3月20日(月) その2![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 来年度の学校生活は、4月6日(木)の始業式から始まります。校庭で始業式を行い、簡単な学級指導をした後に、3年生以上は下校になります。新2年生は、その後校舎内に入り、10時開式の入学式を待ちます。入学式が終わったところで体育館に入場し、1年生と保護者、来賓の方々の前で歓迎の出し物を披露します。 出し物の内容は、呼びかけと「ともだちになろうよ」の歌、「こいぬのマーチ」の合奏で構成されています。呼びかけは、各クラスから代表の子が選ばれて練習してきただけあり、大きな声ではっきりと言えていました。歌は、途中で手拍子が入ります。音楽に合わせて自然に体が揺れ、マスクをしていてもしっかり声を出していることが感じられる歌い方でした。「こいぬのマーチ」の合奏は、幼稚園との交流会や6年生を送る会でも行ってきましたが、それらの積み重ねがあったからこそのすばらしい合奏に仕上がっていました。また、入退場で足音を立てないように移動し、楽器をサッと用意する様子などにも成長が感じられました。当日は、新1年生が目の前で出し物を見ることになります。そして、1年生の保護者や地域の方々にもそのすばらしい姿を見ていただきます。 5年2組の教室で、タブレットを使ったプログラミングの学習をしていました。5年生の算数の教科書には、巻末に「プログラミングを体験しよう」というページがあります。教科書では1ページしかありませんが、3年前の学習指導要領の改訂を機に、5年生の算数で必須の指導内容として追加された部分です。(この他に、小学校で必須のプログラミング教材として、6年理科の「私たちの生活と電気」の学習があります。) 5年生は、2月にコンパスや定規、分度器を使った正多角形を作図する学習がありました。その学習の発展問題として、タブレット上で正多角形を描かせるプログラムを組むというのがプログラミングの内容です。今年度4月に実施した、6年生の全国学力学習状況調査に、このプログラミングの内容が出題されていました。 プログラミング教材には、様々なサイトが公開されていて、手軽に利用することができます。2組では、「プログル」というサイトから算数の多角形コースを使って行っていました。正多角形には、正三角形、正四角形(正方形です)、正五角形、正六角形、正八角形…とあります。プログラムを組むには、それぞれの内角が何度になるかが分かっていなければなりません。「〇cm前に進む」という指令と、「〇度右に回転する」という指令を組み合わせ、さらにその組み合わせを「〇回繰り返す」というようにプログラミングしていきます。自分で作ったプログラムが正しく組まれたかどうかは、タブレット上に作図されて確認することができます。ぜひ家庭でも取り組ませてみてください。ゲーム感覚で楽しくできるようになっています。(写真中) 6年生は、国語の授業で「海の命」(物語教材)の学習をしています。4年生の「ごんぎつね」、5年生の「大造じいさんとガン」、そして6年生で学習する「海の命」は、動物と命をテーマにした物語です。子ども達の心に響くものがあります。しかし、その中で最も難しいのがこの「海の命」です。 「海の命」の作者は、立松和平さんです。だいぶ前に亡くなられましたが、よく夜のニュース番組に出演されていました。高知県の四万十川からの中継をしていた時があり、自然の美しさを独特な口調で話す姿が印象的な人でした。もともとは栃木県出身の方だったので、その方言を使ったしゃべり方でした。亡くなられて13年が経ちます。後からの話では、ご本人は標準語で話すことができたにもかかわらず、テレビ出演の時はあえて方言を使ってしゃべっていたそうです。 1組では、いよいよこの物語教材の核心をつく「この作品の主題は何だろう?」というテーマで学習をしていました。山場となる最後の場面で、太一は追い求めていた瀬の主のクエと出会います。その時、なぜもりを打たなかったのか・・・これがこの物語の主題です。私は、6年生の担任をしていた時に、クラスの子ども達とともに悩みました。指導していながら、なかなか明確な答えにたどりつけなかったのです。小学生にこのテーマを理解させるというのは難題です。6年生の保護者の方は、ぜひお子さんから教科書を借りて読んでみてください。(写真下) |
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