1月24日の給食鮭の塩焼き ひじきの炒り煮 むらくも汁 牛乳 一口メモ 1月24日から30日は、「学校給食週間」です。 学校給食は、明治22年に山形県鶴岡町(現・鶴岡市)の大督寺というお寺の中に建てられた私立忠愛小学校で始まったと言われています。当時、お弁当を持ってくることができなかった子ども達のために、無償で昼食を用意したことが、日本における学校給食の起源とされています。おにぎりと焼き魚と漬物の給食を提供したそうです。 その後、大正12年に学校給食は、児童の栄養改善のための方法として国から奨励されるなど、徐々に広まりをみせていきました。しかし、戦争による食料不足などを理由に中止せざるを得なくなってしまいました。 やがて戦後になると、食糧難のため児童の栄養状態が悪化し、国民の要望が高まったことで学校給食が再開されました。さらに昭和29年には「学校給食法」が成立し、学校給食は1日に必要な栄養素の約3分の1がとれるように、バランスを考えながら作られるようになりました。 方言の授業(5年生)
1月21日(金)2・3校時、講師に説 寿弘先生をお招きし、方言の出前授業が行われました。
方言について、子供たちはある程度の知識はあったようですが、地域によって大きく違うことは知らなかったようです。その違いにとても驚いていました。 授業は、説先生が札幌、宮城、広島、石川、鹿児島(奄美大島、喜界島)の詩を読み、言葉の意味がわからないところに線を引くというものでしたが、児童のプリントにはびっしり線が引かれていました。意味がわかると、「なるほど!」、「おもしろい!」という声が次々に上がりました。普段、共通語しか使っていない子供たちは言葉の幅の広さ、おもしろさを感じることができたようです。 また、説先生の故郷である喜界島の話に子供たちは興味津々でした。東京では感じることができないような自然に溢れた風景の写真やエピソードに、喜界島のことだけでなく日本各地のことをもっと知りたいと興味を高めていました。 ※フェイスガードをつけて授業が行われました。 1月21日(金)来月16日(水)に、全校での今年度最後の行事となる「6年生を送る会」があります。その中に「各学年からの出し物」があり、卒業する6年生に感謝の気持ちを込めた出し物を行うことになっています。2年生は、6年生に感謝のメッセージを伝えた後、自分たちががんばる姿を見せてお祝いの気持ちを表すことにしました。 しかし、今年もコロナ禍のために、全校児童が一堂に集まることができません。そこで、学年の出し物をビデオに収録し、送る会の当日に各教室で見てもらうことにしました。先生がギャラリーに上がり、ビデオカメラを構えて撮影していました。本来だったら、6年生の前で踊って見せたいところです。感染状況がまた厳しくなってきた最近では、こういう対応も致し方のないことです。 5年生の国語「方言と共通語」の学習に合わせて、方言の授業がありました。出前授業の講師として、説 寿弘 先生に来ていただきました。説先生は、昨年まで区内の幼稚園の園長先生をされていました。そして、さらにその前は、開進第一小学校の校長をされていて、その時の副校長が私でした。 鹿児島県の喜界島のご出身で、方言だけで話をされると、「何語?」と思うくらい何を話しているのかさっぱり分かりません。授業では、方言の話だけでなく、喜界島の自然や子どもの頃の話まで、次々と楽しいお話をしていただきました。 特にすごかったのは、サトウキビの実物を持ってきて、実演して見せていただいたことです。子ども達の目の前で自らの歯を使い、バリバリと皮をむく「すご技」を披露していただきました。これは、子どもの頃からおやつ代わりにサトウキビをかじっていた島の人だからできるすご技です。決して我々は真似をすることができません。(歯がボロボロになるでしょう。)竹のように固いサトウキビの皮を歯でむき、中身の繊維質を口に含んで甘い汁を吸う姿は、野獣のようにさえ見えました。 今回は、各クラスで手品も披露していただきました。私が副校長の時に3年間ご一緒させていただきましたが、その頃から先生の得意技でした。よく、校長室に子ども達を集めて手品を見せていました。また、夏休み中に研修会にまで出かけ、技を磨かれていました。(どこまでも研究熱心な先生です。)今日の手品の様子を見ていると、当時よりも格段に自信をつけられたように思います。(写真中) 5校時に、1年2組で外国語活動の授業が行われていました。「たべものにしたしもう」という内容で、ALTのダニア先生から英語での食べ物の言い方を教えてもらいました。 ホットドッグやハンバーガー、サンドイッチは、日本語での発音とアクセントなどに違いがあります。他にも、子ども達が大好きな「フライドポテト」の絵が出てきました。英語では、「Fried potato」ではなく、「French fries」になります。さらに味噌汁は、「Miso soup」で、おにぎりは「Rice ball」と教えてもらいました。(写真下) 昨日は、2年生の外国語活動の研究授業がありました。来月は、1年2組で研究授業が予定されています。後ろのロッカーの上にビデオカメラがセットされていました。今日の授業を録画していたようです。後で分科会の先生方に見てもらい、今後の指導に生かしていくためなのでしょう。本校の先生方も研究熱心です。 1月21日の給食ココット焼き オニオンスープ 牛乳 一口メモ 日本人は、1年間に300個を超える卵を食べていると言われています。 卵は、体をつくるたんぱく質や、ビタミンC以外のほとんどのビタミンが含まれています。その栄養の豊富さから、「完全栄養食品」ともいわれています。 卵の黄身の色は、親鳥であるニワトリが食べた餌の成分によって色の濃さが変わります。黄色いのはカロチノイドという色素のためで、とうもろこしやパプリカの配合が多いと濃いオレンジ色になり、飼料米の配合が多いとクリーム色になります。ただし、卵の栄養価に違いはありません。 1月20日(木)まずは、鉛筆で下書きをしました。年末年始の書き初めで、何度も自分の名前を練習してきたこともあり、みんなとても上手に書けていました。書き終わったら、担任の先生に点検をしてもらいました。展覧会に出品する絵につける名札です。枠いっぱいに大きく書かれていなければ、自分の作品を見つけてもらえません。もう一度大きく書くように、やり直しをすることになった子もいました。 最後は、名前ペンで清書してから作品に貼りました。先日、展覧会のプログラムが配られました。1年生の平面作品は、「おしゃれなカラス」です。2学期に何週間にも分けて、ていねいに製作してきた力作です。カラスは黒い体をしていますが、「おしゃれ」なだけに、とてもカラフルな羽がついたカラスに描かれています。当日をお楽しみに…。 音楽室から、きれいなソプラノの歌声が聞こえてきました。「旅立ちの日に」の歌をピアノを弾きながら先生が歌っていました。子ども達は、歌集を見ながら口ずさんでいました。いよいよ卒業式に向けた歌の練習のスタートです。(写真中) この歌は、今から30年ほど前に、埼玉県の中学校の教員によって作られた合唱曲です。作詞は当時の校長で、作曲は音楽の先生が行いました。しばらくはその中学校だけで歌われていましたが、やがて周りの学校、全国の学校へと広がり、卒業ソングの定番として認知されるようになりました。 この曲を聴くと、いよいよ卒業式が近づいてきたなという感じがします。呼びかけの最後に卒業生が「旅立ちの日に」を歌うと、会場内で多くの人がそっと涙を拭う姿が見られるものです。6年生の子ども達は、まだそういう気持ちからは遠いようです。しかし、しっかり歌い込んでいくうちに、じわじわと「卒業」が実感できるようになってくるでしょう。 一つ心配なことは、卒業式当日に歌うことが可能かどうかです。感染者数が急激に増え、学校での活動にもそろそろ制限がかかりそうです。 5校時に、2年2組で外国語活動の研究授業がありました。低学年に外国語活動の授業をしているのは、旭町小の特色ある教育の一つです。(通常の学校では、3年生から外国語活動が始まります。) 今日の授業では、好きなスポーツのたずね方や答え方を練習し、友達同士でコミュニケーションを図る活動を行いました。体を使って会話を楽しむ姿が、低学年の外国語活動にぴったり合っているとともに、とてもかわいらしく感じられました。何よりも子ども達が、外国語活動を楽しみながら取り組んでいるということが感じ取れる授業でした。(写真下) 感染症対応のために、今回の研究授業も教室内に入る教員の数を減らしています。他の先生方は、別の教室からライブ配信を通じて参観していました。 1月20日の給食卵入りキムチスープ ぶどうゼリー 牛乳 一口メモ ビビンバとキムチは、韓国の料理です。キムチには唐辛子が入っています。唐辛子に含まれるカプサイシンという成分は、血の巡りがよくなり、体を温めるはたらきがあります。 キムチといえば、唐辛子の入った辛い漬物というイメージがあるかもしれません。しかし、韓国には、唐辛子を使わないキムチもあるそうです。 1月19日(水)1校時に、1年1組の子ども達が中庭にやってきました。生活科の「きせつとなかよし ふゆ」の単元に、「ゆきやこおりであそぼう」という学習があります。年明けの寒波の影響で、中庭の池には毎日氷が張るようになりました。1,2学期は、メダカやオタマジャクシの観察で中庭の池を利用してきましたが、冬の時期も生活科にとって欠かせない場所となっています。 氷が張ってキラキラと光る水面を、最初のうちはのぞき込むように観察していました。「触ってみてごらん」という先生の言葉に、子ども達は恐る恐る手を伸ばしていきました。冷たい、硬い、つるつる、ごつごつ・・・手にいろいろな感覚が伝わってきます。(写真上) やがて一人が氷を砕いてつかみ取ると、次々と池の中から氷を持ち上げ、手に取る子が増えてきました。厚さが2〜3センチ以上もある氷に、みんなびっくりしていました。 冬の間は中庭にほとんど日が差さないため、きっとすぐにまた氷が張ることでしょう。バケツに水を入れて、一晩外に置いておくだけでも氷を作ることができます。雪で遊ぶには天気次第となりますが、氷や霜で遊ぶのは今の時期がチャンスです。 6年生は、理科の時間に「私たちの生活と電気」の学習をしています。電気は、生活の中のいたるところで使われていて、子ども達にとっても身近なものです。今までの理科の学習では、乾電池を使って豆電球の明かりをつけたり(3年生)、モーターを回転させたり(4年生)してきました。 今日は、2組の教室で「つくったりためたりした電気は、乾電池の電気と同じようなはたらきをするのだろうか」というテーマで実験をしていました。「作る電気」として、手回し発電機を使います。ハンドルを回すと発電し、豆電球をつけたりモーターを回転させたりするための電気が生じます。手回し発電機は、災害用のライトやラジオに使われています。また、自転車のタイヤの回転でライトを点けるのも同じ原理です。(写真中) もう一つ、「作る電気」として、太陽電池(光電池)を使います。太陽光や電灯(保健室から健診用のライトを借りて教室に用意していました。)をあてると、やはり豆電球をつけたりモーターを回すことができます。 一方、「ためる電気」の実験には、コンデンサーを使います。手回し発電機にコンデンサーをつなぎ、しばらくハンドルを回すと、充電することができることを確かめました。コンデンサーは、スマートフォンやタブレットを始め、ほとんどの電化製品に使われている電子部品です。手回し発電機とともに、小学校の理科の実験で扱うようになり、もう10年以上になります。一方、光電池は、以前は4年生で学習していました。昨年度の教科書から、6年生で扱うことになっています。 3年生は、これから総合の学習の時間に「安全マップづくり」に取り組んでいきます。4校時に、学年全員がタブレットを持って体育館に集合し、これからの学習の進め方についての指導を受けていました。 安全マップは、自分たちが普段使っている道路を調べ、危険個所を地図に書き込んでいく学習です。危険個所とは、交通安全にかかわる場所や、不審者に遭いやすい場所をいいます。今後、実際に外に出て、道路を歩きながら調べていくことになりますが、室内でも道路を確認する良い方法があります。Google マップの「ストリートビュー」を使う方法です。 体育館では、最初にタブレットを開き、「ストリートビュー」の使い方を子ども達に指導していました。ストリートビューは、世界中の道路沿いの風景をパノラマ写真で提供するGoogleのインターネットサービスです。地図からクリックすると、旭町小の正門前の道路がすぐに現れました。向きを変えたり、道路を進んで場所を変えていくことができます。(写真下) このストリートビューを作成するために、日本中の道路という道路を撮影しているGoogleの地道な努力があります。グーグルカーと呼ばれる、車の上に天球カメラを搭載した車があちこちを走っているそうです。私は、一度だけその車に出会ったことがあります。(コンビニの駐車場で休憩してました。) 1月19日の給食ししゃもの明日葉揚げ ほうれん草ともやしのごま和え じゃがいもの味噌汁 牛乳 一口メモ 毎月19日は、「食育の日」です。今月は、東京都の島である「八丈島」の特産品の明日葉(あしたば)を取り入れた献立を考えました。明日葉の粉をししゃもにつけて油で揚げています。 明日葉は、「今日採っても明日には芽が出てくる」と言われるほど生命力の強い植物です。そのため、「明日の葉」と書いて「あしたば」と呼ばれるようになりました。 1月18日(火)まず、日本の伝統的な遊びについて描かれた絵を見て、どんな遊びなのか、知っていることや自分たちの経験したことを話し合います。そこから日本に伝わる遊びのよさについて考えさせていき、日本や郷土への愛着を深め、親しみをもって生活しようとする心情を育てていきます。 伝統的な遊びとして、お手玉やあやとり、福笑い、メンコ、竹とんぼ、ヨーヨーなどの絵が提示されていました。ちょうど生活科の昔遊びの学習でも体験しているところなので、子ども達にはなじみのあるものばかりでした。(写真上) 授業の後半は、みんなでカルタをして遊びました。使ったのは、昔ながらの「いろはかるた」です。江戸時代後期に始まったといわれるカルタの一種です。いろは四七文字に「京」の字を加えた四八字を頭にして、様々なことわざの内容が絵になっています。「い」は、「犬も歩けば棒に当たる」、「ろ」は、「論より証拠」、「は」は、「花より団子」です。確かに、昔はカルタ遊びを通じてことわざを覚えたものでした。 先日は、6年生の「ナップザック」作りについてお伝えしましたが、今日は5年生の家庭科作品の紹介です。5年生は、2学期から「トートバッグ」の製作に取り組んできました。1学期から家庭科の学習が始まり、裁縫道具の使い方を練習してきました。また、2学期からはミシンの使い方を覚え、それらを応用してトートバッグ作りをしています。 今日は、まずバッグの袋の口の部分を、ミシンでぐるっと一周縫うことに挑戦していました。布を3つ折りにしてアイロンがけをしてからミシンをかけます。真っすぐにそろえてミシンをかけていくのが難しそうでした。 さらにそれが出来上がった子から、持ち手となるテープを取り付けました。テープは、丈夫に取り付けるために、下向きにして縫ってからテープを上向きにして、さらにもう一度縫います。この部分にもミシンを使うため、子ども達には更なる集中力が必要になりました。黙々と取り組む姿が見られました。(写真中) 展覧会が再来週に迫ってきました。それまでに何とか…と、先生達にも少しずつ緊張感が表れてきたようです。展覧会の会場では、ぜひ持ち手のテープの縫い目にも注目してご覧ください。 3年生は、社会科の時間に昔の道具について調べています。2組では、タブレットPCを使っていろいろな昔の道具類を検索して調べていました。 昔のテレビについて調べていた子がいました。昭和30年代頃までは、今のようなカラーではなく、白黒テレビでした。また、現在のような薄い画面ではなく、ブラウン管方式の箱型のテレビでした。そして、チャンネルはダイヤル式です。 洗濯機を調べていた子がいました。洗濯機は、時代によって様々ですが、昭和の後半は二槽式の洗濯機が一般的でした。洗濯槽と脱水槽が別々になっているのが二槽式洗濯機です。その後、全自動洗濯機に変わっていきました。しかし、意外に現在でも二槽式は根強い人気で、査定額が高くつくそうです。 昔のミシンを調べていた子がいました。電動になる前の「足踏みミシン」です。(写真下)私が子どもの頃、自分の家にもありました。とてつもなく大きくて重くて、現在なら置き場に困ることでしょう。足でペダルをパタパタと踏むとベルトが回り、ミシンの針が上下する仕組みです。面白そうで動かしてみたくなりますが、子どもが触ると叱られたものです。 たてわり班遊び(5年生)
1月18日(火)中休みにたてわり班遊びが行われました。今回から6年生に代わり、5年生がリーダーを務めました。
リーダーとして、はじめて望むたてわり遊びということもあり、遊びを企画する際には、「1年生から6年生までの全員が楽しめる内容にしたい」と意気込み、みんなを楽しませようと一生懸命遊びを考えていました。当日の段取りをシミュレーションしながらワクワクした様子で話し合っていました。 当日は少し緊張している様子も見られましたが、みんなをまとめ、たてわり班遊びをやり遂げることができました。 反省では、「もう少し大きな声で説明ができたらよかった」、「準備を早くし、遊ぶ時間を長くとれるようにしたい」など、次のたてわり班遊びに向けて頑張ろうとする姿勢が見られ、感心しました。 1月18日の給食3色サラダ マカロニ豆乳シチュー 牛乳 一口メモ 今日のシチューには、マッシュルームが入っています。マッシュルームは、世界中で最も多く食べられているきのこです。 明治時代にヨーロッパから伝わり、日本での人工栽培が始まりました。マッシュルームには、白や茶色などいろいろな品種があります。 新鮮なものは、生でも食べられるのが特徴です。生のマッシュルームは香りが豊かで、コリコリとした食感が楽しめます。加熱することで壊れてしまう栄養もあるため、生で食べる方がムダなく栄養が摂れます。 1月17日(月)「いか」の上に「す」をつけると「すいか」になり、間に「る」を入れると「いるか」になります。さらに、下に「だ」を増やすと「いかだ」という言葉ができます。教科書には、それぞれの絵がヒントとして描かれているので、子ども達はすぐに分かったようです。さらに応用して二文字を増やしたり、濁点( ゛ )をつけたりして変身させていくと、子ども達はいろいろな言葉を見つけていきます。 ところで、「いかだ」は1年生にはなじみのない単語なのでしょうか。「知らない」という子が何人かいました。確かに、本物のいかだに乗ったことがある子はいないでしょうし、なかなか見る機会もありません。テレビや本の中で見たことがある程度でしょうか。子ども達は、日々たくさんの語彙を獲得していきます。テレビや本、マンガなどから得る言葉も大切ですが、様々な経験や親子の会話を増やすことによって言葉を獲得させていくことも重要です。 6年生は、国語の時間に「メディアと人間社会」という説明文の学習をしています。昨年改定になった教科書から新しく入った教材で、作者は池上彰さんです。教科書には、ご本人の写真も載っています。(写真中) 池上さんについては、テレビにも多く出演されている方なので、子ども達もよく知っているでしょう。元NHK記者からスタートし、現在はフリージャーナリストとして活躍中です。NHKにいた時は、週刊子どもニュースという番組の初代お父さん役を長らく務めていたことでも有名です。 NHKを退社後もテレビの各局からの出演依頼が多いのは、その分かりやすい解説の仕方にあるのではないでしょうか。そして、なんでも実によく知っていると感心するほどの情報量をもっている方です。その池上さんが書いた説明的な文章なので、小学生にも受け取りやすいということで教科書に採択されたのでしょう。 6年生の国語の授業では、文章全体の構成を考えながら読み、各段落の要旨をとらえることを中心に学習を進めていきます。全体は、「始め・中・終わり」に分けられ、「中」にあたる段落では、歴史的な順序に合わせたメディアの登場について説明しています。「文字を使った伝達」から始まり、「電波」、「映像」、「インターネット」と、段落ごとに各メディアについて紹介しています。そして最後の段落では、「人間の欲求を意識してメディアとつき合うことの大切さ」を筆者の主張としてまとめています。いかにもメディアで活躍されている池上さんらしい文章だなと感じました。 5,6校時に、体育館で4年生の「染め物出前授業」が行われました。4年生は、社会科の学習で東京都の伝統工芸について学習しています。新宿区の神田川沿いや妙正寺川沿いには、染め物の工房がたくさんあります。昔は川の水を使って染めた布を洗っていたことから、川沿いに染め物職人が集まったと言われています。 東京に残っている染め物の一つに、「東京染小紋」があります。江戸時代から続く伝統を守り、今も伝統工芸士の手によって、一つ一つ手作業で文様が染められています。 今日は、東京都の染色工業協同組合に所属されている金田さんから、4年生に出前授業をしていただきました。実際に、東京染小紋の反物を見せてもらいました。間近で見ると、とても細かな文様が染められていることに驚きます。さらに、その文様を絹の織物に染めるための型紙も見せてもらいました。柿渋で染めた専用の和紙が使われ、とても細かな文様が彫られていました。型紙を作る職人さんの技術も相まって東京染小紋ができていることが分かりました。 また、腰や目に負担のかかる作業であることから、技術以外に体力的な負担のかかる伝統工芸であることも分かりました。代々伝統を守っている金田さんの技術が、今後も日本の伝統工芸として続いていってほしいと思いました。(写真下) 東京染小紋 出前授業(4年生)新宿区の神田川沿いに、染物屋さんがたくさん並んでいます。今ではかなり少なくなったそうですが、50年前までは伝統的な技法で染め物を営んでいる染め物屋は東京都に500軒あったそうです。 染小紋は漢字のごとく「小さな文様」を意味しています。細かい文様では、一辺が3cmの正方形の中に千個の点が入るものもあるそうです。貴重な型紙を、実際に触って見せていただきました。また、出来上がった反物を見たり、触ったりすることもできました。 子供たちは「色はどうやって作っていますか」「一番、人気のある文様はなんですか」など、意欲的に質問をして学びを深めていました。 1月17日の給食献立名 ご飯 手作りふりかけ 野菜の甘味噌和え 肉じゃが 牛乳 一口メモ ふりかけには、ちりめんじゃこや鰹節、青のりが入っています。 ちりめんじゃこは、シラスを食塩水で煮た後、天日などで干した食品です。大きくなるとイワシになる魚です。小さいため、骨まで丸ごと食べることができます。 骨を強くするカルシウムや、骨にカルシウムが取り込まれやすくなるためのビタミンDをたくさんとることができる食材です。 1年 書き初め冬休みに練習してきた子ども達は、見違えるほど上手になっていました。 「お正月に、おぞうにをたべました。からだがぽかぽかしました。」という文章を書きました。硬筆は、一文字でも間違えると清書にならないのでとても大変です。 し〜んと静まりかえった教室で、緊張しながらの書き初めでした。一文字一文字丁寧に書いている姿に成長を感じました。 どの作品も力作です。24日からの校内書き初め展をどうぞお楽しみに。 1月14日(金)3,4校時に、1組が理科室で実験をしていました。空き缶やコップ、はさみ、アルミホイル、割りばしなど、身近なものを集めて、棒磁石に引きつけられるかどうかを一つずつ調べていきました。 磁石は、日常的によく使われているものであるため、子ども達にとっては身近な学習材です。ランドセルや筆箱、黒板に留める磁石など、「引きつけられる」という感覚にはなじみがあるでしょう。しかし、磁石の力は目に見えないものであるところに、不思議さや難しさがあります。また、2学期末に学習した、電気を通すものと通さないものの結果と混乱しやすいという難しさもあります。 理科室には、空き缶が2種類ずつ用意してありました。コーヒーの空き缶には磁石が引きつけられますが、ジュースの缶には反応しません。(写真上)子ども達は、缶の手触りや重さ、そして「スチール」と「アルミ」の材質表示から「磁石は鉄製のものを引きつける」ことに気づいていきます。はさみも、材質の違いで磁石につくものとつかないものがあります。そして、釘やクリップは磁石についても、10円玉(銅)やアルミホイルは磁石につかないことから、結論が次第に明らかになっていきます。 ちなみに、現在の日本の硬貨で磁石につくものはありません。ただし、昔の50円玉(今より少し大きめ)は、磁石につきました。 6年生は、家庭科の時間にナップザックの製作に取り組んでいます。1学期に希望するデザインの布を選び、製作キットを購入しました。途中で様々な家庭科の単元を学習したり、調理実習も行いながら、ナップザックの製作はずっと続いてきました。3学期に入り、展覧会(2月初め)が近づいてきたこともあり、いよいよ最後の仕上げの段階に入っています。 1,2校時に1組、5,6校時に2組が家庭科室で授業を行っていました。ミシン縫いで苦戦していた子や、最後の紐を通すのに苦労していた子がいたようですが、クラスの半数近くは完成したようです。展覧会に向けて、学年の先生方も少し気が楽になったようでした。(写真中) 4年生は、理科の時間に「季節と生物(冬)」の学習をしています。春から夏、秋と、四季を追いながら動物や虫、植物の生態の様子を観察してきました。冬は、秋まで盛んに見ることができた虫の姿が見られなくなりました。でも、鳥は寒い最中でも見かけます。植物の様子はどうでしょうか。 実際に校庭に出て、今まで観察してきた草木や樹木に目を向けてみました。校庭の西側にあるヘチマやツルレイシの畑は、すっかり枯れてしまっています。また、年間を通して観察してきた桜の木は、秋に葉を全て落とし、枝のみが残っています。 2組の子ども達が、三角すべり台のてっぺんに上がり、桜の枝先を触りながら観察していました。(写真下)直接手に取って調べてみると、細い枝の先の先まで、ぴっしりと芽がついていることが分かります。さらにその芽をよく見ると、2種類あることが分かりました。やや丸みのあるのが「花芽」で、成長すると花になるつぼみの赤ちゃんにあたる芽です。また、少しとがった形をしているのが「葉芽」で、将来は葉っぱや枝が伸びてくる芽です。 2月、3月と期間を置いて観察すると、気温の上昇とともに芽がふくらんでくる様子が分かるはずです。こんなに北風が冷たく吹いていても、桜の木はじっと春の開花と葉を茂らせる時を待っているのですね。 1月14日の給食わかめスープ デコポン 牛乳 一口メモ デコポンは、ヘタのところがポコッと出たかわいらしい形をしています。皮が薄くて食べやすく、ミカンの仲間の柑橘類の中でも甘みが強いのが特徴です。 免疫力を高めるはたらきのあるビタミンCが多く含まれています。そのため、風邪をひきやすい寒い時期におすすめの果物の一つです。 1月13日(木)1組の教室では、自分が生まれた年のおもな出来事を調べていました。6年生の子ども達が生まれたのは、2009年(平成21年)の4月から2010年(平成22年)の3月までです。今から12年前・・・どんなことがあったと思いますか? 子ども達は、タブレットPCを使って検索しながら調べていました。国内でのトップニュースは、8月の衆議院選挙で政権交代があったことでした。あれから12年か…という思いがします。そして、2位のニュースは、「新型インフルエンザが全国で猛威をふるう」でした。コロナ禍で苦労している現在ですが、昔も同じような感染症パンデミックがありました。豚由来のインフルエンザで、世界的に流行した感染症でした。「タミフル」という薬の名前が広まったのもこの頃でした。 それ以外のニュースとして、7月22日の皆既日食ブームがあります。(写真上)日本では46年振りとなる皆既日食が見られるということで、だいぶ前から日本中の人達がワクワクしていました。当時、私は副校長をしていましたが、「直接太陽を見ないように指導すること」という連絡が役所から届いたことを覚えています。 太陽を観測するための専用サングラスが、国内で飛ぶように売れました。しかし、当日の天候が悪く、東京ではほとんど見ることができませんでした。皆既日食ツアーとして、奄美列島まで出かけて行った人たちがいましたが、実際に見ることができたのはいくつかの島だけでした。 6年生の総合の学習に対して、2年生の生活科でも同じような学習が行われています。「あしたへつなぐ 自分たんけん」という学習で、自分の成長を振り返り、これまで支えてくれた方々に感謝の気持ちをもつという内容です。 1組では、自分が0歳の頃や1〜2歳の頃の様子について調べる計画を立てさせていました。調べ方は、もちろん自分の家の人に話を聞く(インタビューする)ことになります。自分が小さかった頃のどんなことを聞いてこようかなと、隣りの子と話し合いをしていました。(写真中) 家の人は、いろいろ話してあげることがありそうですね。写真や母子手帳を見せてあげながら話をすると分かりやすいかもしれません。また、病気やけがをして心配したことなども語ってあげましょう。子ども達は、インタビューした内容をもとに自分の成長をまとめていきます。 昨日の2年生に続き、6年生も音楽の時間に鑑賞の授業が行われています。6年生は、和楽器の音色を味わう鑑賞教材として、宮城道雄が作曲した「春の海」を聴いていました。(写真下)授業では、尺八の特殊な奏法についてのDVDも子ども達に見せていました。吹き方や穴をふさぐ指の動かし方に様々なやり方があることが分かりました。 「春の海」は、お正月の音楽として、誰もが耳にしたことがある曲です。というか、必ずお正月のテレビ番組やCMなどで、箏が奏でる「チャン チャラリラリラリン♪」が聞こえてきます。この曲は、宮城道雄が35歳の時に作曲した、箏と尺八の二重奏です。作曲されたのは、100年近く前の昭和4年です。西洋音楽が入ってきたばかりの当時の日本にとっては、とても前衛的な曲だったはずです。 その後、和楽器を西洋音楽に融合させて作曲した日本の音楽家が次々と現れます。代表的な作曲家に武満徹が挙げられます。代表作の「ノヴェンバー・ステップス」は、琵琶と尺八とオーケストラのための音楽作品で、世界に武満の名前を知らしめました。 あいさつ運動
1月11日(火)から13日(木)の3日間に渡り、代表委員会を中心にあいさつ運動が行われました。
12日(水)は、豊渓中学校の生徒にも参加してもらいました。中学生がきちんとあいさつをしている姿を目の当たりにし、子供たちはあいさつに対する意識をより高めることができました。 最終日には、しっかりと目を見ておじぎをする児童や、はっきりとした声であいさつをしている児童がとても目立ちました。 代表委員会では、あいさつ運動を通して、自分達の活動が全校児童のあいさつに対する意識を少しでも変えることができたことに喜びを感じていました。明るく元気のよいあいさつがたくさん飛び交う素敵な3日間になりました。 今後も、引き続きあいさつ指導に力を入れていきます。 たこあげ(1年生)クレヨンを使って自分で絵を描いたたこが空をとんでいる様子を見て、「本当にとんだ!」「気持ちいい。」と喜んでいました。 学校では大人数のため、天高くあげることができません。ぜひ、たこをあげてもよい公園に行って、高くたこをあげて楽しんでいただけたらと思います。 |
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