3月2日(木)タックルの代わりに、腰につけた相手のフラッグを捕ります。フラッグを捕り合うだけでも子どもたちは十分に楽しめます。サッカーのフリーキックのような「セットプレー」を繰り返して得点を競い合うゲームになっています。ボールを持って運ぶ「ラン」か、投げてキャッチする「パス」かで、いかに相手の陣地の奥までボールを運べるかで得点が決まります。(写真上) 同じように、楕円形のボールを使った「タグラグビー」という競技もあり、様々な学校で取り入れられるようになりました。大人のラグビーのようにタックルがあるのではなく、ボールを持って相手側のゴールラインを越えればトライとなり、得点が入ります。守備は、ラグビーのタックルの代わりに、相手の腰に付けたタグを取ることで動きを止めることができます。身体への接触がないことや、タグを取る動きがしっぽとりの遊びに似ていたりすることから、体を動かすのが苦手な子どもでも取り組みやすい運動になっています。 4年前に、日本でラグビーのワールドカップが開かれました。それを機に、ラグビー人気が一気に高まりました。子ども達の関心も急上昇のようです。今年は、9月にフランスでワールドカップが開かれる予定です。 3年生は、国語の時間に「わたしたちの学校じまん」という授業をしています。自分たちの学校のよいところについて、グループで話し合いをして決め、発表会を開くという、話すこと・聞くことの学習です。 2組では、先週から盛んにグループでの話し合い活動が行われてきました。まずは、学校自慢として何をテーマにするかを話し合いました。「学校から富士山が見えること」や「たてわり班活動が盛んなところ」を選んだグループがありました。言われてみると、確かに校舎の屋上に行かなくても富士山を見ることができるのは、旭町小が小高い丘の上にある証拠であり、自慢できることです。「風うつくしいこの丘」と校歌に歌われているくらいですから。…そう言えば、そういう校歌も旭町小の自慢です。まど みちお さんの作詞ですから。 今週に入り、グループで発表原稿が出来上がりつつありました。今日は、発表会の練習をしていました。前に出て練習をしていたグループは、中庭のビオトープ(池)について発表します。モニターに池の写真を映しながらリハーサル中でした。(写真中) このビオトープは、15年前まで私が旭町小にいた時にはありませんでした。異動した後に作られたものです。この2年間、池の様子を見ていて感心したのは、まさに「ビオトープ」としての役割りが保たれていることです。ビオトープは、動物や植物が安定して生活できる生息空間のことを言います。つまり、その中で食物連鎖が繰り返され、ちょうどよい生物環境が循環されているということです。 春にはカエルが卵を産み、たくさんのオタマジャクシが生まれます。また、メダカが生息しやすい水草もたくさんあります。それらの天敵となるヤゴもたくさんいます。水を浄化するヌマエビや貝類も生息しています。一方、ザリガニやブラックバスのような外来種は一切入っていません。それがビオトープとして安定した環境が保たれている秘訣です。ビニールシートを敷いて作った池ですが、確かに学校として自慢できるビオトープです。 明日は3月3日のひな祭りです。1年2組では、「おひなさまになった にんぎょう」という紙芝居の読み聞かせをしていました。(写真下) 昔の人たちは、自分の子どもが健やかに育ってくれることを願って、わらで作った人形を川に流して厄払いをしました。そんなお雛様のいわれを子ども達に分かりやすく紹介した絵本になっています。確かに、現在でも一部の地域では、「流し雛」の風習が残っているところがあります。 現代におけるひな祭りは、女の子が健やかに育ち、幸せであるようにという願いを込めて雛人形を飾るのが風習になっています。桃の花を供えて雛あられ、ひし餅などを並べます。女の子のいる家庭では、今日か明日あたり、ちらし寿司を食卓に出すところもあるでしょう。 昨年度、旭町小に着任して思いました。「お雛様がない!」・・・地域の方から寄付をしていただいた立派なお雛様をこの時期に飾っています。どこかでお休みしているお雛様がありましたら、学校に寄付していただけると助かります。 |
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