保護者会があります。27日(木)…高学年 ご参加をお待ちしております。

6月30日(水) その2

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 6年生は、理科の時間に「植物の成長と水の関わり」の学習をしています。先週は、ホウセンカの苗に色の付いた水を吸わせて、葉や茎に水の通り道があることを実験していました。その後、ホウセンカの苗にビニール袋をかぶせたものと、葉を全てとってビニール袋をかぶせたものとで実験を行っています。葉をつけたままのビニール袋の方には、しばらくすると水滴がつくことが分かりました。(葉を全てとってしまうと、水は出ていかない。)
 2組では、その結果を受け、「水は、葉のどこから水蒸気として出ていくのだろうか」というテーマで観察を行いました。葉の薄皮を取り、顕微鏡で調べていきました。葉の裏の気孔細胞の観察です。ホウセンカの葉は、薄皮を取るのか難しいうえに、かなり倍率を高くしないと気孔細胞が見えません。昔、担任をしていた時は、ツユクサの葉をよく使っていました。ツユクサは、葉の裏の薄皮がはがれやすく、気孔細胞が大きく見える植物です。(ツユクサ類なら、どの植物も可です。)中庭に行ってツユクサを見つけて、理科室に持って行ってあげました。
 理科室の顕微鏡ではっきりと見ることができるのは、100倍〜150倍が限度です。6年生の理科の教科書(P68)を見ると分かると思いますが、ホウセンカの気孔細胞の写真には400倍と書かれています。ツユクサに取り替えて観察した子ども達から、「見えた〜!」という声が聞こえてきました。人間が皮膚から汗をかいて水を出すのと同様に、植物にも水蒸気の出口があるということが分かりました。(写真上)
 以前、2年生が音楽の時間に、「Kandinsky」というアプリを使って授業をしていることを紹介しました。画面に自由にお絵描きしたものが、絵の形や色によって様々な音に変換されるというアプリです。子ども達は、その後もいろいろ試す中から、自分のお気に入りの音を見つけることができたようです。
 今日は、一人一人が作った音楽をみんなで聞き合うという学習をしていました。自分のタブレットを先生のところに持って行き接続すると、画面がモニターに映し出されるとともに、音楽室のスピーカーから音が再生されるという仕組みです。(写真中)
 子ども達が作曲したものはごく短い楽曲ですが、再生ボタンをクリックすると、繰り返しその音楽が流れ続けます。この繰り返しがすばらしい効果を生み、まさに現代音楽のミニマル・ミュージックのような不思議な響きを感じさせていました。
 ミニマル・ミュージックは、1960年代からアメリカを中心に流行った現代音楽の作曲技法です。スティーヴ・ライヒやジョン・アダムズなど、多くの作曲家が前衛的な曲を作りました。子ども達の絵から生まれる音楽は、芸術のもつ偶然性のすばらしさが示されているようにも感じ取れました。
 今日の6校時に、久し振りの委員会活動がありました。4月に1回目の活動時間があり、委員長や副委員長、書記を決めたり、常置活動の当番を決めたりしました。しかし、緊急事態宣言が出されたことにより、5月から6月の委員会活動は延期になっていました。
 旭町小には8つの委員会があり、5,6年生の子ども達が学校全体の大切な役割を担っています。代表委員会では、来週行うユニセフ集会と募金活動に向けての話し合いをしていました。図書委員会では、読書旬間に書いたおすすめの本のカードから、それぞれの学年の優秀作品をみんなで選んでいました。また、集会委員会は、7月の集会に向けた話し合いを行っていました。感染症対応を考えた集会にするために、様々なアイデアを出し合いました。(写真下)

6月30日(水) その1

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 明日は、今年度初めてのたてわり班活動があります。たてわり班活動は、旭町小学校の伝統的な特色ある教育活動の一つです。全校児童を1年生から6年生までの全学年が均等に入るグループに構成し、年間を通じで定期的に活動していきます。それならどこの学校でも…と思われるかもしれませんが、旭町小では、そのたてわり班を「全校遠足」や「たてわり給食」、さらには「たてわり清掃」にまで広げ、年間を通した教育活動に位置付けています。
 4月に学校が始まった頃、すでに先生方で今年度のたてわり班の組み合わせ名簿を作成していました。また、6年生も、たてわり班の旗を作ったり、最初の遊びを考えたりして準備をしていました。そして、さあこれから…という矢先に緊急事態宣言の発令があり、異学年交流ができなくなりました。
 どの班も、全て6年生が中心になって進めていかなければなりません。毎年6年生にとっては、自身が旭町小の最高学年であるということを意識するための大切な取り組みにもなっています。たてわり班活動は、異学年での子ども同士のかかわりから得られる成果を第一のねらいとしていますが、6年生のリーダーシップと責任感を育成するということにも大切な意義があります。
 6年1組では、明日のたてわり班第1回顔合わせ会に備えて、会の進行の仕方を練習していました。低学年にもわかりやすく話をすることや、4,5年生のお手本となる態度について、みんなで確認し合っていました。(写真上)
 2年生は、算数の時間に「水のかさのたんい」の学習を行っています。1年生の時は、入れ物に入っている2つの水の量を比べる学習を通して、体積の概念の基礎を学んできました。2年生では、水のかさを測定するための単位を知り、量の感覚を養っていきます。
 2年生では、かさの単位として「L(リットル)」、「dL(デシリットル)」、「mL(ミリリットル)」があることを学習します。1組では、デシリットルの単位の書き方を指導していました。(写真中)
 きっと保護者の多くの方は、「d」の後についている「L(エル)」が大文字であることに違和感をもたれたのではないでしょうか。確かに以前は、「dl」と書いて「デシリットル」でした。「l」は、小文字のエルで、さらに詳しく言うと、筆記体の「dl」でした。(パソコンで入力すると筆記体が入力できないので、説明が難しいですが…)同様に、「リットル」は小文字のエルではなく、大文字で「L」と書きます。
 これは、10年前に行われた一つ前の学習指導要領の改訂時からすでに変更されていたことです。「単位記号の表記は、国際単位系に定められている表記基準に合わせる」というところから、単位の書き方が変更になりました。また、「リットル」のエルの小文字が、数字の「1(いち)」と間違えやすいことから、「L」と大文字を使うことになっています。
 4年生は、国語の授業で「新聞を作ろう」という学習をしています。グループで協力して、様々な記事を集めて学級新聞を作成する学習です。記事を書くために、アンケート調査をしたりインタビューをしたりすることも大切な学習となっています。
 4校時に、1組から3人の子が校長室にやってきました。(写真下)国語の学習で新聞づくりをしていることや、インタビューのお願いについて話をしてきました。3人の後ろには、担任の先生が心配そうに立ち、ところどころで話し方の助言をしていました。
 最初に、「旭町小の良いところは何ですか?」という質問がありました。(必ずこの質問はくるだろうと、あらかじめ予想はしていました。)3つのことを話しました。「自然環境が良いこと」…緑が多く、たくさんの鳥がいて、近くに大きな公園があるからです。「子ども達が素直なところ」…しっかり先生の話を聞いて学習をしていることや、みんなのあいさつが良くなってきたのは、旭町小の子ども達が素直だからです。「運動をするのが好きな子が多いこと」…休み時間にたくさんの子が外に出て遊んでいたり、体育の授業を楽しみにしていたりする様子が見られるからです。
 もう一つの質問は、「学校のどこによく行きますか?」ということでした。これは意外な質問です。しかし、すかさず「中庭です。」と答えました。いろいろな生き物や植物がある中庭を見に行くのが大好きなことと、これからサクラ草の苗を植え替えていく作業があり、毎日中庭に行くようになるということを話しました。
 3人は、必死にメモを取っていました。最後に、顔写真を撮影していきました。どんな新聞に仕上がるのか、楽しみにしていたいと思います。

6月29日(火) その2

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 6年2組で、国語の聞き方のテストがありました。たいてい、各学期に1回はこのような聞き取り問題が用意されています。子ども達は、ワークテストの裏面にメモを取って良いことになっています。話の内容を聞き終えたところで問題用紙を広げ、設問に答えていきます。(写真上)
 聞き取る話の本文は、先生がCDで流します。(昔は、先生が読んで聞かせたものでした…)今回のテストは、「動物園は必要か」という討論会の様子を聞き取る内容でした。動物園はあった方が良いという立場の意見の後、反対側の主張がありました。さらに、それらの意見に対する質問や受け答えがあり、最後に討論会の締めくくりの意見発表があるという設定でした。
 メモを取って良いので簡単と思いがちですが、聞き方のテストは意外に難しいものです。単なる記憶力の問題ではなく、討論会全体の流れを把握しながら聞いていないと設問に答えることができません。
 5年1組が、家庭科の時間に、コンロの使い方についての学習をしていました。今年度も、家庭科の調理実習ができない日々が続いています。せめてガスコンロの使い方程度は、できる時に実施しておかなくてはなりません。
 家庭科室には、何台かガスコンロが用意してあり、教科書に書かれているように、ガスの元栓をひねるところから行います。そして、つまみを押しながら回して火をつけるタイプのガスコンロとなっています。子ども達に聞いてみると、レバーを下に押すタイプのコンロを使っている家庭がほとんどのようでした。また、IHクッキングヒーターを使っている家庭も増えてきています。教科書には、その説明も載っています。
 子ども達は、理科室でも4年生の頃からカセット式のコンロを使ってきています。ガスコンロのつまみは、12時方向にあるものを90度左回転させて火をつけるようになっています。意外と小学生には、この動作が難しいものです。左手で行うとうまくいくのですが、右手で回そうとすると上半身が左側に一緒に回ってしまい、なかなか火がつかない子が出てきます。
 それは、つまみの持ち方に原因があります。つまみは親指と人差し指で挟みますが、右利きの場合、そのまま縦につまみを持つ(つまみの左側に親指、右側に人差し指)と、90度左に回すのが大変になります。(写真下の左側のつまみを持つ手参照)
 一方、手のひらを上に向けるようにして、つまみの右側に親指が来るようにして持つ(写真下の右側のつまみを持つ手参照)と、90度の左回転が楽になります。たったこれだけのことですが、経験がないと分からないことです。
 ところで、なぜガスコンロは、つまみを右回りにするように作らなかったのでしょうか。水道の蛇口も左に回して水を出し、右回りで止めるようにしています。「火を止める」あるいは「水を止める」という動作を重視し、回しやすい方を止める側にしたのではないかと考えられています。

6月29日(火) その1

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 6年生の両方のクラスで、書写(毛筆)の授業がありました。先週は、5年生が松尾芭蕉の俳句「夏草や…」をお手本に授業をしていました。6年生は、同じ芭蕉の名句「五月雨を あつめて早し 最上川」を書きました。小筆を使い、用紙に合った文字の大きさと配列を考えながら書くことを目的とした授業でした。
 お手本を書く先生の文字の見事なこと…教室の大画面に、小筆ですらすらと文字が書かれていきます。(写真上)これは、指導書に付録でついてきているDVDの動画を再生したものです。普段は、毛筆の作品に学年と名前を書く時だけに使っている小筆ですが、今日は主役となりました。小筆を使う時も、しっかり筆を立てて持ちます。また、小筆で書く時は、小指の側面を軽く机につけて書くようにします。
 筆文字をもっと練習しておけばよかったと後悔するのは、たいてい大人になってからです。受付で筆ペンとサインペンが用意してあると、迷わず自分はサインペンを手にします。
 ところで、この松尾芭蕉の俳句は、最初は「五月雨を あつめて涼し 最上川」と詠まれていたそうです。五月雨は、梅雨時の雨のことを言い、季語は初夏です。ですから、「暑い7月に、梅雨を集めたような最上川から吹いてくる風が、なんと涼しいことだ」という意味のとても優雅で風流な句であったわけです。ところがその後、芭蕉は川下りをしたことによって、最上川の急流の激しさを感じ、「五月雨を 集めて早し…」と句の内容を変更しました。「涼し」と「早し」の違いだけで、自然の猛威を感じさせる迫力が生まれました。
 木曜日の夜に、俳句の査定をするテレビ番組があります。有名な俳句の先生による採点や批評、そして添削のすばらしさが人気となっています。一字一句の違いで、俳句が見違えるほど変わってきます。限られた文字数をうまく使って表現する俳句の芸術性さえも感じられる番組です。
 今日は、2年生の水泳指導の予定でした。3,4校時の頃には雨が上がり始めてきましたが、日差しがなかったこともあり中止としました。1組の教室では、水泳の持ち物をみんなで確認していました。水着や水泳帽、タオルに名前がついているかを確かめました。自分のお気に入りのバスタオルを早く使いたくて仕方がない様子でした。(写真下)
 昨年度は水泳の授業が全くできなかったため、2年生にとって小学校のプールで泳ぐのは初めてのことになります。来週は、太陽の日差しをたっぷり浴びてプールに入れるようにと、どの子も願っていました。

6月28日(月)

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 全校朝会は、放送で行いました。今日から水泳指導が始まるということで、プール始めの話を副校長先生に行ってもらいました。
 先週までの予報では、今週はほとんどが雨マーク続きだったのですが、今朝になってすっかり天気が良くなりました。今日の4年生に続いて、明日以降も学年ごとに水泳指導を予定しています。
 旭町小のプールは、周りが桜の木とヒマラヤスギに囲まれています。真夏は日差しをさえぎってくれて便利なように感じますが、落ち葉を掃除する手間がかかるため、実際はとても大変です。風が強い日の後は、プール内にもたくさんの落ち葉が入り込みます。私が担任をしていた時には、台風が通過した翌日に水泳記録会があり、朝から網を手にプールの中を掃除したことがありました。
 先週は、プールの底にたまったごみを掃除するために、プールロボットが活躍していました。練馬区に何台か用意されていて、申し込むと学校に届けてもらえます。部屋の中を行ったり来たりするお掃除ロボットと同じで、プールの中をランダムに動き回りながらごみを吸い取ってきれいにする優れものです。おかげて、トップバッターの4年生は、きれいなプールで久し振りの水泳指導を行うことができました。
 子ども達が楽しみにしている水泳指導ですが、一歩間違うと大きな事故につながりかねません。どの学年も、事前の指導をしっかり行ったうえで水泳の授業に臨みます。3年生は、あさって予定している水泳指導のために、学年全体を視聴覚室に集めて、事前指導を行っていました。(写真上)
 通常のやり方であれば、直接プールの更衣室で着替え、プールサイドで準備運動…という流れです。しかし、今年は教室で着替えて、体育館で準備運動をすることにしています。また、プールサイドでの人数確認(バディー)のやり方も今年は変更しています。3年生の子ども達にとっては、2年振りの学校での水泳授業です。楽しみな気持ちとともに、真剣に先生の説明を聞いていました。
 学校の校庭の東側に、ヒマワリの花が咲き始めました。黄色い太陽のようなヒマワリの花は、まさに夏を象徴する植物です。その奥で、2年1組の子ども達が、生活科の学習で育てているミニトマトの鉢の観察をしていました。ミニトマトの実は、まだ硬くて小さな緑色です。1学期の残り3週間で赤く色づいてくるでしょうか。
 旭町小には、中庭にもあちこちにヒマワリが植わっていて、日差しを浴びてぐんぐん伸びてきました。毎年こぼれ種で出てきているようです。子ども達の背をはるかに超えて、いつの間にか大きくなっていました。
 最近は、コンパクトサイズのミニヒマワリが人気です。ガーデニング材料として、寄せ植えに使うこともできます。また、花の形や咲き方に特徴のある品種(1つの茎に1つの花ではなく、分枝してたくさん花をつけるタイプ)もあり、ヒマワリも品種改良が進んできているようです。
 5年生は、1学期の保健の授業で「心の健康」についての学習をしていきます。今日は、1組でその第1回の授業として、「心の発達」について学習していました。「心はどのように発達するのか」そして、「心はどんなことを通して発達するのか」ということを学びます。(写真下)
 心は、感情や社会性、思考力などの様々な働きが関わり合って成り立っていて、年齢とともに発達していきます。それぞれを、自分自身の赤ちゃんや1年生の頃と比べながら考えさせていくと分かりやすくなります。感情は、喜びや悲しみ、怒りなどの心です。小さい頃は、すぐに泣いたり怒ったりしていました。しかし今では、感情が豊かになり、美しいものやすばらしいものに感動する気持ちがもてるようになってきています。社会性は、約束を守ったり、責任を果たしたりする心です。小さい頃は、自分のことしか考えていなかったのに、今では他の友達を思いやる心が育ってきています。思考力は、物事を筋道立てて考える力です。小さい頃は、よく考えずに行動していたのに、今では先のことまで考えられるようになりました。
 こう考えてくると、人間の心の成長のすばらしさが分かります。では、そのような心は、どんなことを通じて発達することができたのでしょうか。友達との関わりや日々の学習、遊び、自然に触れること、他学年との関わり・・・結局、こうして毎日学校に来ていること自体が心の発達に重要であるということが分かります。逆に言うならば、ずっと家に一人でいて、何もせずにじっとしていたら…心は発達しないということです。

6月25日(金)

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 4年生は、図工の時間に「楽しいツリーハウス」の制作をしています。ツリーハウスは、木の上に建てられた冒険感のある家です。最近では、キャンプ場に併設されているところが多く、子どもから大人まで楽しめる人気スポットにもなっているようです。木の上からの眺め、自然と一体になった開放感は、子どもの頃に秘密基地をつくって遊んでいた大人たちをもとりこにしているそうです。
 子ども達は、こういう工作が大好きです。「自分だったらこんな家に住んでみたいな…」という思いは、誰にでもあるものです。今週は、まだツリーハウスの外観を設計して形にしていく段階ですが、これから家の中のつくりに取りかかると、さらに夢中になって取り組むことでしょう。
 どの子も、今回の工作に向けて、自分の家から様々な材料を用意してきていたようです。持ち寄った材料から、どんな家にしようかなと、さらにアイデアがふくらんでいきます。(写真上)
 5年生が総合の学習の時間に育てているバケツ稲が、ずいぶん大きくなってきました。先日もお伝えしたように、稲の成長の記録は、こまめにタブレットPCを使って写真に収めるようにしています。
 1組では、Google スライドを利用して、プレゼンテーション資料にまとめていました。子ども達は、かなりタブレットの操作に慣れてきたようです。写真データを貼り付けるとともに、気づいたことなどの記録を入力していました。(写真中)
 タブレットPCにはキーボードもついているため、文字の入力を打ち込むことができます。また、タッチペンを使って、手書き入力で文字を入れて変換させることもできます。ローマ字入力が苦手であったり、まだローマ字を習っていない学年にとっては、とてもありがたい機能です。(その他、音声入力も可能です。)
 5校時に、3年1組が理科の学習で、畑の植物の観察を行っていました。(写真下)3年生は、5月にいろいろな花や野菜の種をまきました。ヒマワリやホウセンカ、オクラ、ダイズの種です。しかし、3年生の畑が校庭の西側にある桜の木の付近であるため、あまり日当たりが良くありません。特に、オクラやダイズの実がなるためには、十分な日光が必要となります。
 ダイズは、葉の付け根の部分に、紫や白色の小さな花をつけます。花後にふくらんできたさやを収穫すれば、枝豆として食べることができます。そのままにして、秋に茶色くなってから収穫すると、大豆として利用することができます。
 旭町小は、緑が多いのはありがたいのですが、学年で植物を育てるスペースがあまりありません。今後活用できるとしたら、「中庭の中央部分」、「南校舎の東側の自然観察園を耕す」、「体育館〜図書室前にプランターで栽培する」などが考えられます。南校舎と校庭との間にある植え込みを畑にするという手もありますが…かなり予算が必要になります。

6月24日(木)

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 2年2組の子ども達が、生活科の時間に中庭に行き、生き物を探していました。旭町小の中庭から校庭、果樹園にかけては、植物がそのままの状態になっている「自然観察園」としています。雑草が生い茂ったり、様々な野草が自然な状態で見られるようにしています。そういう環境なだけに、いろいろな生き物がたくさん生息しています。(写真上)
 しかし、まだバッタ類は見つからなかったようでした。2年生の子ども達が見つけたのは、ダンゴムシでした。落ち葉や石の下にたくさんいることを知っている子が、夢中になってつかまえて先生に見せに来ました。両手で握っていた小さな手を開くと、ダンゴムシがぞわぞわと動き始めました。それを見た先生は、「観察したら逃がしてあげようね。」と、一歩下がりながらも冷静に話していました。
 中庭では、池の中の生き物にも子ども達の関心が集まります。たくさんの子ども達が池をのぞいていたら、「ギィ〜、ギィ〜」というけたたましい鳥の声がし始めました。オナガという頭が黒で尾が長く、きれいなグレー色の鳥の鳴き声でした。あまりにも子ども達に向かって威嚇するように鳴いているなと思ったら・・・ちゃんと気が付く子がいるものです。こぶしルームの外の植え込みの陰に、オナガのヒナがいました。まだよく飛べないのか、子ども達が近づくとバタバタと逃げ回っていました。その様子を木の上から見ていた親鳥が、さらに甲高い声で威嚇してきました。
 けがをしている様子はなく、どうやら巣立つヒナを親鳥が見守っていたようです。インターネットで調べてみると、オナガは巣立つ前のヒナを厳しく育てるということが書いてありました。しばらく餌を与えずに、自分で虫をつかまえるようにもさせたりするようです。しかし、人が近づくと威嚇するわけですから、愛情をもって見守っているのですね。
 子ども達は、ヒナから離れてあげることにしました。中庭は、夜になるとネコがやってくる場所です。それ以外にも、たくさんの試練があって成長していくことになります。
 5年生の書写(毛筆)の時間に、松尾芭蕉の俳句をお手本にした小筆の練習をしていました。「字の大きさや、字間に気をつけて書こう」をめあてとした学習でした。(写真中)
 お手本に使った俳句は、「夏草や つはものどもが ゆめのあと」です。子ども達のお手本は、「夏草」のみを漢字にしていますが、俳句の意味を分かりやすくするために漢字にすると、「夏草や 兵どもが 夢の跡」となります。芭蕉は、江戸時代前期に活躍した俳諧師です。江戸から東北、北陸を始め、全国を旅しながら多くの名句を残しました。
 この俳句は、芭蕉が岩手県の平泉を訪れた時に詠んだ句とされています。平泉は、源頼朝に追われた義経が最期に身を寄せた場所です。500年の月日が経ってから芭蕉がその地を訪れ、はるか昔の武士たちの戦(いくさ)をしのんで詠んだ句です。現代語に直すと、「今や夏草が生い茂るばかりだが、ここはかつては武士達が栄誉を求めて戦をした跡地である。昔のことはひと時の夢となってしまったなあ。」という内容でしょうか。人間の思うことや行いは、長い歴史の中のほんの一コマであり、自然の風景は変わらず存在し続けるという、人生のはかなさも感じ取れる句です。
 子どもの頃、自分の家の応接間に、この句が書かれた額縁が飾ってありました。武士が馬に乗って戦っている絵が添えられていた記憶があります。芭蕉の句と知ったのは、大人になってからのことでした。
 先月末から、3年生は総合の学習の時間に、カイコの飼育に挑戦しています。最初は小さな黒い粒の卵でしたが、3週間以上が経過して、ようやく3〜4cmくらいに成長してきました。3年生は、一人ずつ箱を用意して、毎日自分のカイコのお世話をしています。
 1組では、カイコの体のつくりや特徴について話を聞いてから、観察カードに記録をしました。子ども達は、フンの大きさからも、日に日に大きくなってきている様子を感じ取っていました。(写真下)
 今まで、人工の餌をカイコに与えていました。そろそろ本物のクワの葉をあげ始める頃です。不思議なもので、一度本物のクワの葉をあげると、二度と人工の餌に戻すことはできません。それほどカイコにとって、桑の葉はおいしいものなのでしょうか。

6月23日(水)

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 今日は、6月23日です。東京オリンピックの開会式が7月23日なので、ちようど1か月前となりました。6年1組では、総合の学習の時間に、オリンピック・パラリンピックに参加する国々の調べ学習を行っていました。(写真上)
 写真の黒板に貼ってある5つの国名をご存知でしょうか? 左から、スウェーデン、ベトナム、ブルンジ、ボリビア、ガンビアです。国旗は知らなかったとしても、スウェーデンとベトナム、ボリビアは聞いたことがある国です。(ブルンジとガンビアの関係者の皆様、申し訳ありません。後でフォローします。)
 では、世界地図で、ボリビアの場所を知っていますか? 私は知りませんでした。(ボリビアの関係者の皆様、申し訳ありません。これからフォローします。)
 ボリビアは、南アメリカの中央部に位置し、ブラジルやペルー、チリなどに囲まれた内陸部にあります。面積は、日本の約3倍の大きな国です。インターネットで調べてみて、行ってみたいなと思いました。それは、死ぬまでに行きたい絶景No.1の場所と呼び声高い「ウユニ塩湖」がある国だからです。鏡のように空が映る湖の上を歩く写真を見たことがあります。その場所がある国か…と思いました。
 6年生の子ども達は、このような情報を含めて、各国の料理や生活の様子をタブレットPCを使って調べていました。また、調べた内容は、必要な部分をコピーして発表資料とするために保存していました。
 なぜ、この5か国を調べていたかというと、東京オリンピックの開催が決まってから、都内の小中学校に5つの国を割り当てたことが始まりでした。旭町小でも、数年前から生活科や総合の学習の時間を使って、いろいろな学年でこれらの国について調べ学習を行ってきました。北校舎2階の廊下や階段の壁面に、5か国の情報やオリンピック・パラリンピックの種目等が掲示されています。昨年度は延期になったため、これらの国が割り当てられていたという記憶もだいぶ色あせてしまいました。東京オリンピックの開催が見えてきたこともあり、始まる前に事前学習をしておくようにします。
 ところで、ブルンジは、タンザニアやコンゴと国境を接するアフリカ大陸の内陸部に位置する国です。コーヒー豆の栽培が伸びてきている国のようです。一方、ガンビアもアフリカにある国です。西アフリカの海岸沿いにある共和国です。アフリカ大陸でもっとも小さな国です。国の真ん中を流れるガンビア川の両岸が国土となっている珍しい地理をしています。(ぜひ、地図で確認を…)
 音楽室から、3年生の歌声が聞こえてきました。今週から緊急事態宣言が解除となり、感染症予防を行ったうえでの歌唱指導が可能になりました。やはり、子ども達の歌声は小学校につきもので、必要不可欠なものであると感じます。
 音楽室に入ってみると、ドレミの歌の合奏(上のパートと下のパートの合奏)をしているところでした。キーボードと鉄琴、木琴に分かれて、練習の成果を発表していました。歌は、聞いている子ども達の席からでした。友達の発表を応援するかのように、「ドミミ、ミソソ…」と歌っていました。(写真中)発表会は、1学期の器楽のテストでもあります。ピアノを弾きながら、先生は一人一人の演奏をしっかり評価していました。
 6年生は、理科の時間に「植物の成長と水の関わり」の学習をしています。2組が理科室で実験をしていました。シロバナホウセンカの苗を使い、赤く染めた水を吸わせて、水の通り道を調べる実験です。三角フラスコに染色液を溶かした液体と、根を洗ったホウセンカの苗を入れて準備をしました。そして、1時間後に苗の様子を観察しました。すでに葉の先までところどころが赤く染まっていて、水が吸い上げられたことが分かりました。さらにカッターで茎や葉を切って調べてみると、水の通り道がどこにあるかが分かります。茎は、中心部ではなく、表面に近い部分が赤く染まっいました。(写真下)
 シロバナホウセンカを使うのは、花の色も染色液で染まるからです。花が咲いている苗が間に合わなかったので、白い花が咲いた苗が用意できたら再度挑戦して、子ども達に見せてあげたいと思います。
 ちなみに、シロバナホウセンカの種は、毎年練馬区の理科部の先生方が各校に配布しています。今年は、旭町小でも種を収穫して来年用にとっておこうと思います。

6月22日(火) その2

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 読書旬間の2週目に入っています。どの学年も、読書カードに読んだ本の記録をとりながら取り組んでいます。1年生の子ども達も、低学年用のカードにたくさんの本の題名を書き込んでいました。
 2組では、今まで読んだ本の中からみんなに紹介したい本を1冊を選び、カードに絵と言葉で表現していました。(写真上)読んだ本について紹介し合うということも、読書の楽しさの一つです。学校全体で取り組んでいる読書旬間です。来週以降には、校内全体におすすめの本の紹介が掲示されていくことでしょう。
 子ども達がカードを書き終えたところで、各自のタブレットを使って写真を撮りました。そして、撮った写真を先生のパソコンにアプリを使って送ると、教室の電子黒板に全員のカードの写真が集まっていきます。クラスのみんなで、それぞれの作品を共有することができます。
 1年生も、だんだんタブレットの操作に慣れてきたようです。また、月に何回か、ICT支援員さんが区内の学校を巡回しています。今日も教員の要請に応じて教室に入り、様々な学習場面でタブレットPCの操作について支援していただきました。1年2組でも、写真を送るまでの操作を個別に見て回っていただきました。
 読書旬間中は、図書室を利用するクラスが多くなりました。図書室には、毎週2日間、図書館支援員の方が勤務されています。本の貸し出しや整理の他、それぞれの時期に合った図書を選定し、展示していただいたりしています。
 6年2組では、図書の時間の後半に、担任の先生による絵本の読み聞かせを行っていました。図書室に最近新しく入ったばかりの本で、「ぼくがラーメンたべてるとき」という本でした。(写真中)
 「高学年の子供に絵本を?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。内容や読み手によって、対象年齢は大きな幅があるのが絵本の魅力です。実際に、この絵本の対象年齢は、3,4歳〜小学校高学年となっています。
 ぼくがラーメン食べてる時、隣のみっちゃんがテレビのチャンネルかえた。その時、隣の街では、隣の国では…そして、そのまた隣の国の男の子は…となっていき、日常から徐々に離れていきます。距離が広がれば広がるほど、同じ「子ども」でも、暮らしそのものが違って見えてきます。私たちがどれだけ恵まれた環境にいるかということは、日常気が付いていないものです。作者の世界平和への思いを感じる一冊でした。
 その作者とは、長谷川 義史さんです。先週の朝会で、「いいからいいから」の絵本を全校に紹介したばかりですが、同じ作者でした。他にもいろいろな絵本を出している方のようなので、読んでみたいなと思いました。
 4年生は、国語の時間に「新聞を作ろう」という学習をしています。相手や目的を意識して、書く内容を選んで新聞形式にまとめます。グループで内容を考えて分担し、協力して学級新聞を作っていく学習です。新聞形式でまとめをするのは、社会科や総合的な学習の時間でもよく取り上げる形態なので、他教科にも役立つ学習と言えます。
 2組では、まず実際の新聞を子ども達に提示し、どのように書かれているのかを指導していました。(写真下)新聞には、新聞名や発行日とともに、見出しや写真が入っていて見やすくなっています。子どもならではの目線で、楽しい学級新聞ができるのを楽しみにしていたいと思います。
 ところで、新聞を定期購読している家庭はどのくらいあるでしょうか? この20年間で、定期に契約している家庭は減る一方のようです。確かに、書き初めや図工の授業で新聞紙を持ち物に入れるのが、以前は普通に行われていました。最近は、カッコ書きで「用意できる人」としなければなりません。
 購読率減少の理由は明かです。「ニュースをインターネットで見るようになった」、「読む時間がない」、「新聞紙の処分に困る」などでしょうか。特に、メディアの変化が一番の理由のようです。と言っている私の家も、ついに今月末で朝刊の購読をやめることにしました。土日しか新聞を手にしていないのと、スマホでニュースを見ているのが理由です。スーパーのチラシも、最近は電子版で情報を得ることができます。定期購読をやめることになってから、今月分の新聞紙をストックするようになりました。新聞紙が貴重なもののように思えてきました。意外と、新聞紙を使う場面は多いものです。もしかしたら、新聞紙を利用したくなって、またいつか定期購読を始めることになるかもしれません。

6月22日(火) その1

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 今週も、Zoomを使って全校朝会を行いました。今日は、「聞くということ」についての話をしました。
・・・『校内を回って授業中の様子を見に行くと、きちんと先生の方を向いて話を聞いている子の姿がよく分かります。学校での勉強の全ての基本は、まず話を「聞く」ことです。「聞く」ことの積み重ねが、勉強の内容を理解して「分かる」ということにつながります。
 人の話を聞く時に、みなさんは体のどこを使っているでしょう。当然、音は耳から入ってきていますよね。でも人間の耳は、音を聞くことに関して不思議な特徴をもっているのです。それは、「自分から聞こうとしなければ、話の内容がきちんと聞き取れない」ということです。今みなさんは、校長先生の話をしっかり聞いています。そうすると、遠くで鳥の声や車の音がしていても、聞き取ることができません。友達とおしゃべりに夢中になっていると、先生が質問したことが聞こえてこないのと同じことです。耳からは音として入ってきているはずなのですが、一つの音に集中すると、もう一方の音が聞き取れないという特徴が人間の耳にはあるのです。今、人間の耳と言いましたが、両方の音は耳から入ってきているので、その奥につながっている人間の脳の働きの特徴と言えるかもしれません。
 また、こんなこともあります。それは、しっかり見て話を聞いていないと話の内容がきちんと聞き取ることができないということです。教科書の違うページの内容に気をとられていて、先生の話が聞き取れなかったということはありませんか。あるいは、外の景色に見とれていて先生の話が聞き取れなかったということは、誰しも経験があるでしょう。音は自分の耳から入ってきているのに、話の内容がきちんと頭に入ってこないというのは不思議ですね。
 今日ここまで話してきた「きく」ということは、漢字で書くとこういう字を使います。(「聞」の漢字を見せる)もんがまえに「耳」という漢字が入っています。実はもう一つ「きく」という漢字があります。(「聴」の漢字を見せる)どちらも話を聞く、音を聞くという意味がありますが、「聴」の方は、自分から耳を傾けてしっかり聴くという意味で使われます。「聴」の漢字をよく見ると、「耳」と「目」と「心」という漢字が組み合わさってできています。「話を聞く時は、目と心で聞くことが大切である」と言われます。いつも授業中は、話している人の方を見て聞くこと、そして話の内容に心を傾けて聞くことを大切にしていきましょう。』・・・
 続いて、緊急事態宣言が解除になったことでできるようになった活動や、熱中症予防のために体育や休み時間にマスクを外すことも大切であるということについての話もしました。

6月21日(月)

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 5年生は、理科の時間に「植物の成長」の学習をしています。インゲン豆の種を使い、発芽のための条件や、丈夫に育つための条件について調べてきました。種が発芽するために必要な条件は、「水と空気と適した温度」でした。そして、発芽したインゲンマメが丈夫に成長していくには、さらに日光と肥料が必要であることが分かりました。
 教科書には、この単元のまとめとして、「根深ネギ」の話が載っています。(写真上)スーパーなどで売られているネギは、緑の部分よりもその下の白い部分が主に食用にされています。(どちらも、ネギの葉にあたるところです。)この白く太い部分がどのように作られているのかを、教科書では詳しく説明しています。
 ネギは、苗を植え付けてから株元に土をかぶせます。緑の葉が伸びてきたら、また土をかぶせていきます。これを繰り返していくと、土の中に埋まって日の当たらない白い部分が長く出来上がるという仕組みです。
 ネギの他にも、日光をわざと当てずに育てている野菜がたくさんあります。もやしは、真っ暗な中で種を発芽させたものです。また、ホワイトアスパラガスやウドは、光を当てない環境で育てることで、白く柔らかい野菜を作り出しています。
 5年生は算数の時間に、「小数の倍」という単元の学習をしています。2倍や3倍のように、整数倍については前学年までに学習をしてきました。5年生では、1.2倍や3.5倍というように、小数倍を使う場合があるということを学習します。また、この小数倍の計算を使うことで、割合を比べる学習へと結びつけていきます。5年生から6年生にかけて、算数の大きな山場が割合の考え方です。
 今日は、おにぎりとハンバーガーの元の値段と値引き後の値段を比べ、より安くなったのはどちらかを考えさせる問題を行っていました。おにぎりは、元の値段が160円で、値引き後が110円です。ハンバーガーは、元の値段が200円で、値引き後が150円です。元の値段の何倍になったかで比べたら、それぞれ「110÷160=0.6875」と「150÷200=0,75」になります。この場合、数が小さい方(0に近い方)が値段が下がったと言えるのですが、この考え方が難しいところです。5年2組に集まっていた子ども達は、これ以外にも様々な考え方をして、どちらが値引きが大きいのかを比べていました。(写真中)
 6年生は、社会科の時間に「日本の歴史」の学習を順調に進めています。先週は、大陸に学んだ国づくりの学習として、聖徳太子の政治について調べていました。今日は、2組の教室で、「大化の改新」について学習していました。(写真下)
 「虫殺(645)しの大化の改新」とか、「蒸しご飯(645)を食べる途中で大化の改新」など、昔は「大化の改新=645年」と年号を暗記したものでした。ところが最近は、この年号に疑問符が付き始めています。
 6年生が使っている教科書では、「中大兄皇子と中臣鎌足が、645年に蘇我氏を倒しました。そして、中国から帰国した留学生らとともに新しい政治を進め、その改革が大化の改新と呼ばれています。」と表記されています。
 歴史学者の研究からなのでしょうか・・・645年に中大兄皇子が蘇我氏を滅ぼしたときからの出来事を、以前は「大化の改新」と呼んでいました。しかし現在では、この出来事は「乙巳の変(いっしのへん)」とされ、646年に発せられた改新の詔(かいしんのみことのり)によって始まった政治的改革を「大化の改新」と呼んでいるそうです。
 歴史の教科書の改訂は、実はこれ以外にもたくさんあります。十七条の憲法をつくったのは、「聖徳太子」と誰もが習ってきました。しかし、現在では「厩戸王(うまやどのおう)」となっています。教科書には、聖徳太子(厩戸王)と書かれていて、「もとの名前を厩戸王といいますが、その業績をたたえて、後の時代に聖徳太子と呼ばれるようになりました。」という注意書きが添えられています。
 今後も、今まで習ってきた歴史の内容が大きく変更になることがあるかもしれません。

6月18日(金)

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 今日から校庭の隅の方で、防災井戸の再設置工事が始まりました。校庭の南校舎寄りのところに、以前から使用してきた防災用の井戸があります。昨年度から水が出なくなり、調べてもらったところ、水位が下がっていることが分かりました。旭町小がある場所は、周りの地域から見ると高台にあります。その分井戸水は深く掘らなければ出てきません。今まで設置してあった場所の近くに改めて井戸を掘り、さらに深い位置まで掘削するとのことです。今までの井戸が、地面から15mの深さであったというから驚きです。今度は、さらに深く掘ることになります。
 防災用の井戸は、避難拠点となっている学校施設に必ず設置することになっています。災害等で水道が使えなくなった場合の生活用水となります。予定では、7月12日(月)までの工期になっています。
 東京では、井戸水をもっている家庭はめったにありません。ところが、新潟県では、ほとんどの家庭に井戸があります。冬の大雪に備えた、融雪用の井戸水です。電動ポンプで水をくみ上げ、家の周りの雪を融かすために使います。道路にも消雪パイプが埋め込まれていて、地下水を利用して道路の雪を融かしています。
 私は、新潟県の雪の深いところで育ちました。井戸水のありがたみを、子どもながらに感じてきました。井戸水は、一年中一定の温度です。冬は、雪国にとっては湯気が出るほど温かく感じます。また、夏になると水道水よりも冷たいため、スイカを冷やす時に使っていました。
 ところで、工事をしているすぐ近くには、ビワの木があります。(写真上)昨日はヤマモモの木を紹介しましたが、旭町小のこのビワの木も見事です。オレンジ色のたくさんの実がつきました。ビワは、そのまま食べたり、コンポートやジャムに利用したりすることができます。また、ビワの葉を薬用茶として利用することも知られています。
 6年生は、保健の授業で「病気の予防」についての学習をしています。保健の授業は3年生以上の学年にあり、年間の指導時数と指導内容が決まっています。「病気は、病原体や体の抵抗力、生活行動、環境が関わりあって起こること」や「生活習慣病など、生活行動が主な要因となって起こる病気の予防」についての学習をします。
 1組では、まず自分たちが知っている病気の種類について話し合いをしました。風邪やインフルエンザ、がん、そして現在最も身近な新型コロナウィルス感染症と、様々な病名が挙がりました。
 「体の抵抗力が弱いと病気になりやすい」ということが教科書に書かれていました。(写真中)では、どうしたら抵抗力を上げることができるでしょうか。そこで、睡眠や食事、運動等の生活の仕方が重要になってきます。子どもたち自身の生活環境を振り返らせ、健康について考えていくのが保健の学習です。
 1年1組で、算数のテストを行っていました。1年生は、今月に入って1桁+1桁のたし算の学習をしてきました。計算カードを使いながら、毎日習熟を重ねてきました。
 ワークテストが配られ、「キョロキョロしないで、しっかり問題に取り組みましょう。」と先生から話がありました。名前を書いて、いよいよテストの時間になりました。1問ごとに鉛筆が止まっていたようですが、両手に便利な計算機があります。指を折ってたし算をしている子が何人か見られました。きっと、これからも繰り返し問題に取り組むうちに、計算機から卒業する時期がやってくるのでしょう。(写真下)

6月17日(木)

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 今朝の天気予報で、「雷三日」という言葉を初めて知りました。夏に雷が発生すると、3日ほど続くことを意味している言葉です。上空の寒気の動きが遅いため、雷雲の発生しやすい状態がしばらく続くことを言い表しています。昔の人は、よくこのような言い伝えを残したなと思います。今週の月曜日から、毎日突然の雨が降ったり雷鳴が聞こえたりしました。今日はどうでしょうか。
 学校の玄関前に、大きなヤマモモの木があります。今月から、用務主事さんの仕事が毎日大変なことになっています。ヤマモモの真っ赤な実が、毎日たくさん落ちてくるので、その片づけを日に何回も行ってもらっています。
 学校にあるヤマモモの木は2本あります。1本は、どっさりと実をつけていますが、もう1本は全く実がついていません。隣同士に植えてあるので、不思議だなと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。ヤマモモの木は、オスとメスの木がある雌雄異株の植物です。イチョウの木で、銀杏がなる木とならない木があるのと同じです。旭町小のヤマモモがこんなに立派に実るのは、隣にオスの木があるからとも言えます。
 子ども達は、手に取って確かめたり、落ちている実から赤い汁を集めて遊んだりして楽しんでいます。(写真上)こんなにたくさん収穫できるのなら、みんなでジャムにして味わってもよさそうなものです。きっと、ぐりとぐらがいたら、大きな鍋を運んできて、おいしいジャムを作るのでしょう。
 ヤマモモは、ジャム以外にも果実酒やジュースにすることもできます。また、先日3年生の出前授業に来ていただいた渡戸さんからは、塩漬けにするといいと言われました。ああだこうだと考えているうちに、毎日たくさんのヤマモモが落ちてきます。利用してみたいと思われる方は、学校までお知らせください。
 4年生は、理科の時間に「電池のはたらき」の学習をしています。3年生の時には、乾電池と豆電球のつなぎ方についての学習をしてきました。4年生では、さらにモーターを扱うとともに、乾電池2本を使って実験をしていきます。様々な実験を通じて、乾電池の数やつなぎ方を変えると電流の大きさや向きが変わり、豆電球の明るさやモーターの回り方も変わることについて学んでいきます。
 4年生では、一人一人に実験セットの教材を購入しています。単三電池2本を使い、プロペラを回したりモーターカーを作って遊んだりすることができます。今日は、検流計について学習した後、各自がモーターカーの組み立てに取り組みました。(写真中)
 説明書を見ながら、一つ一つ慎重に組み立てている子がいました。昔に比べて、プラモデルを作る子が少なくなったのではないでしょうか。私は子どもの頃、説明図を見ながら黙々と部品を組み立てていく、あの時間が大好きでした。今の子ども達にも、ぜひそんな感覚を味わわせてあげたいものです。学習単元が終わったら、実験セットを家庭に持ち帰ります。電池やモーターを使って、さらにいろいろな遊びに発展させていく子が増えていってほしいと思います。
 5校時に、校区別協議会がありました。練馬区では、小学校と中学校との連携を、区全体で重点化して取り組んでいます。各中学校区別に、小学校と中学校との連携を深めるために、年2回の校区別協議会が位置づけられています。旭町小は、もちろん隣の豊渓中学校との連携です。今日は、豊渓中の先生方に5校時の授業を参観していただき、その後体育館で協議会を実施しました。
 中学校の先生方は、低学年から高学年までそれぞれの教室を隈なく回り、興味深げに授業を見ていかれました。協議会では、発言のルールが徹底していることや、子ども達がしっかり考えを発表している様子が印象に残ったという声が聞かれました。
 5年生は、両クラスとも社会科の授業を行いました。米作りをしている地域の特色を考える学習内容でした。グループで話し合い、ホワイトボードに意見をまとめていく様子を参観していただきました。(写真下)

6月16日(水)

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 登校前に雷が鳴り、雨が激しく降りました。子ども達が学校に来る頃には小降りになったのでホッとしました。登校の様子を見ていると、長靴をはいてきた子が多く見られました。また、カッパを着て傘をさして登校してきた子も多く見られました。ランドセルの他に水筒を持ち歩いたりと、子どもの持ち物が多いうえに傘をさすことになります。安全に気をつけて登下校するように指導していきます。また、タブレットを持ち帰ることが多いので、ランドセルの中に水が入らないようにも気をつけさせたいと思います。
 2年生は、国語の時間に「スイミー」の物語の学習をしています。2年生の国語の物語でも、トップの人気を誇るのが「スイミー」です。多くの教科書に昔から採用されてきました。また、学芸会の2年生の演目としてもよく取り上げられています。
 スイミーの悲しみや喜びが、周囲の情景とともに簡潔な文章の中に描かれています。仲間と体の様子が違う小さなスイミーは、大きな魚によって大切な仲間を失い、一人ぼっちになってしまいます。しかし、その後すばらしい海の生き物を目にして、元気を取り戻していきます。そして、新しい仲間を見つけて、今度は協力して大きな魚を追い出し、楽しく海の生活を続けていくというお話です。
 スイミーの物語には、様々な比喩表現が用いられています。「ミサイルみたいなまぐろ」、「にじ色のゼリーのようなくらげ」、「水中ブルドーザーのようないせえび」というように、スイミーが出会った生き物について表現するとともに、スイミーの気持ちをも表しています。
 2年1組では、場面ごとにワークシートに記入しながら読み取りを進めていました。国語の授業では、教科書やノートの他に漢字ドリルもあり、机の上を整理しながらワークシートを書かなければなりません。タブレットPCの活用が増えてきている中、小学校の児童机の大きさが今後検討されていくべきではないかと思います。(写真上)
 3年生は、国語の時間に「気もちをこめて『来てください』」という学習をしています。相手や目的を意識して伝えたいことをまとめ、案内の手紙を書く学習です。手紙の書き方は、低学年の国語の時間にも学習をしてきています。しかし、きちんとした手紙の書き方(はじめのあいさつや、日付・名前の書き方等)を学ぶのは、今回が初めてです。2組の子ども達は、教科書の例を参考にしながら、学校公開や秋の運動会に来てもらうための手紙文を一生懸命考えていました。(写真中)
 クラスの何人かの子に聞いてみましたが、普段手紙を出すという経験をしたことがある子はほとんどいません。2年生の時に、国語の勉強で出したような…という程度でした。はがきでさえも、書いたことがある子は少ないはずです。大人の我々でさえも、昔に比べて手紙を出すことが極端に少なくなりました。今は、電話やメール(しかも文書を添付して送ることができる)の時代です。しかし、それだけに、きちんと改まった手紙の書き方を指導し、言葉の使い方を練習させておく必要があります。
 1年1組で、オリパラの授業が行われていました。東京都教育委員会から配布されている「みんなで学ぼう オリンピック パラリンピック 2020」の冊子を配布して、来月から行われる(であろう)オリンピック・パラリンピックについての指導を行いました。2年生以上の学年には、昨年度以前に配布しています。今年度入学した1年生には、追加して印刷・配布されることになりました。
 低学年用に分かりやすく書かれた冊子になっています。オリンピックのシンボルが5色の輪でできていることや、聖火や歴史について、競技のいろいろ等、各ページに書き込む欄を設けて作られています。さらに、パラリンピックについても詳しく紹介してあり、子ども達への理解を深める内容となっています。
 昨年から1年延期になり、また今年度の開催についても様々な意見がある東京オリンピックです。そのため、学校現場では2年前まで行っていたような大々的なオリパラ教育は行われていません。8月30日に、6年生が国立競技場に観戦に行くことになっていたはずですが・・・現在のところはまだ情報が止まったままです。

6月15日(火) その3

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 5年生のバケツ稲の苗が、グングン成長してきています。苗を植え付けた時は、あんなに弱々しかったのに、今ではしっかり根付いて、これから「分けつ」が始まる頃です。「分けつ」とは、稲の苗が生育するに従って、茎を太くしながら枝分かれしながら独立していくことを言います。4〜5本まとめて植えた苗が、分けつして1か月ほどでその6〜7倍の本数に枝分かれしていきます。イネ科の植物は、このように茎の数を増やして大きくなっていく特徴があります。
 2組の子ども達は、それぞれのタブレットPCを手に観察をしていました。タブレットPCのカメラ機能を使い、写真を取り込むことで自分の稲の成長記録の作成に役立てていきます。便利な時代になりました。しかし、それをどうまとめていくかが重要です。(写真上)
 「ビブリオバトル」という言葉をご存知でしょうか? 「ビブリオ」は書物などを意味するラテン語由来の言葉だそうで、ビブリオバトルとは、誰でも開催できる、本の紹介コミュニケーションゲームのことです。「人を通して本を知る 本を通して人を知る」をキャッチコピーに、日本全国に広がっています。
 発表者は、自分の好きな本を持って来ます。5分間で本の紹介をした後、2〜3分間で来場者からの質問に答えます。全員の発表後、発表された本の中から『どの本が一番読みたくなったか』を基準に、発表者を含む来場者全員で投票を行い、チャンプ本を決定する。・・・というルールです。
 6年2組は、4校時に図書室に行ってビブリオバトルを開催していました。まず、グループ内で一人ずつ自分が用意した本の紹介をしました。図書室で借りた本を用意した子もいれば、自分の家からシリーズ本をズラリと用意してきた子もいました。また、本のジャンルもいろいろでした。
 一通り発表が終わったところで、グループ内の代表者を選びます。次に、その代表者がクラス全員に本の紹介を順にしていきます。(写真下)最後に、全員の多数決でチャンピョンを決めました。どの代表者にも少しずつ手が挙がり、大変な僅差でした。それだけ人を引き付ける本がたくさん集まったということです。
 ビブリオバトルのすばらしさは、まず読書を深めるところにあります。本を読み、内容を理解するとともに、自分なりの感想や意見をしっかり持つことができなければ、発表につながりません。さらに、発表する力を伸ばすという効果も期待できます。聞き手に、自分が選んだ本がいかに魅力のある本であるかをアピールする力は、まさに「アクティブラーニング」そのものです。
 大人同士でも、このような取り組みを行ってみたら面白いでしょうね。

6月15日(火) その2

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 1年生の算数の時間では、たし算に続いて引き算の学習に入りました。「のこりは いくつ ちがいは いくつ」という単元名です。1年生の1学期に習う引き算は、引かれる数が10以内の計算です。
 小学校の1年生で学ぶ引き算は、「求残・求補・求差」の3つに大きく分けられます。(授業では、実際にその3通りの引き算を指導していきます。)今日、1組で学習していたのは、「5匹の金魚から2匹を金魚鉢に移したら、水槽に3匹残りました」というお話を表した「5−2=3」の引き算でした。この場合の引き算が「求残」です。初めの数量からある数量を取り除いて、残った数を求める計算です。取る、なくなる、消える、食べる…などの問題文になってくる場合の引き算です。引き算のイメージとして、最も分かりやすい場合が「求残」です。
 「子どもが全部で8人います。男の子は3人です。女の子は何人ですか。」…こういう場合が「求補」の引き算です。全体とその一部分の数が分かっていて、他方の数量を求める場合をいいます。
 さらにもう一つは、「男の子が3人、女の子が5人います。どちらが何人多いですか。」…という場合が、「求差」の引き算です。求差の場合は、男の子3人と女の子3人を対応付けて「取る」というところから引き算をイメージさせるます。と言っても1年生ですから、具体物の算数ブロックを動かしながら引き算であるということを体感させていく指導を繰り返すことになります。
 ところで、今日の「5−2」の問題の中では、「金魚鉢に金魚を移す」という言葉を使いました。フッと考えると、金魚鉢自体を1年生は知っているのでしょうか? 担任の先生がクラスの子ども達に聞いてみると、半数ぐらいの子は知っているようでした。しかし、半数の子は知らないわけですし、現物を見たことがある子は、さらに少ないでしょう。教科書には、「金魚鉢」という言葉は出てきていませんが、明らかに絵は金魚鉢の形をしています。算数ブロックが2個入るように描いてあります。(写真上)
 どの教科書も、問題や説明の文章、そして挿絵に至るまで、考えに考えて作られています。次回の教科書改訂の際には、この金魚鉢の絵が別なものに変わっているか、あるいは問題自体が金魚以外のものになっているかもしれません。
 関東地方は、昨日やっと梅雨入り宣言がありました。暑い日が続くようになり、2年生のミニトマトもずいぶん大きくなってきました。追肥をして支柱を立て、毎日たっぷり水やりを欠かさずに育てています。今日は、生活科の時間に、日陰に鉢を移動して観察カードに記録を書いていました。
 種から育てて、もうすぐ2か月近く経とうとしています。ミニトマトの黄色い花が、あちこちにつき始めました。実が大きくふくらんでくる頃には、夏休みが間近になっているかもしれません。(写真下)

6月15日(火) その1

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 Zoomを使って全校朝会を行いました。今日は、「読書旬間を楽しもう」という話をしました。
・・・『旭町小学校では、6月と11月に読書旬間を行っています。1学期の読書旬間は、昨日から始まり、来週金曜日の25日まで実施します。読書旬間中は、本を読む時間を学校でも家庭でも増やし、じっくりと本の世界に親しめるとようにしましょう。
 読書をすることの良さは、「本からいろいろな言葉や知識を得ることができること」、あるいは「本の中の世界に入り込み、登場人物と一緒にワクワクドキドキする体験が味わえること」など、いろいろあります。そして、読書の楽しさは、「この本を読んで良かった」という思いをした人にしか味わえないものがあります。
 今日は、校長先生が小学校の高学年の時に夢中になって読んだ本を紹介します。江戸川乱歩という人が書いた、「少年探偵団シリーズ」です。(本を見せながら)怪人二十面相と対決する明智小五郎、そして少年探偵団が活躍する推理小説です。一冊読んだのがきっかけで、次から次へと「少年探偵団シリーズ」を借りて読みました。ハラハラドキドキしながらページをめくり、ついつい夜遅くまで夢中になってしまったこともありました。みなさんも、読書旬間を通じて「この本に出合って良かった」という体験ができるとよいですね。
 今紹介した本が高学年用とすると、中学年のみなさんには、この本をおすすめします。あまんきみこ さんが書いた「車のいろは空のいろ」です。4年生のみなさんは、「あっ、知ってる。」と思ったのではないでしょうか。4年生の国語の教科書に「白いぼうし」という題名で載っていて、4月に学習したばかりです。「これは、レモンのにおいですか?」で始まる物語です。タクシーの運転手、松井さんが出会うファンタジーな世界が描かれています。この本には、教科書に出てきた「白いぼうし」の他にも、いろいろなお話が載っています。
 次に、低学年用の絵本を紹介します。校長先生は、絵本が大好きです。大人になっても、絵本との出会いをいつも楽しみにしています。「絵本」というだけあって、まず絵にひかれます。色がきれいな絵本もあれば、かわいい絵が描かれている絵本もあります。そして、中には悲しい内容の絵本もあったりします。
 今日紹介するのは、長谷川 義史さんが書いた「いいからいいから」という絵本です。題名からして面白い本ですよね。では、読み聞かせをします。(Zoomで映しながら読み聞かせをする。)
 最後に「おまけ」として、先生方におすすめの絵本を紹介します。くすのき しげのり作の「おこだでませんように」という本です。先生方も読書を一緒に楽しみましょう。
 さあ、2週間の読書旬間で、みなさんもいろいろな本との出会いを楽しんでください。』・・・
 全校朝会で紹介した本は、2階の掲示板前にしばらく展示することにしました。休み時間に、さっそくたくさんの子ども達が集まり、興味深げに本を手にしていました。

6月14日(月)

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 今日から読書旬間が始まりました。旭町小では、今日から来週の金曜日までの2週間を読書旬間とし、読書カードに記録を取りながら本に親しませていきます。
 今週も、火曜日の朝をZoomでの全校朝会としています。様々な学校が一斉にZoomを使うようになったため、月曜日の朝はリモートで朝会を行うのが難しい状況です。そのため、月曜日の今日は、朝読書でスタートすることにしました。校内を回ると、静かに自分の席で本を読む子ども達の姿が見られました。(写真上)
 子ども達は、どんな本を読書のために選んでいるのでしょうか。高学年の中には、自分で家から本を持ってきている子が多いようです。一言で読書と言っても、一人ずつ好きな本のジャンルには違いがあります。5,6年生ともなると、同じ作者やシリーズものなど、自分のお気に入りの本が固定化してくるものです。そういう傾向が出始めた時期が一番本に興味がわき、「読書が好き」と思える頃なのではないでしょうか。
 明日の全校朝会(Zoom)では、読書旬間に関する話や読み聞かせをする予定です。高学年にお勧めの本として、私の行きつけの川越図書館から一冊本を借りてきました。明日紹介します。
 3校時に、3年生が体育館に集まり、練馬区の農家の方をゲストティーチャーにお迎えして「畑の出前授業」を行いました。「畑の先生」としてお越しいただいたのは、開進第一小学校の近くにお住まいの渡戸さんです。練馬大根の栽培農家として、昔から大変有名な方です。(今まで練馬大根を取り上げたテレビ番組に、数多く出演されています。)
 3年生は、社会科の時間に「練馬区は、23区の中で最も畑の面積が多い」ということを学習してきました。そして、キャベツ作りが盛んな地域であるということも学習済みです。渡戸さんからは、練馬区の農業の歴史について触れながら話をしていただきました。練馬区一帯に、昔はたくさんの農家があり、畑が広がっていたそうです。旭町小の近隣では、光が丘(公園〜団地全て)が全部畑だったそうです。戦争の影響で飛行場となり、多くの農家が立ち退くことになりました。練馬区は、大昔から練馬大根の生産が盛んでしたが、戦後はキャベツの生産に力を入れました。洋食にも合う野菜として、キャベツやレタスなどが全国的に生産量を増したことが要因のようです。しかし、都市化によって農家や畑が減少し、そのキャベツ畑も減りつつあるようです。
 さらに渡戸さんからは、肥料や農薬など、日本の農業は厳しい基準で野菜を作っていることや、虫のつかない野菜の品種改良が進められている話などもしていただきました。(写真中)
 「この歳になっても、野菜作りの勉強は欠かせない…」と、渡戸さんは話されていました。安全でおいしい野菜作りのために、日々努力されていることがうかがえました。10年以上前のことですが、私は4年間、開一小の副校長をしていました。渡戸さんには、その頃から大変お世話になっていました。毎年3年生の子ども達に、練馬大根の収穫体験を指導していただきました。また、大根を漬物にする工程を教えていただいたりもしました。久し振りにお会いしましたが、年齢を聞いてびっくりしました。現役でバリバリに活躍されている様子が感じられました。
 6校時に、5年生がプールサイドに集まり、水泳の準備作業を行いました。プールは、先週木曜日に水を入れ、ろ過機を動かし始めています。今日は、先生達の指示で、プールの更衣室にしまってあった道具類を出したり、コースロープを運んだりしました。(写真下)
 本日、今年度の水泳指導に関するプリントを配布しました。プール開きは、2週間後の28日(月)を予定し、各学年とも今学期中に2回の指導を計画しています。

6月12日(土)

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 6年生の国語の教科書に「天地の文(ふみ)」という教材があります。「声に出して読もう」という単元で、近代以降の文語調の文章を音読して、言葉の響きやリズムに親しむ学習材です。
 「天地の文」は、「学問のすゝめ」を書いた福澤諭吉が著しました。明治時代の初め(明治4年)に、子ども用の習字の手本として作ったものだそうです。当時日本に入ってきたばかりの時間や週日など、暮らしの基本となる決め事が書かれています。七五調になっているので、調子のよい言い回しで読むことができます。と言っても、文語調で書かれているため、すらすらと読むには練習が必要です。担任の先生も苦労していました。(写真上)
 教科書には、現代語訳の文章も掲載されています。明治4年と言えば、文明開化の真っただ中です。子ども達に学問を身につけさせることが重要であると諭吉は考えたのでしょう。習字の手本としながらも、文字の練習だけでなく、文明開化の中で新しく取り入れられた太陽暦についても身につけさせようと考えて作られています。
 最後は、このように締めくくっています。「一年一年又一年、百年 三万六千日(じつ)、人生わづ(ず)か五十年、稚(おさな)き時に怠(おこた)らば 老いて悔(く)ゆるも甲斐なかるべし。」・・・「一年一年を積み重ねると、百年ではおよそ三万六千日となるが、人生はわずか五十年程度である。幼い時に努力を怠り、年をとってから後悔しても仕方がない。(だから、今のうちに努力を惜しまないようにするのがよい。)」
 「人生わずか五十年」という言葉にギクッとして教室を出ました。調べてみると、明治時代の平均寿命は43歳前後だったようです。最近は、「人生100年時代」と言われていますが、当時の人達は短くも充実した日々を生きていたのですね。
 1年生は、国語の時間に「くちばし」という学習をしています。1年生にとって、小学校で初めて習う説明文です。教科書には、3種類(キツツキ、オウム、ハチドリ)の鳥のくちばしが取り上げられ、それぞれの形や役割が、「問いと答え」の形式で書かれています。写真と文章を対応させながら、正しく読み取る学習をしていきます。
 ハチドリのくちばしについての説明は、次のように書かれています。「はちどりは、ほそながいかたちのくちばしを、はなのなかにいれます。そして、はなのみつをすいます。」教科書の写真を見ると、空中で羽ばたきながら、花の蜜を吸う瞬間をとらえた写真が載っています。(写真中)
 ハチドリは、アメリカ大陸の熱帯地方に主に生息していて、世界で一番小さな鳥の仲間です。小さい種類では、体長6cmでわずか2gというから驚きです。蜜を吸うために、ヘリコプターのように、空中でホバリングして静止することができます。
 日本でハチドリを見ることはできませんが、それと似たような動きをするスズメガがいます。「ホウジャク」という名前の蛾の仲間です。飛んできたかと思うと花の前でピタッと止まり、空中でホバリングしながら蜜を吸います。これから夏に向けて見られる昆虫です。
 3年生は、算数の時間に「数をよく見て暗算で計算しよう」という学習をしています。暗算は、2年生の時に学習をしています。その時は、2位数に1位数をたしたり引いたりする内容でした。3年生では、2位数同士のたし算・引き算の暗算を学習します。日常生活(特に買い物の時)でよく使われる暗算なので、しっかり習熟させておく必要があります。(写真下)
 「100−79」の暗算は、どのように考えますか? いろいろな考え方があります。100を20と80に分け、80−79=1から21とする考え方・・・しかし、一般的なのは、ひく数(79)を分解する方法です。70と9に分け、100−70=30から30−9=21、あるいは100−9=91から91−70=21となります。
 さらに、79を80とみる方法があります。100−80=20、1多く引いているので、20+1=21となります。・・・大人は、だいたいこの何十とみる暗算のやり方を使っている場合が多いのではないでしょうか。暗算で子どもの頭が良くなると言われます。いろいろな考え方を工夫して「頭を使う」ということが重要です。
 緊急事態宣言中のため、学校公開が行えませんでした。本来であれば、今日紹介したような学習の様子をたくさんの保護者の皆様に参観していただけたのですが…残念でした。

6月11日(金) その2

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 昨日のホームページでは、6年生の音楽の授業でタブレットPCを使っていることをお伝えしました。他学年の音楽の授業においても、タブレットPCを積極的に活用しています。
 今日は、2年生の音楽の時間に、「Kandinsky」というアプリを使った授業をしていました。「Kandinsky」は、Google Chrome向けの音楽Webアプリ集の一つです。画面にお絵描きをすると音楽になるという、新感覚なアプリで、子ども達が夢中になって取り組んでいました。(写真上)
 まず、タッチペンを使って画面に絵を描きます。次に、画面下の再生ボタンを押すと、左から右へ音楽となって再生されていきます。上が高音で下が低音となるように分かれていて、音階のような感じで再生されていきます。丸を描くと自動的に目が入り、顔になります。また、絵の色を変えることで楽器が変わり、音色の違いを楽しむこともできます。
 ところで、Kandinsky(カンディンスキー)とは、抽象絵画の創始者と言われているロシア出身の画家の名前です。彼の抽象画を音楽アプリに合わせたアイデアもすばらしいなと思いました。
 5年1組で、外国語の聞き取りテストを行っていました。(写真中)いつものALTの先生の声とは違い、CDを使った音声を聞いて答える問題です。最近学習していた誕生日やプレゼントについての会話文のようでした。(私も教室の後ろから耳を澄まして聞いていましたが、理解できなかった部分が多々ありました。)何人かの子に聞いてみましたが、「難しかった」と言っていました。
 3,4年生は「外国語活動」の授業ですが、5,6年生は「外国語」という教科として指導しています。外国語活動の「話す・聞く」の他に、「読むこと・書くこと」が入ってきているのが外国語の授業です。以前の中学1年生の英語が小学校高学年に入ってきたという感じです。
 先日、低学年の外国語活動の様子をお伝えしました。ALTの先生と楽しくゲームをしている低学年の子ども達が、高学年になっても外国語の授業を楽しめるように、系統的な指導を心がけていきたいと思います。
 1年生のアサガオが、ぐんぐんと伸びてきました。いよいよ支柱を立てて、つるを誘引していく必要があります。アサガオのセットについてきた追肥用の化成肥料をまいてから、支柱を用意していました。今年の1年生の栽培セットは、今までにない優れものの支柱がついてきました。マジックハンドのような伸縮性のある支柱です。(写真下)
 アサガオは、短日性の植物です。つまり、日が短くなると花芽がつきます。だいぶ日が長くなってきました。今年は、21日(月)が「夏至」です。きっと今月下旬辺りから、アサガオのつぼみが見られるようになると思います。

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