個人面談にご協力いただき、ありがとうございました。19日(金)で1学期が終了いたします。

1月24日(火)

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 3学期の授業観察が始まりました。毎学期、各学級及び専科の授業を校長と副校長とで参観し、教員の授業改善に結び付けていくための取り組みです。
 今日は、2校時に3年2組の体育の授業を見に行きました。当初は校庭での体育(折り返しベースボール)の予定でしたが、直前になって雨が降り始めたため、体育館での授業に変更になりました。体育館では、「忍者になろう」という表現運動の授業を参観しました。
 3年2組は、体育館にすばやく集合すると、準備運動をきびきびと行っていました。準備運動では、その授業で取り組む運動で特に負担がかかるような体の部位を入念にほぐしておく必要があります。伸脚や腕の運動、さらには「ウォーミングアップタイム」として忍者の動きを行いました。瞬発力を意識させた動きで、しゃがんたりジャンプしたり、左右に体をかわしたりと、楽しみながら体を動かしていました。
 十分に体が温まったところで、忍者になり切って表現を考える時間になりました。4人グループになり、「いざ! 敵の城へ」、「大変だ!!」、「敵か?」、「城に到着」、「任務 遂行」の流れに合わせて、動き方を考えていきました。そして、授業の後半は「発表タイム」です。グループごとに体育館の中央に行き、創作した忍者の動きを順番に発表し合いました。バックミュージックもかかり、みんな忍者になり切った動きを楽しみました。(写真上)
 2年生は、生活科の時間に「あしたへつなぐ、自分たんけん」という学習をしています。自分の成長には、家族をはじめとして多くの人がかかわっていることや、いろいろな人にお世話になってきたことに気付かせるという学習です。さらに、自身の成長に自信をもち、これからの生活に意欲をもたせることもねらいとしています。
 2年生は、小学校に入ってからの2年間がもうすぐ終わろうとしています。1年生の頃の自分と比べて、できるようになったことは数多く見つけられるはずです。一方で、幼稚園や保育園に入る前のことについては、覚えていないことだらけです。そこで2年生では、家の人に協力してもらい、小さかった頃の自分の様子についてインタビューをしてくる宿題が出されていました。さらに、学年だよりを通じて小さかった頃の写真を用意することもお願いしてあったので、それらを使って学習のまとめに取り組んでいます。
 家の人から聞いて調べてきたことを、教室内で友達同士で交流してみると、改めて自身の成長に気がつくものです。ミルクをたくさん飲んで元気よく成長してきた様子や、家族みんなで自分の誕生を喜んでくれたことなど、どの子も大切に育てられてきたことを実感しました。名前がつけられた謂れも、家の人から聞いてまとめてありました。名前は、家族からの一生のプレゼントです。自分の名前はもちろん、友達の名前も大切にしなければなりません。(写真中)
 3年1組が、音楽の時間に「ユモレスク」の鑑賞をしていました。ユモレスクは、チェコの作曲家、ドヴォルザークが作ったバイオリン(ピアノ伴奏つき)の小品です。バイオリンの音色と旋律の変化を楽しむ鑑賞教材として、3年生の教科書に取り上げられています。(写真下)
 ユモレスクは、英語の「ユーモア」と同じ語源のフランス語のようです。「気軽な小品」という意味で、作曲者がつけた題名です。誰もが一度聞けば「ああ、あの曲…」と、どこか馴染みのある曲で、思わずスキップしたくなるような軽快さがあります。
 ドヴォルザークは、晩年アメリカに渡って作曲をしました。とても生真面目な性格だったようで、毎日決まった小節分の作曲メモを残していたそうです。ある夏の休暇、故郷に戻った時に、そのメモをもとに作曲した1つがこの曲であるとされています。ドヴォルザークは、メロディメーカーな作曲家で、心に残る旋律をたくさん生み出しました。交響曲では、8番や9番が有名ですが、6番や7番も魅力のある曲です。

1月23日(月) その2

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 6年生を送る会は、2月28日(火)に予定しています。各学年に当日までの準備の役割分担が決められています。1年生は、6年生にペンダントをプレゼントすることになっています。
 1組では、生活科の時間に、6年生へのペンダント作りに取り掛かりました。紙粘土を使い、絵の具で色をつけながら作っていました。紙粘土をよくこねてから、絵の具を直接紙粘土に混ぜ込み、よく練っていきます。青い絵の具を少し入れると、きれいな水色の粘土になります。また、赤い絵の具を入れることで、鮮やかなピンク色の粘土ができます。様々な色の粘土を少しずつ作りながら、思い思いのペンダントを形作っていきました。(写真上)
 1人2個ずつ作り、粘土が乾く前に、ペンダントの上の方にクリップを埋め込みました。クリップは、紐を通す金具になります。心を込めて作った手作りのペンダントを、きっと6年生は喜んで首にかけてくれることでしょう。
 2校時に、2年1組の教育アドバイザー訪問の授業がありました。年間を通じて、若手の先生方への研修の一環として行われています。今回も、前校長の道山先生に教育アドバイザーとして来ていただきました。
 授業は、算数「1000より大きい数をしらべよう」の学習でした。3学期に入り、1万までの数について学習してきた、いよいよ単元のまとめの授業でした。今まで、大きな数の読み方や位取り、さらに数直線での表し方について学習してきました。今日は、3800という数について、今まで習った様々な見方で言い表す方法を考えさせていきました。
 3800は、「3000と800を合わせた数」、「4000より200小さい数」、「100を38個集めた数」というように、数の仕組みを使っていろいろな言い表し方があります。授業では、友達と意見交流をしながら、お互いの考えを広め合う様子が見られました。(写真中)
 全校朝会で使ったイチローの写真を2階の掲示板に貼ったところ、休み時間に子ども達が立ち止まって見ていました。2年生の子ども達に聞いたところ、イチローについてはテレビで見たことがあると言っていました。CMにも出ているので…(写真下)
 イチローは、現在はもう大リーグの選手からは引退していますが、シーズン中はマリナーズの選手育成のためにチームに同行しています。そして、オフシーズンには来日し、高校野球の指導をしたり、草野球チームに所属したりしているようです。
 私は、数多い野球選手の中でも、イチローが大好きです。以前、高学年の道徳の副読本(当時は道徳が教科ではなかったので、「副読本」と呼ばれていました。)に、「メジャーリーガー・イチロー」という資料が載っていました。道徳の内容項目の「不撓不屈・希望」に関する資料でした。平成18・19年度に、旭町小は区の研究指定校として、道徳と体育の発表を行いました。その時に、このイチローの資料で研究授業をしました。背番号「51」のイチローTシャツを手に入れ、導入に使ったことをよく覚えています。
 スポーツ選手が道徳の資料になることは、よくあります。野球選手で言うと、松井秀喜も昔の副読本に載っていました。(5打席連続敬遠を題材にした資料でした。)現役の選手では、大谷翔平が5年生の現在の教科書に載っています。4月の最初の教材として、「希望と勇気」の学習として扱われています。

1月23日(月)その1

 全校朝会は、曇り空の寒い中ではありましたが、校庭で行いました。「継続は力なり」というテーマで話をしました。
・・・先週の金曜日は、二十四節気の「大寒(だいかん)」の日でした。「大寒」は、「大きく寒い」という漢字を書き、その字の通り、最も寒い時期という意味です。一年の最低気温も、この時期に記録されることが多いようです。2023年の大寒は、1月20日から2月3日までの間です。そして、2月4日は「立春」となり、暦の上では春になります。ですから、冬の厳しい寒さも、今週と来週の2週間の辛抱と思い、がんばりましょう。
 ところで、ついこの間、新しい年になったと思ったら、もう1月の終わりが見えてきました。2週間前に3学期の学校生活が始まり、新たな気持ちで目標を立てました。その目標を立てた2週間前と変わらずに、今も同じ気持ちで毎日をがんばっているでしょうか?
 一つのことを続けていくというのは、とても難しいことです。「がんばりたい!」、「よし、やろう!」と思ったことは、誰でも最初は張り切って取り組むものの、次第に気持ちが薄れてきてしまいがちです。
 そこで今日は、「継続は力なり」という言葉についてお話をします。(「継続は力なり」と書かれた拡大コピーを見せる)「継続」というのは、「続ける」ということです。「小さなことでも、毎日毎日少しずつ続けていけば、やがて大きな成功につながる。」という意味や、「物事を成し遂げるまであきらめずに取り組み続けることは、それ自体がすばらしい力である。」という意味でも使われます。
 この「継続は力なり」という言葉を、自分の人生で身をもって示してくれた日本人がいます。日本のプロ野球で活躍し、アメリカの大リーグに移って活躍したイチロー選手です。野球が好きな子は、よく知っているのではないでしょうか。イチロー選手は、打撃も守備も、そして走ることにも優れた野球選手で、数々の記録をつくり上げました。そのイチロー選手が、あるインタビューでこう答えたことがあります。「僕には野球の才能はありません。でも、続けることが出来ることを才能と呼ぶのなら、僕にはその才能があります。」・・・イチロー選手は、小さい頃からプロ野球選手にあこがれ、毎日毎日バットを振ったりキャッチボールをしたりと、コツコツと練習を続けてきました。生まれながらにして特別な力をもっていたからプロ野球選手になれたのではなく、何年も練習を欠かさずに行ってきた、その結果プロ野球選手になることができたというのです。
 なわとび旬間が2週間ありました。なわとびカードのどの技まで合格したいとか、この跳び方ができるようになりたいという目標をもって取り組み始めたはずです。最初の頃は休み時間に進んで取り組んでいたのに、先週あたりからなわとびへの熱が冷めてしまった子はいませんか。なわとび旬間は終わっても、体育の時間にも続けて練習していきます。「継続は力なり」です。なわとびの練習を続けることが、きっとすばらしい力につながっていくはずです。
 どのクラスでも、毎日のように宿題が出されています。家に帰ってからきちんと宿題を行っていますか。「継続は力なり」です。毎日宿題を続けていくことが、学習だけでなく、心を強くしていくことにもつながっていくはずです。他にも、すばらしいあいさつを毎日続けていくことも、サクラ草に毎日欠かさずに水やりと愛情をあげることも、「継続は力なり」です。がんばりましょう。・・・

1月20日(金)

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 1年1組では、生活科で製作中の凧が最終段階に入っていました。たこ糸を結びつける作業です。
 凧に絵を描き、2本の足を取り付けるところまでは順調に進んできました。毎年、このたこ糸を結びつけるところが指導の山場です。凧の本体に張ってある糸の先は、丸い輪っかになっています。そこに、巻いてあるたこ糸の端を通し、何度か固結びにして留めます。2本の紐を固結びやチョウ結びにするということの経験があっても、一方が輪になっているというのは初めてだったようです。先生が拡大投影機で画面に手先を映したり、子ども達のところで見本をやって見せたりしながら教えていました。(写真上)
 いろいろな学年で様々な教材を購入して授業に使っていますが、こういう難所があるのはありがたいことです。もし、たこ糸が全てつながれていて、絵を描くだけの教材として売られていたとしたらどうでしょう。子どもも先生も楽かもしれません。しかし、何の苦労もないまま凧揚げをするのでは、喜びが違ってくるはずです。子ども達にとっても、糸を工夫して結ぶという良い経験ができました。凧揚げは来週になるでしょうか…楽しみです。
 2,3校時に、5年生の各クラスへの出前授業として、「方言の授業」がありました。講師は、昨年に続いて説 寿弘先生にお越しいただきました。説先生は、区内の小学校で長年にわたり校長をされていました。私が副校長の時に校長をされていた先生で、3年間同じ学校で勤務しました。その時からの関わりなので、私が校長になってからも、行く先々の学校で、毎年講師として来ていただいています。
 説先生は、鹿児島県の喜界島のご出身です。方言だけで話されると、全く何を言っているのか分かりません。実際、授業の始めに突然方言で子ども達に話しかけると、みんなぽかんとして、「何語?」とか「中国語かな…」とつぶやいていたほどです。同じ日本でありながら、お互いに通じない言葉があるというのは、とても不思議なことです。また、喜界島の言葉だけでなく、日本中に同じようにたくさんの方言が存在しています。そういう意味では、日本は狭いようで広く感じます。
 5年生の国語の教科書に、「方言と共通語」という学習があります。その学習に位置付けた出前授業でした。プリントを使って全国の様々な方言で書かれた詩を学習したり、喜界島の方言で書かれた詩をみんなで読んだりしました。また、喜界島の様々な風景や建物を撮った写真を見せてもらったりもしました。以前は、必ず2年に1回、夏休みを使って島に帰られていました。しかし、コロナ禍でこの3年間はまだ帰っていないそうです。自然がたくさんある島の写真を手に、目を細めて子ども達に語る先生の姿が印象的でした。
 毎回、島から送られてきたサトウキビを見せてもらっています。今回も、竹のように硬いサトウキビを手にして、技を披露していただきました。サトウキビを味わうところの実演です。まず、犬歯で表面の皮をかじってむきます。次に、中の繊維質をむしゃむしゃとかみ砕き、甘い汁を吸ってかすを捨てます。(これは、私たちは真似することができません。歯が欠けてしまいます。)サトウキビは、黒砂糖の原料になります。ちなみに、喜界島では、白ごまも名産品になっています。
 他にも説先生は、多彩な特技をもち合わせています。その一つが「手品」です。今日の授業でも、ポケットから得意気に赤い紐を出して手品が始まりました。いつも時間がない中で手品が始まるので、私はヒヤヒヤしながら見守ることになります。しかし、ポケットに紐を忍ばせていたこと自体、最初からやる気でいらっしゃるのです。校長時代に、手品の講習会に参加して腕を磨いたこともあり、今日も切れ味の良い手品で子ども達をびっくりさせていました。(写真中)
 さらに説先生は、こま回しの達人でもあります。朝、学校に着いて、1年生が凧の糸を結んでいる話をしたら、「こまの回し方を教えてあげようか」ということになりました。後から考えるととても不思議なことなのですが、説先生のリュックには、ちゃんと自分専用のこまが用意されていたのです。
 5年生の授業が終わった4校時、自身のこまを手に、1年生の両クラスを訪れました。1年生は、3学期になってから、生活科で昔遊びに取り組んでいるところです。こまを回すには、まず紐をしっかり巻きつけていくところが重要です。様々なコツを伝授してもらいました。
 こまを回す技は、まさに達人級です。空中でこまを手に乗せたり、回っているこまを手ですくい取ったり、紐を使って綱渡りさせたりと、これでもかとウルトラCを披露していきました。短時間でしたが、1年生の子ども達のこまに対する意欲は間違いなく高まりました。来年は、1年生への出前授業もお願いしようかと考えています。きっと、もっと手品をやりたいでしょうから…。(写真下)

1月19日(木)

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 今朝の音楽朝会は、体育館で行いました。10分ずつに分け、1〜3年生の部と4〜6年生の部の入れ替え制で実施しました。体育館での音楽朝会は、いつ以来になるでしょうか。コロナ禍になってから実施してこなかったので、3年振りのことかと思われます。
 やはり、体育館で行う音楽朝会はいいなと思いました。音楽専科がピアノを弾き、子ども達に声をかけながら歌っていくと、体育館中に声が響き渡り、どんどん歌が盛り上がっていきます。きっと子ども達も、他のクラスや他学年と歌えた満足感を味わえたことでしょう。
 今日の音楽朝会で歌った曲は、「カントリーロード」でした。ジョン・デンバーの代表曲の一つですが、その後多くの歌手によって歌われてきました。日本では、映画「耳をすませば」の挿入歌並びにエンディング主題歌として、本名陽子さんが歌って広まりました。
 1年生は、国語の時間に「かたかなの かたち」という学習をしています。ひらがなと形の似ているカタカナや、似た形のカタカナを区別して書けるようにしていきます。ひらがなに似ているカタカナには、「せ」と「セ」、「も」と「モ」など、いくつかあります。では、ひらがなとカタカナが全く同じ形をしているものは何でしょう? ひらがなの「り」は、カタカナの「リ」とほとんど一緒ですが、パソコンで入力すると微妙に違いが出ます。もう一つ思いつくのは、「へ」です。これは、カタカナに変換しても「ヘ」となり、同じ形をしています。これ以外にあと2つありますが、分かりますか?(答えは後ほど…)
 2組の教室では、カタカナ同士が似ているものを見つけていました。代表的なのは、「ソ」と「ン」、「シ」と「ツ」です。意外に大人でも、それぞれの違いが書き分けられない人がいるものです。「シ」と「ツ」は、まず2つの点の並ぶ向きに違いがあります。縦に並ぶのが「シ」で、横に並ぶのが「ツ」です。さらに、払う方向が違います。(それぞれ、ひらがなの「し」と「つ」を重ねて書くと覚えやすい)
 一方の「ソ」と「ン」は、払う方向だけの違いと思いやすいのですが、始筆をそろえる位置にも違いがあります。筆の入りを横にそろえるのが「ソ」で、縦方向でそろえるのが「ン」です。言葉では説明が難しいですが、1年生の今、しっかり違いを理解して書けるようにしておくことが大切です。(写真上)
※先ほどの答えは・・・「ぺ」と「べ」の2つです。
 4年生は、総合の学習の時間に「10歳の自分・未来の自分」という学習をしています。よく4年生では、「二分の一成人式」の学習を行うところがあります。二十歳の半分の十歳になるのが4年生ということで、「二分の一成人式」です。最近、成人年齢が引き下げられましたが、大人になるまでの半分になったので、将来を考えてみようという趣旨での学習です。
 1組では、タブレットで「13歳のハローワーク」というサイトを使って学習をしていました。自分が就いてみたい仕事を見つけたり、どのような仕事でどうしたらなれるかなどを調べることができます。子ども達が調べている様子を回ってみたら、パン屋さんや介護士、保育士、画家、医者、薬屋さんなど、様々な職業へのあこがれがあることが分かりました。中には、「法医学医」を調べていた子がいました。ドラマの影響のようです。
 いましたいました、「小学校教諭」を調べていた子がいました。担任の先生のような小学校の先生になりたいそうです。ぜひお待ちしています。(写真中)
 3,4校時に、3年生への出前授業「しょう油もの知り博士」が行われました。(家庭科室にて、各クラス1時間ずつ体験)日本しょう油協会から2名の方に来ていただき、しょう油の作り方やしょう油の種類、秘密など、様々な話を聞きました。(写真下)
 しょう油の原材料は、大豆と小麦、塩です。そこに麹菌を合わせて、発酵させてしょう油が出来上がります。しょう油を作る工程で最初にできるもろみは、どろどろとした味噌のようなものです。それを布で絞ったのが「生しょう油」です。きれいな赤橙色をしています。それを火入れ(発酵を止める)したものが一般に売られているしょう油です。授業の終わりには、「もろみのしょう油」と「生しょう油」、「普通のしょう油」の味比べを全員にさせてもらいました。
 私の住んでいる埼玉県川島町に、「しょう油パーク」があります。昔ながらの醤油屋さんが、観光用に開いているお店です。しょう油ソフトクリームや、しょう油バームクーヘンなど、しょう油を使ったお菓子も販売しています。予約すれば、工場の見学もできます。土日は他県ナンバーの車がたくさん来るほどになりました。土日に犬を連れて散歩をするコースにあるのですが、3年ほど前から観光スポットになったのでびっくりです。

1月18日(水)

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 先週は、代表委員会によるあいさつ運動が3日間(水〜金曜日)ありました。代表委員会のがんばりで、3学期に入ってからのあいさが、さらにすばらしくなったように感じます。
 それを受けて、昨日からは、5年生の子ども達によるあいさつ運動が始まりました。学年の子ども達を5日間に分け、南門と正門に分かれて、1人1回ずつ担当します。(毎日、各クラス4〜5人ずつになります。)
 今までは、年間を通じて各学期とも代表委員会の役割だったため、今回初めてあいさつを投げかける側に5年生が立ちました。8時を過ぎた頃、登校班ごとに子ども達が門を入ってきました。担当の先生と一緒に「おはようございます!」と、元気よく声をかけ始めました。自分の登校班の仲間にはちょっと照れくさそうにしていましたが、最後までしっかりとあいさつを行い、その責任を果たしました。(写真上)
 全ての登校班が通った後、正門側にいた4人の子に感想を聞いてみました。「たいへんだった」…登校してくる全員にあいさつを何度もするのは大変だったことでしょう。しかし、校長は毎日それをやっています。「あいさつを返してくれる子がいてうれしかった。逆に、こちらを見てあいさつをしない子がいるのは、とても残念だった。」…あいさつの大切さが分かったのですね。そのためにあいさつ運動を学年に割り振ったのです。
 今月は5年生、2月は4年生、3月は6年生があいさつ運動を担当します。高学年の子ども達が、一人一人あいさつの大切さを感じ取り、今後もきちんとあいさつをしていこうという気持ちを育てていきます。
 1年1組が図工の学習をしていました。「着てみたいな こんなセーター」という作品に取り組んでいました。画用紙にセーターの形が印刷されていて、自分で着てみたいと思うセーターを自由にデザインし、クレヨンで描いていきます。たくさんの色を使いながら、自分の好きな絵を描いたり、模様をデザインしたり・・・世界に一つしかないセーターをめざして色を塗っていました。(写真中)
 今週は、クレヨンでおおよその色をつけたところで終了です。来週は、絵の具を使って仕上げをする予定です。クレヨンが絵の具をはじく感じは、独特の効果を生みます。どんなセーターができ上がるのか、楽しみにしていたいと思います。
 3年生は、国語の時間に「ありの行列」という説明文の学習をしています。3年生で習う教材の中でも、かなり以前から教科書に採用されてきた説明文です。昭和49年度版の教科書から登場していたようです。(今から半世紀近く前!)それだけ子ども達の興味を引くとともに、説明文として分かりやすく書かれているということでしょうか。
 「なぜ、ありの行列ができるのでしょうか。」・・・この場合の「なぜ」は、巣から離れたところの餌までそろってたどり着き、また巣まで並んで戻って来ることができるという「なぜ」です。子どもの頃、誰もが不思議に思ったはずです。あんな小さな生き物のありが、ちゃんと自分の巣に戻っていくということを…。地図も方位磁針も手にしていないのに、なんで巣に帰ることができるのだろう。あるいは、中には迷子になって、その辺で泣いているありがいそうなものだとさえ思ったものでした。
 また、一列に並んで歩くありの行列に、いたずらをしようと考えたことがある人も多いはずです。行列に通せんぼをしたらどうなるかなと考えて、石や板で遮ってみようと誰もが考えつくものです。または、大人になってありが来るから、殺虫剤をかけたこともあるでしょう。
 どんなことをしても、しばらくするとたいていは、またありの行列ができてきます。その仕組みが書かれている説明文です。3年生の保護者の方は、ぜひ一度読んでみてください。(写真下)

1月17日(火)

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 4年生の道徳の教科書に、「花さき山」が載っています。斎藤隆介(作)、滝平二郎(切り絵)の名作絵本として有名な物語が、そのまま4年生の道徳の資料に使われています。
 10歳の少女あやは、山菜を取りに行った山で、白髪の山んばと出会います。山んばは、山に咲き乱れる一面の花を指差しながら、優しいことをすると美しい花が咲くのだと語り始めました。「あやの足元に咲いている赤い花は、あやが母親や妹のことを思って着物を買ってもらうのを辛抱した時に咲いた花。」そして「今まさに咲こうとしている小さな青い花は、双子の赤ん坊の上の子が、弟を思っておっぱいを我慢することで咲かせている花。」…あやは、山から帰って父母に話をしても信じてもらえず、もう一度山に行っても山んばには会えませんでした。しかし、あやは、その後時々、「あっ!今花さき山で、おらの花がさいている」と思うことがありました。・・・
 道徳の授業として、「美しい心について考え、美しさを感じ取る心を大切にしようとする心情を育てる」ことをねらいとした資料になっています。道徳の内容項目の「感動、畏敬の念」にあたります。「畏敬の念」というのは、心から敬うことを言います。先生方にとって、これほど難しい道徳の授業はないのでは…と思えるような内容項目です。また、道徳の授業は、国語の読み取りとは違います。きちんと焦点化して授業を進めていかなければなりません。美しい心とは、人のことを考えて行動することであり、思いやりの心でもあることに結び付けていきます。(写真上)
 6年生は、国語の時間に「メディアと人間社会」という説明文の学習をしています。作者は、池上彰さんです。報道記者や番組キャスターを務めるなど、まさにご本人がメディアで活躍している方です。池上さんの著書は数多くあるようですが、この説明文は、教科書のために書きおろした作品です。1組では、段落ごとの構成から、説明文としてどの型(頭括型・尾括型・双括型)にあたるのかを考えさせていきました。(写真中)
 池上さんがNHKを退社した後も、多くのテレビ局から出演依頼が多いのは、そのていねいで分かりやすい解説の仕方にあります。昔、NHKの「週刊こどもニュース」に出演していた頃から、分かりやすい話し方として注目されていました。聞く相手に合わせたレベルで話すことや、身近な例に置き換えて話すことなど、随所に聞き手に対する配慮があると言われています。また、「いい質問ですね〜」という言葉が口癖になっていて、質問者への称賛とともに、注目を集める工夫が感じられます。私は、池上さんの話し方を学ぶために番組を見ていることが多いです。
 2年1組では、「おせちのひみつ」という道徳の授業が行われていました。「伝統と文化の尊重」に関する内容です。さまざまなおせち料理に込められた意味を知ることを通して、昔から伝わるものや料理には、どんな願いが込められているのかを考えさせていきます。そこから日本の伝統や文化に親しみ、愛着をもとうとする心情を育てていきます。
 教科書には、様々なお節料理の写真とその解説(お節料理に入っている理由)が書かれています。小魚を味付けして煮詰めたものを「田づくり」と呼んでいます。これは、小魚を肥料として田んぼにまいたところ、豊作だったことから縁起物として扱われるようになったそうです。「紅白かまぼこ」は、日の出の形に似ています。「こぶ巻き」は、「よろこぶ」という言葉を合わせています。「エビ」は、腰が曲がるまで長生きできますようにという願いを込めています。さらに、お節料理を重箱に入れるのは、おめでたいことが「重なりますように」という理由からだそうです。(写真下)
 3学期は、これから節分やひな祭りがあります。それぞれの伝統行事に込められたいわれや願いをきちんと知り、日本の文化を大切にしていこうという気持ちを高めていくことが大切です。

1月16日(月) その2

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 1年1組では、算数の時間に「なんじ なんぷん」の学習をしていました。時刻を時計から読み取ったり、表したりする学習です。時計を使った学習は、1学期の終わりに「なんじ なんじはん」という単元で一度行っています。その時は、「何時」と「何時半」の時計の読み方だけでした。今回の学習では、「何時何分」まで、短い針と長い針の指す位置を正確に読み取ることをねらいとしています。
 今までは、「長い針がいくつのところにいったら…」と子ども達に伝えていましたが、この学習が終わったら、細かな時刻で伝えることができます。また、時計の文字盤が5目盛りおきに数字が書かれていることを利用して、すばやく時刻が言えるようにも指導していきます。
 教室では、教科書の文字盤を使ったり、模型の時計を動かしたりしながら、時刻がすらすらと言えるように学習していました。また、担任の先生は、教科書会社のデジタルコンテンツを利用して指導をしていました。画面に映し出された時計の長い針を回すと、それに合わせて短い針も動くようにできている優れものです。(写真上)
 最近は、デジタル表示の時計が多くなってきていて、子ども達もそれに慣れてしまっているのではないでしょうか。長針と短針で示された時計の読み方が習得できるように練習していきます。(しかし、この単元は2時間扱いです。日常的に時計を読む練習をしていくことが大切です。)
 6年生は、理科の時間に「てこのはたらき」の学習をしています。この単元の最初の学習は、土曜日に行っていました。「棒を1点で支え、力を加えて物を持ち上げたり動かしたりするしくみを『てこ』と言うこと。」、「てこを使うと、小さな力で重いものを動かすことができること。」などを学習しました。また、力点、支点、作用点についても学習しています。
 今日は2校時に、1組の子ども達が実際に道具を使い、てこの原理を確かめる実験をしていました。ビニールテープで目盛りをつけた棒と支柱、重りとなる砂袋を用意し、グループこどに実験に取り組みました。重りを吊るすところが作用点で、棒を握って押し下げるところが力点になります。最初に、支点と作用点を同じ場所にし、力点の位置だけを変えながら手ごたえを確かめました。支点の近くでは、いくら力を入れても砂袋はびくともしませんでした。ところが、力点を支点から離れたところにすると、簡単に砂袋が持ち上がりました。(写真中)
 シーソーは、てこの原理を学ぶのにうってつけの遊具です。安全面を考えてのことなのか、最近はシーソーのある公園が少なくなってしまいました。理科教育のためにも、全国の公園にシーソーを復活させてもらいたいものです。
 今日は、指導課訪問がありました。練馬区の教育指導課から、4名の先生方にお越しいただきました。各クラス7〜8分程度でしたが、3〜4校時を使って全クラスの授業を見ていただきました。
 また、5校時には5年生の算数の研究授業がありました。授業後の研究協議会では、研究授業のみならず、学校教育全般への指導・助言をしていただきました。指導課訪問は、3年間で区内全ての学校訪問が行われています。先生方の指導力向上を図るとともに、学校の現状を理解していただくためにも実施されています。
 研究授業は、「面積の求め方を考えよう」という単元での、三角形の面積の求め方を考えさせる内容でした。方眼紙に書かれた三角形の面積を求める課題に取り組みました。今まで面積の求め方を習った図形に置き換えながら考えさせていきます。同じ大きさの三角形を組み合わせると、平行四辺形になります。(平行四辺形の面積の求め方は、先週学習済みです。)三角形を切り分けて考えると、長方形にすることもできます。(長方形の面積は学習済みです。)・・・というように、方眼をヒントに様々な図形に置き換えて面積を求めました。(写真下)
 三角形の面積の公式を導き出すのは、明日の学習内容になります。図形を変形して面積を求めた考え方から公式を考える・・・そこがまた、算数として面白いところです。

1月16日(月) その1

 今朝は、雨が降っていたため、meetを使って全校朝会を行いました。今日は、「続けよう・・・あいさつとなわとび」というテーマで話をしました。
・・・先週の水曜日から金曜日の3日間、代表委員会によるあいさつ運動が行われました。代表委員会の人たちは、早めに登校してきて正門と南門に分かれてあいさつの声かけをしていました。全校のみなさんは、代表委員会の人たちにもしっかりあいさつをすることができましたか? そして、相手の顔を見てあいさつをすることができたでしょうか? 土曜日の朝は、あいさつ運動は終わりましたが、とても気持ちの良いあいさつをする子がたくさん見られました。代表委員会の人たちのおかげだなと思いました。明日からは、今度は5年生の人たちがあいさつ運動を担当します。5年生は高学年らしくしっかりと、そして全校のみなさんは5年生の顔を見てきちんとあいさつをするようにしましょう。
 さらにあいさつのことでお話すると、先週、とてもうれしいことがありました。夜、旭町の地域集会所で会合があった時のことです。帰り際、地域で防犯パトロールをされている方から声をかけられました。パトロールの時に、下校中の子どもに「気をつけて帰りなさいね。」と声をかけたところ、「ありがとうございます。」と答えてくれたので、とてもうれしくなったそうです。声をかけられて黙って通り過ぎるのではなく、とっさにその子は「ありがとうございます。」と言えたそうです。パトロールの方からは、さらに「きっと、普段からあいさつをしっかり行っているからなのでしょうね。」と話していただき、とてもうれしくなりました。学校の中だけでなく、学校の外でも地域の方にしっかりあいさつができる子がいるのは、とてもすばらしいことです。
 さて、先週からなわとび旬間が始まりました。中休みには全員が校庭に出て、なわとびの練習をがんばっています。なわとびは、場所をとらずに一人でも練習できる運動です。また、内蔵機能を丈夫にし、特に心肺機能(心臓と肺のはたらき)が発達する運動であると言われています。さらに、短時間で消費カロリーが多い運動なので、ダイエットする大人や、様々な運動選手もなわとびを取り入れた運動をしているそうです。コロナ禍により、全国的に小学生の体力が低下したと言われています。ですから、なわとびはまさにうってつけの運動と言えますね。
 みなさんは、なわとびのどういうところが楽しいと感じていますか? なわとびには、いろいろなとび方・いろいろな技があり、それを競い合う楽しさがあります。前とびに腕を交差すると、交差とびやあやとびになります。二重とびができるようになったら、はやぶさに挑戦できます。さらに、後ろとびやかけ足とびで今紹介した技をするとなると、高度な技になっていきます。
 もう一つ、なわとびには、同じ技を長い時間続けることを競い合ったり、跳んだ回数を競い合ったりする楽しさがあります。前とびを1分続ける、それができたら2分、3分・・・。後ろとびを1分間、2分間・・・。あるいは、二重とびの連続記録に挑戦する。高学年では、二重とびを100回連続でできる子がいるのではないでしょうか?
今週もなわとび旬間が続きます。友達同士で競い合って毎日練習すると、どんどん上達していろいろな技が跳べるようになります。がんばって続けて練習していきましょう。・・・

1月14日(土)

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 今年度最後の学校公開がありました。(2月の第二土曜日は祝日のため、登校日ではありません。)今回も、たくさんの保護者の皆様に、子ども達の学校での様子をご覧いただくことができました。
 1年生の教室では、国語の時間に「たのしいな ことばあそび」という学習をしていました。「たい」の下に「こ」をつけて「たいこ」、「や」をつけて「たいや」のように、ある言葉に一文字を増やして別の言葉に変身させる言葉遊びです。1年生の国語では、年間を通じて「ことばあそび」を指導しています。1学期の初めは、「あ」で始まる言葉を見つけるなど、簡単な言葉遊びを行いました。身近なことを表す語句の量を増やし、語彙を豊かにすることを目的として言葉遊びの単元が配置されています。
 人は、自分が知っている言葉の範囲で思考や理解をすることができます。そのため、語彙力は学力にも大きな影響を与えると言えます。小学校では、あらゆる教科で、「今、何の説明をしているのか」「この問題は、どのようなことを言っているのか」といった語彙力が必要となる場面があります。そのためにも、低学年のうちに語彙力を高めておくことが欠かせません。
 では、どうしたら語彙力が高まるでしょうか? 一番の方法は読書です。本を読む中から、普段知らない言葉や表現を獲得することができます。そしてもう一つは、言葉遊びです。友だちとしりとりやクイズをすることで、語彙力が高まります。もちろん、親子での会話を多くすることも、語彙力アップにつながります。
 1組の教室では、二文字の言葉に一文字を付け加えてできる言葉を考え、プリントに言葉と絵を書かせていました。「かん」の二文字で考えた子が何人かいました。「みかん」、「やかん」、「かんき」という言葉が子ども達から出てきました。そうすると、「『かんき』ってなあに?」と聞く子がいます。「かんき(換気)は、空気を入れ替えることだよ。」と教えてあげます。「すみ」という二文字から、「すみか」、「かすみ」という言葉を発表した子がいました。「住みか」や「霞(かすみ)」という言葉が出てきたのには、担任の先生もびっくりしていました。そういう友だちの発表を聞いて、他の子の語彙力も高まります。(写真上)
 1年2組では、算数の時間に「おおきい かず」の学習をしていました。2学期の初めに、「10よりおおきいかず」という単元がありました。40までの数について、数え方や読み方、書き方の学習をしてきました。今回は、さらに大きな数を扱い、120程度まで数えられるようにしていきます。
 グループごとに、たくさんの小豆が入った紙皿が配られました。小豆を別の皿に移すゲームを行い、その小豆を数えるという課題を与えました。小豆は真ん丸で、コロコロと転がってしまいます。お皿の上で、1,2,3・・・と数えていたら大変です。各グループには、カップケーキ紙も一緒に配られていました。指導する先生の意図的な準備です。2学期の学習で、10のまとまりを使って数えた経験を思い出し、カップケーキ紙に10個ずつ小豆を入れ始めました。(20個ずつ入れたグループもありました。)途中で小豆が入った皿をひっくり返してしまったりと、様々なハプニングはありましたが、無事に大きな数を正確に数えることができました。授業のために小豆を用意したのは、もちろん担任の先生です。持ち帰って、お汁粉にするのでしょうか。(写真中)
 3年生の社会科の授業では、昔の道具についての学習を行っていました。最初に、昔の道具と今の道具の違いを、スライドを使って考えさせていきました。そのうちのいくつかは、12月に社会科見学で行った、石神井公園のふるさと文化館にも展示してあった道具です。昔のアイロンは、「火のし」という道具でした。また、電化する前のアイロンも、火のついた炭を入れて使うようになっていました。私が生まれた頃は電気式のアイロン時代ですが、コードレスではありませんでした。(スチーム機能もなし)
 足踏み式のミシンや蚊帳(かや)の写真は、とても懐かしく感じました。夏の夜になると蚊帳を張り、端をそっとめくって、布団がひいてある中に入ったものです。
 授業の後半は、実物の七輪を用意して、グループごとに観察をしました。(写真下)七輪は、炭火をおこしたり、煮炊きをしたりするための簡便な土製のコンロです。現在のガスコンロ、あるいはIHコンロに相当する昔の道具ということになりますが、昨今のアウトドアブームにより、購入する人が増えてきています。ホームセンターでも見かけたことがあります。ちょっとしたバーベキューや、餅や魚を焼いたりするのに重宝します。炭をおこすのは手間ですが、炭火ならではの味わいがあります。

1月13日(金)

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 旭町小には、普段からたくさんの鳥がやって来ます。今朝は、「ワカケホンセイインコ」の大群が校庭の周りに集まってきました。体長40cmにもなり体全体が緑色をしているため、よく目立つ鳥です。鳴き声も独特で、「キーキー、キュルキュル」というかん高い声で鳴きます。前任校では、隣接する神社に住みついていた鳥でした。ですから、ワカケホンセイインコについては以前からよく見て知っています。都内のあちこちでも見られる鳥として有名です。
 ワカケホンセイインコはインドやスリランカが原産の鳥で、60〜70年代にかけてのペットブームに乗じて日本へと入ってきました。そこから逃げ出した鳥たちが野生化し、今では鳴き声やフンの被害が起こるほど問題化しています。
 さらに、ワカケホンセイインコの寿命はとても長く、20〜30年だそうです。犬や猫よりも長生きなので、ちょっとやそっとでペットにすることはできません。時々姿を見せる分にはいいのですが、今日は今までになく群れをなしていたので(十数羽)びっくりしました。あいさつ運動の3日目で来ていた代表委員会の子ども達も驚いていました。
 1年1組の教室では、凧(たこ)にクレヨンで絵を描いていました。生活科の昔遊びの学習として行う凧揚げ用の凧です。教材として購入した「スーパーカイト」という凧で、不織布の本体の他に、2本の足とたこ糸(50m)付きです。まずは本体に絵を描き、次に足を貼り付け、最後にたこ糸を結びつけます。(毎年、たこ糸を結びつけるところで苦労します。)
 1組の昨日の宿題は、国語や算数の他に、「たこに描く絵を考えてくること」が出されていました。どんな絵を描いているかなと思い教室を回ってみると、とても楽しそうな絵がたくさん見られました。お正月らしく「あけまして おめでとう」と文字を入れたり、干支のうさぎを描いたものもありました。カラフルに仕上がった凧を校庭で揚げる日が楽しみです。(写真上)
 3年生は、社会科の時間に「練馬区のうつりかわり」の学習をしています。教科書には、江古田の交差点で同じ位置から写した、昔と今の写真が載っています。2枚の写真を見比べながら、子ども達は様々なことに気づいていきました。道路の広さや建物の違い、信号機やガードレールなど、よく見ると大きな違いがいくつかあります。(写真中)
 もちろん、昔の写真の方は白黒写真です。信号機がないことについて、「馬車だったんじゃないの?」とつぶやいた子がいました。写真の下には、「昭和31年・1956年」と書かれています。旭町小ができた頃です。私はまだまだ生まれていませんでしたが、この頃には自動車が走っていました。ただ、走っていた台数はかなり少なかったはずです。信号がいらないくらいですから。
 3年生は、12月に社会科見学として、石神井公園にあるふるさと文化館に行っています。2階の展示室には、昭和30年代の街の様子が再現された場所があります。ちゃぶ台のある居間や、ガス式の炊飯器や魔法瓶のある台所、外には二槽式洗濯機と、昭和の香りがプンプンする一画になっています。さらにそこには、3輪自動車が置いてあります。前輪のタイヤが中央に1つだけある自動車です。子どもの頃の記憶では、確かこのようなトラックを見た覚えがかすかにあります。
 6年生は、理科の時間に「土地のつくりと変化」の学習を2学期の終わりから行ってきました。冬休みをまたぎましたが、いよいよ学習のまとめです。地面の下には、地層と呼ばれる砂や泥、小石や火山灰等の層でできていることを学習しました。また、地層には、大きく分けて2つのでき方があることも学習済みです。地層は、火山と水のはたらきによって、おもに海底で堆積します。その後、何年もかけて圧し縮められるとともに、地殻変動で隆起することで地上に現れます。
 岩石標本や化石の標本を見たりする活動も取り入れながら、映像資料などで学習を進めてきました。教科書には、阪神淡路大震災による兵庫県淡路市の断層の写真が掲載されています。地殻変動は、大きく動いたとしても年に数ミリ程度ですが、大地震の際には大きく移動します。(写真下)
 昼休みに、予告なしの避難訓練がありました。校庭に避難し終わった子ども達に、1995年の1月17日に起こった阪神淡路大震災の話をしました。当時、同じ区内の学校に勤めていました。朝、学校に行ってびっくりしました。職員室のテレビの前で、先生たちが大騒ぎをしていたのです。画面を見てショックを受けました。ビルが崩壊し、高速道路の高架橋がバタバタと倒れている映像が目に飛び込んできました。さらに、数日後、知り合いの先生の身内の方が震災で亡くなられたことを聞き、再度ショックを受けました。その頃、6年生の担任をしていました。みんなで募金活動をして被災地に送ったことを卒業式の呼びかけに入れたことを思い出します。もうすぐ、あれから28年が経ちます。
 明日は、今年度最後の学校公開日です。6年生の図工作品が展示してあります。昇降口を入って北校舎側の廊下から図工室前にかけて、携帯屏風の作品が展示してあります。ぜひご覧ください。

1月12日(木)

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 2年生は、算数の時間に「1000より大きい数をしらべよう」という学習をしています。今まで2年生は、1000までの数については学習してきています。(6月に、「100より大きい数をしらべよう」という学習をしました。)今までより位取りが増えても、10をもとにして数をとらえさせ、十進位取り記数法の理解をさらに深めていけるように指導していきます。
 2年生の教室では、教科書会社が提供しているデジタルコンテンツをうまく利用して授業を進めています。子ども達のタブレットにも、このデジタルコンテンツのリンクを貼り付けて、各自が操作できるようにしていました。画面上にある1,10,100,1000の束を、指を使って枠の中に移動させると、位取りしたマス目に数字が入る仕組みになっています。昨年までは、画用紙で作ったカードを切って机の上に並べて数を考えさせていました。デジタルコンテンツを使うと、そういう手間は全く必要ありません。タブレットのありがたみが分かる授業でした。(写真上)
 4校時に、3年生が視聴覚室に集まり、総合の学習を行っていました。3学期の総合の学習では、自分たちの地域の安全マップづくりを中心に活動していきます。今日はその導入として、地域安全マップづくりの動画を見ながら学習をしていました。
 子ども達を犯罪被害から守るためには、危険を予測し回避する能力を育成する必要があります。東京都では、子供の犯罪被害防止能力の育成に効果的な「地域安全マップづくり」の普及に取り組んでいます。東京都の都民安全推進部で作成したDVDが各校に配布されているので、それを参考に本校でも毎年3年生に位置付けて指導しています。
 DVDでは、公園や道路などを例に、危険な場所を分かりやすく説明しています。犯罪が起こりやすい場所のキーワードとして、「入りやすく、見えにくいところ」があります。柵のない公園やガードレールのない歩道は、どちらも犯罪者が入りやすいところです。また、背の高い木が茂っている公園や高い塀が続く道路は、人家の窓が隠されてしまい、犯罪が見えにくいところになります。(写真中)
 子ども達にとっては、「安全」と言うと「交通安全」のイメージが大きいと思います。そこを「犯罪被害に遭わないための安全」という視点をもたせて学習を進めていきます。今後は、実際に校外に出て危険箇所を探す活動も取り入れていきます。
 4年1組の図書の時間に、「十二支の ものがたり」という本を紹介していました。正式には、「甲骨もじであそぶ ちゅうごくの 十二支の ものがたり」という本です。(写真下)
 甲骨文字というのは、三千年以上も前に中国で使われていた文字のことで、今のところ漢字の最も古い形であるとされています。主に亀の甲羅や牛などの肩甲骨を用いて、占いで使われていた文字だったようです。象形文字が基本となっていて、力強さやユーモアにあふれた文字に感じられます。
 「干支」は中国から日本に伝来したもので、もともとは「歴」や「方角」を表すためのものでした。覚えやすいようにそれぞれの漢字に動物を当てはめて十二支ができたそうです。これらも昔、中国から伝わってきたようですが、日本と中国とで動物の違いが1つあります。十二支を順番に言っていくと、子・丑・寅・卯・・・最後に「猪(い)」で終わります。これは、日本ではイノシシを表しますか、中国での猪は「ブタ」だそうです。イノシシ年生まれはいいけど、ブタ年生まれはちょっと…と思ってしまいます。1組では、今週の公開日に、この本を使った続きの授業が行われるようです。お楽しみに…。

1月11日(水)

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 2年2組で、道徳の時間に「お年玉をもらったけれど」という資料を使った授業が行われていました。道徳の内容項目の「節度・節制」にあたる授業内容です。
 修二君は、お父さんとお年玉を使ってサッカーボールを買おうとしていました。買い物に行く前に友達と出会い、お店でサッカーのカードを買いました。なかなか欲しいカードが出てこなかったので、ついたくさん買ってしまいました。午後、お父さんとスポーツ店に行ったら、残ったお年玉でサッカーボールを買うことができませんでした。・・・お金を無駄遣いしてしまうことは、だれにでもよくあることです。子ども達にとってはとても考えやすく、身近な話題としてとらえることができたようでした。(写真上)
 自分も2年生か3年生の頃、似たような経験があります。貯金箱代わりにしていたビニール袋に、いつの間にか10円玉が5枚入っていることに気がつきました。喜び勇んで駄菓子屋さんに行き、大盤振る舞いでお菓子を買いあさりました。たくさんの駄菓子を何の疑いもなく買ってしまいました。(その頃の50円は、子どもにとっては大金だったのです。)
 家に帰ると、「今月のおこづかいを入れてあげたよ。」と母親に言われてハッとしました。そう言えば、以前から毎月おこづかいをもらう約束になっていたのでした。だまってお金を入れておく母親も母親ですが、何の計画もなくあっという間にお金を使ってしまった自分が情けなくなりました。・・・そういう経験を積んで、子どもはお金の大切さを学んでいくものです。
 5年生の3学期の理科の授業は、「電磁石の性質」の学習をします。実験セットを購入し、電磁石についての様々な性質を一つずつ実験をしながら進めていく予定です。
 2組では、実験セットの中身を取り出し、電池ボックスや導線の準備、さらには電磁石となる「コイル」の製作に取りかかっていました。あらかじめ200回巻きのコイルは実験セットの中に入っていますが、50回巻きのコイルは自分でエナメル線を巻き付けるところから行わなければなりません。以前は100回巻きを作るセットが多かったように感じますが、とても大変な作業でした。今回の5年生が購入したキットでは、エナメル線がからまないように、ちょっとした工夫(糸巻のように固定して使えるようになっている)がされていて、なるほどと思いました。
 説明書を見ながら、どの子も一生懸命に組み立てていました。子どものうちから、このように説明書を見てものを組み立てるという経験をたくさんさせるようにしたいものです。(写真中)
 きっと、「説明図を見ながら作るのは苦手」という子もいるのではないでしょうか。昔、男の子はプラモデルを組み立てるのが大好きでした。値段が高いプラモデルほど部品の数が多く、時間がかかったものです。その分、完成した時の喜びはとても大きく、戦車がゆっくりとキャタピラを動かして前に進んだ時の感動は、いつまでも心に残るものでした。
 4年生の社会科は、「わたしたちの東京都」という副読本を主に使い、年間を通して東京都の地形や産業などについて学んでいます。3学期は、「豊かな自然環境を守り生かす八丈島」の学習からスタートします。
 1組では、八丈島とは伝えずに、島の様子を映した動画を視聴しました。見た後の子ども達の反応は、「外国の島かな…」、「きっと暖かいところだと思う」、「自然がいっぱいある」という感想をもちました。(写真下)
 八丈島は、同じ東京都でありながら温暖な気候に恵まれた島であり、観光地としても有名です。また、八丈島では、一年中暖かな気候や自然環境を生かして、特色ある生活の仕方や産業があります。同じ東京都でありながら、こんなにも生活が違うのかと驚くような情報がいっぱいです。きっと学習し終わった頃には、子ども達は「絶対に行ってみたい!」と思うはずです。

1月10日(火) その2

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 今日は、学期始めということもあり、様々な学級活動が行われていました。まず、座席替えをしていたクラスが多く見られました。座席替えの仕方は、学年やクラスによって様々です。低学年では、視力の関係で前の方の席にする子を確認してから、先生が決めた場所に移動させる方法が多くとられています。子ども同士の人間関係が広がるように、担任の様々な考えがあって座席の配置が考えられています。席替えは、まず何よりも子ども達にとっての気持ちの切り替えになります。学習にも友達関係にも、新しい座席が良い方向に作用してほしいものです。
 3学期の係決めをしていたクラスも多く見られました。自分のクラス内での役割をもたせ、自主的な活動ができるように指導していくのは、とても大切なことです。責任感や協力する心を培うためにも、さらには自分の働きがみんなのためになっているという自己有用感を高めるためにも係活動があります。
 さらに、3学期の目標を考えて、カードに書いていたクラスがたくさんありました。やはり学期始めは、まず各自に目標をしっかりもたせることが欠かせません。目標を書くカードは、学年によって様々です。学習や生活の目標の他に、「運動」についての目標を立てている学年もありました。また、目標カードに写真を添えるために、担任の先生が一人一人の顔写真を撮っていたクラスもあります。今週の土曜日は、今年度最後の学校公開があります。掲示物にもご注目ください。(写真上…3年1組の子ども達が、3学期の目標を書いているところです。)
 1年生の教室では、冬休み中の出来事について友達に紹介し合う活動を行っていました。ちょうど今月の国語の学習に、「ききたいな、ともだちの はなし」という単元があります。「話すこと・聞くこと」の学習単元です。話す側は、行った場所やしたこと、おもしろかったことなどを分かりやすく友達に伝えるようにします。一方の聞く側は、話し手の方を見て、最後まできちんと聞き取るようにします。2組では、新しく座席替えをしたグループごとに、一人ずつ冬休みの出来事について話をしていきました。話し手も聞き手も、とても楽しそうでした。(写真中)
 4校時に、1年1組でかるたをしていました。1年生の生活科では、3学期に昔遊びに親しむ活動をします。
 使っていたのは、昔ながらの「いろはかるた」でした。この「いろはかるた」は、江戸時代の中期に京都で作られ、大阪、名古屋、江戸へと広がっていったと言われています。いろは四十七文字に「京」の字を加えた四十八字を頭にして、様々なことわざの内容が絵になっています。
 「い」の札は、「犬も歩けば棒に当たる」ですが、これは江戸かるたです。上方(京都)かるたでは、「一寸先は闇」になります。さらに尾張(愛知)かるたでは、「一を聞いて十を知る」になっています。
 先生が札を読み、子ども達が絵札を取り合いました。昔の仮名づかいがあったり、ことわざに合わせた絵のために分かりにくかったりで、子ども達は戸惑いながら手を伸ばしていました。同時に札に手が行った時には、班によってはじゃんけんをして決めていました。白熱したところは、先生に判定を求めていた班もありました。VRで判定をすることもできず、先生もちょっと困っていました。(写真下)

1月10日(火) その1

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 3学期の学校生活が始まりました。子ども達は、たくさんの荷物と冬休み中の思い出をたくさんもって、元気よく登校してきました。(写真上)
 まず、校庭で3学期の始業式を行いました。風は冷たく感じられましたが、青空のもと、キリっと整列して始まりました。3学期のスタートとして、次のような話をしました。
・・・17日間の冬休みが終わりました。みなさんは、どのような年末年始を過ごしたでしょうか。久し振りに親戚の人達と会ったりして、お正月を楽しく過ごした子がいたのではないでしょうか。また、年末に大掃除をがんばったり、年明けに初詣に行ったり、お世話になった人や友達に年賀状を書いたりと、年末年始ならではの過ごし方を体験した子も多かったことでしょう。
 新しい年が明け、令和5年(西暦で言うと2023年)になりました。そして、今日から3学期の学校生活のスタートです。2学期の終業式の時に、「新しい年を迎えるにあたり、気持ちの切り替えが大切です。」という話をしました。2学期の終わりに、通知表(あゆみ)を受け取りましたよね。2学期の通知表を見て、3学期にがんばりたいことが決まりましたか? 年が改まり、新年を迎えた今が気持ちの切り替えのチャンスです。
 ここに、1年生の通知表があります。(通知表の見本を見せながら…)3学期のものなので、中身はまだ何も書かれていない状態です。中を開くと、「学習の記録」と「行動の記録」があります。3学期の終わりには、それぞれの項目に「よくできる」「できる」「もうすこし」の3段階で〇が付くことになります。何もがんばろうとしなければ「もうすこし」になり、一生懸命がんばったら「よくできる」に〇がつくでしょう。そして、重要なのは、この通知表の評価を変えるのは自分自身であるということです。
 ちょうど明日から、代表委員会の皆さんによるあいさつ運動があるので、あいさつの項目の評価を例に説明をします。あいさつについては、「行動の記録」の4つ目に「あいさつや返事をしっかりする。」という項目があります。どういう状態を見て、先生方は「よくできる」「できる」「もうすこし」と評価をしているか分かりますか?
 まず、きちんと届く声で「おはようございます」とあいさつをしているかどうかです。そして、しっかり相手を見てあいさつをしているかということも大切な評価ポイントになります。でも、これだけでは真ん中の「できる」のところに〇がつくだけです。では、どうしたら「よくできる」になると思いますか? それは、自分から進んであいさつをすること、さらにいろいろな人にあいさつをしていること、そして「おはようございます」という朝のあいさつだけでなく、「こんにちは」や「さようなら」というあいさつもしっかり行っているかどうかです。そこまで全部できていたら、「よくできる」のところに〇がつくはずです。それも、1日や2日、あいさつが良いだけではダメです。3学期全体を通して、あいさつがしっかりできているかどうかということも重要になります。
 通知表には、他にもたくさんの評価項目があります。全部完璧にできるようにしようと話をしているのではありません。がんばって自分の行動を改めていこうという気持ちがあれば、1学期や2学期より少しでも変えていくことができるのです。今日から、3学期の52日間の学校生活が始まります。(5,6年生は、卒業式を入れて53日間です。)自分自身を一つ一つ改めていこう、変えていこうという気持ちを大切に生活していきましょう。・・・
 続いて、児童代表の言葉は3年生が担当しました。3学期にがんばりたいこととして、書き初めと6年生を送る会について発表しました。とめ、はね、はらいに気をつけて書き初めをがんばることや、感謝の気持ちをもって6年生を送る会の準備をしたいということを話していました。(写真中)
 最後に、校歌を歌いました。通常は体育館で行うため、校庭で歌を響かせるのはとても難しいものです。指揮をした先生のかけ声で、生き生きとした歌になりました。(写真下)

1月6日(金)

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 明けましておめでとうございます。令和5年の新しい年を迎えました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 朝一番に3階に行き、6年1組の隣の非常階段に出てみました。やや霞がかかっていましたが、富士山がきれいに見えました。校歌を作詞した まど みちお さんが表現したように、「風うつくしい この丘」に学校があることがよく分かります。(写真上)
 ところで、今年の元旦の初日の出をご覧になりましたか? 今年は太平洋側の多くの場所で快晴となり、絶好の初日の出日和でした。私は家の近くの土手に上がり、その瞬間を目にしました。テレビで富士山の上空からの初日の出の映像が映し出された頃に家を出て、土手の上にぎりぎり間に合いました。毎日、同じように日の出が見えているはずなのに、やっぱり元日の日の出は格別な気分です。
 今日は、教職員が出勤し、会議や新学期の準備を進めていました。年が明け、学童やひろばはすでに始まっていましたが、職員室は今日から本格的なスタートです。きっと、来週火曜日から始まる学校生活に向けて、そろそろ各家庭での準備も始まっている頃だと思います。書き初めの作品や持ち物の確認をして、気持ちの準備もよろしくお願いします。
 児童玄関前の花壇に、スイセンの花がたくさん咲き始めました。飼育・栽培委員会が10月に球根を植えた場所です。スイセンはたくさんの品種があります。大きく、二ホンスイセンと洋種スイセンに分けられ、おもに冬の厳寒期に咲くのが二ホンスイセンです。房咲きで香りが良いのが特徴です。5年生が11月に下田移動教室で訪れた爪木崎は、二ホンスイセンの群生地として有名です。きっと今頃、この二ホンスイセンがたくさん咲いているはずです。(写真中)
 同じく、児童玄関前では、サクラ草の花もたくさん咲き始めています。図書室前には高学年の鉢が並べてあり、赤・ピンク・白と色とりどりのサクラ草の花が競い合うように咲いています。2週間前に比べて、花が咲いた鉢がずいぶん増えました。始業式の日に、サクラ草の花が咲いたことを喜ぶ子ども達の顔を見るのが楽しみです。(写真下)

12月23日(金) その2

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 終業式の日は、担任の先生があゆみ(通知表)を一人一人に渡します。いくつかの教室で、どのように先生があゆみを渡しているのかを見て回りました。一人ずつ教卓の前に呼んだり、教室の後ろに座席を用意して向き合って座ったり、廊下に一人ずつ呼んで渡したりと、様々でした。共通していたのは、一人ずつあゆみに記した大切な内容を、子どもに分かりやすく話して伝えるとともに、「がんばったね。」と励ましの言葉をかけていたことです。(写真上)
 自分の番がくるのをドキドキして待っていた子もいれば、もらった後もあっけらかんと友達に見せながらランドセルにしまいに行く子もいました。どうか各ご家庭でも、2学期の81日間のがんばりを認め、たっぷり褒めてあげてください。
 「褒める」と言えば、音楽発表会が終わった翌週、こんなことがありました。…登校してきた何人かの子に「家の人に褒められたでしょう。」と聞いたところ、「ぜんぜんほめられなかった。」と答えた子がたくさんいました。多分、実際に家の人から褒めてもらえなかったというわけではなかったはずです。褒めてもらえたという実感を得ることができなかったのでしょう。
 先生や他の家の人から「がんばったね。」と言われるのと、自分の親からの「がんばったね。」は、感じ方が違うのではないでしょうか。親が褒めるとしたら、相当感情を込めつつ頭をなでながら「がんばったね。」と言わなければならないし、「こりゃあ〜大したものだ。すごいぞ、○○家の誇りだ!」ぐらいに褒めてあげなければなりません。
 持ち帰ったあゆみを見て、どこをどう褒めようか、まずはしっかりと考えてからたっぷり感情を込めて褒めてあげてください。よろしくお願いします。
 終業式の日に見られる光景の「その2」として、クラス内でのお楽しみ会があります。昨日行っていたクラスもありましたが、今日は各教室や校庭などを使って、楽しそうに活動を行う様子が見られました。
 事前に学級会で内容について話し合い、準備を進めてきたクラスもありました。今朝、いろいろな小道具を持って登校してきた子がいましたが、お楽しみ会の様子を見て納得しました。
 1年2組では、ビンゴ大会をしていました。今日でお別れをする子がいて、その送別の意味も込めた会をしていたようです。ビンゴカードを手に持ち、先生が抽選する番号を聞きながら、みんな大喜びでした。1年生の算数では、まだ20までの数しか習っていませんが、大きな数字が出てきてもちゃんと理解していたようです。(写真中)
 終業式の日に見られる光景の「その3」として、大掃除があります。廊下に全ての机や椅子を出して、全員でがんばっていたクラスもありました。また、普段はあまり掃除をしないロッカーの裏まで手を伸ばしたり、床の汚れを消しゴムできれいにしたりする姿も見られました。毎日のように掃除の時間はありますが、学期に1回の大掃除は、子ども達にとって特別感があってワクワクするようです。(写真下)
 冷たい北風の吹く中、たくさんの荷物を持って下校していきました。明日からの17日間は、家族で楽しい冬休みをお過ごしください。そして、よいお年をお迎えください。

12月23日(金) その1

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 北風が冷たい中でしたが、校庭で2学期の終業式を行いました。まず、次のような話をしました。
・・・今年の世相を表す漢字は、「戦」という字になりました。サッカーワールドカップの熱い戦いを意味する「戦」であればよいのですが、この漢字は「戦争」の「戦」の字でもあります。早く世界全体が平和な世の中になってほしいものです。
 ところで、一年の終わりに近づくと、たいていどこの家でも大掃除をします。学校でも同じです。今日大掃除を計画しているクラスが多いようです。日本では昔から、年末には一年間の汚れやほこりを落とし、身の回りをきれいにすることで新年を迎える準備をしています。身の回りをきれいにすることは、自分の心をきれいにすることにつながると言われていたのです。みんなで学校の中をきれいにして、気持ちよく新年を迎えられるようにしましょう。また、冬休み中に、自分の家の大掃除もしっかりお手伝いをするようにしましょう。
 さて、明日から17日間にわたる冬休みに入ります。2学期の学校生活は、今日を含めて81日間ありました。この4か月間を振り返ると、全校のみんなが「がんばった!」と言えるのが、体育発表会と音楽発表会です。どちらも、学年の全員が一体となってがんばり、すばらしい発表になりました。一つのことに時間をかけて一生懸命取り組んだことは、すばらしい結果につながります。きっと、つらかったことや苦しかったこと、なかなかうまくいかなかったこともあったでしょう。そういうことを乗り越えてがんばり続けることで、すばらしい結果となり、よい思い出として残るのです。
 今日は、2学期最後の登校日ということで、あゆみ(通知表)をそれぞれの担任の先生からいただきます。あゆみを見て、2学期の自分自身のがんばりを振り返るとともに、3学期に向けてまた新たな気持ちで登校できるようにしましょう。そのためには、冬休みを楽しく充実した日々にする必要があります。お手伝いやあいさつをしっかりすることや、書き初めの練習を行うことも大切です。
 もうすぐ2022年(令和4年)が終わり、2023年(令和5年)が始まります。新しい年を迎えるにあたり、気持ちの切り替えが大切です。1月10日に3学期の始業式をこの場で迎える時には、「よし、がんばるぞ!」という新しい気持ちでスタートできるようにしましょう。・・・
 続いて児童代表の言葉は、4年生が担当しました。2学期にがんばったこととして、音楽発表会と漢字50問テストのことを発表しました。友達ががんばる姿を見て、自分もがんばろうという気持ちになったことを話していました。(写真上)
 次に、校歌を歌いました。久し振りに全校児童で歌う校歌でした。青空のもとで、気持ちよく歌うことができました。(写真中)
 終業式に続いて、冬休みの生活についての話を生活指導主任の先生が行いました。「交通事故」、「お金」、「インフルエンザ・コロナ」、「命」の4つのキーワードを見せながら、冬休みを安全で楽しく過ごすことを指導しました。(写真下)

12月22日(木)

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 2年2組では、「もうすぐお正月」という道徳の授業が行われていました。家族の一員として、どんな気持ちでいることが大切かを考える「家庭生活の充実」に関する内容でした。これから冬休みを迎え、ちょうど各家庭でも大掃除が行われる時期です。道徳の教科書でも、季節に合った内容を取り上げることで、子ども達の実践力に結び付けていこうということなのでしょう。
 しんじくんは、冬休みになったので、近所の祖父母の家に遊びに行きました。2人ともお正月を気持ちよく迎えるために、大掃除をしていました。つまらないなと思っていたところ、同じクラスのめぐみさんの歩いている姿を見かけます。めぐみさんは、一緒に買い物に行った祖母の荷物を持ってあげていました。しんじくんは立ち上がり、祖父母の家の大掃除を手伝い始めました。・・・家族の一員としてどんなことができるだろう? と、自分ができることへと考えを広げていきます。(写真上)
 新年を迎える準備は、子どもの頃にしっかり身をもって経験させることが重要です。大掃除は、親だけが行うのではなく、子どもも一緒に行うようにさせなければなりません。また、しめ飾りを用意したり、年越しそばやおせちを用意するなど、子どもにもそれらの伝統文化を継承していくことが大切です。
 私の年末の思い出に、障子張りやかつお節削りがあります。障子張りは、毎年必ず父親が行っていて、障子をはがして桟をきれいに拭く作業を手伝いました。かつお節は、かんなを逆さまに取り付けた削り器を使って、カリカリと削っていきます。祖父母の家に行くと、おせち料理や雑煮用にかつお節をたくさん必要としたため、よくお手伝いをしました。
 6年生の理科「土地のつくりと変化」の学習では、地層のでき方について学習を進めています。地層は、長い年月をかけてできるものですが、2通りのでき方があります。1つは、流れる水のはたらきでできる地層です。川から運ばれてきた土砂が海底に堆積して地層になるという場合です。もう一つは、火山のはたらきでできる地層です。火山灰や火山弾が堆積して地層ができる場合です。
 実際に地層を見に行くことができれば良いのですが、東京ではそういうわけにもいきません。学校を建てた頃のボーリング資料(地中の土壌サンプル)を使って観察をしたり、映像資料で学習を進めることが中心になります。そして、他の単元に比べて実験が少ない学習内容でもあります。
 そこで、地層のでき方を知るための実験を行いました。ポリ容器ビンに砂や畑の土と水を入れ、よく振ってからしばらく置いておきます。砂や泥が沈殿した様子を横から見ると、地層のような縞模様が見えてきます。(写真中)
 この実験は、台風などで大雨が降った際に、川から海に大量の土砂が運び込まれた状態をモデル化したものです。そして実際は、何年もかけて繰り返し土砂が海に運ばれ、海底で長い年月をかけて押し縮められて地層ができていきます。理科室の実験でも、水が澄んでくると大きな粒が下に沈み、徐々に粒の大きさが小さくなって堆積している様子を確認することができます。
 1年1組が、図書管理員の先生に絵本の読み聞かせをしてもらいました。「ゆきだるまのさがしもの」と「かさじぞう」の読み聞かせでした。
 「ゆきだるまのさがしもの」は、色とりどりの「花」を見てみたいと思ったゆきだるまが、花を探す旅に出かけるお話です。行き交う誰もが「ゆきだるまの見る夢」を否定します。叶った夢が悲しくとけてしまいますが、最後はホッとさせられるお話です。ゆきだるまの心の動きと幸せ感が印象に残る、やさしい絵本です。
 「かさじぞう」は、日本に伝わる昔話の一つです。「かさじぞう」を基に、童話作家の岩崎京子さんが書き直した作品に「かさこじぞう」があり、以前は多くの国語の教科書(2年生)に載っていました。あらすじは・・・じいさまは、すげ笠を町に売りに行ったものの売れずに、村はずれまで戻ってきました。雪に埋もれている6つの地蔵を見つけて、持っていた5つの笠をかぶせます。足りない分は自分の手ぬぐいをかぶせました。地蔵たちはその夜、お礼に餅などを持ってきます。お陰で2人は、よい正月を迎えることが出来ました。・・・というお話です。
 優しいじいさまですが、もう一人のばあさまもすごい人です。一つも売れずに帰ってきたじいさまを叱るのではなく、「それは良いことをなされました。お地蔵様が暖かく過ごしてくだされば十分です。」と言っています。このような人と一緒に生活をしてみたいものです。終始、温かな気持ちに満たされた昔話を聞くことができました。(写真下)
 ちなみに、1年生の国語の教科書には、昔話を読もうという学習で、「わらしべちょうじゃ」が載っています。

12月21日(水)

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 低学年も、書き初めの練習が始まっています。1年2組では、前回に続いて2回目の練習を行っていました。
 1年生にとっては、小学校に入って初めての書き初めです。机の上に4Bの濃い鉛筆を用意し、先生の説明をよく聞いてから書き始めました。清書用紙では、消しゴムを使うことができません。1年生が書くのは、「お正月に、おぞうにを食べました。からだがぽかぽかしました。」という2つの文章です。漢字2文字とひらがな24文字の合計26文字で成り立っています。
 書き初めに出題されている文字は、意図があって出されているように思われます。「正月」の漢字2文字や、いろいろなひらがなに混ざって「を」が入っているのもそうでしょうか。(2年生の書き初めにも「を」が入っています。)
 きれいな字とは、バランスの取れた文字のことを言います。毛筆もそうですが、作品全体に整っていなければなりません。そのためには、中心や文字の大きさがしっかりとそろっていることが大切です。担任の先生は、まず、座る姿勢のことから指導をしていきます。冬休み中の宿題にも書き初めが出されますが、まずは机にしっかり向かって書く姿勢に気を配ってみてください。
 1年生でも、26文字(句読点を含めると29文字)を書くのには、かなりの時間を要するものです。それだけに、粘り強さと集中力が必要です。(写真上)
 6年2組が、家庭科室で調理実習を行っていました。(1組はすでに実施済みです。)「厚揚げと野菜のチャンプルー」と「青のりポテト」を作っていました。チャンプルーは、にんじんとキャベツ、もやしを炒めて、塩コショウとしょう油で味付けをします。また、青のりポテトはじゃがいもの皮をむき、一口大に切り分けてゆでていきます。先生の説明の後、グループごとに実習が始まると、家庭科室は一転して賑やかになりました。(写真中)
 炒め物なら他の材料でも…と思われるかもしれませんが、アレルギーのある子どものことを考えた組み合わせのようでした。炒め物ができると、料理の幅が広がります。チャーハンや焼きそばも、フライパンを使って炒める料理です。もうすぐ冬休みなので、お手伝いの意味も込めて一緒に台所に立たせてみてはどうでしょうか。
 私が小学校の高学年になった頃、母親が働きに出るようになりました。その頃の土曜日は、毎週午前授業がありました。家に帰ると、刻まれた食材が用意してあり、兄弟でいつもチャーハンを作って食べていました。さらに中学生になると、自分でなんでも作って1食分を用意していました。お金を渡してコンビニで…という時代ではなかった分、自炊する力が自然についていったものでした。時代が変わっても、そういう生活力はつけさせてあげたいものです。
 4年生が大根の収穫をしました。9月の初めに、校庭西側の学年園の畑に、練馬大根と青首大根の種をまきました。途中、大雨で種が流れてしまったところもありましたが、何度か間引きをしながら大切に育ててきました。葉が茂っていて、地面の中の様子が想像もつかなかったようですが、いざ力を入れて抜いてみるとよく分かりました。4年生の一人の力では抜くのが難しいほど根が伸びていました。3〜4人かがりでやっと抜けた大根もあり、なかなかの大物に、子ども達は大喜びしていました。(写真下)
 練馬大根と青首大根を比べてみると、大根の形の違いがはっきりと分かりました。練馬大根は、中央部分が少しふくらんでいて、細長い形をしています。収穫した大根は、栄養士さんにお願いして、明日の給食の食材として使ってもらうことになりました。どんな料理に変身するか、とても楽しみです。

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