登校班会議顔を見合わせて話し合いをするのは、2年ぶりでした。自分の登校班の良いところや課題についてしっかり話し合うことができました。これまで、先頭や最後尾から班を引っ張り、支えてくれた6年生に感謝の気持ちを伝えて、来年に向けて気持ちを切り替えているようでした。 一斉下校では、登校経路と集合場所を確認しながら、安全に下校する様子が見られました。来週からは、新しい班長が先頭になり、登校します。 2月24日(金)旭町小全体に、自分の考えを前面に出さない(出せない)子が多い気がします。つまり、学習中に手を挙げて発表しようとする子が少ないという印象です。人前で話をすることに慣れていないため、自分の意見を言うことが苦手な子が多いのではないでしょうか。きっとそういう子は、「家の中ではうるさいくらいよくしゃべるのに、外では静か」というタイプで、保護者の方もそこが課題ととらえているはずです。(実は、私もそういうタイプの子どもでした。低学年の時までは…) でも、安心してください。クラス内でのスピーチを経験させることで、話す力が少しずつ身についていきます。5年生のこの単元では、「事実と感想、意見とを区別するなど、話の構成を工夫する力を高めること」を目標として指導していきます。また、全体のテーマが「言葉とわたしたち」なので、言葉に関して普段気になっていることを取り上げ、自身の話したいことを決めました。1組では、「敬語をきちんと使えるようにしよう」、「感謝の言葉を言えるようにしよう」、「あいさつを言うことの大切さについて」など、よく考えて自分のテーマを決めていたようでした。また、発表内容を分かりやすく伝えるために、タブレットのスライド使ってまとめをしていました。(写真上) 実はその前の今朝、このクラスの男の子が校長室にインタビューに来ています。あいさつをすることの大切さを提案するスピーチを考えていたようで、私の考えを聞きに訪れました。1つ目の質問は、「あいさつをされてどう思いますか?」でした。「自分よりも先にあいさつをしてくる子がいると、きっとどこでもきちんとあいさつをしている子なんだろうなと思います。また、あいさつだけでなく、いろいろなことに積極的な子であると感じています。」と答えました。2つ目の質問は、「あいさつの指導をどうして大切にしているのですか?」というものでした。「あいさつは、人と人とのコミュニケーションの最初に必ずあるものです。あいさつがしっかりできなければ、相手とのコミュニケーションがうまくいきません。何事もあいさつから全てが始まるからです。」と話しました。今後、どのように自身のスピーチ原稿にしていくのか、とても楽しみになりました。 1年2組で、「ちいさなふとん」という資料を使った道徳の授業がありました。道徳の内容項目の「生命の尊さ」にあたる授業で、「自分の成長に気づき、自分やその周りに生きている人たちを大切に思う心情を育む」ことをねらいとしています。 導入では、実際に小さな布団を子ども達に見せていました。子ども達からは大歓声が上がりました。自分の布団と比べてとても小さいことや、赤ちゃん用のふとんであることがすぐに分かりました。弟や妹がいる子は、真っ先に気がついていたようです。 お話の内容は、・・・主人公のよしこは、産まれてきた弟を見て、そのかわいらしさから新たな家族の大切さや愛情を感じます。さらに、弟が寝ているふとんに自分が寝ていたことを知り、自分も弟と同じように小さかったことや、大きくなった今ではそのふとんに寝られなくなったことなどから、自分の成長に気づくという話です。 1年生は、学習も運動も、そして生活面でも、入学当初からできるようになったことがたくさんあります。しかし、そのような体の大きさだけではない自身の成長に、なかなか気づいていないものです。授業の後半では、どのようところで成長した自分を感じるかということについて話し合いました。家族の支えがあって成長してきた自分を振り返らせる時間になりました。 ところで、授業で使った小さな布団は、学年主任の先生が家からもってきたものです。自分の子どもが小さかった頃の思い出として残してあったのでしょうか。それとも、「道徳の授業で使える」と思ってとっておいたのでしょうか。おかげで、授業が盛り上がりました。(写真中) 6年生は、家庭科の時間に雑巾作りをしています。各家庭から古いタオルを持ち寄り、学年全員で雑巾を作ることにしました。これは、6年生が卒業前に在校生と教職員に贈るプレゼントになります。 6年生が卒業前に学校に残していくものとして、昔は「卒業制作」がありました。どこの学校にも、木彫りの校歌やトーテンポールなど、「昭和○○年 卒業生一同」と書かれた卒業制作が残っているものです。最近(10〜15年くらい前から)は、どこの学校でも大規模な卒業制作は実施しないようになりました。 理由は、いくつかあります。制作のための指導時数が確保できないことや、予算が取れないということが大きな理由です。また、どこの学校も、昔の卒業制作で学校中がいっぱいになっていて、これ以上置き場所がないというのも大きな理由の一つです。 そこで考えられたのが、心に残る消耗品を在校生に渡すという取り組みです。雑巾の製作は、家庭科の学習にもなるので、卒業記念品として学校に残していくのにはぴったりです。ミシンで縫い合わせ、小さな刺しゅうを入れて完成させていきます。(写真下) 2月24日の給食わかめスープ スイートアップル春巻き 牛乳 一口メモ 「スイートアップル春巻き」は、蒸してつぶしたサツマイモに、りんごのジャムと生のりんごを混ぜ、春巻きの皮で包みました。春巻きは、油で揚げることが多いですが、今日は皮に油をつけてオーブンで焼いています。油で揚げていなくても、皮がパリパリとしていて、とてもおいしく仕上がっています。 春巻きは、中華料理の点心の一つです。もともとは、立春の頃に春野菜を具にして作られていたため、「春巻き」と名付けられたと言われています。定番の春巻きもおいしいですが、今日のようにデザートにしたり、ハムやチーズ、ツナなどの手軽な食材を巻いてもおいしいです。いろいろなアレンジを試すとおもしろいと思います。 2月22日(水)子犬のマーチの鍵盤ハーモニカによる演奏は、3学期に入ってから各クラスで念入りに練習をしてきました。先週の旭幼稚園との交流会で演奏し、さらに自信をつけたばかりです。今日は、さらにいろいろな楽器が加わって合奏をしていました。 鍵盤ハーモニカ以外に、鉄琴や木琴、大太鼓、小太鼓、ピアノを担当する子の姿が見られました。鍵盤ハーモニカだけの合奏と違い、リズム感と迫力がさらに増した気がします。大太鼓と小太鼓の子ども達は、特に真剣な表情に見えました。それもそのはず、今日の学年練習は、最後のオーディションの場になっていました。音楽専科の先生が、一人一人の音を聴きながら、楽器の担当を決めていきます。打楽器は、合奏全体にかかわる重要な楽器なだけに、最後の最後まで慎重に決めていました。(写真上) 3,4校時に、3年生がアカオアルミの工場見学に行きました。アカオアルミは、旭町小の学区内に位置する大きな工場です。本社工場が旭町3丁目にあり、その他にも群馬県や栃木県に工場をもつほどの大規模な会社です。コロナ禍の3年間は見学ができませんでしたが、ようやく今回、3年生の見学を実施することができました。 こんな身近にありながら、私自身も工場内に入ったのは初めてでした。学年の子ども達を5つのグループに分け、それぞれに説明する方がついて案内をしていただきました。工場での作業は、まず海外から運ばれてきたアルミの地金(金の延べ棒ならぬ「銀の延べ棒」のようなもの)を溶解するところから始まります。溶解炉を開けた瞬間、遠く離れていても、顔にしっかり熱気が伝わってきました。さらに炎がぼわっと出て、子ども達から「おおぉぉ〜」の声が上がりました。 次に、溶かされたアルミが、スラブと呼ばれる大きな角材のような塊になります。重さ1トンのスラブが、工場の外に大量に置いてありました。その後、危険なので見学コースにはなっていませんでしたが、100mのレーンを何度も行ったり来たりしながらアルミを伸ばして薄くしていく工程があります。これは、以前5年生の移動教室で岩井に行く途中、新日鉄の工場で見たことがあります。真っ赤に熱くなった鉄が、レーンを行ったり来たりしながら薄くしていく様子を見た覚えがあります。 次の場所では、一定の厚みで伸ばされたアルミが、大きなトイレットペーパーのように巻かれていく工程を見学しました。このアルミのロールを様々に加工して、注文に合った製品が作られていきます。プレスラインでは、ガシャン、ガシャンというとてつもなく大きな音がしていました。クッキーの型を抜くように、アルミ板から同じ形のものを打ち抜いていた音でした。これも、以前自動車工場で見たことがあります。アカオアルミにも、たくさんの種類の金型がストックしてあるようでした。(写真中) 小学生の見学ということで、ところどころで体験的なコーナーが用意されていました。同じ大きさのアルミニウムと鉄を持ち、重さの違いを体感させてもらいました。(同じ体積でも、物によって重さが違う・・・ちょうど、理科の「ものの重さ」で学習したばかりです。)また、軍手をはめて、2種類のアルミニウム板を折りながら、かたさの違いを体感させてもらいました。一度作ったアルミ板に再度熱を加えることで、柔らかいアルミ板に変えることができるそうです。 アカオアルミでは、アルミニウムを加工して、自動車の部品の一部や調理器具にするためのアルミ部品などをたくさん作っています。かつては、1円玉の元になる丸いアルミ片まで作っていました。 工場見学のお土産として、パンフレットとアイス用スプーンを全員にいただきました。寒い時期ではありますが、早くカップアイスを買って使ってみたいです。 6年生の保健の授業では、喫煙の害、飲酒の害、薬物の害と、未成年や人間に害を及ぼす健康被害についての学習をしています。今日は、それぞれのクラスに養護教諭が入り、喫煙の害についての授業が行われていました。 タバコを吸うことによって、どのような害をもたらすかということを「体への害」、「心への害」、「周りへの害」に分けて考えていきました。タブレットを使ったり、教科書の資料を使ったりして調べ、グループで意見交流を行いました。(写真下) 「体への害」は、肺が汚れたり、ガンにかかりやすくなったり、食欲の低下など、たくさんあることが分かりました。「心への害」は、イライラしてやめられなくなるという依存症が関わっています。そして「周りへの害」は、副流煙による受動喫煙があることです。昔と違い、最近では喫煙場所がかなり制限されるようになってきました。授業後に感想を書かせると、「絶対にタバコは吸いたくない。」と書く子が多いです。その気持ちをずっともち続けてほしいと思います。 アカオアルミ工場見学(3年生)各グループに分かれて(また一班ずつに教えてくださる方がいて)、工場内外の様々な機械やアルミの加工の仕方、「アカオアルミ」工場は何をしている場所なのかなどを事細かに知ることができました。実際に体験できる機会もあったり、アルミの特性を他の金属と比べたり、様々な機械と仕事の役割分担を聞いたり・・・。2時間では足りないくらい子供達も興味津々で、たくさんメモをとり一生懸命にお話を聞く姿が見られました。大きな音やにおいも「アカオアルミ」工場ならではのもので、実際に見学をしたことで、学習がとても深まりました。 旭町にあるとても「すてき」な工場を知った3年生は、今回の工場見学の学習や自分で調べた内容などから、旭町の魅力について学習を進めていきます。 今回実際に工場見学をさせてくださったアカオアルミの皆様、本当にありがとうございました。 2月22日の給食サバの竜田揚げ 切り干し大根のサラダ なめこ汁 牛乳 一口メモ 今日のサラダに使っている切り干し大根は、大根を細く切り、干して乾燥させたものです。大根は、おでんや味噌汁、サラダ、大根おろしにしたりと、とてもなじみがある野菜の一つです。生のままの大根では長い間保存できませんが、干して乾燥させることで、長期間保存ができます。さらに、干すことで甘味が増し、おいしくなります。このように、昔の人々は、野菜がとれない季節にも食べられる食品としての工夫をしていました。 切り干し大根は、太陽の光を浴びて、栄養やうま味がギュッとつまっています。そしてさらに、昔の人の知恵もつまった食材と言えます。このような食材を大切にして、これからも伝えていきたいものです。 2月21日(火)1年1組の教室に入った時に、「シャンシャンが中国に帰る日ですよ。」と伝えました。1年生でもよくニュースを見ている子がいるものです。多くの子ども達がそのことを知っていたのでびっくりしました。 1年生は、国語の時間に「どうぶつの赤ちゃん」の説明文を学習しています。1組では、教科書に紹介されていない動物の赤ちゃんについて、資料をもとに学習を進めていました。先生が子ども達に用意した資料の中には、キリンやゾウ、などと一緒に、パンダの赤ちゃんの説明文もありました。 そこで、光が丘図書館から借りているパンダの赤ちゃんの本を画面に映して、どんな姿で生まれてくるのかをみんなで確かめました。「パンダの赤ちゃんは、生まれた時は100グラムぐらいで、長いしっぽでピンクの体をしています。お母さんが口にくわえて運んであげます。」・・・白と黒のお母さんパンダとは、全く違った様子で生まれてくるので、教科書に出てきたライオンタイプの育ち方をするということが分かりました。(写真上) また、パンダは、4か月でよちよち歩きをし、6か月でやわらかい竹を食べ始め、8か月でお乳を飲むのをやめるそうです。人間の赤ちゃんに近いくらい、母親に大事に育ててもらう動物であることが分かります。しかし、1歳半で独り立ちして母親から離れて暮らすそうで、そういうところはやはり野生の動物です。 4年生は、理科の時間に「すがたを変える水」の学習をしています。状態の変化に着目し、温度の変化と関係付けて水の性質を調べていく単元です。水が蒸発したり凍ったりするという変化については、日常的に気がついている子が多いはずです。様々な実験を通じて、正確に水の状態や温度変化を調べていきます。 1組が理科室で、水が沸騰した時に出る泡について調べる実験をしていました。ビーカーに入れた水を温めていくと、やがて沸騰する様子を見ることができます。子ども達が不思議に感じるのは、ビーカーの底から出てくる泡の様子です。「一体、どこから泡が出ているのだろう?」、「泡の正体は何だろう?」という疑問です。 そこで、ビニール袋に沸騰した時の泡を集める実験を行いました。ガスコンロでビーカーの水を温めるとともに、逆さまにしたロートを入れ、底から生じる泡を集めてビニール袋にためていきます。コンロに火をつけてからしばらくすると、ビーカーの底から泡が出始めてきました。しぼんでいたビニール袋が少しずつ膨らんでいきます。泡が無色透明であることから、泡の正体は空気ではないか、と考える子がいることでしょう。しかし、膨らんだビニール袋の中を見ると、たくさんの水滴が確認できます。そのことから、泡の正体は目に見えない(透明な)水蒸気であるということが分かります。(写真中) 泡の正体を「湯気」と答える子がいるかもしれません。湯気は、水が温められて気体となった「水蒸気」が冷えたものです。目に見える水滴になった状態を言うので、湯気は液体ということになります。 5年生は、算数の時間に「正多角形と円周の長さ」の学習をしています。今日は、円周が直径の何倍になるのかを実際に測る活動を行いました。つまり、円周率3.14を求める学習です。 直径10cmの円に接するように正六角形を描くと、(正三角形が6つ合わさってできていることから)正六角形の周りの長さは30cmになります。円周はその外側にあるので、30cmよりも少し長く、直径の3倍よりも少し大きいということが予想できます。また、同様に直径10cmの円に接する正方形を描くと、円周は40cmよりも短く、直径の4倍よりも小さいことが考えられます。ということで、円周は直径の3倍より少し大きく、4倍より小さいという見当をつけて実測を始めました。 まず、身の回りにある筒型(円柱形)のものを探し、紙テープを使って一回り(円周にあたる部分)の長さを測ります。次に、定規を使って正確にその直径を測りとります。後は電卓を使って計算(円周÷直径)をするだけです。(写真下) 結果は、必ずしも「3.14」になるというわけではありません。誤差があり、様々な数値が出てきます。しかし、3.1前後の値がほぼ得られる結果となりました。最後に先生から「円周が直径の何倍にあたるかを示す数値を『円周率』と言い、今後は『3.14』を使う」ということを教わりました。 最初から円周率=3.14を教えれば、このような1時間は必要ありません。しかし、そういう教え込みでは算数の本質が身につきません。実際に身近なものから円周率を求めてみる経験は、決して無駄にはならないはずです。 2月21日の給食ポテトミートグラタン オニオンスープ オレンジ 牛乳 一口メモ 今日のパンは、もちもちとした食感がおいしい「米粉パン」です。パンの生地を作る際に、小麦粉だけでなく、米粉を混ぜています。米を粉状にしたのが米粉で、そのためもっちりとした食感が出るようになります。 問題です。約50年前に比べて、日本人が食べる米の量はどのように変化したでしょうか? (1) 少し減った (2) 変わらない (3) 半分になった 答えは、(3)の「半分になった」です。昭和37年(今から60年前)では、米の消費量は平均118.3kgでしたが、平成30年(今から5年前)には、53.5kgまで減っています。 米を消費するということは、日本の田んぼを守ることにもつながります。最近では、米粉を使ったパンやケーキ、麺なども増えてきて、米粉の活用が進んできました。 4年生 あいさつ運動どの日を担当した子も、旭町小学校の元気な朝の始まりをリードすることができました。あいさつ運動を経験して、「あいさつしたら、きちんとあいさつを返してくれて嬉しかった。」「どの学年の人も自分よりすすんであいさつしてくれることがあってとても嬉しかった。」「きんちょうしたけど、すごく楽しかった。」と温かな気持ちになれたことを話していました。 朝、いつもより早く送り出してくださったご家庭のみなさま、ご協力ありがとうございました。 2月20日(月) その2まず、切り取る前に、自分の名前や新1年生へのメッセージを書きました。先週は、幼稚園との交流会でパッチンガエルのプレゼントをしたばかりです。しかし、今回は渡す時期がずっと後になります。入学したばかりの新1年生に種袋をプレゼントするのは、2か月後になるでしょうか。「自分が2年生になったとして…」と仮定するのは、現1年生には難しいことかもしれません。しばらく考えながら、「なかよくしようね。がっこうはたのしいよ。」、「いっしょにべんきょうをがんばろうね。」などとメッセージを書き込んでいました。(写真上) 秋に収穫したあさがおの種は、一人ずつジッパー付きのビニール袋に入れて保管してありました。種袋の組み立てが終わると、受け取ってもらう新1年生が喜ぶ顔を思い浮かべながら、一粒ずつていねいにあさがおの種を入れていきました。 2校時と3校時に、6年生各クラスに「ことわざの授業」がありました。昨年度に続き、講師として安藤 友子 先生に授業をしていただきました。安藤先生は、現在区内の中学校で学校経営補佐の仕事をされていますが、元は小学校の校長を務められていました。国語の専門の先生です。 今回は、新たに「ことわざカルタ」を紹介していただきました。ことわざを楽しい文字絵で表した、丸い形状のカルタです。(奥野かるた店より発売されています。第1集〜5集まであります。)ことわざに出てくる漢字の一部を文字絵風にアレンジしてあるカルタで、絵を見て答えるクイズとしても使えます。ことわざを知っていると、カルタの絵を見ただけで「あっ、あのことわざか!」と納得できます。「鬼」という漢字の目から涙が出ていて「鬼の目にも涙」というように…。 次に、ことわざが100個書かれているプリントを全員で読み合いました。知っていたことわざもあれば、初めて聞くことわざもたくさんありました。グループで意見交換し、感想を発表し合いました。毎年、とても不思議に思うのですが、子ども達から「ペンは剣よりも強し」ということわざが印象に残ったという感想が出されます。今年も両方のクラスからそういう声が聞かれました。安藤先生からは、「言葉は暴力に勝る」という意味であることや、慶応大学の校章に2つのペンが描かれている話を今年もしていただきました。 ことわざは、身近なものに書かれていたり、関連する絵が描かれていたりする場合があります。授業の終わりには、安藤先生が用意したことわざに関する道具類を見せていただきました。中には、「虎の子渡し」や「うさぎ波を走る」の絵が描かれている刀の鍔(つば)もありました。「虎の子渡し」は、家計に苦しむことを表したことわざです。「うさぎ波を走る」は、さざなみの立つ水面に月が映っている様子を表しています。 掛け軸には、うさぎが2羽、近くには弓矢が地面に刺さっている絵が描かれていました。すぐにひらめいた子がいました。「二兎を追う者は一兎をも得ず」です。安藤先生は、「これは江戸時代に描かれた掛け軸なのよ。」と言われてました。6万種類くらいのことわざがあるそうですが、昔から語り継がれてきたものも数多くあるようです。(写真中) 3年生は、理科の時間に「ものの重さ」の学習をしています。物の形や体積に着目して、重さを比較しながら物の性質を調べる学習です。物は体積が同じでも重さは違うことがあることや、物は形が変わっても重さは変わらないことについて実験を通して確かめる単元です。 2組は、理科室で「ものの重さと種類」の実験をしていました。同じ体積の物について、種類によって重さが違うかどうかを予想し、実際に電子はかりを使って比べます。例えば子ども達は、金属製のスプーンは重くて、同じ大きさのプラスチック製のスプーンは軽いということを、日常の経験から知っています。学校には、同じ体積(球体をした物質)でありながら鉄・プラスチック・木・ゴムでできた実験セットがあります。最初に見た目で予想してから、それぞれを電子てんびんにのせて何グラムあるのかを調べていきました。(写真下) 私が3,4年生くらいの時のことでした。父親から「鉄1kgと綿1kgでは、どちらが重いか?」という問題を出されました。「鉄は重いもので、綿は軽いもの」というイメージから、「鉄の方が重いに決まってる。」と答えました。兄はすぐに「両方同じだよ。」と言っていましたが、2人に説明されても自分は全く納得できませんでした。「マコトは、まだそういう考え方が分からないんだよ。」と2人が話していたのが悔しくて悔しくて仕方がありませんでした。成長して獲得していく子どもの概念というのは、様々にあるのでしょう。大人側にとって常識と思っていることでも、子どもの頭の中ではまだ一生懸命つくり上げている段階のものもあるのです。 ことわざの授業j(6年生)
安藤友子先生を講師にお招きし、ことわざの授業を行いました。
ことわざは、普段の生活の中で使われることも多いです。子供たちは多くのことわざを知っていましたが、その意味やつくられた背景までは知りませんでした。 子供たちから印象に残ったことわざを発表してもらい、そのことわざに対する詳しい説明を安藤先生からお聞きすることができました。意味や背景を知ったことで、子供たちはとても喜んでいました。ことわざに対する関心がさらに深まっていたら嬉しいです。 2月20日(月) その1・・・先週、同じ練馬区の小学校に出張で出かけました。その学校の会議室に向かっていた時に廊下ですれちがった子が、「こんにちは」とあいさつをしてきました。その一言で、すばらしい学校だなという印象をもちました。旭町小も日頃たくさんのお客様が見えています。皆さんの気持ちの良いあいさつで、すばらしい学校であることが伝わっていくとうれしいです。 ところでみなさんは、日頃整理整頓が得意な方でしょうか。整理整頓は、学校の様々な場面で大切なことであり、それぞれに重要な意味があります。 毎週この全校朝会でお話を聞く前に、「前へならえ」の号令がかかります。まっすぐに列を整えてから校長先生の話を聞くことになっています。これは、とても大切な理由があってのことです。もし、列が曲がっていたり、整列せずにただ集まって自由に話を聞くことになっていたりしたら、校長先生の話はみなさんの心までしっかり届かないはずです。列をまっすぐに整えることは、整理整頓の一つです。 全校朝会が終わると、昇降口で上ばきにはき替えます。そして、今はいている外ばきをくつ箱に入れます。いつもどのように入れているでしょうか。学校では、つま先を奥にして、左右のくつをきちんとそろえて入れることになっています。また、教室では後ろのロッカーにランドセルの向きをそろえて入れたり、体育袋や手提げを廊下のフックにかけたり、机といすの向きをそろえたりと、全員が同じルールでそろえておかなければならないことがたくさんあります。これらも全て整理整頓であり、きちんと物をそろえることで、落ち着いて学校生活を送ることにつながります。 話をしっかり聞くため、そして落ち着いて生活を送るため、もう一つ学校での整理整頓が必要な理由は、勉強がよくできるようになるためにあります。授業中にのりやハサミ、色鉛筆などを使う時がよくありますが、道具箱の中が整理整頓されていないとすぐに使うことができません。また、勉強がよくできるようになるためには、机の上の整理整頓も必要です。教科書やノート、ドリルに下敷き、筆箱と、1時間の学習だけで机の上でいろいろな学習用具を使います。学習がはかどる子は、机の上を整頓して上手に使い、机の右側と左側に置くものを考えて能率よく学習しています。 旭町小では、少年野球に入っている子が多いですよね。野球を例に考えてみましょう。監督やコーチから、練習中も試合中も、バットやグローブ、ヘルメットなどの道具をきちんと整頓して置いておくように指導されているはずです。まず、道具が散らかっていると、選手がつまずいて転び、けがをします。そして、自分のバットやグローブをさがすのに時間がかかっていたら、当然試合に負けてしまいます。これは、他のスポーツ選手もみんな同じです。スポーツが上手になり試合に勝つために、整理整頓がしっかりできなければならないのです。ですから、勉強ができるようになるためにも整理整頓が大切であると言えるのです。落ち着いてお話が聞け、勉強ができるようになるために、まず身の回りの整理整頓を心がけましょう。・・・ 続いて表彰をしました。まず、練馬区いじめ防止標語の作品募集に入選した、1年生の児童の表彰をしました。校内に、いじめ防止標語のポスターが貼られていますが、そこにも名前が掲載されています。(写真上) 次に、練馬区の児童生徒表彰に応募し、様々な分野で成績を残した児童3名の表彰を行いました。それぞれ、空手やバイオリン、野球で優秀な成績を収めたことへの表彰でした。(写真中・下) 2月20日の給食タイピーエン たけのこのひこずり 冷凍パイン 牛乳 一口メモ 今日は、熊本県の郷土料理の献立です。 タイピーエンは、エビやイカなどの魚介類や、豚肉、キャベツ、たけのこ、きくらげと、たっぷりの春雨が入った具だくさんのスープになっています。魚介の旨味がたっぷりと入り、春雨が麺料理のように楽しめます。そのため、カップ麺でも販売されたりと、とても人気がある郷土料理の一つになっています。熊本県では、給食にもよく登場しているメニューだそうです。 一方、たけのこのひこずりは、角切りのたけのこを甘めの味噌で味つけしています。味噌で炒り煮したものを、熊本県では「ひこずり」と呼ぶそうです。今日はたけのこを使いましたが、季節の野菜を使った様々なひこずりが作られているそうです。 2月17日(金)3種類のそれぞれの動物について、生まれた時の様子や移動の手段、食べ物を得る方法(母親から自立するまで)などが紹介されています。1組では、前回学習したライオンの赤ちゃんと比べながら、シマウマの赤ちゃんについて読み取りをしていました。(写真上) ワークシートに、「動き方」、「お乳を飲む期間」、「自分で食べ物をとり始める時」に分けてまとめていくと、動物による違いがはっきりとしてきます。ライオンの赤ちゃんは、生まれた時は自分で歩くことができず、お母さんの口でくわえて運んでもらいます。一方、シマウマの赤ちゃんは、生まれて30分も経たないうちに自分で歩きだします。(次の日には走り出すとも書かれています。)敵に襲われても、すぐに逃げることができるようになっています。お乳を飲む期間についても大きな違いがあり、そういう点からは、人間はライオンに近いということが分かります。 さらに、カンガルーや他の動物の赤ちゃんと比べていくと、子ども達は様々な違いに気づいていきます。光が丘図書館から借りている団体図書の中に、動物の赤ちゃんに関する本がたくさん用意されています。今後は、自分でいろいろな動物の赤ちゃんについて調べて、説明する文を作ったりもしていきます。 正門近くの梅の木に、ようやく花がつき始めました。紅白の梅の木が2本並んでいますが、紅い梅の方が早く咲き始めました。今週も北風が強く吹き、寒い日が続きましたが、ようやく春らしい暖かさが少しずつやって来ていることを感じます。 中休みに、一輪車で遊んでいた子がまず気がつきました。夏に梅の木の剪定があり、枝が切りそろえられているので、きれいに咲きそろいそうです。今度の日曜日は、4月並みの暖かさになるというので、これから一気に梅の花が開き始めることでしょう。(写真中) 3校時に、旭幼稚園のまつ組(年長組)と、1年生との交流会がありました。まつ組さんは、全員で100名近い人数(1年生の2倍)でした。体育館で向かい合って整列した時は、1年生は人数の多さにちょっと圧倒されていたようでした。 1年生からは、まず学校の紹介をしました。代表の子が前に出て、呼びかけ形式ではっきりと大きな声で発表しました。こういう姿も、幼稚園の子ども達には「お兄さん、お姉さんはすごいな」と思われていたはずです。(写真下) 続いて、旭町小の校歌を元気よく歌い、「子犬のマーチ」の合奏を鍵盤ハーモニカで合奏しました。幼稚園でも鍵盤ハーモニカを学習しているそうですが、2部合奏で披露した子犬のマーチは、またまた「すごい!」と思ってもらえたはずです。 最後に、プレゼントを渡しました。今月初めに作った「パッチンガエル」を渡しました。今頃、家に持ち帰って、パッチンと飛び跳ねるおもちゃで遊んでくれているでしょうか。さらにそのカエルには、1年生からのメッセージが添えられています。それを見て、4月からの小学校生活を楽しみにしてくれるといいなと思います。 体育館での交流会の後、校内を回って2年生から4年生の授業の様子を少し見せてあげました。目をキョロキョロさせて、教室内をのぞきながら歩いていました。さらに、校庭をぐるっと一周して、遊具やプールも紹介しました。どの子も、三角すべり台に興味津々の様子でした。 1か月後に卒園式があり、1か月半後には小学校に入学です。交流会を通じて、学校が楽しみという気持ちがもてたのではないかと思います。一方、1年生は2年生に向けた準備を本格化していきます。まずは、6年生を送る会に向けて、そして入学式の歓迎の出し物と、練習が続いていきます。 旭幼稚園との交流会(1年生)松組の3クラス、100名近い年長さんたちが来校してくれました。年長さんたちは、小学校ってどんなところなんだろう?と、ドキドキとわくわくが一緒になった気持ちだったようです。 1年生は、格好いいところを見せたい、お兄さんお姉さんとして頑張っているところを見てほしいという気持ちでした。 おみやげの「パッチンがえる」を作ったり、演奏や歌の練習をしたりして準備をすすめてきました。キラキラと目を輝かせた年長さん達の前で、大きな声で「校歌」を歌ったり、堂々と「子犬のマーチ」を演奏したりすることができました。 旭幼稚園の年長さんたちからも、貼り絵と折り紙で作った模造紙のお手紙をいただきました。 1年生の子どもたちがとても立派で、成長を感じたひとときでした。年長さんたちが、4月に入学してくるのを楽しみにしています。 2月17日の給食キャベツの塩昆布和え こしね汁 牛乳 一口メモ 今日は、群馬県の郷土料理の献立です。 カツ丼というと、卵とじが一般的ですが、群馬県では揚げたカツにソースのタレをかけた「ソースカツ丼」が親しまれています。そして、ソースの味はそれぞれの店で特徴があるそうです。給食では、ウスターソースとしょう油、だし汁、みりんで作りました。 「こしね汁」は、群馬県の名産品であるこんにゃくやしいたけ、ねぎを使った汁物です。それぞれの頭文字をとって名付けた味噌汁なので、「こしね汁」と呼ばれています。 群馬県は、こんにゃくの生産量が全国1位です。また、しいたけやねぎの生産量も、全国のトップクラスに入っています。 音楽朝会今回は、28日(火)に予定している「6年生を送る会」の全校合唱曲「輪になっておどろう」を歌いました。前回と同じように、最初に1年・2年・3年が体育館に集まって一緒に歌い、その後4年・5年・6年と交替して同じように行いました。 伴奏は、5.6年生の音楽委員12名による楽器の演奏です。委員会の時間を2回ほど使って練習してきました。 「輪になっておどろう」がヒットしたのはずいぶん昔のことですが、アフタービートのノリが心地よいようで、子供達にこの曲を聞かせると自然に身体が動き出します。1年生から6年生まで学年に関係なく喜んで歌っています。歌の魅力です。 現在、「6年生を送る会」に向けて、各学年がお礼の出し物の練習をしたり、体育館の飾りや教室の掲示物、6年生用の席札、色紙やペンダントのプレゼントなどを作成したり、当日の司会進行の準備を進めたりと全校で取り組みを進めています。卒業間近の6年生にとって、すてきな思い出が一つ増えることを願っています。 2月16日(木)今日、読み聞かせをしていただいたのは、「チョコレートができるまで」という絵本でした。先日、バレンタインデーがあったため、チョコレートの絵本が選ばれたようでした。 原料のカカオ豆からチョコレートになっていくまでを、子ども達に分かりやすく紹介した楽しい写真絵本です。最初は、外国で採れる緑色のごつごつした実から、カカオ豆を取り出す写真が紹介されます。チョコレートがこんな実からできるなんて…と、子ども達にとっては不思議がいっぱいです。 次に、日本にやって来たカカオ豆が、チョコレート工房で自家焙煎されていく様子が紹介されています。先週、5年生と明治製菓に社会科見学に行きましたが、作られ方は工場と同じです。最後に、チョコレートを使ったいろいろなお菓子が紹介されていました。ページをめくるたびにチョコレートの香りが出る本にしたら、人気間違いなしの絵本になりそうです。(写真上) ちなみに、作者の宮崎 祥子さんは、姿を変える食べ物絵本を他にもたくさん出しています。読んでみたくなりました。 3年生は、社会科の時間に「練馬区のうつりかわり」の学習として、「昔の道具調べ」をしています。2組では、図書資料やタブレットを使いながら調べていました。洗濯板やたらい、火鉢など、道具の使われ方を調べると、当時の人々の生活の様子が分かってきます。(写真中) 昔の筆箱を調べている子がいました。セルロイドでできた筆箱です。セルロイドは、明治時代にアメリカから入ってきたようです。プラスチックが主流になるまでは、おもちゃや文房具類に多く使われていました。プラスチックよりも柔らかい素材です。今では、レトロな文具として、高値で売られているようです。 牛乳箱を調べている子がいました。今も牛乳の配達は残っていますが、昔は牛乳配達が当たり前のように盛んに行われていました。「朝一番早いのは」の歌で、3番目に早いのが牛乳屋さんとして歌われています。ちなみに、1番早いのはパン屋さん、2番が豆腐屋さんです。牛乳箱は、昔は木製でした。これも、今では昭和レトロなものとして売買されているようです。 2週間ほど前に、昭和世代とZ世代を比較したテレビ番組がありました。懐かしさとともに、その時代なりに人々に愛された商品が開発されていたことがうかがえました。 1年2組では、2校時に教育アドバイザー訪問の授業がありました。初任〜3年次研修の先生方に向けて、授業力向上の研修に位置づけて実施しています。今回も、教育指導課から道山元校長先生にお越しいただき、若手の先生の指導をお願いしました。 算数の「なんじなんぷん」の授業でした。今まで、「何時」と「何時半」という学習を行ってきています。今度は、時計の長い針が6や12の数字以外のところにある場合の読み方を学習します。 すでに時計を読める子は多かったようですが、知らない子もたくさんいたようです。長い針が数字のところに来た時に「何分」になるのかを教科書に書き込んでいきました。長い針が「1」のところは「5分」、「2」のところは「10分」・・・「11」は「55分」となります。大人は知っているから当たり前と思うかもしれませんが、子ども目線になって考えると不思議なことです。「なんで1なのに5分なの?」と…。「文字盤の数字は、何時の短い針用の数字だから」と説明しても、1年生にはそういう理屈は難しいものです。この単元は2時間扱いです。日常生活の中で時計の読み方を少しずつ指導していくことが大切です。今、何時何分が読めない子も、いつか分かる時がきます。 ところで、若手の先生への指導は、学習指導面だけではありません。生活指導や子ども達へのかかわり方等、全てに渡ってアドバイザーの先生が指導・助言を行います。教員にとって大切な力は、「熱・愛・力」です。「力」は指導力ですが、これはすぐに身につくものではありません。しかし、どんなに若い先生でも、「熱」と「愛」で子ども達に向かえば、指導力をカバーすることができます。 今年度、道山先生には何度も本校に来ていただき、若手教員への指導をしていただきました。ご自身の子どもよりも若い先生方に、毎回熱心に指導していただきました。(写真下) 2月16日の給食サワラの西京焼き 野菜のじゃこ炒め のっぺい汁 牛乳 一口メモ 今日の「サワラの西京焼き」は、魚を西京味噌と砂糖、みりん、しょう油、酒に漬け込んで焼いています。西京味噌というのは、京都を中心に関西地方で食べられている白味噌です。普通の味噌は塩分が12パーセントくらいですが、西京味噌は5パーセントと塩分濃度が低く、甘味があるのが特徴です。京都では、お正月の雑煮には欠かせない調味料になっています。 魚を焼く時は、給食室に大きなオーブンがあるので、一度にたくさん焼くことができます。しかし、今日のように味がついている魚を焦がさないように焼くのは大変な作業です。しかも、しっかりと決められた温度まで火を通さなければなりません。 2月15日(水)そこで5年生は、「動物たちのウォールポケット」作りに取り組むことになりました。カラーキルトやボタン、フェルトなどがセットになった教材を注文し、フェルトを切り取るところから製作が始まりました。そして2組では、今週からいよいよ本格的にミシンを使った学習が始まっています。(写真上) ミシンは、上糸と下糸の2本を絡ませて縫い目を作っていきます。まず、それぞれの糸をセットするところから、多くの段階を覚えていかなければなりません。また、ミシンを使った縫い始めや縫い終わりの仕方など、練習布に試し縫いをしながら覚えていきます。 最近は、家にミシンがないという家庭が多いようです。ミシンを使う授業の時には、生活支援員の先生にも入っていただき、操作方法をていねいに見てあげられるようにしています。 6年生に、薬物乱用防止教室がありました。光が丘警察から、スクールサポーターの方に来ていただき、各クラスに授業をしていただきました。6年生の保健の時間には、「飲酒の害」、「喫煙の害」、「薬物の害」を学ぶことになっています。飲酒と喫煙は、20歳を過ぎれば何も問題がありませんが、薬物だけは子どもも大人も絶対にいけないことです。映像資料や、実際に取り調べであった話を交えながら、薬物の恐ろしさについて説明をしてもらいました。(写真中) 薬物の恐ろしさは、依存性が強いことや脳に作用して幻覚を起こすこと、さらには体を蝕むところにあります。DVDでは、中高生が友達から薬に誘われる場面が映っていました。薬物に手を染める原因の多くは、友達や先輩からの勧めがほとんどです。はっきりと断る勇気が必要です。 また、授業の後半には、インターネットやオンラインゲーム等による犯罪被害防止についても話をしていただきました。インターネットは、世界中の人とつながりがもてる反面、世界中の悪い人ともつながる恐ろしさがあります。SNSに個人情報を載せたり、ラインやメールでのいじめや誹謗中傷の書き込みをしてはいけないことを指導していただきました。最近では、飲食店での悪ふざけの動画から、大きな損害賠償につながった事件がありました。子どもがやったことでも、絶対に許されない重大な犯罪です。スマートフォンやインターネットを使える環境にある子ども達は、そういう危険性のある道具であるということを必ず知っていなければなりません。 月曜日に、情報リテラシーチェックシートの活用についてのプリントが配布されています。各ご家庭で実施されたでしょうか? 子どもだけでなく、保護者も一緒に行うことになっていました。 5年1組で、「最後のコンサート チェロ奏者・徳永兼一郎」という道徳の授業がありました。精一杯生きた徳永兼一郎さんの姿を通して、「生命尊重」について考える学習でした。 NHK交響楽団のチェロ奏者として活躍した徳永兼一郎さんは、がんで亡くなる直前まで演奏を続けました。YouTubeで、最後にホスピスで演奏会を開いた様子を見ることができます。(テレビのドキュメンタリー番組として、過去に放送されたことがあります。)車椅子に乗った徳永さんがチェロを手にし、弟の二男さんと二重奏をする様子が映し出されていました。(写真下) 演奏会に来ていた人たちは、誰もがこれが最後の演奏になると感じていたはずです。兼一郎さんも、とてもチェロを弾けるような体ではなかったにもかかわらず、最後の演奏に向かいました。コンサートの最後に弾いたのは、カタロニア民謡の「鳥の歌」でした。チェロの神様と言われたパブロ・カザルスが、かつて国連で世界平和を願って弾いた有名な曲です。その曲が、はからずも兼一郎さんの人生最後の「鳥の歌」となりました。 この動画には、兼一郎さんの楽器製作に携わってきた佐藤さんの涙ながらのインタビューも収められています。多くの人が兼一郎さんの生き方に感動を受けたことが分かります。 |
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