おはなし会(2年生)魔女の不気味なシチューのお話から、いろいろなものを飲み込んでしまう魚や猫のお話、虫食い植物の本まで、面白くてじっくり読んでみたくなる本ばかりでした。読み聞かせもクイズもあって、みんな大満足な一時間だったようです。 11月5日(火)これまでの小学校の英語教育は、2011年に小学5,6年生を対象に必修として始まった「外国語活動」が始まりでした。その成果と課題を受けて、2020年4月からは、3,4年生が必修化の対象となり、英語教育の開始が5年生から3年生へと引き下げられました。さらに、5,6年生の英語教育に関しては、「教科化」となりました。つまり、国語や算数と同じように、「外国語」という名前で教科として扱われています。年間70時間、およそ週2回ペースで授業を実施し、通知表に成績も示すようになりました。 この英語4技能検定は、英語における4技能「リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング」の定着度を把握するために実施しています。そして、その結果をもとに授業改善に役立て、子ども達の英語力の向上を図ることをねらいとしています。 事前に、調査問題や機材が委託業者から送られてきていました。全員に専用のタブレットとヘッドセットが配布され、全てタッチペンで画面を操作しながら解答していく試験になっています。ヘッドセットを通じて英語を聞き取り、選択肢から答えを選んだりしていくので、検査中の教室内は全く音もなく静かです。また、スピーキング問題では、自ら英語で発音した音声がタブレットを通じて録音されていきます。(写真上) 今後、採点等は委託業者が行い、個人成績表が送付されてくることになっています。採点結果では、今後の学習に向けたアドバイスやライティング問題での添削メッセージなどが示されるそうです。子ども達の英語の力がどの程度身についてきたか、学校全体の傾向も気になるところです。 試験が終わってから子ども達に聞いてみたところ、「難しかった」と話していた子がほとんどでした。ただ、リスニングが難しかったと言う子と、ライティングやスピーキングが難しかったと話していた子と、難しさの中身はそれぞれ違いがあったようでした。 3年生は、国語の時間に「ことわざ・故事成語」の学習をしています。長い間使われてきたことわざや故事成語の意味を知るとともに、使うことができるようにすることをめあてとした単元です。意味や成り立ち、使い方を調べることを通して、その言葉を理解し、自分たちの生活の中であればどのような場面で使うことができるのかを考えさせていきます。 2組では、みんな一生懸命国語辞典を引きながら、教科書に出てきたことわざについて調べていました。「犬も歩けば棒に当たる」、「猿も木から落ちる」、「善は急げ」、「ちりも積もれば山となる」・・・3年生の子ども達にとって、どれも一度は聞いたことのあることわざです。しかし、「その意味は?」と聞かれるとはっきりと分からないものばかりです。まずは国語辞典を使って調べる活動から始まりました。 ちなみに、「犬も歩けば棒に当たる」とは、どういう意味で使われることわざでしょうか? このことわざには2つの意味があり、全く違うことを表しています。まず、棒を災難ととらえ、「何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多い」という使い方です。もう一つは、棒を幸運ととらえ、「出歩けば、思わぬ幸運に出会う」という意味です。どちらかというと後者の意味で使われることわざであってほしいものです。 ところで、国語辞典の使い方は、3年生の1学期(それも4月でした)に初めて習いました。久し振りに国語辞典を使うのか、1つのことわざを探すのにもかなり苦労していました。「若い時の苦労は買ってもせよ」です。(写真中) 2年生の教室で、いよいよかけ算九九の学習が始まりました。最初に覚える九九は、「5の段」からです。では、なぜ5の段から覚えるように指導するのでしょうか? ちなみに、1の段は一番最後に指導します。1の段は、たし算と区別がつきにくく、唱えにくいので一番最後に指導することになっています。 「5の段」の数字は、私たちの生活と密接な関係があるため、2年生にとって分かりやすいということが理由のようです。「5,10,15,20…」と、ものの数を数える時に「5とびの数え方」がよく使われています。また、時計の文字盤でも、数字は5ずつ表示されています。2年生の子どもにとって、一番理解しやすいのが5の段ということです。2番目に習う「2の段」も、2とびの数え方(に、し、ろ、は、とお…)が浸透しているためです。その後、3の段、4の段、6の段、・・・9の段と続いていきます。 教科書には読み仮名がふってあり、「五一が 5、五二 10、五三 15・・・五九 45」と5の段の九九が載っています。電子黒板に映っていた教師用のデジタル教科書は、音声も出る仕組みになっていました。40は「しじゅう」、そして45は「しじゅうご」と読ませます。九九ならではの言い回しをしっかり覚えさせていきます。(写真下) 5年生「ブックトーク」読書旬間を通して、新たなジャンルの読書に挑戦する児童も多くなり、どんどん新しい知識を得ることや新しい世界観を味わうことに喜びを感じているようです。 読書旬間終了後も、よい読書習慣を身に付けることができるように、環境を整えていきます。 11月5日の給食メンチカツ じゃこ入りサラダ キャベツの洋風味噌汁 牛乳 一口メモ 今日の「メンチカツ」は、ひき肉に玉ねぎとたっぷりのキャベツを混ぜて、衣をつけて揚げました。サクサクの衣とジューシーな肉、そしてキャベツのシャキシャキ感の組み合わせがおいしいメンチカツです。 クイズです。メンチカツの「メンチ」という名前の由来は、次のうちのどれでしょう? (1) 「メンチ」さんが作ったから (2) 「ミンチ」という肉を使っているから (3) 「メンチ」という地域で作られたから 答えは、(2)の「ミンチ」という肉を使っているからです。ひき肉を意味するミンチという言葉から、メンチカツと呼ばれるようになりました。 11月1日(金) その31組の子ども達が視聴覚室に行き、空気でっぼうで遊んでいました。(実験です)4年生は、全員に実験セットを購入しています。(これはとても大事なこと!)学習が終わった後も、家に持ち帰って遊ぶことができます。理科では、たっぷり遊ばせながら科学的思考を高めていくことが重要です。 「スポン!!」とか「スポッ!」という気持ちのよい音がして、黒板に書いた的に向かって玉が勢いよく飛んでいました。透明のプラスチックの筒に、押し棒、そして玉はフォームポリエチレン製のものを使っています。筒に両側から玉を詰め、片方を押し棒で押していきます。最初は、「後ろの玉が前の玉を押すから飛び出すのかな?」と考える子がいます。実験していくうちに、中の空気が押し縮められて飛んでいくという仕組みに気付いていきます。さらに、「押し縮める空気の量(体積)を変えるとどうなるか」という実験にも挑戦していました。(写真上) 一方屋上では、3年1組が理科の学習をしていました。「太陽とかげ」の学習でした。太陽と日陰や影の位置、日なたと日陰の地面の様子について調べていく学習単元です。こういう太陽がさんさんと輝いている日でないとできない学習です。 1,2校時に、1組の子ども達が北校舎の屋上に行って学習していました。単元の最初は、「かげふみ遊び」をよくさせます。逃げ回る友達の陰を足で踏むという遊びです。そういう遊びを通して、人の陰ができる方向と太陽の位置との関係に気付かせていきます。 また、太陽の向きと陰との関係を調べるために、遮光プレートを使って太陽を見させていました。太陽を直接見ることはできませんが、濃いサングラスのはたらきをする遮光プレートを使えば見ても大丈夫です。「太陽ってホントにまん丸なんだ」と子ども達が言っていました。以前、皆既日食があった時にこの遮光プレートを使って観察したことがあります。(写真中) 6年生は、社会科の時間に「江戸時代の文化」について学習しています。6年生は、2人の担任で社会科と外国語の交換授業を行っています。今日の2校時は、2組の担任が1組の社会科を指導し、1組の担任が2組の外国語の授業を行っていました。 江戸時代は260年もの長きにわたったこと、さらに鎖国の影響もあり、庶民を中心に様々な文化が花開きました。文学や学問だけでなく、歌舞伎や落語、相撲なども庶民の支持を集めて栄えました。さらに浮世絵の技術も発達し、葛飾北斎や歌川(安藤)広重などが活躍しました。 授業では、同時期に西洋で有名になっていたゴッホの油絵と広重の浮世絵とを比較して考えていきました。ゴッホの描いた「ひまわり」は58億円であったのに対し、浮世絵は1枚あたり100〜500円でした。浮世絵は版画です。何枚も同じ絵を刷ることができるため、値段としては安いものでした。 しかし、その浮世絵が西洋に伝わると、一気に日本の文化が注目されることになります。あのゴッホさえも、浮世絵を真似て油絵に表しました。他にもモネ、マネ、ドガ、クリムトなど、多くの画家が影響を受けています。(写真下) また、音楽の分野でも浮世絵が与えた影響は大きなものがありました。フランスの作曲家ドビュッシーは、日本の浮世絵にインスピレーションを受け、交響詩「海」を作曲したのではないかと言われています。北斎の「神奈川沖波裏」(富嶽三十六景の1つ)がドビュッシーのお気に入りでした。(よくこの曲のレコードのジャケットにも使われていました)それだけに、鎖国をしていなかったら、もっと日本の多くの画家が海外に出て活躍していたことでしょう。同様に他の文化人も…。 しかし、逆に鎖国をしていたからこそ注目されたということも考えられます。東洋の神秘的な国として、多くの西洋人があこがれる「ジャパン」であったわけです。 サクラ草の植え替え(4年生)
サクラ草の植え替えを行いました。
毎年行っているので、子供たちの手際がよく、素早く植え替え作業を終えることができました。自分のサクラ草の植え替えを終わらせると、友達の手伝いや片付けを率先して行う姿も見られて素晴らしかったです。 これからたっぷりの愛情とお水をあげて育てていきます。どの子も自分の植えたサクラ草が、きれいな花を咲かせる日を心待ちにしています。 11月1日(金) その2 武石移動教室の様子から移動教室のあるある・・・東京との空気の違いです。バスを降りたとたん、武石の空気との違いを子どもながらに実感していたようです。しかしそれと同時に、家の人たちのお迎えの姿を見て、ホッとした気持ちも強かったことでしょう。(写真中) 最後に解散式を行いました。副校長先生の話や児童代表の言葉を聞きながら、一人一人語り尽くせない3日間の思い出を振り返っていたことでしょう。「家に帰ったら、家族にお土産を渡すとともに、いろいろな話を伝えましょう。」とは言いますが、きっと子どもにとって表現できないほどの想いがいっぱいあったはずです。 天候もよく、全員元気にそろって帰って来ることができ、ハナマルの移動教室でした。今後の5年生の活躍に期待しています。(写真下) おはなし会(1年生)おはなし会のテーマは「はんぶんこ」でした。「ぱくぱくぶんぶん」「すっぱりめがね」「だんめんず」「うれしいさん かなしいさん」など、様々な本を紹介していただきました。子ども達は、とても楽しみながら聞いていました。 今、学級にある50冊の光が丘図書館の本の他に、さらに20冊ほど本を貸し出していただきました。ぜひ本に親しんでほしいです。 11月1日の給食鶏肉と野菜のカラフルサラダ ABCトマトスープ 牛乳 一口メモ 11月に入りました。今月の給食のめあては、「感謝の気持ちで食事をしよう」です。給食に限らず、家でも食事の時にあいさつをしているでしょうか? 今、私たちの目の前にある食べ物は、どれだけの人が関わってできているのでしょうか? 野菜を育てている農家さん、魚をとる漁師さん、肉や牛乳を生産する畜農家さん、またその他にも食材を加工する人や運搬する人、店に並べて売っている人もいます。そして、食事を考えて作ってくれている人などなど、数えきれない人々が関わって食事が成り立っています。 さらに、食べ物となった生き物の命をいただくことへの感謝の気持ちも忘れてはなりません。単なるあいさつとしてではなく、意味を考えて心を込めて「いただきます」と言えるようにしましょう。 11月1日(金) その1 武石移動教室の様子から2日目は快晴に恵まれ、標高2000mを超える美ヶ原高原美術館でも快適に過ごせたそうです。 まず、鷹山ファミリー牧場で体験活動を行いました。最初は乳しぼり体験です。この牧場では、体験活動の前に命の大切さについての話があります。命とは動物の命のことです。動物たちの命を人間がいただくことで、毎日の食生活が成り立っています。その話を真剣に聞くことから始まります。その後、全員が乳しぼり体験をしました。(写真上) 続いて、飯盒水さんをしました。飯盒でご飯を炊き、鍋でカレーを作ります。薪や食材などは全て用意してありますが、かまどに火をつけたり、米を研ぐ、カレーの材料を切るところから全て自分たちの手で行いました。もちろん、各班に牧場のスタッフの方々が助言してもらえますが、なるべく子ども達の手で…というのが方針になっています。悪戦苦闘しながら出来上がったカレーをおいしく食べることができたようです。(写真中) 片付けのチェックも厳しいことで有名な体験です。鍋や飯盒を洗うのに、何度もやり直しになった班があったようです。そういう指導をしていただけるのもありがたいことです。 午後は、そこからバス乗って美ヶ原高原美術館に行きました。屋外の彫刻の数々を見て回ったり、お土産を買ったりしました。お小遣いの2千円を上手に使おうと、頭の中の電卓で計算しながら買い物を進めました。移動教室の学校には1割引きになっています。その計算が難しかったのか、お釣りを見ながらまた買い物を考えていたようです。家族へのお土産にどんなものを買ったのでしょう。お楽しみに…。(写真下) 夜は、館内で肝試しを行いました。おどかし役は教員です。副校長いわく…「すごく楽しかった」そうです。 10月31日(木) その3電子黒板に提案理由が映し出されていました。「この前の道徳の研究授業で、みんながとてもよくがんばっていたのを見て、いいところを認め合い、みんなで楽しく遊びたいと思ったから」と書いてありました。担任の先生が提案した議題だったようです。なるほど…研究授業のご褒美だったわけです。でも、単に研究授業をがんばったから自由に遊ばせようではなく、きちんと学級会での話し合いにさせるところがすばらしい取り組みになっています。 みんな手を挙げて真剣に話し合いをしていました。ごほうび会は、「タブレットゲーム」と「なんでもバスケット」(子ども達は、なぜかこの遊びが大好きです)の他に、みんなで歌を歌うことになりました。当日の司会やはじめの言葉、終わりの言葉、飾り付けの担当まで、きちんと決まりました。お見事!(写真上) 一方、2年1組では、「秋がいっぱい」という国語の学習をしていました。秋を感じる言葉を探し、その言葉を使って簡単な文章を書くという言葉の学習単元です。 教科書には、秋を感じさせる様々な植物や動物、虫などがイラストとして載っています。この2ページにわたるイラスト部分は、昨年まで使っていた教科書と変更になっています。まず、人物(子ども2人)が、落ち葉で遊んでいる絵になりました。生活科で落ち葉を使って遊ぶ活動を意識させているのでしょうか。 もう一つ大きな変更点は、木になっている柿を取ろうとしている絵から、収穫した柿の実を干し柿にしているイラストになったことです。子ども達は、柿の皮をむいて吊るす「干し柿」を見たことがあるでしょうか? 私の子どもの頃は、どの家庭でも作っていました。近所にある柿の木はたいてい渋柿だったので、干し柿を作ったものでした。(写真中) 3,4校時に1年2組の教室で、どんぐりを使ったおもちゃ作りをしていました。どんぐりは、3週間前に光が丘公園に行って拾ってきました。その後、家に持ち帰って「熱湯虫退治」あるいは「冷凍虫退治」をしてもらいました。落ちているどんぐりには、かなりの確率でゾウムシの幼虫が入っています。そのままにしておくと、どんぐりの入ったビニール袋の中が大変なことになります。(詳しく書けないほど、エ〜ッということになります) 子ども達に聞いたら、「熱湯虫退治」が多かったようです。鍋で煮るのは嫌だったでしょうね。でも、今日の子ども達の楽しそうな工作の様子を見ていたら、きっとその苦労が吹き飛ぶと思います。 生活科の教科書には、どんぐりを使った迷路やこま、やじろべえなどが載っています。2組の子ども達は、それ以外にもいろいろな工作を考えて挑戦していました。 やじろべえは、左右に伸びた手の先についている重りでバランスをとる、日本の伝統的なおもちゃです。竹ひごにどんぐりを通し、それを重り代わりにします。竹ひごの長さや角度を変えると、いろいろな動き方になります。昔、低学年にも理科があった頃、確か2年生で「やじろべえ」を学習していたように思います。力学の基礎を「やじろべえ」を通して学んでいました。生活科のおもちゃ作りとしての学習ですが、やじろべえから学べるものがたくさんありそうです。(写真下) ブックトーク(6年生)料理や食べ物の味に関係する本だけでなく、味のある登場人物が物語のポイントになる本も紹介していただきました。 6年生の子ども達は、興味津々で話を聞いていました。読書旬間中ですので、たくさんの本に慣れ親しんでほしいと思います。 【紹介された本】 「ヤギとライオン」「ゾウのはなのあなは、どこまでつづいているの?」 「リスのエビフライ探検帳」「天の台所」 「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」 「大どろぼうホッツェンプロッツ」「メアリー・スミス」 10月31日(木) その2 給食試食会最初に、参加者の皆様に視聴覚室に集まっていただき、光が丘保健相談所の方からの話を聞きました。ご飯を作って食べることの大切さや、成長期のおやつについて、資料を使って説明していただきました。続いて本校の栄養士さんから、学校給食の概要や衛生管理、さらに本日の献立についての説明がありました。(写真上) 場所を5年生の教室に移して、いよいよ試食会です。運ばれてきた配膳台を囲み、何年振りかの「給食当番活動」が始まりました。さすが主婦・主夫の皆様です。手際よく、そして仲良く上手に給食を盛り付けていきました。(写真中) 「いただきます!」…今日の給食は、鹿児島県の郷土料理の献立でした。全体の彩りや味、デザートとして出された「さつま芋もち」、久し振りに飲むパック式の牛乳(今はストローで飲みます)、さらには磁器食器でできている器、お盆に箸など…試食会で新たな発見がたくさんあったのではないでしょうか。(写真下) 私はこの仕事柄、毎日の給食が当たり前のように感じていまいがちです。しかし、今日の試食会を通じて、改めて給食の大切さとありがたみを痛感しました。参加された保護者の皆様、お子さんと同じ給食を味わった今日は、共通の話題で盛り上がりそうですね。 10月31日の給食ピリ辛もやし ひじきキャベサラダ さつま芋もち 牛乳 一口メモ 今日は、鹿児島県の郷土料理の献立です。 鶏飯は、お茶漬けに近い料理で、鶏肉やしいたけ、卵などの具をご飯の上に乗せ、鶏ガラで作ったスープをかけていただきます。 昔の鹿児島県では、鶏を庭で飼うのが一般的で、お客様がある時には、その鶏肉を振る舞っていたそうです。ですから、昔はおもてなし料理として食べられていたわけです。それが今では、学校給食でも人気のメニューになっています。 今日の給食では、しいたけの煮物やにんじん、たくあんをご飯に混ぜています。溶き卵と小松菜が入ったスープの中に、このご飯を入れて食べるようにします。 一方、さつま芋もちは、「からいもねったぼ」とも呼ばれています。本来は、さつま芋と餅を混ぜて作りますが、今日は白玉粉を使って作っています。もちもちの食感がおいしいです。 10月31日(木) その1 武石移動教室の様子から学校を出発した時点では雨模様でしたが、関越に乗ると雨が上がり、順調に車山をめざして進むことができたようです。しかし、車山がある辺りは「霧ヶ峰」というだけあり、360度真っ白に写っています。(写真上) 宿舎では、部屋で楽しく過ごしたり、友達と一緒にお風呂に入ったりしました。夜は、ベルデの体育館でキャンドルファイヤーをしました。火の神も子ども達で行ったようです。点火後は楽しいレクをして、みんなで盛り上がりました。(写真中) 2日目の朝、とてもよい天気に恵まれました。6時半に玄関前に集合し、朝会を行いました。気持ちのよい空気をたっぷり吸って、体操をしたのでしょう。周りはすでに紅葉が進んでいるようです。(写真下) 全員元気とのことでした。 10月30日(水) その2「たまごから何が生まれてくるかな?」と問いかけると、子ども達からは、「恐竜」や「カメ」などの生き物だけではなく、「ロケット」や「ぬいぐるみ」など、様々な答えが返ってきます。大人に聞いたら、きっとそういう発想は浮かびません。子どもならではの豊かな想いを大切にして取り組みます。また、そのイメージを表すために色や形、描き方を工夫することで、表現する楽しさを味わわせていきます。 先週は、卵の形が印刷された紙が渡され、自分のイメージで卵の模様や色を考えました。大きな卵は、真ん中にギザギザが入っています。色を塗った後、卵の形とギザギザの線に沿って切り取り、割れた卵の殻ができ上がりました。 1組では、今度は台紙となる画用紙に、卵から生まれ出たものを描き表していきました。後から貼り付ける卵の殻の部分は残し、一人一人いろいろな世界ができ上がっていきました。クレヨンで描いた後、最後に背景を絵の具で塗りました。絵の具は、薄く溶いて塗り広げていきました。(写真上) 今日はここまでで、よく乾かしておくことにしました。あとは、この画用紙に先週作った卵の殻を貼り付けると完成です。きっとすばらしい作品になること間違いなしです。 3年生は、音楽の時間に「エンターテイナー」という合奏曲の練習をしています。音楽会で発表する曲の一つです。リコーダーや鍵盤ハーモニカの他に、大太鼓、小太鼓、トライアングル、タンバリン、鉄琴、木琴…と、様々な楽器で構成されています。繰り返し何度も演奏しながら、音楽専科の先生は音楽室を行ったり来たりしてメモを取っていました。子ども達の希望を最大限に生かしながら、誰がどの楽器を担当するか、しっかり見極めています。音楽会はちょうど1か月後です。ある程度演奏ができていても、それまでに練習して仕上がるかどうかも大切なポイントです。もちろん、練習への取り組み姿勢もちゃんとチェックしたうえで楽器配置を考えています。(写真中) ところで、「エンターテイナー」は、CMでもよく使われているほど誰もがよく聞いたことのある曲です。もともとは、アメリカの作曲家、スコット・ジョプリンによって作曲されたピアノのためのラグタイム曲です。それが1973年に映画「スティング」のテーマ曲として使われて大ヒットしました。その頃は、「映画音楽」というジャンルがあるほど世界中の人たちが映画で使われていた音楽を愛好していました。ちなみに「スティング」は、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが共演した犯罪コメディ映画です。 6年生は、理科の時間に「大地のつくり」という学習をしています。地球の内部の様子は、なかなか見ることができません。大きな地層が見られるところに行くことができればよいのですが、写真や動画の資料を見るしかありません。しかし、学校の理科室にはボーリング資料といって、学校を建設した時の地中20m位までの砂や礫のサンプルがあります。それらを使いながら授業を進めてきました。 1組では、理科室で地層をつくるモデル実験を行っていました。この実験は、台風などで大雨が降った際に、川から海に大量の土砂が運び込まれた状態をモデル化したものです。そして実際は、何年もかけて繰り返し土砂が海に運ばれ、海底で長い年月をかけて押し縮められて地層ができていきます。 教科書に出ている実験装置と同じものが用意してあり、海に見立てた水槽にといから土と水を流し込み、どのように層ができていくのかを確かめました。実験をしてみると、大きな粒が下に沈み、徐々に粒の大きさが小さくなって堆積していく様子や、再び土砂が流れてきたところでまた粒の大きい砂が堆積していく様子を確認することができました。 この実験セット、とてもうまくできていて、流す土もセットに含まれています。土の粒の大きさによって色が変えてあるので、できた地層がはっきりとした縞模様になって見えます。今年から新しくなった教科書会社に併せて購入しました。しかし、1セットの値段が高いので、今年は4台だけです。(写真下) 10月30日の給食魚のハーブ焼き ひじきキャベサラダ オニオンスープ 牛乳 一口メモ キャロットライスは、みじん切りにしたにんじんをバターで炒めてご飯に混ぜました。バターの香りとにんじんの甘味が楽しめます。 にんじんは、給食には欠かせない野菜の一つです。給食でにんじんを使わない日は、年に1〜2回ほどしかありません。では、なぜそんなににんじんを給食で使っているのでしょうか? にんじんはカロテンが豊富で、根を食べる野菜の中では珍しく、緑黄色野菜に分類されます。オレンジ色の色素のカロテンの量は、緑黄色野菜の中でもトップクラスで多く含まれています。 また、給食では、でき上がってから食べるまで少し時間があるので、彩りが暗くなりがちです。しかし、時間が経っても変色しないにんじんの鮮やかなオレンジ色は、給食を彩りよくしてくれます。 10月30日(水) その1出発式は、昇降口の中で行いました。昨日の夕方、5年生の各家庭にはメールでお伝えしましたが、体調不良の校長に代わり、副校長が同行することになりました。出発式やバスの乗り込み、さらに出発するバスに向かって手を振るのは、私にとっては今までにない経験になりました。(写真上) 引率者の紹介もありましたが、今回は写真屋さんと同行看護士さんを含めて10名で引率します。通常の移動教室では8名体制ですが、これはバスガイドが配置されないための措置です。練馬区では、前年度の終わりにバス会社と移動教室の契約をしていますが、武石方面の契約が不調に終わりました。なんとかバスを手配するために、今年度はバスガイドをつけずに実施することになりました。 今頃バスの中では、楽しいバスレクで盛り上がっているかもしれません。しかし、マイクを準備したりCDをかけたりするのも、全て担任が対応しているはずです。 出発式が終わり、7時を過ぎました。見送りに来ていただいた家の方々に声をかけられながら、バスに乗り込みました。校庭に停まっているバスが、いつもすぐに発車しないのはなぜ? と思われるかもしれません。まず、子ども達に座席に座らせるのに時間がかかります。あらかじめ席は決めてあるものの、場所が分からずに迷う子がいます。次に、エチケット袋を用意させたり、校帽や荷物の置き方を指示したりということで時間がかかります。さらには号車ごとの人数を運転手さんに伝え、運転手同士でも無線のやり取りがあります。2台のバスがきちんとそろうまで出発することができず、いつも見送る手を振り続けて出発を待ってもらうことになります。(写真中) 雨でぬかるんだ校庭でしたが、無事に出発していきました。窓越しに手を振る子ども達は、とても元気そうでした。3日間、とにかく元気に過ごしてもらいたいと思います。健康が何よりということは、身をもって私が経験しました。 雨雲レーダーを見ると、長野県はすでに雨がやんでいるようです。予定通り車山から八島湿原までハイキングができるか、あるいはコースを変更しながら歩ける場所に変更するか・・・子ども達がバスレクで楽しんでいる間、先生方の打ち合わせが行われてるのではないかと思います。(写真下) 10月29日の給食パンプキンシチュー フレンチサラダ 牛乳 一口メモ 今日は少し早いですが、31日のハロウィンにちなんだ献立です。ハロウィンとは秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す西洋のお祭りで、アメリカでは子供の大晦日とも呼ばれるほど、子供にとってはとても大きなイベントになっているそうです。 大きなかぼちゃをくりぬいて、目・鼻・口をつけたジャックオランタンを飾り、パーティーを開いたりします。そして子供たちが「ごちそうをくれないといたずらするぞ」を合言葉に、夜になると近くの家をまわりお菓子をもらいます。 今日の給食では、かぼちゃとかぼちゃのペーストを使ったパンプキンシチューを作りました。かぼちゃの甘みときれいな色が楽しめるシチューです。 写真2、3枚目は、シナモンレーズンロールです。グラニュー糖、シナモンを混ぜたバターをパン屋さんが焼いてくれたレーズンロールにたっぷり乗せてオーブンで焼きました。バターシュガーがカリカリの焼き上がりになっていて、とてもおいしく出来上がりました。 3年総合「ダイズ大作戦」しょうゆのいい香りに包まれながら、授業がスタートしました。しょうゆの香りには300種類の成分が含まれているそうですが、しょうゆの原料はなんと3つなのだそうです。大豆、麦、塩をどのように加工すれば、しょうゆの姿に変わっていくのか詳しくお話を聞くことができました。3つの原料以外にも微生物が美味しさを造り出していること、そして、しょうゆ造りにおいて微生物の仕事を「発酵」と呼ぶことを学びました。3つの材料が発酵して「諸味」になったら、絞ってしょうゆを取り出します。このとき、しょうゆは茶色ではなく「明るい赤色」であることを本物を見て学ぶことができました。また、「諸味」「生しぼりしょうゆ」「市販のしょうゆ」を実際に試食し、味の違いを体験させていただきました。 しょうゆの「香り・色・味」それぞれに美味しさの秘密があることを学ぶことができました。今後は、国語「すがたをかえる大豆」とも合わせて学習していきます。 |
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