3月16日(木)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 毎年12月に、今年の世相を表す漢字一文字が発表されます。漢字にはそれぞれに意味があるので、一文字で物事や思いを表現するにはピッタリです。よく、揮毫帳や著名人が書く色紙にも漢字一文字が使われています。 6年生は、それぞれどんな漢字を選んだのでしょうか。「挑」…挑戦や挑むという漢字です。積極的な姿勢が表れています。「協」…協力や協同、力を合わせるという意味で、力が3つも入っています。「絆」…つなぐ、人と人とがつながるという意味があります。東日本大震災を機に、よく使われるようになった漢字です。卒業ソングの歌の題名にもあります。「優」…優秀、優勝という優れたという意味とともに、優しいという意味もある漢字です。3年生の国語「モチモチの木」では、じさまが最後に豆太にこう語ります。「人間、優しささえああれば、やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ。」…これは名言だと思います。6年生一人一人の漢字のお手本は、パソコンからプリントアウトしたものを使いました。(写真上) 3年生は、1年間の理科のまとめとして、「おもちゃショーをひらこう」という学習をしています。理科の学習は、社会科とともに3年生になって初めて入ってきた教科でした。1学期は、虫や花の観察とともに、栽培・飼育が中心の学習でした。2学期からは、少しずつ実験らしい内容があり、科学的な見方・考え方の基礎となる単元を学習しました。 教科書には、ゴムや磁石、豆電球や乾電池などを使ったアイデアいっぱいのおもちゃ作りの作品例が載っています。これまで学んできたことを生かし、試行錯誤しながらおもちゃ作りを通して理科の学習に親しむことを目的としています。 ゴムの力を利用したおもちゃを作っていた子は、ペットボトルなどの材料を用意してきていました。また、電気の回路を使ったおもちゃに挑戦していた子は、豆電球や導線を用意してきました。聞いてみると、家の人に購入してもらったり、作り方を教えてもらったとのことでした。小学校で使う豆電球は、ホームセンターなどで購入できるようです。他にも、磁石の力を利用して迷路を作っていた子もいました。(写真中) 理科の学習では、こういう「遊び」が大切です。今はなくなってしまったようですが、小学生用の学習雑誌に「科学と学習」がありました。私は、1年生の頃から「科学」の方だけ毎月購入してもらっていました。当時は、学校の昇降口に販売員の人が来ていて、お金を入れた封筒を渡して買っていました。先生からは、「家に着くまでは絶対に開けてはいけない。」と厳しく言われていました。早く付録を使って遊びたくて、走って家まで帰ったものでした。 今から考えても、とても良くできていた学習雑誌だったと思います。毎月いろいろな実験ができる付録がついてきて、説明を読みながら組み立てたり遊んだりしました。さらに、その実験セットを使って自分なりに工夫して遊ぶのがとても楽しかったのです。理科好きになったのは、この雑誌がきっかけだったのかもしれません。ゆくゆく小学校の教員になりましたが、どの学校でも理科主任を務め、理科室の物品や実験器具の整備をしてきました。植物の専門と思われているかもしれませんが、それは教員になってからのことです。もともと大学では、気象の研究室に入っていました。 今日も暖かくなりました。日差しに力を感じます。それもそのはず、来週火曜日は春分の日です。中庭のあちこちに、スイセンの花がたくさん咲いていました。あまり人が来ないところだけに、とてももったいない気がします。数本、切り花で校長室に飾ることにしました。 校庭のあちこちにアンズの木があります。桜よりも一足早く開花し、今年は先週あたりからすでに咲いていました。校庭の西側、うんていの近くに大きなアンズの木がありますが、もうすでに花びらが散り始めていました。その木の近くに、1年生の子ども達が探検ボードに自由帳を挟んでスケッチをしていました。中休みに勉強をしているとは、それも1年生が…と思い聞いてみると、きれいに咲いていたから絵を描きたかったとのことでした。ますます感心しました。(写真下) ブドウやナシ、モモ、リンゴなど、果樹の花は春に咲くものがほとんどです。どれも小さな花ですが、よくよく見るととてもきれいな花ばかりです。特にアンズやモモは、枝にびっしりと花がつき、全国に有名なお花見場所があります。 アンズの花で有名なのは、「日本一のあんずの里」と呼ばれている長野県千曲市のあんず畑です。なだらかな傾斜地にあんず畑が広がり、ひと目で多くの花が見渡せることから「一目(ひとめ)十万本」と言われています。毎年、3月下旬から4月上旬に開花し、あんずまつりが開催されています。春休みの頃なので、多くの人で賑わうことでしょう。近くに長野県立博物館と森将軍塚古墳があります。6月にある6年生の武石移動教室で、近くに行くかもしれません。 アンズの木は、6月頃に収穫できる実も楽しみです。学校のアンズは、一昨年も昨年も、なぜか登り棒の近くのアンズの木にしか実がなりませんでした。今年こそは、うんてい近くのアンズの木にも実がつくことを願っています。アンズの実は、ジャムに最適です。アプリコットジャムになります。 |
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