10月21日(火)
今日は、この単元の最初の学習として、文章題を1つの式に表す課題から取り組みました。問題文は、「500円玉を出して140円のお茶と210円のゼリーを買って、おつりを150円もらいました。」というお話です。「500−140−210=150」と表すこともできますが、2つの品物の代金は「140+210=350」です。それを式に組み入れるなら、「500−(140+210)=150」と表すことができます。(写真上) ( )…「かっこ」を使った式は、2年生の「計算のくふう」という単元で学習済みです。4年生の今回の学習では、計算式の中で( )がある場合は、その中の計算がまず優先されるということを習熟していきます。さらに、四則計算の中では、かけ算やわり算がたし算・ひき算よりも優先されるということも学習していきます。 子どもの頃、算数のこの四則計算のきまりの学習で、クラスで合い言葉を作ったことを思い出しました。「1にかっこ、2に積・商、3は順に左から」という言葉です。担任の先生が、「何かいい覚え方はないかな?」と話して、クラスのみんなで考えた計算順序の合い言葉でした。何十年経っても覚えているということは、いかに子ども達をわくわくさせ、みんなの心をとらえた指導であったかが感じ取れます。 運動会が終わり、5年生の武石移動教室が3週間後に近づいてきました。すでに5年生は、初めての移動教室に向けて様々な準備を進めています。1校時に、3回目となる係活動の時間がありました。2泊3日の移動教室は、現地に行った3日間が楽しければよいというものではありません。一人一人が集団行動を行うための責任ある係の一員となり、そのための計画と準備をしっかり行うことが欠かせません。テーマを決めた調べ学習も含めて事前の準備をすることは、子ども達にとって大事な活動です。そして、そういう事前準備と学習が、一層移動教室を楽しくすることにつながります。 子ども達の係の内容は、その年の学年によって様々です。また、移動教室の全体計画によっても変わってきます。今回の5年生の移動教室では、7つの係に分かれて活動しているようでした。班長、副班長、生活係、食事係、バスレク係、キャンドルファイヤー係、体育館レク係に分かれて、活動内容や役割分担などについて話し合っていました。(写真中) 今回、移動教室で泊まる宿舎(ベルデ武石)は、長野県上田市の美ヶ原高原のふもとにある練馬区の施設です。標高1000mの場所なので、5年生が行く11月10日〜12日は、かなり気温が低いことが予想されます。ということで、外のキャンプファイヤーではなく、体育館でキャンドルファイヤーを行うようです。 5年生の廊下には、移動教室までの予定が貼ってあります。今後も、係活動やキャンドルファイヤーの練習、健康カードの記入と、やるべき活動がたくさんあります。 急激に気温が低くなり、秋本番が一気にやってきた感じです。中庭に出ると、甘いいい香りが辺りを包み込んでいます。キンモクセイの香りです。今年は猛暑の影響でしょうか、例年よりも3週間も遅く香り始めました。光が丘公園には、とてつもなく大きなキンモクセイの木があります。今日の夕方、自転車で通った時、たっぷりとその香りを吸い込んできました。誰もがその木の下で、大きく深呼吸したくなるほど幸せな気分になれる場所です。 今日は、2校時から4校時にかけて、2年生1クラスと1年生2クラスのサクラ草の植え替え作業を指導しました。毎年、低学年の植え替え作業を指導するのを楽しみにしています。22年間、担任の経験がありますが、残念なことに1,2年生は一度も指導したことがありません。サクラ草の植え替えで全学年の指導ができるのは、校長としての特権です。 しかし、毎年低学年(特に1年生)への指導には苦労します。上学年のように、一気に植え替えの仕方を説明するのでは伝わりません。何段階にも細かく分けて説明し、一つ一つ確実に全員ができるまでゆっくり指導していくことが欠かせません。また、難しい言葉も使えず、なるべく具体的にやって見せながら進めていかなければなりません。日頃の低学年の先生方の苦労がよく分かります。 でも、なんてかわいいのでしょう。ビニールポットをひっくり返して、友達に手伝ってもらいながら苗を植え付けた子ども達の表情は、「できた!」という輝きに満ちています。 1年生は、今年もチューリップの球根と一緒に植え付けました。多くの学校では、球根だけをアサガオの鉢に植え付けています。地上に何もない状態で3月まで過ごし、毎日水やりをさせるのは何とも味気ないものです。サクラ草の苗が一緒に植えてあれば、毎日の水やりは楽しいものです。(写真下) サクラ草は、12月ぐらいから咲き始める予定です。色は白かピンクか赤があり、花色の濃さや花びらの形状は、微妙に一株ずつ違いがあります。明日からまた、1,2年生がせっせと水やりをする姿が見られます。 サクラ草の植え替え(1年生)
校長先生がサクラ草の植え替えの「プロ」だと知った子ども達は、食い入るように植え替えのポイントを聞き、校長先生の手つきを見てお手本にしていました。友達に「こうするんだよ。」と教え合っている子や、返事が立派だと褒められている子もいて、生き生きと作業をしていました。 最後に、「水やり」と「愛情」を毎日あげることを約束して授業が終わりました。どんなお花が咲くのかを楽しみにしながら、明日から毎日お世話をしていきます。 10月21日の給食
キャロットドレッシングサラダ チリンドロン 牛乳 一口メモ にんじんのオレンジ色は、カロテンという栄養素です。カロテンは、油との相性が抜群です。今日のドレッシングのように、油と合わせたり油を使って炒めたりすることで、油に溶け出して体に取り込まれやすくなります。 カロテンは、体に取り込まれるとビタミンAとなり、目や肌、特に鼻やのどの粘膜を健康に保つために働きます。 10月18日(土) 午後の部より
教室でお弁当を食べた後の午後の部は、6年生のマーチングから始まりました。旭町小の伝統となっているマーチングを引き継ぎ、すばらしい演奏を披露しました。たくさんの拍手から、参観されていた全ての方々が、旭町小のこのマーチングを毎年楽しみにされていることが感じられました。(写真上) 続く応援合戦の後は、団体競技が続きました。3,4年生の「ななめ大玉ころがし」、5,6年生の「騎馬戦 旭町最終決戦 見のがせん!」(写真中)、そして1,2年生のかわいらしい「チェッコリ玉入れ」が行われました。午前の部最後の大玉送りもそうでしたが、練習の時とは違った結果に、先生たちも大盛り上がりでした。本番での子ども達の力は、想像を絶するものがあります。 競技の最後は、中高学年リレーが行われました。リレーの選手たちも、休み時間を中心に何度もバトンパスの練習をしてきました。力強い走りで会場を沸かせました。リレー選手としての緊張感もなんのその…すばらしい活躍と接戦でした。(写真下) 閉会式では、最初に得点発表がありました。今年は赤組が優勝しましたが、どちらも最後までよくがんばった運動会でした。児童代表の言葉を6年生が担当し、立派に運動会を締めくくりました。 運動会を通じて、子ども達がとても輝いて見えました。保護者の皆様の温かいご声援と励ましに、改めて感謝を申し上げます。また、多くの方々に片付け作業を手伝っていただけましたことにも、深くお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。 10月18日(土) 午前の部より
午前の部は、各学年の徒競走と表現種目、全校競技が行われました。低学年は50m、中学年は80m、高学年は100mを全力で走り抜きました。 表現種目では、1年生のかわいらしいダンスから高学年のたくましい踊りまで、それぞれの学年の特色を生かした演技が見られました。 写真は、1年生の50m走と5年生の「旭町ソーラン」、全校競技の「大玉送り」です。1年生は、小学校初めての運動会で、50mを全力で駆け抜けました。5年生の伝統のソーランは、とてもかっこよかったです。そして、全校競技の大玉送り・・・白が2勝して勝利を収めました。 午後の部もよろしくお願いいたします。 10月18日(土) 本日の運動会について
先月配布した「運動会のご案内」の裏面に会場図が載っています。トラックの周囲は全て立見席となります。 入場行進は、8時50分から行います。開会式の様子から、ぜひ子ども達の姿をご覧ください。たくさんの声援をよろしくお願いいたします。 10月17日(金)
万国旗は一昨日、そして昨日の放課後には教職員でテントを設置しました。校庭は、もうすっかり運動会当日の様相になっています。体操着ではありませんでしたが、子ども達はいよいよ本番直前という雰囲気を感じ取り、しっかり練習に取り組んでいました。 応援の練習は、開会式後のエール交換と午後の部の応援合戦の両方を行いました。応援団長は6年生が務め、校庭に響き渡るほどの大声でがんばります。また、副団長は5年生が行います。開会式での優勝杯・準優勝杯返還は、副団長の役割になっています。応援団は、その他に旗手と太鼓の役割も決めてあります。今年の応援団も、4年生以上のクラスから多くの立候補者の中から決めたそうです。 多くの学校では、運動会が体育発表会的なものに替わり、応援団のない学校行事になっています。自分たちで創意工夫してみんなを盛り上げるのが応援団の役割です。そういう立場で活躍する子ども達の姿こそ、学校行事として外せないものであると私は思います。(写真上) 閉会式の練習は、今回初めて行いました。閉会式の最初に、得点発表があります。得点係の子ども達が朝礼台のところに集まり、赤組と白組の得点を発表します。 運動会を盛り上げるうえで、3桁の得点をどのように発表するかがとても重要なポイントになります。今日は、練習のために「100対101」の場合で行いました。百の位→十の位→一の位の順に発表していました。では、「230対190」だったらどうでしょう? この場合は、一の位から順に発表した方が盛り上がります。さらに「315対320」だったら・・・十の位を最後にします。というように、得点係の担当教員はそういうところも計算に入れているのです。(写真中) ちなみにこの写真は、三角すべり台の上から撮りました。当日は、遊具類は全て使用禁止・立ち入り禁止です。 2校時から4校時は、低→中→高学年の順にリハーサルを行いました。ダンスのリハーサルでは、ペア学年でお互いの踊りを見せ合い、緊張感を高めて最後の仕上げにしていました。 表現の他に、団体競技の練習を行った学年がありました。低学年の団体競技は、「チェッコリ玉入れ」です。今日は、道具を用意せずに、競技中の動きの確認をしていました。1回戦目は1年生が行い、2回戦目は2年生、3回戦は全員で行います。旭町小では、コロナ禍明けの2年前からチェッコリ玉入れを行い、大変な好評を得ています。 このチェッコリ玉入れは、今では全国の多くの小学校における玉入れ競技の定番となりつつあります。私の記憶では、20年以上前から運動会の玉入れに「チェッコリ」の曲がかかっていました。チェッコリ玉入れは、歌の部分はダンスをし、間奏に入るところで笛が鳴り、子ども達が一斉に玉入れをします。また歌が始まると、元の場所に戻ってダンス・・・と繰り返します。この「ハイブリッド式玉入れ」は、低学年の子ども達が踊るかわいらしさと、ちゃんとルールを守って元の位置に戻って来る律儀なしぐさが魅力となっています。 チェッコリの原曲は、アフリカのガーナ民謡であるとされています。そしてこの曲を使った玉入れは、1980年代にすでに埼玉県で始まっていたのではないかとされています。明日の運動会では、ぜひ低学年の子ども達のかわいらしい踊りにご注目ください。(写真下) 10月17日の給食
コーン入りキャベツサラダ 牛乳 一口メモ 明日は、いよいよ運動会です。全校児童の練習の成果が出し切れることを願って、給食室からも応援しています。そこで、運動会応援メニューとして、勝負に「勝つ」とかけて「チキンカツカレー」を作りました。 カレーのスパイスで食欲がわき、ご飯がすすみます。チキンカツをのせるために、今日の野菜はみじん切りにしています。給食が明日の運動会をがんばるパワーになることを願っています。 10月16日(木)
昨日の放課後、教職員で校庭に万国旗を張りました。万国旗があるだけで、「いよいよ運動会」という雰囲気が一気に出てくるものです。しかしその万国旗も、雨に濡れた洗濯物のようになっています。明日から天気が回復する予報なので、今日一日は「中休み」として、パワーを充電する日にしていきます。 2年生は、国語の時間に「お手紙」という物語教材の学習をしています。お話全体のほとんどが会話文で構成されているので、単元の終わりに音読劇を行うようになっています。 この物語は、アーノルド・ローベルの「がまくんとかえるくん」シリーズの「ふたりはともだち」の中に含まれているお話の一つです。この絵本では、仲良しのがまくんとかえるくんが、2人の間で繰り広げられる様々なエピソードが会話形式で描かれています。相手を思う気持ちがとっても優しくて、そしておかしくて、でもちょっぴり切ないところがあるのが魅力です。 この「お手紙」は、仲良しのがまくんとかえるくんの対照的な性格がよく表れた内容になっています。親友とは、性格がお互いに違う方が気が合うものと言われますが、この物語を読むと納得できます。さらに、1通の手紙を通して友情がさらに深まっていく様子が感じられ、とても温かな気持ちにさせられる内容です。2年生の国語の教科書に50年以上前から採用されているほど、たくさんの子ども達の心を豊かにしてきました。 このお話を読んで誰もが考えるのは、「なんでかたつむりくんに手紙を託したのか」ということです。動きがゆっくりなのは分かっていたはずなのに…。(結局、届くまでに4日もかかりました)また、かえるくんががまくんに自分が手紙を書いたことをしゃべってしまうのも笑えます。さらに、原文がどのような感じで書かれているのか分かりませんが、日本語訳がとてもよかったのではないかと思います。真面目なセリフが登場人物のかわいらしさとユーモアを演出しているように感じます。(写真上) 5年生は、理科の時間に「台風と天気の変化」という学習をしています。単元の前半は、「台風の動きと天気の変化」について学びました。1学期には、天気は西から東に移り変わるということを学習済みです。台風もそのようになるのだろうか? という疑問から、衛星写真やウェブサイトの台風の進路を調べていきました。台風の場合は、日本付近で偏西風の影響を受けてコースが大きく変わることや、台風の規模によっては進路が不規則になる場合があることが分かりました。 単元の後半では、「わたしたちのくらしと災害」についても学習することになっています。2組では、台風によってどのような災害が起きるのか、様々な資料をもとに考えていました。今年は、今のところ東京に直接的な台風の被害は起きていません。しかし、それは本土でのこと…同じ東京都の伊豆諸島は、先日の2つの台風の直撃で大きな被害を受けたばかりです。テレビのニュースなどでその被害状況を目にした子は多かったはずです。さらに教科書には、台風による災害から生命を守るためにできることについて詳しく書いてあります。(写真中) 理科の時間に災害の学習? と思うような内容が、いたるところに入ってきています。5年生では、次の「流れる水のはたらき」の単元にも、洪水による災害について学習することになっています。また、4年生の社会科では、現在ちようど水害についての学習をしているところです。このように、理科や社会科を中心に、災害教育の内容が盛り込まれるようになりました。 給食室前の掲示板に、以前栄養士さんが作った「目の愛護デー」に関する資料が貼ってあります。目の健康に良いとされる食品が、クイズ形式で紹介されています。1年生の子ども達が、クイズを楽しみながら資料に見入っていました。 掲示板に貼られた資料には、目に良い栄養素として「ビタミンA」についての説明があります。ビタミンAの主要な成分であるレチノールには、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあるそうです。そこで、ビタミンAを多く含む野菜として、ブロッコリーやにんじん、かぼちゃ、ホウレンソウ、トマト、スイカが正解として選べるようになっています。(写真下) 一昔前に比べて、教員の仕事もパソコンを使う時間が非常に多くなってきました。それ以外にも、スマートフォンなど、画面を見ている時間が極端に増えてきています。子ども達を取り巻く環境も同様です。今後、ますますメガネが必要な人の割合が、大人も子どもも増加していくことでしょう。せめて目に良い食品をしっかり摂って、美しいものが美しく見える目を養っていきたいと思います。 10月16日の給食
蒸し鶏のチリソース 中華風サラダ 五目スープ 牛乳 一口メモ 給食では、鶏肉を使う場合は、時間が経ってもパサパサしにくい鶏モモ肉を使うことが多いです。 モモ肉は、ニワトリの足の付け根の部分にあたります。たくさん動かす部分なので、うま味が強いです。また、皮の部分に脂が多く、しっとりとして食べやすいのが特徴です。 今日の給食では、蒸しているので余分な脂は落としつつも、しっとりとしておいしく仕上がりました。 10月15日(水)
また、開会式の最後は、「ゴーゴーゴー」の歌を音楽委員会の伴奏で歌います。昨年までは「運動会の歌」という旭町小独自の歌を入れていました。しかし今年からは、歌の盛り上がりと午後の応援合戦のことも考え、「ゴーゴーゴー」の歌でそろえることにしました。 次に、応援合戦の練習をしました。応援合戦は、午後の部のマーチングの後に全校で行います。太鼓の合図で応援団が入場し、赤組も白組も気合の入った応援を繰り広げます。ここでの「ゴーゴーゴー」の歌は、CDの伴奏で歌います。応援団は、歌に合わせて振り付けがあり、見せ場となっています。きっと、開会式での「ゴーゴーゴー」よりもさらに盛り上がる歌になるでしょう。 今日は最後に、全校競技「大玉送り」の練習をしました。午前の部の最後の見せ場が大玉送りです。高学年の係児童(赤白それぞれ4名ずつ)がスタートとともに大玉を転がして、先頭に並ぶ1年生のところにもっていきます。1,2年生は2列になって並んでいるので、大玉はその間を転がしていきます。続く3年生以上は、4列で並んでいます。係の児童が大玉を持ち上げ、頭上で大玉を送るようにしていきます。4〜5年生の辺りがちょうどカーブになっているため、大玉が落ちやすいところです。大玉が落ちてしまった場合は、その地点からやり直します。これを2周して、大玉が元の位置に置かれた状態でゴールとなります。2回戦行って勝敗を決めます。(1勝1敗なら引き分け) 今日の大玉送りは引き分けでした。本番まで、もう練習は行いません。焦れば焦るほど大玉はよく落下します。当日はどうなることでしょう。(写真上) 6年生は、算数の時間に「円の面積の求め方を考えよう」という学習をしています。円の面積=半径×半径×円周率(3.14)と覚えてしまえば簡単です。しかし、小学校ではそういう教え方はしません。どのようにしてこの公式ができたのか、ということを考えさせることが重要です。それが算数の難しさでもあり、楽しさにも通じるところです。 まず、円の面積を求めるために、今まで習った面積を求めることができる図形に置き換えられないか…ということを考えさせていきます。面積を求めることができる図形には、正方形や長方形、並行四辺形、台形といった四角形の他に、三角形があります。そこで、円を細かく扇形に等分していき、並び替えて長方形を作る活動を取り入れます。長方形の面積=縦×横・・・を使い、数式を整理して「半径×半径×円周率」を導き出します。この学習を「楽しい!」と思えたら、もうすぐ始まる中学の数学がおもしろく感じられることでしょう。 今日は1組の教室で、複合図形の面積の求め方についての学習をしていました。正方形から1/4の扇形の面積を引き、それを2倍した面積を正方形から引く…という何段階にも面積を複雑に求めていくことが必要になる問題です。さらには計算の力も欠かせません。(写真中) 1年生の各クラスに外国語の授業がありました。ALTのレイア先生と外国語講師の先生に授業をしていただきました。今日は、「動物の名前を英語で言おう」というめあてで学習をしました。 いろいろな動物の絵が描かれているカードとともに英語での言い方を教えてもらい、一緒に発音しながら覚えていきました。ゴリラやライオン、パンダも出てきましたが・・・「gorilla」は日本語では「ゴリラ」ですが、英語の発音は少し違います。「lion(ライオン)」や「panda(パンダ)」も同様です。1年生ながらに発音の違いに気をつけてALTの先生のまねをしていました。(写真下) 2学期からALTの先生が各クラスを回り、子ども達と一緒に給食を食べてもらっています。今日は、先ほどの授業があった1年2組との給食交流の日でした。子ども達のグループに入り、英語を交えたおしゃべりをしながら会食を楽しんでいました。担任の先生に聞いたら、9月に行った1回目の給食交流は、子ども達がとても緊張していたそうです。今回はすでに子ども達もALTの先生に慣れ、楽しく会食ができたと話していました。 10月15日の給食
小松菜と生揚げのごま炒め うち豆汁 牛乳 一口メモ 「うち豆」とは、大豆を水に浸して柔らかくした後に、木づちというハンマーのような道具で打ち、平らにして乾燥させたものです。 うち豆は、福井県などの北陸地方に伝わる伝統的な保存食です。つぶすことですぐにふやかすことができ、調理時間が早くなります。 昔から米づくりが盛んな地域では、田んぼのそばで大豆を一緒に栽培していました。日本人にとって貴重なたんぱく源だった大豆を使い、保存するために便利な知恵が詰まった食べ物と言えます。 10月14日(火)
単元の前半では、四捨五入についての学習をしました。「およそいくつ」という概数の考え方は、小学生の発達段階とともに身についてくるものです。四捨五入には様々な場合に応じた表現の仕方があります。「四捨五入して、〇の位までの概数にする」という言い方や、「四捨五入して、上から〇桁の概数にしなさい」という場合があります。単に、4以下を切り捨てて5以上を繰り上げるというだけでなく、どの位を四捨五入の対象にするかの判断が大切になります。 さらに単元の後半では、目的に応じて和や差の概数を利用した計算の仕方を学びます。今日、4年生の各クラスで行っていたのは、その最後の授業場面でした。子ども会の39人で遠足に行く場合の電車代やバス代を見積もる問題について考えていました。 まず、電車代が1人620円だった場合、全員の交通費がいくらになるかを考えました。こういう場合は、上から1桁の概数で計算すると便利です。620円を600円、39人を40人として計算すると、暗算で24000円が求まります。次に、バス代が1台38220円だった場合の1人当たりの交通費を考えました。これも概数で見積もり、40000÷40=1000円と簡単に求めることができます。 算数は、実生活で活用していけることが何よりも大切です。普段の生活の中で、おおよその考え方と見積もりがいつでもできるようにしていきたいものです。(写真上) 3年生は、国語の時間に「ちいちゃんのかげおくり」という物語文の学習をしています。戦争関連の物語教材は各学年にありますが、中でも一番悲しいのがこの物語です。「ちいちゃんのかげおくり」は、「車のいろは空のいろ」(4年生で「白いぼうし」を学習します)を書いた あまん きみこ さんの作品です。「白いぼうし」のファンタジー作品とは全く別物の、とても悲しい内容になっています。 ちいちゃん一家は、空襲に遭います。焼け出されたちいちゃんは一人ぼっちになり、空腹に絶えながら生きながらえようとする姿が描かれていきます。しかし、その幼い命も、やがて暗い防空壕の中で息絶えていきます。幸せだった時の家族4人のかげおくりが、天国に向かうちいちゃんの姿と重なる最期の場面は、特に胸に深く残るシーンになっています。 この物語には、戦争を激しく否定するような表現は一切ありません。それでいながら、戦争の悲惨さを知らない現代の子ども達に、戦争がどんなものかを教えてくれる物語です。平和の尊さとともに、家族のいる幸せを伝えてくれます。3年生の心にしっかり残るように指導していきます。(写真中) 2年生の生活科の学習には、「えがおのひみつたんけんたい」という大きな単元があります。地域の人々との関わりを通して、人と関わることの楽しさや地域に愛着をもつことをねらいとして学習を進めてきました。1学期には、「まち探検」を通して、自分たちの地域や社会との関わりを深めてきました。来月にもまた「まち探検」を行い、地域で様々な仕事をしている人にインタビーをするなどの活動をしていく予定です。 教科書には、2ページに渡って「きらきら えがお 見つけたよ」という資料があり、様々な職業が写真で紹介されています。野菜農家や看護師、漁師、サッカー選手、宇宙飛行士…と、様々な分野の仕事で笑顔輝く人たちの写真が載っています。2年生の子ども達は、これ以外にもいろいろな職業に興味をもつ頃です。そこで、自分で調べてみたい職業を選び、本を使ってどのような仕事をするのかを調べてみました。 この学習のために、様々な職業について紹介している本を、光が丘図書館の団体貸し出しとして借りています。パン屋さんや美容師、ペットサロン、さらには海上保安庁の仕事まで、どの子も興味をもって調べたことをカードにまとめていました。(写真下) 10月14日の給食
甘酢あんかけ卵焼き もやしと春雨の和えもの 中華風スープ 牛乳 一口メモ 「実りの秋」というように、秋にはおいしいものがたくさん収穫されます。毎日食べているお米もその一つです。 お米は、5月に田植えをした後、収穫までに八十八もの手間がかかると言われています。このことから、昔から「米一粒に八十八の神様がいる」とされるほど、農家の方々が心を込めて大切に育てられてきています。おいしいご飯が食べられることへの感謝の気持ちを込めて、毎日のお米をいただくようにしたいものです。 給食に使っているお米も、11月頃には新米に切り替わる予定です。楽しみにしていてください。 サクラ草の植え替え(3年生)
2年生までは、1つの苗に対してペアで行っていた植え替えを、3年生になり初めて一人で挑戦しました。最初にスペシャリストである校長先生から植え替えのやり方とポイントを教えていただきました。 その後、土や肥料の分量を確認しながら、慎重に作業を進めていました。苗を選ぶときも、大きく育っている苗や気に入った苗をじっくり観察して選んでいました。ポットを逆さにして苗を抜き取る通称「プッチンプリン」の作業が難しかったようです。苦戦しながらも、ていねいに鉢に植え替えていました。根が見えなくなるように、そして葉にはかからないように土を入れて完成です。最後に校長先生に合格をもらったら、ジョーロで水をあげて植え替え作業が終わりになります。 今後は、子どもたちが水とたっぷりの愛情を注いで育てていく様子を一緒に見守りたいと思います。 10月10日(金)
入場行進は、6年生のマーチングの演奏に合わせて全校児童が行進をします。応援席前に整列し、プラカードの係児童を先頭に一斉に前進するという入場の仕方です。昔は、体育倉庫側の入退場門から入り、行進しながら校庭をぐるっと一周するやり方で行っていました。それがコロナ禍で運動会が取りやめになり、さらに外壁工事で通路が狭くなったのをきっかけに、現在の方法になりました。 旭町小の運動会は、何と言ってもこの6年生のマーチングが輝きを放っています。6年生が全校の中心に立ち、楽器を持って演奏しながら行進する姿がお手本となり、下学年の力強い行進を生んでいます。旭町小の伝統を守る6年生を見ながら、あこがれの気持ちが芽生えていく瞬間が感じ取れるひと時です。(写真上) 「あこがれ」と言えば、全校練習の後半に行ったエール交換も同様です。応援団は、4年生から6年生の精鋭で練習をしてきました。いよいよ今日の全校練習が初のお披露目となりました。太鼓の合図で元気よく入場してくる応援団を拍手で迎えた後、赤組も白組も大きな声と手拍子でエールを送り合います。 このエール交換は、開会式後の準備運動(ラジオ体操)の後に行います。また、午後の部でも全校で行う「応援合戦」があります。きっと、応援団のかっこいい姿を見て、「いつか自分もやってみたいな」と思った子が多いはずです。応援団の活躍は、全校の子ども達のあこがれの的になっていることでしょう。 4年1組で、「わたしたちの校歌」という資料を使った道徳の授業が行われていました。道徳の内容項目の「よりよい学校生活」に関する学習としてこの資料が使われています。そして、自分たちの校歌について調べることから、昔から大切にされてきたものや学校のよいところを見つけ、学校生活を楽しくしていこうとする心情にもつなげていきます。 旭町小の自慢の校歌を作詞したのは、まど みちお さんです。童謡「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」、「一ねんせいになったら」などの作詞で知られる詩人・作詞家だった まど みちお さんです。授業では、旭町小の校歌の歌詞で好きなところを子ども達に聞いていました。1番から3番のどの歌詞にもすばらしい言葉があることに気がつきます。(写真中) 旭町小の校歌ができたのは、昭和36年の3月と記録されています。学校ができた当初はまだ校歌がなく、開校してしばらくしてから作られました。まど みちお さんは、実際にこの旭町小を訪れて作詞されています。当時の子ども達の元気な姿や、遠くに見える景色など、印象に残った様子が校歌にちりばめられています。さらに、「風うつくしい この丘」という言葉が校歌の題名になっています。まどさんならではのこの表現は、旭町小の財産と言えるでしょう。 校長室の隣の応接室には、まどさんの直筆の校歌が飾ってあります。授業の終わりに、子ども達を連れて見学に来ていました。 1年2組の教室では、アサガオのリース作りをしていました。1年生は、先週の木曜日にアサガオのつるを切り取り、丸く束ねて乾燥させていました。まだ花が咲いていた株もあったので、ちょっとかわいそうなところもありましたが、勉強のためということでハサミを入れました。 子ども達は、家からいろいろな材料を用意してきたようです。カラフルなリボンやモール、毛糸、さらにはフリフリのついたリボン(プリーツリボンというのでしょうか)、デコレーションボールと呼ばれるふわふわの毛球まで・・・各家庭でがんばって用意していただいたのでしょう。持ってきた材料をふんだんに使いながら、とても楽しそうにリースを飾っていました。これにこの間拾ってきたどんぐりや松ぼっくりもくっつけたら…すばらしいリースになりそうです。(写真下) 今月に入ってリース作りにすぐ取り掛かったのには、理由があります。アサガオで使った青い鉢を、次のサクラ草栽培に使うためです。昨日は4年生、今日は3年生がサクラ草の植え替えをしました。1年生は、運動会が終わってから植え替え作業を予定しています。チューリップの球根と一緒に植え付けをする計画でいます。 10月10日の給食
洋風肉じゃが ブルーベリーケーキ 牛乳 一口メモ 今日は、目の愛護デーです。「10」を横にして並べると、眉毛と目の形に見えてきます。このことから、10月10日は目の愛護デーとされています。 給食に毎日出てくるにんじんに含まれているカロテンは、身体の中に入ると暗い所でものを見るのを助ける働きをしてくれます。また、カップケーキに入っているブルーベリーには、アントシアニンという成分が含まれています。本や画面をじっと見たことで疲れた目の筋肉をほぐし、ピントを合わせやすくしてくれる働きがあります。 音楽朝会「ゴーゴーゴー」
音楽委員会も、開会式で演奏する「ゴーゴーゴー」の演奏に取り組んできました。今月の音楽朝会では、赤組と白組に分かれて整列して、音楽委員会の児童の演奏に合わせて「ゴーゴーゴー」を歌いました。 運動会は徒競走のような個人種目もありますが、みんなで力を合わせて協力して取り組まなければならない場面がたくさんあります。その気持ちを「ゴーゴーゴー」の歌に乗せて、一生懸命歌う子供たちの歌声が体育館中に響き渡りました。今年はどのような運動会になるのか、楽しみでなりません。 サクラ草の植え替え(4年生)
教室を出るとき、子ども達から声が聞こえてきました。4年生は、これまで使っていた青いアサガオ用の植木鉢を卒業して、白い植木鉢に植え替えをします。きっと、高学年の仲間入りを果たした気分だったことでしょう。どの子も、にこにこと嬉しそうに植木鉢を抱えていました。 校長先生から植え替えのコツを教えていただきました。どの子も、とても手際よく取り組んでいました。苗を選ぶときは、それぞれの感性で選んでいました。「小さい子を選んだんだ。」とできるだけ小さい苗を手にする子もいれば、「葉っぱが立派だからこのサクラ草にした。」と大きいものを選んだ子もいました。これから、サクラ草のお世話が始まります。 校長先生が尋ねました。 「サクラ草を上手に育てるためには、大切なものが2つあります。何か分かりますか。」 自信をもって子ども達が答えました。しかも、声をそろえて! 「水やりと愛情〜!」 10月9日(木)
1学期には、「どちらが ながい」という単元があり、長さの概念について学習してきました。今回は、算数で初めて習う「体積の概念」についての学習です。小学校の算数では、入れ物に入る水などの量を「かさ」という言葉で表しますが、その基礎となる学習です。算数における「かさ」とは体積のことで、特に液体の量を指す場合によく使われる言葉です。そして5年生からは、「かさ」のことを「体積」と定義して学習が進められていきます。 教科書の初めのページには、同じ大きさのペットボトルに入った3本のジュースの写真があります。その下には、大きさの違うコップにそれぞれのジュースを移し替えた写真が載っています。先生が「どのジュースが多いと思う?」と聞くと、「真ん中!」とか「右の方!」という声が子ども達から上がりました。子どもからすると、細長いコップに入ったジュースの量が多く見えたり、幅の広いコップに入れた方が多く見えたりするのでしょう。「もともと同じ大きさのペットボトルに入っていたんだから一緒だよ!」と発言した子の意見に同意させるようにもっていき、「ねぇ〜、どれも同じだよね。」と先生がまとめました。きっと、中にはまだ「細長いコップの方が多いのに…」と納得していない子がいたかもしれません。(写真上) 私も子どもの頃、同じような経験をしたことがあります。3年生ぐらいの時のことでした。「鉄1kgと綿1kg、どっちが重いか?」と父親に聞かれ、兄は「同じ」と答え、私は「鉄の方が重い」と答えました。父親と兄は笑っていましたが、私は理解できずにずっと鉄の方が重いと言い張っていた覚えがあります。 子どもの概念とはそういうもので、大人が考えるほど簡単に身につくものではありません。様々な経験を通して重さや体積、長さの感覚がもてるようになるのです。 3年生は、算数の時間に「大きい数のかけ算のしかたを考えよう」という学習をしています。2位数や3位数に1位数をかける筆算の仕方について学習する単元です。 今日は、「23×3」の計算の答えが69になることから、その筆算の仕方について学習していました。かけ算の筆算のやり方をどこかで習ってきた子もいるようで、「3×3=9 2×3=6だから、答えは69」と説明する場合があります。しかし、「2×3=6 これはどういう意味なの?」と聞くと、説明できないことが多いものです。(十の位の「2」なので、20×3=60を意味しています。) つまり、かけ算の筆算は、一の位と十の位に分けてかけ算をし、それぞれの答えをたしていることになります。これは、3年生の1学期に学習したことを利用した考え方です。1学期の最初の単元で、かけ算の「分配法則」を学習しました。「9×7」は、9を5と4に分けて、「5×7」と「4×7」のそれぞれの答えを合わせた数になるということを学んできています。 ちなみに3学期になると、かける数が2位数になった場合のかけ算の筆算について学習します。(写真中) 2年生は、国語の時間に「ことばあそびをしよう」という学習をしています。教科書には、「数え歌」や「ことばあそび歌」、「いろは歌」が載っていて、声に出して読むことで楽しめる内容になっています。 「いろはにほへと ちりぬるを…」で始まる「いろは歌」は、47文字のひらがなが1回ずつ使わた優れた歌です。しかも、作られたのが10〜11世紀頃ではないかというから驚きです。 全てひらがなで書かれているため、意味をよく知らずに言葉だけ覚えている方が多いのではないでしょうか。いろは歌の現代語訳は、仏教の教えである「諸行無常」を基にした内容になっています。「いろはにほへと ちりぬるを」→「色は匂へど 散りぬるを」(美しく咲き誇る花も、やがては散ってしまう)「わかよたれそ つねならむ」→「我が世誰ぞ 常ならむ」(この世に生きる私たちも、永遠に同じ姿で存在し続けることはない)・・・という感じで続きます。(写真下) |
|
|||||||||||