9月26日(月) その1・・・一週間前は、台風14号の影響により、東京でも大雨や強い風の被害がありました。関東地方は台風の中心からだいぶそれていましたが、あれだけ雨や風が強かったのですから、台風のコースに近かった地方の人達は大変だったと思います。日本の近くで発生する台風は、10月まで日本列島を通る可能性があります。4年生の社会科で水害の学習を、そして5年生の理科では台風の進路についての学習をしてきています。天気予報やニュースをよく見ていると、それらの学習にかかわる情報を知ることができます。 さて、今日は校長先生が小学校低学年の頃に経験した台風の話をします。学校の帰り道でのできごとでした。台風がもたらした雨雲の影響で、前の日から大雨が続いていました。そのため、道路の脇にあった側溝(雪国だったので、道路横に雨水を流す大きな溝がありました)は雨水でいっぱいになり、すごい勢いで流れていました。そして、その水が集まる下流のところでは、あまりの水の多さに、車が通れないほど道路に水があふれてきていました。普段めったに見られる光景ではなかったので、友達と2人で流れる水の様子をずっと見ていました。その時、濁った水の中に赤い影がゆらゆらと動いているのを見つけました。よく見ると、それは真っ赤な大きな金魚でした。普段はザリガニ程度しかいない側溝に、色鮮やかな金魚が泳いでいたのですから、びっくりしました。すぐに友達と金魚をつかまえるために家に帰り、魚をすくう網を持ってもどってきました。 水の流れが激しかったので、もう別の場所に行ってしまったかなと思いましたが、金魚はさっき見つけた場所にいて、まだじっとしていました。網を入れてすくうと、今まで見たこともないほど立派で大きな金魚を捕まえることができました。2人とも家でそんな大きな金魚を飼うような水槽はもっていませんでしたが、とりあえず用意したバケツに金魚を入れて家まで持ち帰りました。 家に持ち帰り、友達と2人で冷静になって考えてみました。なぜあんなところに家で飼うような立派な金魚がいたのだろう…ということです。みなさんはもう気がつきましたか? そうです。大雨で人の家の池の水があふれて、金魚が逃げ出してきたのです。金魚を捕まえることに夢中になっていて、人の家から逃げ出した金魚であることはその時まで全く気付いていませんでした。よく考えると、金魚を見つけたすぐ近くの家の屋敷には、大きな池があったのです。結局、子どもだけで金魚を返しに行く勇気はなく、家の人に頼んで一緒にその家に行き、池に金魚を戻してきました。その家の人はとても喜び、お礼にと簡単なお菓子をいただきました。せっかく手に入れた金魚で残念な気持ちもありましたが、正直に話をして持ち主の家に返してあげられてよかったなと思いました。・・・ 続いて、ジュニアバレーの表彰を行いました。今月の大会で旭町小のチームが3位に入賞しました。代表の5年生に賞状を渡し、部員の募集を全校に向けてアピールしてもらいました。(写真下) 音楽朝会今回は、「運動会の歌」を音楽委員会の楽器演奏に合わせて歌いました。全てマーチングの楽器を使用しているので、持ち運びにも困りません。ただ、不安定な天気が続いていたので、実施できるのかどうか直前まで心配していました。そういう意味では、今日音楽朝会ができたこと自体が非常に嬉しいことです。 さて、歌声の方ですが、体育発表会はまだもう少し先というこの時期に、さらに屋外でマスクをしたまま歌ったので、気持ちが乗り切れていないところがありました。まだまだ声が出るのではとも思いましたが、それはこれからの課題とします。2学期は、音楽の授業の中でもできるだけ歌を歌う活動を増やしていこうと思っています。 9月22日(木)その音楽朝会のために、朝早くから音楽委員会の子ども達が楽器を持って集まってきました。運動会の歌の伴奏を何度か練習していると、道行く人々や中・高校生が振り返っていきました。校庭に音楽が響くのも久し振りのことです。 ところで、旭町小の「運動会の歌」は、本校オリジナルの曲であることをご存知だったでしょうか? 以前、音楽専科をしていた先生が作詞・作曲をした曲です。私が担任をしていた頃に作られた曲で、子ども達と一緒に歌った記憶があります。とっても元気の出る、開会式にふさわしい歌です。今年の体育発表会の児童鑑賞日は、いつもの運動会のように開会式と閉会式を行う予定でいます。 2校時に、教育アドバイザー訪問がありました。初任〜3年次の若手の先生方への研修の一環として行っている授業観察です。1学期に続いて、前校長の道山先生にアドバイザーとしてお越しいただきました。(写真上) 6年2組の「手品師」という教材を使った道徳の授業を見ていただきました。道徳の内容項目の「正直・誠実」について学ぶ授業です。この「手品師」は、昔からよく道徳の資料として扱われてきています。 売れない手品師が、男の子に手品を見せる約束をしました。その後、友人から同じ日に大舞台のマジックショーへの出演依頼を持ち掛けられます。しかし、手品師はマジックショーへの出演を断り、男の子に手品を見せる方を選択します。自分にとって大切なことは何か、決心するまでの葛藤を感じ取ることができる資料です。 売れない手品師が、大舞台に出ることをあきらめてまで一人の子どものために手品をする…そういう状況を理解するのは、多分大人でも難しいことではないでしょうか。「正直・誠実を教えること」は大変だなと感じました。しかしそれは、「教える」と考えるからいけないのです。「正直・誠実について考える」のが道徳の授業です。 同じ頃、隣りの1組では、国語の物語文「やまなし」の授業をしていました。こちらも、長年6年生の教科書に掲載されてきている名作です。宮沢賢治の独特な文章表現を味わうことが主になるので、いつもの物語と思って読んでいると理解が難しいはずです。 物語は、5月と12月の2枚の幻灯を基にしていることを伝えてから始まります。なぜ、5月と12月なのかとか、クラムボンとは何か、結局何が言いたいの? とか、繰り返し読んでいても疑問は尽きません。しかし、登場する生き物に着目したり、2つの場面に出てくる色を比べたりすることで、様々に解釈する道筋が生まれてきます。教科書に出てくるさし絵も、抽象的なものになっています。1組では、魚とやまなしの命の終わり方の違いについて考えさせていました。(写真中) 4校時に1年生の教室に行くと、連絡帳を書いている様子を見ることができました。担任の先生が書いた文字をモニターに映し、それを見ながら連絡帳に書いていきます。日付を書いてから、翌日(来週月曜日)の時間割を書きます。次に宿題を書いていました。1組の宿題は、「スキルノート 九と十」…新出漢字を2つ習ったので、その練習をしてくるのが宿題のようです。「けいド 13」…計算ドリルの13ページということでしょうか。さらに、「がっこうのおはなし。」…学校での出来事を家の人に話してくるのが宿題のようです。帰ってからどんな話をしたでしょうか。図書の時間に読み聞かせをしてもらったことや、給食でこぎつねご飯をたべたことを話すかもしれません。 連絡帳に3行程度ですが、きちんと書き写すだけでも1年生はかなり時間がかかります。しかし、自分の目で見て、その通りに文字にして書くということは、とても大切な力になっていきます。(写真下) 9月22日 給食室より打ち豆は大豆をつぶして乾燥させたもので、福井県などで親しまれている保存食のひとつです。打ち豆は早く火が通るので使い勝手がよく、みそ汁の他に煮物やサラダ、炊き込みご飯など、色々な料理に使われます。つぶしてあるので食べやすく、豆が苦手という人でも食べやすいです。 料理する前の打ち豆は、見た目がコーンフレークに似ています。今日は黄大豆の打ち豆を使いましたが、青大豆の打ち豆もあり、青大豆の打ち豆は枝豆のような色をしています。 9月22日の給食小松菜入り卵焼き 打ち豆汁 牛乳 一口メモ こぎつねご飯は、きつねの好物とされている「油揚げ」をたくさん入れて作る混ぜご飯です。今日は、こぎつねの耳のように、油揚げをかわいらしい小さめの三角に切りました。油揚げをさっとゆでてから、煮汁で煮ています。味がよくしみて、ジューシーでおいしく仕上がっています。 日本では、油揚げを入れたうどんを「きつねうどん」と呼ぶなど、きつねの好物は油揚げと昔から伝えられています。このように言われるようになったのには様々な由来があるので、興味があったら調べてみてください。 実際のきつねは、油揚げが好物というわけではないようですが、肉食に近い雑食性の動物なので、油揚げもおいしく食べるそうです。 科学クラブ:出前実験教室今日の実験は、「冷却パックを作ろう」という実験でした。尿素という物質に水を加えると、吸熱反応という化学反応が起こります。その反応を利用した道具を、身近なもので再現する実験です。講師の先生のお話をしっかり聞いて慎重に取り組む子供たちの姿は、真剣そのものでした。メスシリンダーを使用したり、電子天秤を操作したりして、実験に使用する物質の量をきっちりと測定して準備していました。 尿素は、わたしたちの尿に含まれている成分ですが、身近なものにもよく使用されています。それは、ハンドクリームや植物の肥料などです。生活の中の身の回りのものとの関連性を丁寧に説明してくださるのも、この実験教室のよいところです。 大きなチャック付きのビニール袋に尿素を入れました。小さなチャック付きのビニール袋には水を入れました。市販の冷却パックのように、大きな袋の中に水の入った小さな袋を入れておきます。そして、手で叩いて中の水の袋をはじけさせました。みるみるうちに袋の中で吸熱反応が起こりました。 この経験を通して、科学の世界への興味が一層深まったのではないでしょうか。どの子も実験に楽しそうに取り組み、よく考えている姿が見られました。 9月21日(水)家庭科の教科書(39ページ)には、品質表示のマークや環境に配慮した表示のマークがたくさん載っています。授業では、実際に自分の身の回りのものにどのようなマークがついているのか、探してみることにしました。道具箱に入っている糊や色鉛筆、定規などの他に、ノートや教科書にも様々なマークがついていることが分かりました。(写真上) 家庭科の教科書の裏には、「UD FONT」というマークがついています。これは、子どもからお年寄り、障害のある人まで、見やすく読み間違えにくい文字を使っているというマークです。改めて教科書の字体や文字の大きさを見直してみると、細かいところまで配慮が行き届いていることが分かります。多分、イラストの色合いにも工夫があるのでしょう。 最近は、牛乳パックや発泡トレー、アルミ缶、ペットボトルなど、再生可能なものは種別して回収するのが当たり前になってきました。私がよく使っているスーパーでは、アルミ缶やペットボトルを持っていくと、買い物ポイントに加算してくれる自動回収機があります。環境に配慮する内容が多くの教科書に組み込まれ、子ども達の未来のために地道な教育が進められています。 1年生は、今週の図工の時間に「さあ、めしあがれ」という作品に取り組みました。昨日は2組の子ども達が製作していました。教室に入った途端に、「見て、見て!」と呼ばれ、おいしそうな作品がたくさんできたことが分かりました。今日は、1組の子ども達が取り組んでいました。画用紙の大きな丸をお皿にして、自分の好きな料理をクレヨンで描きます。色画用紙をランチョンマットにしてデザインし、出来上がった料理を切り取って貼り付けると完成です。(写真中) ピザやスパゲッティ、ハンバーグ、お子様ランチなど、子ども達の大好きな料理がたくさん出来上がりました。ランチョンマットもすてきな模様にデザインしたり、スプーンやフォーク、ピザカッターを作って添えたりした子もいました。 お皿に四角いトーストが乗っている作品をつくった子がいました。黄色いバターがたっぷりぬられていて、とてもおいしそうな作品でした。・・・小学校に入る前(幼稚園に行く前だったかもしれません)、母親と近所のおばさんと3人で、田舎のデパートのレストランに行った時のことを思い出しました。何が食べたいかショーウインドーのところで聞かれ、トーストを指さしました。食パンに黄色いバターがたっぷりのった食品サンプルが、とてもおいしそうに見えたのです。当時は多分、朝食がご飯だったのでしょう。「せっかく来たのに、そんなもん…」と言われたのかもしれません。自分の望みはかなわず、他の料理を食べました。何を食べたかは忘れましたが、食後に近所のおばさんが、ソフトクリームを買ってくれたことははっきりと覚えています。 クラブ活動の時間に、科学クラブへの出前実験教室がありました。指導していただいたのは、夏休みの科学実験教室でもお世話になったディレクトフォースの皆さんです。今回は、「冷却パックを作ろう」というテーマで実験教室をしていただきました。 最近よくドラッグストアやホームセンターなどで、袋を破くと急速に冷やすことができる冷却パックが売られています。実際は様々な原理が使われているようですが、今日は子ども達にも分かりやすい方法で、理科室で簡単にできる冷却のしくみを教えていただきました。 使った材料は、尿素と水だけです。尿素が水に溶けた時の「吸熱反応」を利用して、温度が下がるしくみをビニール袋の中で実験しました。袋の中に入れた尿素の粉が水と混ざり合うと、一気に温度が下がります。大きく変化したところでは、18度近い水温差があったので、ビニール袋を手で触るとひんやりとした感触がよく分かりました。尿素は、その名の通り体の中で作られる成分ですが、工場でも簡単に作ることができる薬品です。肥料の成分として使われるので、ホームセンターでも売られています。また、水に溶ける保湿効果があり、ハンドクリームの原料としても使われています。 さらに後半は、氷に食塩を混ぜて冷却する実験を行いました。マイナス20度近くまで温度が下がり、子ども達はびっくりしていました。どちらの実験からも、身近な材料を使って吸熱反応を起こすことができることが分かりました。(写真下) 9月21日の給食シシャモのカレー揚げ じゃがいものきんぴら 白菜と油揚げの味噌汁 牛乳 一口メモ シシャモは、漢字で「柳の葉の魚」で「柳葉魚(シシャモ)」と書きます。15cm位の細長い魚で、日本では北海道で獲れます。しかし、あまりたくさんは獲れないので、私たちがよく見るのは、ほとんどがロシアやカナダ、アメリカなどで獲れた「カラフトシシャモ」です。 シシャモは、頭からしっぽまで丸ごと食べられるため、カルシウムをたくさん摂ることができます。カルシウムは、体の骨や歯を作る材料になります。子ども達は、毎日成長しています。成長期には骨も成長し、太く長くなります。丈夫な骨をつくるためにも、シシャモのように骨ごと食べられる魚をよく噛んで、残さず食べるようにさせたいものです。 今日のシシャモは、カレー味にして油で揚げています。 9月20日(火)4年生は、算数の時間に「およその数の使い方と表し方を調べよう」という単元に今日から入っています。算数において、数字をおよその数として見積もったり、四捨五入して概数として扱ったりすることは、とても重要な考え方です。また、日常でよく使われる算数であるとも言えます。 ところで、小学4年生の「算数の壁」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? いろいろな学年で「壁」という言葉が使われますが、算数の壁は4年生にあるようです。4年生になると、これまで好きだった算数に苦手意識をもつようになる子が増える傾向にあります。それは、4年生の算数から「応用力」が求められることが要因となっています。 4年生の算数では、つまずくポイントが多くあります。わり算の筆算…1〜3桁でわる筆算を習いますが、答えが立たなかったり、計算ミスが1か所でもあると答えが合わなかったりと、習熟に時間を要します。さらに、分数や小数の計算…分数や小数の概念をしっかり習得しておかないと、高学年での学習に影響することになります。そこにさらに「概数の概念」を学ぶことになります。四捨五入が理解できていても、「上から〇桁目を四捨五入する」とか、「〇の位までの概数にしなさい」という問題に対応できなければなりません。毎時間の授業をおろそかにせず、算数の壁をしっかり乗り越えていってほしいと思います。(写真上) 5年生は、社会科の時間に「自動車の生産にはげむ人々」の学習に入りました。5年生の社会科では、年間を通じて日本の様々な産業について学習をしていきます。1学期は、農業や水産業についての学習を中心に行ってきました。工業についての学習では、日本が昔から得意としてきた自動車工場を取り上げ、製造工程やかかわる人々の工夫や努力について学んでいきます。 2組では、昔と今の車の性能や生産台数の違いに着目し、現在の工場で車が大量生産されていることに気づかせていきました。教科書には、発売初期の自動車から現在の車種まで、様々な車の写真が載っています。自動車の歴史は、ボディーの大きさやデザインの違いだけにとどまりません。安全性や燃費など、外観だけでは分からない技術革新の変遷の歴史とも言えます。(写真中) 特に最近では、ハイブリッド車からさらに電気のみで走る自動車へと主流が移りつつあります。また、自動運転に近いレベルで、安全機能が標準装備される時代にもなってきました。1組でも、「自動車工場にいってみた〜い」という声が子ども達から上がっていました。最近は、関東圏内にある自動車工場が限られてきて、工場見学が難しい状況です。せめてオンラインを使った自動車工場の見学ができたらいいなと思います。 4年生は、理科の時間に「雨水のゆくえ」の学習をしています。今日は、1組が理科室で「水のしみこみ方」を調べる実験をしていました。(5校時に、2組も実施しています。)用意した土は、校庭と砂場の土です。見た目や手触りからも、それぞれの粒の大きさの違いがよく分かります。さらに、穴を開けたプラスチックのコップにティッシュペーパーをひき、それぞれの土を入れて水のしみこみ方を調べる実験を行いました。結果は、砂場の土は水がすぐに透過してきましたが、校庭の土は水が濁ったままで、なかなか落ちてきませんでした。(写真下) 台風はすでに温帯低気圧に変わり、東北地方から太平洋沖へと過ぎ去っていきました。しかし、今日も結局雨が降ったりやんだりの天気で、明日以降も台風一過の秋晴れとはいかない予報です。それにしても、ここ数日で雨がよく降りました。 9月20日の給食コロッケ ボイルキャベツ お豆のトマトスープ 牛乳 一口メモ 今日は、手作りのコロッケの献立です。実は、コロッケは給食で作るのが大変なメニューの一つです。 コロッケが出来上がるまでには、たくさんの工程があります。じゃがいもを蒸して、つぶした後、玉ねぎやひき肉などの具材と混ぜてから小判型に形を整え、パン粉の衣をつけて油で揚げます。 給食では、小中の全校分となる500個を作るので、じゃがいもをつぶしたり、形を整えて衣をつけるという作業はとても大変です。今日は、朝から調理員さんたちががんばって作ってくれました。 パンにキャベツと一緒にはさんで、コロッケバーガーとして食べられるようにしています。手作りのコロッケは、きっとおいしかったと思います。 9月16日(金)ヒガンバナにもいろいろな品種があり、これは通常よりも少し早めに咲くもののようです。北地区区民館前の植え込みにも、最近咲いているヒガンバナが見られます。旭町小には、中庭の池の近くにヒガンバナがありますが、そちらはまだ花芽が上がってきていません。 ヒガンバナで有名なのは、埼玉県飯能市の巾着田です。コロナ禍の影響で、この2年間はヒガンバナ祭りが中止になっていました。しかし今年は、明日から10月2日まで開催する予定とのことです。河原一面に真っ赤な絨毯のように広がるヒガンバナが見られることでしょう。今年は9月に入っても気温が高かったため、開花はやや遅れるのではないかと思われます。見頃は、来週後半の秋分の日あたりからでしょうか・・・まさに「彼岸花」です。 巾着田は、私の家から車で40分ほどのところにあります。3年前までは、ほぼ毎年のように行っていました。今年はどうしようかと考えています。また、巾着田ほどではありませんが、家からすぐの土手でも毎年たくさんのヒガンバナを見ることができます。先日、土手の草が機械で一気に刈り取られていました。これから続々とヒガンバナの花芽が上がってくることでしょう。 ヒガンバナは、球根に毒があることや様々な迷信があったことなどから、縁起のよくない花とされてきました。しかし、私はその独特な花姿が大好きです。家の庭では、ヒガンバナと同じ種類のリコリス(和名「ナツズイセン」)を育てています。 5年生は、夏休みの家庭科の宿題として、「調理実践カード」がありました。ゆでる調理に挑戦し、作った料理についてまとめてくる課題でした。両クラスとも廊下の掲示板に貼ってあったので、公開日や作品展示会に来られた方はご覧いただけたのではないでしょうか。(写真中) 作った料理を写真に収めたものが多く、どれもとてもおいしそうです。「卵サンド」を作った子がいました。…なるほど、ゆで卵を作り、それを応用して卵サンドにしたというわけです。カロリーは高めですが、私の好きなサンドイッチです。同じ卵料理で「オムライス」がありました。…ゆでる料理? と思ったら、一緒にゆで野菜が添えてありました。その他にも、麺をゆでるスパゲティや、白玉だんごもありました。中には、詳しいレシピや家族一人一人の感想を書いたカードまであり、とても楽しい夏休みの宿題であったことがうかがえました。 6年1組の教室で、「気に入らなかった写真」という資料を使った道徳の授業がありました。道徳の内容項目の「善悪の判断、自由と責任」に関する授業でした。教科書には、友達の写っている写真をインターネット上に投稿し、友達から削除を求められて悩むストーリーが、マンガ形式で示されています。(写真下) みんなで遊びに行って撮った写真を投稿したのは、良かれと思ってしたことでした。実際、多くの友達から賛同の言葉がありました。しかし、友達の一人は「髪型が気に入らないのに、勝手に投稿するなんてひどい。」と言ってきました。…今まさに全国的にあるSNSのトラブルの一つです。道徳では、このような情報モラルの内容も、各学年の教科書に組み入れられています。 「自分の髪型が気に入らないから消してくれと言うなんて、勝手な言い分だ。」とか、「こんなことでいちいち文句を言う方がおかしい。」という考え方もあるでしょう。しかし、この投稿サイトが友達だけでなく、一般の人にまで公開されるものであった場合は、十分に気をつけなければなりません。 ボランティアによる読み聞かせこれまで図書ボランティアの活動を毎年行ってきましたが、コロナ禍のためここ2年は実施できていませんでした。今年度から徐々に活動を再開させることになり、今日は第1回目の読み聞かせとなりました。 今後は、月に1回、1〜4年生までの読み聞かせをしていただく予定です。 9月16日の給食山賊焼き 野沢菜炒め 粕汁 牛乳 一口メモ 今日の献立は、長野県の郷土料理を基にしています。 「山賊焼き」とは、長野県の郷土料理の一つで、鶏の一枚肉をタレに漬け込み、片栗粉をまぶして揚げた料理です。名前の由来は諸説あるようですが、山賊は物を「取り上げる」から、「鶏を揚げる」料理として「山賊焼き」と呼ぶようになったと言われています。 野沢菜炒めは、野沢菜漬けを炒めた料理です。野沢菜は、長野県で多く作られていて、大きくなると1mほどにまで成長する野菜です。11月頃に収穫して、漬物に加工されています。ご飯によく合う副菜です。 9月15日(木)今週には、全員の鉢が各教室の外に並びました。登校すると、せっせと水やりに行く1年生の姿がまた見られるようになりました。アサガオの株は、今月になっても相変わらず元気いっぱいです。毎朝たくさんの花をつけている鉢もあるほどです。また、気温が少し下がってきたことで、花色が一層くっきりと鮮やかに見えるようにもなってきました。 アサガオの種とりをしながら、子ども達は様々なことに気づき始めています。花が咲いた後に種ができることや、茶色くふくらんできたところの中に黒い種が数粒入っていることなど、発見したことを次々と話していました。収穫した種は、4月に自分たちがしてもらったように、来年の1年生のプレゼント用にきっと使われることでしょう。(写真上) 2年生は、国語の時間に「どうぶつ園のじゅうい」という説明文の学習をしています。この説明文は、動物園の獣医の1日の仕事について日記のように書かれていて、時間的な順序をとらえるのに適しています。「朝」、「見回りがおわるころ」などの時間を表す言葉に着目して、時間的な順序に沿って獣医の仕事をまとめられるようにしていきます。また、この教材では、獣医さんが「する仕事」と「そうする理由」を対応させて読むことが目標となっています。 2組では、「いのししのお腹に赤ちゃんがいるかどうかを、機械を使って調べた場面」についての学習をしていました。エサを与えて、お腹の大きないのししを安心させながら調べたことが書かれていました。(写真中) この説明文の最後には、獣医さんは動物園を出る前に、必ずお風呂に入ることが書かれています。動物の体には、人間の病気の元になるものがついていることがあるので、外に持ち出さないようにお風呂に入るそうです。2年生の国語の教材ではありますが、大人にとっても「なるほど…」と思うことが書かれています。 動物園ではありませんが、つい先日、動物病院の獣医さんのところに犬を連れていきました。今週、14歳を迎えた我が家の愛犬です。盛んに耳をかゆがるので診てもらうと、外耳炎とのことでした。点耳薬と飲み薬をもらってきました。また、白内障の点眼薬ももらってきました。犬も人間並みの老後を迎えるものだと思いました。 3年生は、国語の時間にローマ字の学習をしています。現在の教科書では、指導時数は少ないのですが、3,4年生の国語の時間にローマ字の指導をすることになっています。ローマ字指導のねらいは、児童の身近なローマ字表示のものについて、読み書きができるようにするところにあります。2組では、ローマ字に使われるアルファベットの書き順についての学習をしていました。タブレットが導入されたことにより、ローマ字入力でアルファベットに慣れ親しんでいる子が多いはずです。しかし、ローマ字の手書きについては初めてです。教科書のアルファベットの書き順を見ながら、正しい書き方を練習していきました。(写真下) 今は、街のあちこちにローマ字があふれています。交差点の地名や駅名の表示、食品のパッケージなど、自然にローマ字が目に入ってきます。国語の時間に習い、興味・関心をもつことで、子ども達はすぐに読み方を覚えてしまうはずです。 昨日、2年生の教室でタブレットを使い、文字入力のソフトを使っている様子を見かけました。今後は、低学年の教科書にローマ字の指導が移行することになるかもしれません。 児童集会(何のキャラクターでしょう集会)
9月15日(木)に、meetを使って「何のキャラクターでしょう集会」を行いました。ルールは、集会委員がキャラクターの特徴を3つ程度言い、その特徴からキャラクターを推測し、当てるというものです。
集会委員会では、まずどんなキャラクターなら全校児童がわかるのかをよく考えて問題に選びました。次に、ヒントになる特徴についてです。3つ特徴を考えましたが、すぐにキャラクターを特定させないように、特徴を言う順番にも気をつけて準備をしました。 本番では、特徴を一つ言ったら3秒あけてから次の特徴を言うなど、工夫して大きな声で出題することができました。集会が終わると、「うまく言えてよかった」という声以外に、「もっとうまく言いたかった」など、次につながる感想も多く出ました。次回の集会に向けて、より一層頑張っていきます。 9月15日の給食華風きゅうり みかんミルクゼリー 牛乳 一口メモ 今日の献立は、人気メニューの一つである味噌ラーメンです。 ラーメンは野菜不足になりがちですが、給食の味噌ラーメンは野菜がたっぷり入っています。また、今日の味噌ラーメンは、おいしくなるように煮干しと鶏ガラでスープを作っています。 味の決め手である味噌は、スープにただ味噌を溶かすのではありません。まず、ニンニクやショウガ、ネギをゴマ油で香ばしく炒めます。さらに、それに赤味噌や白味噌を加えて炒めた「練り味噌」にしてから使っています。練り味噌にすることで、香ばしさやコクが加わります。 このように、おいしく食べてもらえるようにと、調理員さんたちが手をかけて作ってくれています。 9月14日(水)1校時に、校庭に6年生が集まり、卒業アルバムのクラス写真の撮影がありました。旭町小の思い出の写真として選んだ場所は、三角すべり台です。入学当初は、喜んでてっぺんまで上がり、繰り返し何度すべり下りたことでしょう。三角すべり台は低学年が使用することになっているため、3年生の頃からは眺めるだけでした。しかし、1学期に図工で製作した「お気に入りの場所」(先週の公開日に、廊下に掲示してありました)では、何人かの子が三角すべり台の風景を描いていました。 最初に1組が並び、笑顔で何枚か写真を撮りました。写真屋さんも、汗びっしょりになって様々なポーズの指示を出していました。マスクを外した6年生の笑顔を見たのは、久し振りのことのように感じます。(写真上) 今日一日は、写真屋さんに学校にいていただき、個人写真やクラブ写真も撮ってもらいました。2学期は、体育発表会や音楽会など、アルバムに載せる写真を撮るチャンスがたくさんあります。また、卒業アルバムの文集のページは、今学期の後半から取り組んでいく予定です。 3年生は、理科の時間に「植物の育ち方(花がさいた後)」の学習をしています。1学期から学校の畑を使って、ヒマワリやホウセンカ、オクラなどの種をまいて観察を続けてきました。3年生が育ててきたヒマワリは、先週観察した時よりもさらに全体が茶色くなり、いよいよ枯れ始めてきていました。今朝早くから学年の先生が畑に行き、ヒマワリの株を根こそぎ掘り上げてきました。 教室でヒマワリの株全体を持ち上げて見せると、子ども達から「わぁ〜」という声が上がりました。5月に種をまき、発芽して成長してきた頃と比べて、ずいぶん茎も根も大きくなったことが分かりました。今後は、他の花の様子も調べて、植物が成長する過程をまとめていきます。(写真中) ところで、3年生の理科の教科書には、「日本の植物の名づけ親・牧野富太郎博士」というコラムが載っています。牧野富太郎は、「日本の植物分類学の父」として知られていますが、練馬区と大変ゆかりの深い人物でした。練馬区大泉に、牧野記念庭園があります。生涯の後半、約30年間を過ごした地が練馬区ということもあり、名誉区民にもなっています。 また、最近特に話題になり始めたのは、来年度前期のNHK連続テレビ小説に、牧野富太郎の生涯が描かれることが決まったからでした。来年の春からは、出身地の高知県だけでなく、きっと練馬区も牧野富太郎ブームが沸き起こることでしょう。 牧野富太郎は、日本の植物の5分の1にあたる1500種に、新たな名前を付けたそうです。教科書には、牧野富太郎が植物を調べる上で大切にしていた言葉や、オオイヌノフグリの写真が載っています。春先によく見かけるかわいらしい小さな野草のオオイヌノフグリも、牧野富太郎が名付け親とのことです。 5年生は、国語の授業で「敬語」の学習をしています。敬語には、丁寧語と尊敬語、謙譲語があることや、それらの敬語には人と人とのつながりを円滑にする働きがあることを学びます。 日常生活の中に敬語があることは、5年生なりに理解はしています。しかし、友達に対する言葉づかいが多いためか、先生や目上の人に対する言葉づかいに慣れていない子がほとんどです。語尾に「です」や「ます」をつける丁寧語を使うことができても、尊敬語や謙譲語を正しく使うのは、子どもにとってとても難しいことです。(大人でも、厳密に正しく敬語が使える人は少ないのではないでしょうか。) 授業では、先生が様々な場面を設定し、目上の人に対してどのような言い方をしたらよいか問題を出していました。その後、グループで話し合いを行い、実際に敬語を使った受け答えについて考えました。 「卒業式に幼稚園の先生が来てくれた。なんと言ってあいさつすればよいだろう。」という問題がありました。さあ、どのように話したらよいでしょうか。「卒業式に来てくれて、ありがとうございます。」は、正しくありません。「卒業式にお越しいただき、ありがとうございます。」が正解です。「来る」の尊敬語の「お越し」と、「してもらう」の謙譲語の「いただく」を組み合わせた「お越しいただき」を使います。(写真下) 9月14日の給食野菜のペペロンチーノ炒め 牛乳 一口メモ ハヤシライスは、明治時代の洋食屋さんで売り出されました。そして、大正時代には、カレーライスとともに全国に広がりました。 ハヤシライスの名前の由来には、いくつかの説があります。ハヤシライスは、正式には「ハッシュドビーフアンドライス」と言います。英語で「細かく刻む」という意味のある「ハッシュ」がなまり、短縮されて「ハヤシライス」になったという説があります。また、カレーライスが苦手な洋食好きな林さんという人のために、行きつけの洋食屋さんが作ってあげたのが「ハヤシライス」になったという説もあります。 今日のハヤシライスには、かくし味として味噌が入っています。 図工 オリジナルパズル(5年生)
5年生の図工では、オリジナルパズルを制作中です。
どんな色にしようかな。パズルのピースの形はどう切ろうかな。自分独自のパズルを構想して板に描き、まずは電動糸のこぎりで切り出し、紙やすりをかけて色を塗ります。 写真にもありますが、作品保護の透明ニスを塗って仕上げます。鑑賞の一環として、完成後はパズルを交換してみんなで楽しむ予定です。 9月13日(火)1学期は、クレヨンで描いた風船に色を塗る作品を作りましたが、今回は筆で線を描く勉強です。パレットに好きな色を出し、筆で画用紙に自由に線を引いていきました。水の量によって絵の具の濃さが変わったり、画用紙ににじんだりする様子がだんだんと分かってきたようでした。パレットを片手に持ち、絵描きになった気分で様々な色と線の楽しさを味わっていきました。子どもの作品は、こういう抽象的な絵であっても、個性的な芸術作品に見えてくるから不思議です。(写真上) 5年生は、理科の時間に「植物の実や種子のでき方」の学習をしています。先週は、アサガオの花のつくりを調べ、中心におしべとめしべがあることや、おしべの先に花粉があることなどを学習しました。さらに、種子ができるためには花粉が重要なはたらきをするということを学んでいきます。 そこで今日は、2組の子ども達が理科室に行き、顕微鏡を使ってアサガオの花粉を観察していました。花粉を顕微鏡で観察する時は、セロハンテープを使うと便利です。おしべの先にセロハンテープの粘着面を軽くつけるだけで、顕微鏡観察用の花粉プレパラートができます。 5年生の子ども達にとっては、顕微鏡を使う授業は初めてです。ケースに入れて持ち運ぶところから、使い方の約束を学んでいきました。小学校の理科の授業で顕微鏡を使うのは、いくつかの学習しかありません。5年の花粉の観察と6年の気孔細胞、水中の微生物の観察ぐらいでしょうか。(顕微鏡は、他にも双眼実態顕微鏡や解剖顕微鏡があります。これらは倍率が低く、メダカの卵や岩石鉱物の観察などで使われます。) ところで、アサガオの花粉を顕微鏡で見ると、どんな形をしていると思いますか? 肉眼では白い粉のようなものです。それを顕微鏡で見てみると、一粒一粒は丸い形をしているのですが、周りにとげのような突起物がついていることが分かります。花粉が昆虫の体やめしべにつきやすくするためでしょうか。ちなみに、植物の種類によって花粉の形や大きさが異なります。(写真中) 4年2組で、「『正直』50円分」という道徳の資料を使った授業がありました。このお話は、くすのき しげのり さんの絵本を基に掲載されています。(「おこだでませんように」の絵本の作者です。)主人公のたけしと弟は、買い物の後におつりが足りないことに気づき、返してもらおうとすぐに行動しました。しかし、別の日にたこ焼き屋さんに行き、おつりを50円多くもらったことに気がつきます。・・・さあ、2人はその後、どのような行動をとったでしょう。 誰もがもつ人の心の弱さが表れるのが、「正直・誠実」というものではないでしょうか。おつりを手にした時、すでにその場で50円多いということに気がついています。すぐにその場で言い出せなかった気持ちは、大人でもよく分かるはずです。結局、迷った末に、2人は50円を返しに行くことにしました。みなさんだったら、どうするでしょうか? そのまま「ラッキー!」と思う人が多いことでしょう。私もその一人かもしれません。 2人は、50円を返しに行き、おまけでもらったたこ焼きを食べます。それが題名の「『正直』50円分」を意味しています。きっとその正直の味わいは、とてもおいしく感じられたことでしょう。自分たちの身近な生活の中で、正直にして良かったこと、正直に言って良かったことに結び付けて考えさせていきます。(写真下) |
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