音楽会があります。子ども達の歌声と合奏をお楽しみください。29日(金)…児童鑑賞日 30日(土)…保護者鑑賞日

5月12日(水)

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 6年生は、理科の時間に「ものの燃え方」について4月から学習をしてきました。いよいよこの単元の終盤に近付いてきました。ここまで6年生の子ども達は、ものが燃える時には酸素が必要であるということを学習してきています。(ちなみに、酸素は「燃える気体」ではありません。「ものが燃えるのを助ける気体」です。)
 今日は、2組が理科室で「物が燃える前と燃えた後の空気には、どのような違いがあるか」という実験をしていました。集気びんの中の空気に含まれる酸素と二酸化炭素の濃度を調べてから、ろうそくを燃やした後の気体についても同様に調べ、比較する実験です。
 酸素や二酸化炭素の濃度を測るために、「気体検知管」という装置を使います。この気体検知管が教科書に登場してから、もう20年近く経つでしょうか。「小学校の実験で、酸素や二酸化炭素の濃度を測ることができるなんて…」と、当時は大変な優れものとして話題になりました。しかし最近では、手軽に空気中の酸素・二酸化炭素濃度が測定できる機器が安価に出回るようになりました。それも、電源を入れてから、ピッとすぐに数値が示されます。そろそろ旭町小でも実験器具を入れ替える時期に差し掛かっています。
 ところで、空気中には、酸素が21%、二酸化炭素は0.03%含まれています。ろうそくを燃やす前の集気びん内は、当然この値に近い数字になるはずです。気体検知管の使い方の指導の後、班ごとに実験が始まりました。検知管は二酸化炭素測定用(濃度により、2種類を使い分けます。)と酸素用が別になっていて、使用する時にガラス製の検知管の両端を折って使います。それを気体採取器にセットしてハンドルを引くと、検知管を通った気体内の成分が反応して色が変わるという仕組みになっています。(写真上)
 検知管の1本ずつが使い捨てで、さらに酸素用は1本の値段がかなり高いので、年間に結構な予算を使うことになります。(失敗した班があってやり直しの場合、理科主任の顔が曇ります。)
 当然ですが、最初の集気びん内の濃度は、酸素21%、二酸化炭素0.03%の辺りを示しました。問題は、集気びんの中でろうそくを燃やした後の気体がどうなったかです。
 残念ながら、2校時は1年生の生活科の引率があり、続きを見ることができませんでした。そこで、何人かの子に予想を聞いてみました。「ろうそくが燃えるために酸素が使われるから、酸素が減る」というのは、想像がつきます。では、酸素濃度は何%になるでしょうか? 5%や10%と予想した子がたくさんいました。大人もほとんどの方がそれくらい酸素が使われると考えるのではないでしょうか。あるいは0%になると考える人も・・・実際に実験すると、17〜18%位の値になります。(ここで子ども達には、「あれ〜」と言わせたいところです。)空気中の酸素が3〜4%減っただけで、物を燃やすことができなくなるということが分かります。
 酸素濃度が少し減っただけで…というのは、物を燃やす働きもそうですが、われわれ人間に与える影響も大きいものです。標高の高い山に登り、少し酸素濃度が低くなっただけで高山病になってしまいます。
 2校時に1年生が生活科の学習で、上練馬公園に行ってきました。低学年の生活科には、「公園に行こう」という学習があります。1年生の子ども達にとっては、「本当に勉強に行くの?」と思ったのかもしれません。「公園の自然を利用したり、身近にあるものを使ったりして遊びを工夫し、仲間と遊びを楽しむことができる」という生活科の学習目標がきちんと定められています。
 実際に、今日の1時間だけでいろいろなことが勉強になったようです。公園までの交通安全から始まり、生き物への気づき、順番を守って遊具を使うこと、友達と仲良く遊ぶことなど、全てが生活科の学習に結びつきます。(写真中)
 旭町小は、学校のすぐ目の前に大きな公園があるので、学習の場としてもとても便利です。(さらに、光が丘公園も近くにあります。)草むらに、ドクダミの花が咲いていました。「葉っぱを手でこすって匂いをかいでごらん。」と教えてあげました。やってみた子ども達が顔をしかめていました。これも生活科の勉強です。
 5校時に、6年2組の授業観察がありました。体育館で「ソフトバレーボール」の授業を見ました。ボールを使ったネット型のゲームとして、小学校の体育でソフトバレーボールがよく取り上げられるようになりました。ソフトバレーボールは、相手プレイヤーとの身体接触がなく、ボールも柔らかいため、子どもにとっては安心して取り組めるゲームです。また、ラリーを続けるためには、チームの助け合いや支え合いが必要となります。さらに、体育の時間から学級づくりをよりよくしていくための手段にもつながっていきます。
 小学生にとっては、バレーボールのラリーを続けるのはとても難しいことです。体育では、指導時数も限られています。そこで、必要となるのがルールの工夫です。今日の授業では、ワンバウンドまではOKとしてゲームを続けることができるというルールになっていました。今まで練習を重ねてきたこともあり、どの子にも楽しめるゲームが行えていました。(写真下)

5月12日の給食

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献立名           ご飯
              とり肉のバーベキューソース
              小松菜とコーンのソテー
              春雨スープ
              牛乳


一口メモ

 春雨の材料は、様々な野菜の「でんぷん」という成分で作られています。
 今日の給食で使った春雨は、緑豆という豆のでんぷんから作られています。コリコリしていて、煮物やスープにしても、煮くずれしにくいのが特徴です。
 他にも、韓国料理によく使われるサツマイモのでんぷんで作られたものや、日本で作られているじゃがいもとサツマイモのでんぷんで作られたものもあり、それぞれ食感が違います。

5月11日(火)

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 1校時に、2年生がグリンピースのさやむき体験を行いました。生活科の学習に位置付け、学校栄養士さんと学年の先生とで毎年実施しています。
 まず、栄養士さんから、グリンピースについての話をしてもらいました。グリンピースは、エンドウマメの未熟の種子を食用にしたものです。(ダイズの未熟の種子を「エダマメ」として食用にしているのと同様です。)さらに、そのエンドウマメが、いろいろなところに利用されていることを教えてもらいました。
 身近なところでは、「豆苗(とうみょう)」です。栄養士さんが紙袋から豆苗を出して子ども達に見せると、「あっ、見たことある」とか「大好き〜」という声が聞こえてきました。豆苗は、エンドウマメ(グリンピース)の若菜です。ほのかな豆の香りと、シャキシャキとした食感がおいしい野菜で、よくご家庭でも料理に使われているのではないでしょうか。
 豆苗の根元をよく見ると、エンドウマメから芽と根が出ていることが分かります。一度マメの上で切っても、再び芽が伸びてきて収穫することができます。家庭で味わい、さらにもう一度楽しめるという楽しい野菜です。
 続いて栄養士さんから、さやむきの仕方を教えてもらいました。さやのヘタの部分を押すと割れ目ができ、きれいに半分にすることができます。中から、緑色に輝くエンドウマメが行儀よく並んでいるのが見えてきました。
 子ども達の作業が始まると、みんな夢中になってさやむきを行いました。紙を折って作った箱の中に、つやつやに光るグリンピースがどんどんたまっていきました。(写真上)
 最後に、クラス全員でさやむきをしたグリンピースを大きなざるに入れました。みんなでがんばり、たくさんのグリンピースが集まりました。この日用意したエンドウマメは、全部で20kgあったそうです。旭町小の給食は、豊渓中学校との親子給食方式です。ですから、2年生の子ども達は、隣の中学生の分まで全部さやむきをしたことになります。
 今日の給食の「グリンピースご飯」は、2年生の子ども達にとって特別な味わいになりました。給食の様子を見に行ったら、すでにお代わりの分まできれいになくなっていました。
 3校時に、算数少人数指導の視察がありました。区の教育指導課から指導主事の先生にお越しいただき、4年生の算数の授業を参観していただきました。この視察は、区内全小学校で毎年行われています。少人数加配教員と学年担任とで、習熟度別の指導がきちんと実施されているかどうかの確認のための訪問です。旭町小では、3年生以上の学年で、2クラスを3つのコースに分けた習熟度別の算数指導を実施しています。
 今日の4年生の算数は、「わり算のしかたを考えよう」という単元の2時間目として、72÷3の計算の仕方を考えさせる内容でした。クラスによって、授業展開を工夫して指導している様子がよく分かりました。授業の始めにていねいに前時のわり算のおさらいをするクラスや、計算問題をたくさん解かせてから本題に入ったクラスもありました。習熟度別に分かれた集団への指導を生かして、それぞれの先生方が工夫して指導していることが伝わってきました。(写真中)
 5年生は、総合的な学習の時間に「バケツ稲作り」に挑戦していきます。2組では、JAグループに送ってもらったバケツ稲作りセットを配り、準備を始めていました。
 セットには、種もみと肥料、栽培マニュアル、名前シールが入っています。(バケツと土は各自で準備ということですが、旭町小には5年生全員分のバケツがあります。)
 まずは、芽出しの作業から始めました。種もみをプリンカップに入れ、水につけます。発芽には空気も必要なので、水にどっぷりとつけるのではなく、ひたひたになるくらいにします。さらに、毎日新鮮な水に取り替えることで、空気に触れさせていきます。1mmくらいの芽が出てきたらバケツに植え付けることになります。それまでは、教室の後ろのロッカーの上で毎日管理していきます。(写真下)
 秋には、どれだけお米を収穫することができるでしょうか。そして、今日手にした種もみを、またその時期に見ることになります。何気なく見ていた種もみでしたが、中に何が入っていたのか・・・その頃やっと分かるのではないでしょうか。

グリンピースのさやむき(2年生)

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2年生みんなで「グリンピースのさやむき」をしました。
 まずは、グリンピースの栄養やさやのむき方について、栄養士の宮澤先生に話を聞きました。
 そして、いよいよさやむき作業が始まりました。初めは、なかなかうまくむけなくて「むずかしいな。」と口々に言っていた子ども達でしたが、そのうちにとても上手にむけるようになりました。さやの中のグリンピースの並び方を観察したり、においをかいでみたりしながら、さやむき作業に最後まで集中して取り組みました。
 終わった後に大きなザルにたっぷり集まったグリンピースを見て、「みんなが食べる分を2年生が全部むけたね。」「みんなでがんばれてよかったね。」と笑顔で話していました。
給食の時間は、グリンピースご飯を味わいながら、モリモリおいしく食べました。

5月11日の給食

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献立名           グリンピースご飯
              つくね焼き
              五目汁
              牛乳


一口メモ

 今日のご飯に入っているグリンピースは、2年生が1校時に生活科でさやむきをしたものです。
 グリンピースを始め、多くの豆は春に旬を迎えます。生のグリンピースは、とてもみずみずしくて甘く、今しか食べられない味わいがあります。
 2年生がさやむきをした後、給食室で調理員さんたちがていねいに洗って、ご飯と一緒に炊いて作りました。

5月10日(月) その2

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 今日から「大なわ跳び週間」が始まりました。本来ならば、全校児童が中休みに一斉に校庭に出て、クラスごとに大なわをする予定でした。しかし今年は、コロナ対応版で実施することになりました。
 各学年とも、2日間ずつ校庭を使って大なわの記録をとる日が設けられています。(割り当てでない学年は、その日の中休みは室内遊びです。)今日は、6年生と1年生の計4クラスが校庭に出て実施しました。旭町小では、4分30秒間で跳んだ数を記録することにしています。(4分30秒は、競技中に流している曲の長さに相当します。)
 6年生は毎年取り組んできているだけあって、8の字跳びがすいすいと跳べていました。(写真上)どちらのクラスも230回を超えていたようです。しかし、まだまだ記録更新は可能です。途中で何回か縄に引っかかっていました。記録を伸ばすには、まず縄が回り続けることが重要です。
 一方の1年生は、専科の先生方にも入っていただき、縄を動かしてもらいました。1年生は、「大波小波」で跳びます。跳ぶタイミングがつかめずに、ずっと縄の動きを目で追っていた子もいました。1年生も練習次第でグンと上達します。定期的に練習を積み重ねていくと、3学期には上級生と同じ「8の字跳び」で跳べるようになるはずです。
 さて、その1年生は、2校時にアサガオの種まきを校庭で行っていました。アサガオの栽培セットを用意して、先生の指示を一つ一つ確認しながら種まきをしました。
 まず、新品の青いプラ鉢に培養土を入れました。土も一人分ずつビニール袋に入って用意されています。こぼさないように土を入れてから、次に元肥を混ぜます。教材を売る会社も、年々研究を重ねてきているようです。最近は、元肥と追肥用の肥料とを分けてセットに入れるようになりました。
 いよいよ種まきです。平らにならした土の表面に5か所指で穴をあけ、アサガオの種を一粒ずつ入れてそっと土をかけました。(写真中)見ていると結構深めに穴を掘った子もいたようですが、アサガオは丈夫なので、時間がかかってもちゃんと出てくるはずです。最後にたっぷり水をあげていました。
 ところで、なぜ昔から1年生でアサガオを育てるのでしょうか? きっと我々大人の多くも、はるか昔に1年生だった頃、アサガオを栽培していたのではないでしょうか。当時は生活科ではなく、理科であった時代の大人でも…。
 その理由として考えられるのは、成長の様子が分かりやすく、最も育てやすい植物であるということです。(これは私の考えです。)夏に向かって、ぐんぐんとつるを伸ばし、7月頃から花をつけ始めます。花の時期が長く、9月まで咲き続けます。夏休みの時期にも毎日花を咲かせるため、夏休みの宿題にも取り入れやすいということもあります。秋には種がたくさんとれます。種は、細かすぎない程度の大きさです。さらに、花色が豊富で、花びらを使って色水遊びなどができます。・・・こう考えてみると、やっぱりアサガオはいいことづくめなのです。
 一方、4年生は、理科の時間にヘチマとツルレイシの種まきをしました。全員にその成長を観察させていくために、牛乳パックを2つずつ用意して植木鉢代わりに使用していきます。培養土を入れてから、それぞれの種を3粒ずつまきました。(写真下)
 4年生の理科では、季節と生物との関係を調べることが目標の一つになっています。ヘチマもツルレイシも、気温の上昇によって大きく変化する植物です。暑い夏に近づくと、つるをどんどん伸ばして成長するため、教材として用いられています。ちなみに、ツルレイシとは「ゴーヤ」のことです。沖縄地方でツルレイシのことをゴーヤと呼ぶため、その言い方の方が一般的になったようです。

アサガオの種まき(1年生)

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 1年生は、2時間目の生活科の時間に、アサガオの種まきをしました。
 子供達は、今日種まきをするのをずっと楽しみにしていました。「早くアサガオの花が見たい!」と言っている子供がたくさんいます。

5月10日(月) その1

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 全校朝会は、Zoomを使って行いました。
・・・『今日は、まず最初にシルエットクイズです。これは何の動物でしょう。(ニワトリのシルエットを見せる)では、この動物は何でしょう。(ウシのシルエットを見せる)今日は、ニワトリと牛を使った言葉についてのお話をします。中国の昔の出来事からできた言葉(故事成語)に、「鶏口牛後」という言葉があります。「鶏」の字は、ニワトリのことです。「牛」の字は、ウシのことです。「鶏口牛後」というのは、「鶏口となるも牛後となるなかれ」を四字熟語にしたもので、「ニワトリの口になりなさい、ウシのしっぽになってはいけません。」という意味の言葉です。
 ニワトリの口はこの部分にあります。(シルエットに赤い矢印を貼る)ニワトリの体全体の一番先頭にあるのがくちばしのところです。一方、ウシのしっぽはこの部分にあります。(シルエットに赤い矢印を貼る)大きなウシの体全体の一番後のところについています。「ウシのしっぽではなく、ニワトリの口になりましょう」というのは、「大きな集団の中の最後にいるのではなく、小さな集団でよいから先頭に立つことが大切である」ということを意味しています。
 学校生活の中でたとえるならば、こういうことです。いつも学年やクラスで何かをするときに、言われるままに最後からついていく子はいませんか? 自分はこうしたいという考えもなく、ただみんながしているから自分もしようという気持ちで後からくっついていく子です。・・・そういうところを「ウシのしっぽ」と表現しているのです。逆に、グループで話し合う時や係を決めたりする時に、真っ先に班長に立候補したり、進んでみんなをリードしたりして意見を言う子がいます。・・・そういう様子を「ニワトリの口」と表現しています。何でも先頭に立ってリードしていける子がたくさんいたら、どんどん学校全体が良くなっていくことでしょう。全員が少しでもニワトリの口をめざし、ウシのしっぽにならないようにしようと意識することが大切です。
 その他にも、毎日の学校生活の中で、「鶏口牛後」の言葉が関係しているかなと思う場面をよく見かけます。中休みの終わりのチャイムが鳴り、真っ先に遊びをやめて昇降口に向かっていく子がいます。「ニワトリの口」のタイプの子ですね。そうかと思うと、校庭にほとんどの子がいなくなり、最後の方からやっと教室に向かっていく子がいます。「ウシのしっぽ」タイプの子です。
 生活科や理科の時間に、外に出て授業をする時、そして観察が終わって教室に戻る時、自分は「ニワトリの口」のタイプでしょうか、それとも「ウシのしっぽ」タイプでしょうか。どんな場合でも、全員がウシのしっぽにならないようにしようと努力したら、全体がさっとそろうことにつながります。』・・・
 Zoomのつながりが悪く、途中で音声のみで放送することになりました。子ども達にどれだけ伝わったかなと心配になりました。次回の朝会までに、何らかの対策を検討したいと思います。
 Zoomの場合は、画面でいろいろな資料を見せながら話をすることができるので、そういう点では便利です。今日の話は、低学年には少し難しい内容でした。しかし、ニワトリや牛のシルエットを使うことで、少し興味をもたせることができたかなと思っています。
 2階の掲示板に資料を貼ったところ、2年2組の子ども達がさっそく見に来ました。「わたしはニワトリタイプだよ。」と話していました。朝会の話をしっかり聞き取っていたようです。

5月10日の給食

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献立名           ツナトースト
              フレンチサラダ
              コーンポタージュ
              牛乳


一口メモ

 今日のツナトーストには、エッグフリーマヨネーズを使っています。エッグフリーマヨネーズとは、卵を使っていないマヨネーズのことです。
 マヨネーズの材料は、卵・油・酢と塩などの調味料です。旭町小学校だけでなく、卵のアレルギーをもつ人はたくさんいます。卵が入っていないマヨネーズを使うことで、みんなと同じものを食べることができます。そして、みんなで同じものを食べることができると、おいしさもアップすることになります。

5月7日(金)

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 来週木曜日に、1年生は「ソラマメのさやむき体験」を行う予定です。その日の給食の食材でもある旬のソラマメについて学ぶ、食育の学習として実施します。さやからソラマメを取り出し、当日の給食の献立の一つとして調理してもらい、味わうことになります。
 1組では、その事前学習として、「そらまめくんのベッド」という絵本の読み聞かせをしていました。(写真上)この本は、絵本作家の『なかや みわ』さんが作った人気シリーズ「そらまめくん」の中の1冊です。絵がとてもかわいらしく、色合いも内容もすばらしい絵本です。頭に黒いすじがあるそらまめくんの表情や行動が、とてもユーモラスに描かれています。そして、そらまめくんの心の成長から、子ども同士の思いやりの気持ちを育むことができる絵本でもあります。このシリーズは、他にもいろいろあるので、ぜひ手に取ってみてください。
 ところで、このお話・・・途中で、他の豆たちのベッドに寝てみたそらまめくんが、「ちいさい」とか「かたい」と、困り顔のシーンが出てきます。クスっと笑ってしまうほど、何ともかわいらしい表情で描かれています。考えてみると、豆のさやの形は本当に様々です。中でも特別フカフカなのが、そらまめくんのベッドです。また、さらに読み進めると、そらまめくんのベッドがウズラの卵を温めるために使われてしまう場面が出てきます。実際にソラマメのさやの中を触ってみなければ、どれだけふわふわで柔らかいかは分かりません。先生の読み聞かせを聞いていた子ども達は、きっと早く実物のソラマメのさやを触ってみたいと思ったことでしょう。
 3年生は、理科の時間にいろいろな植物の種をまいて育てていきます。先日は、ヒマワリの種を観察していましたが、今日は3年2組の教室で、オクラとダイズの種の観察をしていました。(写真中)
 夏野菜のオクラは、小さな真ん丸の種です。オクラを食べる時に、まだ未熟な状態の種(白い粒)を見ることができます。オクラは、花が咲いた後に実が大きくなるのがあっという間です。数日間、実を取り忘れると、大きく成長しすぎて硬くなってしまいます。さらにそのままにしておくと、茶色く熟したさやの中から硬い種がたくさんとれます。
 一方のダイズは、3年生の子ども達も見たことがあったようです。節分で豆まきをする時の豆は、これを炒った状態のものです。今後育てていくと分かりますが、ダイズを未熟な状態で収穫しているのが「枝豆」ということになります。
 今日から授業観察が始まりました。各学期に1回ずつ、全ての先生方の授業を校長と副校長とで観察し、指導力向上に役立てていくのが「授業観察」です。
 今日は、5校時に5年1組の道徳の授業を見に行きました。「わたしは飼育委員会」という教材を使い、「自分の役割を果たす」という道徳の内容項目について考えさせる授業でした。・・・希望していた委員会に入れず、しぶしぶ飼育委員の仕事をする主人公の話でした。掃除をしていた飼育小屋を見た1年生が、「きれい!」と褒めてくれ、さらに「ありがとう」と言ってくれました。それをきっかけに、自分のしたことで喜ぶ人がいることを知った主人公の気持ちを考えていきます。
 道徳の授業では、授業の後半でいかに一般化するか…つまり、自分の生活場面に結び付けて考えさせるかが重要になってきます。5年生の子ども達にとっては、日常的によくあることではないでしょうか。第一希望になれずに、しぶしぶ希望しない役割をすることになった経験は、誰にでもあるはずです。重要なのは、そこでどの役割もとても大切なものであると考えられるかどうかです。
 掃除の時間でも、ほうきの役割もあれば雑巾がけの役割もあります。給食当番でも、牛乳を運ぶ子がいれば、スープをよそう役割の子もいます。しかし、どれも責任のある仕事としての重さは一緒です。
 1組では、担任の先生がいろいろな子に次々と指名しながら、多くの考えを引き出すように工夫していました。(写真下)

学校のまわり探検(3年生)

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 3年生になり社会科の学習では、方角について学びました。それをもとに、学校の屋上からそれぞれの方角には何があるかを確認しました。
 その後3回にわたり、地図を持って実際に歩いて学校の周りを探検しました。探検する際、3つの観点「・土地の様子」「・建物の様子(お店も含め)」「・交通の様子」に着目し、場所によって様々な違いがあることに気付きました。
 活動したことは、グループ活動ができないため、今後、個々でまとめる予定です。

5月7日の給食

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献立名           ご飯
              豚肉の甘辛みそ炒め
              わかたまスープ
              牛乳


一口メモ

 5月の給食目標は、「食事のマナーを身につけよう」です。
 今は感染症対策で、給食時間中は黙って食べる「黙食」を守っています。これも、今では一つの食事のマナーとなりました。他にも食事のマナーはたくさんあります。各ご家庭では、どのようなマナーに気を付けて食事をしていますか?

5月6日(木)

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 5連休が終わり、子ども達が元気よくまた登校してきました。東京都が緊急事態宣言中であり、連休とはいえなかなか出かけることもできず、がまんの日々が続いたのではないでしょうか。昨日は「こどもの日」でした。低学年の子ども達に聞いてみると、柏餅を食べたり、しょうぶ湯に入ったりした子が多かったようです。(1年生の子で、「ネギのお風呂に入った」と言っていた子がいましたが、ショウブの葉のことだったのでしょう。)
 先月、練馬区より「双方向型オンライン学習の実施に向けて」という通知が学校に届きました。もし臨時休校等があった場合に備えて、配布済みのタブレットPCを使ったオンライン学習のやり方を確認しておくようにという内容でした。臨時休校の可能性は少ないとしても、一人一台配備したタブレットPCを緊急用として使えるように練習しておくことが重要です。1年生用のタブレットPCの配布はこれからになりますが、全教員と2年生以上の子ども達がまず使えるように研修を進めているところです。
 今日は、3年生の教室でオンライン学習の操作方法の指導がありました。副校長先生にも指導に加わっていただき、職員室にいる先生とGoogle meetを活用して画面共有するやり方を試していました。(写真上)使用するのは、あくまでも緊急時に限ってのことになると思いますが、早くそのような心配のない日常に戻ってほしいものです。
 2年生が、ミニトマトの鉢の様子を観察するために外に出てきました。ミニトマトの種をまいたのは先月の22日(木)だったので、ちょうど2週間経ったことになります。細かな種から出てきた芽は、小さな小さな双葉でした。1年前に育てたアサガオとは違い、スラっと尖がった双葉でした。先週までは芽が出ていなかったので、この連休中に発芽したようです。
 ところで玄関前の花壇では、チューリップがすっかり終わり、今度は5月の草花が咲き始めています。ポピーやムギナデシコが茂ってきました。「風薫る5月」とはよく言ったものです。ポピーもムギナデシコも、風に揺れるからこそ花の美しさ、可憐さが際立ちます。(写真中)
 学校の花壇で咲いているポピーは、「カリフォルニアポピー」と呼ばれる品種です。(和名は「花菱草」)オレンジや黄色の鮮やかな花色です。一方のムギナデシコは、背の高いピンク色の花がとても印象的な植物です。細長い葉が麦の葉に似ていることからムギナデシコの名がついたようです。埼玉県鴻巣市の荒川河川敷にあるポピー畑には、無数のポピーとともに、一面ムギナデシコの畑も広がります。そろそろ見頃を迎える時期ですが、今年も遠慮しておくことにします。
 5年生は、新しく家庭科の授業が始まっています。子ども達が最も楽しみにしている調理実習は、今年度もまだ実施できない状況が続きそうです。その代わり、注文してあった裁縫道具のセットが届き、子ども達の手に渡りました。各自で注文した内容のものが入っているかを確かめ、家に持ち帰って名前を書いてくることになりました。縫い針や待ち針、指ぬき、チャコペンなど、どれを見ても使うのが楽しみになってくるものばかりのようでした。(写真下)
 中には、中学や高校に兄弟がいる子でしょうか…。裁縫セットをすでに譲り受けていて、基本セットのみを購入した子もいたようです。

5月6日の給食

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献立名           中華おこわ
              小松菜とひじきのナムル
              肉団子入り野菜スープ
              抹茶ゼリー
              牛乳


一口メモ

 今日は、連休中にあった2つの日に合わせた献立です。
 5月1日は、「八十八夜」でした。節分の翌日の立春から88日目のことを言い、お茶の新芽をつんで新茶を作る季節を表しています。それにちなんで、デザートに抹茶を使ったゼリーを作りました。
 また、昨日の5月5日は、「こどもの日」でした。ちまきや柏餅を食べたり、こいのぼりや兜を飾ったりして、子どもの健やかな成長を祝うとともに、子孫繁栄を祈る日になっています。今日のご飯は、ちまきの中身としてよく用いられる中華おこわにしました。

4月30日(金)

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 2年生は、国語の時間に「ともだちをさがそう」という学習をしています。国語の「話すこと」と「聞くこと」の学習単元です。
 教科書の絵には、遊園地で遊んでいるたくさんの子どもが描かれています。今日は、CDで迷子の案内の放送を聞き、絵の中からその子を探すという学習をしていました。迷子になった友だちを探すためには、大事なことを落とさずに話を聞くことと、要点をメモすることが必要になります。
 どんな洋服を着ているのかということや、手にアイスクリームを持っているということなどがヒントとなり、絵の中から無事に迷子になった子を探すことができました。(写真上)話を聞きながらメモをとるということは、2年生には難しい学習です。しかし、今後は生活科の学習などで地域に出かけてインタビューをする機会も出てきます。これからも、様々な学習の中で「聞くこと」を意識させるとともに、「大事なことをメモする」習慣をつけさせていきます。
 6年生は、社会科の時間に政治の仕組みについての学習をしています。小学校で昨年度から始まった新学習指導要領では、政治の働きへの関心を高めるようにすることを重視して、政治、歴史、国際の順に学習を進めるように示されました。2年前までは、6年生の社会科は、1,2学期はまず「日本の歴史」から指導するのが定番でした。しかし、昨年度より、まず「ともに生きる暮らしと政治」という単元から始めるようになっています。
 今月は、日本国憲法について学んだり、国会や内閣、裁判所のはたらきについて学習をしてきました。今日は、2組で税金のはたらきについて調べる学習をしていました。一口に税金と言っても、いろいろな角度から調べる必要があります。税金の種類やその集め方、さらには使われ方など、子ども達は資料集やタブレットPCを使って詳しく調べていました。(写真中)
 消費税については、6年生の子ども達はよく知っています。お店で品物を買う時に、自身も払っているからでしょう。しかし、所得税や住民税など、家の人達が普段どのような税金を払っているのか、またそれらのお金がどのようなことに使われているのかは、初めて知ることばかりです。6年生には、来月末に「租税教室」の出前授業を予定しています。税務署の方々に来ていただき、税金の仕組みについて分かりやすく指導していただきます。
 3年生は、算数の時間に、今日から新しい単元に入りました。「同じ数ずつ分けるときの計算を考えよう」というわり算の学習単元です。今まで1年生では「たし算」と「ひき算」、2年生では「かけ算」を習ってきました。3年生ではそれらに加えて、新しく「わり算」を学習することになります。
 わり算には、等分除と包含除という2種類のわり算があります。普通、等分除の方が分かりやすいので、それを先に学習します。「クッキーが12個あります。3人で同じ数ずつ分けると、一人分は何個ですか。」・・・ある数を均等に分け、一人分の数を求めるのが「等分除」です。授業では、具体物のおはじきを3人に1個ずつ配りながら考えていきました。(写真下)
 一方、「クッキーが12個あります。3個ずつ分けていくと、何人に分けられますか。」・・・全体をいくつかずつに分けていくことを「包含除」と言います。どちらも「12÷3=4」ですが、わり算の意味が違ってきます。この違いを3年生に理解させるのは難しいところであり、先生方の指導の見せ場となるところです。来週以降、指導していきます。

4月30日の給食

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献立名           ピザトースト
              ポトフ
              2色ゼリー
              牛乳


一口メモ

 パンを作るには、普通塩を入れますが、今日給食で使った食パンには入っていません。
 塩は、人間が生きていくために必要なものですが、摂りすぎると体によくありません。子どもの頃からしょっぱい味に慣れてしまうと、大人になってから薄味の食事ではもの足りなくなってしまいます。
 また、濃い味のものばかり食べていると、病気を引き起こす原因にもなります。給食では、塩の量にして2グラムほどに収まるように工夫して献立を立てています。

4月28日(水)

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 2校時に、3年生の町探検がありました。3年生は、社会科の時間に、自分たちの住んでいる地域についての学習をしています。そこで、町探検として学校周辺の道路を歩き、実際に自分の目で地域の様子を調べるために外に出ました。
 今日は、学区域の南東方面の探検をしました。地区班では、「あおば」や「やまびこ」の子ども達が住んでいる辺りです。探検ボードに学区域地図を挟み、水筒を持って出発しました。途中、新緑におおわれた光が丘公園の北口付近を通ったり、団地の公園で一休みしたりしました。また、大きなマンションの建設予定地なのか、看板に囲まれた場所も通りました。住宅のたくさんある地域ということが分かったとともに、上り坂や下り坂があちこちにあることも感じることができました。(写真上)
 安全に気を付けて歩くことや、学年としての集団行動を身につける訓練にもなりました。実際に自分の足で歩き目で見てくると、地域の様々な様子に子ども達は気が付きます。私はもっぱら、バラやクレマチスがきれいに咲き始めた家の様子ばかりに目が行きましたが…。
 3年生の町探検は、あさってと来週の金曜日も行う予定です。今度は、学校の北側や西側を探検に行きます。
 5年2組で書写(毛筆)の授業がありました。5年生になり、「ふるさと」の文字に続き2回目となる今日は、「成長」の二文字に挑戦しました。筆順と字形の関係を理解し、穂先の動きと点画のつながりを意識して書くことをねらいとした教材です。毛筆では、縦画と横画の始筆同士が付く時は、先に書いた画の筆の入りが出るようになっています。それだけに、正しい筆順で書くことが重要になります。また、正しい筆順は、文字を整えて書くためにも大切なことです。
 まず、「成」の書き順をクラス全員で確認しました。(写真中)なんと、ほとんどの子ども達が間違えて覚えていたようです。1画目から違っていた子がたくさんいました。1画目は、左払いの縦画です。(大人でも間違える人が多いです。)2画目は、それに始筆が付く横画です。さらに3画目が違っていた子もいました。2画目に交差する画を3画目と思っていた子が何人かいました。(これは4画目)3画目は、1画目の途中から書く「折れ」と「はね」のある画です。さらにさらに、5画目と6画目を逆にしていた子も…。5画目は右斜めの画(大きくはねる)、6画目は点です。なんと書き順の間違いが多い漢字なのでしょう。
 では、「長」の字の書き順は大丈夫でしょうか? 1画目は、縦画から始まります。その後、横画が4本続きます。
 1年2組で、こいのぼりの色ぬりをしていました。クレヨンでいろいろな色を使い、とてもていねいにぬっている子がいました。うろこの一つ一つまで、全体の色合いを考えてぬっていたようです。(写真下)今後切り取って、どんな飾り方をするのか楽しみです。
 こいのぼりと言えば、5月のカレンダーに替える日が近づいてきました。昔に比べて、こいのぼりを揚げている家が少なくなったように感じます。土日はいつも、自分の家の近くの土手の上を散歩しています。土手の上は、富士山や自分の住んでいる町(と言っても、田んぼや畑ばかりですが…)が良く見えます。昔はこの時期になると、あちこちにこいのぼりが揚がっていたのになと思います。自分の家もそうですが、はるか昔に使っていたこいのぼりは、タンスの上の箱の中で眠っているのではないでしょうか。

離任式

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4月28日(水)5校時、離任式を行いました。当初は校庭での式を予定していましたが、新型コロナウイルス感染予防としてZoomを活用して行いました。
代表児童が、離任された教職員の方々に対して、思いを込めた手紙を読み、花束を渡しました。とても感動的な式になりました。
式後には、離任された教職員の方々が教室を回り、短時間ではありますが懐かしい子ども達の顔を見ることができました。

4月28日の給食

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献立名           ご飯
              豆腐ハンバーグ
              新じゃがのおかか煮
              かぶの和風汁
              牛乳


一口メモ

 新じゃがいもは、冬場に植えられて、3月から6月にかけてとれるじゃがいもを言います。皮が薄く、水分が多く含まれています。
 新じゃがいもと言っても、実はスーパーなどで一年中見かけるじゃがいもと同じものです。じゃがいもは普通、春に種イモを植えてから、秋に収穫して貯蔵しておき、一年中食べられるように少しずつ出荷されています。

4月27日(火)

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 5年生は、学年で音読集「やまびこ」という教材を購入して使っています。音読の宿題としても利用しているようです。1校時に、2組で音読集から「北の春」という丸山薫さんの詩を取り上げて授業をしていました。(写真上)丸山薫さんは、日本を代表する詩人で、たくさんの詩を残された方です。
 「北の春」という詩は、北国の春の様子を力強く、そして温かく表現した詩です。雪に閉ざされた長い冬が過ぎ、めくるめくような春の訪れの喜びを感じ取ることができます。梅の花が咲き、桜のつぼみが膨らんで…という都会の春の訪れも良いものですが、雪国に住んでいる人の春の到来は別格です。これは、実際に雪国に住んでみなければ分からないでしょう。何か月も雪におおわれた冬の生活が、どれだけ人々に大変な思いをさせるのかは、経験した人にしかわかりません。
 私は、高校を卒業するまでの18年間を新潟県上越市(旧高田市)で過ごしてきたので、冬は毎年雪との戦いでした。「北の春」の詩に出てくる雪解け水の「沢鳴りの音」や、「緩みかけた雪の下から 一つ一つ木の枝がはね起きる」といった表現は、東京に住んでいる人たちにどう説明したら分かってもらえるでしょうか。それらの一つ一つが、雪国に住む人たちとって、春の喜びにつながっていくのです。
 この詩の最後の連に、「朝早く 授業の始めに 一人の女の子が手を挙げた −先生 つばめがきました」と書かれています。さわやかさとともに、のどかな田舎の学校風景を感じさせてくれます。5年生の保護者の方は、ぜひお子さんからこの詩集を借りて読み味わってみてください。
 ところで、国語の学習は、まず「読むこと」が基本となります。どの学年にも、毎日音読の宿題が出されいるのではないでしょうか。音読とは、声に出して読むことです。黙読する読書とは違う、大切な国語の力が身につきます。自分の声が耳にフィードバックし、内容理解がより進みます。算数の文章題が分からない時に、問題文を音読させると良いと言われるのはそのためです。
 一方、5年1組は、家庭科室に初めて入って授業をしていました。家庭科室の使い方や、授業で使う道具について学んでいました。家庭科室には、ミシンや調理器具など、家庭科の授業で使用する様々な道具があります。本校の家庭科室は、北校舎1階の奥まったところにあるので、初めて部屋に入ったという子もいたようです。
 授業の後半には、お茶の入れ方についても学習しました。現在は、調理実習ができない状況のため、実際のお茶入れの道具を触ってみるだけの「エアーお茶入れ実習」となりました。
 やかんに人数分の水を入れてお湯を沸かすことや、茶筒から班の人数分の茶葉を急須に入れるやり方、そして急須にお湯を入れてしばらくしてから湯飲みに均等の濃さになるように注ぎ分けるまで、正しいお茶の入れ方を確認しました。実際に茶葉やお湯が入った実習になると、なかなか簡単にはいかないはずですが、おおよそのやり方を理解することができたようです。(写真中)
 ご家庭で、熱い日本茶を飲むことがあるでしょうか? 子ども達の何人かに聞いたところ、急須が家にあるかどうかも分からないという子がほとんどでした。ただ、「おばあちゃんの家ではよくお茶を飲んでいる」と答えていました。最近は、「お茶」と言えば、ペットボトルの冷たいお茶を指す言葉になってしまいました。家族でお茶菓子と一緒に熱いお茶を飲んだり、お客さんにお茶を出したりする機会が減ってきています。家庭科の調理実習ができるようになったら、正しいお茶の入れ方の実習を行わせたいと思います。また、家に急須があるご家庭は、ぜひお子さんにお茶の入れ方をやらせてあげてください。
 3年生は、理科の時間に「植物をそだてよう」という学習をしています。種から植物を育てて、季節ごとに成長する様子を調べていく学習です。いくつかの種類の植物を育てていきますが、今日は1組で種の観察を行っていました。ヒマワリとホウセンカの種でした。
 ヒマワリは種としては大きい方ですが、子ども達にとっては「こんな小さな種から、大きなヒマワリの花が本当に咲くのかな?」と不思議そうな様子で観察していたようです。(写真下)
 夏に花が咲く植物は、このゴールデンウィーク前後が種まきの適期です。20度以上の暖かい日が続くと発芽しやすくなります。ヒマワリは、直根性の植物なので、植え替えをあまりしないように育てた方が良いです。(畑に直まきする方が良い)最近は、手ごろなサイズのミニヒマワリが人気です。寄せ植えなどにも使えて、ガーデニングへの需要が増えてきました。

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