生徒のみなさんへ(5月18日)

 こんにちは。検温や健康観察など、体調管理はしっかり続けられているでしょうか。長い期間臨時休業が続いてきましたが、ようやく出口が見えてきそうな最近の東京の新型コロナウイルスの新規感染者数の推移ですね。今、こうして臨時休業になっているのは、みなさんの命とみなさんの大切な人の命を守ること。その1点に尽きます。感染が拡大すれば、その分重症化する可能性も増え、必要な治療が受けられない人も増えます。その状態を回避するために、もう少しの間臨時休業期間が続きます。

 明日19日は3年生のみなさんへの電話連絡日です。先週14日の生徒のみなさんへで時間をお伝えしましたが、電話の進捗状況については読めない部分もあるので、時間は前後する可能性があります。必要なものを用意した状態で準備をお願いします。また、先週アップされた課題の補助資料について見ることができたかを確認しますので、みられないものがないかどうかを確認しておきましょう。何か、先生たちに聞きたいことがあれば電話の際に聞いてくださいね。
 また、明日19日は1年生のみなさん、全学年10組のみなさんに向けて課題の追資料をアップする予定です。

 臨時休業中前半の課題を見ていると、一生懸命取り組んだ人、一生懸命取り組んだけどわからないところがあった人、残念ながら一生懸命取り組んだ様子が感じられない人、課題自体の提出がなかった人に分かれているように感じます。学校では、6時間授業の日であれば50分×6コマ=300分=5時間の勉強をしています。家庭学習が0分の状態でもです。家に帰ってから2時間勉強していれば、今は7時間勉強してそのベースの勉強量になります。

 そろそろ、起床時間が本来学校に登校するのであれば起きなければならない時間に起きることができていない人、学習時間が5時間を軽く下回ってしまっている人、スマホやゲーム、テレビ視聴を学校が本来ある時間から当たり前のように行ってしまっている人は、学校生活に戻ったときに「ただ普通に生活するだけ」でとても疲れると思います。それ以前にこの臨時休業中の課題について、先生たちが「これくらいかかるだろう」と設定した時間を確保できないことも出てくると思います。それはとても心配なことです。

 しかし、学校と家庭の違いの一つに強制力がないことが挙げられます。保護者の方や習い事などの協力で「強制力」を他の形で確保できる人はよいですが、そうでない人はとても大変です。大人でも簡単なことではありません。だからこそ、学校の机のように必要ない物は出さないとか、時計を見えるところにおいて時間を意識することなどの環境作りをすることが大切です。

 また、行動でも変えていくことができます。
(1)前日の夜、「次の日の朝、起きてから行う行動」を具体的に決めてから寝る。
(2)寝る直前に時計を見ながら「朝起きる時間=学校に登校するときに起床するべき時間」を声に出して自分に言い聞かせる。起きてからの自分の動きをシミュレーションしてから寝る。「無理」ではなく、「必ずできる」と自分に言い聞かせる。
(3)(2)で立てた計画を活かして、朝起きてから午前中の時間を学習に充てる。この時間は、スマホやゲーム、テレビ視聴はしない。→今週これができたら、来週は午後(6時間目が終わって下校する16時くらいまで)まで続ける。
なお、学習のために使う場合はスマホやパソコンなどはもちろん学校のある時間帯でも使ってかまいません。

 やりきった自分をイメージし、今できる行動を積み重ねていくことが大切です。自分が自分をほめられる行動をして、今日1日が無事に終えられることは素晴らしいことなんです。きっちり計画を立てて、課題にしても自習にしても進められている人は、それが当たり前のことだとしてもやりきった自分を認めて褒めましょう。まだの人、今日伝えたメッセージを参考に、やりきった自分を取り戻していきましょう。学校再開の日に、自信をもって登校できるように。


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