11月24日(木)「速さ=道のり÷時間」の公式を使って、時速や分速、秒速を求めればよいのですが、単位の換算を理解していなければつまずきが生じます。また、道のりを求めたり、時間を求めたりする問題もあり、別な公式(「道のり=速さ×時間」、「時間=道のり÷速さ」)を使う必要もあります。 今日は、この単元のしあげとして、様々な練習問題に取り組みました。音が空気中を伝わる速さ(秒速340m)を使った問題でした。稲妻が見えてから、「ゴロゴロ…」という音が聞こえてくるまでの時間を使い、雷が落ちた場所の距離を求めていきました。さらに応用問題として、「自分が雷の場所から1km以内にいると考えられるのは、稲妻が見えてから音が聞こえるまでにかかる時間がおよそ何秒以内の時ですか。四捨五入して、整数で答えましょう。」という設問がありました。1km=1000mです。1000÷340を計算すると、2.94…となり、四捨五入して「3」なので、「3秒以内」が答えとなります。単位の換算とわり算筆算、そして四捨五入と、今まで習った算数の技能が必要となる問題でした。(写真上) 教科書(P40)の下には、「かみなりの音が小さくても聞こえてきたら、すぐに安全な場所にひなんしよう。」と書いてありました。算数の教科書とはいえ、こういうところの気遣いも忘れていません。 3年生は、理科の時間に「太陽の光」の学習をしています。日光が直進していることや、鏡を使って光を集めたり反射させたりできることを確かめます。また、物に光を当てると、明るさや温かさが変わることについても実験をします。 今日は、1組の子ども達が校庭に出て、鏡で光を集めて明るさや温度の違いを確かめる実験をしていました。また、虫めがねを使って日光を集め、黒い紙を焦がす実験もしていました。虫めがねで集めた日光が、黒い紙の一点に集まると、またたく間に煙が上がり始めます。 子ども達の様子を見ていると、虫めがねを使って光を集めるのは初めてという子が多かったようでした。虫めがねと紙との距離やレンズの向きの感覚がつかめず、なかなか焦点が合わない子が多く見られました。季節がら、太陽はずいぶん低い位置を通るようになりました。しかし、レンズで日光を集めると、ちゃんと黒い紙を焦がす力があるということが確認できました。(写真中) 2年生は、生活科の時間に「作って ためして」という学習をしています。身近にある物を使って、動くおもちゃを工夫して作り、みんなで遊びを楽しむ学習単元です。 教室に入ると、それぞれ各家庭から様々な材料を用意して製作している様子がよく分かりました。牛乳パックや紙コップから、たこ糸やカップ麺の容器まで、自分の作りたいおもちゃのイメージに合わせて、家の人に協力して用意してもらったのでしょう。 作っていたおもちゃは、教科書に載っている作品を参考に作ったものもありましたが、今まで作ったことがある経験を生かして、独自のおもちゃに挑戦していた子も見られました。また、実際に作ってみると、「動くおもちゃ」という観点からなかなかうまくいかないところも出てきます。2年生なりに工夫をして、何度も何度も試していました。(写真下) この学習は、生活科の学習だけにとどめずに、様々に発展させていきます。国語の「馬のおもちゃの作り方」の学習と連携させ、自分の作ったおもちゃの説明をカードにまとめさせます。さらに、1年生を招いておもちゃランドを開くなど、活動をさらに広げていく予定です。 11月24日の給食鮭の塩こうじ味噌焼き おみ漬け いも煮 牛乳 一口メモ 11月24日は、「いいにほんしょく」という語呂合わせから、「和食の日」になっています。日本の伝統的な食文化について見直し、和食の大切さについて考えてみましょう。 いも煮は、山形県の郷土料理です。山形県では、秋になると河原でこのいも煮を作り、大勢で食べる習慣があります。 山形県で行われている有名な「日本一のいも煮会」では、大人12人が手をつないだ大きさの直径6メートルの大鍋を使っていも煮を作ります。里芋3トン、牛肉1.2トン、こんにゃく3500枚、ねぎ3500本、しょう油700リットル、日本酒50升、砂糖200キログラム、山形の水6トンを入れるというからすごい量です。それを専用のショベルカーで混ぜるというのですから、スケールの大きさが違います。ぜひ一度参加して食べてみたいものです。 ブラインド体験(4年生)11月22日に、ブラインド体験をしました。子ども達はペアになり、「目の不自由な人役」と「ガイドヘルパー役」に分かれて、目隠しをして体験しました。ガイドヘルパーとは、目の不自由な人が望むことを聞き取り、サポートする人です。子ども達にはチェックシートを配り、声のかけ方やサポートの仕方を確認してから活動し始めました。 まずは、隣の教室に移動します。普段から過ごしている教室でも、目隠しをしている状態だとすごく怖いようで、慎重に進んでいました。 教室に到着すると、3つの体験をします。1つ目は、缶の点字を見つけてアルコール類かどうかを判断する体験です。アルコール飲料の缶には、点字で「さけ」と表示してあります。それを手で触って感じます。ほとんどの子ども達が点字を見つけて、判断することができました。(写真上) 2つ目は、硬貨を触ってその中から11円を探して払う体験です。硬貨の大きさや重さを感じて、考えていました。(写真中) 3つ目は、鉛筆で自分の名前を書く体験です。毎日していることですが、書く場所を教えてもらっても斜めになってしまう子ども達がほとんどで、難しさを実感していました。 全ての活動が終わったら、自分の教室に戻ります。教室の前の廊下に小さな段差を用意して、その上をガイドヘルパーの誘導で通りました。(写真下) 普段から当たり前にできることが、「見えない」ことですごく時間がかかったり、慎重になったりすることが実感できたようです。子ども達はこの後、学習のまとめとして新しいユニバーサルデザインを考えたり、さらに詳しく調べたりして発表会をする予定です。 今回のブラインド体験が、子ども達の中でユニバーサルデザインについて考えるきっかけになれば嬉しいです。 11月22日(火)まず、お米を量ってから洗い、水を加えて30分吸水させました。計量カップで水の量を慎重に量り取っていました。時間を計るのもタイマーを使い、きっちりと30分吸水をさせました。鍋は、ガラス製のものを使いました。ご飯が炊けていく様子を観察するためです。 いよいよガスコンロにかけて点火です。沸騰するまでは、中火〜強火で加熱していきます。ぐつぐつと沸騰してきた様子がよく見えました。蓋がコトコトと動き始めた頃合いを見て、火加減を弱めます。よく観察していると、だんだん鍋の中の水分が少なくなっていくことに気がつきます。水分がなくなってきたところで一番火を弱くして、しばらく過熱します。鍋の中の様子を横から見ながら、火を止めるタイミングを待ちました。(写真上) ここで大切なのは、絶対に蓋を開けてはいけないということです。「始めちょろちょろ 中ぱっぱ 赤子泣くとも蓋取るな」という言葉があります。昔の人が、ご飯をおいしく炊くために言い伝えた言葉です。昔はかまどでご飯を炊いていたので、火加減や火を止めるタイミングが難しかったのでしょう。ついつい鍋の中を見たくなりますが、おいしいご飯を炊くためには御法度です。 完全に水分がなくなったところで火を止め、10分間蒸らして出来上がりです。炊き立てのご飯のいい香りと、おこげの香ばしいにおいが混ざり、廊下にまで漂ってきました。お茶碗に取り分けて、まずは白米を一口味わいました。今日の実習に使ったお米は「コシヒカリ」とのことでした。すぐにふりかけや海苔と一緒にご飯を食べていましたが、炊き立てのおいしさをしっかり感じ取ることができたでしょうか。 各ご家庭では、電気炊飯器でご飯を炊く場合がほとんどだと思います。炊飯器の中で、お米がどのように変化して炊けているのかを、実習を通じて知ることができました。 ところで、先週お伝えした我が家の炊飯器ですが…土曜日に新しい炊飯器が届き、その日の夜にさっそく炊いてみました。炊飯器が新しくなり、ご飯が一層おいしく感じられました。日本人にとって、ご飯は毎日欠かせない主食です。おいしいご飯が食べられるのは、何よりの幸せです。 ご飯の次は、パンの話題です。5年1組が調理実習をしていた頃、2組は図工の学習中でした。5年生は、「私のお店」という作品に取り組んでいます。将来経営してみたいお店を考え、粘土や工作用紙などを材料として製作していきます。お店には、自分の姿をアバターとして登場させます。この学習の最初に、芯材とクラフト粘土で人物を作りました。今は、お店の内装を細かく作っている最中です。 お花屋さんや自転車屋さん、靴屋さんなど、様々なお店が出来上がりつつあります。お店の細部に作られたものを見ると、「〇〇屋さん」とすぐに分かるような段階になってきました。 おいしそうなパン屋さんを作っている子がいました。ロールパンやメロンパンなど、パンのいい香りがしてきそうな店内です。パンのにおいに誘われて店内に入り、どれを買おうか迷ってしまうようなすてきなパン屋さんになりそうです。パン屋さんにあこがれる気持ちがよく伝わってきました。(写真中) 1年2組の教室で、音楽の鑑賞の授業がありました。「おどるこねこ」という曲の鑑賞をしました。CDから流れてくる曲を聴いて、どんな感じがしたかを思い思いにカードに書いていきました。(写真下) 「踊る子猫(ワルツィング・キャット)」は、アメリカの作曲家であるルロイ・アンダーソンが作った曲です。アンダーソンは、軽快で分かりやすい曲をたくさん残しました。短い曲で親しみやすく、物や動物の動きなどを表現した曲想のため、小学校の鑑賞教材に多く使われています。 出だしのメロディーから猫の鳴き声をまねたグリッサンドが登場し、子猫のワルツらしさが感じられます。1年生の子ども達にもすぐになじめる曲のようでした。「遊園地に行ったみたい」とか、「ネコが踊っているみたい」と鑑賞カードに様々に書いていました。最後は犬の鳴き声が入り、猫がびっくりして曲が終わります。 11月22日の給食秋野菜のクリームシチュー コールスローサラダ 牛乳 一口メモ 今日のシチューには、秋においしい野菜であるカブ、さつまいも、しめじを入れました。季節のおいしい野菜が楽しめます。 給食でのクリームシチューのつくり方を紹介します。 (1) キャベツの外葉やにんじんの皮などのくず野菜を用意し、鶏ガラと一緒に煮て、鶏ガラスープを作る。 (2) 具材を炒めて、鶏ガラスープで煮る。 (3) 牛乳と生クリームを加える。 (4) 小麦粉とバターを炒めて作ったホワイトルーを入れて、とろみをつけて出来上がり。 このホワイトルーが、おいしさのポイントです。弱火で焦げないように、じっくりと長時間炒めることで、コクが出ておいしく仕上がります。 11月21日(月)体育館練習開始日となった最初(1校時)の学年は、3年生でした。まずは、ひな壇とステージにどの様に並ぶのか、合奏の配置に基づいて全員の立ち位置を決めていきました。また、学年によってはまだ全員の楽器が決定していないため、そこを確定させることから始めなければなりません。来週水曜日まで、各学年とも5回ずつの練習時間が組まれています。学年担任も一緒に指導をしますが、主になって指導しているのは音楽専科の先生です。「いつまでに、どこまで仕上げる」という計算をしながらの指導が続きます。今週から来週にかけて、どのように歌や合奏が仕上がっていくのか楽しみです。(写真上) 4年生は、外国語活動の時間に、「What do you want?」の学習をしています。果物や野菜の中から、自分の好きなものを聞いたり答えたりする内容でした。黒板には、様々な食材のカードが貼られ、「I want 〜」の文型に当てはめて会話をしていきました。 1組の授業では、ALTのマーク先生から、フィリピンでよく食べられている果物や野菜のことを教えてもらっていました。その一つに、「コットンフルーツ(Cotton Fruit)」がありました。サントル(Santol)とも呼ばれているようですが、フィリピンなど東南アジアの国々で広く栽培されている果物とのことでした。その名の通り、中を割ってみると、白いふわふわの綿のような果肉が見えてきます。酸っぱさと甘さがある果物のようです。(写真中) マーク先生からは、他にも「スターアップル」と呼ばれる中が星状に見える果物や、「スターフルーツ」という断面が星の形になる果物を紹介してもらいました。また、チャヨーテという野菜についても話がありました。西洋ナシのような形をした野菜で、スープやサラダの材料になるようです。実は、このチャヨーテ、日本でも「ハヤトウリ」として生産されています。奈良漬けなどの材料として利用されているようです。ALTの先生から外国についていろいろなことが聞けるのも、外国語活動の時間が子ども達に大人気の理由の一つです。 5年生は、国語の時間に「古典芸能の世界」という学習をしています。5,6年生の国語の教科書には、「伝えられてきた文化」について学ぶ単元が配置されています。6年生では、狂言「柿山伏」を学びますが、5年生では「落語」が取り上げられています。 教科書の落語についての解説を読むとともに、1組ではNHKの動画資料を見ながら実際の落語の様子について学んでいました。落語家のしぐさについては、教科書に写真入りで説明が載っています。扇子や手ぬぐいを使って、そばや焼き芋を食べたり、お茶を飲んだりするしぐさが紹介されています。動画でもそのしぐを確認し、子ども達も真似てやってみました。(写真下) 一週間前、6年生に出前寄席がありました。その時、落語についての詳しい説明や体験コーナーがありました。5年生も一緒に参加させたかったなあと、今になって思いました。 11月21日の給食生揚げと鶏肉のうま煮 野菜のポン酢和え 牛乳 一口メモ 今月の給食のめあては、「感謝の気持ちで食事をしよう」です。給食に限らず、家庭でも食事の時にきちんとあいさつをしているでしょうか? 私たちが毎日食べている食べ物は、どれだけの人が関わってできているでしょうか? 野菜を育てている農家のみなさん、魚を獲る漁師さん、肉や牛乳を生産する畜産の方々、また、食材を加工する人や運搬する人、そして店に並べて売る人もいます。さらに、食事を考えて作ってくれる人まで、数えきれない人々が関わり、私たちの食事が成り立っていることが分かります。 そして、食べ物となった生き物の命をいただくことへの感謝も忘れてはなりません。単なるあいさつとしてではなく、意味を考えて「いただきます」と心を込めて言えるようにしたいものです。 11月18日(金)主人公の「よし子」は、他の人たちと共に近くの店の軒下に並び、雨を避けながらバスを待っていました。しかし、バスが近付いてくると、停留所の先頭へと駆け出し、真っ先にバスに乗ろうとしました。そんなよし子を連れ戻す母親のいつもと違う様子を見て、自分がしたことについて考えるというお話です。(写真上) バス停から離れた店の軒下に並ぶことが正式な規則かと言われれば、少し疑問がわく資料かもしれません。そこにいた人たちの単なる暗黙の了解による規則ともとれます。しかし、よし子はもともと母親と一緒にその列に並んでいたわけですから、そこでバスを待つという規則をきちんと理解していたはずです。それでありながら、遠くにバスが見えたことで真っ先にバス停のところに駆けていったので、母親に注意されたというわけです。 規則は、相手への思いやりの側面を持っています。よりよく社会生活を生きるために、規則を守ることが周りの人々への優しさにつながります。たいてい道徳の授業では、「規則は守らなければいけない」と子ども達は当然のように答えます。しかし、実際の自分たちの生活場面ではどうでしょうか? 「我先に…」と、人を押しのけて並ぶことはないでしょうか? 校内の水飲み場や教室内では、よくある光景です。そして、大人の社会でも、スーパーなどで見かけることがあります。 1年生は、国語の時間に「しらせたいな 見せたいな」という学習をしています。「学校にいる生き物や学校で見つけたものをよく見て、家の人に知らせる文章を書こう」という「書くこと」の学習単元です。教科書には、モルモットのモコの絵と文章が例として載っています。モルモットと言えば・・・昨日の生活科見学で1年生の子ども達は実際に抱っこしてきたばかりです。手で触った感触がしっかり残っているうちに…と、さっそく1組では、モルモットを題材に絵と文を書かせていました。 子ども達は、昨日自分の膝の上に乗せてもらったモルモットの名前をちゃんと覚えていたようですが、いきなり絵を描くのは難しいものです。そこで、昨日撮ってきたモルモットの写真を見せながら描かせることにしました。1匹ずつの写真と名前が書いてあるプレートがあったので、それを写真に収めてきたのが役立ちました。 「まんまるの目」、「毛が長かった」、「おしりがぷりぷり動いていた」と、昨日触れ合って気がついたことを絵の周りに書き込んでいきました。抱っこしたモルモットもかわいらしかったのですが、1年生が一生懸命描く絵もかわいらしく感じられました。(写真中) 昨日のモルモットの体験を通じて、いろいろな種類があることが分かりました。毛並みの種類が豊富で、色も様々でした。とても長い毛でおおわれたモルモットもいました。モルモットは、とても警戒心が強く、臆病な動物であると言われています。昨日のように全員の膝の上でじっとしていたのは、動物園で体験用にしっかりと慣らしているからのようです。昨日の体験で、モルモットを飼ってみたいと思った子が多かったのではないでしょうか。 1年2組の外に、ミニシクラメンの鉢が置いてありました。赤紫色の花がたくさん咲いています。中休みにサクラ草の水やりに来た2年生の子ども達が、シクラメンの花を見に集まってきました。(写真下) 最近は、花の苗が出回る時期がどんどん早くなってきています。シクラメンも、9月〜10月にはホームセンターに並ぶようになりました。昔は、12月が近づいてくるとシクラメンの鉢物が店先で見られるようになったものです。それも、当時はミニ種はなく、大鉢のシクラメンがほとんどでした。埼玉県には、シクラメンを生産する農家がところどころにあり、親戚への贈答用に買い求めに行きました。当時は、室内で育てる高価な鉢物として出回っていました。 それが今や、ガーデニングブームとともに庭やコンテナ植えの花として、多くの人に認識されるようになりました。屋外で育てられるということは、ミニシクラメンは寒さに強い品種であるということです。それまでのイメージが全く変わっても、秋から冬の主役の座からは外れていません。様々な花色と長い期間にわたって咲き続けるため、花の少ない冬には欠かせない植物です。 ところで、来週から個人面談が始まります。教室に1つ鉢花があるだけで、温かな雰囲気で面談ができます。モルモットの癒し効果は絶大ですが、鉢花の存在も大きなものです。 11月18日の給食イカのから揚げ 具だくさん中華スープ りんご 牛乳 一口メモ 今日の献立は、たけのこ、しいたけ、にんじんなどの具材を混ぜた「中華おこわ」です。いつも食べているお米の「うるち米」に、「もち米」を混ぜています。そのため、もちもちとした食感が楽しめ、とてもおいしく仕上がっています。 もち米とうるち米の違いをご存知でしょうか? まず、それぞれに含まれるでんぷんの成分が違います。「うるち米」には、かたさが出るアミロースと、粘りがあるアミロペクチンが多く含まれています。一方の「もち米」には、アミロペクチンだけが含まれています。 また、見た目にも違いがあります。うるち米は半透明ですが、もち米は白い色をしています。家にあったら、見比べてみてください。 音楽朝会世の中には音楽が溢れています。SNSやテレビ、映画やアニメの挿入歌、家の中で耳にする曲など、魅力的な曲はたくさんあります。それに対して、学校の音楽の授業で扱う曲は、指導を前提にしているので少し雰囲気が違います。そこに壁を感じていた時もあったのですが、子供たちにとっては、ジャンルや流行に関わらず、曲がよければどの学年の子供たちからも人気のある大好きな曲になります。そんな曲が、歌集「歌はともだち」の中にたくさん載っています。 今回、5・6年の音楽委員会のメンバーが選んでくれた曲もそんな曲の一部です。そして、その曲を選んだ理由がなんとも素敵で、じわーっと心に沁みてきました。「カントリーロード」(勇気がでるから 幼稚園の頃好きだったから)、「となりのトトロ」(ジブリ映画を沢山見ていたから)、「少年時代」(小さい頃に友達と歌った思い出があるので)、「エーデルワイス」(ゆったりとした音で、歌詞がとてもいいから)、「世界に一つだけの花」(花が好きだから 世界に一つだけの花という言葉がいいから)、「Believe」(生まれて初めてこの歌いいなーって思ったから)、「マイ バラード」(サビから楽しく元気に歌えるから リズムに乗れるから)、「Smile Again」(曲調が明るくて優しく旭町小学校の出来事が思い出せそうな曲だから、辛い時・苦しい時に共感してくれてさらに応援してくれるから、1年生の時から暗い心を明るい心にさせてくれる歌詞が好きだったから)、「翼をください」(2年生の時に歌って心に残ったから)。 他にも、「にんげんっていいな」「勇気100%」「大きな古時計」「君をのせて」などなど、子供たちと一緒に歌っているとあっという間に1時間が過ぎてしまいます。そして、そんな時間を私自身も楽しませてもらっています。 11月17日(木)板橋区の住宅街の中の路地を入っていくと、開けた公園が広がり、その一角にこども動物園があります。ちょうど開園の10時前に着き、園の人のお話を聞いてから、3つのグループに分かれて見学・体験をしました。 モルモット抱っこコーナーでは、一人一人の膝の上にモルモットを1匹ずつ係の人が乗せてくれました。それだけモルモットがたくさんいて、その1匹ずつにちゃんと名前がつけられていました。モルモットもかわいらしかったのですが、名前がまたすてきで面白いネーミングでした。係の人が一人ずつの膝の上にモルモットを乗せながら、名前も一緒に教えてもらいました。テテ、ほうじちゃ、ハピタン、モカ、シュガ、アルフォート、ミルク、ビター、ぷっちょ、パピコ、ココア、むぎちゃ、わらび、クーリ、おしるこ・・・きっと、モルモットは次々と生まれるので、1匹ずつに名前をつけるのは大変なことだと思います。さらに、園の人がちゃんとモルモット全部の名前を覚えているのがすごいと思いました。後から聞いてみたら、「1匹ずつ体の色が違うから、名前はすぐに覚えられます。」と話していました。1年生の子ども達は、自分が抱っこしたモルモットの名前をきちんと覚えていたでしょうか。 私は初めてこの動物園に来ましたが、「モルモットをこんなに長い時間抱っこさせてもらえるなんて!」と感激しました。たいていどこの動物園でも、団体で行ったら一人ほんの何秒かずつで交代させられてしまいます。子ども達の膝の上に、何分乗せてもらえたでしょうか。その時間がとても長かっただけに、自分のモルモットにかなり情が湧いていたようです。何度もさよならをしていました。(写真上) ヒツジやヤギのふれ合いコーナーでは、広場に放し飼いにされているヒツジやヤギを自由にさわることができました。ヒツジの毛のモフモフ感を確かめたり、指を入れて羊毛の温かさを感じたりすることができました。触っているうちに急に動き出してびっくりする場面もありましたが、次第に慣れてきて動物との距離が縮まっていきました。(写真中) その後、広場でお弁当を食べてから、公園の遊具でたっぷり遊ぶ時間をとりました。暖かい陽気に恵まれ、とても楽しい生活科見学の一日になりました。(写真下) この動物園は、入場無料で体験にも料金がかかりません。他にもリスやウサギ、リクガメ、ポニーなどの動物がいて、様々なイベントが用意されています。都営三田線を利用すれば、さらに近い駅があります。ぜひ、ご家族で出かけてみてください。お薦めです。 ところで、旭町小では以前、ウサギを飼っていました。私が旭町小に担任としていた最後の年(平成19年度)には、飼育小屋にウサギがいました。卒業アルバムで確認してみたところ、確かに飼育委員会がありました。(私は、栽培委員会担当でした。)その後、ウサギが死んでしまってから飼育小屋を閉じることになったのでしょう。全国的に小動物を飼っている学校が減ってきています。 生活科見学(1年生)行き先は、東板橋公園の中にある「子ども動物園」です。東武東上線の下板橋から歩いて行きました。モルモットを抱っこしたり、ヒツジやヤギとふれ合ったりすることができました。 モルモットは、一匹一匹に名前がついていました。「ほうじちゃ」「ビター」「アルフォート」「おしるこ」など食べ物や飲み物の名前がついているものが多かったです。毛の色も全部違っていて、「自分だけのモルモット」とのふれ合いが楽しめました。「ずっと抱っこしていたい。」と、お別れが名残惜しかったようです。 ヒツジ、ヤギとのふれ合い広場では、怖々と近寄っている子が多くいました。なかなか思うようにふれ合えないながらも、果敢にチャレンジしている様子もみられました。 お昼は、美味しいお弁当を楽しみました。お友達と少し距離を取ってシートを敷いてのお弁当タイムでしたが、外で食べるお弁当の味は格別だったようです。 普段の生活から考えると、かなり長い時間歩きましたが、誰も泣き言を言わずに歩くことができました。また、電車の中でも静かに過ごしたり、交通ルールを守って歩いたりすることもでき、元気で楽しい一日になりました。 お家の方々、朝早くからお弁当を用意していただき、ありがとうございました。 11月17日の給食牛乳 さつまいもチップス 一口メモ カレーは日本人が大好きなメニュのひとつです。カレーライスはもちろん、カレーパン、カレーうどんなど様々なカレー料理が作られています。 今日の給食のカレーうどんは鶏肉、玉ねぎ、人参、油揚げ、長ねぎと具だくさんでした。鰹節と昆布で丁寧にとった出汁が美味しさのポイントです。 さつまいもチップスは全部で約40キロのさつまいもを学校に届けてもらいました。皮をむいて薄くスライスし、塩と砂糖を熱いうちにまぶしました。よく噛んでいるとさつまいもの甘みが感じられます。カリカリなので、しっかりと噛んで食べるのによいデザートでした。 11月16日(水)1組の教室に行ったら、たくさんの子ども達が、作ったおもちゃを見せながら説明をしてくれました。どんぐり迷路では、箱に仕切りをつけて、どんぐりの通り道が上手に作ってありました。スタートからコールまで、ビー玉代わりにどんぐりを転がしていきます。ビー玉と違って、なかなか思うように転がっていかないところが楽しい迷路です。 やじろべえを作った子も何人かいました。人差し指の上に乗せると、ちゃんと釣り合うように作ってありました。竹ひごの長さや、中心のどんぐりに取り付ける角度によって、バランスが微妙に変わってきます。他にも、穴を開けたどんぐりをつないでネックレスを作ったり、紙コップを利用してどんぐりのけん玉やマラカスを作った子もいました。(写真上) 教室の隅では、支援員と新人育成の先生たちが、どんぐりの穴あけの仕事をせっせと行っていました。 6年生は、理科の時間に「水溶液の性質」の学習をしています。5年生の「もののとけ方」の学習では、蒸発皿に水溶液を入れて熱すると、食塩やミョウバンの結晶が出てくることを実験で確かめました。(今年の5年生が、今まさに実験しているところです。) 6年生では、食塩水の他に、アンモニア水や塩酸、石灰水、炭酸水を使います。それぞれの水溶液を蒸発皿に入れて確かめると、アンモニア水と塩酸、炭酸水は何も出てきませんでした。そこで、「気体が溶けている水溶液があるのではないか」という仮説のもと、炭酸水に溶けている気体に着目して実験を行いました。 まず、炭酸水を試験管に入れて湯煎しました。子ども達は、常温でも炭酸水から泡が出てくることをよく知っています。湯煎して温めると、さらによく泡が出てくることが分かりました。次に、その泡(気体)を集めて石灰水に入れる実験を行いました。炭酸水を入れたペットボトルをゴム管でつなぎ、石灰水の入った試験管に気体を入れていきます。結果、石灰水は白く濁り、炭酸水から出てくる気体の正体が二酸化炭素であることが分かりました。(写真中) ところで、コロナ禍で炭酸水の人気が一気に上がっています。様々な飲料メーカーから無糖炭酸水が出ています。さらに、家庭用の炭酸水メーカー(ソーダマシン)も出回るようになりました。調べてみると、どうも「健康志向」や「リフレッシュ」、「宅飲み」が炭酸水ブームの火つけ役になったようです。 5年生は、家庭科の時間に「食べて元気! ご飯とみそ汁」の学習をしています。1組では、ご飯の炊き方について学習し、来週の調理実習に向けて計画を立てていました。普段、家庭では、炊飯器を使ってご飯を炊いていると思います。学校では、ご飯を炊く時の火加減を指導するために、透明な鍋を使って実習をします。教科書に、火加減のポイントが写真入りで載っています。(写真下) それ以外にも、米を洗ったり、水加減や吸水させる時間など、おいしくご飯を炊くコツがたくさんあります。家庭の炊飯器でよいので、ぜひ米を量ったり洗ったりするところを家でも実践させておくようにしてください。米の洗い方(研ぎ方)は家庭によって違いがありますが、「必ず水で洗う」ということは共通だと思います。子どもは、「冬場は、お湯で洗えばいいのに」と考えがちです。 この間の日曜日に、家電量販店に行って炊飯器を選んできました。我が家の炊飯器を何年か振りに買い替えることにしました。様々な値段の炊飯器が並んでいて、どれを買おうか迷っていると、すかさず売り場担当のお姉さんが来て、ていねいに説明をしてくれました。各メーカーの「○○炊き」の売り文句の説明を聞いているうちに、だんだん高額な炊飯器売り場に近づいてきました。毎日食べるご飯だから…と言われると、少しでもおいしく炊ける機種を選びたくなるものです。しかし冷静に考えると、そんなに大きく違うものかなという気持ちにもなり、ほどほどの機種に決めました。一番の売れ筋商品だったのか、在庫切れということで、今度の週末に新しい炊飯器を取りに行ってきます。 11月16日の給食ホイコーロー ワンタンスープ 牛乳 一口メモ 今日は、練馬区産キャベツの「ねり丸キャベツ」をたっぷり使った回鍋肉(ホイコーロー)の献立です。回鍋肉は、漢字で「回る鍋の肉」と書きます。 では、なぜ「回る」という字が入るのでしょう? (1) ぐるぐる鍋をかき回して作るから (2) 一度ゆでた肉で作るから 答えは、(2)の「一度ゆでた肉で作るから」です。回鍋肉の「回る」という字は、中国語で「戻る」という意味があります。回鍋肉を作る時に、肉を一度ゆでてから取り出し、また鍋に戻して炒めるので、「回鍋肉」となったそうです。 給食では、小間切れの肉を使っているので、下ゆではしていません。キャベツだけを炒めておき、最後に肉を合わせています。そうすることで、炒めた時にキャベツから出る水分が減り、シャキッとした仕上がりになります。調理員さんたちのひと工夫です。 おはなし会(2年生)「ヨセフのだいじなコート」「ももたろう」「アナンシと五」「月のかがく」「おだんごぱん」「三つのねがい」と、子供たちはたくさんの昔話を夢中で聞いていました。 ももたろうの桃が流れてくる音が本によって違うことや、月のもようがどのように見えるか世界によって違うこと等を知り、驚いた表情を見せていました。 おはなし会の後は、光が丘図書館から新たに貸し出していただいた本を夢中で読む姿が見られました。これからもたくさんの本に親しんでほしいです。 11月15日(火)一度水に溶かした物質は、どのようにしたら取り出すことができるでしょうか? 方法は2つあります。1つは、水溶液を冷やし、溶解度を下げることによって結晶を取り出します。しかしこの方法は、温度による溶解度が大きいミョウバンの場合にしか適用できません。そこで、蒸発皿に水溶液を入れて熱する方法を試します。 実験の前段階として、ビーカーの底に溶け残った食塩と水溶液とを分離させる工程を行っていました。漏斗と漏斗台を用意し、ろ紙でこす方法です。ろ紙は、水にぬらして漏斗に固定することや、ガラス棒を伝わらせて水溶液を注いでいく方法を学び、慎重に行っていました。(写真上) 漏斗の下からろ過された水溶液がビーカーに入っていきます。この時、水溶液がはねないように、漏斗の先をビーカーの壁につけておくということも大切です。 2年生は、国語の時間に「馬のおもちゃの作り方」という説明文の学習をしています。空き箱を使って馬のおもちゃを作る手順と方法が、分かりやすく書かれた文章になっています。今まで、説明文の工夫について学習してきました。そこで今日は、実際に箱を用意して、自分で馬のおもちゃを作ってみることにしました。 空き箱の用意について、10月号の学年だよりでお伝えしていました。きっと、各ご家庭でレトルトカレーなどを購入して準備してくださったのでしょう。教科書に書いてある手順で、箱に線を引いて切り取ったり、ホチキスでとめたりしていきました。子ども用のはさみでは、箱を切り取るのに力が必要で、とても大変そうでした。苦労の末、おおよその形ができ上がってきました。次回には完成しそうです。(写真中) 5年生は、算数の時間に「比べ方を考えよう(単位量あたりの大きさ)」という学習をしています。5年生の算数の学習の中でも、最も大切であり難しい単元です。 先週までは、その前の単元「ならした大きさを考えよう」という「平均」を求める学習をしてきました。今度は、混み具合を比べる学習です。体育館に30人いる場合と教室に30人いる場合では、教室の方が混み合っています。校庭に全校児童がいる場合と校庭に30人がいる場合では、全校児童がいる場合の方が混んでいます。では、体育館に30人いる場合と校庭に全校児童がいる場合とでは、どちらが混み合っているでしょうか? こういう場合に単位量あたりの人数で比較する必要が出てきます。今日は、面積も米の収穫量も違う田んぼを比較し、どちらがよく米がとれたといえるのかという問題に挑戦していました。(写真下) この後、「人口密度」や「速さ」についても学習していきます。速さは、同じ単位量(時間)に進んだ距離で表されます。以前は6年生で学習していた内容でしたが、2年前の教科書から5年生で学習することになりました。 11月15日の給食サバの味噌煮 野菜のごま和え すずしろ汁 牛乳 一口メモ すずしろ汁の「すずしろ」とは、次のうちのどれでしょうか? (1) にんじん (2) 大根 (3) 小松菜 答えは、(2)の大根です。大根は別名を「すずしろ」と言い、春の七草のひとつにも入っています。 すずしろ汁は、にんじんやごぼう、きのこ、鶏肉などの具材と、大根おろしがたっぷり入った汁物です。12月に練馬区で行われる練馬大根引っこ抜き大会でも、例年すずしろ汁がふるまわれているそうです。 すずしろ汁は、生の大根おろしをのせるので、さわやかな辛味が特徴です。一方の給食で出しているすずしろ汁は、大根おろしをしっかりと過熱しているので、大根の甘味がたっぷり出ていてとてもおいしく仕上がっています。 保育園との交流会(1年生)1年生からは、3つの出し物を用意しました。まずは、体育発表会の表現の披露です。体育発表会が終わってからも少しずつ練習を重ね、「第3の本番」として明るく元気に踊りました。次に、旭町小学校の紹介を呼びかけ形式で行いました。代表に選ばれた10名は、練習通りに大きくゆっくりはっきりと紹介することができました。最後は、1年生からの51枚の手紙のプレゼントです。学校の紹介や、好きなところを思い思いに書き、色も塗って丁寧に仕上げました。 すべての出し物が終わった後の感想では、「保育園のみなさんに会えてとても嬉しいです。」「頑張って歩いてきてくれてありがとう。」と発表していました。それに対してひまわり組のみなさんからも「ダンスがきれきれでかっこよかった。」「とても楽しかった。」と言ってもらえて満足そうでした。 1年生の先輩として、終始立派に過ごすことができました。これからは、少しずつ2年生に向けての準備を進めていきます。 11月14日(月) その2交流会は、体育館で行いました。行儀よく一列に座った園児たちの前に、1年生が体操着姿で、手にポンポンを持って入ってきました。体育発表会で取り組んだ、「ハロー・ザ・フォックス」のダンスを披露するためです。 交流会の初めは、さっそくそのダンスを見てもらいました。音楽がかかると元気いっぱいの1年生が飛び跳ね始めました。先月の体育発表会から3週間も経っていますが、先週少し練習をして、気合いを入れ直して臨みました。ひまわり組の子ども達は、目を真ん丸にして見ていました。1年生の子ども達は、初めて自分たちより年下の子を迎え、少し偉くなったような気持ちで堂々と踊り切りました。(写真上) ダンスの後は、小学校の紹介と寄せ書きメッセージのプレゼントを行いました。代表の子ども達が前に出て、一言ずつ学校の紹介を伝え、みんなで書いたメッセージが貼られた模造紙をプレゼントしました。 来年度2年生になった時に、1年生として入学してくる子ども達です。先輩として、先生の指示できびきびと動いたり、きちんと整列して話を聞いたりする「良いお手本」を見せることができました。今後は、幼稚園との交流会も計画しています。 せっかく来てもらったので、交流会の後に校内を案内してあげました。音楽室の授業や、4年生の外国語活動、3年生の算数、2年生の国語の授業と、いろいろな勉強をしている様子を廊下からのぞくように見ていきました。最後に、1階のトイレの様子も見てもらいました。「大きくてきれい!」と言っていました。本校では、あさって就学時健診があります。学校の様子を知ることで、少しでも入学前の心配を解消してもらえればと思います。 2,3校時に、5年生の各クラスにブックトークがありました。イギリスの化石採集者、古生物学者として有名になったメアリー・アニングに関する本の紹介がありました。アンモナイトの化石について、実物を見せながら話をしていただきました。ちょうど、先週の移動教室の地球博物館でアンモナイトの化石を見てきたばかりだったので、5年生にとって興味深いブックトークになりました。 一方、2年1組では、読書旬間の締めくくりとして、本の紹介カードを書いていました。この2週間に出会った本から、友達に紹介したい本を選んで、絵や紹介文を考えていました。明日、2年生の各クラスに、光が丘図書館の方々から読み聞かせをしていただく予定です。(写真中) 5,6校時に、体育館で6年生に向けた「出前寄席」がありました。これは、東京都教育委員会で実施している「子どもを笑顔にするプロジェクト」の一環として企画された取り組みです。コロナ禍における子ども達の笑顔を取り戻し、社会全体を明るくしていこうという趣旨で、都内の全小中学校を対象に様々なプログラムが用意されています。スポーツ観戦や演劇鑑賞、アスリートの派遣などの中から、旭町小は伝統芸能の鑑賞として、「出前寄席」を行っていただくことになりました。 体育館の舞台上が演芸場となり、落語2つの間に漫才を挟む形で公演していただきました。最初に、寄席で行われる落語について、古今亭菊志ん さんから解説をしていただきました。昔の人々の楽しみの一つとして伝えられてきたものの一つに落語があり、寄席は昔のエンタメの場であったこと。落語家が一人で何役も演じる「上下(かみしも)」のルールについて。落語は、最後のオチで一気に終わること。落語家が持っている「手ぬぐい」と「扇子」について。…最初にこれらの解説をしてもらったおかげで、落語が初めてという子にも楽しめたようでした。 次に、子ども達の体験コーナーがありました。3人の子が舞台に上がり、「饅頭を食べるしぐさ」、「扇子を箸代わりにして蕎麦を食べるしぐさ」、そして「小噺に挑戦」と、それぞれ高座に上がって行わせてもらいました。(写真下) 次は、いよいよプロの噺家さんによる出前寄席です。最初は、柳亭市次郎さんによる「転失気(てんしき)」という落語でした。知ったかぶりをする和尚さんに、小僧の珍念がぎゃふんと言わせる落語です。続いて、宮田 陽・昇さんの2人による漫才がありました。漫才は、子ども達がテレビでよく見ているだけに、ずっと笑いが絶えない時間が続きました。最後は、古今亭菊志ん さんによる落語「牛ほめ」でした。与太郎が、おじさんの家に行って家を褒めてくる落語です。 「子どもを笑顔にするプロジェクト」の名の通り、6年生の子ども達に終始心の底から笑えるひと時をプレゼントしてもらいました。体育館の床を手でたたきながら笑い転げる子もいて、落語や漫才の楽しさを存分に味わうことができました。 |
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