3月8日(火) その2裁縫の実習では、手縫いでのいろいろな縫い方の他に、ミシンの使い方について学習してきました。特に、展覧会作品として制作したトートバッグは、ミシンを使って作った最初の超大作になりました。 雑巾づくりは、家から古タオルを持ち寄り、ミシンを縦横斜めにかけていきます。先生の補助がなくても、ミシンの準備や糸の用意など、きちんと扱えるようになっていました。終わった子は、正方形に折った布にミシンがけして、コースター作りにも挑戦していました。(写真上) よく、新学期を迎える頃、お店のレジ横に雑巾が売られているのを見かけます。いつ頃からでしょうか、「雑巾は買うもの」となってしまったのは…。買う方が、経済的であり、手間が省ける良さがあります。一方で、子どものために手作りしたいというのが手作り派の意向でしょうか。また、手作りは、布をリサイクルして大切に使うという意識を高めることにもつながります。学校としては、雑巾であれば何でも良いので、用意の仕方は各ご家庭でお考えください。高学年は、お手伝いの一つとして、子どもに作らせるというのも良いですね。 1年生は、図工の時間に「カラフルカメレオン」という作品に取り組んでいます。1年生は、2学期に入ってから、絵の具の道具を使った図工の授業を行ってきました。水入れやパレット、筆の使い方にもだいぶ慣れてきました。一年間の図工のまとめとして、絵の具の使い方の練習も兼ねてカラフルカメレオンを描きました。 カメレオンの形に黒く縁どりされた用紙に、隣同士が違う色になるように絵の具で色を塗っていきます。絵の具は、筆に含ませる水加減で濃さが違ってきます。少しずつ水をつける量を調節しながら、ていねいに色ぬりをしていきました。また、隣の部屋の色と混ざり合わないように、離れた部屋を塗っていくようにも気をつけました。(写真中) カラフルカメレオンと言えば…「じぶんだけの いろ」というカメレオンが出てくる絵本をご存知でしょうか。レオ・レオニ 作、谷川俊太郎 訳の絵本です。・・・自分の色を持てないことを嘆いていたカメレオンが、もう一匹のカメレオンに出会います。一緒に緑になり、紫になり、黄色になります。二人で一緒なら、周りがどんなに変わっても、いつも同じでいられます。自分の色にこだわっていたカメレオンが、考え方を変えることで幸せになっていきます。・・・絵本自体がとてもカラフルで、大人にも楽しい絵本です。 昨日は、6年生が卒業式の練習を始めている様子をお伝えしました。今日は、5年生が体育館で練習を行っていました。 旭町小は、学年あたりの人数が少ないため、昨年度に続き5年生も卒業式に参加します。呼びかけなし、歌なしの卒業式ではありますが、5年生の重要な役割は、入退場の音楽を担当することです。入場は「威風堂々」、退場は「蛍の光」の合奏を行い、卒業生の花道を演出します。 今年度もリコーダーが全く使用できない状況のため、学年の三分の二にあたる子ども達は、ミニキーボードを演奏します。また、三分の一の子ども達は、キーボードやバスマスター、鉄琴、打楽器類を担当し、体育館の後方で演奏します。音楽専科の指揮で合奏をそろえていきますが、テンポを合わせて曲を何度も繰り返し演奏していくには、今後も練習が必要のようです。(写真下) 5年生には、卒業式に向けた練習が始まったことで、「いよいよ最高学年」という気持ちを新たにもってほしいと思います。5年生が卒業式に参加する一番の意義は、6年生というバトンを引き継ぐところにあります。 3月8日の給食揚げ魚と野菜の炒め煮 中華スープ いちご 牛乳 一口メモ いちごは、春の果物です。甘みがあるため果物として位置づけられることが多いですが、草本性の植物であるので、野菜として扱われることもあります。子供から大人まで大人気のいちごは、日本では江戸時代末期から食べられていたと言われています。そして、今では約300種もの品種があります。 いちごには、風邪を予防するビタミンCがたっぷりと含まれています。また、「葉酸」という貧血を予防する栄養素も豊富に含まれています。 3月8日(火) その1・・・先週、2年生の教室で、とても心が温かくなる場面を見つけました。友達の良いところ、すばらしいなと思うところを手紙に書き、相手に伝えるという「すてきなところを伝えよう」という国語の授業をしていました。手紙を渡し合う2人が教室の前に出てきて、お互いに向き合って、一人ずつ手紙を読みました。その手紙の内容は、例えばこんな感じで書かれていました。・・・「〇〇さんのすてきなところは、明るいところだと思います。毎日元気でにこにこしている〇〇さんは、わたしが声をかけると、いつも話を聞いてくれます。そんなところがすてきだなと思いました。これからも明るい気持ちをいかしてがんばってください。」・・・2人が手紙を読み終えると、お互いの手紙を相手に渡して席に戻っていきました。どの子も、とてもうれしそうな顔をしていました。 誰でも、人からほめてもらうというのは、とてもうれしく、気持ちの良いことですよね。2年生の今回の学習を通じて、「ああ、自分には、こういう良いところがあったんだ。」と、初めて気がついた子が多かったのではないでしょうか。 一方で、相手の良いところ、すてきなところを手紙にして発表していた子も、とてもうれしそうな笑顔を見せていました。人をほめる言葉というのは、話す相手だけでなく、話をしている自分自身にも跳ね返ってくるものです。つまり、「すごいね」とか、「えらいね」とか、「ありがとう」などの心が温かくなる言葉は、言われた子はもちろんですが、言った側の心も温かくする力があるのです。そしてさらに、その温かな言葉を聞いていた、クラスの周りの子ども達までをも温かい心にする力をもっています。 言葉一つで、相手も自分も、そして周りにいる人の心も幸せな気持ちになるものです。それが、私たちの口から発せられる言葉に秘められた力であるのです。今までお話ししてきた、自分が言われてうれしい言葉、言われた人がうれしくなる言葉、あるいはやさしさのある言葉は、「あったか言葉」(あるいは「ふわふわ言葉」)と言われています。 「あったか言葉」は、日頃話をしている中にたくさんの言葉が含まれています。「ありがとう」、「がんばって」、「だいじょうぶ?」、「すごいね」…など、まだまだたくさんあります。そして、「あったか言葉」として忘れてはならないのが、あいさつの言葉です。「おはようございます」、「こんにちは」、「さようなら」などのあいさつの言葉も、言われた側と言った側、そして周りの人をも温かい心にする言葉…つまり「あったか言葉」なのです。 日頃何気なく発している自分の言葉について、ちょっと気にかけてみてください。どれだけ自分の言葉で周りの人たちを温かくすることができているだろうかと考えてみましょう。そして、あいさつの言葉も含めて、たくさんの「あったか言葉」でいっぱいの旭町小学校にしていきましょう。・・・ 次に、サクラ草の管理についての話をしました。サクラ草は、来週子ども達が自分の鉢を家に持ち帰ることになっています。(1,2年生は、保護者の方々に持ち帰っていただきます。) なるべく涼しい日陰に置くことや、毎日たっぷりと水やりを欠かさないことなどを話しました。また、家に持ち帰ったら、きれいに飾ることも大切です。鉢の周りについている泥をきれいに洗うようにします。また、枯れている葉や黄色くなってきた葉は、こまめに取り除くようにします。美しく咲いた花をきれいに見せるということも園芸のコツです。(写真上下) このホームページの「お知らせ」に、サクラ草の管理の仕方を載せています。参考にしてください。 社会科見学(6年生)まずは、参議院特別体験プログラムに参加しました。これは、実際の委員会と本会議を、子ども達で役割を決めて体験できるものです。 「議長」「委員長」「国務大臣」「衆議院議員内閣委員長」、そして6名の「委員」を子ども達から選出しました。議題は「未成年者禁煙・禁酒法改正案(衆議院提出)」についてでした。 代表の子ども達は、難しい言葉も多くありましたが、「委員長!」と手を挙げて発言したり、上手く討論を進行したりしていました。 また、傍聴していた児童も、「押しボタン式投票」で参加させてもらいました。旭町小の子ども達の投票では、賛成40・反対7で、可決されました。 後半は、国会議事堂の中を見学しました。傍聴席に座って議場を見たり、天皇陛下専用の部屋の様子を見たりすることができ、じっくりとていねいに見学をすることができました。 テレビや教科書などで見た国会議事堂を目の前にして、子ども達は関心をもって見学することができました。「生で見ることができる嬉しさ」を感じた一日でした。 3月7日(月)参議院の特別体験プログラムも、なかなか予約が取りずらい場所です。しかし、6年担任の熱意が実り、見学コースに入れることができました。今回、まん延防止…が延長されることになり、実施の判断を考えましたが、通勤時間帯の電車の中での指導を徹底するということで、予定通り行うことにしました。 参議院特別体験プログラムは、小学生に国会の仕組みを分かりやすく教えるためにプログラムが組まれています。特に、法案がどのようにつくられて可決成立していくのかを、実際に模擬体験ができるようになっています。 議長や委員長、委員役、大臣役などは、あらかじめ学校で決めてありました。それぞれの役割に沿った台本が配られ、それに合わせて法案審議に入りました。内容は、タバコや酒類を買う場合に、年齢確認が必要であるという法律をつくるための審議の様子でした。「議長!」と手を挙げ、「〇〇くん」と指名されてから、立ち上がってマイクに向かって話をします。台本にはしっかりふりがながふってあるので、難しい内容も子ども達はすらすらとしゃべっていきます。その姿は、小学生ながら立派な国会議員になったかのように見えました。 体験プログラムの後は、実際に参議院の建物の中を歩いて見学しました。議場では、傍聴席に座り、説明を聞きました。(写真上)2年前まで、毎年6年生の社会科見学で国会議事堂に来ていましたが、この傍聴席に座ることができたのはほんの何回かしかありません。担任の頃も含めて、議場の様子を見て素通りすることがほとんどでした。今日は、国会見学に来ていた学校が少なかったようです。卒業間近のこの時期ではありましたが、ゆったりと見学することができてラッキーでした。 1年1組の教室で、あさがおの観察日記を綴じ込む作業をしていました。種の観察から始まり、つるが伸び葉が茂ってきた頃の様子、花がきれいに咲いた時の様子、そして種がたくさんとれた時の様子と、今までたくさんのカードに記録を残してきました。 一年間の生活科の学習のまとめとして、いよいよそれらのカードを綴じ紐でしばって完成です・・・と思いきや、紐をちょうちょ結びにするのに、どの子も大苦戦のようでした。靴の紐を結ぶのとは少し違って、穴あけパンチの幅があるために難しいということもあったようです。「いつもはできるのに…」とつぶやきながら何度もやり直していました。こういうことも、生活科の大切な学習の一つとしたいものです。(写真中) 6校時に、6年生が卒業式の練習をしていました。先週金曜日に第1回目の練習をしていたので、これで2回目になります。卒業式は、今年も昨年度同様に縮小して実施することになっているため、練習時間はそれほど取らずに済みそうです。(いつもの年は、呼びかけや歌の練習で多くの時間を使っていました。) 事前練習は、入退場と証書授与が中心になります。しかし、椅子の座り方やお辞儀の仕方も重要です。「礼」の仕方を一つとっても、指導によってキリっと引き締まった雰囲気にすることができます。 呼びかけと歌がなくなった分、卒業生としての立派な姿を礼儀正しい姿で示すことができるように、これからも練習を続けていきます。(写真下) 3月7日の給食のりの佃煮 五目卵焼き 根菜の味噌汁 牛乳 一口メモ 日本人は、1年間に300個を超える卵を食べていると言われています。 卵かけごはんにオムライス、茶わん蒸しやプリンにキッシュなど、和食や洋食、中華料理を問わず、様々な料理に卵が使われています。それは、栄養面でとても優れた食材であると考えられているからです。卵には、体をつくるたんぱく質や、ビタミンC以外のほとんどのビタミン類が含まれています。また、カルシウムや鉄など、私たちの健康を維持するために必要な栄養素が豊富に含まれています。 3月4日(金)短い物語でありながら、ペットを思う人間の心をテーマにしたすばらしい内容です。主人公「ぼく」と愛犬「エルフ」との心の交流が描かれています。・・・ぼくも家族も、エルフをとても大切に思い、様々な仕方で優しく接します。しかし、ぼくには家族と異なるエルフのかわいがり方があります。それは、「ずうっと、ずっと、大すきだよ」と、実際に言ってやることです。・・・大切な気持ちは心の中で思っているだけでは伝わりません。相手が知らないまま終わらないように、自分が後から後悔しないように、ちゃんと伝えられる自分でありたいと考えさせられる内容です。 全編を通して、「ぼく」が、死を迎えた老犬「エルフ」の思い出を語るスタイルがとられていて、小さな子どもでも感情移入しやすい構成となっています。「僕がどんなに愛していたかをエルフは知っていた」という信頼関係で、死別の悲しみを乗り越えていく姿にも心が打たれます。 物語の冒頭は、『エルフのことを話します。エルフは世界で一番すばらしい犬です。ぼくたちは一緒に大きくなった。でもエルフの方がずっと早く大きくなったよ。』と始まります。私も犬を飼っているので、よく分かります。うちの犬は13歳半…すでに、私よりも先に定年の生活を過ごしています。そして、エルフと同じように、散歩に行くのを嫌がるようになってきました。 1組では、先生が範読し、子ども達が教科書を目で追っていました。毎日子ども達は、宿題として家で音読を繰り返し行っているのでしょうか。私には、声に出してこの物語を最後まで読むという自信はありません。(写真上) 3月に入り、一気に春がやってきました。正門を入ってすぐのところに、梅の木があります。紅白の2本の梅の木です。1週間前までは一輪も咲いていませんでしたが、今週に入り、日に日に開花が進んできました。 伊豆の河津桜の開花が例年よりもだいぶ遅れたように、旭町小の梅の開花も遅くなりました。秋に樹木の剪定があったので、だいぶ短めに枝が切られていましたが、花芽は結構残っていたようです。来週にはすぐに満開になるでしょう。 ところで、この梅の木の近くは、一輪車で遊ぶ子ども達にとって人気の場所になっています。一輪車を練習するためのガードパイプが設置されているからです。一輪車は、低学年の子ども達がよく利用しています。ガードパイプが補助具代わりになり、つかまりながら練習しているうちに自然に乗れるようになってきます。 梅の花の写真を撮っていたら、おもしろい光景を見つけました。一人がガードパイプにまたがり、その股間をトンネルにして、一輪車に乗った子がくぐっていきました。子どもはいろいろな遊びを考えるものです。大人から見ると「危ないから…」とやめさせたくなることでも、子どもにはいい経験となっていることが圧倒的に多いものです。(写真中) 6年生は、社会科の時間に国際連合の学習をしています。2組では、いよいよ最後の「地球環境とともに生きる」という、教科書の最後の方のページに入りました。そこには、2015年に、国連の総会で「持続可能な開発目標」が採択されたことが記されています。最近では、「SDGs」と言った方が伝わりやすいかもしれません。6年生の子ども達もよく知っていました。 世界から貧困をなくすことや、不平等を減らすこと、気候変動への対策をとることなど、17項目の目標が掲げられています。今日は、それらの中から調べてみたいものを見つけ、タブレットを使って調べ学習を行いました。(写真下) 6年生の社会科のこの単元名は、「地球規模の課題の解決と国際協力」です。今まさに、地球規模の大きな課題が巻き起こっている最中です。国連の学習をしている6年生の子ども達が、教科書に書いてあることについて疑問に思わないか、心配になりました。「国際連合では、安全保障理事会が中心となって、戦争を防いだり、国どうしが調停を結ぶ仲立ちをしたりして、平和を守るための活動を進めています。」(262ページ)と書かれています。 3月4日の給食じゃこ入りサラダ ちくわチャウダー みかん 牛乳 一口メモ 今日の献立は、6年生のリクエストにより、きな粉揚げパンにしました。 きな粉の材料は、大豆です。大豆を炒って皮をむき、粉に挽いたものがきな粉です。加熱によって、香ばしい香りがおいしさを引き立てます。おもちにまぶしたり、和菓子によく使われたりしています。 きな粉には、食物繊維やオリゴ糖がたくさん含まれています。お腹の調子を整えるはたらきのある食品です。 3月3日(木)この世界らん展のために、多くのランの愛好家や生産者が出品用の苗を育てています。らん展の開催時期が1か月以上も遅くなり、戸惑っていることでしょう。というのは、1年間かけてランの苗を管理し、ちょうどよい時期に花を咲かせるためには、相当な技術を必要とするからです。特に今年の冬は寒かったので、そのための計画変更も難しかったことでしょう。 さて、職員玄関内の主事室前(受付のところ)に、シンビジュームの鉢を置きました。グリーンがかった黄色い花色のシンビジュームです。(写真上)秋からずっと会議室の窓辺で育ててきて、やっと最近になって花が開き始めました。シンビジュームは、ランの中でも寒さに比較的強く、育てやすい品種です。しかし、いつもの年ならもっと早く咲かせることができていたのですが、今年は確かに苦戦しました。 写真上には、もう一つ手前に赤紫色のランが写っています。キンギアナムというランです。この品種は、コンパクトにまとまるので、とても気に入っています。また、暑さや寒さにも比較的強く、香りがあるのが特徴です。玄関内は寒いので香りがしていませんが、この鉢を暖かい室内に置くと、とても強い独特な香りを放ちます。(私は好きなにおいですが…) 学校では他に、オンシジュームやカトレア、コチョウランを育てています。オンシジュームは一番育てやすく、職員玄関付近に置いてある黄色いランです。カトレアとコチョウランは寒さに弱く、今年はいくつかをダメにしてしまいました。 今日は、3年生の図工の日でした。1,2校時に2組、3,4校時に1組が授業をしていました。展覧会の後に取り組み始めた「なりきり仮面」の作品が完成し始めてきました。(写真中) 最初に、細く切った工作用紙を使って骨組みを作り、そこに新聞紙を細かく貼り合わせながらお面の形にしていきました。自分でお面をかぶってみて、なってみたい動物や人物などを想像しながら作品の構想を練ってきました。天狗のような鼻の長いお面や、ネコやキツネのようにかわいらしい耳がついたお面が見られました。また、中には口を大きく開け、たくさんの歯がむき出しになった恐竜のお面に挑戦していた子もいました。 絵の具で色を塗り、ニスで仕上げて完成になります。来週にはお面をかぶってはしゃぎ回る「なりきり仮面」の姿を見ることができそうです。 4年生は、総合の学習の時間に「10歳の自分 未来の自分」と題した学習をしています。4年生は、よく「二分の一成人式の年代」と位置付けられます。20歳になると成人式がありますが、その半分の10歳なので、「二分の一成人式」ということです。 1組では、未来の自分を想像させるために、自分が就いてみたい職業調べをしていました。タブレットを使って、いろいろな職業について調べていきました。銀行に勤めてみたいという子もいれば、医療関係の仕事、俳優、サッカー選手…と、いろいろな職業へのあこがれがあるものです。(写真下) よく、卒業を控えた6年生を何人かずつ呼んで、校長と一緒に給食を食べる「会食会」を3学期にやっていました。(昨年度から実施することができない状況です。)私は必ず、6年生一人ずつに将来のことを聞くようにしていました。その時もいろいろな職業が出てきて、さらにその理由を聞くのが楽しみでした。驚いたのは、自分の親の職業にあこがれて、自分もその仕事をしたいと考える子が多かったことでした。子どもは、自分の親のことをよく見ているものです。仕事の大変さまで…。 2年前まで行っていた6年生との会食会での結果から一つ分かったのは、保育園や幼稚園の先生になりたいという子は多くても、小学校の先生になりたいと思う子はほとんどいないということでした。理由を聞いたことがありましたが、「担任の先生は、いつも大変そうだから…」とのことでした。子どもはよく見ています。しかし、教師という仕事が、目の前の子ども達にとって、あこがれの職業に見えるようでなければなりません。 ※今日は、3月3日のひな祭りです。旭町小学校には、お雛様がありません。もし、もう使われていなくて寄付していただけそうなお雛様の情報がありましたら、教えてください。 安全マップ作り 発表会(3年生)これまで子供たちは、普段何気なく使っている通学路を「不審者が現れそうな場所」と「交通事故が発生しやすそうな場所」の2つの観点から調査してきました。 まとめとしての発表会では、今まで調べてきたことを相手にしっかり伝わるように、声の大きさや読む速さなどを考え、丁寧に説明することができました。聞いている子も真剣に発表を聞き、感想や気になったことをしっかりとメモをする様子が見られました。 「安全マップを作って気を付けるようになったことは何ですか?」という質問に対して、「ひまわり110番の場所を確認するようになりました。」とか、「左右をしっかりと確認してから道路を渡るようになりました。」という答えが出てきました。 今回の学習を通して、身近なところに隠れている危険に対応する力を高めることができました。また、発表会に向けた取り組みから、友達とのコミュニケーション能力も身に付けることができました。 3月3日の給食菜の花のすまし汁 セレクト 白玉だんご ※ 牛乳 一口メモ ひなまつりは、女の子の健やかな成長と幸せを願う日です。 桃の節句には、ハマグリのお吸い物やひし餅、ちらし寿司などの行事食があります。それらにちなんで、今日はピンク色の鮭を使ったちらし寿司をつくりました。 ※白玉だんごは、3つの味(きな粉、抹茶、のり醤油)からあらかじめ選んでおく「セレクトメニュー」です。また、1年生は2個、2〜6年生は3個ずつ白玉が入っています。 ことわざの授業(6年生)6年生は、「丑年」か「寅年」生まれというところから、まず、丑や寅のことわざを教わりました。それから、100のことわざが書かれたプリントをもらい、順に音読しながら知っていることわざや、調べたいことわざ、好きなことわざなどに印を付けました。 思った以上に知っていることわざがあったようで、それぞれ好きなことわざを発表し交流しました。また、珍しいことわざについても取り上げて説明してもらい、「なるほど」と親しむことができました。 最後に、昔からことわざは人々の生活の中にあったことを、掛け軸や絵、刀の鍔、印籠などの実物を触らせてもらいながら学びました。貴重な授業をしていただき、今までよりことわざを身近に感じられるようになりました。 3月2日(水)今日は、2組で「整理・整とんの手順」について学習していました。(写真上)教科書には、整理・整とんの定義が記されていました。整理とは、「身の回りの物を見直し、必要でない物を取り除いて整えること」、整とんとは、「物を使いやすい場所に置くこと」と書かれています。 そして、「自分の道具箱の整理・整とんを考えてみよう」という実際にやってみる活動が書かれていました。道具箱は、1年生の時から使ってきています。5年生にとって、自分なりに整理・整とんされたものになっているでしょうか。中には、ごみ箱のようにしていらないものがたまっていたり、家に持ち帰るはずのプリント類が押し込まれていたりする道具箱を見かける場合があります。まずは、いらない物をすてるなどして、よく使うものを手前に置くという工夫が必要です。 学校の先生達にとっては、自分の教室自体が子ども達にとっての整理・整とんのお手本となります。教卓の上が今にも崩れそうな書類の山では、いくら子ども達に「整理・整とんをしっかりしなさい」と言っても効き目がありません。まずは、先生自身が常に整理・整とん好きでなければならないのです。 しかし、そういう私自身も子どもの頃から整理・整とんは苦手な方でした。でも、多少乱雑ではあっても、「何がどこに置いてある」ということは自分なりにきちんと把握している方でした。整理は苦手でも、整とんは上手という場合もあるのです。 6年生の各クラスに「ことわざの授業」がありました。安藤 友子先生に講師として来ていただき、指導していただきました。安藤先生は、小学校の元校長をされていた国語の専門の先生です。 ことわざは、全部で64000もあるそうです。今日はまず、100種類のことわざが書かれたプリントが配られ、知っていたことわざや面白そうなことわざに印をつけていきました。今まで聞いたことがあったことわざは、子ども達にとって思いのほかあるもので、たくさんの印がつきました。 ことわざは、調べれば調べるほどたくさんのものが見つかります。大人でも知らないことわざや、意味が分からないことわざがたくさんあるものです。今日の授業では、みんながよく知っていることわざ(いろはカルタなどに出てくるもの)から珍しいものまで、様々なことわざを取り上げて説明していただきました。また、ことわざにちなんだ掛け軸や刀の鍔(つば)なども見せていただきました。(写真中) 4年生は、体育館での体育の種目として、ボッチャを行っています。ボッチャは、脳性麻痺などにより運動能力に障害がある競技者向けに考案された障害者スポーツの一つです。以前、オリンピック・パラリンピック教育の一環としてボッチャを取り上げたことがきっかけで、競技用の道具が学校にそろっています。4年生では、2学期に総合の学習として障害者理解教育を行ったこともあり、体育の授業に位置付けて毎年指導しています。 ルールは、小学生にも分かりやすいものになっています。赤または青の皮製ボールを投げ、「ジャックボール」と呼ばれる白い目標球にどれだけ近づけられるかを競う競技です。(写真下) 簡単なルールではあるものの、パラリンピックの正式競技となっているだけに、奥の深いところもあります。カーリングのように、相手のボールを弾いたりして、自分が優位に立てるように位置取りをしていくという作戦を立てることが可能です。また、的となるジャックボールも弾いて移動させることができるため、一投に大きな戦略が込められる場合もあります。 3月2日の給食もやしと春雨の和えもの わかめスープ 牛乳 一口メモ お隣の国、韓国の料理は、キムチやビビンバなどの辛い料理が多いというイメージがあるのではないでしょうか。それは、日本よりも寒い地域が多く、体を温めるためであると言われています。 キムチは、白菜などの野菜と、塩・唐辛子、魚介塩辛、ニンニクなどを主に使用した韓国の漬物です。韓国の日常の食事では、朝、昼、晩と必ずキムチが食べられています。日本では、そのまま食べる他に、キムチを利用した料理がたくさん紹介されています。 3月1日(火) その2ほとんどの子ども達は、今日初めてそろばんを手にしています。そろばんの珠をそろえる「ジャラッ」という音や、珠をはじく「パチパチ」という音が、子ども達にとても新鮮に響いていました。 3年生では、「そろばんによる数の表し方について理解し、簡単な加法と減法の計算ができるようにする」ことを目標としています。しかし、2時間程度ではなかなか身につかないでしょうし、継続して学習していく教材でないところが残念です。昔から使われてきたそろばんの仕組みを知る程度で終わってしまうのかもしれません。 若手の先生方は、そろばんを知らない(小学校での授業以来触ったことがない)先生が多いと思います。子どもの頃の習い事でそろばん教室に行っていなければ、それは仕方のないことです。私の世代は、子どもの習い事といったら、まず習字とそろばんでした。ということで、私も田舎育ちでありながら、どちらも習っていました。習字は高学年の頃まで続けましたが、そろばんは数か月でやめてしまいました。2年生の終わり頃のことだったと思います。かけ算とわり算まで教えてもらっていましたが、どうしても続かなくなりました。苦い思い出ではありますが、多少なりともそろばんの扱いを知っているのは、その時の経験のおかげです。 昔から、日本の教育の原点は「読み・書き・そろばん」と言われてきました。算数が算術であった頃、そろばんは今のタブレットのような存在だったはずです。(写真上) 全校朝会で漢字の書き順の話をしました。Zoomでの朝会の便利な点は、資料などを画面に映しながら話をすることができるところです。朝会で使った資料を2階の掲示板に貼ったところ、たくさんの子ども達が見に来ました。(写真中) 最初の「田」の書き順は、3画目が縦画になります。この字を間違えている人は、結構いろいろな漢字の書き順がまちまちである場合が多いです。 「左」と「右」の書き順も、大人で間違えている人を良く見かけます。「長」は、1画目が縦画で、次に横画が4回続く書き順です。「発」の「はつがしら」は、よくテストでも問われる書き順です。 こんなに書き順のことを細々と言うのは、自分自身が今までたくさんの失態をしてきたからです。小学校の教員になるまで、「飛」や「座」、あるいは「うしへん」の書き順を間違えていました。(「座」の字の書き順を調べてみてください。へえ〜と思う方が多いのではないでしょうか。) 国語の時間に、漢字ドリルを使って新出漢字の書き順をみんなで確認する時があります。ドリルを見ながら、「わぁ〜、今まで間違えていた」と思いながらも、子ども達の前では涼しい顔で指導していたものです。 でも、子ども達が将来社会に出て、窓口業務で書類を書いたり、ホワイトボードに説明を書いたりした時に、書き順で恥ずかしい思いをしてもらいたくはありません。書き順は重要です。 先週金曜日に、2年1組の「すてきなところを伝えよう」という国語の学習について紹介しました。今日は、2組も友達への手紙を読み合い、交換する取り組みをしていました。 2人組で前に出て、向かい合います。それぞれが書き記した手紙の清書を、いよいよクラス全員の前で発表する時になりました。誰だって、自分のことをたくさん褒めてもらえるのは、とてもうれしいことです。どの子も少し顔を赤らめながら、相手からの手紙を静かに聞いていました。(写真下) 「〇〇さんのすてきなところは、明るいところだと思います。毎日元気でにこにこしている〇〇さんは、わたしが声をかけると、いつも話を聞いてくれます。そんなところがすてきだなと思いました。」・・・子どもが見つける子どもの良いところ、素敵なところは、大人が気づかない部分でもあります。これぞ「あったか言葉」、「ふわふわ言葉」と言えるでしょう。2年生は、いい勉強ができましたね。 3月1日(火) その1・・・今日から3月に入りました。いよいよ3学期のまとめ、さらには今年度の学年のまとめの時期になりました。それぞれの教室では、学習のまとめのテストに取り組む様子が見られるようになってきています。テストは、自分がどれだけ学習内容について理解ができたか、ということを調べるためのものです。ですから、テストを行っただけで終わりにしてはいけません。丸つけが終わったテストが戻ってきたら、「何ができるようになったか」、そして「何がまだ理解できていないか」を振り返ることが大切です。 様々な教室で、タブレットを活用して学習している様子をよく見かけます。どの学年でもすでに利用しているアプリに、ミライシードの「ドリルパーク」があります。課題が早く終わった子が、自分から進んで復習問題として利用している子が多いようです。漢字練習や計算練習の問題がたくさん入っていて、繰り返し使ったり前の学年の内容にもどって復習したりすることもできます。さらに漢字ドリルでは、漢字の書き順を確かめたり、書き順の採点をしたりする機能まであるのでとても便利です。漢字の学習は、まず書いて覚えることが欠かせませんが、送り仮名に気をつけたり様々な読み方を覚えたりすることも大切です。そして、さらに重要なのが、「正しい書き順を覚えること」です。 では、漢字の正しい書き順を覚えるということは、なぜ必要なのでしょうか? 書き順は、文字をきれいに書くためにあります。漢字には、「止め・はね・はらい」があり、きれいで正しい文字はそれらがきちんと目で見て分かるように書かれています。また、正しい書き順で書くと、素早くたくさんの文字を書くことができ、さらに手が疲れにくいとも言われています。 それでは、1年生で習う漢字からいくつか問題を出します。(「田」や「左」「右」の書き順について、Zoomの画面を使って出題する。)「田」は、この書き順を間違えると他の多くの漢字も間違えて覚えていることになります。「左」と「右」は、一画目が横画か左はらいになるかの違いがあります。間違えて覚えている人は、文字のバランスが違っているはずです。 次に、2年生で習う漢字から出題します。(「長」の書き順について、Zoomの画面を使って出題する。)一画目は縦画から書きます。 続いて、3年生で習う漢字から出題します。(「発」の書き順について、Zoomの画面を使って出題する。)「発」の字では、「はつがしら」という部首の書き順が重要です。 ここまで、1年生から3年生の漢字について出題してきました。きっと4年生以上のみなさんの中には、いくつか書き順を間違えて覚えていた子がいたのではないでしょうか。また、1年生から3年生のみなさんも、今年習ったばかりの漢字の書き順を、もうすでに間違えて覚えていたという子がいたかもしれません。間違えて覚えていた書き順は、今すぐ直せば、これから大人になるまでずっと正しい書き順で書くことができます。しかし、間違えて覚えたままにしていると、大人になってもそのままです。漢字の書き順を間違えて覚えたまま大人になると、きっといつか恥ずかしい思いをするでしょう。大人で、文字のバランスが悪い字を書く人がいます。よく見ると、明らかに書き順が違うことが分かります。また、銀行の窓口の人が書類を書く場面や、お店の人が領収書に文字を書く場面で、「ああ、この人、書き順が違っている…」と気がつく時があります。本人は気がついていなくても、見ている人には分かってしまいます。書き順の違いだけで、その人の評価がマイナスにとらえられてしまうことにもなりかねません。 では、最後にひらがなの書き順について出題します。「えっ、ひらがなの書き順を間違える人がいるの?」と思うかもしれませんが、確認してみましょう。(「や」と「も」の書き順について、Zoomの画面を使って出題する。)・・・ 今朝も表彰を行いました。まず、区の連合図工展出品証の表彰です。昨年度に引き続き、各学校で開催することになり、先週まで2週間にわたり2階の渡り廊下に展示しました。代表で6年生の子に賞状を渡し、作品の説明もしてもらいました。(写真上) 次に、東京都の科学展に出品した自由研究の表彰をしました。5年生の子が旭町小学校の代表に選ばれ、優秀賞を受賞しています。(写真下) 3月1日の給食ポテトオムレツ ABCスープ 牛乳 一口メモ 3月に入り、いよいよ今年度の給食も残り16回となりました。 今月の給食目標は、「1年間の給食の反省をしよう」です。苦手な食べ物にチャレンジしていたでしょうか? しっかり手を洗うことや、黙食などのルールを守って食べることができたでしょうか? 各クラスで、自分自身の振り返りをきちんとさせていきます。 今月は、6年生のリクエスト給食をたくさん取り入れて献立を立てています。 2月28日(月)そこで1組では、まず調べる活動をして資料を作るために、タブレットを使ってアンケート調査を行うことにしました。フォームを使ったアンケートの作成のために、「Googleフォーム」を利用していました。いくつかクリックするだけで、自分専用のフォームを作ることができます。 Googleフォームで作成したアンケートには、実施する側はもちろんですが、回答する側にもメリットがあります。それは、回答は自動的に集計され、グラフとして表示することができます。そして、質問者が見ることはもちろんですが、集計結果を回答者に公開することも可能になっています。 子ども達は、Googleフォームの使い方をお互いに教え合いながら、アンケート調査を作成していきました。4年生は、今学期に入り、総合の学習の時間にスライドを使って発表会を行うことにも挑戦していました。タブレットの活用技能は、4月から5年生になってからも生かされていくことでしょう。(写真上) 今日は、2月28日です。そして、明日から3月に入ります。早くも、3学期の学習のまとめの時期であるとともに、今年度1年間の学習全体を復習する時期にもなりました。 1年1組では、今年度習った漢字のワークテストが行われていました。1年生は、2学期に入ってから漢字を習い始めました。3学期の学習も含めて、1年生では80個の漢字を学習してきたことになります。1年生で習う漢字は、画数が比較的少ないものがほとんどですが、新出漢字が増えてくるとその分忘れていく漢字も増してきます。何度か漢字テストを繰り返したり、復習して練習したりしてきました。しかし、漢字を正確に覚えるためのに様々な手立てや練習時間が必要であり、それは昔から日本の国語教育に必須のものとして残っています。 漢字の難しさは、まず1つの漢字に様々な読み方があるところです。1年生で間違えやすい漢字ランキングのトップに、「足」や「早」が挙げられます。「足」は、「あし」と読む分には良いのですが、「たす」と読む場合に正答率が下がります。同様に、「早」は「はやい」に比べて、早退の「そう」と読ませる時に間違いが多くなります。 もう一つ、漢字には「送り仮名」の難しさがあります。今回の1年生のテストでも、「生(まれる」」や「上(がる)」など、送り仮名をつけて書く問題の間違いが多かったようでした。(写真中) 2年生になると、倍の160個の漢字を習います。2学期に入り、最初に漢字を習った頃、そして漢字ドリルを初めて手にした時の喜びは、学年が上がるにつれて次第に別の感覚に変わっていくものです。 4年の各クラスで、「ブラッドレーのせい求書」という資料を使った道徳の授業がありました。「父母、祖父母を敬愛し、家族みんなで協力し合って楽しい家庭をつくること」を主な指導のねらいとした授業でした。このお話は、以前から様々な会社の道徳の教科書(以前は副読本)に掲載されてきています。 ある朝、ブラッドレーが母親の皿の横に、「お使い代1ドル、留守番代2ドル」などの請求書を置きました。昼食の時、ブラッドレーの皿の横には、請求したお金と一緒に母親からの請求書が置いてありました。そこには、全て「0ドル」と書かれていました。ブラッドレーの目は涙であふれ、母親に謝ってお金を返したというお話です。 子ども達にとっては、日常的によく家庭で経験することではないでしょうか。授業では、「お母さんの請求書を見て、ブラッドレーはどんなことを思ったのでしょう。」という発問を主に考えさせていきます。 昔からよく言われてきました。親は、やたらと子どもにお金を与えてはいけないと…。お手伝いをしたからといっておこづかいを渡す、あるいはテストの結果によってお金を与える…それらは、全て子どもの心をダメにする行いです。私たち大人にとっても、この道徳の資料は心に響くものがあります。(写真下) 2月28日の給食根菜の味噌汁 牛乳 一口メモ 「うま煮」とは、その名の通り「おいしく煮たもの」というのが名前の由来となっています。 甘味を主体にし、濃い味に仕上げた煮ものです。砂糖やみりん、酒、しょう油などを加えて調理するのが一般的です。白米によく合う味付けで、和食好きな日本人に好まれやすい料理だと言われています。 2月25日(金)「大造じいさんとガン」の物語は、かなり昔から5年生の教科書に取り上げられてきました。題名だけを見て、「重い病にかかったお年寄りの話」ととらえる子がいますが、ガンとは鳥の「雁」のことです。ガンの頭領「残雪」と、狩人である「大造じいさん」との間に繰り広げられる生存のための厳しい闘争を通して、大造じいさんの心情が次第に変化していく様子が描かれています。そして、その心情の変化が、物語独特の巧みな情景描写と美しい表現で表されているのが特徴の物語です。 「あかつきの光が、小屋の中にすがすがしく流れこんできました。」や、「東の空が真っ赤に燃えて・・・」など、場面ごとの大造じいさんの心情がうまく情景描写に重なる部分があります。1組の教室では、残雪が仲間を助けようとハヤブサと戦って傷つき、それでも大造じいさんを正面からにらみつけるという、物語の最大の山場について考えさせていました。「ただの鳥に対しているような気がしませんでした。」という言葉は、大造じいさんのどんな心情を表しているのかという問いに対して、グループごとに意見を出し合って考えていました。(写真上) ところで、この物語の作者は 椋 鳩十(むく はとじゅう)さんです。日本における動物文学の代表とされる作家でした。「片耳の大シカ」や「月の輪グマ」など、動物の出てくる物語をたくさん残しました。私がぜひお薦めしたいのが、「マヤの一生」です。昔、クラスの子ども達に読み聞かせをしたことがありました。愛犬マヤのエピソードと、戦争への悲しみを感じさせる物語です。 一方、2年生は、国語の時間に「すてきなところをつたえよう」という学習をしています。「書くこと」を中心にした単元で、1年間を振り返り、友達のすてきなところを見付けて、そのことを手紙に書いて伝えるという学習です。 改めて「友達のすてきなところは?」と聞かれても、最初はなかなか見つけることができません。しかし、学校生活での様々な場面や何気ない行動・言葉に着目させると、いろいろな気づきが見えてきます。「姿勢がよい」、「サッカーやなわとびが上手」、「本をよく読んでいる」、「あいさつの声が大きい」、「やさしい」等、いろいろな良さを見付けることができました。 次に、それらのメモを基に、「始め・中・終わり」に分けて手紙を書きました。1組では、下書きをして先生に直しを見てもらってから、いよいよ清書に取りかかっていました。大人でもそうですが、人の良いところや素敵なところを手紙にするのは、心がとても穏やかになる瞬間です。優しい気持ちにあふれた子ども達だなと思いました。(写真中) 1年2組の教室で、タブレットを使って漢字の学習をしていました。自分の課題(漢字ドリルや計算ドリルなど)が終わった子から、タブレットを使って自主学習をする時間としていました。 タブレットに入っているミライシードのドリルパークを使うと、様々な教科の個別学習ドリルを行うことができます。一問一答式になっているので、回答してすぐに正解か誤りかが分かり、フィードバックしてやり直すことができます。朝学習や宿題、自主学習に適したドリル学習を、一人で進めていくことができます。 毎回取り組んだことが全て記録されていくため、誰がどこまで進んだかを先生が把握することもできます。また、先生が作成した問題を子ども達に送って回答させることもできます。 漢字の学習では、背景に沿って画面を手書き(あるいはタッチペン)でなぞっていきます。書き順を正しく覚えるために、一画ずつピンク色に変わってなぞる場所を示してくれます。同じ漢字を繰り返し練習した後、背景なしの枠に自分で書き、テストが行われます。合格するとポイントがたまり、次の問題に進めます。(写真下) 漢字では、「はね」や「とめ」、あるいは「突き出る」、「突き出さない」というところも重要です。このドリルパークでは、漢字の判定基準のレベルを設定することができるようになっています。低学年には少し甘い基準に設定し、高学年ではきちんと形が書けていないと不正解になる設定にするというように使うことが可能です。 家庭でも、たくさんの子ども達が自主的にドリルパークに取り組んでいます。お子さんのタブレットをぜひのぞいてみてください。 |
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