3月8日(水)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 副校長先生の放送が入った時に、子ども達はどんな反応をするのかなと思い、廊下から低学年の様子を見ていました。「訓練、訓練、火災が発生しました。…」という放送が入り、2年生の教室内では一斉に「えっ!!」という表情でキョロキョロし始めました。ある女の子が、「窓をしめなきゃ」とすぐに声を上げました。すばらしい行動です。地震の場合は出入り口のドアを開ける、火災の場合は窓を閉めるというのが鉄則です。(地震の場合は逃げ道を確保するため、火災の場合は延焼を防ぐためです。)今までの先生の指導をよく聞いて、とっさの判断がしっかりできている子だなと感心しました。 やがて担任の先生が教室に来て、防災頭巾をかぶらせて校庭に避難しました。全校の人数確認が終わったところで、全校児童に話をしました。まず、放送を聞いて、自分で判断していた子がいたことを褒めました。非常時には、「放送が命」となります。常に放送が入った時には、まずやっていることをやめて放送をきちんと聞かなければなりません。 次に、一年間行ってきた避難訓練は、子ども達だけの訓練ではなかったことを話しました。校庭に避難してから、全ての先生方が自分のクラスの人数報告を副校長先生に行っています。また、主事さん方が校内を見回り、異常がないことを報告しています。子ども達の避難訓練であるとともに、教職員もいざという時のために真剣に訓練を行っていることを伝えました。(写真上) 最後に、今週土曜日に12年目を迎える「東日本大震災」のことについての話もしました。6年生が0歳の頃に起こった大震災で、東京でも大きな影響を受けました。今週に入り、「3.11」に向けて、すでに様々なニュース番組等で報道されています。家の人から当時の様子を聞いたり、テレビで情報を得ておくことが大切であるという話をしました。 6年生は、図工の時間に「オリジナル時計」の製作をしています。1,2校時に2組、3,4校時に1組の授業がありました。文字盤をデザインしてから、板を電ノコで切ったり、数字を工夫して貼り付けたりしてきました。そして、色付けとニス塗りが終わったら、最後にいよいよ時計本体の取り付けです。単三電池1本で動くクオーツ時計と、長針・短針・秒針を組み立てて完成しました。電池を入れて秒針が動き出すと、子ども達から思わず笑みがこぼれました。(写真中) 6年生にとって、小学校での図工作品はこれで終了です。3学期は、「小さな行灯」と「オリジナル時計」の大作が続きました。今週で両クラスとも最後の図工の授業になりました。まだ作品が完成していない子は、休み時間を使うなりして、残り2週間で作品を仕上げていきます。 3年生は、国語の時間に「モチモチの木」(物語文)の学習をしています。昔から長く採用されてきている物語なだけに、国語の教科書での「長年のベストセラー」とも言える作品です。斎藤 隆介(文)と滝平 二郎(切り絵)の最強タッグによる絵本は、どこの図書館にも目立つところに置かれていて有名です。 昨日紹介した2年生の「スーホの白い馬」とは違い、「モチモチの木」はやはりこの絵でなければ…と思います。さらに、幼い豆太が勇気をふり絞って医者様を呼びに行った場面では、ページをめくると大きくモチモチの木に灯がともった絵がドーンと目に飛び込んできます。絵本と同様に、国語の教科書でもしっかりとこの場面の効果を生かしているところにも好感がもてます。(写真下) ところで、モチモチの木の表紙をデザインしたTシャツがあるのをご存知でしょうか? 絵本の表紙は、じさまが豆太をしっかりと抱きしめている絵(切り絵)です。それをそのままTシャツに大きくプリントしたのが「モチモチの木 Tシャツ」です。 4年ほど前に通販で売り出したところ、売れ行きが好調のようです。小学校の全ての国語の教科書に掲載されている物語なだけに、知名度が高いようです。「そうそう、小学校の時に勉強したな…」という懐かしさから、SNSを通じて広まっていったそうです。かなり大きく絵が入っているTシャツなので、ちょっと着るのには勇気が必要です。 |
|