていると思います。次に、腹側を開くと、内臓が現れてきます。内臓を調べると、小さいですが小腸や胃を確認することができます。さらに、エラの裏側には、心臓があります。子ども達は、先生が用意した解剖図と比べながら、細かくなった部分がどこにあたるのかを興味深く調べていました。(写真下)
 理科教育において、「生き物の解剖」の実験がだんだんと少なくなってきた経緯があります。昔は、小学校でも魚の体のつくりを学ぶために、解剖が行われていた時代があります。しかし今では、指導書に魚の体のつくりが紹介されているだけです。生き物の命を奪う解剖は、小学校では削除されてからもうだいぶ経ちます。しかし、教材を工夫することで、その代用は可能です。

12月7日(火) その2

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 今日は、「たてわり班遊び」の日でした。中休みに、たてわり班ごとに決められた場所に集合して、みんなで楽しく遊びました。校庭以外にも、体育館や視聴覚室を使って遊びをしました。遊びの内容は、あらかじめ6年生が中心になって決めてあり、校内にあるたてわり掲示板で知らせていました。
 校庭では、ドッジボールや鬼ごっこ、ドロケイをする様子が見られました。ドッジボールでは、高学年が左手でボールを投げるようにしていました。6年生がなかなか思うように投げられず、あたふたとする様子にも、みんなの笑みが見られました。
 「エアー・ドンチケタ」をしていた班がありました。ドンチケタは、2チームに分かれて一人ずつ対戦し、じゃんけんで勝ち進んで相手陣地までたどりつく遊びです。コロナ対応版として、出会ってお互いの両手を直接触れないようにして行うため、「エアー・ドンチケタ」と名付けたようです。こういう簡単な遊びでも、子ども達は大喜びで盛り上がります。(写真上)
 今月に入り6年生は、いよいよ卒業アルバムに載せる文集づくりに取りかかっています。卒業アルバムは、前半が写真のページで、後半は文集ページで構成されています。さらに文集は、個人の作文とクラスの寄せ書きページに分かれています。まずは、各自が1ページずつ書く作文を完成させていきます。
 先週は、作文の題材についての指導が行われていました。6年間で印象に残った出来事や学校行事について、自分が成長した取り組みや経験、友達や先生のことなど・・・書く材料は山ほどあるのですが、たくさんありすぎて逆になかなか絞ることが難しかったようです。
 今日は、2組の子ども達がパソコン室で文集作業をしていました。(写真下)タブレットPCが導入されてから、パソコン室を使うのは久し振りのことです。(ちなみに、タブレットPCの導入に伴い、今後パソコン室の機器類は撤去されることになります。)
 パソコンの使用目的は、各自が原稿を作成するためです。今までは、原稿用紙に下書きを書かせていましたが、これからは小学生もキーボードを打ちながら作文を完成させていく時代…なのでしょうか。ただし、卒業文集は、最終的には手書きで書かせます。一生の思い出に残る文集であり、自分の字体も残しておくことが大切です。
 では、なぜ下書きをパソコンで・・・文集は、一人ずつの文字数が限られています。作文全体のバランスを取りながら文章を書き足していったり、余分なところを削除したりするのには、原稿用紙に直接書くよりもパソコン入力が断然に便利です。また、子ども達にとっては、漢字変換機能も助かるでしょうか。
 今学期中に原稿を完成させ、冬休みに家庭で内容を確認してもらいます。そして、3学期にはペン書きで清書する予定です。
 パソコン室内を回って画面を見ていると、やはり下田移動教室の思い出を書いている子がほとんどでした。移動教室に行けてよかったなと、改めて思いました。

12月7日(火) その1

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 先週まで1年生は、図工の時間に「おしゃれなカラス」という作品づくりに取り組んできました。何週にもわたり、時間をかけてすばらしい作品が出来上がりました。2月の展覧会に出品するようで、大切に保管してあります。
 今週からは、展覧会用作品第2弾として、お面づくりに取り組んでいきます。2組では、お面の型にクラフト粘土をつけて、自分で考えた変身用のお面づくりをしていました。(写真上)
 クラフト粘土は、絵の具を混ぜてこねると、自分の好きな色に染めることができます。絵の具の分量を変えると染まる濃さが変わったり、2色を混ぜて別の色を作ったりもできます。1年生にとっては、とても不思議で楽しい学習のようでした。
 つのをつけて鬼のお面を作っている子がいました。また、動物のお面にしようと、鼻の部分に粘土を盛り上げてつけていた子もいました。お面の立体作品も、今後時間をかけながらていねいに製作していく予定です。音楽発表会が終わったばかりですが、今度は3学期の展覧会に向けた学習がすでに進められています。
 6年生は、社会科の時間に「戦争と人々の暮らし」の学習をしています。日本の歴史の重要な部分に入ってきました。日中戦争から太平洋戦争へと、長い戦争の時代に、当時の人々はどのような暮らしをしていたのかを学んでいます。
 今日は、1組の教室で、NHKの動画を使いながら授業を行っていました。「切符制」「勤労動員」「学徒出陣」といった、当時のキーワードごとに短い動画があり、その白黒映像から当時の様子を学びました。
 切符制は、日用必需品(米、味噌、しょう油、塩など)に導入されました。購入物品に応じて必要な点数を定めて、切符と一緒に代金を支払わなければならないシステムのことです。買い占めや贅沢を防止するねらいがありました。勤労動員は、深刻な労働力不足を補うために、学生が軍需産業や食料生産に動員されたことです。
 そして、学徒出陣は、兵力不足を補うため、20歳以上の学生を在学途中で徴兵して出征させたことを言います。たくさんの若い学生が銃を持ち、戦場に向かう姿が映し出されていました。(写真下)6年生の子ども達は、どのようにとらえたでしょうか。第二次大戦終結時は、私の父親が中学生の頃でした。戦中や戦後のことは、よく話を聞かされたものでした。

12月6日(月) その2

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 今週は、マラソン週間です。中休みに校庭を走り、体力の向上を図っていきます。
 校庭に低・中・高学年用の周回コースが引かれ、「音楽が鳴っている3分間は、自分のペースを守って走る」ということを目標として取り組ませます。本来だったら、全校児童が校庭に出て行うのですが、コロナ対応版として、毎日3学年ずつ実施することにしました。
 初日の今日は、2,3,5年生が行いました。準備運動の後、音楽が鳴り始め、子ども達が元気よく走り始めました。今日は日差しがなく肌寒い日であっただけに、マラソンで体を温めることができました。(写真上)
 すでにマラソンカードが配られていて、体育の時間に取り組んでいるクラスもあります。持久力をつけていくためにも、マラソンの取り組みはとても大切です。6月に新体力テストを行った時は、緊急事態宣言中だったために、シャトルランを実施しませんでした。きっと、このコロナ禍による生活では、子ども達の持久力がかなり下がってきていることが考えられます。マスク生活のために、激しい運動を控えめにしてきた影響が少なからずあります。
 今月はマラソンを中心に行い、来月はなわとびを使って体力づくりに励む予定です。感染状況が落ち着いている今、子ども達の体力をしっかり回復させていきたいものです。(マラソンで走っている時は、マスクを外して良いことを指導しています。)
 6年生の音楽の時間に、音楽鑑賞教室に向けた事前指導がありました。今週金曜日の午前中、練馬文化センターで音楽鑑賞教室があり、6年生は電車を使って出かける予定です。
 音楽鑑賞教室は、練馬区の小学校教育会が主催している連合行事です。区内の各校から児童が集まり、東京都交響楽団の演奏を聴きます。生のオーケストラの音が聴けるこの取り組みは、昔から練馬区で続けられてきました。昨年度は、感染状況を考えて中止となりました。今年も実施が危ぶまれましたが、歌をうたわずに実施することになっています。(毎年、オーケストラの演奏で全員合唱がありました。)
 当日は、解説付きで音楽を聴いたり、楽器の紹介があったりします。今日は、オーケストラの様々な楽器を紹介するDVDを視聴して、その予習を行いました。(写真中)
 木管楽器、金管楽器、打楽器、弦楽器と、オーケストラにはたくさんの楽器群があり、それぞれがさらにいろいろな楽器の集まりになっています。DVDは便利ですが、やはり生の音、実際に見て聴く音楽にはかないません。当日が楽しみです。
 今日の給食は、子ども達に人気のメニューである「ねりまスパゲティ」が出されました。どこのクラスも、残さずにペロリと食べきってしまったようです。
 給食の時間に、栄養士さんが大根を手に各クラスを回っていました。今日使っている大根は、練馬大根です。昨日、練馬区で毎年恒例となっている「練馬大根引っこ抜き大会」が行われました。(今年は、南田中の畑が使われたようです。)そこで抜かれた4000本の練馬大根が、区内の小中学校に給食用の食材として配られています。きっと、区内のほとんどの学校が「ねりまスパゲティ」の献立だったのではないでしょうか。
 栄養士さんは、練馬大根と青首大根を比較して見せながら説明をしていました。(写真下)練馬大根は全体が白く、細長いのが特徴です。(1m近くにもなる)中央部分が少しふくらんでいるため、地面から抜きにくいことで「引っこ抜き大会」が開催されています。
 ちょうど今日の午後、4年生が自分たちで種をまいた練馬大根を収穫していました。練馬大根は、種まきから3か月かかる大根です。土と日当たりの具合から、学校の大根はどんなものかと心配していましたが、なかなか立派な大根が収穫できていました。

12月6日(月) その1

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 曇り空でしたが、元気よく朝のあいさつをして、全校朝会を行いました。
・・・音楽発表会が終わり、そろそろ書き初めの練習に取り組んだり、2学期の学習のまとめをしたりする時期になりました。夏休み明けから始まった2学期も、あと3週間の学校生活を残すのみとなりました。
 まず初めに、たくさん練習を積み重ねてがんばった音楽発表会についての話をします。音楽発表会は、リハーサルと保護者鑑賞日が2日続きで行われました。どの学年も、1回目のリハーサルの演奏ももちろん立派でしたが、翌日の保護者鑑賞日の演奏は、さらにその上を目指したすばらしいものになりました。それは、リハーサルが終わり、きちんと振り返りをして次の日の演奏に向かうように気持ちを高めることができたからです。誰もがいつも完ぺきな演奏ができるわけではありません。リハーサルが終わってから、次はどこをどうがんばったらより良くなるかということをしっかり考えて、最後の演奏に臨んだので、すばらしい力が発揮できたのです。
 音楽発表会を通じて得られたものはたくさんあります。練習を積み重ねることで、難しかったこともできるようになりました。また、友達と協力することで、すばらしい演奏ができました。そして、たくさんの人の前で真剣に発表することが、すばらしい感動を生みました。・・・音楽発表会の取り組みで、たくさんの力が身につきました。これからの学校生活の中で、その力をさらに伸ばしていくようにしましょう。
 ところで、11月はふれあい月間でした。それぞれのクラスでいじめは絶対にしないという気持ちを込めて、「いじめシンボルマーク」を考えました。各学年の優秀作品を、学校代表として練馬区に提出してあります。「いじめシンボルマーク」を作ったからには、いじめにつながるようなことをしてはいけません。ところが、友達に対して手や足が出てしまい、先生に指導されている子をときどき見かけることがあります。とても残念な気持ちになります。学校の先生方は、「どんな理由があっても、相手をたたいたりけったりしてはいけない」ということを基に指導しています。相手に暴力をふるうことは、何の解決にもなりません。
 もし、友達からの暴力について困っていることがあったら、先生方や家の人、相談室の先生など、誰でもよいですから伝えるようにしてください。また、大人からの暴力で困っていたら、クラスでアンケート調査を行うので、そこに記入するようにしてください。誰もが、暴力のない明るい気持ちのあふれる旭町小を望んでいるはずです。・・・
 今日は、表彰が2つありました。まず、読書感想文コンクールの表彰です。各学年から応募した子ども達が呼ばれ、全校児童の前に並びました。代表として、6年生の子が朝礼台に上がり、賞状を受け取りました。(写真上)
 もう一つは、健やかカレンダーの原画に応募して、入選になった子ども達の表彰です。毎回、表彰の時は、代表で賞状を受け取った子にインタビューをして、一言話をさせるようにしています。カレンダーの原画は、7月の絵として応募し、スイカを食べている場面を描いたそうです。(写真中)
 続いて、生活指導主任の先生から、公園での遊び方についての話がありました。上練馬公園など、放課後の遊び方についての様々な情報が学校に届いています。公園を利用する他の人の迷惑になるような遊びをしていないか、話をしました。(写真下)
 なかなか学校からは見えないところの指導です。ぜひ保護者の皆様も、放課後の遊びで気がつくことがあったら、まずその場で一言子ども達に声をかけてください。

12月3日(金)

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 今日は、4年生から6年生の音楽発表会、保護者鑑賞の日でした。たくさんの保護者の皆様にご参観いただき、どうもありがとうございました。子ども達は、大勢のお客さんと向けられたカメラの多さに緊張しながらも、精一杯練習の成果を発揮することができました。
 水曜日の1〜3年生は、かわいらしさや明るさが目立った音楽発表会でした。一方、今日の高学年は、たくましさや力強さが感じられる発表会になりました。
 昨日のホームページで、6年生の合奏をお楽しみに…と記しました。「Make you happy」の合奏では、ひな壇でダンスをする子ども達が活躍し、華麗な踊りを披露しました。(写真上)
 この曲は、昨年話題になったガールズグループ「NiziU」が歌っています。…という私は、こういう若者系の曲を全く知らず、インターネットで調べて初めて分かりました。9人組のグループのようで、YouTubeを見たら、ぴったりそろって踊る姿が確認できました。サビの部分で踊られる「縄跳びダンス」が話題となり、各地で運動会の表現にも使われているそうです。
 先生たちに聞いてみると、ダンス担当の子ども達が集まり、動画を参考にして覚えたり、友達同士で教え合って練習したりしてきたそうです。また、学年の先生も加わってダンス指導をしたとか…。(確かに、6年の担任はダンスが得意です。)それにしても、こういう新しい曲をすぐに合奏に取り入れ、音楽発表会に結び付けた音楽専科のアイデアもすごいことです。
 1年生は、国語の時間に「むかしばなしを よもう」という学習をしています。いろいろな昔話を読んで、内容や感想をカードに書いて友達に知らせるという学習をしていきます。冬休みを前に、読書に興味をもたせる単元でもあります。(写真中)
 教科書には、世界の昔話として、グリム童話から「おかゆのおなべ」という話が載っています。・・・食べ物に困っていた女の子が、森の中で不思議なお鍋をもらいます。「おなべよ 煮えろ」と言うと、おかゆが出てきます。そして、「おなべよ 止まれ」と言うまでおかゆが出続けます。ある日、お母さんが「おなべよ 煮えろ」と言っておかゆを出したものの、それを止める呪文を知らず、おなべからおかゆが町中にあふれ出していきました。・・・使い方を知らない物を勝手に使うと、とんでもない事になるというお話です。(デュカスが作曲した「魔法使いの弟子」のストーリーに似ています。「魔法使いの弟子」は、ディズニーの「ファンタジア」にも使われています。)
 教科書では、他に外国の昔話として、イソップ童話の「北風と太陽」や「ライオンとネズミ」、イギリスの童話「ジャックと豆の木」の本などが紹介されています。日本の昔話も含めて、これを機会に様々な本に親しめるようにしていきます。
 4年生の子ども達が、バケツを使って砂を運ぶ「もっこ体験」を行っていました。4年生は社会科の時間に、「玉川兄弟と玉川上水」の学習をしています。玉川上水は、江戸時代につくられた江戸幕府のための上水道です。現在の羽村市から多摩川の水を引き入れ、四谷までの43kmを玉川兄弟が中心となって工事にあたりました。
 その工事は、多摩川沿いの農民たちも一緒に加わり昼夜を通して続けられました。なんと、8か月余りで完成したというから驚きです。現代のような重機のない頃に、人々の力だけで成し遂げた工事は、想像以上のものであったはずです。
 当時の工事の様子を表した絵では、鍬(くわ)を振り上げ、もっこで土を運んでいる様子が描かれています。実際に土がどれだけ重いものか、子ども達に体験させるために、校庭の砂場に行きました。砂をバケツに入れてかついでみると、2人がかりでも重くて大変なことが実感できました。(写真下)
 その他にも、わずかな傾斜をつけながら43kmの上水路をつくるには、高度な測量の技術が必要だったはずです。そして、自分たちの私財を投げうってまで上水の完成をめざした玉川兄弟の熱意にも感服します。

12月2日(木)

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 今日は、4年生から6年生の音楽発表会のリハーサルがありました。今回も、それぞれのリハーサルの様子を、ひとつ下の学年の子ども達が鑑賞するようにしています。また、5年生のリハーサルは、4年生だけでなく、6年生の前でももう一度行っています。高学年同士として、お互いの成果を見合うためです。(写真上…4年生の様子)
 4年生は、「上を向いて歩こう」(歌と合奏)と「ねこバス」(合奏)の2曲を演奏します。「上を向いて歩こう」は、もともとは今から60年前に日本で大ヒットした曲です。歌っていたのは、歌手としてデビューして1年目の坂本 九さんでした。(ちなみに、作詞は永 六輔さんです。)
 この曲は、当時の日本だけでなく、世界的にも大ヒットしました。イギリスで「SUKIYAKI」という題名で有名になってから、その後アメリカでもヒットチャートに上がりました。今まで、いろいろな歌手がカバーして歌っている他、今回の東京オリンピックの閉会式では、東京スカパラダイスオーケストラが演奏していました。明日の保護者鑑賞日でも、4年生の明るい歌声で会場を温かい雰囲気にできるといいなと思います。
 続いて5年生の「パプリカ」(歌と合奏)と「ルパン三世のテーマ」(合奏)、さらに6年生の「サークル・オブ・ライフ」(歌と合奏)と「Make you happy」(合奏)のリハーサルがありました。
 それぞれいろいろな趣向が凝らしてあり、聴きごたえがあります。紹介しようかなと思って写真も撮りましたが、ネタバレになりそうなのでやめました。特に、6年生の「Make you happy」の合奏は、明日のお楽しみということで・・・。
 先日の5年1組に続いて、今日は2組が味噌汁づくりの調理実習を行っていました。5年生は、先月から始まった調理実習で、「お茶の入れ方」と「ご飯の炊き方」の実習をしてきました。味噌汁の調理では、大根やネギを切るために、初めて包丁を使います。そこで、栄養士さんを特別講師に、包丁の使い方について指導してもらいました。
 包丁は、刃の部分に親指を添えて皮をむくのが基本になります。栄養士さんが、すいすいと包丁を動かしながら大根の皮を「桂むき」にしていきました。(写真中)見ているととても簡単そうですが、その後実際にやってみると、どの子もそう簡単にはいかないことが分かったようです。今回は、ピーラーでの皮むきもOKとしていますが、ネギは包丁で全員が切りました。
 ところで、家庭で味噌汁はどの程度食卓にあがっているでしょうか。昔に比べて洋食が占める割合が高くなり、ご飯と味噌汁の組み合わせが少なくなってきたのではないでしょうか。よく3学期に、6年生対象で「好きな給食」のアンケート調査をすると、「具だくさん味噌汁」を挙げる子が結構います。「家で食べる味噌汁よりも、いろいろな種類の具材が入っていておいしいから」という理由です。味噌汁は、各家庭の味でもあります。大切にしたい文化の一つです。
 昨日の帰り際、1年生の先生から「明日は、1年2組の子があいさつをしないと思います。」と言われました。詳しく話を聞いてみると、道徳の授業のために、「一日中あいさつをしない」というミッションを与えてあるとのことでした。
 それではと思い、今朝は正門のところで、わざわざ低学年の子の視線まで低く構えてあいさつをしてみました。確かに2組の子は、軽く頭を下げるだけで、「おはようございます」は聞こえてこなかったようでした。(中には、思わずあいさつをしてしまった子もいて、それはそれで道徳の授業に結びつきます。)
 5校時の道徳の授業を見に行ってみました。日直の号令でも、だれも「よろしくお願いします」を言わずに頭だけ下げていました。今日は、「いただきます」や「ごちそうさまでした」のみならず、「ありがとう」や「ごめんなさい」も言わずに過ごしたようです。
 まず、あいさつ無しで過ごしてみて、どんな気持ちになったのかを発表させていました。「元気がない」「気分が良くない」「悲しい」「難しい」「さみしい」…など、1年生なりにあいさつの大切さを感じ取ることができました。(写真下)
 次に、先生がミッションを解き、一斉に子ども同士であいさつを復活させました。「気持ちいい」「すっきりした」「楽しいなぁ」…という声が上がりました。放課後、子ども達が書いた感想用紙を見せてもらいました。「ミッションがかいじょされて、こころがぽかぽかした。」「ミッションがおわって、きもちがきれいになったな。」など、子ども達の素直な感想がたくさん見られました。
 教科書を使わなくても道徳の授業ができます。それにしても、思い切った手法の道徳の授業でした。

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春季休業日終
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