個人面談にご協力いただき、ありがとうございました。19日(金)で1学期が終了いたします。

2月14日(火)

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 4年生は、国語の時間に「もしものときにそなえよう」という学習をしています。この単元では、まず一人一人が決めた災害についての調べ学習を行います。そして、調べたことをもとに、その災害への対処の仕方などを友達に分かりやすく伝える文章を書くことを目標として学習を進めていきます。
 まず、各自でテーマを決めるところから始めました。自然災害と言っても、様々なものが考えられます。地震や津波、火山の噴火、大雨、竜巻など、日本でも多くの自然災害があり、その被害をニュースで知っている子も多いことでしょう。特に地震については、1週間前にトルコやシリアを中心とした大地震があったばかりです。1組の教室では、タブレットを使いながら、自分のテーマに合った自然災害の情報を集めていました。
 インターネットを使って情報を集めることには慣れているようですが、必要な情報を絞っていくのには、さらに検索の仕方を工夫しなければなりません。防災の観点での情報収集が必要です。地震について調べている子ども達の中には、防災用品や家具の転倒防止、避難所の設置等、様々な情報を得ていたようでした。(写真上)
 しかし、これで終わってしまってはいけません。今後は、集めた情報の中から必要なものを整理して、文章の構成を組み立てていきます。そして、聞く人に伝わりやすい文章にしていくところが、国語の学習として最も重要な部分になります。
 今日は、3年生の各クラスに2時間ずつ、そろばんの講師の先生に授業をしていただきました。旭町小では、毎年この時期に、珠算協会から講師の先生に来ていただいています。そろばんの歴史の話から始まり、そろばんでの数字の表し方、珠の入れ方、そして簡単なたし算・ひき算まで、分かりやすく教えていただきました。(写真中)
 そろばんの歴史の話では、ロシアで使われていたそろばん(縦置きのそろばん)や、日本の昔のそろばん(五珠が2つある)などを見せていただきました。日本では室町時代からそろばんが使われていたようですが、やはり元は外国から入ってきたものだったようです。
 そろばんの学習は、3年生の3学期と4年生の1学期(それぞれ学期末に指導)に2時間ずつ行うようになっています。3年生では、「そろばんによる数の表し方について理解し、簡単な加法と減法の計算ができるようにする」ことが目標とされています。しかし、わずか2時間の指導でどれだけ子ども達は理解できたでしょうか。せめて、少しでもそろばんに興味・関心をもてたら良しとしなければなりません。逆に、「難しいもの」ととらえてしまっていないか心配です。
 講師の先生は、珠算塾でも指導されているようでした。コロナ禍でそろばんを習いに来る子が減ってしまったと話されていました。そろばんは、暗算が得意になるだけでなく、様々な脳の機能を活性化させるとも言われています。小学生のうちに習うと、きっと将来の役に立つのではないでしょうか。
 5年生は、理科の時間に「人のたんじょう」の学習をしています。5年生が年間を通じて学習する「生命のつながり」の学習の1つとして、3学期に配置されている単元です。1学期に、まず「植物の発芽と成長」について学習しました。続いて、「メダカのたんじょう」を学びました。2学期には、「生命のつながり」の3つ目として、「植物の実や種子のでき方」を学習してきました。植物と動物を交互に学習しながら、新たな命が誕生する仕組みを理解していくという流れになっています。
 1組では、母親の体の中で受精卵が成長していく様子を学習していました。胎児の模型を順に見せながら、次第に大きく成長していくことを理解させていきました。また、保健室から赤ちゃんを連れてきて、実際の大きさや重さを子ども達に体感させていました。(もちろん、本物の赤ちゃんではありませんが、大きさや重さは似せてあります。)初めて赤ちゃんを抱っこした子が多かったようで、恐る恐る手にしていました。担任の先生は慣れたものです。ちゃんと赤ちゃんをあやしながら授業を行っていました。(写真下)

2月13日(月) その2

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 6年生は、社会科の時間に「日本とつながりの深い国々」の学習をしています。教科書には、アメリカ合衆国と中国、ブラジル、サウジアラビアの4か国が紹介されています。アメリカは文化で深くつながっている国として、中国は経済でつながりの深い国として、ブラジルは日系人が多く住む国として、そしてサウジアラビアは豊かな石油資源をもつ国として紹介されています。
 1組では、中国について詳しく学んでいました。まず、国土の位置や面積、人口を日本と比較してみました。中国の地図に日本を重ねてみると、いかに中国が広いか、また南北・東西に広い国であるかが分かります。最近のデータでは、中国の人口は、約14億5千万人です。日本の約11倍にあたります。しかし、そんな中国も、もうすぐインドに人口世界一の座を奪われるだろうと言われています。
 また、日本にとって中国は、歴史上最も関係の深い国であり、宗教や文化など多くの影響を受けた国であると言えます。現在では、日本の多くの企業が中国の市場に進出しています。授業では、グループでの話し合いを通して考えていきました。広大な国土と人口を生かし、多くの産業が盛んであることが予想できました。確かに、私たちが着ているものや使っている道具に、「made in China」と書かれたものが多く目につきます。また、スーパーなどにも、中国産の野菜類がたくさん見られます。(写真上)
 2年生は、算数の時間に「図を使って考えよう」という学習をしています。たし算とひき算の学習ですが、逆思考の問題を解く手がかりとして、「テープ図」を使うことのよさを理解させる学習内容になっています。
 算数の学習において、文章題は誰もが最も苦手とするところです。(教える側もそれだけ難しい…)様々な問題パターンから、テープ図をまず書かせます。求める数が、「部分の数」なのか「全体の数」なのかをはっきりさせてから始めます。
 「みかんが15個あります。何個か買ってきたので、全部で32個になりました。買ってきたみかんは何個ですか。」・・・求めるのは「部分の数」で、それを□とすると、15+□=32となります。しかし、2年生の算数であることから、数式で考えさせるのではなく、テープ図で考えさせます。32−15というひき算で求まることが分かります。問題文を読むと、「何個か買ってきた」というたし算のお話のように感じられますが、ひき算の式で求めます。
 「ジュースが何本かあります。26本配ったので、残りが8本になりました。ジュースは初めに何本ありましたか。」・・・テープ図から、求めるのは「全体の数」であることが分かり、26+8のたし算の式になります。問題文を読むと、「残りが…」というひき算のお話のように感じられますが、たし算の式で求めます。
 では、これはどうでしょう。「リボンが12mあります。何mか使って、まだ5m残っています。使ったリボンは何mですか。」・・・テープ図から、求めるのは部分の数で、12−5のひき算の式になります。「使った」というひき算のお話のように感じられ、実際にひき算の式になるという場合です。問題文だけで考えると、子ども達は混乱してくるでしょう。問題文をいかにテープ図に移せるか、まずそこが一番の山場になります。(写真中)
 1年生は、国語の時間に「ことばを見つけよう」という学習をしています。1組では、まず教科書を使って、どのような言葉遊びになっているのかを確認しました。
 「かばんの 中には、かばが いる。」・・・「かばん」という言葉の中から2文字を取り上げ、動物の「かば」を見つけます。「はちまきの 中には、( )が いる。」ではどうでしょうか? 正解は、「はちが いる。」となります。「はちまき」という言葉から、食べ物の「ちまき」もありかなと思われるかもしれませんが、「〜がいる。」という表現なので、生き物を答えなければなりません。
 しかし、だんだん答えが2つでも良さそうなものが出てきました。「ぶたいの 中には、( )がいる。」・・・答えは、「たい(鯛)」でも「ぶた(豚)」でも良さそうです。
 では、「すいとうの 中には( )がある。」ではどうでしょうか。「〜がある。」なので、物の名前でなければいけません。「いと(糸)」が正解ですが、「とう(塔)」と答えた子がいました。それも正解ですね。1年生ながら、いろいろな言葉をよく知っているなと思いました。(写真下)

2月13日(月) その1

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 今朝は、今にも雨が降りそうな天気でしたが、いつも通りに校庭で全校朝会を行うことができました。今日は、「心のアンテナ」というテーマで話をしました。
・・・学校の先生が、授業中に子ども達に対して、なるべく言わないようにしている言葉があります。どんな言葉だと思いますか? それは、「しずかにしなさい」という言葉です。
 授業中に先生が前に立ったら、「これから先生の話が始まるな」と誰もが思い、話を聞く姿勢になるのが当然のことです。しかし、何人かがまだ聞く姿勢になっていないので、先生が合図を送って待っている時があります。どんな合図でしょう?
 それは、目で合図をしているかもしれませんし、表情で合図をしているかもしれません。そういう先生の目の合図や表情のサインをすばやくキャッチできる子は、すぐに聞く姿勢になります。みなさんの授業の様子を見に行くと、その反応の早い子が、すぐに目にとまります。やっていることを止めて、サッと先生の方に姿勢を正しているので、すぐに分かるのです。すばらしいアンテナをもっているなといつも思います。
 アンテナというのは、目に見えない電波をキャッチするものですよね。今、ここで話をしているアンテナは、みなさんの「心にあるアンテナ」のことを言っています。「今、何をしたらいいのかな」と、周りの状況を察知するアンテナです。優秀な心のアンテナをもっている子は、黙って出す先生の合図を理解して、すぐに行動に移すことができます。
 全校朝会での校長先生のお話でも、言わなくてよいことがあります。それは、「休め」や「気をつけ」、「礼」という号令です。いつも校長先生は皆さんに向かって一言もそのような号令をかけていません。「おはようございます」のあいさつが終わって、話し始める時に、「お話をします。」と言っています。それが「休めの姿勢をして話を聞く」という無言の約束になっています。また、「お話を終わります。」と言ったら、「気をつけの姿勢をして礼をする」ことは、言われなくてもやっていますよね。それは、前をしっかり見て、心のアンテナを張ってお話をしっかり聞いているからできるのです。
 常に話をする人の方に全神経を集中させて、アンテナをしっかり張っておくことが大切です。全ての学習は、先生の話を聞くことから始まります。いくら計算が得意な子でも、先生の話を聞いていなくて、どの問題を解いてよいか分からなかったら、0点と同じ結果になります。
 きっと先生方は、授業中にいろいろな合図を送っていると思います。その合図が、「お話をするよ」という合図なのか、「ここが大事だよ」という合図なのか、「姿勢をよくしなさい」という合図なのか、しっかり自分の心のアンテナでキャッチできるようにしていきましょう。・・・
 続いて、練馬区連合書写展の表彰を行いました。各学年の代表に選ばれた児童が呼ばれ、朝礼台前に並びました。代表で、6年生の児童に出品証を渡しました。(写真)

2月10日(金)

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 予報通り、関東地方に雪が降りました。子ども達が登校する時間帯から、傘が必要なほどの降り方になりました。昔も今も、雪が降って喜ぶのは子どもだけで、大人はもっぱら交通機関の心配が頭をよぎります。最近は、犬も雪を喜ばなくなったように感じます。ということで、一日中窓の外が気になる日でした。
 今朝は、月1回の読み聞かせがある日でした。1年生から4年生の各クラスに、今回もいろいろな本を手に、読み聞かせボランティアの保護者の方々にご協力をいただきました。
 今回は、3年生から4年生の教室を中心に様子を見て回りました。子ども達が本に吸い込まれるように、絵本の世界に入り込んでいる姿が印象的でした。3年2組では、「カレー地獄旅行」という絵本の読み聞かせをしていました。この絵本は、まず絵に強烈なインパクトがあり、興味をひかれます。作者は、「ひげラク商店 安楽 雅志」さんという、名前からして少々個性的な方です。飲食店の看板制作や似顔絵を描く仕事をされている方のようで、迫力のある絵はその経験が生かされているのだなと思いました。
 さらに、絵本の内容がとても面白いのです。・・・みちひと君は、カレーが大好きですが、野菜は嫌いです。妹のカレーを横取りしたり、野菜を捨てたりしているうちに、カレーの中に吸い込まれてしまいます。そして、ついに怖い顔をしたエンマ様による地獄の裁きが待っていました。真っ赤な鉄鍋地獄に、くすぐりナスの刑、ルーの滝修行…。みちひと君の運命はいかに・・・(写真上)
 この絵本を読んだ後には、きっと自分の家のカレーを残さず食べたくなることでしょう。食育にも最適の本だと思いました。ちなみに、私の家では昨日の夜は2日目のカレーでした。初日の反省を生かし、辛口のルーがたっぷり追加してある激辛カレーでした。
 この他にも、各クラスですてきな本がたくさん読まれていました。「うえきばちです」という絵本は、表紙に茶色い素焼き鉢だけが描かれています。しかし、ページをめくっていくと、低学年の子にはちょっと怖くなるような内容の絵本です。一方、「地球をほる」は、地面に穴を掘って旅行に行く話です。各ページの絵と文に角度がついていて、少しずつ回転させながら読んでいく絵本になっています。日本を出発した時には縦書きだった文章も、アメリカに着くころには横書きになり、英語になり…。どちらの本も、作者は川端 誠さんです。落語絵本のシリーズの作者でもあります。やはり絵本は「絵」が重要だと感じました。
 3校時に、1年生が体育館に集まり、交流会の練習をしていました。当初は、今日、旭幼稚園の年長さんを迎えて交流会をする予定でした。雪が降ったため、一週間後の同じ時間に延期となりました。
 ちょうど今、入学式の歓迎の演奏として、鍵盤ハーモニカで「子犬のマーチ」の練習をしているところです。入学式の日の本番では、打楽器類も入った合奏になり、新1年生の前に立ちます。今度の交流会では、その合奏に向けた前段階を見てもらおうということで、鍵盤ハーモニカによる2部合奏バージョンを披露することにしました。(写真中)
 また、交流会では、旭町小の校歌も紹介します。担任の先生のピアノ伴奏が始まると、元気な歌声が体育館に響き渡りました。私も引き込まれて一緒に歌いました。体育館で旭町小の校歌を歌うのは、何年振りのことでしょう。平成20年3月に卒業式を行った時、さらにその年の5月に離任式で旭町小を訪れた時が最後だったでしょうか。今年の卒業式では、久し振りに校歌斉唱を行う予定です。
 5校時に、1年1組で昔遊びの学習をしていました。生活科の学習で、1月から様々な昔遊びに取り組んできました。こま回しは、もう何人もの子が回せるようになりました。3週間前に、突如現れたこま回し名人の指導のおかげかもしれません。その時は、紐の巻き方のコツを教えてもらってから、ウルトラC級の技の数々を見せてもらいました。そういうプロのお手本があると、子どもはがぜんやる気が出るものです。
 一方、あやとりに挑戦する子ども達も見られました。私も触ってみましたが、毛糸のあやとり紐は手に心地よく、とても懐かしい気がしました。「ほうき」や「豆電球」など、今でも自然に手が動いて作ることができます。子どもの頃の遊びは、体にしっかり沁みこみ、一生残るものです。
 あやとりの本を見ながら、いろいろな技に挑戦していました。折り紙もそうですが、本を見て試行錯誤するという活動は、子どものうちにたくさんさせておきたいものです。(写真下)

2月9日(木)

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 2年生は、国語の時間に「見たこと、かんじたこと」の学習をしています。この単元では、日常の中で自分が見たことや感じたことを基に、自由に詩をつくって楽しむことをめざしていきます。2年生にとっては、初めて詩をつくる学習ということになります。
 2年生で詩を作るの? と思うかもしれませんが、意外に高学年の子ども達よりも、極々自然に見たことや感じたことが素直な詩の言葉として表現されるものです。
 2組の教室内を見回ると、詩の題材としていろいろなものが取り上げられていました。「けん玉ができた・・・ひざをまげて リズムをとった 大ざらのった スカッとのった 小ざらものった スカッとのった・・・」「三じゅうとび とべた・・・地めんをけって 高くとんだ 手を早くまわしてとんだ 鳥みたいに 早くとんだ うれしいな きもちがいいな やったぜ」どれも、自分の経験を基にして、生き生きと表現した詩です。大人には書けないすばらしさがあります。
 サクラ草を題材にした詩もありました。「さくら草・・・花が七つさいた。 つぼみを見つけた。 水やりを毎日やったよ。 さくら草の花、たくさんさいてほしいな。」先生が一人一人の詩にアドバイスを与えながら、下書きから清書へと取り組み始めていました。清書する画用紙には、詩と絵が入るようです。(写真上)
 2校時に、1年1組の授業観察がありました。算数の「かたちづくり」の学習をしていました。先日の2組の研究授業では、三角形の色板を使って様々な形を作りました。今日は、数え棒を使っていろいろな形を作っていくところの学習でした。
 教科書には、数え棒を組み合わせて7種類の図形が載っています。(P123)魚や花、しゅりけん、ヨットなど、一つずつ何の形かを確認していきました。全員が同じように見えているのが不思議でした。ただ、魚の図はもう1つあり、そちらの方は「金魚!」と言った子もいれば、「ちがうよ、メダカだよ」と言った子もいました。(どちらでもいいのですが…)
 全員に袋に入った数え棒がいき渡り、いよいよ机の上に形を作っていく学習になりました。教科書の図形を見ながら、一生懸命数え棒を並べていきます。すぐに、「できた!」という声が教室のあちこちから聞こえてきました。(写真中)
 形作りを通して、色板も数え棒も、三角や四角でできていることに気づかせていきます。また、図形の面や辺を意識させる要素も含まれています。しかし、1年生のこの段階では、形に興味・関心をもたせることが一番のねらいです。
 6年2組の教室では、いよいよ卒業文集の清書が始まっていました。シンと静まり返った教室内に、ボールペンが清書用紙の上を動く音がかすかに聞こえていました。みんな真剣そのものでした。それもそのはず、いつも使っている鉛筆ではなく、消すことができないボールペンをつっかているからです。(写真下)
 6年生は、12月頃からタブレットを使って文集に載せる作文を考えてきました。先生が全員の内容を確認し、ちょうどよい長さになるように指導していました。一度家庭に持ち帰って、家の人にも確認してもらっていたようです。(もちろん、管理職も目を通しています。)その原稿を見ながらの清書でした。
 最近は、パソコンに打ち出した文字で卒業文集を作る学校もあるようです。しかし、一生の記念になる卒業文集(卒業アルバム)では、子どもの作文や寄せ書きは手書きであるべきと考えます。何年か経ち、大人になってアルバムを開いた時、「自分はこんな字を書いていたんだ」、「緊張した手でボールペンを持って書いたな」と思い出すことでしょう。
 1年前、自分が中学3年生の時に書いた文集が、実家に行った時に見つかりました。久し振りに、自分が書いたページを開きました。生意気なクセのある字・・・現在の自分の字と同じでした。

2月8日(水)

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 5年生の社会科見学がありました。埼玉県の坂戸市にある明治製菓(明治なるほどファクトリー坂戸)の製造ラインを見学してきました。
 明治のロゴ(meiji)が現在のものに替わったのは、12年前のことです。明治製菓は、明治乳業との間で事業再編を行い、それに伴ってロゴを替えたのが2011年のことでした。同じアルファベットの綴りでも、字体が違うとずいぶん印象が変わるものです。実は、この工場は、私の家から車で10分ほどのところにあり、よく買い物や映画館に行く時に通る場所です。ロゴが変更になった時は、「おおぉぉ〜」と思ったものです。
 また、数年前までは、スナック菓子(商品名「カール」)の製造ラインがありました。カールの形状がなぜあの形になるのか、スローモーション映像で見せてもらったことがあります。また、見学の最後に一人1回ずつボタンを押し、その日の作り立てのカールを1袋ずつお土産にもらいました。現在はそのカールの製造ラインはなくなり、広い工場の敷地内には、グミとビスケットとチョコレートを作っています。カールはなくなっても、カールおじさんの人形だけは工場の外に残っていて、記念撮影場所になっていました。
 工場見学の前に、ホールで映像を見ながら説明を受けました。明治と言えば、お菓子だけでなく、牛乳やヨーグルトなどの乳製品も有名です。また、プロテインや様々な薬品類の販売も行われています。そこで、「体の健康を守る」ことをテーマとした研究開発の様子が紹介されました。会社独自の研究所で、乳酸菌などの研究が行われているそうです。また、「地球と産地の健康を守る」というテーマから、カカオの産地に出向き、自然環境を守る活動にも力を入れているそうです。
 チョコレートの原料は、カカオ豆です。アフリカのガーナからの輸入が8割を占めています。黄色いカカオの実から白い種を採り出し、バナナの葉を挟んで発酵させます。それを天日で乾燥させ、茶色い粒状のカカオ豆となって日本にやって来ます。工場では、まずカカオ豆をすりつぶして、ペースト状のカカオマスを作ります。見た目はチョコレートのようですが、とても苦い液体です。(95パーセントのチョコ「チョコレート効果95」を買うと、それに近いものが味わえるそうです。)カカオマスに砂糖とミルクを配合してチョコレート製品になります。
 製造ラインの見学では、板チョコとアポロチョコ、そしてツインクルチョコが作られていく様子を見ることができました。どのチョコレートも、最初は型に液状のチョコが流し込まれるところから始まります。チョコが流し込まれた型は、しばらく細かい振動(タッピング)を与えながら気泡を抜いていきます。そして、冷蔵して固めます。
 型から抜かれたチョコレートは、必ず人の目で不良品の確認をしていました。細かいひびや色つやを確認していたようですが、目の前を次々と流れていくチョコを目で確認するのは大変な作業だと思います。(そのため、30分で交代しているそうです。)チョコを銀紙で包んだり、X線で異物がないかの確認をしたりというラインでは、ほとんど人がいませんでした。全て機械による大量生産が行われている様子を見ることができました。
 アポロチョコになぜ「アポロ」という名前がついたのかということや、星形のアポロが入っている秘密など、製造ラインの途中で様々な説明を聞くことができました。工場内の見学は、写真撮影がNGでした。5年生の保護者の方は、ぜひお子さんから詳しく聞いてみてください。
 富士見中央公園でお弁当を食べてから学校に戻ってきました。教室で振り返りをした後、工場でいただいたお土産を全員に配りました。果汁グミとアポロチョコです。工場直送のグミとチョコは、スーパーで買うものよりも、一段とおいしく感じられたのではないでしょうか。

2月7日(火)

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 6年生は、国語の時間に「大切な人と深くつながるために」という説明文の学習をしています。6年生にとって、小学校で最後の説明文の学習になります。
 作者は、鴻上 尚史(こうがみ しょうじ)さんです。劇作家・演出家でもあり、エッセイ本などの著書も多数書かれています。また、ラジオやテレビ番組にも昔からよく出演されています。最近、依頼されて書いた原稿が修正されたことで、ちょっとした話題になりました。鴻上さんらいしなと思いました。
 さて、この説明文は、6年生の国語の教科書用に書き下ろした作品です。とても読みやすく、伝わりやすい表現で書かれています。さらにその内容は、ちょうど6年生の子ども達の日常生活と接点がある話題が盛り込まれています。特に説明文として伝わりやすいのは、具体例を示したり問いかけたりしながら、筆者の考えを繰り返し説明しているところにあります。(写真上)
 作者は、最後の段落で、読み手となる6年生に「あなたの最近の状況」についてたずねています。「あなたはどうですか。人と会話する時間は増えていますか。減っていますか。」と聞き、「本当に自分の言いたいことを言い、本当にしたいことをしようと思ったら、あなたは人とぶつかります。」と書いています。何てことを言うんだと思いますが、鴻上さんは「それが、あなたがあなたの人生を生きるということです。」としめくくっています。コミュニケーションは、やればやるだけ上達し、大切な人と深くつながっていけるということを伝えています。友達との行き違いやトラブルは、たいていがコミュニケーションがうまく取れなかったことが原因で起こります。めげずに進んでコミュニケーションを取るべきなのは、6年生ならずとも、小学生全てに言えることです。
 4年生は、理科の時間に「もののあたたまり方」の学習をしています。先週は、絵の具を使った水の温まり方の実験についてお伝えしました。今日は、同じ1組が、理科室で空気の温まり方の実験を行っていました。金属は熱源からの伝導、水は対流、では空気はどのようにして温まっていくのでしょうか。
 もののあたたまり方の中でも、毎年この実験はとても難しい部類に入ります。「難しい」というのは、教員側にとっての難しさです。まず、500ccのビーカーにアルミホイルで蓋をして、線香の煙を充満させます。使い捨てカイロをビーカーの下に敷き、熱源とします。やがて温められた空気が上に行き・・・と、煙の動きが見えればよいのですが、なかなかそれを確認するのが難しいのです。何度か試し、後ろに黒い色画用紙を当てたり、横から光を当てたりすることで、なんとなくビーカー内の煙が対流していることが見えた班もありました。もう少し熱源となるカイロが熱ければ、対流する空気の流れがはっきり見えるような気がします。それでも子ども達は、一生懸命実験に取り組んでいました。(写真中)
 5校時に、1年2組で算数の研究授業がありました。「かたちづくり」の単元の2時間目、4枚の色板を使って、様々な形を作る学習でした。三角の色板が4枚ずつ配られ、組み合わせ方を工夫しながら教科書に出てきた図形を作っていきました。
 よく旅館やホテルに、タングラムと呼ばれる木製のパズルが置いてあります。正方形をいくつかに切り分けたもので、問題として出されたシルエットの形を作っていくパズルです。何回か挑戦したことがありますが、そう簡単にできずにあきらめた覚えがあります。シルエットに線が引いてある答えを見れば、「なんだ簡単だ」と思いますが、全くの黒いシルエットだと超難問です。
 1年生の教科書(P121)を見ると、今日の学習が三角形の色板4枚で作るタングラムのように感じられます。それだけに、形ができあがった時の子ども達の喜びは、とても大きなものでした。「かたちづくり」は、2年生以上の図形単元の基礎になる学習です。三角をいろいろな向きに変えたり裏返したりと、子ども達の様々な試行錯誤が大切なのだなと感じました。
 朝、1年2組の黒板に、先生が書いた言葉がありました。「先生は、1週間も前から今日が来ることにドキドキしていました。なぜなら、5時間目の算数をたくさんの先生が見に来るからです。でも、今日はもう来てしまいました。緊張している先生のことを、みなさん助けてくださいね。よろしくね。」
 研究講師としてお越しいただいた山口先生は、教育アドバイザーとして区内の初任者の指導もされています。今回も温かな眼差しで、本校の先生方にご指導をいただきました。(写真下)

2月6日(月) その2

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 3年生は、国語の時間に「これがわたしのお気に入り」という学習をしています。12時間扱いの大きな単元で、「書くこと」を主にした学習内容です。自分のお気に入りの作品を紹介する文章を書き、クラスの友達と読み合い、感想を伝え合うという学習活動をしていきます。
 今朝は、正門前で子ども達の登校の様子を見ていました。大きな紙袋に入った作品を持って登校してきた子がいたので、何に使うのかなと思っていました。3年1組の国語の授業を見て納得しました。今日の学習のために、自分のお気に入りの作品を用意してくることになっていたようです。まずは、何の作品について紹介する文章を書くかを決め、そこから作文の組み立てを考えさせていきます。
 各自様々な作品を用意してきていました。低学年の頃に作った工作や、小学校に入る前に作ったリースを持ってきた子もいました。何年も前の作品が、しっかりと残っていることに驚きました。それだけその作品への思いが深く、大切にしていることが伝わってきました。(写真上)
 6年生は、家庭科の時間に「冬を明るく暖かく」という学習をしています。寒い季節を快適に過ごすための衣類の着方や、冬の住まい方について学んでいきます。(写真中)
 教科書には、セーターのような衣類を選んだり、重ね着をすることが書かれています。衣類の間に空気の層をつくることで熱を保ち、暖かく過ごすことができるということです。寒い戸外ではそれで良いのですが、現在はコロナ禍対応ということで、教室内でも登下校で着用している上着を着て良いことになっています。これは、常に換気を行っている教室内の気温が下がることへの対策として始まりました。しかし実際は、教室内はそれほど寒くなく、こんなに上着を着こむほどかなと感じる時があります。むしろ、もかもかとした上着を着ていることで、学習しずらくなっている気さえします。通常の学校生活に戻った際は、今まで通り、校内では上着を脱ぐようにさせたいものです。(区のガイドラインのため、学校独自でできません。)
 また、教科書には、電気代の月別使用料のグラフが載っています。(P117)グラフを見ると、1〜3月の電気使用が一番多いことが分かります。こたつやファンヒーター、エアコン、床暖房と、どれをとっても確かに電気が必要です。電気代の値上がりが家計に大きく影響している今、まさに工夫した冬の生活が迫られているように感じます。
 3年生は、理科の時間に「じしゃくのふしぎ」という学習をしています。これまで1組では、磁石につくものとつかないものがあることや、N極とS極の性質について調べてきました。今日は、磁石と鉄との関係について調べる実験をしていました。
 棒磁石とくぎを数本使うだけで、子ども達は多くの発見をします。磁石にくぎがくっつくことはすでに学習済みです。しかし、磁石についているくぎの下に、さらにぶら下がるようにしてくぎがくっつくのは、よくよく考えてみると不思議な現象です。くぎ自体は鉄なのに、なんで他のくぎがまたくっついているのか…という不思議です。
 子どもは、言わなくてもいろいろ試す(自分で実験する)ものです。磁石についているくぎをそっと離すと、下にくぎがついたままの状態になります。鉄(くぎ)が磁石になったのではないだろうか…という仮説が生まれます。(写真下)
 それを調べるには、磁石にしばらくついていたくぎを他のくぎに近づけても良いし、砂鉄や方位磁針に近づけてみるという方法もあります。
 これは、くぎが磁場の中で、一時的に磁石と同じ性質を持つことから生じる「磁化」と呼ばれる現象です。くぎなどの鉄を永久磁石で強くこすりつけると、さらに磁化が強くなることも分かります。

2月6日(月) その1

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 全校朝会を校庭で行いました。「心の中の鬼」というテーマで、鬼のイラストを見せながら話をしました。(写真上)
・・・先週の金曜日の2月3日は、「節分」でした。節分のもともとの意味は、「季節を分ける」ということからきています。つまり、冬と春の季節の分かれ目を意味しています。土曜日の2月4日は「立春」といい、暦の上では春になりました。
 さて、節分の日には、みなさんの家でも豆まきをしたところが多かったのではないでしょうか。昔から、家の中に鬼を寄せつけないために、節分に豆をまく習慣がありました。では、この場合の鬼とは、どういうことを表しているのでしょうか。昔の人達は、悪いことが起きないように、そして健康でいられますようにと願って豆まきをしました。つまり、鬼というのは、病気や自然災害などをさしていたのです。現代ではさらに、自分自身の心の中の鬼を退治するために豆をまくように考えられています。では、自分の心の中にいる鬼とは、どんなことを言っているか分かりますか?
 人の心の中には、良い心もあれば、悪い心も時々出てきます。その悪い心が「心の中の鬼」なのです。たとえば、「今週はリズムなわとび週間だからがんばろう」と思ったら、それは良い心です。「寒いから外に出るのはいやだな」と思ったら、それは悪い心です。あるいは、「廊下をきちんと歩こう」と思ったら良い心ですが、「だれも見てないから走っちゃえ」と思ったら悪い心です。だれにも心の中に良い心と悪い心があり、時々悪い心(心の中の鬼)が勝ってしまう場合があるのではないでしょうか。
 校長先生は、子どもの時に日曜日の夕方が近づいてくるのが、嫌で嫌で仕方がありませんでした。それは、宿題をまだ終わらせていなかったからです。土曜日(当時は土曜日の午前中まで授業がありました。)に学校で出された宿題を月曜日までにやらなければならないのは、自分ではちゃんと分かっていました。でも、土曜日に家に帰ってから、すぐに宿題をやっておかなかったのです。「夕方にやればだいじょうぶ…」と、悪い心の中の鬼がささやいていたからです。夕方になると、今度は「日曜日にやればいいさ…」と、また心の中の鬼がささやきました。そして日曜日になると、「お昼を食べたら宿題をしよう」、「遊びが終わったらやろう」、「夕方やろう」・・・と、どんどん時間が経つばかりで宿題が進みませんでした。結局、いつも日曜日の夜寝る前になって、やっと宿題が終わりました。
 さらに心の中の鬼は、とてもしつこく居座りました。毎週毎週、土曜日に出された宿題が、いつもすぐにできずに日曜日の夜寝る前にやることになってしまったのです。宿題の量が多くて、涙を流しながらやっと終わらせた時もありました。来週はもうこんな気持ちにならないようにしようと、何度思ったことでしょう。それでもなかなか鬼を退治することができませんでした。
 いつの頃からか忘れましたが、学年が進むにつれて、宿題はその日のうちにすぐにやるようになりました。その方が、気持ちよく日曜日を過ごすことができると、やっと分かってきたのです。心の中の鬼を退治するには、豆をまくだけでなく、自分で自分の心にしっかり勝たなければならないのだと、その時に感じました。・・・
 続いて、練馬区連合図工展に出品した児童の表彰を行いました。代表として、6年生に出品証を渡しました。(写真下)
 連合図工展で飾られた作品が戻ってきたので、児童玄関内に、しばらく展示する予定です。

2月3日(金)

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 今日は、2月3日の「節分」です。豆まきを予定している家庭が多いことでしょう。しかし、ある調査によると、最近は豆まきをしない家が増えているそうです。逆に、恵方巻を食べるという家庭が増えているとか…確かに、コンビニやスーパーには、恵方巻のポスターやのぼりが目立つ気がします。私は完全に「豆まき派」です。豆まきをしないと、明日の立春が迎えられないような気さえします。きっと、今日帰ったら、すぐに豆まきが始まるでしょう。玄関の戸を開けて、外にもしっかりまくつもりです。
 1年2組の教室では、節分にふさわしい鬼が出てくる絵本の読み聞かせをしていました。「泣いた赤鬼」の絵本でした。・・・人間と仲良くなりたい赤鬼がいました。そんな赤鬼に、青鬼はある提案をしました。「人間の前でぼくが暴れるから、赤鬼くんはぼくをやっつけて」と言いました。2人は人間の前で芝居を打つことになりました・・・。その後、姿が見えなくなった青鬼に会いに行くと、赤鬼にあてた手紙がありました。その手紙を読んで、赤鬼は涙を流します。・・・
 青鬼の友情の深さに感銘を受けるとともに、今の楽しい生活が青鬼の犠牲の上に成り立っていることに気づいた赤鬼の、後悔とも、感謝ともつかない熱い涙が胸を打つ話です。4年生の道徳の教科書にも、「友情・信頼」の学習として取り上げられています。両方の鬼の立場になって考えてみると、受け止め方は結構複雑なものがあります。いつも何かもやもやとしたものが残る話のような気がします。伸び上がって静かに話を聞いていた1年生でしたが、どう感じたでしょうか。(写真上)
 2年1組で、外国語活動の授業がありました。先週、2年生の道徳で「日本のお米、世界のお米」という授業のことをお伝えしました。教科書には、ジャマイカの「ライスアンドピーズ」という料理のことが載っていました。ジャマイカ出身のALTのダニア先生に伝えたところ、その料理に使うジャマイカの豆を実際に持ってきていただけました。そして、今日の授業で子ども達に見せたり、料理の方法を紹介してもらったりしました。(写真中)
 使う米は、日本のものよりも外国米がいいようです。ジャスミンライスと呼ばれるような細長い米を使う方が、粘り気が出なくて良いようです。豆は、「レッドキドニービーンズ」という、ジャマイカで採れる豆を使います。かなり固いので、一晩水につけておくそうです。後は、ココナッツミルクや玉ねぎ、ニンニクなどを使います。ジャマイカの家庭料理の定番とのことです。日本でも、様々な外国料理の飲食店が増えてきています。きっと探せば、ジャマイカ料理を味わえるお店がいくつかあるような気がします。食べてみたいなと思いました。
 5,6校時に、4年生各クラスに1時間ずつ、特別講師による「青ヶ島の授業」がありました。4年生は、社会科の時間に「豊かな自然環境を守り生かす八丈島」の学習をしたばかりです。青ヶ島は、八丈島からさらに南に70kmほど離れたところにあります。特別講師とは、青ヶ島の小学校で教員経験のある藤間先生のことです。毎年、4年生の社会科の授業で活躍してもらっています。
 自然がいっぱいの島の様子や、小さな島での生活の様子、学校や名産品など、たくさんの写真を見せながらの授業でした。どの子も「行ってみたい!」と思ったことでしょう。「死ぬまでに見るべき絶景」の一つになっている島ですから、私も行ってみたいと感じました。
 八丈島の学習でも、「明日葉(あしたば)」という植物が出てきました。伊豆半島から小笠原諸島に群生している野草です。そのあしたばを、特別講師はこの授業のために手に入れてきたようでした。(確かに、売っている店が時々あります。)子ども達は、あしたばを見て「おいしそう…」「食べてみたい」と言っていましたが、実際に食べたら「・・・」と感じるかもしれません。私は大好きですが、とても強いくせのある葉です。(写真下)
 練馬区の健康学園で勤務したことがあり、私は3年間下田に住んでいました。その頃からあしたばをよく食べていました。天ぷらやごま和えにするのが一番おいしい食べ方です。また、下田に親戚があるため、毎年2〜3月になると、干物と一緒にあしたばも送ってもらっています。早春の摘みたてのあしたばの味は最高です。

2月2日(木)

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 1年生は、国語の時間に「たぬきの糸車」という物語文の学習をしています。このお話の面白さは、いたずらもののたぬきが、おかみさんのために糸車を回して糸を紡ぐところにあります。また、「キークルクル」という糸車の回る音(擬音)と、「くるりくるり」という擬態語が使われていて、リズミカルな楽しさやユーモラスな情景が描き出されています。子ども達は、音読を重ねていく中で、言葉の持つ響きを実感するとともに、自然に物語の世界に入っていくことができます。
 2組では、教材屋さんから借りた糸車の模型を使って、たぬきの気持ちになって糸車を回してみました。糸車は、『千と千尋の神隠し』や『眠れる森の美女』にも出てきます。綿花やカイコの繭の繊維をよりあわせて、糸を作るときに使う道具です。実際に子ども達が糸車を回してみると、糸に見立てた紐がくるくると棒に巻き取られていく様子を見ることができました。物語の中のたぬきは、最初はやぶれ障子の穴から覗きながら、おかみさんの様子を見ていました。そして、自分も糸車を回してみたくなりました。1年生の子ども達も、同じ気持ちを味わうことができたようでした。(写真上)
 6年2組で、「ぼくの名前呼んで」という道徳の授業が行われていました。道徳の内容項目の「家族愛・家庭生活の充実」に関する授業でした。
 この資料では、主人公の太郎と、聴覚障害と言語障害のある両親が、共に家族として支え合い、懸命に生きていこうとする姿が描かれています。太郎が、学校で「自分は一度も両親から名前を呼ばれたことがない。」という事実をつきつけられ、その切ない思いを父親にぶつけます。しかし、父の涙ながらの愛にあふれた手話を通じて、両親の深い愛に改めて気づいていくという話です。長い資料でしたが、6年生なりに資料に出てくる父親の思いを感じ取ることができたはずです。6年生の保護者の方々にも、ぜひ読んでもらいたい資料です。(写真中)
 11月に、4年生が聴導犬の授業を受けています。聴覚障害のある松本さんと、聴導犬のチャンプくんによる授業でした。以前、松本さんは、「音が聞こえなくなって、一番残念に思うことは何ですか?」という子ども達からの質問に、次のように答えていました。「結婚する前は音が聞こえていたので、自分の主人の声は知っています。でも、自分の子どもの声は聞いたことがありません。どんな声をしているのか、一度でいいから聞いてみたいのです。それだけが残念です。」
 4年1組で、百人一首を行っていました。2人1組で向かい合っての対戦でした。(写真下)旭町小には、百人一首が何セットかあり、昨年も高学年で取り組んでいたクラスがありました。
 百人一首というと、「小倉百人一首」が有名ですが、学校にあるのは「五色百人一首」です。小倉百人一首を、その難しさに応じて20枚ずつ5色に色分けした札になっています。札の数が20枚と少ないため、短い時間で楽しむことができます。また、裏には上の句が書いてあって、試合中にも見ることができるので、早く歌を覚えることができるようになっています。
 子どもは覚えが早いので、何度か練習するうちにたくさんの句を暗記してしまいます。子ども達の国語の教科書を開いていただくと分かりますが、どの学年にも日本古来の文学や古典に関する学習がところどころに入ってきています。小学生の頃から、それらの言葉の響きや昔の仮名遣いなどに親しませていくことが重要です。

2月1日(水)

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 今日から2月に入りました。今月は、4年生があいさつ運動を担当します。さっそく今朝、各クラスの第一グループの子ども達が門の近くに立ちました。
 南門には、2組の4人が張り切って立っていました。遠くから登校班の列がやって来る姿が見えると、「よし!」と気合を入れている様子が伝わってきました。一度にたくさんの登校班が入ってくる時もあり、一人一人にあいさつをするのは大変そうでしたが、最後まで気持ちの良いあいさつを行うことができました。(写真上)
 あいさつ運動を終えたところで、感想を聞いてみました。正門側の1組の5人にも同様に感想を聞きました。「全員にあいさつをするのが大変だった。」…普段は、登校して来る時に先生や主事さんにあいさつをするだけですが、100人以上にあいさつをしたので大変だったはずです。毎日それを行っている私の気持ちを感じてもらえたかなと思いました。「きちんとこちらを見てあいさつをする子は気持ちがいい。」…それを分かってもらうためのあいさつ運動でもあります。「明日からの自分のあいさつに生かしていこうね。」と伝えました。
 今後は、3日(金)、8日(水)、14日(火)、21日(火)と4年生のあいさつ運動が予定されています。4年生が1人1回ずつ、早めに登校してあいさつ運動を行います。
 来週金曜日に、1年生と旭幼稚園との交流会が予定されています。1組では、幼稚園の子ども達にあげるプレゼントを作っていました。カエルの絵が印刷された紙に色を塗り、切り取っていました。これを厚紙に貼って、「パッチンガエル」(別名「ぴょんぴょんガエル」)を作ってプレゼントにするようです。(写真中)
 パッチンガエルは、伸びた輪ゴムが縮むときの力で中折れの厚紙が机の面を押しつけて、空中にはね上がるおもちゃです。まるでカエルがジャンプするかのようなので、パッチンガエルと呼ばれています。出来上がった時のあまりの楽しさに、きっと自分用に欲しくなってしまうかもしれません。
 旭幼稚園の年長さんの方がはるかに人数が多いので、1年生全員でたくさん用意しておかなければなりません。いつも人から「してもらう」ことが多かった1年生が、今度は年下の子ども達のために「してあげる」番です。プレゼントを作りながら、そういう喜びが感じられるようになっていくことでしょう。(5校時に続きを行い、楽しい「パッチンガエル」が完成していました。)
 4年生は、社会科の時間に「染め物のさかんな新宿区」の学習をしています。東京都で昔から伝わる伝統工芸について学習する単元です。新宿区で染め物が盛んに行われているというのは、意外に思われるかもしれません。新宿区の神田川沿いや妙正寺川沿いには、300件を超える染め物の工房があるそうです。
 新宿区で江戸時代から作られてきた染め物は、「東京染小紋」と呼ばれています。遠くから見ると模様のないように見える布ですが、近くで見ると細かい模様がたくさん入っているのが特徴となっています。染め物を作るには、型紙づくりから染める工程など、多くの作業とそれぞれの専門の職人の手が必要です。教科書やICTなどを使って資料を集め、染め物の技術を守り、後世に伝えようと努力している職人さんについて調べていきます。(写真下)
 伝統工芸というと、東京都では「江戸切子」と呼ばれるガラス工芸が有名です。一方、練馬区にも伝統工芸がいくつかあり、毎年秋に伝統工芸展が開かれています。「東京手描友禅」という、布に模様を手描きで染めていく伝統工芸が区内に存在し、この近くでは土支田に工房があるようです。

1月31日(火)

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 2年生は、算数の時間に「長い長さをはかってあらわそう」という学習をしています。2年生では、今まで「mm」や「cm」の単位を習ってきました。そして、30cmものさしを使っていろいろなものの長さを測ったり、cmとmmの単位の換算をしたりする学習をしてきました。
 今回は、30cmものさしでは足りない長い長さについての学習です。そこで先生が用意したのが、1mのものさしです。家庭にはなかなかない道具で、洋裁のお店などで生地を測る時に見かけるでしょうか。2人組になって1mのものさしを使い、今まで測ることができなかった長い長さを調べていきました。(写真上)
 ところで、「あた」、「つか」、「ひろ」という長さをご存知でしょうか? 日本で昔使われていた長さの呼び名です。2年生の算数の教科書(P66)に、それぞれが身体のどの部分を使った長さであるかが載っています。「あた」は、親指と中指を広げた長さです。そして、「つか」は握りこぶしの幅、「ひろ」は両腕を広げた長さを言います。しかし、当然のことながら一人一人それらの長さが異なるため、共通の長さの単位としてのものさしが必要になるというわけです。
 4年生は、理科の時間に「もののあたたまり方」の学習をしています。金属や水、空気の「あたたまり方」を調べることを通して、熱の伝導や対流について学習していきます。今日は、1組が理科室で水の温まり方を調べる実験を行っていました。
 水の温まり方は、熱源に近いところが最初に温まり、そこから上に移動します。(いわゆる、「対流」で温まるということです。)ビーカーに入れた水だけでは、水がどのように温まるのかが分かりにくいので、絵の具の塊を水の底に沈めて実験をしていました。色が付いていて、視覚化され、対流が分かりやすくなります。(写真中)
 しかし、それも点火した直後の時間に限られ、しばらく経つとビーカー内の水が攪拌して色が回り、よく分からなくなってきます。昔は、おがくずや味噌を使って対流を確認していました。あるいは、使い終わったコーヒーの粉を水に入れて調べる方法もあります。
 4校時に、4年2組の授業観察がありました。「みんなちがって、みんないい」という道徳の授業でした。道徳の内容項目の「個性の伸長」について考えを深めていく授業でした。
 表題の「みんなちがって、みんないい」は、聞いたことのあるフレーズです。そう、大正〜昭和にかけて活躍した童謡詩人、金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」に書かれています。4年生の道徳の教科書には、この金子みすゞさんの詩とともに、詩に対する感想を書いた作文が掲載されています。それら2つの資料から考えさせる道徳の授業なので、いつもの物語を教材とした授業とは違う感じになります。各自の得意なところ、良いところを見つめ直し、それを今後どう生かしていくかを考えさせていきました。(写真下)
 改めて「私と小鳥と鈴と」を読んでみると、今の世の中にとって、とても大切な思想であるようにさえ思えてきます。人はそれぞれ別々に生きていても、決してお互いに優劣はないこと、さらにはそれぞれが素晴らしいのだということを伝えている気がします。また、「自分」という存在は、自分以外の誰かがいて成り立っているという人間社会の基本的な考え方も示しています。金子みすゞさんは、26歳の若さで亡くなりました。90年以上前に作られた詩の数々は、現代の私たちへの大きな財産となっています。

1月30日(月) その2

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 今朝も冷え込みが厳しかったようです。アメダスのデータを確認すると、練馬の最低気温はマイナス2.4度でした。幸い、先週のように外の水道管が凍ることはありませんでしたが、中庭の池には氷が張っていました。
 1校時に、さっそく1年1組の子ども達が中庭にやって来ました。生活科の学習です。生活科の学習は、大きく9つの内容に分かれています。「学校と生活」、「地域と生活」、「動植物の飼育・栽培」などの他に、「季節の変化と生活」があります。
 「季節の変化と生活」では、季節によって自然の様子や生活の様子が変わることを学びます。そのため、春夏秋冬のそれぞれの季節ごとに外に出て、草花や虫、自然の変化から発見・体感する活動をしていきます。旭町小の中庭は、1年生の生活科にとって、最も身近で多くの学びができる場所になっています。
 中庭にやって来た子ども達は、まず池の氷を見て歓声を上げました。やがて、恐る恐る手を出し、水面の氷を触り始めました。氷の冷たさは、実際に触ってみなければ感じ取れません。池の水も相当冷たいことが分かりました。先週は、数センチにもなる氷が張りましたが、今朝は1センチ前後の厚みでした。それでも、手にした子ども達は大喜びでした。(写真上)
 1年2組は、4階までの廊下をまわって、2年生以上の校内書き初め展を見に行きました。3階〜4階の3年生以上の教室前には、毛筆による書き初めが展示されています。筆で書かれた大きな書き初めを見上げながら、兄弟や知り合いの作品を探していました。(写真中)
 この土日、練馬区立美術館(中村橋駅前)で、区の連合書写展が開催されていました。私は昨日の午前中に行きましたが、たくさんの親子連れで賑わっていました。連合書写展は、区内の中学生の作品も一緒に展示されていました。中学校は、草書体による書き初めのため、さらに見ごたえがあります。一方、連合図工展は、先週火曜日に見に行きました。共に、3年振りの開催となりました。区内全校から作品が集まり一斉に展示されると、書写も図工も大変な迫力を感じます。
 校内書き初め展は、今週の金曜日まで展示しています。夕方、保護者の皆様にも公開していますので、ぜひ全校の作品をご覧ください。
 6年生の社会科は、3学期に入り、「戦争と人々のくらし」の学習をしています。その単元もいよいよ終わりに近づいてきました。1組では、「産業の発展と国民生活の変化」の学習を進めていました。戦後の日本経済の急速な成長に伴う生活の変化について、あるグラフから考えさせていきました。
 日本における「電化製品の三種の神器」は有名です。1950年代後半、「もはや戦後ではない」という言葉とともに、新しい電化製品が日本全国に普及していきました。「白黒テレビ」、「冷蔵庫」、「洗濯機」の3つを言います。
 私が生まれたのは60年代でしたが、確かに幼少期には家に三種の神器がそろっていました。白黒テレビは、チャンネルがダイヤル式で、NHKから民放(1局しかなかった)まで回すのが大変でした。白黒だったにもかかわらず、ウルトラマンのカラータイマーは「赤」に見えていたのは不思議です。冷蔵庫は1ドアで、冷凍庫が上の棚についていました。霜でびっしりおおわれていたように思います。最初の洗濯機は、2槽式になる前のタイプでした。横にハンドルが付いていて、ローラーに挟んで脱水する洗濯機でした。
 続いて高度成長期には、新三種の神器として「3C」が登場します。「カラーテレビ」、「自動車」、「クーラー」です。私の父は自動車を購入するのは早かったのですが、カラーテレビとクーラーは近所の家から出遅れました。カラーテレビになったのは、小学校の高学年の頃だったでしょうか。クーラーはさらに遅く、中高生の頃でした。
 さて、6年1組で扱っていたグラフは、横軸が年代(1959年〜1980年)で、縦軸が家庭への普及率(%)になっていました。三種の神器のグラフが示されていて、それに重ねて「3C」のグラフが3本(A〜C)書いてあります。A〜Cのグラフが3Cのどれにあたるのかを考えさせていました。(写真下)
 日本は太平洋戦争に敗れ、どん底から這い上がって経済を回復させてきました。そう考えると、日本という国は改めてすごい国家であることが分かります。

1月30日(月) その1

 もうすぐ2月に入ります。寒い日は続いていますが、日差しが日に日に強く感じられるようになってきました。校庭で全校朝会を行いました。今日は、「摩擦熱の話」というテーマで話をしました。
・・・先週の全校朝会で、1月20日の「大寒」についての話をしました。2月4日の「立春」までの2週間が、一年で一番寒い時期とされていることを説明しました。確かに先週は、とても寒い日がありましたね。外の水道管が凍ってしまい、お昼過ぎまで水を出すことができない日がありました。水曜日は、晴れていても気温が上がらず、練馬区では最高気温が3度だったようです。さらに、一日中北風が強く吹いていました。そのような中でも、1年生の子ども達は、生活科の時間に作った凧を持って校庭に出て、元気よく凧揚げを楽しんでいました。翌日の木曜日は、最低気温がマイナス5度になりました。池に氷が張っていてびっくりしました。しかし、休み時間には、みんな校庭に出て元気よく遊ぶ姿が見られました。旭町小の子ども達は、寒さに負けない丈夫な子が多いなと思います。
 さて、寒い日の朝、指先が凍りそうなほど冷たくなります。そんな時、みなさんはどうしていますか? 簡単に手を温めるには、両手をゴシゴシとこすり合わせる方法があります。手と手をこすり合わせると、指先の血管が広がり、血液の流れが良くなって手が温かく感じられます。また、瞬間的に摩擦熱が発生するので温かさを感じます。
 「摩擦」というのは、物と物をこすり合わせることです。そして、こすって発生した熱が「摩擦熱」です。この摩擦熱は、いろいろなところで利用されています。大昔の人は、木と木をこすり合わせて、摩擦熱を利用して火を起こしていました。また、最近は、消しゴムで消すことのできるボールペンが売られています。このペンは、50度〜60度くらいの熱で消えるインクが使われています。ペンの後ろについているゴムの部分でこすると、摩擦熱が発生して紙に書いたインクが消えるという仕組みになっています。
 ここまで話してきた「摩擦」は、物と物とがこすれ合うことを指しています。実は、人と人とがぶつかり合うことでも「摩擦」が生じることがあります。満員電車や込み合ったエレベーターの中でのことです。誰もわざと人を押したり足を踏んづけたりしているわけではないのに、急に機嫌が悪くなって怒り始める人がいます。まさに摩擦熱みたいですね。そうかと思うと、「ごめんなさい」とか、「すみません」とすぐに相手に伝え、いくら混み合っていても穏やかに過ごせる人もいます。みなさんは、どちらのタイプですか? 朝会が終わって靴箱に行くと、大変混み合います。ちょっと隣の子と触れただけで怒ったり、相手をたたいたりする子はいないでしょうか。混雑している時はおたがい様です。「ごめんね」「すみません」と、お互いがすぐに言えたら摩擦熱は発生しないのです。
 最後に、ふれあい月間についての話をします。練馬区では、毎年6月と11月、そして2月をふれあい月間に位置付けています。いじめや暴力のない毎日が過ごせるように、重点的に取り組むことになっています。ふれあい月間のたびに伝えていますが、身近な友達へのからかいや仲間はずれがいじめの原因となります。また、大人による暴力で困っているという小学生も全国的に増えています。いじめや暴力で困った場合は、すぐに相談するようにしてください。
 先週まで、5年生のあいさつ運動がありました。あいさつ運動に取り組んだ5年生に聞いてみたら、「あいさつを返してくれた時は、うれしく感じた。」とか「相手を見てあいさつをする子は、とても気持ち良く感じられた。」という感想を話していました。2月は、4年生があいさつ運動を担当します。まずは、今週の水曜日と金曜日に予定されています。5年生のがんばりを生かして、また全校であいさつを高めていきましょう。・・・

1月27日(金) その2

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 3校時の後半は、6年1組の外国語の授業観察を行いました。「My Best Memory」という単元で、心に残った思い出について、詳しく聞き出したり伝えたりすることをねらいとした授業でした。ちょうど、卒業アルバムの文集を作成している時期です。今までの学校生活を振り返り、一番の思い出を他者に伝える授業内容になっていました。
 授業の後半を見に行きましたが、先生との会話や友達同士での会話など、きちんと英語でのやり取りが行えていました。(写真上)旭町小の外国語の授業では、担任とALTの他に、外国語の指導員として辻先生が勤務しています。3学期からは、東京都で行っている「社会の力特別非常勤講師」として授業にかかわっていただいています。ですから、辻先生が勤務されている日の外国語の時間は、さらに充実した授業ができます。
 授業の最後のリスニングテストは、英会話を聞きながらメモを取り、先生からの質問に答えるという形式で行われました。英会話は、ALTのダニア先生と辻先生が行いました。本格的な(というより、本物の)英語の発音を子ども達に聞かせることができました。
 4校時は、5年1組の音楽の授業観察に行きました。「響くいい声で歌おう」というめあてで行われた、歌唱を中心とした授業でした。「今日は、歌を中心に行います。」と先生が話したとたんに、子ども達から喜びの声が上がりました。普段から歌うことが大好きな子ども達であることが分かり、とてもうれしくなりました。
 3学期に入ってから、5年生は、卒業式の入場曲である「威風堂々」の合奏を練習していました。今日からは、いよいよ歌の練習のスタートです。5,6年生による呼びかけ(卒業式の「門出の言葉」)は、4年振りに実施する方向で考えています。呼びかけの中には歌が3曲入り、5,6年生が一緒に歌う曲もあります。全国的にも卒業式の歌として有名な「旅立ちの日に」です。今日は、その最初の練習日になりました。
 卒業式での歌はいいものです。聞く人に感動を与える力があります。歌自体のすばらしさと歌う子ども達の力によって、その感動は何倍にもなります。まだ初めて歌う「旅立ちの日に」でしたが、5年生の澄み切った高音を聞いていて、卒業式が楽しみになってきました。(写真下)

1月27日(金) その1

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 1校時に、6年2組の体育の授業観察がありました。体育館で「高跳び」の学習を行っていました。
 高跳びは、短い助走から強く踏み切り、高く跳ぶところに運動の楽しさがあります。3歩か5歩の短い助走から、踏み切り足を決めて上の方に高く跳ぶことや、膝を柔らかく曲げて足から着地することが身に付くように指導していきます。また、自分や友達と記録を競い合う楽しさもある運動です。自身の最高記録をめざして限界の高さに挑戦したり、友達と跳び比べをしたりして楽しみます。
 助走では、「イチ・ニ、イチ・ニ・サーン」(5歩の場合)のリズムで踏み切るようにさせます。準備運動を兼ねて、声に出しながら助走の練習をまず行いました。また、練習タイムでは、友達の跳び方をお互いに見合ってアドバイスをするなど、さらに学習が高まるように指導していました。
 技能を高めていくには、バーを跳び越すことができなかった時に、何が原因であったかをまず知ることです。踏み切ってから、振り上げ足が引っかかったのか、抜き足が引っかかったのか、あるいは踏み切る場所が近すぎなかったか、遠過ぎなかったか…原因をもとに修正し、練習を繰り返すことで記録を伸ばすことができます。(写真上)
 3校時に、2年2組の道徳の授業観察がありました。「日本のお米、世界のお米」という「国際理解」に関する資料を使った授業でした。おにぎりを食べていた主人公(わたし)は、「お米は、日本でできた食べ物」と思っていました。お母さんから、お米は大昔に他の国から伝わってきたものであること、さらにお父さんからは、お米がいろいろな国で食べられていることを聞き、驚きます。・・・次のページには、世界のお米を使った料理が写真入りで紹介されているという資料です。(写真下)
 世界のお米料理は、どれもおいしそうなものばかり載っていました。また、子ども達にとって、馴染みのある料理もいくつかありました。韓国の「ビビンバ」、スペインの「パエリア」、ベトナムの「フォー」、アメリカの「ロコモコ」・・・この4つは、日本でもいろいろな料理店やファミリーレストランで注文できそうな料理です。給食に出てくる場合もあります。
 その他に、日本ではあまり知られていない料理がありました。モザンビークの「ムカバッタ」とジャマイカの「ライスアンドピーズ」です。ジャマイカと言えば、ALTのダニア先生の母国です。ちょうど今日がダニア先生の勤務日だったので、「ライスアンドピーズ」がどんな料理なのか、聞いてみました。道徳の教科書に載っている写真は、実際にジャマイカで食べるものとは違いがあるようでした。「ライスアンドピーズ」は、お米と豆をココナッツミルクで炊き上げ、日本の赤飯のような色になる料理です。また、お皿に肉や野菜、炒めたバナナなどと一緒に盛り付けて、家族みんなで集まって食べる料理とのことでした。日本の粘り気のあるお米よりも、外国米の方が適しているそうです。
 グローバル化によって、日本にいながらにして世界の様々な情報を知ることができるようになりました。各国の生活や文化をさらに知り、国際理解・国際親善の心を広げていくことが大切です。

1月26日(木)

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 4年生は、国語の時間に「ウナギのなぞを追って」という説明文の学習をしています。2組では、ウナギの産卵の秘密に迫る、とても重要な段落の読み取りをしているところでした。
 大人にとってもこの説明文はとても興味深く、科学的な専門知識が必要な説明文の内容になっています。高級食材の一つであるウナギが、どのようにして日本近海にやって来るのかが詳しく説明されています。ウナギの養殖は、稚魚を捕まえて育てています。ウナギの値段が高いのは、卵からの養殖が難しい(今のところ不可能である)ところにあります。というよりも、ウナギの稚魚が沿岸部に来ることは分かっていましたが、どこで産卵されているかが長年の疑問であったのです。それを長期にわたる研究で解明した海洋生物学者の塚本勝巳さんが記したのが、「ウナギのなぞを追って」の説明文です。
 説明文には、日本中のウナギが二千キロメートルも離れたマリアナ諸島の海底で産卵をしているということが書いてあります。(この場所を突き止めるまでの苦労が、相当大変な状況であったことも書かれています。)なぜわざわざそんなに遠いところまで卵を産みにいかなければならないのかは、謎の謎ですが…。
 さらに、「ウナギは、新月の頃に合わせて、一斉にたまごを産んでいるようなのです。」というところでは、月の満ち欠けとの関係がグラフを使って説明されています。水深の深いところでありながら、月の引力を感じて産卵が促されている…というのも不思議なことです。(写真上)
 この説明文では、ウナギの幼生(プレレプトセファルス)を発見したところまでが書かれています。その後、さらにその近海で産卵された卵を採取したというニュースが出たことがあります。近いうちに、卵からウナギの養殖ができる時代、さらには完全養殖ができる時代が来るかもしれません。そうなれば、ウナギの値段が庶民の味方に近づくことでしょう。
 3年生は、理科の時間に「じしゃくのふしぎ」という学習をしています。磁石にくっつくものとつかないものがあることや、N極とS極との関係、さらには磁石と鉄との関係について調べていく単元です。
 磁石は子ども達にとって身近なものでありながら、目に見えない力がはたらいているため、よくよく考えると不思議な性質がたくさん秘められています。理科の授業では、実験を通じてそれらの性質を正確に調べていくことが大切になります。
 2組では、「磁石は、段ボールを挟んでもクリップをくっつけるだろうか」、「磁石の極同士を近づけるとどうなるだろうか」、「磁石に近づけた鉄は、磁石になるのだろうか」という実験をしていました。
 最初の実験では、段ボールを1枚挟んだ時と2枚の時とで、クリップがどのくらいつくかを調べました。磁石の力は、間に物があってもはたらくということが分かりました。(写真中)
 また、3つ目の「磁石に近づけた鉄は、磁石になるのだろうか」という実験も、子ども達にとっては不思議に感じるものです。磁石についたクリップをそっと離すと、クリップはしばらく何本かくっついたまま残ります。そのことから、鉄(クリップ)が磁石になったことが予想できます。さらに、磁石でこすったクリップを別のクリップに近づけたり、方位磁針や砂鉄に近づけたりすることで、磁石になったかどうかを確かめることができます。
 5校時に、3年1組の授業観察がありました。校庭での体育で、「折り返しベースボール」の授業でした。旭町小では、ベースボール型のゲームを2学期に5,6年生、3学期に3,4年生が行うことにしています。3年生は初めてなので、ルールを理解することや、ボールを捕ったり投げたりという基本動作に慣れることからスタートします。
 まだゲームを行うようになって間もない段階のようでしたが、子ども達は意欲的に取り組んでいました。バッティングティーに置いたボールをプラスチックバットで打ちます。バッターは、1塁と本塁の三角コーンを往復します。守備は、打ったボールを捕り、アウトゾーンに持っていきます。アウトゾーンに3人集まったところで「アウト」になります。(写真下)
 野球ボールを投げる(上投げ)ことや、両手でキャッチすること、さらにはバットを振って打つことは、初めて経験する子が多かったようです。これは、体の使いかをを見ればすぐに分かります。経験がなければ上達しません。これを機にベースボール型の運動に関心をもち、積極的に運動するようになってほしいと思いました。
 練馬区では、今朝はマイナス5度まで下がったようです。しかし、昨日のような冷たい北風はなく、日当たりの良い校庭はとても暖かく感じられました。

1月26日の給食

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献立名           キムチたくあんご飯
              ジャンボシューマイ
              野菜中華スープ
              牛乳


一口メモ

 今日は、練馬大根のたくあんを使った「キムチたくあんご飯」を作りました。たくあんのポリポリとした食感が楽しめるご飯です。
 練馬大根は、作るのに手間がかかることや、環境の変化、食生活の変化などにより、昭和30年頃から栽培が減りました。現在では、市場に出回ることがほとんどなくなり、「幻の大根」とさえ言われています。
 そこで、練馬区は地元のJAと生産者さんの協力により、伝統野菜である練馬大根を復活させる取り組みを行っています。毎年行われている「練馬大根の引っこ抜き大会」もその取り組みの一つです。
 今日は、練馬区の漬物業者さんが作ったたくあんを、学校まで届けていただきました。

1月25日(水)

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 昨日の夕方から季節風が強くなりました。そして、予報通りに厳しい冷え込みの朝を迎えました。
 先週から行われていた5年生のあいさつ運動は、今日が5日目の最終日となりました。北風にも負けず、次々と登校してくる子ども達に元気よくあいさつの声かけをしていました。
 昨日まで元気だったサクラ草が、今朝はへなへなとしおれたようになっていました。登校してきた子がジョーロに水を入れようとしたら、水道管が凍っていて出てきません。(外の水道の多くは、お昼過ぎまで凍っていて使えませんでした。)サクラ草は、水が足りなくなったのではなく、氷点下の寒さでしおれているだけです。暖かくなれば元に戻ることを教えてあげました。サクラ草は、なんと丈夫なことか…。
 1校時に、図工の授業観察に行きました。6年2組の「小さな行灯(あんどん)」の授業でした。行灯は、江戸時代に普及した照明器具です。4面の板にデザインを考え、電ノコでくり抜き、内側から白い紙を貼り付けます。組み立てて中に明かりを入れると、すてきな行灯が出来上がります。6年生にとって、小学校最後の図工作品として、今学期の初めから製作に取り組んでいます。
 図工の授業では、開始早々に製作の続きを取り組ませるわけではありません。授業の始めには、本時のめあてをしっかり提示するとともに、キリや電ノコを使う際の安全指導や作品完成までの時数を示すなど、事前指導をしてから行います。
 電子黒板には、昨年度の6年生が展覧会に出品した「小さな行灯」の写真が映し出されていました。ステージ上に展示されていた昨年の6年生の作品を見て、「自分たちもこんな作品を作ってみたい」とあこがれをもったのは、一年前のことです。今年は展覧会はありませんが、卒業前に6年生の作品を、ぜひ全校児童に見てもらいたいものです。
 図工室には、様々な掲示物があります。各学年の見本作品や図工展のポスター、のこぎりなどの道具の使い方が掲示してあります。さらに、世界の名画のポスターもところどころに貼ってあり、図工室の雰囲気を高めています。電子黒板の後ろの壁には、フランスの画家クロード・モネが描いた「印象・日の出」が貼ってあります。(写真上)
 昔から、このモネの作品には思い出があります。全体的にもやもやとした灰色の空と海に、オレンジ色の太陽がとても印象的に映ります。中学生の時に、美術の教科書に載っていたのを初めて見た記憶があります。(その時は、夕日を描いたのかと思っていました。)その後、レコードのジャケットにこの絵が使われていることに気がつきました。クラシックのレコードジャケットは、よく名画が使われていることがありました。「印象・日の出」は、チャイコフスキーの交響曲第1番(ティルソン・トーマス指揮)のジャケットになっていました。この曲の副題の「冬の日の幻想」によくマッチした絵だなと思い、レコードを買った覚えがあります。
 昨日のような強風は収まりましたが、今日も一日中冷たい風が吹き続けていました。その風の恩恵を一番受けることができたのは、1年生でした。
 生活科の時間に製作してきた凧を手に、2校時に校庭に出て飛ばしてみました。普段なら、校庭を勢いよく走らなければなかなか凧を飛ばすことができません。今日は、風が吹いてくる方向を背にして立ち、糸を緩めていくだけで凧がスイスイと揚がっていきました。
 風が時折強く吹くたびに、凧が勢いよく揚がったり回転しだしたりして、子ども達の歓声が校庭中に響き渡りました。先週、たこ糸を結ぶのに苦労した思いはどこへやら…寒さも忘れて凧揚げを楽しんでいました。(写真中)
 4校時に、4年1組の授業観察がありました。「ブラッドレーの請求書」という資料を使い、家族愛について考える道徳の授業でした。
 ブラッドレーは、お母さんに対して、自分がしているお手伝いのお駄賃としてお小遣いを請求します。お母さんは、その請求書を見て悲しく感じながらも、ブラッドレーの要求通りにお小遣いを渡しました。お金と同時に、ブラッドレーは、お母さんからの請求書を受け取りました。その紙片には、「病気の看病代0円」「食事代と部屋代0円」などと書かれていました。それを見てブラッドレーは自分のしたことを反省し、すぐにお金を返し、謝りました。
 4年生にとって、家庭でよくある光景ではないでしょうか。自分がやってあげたことに対しては見返りを要求し、家族が自分のためにやってくれていることは当たり前ととらえ、気づいていない場合が多いものです。また、逆に親が子どもに対して、「これができたらお小遣いをあげるよ」などと、何でもお金で釣るようなこともいけません。(写真下)

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2/15 薬物乱用防止教室(6年)
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