保護者会があります。27日(木)…高学年 ご参加をお待ちしております。

1月31日(月)

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 1校時に、6年2組の授業観察がありました。社会科の「日本とつながりの深い国々」の学習から、中国の貿易の特徴について考えさせる授業でした。(写真上)
 6年生の社会科は、2学期で歴史の学習が終わり、3学期は国際社会に目を向けた内容を学んでいます。教科書では、日本とつながりの深い国として、「アメリカ合衆国」と「中国」、「ブラジル」、「サウジアラビア」を取り上げています。国土の広さも違えば、人口や人種、気候、食べ物など、日本と比べるとそれぞれ大きな違いがある国々です。調べていくときりがありませんが、様々な国についての情報から、日本の文化や習慣との違いを理解することを目的とした単元構成になっています。
 6年生の子ども達にとって、中国という国をどのようにとらえているのでしょうか。ちょうど、冬季オリンピックがもうすぐ北京で開催されます。テレビ等でその様子を見ている子どもが多いのではないでしょうか。また、国土が広く、人口が多いということや、中華料理や漢字が日本に伝えられたということでもなじみのある国です。
 授業では、日本との貿易のグラフを中心に学習を進めていました。日本と中国の貿易(輸出入)のグラフを前時に学習したアメリカ合衆国と比べると、日本が中国から輸入している額が圧倒的に多いことが分かります。日本の貿易相手国の第一位は、もう10年以上も前からアメリカに代わり中国になりました。社会科の学習は、他教科と違って、年々変わってくる内容があります。教科書には、中国の経済都市の代表として、上海の高層ビル群の写真が掲載されています。
 5年2組で、「おおきに、ありがとう」という道徳の資料を使った授業が行われていました。道徳の内容項目の「伝統と文化の尊重」についての学習でした。
 京都の和菓子屋に生まれた主人公の子が店番をしていると、ベトナムから来た留学生の女性が和菓子を買いにやってきました。その留学生から、「日本の和菓子はすばらしい。」と言われたことをきっかけに、大事な気持ちに気づいていきます。・・・
 教科書には、「べべたこ」という名前の和菓子が登場しています。「うさぎの形をしていて、白あんを使い、赤い目は食紅で色をつけている。」と書かれています。電子黒板には、うさぎの形をした和菓子が映し出されていました。しかし、これは和菓子の例として見せた写真です。実際は、練馬区内の有名な和菓子屋さんの「うさぎ饅頭」です。(写真中)
 子ども達にとっては、和菓子よりも洋菓子の方が身近なお菓子と言えるのでしょうか。でも、大福やおだんご、どら焼きなど、日本ならではの伝統的なお菓子はたくさんあります。さらに授業では、和菓子のように大切にしたい日本の文化や習慣について考えていきました。
 3校時に、3年1組の体育の授業観察がありました。今月3年生は、校庭で「折り返しベースボール」を行ってきました。旭町小では、ベースボール型の運動を中学年から高学年まで、様々にルールを工夫して実施しています。3年生では、初めてのベースボール型のゲーム領域となります。
 野球は、技術面が難しいことと、ルールが複雑という難点があります。しかし、投げるボールを打つのではなく、ティーに乗せたボールを打つことや、決められたエリアにボールを持っていくとバッターアウトになるというルールで、誰でもすぐに試合が楽しめるようになっていました。
 また、バッターの子は、打った後にバットを三角コーンの中にしまってから1塁方向に走る約束になっています。(写真下…写真の右下の横倒しになっているコーンに、バットを片づけてから走る)安全面に配慮するとともに、この時間が守備をしている子ども達がボールを追いかけるためのハンディキャップにもなっています。
 ファインダー越しに子ども達の動きを追っていたら、すごいことに気がつきました。守りのチームの子ども達が、バッターが打つ時に全員腰を落として構えていたのです。さらに、打った瞬間に、全員が一斉にボールの方に走り出していました。

1月28日(金)

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 4年生は、国語の時間に「ウナギのなぞを追って」という説明文の学習をしています。内容はとてもおもしろいのですが、かなり専門的な語句が出てきたり、理科や社会の知識が必要でもあり、4年生には難しい説明文です。「うなぎは、新月の頃に合わせて、一斉にたまごを産んでいるようなのです。」というところでは、月の満ち欠けとの関係が説明されています。(理科に関する部分)また、海流に乗って稚魚が日本に到達することや、地図上の方位を使って流れてくる方向が説明されています。(社会科に関する部分)
 「ウナギのなぞを追って」を書いたのは、海洋生物学者の塚本勝巳さんです。その内容は、大人が読んでも大変興味深いものになっています。川や湖に生息しているウナギについて、その生態は長年にわたり謎とされてきました。「どうも海に行って卵を産んでいるようだ。」ということぐらいしか分かっておらず、海の中のどこで卵を産み、どのようにして川に戻って来るのかということは、なかなか研究が及んでいませんでした。
 この説明文を読んでまず驚くのが、日本中のウナギが二千キロメートルも離れたマリアナ諸島の海底で産卵をしているということです。(説明文では、この場所を突き止めるまでの苦労を、段落ごとに順を追って説明しています。)なぜわざわざそんなに遠いところまで卵を産みにいかなければならないのでしょうか? さらにびっくりするのが、広い海の中でごく小さなウナギの稚魚を探した調査の様子です。プランクトンネットを使って海水の中から数ミリメートルの稚魚を探していくのは、気の遠くなるような作業だったことでしょう。それだけに、1.6ミリメートルの卵をやっと見つけた時の喜びは、計り知れないものがあったはずです。調査を始めてから36年の年月が経っていたというので、これにも驚きます。(写真上)
 6年生は、国語の授業で「人を引きつける表現」という言葉の学習を行っています。教科書には、「月」の歌の歌詞が例に書かれています。「でたでた つきが」…「出た」が先で「月」が後になっていることで、月が「出た」ということが強調されています。また、「でた」や「まるい」を繰り返し使う効果や、「盆のような」という比喩が使われていることも引きつける表現であると説明しています。
 そこで2組では、教科書で今まで習った物語や詩などから、心が引かれる表現を見つけてノートに書き出す学習をしていました。そして、その表現の工夫が、どのような効果があり、自分はどう感じたかを発表し合っていました。(写真中)
 子ども達は、宮沢賢治の「やまなし」の物語から表現の工夫を多く見つけていました。確かに、それだけ印象に残る表現が満載の物語でした。先日、芥川賞と直木賞の選考結果が発表されました。作家は、一人一人表現の工夫の仕方が独特です。表現のおもしろさに触れるのも、文学を読む楽しさの一つに含まれているように感じます。
 4校時に、1年1組の授業観察がありました。道徳の教科書にある「ちいさなふとん」という資料を使った授業でした。・・・主人公のよしこは、産まれてきた弟を見て、そのかわいらしさから新たな家族の大切さや愛情を感じます。さらに、弟が寝ているふとんに自分が寝ていたことを知り、自分も弟と同じように小さかったことや、大きくなった今ではそのふとんに寝られなくなったことなどから、自分の成長に気づくという話です。
 担任の先生が、実際に赤ちゃんが使うふとんを持ってきて、クラスの子ども達に見せていました。(写真下)自分の家の子どもが小さかった頃のふとんを家から持ってきたそうです。(2〜3年前のものでもないのに、よく今まで保管してあったと感心しました。)
 道徳の内容項目の「生命の尊さ」にあたる授業で、「自分の成長に気づき、自分やその周りに生きている人たちを大切に思う心情を育む」ことをねらいとしています。授業の後段では、「自分が大きく成長したなと思うこと」をワークシートに書かせて発表し合いました。1年生なりに、たくさんの成長を見つけることができました。1年生の子ども達にとっては、体の成長もあれば、心の成長もあります。そしてそれらは、家族の支えや愛情によって促されてきたものです。日々成長している子ども達ですが、自分を見つめ直すとともに、家族の思いを感じ取る時間となりました。

1月27日(木)

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 2校時に、4年1組の授業観察がありました。理科「もののあたたまり方」の単元の最初の授業場面でした。
 単元全体では、金属や水、そして空気のあたたまり方について、実験を通じて調べていきます。今日は、まず教科書の中華鍋で料理をしている写真から、金属のあたたまり方に目を向けさせていました。
 また、NHKの理科教材の動画から、肉や野菜を焼いているところを子ども達に見せました。鉄板を使ってバーベキューをしている場面で、野菜と肉が焼きあがっていく様子が映し出されました。(写真上)同じ温度で焼いていれば、野菜の方が焦げてしまう気がしますが、鉄板の左側の野菜も右側の肉も、ちょうどよい焼き加減です。鉄板をどかしてみると・・・コンロの火は、肉を焼いていた鉄板の右側にだけあたっていました。では、どうして鉄板の左側で野菜を焼くことができたのでしょう。さらに、サーモカメラで写してみると、鉄板の左右で温度が違っていることが分かりました。
 子ども達からは、「コンロの火が鉄板を熱したところから熱が広がっていったのではないか」という予想が多く出ました。日常生活の経験から理由を考えた子がいました。湯飲みを手で触ると、お茶が入っているところはもちろん熱いのですが、湯飲みの上の方も温かくなっています。また、フライパンを使っていて、持ち手のところも温かくなっているということは、多くの子が経験しています。熱が移動する(伝導する)ということについて、次回から理科室で実験をしていきます。
 今日の4年生の音楽の授業では、日本のお祭りの音楽を鑑賞していました。
4年生の音楽の教科書に、「日本のお祭りをたずねて」というページがあります。2ページに渡り、日本各地の有名なお祭りの写真が紹介されています。4年生の音楽では、日本や世界の国々に伝わる音楽を聴き比べて、表現を工夫する学習を行うことになっています。
 先週までのソーラン節の学習に続いて、今日は日本の各地のお祭りの様子を動画で鑑賞しました。京都の祇園祭りに続いて、博多の祇園山笠の様子が電子黒板に映し出されました。博多どんたくとともに、博多を代表するお祭りです。(写真中)
 他にも、様々な日本各地のお祭りを鑑賞しながら、聞こえてきた音に注目させていきます。太鼓や鐘、三味線など、日本独特の音とリズムを聴くことができます。
 さて、音楽の時間になぜお祭りか・・・これは、音楽の起源に関係があります。人類の歴史にとって、音楽ははるか昔、人間が言葉を話すよりも前に音楽が存在したのではないかとも言われています。そして大切なのは、音楽は祭りや踊り、儀式、祈りの手段として世界的に発展してきたということです。(バロック時代も、教会音楽として栄えた歴史があります。)
 5校時に算数教室に行き、3年生の授業観察をしました。今日から新しい単元の「倍の計算」に入りました。基準量や数量の関係を図(テープ図)に表して、計算方法を考えせていきます。数量関係は、どの学年の算数でも扱いますが、ゆくゆくは高学年で「単位量あたりの大きさ」や「割合」につながるとても大切な学習です。
 今日の問題文は、「先生のあた(親指と中指を広げた長さ)は、15cmあります。机の横の長さは、先生のあたの4倍でした。机の横の長さは、何cmですか。」でした。計算(15×4のかけ算になる)は分かっていても、テープ図がうまく書けない子が何人かいました。次回は基準量と基になる量から何倍かを求める問題になるので、図を書くことができないと、どういう計算をしたらよいかが難しくなってきます。
 教科書の最後の方に、「ふりかえり」のページがついています。実は・・・3年生のこの学習の基になる「倍と分数」という学習は、2年生で学習済みでした。2本のテープを比べて、2つ分を「2倍」、半分を「2分の1」ということを、1年前に学習しています。算数の学習は、どの単元も6年間の系統性があって成り立っています。(写真下)

1月26日(水)

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 1校時に、5年1組の授業観察がありました。国語の「想像力のスイッチを入れよう」という説明文の学習でした。
 どの学年も、各学期に1単元ずつ説明文を扱います。今回の5年生の説明文では、「事実と意見の関係をおさえて読み、考えたことを伝え合おう」という単元目標になっていました。
 授業を見ていて難しいなと感じたのが、まず説明文から内容をしっかり理解しなければならないところです。高学年になると、扱われている説明文が長文になり、内容も複雑になってきます。繰り返し読んで、作者の意図することを理解できる力が必要です。また、説明文の要点を自分の言葉で表現する活動も、とても難易度の高い学習です。授業の後半では、グループで意見交流をしていましたが、作者の主張に基づいた自分なりの考えが言えなければなりません。
 他の教科もとても大切な学習ですが、国語の授業が全ての基本になっているということを強く感じます。様々な文章に読み慣れること…よく読書が大切であると言われますが、学年相応の文章を読んで理解する力をつけていくことが重要です。
 来年度の4月に、6年生の全国学力・学習状況調査が予定されています。毎年、国語の読み取りの問題に子ども達は苦戦します。長文を読み、自分の意見を書いたりする問題は、普段のワークテストにはない回答の仕方です。今日のような授業の積み上げも大切になってきます。
 ところで、この説明文の作者は下村健一さんです。ニュースキャスターやジャーナリストとして活躍されている方です。メディアの発信する情報について扱ったこの説明文は、下村さんならではの書き方になっていると思いました。(写真上)
 2校時は、1年2組に教育アドバイザー訪問がありました。初任者研修の一環として、各学期に1回ずつ行われています。練馬区の教育指導課からアドバイザーの先生に来ていただき、授業観察と教員への指導をしていただきました。
 1年生は、算数の時間に「おおきいかず」の学習をしています。2学期までは、40くらいまでの数を扱っていましたが、今回は120程度まで大きな数について学習します。また、昨日の2年生の算数でもお伝えした「数の線」が、今日も1年生で使われていました。数の大小や系列について、数直線を使って説明できるようにする学習です。先生の指示を聞き、どの子もしっかり学習に取り組む様子が見られました。(写真中)
 教室の後ろには、冬休みの課題となっていた「家族にこにこ大作戦」のカードが掲示してありました。生活科の学習として、休み中に自分ができるお手伝いを行うことが宿題として出されていました。大掃除や窓ふきの掃除をがんばった子が何人かいました。また、カレー作りやお雑煮、お節料理と、家の人と料理を作るお手伝いに挑戦した子もたくさんいたようです。カードの下に、「お家の人からメッセージをもらおう」という欄がありました。細かな文字で書かれた、温かなメッセージがたくさん見られました。子ども達への励ましの言葉は、とても大切な評価であり愛情です。ありがとうございました。
 2年2組では、今日から算数の新しい単元「長い長さを はかってあらわそう」に入りました。今まで2年生は、ものさしを使って30cmまでの長さの測り方について学習してきました。今度は、それよりもさらに長いものを測定する学習です。1mという単位や、1m=100cmということについて学習していきます。
 今日は、単元の導入として、昔の長さの単位である「あた」、「つか」、「ひろ」についての学習をしました。「あた」は、親指と中指を広げた長さです。「つか」は、手で握りこぶしを作った指4本分の長さです。どちらも、ものさしで測ることができます。
 一方、「ひろ」は、両手を横にいっぱい広げた指先から指先までの長さを言います。ものさしでは測り取れません。そこで、紙テープで「ひろ」にあたる長さを測り取り、ものさしを使って長さを調べました。(写真下)
 30cmでは到底足りないので、何度もテープに印をつけながら苦労して長さを調べていきます。・・・今日の学習は、もっと長いものを測る道具や単位の必要性を感じさせるために行っています。次回から、1mのものさしが登場します。

1月25日(火) その4

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 3校時に、図工室の授業観察に行きました。6年1組の授業でした。展覧会の直前ということで、作品の完成に向けてどの子もがんばっていました。
 6年生の共同作品は、「段ボールの街〜カラフルタウン」です。段ボールを自由にデザインして建物を作り、全員の作品を並べて「街」にするという共同制作です。
 一人に一つずつ、大きな段ボールが材料として与えられていました。よくこんなに段ボールを集めたな…と思い、図工専科の先生に聞いてみたところ、ずっと前から学校で出る段ボールを少しずつ集めていたそうです。そういうところから、すでに展覧会に向けた構想と準備が始まっていたわけです。
 子ども達は、段ボールカッターを使って窓や扉を作っていました。そして、アクリル絵の具を使ってはっきりとした色に仕上げていきました。(写真上)
 クラスの何人かは、立体作品の「携帯びょうぶ」がまだ未完成で、そちらを優先に取り組んでいました。1週間後には、体育館の会場に作品を運び込まなければなりません。どの学年も、子ども達よりも先生の方が展覧会に向けて焦り始めてきています。
 6校時に、5年生が展覧会の会場準備の作業を行っていました。体育館にあるマットや平均台を片づけたり、展示台として使うために卓球台や長机を運び込んだりしました。(写真下)
 学校行事では、高学年のこうした役割が重要です。5年生にとっては、初めての経験でした。これから最高学年になると、行事の準備や片づけ時に必ずみんなで働く機会があり、一人一人の取り組みが注目されます。来週、展覧会の会場に入った時、「自分たちが準備に加わり、学校を支えたんだ」という気持ちを誇らしく感じてほしいと思います。

1月25日(火) その3

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 今日から、3学期の授業観察が始まりました。校長と副校長とで、先生方の授業を1時間ずつ見て指導し、授業改善や指導力向上に結び付けていきます。
 今日はまず1校時に、5年2組の理科の授業を見に行きました。「ふりこの動き」の実験をする場面の授業でした。振り子の振幅にかかる時間を「おもりの重さ」や「振り子の糸の長さ」、「振幅の角度」の条件を変えながら調べていく学習です。
 以前、1組がおもりの重さを変えて実験しているところをホームページでお伝えしました。今日の2組の実験は、「振り子の振幅の角度を変えると往復する時間はどうなるか」という実験でした。今までの実験では、「おもりの重さを変えても振り子の往復の時間は変わらないこと」と「振り子の長さによって往復の時間が変わること」が明らかになっていました。今回は、振り子の振れ幅の角度が小さい場合と大きい場合とでどう違ってくるのかを実験することになりました。(写真上)
 子ども達の予想では、振れ幅を変えても往復にかかる時間は変わらないという考えが多かったようです。中には、振り子が移動(おもりの部分が動く)する距離が違ってくるから、往復の時間が変わるのではないかという予想もありました。
 実験の結果は、振れ幅を変えても振り子の往復の時間は変わりません。・・・結局、振り子の振幅の時間を左右するのは、「振り子の長さ」のみであるということが分かりました。
 昔は、どこの家庭にも柱時計がありました。時計の進み方が早かったり遅かったりした場合は、時計の下についている振り子のおもりを調節ねじで上下させたものです。おもりの位置を変えることで、振り子の長さを変える(振幅の速さを変える)ということを行っていたのです。
 2校時は、2年1組の授業観察に行きました。算数の「1000より大きい数をしらべよう」という単元の授業でした。この単元では、10000までの数の読み方や表し方、さらには数の大小や順序について理解させ、数を用いる能力をいっそう高めることをねらいとしています。今日の授業は、単元の最後の方の学習でした。
 まず、数の線から3800の場所を探す問題から始まりました。「数直線」という言葉は3年生で習います。低学年では、「数の線」という言い方をします。また、今日の学習では、3800をいろいろな見方で表す方法を考えさせました。「3800は、3000と800を合わせた数」とか、「3800は、100を38個集めた数」…などです。子ども達は、友だちが思いつかない意見を発表しようと、いろいろな数の表し方を進んで考えていました。(写真下)

1月25日(火) その2

 全校朝会では、引き続き感染症予防についての話もしました。
・・・先週金曜日から、東京都にまん延防止等重点措置が出されました。練馬区の小学校でも、感染症対策のために再び学校での活動が制限されることになりました。変更内容については、昨日、プリントが配られました。
 全国的に、小中学生などの子ども達にも感染が広まっています。始業式の日にもお話ししましたが、今まで以上に感染予防を徹底していかなければなりません。
 まず、マスクの着用はどうでしょうか。マスクがぶかぶかで、よくずり落ちてきている様子を見かけます。ちょうどよい大きさのマスクにしたり、きちんと直したりするようにしましょう。また、マスクをしていても鼻が出ている子がいます。正しくは、口と鼻をおおうようにマスクをします。
 もう一つは、給食の時の黙食です。マスクを外した時に一番感染リスクが高くなると言われています。マスクを外したら、一切話をしてはいけません。
 また、日頃の体調管理にも注意が必要です。朝、検温をして平熱であったとしても、頭が痛いとかだるいという、普段と違う感じがあったら、すぐに家の人に伝えて学校を休むようにしてください。
 最後に、新型コロナウイルスをきっかけとした差別や偏見がないようにするということについて話します。今までのインフルエンザのように、目に見えないウイルスで感染する病気です。そして、だれもがかかってしまう可能性のある病気です。今日も学校を休んでいる人たちがたくさんいます。家族の人が感染したので念のため休んでいるという場合もあれば、体調が悪くて休んでいる人、あるいは感染症が心配で家の人の判断でしばらく休んでいるという人もいます。学校を休んでいる人のことを勝手にうわさをしたり、差別したりすることがあってはならないことです。
 新型コロナウイルスに打ち勝つためには、周りの人への思いやりの気持ちが一番大切です。・・・

1月25日(火) その1

 今週から、全校朝会をまたZoomを使って行うことにしました。そして、Zoomがつながりやすいように、火曜日の朝に行うようにしました。
 今日は、「一粒の米」という話をしました。
・・・この黒い紙の上に何かついているのですが、見えるでしょうか? よく見ると、お米の粒が一粒あります。今日は、「一粒の米」というお話をします。
 今から300年ほど前の江戸時代に活躍した新井白石についてのお話です。新井白石は、江戸幕府の将軍を助けて、日本の政治を推し進めるほどのすばらしい学者として有名な人物です。その新井白石は、小さい時から勉強に対する才能を発揮していました。わずか3歳で、お父さんが読んでいる難しい書物をそっくり書き写すことができたと言われています。
 しかし、そんな白石も人間です。子どもの頃は、よく勉強をサボって遊んでばかりいる時がありました。何度声をかけても学問をしようとしない様子を見て、お父さんは白石を呼び、一粒の米を見せながら次のような話をしました。
 「この一粒の米を大きな米びつの中から取ったとしても、お米が減ったかどうかは分からない。しかし、毎日一粒ずつ米を取り続け、1年間か2年間したら、米が減ったことに気がつくであろう。逆に、米びつに一粒の米を加えても、お米が増えたかどうかは分からない。しかし、1年や2年の間、毎日一粒ずつ加えていると米が増えたことが分かってくる。学問や勉強も同じだ。1日だけ勉強したり練習したりしても、すぐにりこうになったり上手になったりするわけではない。でも、毎日毎日、ほんの少しずつでも努力を続けると、これが1年後、2年後には、りこうになったり上手になったりしたことがよく分かってくるものだ。」
 それからというもの、父親の言葉を聞いた白石は、一粒の米粒を机の上にお守りとしていつも置いておくようにしました。怠けようという心が起きた時には、その米粒を見て気を引き締めたそうです。
 さて、みなさんは、毎日続けて努力をしていることにどんなことがありますか? 毎日の宿題を行うこともそうですし、黒板の文字をノートに書き写すことや漢字の練習、計算ドリルの問題に取り組むことも毎日のように行っています。また、なわとびの練習も、2週間毎日「なわとび旬間」としてがんばっていましたよね。どんな勉強も、1日や2日でできるようになるものではありません。毎日の積み重ねをしっかり行っていくことでできるようになってくるのです。1年生として小学校に入学して、6年間かけて6年生の難しい学習ができるようになります。さらに中学校、高校と学習が続いていくわけですから、毎日の努力はこれからも欠かせません。
 スポーツや楽器の演奏を習っている子にとっては、練習を毎日続けることの大切がよく分かるのではないでしょうか。1日たりとも練習を無駄にするなと指導されているはずです。
 勉強やスポーツ以外にも、毎日続けることが大切なものがたくさんあります。あいさつを毎日しっかり行うことや、係や委員会の仕事に責任をもって取り組むことなどです。子どもの頃、これらを繰り返し続けていくことは、将来の自分の姿を立派なものにしていきます。いつかたくさんのお米になるために、毎日の一粒のお米を大切にしていきましょう。・・・

1月24日(月)

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 今日から、校内書き初め展が始まりました。各教室の廊下に、3学期に入ってから書いた書き初め作品が展示されています。1,2年生は硬筆で、3〜6年生は毛筆で書きました。
 何枚か清書した中から、一番よく書けた作品を選んで台紙に貼りました。硬筆は色画用紙に、そして毛筆は雲華紙(うんかし)に貼りました。台紙に貼って全員の作品が一斉に展示されると、一人一人の作品がより一層映えて見えるようになります。(写真上)
 昨年に続き練馬区の連合書写展は中止になり、各学校で開催することになりました。それぞれの学年から、代表作品を選出しました。多くの先生方で審査し、優秀作品には金色の紙が貼られています。選ばれた子ども達には、来月の全校朝会で表彰する予定です。
 今週と来週の放課後、保護者の皆様にも公開いたします。ぜひ子ども達の力作をご覧ください。(15時30分〜16時30分、2/5(土)は13時〜16時にご覧いただけます。)
 4年生の書き初めを見ながら、2組の子ども達に聞いてみました。ひらがなの「る」の字が難しかったようです。3年生以上の書き初めには、漢字とひらがなが入っていますが、確かにひらがなでは4年生の「明るい心」が一番難しそうです。
 また、書道を習っている子が何人かいることも分かりました。そのうちの一人の子が「もうすぐやめちゃうんです…」と話していました。他の習い事が忙しくなってきたためのようでした。私も子どもの頃、書道を習っていました。2年生から5年生まで通い続けました。ただ、辞めた理由は、遊びに忙しくなったからでした。
 3年生の音楽の時間に、鑑賞教材として「白鳥」(サンサーンス作曲)を聴いていました。チェロの音色を味わって聴くとともに、チェロやピアノの旋律をもとに情景を想像しながら聴くことをめあてとした学習です。(写真中)
 「白鳥」は、フランスの作曲家 サンサーンスが作った「動物の謝肉祭」という組曲の中の1曲です。チェロの優美な旋律が有名な曲です。ピアノ伴奏付きのチェロの独奏曲としても人気の曲です。
 チェロの旋律は、湖を優雅に泳ぐ白鳥の姿を感じさせます。一方のピアノの伴奏は、キラキラと輝く湖面を表しているかのように聴こえます。3年生の子ども達は、どのような感想をもって聴いていたでしょうか。と、その前に、実際の白鳥が優雅に泳ぐ様子を見たことがなければ分からないでしょうね。光が丘公園にはカモはいても白鳥はいないでしょうし、石神井公園には白鳥の形をしたボートはありますが、本物の白鳥はいません。
 私の住んでいる埼玉県川島町は、白鳥が冬にやって来ることで有名です。(有名な割には知られていませんが…)越辺川の中流に流れの緩やかな場所があり、毎年11月頃にシベリアから白鳥が渡ってきます。最近の情報では、80羽近く見られるそうです。実際に白鳥を間近に見ると、とても大きくて真っ白で、ゆったりと水面を移動する様子に魅了されます。そして、この曲が白鳥をイメージして作曲されたことに納得するでしょう。
 5校時に、6年生が来月行われる「6年生を送る会」の準備をしていました。先週、2年生が学年の出し物の動画を撮影していることをお伝えしました。その後、他の学年もビデオカメラを使い、学年の出し物を動画に収める準備を進めています。今日は、1年生と3年生がビデオ撮影をしていました。
 6年生を送る会では、卒業を祝ってもらう側の6年生も出し物があります。全校児童へのお礼の出し物です。6年生は、いくつかのグループに分かれて、1〜5年生にメッセージを伝えるための出し物を計画しています。6年生の出し物はプログラムの最後の方です。「さすが6年生!」と全校児童に思われるような内容にしなければ…というプレッシャーを感じながら、現在動画の準備中のようでした。(写真下)

1月21日(金)

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 1校時に2年生が体育館に集まり、体育発表会で取り組んだ「よっちょれ」を踊っていました。鳴子を両手に持ち、楽しそうに踊っていました。(写真上)
 来月16日(水)に、全校での今年度最後の行事となる「6年生を送る会」があります。その中に「各学年からの出し物」があり、卒業する6年生に感謝の気持ちを込めた出し物を行うことになっています。2年生は、6年生に感謝のメッセージを伝えた後、自分たちががんばる姿を見せてお祝いの気持ちを表すことにしました。
 しかし、今年もコロナ禍のために、全校児童が一堂に集まることができません。そこで、学年の出し物をビデオに収録し、送る会の当日に各教室で見てもらうことにしました。先生がギャラリーに上がり、ビデオカメラを構えて撮影していました。本来だったら、6年生の前で踊って見せたいところです。感染状況がまた厳しくなってきた最近では、こういう対応も致し方のないことです。
 5年生の国語「方言と共通語」の学習に合わせて、方言の授業がありました。出前授業の講師として、説 寿弘 先生に来ていただきました。説先生は、昨年まで区内の幼稚園の園長先生をされていました。そして、さらにその前は、開進第一小学校の校長をされていて、その時の副校長が私でした。
 鹿児島県の喜界島のご出身で、方言だけで話をされると、「何語?」と思うくらい何を話しているのかさっぱり分かりません。授業では、方言の話だけでなく、喜界島の自然や子どもの頃の話まで、次々と楽しいお話をしていただきました。
 特にすごかったのは、サトウキビの実物を持ってきて、実演して見せていただいたことです。子ども達の目の前で自らの歯を使い、バリバリと皮をむく「すご技」を披露していただきました。これは、子どもの頃からおやつ代わりにサトウキビをかじっていた島の人だからできるすご技です。決して我々は真似をすることができません。(歯がボロボロになるでしょう。)竹のように固いサトウキビの皮を歯でむき、中身の繊維質を口に含んで甘い汁を吸う姿は、野獣のようにさえ見えました。
 今回は、各クラスで手品も披露していただきました。私が副校長の時に3年間ご一緒させていただきましたが、その頃から先生の得意技でした。よく、校長室に子ども達を集めて手品を見せていました。また、夏休み中に研修会にまで出かけ、技を磨かれていました。(どこまでも研究熱心な先生です。)今日の手品の様子を見ていると、当時よりも格段に自信をつけられたように思います。(写真中)
 5校時に、1年2組で外国語活動の授業が行われていました。「たべものにしたしもう」という内容で、ALTのダニア先生から英語での食べ物の言い方を教えてもらいました。
 ホットドッグやハンバーガー、サンドイッチは、日本語での発音とアクセントなどに違いがあります。他にも、子ども達が大好きな「フライドポテト」の絵が出てきました。英語では、「Fried potato」ではなく、「French fries」になります。さらに味噌汁は、「Miso soup」で、おにぎりは「Rice ball」と教えてもらいました。(写真下)
 昨日は、2年生の外国語活動の研究授業がありました。来月は、1年2組で研究授業が予定されています。後ろのロッカーの上にビデオカメラがセットされていました。今日の授業を録画していたようです。後で分科会の先生方に見てもらい、今後の指導に生かしていくためなのでしょう。本校の先生方も研究熱心です。

1月20日(木)

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 1年1組で、展覧会の作品につける名札を作っていました。書き初めと同様に、自分の名札も大切な作品の一部であることを説明し、ていねいに書くように指導してから始めました。(写真上)
 まずは、鉛筆で下書きをしました。年末年始の書き初めで、何度も自分の名前を練習してきたこともあり、みんなとても上手に書けていました。書き終わったら、担任の先生に点検をしてもらいました。展覧会に出品する絵につける名札です。枠いっぱいに大きく書かれていなければ、自分の作品を見つけてもらえません。もう一度大きく書くように、やり直しをすることになった子もいました。
 最後は、名前ペンで清書してから作品に貼りました。先日、展覧会のプログラムが配られました。1年生の平面作品は、「おしゃれなカラス」です。2学期に何週間にも分けて、ていねいに製作してきた力作です。カラスは黒い体をしていますが、「おしゃれ」なだけに、とてもカラフルな羽がついたカラスに描かれています。当日をお楽しみに…。
 音楽室から、きれいなソプラノの歌声が聞こえてきました。「旅立ちの日に」の歌をピアノを弾きながら先生が歌っていました。子ども達は、歌集を見ながら口ずさんでいました。いよいよ卒業式に向けた歌の練習のスタートです。(写真中)
 この歌は、今から30年ほど前に、埼玉県の中学校の教員によって作られた合唱曲です。作詞は当時の校長で、作曲は音楽の先生が行いました。しばらくはその中学校だけで歌われていましたが、やがて周りの学校、全国の学校へと広がり、卒業ソングの定番として認知されるようになりました。
 この曲を聴くと、いよいよ卒業式が近づいてきたなという感じがします。呼びかけの最後に卒業生が「旅立ちの日に」を歌うと、会場内で多くの人がそっと涙を拭う姿が見られるものです。6年生の子ども達は、まだそういう気持ちからは遠いようです。しかし、しっかり歌い込んでいくうちに、じわじわと「卒業」が実感できるようになってくるでしょう。
 一つ心配なことは、卒業式当日に歌うことが可能かどうかです。感染者数が急激に増え、学校での活動にもそろそろ制限がかかりそうです。
 5校時に、2年2組で外国語活動の研究授業がありました。低学年に外国語活動の授業をしているのは、旭町小の特色ある教育の一つです。(通常の学校では、3年生から外国語活動が始まります。)
 今日の授業では、好きなスポーツのたずね方や答え方を練習し、友達同士でコミュニケーションを図る活動を行いました。体を使って会話を楽しむ姿が、低学年の外国語活動にぴったり合っているとともに、とてもかわいらしく感じられました。何よりも子ども達が、外国語活動を楽しみながら取り組んでいるということが感じ取れる授業でした。(写真下)
 感染症対応のために、今回の研究授業も教室内に入る教員の数を減らしています。他の先生方は、別の教室からライブ配信を通じて参観していました。

1月19日(水)

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 明日は「大寒」です。今週もとても寒い日が続いています。今朝は、北風は弱くなりましたが、旭町小の辺りでは氷点下になったようです。南門付近に霜柱ができ、登校してきた子ども達が足を踏み入れ、サクサクという感覚を楽しんでいました。
 1校時に、1年1組の子ども達が中庭にやってきました。生活科の「きせつとなかよし ふゆ」の単元に、「ゆきやこおりであそぼう」という学習があります。年明けの寒波の影響で、中庭の池には毎日氷が張るようになりました。1,2学期は、メダカやオタマジャクシの観察で中庭の池を利用してきましたが、冬の時期も生活科にとって欠かせない場所となっています。
 氷が張ってキラキラと光る水面を、最初のうちはのぞき込むように観察していました。「触ってみてごらん」という先生の言葉に、子ども達は恐る恐る手を伸ばしていきました。冷たい、硬い、つるつる、ごつごつ・・・手にいろいろな感覚が伝わってきます。(写真上)
 やがて一人が氷を砕いてつかみ取ると、次々と池の中から氷を持ち上げ、手に取る子が増えてきました。厚さが2〜3センチ以上もある氷に、みんなびっくりしていました。
 冬の間は中庭にほとんど日が差さないため、きっとすぐにまた氷が張ることでしょう。バケツに水を入れて、一晩外に置いておくだけでも氷を作ることができます。雪で遊ぶには天気次第となりますが、氷や霜で遊ぶのは今の時期がチャンスです。
 6年生は、理科の時間に「私たちの生活と電気」の学習をしています。電気は、生活の中のいたるところで使われていて、子ども達にとっても身近なものです。今までの理科の学習では、乾電池を使って豆電球の明かりをつけたり(3年生)、モーターを回転させたり(4年生)してきました。
 今日は、2組の教室で「つくったりためたりした電気は、乾電池の電気と同じようなはたらきをするのだろうか」というテーマで実験をしていました。「作る電気」として、手回し発電機を使います。ハンドルを回すと発電し、豆電球をつけたりモーターを回転させたりするための電気が生じます。手回し発電機は、災害用のライトやラジオに使われています。また、自転車のタイヤの回転でライトを点けるのも同じ原理です。(写真中)
 もう一つ、「作る電気」として、太陽電池(光電池)を使います。太陽光や電灯(保健室から健診用のライトを借りて教室に用意していました。)をあてると、やはり豆電球をつけたりモーターを回すことができます。
 一方、「ためる電気」の実験には、コンデンサーを使います。手回し発電機にコンデンサーをつなぎ、しばらくハンドルを回すと、充電することができることを確かめました。コンデンサーは、スマートフォンやタブレットを始め、ほとんどの電化製品に使われている電子部品です。手回し発電機とともに、小学校の理科の実験で扱うようになり、もう10年以上になります。一方、光電池は、以前は4年生で学習していました。昨年度の教科書から、6年生で扱うことになっています。
 3年生は、これから総合の学習の時間に「安全マップづくり」に取り組んでいきます。4校時に、学年全員がタブレットを持って体育館に集合し、これからの学習の進め方についての指導を受けていました。
 安全マップは、自分たちが普段使っている道路を調べ、危険個所を地図に書き込んでいく学習です。危険個所とは、交通安全にかかわる場所や、不審者に遭いやすい場所をいいます。今後、実際に外に出て、道路を歩きながら調べていくことになりますが、室内でも道路を確認する良い方法があります。Google マップの「ストリートビュー」を使う方法です。
 体育館では、最初にタブレットを開き、「ストリートビュー」の使い方を子ども達に指導していました。ストリートビューは、世界中の道路沿いの風景をパノラマ写真で提供するGoogleのインターネットサービスです。地図からクリックすると、旭町小の正門前の道路がすぐに現れました。向きを変えたり、道路を進んで場所を変えていくことができます。(写真下)
 このストリートビューを作成するために、日本中の道路という道路を撮影しているGoogleの地道な努力があります。グーグルカーと呼ばれる、車の上に天球カメラを搭載した車があちこちを走っているそうです。私は、一度だけその車に出会ったことがあります。(コンビニの駐車場で休憩してました。)

1月18日(火)

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 1年2組で道徳の時間に、「にほんの あそび」という学習をしていました。道徳の内容項目の「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」にあたる学習です。
 まず、日本の伝統的な遊びについて描かれた絵を見て、どんな遊びなのか、知っていることや自分たちの経験したことを話し合います。そこから日本に伝わる遊びのよさについて考えさせていき、日本や郷土への愛着を深め、親しみをもって生活しようとする心情を育てていきます。
 伝統的な遊びとして、お手玉やあやとり、福笑い、メンコ、竹とんぼ、ヨーヨーなどの絵が提示されていました。ちょうど生活科の昔遊びの学習でも体験しているところなので、子ども達にはなじみのあるものばかりでした。(写真上)
 授業の後半は、みんなでカルタをして遊びました。使ったのは、昔ながらの「いろはかるた」です。江戸時代後期に始まったといわれるカルタの一種です。いろは四七文字に「京」の字を加えた四八字を頭にして、様々なことわざの内容が絵になっています。「い」は、「犬も歩けば棒に当たる」、「ろ」は、「論より証拠」、「は」は、「花より団子」です。確かに、昔はカルタ遊びを通じてことわざを覚えたものでした。
 先日は、6年生の「ナップザック」作りについてお伝えしましたが、今日は5年生の家庭科作品の紹介です。5年生は、2学期から「トートバッグ」の製作に取り組んできました。1学期から家庭科の学習が始まり、裁縫道具の使い方を練習してきました。また、2学期からはミシンの使い方を覚え、それらを応用してトートバッグ作りをしています。
 今日は、まずバッグの袋の口の部分を、ミシンでぐるっと一周縫うことに挑戦していました。布を3つ折りにしてアイロンがけをしてからミシンをかけます。真っすぐにそろえてミシンをかけていくのが難しそうでした。
 さらにそれが出来上がった子から、持ち手となるテープを取り付けました。テープは、丈夫に取り付けるために、下向きにして縫ってからテープを上向きにして、さらにもう一度縫います。この部分にもミシンを使うため、子ども達には更なる集中力が必要になりました。黙々と取り組む姿が見られました。(写真中)
 展覧会が再来週に迫ってきました。それまでに何とか…と、先生達にも少しずつ緊張感が表れてきたようです。展覧会の会場では、ぜひ持ち手のテープの縫い目にも注目してご覧ください。
 3年生は、社会科の時間に昔の道具について調べています。2組では、タブレットPCを使っていろいろな昔の道具類を検索して調べていました。
 昔のテレビについて調べていた子がいました。昭和30年代頃までは、今のようなカラーではなく、白黒テレビでした。また、現在のような薄い画面ではなく、ブラウン管方式の箱型のテレビでした。そして、チャンネルはダイヤル式です。
 洗濯機を調べていた子がいました。洗濯機は、時代によって様々ですが、昭和の後半は二槽式の洗濯機が一般的でした。洗濯槽と脱水槽が別々になっているのが二槽式洗濯機です。その後、全自動洗濯機に変わっていきました。しかし、意外に現在でも二槽式は根強い人気で、査定額が高くつくそうです。
 昔のミシンを調べていた子がいました。電動になる前の「足踏みミシン」です。(写真下)私が子どもの頃、自分の家にもありました。とてつもなく大きくて重くて、現在なら置き場に困ることでしょう。足でペダルをパタパタと踏むとベルトが回り、ミシンの針が上下する仕組みです。面白そうで動かしてみたくなりますが、子どもが触ると叱られたものです。

1月17日(月)

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 1年生は、国語の時間に「たのしいな ことばあそび」という学習をしています。「まと」の上に「と」をつけて「とまと」のように、ある言葉に一文字を増やして別の言葉に変身させる言葉遊びをしています。(写真上)
 「いか」の上に「す」をつけると「すいか」になり、間に「る」を入れると「いるか」になります。さらに、下に「だ」を増やすと「いかだ」という言葉ができます。教科書には、それぞれの絵がヒントとして描かれているので、子ども達はすぐに分かったようです。さらに応用して二文字を増やしたり、濁点( ゛ )をつけたりして変身させていくと、子ども達はいろいろな言葉を見つけていきます。
 ところで、「いかだ」は1年生にはなじみのない単語なのでしょうか。「知らない」という子が何人かいました。確かに、本物のいかだに乗ったことがある子はいないでしょうし、なかなか見る機会もありません。テレビや本の中で見たことがある程度でしょうか。子ども達は、日々たくさんの語彙を獲得していきます。テレビや本、マンガなどから得る言葉も大切ですが、様々な経験や親子の会話を増やすことによって言葉を獲得させていくことも重要です。
 6年生は、国語の時間に「メディアと人間社会」という説明文の学習をしています。昨年改定になった教科書から新しく入った教材で、作者は池上彰さんです。教科書には、ご本人の写真も載っています。(写真中)
 池上さんについては、テレビにも多く出演されている方なので、子ども達もよく知っているでしょう。元NHK記者からスタートし、現在はフリージャーナリストとして活躍中です。NHKにいた時は、週刊子どもニュースという番組の初代お父さん役を長らく務めていたことでも有名です。
 NHKを退社後もテレビの各局からの出演依頼が多いのは、その分かりやすい解説の仕方にあるのではないでしょうか。そして、なんでも実によく知っていると感心するほどの情報量をもっている方です。その池上さんが書いた説明的な文章なので、小学生にも受け取りやすいということで教科書に採択されたのでしょう。
 6年生の国語の授業では、文章全体の構成を考えながら読み、各段落の要旨をとらえることを中心に学習を進めていきます。全体は、「始め・中・終わり」に分けられ、「中」にあたる段落では、歴史的な順序に合わせたメディアの登場について説明しています。「文字を使った伝達」から始まり、「電波」、「映像」、「インターネット」と、段落ごとに各メディアについて紹介しています。そして最後の段落では、「人間の欲求を意識してメディアとつき合うことの大切さ」を筆者の主張としてまとめています。いかにもメディアで活躍されている池上さんらしい文章だなと感じました。
 5,6校時に、体育館で4年生の「染め物出前授業」が行われました。4年生は、社会科の学習で東京都の伝統工芸について学習しています。新宿区の神田川沿いや妙正寺川沿いには、染め物の工房がたくさんあります。昔は川の水を使って染めた布を洗っていたことから、川沿いに染め物職人が集まったと言われています。
 東京に残っている染め物の一つに、「東京染小紋」があります。江戸時代から続く伝統を守り、今も伝統工芸士の手によって、一つ一つ手作業で文様が染められています。
 今日は、東京都の染色工業協同組合に所属されている金田さんから、4年生に出前授業をしていただきました。実際に、東京染小紋の反物を見せてもらいました。間近で見ると、とても細かな文様が染められていることに驚きます。さらに、その文様を絹の織物に染めるための型紙も見せてもらいました。柿渋で染めた専用の和紙が使われ、とても細かな文様が彫られていました。型紙を作る職人さんの技術も相まって東京染小紋ができていることが分かりました。
 また、腰や目に負担のかかる作業であることから、技術以外に体力的な負担のかかる伝統工芸であることも分かりました。代々伝統を守っている金田さんの技術が、今後も日本の伝統工芸として続いていってほしいと思いました。(写真下)

1月14日(金)

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 3年生は、理科の時間に「じしゃくのふしぎ」の学習をしています。じしゃくに引きつけられるものを調べたり、N極とS極の2つの極の性質について調べたりしていきます。
 3,4校時に、1組が理科室で実験をしていました。空き缶やコップ、はさみ、アルミホイル、割りばしなど、身近なものを集めて、棒磁石に引きつけられるかどうかを一つずつ調べていきました。
 磁石は、日常的によく使われているものであるため、子ども達にとっては身近な学習材です。ランドセルや筆箱、黒板に留める磁石など、「引きつけられる」という感覚にはなじみがあるでしょう。しかし、磁石の力は目に見えないものであるところに、不思議さや難しさがあります。また、2学期末に学習した、電気を通すものと通さないものの結果と混乱しやすいという難しさもあります。
 理科室には、空き缶が2種類ずつ用意してありました。コーヒーの空き缶には磁石が引きつけられますが、ジュースの缶には反応しません。(写真上)子ども達は、缶の手触りや重さ、そして「スチール」と「アルミ」の材質表示から「磁石は鉄製のものを引きつける」ことに気づいていきます。はさみも、材質の違いで磁石につくものとつかないものがあります。そして、釘やクリップは磁石についても、10円玉(銅)やアルミホイルは磁石につかないことから、結論が次第に明らかになっていきます。
 ちなみに、現在の日本の硬貨で磁石につくものはありません。ただし、昔の50円玉(今より少し大きめ)は、磁石につきました。
 6年生は、家庭科の時間にナップザックの製作に取り組んでいます。1学期に希望するデザインの布を選び、製作キットを購入しました。途中で様々な家庭科の単元を学習したり、調理実習も行いながら、ナップザックの製作はずっと続いてきました。3学期に入り、展覧会(2月初め)が近づいてきたこともあり、いよいよ最後の仕上げの段階に入っています。
 1,2校時に1組、5,6校時に2組が家庭科室で授業を行っていました。ミシン縫いで苦戦していた子や、最後の紐を通すのに苦労していた子がいたようですが、クラスの半数近くは完成したようです。展覧会に向けて、学年の先生方も少し気が楽になったようでした。(写真中)
 4年生は、理科の時間に「季節と生物(冬)」の学習をしています。春から夏、秋と、四季を追いながら動物や虫、植物の生態の様子を観察してきました。冬は、秋まで盛んに見ることができた虫の姿が見られなくなりました。でも、鳥は寒い最中でも見かけます。植物の様子はどうでしょうか。
 実際に校庭に出て、今まで観察してきた草木や樹木に目を向けてみました。校庭の西側にあるヘチマやツルレイシの畑は、すっかり枯れてしまっています。また、年間を通して観察してきた桜の木は、秋に葉を全て落とし、枝のみが残っています。
 2組の子ども達が、三角すべり台のてっぺんに上がり、桜の枝先を触りながら観察していました。(写真下)直接手に取って調べてみると、細い枝の先の先まで、ぴっしりと芽がついていることが分かります。さらにその芽をよく見ると、2種類あることが分かりました。やや丸みのあるのが「花芽」で、成長すると花になるつぼみの赤ちゃんにあたる芽です。また、少しとがった形をしているのが「葉芽」で、将来は葉っぱや枝が伸びてくる芽です。
 2月、3月と期間を置いて観察すると、気温の上昇とともに芽がふくらんでくる様子が分かるはずです。こんなに北風が冷たく吹いていても、桜の木はじっと春の開花と葉を茂らせる時を待っているのですね。

1月13日(木)

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 6年生は、総合の時間に、「自分を見つめて」という学習を始めています。卒業を前に、12年間にわたる自分自身の成長を見つめ直すことをめあてとした学習です。自分が生まれた頃の様子を知り、たくさんの人に感謝の気持ちをもつとともに、卒業後の生活に希望を抱かせる…という流れで学習を進めていきます。
 1組の教室では、自分が生まれた年のおもな出来事を調べていました。6年生の子ども達が生まれたのは、2009年(平成21年)の4月から2010年(平成22年)の3月までです。今から12年前・・・どんなことがあったと思いますか?
 子ども達は、タブレットPCを使って検索しながら調べていました。国内でのトップニュースは、8月の衆議院選挙で政権交代があったことでした。あれから12年か…という思いがします。そして、2位のニュースは、「新型インフルエンザが全国で猛威をふるう」でした。コロナ禍で苦労している現在ですが、昔も同じような感染症パンデミックがありました。豚由来のインフルエンザで、世界的に流行した感染症でした。「タミフル」という薬の名前が広まったのもこの頃でした。
 それ以外のニュースとして、7月22日の皆既日食ブームがあります。(写真上)日本では46年振りとなる皆既日食が見られるということで、だいぶ前から日本中の人達がワクワクしていました。当時、私は副校長をしていましたが、「直接太陽を見ないように指導すること」という連絡が役所から届いたことを覚えています。
 太陽を観測するための専用サングラスが、国内で飛ぶように売れました。しかし、当日の天候が悪く、東京ではほとんど見ることができませんでした。皆既日食ツアーとして、奄美列島まで出かけて行った人たちがいましたが、実際に見ることができたのはいくつかの島だけでした。
 6年生の総合の学習に対して、2年生の生活科でも同じような学習が行われています。「あしたへつなぐ 自分たんけん」という学習で、自分の成長を振り返り、これまで支えてくれた方々に感謝の気持ちをもつという内容です。
 1組では、自分が0歳の頃や1〜2歳の頃の様子について調べる計画を立てさせていました。調べ方は、もちろん自分の家の人に話を聞く(インタビューする)ことになります。自分が小さかった頃のどんなことを聞いてこようかなと、隣りの子と話し合いをしていました。(写真中)
 家の人は、いろいろ話してあげることがありそうですね。写真や母子手帳を見せてあげながら話をすると分かりやすいかもしれません。また、病気やけがをして心配したことなども語ってあげましょう。子ども達は、インタビューした内容をもとに自分の成長をまとめていきます。
 昨日の2年生に続き、6年生も音楽の時間に鑑賞の授業が行われています。6年生は、和楽器の音色を味わう鑑賞教材として、宮城道雄が作曲した「春の海」を聴いていました。(写真下)授業では、尺八の特殊な奏法についてのDVDも子ども達に見せていました。吹き方や穴をふさぐ指の動かし方に様々なやり方があることが分かりました。
 「春の海」は、お正月の音楽として、誰もが耳にしたことがある曲です。というか、必ずお正月のテレビ番組やCMなどで、箏が奏でる「チャン チャラリラリラリン♪」が聞こえてきます。この曲は、宮城道雄が35歳の時に作曲した、箏と尺八の二重奏です。作曲されたのは、100年近く前の昭和4年です。西洋音楽が入ってきたばかりの当時の日本にとっては、とても前衛的な曲だったはずです。
 その後、和楽器を西洋音楽に融合させて作曲した日本の音楽家が次々と現れます。代表的な作曲家に武満徹が挙げられます。代表作の「ノヴェンバー・ステップス」は、琵琶と尺八とオーケストラのための音楽作品で、世界に武満の名前を知らしめました。

1月12日(水)

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 1年生は、生活科の時間に「きせつと なかよし ふゆ」の学習をしています。冬の様子を見つけに行ったり、雪や氷で遊んだりと、冬ならではの楽しみを体験する学習です。その中に、「北風と遊ぼう」という学習があります。風を使った遊びで、今の時期といったら、「凧あげ」です。
 1校時に、2組の教室では凧作りに取り組んでいました。1年生は、生活科の教材として凧を組み立てるセットを購入しました。凧の本体は、不織布製で、絵を描くことができるようになっています。先週の土曜日に、凧に自分の好きな絵を描くところを授業公開しました。今日はその続きとして、しっぽを取り付け、タコ糸を結んで完成です。
 糸を結ぼうとしている場面で教室に入ったところ、子ども達の顔つきが少々険しい様子でした。タコ糸を本体に結び付けるのに、どの子も苦戦していたのです。(写真上)
 説明書には、凧の本体についている輪っかに、タコ糸の端を2回片結びして留める図が示されていました。2本のひもを結ぶという経験があったとしても、輪っかに糸を結ぶというのは、子どもにとっては全く違う操作になります。2人組で作るようにさせていたので、近くの子が教えてあげたりしながら、徐々に出来上がっていきました。こういう試行錯誤も生活科の勉強の一つになるのだなと思いました。
 今日は、ちょうど北風の吹く陽気だったため、凧揚げ日和になりました。2校時は、自分たちで作った凧を持って校庭に出て、試しに揚げてみました。タコ糸を結ぶのに苦労していた顔はどこへやら…楽しそうに凧揚げを楽しんでいました。
 2年生は、音楽の時間に「そりすべり」の曲を聴いていました。(写真中)鑑賞教材を使った学習も、音楽の授業での大切な学びの一つです。「そりすべり」は、アメリカの作曲家であるルロイ・アンダーソンが作った曲です。誰でも冒頭の旋律を聴いただけで、「ああ、あの曲」とすぐに分かるのではないでしょうか。特に、クリスマスの時期にところどころで使われる曲です。
 「そりすべり」というと、日本では子ども達が雪遊びとして滑っているイメージがあります。原題は「Sleigh Ride」で、それを日本語で「そりすべり」と訳しているところに違和感が生じています。この場合の「そり」というのは、雪道の上を馬が引っ張る乗り物を意味しています。
 それはともかく…2年生の鑑賞教材として扱われているのは、「いろいろな音や旋律の移り変わりを楽しむ」学習としてです。ウッドブロックで「カッポ、カッポ」という馬のひづめの音を表したり、鈴を使って「シャンシャン…」という音が入っていたりします。さらに、馬を勢いづけるためのムチの音も聞こえてきます。オーケストラでは、ムチはよく使われる楽器です。(マーラーの交響曲やムソルグスキーの展覧会の絵(ラベル編)などが有名)2枚の長い板を合わせて「パチン」という音を出す、立派な楽器です。さらに、最後の馬のいななきの音は、トランペットの特殊な奏法で行われています。
 昼休み中に、避難訓練がありました。3学期は、予告なしで訓練を実施します。「地震速報に続いて大きな地震が発生、さらに火災が発生」という想定での訓練でした。緊急放送が流れるやいなや、校庭で遊んでいた子ども達が中央に集まってきました。予告はありませんでしたが、事前指導がしっかりできていた証拠です。(写真下)校舎内にいた子ども達も、その後近くの先生に誘導されて校庭に集合しました。
 来週月曜日の1月17日には、阪神淡路大震災から27年目を迎えます。あの日のことは、今でもはっきりと覚えています。6年生の担任をしていた時のことでした。朝、学校に来たら、職員室のテレビがつけられていて、すごい光景が飛び込んできました。ビルが倒壊し、高速道路が将棋倒しのように崩壊している様子、火災のすさまじさ…首都直下型地震の恐ろしさを感じました。その後、各学校の耐震工事が急ピッチで進められていくことになりました。
 きっと来週の月曜日を迎えるにあたり、ニュース等で昔の映像が流れると思います。当時の様子を子ども達に話してあげてください。といっても、保護者の皆さんにとっては、27年前ははっきりとした記憶のない頃でしょうか。

1月11日(火) その2

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 今日からなわとび旬間が始まりました。(21日まで)なわとび旬間中の中休みは、学年ごとの割り振りを基に校庭で検定ができます。しかし、初日の今日は、残念ながら雨のために校庭が使えませんでした。
 1年生の検定日だったため、中休みに体育館を開放することにしました。1年生の子ども達が、なわとびカードを持って体育館に集まりました。1年生は、旭町小のなわとびカードを初めて使うので、最初は一つずつ技を確認しながら進めていきます。
 なわとびカードは、「修行の巻」と「達人の巻」に分かれています。(いわゆる「初級コース」と「上級コース」)「修行の巻」には、8つの技があります。「回してピョン」から始まり、「トントン跳び」(低学年の子がよく跳んでいる「2拍子跳び」とも呼ばれる跳び方)、「前跳び」、「かけ足跳び」、「片足跳び」、「グーパー跳び」、「後ろ跳び」、「後ろかけ足跳び」です。そして、それぞれに合格するための回数が決められています。
 幼稚園や保育園でもなわとびを経験してきた子がほとんどのようで、すいすいと跳んでいる子が見られました。一方、なわを跳ぶために、思いっきり高くジャンプをしている子もいます。なわの回し方も含めて、何度も挑戦して失敗を繰り返しながらコツをつかんでいきます。ぜひご家庭からも、なわとびカードの進み具合いを聞いてあげてください。(写真上)
 なわとびの取り組み開始と同時に、今日から書き初めが始まりました。3年生から6年生までの毛筆の書き初めは、学年ごとに体育館で一斉に書きます。今日は、3,4校時に3年生、5,6校時に5年生が行いました。
 まず、このように体育館で書き初めが行えるのは、秋にエアコンが設置されたおかげです。適度に暖められた体育館で、落ち着いて書き初めの作品に向かうことができました。
 3年生にとって、毛筆での書き初めは今回が初めてのことです。「友だち」の3文字を、縦長の清書用紙にバランスよく収めるのは、とても大変なことです。1学期から毛筆の指導が始まっていましたが、月に1〜2回の指導です。また、小筆で学年と名前を書くのも作品のうちです。いろいろな「友だち」ができたようですが、校内に展示された際には、春からの学習の成果として見てあげてください。(写真下)
 5年生は、「新しい風」を書きました。特に「風」という漢字は、バランスのとりにくい文字です。ポイントは、一画目と二画目にあります。まず、中の空間が台形(上より下が広い)になるようにしないと、中の文字が収まりません。そして、二画目の横画をやや強めに右上がりにするとともに、右へのそりをやや長めにとりつつはねる向きに気をつける…これが決まるとかっこいい文字になります。
 4文字をバランスよく収めるのは、きっと大人でも至難の業です。「新」の画数が多いので、大きくなりがちです。「し」と「い」を書き終わってから、「しまった!!」となる場合があります。行き場のない「風」が、どうしても小さく表現されることになります。
 書き初めは、まず全体の中心がそろい、文字のバランスが整っているかが重視されると言われます。台紙に貼って、全校児童の作品を校内書き初め展として廊下に掲示できるように準備を進めていきます。再来週(24日(月))から校内書き初め展を開催します。児童が下校した後の時間帯に参観できるようにします。ぜひご予定ください。

1月11日(火) その1

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 今日から、3日間にわたるあいさつ運動が始まりました。毎学期、代表委員会の児童が中心になり、児童玄関前で行っています。学期始めということもあり、「元気にあいさつをしよう」という生活目標(週目標)が掲げられています。まず、全校体制で朝のあいさつを徹底して指導していきます。
 代表委員会の子ども達が、今日は早めに登校してきて玄関前に並びました。雨が降っていましたが、傘をさして登校してくる子ども達を待ち構えました。
 8時を過ぎると、登校班ごとに正門をめざして次々と子ども達がやってきます。雨の日は、南門から入る登校班も正門から登校することになっています。そのため今日は、全校児童が代表委員がいる間を通り、お互いにあいさつを交わしながら登校していました。明日の朝は、豊渓中学校の生徒も参加して、一緒にあいさつ運動を行う予定です。(写真上)
 今日は、いろいろな教室で学期始めの学級活動をする様子が見られました。初日の土曜日が公開日だったため、席替えや係決め、3学期の目標を書かせたりと、本格的な3学期のスタートになりました。
 2年生の教室では、3学期の目標をカードに清書していました。ロケットのイラストに、学習と生活の目標を書き込む欄が印刷されています。「よし、3学期はがんばるぞ!」という思いで真剣に取り組んでいました。(写真下)
 放課後それぞれの教室に行き、どんな目標が書かれているのか調べてみました。学習面で多かったのは、発表に関する目標です。「自分から進んで手をあげる」、「たくさん発表できるようになりたい」、「はっきりと発表できるようにする」などが書かれていました。次に多かったのは、教科についての目標でした。「国語の漢字練習をがんばりたい」、「漢字をていねいに書くようにする」、「算数の計算をがんばる」…など、意欲満々です。
 生活目標で一番多かったのは、あいさつと忘れ物に関する目標でした。「大きな声であいさつをする」、「いろいろな人に進んであいさつをする」、「忘れ物を少なくする」…忘れ物を「なくす」ではなく、「少なくする」と書いてあるので、自分なりの基準があるのでしょう。
 担任の先生が書いた目標カードを見つけました。学習「みんなと楽しく授業をする。」、生活「早起きをがんばる。運動する。」と書いてありました。

1月8日(土) その2

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 今日は、第二土曜日の学校公開日でした。1校時から3校時の授業を分散公開としました。学期始めには、座席や係を決めたり、目標を書かせたりと、学級活動が行われるのが通常です。しかし、公開日ということで、それぞれのクラスで授業内容を考えて実施していました。1校時から図工や音楽の専科の授業も行われていました。
 1校時に、5年生の各教室では、国語の授業として百人一首に取り組んでいました。5年生の様子を見ていると、百人一首が初めてという子が多かったようです。まず、百人一首は上の句と下の句に分かれていて、取り札には下の句が書かれていることを教えました。そして、試しにCDで歌を聞きながら、実際に取り札を見つけることができるかやってみました。CDからは、流暢に歌が次々と流れてきますが、下の句まで聞いても、全てひらがな(それも昔の仮名遣いで書かれています。)の札の中から探すのは、とても大変そうでした。(写真上)
 百首の歌が書いてあるプリントが配られたようなので、少しずつ覚えていくとできるようになってきます。私も子どもの頃、(ちょうど5年生くらいだったと思います。)親戚の家で百人一首をやったのがきっかけで、小倉百人一首を買ってもらった覚えがあります。子どもの頃に覚えた句は、一生覚えているものです。
 2校時は、全クラスで道徳の授業を公開しました。11月の公開日から、毎回1時間ずつ道徳の授業を組み入れました。3回目となる今日の授業で、全ての保護者の方々に参観していただきました。
 学年やクラスによって、様々な資料を使って道徳の授業が行われていました。1年生は、「せかいの こどもたち」という資料を使い、国際理解についての授業が行われていました。教科書には、いろいろな国の子ども達の写真しかありません。その写真を見ながら、日本の生活との違いや、自分がやってみたいことなどを話し合います。
 2年生は、「お年玉を もらったけれど」という節度・節制についての資料を使った授業でした。駄菓子屋で無駄遣いをしてしまい、サッカーボールが買えなくなってしまった主人公について考えていました。ちょうどお正月にお年玉をもらった子ども達にとって、とても身近でタイムリーな内容でした。
 道徳の授業では、資料を読むのは先生が行います。気持ちを込めて、ゆっくりていねいに読んでいきます。どんなベテランの先生でも、前日までにあらかじめ音読の練習をしてから道徳の授業に臨んでいます。(写真中)
 3校時に、3年1組で社会科の授業がありました。3年生は、社会科の時間に練馬区の昔の様子を学習していきます。授業では、練馬区の同じ場所で撮った2枚の写真を見比べました。現在の様子と60年前の街の様子を比べてみました。道路や建物の違いから、昔の生活が現在とずいぶん違っていたのではないかということに気がつきました。
 授業の後半は、昔の道具と今の道具の違いを、スライドを使って考えさせていきました。現在のガスコンロ、あるいはIHコンロに相当する昔の道具が、「木炭コンロ」です。最近のアウトドアブームの影響で、「七輪」としてホームセンターでも売られています。子ども達の中にも、見たことがある子が多かったようでした。(写真下)

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