1月13日(金)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ワカケホンセイインコはインドやスリランカが原産の鳥で、60〜70年代にかけてのペットブームに乗じて日本へと入ってきました。そこから逃げ出した鳥たちが野生化し、今では鳴き声やフンの被害が起こるほど問題化しています。 さらに、ワカケホンセイインコの寿命はとても長く、20〜30年だそうです。犬や猫よりも長生きなので、ちょっとやそっとでペットにすることはできません。時々姿を見せる分にはいいのですが、今日は今までになく群れをなしていたので(十数羽)びっくりしました。あいさつ運動の3日目で来ていた代表委員会の子ども達も驚いていました。 1年1組の教室では、凧(たこ)にクレヨンで絵を描いていました。生活科の昔遊びの学習として行う凧揚げ用の凧です。教材として購入した「スーパーカイト」という凧で、不織布の本体の他に、2本の足とたこ糸(50m)付きです。まずは本体に絵を描き、次に足を貼り付け、最後にたこ糸を結びつけます。(毎年、たこ糸を結びつけるところで苦労します。) 1組の昨日の宿題は、国語や算数の他に、「たこに描く絵を考えてくること」が出されていました。どんな絵を描いているかなと思い教室を回ってみると、とても楽しそうな絵がたくさん見られました。お正月らしく「あけまして おめでとう」と文字を入れたり、干支のうさぎを描いたものもありました。カラフルに仕上がった凧を校庭で揚げる日が楽しみです。(写真上) 3年生は、社会科の時間に「練馬区のうつりかわり」の学習をしています。教科書には、江古田の交差点で同じ位置から写した、昔と今の写真が載っています。2枚の写真を見比べながら、子ども達は様々なことに気づいていきました。道路の広さや建物の違い、信号機やガードレールなど、よく見ると大きな違いがいくつかあります。(写真中) もちろん、昔の写真の方は白黒写真です。信号機がないことについて、「馬車だったんじゃないの?」とつぶやいた子がいました。写真の下には、「昭和31年・1956年」と書かれています。旭町小ができた頃です。私はまだまだ生まれていませんでしたが、この頃には自動車が走っていました。ただ、走っていた台数はかなり少なかったはずです。信号がいらないくらいですから。 3年生は、12月に社会科見学として、石神井公園にあるふるさと文化館に行っています。2階の展示室には、昭和30年代の街の様子が再現された場所があります。ちゃぶ台のある居間や、ガス式の炊飯器や魔法瓶のある台所、外には二槽式洗濯機と、昭和の香りがプンプンする一画になっています。さらにそこには、3輪自動車が置いてあります。前輪のタイヤが中央に1つだけある自動車です。子どもの頃の記憶では、確かこのようなトラックを見た覚えがかすかにあります。 6年生は、理科の時間に「土地のつくりと変化」の学習を2学期の終わりから行ってきました。冬休みをまたぎましたが、いよいよ学習のまとめです。地面の下には、地層と呼ばれる砂や泥、小石や火山灰等の層でできていることを学習しました。また、地層には、大きく分けて2つのでき方があることも学習済みです。地層は、火山と水のはたらきによって、おもに海底で堆積します。その後、何年もかけて圧し縮められるとともに、地殻変動で隆起することで地上に現れます。 岩石標本や化石の標本を見たりする活動も取り入れながら、映像資料などで学習を進めてきました。教科書には、阪神淡路大震災による兵庫県淡路市の断層の写真が掲載されています。地殻変動は、大きく動いたとしても年に数ミリ程度ですが、大地震の際には大きく移動します。(写真下) 昼休みに、予告なしの避難訓練がありました。校庭に避難し終わった子ども達に、1995年の1月17日に起こった阪神淡路大震災の話をしました。当時、同じ区内の学校に勤めていました。朝、学校に行ってびっくりしました。職員室のテレビの前で、先生たちが大騒ぎをしていたのです。画面を見てショックを受けました。ビルが崩壊し、高速道路の高架橋がバタバタと倒れている映像が目に飛び込んできました。さらに、数日後、知り合いの先生の身内の方が震災で亡くなられたことを聞き、再度ショックを受けました。その頃、6年生の担任をしていました。みんなで募金活動をして被災地に送ったことを卒業式の呼びかけに入れたことを思い出します。もうすぐ、あれから28年が経ちます。 明日は、今年度最後の学校公開日です。6年生の図工作品が展示してあります。昇降口を入って北校舎側の廊下から図工室前にかけて、携帯屏風の作品が展示してあります。ぜひご覧ください。 1月12日(木)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2年生の教室では、教科書会社が提供しているデジタルコンテンツをうまく利用して授業を進めています。子ども達のタブレットにも、このデジタルコンテンツのリンクを貼り付けて、各自が操作できるようにしていました。画面上にある1,10,100,1000の束を、指を使って枠の中に移動させると、位取りしたマス目に数字が入る仕組みになっています。昨年までは、画用紙で作ったカードを切って机の上に並べて数を考えさせていました。デジタルコンテンツを使うと、そういう手間は全く必要ありません。タブレットのありがたみが分かる授業でした。(写真上) 4校時に、3年生が視聴覚室に集まり、総合の学習を行っていました。3学期の総合の学習では、自分たちの地域の安全マップづくりを中心に活動していきます。今日はその導入として、地域安全マップづくりの動画を見ながら学習をしていました。 子ども達を犯罪被害から守るためには、危険を予測し回避する能力を育成する必要があります。東京都では、子供の犯罪被害防止能力の育成に効果的な「地域安全マップづくり」の普及に取り組んでいます。東京都の都民安全推進部で作成したDVDが各校に配布されているので、それを参考に本校でも毎年3年生に位置付けて指導しています。 DVDでは、公園や道路などを例に、危険な場所を分かりやすく説明しています。犯罪が起こりやすい場所のキーワードとして、「入りやすく、見えにくいところ」があります。柵のない公園やガードレールのない歩道は、どちらも犯罪者が入りやすいところです。また、背の高い木が茂っている公園や高い塀が続く道路は、人家の窓が隠されてしまい、犯罪が見えにくいところになります。(写真中) 子ども達にとっては、「安全」と言うと「交通安全」のイメージが大きいと思います。そこを「犯罪被害に遭わないための安全」という視点をもたせて学習を進めていきます。今後は、実際に校外に出て危険箇所を探す活動も取り入れていきます。 4年1組の図書の時間に、「十二支の ものがたり」という本を紹介していました。正式には、「甲骨もじであそぶ ちゅうごくの 十二支の ものがたり」という本です。(写真下) 甲骨文字というのは、三千年以上も前に中国で使われていた文字のことで、今のところ漢字の最も古い形であるとされています。主に亀の甲羅や牛などの肩甲骨を用いて、占いで使われていた文字だったようです。象形文字が基本となっていて、力強さやユーモアにあふれた文字に感じられます。 「干支」は中国から日本に伝来したもので、もともとは「歴」や「方角」を表すためのものでした。覚えやすいようにそれぞれの漢字に動物を当てはめて十二支ができたそうです。これらも昔、中国から伝わってきたようですが、日本と中国とで動物の違いが1つあります。十二支を順番に言っていくと、子・丑・寅・卯・・・最後に「猪(い)」で終わります。これは、日本ではイノシシを表しますか、中国での猪は「ブタ」だそうです。イノシシ年生まれはいいけど、ブタ年生まれはちょっと…と思ってしまいます。1組では、今週の公開日に、この本を使った続きの授業が行われるようです。お楽しみに…。 1月11日(水)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 修二君は、お父さんとお年玉を使ってサッカーボールを買おうとしていました。買い物に行く前に友達と出会い、お店でサッカーのカードを買いました。なかなか欲しいカードが出てこなかったので、ついたくさん買ってしまいました。午後、お父さんとスポーツ店に行ったら、残ったお年玉でサッカーボールを買うことができませんでした。・・・お金を無駄遣いしてしまうことは、だれにでもよくあることです。子ども達にとってはとても考えやすく、身近な話題としてとらえることができたようでした。(写真上) 自分も2年生か3年生の頃、似たような経験があります。貯金箱代わりにしていたビニール袋に、いつの間にか10円玉が5枚入っていることに気がつきました。喜び勇んで駄菓子屋さんに行き、大盤振る舞いでお菓子を買いあさりました。たくさんの駄菓子を何の疑いもなく買ってしまいました。(その頃の50円は、子どもにとっては大金だったのです。) 家に帰ると、「今月のおこづかいを入れてあげたよ。」と母親に言われてハッとしました。そう言えば、以前から毎月おこづかいをもらう約束になっていたのでした。だまってお金を入れておく母親も母親ですが、何の計画もなくあっという間にお金を使ってしまった自分が情けなくなりました。・・・そういう経験を積んで、子どもはお金の大切さを学んでいくものです。 5年生の3学期の理科の授業は、「電磁石の性質」の学習をします。実験セットを購入し、電磁石についての様々な性質を一つずつ実験をしながら進めていく予定です。 2組では、実験セットの中身を取り出し、電池ボックスや導線の準備、さらには電磁石となる「コイル」の製作に取りかかっていました。あらかじめ200回巻きのコイルは実験セットの中に入っていますが、50回巻きのコイルは自分でエナメル線を巻き付けるところから行わなければなりません。以前は100回巻きを作るセットが多かったように感じますが、とても大変な作業でした。今回の5年生が購入したキットでは、エナメル線がからまないように、ちょっとした工夫(糸巻のように固定して使えるようになっている)がされていて、なるほどと思いました。 説明書を見ながら、どの子も一生懸命に組み立てていました。子どものうちから、このように説明書を見てものを組み立てるという経験をたくさんさせるようにしたいものです。(写真中) きっと、「説明図を見ながら作るのは苦手」という子もいるのではないでしょうか。昔、男の子はプラモデルを組み立てるのが大好きでした。値段が高いプラモデルほど部品の数が多く、時間がかかったものです。その分、完成した時の喜びはとても大きく、戦車がゆっくりとキャタピラを動かして前に進んだ時の感動は、いつまでも心に残るものでした。 4年生の社会科は、「わたしたちの東京都」という副読本を主に使い、年間を通して東京都の地形や産業などについて学んでいます。3学期は、「豊かな自然環境を守り生かす八丈島」の学習からスタートします。 1組では、八丈島とは伝えずに、島の様子を映した動画を視聴しました。見た後の子ども達の反応は、「外国の島かな…」、「きっと暖かいところだと思う」、「自然がいっぱいある」という感想をもちました。(写真下) 八丈島は、同じ東京都でありながら温暖な気候に恵まれた島であり、観光地としても有名です。また、八丈島では、一年中暖かな気候や自然環境を生かして、特色ある生活の仕方や産業があります。同じ東京都でありながら、こんなにも生活が違うのかと驚くような情報がいっぱいです。きっと学習し終わった頃には、子ども達は「絶対に行ってみたい!」と思うはずです。 1月10日(火) その2![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 3学期の係決めをしていたクラスも多く見られました。自分のクラス内での役割をもたせ、自主的な活動ができるように指導していくのは、とても大切なことです。責任感や協力する心を培うためにも、さらには自分の働きがみんなのためになっているという自己有用感を高めるためにも係活動があります。 さらに、3学期の目標を考えて、カードに書いていたクラスがたくさんありました。やはり学期始めは、まず各自に目標をしっかりもたせることが欠かせません。目標を書くカードは、学年によって様々です。学習や生活の目標の他に、「運動」についての目標を立てている学年もありました。また、目標カードに写真を添えるために、担任の先生が一人一人の顔写真を撮っていたクラスもあります。今週の土曜日は、今年度最後の学校公開があります。掲示物にもご注目ください。(写真上…3年1組の子ども達が、3学期の目標を書いているところです。) 1年生の教室では、冬休み中の出来事について友達に紹介し合う活動を行っていました。ちょうど今月の国語の学習に、「ききたいな、ともだちの はなし」という単元があります。「話すこと・聞くこと」の学習単元です。話す側は、行った場所やしたこと、おもしろかったことなどを分かりやすく友達に伝えるようにします。一方の聞く側は、話し手の方を見て、最後まできちんと聞き取るようにします。2組では、新しく座席替えをしたグループごとに、一人ずつ冬休みの出来事について話をしていきました。話し手も聞き手も、とても楽しそうでした。(写真中) 4校時に、1年1組でかるたをしていました。1年生の生活科では、3学期に昔遊びに親しむ活動をします。 使っていたのは、昔ながらの「いろはかるた」でした。この「いろはかるた」は、江戸時代の中期に京都で作られ、大阪、名古屋、江戸へと広がっていったと言われています。いろは四十七文字に「京」の字を加えた四十八字を頭にして、様々なことわざの内容が絵になっています。 「い」の札は、「犬も歩けば棒に当たる」ですが、これは江戸かるたです。上方(京都)かるたでは、「一寸先は闇」になります。さらに尾張(愛知)かるたでは、「一を聞いて十を知る」になっています。 先生が札を読み、子ども達が絵札を取り合いました。昔の仮名づかいがあったり、ことわざに合わせた絵のために分かりにくかったりで、子ども達は戸惑いながら手を伸ばしていました。同時に札に手が行った時には、班によってはじゃんけんをして決めていました。白熱したところは、先生に判定を求めていた班もありました。VRで判定をすることもできず、先生もちょっと困っていました。(写真下) 1月10日(火) その1![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() まず、校庭で3学期の始業式を行いました。風は冷たく感じられましたが、青空のもと、キリっと整列して始まりました。3学期のスタートとして、次のような話をしました。 ・・・17日間の冬休みが終わりました。みなさんは、どのような年末年始を過ごしたでしょうか。久し振りに親戚の人達と会ったりして、お正月を楽しく過ごした子がいたのではないでしょうか。また、年末に大掃除をがんばったり、年明けに初詣に行ったり、お世話になった人や友達に年賀状を書いたりと、年末年始ならではの過ごし方を体験した子も多かったことでしょう。 新しい年が明け、令和5年(西暦で言うと2023年)になりました。そして、今日から3学期の学校生活のスタートです。2学期の終業式の時に、「新しい年を迎えるにあたり、気持ちの切り替えが大切です。」という話をしました。2学期の終わりに、通知表(あゆみ)を受け取りましたよね。2学期の通知表を見て、3学期にがんばりたいことが決まりましたか? 年が改まり、新年を迎えた今が気持ちの切り替えのチャンスです。 ここに、1年生の通知表があります。(通知表の見本を見せながら…)3学期のものなので、中身はまだ何も書かれていない状態です。中を開くと、「学習の記録」と「行動の記録」があります。3学期の終わりには、それぞれの項目に「よくできる」「できる」「もうすこし」の3段階で〇が付くことになります。何もがんばろうとしなければ「もうすこし」になり、一生懸命がんばったら「よくできる」に〇がつくでしょう。そして、重要なのは、この通知表の評価を変えるのは自分自身であるということです。 ちょうど明日から、代表委員会の皆さんによるあいさつ運動があるので、あいさつの項目の評価を例に説明をします。あいさつについては、「行動の記録」の4つ目に「あいさつや返事をしっかりする。」という項目があります。どういう状態を見て、先生方は「よくできる」「できる」「もうすこし」と評価をしているか分かりますか? まず、きちんと届く声で「おはようございます」とあいさつをしているかどうかです。そして、しっかり相手を見てあいさつをしているかということも大切な評価ポイントになります。でも、これだけでは真ん中の「できる」のところに〇がつくだけです。では、どうしたら「よくできる」になると思いますか? それは、自分から進んであいさつをすること、さらにいろいろな人にあいさつをしていること、そして「おはようございます」という朝のあいさつだけでなく、「こんにちは」や「さようなら」というあいさつもしっかり行っているかどうかです。そこまで全部できていたら、「よくできる」のところに〇がつくはずです。それも、1日や2日、あいさつが良いだけではダメです。3学期全体を通して、あいさつがしっかりできているかどうかということも重要になります。 通知表には、他にもたくさんの評価項目があります。全部完璧にできるようにしようと話をしているのではありません。がんばって自分の行動を改めていこうという気持ちがあれば、1学期や2学期より少しでも変えていくことができるのです。今日から、3学期の52日間の学校生活が始まります。(5,6年生は、卒業式を入れて53日間です。)自分自身を一つ一つ改めていこう、変えていこうという気持ちを大切に生活していきましょう。・・・ 続いて、児童代表の言葉は3年生が担当しました。3学期にがんばりたいこととして、書き初めと6年生を送る会について発表しました。とめ、はね、はらいに気をつけて書き初めをがんばることや、感謝の気持ちをもって6年生を送る会の準備をしたいということを話していました。(写真中) 最後に、校歌を歌いました。通常は体育館で行うため、校庭で歌を響かせるのはとても難しいものです。指揮をした先生のかけ声で、生き生きとした歌になりました。(写真下) 1月6日(金)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 朝一番に3階に行き、6年1組の隣の非常階段に出てみました。やや霞がかかっていましたが、富士山がきれいに見えました。校歌を作詞した まど みちお さんが表現したように、「風うつくしい この丘」に学校があることがよく分かります。(写真上) ところで、今年の元旦の初日の出をご覧になりましたか? 今年は太平洋側の多くの場所で快晴となり、絶好の初日の出日和でした。私は家の近くの土手に上がり、その瞬間を目にしました。テレビで富士山の上空からの初日の出の映像が映し出された頃に家を出て、土手の上にぎりぎり間に合いました。毎日、同じように日の出が見えているはずなのに、やっぱり元日の日の出は格別な気分です。 今日は、教職員が出勤し、会議や新学期の準備を進めていました。年が明け、学童やひろばはすでに始まっていましたが、職員室は今日から本格的なスタートです。きっと、来週火曜日から始まる学校生活に向けて、そろそろ各家庭での準備も始まっている頃だと思います。書き初めの作品や持ち物の確認をして、気持ちの準備もよろしくお願いします。 児童玄関前の花壇に、スイセンの花がたくさん咲き始めました。飼育・栽培委員会が10月に球根を植えた場所です。スイセンはたくさんの品種があります。大きく、二ホンスイセンと洋種スイセンに分けられ、おもに冬の厳寒期に咲くのが二ホンスイセンです。房咲きで香りが良いのが特徴です。5年生が11月に下田移動教室で訪れた爪木崎は、二ホンスイセンの群生地として有名です。きっと今頃、この二ホンスイセンがたくさん咲いているはずです。(写真中) 同じく、児童玄関前では、サクラ草の花もたくさん咲き始めています。図書室前には高学年の鉢が並べてあり、赤・ピンク・白と色とりどりのサクラ草の花が競い合うように咲いています。2週間前に比べて、花が咲いた鉢がずいぶん増えました。始業式の日に、サクラ草の花が咲いたことを喜ぶ子ども達の顔を見るのが楽しみです。(写真下) 12月23日(金) その2![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 自分の番がくるのをドキドキして待っていた子もいれば、もらった後もあっけらかんと友達に見せながらランドセルにしまいに行く子もいました。どうか各ご家庭でも、2学期の81日間のがんばりを認め、たっぷり褒めてあげてください。 「褒める」と言えば、音楽発表会が終わった翌週、こんなことがありました。…登校してきた何人かの子に「家の人に褒められたでしょう。」と聞いたところ、「ぜんぜんほめられなかった。」と答えた子がたくさんいました。多分、実際に家の人から褒めてもらえなかったというわけではなかったはずです。褒めてもらえたという実感を得ることができなかったのでしょう。 先生や他の家の人から「がんばったね。」と言われるのと、自分の親からの「がんばったね。」は、感じ方が違うのではないでしょうか。親が褒めるとしたら、相当感情を込めつつ頭をなでながら「がんばったね。」と言わなければならないし、「こりゃあ〜大したものだ。すごいぞ、○○家の誇りだ!」ぐらいに褒めてあげなければなりません。 持ち帰ったあゆみを見て、どこをどう褒めようか、まずはしっかりと考えてからたっぷり感情を込めて褒めてあげてください。よろしくお願いします。 終業式の日に見られる光景の「その2」として、クラス内でのお楽しみ会があります。昨日行っていたクラスもありましたが、今日は各教室や校庭などを使って、楽しそうに活動を行う様子が見られました。 事前に学級会で内容について話し合い、準備を進めてきたクラスもありました。今朝、いろいろな小道具を持って登校してきた子がいましたが、お楽しみ会の様子を見て納得しました。 1年2組では、ビンゴ大会をしていました。今日でお別れをする子がいて、その送別の意味も込めた会をしていたようです。ビンゴカードを手に持ち、先生が抽選する番号を聞きながら、みんな大喜びでした。1年生の算数では、まだ20までの数しか習っていませんが、大きな数字が出てきてもちゃんと理解していたようです。(写真中) 終業式の日に見られる光景の「その3」として、大掃除があります。廊下に全ての机や椅子を出して、全員でがんばっていたクラスもありました。また、普段はあまり掃除をしないロッカーの裏まで手を伸ばしたり、床の汚れを消しゴムできれいにしたりする姿も見られました。毎日のように掃除の時間はありますが、学期に1回の大掃除は、子ども達にとって特別感があってワクワクするようです。(写真下) 冷たい北風の吹く中、たくさんの荷物を持って下校していきました。明日からの17日間は、家族で楽しい冬休みをお過ごしください。そして、よいお年をお迎えください。 12月23日(金) その1![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ・・・今年の世相を表す漢字は、「戦」という字になりました。サッカーワールドカップの熱い戦いを意味する「戦」であればよいのですが、この漢字は「戦争」の「戦」の字でもあります。早く世界全体が平和な世の中になってほしいものです。 ところで、一年の終わりに近づくと、たいていどこの家でも大掃除をします。学校でも同じです。今日大掃除を計画しているクラスが多いようです。日本では昔から、年末には一年間の汚れやほこりを落とし、身の回りをきれいにすることで新年を迎える準備をしています。身の回りをきれいにすることは、自分の心をきれいにすることにつながると言われていたのです。みんなで学校の中をきれいにして、気持ちよく新年を迎えられるようにしましょう。また、冬休み中に、自分の家の大掃除もしっかりお手伝いをするようにしましょう。 さて、明日から17日間にわたる冬休みに入ります。2学期の学校生活は、今日を含めて81日間ありました。この4か月間を振り返ると、全校のみんなが「がんばった!」と言えるのが、体育発表会と音楽発表会です。どちらも、学年の全員が一体となってがんばり、すばらしい発表になりました。一つのことに時間をかけて一生懸命取り組んだことは、すばらしい結果につながります。きっと、つらかったことや苦しかったこと、なかなかうまくいかなかったこともあったでしょう。そういうことを乗り越えてがんばり続けることで、すばらしい結果となり、よい思い出として残るのです。 今日は、2学期最後の登校日ということで、あゆみ(通知表)をそれぞれの担任の先生からいただきます。あゆみを見て、2学期の自分自身のがんばりを振り返るとともに、3学期に向けてまた新たな気持ちで登校できるようにしましょう。そのためには、冬休みを楽しく充実した日々にする必要があります。お手伝いやあいさつをしっかりすることや、書き初めの練習を行うことも大切です。 もうすぐ2022年(令和4年)が終わり、2023年(令和5年)が始まります。新しい年を迎えるにあたり、気持ちの切り替えが大切です。1月10日に3学期の始業式をこの場で迎える時には、「よし、がんばるぞ!」という新しい気持ちでスタートできるようにしましょう。・・・ 続いて児童代表の言葉は、4年生が担当しました。2学期にがんばったこととして、音楽発表会と漢字50問テストのことを発表しました。友達ががんばる姿を見て、自分もがんばろうという気持ちになったことを話していました。(写真上) 次に、校歌を歌いました。久し振りに全校児童で歌う校歌でした。青空のもとで、気持ちよく歌うことができました。(写真中) 終業式に続いて、冬休みの生活についての話を生活指導主任の先生が行いました。「交通事故」、「お金」、「インフルエンザ・コロナ」、「命」の4つのキーワードを見せながら、冬休みを安全で楽しく過ごすことを指導しました。(写真下) 12月22日(木)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() しんじくんは、冬休みになったので、近所の祖父母の家に遊びに行きました。2人ともお正月を気持ちよく迎えるために、大掃除をしていました。つまらないなと思っていたところ、同じクラスのめぐみさんの歩いている姿を見かけます。めぐみさんは、一緒に買い物に行った祖母の荷物を持ってあげていました。しんじくんは立ち上がり、祖父母の家の大掃除を手伝い始めました。・・・家族の一員としてどんなことができるだろう? と、自分ができることへと考えを広げていきます。(写真上) 新年を迎える準備は、子どもの頃にしっかり身をもって経験させることが重要です。大掃除は、親だけが行うのではなく、子どもも一緒に行うようにさせなければなりません。また、しめ飾りを用意したり、年越しそばやおせちを用意するなど、子どもにもそれらの伝統文化を継承していくことが大切です。 私の年末の思い出に、障子張りやかつお節削りがあります。障子張りは、毎年必ず父親が行っていて、障子をはがして桟をきれいに拭く作業を手伝いました。かつお節は、かんなを逆さまに取り付けた削り器を使って、カリカリと削っていきます。祖父母の家に行くと、おせち料理や雑煮用にかつお節をたくさん必要としたため、よくお手伝いをしました。 6年生の理科「土地のつくりと変化」の学習では、地層のでき方について学習を進めています。地層は、長い年月をかけてできるものですが、2通りのでき方があります。1つは、流れる水のはたらきでできる地層です。川から運ばれてきた土砂が海底に堆積して地層になるという場合です。もう一つは、火山のはたらきでできる地層です。火山灰や火山弾が堆積して地層ができる場合です。 実際に地層を見に行くことができれば良いのですが、東京ではそういうわけにもいきません。学校を建てた頃のボーリング資料(地中の土壌サンプル)を使って観察をしたり、映像資料で学習を進めることが中心になります。そして、他の単元に比べて実験が少ない学習内容でもあります。 そこで、地層のでき方を知るための実験を行いました。ポリ容器ビンに砂や畑の土と水を入れ、よく振ってからしばらく置いておきます。砂や泥が沈殿した様子を横から見ると、地層のような縞模様が見えてきます。(写真中) この実験は、台風などで大雨が降った際に、川から海に大量の土砂が運び込まれた状態をモデル化したものです。そして実際は、何年もかけて繰り返し土砂が海に運ばれ、海底で長い年月をかけて押し縮められて地層ができていきます。理科室の実験でも、水が澄んでくると大きな粒が下に沈み、徐々に粒の大きさが小さくなって堆積している様子を確認することができます。 1年1組が、図書管理員の先生に絵本の読み聞かせをしてもらいました。「ゆきだるまのさがしもの」と「かさじぞう」の読み聞かせでした。 「ゆきだるまのさがしもの」は、色とりどりの「花」を見てみたいと思ったゆきだるまが、花を探す旅に出かけるお話です。行き交う誰もが「ゆきだるまの見る夢」を否定します。叶った夢が悲しくとけてしまいますが、最後はホッとさせられるお話です。ゆきだるまの心の動きと幸せ感が印象に残る、やさしい絵本です。 「かさじぞう」は、日本に伝わる昔話の一つです。「かさじぞう」を基に、童話作家の岩崎京子さんが書き直した作品に「かさこじぞう」があり、以前は多くの国語の教科書(2年生)に載っていました。あらすじは・・・じいさまは、すげ笠を町に売りに行ったものの売れずに、村はずれまで戻ってきました。雪に埋もれている6つの地蔵を見つけて、持っていた5つの笠をかぶせます。足りない分は自分の手ぬぐいをかぶせました。地蔵たちはその夜、お礼に餅などを持ってきます。お陰で2人は、よい正月を迎えることが出来ました。・・・というお話です。 優しいじいさまですが、もう一人のばあさまもすごい人です。一つも売れずに帰ってきたじいさまを叱るのではなく、「それは良いことをなされました。お地蔵様が暖かく過ごしてくだされば十分です。」と言っています。このような人と一緒に生活をしてみたいものです。終始、温かな気持ちに満たされた昔話を聞くことができました。(写真下) ちなみに、1年生の国語の教科書には、昔話を読もうという学習で、「わらしべちょうじゃ」が載っています。 12月21日(水)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 1年生にとっては、小学校に入って初めての書き初めです。机の上に4Bの濃い鉛筆を用意し、先生の説明をよく聞いてから書き始めました。清書用紙では、消しゴムを使うことができません。1年生が書くのは、「お正月に、おぞうにを食べました。からだがぽかぽかしました。」という2つの文章です。漢字2文字とひらがな24文字の合計26文字で成り立っています。 書き初めに出題されている文字は、意図があって出されているように思われます。「正月」の漢字2文字や、いろいろなひらがなに混ざって「を」が入っているのもそうでしょうか。(2年生の書き初めにも「を」が入っています。) きれいな字とは、バランスの取れた文字のことを言います。毛筆もそうですが、作品全体に整っていなければなりません。そのためには、中心や文字の大きさがしっかりとそろっていることが大切です。担任の先生は、まず、座る姿勢のことから指導をしていきます。冬休み中の宿題にも書き初めが出されますが、まずは机にしっかり向かって書く姿勢に気を配ってみてください。 1年生でも、26文字(句読点を含めると29文字)を書くのには、かなりの時間を要するものです。それだけに、粘り強さと集中力が必要です。(写真上) 6年2組が、家庭科室で調理実習を行っていました。(1組はすでに実施済みです。)「厚揚げと野菜のチャンプルー」と「青のりポテト」を作っていました。チャンプルーは、にんじんとキャベツ、もやしを炒めて、塩コショウとしょう油で味付けをします。また、青のりポテトはじゃがいもの皮をむき、一口大に切り分けてゆでていきます。先生の説明の後、グループごとに実習が始まると、家庭科室は一転して賑やかになりました。(写真中) 炒め物なら他の材料でも…と思われるかもしれませんが、アレルギーのある子どものことを考えた組み合わせのようでした。炒め物ができると、料理の幅が広がります。チャーハンや焼きそばも、フライパンを使って炒める料理です。もうすぐ冬休みなので、お手伝いの意味も込めて一緒に台所に立たせてみてはどうでしょうか。 私が小学校の高学年になった頃、母親が働きに出るようになりました。その頃の土曜日は、毎週午前授業がありました。家に帰ると、刻まれた食材が用意してあり、兄弟でいつもチャーハンを作って食べていました。さらに中学生になると、自分でなんでも作って1食分を用意していました。お金を渡してコンビニで…という時代ではなかった分、自炊する力が自然についていったものでした。時代が変わっても、そういう生活力はつけさせてあげたいものです。 4年生が大根の収穫をしました。9月の初めに、校庭西側の学年園の畑に、練馬大根と青首大根の種をまきました。途中、大雨で種が流れてしまったところもありましたが、何度か間引きをしながら大切に育ててきました。葉が茂っていて、地面の中の様子が想像もつかなかったようですが、いざ力を入れて抜いてみるとよく分かりました。4年生の一人の力では抜くのが難しいほど根が伸びていました。3〜4人かがりでやっと抜けた大根もあり、なかなかの大物に、子ども達は大喜びしていました。(写真下) 練馬大根と青首大根を比べてみると、大根の形の違いがはっきりと分かりました。練馬大根は、中央部分が少しふくらんでいて、細長い形をしています。収穫した大根は、栄養士さんにお願いして、明日の給食の食材として使ってもらうことになりました。どんな料理に変身するか、とても楽しみです。 12月20日(火)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今日は、その中の漢字ドリルの使い方についての指導をしていました。タブレットでの漢字ドリルでも、漢字を読んだり(読み仮名を書く)、漢字を書いたり、送り仮名を書いたりすることができるようになっています。さらに、書き順をテストする問題もあります。(写真上) タブレットの問題に答えるには、タッチペンか手書きで入力をします。自動採点システムにより、瞬時に正解かどうかを知ることができます。間違えた場合は、正しい答えを確認し、再度挑戦することもできます。自動採点システムは、採点基準のレベルを調整することができるようになっています。漢字の採点では、普段の漢字テストでも、とめやはね、隙間が空いた文字など、担任の先生から厳しく赤ペンが入ることがありますが、タブレットも同じです。あまりいい加減な文字を入力すると不正解と判定されます。しかし、その基準は変えることができるようになっています。タブレット内に「漢字判定設定」があり、3段階に調節ができるようになっています。厳しい先生と普通の先生、甘い先生に変えることができるということです。・・・しかしこの設定は、先生側のタブレットのみの操作とのことでした。 その他にも、子ども達のやる気を高める工夫がされています。正解すると花丸がついたり、正解数や取り組みに応じてメダルやポイントがもらえたりします。(タブレット内でのことですが…)また、先生側からの働きかけの機能もあります。必要なプリントを選んでクラスの子ども達に送ったり、学習履歴を先生が確認してコメントを入れたりすることができます。冬休みの宿題として出し、休み中に先生がクラスの子ども達の学習状況をチェックし、励ましの言葉を入れていきます。(教員の働き方改革もあり、休むべき時にきちんと休養を取らなればなりませんが…) いよいよ各クラスで、書き初めの指導が始まりました。廊下に墨汁のにおいがするようになり、冬休みが近づいてきたことが実感できます。3年生以上の毛筆による書き初めは、習字道具を床に置いて正座の状態で書いていきます。5年1組では、教室以外に隣の多目的室も使い、スペースを広くとって行っていました。 5年生の書き初めは、「新しい風」という文字を書きます。特に「風」が難しそうです。1画目の左払いと2画目の「そり」と「はね」のバランスで、文字の組み立てがずいぶん変わってきてしまいます。先週の全校朝会で、「一画ずつお手本をよく見て書くこと」の大切さについて話をしました。心を落ち着けて、ゆっくりていねいに描き進めていました。(写真中) 23日の最終日に、学年だより冬休み号が配布されます。習字道具の点検について書かれている学年が多いです。墨汁の残量や筆については、各家庭でよく見ておいていただければと思います。墨汁は、いつもの習字の学習時よりもたくさん使います。また、筆はきちんと使える良い状態であるかを確認するようにしてください。「弘法は筆を選ばず」と言われますが、小学生は筆を選んだ方が良いです。筆を新しく買う時には、少しでも高いものを買った方が良いとも言われています。 冬休み中は、3枚ほどしか清書用紙を持ち帰りません。新聞紙で同じ大きさの練習用紙を作るか、同じサイズの半紙を購入するなどして、何度も練習してから書き初めに取り組むことも重要です。 寒い日が続いていますが、こういう寒い冬の時期の方が空気が澄んでいて、夜空に星が良く見えるものです。4年生の理科では、月や星の学習が年間3回のシーズンに分けて行われています。7月は、「星の明るさや色」について学習しました。夏の大三角形や星座について学び、星にはいろいろな明るさや色があることを知りました。また、星座早見盤の使い方についても学習しています。2学期には、月の動き方について調べました。月が太陽と同じように、東からのぼって南の空を通り、西に沈むことを学習してきました。 今回は、冬の星に着目して、今までの学習内容が当てはまるのかを確かめます。ちょうど今の時期は、東から南の空にオリオン座が輝いて見える頃です。また、北の空ではカシオペヤ座が見やすいでしょうか。それぞれの星座が、時間がたつとどの方向に動いたかを調べたり、星の色が様々であることなどを観測します。・・・と言っても、夜に行う宿題で、各家庭にご協力いただかなければできません。オリオン座は東京でも見つけやすいと思うので、ぜひ夜空を一緒に眺めてみてください。(写真下) 12月19日(月) その2![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() まず、誰にどんなことを伝えようかと考えさせていきました。1年生の子ども達が真っ先に思い浮かぶのが、おじいちゃんやおばあちゃんといった親戚の方々です。次に、手紙に書く内容を考え、下書きの用紙に書いていきました。音楽発表会のことを書いている子が多かったようです。また、現在体育で取り組んているなわとびのことを書いていた子もいました。(写真上) 下書きが完成したら、いよいよハガキへの清書です。1組では、書き終わった子のハガキを一人ずつ先生が点検をしてあげていました。宛先を書くのは、持ち帰って家の人に書いてもらいます。ちょうど、年賀状を書く時期でもあります。これを機に、年賀ハガキを書くことも教えてあげると良いと思います。 ところで、大人でもハガキを出すという機会は昔よりずいぶん減ってきています。電話やメールで済ませてしまうことが多く、手紙で近況を伝えたりお礼を伝えたりするということは珍しくなってしまいました。年賀ハガキも、近年は「終活年賀状」というものが出始めているようです。「もう来年からは年賀状を出さないことにします。」という「年賀状じまい」を考えている人が増えてきたとか…。年賀状を書く楽しさが、いつの間にか手間や苦痛に感じてくれば仕方のないことかもしれませんが、少し寂しい気もします。 一方、4年生は、国語の時間に「冬の楽しみ」という学習をしています。季節ごとに日本の文化や伝統的な行事、季節を表す言葉などについて学ぶ学習単元です。教科書では、「冬」として12月〜2月の3か月間を取り上げて紹介しています。「師走」、「睦月」、「如月」という月の言い方や、「冬至」、「大みそか」、「お正月」、「節分」といった季節行事、さらには「かぼちゃ」、「年越しそば」、「おせち」、「七草がゆ」などの食べ物に関する言葉も載っています。(写真中) 面白いなと思ったのは、教科書に日本各地の雑煮が写真入りで紹介されていることです。「雑煮には、地域によって、味付けや餅の形、具が違います。」という注意書きがあり、岩手県と東京都、京都府、香川県の雑煮の写真が掲載されています。岩手県の雑煮は、別のお椀に餅を取り出して、くるみだれにつけて食べるものです。京都府は、白味噌を使った雑煮で有名です。また、香川県は、あんこの入った餅を使った雑煮です。(確かに、小さな写真ですが、半分に切った餅からあんこが見えている写真が使われています。)きっと、全国にはもっといろいろな雑煮があるのでしょうね。 3年1組の教室では、「ふろしき」という道徳の授業が行われていました。この資料を使った学習は、身近にある我が国の文化や伝統に触れ、日本の文化や伝統を大切にしていこうとする気持ちを育てることをめざしています。 ふろしきになじみのなかった主人公の女の子が、きれいな布を見つけ、ふろしきであることを知ります。母から話を聞いて、実際に使ってみることでその良さについて身をもって知ることになりました。そして、他の日本の古いものの良さにも思いをはせていく・・・というお話です。 授業の始めに、風呂敷が家にあるか聞いたところ、数人の子の手が挙がりました。しかしほとんどの子は、「家にあるかどうか分からない」「見たことがない」という回答でした。確かに、私の家にも風呂敷があるのかどうか…。最近はふろしきを見なくなりました。物を運ぶ時は、手提げバッグやビニール袋を使うのが一般的な生活になってしまったからです。しかし、環境問題がクローズアップされてきている近年、伝統的なふろしきの文化がまた見直されても良いように思います。昔の人々の「エコ」感覚と、日本文化の「粋(いき)」な計らいがふろしきにあるように感じられます。(写真下) 12月19日(月) その1![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ・・・サッカーワールドカップ カタール大会が終わりました。夜中に決勝戦が行われ、アルゼンチンが優勝を果たしました。11月から開催されていたこの大会では、全日本代表チームが大活躍していました。きっと、日本チームの試合の様子を見たよという家庭が多かったのではないでしょうか。校長先生も、夜中や明け方にテレビをつけて試合の様子を見ていました。日本チームは、1次リーグで強豪のドイツとスペインに勝つという快挙を成し遂げました。決勝リーグでは、今回3位となったクロアチアにPK戦で敗れてしまいましたが、日本チームの戦いぶりは、世界中の人から絶賛されるほどすばらしいものでした。 ところで、今回のサッカーワールドカップから、たくさんのことを教えられたように思います。仲間を信じて協力し合うことの大切さや、最後まであきらめないこと、あるいは気持ちを切り替えてがんばろうとする心など、選手たちからたくさん学ぶことができました。それらの中でも、校長先生が一番重要だなと思ったのは、「目標に向かってがんばることの大切さ」です。日本チームは、「今までのワールドカップで一度も到達したことがないベスト8まで勝ち進もう」という目標でこの大会に臨んできました。結果、惜しくももう一歩というところで負けてしまいましたが、ベスト16まで勝ち進むことができたのは、大きな目標をもってがんばる気持ちがあったからと言えます。 今週金曜日に、2学期の学校生活が終わります。9月の初めに、2学期の自分のめあてを決めて学校生活がスタートしました。目標に向かって、毎日がんばってきましたか? そして、目標に対してどれだけ達成することができたでしょうか。初めのうちは、「よし、がんばろう!」と意気込んで目標を立てておきながら、1か月、2か月と経つうちに、気持ちが薄れてきた人はいませんか? 目標をもち続けてがんばるというのは、簡単そうで実は難しいことです。 9月から10月にかけて植え替えをしたサクラ草に、少しずつ花が咲き始めています。これからますます寒い季節を迎えますが、サクラ草は元気に育っていきます。葉がたくさん茂ってきたので、きちんと鉢の底から水が出るまでたっぷりと水をあげるようにしてください。また、枯れた葉っぱや黄色くなった葉っぱは取り除くようにします。(サクラ草の鉢を見せながら今後の管理の仕方を説明する。) ところで、クラスごとに植え替えを指導した時に、毎日必ずサクラ草にあげるものについて話をしたのを覚えていますか? 2つありました。「水やり」と「愛情」です。植え替えをしてしばらくの間は、みんな必ず水やりと愛情を注ぐために、毎日自分の鉢のところに行っていましたよね。その後も続けていましたか? 1つのことを毎日続けるというのは、簡単そうでありながらとても大変なことです。丹精込めて植え替えたサクラ草は、いよいよこれからたくさんの花を咲かせる時期に入ります。今後も毎日、水やりと愛情を忘れずにあげていきましょう。・・・(写真上) 続いて、表彰を2つ行いました。読書感想文コンクールに応募した子ども達への表彰(写真中)と、今年度のジュニアリーダー講習会に参加した子への修了証授与を行いました。(写真下) 12月16日(金)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 午前中は、バスで浅草に向かいました。4年生は、社会科で東京都の学習を1学期から行ってきています。さらに今学期は、浅草に昔から伝わる「三社祭」についても学習しています。実際に古くから伝わる街並みを見学するために、社会科見学のコースに入れました。 渋滞も考えて、早めにバスに乗って出発しましたが、首都高に乗るまでの川越街道が混んでいました。結局、予定よりも30分近く遅れて浅草に到着しました。浅草は、やはり東京を代表する観光地です。人、人、人…と、たくさんの人が観光に来ていました。修学旅行の中学生や高校生の団体が多く、他にも外国から来た観光客もたくさん見られました。 2クラスが6つのグループに分かれ、それぞれにボランティアガイドさんが説明役につきました。見学時間は短くなりましたが、ところどころで立ち止まって、浅草の歴史や建物の説明をしていただきました。私も1つのグループを担当し、混雑をかき分けながら一緒に説明を聞きました。雷門では、大きな提灯(提灯の底には、龍の彫刻が彫られています)や左右にある風神雷神の説明をしてもらいました。(写真上) 仲見世通りを浅草寺に向かって歩いて行くと、両側からいい匂いが漂ってきました。人形焼きやお団子を売っている店を気にしながら、はぐれないようにガイドさんの後をついていくのが大変でした。ところどころで修学旅行生の行列ができていて、インスタ映えするカラフルな団子が人気のようでした。 宝蔵門には、4.5mもある大きなわらじが飾ってありました。この門は、仁王門とも言い、大わらじは仁王様の力を示しているそうです。そして振り返ると、立派な五重塔がありました。この辺りは、どの方向を見てもすばらしい建築物が見られる撮影スポットになっています。(写真中) この他にも、本堂から浅草神社、そして樹齢800年と言われる御神木のイチョウの木の説明もしてもらいました。まだまだ見どころたっぷりの浅草寺です。ぜひ、家族でゆっくり見学に行ってみてください。ほとんどの修学旅行生が手にしていた「いちご団子串」は、要チェックスイーツです。 次に、バスに乗ってお台場に向かいました。レインボーブリッジでは、バスの左右の窓からすばらしい景色を見ることができました。ガスの科学館「がすてなーに」は、豊洲市場の近くにあります。 バスを降りるとちょうど12時でした。近くの公園で、お弁当を広げました。お台場に立ち並ぶタワーマンション群の絶景を眺めながら、暖かな日差しの下でお弁当を食べました。 ガスの科学館では、クラスごとに館内を見学しました。ガスの秘密やエネルギーについて、様々なブースで体験しながら学ぶ施設になっていました。ガスは、もともとは無色透明な物質です。ガス漏れがあった場合に分かりやすいように、後からにおいをつけているという説明がありました。また、ガスは、超低温の液化天然ガスとして輸入しています。地下資源としての天然ガスは、あと53年で人類が使い切ってしまうそうです。科学館のガイドをしていたお姉さんが、「53年後はみなさん何歳ですか? 」と聞きました。そこにいた3人の子が「63歳です。」と元気に答えましたが、私は答えられず…。 最後に、正面玄関内でクラス写真を撮りました。写真屋さんが、「みんな疲れた顔になってるよ〜。笑顔で、ハイッ!」とシャッターを切りました。そこには気球の模型があり、ガスの火で空気を温めるところが見られます。しばらくして温まった空気がいっぱいになり、気球が上に行くところが見られました。(写真下) 古い東京の歴史と、近代的なお台場の風景の両方に触れることができました。自分たちの住む東京をしっかり感じ取れた一日でした。 12月15日(木)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 3年生の子ども達にとって、乾電池は日常的によく目にしていることでしょう。おもちゃやゲーム機、リモコンの電池など、どこの家庭でも様々に使われています。また、いろいろな大きさの乾電池があることや、プラス極とマイナス極があることも知っている子が多いのではないでしょうか。しかし、豆電球は初めて目にする子が多いかもしれません。ソケット付きの豆電球と乾電池をつなぎ、明かりが点くだけで子ども達は大喜びです。この単元の初めの方で、豆電球の仕組みを知るために、ソケットなしで明かりを点けるという実験があります。豆電球には、意外に大人でも知らないような秘密が隠されています。 ところで、今日2組が教室で行っていたのは、電気を通すものと通さないものを調べる実験でした。豆電球と乾電池をテスター代わりに使い、どんなものが電気を通すか(豆電球の明かりが点くか)調べていきました。はさみやクリップ、アルミホイル、空き缶は電気を通しました。一方、ペットボトルや輪ゴム、ノートは電気を通しませんでした。ちなみに、空き缶はスチール製とアルミ缶の2種類用意してあり、外側の塗料を削ってあるところを使いました。 では、硬貨は電気を通すでしょうか? 10円玉を使って実験をしました。豆電球の明かりが点いて、電気を通すことが分かりました。(写真上) 6年生の音楽の時間に、「剣の舞」の鑑賞教材を使って授業が行われていました。「曲のおもしろいところを見つけて聴こう」というめあてで鑑賞していました。剣の舞は、誰もが聞いたことがある曲でしょう。テレビの番組や運動会などでよく使われています。・・・ティンパニの力強い前奏の後、木琴の速く激しい旋律が始まり、合いの手にトロンボーンのグリッサンドが入ります。中間部にはサクソフォーンが妖しげな音楽を奏で、また初めの旋律に戻るというABAの三部形式の曲です。個々の楽器の音色や旋律、リズムが特徴的で、子ども達にとって曲の面白さを感じ取りやすい曲です。 鑑賞は、DVDを使って行っていました。使われている楽器を知るためにも、映像で見せる音楽鑑賞は重要なことです。しかし、その映像はちょっと古いものでした。30年以上前のものです。映っていたのは、NHK交響楽団のコンサートから取られた演奏でした。指揮者のホルストシュタインが首席客演指揮者をしていた頃です。80年代の後半頃でしょうか。(写真中) また、ティンパニ奏者も超有名な懐かしい人が映っていました。ペーター・ゾンダーマンという、ドレスデンのオーケストラのティンパニ奏者として名高い人でした。ゾンダーマンは、ドイツの指揮者に呼ばれて、時々N響に客演して参加していました。N響の音を変えたと言われるほどすごい奏者でした。剣の舞は、出だしでいきなりティンパニの強打があるので、アップで映っていました。 今日の5校時に、6年生の算数の研究授業がありました。「順序よく整理して調べよう」という、順列や組み合わせを調べる単元の授業でした。昨日までは順列について学習していましたが、今日の学習内容は「組み合わせ」を調べるものでした。A〜Dの4チームで試合をする場合、どのような組み合わせが考えられるのかを調べる問題でした。この場合大切なのは、「落ちや重なりがないように調べる」ということです。 ホップ、ステップ、ジャンプの習熟度別に分かれた3つのコースで、子ども達は様々な考えを出し合って解いていきました。10月に続いて、年間講師をお願いしている教育アドバイザーの山口先生にご指導をいただきました。授業会場が3階と4階に分かれていたため、教室を行ったり来たりしながら参観していただきました。(写真下) 12月14日(水)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 教科書には、2つの詩が載っています。1つは、まど みちお さんの「ニンジン」という詩です。これは、まど さんの有名な一行詩です。「おふろあがり」としか書いてありません。でも、なんとなく掘りたての真っ赤なニンジンが目に浮かびます。お風呂上がりの体のように、湯気が立ち上っているようなニンジンが、たった一行で表現されているのはすごいなと思います。 「さあ、詩を作ってみましょう。」と先生が言っても、そうすぐには思いつくものではありません。子どもが詩を考えると、たいていは身近にある文房具や窓から見える景色が詩の題材になりやすいものです。しかし、「感動を言葉に」という単元名の通り、最近心を動かされたことの中から、最も伝えたい題材を選ぶ必要があります。 日常生活の中で心を動かされるという経験自体、そうあるものではありませんが、家で詩の題材を考えさせてきたのでしょうか。画用紙に作った詩を書いている様子を見て回ったら、「母」や「けんか」、「ワールドカップ」を詩に表している子がいました。(写真上) 1年1組の教室では、図工の時間にクリスマスリース作りをしていました。折り紙で作るクリスマスリースは、様々な折り方が紹介されています。その中でも最も簡単な、折り紙8枚で作る方法で行いました。隣り合う折り紙の色を変えて作ると、とてもきれいなリースが出来上がります。 簡単と言っても、それは折り方のことです。同じように折った8枚を、上手にのりで貼り付けてリースにしていくのは、1年生には難しいことのようでした。折り目に合わせて角度が一緒になるようにのり付けしていかないと、8枚目でちょうど一周になりません。1年生でも、1学期にはここまではなかなかできなかったでしょう。1年生なりに試行錯誤する知恵が身についたのだなあと成長を感じました。また、クラスには優しい子がいるもので、早く出来上がって合格した子が先生代わりになり、いろいろな子に教えてあげていました。(写真中) 6年生の各クラスに、出張美術館の授業がありました。三井記念美術館とキャノン株式会社の協力で、貴重な授業をしていただきました。 体育館に国宝の「雪松図屏風」を展示してもらい、子ども達が鑑賞するという授業でした。もちろん、国宝の屏風を学校に運び込むことは不可能です。今回持ってきていただいたのはレプリカで、本物そっくりに伝統工芸士が作った作品です。レプリカと言っても、とてつもなく高い値段の屏風とのことでした。 屏風についての説明の後、体育館の照明を消し、ろうそくの火と同じ程度の明かりで鑑賞をしました。昔は蛍光灯はなく、当時の人々は、昼間の明るさかろうそくの火で屏風を見ていました。 最初は離れた位置から鑑賞し、グループで感想を伝え合いました。その時は、「描かれているのは松の木ではないか」、「雪が積もっているので冬の景色だろう」という程度でした。次に、屏風に近づいてじっくり鑑賞していきました。色の強弱や、松の葉のタッチまで鮮明に見えてきました。(写真下) また、「雪」を表現している白い部分が、白を塗っているのではないことにも気づいた子がいました。紙の色の「白」を生かして、何も色をつけずに雪が表現されていました。木曜日に、水彩画の査定をするテレビ番組があります。そこに出てくる特待生は、やはり画用紙の白を生かす手法をよく使っています。 キャノンは、高解像度の撮影技術を生かして、多くの国宝級の作品を高精度複製品として制作するプロジェクトに取り組んでいるそうです。今回のように、本物に近い美術作品を学校に持ってきていただき、教材として授業に活用できるというのは、とてもありがたいことです。 12月13日(火)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 旭町小は地下鉄の駅が近いので、電車を使って移動する社会科見学も便利です。まず、有楽町線で飯田橋まで行き、歩いて科学技術館に向かいました。 科学技術館が空いている時間帯であったため、約1時間の見学を混み合うことなく、ゆっくりと楽しむことができました。科学技術館は、5階まで科学に関する様々な体験施設が充実している場所です。展示物を自分で操作して学べるようになっていて、小学生の子ども達が一日たっぷりと楽しめる施設です。(写真上) この北の丸公園内にある科学技術館は、およそ60年前につくられました。私が子どもの頃、田舎から東京の親戚の家に遊びに行くたびに、よく連れていってもらった記憶があります。当時は今のようなすばらしい展示物ではありませんでしたが、その頃の小学生にとってはとても近代的で科学的で、目を見張るものばかりでした。もしかしたら、この科学技術館に遊びに行ったことがきっかけで、理科好きになったのかもしれません。ぜひ冬休みに、ご家族で出かけてみてください。 次に、九段下から永田町まで半蔵門線で移動し、国会議事堂に行きました。普段の国会見学では、都内や関東近郊の小学校が次々とやって来て、最初の待合室が超満員になる場合があります。12時からの見学だったためか、団体は旭町小だけでした。参議院の見学コースを歩いて行き本会議場に着くと、傍聴席に全員を座らせてもらいました。(写真中) 本会議場内の造りや会議が開かれる様子、天皇陛下が座る場所など、説明を詳しく聞いたり、質問にもていねいに答えてもらいました。また、中央広間や御休所もゆっくり見て回ることができました。見学者が多かったり国会が忙しかったりすると、これら全てが素通りになる場合が多いです。今まで何度も国会の見学に行っていますが、今回ほどゆっくりていねいに見学できたのは、初めのことでした。(写真下) 見学コースが終わり、正面玄関に出てからクラス写真を撮りました。その頃にはみんなお腹がペコペコです。歩いて10分、日比谷公園に向かいました。公園に着いて、お弁当を広げました。小学校で最後のお弁当となりました。写真屋さんが回って行き、楽しそうにお弁当を食べている様子はしっかり写真に収まっていると思います。が、途中から雨が降り始め・・・。ほとんどの子は食べ終わっていたようですが、何人かは慌てて食べたり持ち帰ることになったかもしれません。あと5分、雨が降らずにいてくれたらと、それだけが残念でした。公園を出て桜田門の駅に向かう途中で雨が止み、日が差してきました。みんなできれいな虹を見ることができたのも、良い思い出になりました。 バスを使わずに電車で行った分、一日よく歩きました。今日の夜は、きっとみんなぐっすり眠れるはずです。 12月12日(月) その2![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今回、6年生が観た劇は、ミュージカル「人間になりたがった猫」です。劇団四季ファミリーミュージカルの中でも、特に人気が高い演目で、今まで何度も再演されてきています。アメリカの作家ロイド・アリグザンダーが書いた本が原作になっています。人間の言葉が話せる猫ライオネルは、人間になるのが夢でした。ある日ライオネルは、魔法使いの主人ステファヌスに口答えをしてしまいます。その「罰」として、ステファヌスはライオネルを2日間人間に変えました。それからというもの、人間の街で数々の危機に見舞われていきます。しかし、ライオネルとその仲間たちは、「仲間」の必要性や重要性に気が付いていくのでした・・・という内容です。 ミュージカルなので、場面場面に印象的な歌やダンスが入ります。「すてきな友達」と「すてきな気持ち」の2曲が繰り返し歌われ、ミュージカル全体を盛り上げていきます。今年の6年生も、実際に劇場で生のミュージカルを観ることができませんでしたが、どんな感想をもったことでしょう。(写真上…著作権の関係で、ミュージカルの部分は写すことができません。) 1年生は、国語の時間に「おかゆのおなべ」という学習をしています。外国の昔話に親しみ、読んで感じたことを友達と共有しながら、いろいろなお話があることに気づかせていく単元です。 教科書に載っている「おかゆのおなべ」は、「おいしいおかゆ」という題名で出ているグリム童話の1つです。貧しい暮らしをしていた女の子とお母さんが、魔法の鍋を手にしたことでひと騒動を起こしてしまう…というお話です。昔話には、それぞれ教訓となる視点が含まれています。「おかゆのおなべ」では、「後先考えずに行動してしまうと、大変な目に遭ってしまう」ということでしょうか。 2組では、先生の範読に続いて、各自で音読の練習をしていました。1年生も2学期の終わり頃になると、初めて出会う文章にもスラスラと読める子が増えてきます。目で文章を追いながら、自信をもって読み進めている子がたくさんいました。また、中には指で文字を追いながら読んでいた子もいます。それも大切なことです。正しく読めるように、繰り返し音読の指導をしていきます。(写真中) 1年2組の外に、鉢花が置いてありました。ミニシクラメンについては先月お伝えしましたが、その他にシャコバサボテンとポインセチアの鉢がありました。特にポインセチアは、クリスマスが近づいてきたこの時期にぴったりの鉢物です。真っ赤な花が、サクラ草の水やりにやって来た2年生の子ども達の目にも鮮やかに映ったようでした。(写真下) 実は、「真っ赤な花」というのは真っ赤な誤りです。赤い花びらのように見える部分は、正しくは「苞(ほう)」と呼ばれ、つぼみを包む葉っぱにあたるところです。ポインセチアの正式な花は、その苞の中心にある黄色く小さく集まった部分を指します。同じように、苞が花びらのように美しい植物として、ブーゲンビレアやハナミズキなどがあります。 ポインセチアと言えば、昔から赤が主流でした。しかし最近は、クリーム色から斑(ふ)入りの品種まで、多種多様に改良されてきています。原産地はメキシコなどの中南米なので、日本のような寒さは苦手です。特に夜は、暖かい室内に置くようにしなければなりません。寒さや水のやり過ぎで、緑色の葉が落ちてくることがあります。春にはまた元気に育ちますが、来年の冬に同じように真っ赤な部分を作るためには、短日処理をしなければなりません。一度挑戦したことがありますが、「新しい鉢花を買い求めた方がきれいに咲く」ということに気がつきました。 12月12日(月) その1![]() ![]() ・・・2学期の学校生活は、今週と来週の2週間を残すのみとなりました。今週から、書き初めの練習に取り組むクラスがあることでしょう。どの学年にも、冬休みの宿題として書き初めの宿題が出されます。また、冬休みが明けて3学期に入るとすぐに書き初めを行い、校内書き初め展が開かれます。そのためにも、まずは今学期中に書き初めの練習にしっかり取り組むことが大切です。 1,2年生は鉛筆で書く「硬筆」、そして3年生以上は習字道具を使って書く「毛筆」による書き初めです。硬筆も毛筆も、書き初めを行う上でまず一番大切なことは、「お手本をしっかり見る」ということです。書き初めを行う時には、左側にお手本を置き、筆を入れる位置や文字の長さ、文字の太さなどを確認しながら書いていきます。上手に書く人は、必ずお手本と自分が書く用紙を見比べながら、ゆっくりと書き進めていきます。ですから、書き初めを上手に書こうと思ったら、何度もお手本を見ながら一画ずつていねいに書いていくことが大切です。 次に、一枚書き終わったら、自分が書いた作品とお手本をよく見比べてみましょう。中心が少しずれていたり、漢字とひらがなのバランスが取れていなかったりと、いろいろな改善点に気がつくはずです。完全にお手本通りに書ける人はいません。お手本と見比べることで、次の一枚を書く時に自分はどこに気をつけたら良いかという目標が見つかります。 最後に、学年と名前もていねいに書くようにすることが大切です。3年生以上の毛筆では、学年と名前を書く位置も重要になってきます。これもお手本を参考にしてみてください。書き初めは、自分の学年と名前も作品の一つです。最後までていねいに取り組み、自分の納得のいく作品が書けるようにがんばりましょう。 11月のふれあい月間では、いじめについて真剣に考え、全校児童が標語を考えました。標語を考えることも大切ですが、最も重要なのは、本当にいじめをしないということです。そして、自分も一緒にかかわっていじめをしないこと、さらにいじめを見逃さないということです。標語を考えることで終わってはいけません。自分の行動に移していきましょう。 さて、いじめにつながるようなことでなかったとしても、友達に対して手や足が出てしまい、先生に指導されている子を時々見かけることがあります。学校の先生方は、「どんな理由があっても、相手をたたいたりけったりしてはいけない」ということを基に指導しています。相手に暴力をふるうことは、何の解決にもなりません。 もし、友達からの暴力について困っていることがあったら、先生方や家の人、相談室の先生など、誰でもよいですから伝えるようにしてください。また、もし大人からの暴力で困っていたら、今週各クラスでアンケート調査を行うので、そこに記入するようにしてください。誰もが、暴力のない明るい気持ちのあふれる旭町小を望んでいるはずです。・・・ 続いて、表彰を2つ行いました。まず、練馬区の健やかカレンダーに応募し、入賞・入選した子ども達の表彰です。今年は、6年生の子がカレンダーの原画に採用されるという快挙を成し遂げました。3月のひな祭りの絵を描いて応募し、見事に入賞を果たしました。各教室に掲示される健やかカレンダーを見かけたら、ぜひ3月の絵にご注目ください。このカレンダーは、区内全ての小中学校に掲示されます。(写真) もう一つは、バトミントン大会で準優勝した子の表彰でした。東京都の低学年の部での準優勝です。全校で、大きな拍手を送りました。 12月10日(土)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 1校時は、1年生〜3年生の道徳の授業公開がありました。1年生の教室では、「さるくんはだめ」という資料を使った「公正・公平」に関する授業をしていました。これは、現在1年生で使っている道徳の教科書にはない資料です。東京都道徳教育教材集に掲載されている資料です。道徳の授業では、担任の判断で、他の教科書や以前使っていた副読本から引用した資料を用いて授業をする場合があります。 リスと小鳥とキツネが、木の実を集めてケーキを作る相談をしています。そこにサルがやってきて、仲間に入れてもらおうとしますが、断られてしまいます。・・・サルくんが友達から仲間外れにされてしまった時の気持ちや、周りの友達の気持ちを考えさせることを通じて、誰に対しても仲間はずれにしない心情に結び付けていく内容です。(写真上) 資料には、「おこりんぼうの さるくんがやってきました。」と書いてあるので、いつも怒ってばかりいるから仲間に入れてもらえなかったのでしょう。見方によっては、「普段の行いを良くしておかないと、いざという時に仲間に入れてもらえない」というとらえ方もできますが、そこは1年生の道徳です。どんな子であっても、「みんな平等にしなくてはいけないね」という方向で考えていきます。 2校時は、体育館で講演会を行いました。本校第16代校長の土屋先生より、「みんなの子供を みんなで育てる」という演題でお話をしていただきました。土屋先生は、校長職の時から道徳教育を専門とされていました。現在は東京教師養成塾の教授の職に就かれていますが、都内の様々な学校からの依頼があり、道徳の研究講師としても忙しい毎日であると聞いています。 講演会では、道徳教育とはどのようなものか、そして学校で行われている道徳の授業はどうあるべきかについて、分かりやすく話していただきました。さらには、家庭教育や学校教育の役割について、具体的なエピソードを交えながらご講演をいただきました。(写真中) 3校時には、4年生〜6年生の道徳の授業公開がありました。4年1組では、「より遠くへ」という教科書の資料を使い、「希望と勇気、努力と強い意志」についての学習を行っていました。資料には、パラリンピックの走り幅跳びに出場した谷 真海さんが記した文章が載っています。谷さんは、二十歳の時に、骨肉腫によって右足の膝から下を切除する手術を受けました。様々な困難の末に、スポーツ用の義足と出会い、走り幅跳びの選手として活躍するようになりました。(写真下) 資料の最後に、ブラジルで開かれたパラリンピック大会で、大きな夢だった5mを超える記録を出せたことが書かれています。そして、「記録ももちろん大切ではありますが、わたしは、それに加えて大切なものを手にすることができたのです。」と書いてあります。授業では、「大切なもの」とは何かを考えさせることを中心に進めていきました。 子ども達は、自分の好きなことや得意なものには喜んで取り組むことができます。しかし、困難が伴うことには言い訳をして途中であきらめてしまったり、最初から背を向けてしまったりする場合も多いでしょう。自分で目標を決めて努力を積み重ね、やり抜くことができる子へと成長してほしいと思います。 |
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