個人面談にご協力いただき、ありがとうございました。19日(金)で1学期が終了いたします。

2月3日(金)

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 今日は、2月3日の「節分」です。豆まきを予定している家庭が多いことでしょう。しかし、ある調査によると、最近は豆まきをしない家が増えているそうです。逆に、恵方巻を食べるという家庭が増えているとか…確かに、コンビニやスーパーには、恵方巻のポスターやのぼりが目立つ気がします。私は完全に「豆まき派」です。豆まきをしないと、明日の立春が迎えられないような気さえします。きっと、今日帰ったら、すぐに豆まきが始まるでしょう。玄関の戸を開けて、外にもしっかりまくつもりです。
 1年2組の教室では、節分にふさわしい鬼が出てくる絵本の読み聞かせをしていました。「泣いた赤鬼」の絵本でした。・・・人間と仲良くなりたい赤鬼がいました。そんな赤鬼に、青鬼はある提案をしました。「人間の前でぼくが暴れるから、赤鬼くんはぼくをやっつけて」と言いました。2人は人間の前で芝居を打つことになりました・・・。その後、姿が見えなくなった青鬼に会いに行くと、赤鬼にあてた手紙がありました。その手紙を読んで、赤鬼は涙を流します。・・・
 青鬼の友情の深さに感銘を受けるとともに、今の楽しい生活が青鬼の犠牲の上に成り立っていることに気づいた赤鬼の、後悔とも、感謝ともつかない熱い涙が胸を打つ話です。4年生の道徳の教科書にも、「友情・信頼」の学習として取り上げられています。両方の鬼の立場になって考えてみると、受け止め方は結構複雑なものがあります。いつも何かもやもやとしたものが残る話のような気がします。伸び上がって静かに話を聞いていた1年生でしたが、どう感じたでしょうか。(写真上)
 2年1組で、外国語活動の授業がありました。先週、2年生の道徳で「日本のお米、世界のお米」という授業のことをお伝えしました。教科書には、ジャマイカの「ライスアンドピーズ」という料理のことが載っていました。ジャマイカ出身のALTのダニア先生に伝えたところ、その料理に使うジャマイカの豆を実際に持ってきていただけました。そして、今日の授業で子ども達に見せたり、料理の方法を紹介してもらったりしました。(写真中)
 使う米は、日本のものよりも外国米がいいようです。ジャスミンライスと呼ばれるような細長い米を使う方が、粘り気が出なくて良いようです。豆は、「レッドキドニービーンズ」という、ジャマイカで採れる豆を使います。かなり固いので、一晩水につけておくそうです。後は、ココナッツミルクや玉ねぎ、ニンニクなどを使います。ジャマイカの家庭料理の定番とのことです。日本でも、様々な外国料理の飲食店が増えてきています。きっと探せば、ジャマイカ料理を味わえるお店がいくつかあるような気がします。食べてみたいなと思いました。
 5,6校時に、4年生各クラスに1時間ずつ、特別講師による「青ヶ島の授業」がありました。4年生は、社会科の時間に「豊かな自然環境を守り生かす八丈島」の学習をしたばかりです。青ヶ島は、八丈島からさらに南に70kmほど離れたところにあります。特別講師とは、青ヶ島の小学校で教員経験のある藤間先生のことです。毎年、4年生の社会科の授業で活躍してもらっています。
 自然がいっぱいの島の様子や、小さな島での生活の様子、学校や名産品など、たくさんの写真を見せながらの授業でした。どの子も「行ってみたい!」と思ったことでしょう。「死ぬまでに見るべき絶景」の一つになっている島ですから、私も行ってみたいと感じました。
 八丈島の学習でも、「明日葉(あしたば)」という植物が出てきました。伊豆半島から小笠原諸島に群生している野草です。そのあしたばを、特別講師はこの授業のために手に入れてきたようでした。(確かに、売っている店が時々あります。)子ども達は、あしたばを見て「おいしそう…」「食べてみたい」と言っていましたが、実際に食べたら「・・・」と感じるかもしれません。私は大好きですが、とても強いくせのある葉です。(写真下)
 練馬区の健康学園で勤務したことがあり、私は3年間下田に住んでいました。その頃からあしたばをよく食べていました。天ぷらやごま和えにするのが一番おいしい食べ方です。また、下田に親戚があるため、毎年2〜3月になると、干物と一緒にあしたばも送ってもらっています。早春の摘みたてのあしたばの味は最高です。

2月2日(木)

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 1年生は、国語の時間に「たぬきの糸車」という物語文の学習をしています。このお話の面白さは、いたずらもののたぬきが、おかみさんのために糸車を回して糸を紡ぐところにあります。また、「キークルクル」という糸車の回る音(擬音)と、「くるりくるり」という擬態語が使われていて、リズミカルな楽しさやユーモラスな情景が描き出されています。子ども達は、音読を重ねていく中で、言葉の持つ響きを実感するとともに、自然に物語の世界に入っていくことができます。
 2組では、教材屋さんから借りた糸車の模型を使って、たぬきの気持ちになって糸車を回してみました。糸車は、『千と千尋の神隠し』や『眠れる森の美女』にも出てきます。綿花やカイコの繭の繊維をよりあわせて、糸を作るときに使う道具です。実際に子ども達が糸車を回してみると、糸に見立てた紐がくるくると棒に巻き取られていく様子を見ることができました。物語の中のたぬきは、最初はやぶれ障子の穴から覗きながら、おかみさんの様子を見ていました。そして、自分も糸車を回してみたくなりました。1年生の子ども達も、同じ気持ちを味わうことができたようでした。(写真上)
 6年2組で、「ぼくの名前呼んで」という道徳の授業が行われていました。道徳の内容項目の「家族愛・家庭生活の充実」に関する授業でした。
 この資料では、主人公の太郎と、聴覚障害と言語障害のある両親が、共に家族として支え合い、懸命に生きていこうとする姿が描かれています。太郎が、学校で「自分は一度も両親から名前を呼ばれたことがない。」という事実をつきつけられ、その切ない思いを父親にぶつけます。しかし、父の涙ながらの愛にあふれた手話を通じて、両親の深い愛に改めて気づいていくという話です。長い資料でしたが、6年生なりに資料に出てくる父親の思いを感じ取ることができたはずです。6年生の保護者の方々にも、ぜひ読んでもらいたい資料です。(写真中)
 11月に、4年生が聴導犬の授業を受けています。聴覚障害のある松本さんと、聴導犬のチャンプくんによる授業でした。以前、松本さんは、「音が聞こえなくなって、一番残念に思うことは何ですか?」という子ども達からの質問に、次のように答えていました。「結婚する前は音が聞こえていたので、自分の主人の声は知っています。でも、自分の子どもの声は聞いたことがありません。どんな声をしているのか、一度でいいから聞いてみたいのです。それだけが残念です。」
 4年1組で、百人一首を行っていました。2人1組で向かい合っての対戦でした。(写真下)旭町小には、百人一首が何セットかあり、昨年も高学年で取り組んでいたクラスがありました。
 百人一首というと、「小倉百人一首」が有名ですが、学校にあるのは「五色百人一首」です。小倉百人一首を、その難しさに応じて20枚ずつ5色に色分けした札になっています。札の数が20枚と少ないため、短い時間で楽しむことができます。また、裏には上の句が書いてあって、試合中にも見ることができるので、早く歌を覚えることができるようになっています。
 子どもは覚えが早いので、何度か練習するうちにたくさんの句を暗記してしまいます。子ども達の国語の教科書を開いていただくと分かりますが、どの学年にも日本古来の文学や古典に関する学習がところどころに入ってきています。小学生の頃から、それらの言葉の響きや昔の仮名遣いなどに親しませていくことが重要です。

2月1日(水)

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 今日から2月に入りました。今月は、4年生があいさつ運動を担当します。さっそく今朝、各クラスの第一グループの子ども達が門の近くに立ちました。
 南門には、2組の4人が張り切って立っていました。遠くから登校班の列がやって来る姿が見えると、「よし!」と気合を入れている様子が伝わってきました。一度にたくさんの登校班が入ってくる時もあり、一人一人にあいさつをするのは大変そうでしたが、最後まで気持ちの良いあいさつを行うことができました。(写真上)
 あいさつ運動を終えたところで、感想を聞いてみました。正門側の1組の5人にも同様に感想を聞きました。「全員にあいさつをするのが大変だった。」…普段は、登校して来る時に先生や主事さんにあいさつをするだけですが、100人以上にあいさつをしたので大変だったはずです。毎日それを行っている私の気持ちを感じてもらえたかなと思いました。「きちんとこちらを見てあいさつをする子は気持ちがいい。」…それを分かってもらうためのあいさつ運動でもあります。「明日からの自分のあいさつに生かしていこうね。」と伝えました。
 今後は、3日(金)、8日(水)、14日(火)、21日(火)と4年生のあいさつ運動が予定されています。4年生が1人1回ずつ、早めに登校してあいさつ運動を行います。
 来週金曜日に、1年生と旭幼稚園との交流会が予定されています。1組では、幼稚園の子ども達にあげるプレゼントを作っていました。カエルの絵が印刷された紙に色を塗り、切り取っていました。これを厚紙に貼って、「パッチンガエル」(別名「ぴょんぴょんガエル」)を作ってプレゼントにするようです。(写真中)
 パッチンガエルは、伸びた輪ゴムが縮むときの力で中折れの厚紙が机の面を押しつけて、空中にはね上がるおもちゃです。まるでカエルがジャンプするかのようなので、パッチンガエルと呼ばれています。出来上がった時のあまりの楽しさに、きっと自分用に欲しくなってしまうかもしれません。
 旭幼稚園の年長さんの方がはるかに人数が多いので、1年生全員でたくさん用意しておかなければなりません。いつも人から「してもらう」ことが多かった1年生が、今度は年下の子ども達のために「してあげる」番です。プレゼントを作りながら、そういう喜びが感じられるようになっていくことでしょう。(5校時に続きを行い、楽しい「パッチンガエル」が完成していました。)
 4年生は、社会科の時間に「染め物のさかんな新宿区」の学習をしています。東京都で昔から伝わる伝統工芸について学習する単元です。新宿区で染め物が盛んに行われているというのは、意外に思われるかもしれません。新宿区の神田川沿いや妙正寺川沿いには、300件を超える染め物の工房があるそうです。
 新宿区で江戸時代から作られてきた染め物は、「東京染小紋」と呼ばれています。遠くから見ると模様のないように見える布ですが、近くで見ると細かい模様がたくさん入っているのが特徴となっています。染め物を作るには、型紙づくりから染める工程など、多くの作業とそれぞれの専門の職人の手が必要です。教科書やICTなどを使って資料を集め、染め物の技術を守り、後世に伝えようと努力している職人さんについて調べていきます。(写真下)
 伝統工芸というと、東京都では「江戸切子」と呼ばれるガラス工芸が有名です。一方、練馬区にも伝統工芸がいくつかあり、毎年秋に伝統工芸展が開かれています。「東京手描友禅」という、布に模様を手描きで染めていく伝統工芸が区内に存在し、この近くでは土支田に工房があるようです。

1月31日(火)

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 2年生は、算数の時間に「長い長さをはかってあらわそう」という学習をしています。2年生では、今まで「mm」や「cm」の単位を習ってきました。そして、30cmものさしを使っていろいろなものの長さを測ったり、cmとmmの単位の換算をしたりする学習をしてきました。
 今回は、30cmものさしでは足りない長い長さについての学習です。そこで先生が用意したのが、1mのものさしです。家庭にはなかなかない道具で、洋裁のお店などで生地を測る時に見かけるでしょうか。2人組になって1mのものさしを使い、今まで測ることができなかった長い長さを調べていきました。(写真上)
 ところで、「あた」、「つか」、「ひろ」という長さをご存知でしょうか? 日本で昔使われていた長さの呼び名です。2年生の算数の教科書(P66)に、それぞれが身体のどの部分を使った長さであるかが載っています。「あた」は、親指と中指を広げた長さです。そして、「つか」は握りこぶしの幅、「ひろ」は両腕を広げた長さを言います。しかし、当然のことながら一人一人それらの長さが異なるため、共通の長さの単位としてのものさしが必要になるというわけです。
 4年生は、理科の時間に「もののあたたまり方」の学習をしています。金属や水、空気の「あたたまり方」を調べることを通して、熱の伝導や対流について学習していきます。今日は、1組が理科室で水の温まり方を調べる実験を行っていました。
 水の温まり方は、熱源に近いところが最初に温まり、そこから上に移動します。(いわゆる、「対流」で温まるということです。)ビーカーに入れた水だけでは、水がどのように温まるのかが分かりにくいので、絵の具の塊を水の底に沈めて実験をしていました。色が付いていて、視覚化され、対流が分かりやすくなります。(写真中)
 しかし、それも点火した直後の時間に限られ、しばらく経つとビーカー内の水が攪拌して色が回り、よく分からなくなってきます。昔は、おがくずや味噌を使って対流を確認していました。あるいは、使い終わったコーヒーの粉を水に入れて調べる方法もあります。
 4校時に、4年2組の授業観察がありました。「みんなちがって、みんないい」という道徳の授業でした。道徳の内容項目の「個性の伸長」について考えを深めていく授業でした。
 表題の「みんなちがって、みんないい」は、聞いたことのあるフレーズです。そう、大正〜昭和にかけて活躍した童謡詩人、金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」に書かれています。4年生の道徳の教科書には、この金子みすゞさんの詩とともに、詩に対する感想を書いた作文が掲載されています。それら2つの資料から考えさせる道徳の授業なので、いつもの物語を教材とした授業とは違う感じになります。各自の得意なところ、良いところを見つめ直し、それを今後どう生かしていくかを考えさせていきました。(写真下)
 改めて「私と小鳥と鈴と」を読んでみると、今の世の中にとって、とても大切な思想であるようにさえ思えてきます。人はそれぞれ別々に生きていても、決してお互いに優劣はないこと、さらにはそれぞれが素晴らしいのだということを伝えている気がします。また、「自分」という存在は、自分以外の誰かがいて成り立っているという人間社会の基本的な考え方も示しています。金子みすゞさんは、26歳の若さで亡くなりました。90年以上前に作られた詩の数々は、現代の私たちへの大きな財産となっています。

1月30日(月) その2

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 今朝も冷え込みが厳しかったようです。アメダスのデータを確認すると、練馬の最低気温はマイナス2.4度でした。幸い、先週のように外の水道管が凍ることはありませんでしたが、中庭の池には氷が張っていました。
 1校時に、さっそく1年1組の子ども達が中庭にやって来ました。生活科の学習です。生活科の学習は、大きく9つの内容に分かれています。「学校と生活」、「地域と生活」、「動植物の飼育・栽培」などの他に、「季節の変化と生活」があります。
 「季節の変化と生活」では、季節によって自然の様子や生活の様子が変わることを学びます。そのため、春夏秋冬のそれぞれの季節ごとに外に出て、草花や虫、自然の変化から発見・体感する活動をしていきます。旭町小の中庭は、1年生の生活科にとって、最も身近で多くの学びができる場所になっています。
 中庭にやって来た子ども達は、まず池の氷を見て歓声を上げました。やがて、恐る恐る手を出し、水面の氷を触り始めました。氷の冷たさは、実際に触ってみなければ感じ取れません。池の水も相当冷たいことが分かりました。先週は、数センチにもなる氷が張りましたが、今朝は1センチ前後の厚みでした。それでも、手にした子ども達は大喜びでした。(写真上)
 1年2組は、4階までの廊下をまわって、2年生以上の校内書き初め展を見に行きました。3階〜4階の3年生以上の教室前には、毛筆による書き初めが展示されています。筆で書かれた大きな書き初めを見上げながら、兄弟や知り合いの作品を探していました。(写真中)
 この土日、練馬区立美術館(中村橋駅前)で、区の連合書写展が開催されていました。私は昨日の午前中に行きましたが、たくさんの親子連れで賑わっていました。連合書写展は、区内の中学生の作品も一緒に展示されていました。中学校は、草書体による書き初めのため、さらに見ごたえがあります。一方、連合図工展は、先週火曜日に見に行きました。共に、3年振りの開催となりました。区内全校から作品が集まり一斉に展示されると、書写も図工も大変な迫力を感じます。
 校内書き初め展は、今週の金曜日まで展示しています。夕方、保護者の皆様にも公開していますので、ぜひ全校の作品をご覧ください。
 6年生の社会科は、3学期に入り、「戦争と人々のくらし」の学習をしています。その単元もいよいよ終わりに近づいてきました。1組では、「産業の発展と国民生活の変化」の学習を進めていました。戦後の日本経済の急速な成長に伴う生活の変化について、あるグラフから考えさせていきました。
 日本における「電化製品の三種の神器」は有名です。1950年代後半、「もはや戦後ではない」という言葉とともに、新しい電化製品が日本全国に普及していきました。「白黒テレビ」、「冷蔵庫」、「洗濯機」の3つを言います。
 私が生まれたのは60年代でしたが、確かに幼少期には家に三種の神器がそろっていました。白黒テレビは、チャンネルがダイヤル式で、NHKから民放(1局しかなかった)まで回すのが大変でした。白黒だったにもかかわらず、ウルトラマンのカラータイマーは「赤」に見えていたのは不思議です。冷蔵庫は1ドアで、冷凍庫が上の棚についていました。霜でびっしりおおわれていたように思います。最初の洗濯機は、2槽式になる前のタイプでした。横にハンドルが付いていて、ローラーに挟んで脱水する洗濯機でした。
 続いて高度成長期には、新三種の神器として「3C」が登場します。「カラーテレビ」、「自動車」、「クーラー」です。私の父は自動車を購入するのは早かったのですが、カラーテレビとクーラーは近所の家から出遅れました。カラーテレビになったのは、小学校の高学年の頃だったでしょうか。クーラーはさらに遅く、中高生の頃でした。
 さて、6年1組で扱っていたグラフは、横軸が年代(1959年〜1980年)で、縦軸が家庭への普及率(%)になっていました。三種の神器のグラフが示されていて、それに重ねて「3C」のグラフが3本(A〜C)書いてあります。A〜Cのグラフが3Cのどれにあたるのかを考えさせていました。(写真下)
 日本は太平洋戦争に敗れ、どん底から這い上がって経済を回復させてきました。そう考えると、日本という国は改めてすごい国家であることが分かります。

1月30日(月) その1

 もうすぐ2月に入ります。寒い日は続いていますが、日差しが日に日に強く感じられるようになってきました。校庭で全校朝会を行いました。今日は、「摩擦熱の話」というテーマで話をしました。
・・・先週の全校朝会で、1月20日の「大寒」についての話をしました。2月4日の「立春」までの2週間が、一年で一番寒い時期とされていることを説明しました。確かに先週は、とても寒い日がありましたね。外の水道管が凍ってしまい、お昼過ぎまで水を出すことができない日がありました。水曜日は、晴れていても気温が上がらず、練馬区では最高気温が3度だったようです。さらに、一日中北風が強く吹いていました。そのような中でも、1年生の子ども達は、生活科の時間に作った凧を持って校庭に出て、元気よく凧揚げを楽しんでいました。翌日の木曜日は、最低気温がマイナス5度になりました。池に氷が張っていてびっくりしました。しかし、休み時間には、みんな校庭に出て元気よく遊ぶ姿が見られました。旭町小の子ども達は、寒さに負けない丈夫な子が多いなと思います。
 さて、寒い日の朝、指先が凍りそうなほど冷たくなります。そんな時、みなさんはどうしていますか? 簡単に手を温めるには、両手をゴシゴシとこすり合わせる方法があります。手と手をこすり合わせると、指先の血管が広がり、血液の流れが良くなって手が温かく感じられます。また、瞬間的に摩擦熱が発生するので温かさを感じます。
 「摩擦」というのは、物と物をこすり合わせることです。そして、こすって発生した熱が「摩擦熱」です。この摩擦熱は、いろいろなところで利用されています。大昔の人は、木と木をこすり合わせて、摩擦熱を利用して火を起こしていました。また、最近は、消しゴムで消すことのできるボールペンが売られています。このペンは、50度〜60度くらいの熱で消えるインクが使われています。ペンの後ろについているゴムの部分でこすると、摩擦熱が発生して紙に書いたインクが消えるという仕組みになっています。
 ここまで話してきた「摩擦」は、物と物とがこすれ合うことを指しています。実は、人と人とがぶつかり合うことでも「摩擦」が生じることがあります。満員電車や込み合ったエレベーターの中でのことです。誰もわざと人を押したり足を踏んづけたりしているわけではないのに、急に機嫌が悪くなって怒り始める人がいます。まさに摩擦熱みたいですね。そうかと思うと、「ごめんなさい」とか、「すみません」とすぐに相手に伝え、いくら混み合っていても穏やかに過ごせる人もいます。みなさんは、どちらのタイプですか? 朝会が終わって靴箱に行くと、大変混み合います。ちょっと隣の子と触れただけで怒ったり、相手をたたいたりする子はいないでしょうか。混雑している時はおたがい様です。「ごめんね」「すみません」と、お互いがすぐに言えたら摩擦熱は発生しないのです。
 最後に、ふれあい月間についての話をします。練馬区では、毎年6月と11月、そして2月をふれあい月間に位置付けています。いじめや暴力のない毎日が過ごせるように、重点的に取り組むことになっています。ふれあい月間のたびに伝えていますが、身近な友達へのからかいや仲間はずれがいじめの原因となります。また、大人による暴力で困っているという小学生も全国的に増えています。いじめや暴力で困った場合は、すぐに相談するようにしてください。
 先週まで、5年生のあいさつ運動がありました。あいさつ運動に取り組んだ5年生に聞いてみたら、「あいさつを返してくれた時は、うれしく感じた。」とか「相手を見てあいさつをする子は、とても気持ち良く感じられた。」という感想を話していました。2月は、4年生があいさつ運動を担当します。まずは、今週の水曜日と金曜日に予定されています。5年生のがんばりを生かして、また全校であいさつを高めていきましょう。・・・

1月27日(金) その2

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 3校時の後半は、6年1組の外国語の授業観察を行いました。「My Best Memory」という単元で、心に残った思い出について、詳しく聞き出したり伝えたりすることをねらいとした授業でした。ちょうど、卒業アルバムの文集を作成している時期です。今までの学校生活を振り返り、一番の思い出を他者に伝える授業内容になっていました。
 授業の後半を見に行きましたが、先生との会話や友達同士での会話など、きちんと英語でのやり取りが行えていました。(写真上)旭町小の外国語の授業では、担任とALTの他に、外国語の指導員として辻先生が勤務しています。3学期からは、東京都で行っている「社会の力特別非常勤講師」として授業にかかわっていただいています。ですから、辻先生が勤務されている日の外国語の時間は、さらに充実した授業ができます。
 授業の最後のリスニングテストは、英会話を聞きながらメモを取り、先生からの質問に答えるという形式で行われました。英会話は、ALTのダニア先生と辻先生が行いました。本格的な(というより、本物の)英語の発音を子ども達に聞かせることができました。
 4校時は、5年1組の音楽の授業観察に行きました。「響くいい声で歌おう」というめあてで行われた、歌唱を中心とした授業でした。「今日は、歌を中心に行います。」と先生が話したとたんに、子ども達から喜びの声が上がりました。普段から歌うことが大好きな子ども達であることが分かり、とてもうれしくなりました。
 3学期に入ってから、5年生は、卒業式の入場曲である「威風堂々」の合奏を練習していました。今日からは、いよいよ歌の練習のスタートです。5,6年生による呼びかけ(卒業式の「門出の言葉」)は、4年振りに実施する方向で考えています。呼びかけの中には歌が3曲入り、5,6年生が一緒に歌う曲もあります。全国的にも卒業式の歌として有名な「旅立ちの日に」です。今日は、その最初の練習日になりました。
 卒業式での歌はいいものです。聞く人に感動を与える力があります。歌自体のすばらしさと歌う子ども達の力によって、その感動は何倍にもなります。まだ初めて歌う「旅立ちの日に」でしたが、5年生の澄み切った高音を聞いていて、卒業式が楽しみになってきました。(写真下)

1月27日(金) その1

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 1校時に、6年2組の体育の授業観察がありました。体育館で「高跳び」の学習を行っていました。
 高跳びは、短い助走から強く踏み切り、高く跳ぶところに運動の楽しさがあります。3歩か5歩の短い助走から、踏み切り足を決めて上の方に高く跳ぶことや、膝を柔らかく曲げて足から着地することが身に付くように指導していきます。また、自分や友達と記録を競い合う楽しさもある運動です。自身の最高記録をめざして限界の高さに挑戦したり、友達と跳び比べをしたりして楽しみます。
 助走では、「イチ・ニ、イチ・ニ・サーン」(5歩の場合)のリズムで踏み切るようにさせます。準備運動を兼ねて、声に出しながら助走の練習をまず行いました。また、練習タイムでは、友達の跳び方をお互いに見合ってアドバイスをするなど、さらに学習が高まるように指導していました。
 技能を高めていくには、バーを跳び越すことができなかった時に、何が原因であったかをまず知ることです。踏み切ってから、振り上げ足が引っかかったのか、抜き足が引っかかったのか、あるいは踏み切る場所が近すぎなかったか、遠過ぎなかったか…原因をもとに修正し、練習を繰り返すことで記録を伸ばすことができます。(写真上)
 3校時に、2年2組の道徳の授業観察がありました。「日本のお米、世界のお米」という「国際理解」に関する資料を使った授業でした。おにぎりを食べていた主人公(わたし)は、「お米は、日本でできた食べ物」と思っていました。お母さんから、お米は大昔に他の国から伝わってきたものであること、さらにお父さんからは、お米がいろいろな国で食べられていることを聞き、驚きます。・・・次のページには、世界のお米を使った料理が写真入りで紹介されているという資料です。(写真下)
 世界のお米料理は、どれもおいしそうなものばかり載っていました。また、子ども達にとって、馴染みのある料理もいくつかありました。韓国の「ビビンバ」、スペインの「パエリア」、ベトナムの「フォー」、アメリカの「ロコモコ」・・・この4つは、日本でもいろいろな料理店やファミリーレストランで注文できそうな料理です。給食に出てくる場合もあります。
 その他に、日本ではあまり知られていない料理がありました。モザンビークの「ムカバッタ」とジャマイカの「ライスアンドピーズ」です。ジャマイカと言えば、ALTのダニア先生の母国です。ちょうど今日がダニア先生の勤務日だったので、「ライスアンドピーズ」がどんな料理なのか、聞いてみました。道徳の教科書に載っている写真は、実際にジャマイカで食べるものとは違いがあるようでした。「ライスアンドピーズ」は、お米と豆をココナッツミルクで炊き上げ、日本の赤飯のような色になる料理です。また、お皿に肉や野菜、炒めたバナナなどと一緒に盛り付けて、家族みんなで集まって食べる料理とのことでした。日本の粘り気のあるお米よりも、外国米の方が適しているそうです。
 グローバル化によって、日本にいながらにして世界の様々な情報を知ることができるようになりました。各国の生活や文化をさらに知り、国際理解・国際親善の心を広げていくことが大切です。

1月26日(木)

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 4年生は、国語の時間に「ウナギのなぞを追って」という説明文の学習をしています。2組では、ウナギの産卵の秘密に迫る、とても重要な段落の読み取りをしているところでした。
 大人にとってもこの説明文はとても興味深く、科学的な専門知識が必要な説明文の内容になっています。高級食材の一つであるウナギが、どのようにして日本近海にやって来るのかが詳しく説明されています。ウナギの養殖は、稚魚を捕まえて育てています。ウナギの値段が高いのは、卵からの養殖が難しい(今のところ不可能である)ところにあります。というよりも、ウナギの稚魚が沿岸部に来ることは分かっていましたが、どこで産卵されているかが長年の疑問であったのです。それを長期にわたる研究で解明した海洋生物学者の塚本勝巳さんが記したのが、「ウナギのなぞを追って」の説明文です。
 説明文には、日本中のウナギが二千キロメートルも離れたマリアナ諸島の海底で産卵をしているということが書いてあります。(この場所を突き止めるまでの苦労が、相当大変な状況であったことも書かれています。)なぜわざわざそんなに遠いところまで卵を産みにいかなければならないのかは、謎の謎ですが…。
 さらに、「ウナギは、新月の頃に合わせて、一斉にたまごを産んでいるようなのです。」というところでは、月の満ち欠けとの関係がグラフを使って説明されています。水深の深いところでありながら、月の引力を感じて産卵が促されている…というのも不思議なことです。(写真上)
 この説明文では、ウナギの幼生(プレレプトセファルス)を発見したところまでが書かれています。その後、さらにその近海で産卵された卵を採取したというニュースが出たことがあります。近いうちに、卵からウナギの養殖ができる時代、さらには完全養殖ができる時代が来るかもしれません。そうなれば、ウナギの値段が庶民の味方に近づくことでしょう。
 3年生は、理科の時間に「じしゃくのふしぎ」という学習をしています。磁石にくっつくものとつかないものがあることや、N極とS極との関係、さらには磁石と鉄との関係について調べていく単元です。
 磁石は子ども達にとって身近なものでありながら、目に見えない力がはたらいているため、よくよく考えると不思議な性質がたくさん秘められています。理科の授業では、実験を通じてそれらの性質を正確に調べていくことが大切になります。
 2組では、「磁石は、段ボールを挟んでもクリップをくっつけるだろうか」、「磁石の極同士を近づけるとどうなるだろうか」、「磁石に近づけた鉄は、磁石になるのだろうか」という実験をしていました。
 最初の実験では、段ボールを1枚挟んだ時と2枚の時とで、クリップがどのくらいつくかを調べました。磁石の力は、間に物があってもはたらくということが分かりました。(写真中)
 また、3つ目の「磁石に近づけた鉄は、磁石になるのだろうか」という実験も、子ども達にとっては不思議に感じるものです。磁石についたクリップをそっと離すと、クリップはしばらく何本かくっついたまま残ります。そのことから、鉄(クリップ)が磁石になったことが予想できます。さらに、磁石でこすったクリップを別のクリップに近づけたり、方位磁針や砂鉄に近づけたりすることで、磁石になったかどうかを確かめることができます。
 5校時に、3年1組の授業観察がありました。校庭での体育で、「折り返しベースボール」の授業でした。旭町小では、ベースボール型のゲームを2学期に5,6年生、3学期に3,4年生が行うことにしています。3年生は初めてなので、ルールを理解することや、ボールを捕ったり投げたりという基本動作に慣れることからスタートします。
 まだゲームを行うようになって間もない段階のようでしたが、子ども達は意欲的に取り組んでいました。バッティングティーに置いたボールをプラスチックバットで打ちます。バッターは、1塁と本塁の三角コーンを往復します。守備は、打ったボールを捕り、アウトゾーンに持っていきます。アウトゾーンに3人集まったところで「アウト」になります。(写真下)
 野球ボールを投げる(上投げ)ことや、両手でキャッチすること、さらにはバットを振って打つことは、初めて経験する子が多かったようです。これは、体の使いかをを見ればすぐに分かります。経験がなければ上達しません。これを機にベースボール型の運動に関心をもち、積極的に運動するようになってほしいと思いました。
 練馬区では、今朝はマイナス5度まで下がったようです。しかし、昨日のような冷たい北風はなく、日当たりの良い校庭はとても暖かく感じられました。

1月26日の給食

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献立名           キムチたくあんご飯
              ジャンボシューマイ
              野菜中華スープ
              牛乳


一口メモ

 今日は、練馬大根のたくあんを使った「キムチたくあんご飯」を作りました。たくあんのポリポリとした食感が楽しめるご飯です。
 練馬大根は、作るのに手間がかかることや、環境の変化、食生活の変化などにより、昭和30年頃から栽培が減りました。現在では、市場に出回ることがほとんどなくなり、「幻の大根」とさえ言われています。
 そこで、練馬区は地元のJAと生産者さんの協力により、伝統野菜である練馬大根を復活させる取り組みを行っています。毎年行われている「練馬大根の引っこ抜き大会」もその取り組みの一つです。
 今日は、練馬区の漬物業者さんが作ったたくあんを、学校まで届けていただきました。

1月25日(水)

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 昨日の夕方から季節風が強くなりました。そして、予報通りに厳しい冷え込みの朝を迎えました。
 先週から行われていた5年生のあいさつ運動は、今日が5日目の最終日となりました。北風にも負けず、次々と登校してくる子ども達に元気よくあいさつの声かけをしていました。
 昨日まで元気だったサクラ草が、今朝はへなへなとしおれたようになっていました。登校してきた子がジョーロに水を入れようとしたら、水道管が凍っていて出てきません。(外の水道の多くは、お昼過ぎまで凍っていて使えませんでした。)サクラ草は、水が足りなくなったのではなく、氷点下の寒さでしおれているだけです。暖かくなれば元に戻ることを教えてあげました。サクラ草は、なんと丈夫なことか…。
 1校時に、図工の授業観察に行きました。6年2組の「小さな行灯(あんどん)」の授業でした。行灯は、江戸時代に普及した照明器具です。4面の板にデザインを考え、電ノコでくり抜き、内側から白い紙を貼り付けます。組み立てて中に明かりを入れると、すてきな行灯が出来上がります。6年生にとって、小学校最後の図工作品として、今学期の初めから製作に取り組んでいます。
 図工の授業では、開始早々に製作の続きを取り組ませるわけではありません。授業の始めには、本時のめあてをしっかり提示するとともに、キリや電ノコを使う際の安全指導や作品完成までの時数を示すなど、事前指導をしてから行います。
 電子黒板には、昨年度の6年生が展覧会に出品した「小さな行灯」の写真が映し出されていました。ステージ上に展示されていた昨年の6年生の作品を見て、「自分たちもこんな作品を作ってみたい」とあこがれをもったのは、一年前のことです。今年は展覧会はありませんが、卒業前に6年生の作品を、ぜひ全校児童に見てもらいたいものです。
 図工室には、様々な掲示物があります。各学年の見本作品や図工展のポスター、のこぎりなどの道具の使い方が掲示してあります。さらに、世界の名画のポスターもところどころに貼ってあり、図工室の雰囲気を高めています。電子黒板の後ろの壁には、フランスの画家クロード・モネが描いた「印象・日の出」が貼ってあります。(写真上)
 昔から、このモネの作品には思い出があります。全体的にもやもやとした灰色の空と海に、オレンジ色の太陽がとても印象的に映ります。中学生の時に、美術の教科書に載っていたのを初めて見た記憶があります。(その時は、夕日を描いたのかと思っていました。)その後、レコードのジャケットにこの絵が使われていることに気がつきました。クラシックのレコードジャケットは、よく名画が使われていることがありました。「印象・日の出」は、チャイコフスキーの交響曲第1番(ティルソン・トーマス指揮)のジャケットになっていました。この曲の副題の「冬の日の幻想」によくマッチした絵だなと思い、レコードを買った覚えがあります。
 昨日のような強風は収まりましたが、今日も一日中冷たい風が吹き続けていました。その風の恩恵を一番受けることができたのは、1年生でした。
 生活科の時間に製作してきた凧を手に、2校時に校庭に出て飛ばしてみました。普段なら、校庭を勢いよく走らなければなかなか凧を飛ばすことができません。今日は、風が吹いてくる方向を背にして立ち、糸を緩めていくだけで凧がスイスイと揚がっていきました。
 風が時折強く吹くたびに、凧が勢いよく揚がったり回転しだしたりして、子ども達の歓声が校庭中に響き渡りました。先週、たこ糸を結ぶのに苦労した思いはどこへやら…寒さも忘れて凧揚げを楽しんでいました。(写真中)
 4校時に、4年1組の授業観察がありました。「ブラッドレーの請求書」という資料を使い、家族愛について考える道徳の授業でした。
 ブラッドレーは、お母さんに対して、自分がしているお手伝いのお駄賃としてお小遣いを請求します。お母さんは、その請求書を見て悲しく感じながらも、ブラッドレーの要求通りにお小遣いを渡しました。お金と同時に、ブラッドレーは、お母さんからの請求書を受け取りました。その紙片には、「病気の看病代0円」「食事代と部屋代0円」などと書かれていました。それを見てブラッドレーは自分のしたことを反省し、すぐにお金を返し、謝りました。
 4年生にとって、家庭でよくある光景ではないでしょうか。自分がやってあげたことに対しては見返りを要求し、家族が自分のためにやってくれていることは当たり前ととらえ、気づいていない場合が多いものです。また、逆に親が子どもに対して、「これができたらお小遣いをあげるよ」などと、何でもお金で釣るようなこともいけません。(写真下)

1月24日(火)

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 3学期の授業観察が始まりました。毎学期、各学級及び専科の授業を校長と副校長とで参観し、教員の授業改善に結び付けていくための取り組みです。
 今日は、2校時に3年2組の体育の授業を見に行きました。当初は校庭での体育(折り返しベースボール)の予定でしたが、直前になって雨が降り始めたため、体育館での授業に変更になりました。体育館では、「忍者になろう」という表現運動の授業を参観しました。
 3年2組は、体育館にすばやく集合すると、準備運動をきびきびと行っていました。準備運動では、その授業で取り組む運動で特に負担がかかるような体の部位を入念にほぐしておく必要があります。伸脚や腕の運動、さらには「ウォーミングアップタイム」として忍者の動きを行いました。瞬発力を意識させた動きで、しゃがんたりジャンプしたり、左右に体をかわしたりと、楽しみながら体を動かしていました。
 十分に体が温まったところで、忍者になり切って表現を考える時間になりました。4人グループになり、「いざ! 敵の城へ」、「大変だ!!」、「敵か?」、「城に到着」、「任務 遂行」の流れに合わせて、動き方を考えていきました。そして、授業の後半は「発表タイム」です。グループごとに体育館の中央に行き、創作した忍者の動きを順番に発表し合いました。バックミュージックもかかり、みんな忍者になり切った動きを楽しみました。(写真上)
 2年生は、生活科の時間に「あしたへつなぐ、自分たんけん」という学習をしています。自分の成長には、家族をはじめとして多くの人がかかわっていることや、いろいろな人にお世話になってきたことに気付かせるという学習です。さらに、自身の成長に自信をもち、これからの生活に意欲をもたせることもねらいとしています。
 2年生は、小学校に入ってからの2年間がもうすぐ終わろうとしています。1年生の頃の自分と比べて、できるようになったことは数多く見つけられるはずです。一方で、幼稚園や保育園に入る前のことについては、覚えていないことだらけです。そこで2年生では、家の人に協力してもらい、小さかった頃の自分の様子についてインタビューをしてくる宿題が出されていました。さらに、学年だよりを通じて小さかった頃の写真を用意することもお願いしてあったので、それらを使って学習のまとめに取り組んでいます。
 家の人から聞いて調べてきたことを、教室内で友達同士で交流してみると、改めて自身の成長に気がつくものです。ミルクをたくさん飲んで元気よく成長してきた様子や、家族みんなで自分の誕生を喜んでくれたことなど、どの子も大切に育てられてきたことを実感しました。名前がつけられた謂れも、家の人から聞いてまとめてありました。名前は、家族からの一生のプレゼントです。自分の名前はもちろん、友達の名前も大切にしなければなりません。(写真中)
 3年1組が、音楽の時間に「ユモレスク」の鑑賞をしていました。ユモレスクは、チェコの作曲家、ドヴォルザークが作ったバイオリン(ピアノ伴奏つき)の小品です。バイオリンの音色と旋律の変化を楽しむ鑑賞教材として、3年生の教科書に取り上げられています。(写真下)
 ユモレスクは、英語の「ユーモア」と同じ語源のフランス語のようです。「気軽な小品」という意味で、作曲者がつけた題名です。誰もが一度聞けば「ああ、あの曲…」と、どこか馴染みのある曲で、思わずスキップしたくなるような軽快さがあります。
 ドヴォルザークは、晩年アメリカに渡って作曲をしました。とても生真面目な性格だったようで、毎日決まった小節分の作曲メモを残していたそうです。ある夏の休暇、故郷に戻った時に、そのメモをもとに作曲した1つがこの曲であるとされています。ドヴォルザークは、メロディメーカーな作曲家で、心に残る旋律をたくさん生み出しました。交響曲では、8番や9番が有名ですが、6番や7番も魅力のある曲です。

1月23日(月) その2

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 6年生を送る会は、2月28日(火)に予定しています。各学年に当日までの準備の役割分担が決められています。1年生は、6年生にペンダントをプレゼントすることになっています。
 1組では、生活科の時間に、6年生へのペンダント作りに取り掛かりました。紙粘土を使い、絵の具で色をつけながら作っていました。紙粘土をよくこねてから、絵の具を直接紙粘土に混ぜ込み、よく練っていきます。青い絵の具を少し入れると、きれいな水色の粘土になります。また、赤い絵の具を入れることで、鮮やかなピンク色の粘土ができます。様々な色の粘土を少しずつ作りながら、思い思いのペンダントを形作っていきました。(写真上)
 1人2個ずつ作り、粘土が乾く前に、ペンダントの上の方にクリップを埋め込みました。クリップは、紐を通す金具になります。心を込めて作った手作りのペンダントを、きっと6年生は喜んで首にかけてくれることでしょう。
 2校時に、2年1組の教育アドバイザー訪問の授業がありました。年間を通じて、若手の先生方への研修の一環として行われています。今回も、前校長の道山先生に教育アドバイザーとして来ていただきました。
 授業は、算数「1000より大きい数をしらべよう」の学習でした。3学期に入り、1万までの数について学習してきた、いよいよ単元のまとめの授業でした。今まで、大きな数の読み方や位取り、さらに数直線での表し方について学習してきました。今日は、3800という数について、今まで習った様々な見方で言い表す方法を考えさせていきました。
 3800は、「3000と800を合わせた数」、「4000より200小さい数」、「100を38個集めた数」というように、数の仕組みを使っていろいろな言い表し方があります。授業では、友達と意見交流をしながら、お互いの考えを広め合う様子が見られました。(写真中)
 全校朝会で使ったイチローの写真を2階の掲示板に貼ったところ、休み時間に子ども達が立ち止まって見ていました。2年生の子ども達に聞いたところ、イチローについてはテレビで見たことがあると言っていました。CMにも出ているので…(写真下)
 イチローは、現在はもう大リーグの選手からは引退していますが、シーズン中はマリナーズの選手育成のためにチームに同行しています。そして、オフシーズンには来日し、高校野球の指導をしたり、草野球チームに所属したりしているようです。
 私は、数多い野球選手の中でも、イチローが大好きです。以前、高学年の道徳の副読本(当時は道徳が教科ではなかったので、「副読本」と呼ばれていました。)に、「メジャーリーガー・イチロー」という資料が載っていました。道徳の内容項目の「不撓不屈・希望」に関する資料でした。平成18・19年度に、旭町小は区の研究指定校として、道徳と体育の発表を行いました。その時に、このイチローの資料で研究授業をしました。背番号「51」のイチローTシャツを手に入れ、導入に使ったことをよく覚えています。
 スポーツ選手が道徳の資料になることは、よくあります。野球選手で言うと、松井秀喜も昔の副読本に載っていました。(5打席連続敬遠を題材にした資料でした。)現役の選手では、大谷翔平が5年生の現在の教科書に載っています。4月の最初の教材として、「希望と勇気」の学習として扱われています。

1月23日(月)その1

 全校朝会は、曇り空の寒い中ではありましたが、校庭で行いました。「継続は力なり」というテーマで話をしました。
・・・先週の金曜日は、二十四節気の「大寒(だいかん)」の日でした。「大寒」は、「大きく寒い」という漢字を書き、その字の通り、最も寒い時期という意味です。一年の最低気温も、この時期に記録されることが多いようです。2023年の大寒は、1月20日から2月3日までの間です。そして、2月4日は「立春」となり、暦の上では春になります。ですから、冬の厳しい寒さも、今週と来週の2週間の辛抱と思い、がんばりましょう。
 ところで、ついこの間、新しい年になったと思ったら、もう1月の終わりが見えてきました。2週間前に3学期の学校生活が始まり、新たな気持ちで目標を立てました。その目標を立てた2週間前と変わらずに、今も同じ気持ちで毎日をがんばっているでしょうか?
 一つのことを続けていくというのは、とても難しいことです。「がんばりたい!」、「よし、やろう!」と思ったことは、誰でも最初は張り切って取り組むものの、次第に気持ちが薄れてきてしまいがちです。
 そこで今日は、「継続は力なり」という言葉についてお話をします。(「継続は力なり」と書かれた拡大コピーを見せる)「継続」というのは、「続ける」ということです。「小さなことでも、毎日毎日少しずつ続けていけば、やがて大きな成功につながる。」という意味や、「物事を成し遂げるまであきらめずに取り組み続けることは、それ自体がすばらしい力である。」という意味でも使われます。
 この「継続は力なり」という言葉を、自分の人生で身をもって示してくれた日本人がいます。日本のプロ野球で活躍し、アメリカの大リーグに移って活躍したイチロー選手です。野球が好きな子は、よく知っているのではないでしょうか。イチロー選手は、打撃も守備も、そして走ることにも優れた野球選手で、数々の記録をつくり上げました。そのイチロー選手が、あるインタビューでこう答えたことがあります。「僕には野球の才能はありません。でも、続けることが出来ることを才能と呼ぶのなら、僕にはその才能があります。」・・・イチロー選手は、小さい頃からプロ野球選手にあこがれ、毎日毎日バットを振ったりキャッチボールをしたりと、コツコツと練習を続けてきました。生まれながらにして特別な力をもっていたからプロ野球選手になれたのではなく、何年も練習を欠かさずに行ってきた、その結果プロ野球選手になることができたというのです。
 なわとび旬間が2週間ありました。なわとびカードのどの技まで合格したいとか、この跳び方ができるようになりたいという目標をもって取り組み始めたはずです。最初の頃は休み時間に進んで取り組んでいたのに、先週あたりからなわとびへの熱が冷めてしまった子はいませんか。なわとび旬間は終わっても、体育の時間にも続けて練習していきます。「継続は力なり」です。なわとびの練習を続けることが、きっとすばらしい力につながっていくはずです。
 どのクラスでも、毎日のように宿題が出されています。家に帰ってからきちんと宿題を行っていますか。「継続は力なり」です。毎日宿題を続けていくことが、学習だけでなく、心を強くしていくことにもつながっていくはずです。他にも、すばらしいあいさつを毎日続けていくことも、サクラ草に毎日欠かさずに水やりと愛情をあげることも、「継続は力なり」です。がんばりましょう。・・・

1月20日(金)

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 1年1組では、生活科で製作中の凧が最終段階に入っていました。たこ糸を結びつける作業です。
 凧に絵を描き、2本の足を取り付けるところまでは順調に進んできました。毎年、このたこ糸を結びつけるところが指導の山場です。凧の本体に張ってある糸の先は、丸い輪っかになっています。そこに、巻いてあるたこ糸の端を通し、何度か固結びにして留めます。2本の紐を固結びやチョウ結びにするということの経験があっても、一方が輪になっているというのは初めてだったようです。先生が拡大投影機で画面に手先を映したり、子ども達のところで見本をやって見せたりしながら教えていました。(写真上)
 いろいろな学年で様々な教材を購入して授業に使っていますが、こういう難所があるのはありがたいことです。もし、たこ糸が全てつながれていて、絵を描くだけの教材として売られていたとしたらどうでしょう。子どもも先生も楽かもしれません。しかし、何の苦労もないまま凧揚げをするのでは、喜びが違ってくるはずです。子ども達にとっても、糸を工夫して結ぶという良い経験ができました。凧揚げは来週になるでしょうか…楽しみです。
 2,3校時に、5年生の各クラスへの出前授業として、「方言の授業」がありました。講師は、昨年に続いて説 寿弘先生にお越しいただきました。説先生は、区内の小学校で長年にわたり校長をされていました。私が副校長の時に校長をされていた先生で、3年間同じ学校で勤務しました。その時からの関わりなので、私が校長になってからも、行く先々の学校で、毎年講師として来ていただいています。
 説先生は、鹿児島県の喜界島のご出身です。方言だけで話されると、全く何を言っているのか分かりません。実際、授業の始めに突然方言で子ども達に話しかけると、みんなぽかんとして、「何語?」とか「中国語かな…」とつぶやいていたほどです。同じ日本でありながら、お互いに通じない言葉があるというのは、とても不思議なことです。また、喜界島の言葉だけでなく、日本中に同じようにたくさんの方言が存在しています。そういう意味では、日本は狭いようで広く感じます。
 5年生の国語の教科書に、「方言と共通語」という学習があります。その学習に位置付けた出前授業でした。プリントを使って全国の様々な方言で書かれた詩を学習したり、喜界島の方言で書かれた詩をみんなで読んだりしました。また、喜界島の様々な風景や建物を撮った写真を見せてもらったりもしました。以前は、必ず2年に1回、夏休みを使って島に帰られていました。しかし、コロナ禍でこの3年間はまだ帰っていないそうです。自然がたくさんある島の写真を手に、目を細めて子ども達に語る先生の姿が印象的でした。
 毎回、島から送られてきたサトウキビを見せてもらっています。今回も、竹のように硬いサトウキビを手にして、技を披露していただきました。サトウキビを味わうところの実演です。まず、犬歯で表面の皮をかじってむきます。次に、中の繊維質をむしゃむしゃとかみ砕き、甘い汁を吸ってかすを捨てます。(これは、私たちは真似することができません。歯が欠けてしまいます。)サトウキビは、黒砂糖の原料になります。ちなみに、喜界島では、白ごまも名産品になっています。
 他にも説先生は、多彩な特技をもち合わせています。その一つが「手品」です。今日の授業でも、ポケットから得意気に赤い紐を出して手品が始まりました。いつも時間がない中で手品が始まるので、私はヒヤヒヤしながら見守ることになります。しかし、ポケットに紐を忍ばせていたこと自体、最初からやる気でいらっしゃるのです。校長時代に、手品の講習会に参加して腕を磨いたこともあり、今日も切れ味の良い手品で子ども達をびっくりさせていました。(写真中)
 さらに説先生は、こま回しの達人でもあります。朝、学校に着いて、1年生が凧の糸を結んでいる話をしたら、「こまの回し方を教えてあげようか」ということになりました。後から考えるととても不思議なことなのですが、説先生のリュックには、ちゃんと自分専用のこまが用意されていたのです。
 5年生の授業が終わった4校時、自身のこまを手に、1年生の両クラスを訪れました。1年生は、3学期になってから、生活科で昔遊びに取り組んでいるところです。こまを回すには、まず紐をしっかり巻きつけていくところが重要です。様々なコツを伝授してもらいました。
 こまを回す技は、まさに達人級です。空中でこまを手に乗せたり、回っているこまを手ですくい取ったり、紐を使って綱渡りさせたりと、これでもかとウルトラCを披露していきました。短時間でしたが、1年生の子ども達のこまに対する意欲は間違いなく高まりました。来年は、1年生への出前授業もお願いしようかと考えています。きっと、もっと手品をやりたいでしょうから…。(写真下)

1月19日(木)

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 今朝の音楽朝会は、体育館で行いました。10分ずつに分け、1〜3年生の部と4〜6年生の部の入れ替え制で実施しました。体育館での音楽朝会は、いつ以来になるでしょうか。コロナ禍になってから実施してこなかったので、3年振りのことかと思われます。
 やはり、体育館で行う音楽朝会はいいなと思いました。音楽専科がピアノを弾き、子ども達に声をかけながら歌っていくと、体育館中に声が響き渡り、どんどん歌が盛り上がっていきます。きっと子ども達も、他のクラスや他学年と歌えた満足感を味わえたことでしょう。
 今日の音楽朝会で歌った曲は、「カントリーロード」でした。ジョン・デンバーの代表曲の一つですが、その後多くの歌手によって歌われてきました。日本では、映画「耳をすませば」の挿入歌並びにエンディング主題歌として、本名陽子さんが歌って広まりました。
 1年生は、国語の時間に「かたかなの かたち」という学習をしています。ひらがなと形の似ているカタカナや、似た形のカタカナを区別して書けるようにしていきます。ひらがなに似ているカタカナには、「せ」と「セ」、「も」と「モ」など、いくつかあります。では、ひらがなとカタカナが全く同じ形をしているものは何でしょう? ひらがなの「り」は、カタカナの「リ」とほとんど一緒ですが、パソコンで入力すると微妙に違いが出ます。もう一つ思いつくのは、「へ」です。これは、カタカナに変換しても「ヘ」となり、同じ形をしています。これ以外にあと2つありますが、分かりますか?(答えは後ほど…)
 2組の教室では、カタカナ同士が似ているものを見つけていました。代表的なのは、「ソ」と「ン」、「シ」と「ツ」です。意外に大人でも、それぞれの違いが書き分けられない人がいるものです。「シ」と「ツ」は、まず2つの点の並ぶ向きに違いがあります。縦に並ぶのが「シ」で、横に並ぶのが「ツ」です。さらに、払う方向が違います。(それぞれ、ひらがなの「し」と「つ」を重ねて書くと覚えやすい)
 一方の「ソ」と「ン」は、払う方向だけの違いと思いやすいのですが、始筆をそろえる位置にも違いがあります。筆の入りを横にそろえるのが「ソ」で、縦方向でそろえるのが「ン」です。言葉では説明が難しいですが、1年生の今、しっかり違いを理解して書けるようにしておくことが大切です。(写真上)
※先ほどの答えは・・・「ぺ」と「べ」の2つです。
 4年生は、総合の学習の時間に「10歳の自分・未来の自分」という学習をしています。よく4年生では、「二分の一成人式」の学習を行うところがあります。二十歳の半分の十歳になるのが4年生ということで、「二分の一成人式」です。最近、成人年齢が引き下げられましたが、大人になるまでの半分になったので、将来を考えてみようという趣旨での学習です。
 1組では、タブレットで「13歳のハローワーク」というサイトを使って学習をしていました。自分が就いてみたい仕事を見つけたり、どのような仕事でどうしたらなれるかなどを調べることができます。子ども達が調べている様子を回ってみたら、パン屋さんや介護士、保育士、画家、医者、薬屋さんなど、様々な職業へのあこがれがあることが分かりました。中には、「法医学医」を調べていた子がいました。ドラマの影響のようです。
 いましたいました、「小学校教諭」を調べていた子がいました。担任の先生のような小学校の先生になりたいそうです。ぜひお待ちしています。(写真中)
 3,4校時に、3年生への出前授業「しょう油もの知り博士」が行われました。(家庭科室にて、各クラス1時間ずつ体験)日本しょう油協会から2名の方に来ていただき、しょう油の作り方やしょう油の種類、秘密など、様々な話を聞きました。(写真下)
 しょう油の原材料は、大豆と小麦、塩です。そこに麹菌を合わせて、発酵させてしょう油が出来上がります。しょう油を作る工程で最初にできるもろみは、どろどろとした味噌のようなものです。それを布で絞ったのが「生しょう油」です。きれいな赤橙色をしています。それを火入れ(発酵を止める)したものが一般に売られているしょう油です。授業の終わりには、「もろみのしょう油」と「生しょう油」、「普通のしょう油」の味比べを全員にさせてもらいました。
 私の住んでいる埼玉県川島町に、「しょう油パーク」があります。昔ながらの醤油屋さんが、観光用に開いているお店です。しょう油ソフトクリームや、しょう油バームクーヘンなど、しょう油を使ったお菓子も販売しています。予約すれば、工場の見学もできます。土日は他県ナンバーの車がたくさん来るほどになりました。土日に犬を連れて散歩をするコースにあるのですが、3年ほど前から観光スポットになったのでびっくりです。

1月18日(水)

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 先週は、代表委員会によるあいさつ運動が3日間(水〜金曜日)ありました。代表委員会のがんばりで、3学期に入ってからのあいさが、さらにすばらしくなったように感じます。
 それを受けて、昨日からは、5年生の子ども達によるあいさつ運動が始まりました。学年の子ども達を5日間に分け、南門と正門に分かれて、1人1回ずつ担当します。(毎日、各クラス4〜5人ずつになります。)
 今までは、年間を通じて各学期とも代表委員会の役割だったため、今回初めてあいさつを投げかける側に5年生が立ちました。8時を過ぎた頃、登校班ごとに子ども達が門を入ってきました。担当の先生と一緒に「おはようございます!」と、元気よく声をかけ始めました。自分の登校班の仲間にはちょっと照れくさそうにしていましたが、最後までしっかりとあいさつを行い、その責任を果たしました。(写真上)
 全ての登校班が通った後、正門側にいた4人の子に感想を聞いてみました。「たいへんだった」…登校してくる全員にあいさつを何度もするのは大変だったことでしょう。しかし、校長は毎日それをやっています。「あいさつを返してくれる子がいてうれしかった。逆に、こちらを見てあいさつをしない子がいるのは、とても残念だった。」…あいさつの大切さが分かったのですね。そのためにあいさつ運動を学年に割り振ったのです。
 今月は5年生、2月は4年生、3月は6年生があいさつ運動を担当します。高学年の子ども達が、一人一人あいさつの大切さを感じ取り、今後もきちんとあいさつをしていこうという気持ちを育てていきます。
 1年1組が図工の学習をしていました。「着てみたいな こんなセーター」という作品に取り組んでいました。画用紙にセーターの形が印刷されていて、自分で着てみたいと思うセーターを自由にデザインし、クレヨンで描いていきます。たくさんの色を使いながら、自分の好きな絵を描いたり、模様をデザインしたり・・・世界に一つしかないセーターをめざして色を塗っていました。(写真中)
 今週は、クレヨンでおおよその色をつけたところで終了です。来週は、絵の具を使って仕上げをする予定です。クレヨンが絵の具をはじく感じは、独特の効果を生みます。どんなセーターができ上がるのか、楽しみにしていたいと思います。
 3年生は、国語の時間に「ありの行列」という説明文の学習をしています。3年生で習う教材の中でも、かなり以前から教科書に採用されてきた説明文です。昭和49年度版の教科書から登場していたようです。(今から半世紀近く前!)それだけ子ども達の興味を引くとともに、説明文として分かりやすく書かれているということでしょうか。
 「なぜ、ありの行列ができるのでしょうか。」・・・この場合の「なぜ」は、巣から離れたところの餌までそろってたどり着き、また巣まで並んで戻って来ることができるという「なぜ」です。子どもの頃、誰もが不思議に思ったはずです。あんな小さな生き物のありが、ちゃんと自分の巣に戻っていくということを…。地図も方位磁針も手にしていないのに、なんで巣に帰ることができるのだろう。あるいは、中には迷子になって、その辺で泣いているありがいそうなものだとさえ思ったものでした。
 また、一列に並んで歩くありの行列に、いたずらをしようと考えたことがある人も多いはずです。行列に通せんぼをしたらどうなるかなと考えて、石や板で遮ってみようと誰もが考えつくものです。または、大人になってありが来るから、殺虫剤をかけたこともあるでしょう。
 どんなことをしても、しばらくするとたいていは、またありの行列ができてきます。その仕組みが書かれている説明文です。3年生の保護者の方は、ぜひ一度読んでみてください。(写真下)

1月17日(火)

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 4年生の道徳の教科書に、「花さき山」が載っています。斎藤隆介(作)、滝平二郎(切り絵)の名作絵本として有名な物語が、そのまま4年生の道徳の資料に使われています。
 10歳の少女あやは、山菜を取りに行った山で、白髪の山んばと出会います。山んばは、山に咲き乱れる一面の花を指差しながら、優しいことをすると美しい花が咲くのだと語り始めました。「あやの足元に咲いている赤い花は、あやが母親や妹のことを思って着物を買ってもらうのを辛抱した時に咲いた花。」そして「今まさに咲こうとしている小さな青い花は、双子の赤ん坊の上の子が、弟を思っておっぱいを我慢することで咲かせている花。」…あやは、山から帰って父母に話をしても信じてもらえず、もう一度山に行っても山んばには会えませんでした。しかし、あやは、その後時々、「あっ!今花さき山で、おらの花がさいている」と思うことがありました。・・・
 道徳の授業として、「美しい心について考え、美しさを感じ取る心を大切にしようとする心情を育てる」ことをねらいとした資料になっています。道徳の内容項目の「感動、畏敬の念」にあたります。「畏敬の念」というのは、心から敬うことを言います。先生方にとって、これほど難しい道徳の授業はないのでは…と思えるような内容項目です。また、道徳の授業は、国語の読み取りとは違います。きちんと焦点化して授業を進めていかなければなりません。美しい心とは、人のことを考えて行動することであり、思いやりの心でもあることに結び付けていきます。(写真上)
 6年生は、国語の時間に「メディアと人間社会」という説明文の学習をしています。作者は、池上彰さんです。報道記者や番組キャスターを務めるなど、まさにご本人がメディアで活躍している方です。池上さんの著書は数多くあるようですが、この説明文は、教科書のために書きおろした作品です。1組では、段落ごとの構成から、説明文としてどの型(頭括型・尾括型・双括型)にあたるのかを考えさせていきました。(写真中)
 池上さんがNHKを退社した後も、多くのテレビ局から出演依頼が多いのは、そのていねいで分かりやすい解説の仕方にあります。昔、NHKの「週刊こどもニュース」に出演していた頃から、分かりやすい話し方として注目されていました。聞く相手に合わせたレベルで話すことや、身近な例に置き換えて話すことなど、随所に聞き手に対する配慮があると言われています。また、「いい質問ですね〜」という言葉が口癖になっていて、質問者への称賛とともに、注目を集める工夫が感じられます。私は、池上さんの話し方を学ぶために番組を見ていることが多いです。
 2年1組では、「おせちのひみつ」という道徳の授業が行われていました。「伝統と文化の尊重」に関する内容です。さまざまなおせち料理に込められた意味を知ることを通して、昔から伝わるものや料理には、どんな願いが込められているのかを考えさせていきます。そこから日本の伝統や文化に親しみ、愛着をもとうとする心情を育てていきます。
 教科書には、様々なお節料理の写真とその解説(お節料理に入っている理由)が書かれています。小魚を味付けして煮詰めたものを「田づくり」と呼んでいます。これは、小魚を肥料として田んぼにまいたところ、豊作だったことから縁起物として扱われるようになったそうです。「紅白かまぼこ」は、日の出の形に似ています。「こぶ巻き」は、「よろこぶ」という言葉を合わせています。「エビ」は、腰が曲がるまで長生きできますようにという願いを込めています。さらに、お節料理を重箱に入れるのは、おめでたいことが「重なりますように」という理由からだそうです。(写真下)
 3学期は、これから節分やひな祭りがあります。それぞれの伝統行事に込められたいわれや願いをきちんと知り、日本の文化を大切にしていこうという気持ちを高めていくことが大切です。

1月16日(月) その2

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 1年1組では、算数の時間に「なんじ なんぷん」の学習をしていました。時刻を時計から読み取ったり、表したりする学習です。時計を使った学習は、1学期の終わりに「なんじ なんじはん」という単元で一度行っています。その時は、「何時」と「何時半」の時計の読み方だけでした。今回の学習では、「何時何分」まで、短い針と長い針の指す位置を正確に読み取ることをねらいとしています。
 今までは、「長い針がいくつのところにいったら…」と子ども達に伝えていましたが、この学習が終わったら、細かな時刻で伝えることができます。また、時計の文字盤が5目盛りおきに数字が書かれていることを利用して、すばやく時刻が言えるようにも指導していきます。
 教室では、教科書の文字盤を使ったり、模型の時計を動かしたりしながら、時刻がすらすらと言えるように学習していました。また、担任の先生は、教科書会社のデジタルコンテンツを利用して指導をしていました。画面に映し出された時計の長い針を回すと、それに合わせて短い針も動くようにできている優れものです。(写真上)
 最近は、デジタル表示の時計が多くなってきていて、子ども達もそれに慣れてしまっているのではないでしょうか。長針と短針で示された時計の読み方が習得できるように練習していきます。(しかし、この単元は2時間扱いです。日常的に時計を読む練習をしていくことが大切です。)
 6年生は、理科の時間に「てこのはたらき」の学習をしています。この単元の最初の学習は、土曜日に行っていました。「棒を1点で支え、力を加えて物を持ち上げたり動かしたりするしくみを『てこ』と言うこと。」、「てこを使うと、小さな力で重いものを動かすことができること。」などを学習しました。また、力点、支点、作用点についても学習しています。
 今日は2校時に、1組の子ども達が実際に道具を使い、てこの原理を確かめる実験をしていました。ビニールテープで目盛りをつけた棒と支柱、重りとなる砂袋を用意し、グループこどに実験に取り組みました。重りを吊るすところが作用点で、棒を握って押し下げるところが力点になります。最初に、支点と作用点を同じ場所にし、力点の位置だけを変えながら手ごたえを確かめました。支点の近くでは、いくら力を入れても砂袋はびくともしませんでした。ところが、力点を支点から離れたところにすると、簡単に砂袋が持ち上がりました。(写真中)
 シーソーは、てこの原理を学ぶのにうってつけの遊具です。安全面を考えてのことなのか、最近はシーソーのある公園が少なくなってしまいました。理科教育のためにも、全国の公園にシーソーを復活させてもらいたいものです。
 今日は、指導課訪問がありました。練馬区の教育指導課から、4名の先生方にお越しいただきました。各クラス7〜8分程度でしたが、3〜4校時を使って全クラスの授業を見ていただきました。
 また、5校時には5年生の算数の研究授業がありました。授業後の研究協議会では、研究授業のみならず、学校教育全般への指導・助言をしていただきました。指導課訪問は、3年間で区内全ての学校訪問が行われています。先生方の指導力向上を図るとともに、学校の現状を理解していただくためにも実施されています。
 研究授業は、「面積の求め方を考えよう」という単元での、三角形の面積の求め方を考えさせる内容でした。方眼紙に書かれた三角形の面積を求める課題に取り組みました。今まで面積の求め方を習った図形に置き換えながら考えさせていきます。同じ大きさの三角形を組み合わせると、平行四辺形になります。(平行四辺形の面積の求め方は、先週学習済みです。)三角形を切り分けて考えると、長方形にすることもできます。(長方形の面積は学習済みです。)・・・というように、方眼をヒントに様々な図形に置き換えて面積を求めました。(写真下)
 三角形の面積の公式を導き出すのは、明日の学習内容になります。図形を変形して面積を求めた考え方から公式を考える・・・そこがまた、算数として面白いところです。

1月16日(月) その1

 今朝は、雨が降っていたため、meetを使って全校朝会を行いました。今日は、「続けよう・・・あいさつとなわとび」というテーマで話をしました。
・・・先週の水曜日から金曜日の3日間、代表委員会によるあいさつ運動が行われました。代表委員会の人たちは、早めに登校してきて正門と南門に分かれてあいさつの声かけをしていました。全校のみなさんは、代表委員会の人たちにもしっかりあいさつをすることができましたか? そして、相手の顔を見てあいさつをすることができたでしょうか? 土曜日の朝は、あいさつ運動は終わりましたが、とても気持ちの良いあいさつをする子がたくさん見られました。代表委員会の人たちのおかげだなと思いました。明日からは、今度は5年生の人たちがあいさつ運動を担当します。5年生は高学年らしくしっかりと、そして全校のみなさんは5年生の顔を見てきちんとあいさつをするようにしましょう。
 さらにあいさつのことでお話すると、先週、とてもうれしいことがありました。夜、旭町の地域集会所で会合があった時のことです。帰り際、地域で防犯パトロールをされている方から声をかけられました。パトロールの時に、下校中の子どもに「気をつけて帰りなさいね。」と声をかけたところ、「ありがとうございます。」と答えてくれたので、とてもうれしくなったそうです。声をかけられて黙って通り過ぎるのではなく、とっさにその子は「ありがとうございます。」と言えたそうです。パトロールの方からは、さらに「きっと、普段からあいさつをしっかり行っているからなのでしょうね。」と話していただき、とてもうれしくなりました。学校の中だけでなく、学校の外でも地域の方にしっかりあいさつができる子がいるのは、とてもすばらしいことです。
 さて、先週からなわとび旬間が始まりました。中休みには全員が校庭に出て、なわとびの練習をがんばっています。なわとびは、場所をとらずに一人でも練習できる運動です。また、内蔵機能を丈夫にし、特に心肺機能(心臓と肺のはたらき)が発達する運動であると言われています。さらに、短時間で消費カロリーが多い運動なので、ダイエットする大人や、様々な運動選手もなわとびを取り入れた運動をしているそうです。コロナ禍により、全国的に小学生の体力が低下したと言われています。ですから、なわとびはまさにうってつけの運動と言えますね。
 みなさんは、なわとびのどういうところが楽しいと感じていますか? なわとびには、いろいろなとび方・いろいろな技があり、それを競い合う楽しさがあります。前とびに腕を交差すると、交差とびやあやとびになります。二重とびができるようになったら、はやぶさに挑戦できます。さらに、後ろとびやかけ足とびで今紹介した技をするとなると、高度な技になっていきます。
 もう一つ、なわとびには、同じ技を長い時間続けることを競い合ったり、跳んだ回数を競い合ったりする楽しさがあります。前とびを1分続ける、それができたら2分、3分・・・。後ろとびを1分間、2分間・・・。あるいは、二重とびの連続記録に挑戦する。高学年では、二重とびを100回連続でできる子がいるのではないでしょうか?
今週もなわとび旬間が続きます。友達同士で競い合って毎日練習すると、どんどん上達していろいろな技が跳べるようになります。がんばって続けて練習していきましょう。・・・

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