保護者会があります。25日(火)…中学年、27日(木)…高学年 ご参加をお待ちしております。

3月2日(水)

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 5年生は、家庭科の時間に「物を生かして住みやすく」という学習をしています。気持ちよく生活するために、身の回りをどのようにしておくとよいかということについて学習する単元です。具体的には、整理・整とんの仕方やそうじの仕方、資源の再利用などについて学んでいきます。
 今日は、2組で「整理・整とんの手順」について学習していました。(写真上)教科書には、整理・整とんの定義が記されていました。整理とは、「身の回りの物を見直し、必要でない物を取り除いて整えること」、整とんとは、「物を使いやすい場所に置くこと」と書かれています。
 そして、「自分の道具箱の整理・整とんを考えてみよう」という実際にやってみる活動が書かれていました。道具箱は、1年生の時から使ってきています。5年生にとって、自分なりに整理・整とんされたものになっているでしょうか。中には、ごみ箱のようにしていらないものがたまっていたり、家に持ち帰るはずのプリント類が押し込まれていたりする道具箱を見かける場合があります。まずは、いらない物をすてるなどして、よく使うものを手前に置くという工夫が必要です。
 学校の先生達にとっては、自分の教室自体が子ども達にとっての整理・整とんのお手本となります。教卓の上が今にも崩れそうな書類の山では、いくら子ども達に「整理・整とんをしっかりしなさい」と言っても効き目がありません。まずは、先生自身が常に整理・整とん好きでなければならないのです。
 しかし、そういう私自身も子どもの頃から整理・整とんは苦手な方でした。でも、多少乱雑ではあっても、「何がどこに置いてある」ということは自分なりにきちんと把握している方でした。整理は苦手でも、整とんは上手という場合もあるのです。
 6年生の各クラスに「ことわざの授業」がありました。安藤 友子先生に講師として来ていただき、指導していただきました。安藤先生は、小学校の元校長をされていた国語の専門の先生です。
 ことわざは、全部で64000もあるそうです。今日はまず、100種類のことわざが書かれたプリントが配られ、知っていたことわざや面白そうなことわざに印をつけていきました。今まで聞いたことがあったことわざは、子ども達にとって思いのほかあるもので、たくさんの印がつきました。
 ことわざは、調べれば調べるほどたくさんのものが見つかります。大人でも知らないことわざや、意味が分からないことわざがたくさんあるものです。今日の授業では、みんながよく知っていることわざ(いろはカルタなどに出てくるもの)から珍しいものまで、様々なことわざを取り上げて説明していただきました。また、ことわざにちなんだ掛け軸や刀の鍔(つば)なども見せていただきました。(写真中)
 4年生は、体育館での体育の種目として、ボッチャを行っています。ボッチャは、脳性麻痺などにより運動能力に障害がある競技者向けに考案された障害者スポーツの一つです。以前、オリンピック・パラリンピック教育の一環としてボッチャを取り上げたことがきっかけで、競技用の道具が学校にそろっています。4年生では、2学期に総合の学習として障害者理解教育を行ったこともあり、体育の授業に位置付けて毎年指導しています。
 ルールは、小学生にも分かりやすいものになっています。赤または青の皮製ボールを投げ、「ジャックボール」と呼ばれる白い目標球にどれだけ近づけられるかを競う競技です。(写真下)
 簡単なルールではあるものの、パラリンピックの正式競技となっているだけに、奥の深いところもあります。カーリングのように、相手のボールを弾いたりして、自分が優位に立てるように位置取りをしていくという作戦を立てることが可能です。また、的となるジャックボールも弾いて移動させることができるため、一投に大きな戦略が込められる場合もあります。

3月1日(火) その2

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 3年生の算数の学習に、「そろばん」の単元があります。現在は、教科書で2時間扱いとなっており、以前よりも指導時数がかなり減ってしまいました。今日は、講師の先生に来ていただき、各クラスに1時間ずつ指導をしてもらいました。(そろばん塾でも指導されいる先生で、3年生の中にも習っている子が数名いたようです。)
 ほとんどの子ども達は、今日初めてそろばんを手にしています。そろばんの珠をそろえる「ジャラッ」という音や、珠をはじく「パチパチ」という音が、子ども達にとても新鮮に響いていました。
 3年生では、「そろばんによる数の表し方について理解し、簡単な加法と減法の計算ができるようにする」ことを目標としています。しかし、2時間程度ではなかなか身につかないでしょうし、継続して学習していく教材でないところが残念です。昔から使われてきたそろばんの仕組みを知る程度で終わってしまうのかもしれません。
 若手の先生方は、そろばんを知らない(小学校での授業以来触ったことがない)先生が多いと思います。子どもの頃の習い事でそろばん教室に行っていなければ、それは仕方のないことです。私の世代は、子どもの習い事といったら、まず習字とそろばんでした。ということで、私も田舎育ちでありながら、どちらも習っていました。習字は高学年の頃まで続けましたが、そろばんは数か月でやめてしまいました。2年生の終わり頃のことだったと思います。かけ算とわり算まで教えてもらっていましたが、どうしても続かなくなりました。苦い思い出ではありますが、多少なりともそろばんの扱いを知っているのは、その時の経験のおかげです。
 昔から、日本の教育の原点は「読み・書き・そろばん」と言われてきました。算数が算術であった頃、そろばんは今のタブレットのような存在だったはずです。(写真上)
 全校朝会で漢字の書き順の話をしました。Zoomでの朝会の便利な点は、資料などを画面に映しながら話をすることができるところです。朝会で使った資料を2階の掲示板に貼ったところ、たくさんの子ども達が見に来ました。(写真中)
 最初の「田」の書き順は、3画目が縦画になります。この字を間違えている人は、結構いろいろな漢字の書き順がまちまちである場合が多いです。
 「左」と「右」の書き順も、大人で間違えている人を良く見かけます。「長」は、1画目が縦画で、次に横画が4回続く書き順です。「発」の「はつがしら」は、よくテストでも問われる書き順です。
 こんなに書き順のことを細々と言うのは、自分自身が今までたくさんの失態をしてきたからです。小学校の教員になるまで、「飛」や「座」、あるいは「うしへん」の書き順を間違えていました。(「座」の字の書き順を調べてみてください。へえ〜と思う方が多いのではないでしょうか。)
 国語の時間に、漢字ドリルを使って新出漢字の書き順をみんなで確認する時があります。ドリルを見ながら、「わぁ〜、今まで間違えていた」と思いながらも、子ども達の前では涼しい顔で指導していたものです。
 でも、子ども達が将来社会に出て、窓口業務で書類を書いたり、ホワイトボードに説明を書いたりした時に、書き順で恥ずかしい思いをしてもらいたくはありません。書き順は重要です。
 先週金曜日に、2年1組の「すてきなところを伝えよう」という国語の学習について紹介しました。今日は、2組も友達への手紙を読み合い、交換する取り組みをしていました。
 2人組で前に出て、向かい合います。それぞれが書き記した手紙の清書を、いよいよクラス全員の前で発表する時になりました。誰だって、自分のことをたくさん褒めてもらえるのは、とてもうれしいことです。どの子も少し顔を赤らめながら、相手からの手紙を静かに聞いていました。(写真下)
 「〇〇さんのすてきなところは、明るいところだと思います。毎日元気でにこにこしている〇〇さんは、わたしが声をかけると、いつも話を聞いてくれます。そんなところがすてきだなと思いました。」・・・子どもが見つける子どもの良いところ、素敵なところは、大人が気づかない部分でもあります。これぞ「あったか言葉」、「ふわふわ言葉」と言えるでしょう。2年生は、いい勉強ができましたね。

3月1日(火) その1

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 Zoomで全校朝会を行いました。今日は、「正しい書き順を覚えよう」という話をしました。
・・・今日から3月に入りました。いよいよ3学期のまとめ、さらには今年度の学年のまとめの時期になりました。それぞれの教室では、学習のまとめのテストに取り組む様子が見られるようになってきています。テストは、自分がどれだけ学習内容について理解ができたか、ということを調べるためのものです。ですから、テストを行っただけで終わりにしてはいけません。丸つけが終わったテストが戻ってきたら、「何ができるようになったか」、そして「何がまだ理解できていないか」を振り返ることが大切です。
 様々な教室で、タブレットを活用して学習している様子をよく見かけます。どの学年でもすでに利用しているアプリに、ミライシードの「ドリルパーク」があります。課題が早く終わった子が、自分から進んで復習問題として利用している子が多いようです。漢字練習や計算練習の問題がたくさん入っていて、繰り返し使ったり前の学年の内容にもどって復習したりすることもできます。さらに漢字ドリルでは、漢字の書き順を確かめたり、書き順の採点をしたりする機能まであるのでとても便利です。漢字の学習は、まず書いて覚えることが欠かせませんが、送り仮名に気をつけたり様々な読み方を覚えたりすることも大切です。そして、さらに重要なのが、「正しい書き順を覚えること」です。
 では、漢字の正しい書き順を覚えるということは、なぜ必要なのでしょうか? 書き順は、文字をきれいに書くためにあります。漢字には、「止め・はね・はらい」があり、きれいで正しい文字はそれらがきちんと目で見て分かるように書かれています。また、正しい書き順で書くと、素早くたくさんの文字を書くことができ、さらに手が疲れにくいとも言われています。
 それでは、1年生で習う漢字からいくつか問題を出します。(「田」や「左」「右」の書き順について、Zoomの画面を使って出題する。)「田」は、この書き順を間違えると他の多くの漢字も間違えて覚えていることになります。「左」と「右」は、一画目が横画か左はらいになるかの違いがあります。間違えて覚えている人は、文字のバランスが違っているはずです。
 次に、2年生で習う漢字から出題します。(「長」の書き順について、Zoomの画面を使って出題する。)一画目は縦画から書きます。
 続いて、3年生で習う漢字から出題します。(「発」の書き順について、Zoomの画面を使って出題する。)「発」の字では、「はつがしら」という部首の書き順が重要です。
 ここまで、1年生から3年生の漢字について出題してきました。きっと4年生以上のみなさんの中には、いくつか書き順を間違えて覚えていた子がいたのではないでしょうか。また、1年生から3年生のみなさんも、今年習ったばかりの漢字の書き順を、もうすでに間違えて覚えていたという子がいたかもしれません。間違えて覚えていた書き順は、今すぐ直せば、これから大人になるまでずっと正しい書き順で書くことができます。しかし、間違えて覚えたままにしていると、大人になってもそのままです。漢字の書き順を間違えて覚えたまま大人になると、きっといつか恥ずかしい思いをするでしょう。大人で、文字のバランスが悪い字を書く人がいます。よく見ると、明らかに書き順が違うことが分かります。また、銀行の窓口の人が書類を書く場面や、お店の人が領収書に文字を書く場面で、「ああ、この人、書き順が違っている…」と気がつく時があります。本人は気がついていなくても、見ている人には分かってしまいます。書き順の違いだけで、その人の評価がマイナスにとらえられてしまうことにもなりかねません。
 では、最後にひらがなの書き順について出題します。「えっ、ひらがなの書き順を間違える人がいるの?」と思うかもしれませんが、確認してみましょう。(「や」と「も」の書き順について、Zoomの画面を使って出題する。)・・・
 今朝も表彰を行いました。まず、区の連合図工展出品証の表彰です。昨年度に引き続き、各学校で開催することになり、先週まで2週間にわたり2階の渡り廊下に展示しました。代表で6年生の子に賞状を渡し、作品の説明もしてもらいました。(写真上)
 次に、東京都の科学展に出品した自由研究の表彰をしました。5年生の子が旭町小学校の代表に選ばれ、優秀賞を受賞しています。(写真下)

2月28日(月)

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 4年生は、国語の時間に「調べて話そう、生活調査隊」という学習をしています。国語の「話すこと・聞くこと」に関する学習単元です。単元の最後には、「調べたことをもとにして、資料をみんなに見せながら、分かりやすく話すこと」をめあてとした発表会を行う予定です。
 そこで1組では、まず調べる活動をして資料を作るために、タブレットを使ってアンケート調査を行うことにしました。フォームを使ったアンケートの作成のために、「Googleフォーム」を利用していました。いくつかクリックするだけで、自分専用のフォームを作ることができます。
 Googleフォームで作成したアンケートには、実施する側はもちろんですが、回答する側にもメリットがあります。それは、回答は自動的に集計され、グラフとして表示することができます。そして、質問者が見ることはもちろんですが、集計結果を回答者に公開することも可能になっています。
 子ども達は、Googleフォームの使い方をお互いに教え合いながら、アンケート調査を作成していきました。4年生は、今学期に入り、総合の学習の時間にスライドを使って発表会を行うことにも挑戦していました。タブレットの活用技能は、4月から5年生になってからも生かされていくことでしょう。(写真上)
 今日は、2月28日です。そして、明日から3月に入ります。早くも、3学期の学習のまとめの時期であるとともに、今年度1年間の学習全体を復習する時期にもなりました。
 1年1組では、今年度習った漢字のワークテストが行われていました。1年生は、2学期に入ってから漢字を習い始めました。3学期の学習も含めて、1年生では80個の漢字を学習してきたことになります。1年生で習う漢字は、画数が比較的少ないものがほとんどですが、新出漢字が増えてくるとその分忘れていく漢字も増してきます。何度か漢字テストを繰り返したり、復習して練習したりしてきました。しかし、漢字を正確に覚えるためのに様々な手立てや練習時間が必要であり、それは昔から日本の国語教育に必須のものとして残っています。
 漢字の難しさは、まず1つの漢字に様々な読み方があるところです。1年生で間違えやすい漢字ランキングのトップに、「足」や「早」が挙げられます。「足」は、「あし」と読む分には良いのですが、「たす」と読む場合に正答率が下がります。同様に、「早」は「はやい」に比べて、早退の「そう」と読ませる時に間違いが多くなります。
 もう一つ、漢字には「送り仮名」の難しさがあります。今回の1年生のテストでも、「生(まれる」」や「上(がる)」など、送り仮名をつけて書く問題の間違いが多かったようでした。(写真中)
 2年生になると、倍の160個の漢字を習います。2学期に入り、最初に漢字を習った頃、そして漢字ドリルを初めて手にした時の喜びは、学年が上がるにつれて次第に別の感覚に変わっていくものです。
 4年の各クラスで、「ブラッドレーのせい求書」という資料を使った道徳の授業がありました。「父母、祖父母を敬愛し、家族みんなで協力し合って楽しい家庭をつくること」を主な指導のねらいとした授業でした。このお話は、以前から様々な会社の道徳の教科書(以前は副読本)に掲載されてきています。
 ある朝、ブラッドレーが母親の皿の横に、「お使い代1ドル、留守番代2ドル」などの請求書を置きました。昼食の時、ブラッドレーの皿の横には、請求したお金と一緒に母親からの請求書が置いてありました。そこには、全て「0ドル」と書かれていました。ブラッドレーの目は涙であふれ、母親に謝ってお金を返したというお話です。
 子ども達にとっては、日常的によく家庭で経験することではないでしょうか。授業では、「お母さんの請求書を見て、ブラッドレーはどんなことを思ったのでしょう。」という発問を主に考えさせていきます。
 昔からよく言われてきました。親は、やたらと子どもにお金を与えてはいけないと…。お手伝いをしたからといっておこづかいを渡す、あるいはテストの結果によってお金を与える…それらは、全て子どもの心をダメにする行いです。私たち大人にとっても、この道徳の資料は心に響くものがあります。(写真下)

2月25日(金)

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 5年生は、国語の時間に「大造じいさんとガン」という物語教材の学習をしています。単元の目標として、「すぐれた表現に着目して読み、物語の魅力をまとめよう。」ということが挙げられています。
 「大造じいさんとガン」の物語は、かなり昔から5年生の教科書に取り上げられてきました。題名だけを見て、「重い病にかかったお年寄りの話」ととらえる子がいますが、ガンとは鳥の「雁」のことです。ガンの頭領「残雪」と、狩人である「大造じいさん」との間に繰り広げられる生存のための厳しい闘争を通して、大造じいさんの心情が次第に変化していく様子が描かれています。そして、その心情の変化が、物語独特の巧みな情景描写と美しい表現で表されているのが特徴の物語です。
 「あかつきの光が、小屋の中にすがすがしく流れこんできました。」や、「東の空が真っ赤に燃えて・・・」など、場面ごとの大造じいさんの心情がうまく情景描写に重なる部分があります。1組の教室では、残雪が仲間を助けようとハヤブサと戦って傷つき、それでも大造じいさんを正面からにらみつけるという、物語の最大の山場について考えさせていました。「ただの鳥に対しているような気がしませんでした。」という言葉は、大造じいさんのどんな心情を表しているのかという問いに対して、グループごとに意見を出し合って考えていました。(写真上)
 ところで、この物語の作者は 椋 鳩十(むく はとじゅう)さんです。日本における動物文学の代表とされる作家でした。「片耳の大シカ」や「月の輪グマ」など、動物の出てくる物語をたくさん残しました。私がぜひお薦めしたいのが、「マヤの一生」です。昔、クラスの子ども達に読み聞かせをしたことがありました。愛犬マヤのエピソードと、戦争への悲しみを感じさせる物語です。
 一方、2年生は、国語の時間に「すてきなところをつたえよう」という学習をしています。「書くこと」を中心にした単元で、1年間を振り返り、友達のすてきなところを見付けて、そのことを手紙に書いて伝えるという学習です。
 改めて「友達のすてきなところは?」と聞かれても、最初はなかなか見つけることができません。しかし、学校生活での様々な場面や何気ない行動・言葉に着目させると、いろいろな気づきが見えてきます。「姿勢がよい」、「サッカーやなわとびが上手」、「本をよく読んでいる」、「あいさつの声が大きい」、「やさしい」等、いろいろな良さを見付けることができました。
 次に、それらのメモを基に、「始め・中・終わり」に分けて手紙を書きました。1組では、下書きをして先生に直しを見てもらってから、いよいよ清書に取りかかっていました。大人でもそうですが、人の良いところや素敵なところを手紙にするのは、心がとても穏やかになる瞬間です。優しい気持ちにあふれた子ども達だなと思いました。(写真中)
 1年2組の教室で、タブレットを使って漢字の学習をしていました。自分の課題(漢字ドリルや計算ドリルなど)が終わった子から、タブレットを使って自主学習をする時間としていました。
 タブレットに入っているミライシードのドリルパークを使うと、様々な教科の個別学習ドリルを行うことができます。一問一答式になっているので、回答してすぐに正解か誤りかが分かり、フィードバックしてやり直すことができます。朝学習や宿題、自主学習に適したドリル学習を、一人で進めていくことができます。
 毎回取り組んだことが全て記録されていくため、誰がどこまで進んだかを先生が把握することもできます。また、先生が作成した問題を子ども達に送って回答させることもできます。
 漢字の学習では、背景に沿って画面を手書き(あるいはタッチペン)でなぞっていきます。書き順を正しく覚えるために、一画ずつピンク色に変わってなぞる場所を示してくれます。同じ漢字を繰り返し練習した後、背景なしの枠に自分で書き、テストが行われます。合格するとポイントがたまり、次の問題に進めます。(写真下)
 漢字では、「はね」や「とめ」、あるいは「突き出る」、「突き出さない」というところも重要です。このドリルパークでは、漢字の判定基準のレベルを設定することができるようになっています。低学年には少し甘い基準に設定し、高学年ではきちんと形が書けていないと不正解になる設定にするというように使うことが可能です。
 家庭でも、たくさんの子ども達が自主的にドリルパークに取り組んでいます。お子さんのタブレットをぜひのぞいてみてください。

2月24日(木)

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 4年生の教室で、キャリアパスポートを子ども達に渡していました。各自が家庭に持ち帰り、家庭からの欄を記載してもらった後、3月の中旬までに学校で回収することになっています。このキャリアパスポートは、全国で昨年度から始まった取り組みです。そして、高校を卒業するまで、学年・学校を引き継いで使用していくことになります。(写真上)
 そもそも、「キャリア教育」という言葉が登場し始めたのは、20年ほど前からのことでした。情報化やグローバル化、あるいは少子高齢化などを背景にして、社会における働き方や価値観も様々に変わってきました。その中で、将来社会人として自立した人を育てる観点から、「生きること」や「働くこと」を考えるキャリア教育が始まりました。
 よく、『小学校の高学年における「将来の夢」や「将来就きたい職業」を考えさせることがキャリア教育である』ととらえられやすいのですが、そればかりではありません。キャリアが、「自己を見つめ、将来の自分の姿を描くこと」であるならば、各行事での振り返りカードや、学期ごとの目標カード(学期末に振り返りをする)なども含まれることになります。
 来週火曜日から3月に入ります。3月は、今の学年の総まとめの時期でもあり、学習や生活面を振り返る時期でもあります。各教室で、今年度の振り返りをしっかり行い、キャリアパスポートを持ち帰らせますので、各ご家庭で内容をよく確認の上、励ましの言葉を記入していただけたらと思います。
 6年生の社会科は、「地球規模の課題の解決と国際協力」という最後の単元に入りました。1組では、「地球規模の課題」の一つとして、世界各地の環境問題についての学習をしていました。
 資料集に、世界各地の環境問題について示された世界地図が載っています。砂漠化が進んでいる地域や、酸性雨の被害がひどい地域、熱帯林が減っている地域、そして原油で汚染された地域が地図の中に色分けして示されていました。世界のほとんどの地域で環境問題が生じていることが分かりました。(写真中)
 また、資料集には、地球温暖化についての資料も掲載されています。地球規模の課題として、子ども達にとってなじみのある言葉です。さらに、世界が抱える課題については、自然環境の破壊だけではありません。国際紛争についても考えさせていきます。まさに今、ウクライナの周辺で大きな紛争が起き始めています。2つのオリンピックが終わったばかりでありながら、世界平和とはほど遠い状態が訪れています。
 4年生は、社会科の時間に「海に囲まれた八丈島」の学習をしています。同じ東京都でも、島で暮らす人々がいて、自然環境を生かした産業が発達していることなどを学びました。
 今日は、各クラスに1時間ずつ、特別ゲストを招いて青ヶ島についての学習がありました。特別ゲストとは、以前、3年間青ヶ島の小学校に勤務した経験のある先生のことです。たくさんの写真資料を見せながら、子ども達に島の様子を説明していました。
 青ヶ島は、八丈島からさらに70kmほど南方に行ったところにあります。カルデラ式の火山島で、絶壁に囲まれた中央部分に島民が生活しています。8年前に、「死ぬまでに見るべき世界の絶景」という記事で有名になりました。しかし、青ヶ島に行くまでが大変なようです。八丈島までは、船(10時間)か飛行機の手段があり、さらにそこからは、ヘリコプターか船(3時間)…それぞれの便数は少なく、ヘリコプターに至っては、1日1往復で9人までとのことです。
 授業の中で、島の自然や産業についての話がありました。絶壁で港が使えず、漁業よりも農業が中心の島のようです。その中で、「あしたば」の写真が出てきました。漢字で「明日葉」と書く植物です。せり科の植物で、摘んでも摘んでも明日になると葉が出てくることから名づけられました。伊豆諸島や伊豆半島に自生する植物です。(写真下)
 私もずっと以前のことですが、伊豆半島の下田に3年間住んでいたことがあります。その頃から、あしたばはなじみのある植物です。ちょうど春を迎える今頃の若葉が一番おいしく、天ぷらやごま和えにして食べます。下田は陸続きの場所ではありましたが、区内の先生方からは「陸の孤島」と呼ばれていました。

2月22日(火) その2

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 6年生は、国語の授業で「海の命」(物語教材)の学習をしています。4年生の「ごんぎつね」、5年生の「大造じいさんとガン」、そして6年生で学習する「海の命」は、動物と命をテーマにした物語です。子ども達の心に響くものがあります。しかし、その中で最も難しいのがこの「海の命」です。(写真上)
 父を死に追いやったクエを求めて、一人前の漁師になろうと与吉じいさに太一は弟子入りします。立派に成長した太一は、いつかついに海の中で瀬の主のクエに出会います。しかし太一は、もりを打つことをやめてしまいました。・・・物語の一番のクライマックスであるこの場面をどのように解釈したらよいかということは、6年生にとって、とても難しい問題です。
 教科書には、このように描写されています。『これが自分の追い求めてきたまぼろしの魚、村一番のもぐり漁師だった父を破った瀬の主なのかもしれない。(中略)「おとう、ここにおられたのですか。また会いに来ますから。」こう思うことによって、太一は瀬の主を殺さないで済んだのだ。大魚はこの海の命だと思えた。』・・・読めば読むほど謎が深まりますが、深海における神がかった世界観が漂う物語です。
 作者は、12年前に亡くなられた立松和平さんです。自然派思想と、人間らしさへの回帰を強く感じさせる立松和平さんらしい物語であると、改めて感じました。生前、立松和平さんは、夜のニュース番組にたびたび出演されていました。方言を丸出しにした独特なしゃべりに人気が集まりました。
 3年生は、理科の時間に「ものの重さ」の学習をしています。物の形や体積に着目して、重さを比較しながら物の性質を調べる学習です。今日は、1組が理科室で実験をしていました。「形を変えると、ものの重さはどうなるのだろうか?」という実験です。
 実験方法は、粘土やアルミホイルをいろいろな形に変えて、それぞれの重さを量って調べていきます。実験前の子ども達の予想では、「ものの形を変えても、重さは変わらない。」という子が多かったのですが、中には「少し重さが違うかも…」と考えた子もいたようです。
 実験では、電子はかりを使いました。結果は、粘土を丸くしても平らにしても、細長くしても、細かくちぎっても、全て同じ重さになります。しかし、グループによっては、実験しているうちに、だんだん軽くなっていく場合がありました。子ども達が何度も粘土を手にしているうちに、机や手に少しずつ粘土の成分がくっついていってしまったからです。また、精密機械のはかりの扱い方もていねいにしなければなりません。(写真中)
 綿を広げてはかりに置いた時と、ギュッと縮めた時とで、重さはどうなるでしょうか。また、体重計に乗る時に、両足で立つ場合と片足で立つ場合、しゃがんだ場合とでは、それぞれ体重はどう変わるでしょうか? 今回理科で実験をして確かめても、思い込みを崩すのは難しいものです。
 6年生に、「チャレンジ! おかしの株式会社」という金融教育の出前授業がありました。日本証券業協会から来た2名の講師に、各クラス2時間ずつ授業をしていただきました。
 会社経営を体験しながら、株式会社の仕組みやお金の流れを学習できるという内容の授業でした。会社がお金を集めて商品を開発していく過程を、小学生にも分かりやすく説明するとともに、グループワークを通じて楽しく学べるようになっていました。
 グループワークでは、4人組の班で会社名を決めたり新商品のお菓子を考えたりしていきます。子ども達にとって、お菓子はとても身近で関心のある商品です。ネーミングを考えたり、味や形に特徴のあるお菓子を考えたり、アレルギー対応や健康志向のお菓子にしたりと、次々と楽しいアイデアいっぱいのお菓子が開発されていきました。(写真下)
 実際にお菓子のパッケージモデルを作り、最後にはそれを持ってクラスの前でプレゼンをします。短い時間でしたが、企画力、表現力、、コミュニケーション力、そしてプレゼンテーション能力と、あらゆる力を磨くことにつながる体験ができました。日頃からこういう授業形態ができていくと、子ども達の「生きる力」につながるなと思いました。

2月22日(火) その1

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 全校朝会をZoomで実施しました。今日の話は、「三寒四温」についてです。
・・・今年の冬は、いつもの年よりも気温が低い日が多いようです。2月も残りあと1週間となりましたが、北風の冷たい日がまだ多い気がします。しかし、日なたに立っていると、日差しの強さが先月までとは違ってきたなと感じます。少しずつですが、春に近づいていることが感じられます。
 暖かで過ごしやすい春は、急にはやってきません。どの季節もそうですが、特に冬から春に向かうこの時期は、寒い日があったり暖かい日があったりということを繰り返しながら、徐々に「春」を感じるようになるものです。そんな「少しずつ春に近づいていく」というこの時期の様子を表す言葉として、「三寒四温」があります。「3日寒い日が続くと4日暖かい日が続き、それを繰り返しながら、少しずつ少しずつ春に近づいていきますよ」という状況を表した言葉です。
 この「三寒四温」は、私達の学校生活での様々な取り組みや、みなさんの日々の成長の様子にも当てはまる言葉であると思います。学校では様々な学習をしていますが、なんでもすぐに「分かるようになった」、「できるようになった」ということばかりではありません。むしろ逆に、「難しくてわからない」とか、「なかなかうまくできない」といったことの方が多いはずです。失敗を何度も繰り返しながら、次第に分かるようになったりできるようになったりしていくのです。
 展覧会の作品を作るために、カッターやのこぎり、金づちや電動糸のこを使った時のことを思い出してみてください。あるいは、5,6年生は、家庭科作品としてミシンを使いました。それぞれの道具を初めて使った時は、すぐに上手に扱うことができなかったのではないでしょうか。真っすぐに切れなかったり、何度も曲がってしまったりして苦労したはずです。でも、何度か経験していくうちに、上手にそれらの道具が使えるようになってきました。5年生は、卒業式の入退場の音楽を担当するために、合奏の練習に取り組んでいます。合奏の練習では、1小節…2小節…と楽譜を見ながら練習を繰り返し、少しずつ上達していくものです。また、先週は、中休みにリズムなわとびがありました。体育の時間にも、なわとびのいろいろな技に挑戦している子がたくさんいます。なわとびも何度も失敗しながら少しずつできるようになっていきます。国語や算数の学習でも同じです。漢字練習や計算練習では、丸つけをした時に間違いが見つかり、それらを一つ一つ直しながらできるようになっていくものです。
 「失敗は成功のもと」という言葉もあります。「三寒四温」は、そういうことも意味している言葉です。何事も、失敗を繰り返しながら徐々にできるようになっていくということを心得て、日々の学習に取り組むことが大切です。つまり、一度や二度の失敗でくじけたりあきらめたりしてはいけないということです。
 早いもので、3学期の学校生活も残すところあと1か月余りとなりました。冬休みが終わり、3学期が始まってすぐに目標を立てました。その目標に向かい、どれだけがんばることができているでしょうか。各教室の後ろに、3学期の目標が掲示されています。「進んで意見を発表する」という目標や、「あいさつをしっかり行う」という目標が見られます。どの目標も、毎日努力しなければ身についていきません。「3学期の学校生活は、まだ1か月ある」と思うのではなく、「もう1か月しかない」と思って、毎日をしっかり過ごしていくようにしましょう。・・・
 朝会後、表彰を行いました。児童生徒表彰として、練馬区より彰状をもらった子への表彰です。バイオリンのコンクールで優秀な成績を収め、表彰されました。(写真上下)

2月21日(月)

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 今朝も、北風が冷たく感じられる朝になりました。1校時に、1年2組の子ども達が中庭に出て、生活科「きせつとなかよし ふゆ」の学習をしていました。1月は、毎日のように池に氷が張っていました。しかし、今月の中旬を過ぎると、氷が張る日が少なくなってきました。
 今朝は、池全体ではなく、淵の方に薄く氷が張っていたようです。他にも、霜柱で浮き上がった地面を掘り返して、凍った土の中の様子を観察していた子もいました。池の中には、秋までたくさん泳いでいたメダカの姿が一切見られません。生き物たちはどこへ行ってしまったのだろうと、池の中をのぞき込んでいた子もいました。(写真上)
 二十四節気では、先週の土曜日(19日)が「雨水」でした。「陽気がよくなり、雪や氷が溶けて水になってきて、雪が雨に変わる頃」が「雨水」です。北陸地方では、まだ大雪が続いていますし、東京でも氷が張る日があるくらいですから、今年はかなり寒い冬になりました。しかし、天気予報を見ると、今週末からようやく暖かな日が期待できそうです。来週土曜日の3月5日には、冬ごもりしていた虫が土の中から出てくるとされる「啓蟄」を迎えます。
 2年生は、今月の図工の時間に「カッターナイフ名人」という学習をしています。図工でカッターナイフを扱うのは、2年生が初めての経験となります。そこでまず、カッターナイフの安全な使い方を知り、紙を切り抜いたり切り起こしたりしながら、基本的な技能に慣れるための学習をしました。
 カッターナイフは、はさみで切るのとは違い、鋭角な切り口や滑らかな曲線を切り出すことができます。また、はさみが入らない部分でも、カッターナイフであれば容易に切り込みを入れることができて便利です。さらに何よりも、紙をきれいに切る快さが味わえることこそカッターナイフの持ち味と言えるでしょう。
 先生から十分な安全指導がなされてから、全員に1本ずつカッターナイフが渡されました。(もちろん、カッターマットを敷いたうえで行います。)まず、カッターナイフの持ち方が大切です。小さな部分を切る時には鉛筆のように持ち、大きなものや長い部分を切る時には上から押さえるように持つことが基本となります。さらに、カッターナイフの刃が紙に接する角度が重要なポイントです。しかし、これは自分でやりながらコツをつかんでいかなければ身につきません。「どうしたらどうなる」ということは、何度も経験しながら上達していくものです。なかなか思うように切れなくて苦戦していた子も見られましたが、少しずつカッターナイフの切り口の美しさが分かってきたようでした。(写真中)
 1年生は、算数の時間に「たしざんと ひきざん」の学習をしています。「5+3=8」・・・「あれれ、もうとっくに習ったはずでは?」と思われるかもしれませんが、ちょっと違いがあるのです。
 今日学習していたのは、次のような問題文でした。「5人が一輪車に乗っています。一輪車は、あと3台あります。一輪車は、全部で何台ありますか。」(1年生の教科書では、もちろん全てひらがな表記です。)今までのたし算の問題であったら、「一輪車が5台あります。新しく3台買いました。全部で何台ありますか。」でした。つまり、たし算の時には、単位が同じもの同士を合わせるのが「たし算」であるとしてきました。
 この単元では、「異種の数量を同種の数量に置き換えると、たし算・ひき算ができる」ということを学習します。「5人が一輪車に乗っています。」は、問題文には書いてないものの、「一輪車が5台あります。」ということと同じです。だから「5+3=8」というたし算になります。
 先日、2年生の「図をつかって考えよう」という算数の学習についてお伝えしました。1年生も、この単元では図に表して考えさせていきます。(写真下)教科書には、あの手この手でいろいろな問題のパターンが出てくるから大変です。次の問題文は、「椅子が6個あります。9人で椅子取りゲームをします。椅子に座れない人は何人ですか。」です。6個と9人…たし算? ひき算? と、文章だけではなかなか理解が難しく、また図に表すのも難しそうです。そして、教える先生も大変そうです。

2月18日(金)

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 先日、6年生を送る会がありました。6年生は、他学年の子ども達から卒業を祝ってもらうとともに、感謝の気持ちをたくさんもらいました。1年生から5年生が出し物をがんばる姿を見て、感謝される側の喜びをたっぷりと味わうことができました。教室では逆に、自分の家族に対して感謝の気持ちを伝える側に立つ学習をしています。
 6年生は、総合的な学習の時間に、「自分を見つめて」という学習をしています。3学期に入り、今まで12年間成長してきた自分自身を振り返るとともに、家の人から小さかった頃の様子などをインタビューして調べてきました。
 この学習のまとめとして、今まで支えてくれた家族に対して、感謝の気持ちを手紙に表すことになりました。2組では、その手紙の下書きを考えさせていました。担任の先生から、手紙の見本を4通り示してもらいました。(1)自分の家族の好きなところベスト3としてまとめる方法 (2)12歳の節目として、12個のありがとうにしてまとめる方法 (3)家族への手紙文としてまとめる方法 (4)家族への感謝状としてまとめる方法 の4つの中から選んで書きます。
 いずれにしても、自分の家族一人一人を思い浮かべながら、感謝の気持ちを素直に表現することができるかが重要です。来月、自分の親に渡すことになるのでしょう。きっと、このような手紙が書けるようになったこと自体を喜んでもらえるのではないかなと思います。(写真上)
 以前は、3月に入ると「卒業感謝の会」がよく行われていました。6年生とその保護者、そして教職員が体育館に集まって行う催しです。6年生が合奏や歌、呼びかけ等を行い、今まで育ててくれた家の人や教職員に感謝の気持ちを伝える会でした。(そのまた昔は、「謝恩会」と称して、飲食付きで実施されたものです。)
 本校では、昨年度から感謝の会を実施しないことにしています。(同様に、4年生の1/2成人式も…)授業時数の確保等のこともありますが、教職員に感謝の気持ちを表す目的でありながら、6年の担任が大変な思いをして指導することになるからです。私の前任校でも、何年か前に廃止しました。全区的に、今はもう行わない行事になりつつあります。PTAの卒対委員の負担軽減ということもあります。
 1年生は、今週から音楽室を使って授業をしています。学年合奏の「こいぬのマーチ」の練習が始まりました。学年合奏の目的は、4月の入学式での歓迎の出し物で行うためです。昨日、新1年生の保護者会(入学説明会)がありました。4月6日の10時から入学式があるということを連絡しました。入学式が終わったところで、体育館に新2年生が入ってきて、合奏や呼びかけをして1年生の入学をお祝いする予定です。ただし、その頃の感染状況によっては、実施できないかもしれません。その場合は、日を改めて披露する場を考えたいと思います。
 今日は、1組が音楽室に行って、いろいろな楽器に挑戦していました。楽器は、鍵盤ハーモニカの代わりにミニキーボードを使います。それ以外の楽器として、ピアノ、鉄琴、木琴、キーボード、大太鼓、小太鼓などを予定しています。自分の希望する楽器を練習し、音楽専科や学年の先生に指導してもらっているところです。(写真中)
 ところでこの曲、元々は外国から入ってきた曲だったそうです。英語では、この曲を「Bee March」といい、直訳で「みつばちマーチ」となるはずでした。それが日本に入ってきて、「よちよち子犬 クンクンクン、クンクンクン・・・」と歌詞がつけられ、「子犬のマーチ」として有名になっています。
 一方、1年2組では、近隣の幼稚園や保育園の年長さんに向けた手紙を書いていました。いつもはこの時期に、近くの区立保育園や私立幼稚園と1年生とが交流会を開いています。入学を前に、学校生活を楽しみにしている年長さんを招いて、学校の様子を紹介したり、一緒に遊んだりしていました。
 コロナ禍になり、そのような交流活動も難しくなりました。きっと各園の年長さんたちは、自分の家に用意してあるランドセルを背負う日を、今か今かと楽しみにしていることでしょう。
 お兄さんお姉さんらしく見てもらえるように、1年生の子ども達は、とてもていねいな字で手紙を書きました。「きゅうしょくはおいしいよ。にゅうがくをたのしみにしていてね。…」1年生も、もうすぐ2年生になる準備をする頃になりました。(写真下)

2月17日(木)

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 2年生は、算数の時間に「分けた大きさのあらわし方をしらべよう」という学習をしています。「分けたおおきさ」=「分数」です。分数は、2年生で最初にその基礎を習います。今日は、「同じ大きさに2つに分けた1つ分を『二分の一』と言い、『1/2』と書き表すこと」を学習していました。(写真上)
 正方形の折り紙を配り、同じ大きさになるように2つに切り分けます。正方形を半分に折るには、長方形に折るやり方と三角形に折るやり方、さらに台形の形で切り分ける方法もあります。どれも「1/2」の大きさであることを学習しました。
 今回2年生で学習しているのは、今後学習していく分数の基礎の基礎です。1/2の他は、4つに分けた1つ分の1/4しか習いません。今後、3年生では分数の簡単な加法を、4年生では帯分数や仮分数を、5年生では異分母分数の加減や約分・通分について、そして6年生では分数×分数や分数÷分数の計算などを学習していきます。
 4年生は、理科の時間に「もののあたたまり方」の学習をしています。先々週から、金属の温まり方や水の温まり方の実験の様子をお伝えしてきました。今回は、いよいよ最後となる「空気の温まり方」についての実験です。
 水と同様に、空気も透明な物質です。どのようにしたら、空気の温まり方を目で確かめることができるでしょうか。教科書では、ビーカーに線香の煙を入れ、底の方をインスタントカイロで温めるという方法が示されています。今日は、1組がまずその方法を使って実験をしてみました。(写真中)
 線香の煙を充満させるところまではうまくいったのですが、カイロで温めた後の空気の動き(煙の粒の動き)は見えにくかったようでした。一つには、カイロが十分に熱くなっていないということがあり得ます。また、私がいくつかの班にやってあげたのですが、ビーカーの横からライトの光を当てると煙の動きが見やすくなります。
 昨年度、練馬区の理科部員から、示温シートを使った方法を教えてもらったことがありました。今後、もう少し分かりやすい実験方法を、教科書会社側が検討する余地がありそうです。
 6年生の音楽の授業で、全盲のピアニストの辻井伸行さんについて学習をしていました。辻井伸行さんについては、6年生の音楽の教科書の表紙をめくるとすぐに、2ページにわたって紹介されています。今日の授業では、辻井さんが幼少期だった頃のピアノの練習の様子や、その才能を見い出した多くの人との出会いについてのビデオを子ども達に見せていました。(写真下)
 辻井さんは、2009年にヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで、日本人として初優勝して以来、国際的に活躍しているピアニストです。しかし、その才能が開花するまでには、多くの人の支えと出会いがありました。辻井さんは、原因不明の病で視力を失うという障害をもって生まれてきました。ショパンの「英雄ポロネーズ」を聴くたびに、足をバタバタさせて喜びを表現した様子を見て、母親は音楽の才能を見い出したそうです。点字で書かれた楽譜を読みながらピアノを練習する様子も映し出されていました。いくら音楽の才能があったからとはいえ、その努力は想像を絶するものだったはずです。
 7歳で、全日本盲学生音楽コンクールで1位になった時の演奏風景も、画面に映し出されていました。弾いていた曲は、グリーグの曲とシベリウスの「もみの木」でした。わずか7歳の子がシベリウスのこの曲を弾いているとは…と、びっくりしました。
 「もみの木」は、シベリウスの「樹の組曲」と呼ばれるピアノの小品集の5曲目です。私がこの曲を知ったのは、10年ほど前のことでした。こんな素晴らしい曲をシベリウスが書いていたのか…と、感激しました。みなさんも、ぜひネット等で探して聴いてみてください。
 辻井伸行さんは、今もこの曲がよっぽどお気に入りのようで、アンコールでよく弾く1曲となっています。

2月16日(水)

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 3校時に、「6年生を送る会」がありました。体育館に全校児童が集まることができず、今年もあらかじめ各学年が撮っておいたビデオを使い、クラスごとに動画視聴する方法にしました。(会の最初に行う校長の話だけ、Zoomでつなぎました。)
 6年生を送る会は、どこの学校でも3学期の全校行事としてとても大切にしている催しです。最高学年の6年生に対する感謝の気持ちを高めるとともに、それぞれの学年の成長を認め合う場にもなる行事です。さらに、一年間の最後を飾る全校行事でもあります。それでありながら、体育館に参集せずに終わってしまうのは、とても残念でなりませんでした。
 昨日、6年生が劇団四季のミュージカルを動画で視聴しましたが、実際に劇場で見て聴く観劇とは別物でした。6年生を送る会も同様に思います。体育館に全校児童が集まり、ステージ前のひな壇に座る6年生に対して出し物を生で見せていく・・・今まで当たり前に行っていたことができないもどかしさを感じてしまいました。
 1年生は、生活科の学習で昔遊びを行っています。今日は、1組でこま回しとあやとりに挑戦していました。こま回しは、3学期に入ってから何度か練習してきたので、だいぶ上手になってきました。こま回しでは、まず紐のかけ方が最初の難関でしたが、今では一人ですいすいと巻き付けることができる子がほとんどです。
 一方のあやとりは、毛糸を使って行っていました。あやとりも昔遊びの一つとして扱われています。クラスの子ども達に聞いてみると、学校の生活科で行ったのが初めてで、今までやったことがなかったという子がずいぶんいました。私が小学生の頃は、クラスであやとりが流行っていました。女の子だけでなく、男の子も夢中になってやったものです。「さかずき」や「豆電球」の作り方は、手に毛糸をかければ今でもできます。東京タワーやはしごを作ったりと、難しい技ができる子がクラスで一目置かれる存在になったものでした。また、ひもを長くして、二人で取り合う「二人あやとり」も楽しいものです。(写真上)
 折り紙もそうですが、手先を使う遊びは、日本の伝承遊びとしていつまでも残していきたいものです。あやとりの技を覚えるために、タブレットで繰り返し動画を見ながら練習していた子がいました。あやとりにもICTが役立つようになりました。
 6年1組で、卒業文集の清書が行われていました。2学期に何度も下書きをして作文を完成させ、冬休みに一度持ち帰って家の人にも内容を確認してもらいました。いよいよその原稿を見ながら、ペンで清書用紙に書き写していきました。(写真中)
 2学期は、パソコンにデータを打ち込んで作文の下書きをしていましたが、清書は手書きで行います。やはり、一生の記念になる文集は、12歳の頃の自分の文字を残しておくべきものです。各自家から持ってきたペンを使い、一文字一文字慎重に書き進めていました。試験会場のように、とても静かな教室内でした。
 5年生は、社会科の時間に「くらしと産業を変える情報通信技術」の学習をしています。今まで5年生は、社会科の時間を通じて、日本の様々な産業について学んできました。3学期は、それらの産業を発展させるために、情報通信技術がどのように関わっているのかを詳しく学習しています。
 1組では、「コンビニの商品が、なぜ品切れにならないのか」ということについて考えさせていました。そして、NHKの動画資料を基に、コンビニでの商品管理の様子を調べました。(写真下)
 コンビニだけでなく、スーパーマーケットやドラッグストアなど、多くの店舗では、POSシステムが採用されています。「いつ・どの商品が・どんな価格で・どこでいくつ売れたか」という動向を管理できるのがPOSシステムです。お店ごとにポイントカードが大抵あります。ポイント還元があるために、誰もがよく利用しています。しかし、このポイントカードが優れているのは、客側にとってのポイント還元以上に、店側にとっての利点が大きいところにあります。カードを使うたびに、顧客の情報や商品管理が全てリアルタイムでデータ化され、結局は店の売り上げアップにつながっているのです。恐るべし、情報化社会です。

2月15日(火) その2

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 2校時から4校時にかけて、6年生が劇団四季の「こころの劇場」を動画配信版で視聴していました。2年前まで、この「こころの劇場」は、毎年6年生が練馬文化センターに招待されて観劇をしていました。(練馬文化センターで行われるようになる前は、日生劇場まで出かけて見に行ったものでした。)
 しかし、コロナ禍になったため、生の舞台を小学生に見せることができなくなり、今年度は動画配信版で各校で視聴するという形をとることになりました。今回の演目は、劇団四季のファミリーミュージカル「はじまりの樹の神話〜こそあどの森の物語〜」でした。練馬区の全校での上映期間が今週中と決められているのと、視聴するのは6年生のみ、教員の人数も決められていました。
 時々、6年生の廊下を通りましたが、教室内を暗くして、みんな静かに見入っていました。できれば生の舞台を見せてあげたかったのですが、今年度は劇団四季のご厚意で、オンラインで見ることができたのがせめてもの救いでした。
 1年生は、図工の時間に「1年間を振り返ろう」という絵に取り組んでいます。1年生としての1年間を振り返り、学習や行事で心に残った場面を絵に表現します。描き始める前に、4月に入学してからどのような学校生活であったかを、まず全員で振り返ってみました。
 1学期にアサガオを育てたり、2学期に全校遠足に行ったりもしましたが、1年生の子ども達にとっては遥か昔の出来事のようです。どちらかというと、昔遊びを楽しんだり、なわとびをがんばったという最近の出来事を選んで絵にしていた子が多く見られました。今回はまずクレヨンで描き、次回に背景を絵の具で仕上げる計画のようです。(写真上)
 2年1組で、「ありがとうの絵」という資料を使った道徳の授業が行われていました。「感謝する心」について考える道徳の授業です。
 資料では、友達から給食で嫌いなピーマンを残したことを注意され、もやもやした気持ちを抱えた主人公のだいごの姿がまず描かれています。家に帰ってお父さんにそのことを話したところ、「ありがとうって思う時の絵を描いてごらん。」と言われます。友達が傘の中に入れてくれた時のことを描いただいごに対して、お父さんはおじいちゃんに怒られた時の絵を描きました。叱られたことを「ありがとう」と思っているお父さんに驚き、その意味を考えていきます。・・・
 感謝の気持ちを育むというのは、とても難しいものです。とかく「〜をしてくれた」や「〜をもらった」ということばかりに感謝の気持ちが行きやすいものです。資料を通じて感謝の気持ちの視点を変え、家族など日頃お世話になっている人々の善意に気付かせ、感謝しようとする心情を育てていきます。(写真中)
 3年生は、理科の時間に「ものの重さ」の学習をしています。今日、1組が実験をしていたのは、「同じ体積でも、物の種類が違うと、重さは違うのだろうか」というテーマでした。理科室には、同じ体積で材質の違う球が用意してあります。それぞれ、木やゴム、プラスチック、鉄、アルミニウムでできています。見た目で予想を立てたり、実際に両手に持って重さを比べたりしてみます。そして最後に、電子てんびんで重さを量ってみます。(写真下)
 3年生の子ども達は、物に重さがあるということは分かっていても、体積との関係についてはまだあいまいな理解の段階です。例えば、「鉄1kgと綿1kgでは、どちらが重いでしょう。」という問いに、多くの子は「鉄の方が重い」と答えるものです。重さを手で体感させながら、物の重さを実感させていきます。
 理科と算数は、学習に重なる部分が出てきます。しかし、今回3年生の理科で「体積」という言葉が出てきているにもかかわらず、算数の時間に体積を扱うのは5年生からです。それまでは「かさ」という言い方を使っています。昔から解決しない疑問です。

2月15日(火) その1

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 全校朝会をZoomで行いました。今日は、「適切な返事ができる子に」という話をしました。
・・・みなさんは、自分の名前を呼ばれてすぐに「はい!」と返事をしていますか? 返事をきちんとするということは、あいさつとともに人と人とのコミュニケ―ションを図るうえで、とても重要なことです。
 名前を呼んだのに返事がなかったら、どう思われるでしょうか? 病院の待合室で、あるいはレストランの入口で名前を書いて待っている時のことを考えてみましょう。名前を呼ばれても返事をしなかったら、その人はそこにいないとみなされて順番を飛ばされてしまいます。これは、返事が小さくて相手に聞こえなかったとしても同じことです。まず、返事をする時は、相手に聞こえる声ではっきりとすることが大切です。
 学校で返事をするのは、多くの場合が先生から名前を呼ばれた時にします。朝の健康観察で名前を呼ばれます。また、授業中に手を挙げて、指名された時に名前を呼ばれるでしょう。その時に、どんな「はい」という返事が言えているでしょうか。返事は、短くはっきりと「はい!」と言うものです。「は〜い」という長い返事や「はい…」という暗い返事が返ってきたら、先生はどう感じていると思いますか? きっと、「今日は元気がないのかな。どこか具合が悪いのかな。」と思われたり、授業中の返事であれば、「この子は自信がないんだな。」と感じられたりすることになります。返事一つで、全てのことが相手に伝わってしまうのです。
 「はい」という返事は、約束をする時にも使う言葉です。教科書を忘れてきたとします。先生のところに行き、忘れ物をしたことを伝えました。先生は、「次回から気をつけましょう。」とか「連絡帳をよく見て用意をしてきましょう。」と注意をします。その時に、「はい」と素直な返事ができているかが大切です。先生から注意をされることは他にもいろいろありますよね。廊下を走って注意されるとか、休み時間が終わってから遅れて教室にもどり注意されるなど、ルールを守っていない時に先生方は注意をします。どの先生方も、注意した子がどれだけ反省をしているか、その子の返事の仕方で判断をしています。先ほど「素直な返事ができているかが大切です。」と言いました。注意されて「はい」と言うのは、「もうしません。気をつけます。」という約束の返事です。「は〜い」とか「はいはい…」という返事をした場合に、それが反省の気持ちを伝えることになるでしょうか。
 その他にも、「はい」と言う返事は、気持ちを入れる時にも使います。「これから1時間目の授業を始めます」と日直が言った後、全員で「はい!」と返事をするようにしているクラスが多いです。その時の全員の「はい!」は、「さあ、勉強をがんばるぞ!」という返事です。
 返事は、たった2つの言葉、「は」と「い」だけで成り立っています。返事の仕方一つで、自分の気持ちが相手に伝わります。あるいは、相手が自分を判断することになります。いつもその場に応じた、適切な返事ができる子に育ってほしいと思います・・・
 続いて、連合書き初め展の表彰をしました。1月下旬から2週間にわたり、校内書き初め展がありました。各学年から数点ずつ優秀作品を選出し、区の連合書き初め展の表彰を各学校で実施することになっています。旭町小学校からは、全校で22名の児童が選ばれました。(校内書き初め展で、金紙が貼ってあった作品です。)
 Zoomで行ったため、副校長先生が名前を呼び、各教室で返事をして起立させることにしました。また、代表児童として6年生に賞状を渡しました。(写真上下)
 Zoomは、会議室に置いてあるパソコンから各教室に配信しています。(写真下の右下に写っているパソコン)

2月14日(月)

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 1年生は、算数の時間に「なんじなんぷん」の学習をしています。時計を使って、時刻を読めるようにする学習です。
 時計の学習は、1年生としては2回目になります。最初は、9月に「なんじ なんじはん」という学習がありました。時計の長い針が12のところにある場合の「何時」という言い方と、6のところに長い針がある「○時半」という言い方を習いました。今回は、さらに細かな時刻を読めるようにしていきます。
 2学期に「○時半」を学習したので、「○時30分」は読めています。そこで、数字が書いてあるところに長い針が来た場合の読み方を考えさせ、「5分、10分、15分、20分、25分・・・」と理解させます。最初は、10分あるいは5分刻みで時間の読み方に慣れさせていきます。後は、短い針の読み方です。学校では、ダイヤルを回して動かす時計を全員に持たせて学習しています。長い針と短い針の動き方に着目させ、長針が1周すると短針が次の数字のところに移動する仕組みに気づかせます。(写真上)
 今回の時刻の学習も、算数の単元として計画されている指導時数は、わずか2時間程度となっています。今まで時計の読み方を知らなかった子が、それですぐに時計を読むことができるとは限りません。日常生活の中で、意図的に教えていくようにしてあげることが大切です。
 5年生は、理科の時間に「電磁石の性質」の学習をしています。実験セットを購入し、電磁石についての様々な性質を一つずつ実験で確かめていきます。
 2組では、実験セットの中身を取り出し、電磁石となる「コイル」を製作するところから始めていました。あらかじめ200回巻きのコイルは実験セットの中に入っていますが、100回巻きのコイルは自分で導線を巻き付けるところから行わなければなりません。いろいろな会社から出されている実験セットの中には、たまに初めから全て完成しているコイルが用意されているものがあります。しかし、自分でコイルを巻くという経験をさせる方が手作り感もあり、また興味・関心をもたせるうえでも必要なことです。
 私も高学年の担任をしている時に、このコイル作りの指導で苦労した覚えがあります。当時は、電磁石の学習は6年生の理科の内容でした。当時、最初は喜んで取り組んでいた子ども達でしたが、巻き付けているうちに何回巻いたかを忘れてしまい、何度もやり直しになる子がいて大変でした。また、巻き直そうとしたもののからまってしまい、放課後にぐしゃぐしゃになったエナメル線と格闘して、翌日までにほどいてあげたこともありました。説明書を見ながら、子ども自らが、ああでもないこうでもないと格闘する時間が、また良い勉強になっているものです。(写真中)
 4年生は、理科の時間に「もののあたたまり方」の学習をしています。金属の温まり方についての実験に続き、水の温まり方についての学習をしています。(ちなみに、金属は熱せられたところから順に温まるということが分かりました。)
 先日は、1組が濃く溶いた絵の具を使い、ビーカーの水の温まり方について実験をしていた様子をお伝えしました。今日は、2組が試験官の中の水の温まり方の実験を行っていました。試験管に水を入れ、カセット式コンロで熱します。試験官を斜めにして、底の部分を熱した場合と上の方を熱した場合について確かめました。
 試験管の中の水の温まり方を調べるために、示温テープを貼ったガラス棒を使います。示温テープは、温度が上がると色が変わる仕組みになっています。テープの黄色い色が50度を超えると赤くなることから、試験管内の水の温まり方がよく分かります。試験管の下から温めた班と中央部分から熱した班とに分かれて実験を行いましたが、どちらも試験管内の上の方が気に熱くなることが分かりました。(写真中)
 水は金属とは違い、熱せられて温まった水が上の方に行き、次第に全体が温まっていくということが分かりました。「お風呂のお湯は上の方が熱いのに、下の方がまだ冷たかったりする時があるよね。」と、以前は話をしたものでしたが、最近の風呂釜はそういうことがないようにできているようです。理科的な経験を積ませる上では、残念なことです。

2月12日(土)

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 4年1組で、総合の学習「都道府県博士になろう」の発表会が行われていました。それぞれが自分で調べてみたい地方を選び、タブレットを使ってインターネットから情報を得て調べてきました。食べ物や特産品、産業など、調べるテーマは子どもによっていろいろです。また、先日もお伝えしましたが、Googleのスライドというアプリを使い、プレゼンテーション資料を作成して発表することも学習のねらいとして取り組みました。
 何人かの発表を見ましたが、とてもすばらしい視点で発表していた子がいます。関東地方の各都道府県の伝統工芸品について調べた発表がありました。埼玉県(小川町の和紙)、群馬県(高崎だるま)、東京都(江戸切子)…など、各都道府県の代表的な伝統工芸品について調べたことを発表していました。(写真上)
 練馬区で全児童へのタブレットの貸与が行われて、ちょうど1年が経とうとしています。タブレットを全員が持つことにより、多くのメリットが確かにありました。今回の4年生の授業で言うと、今まではパソコン室に行ってインターネットを使う必要がありました。しかし、パソコンは20台しかありませんでした。2人に1台となる場合がありました。また、調べた内容をプリントアウトして画用紙や模造紙にまとめるなど、紙と時間を使う場合が多く、大変でした。タブレットがあることにより、家庭に帰ってからも自分で調べたりまとめの続きができたりします。そして、作成したスライドは、教室の電子黒板に映して発表することができます。
 一方で、課題もいろいろあります。インターネットで調べた内容を子ども達がきちんと理解したうえでスライドにまとめていかなければなりません。何でもインターネットからの引用では、本当の学習になっていない場合があります。ただ、これには経験が必要です。今後もタブレットを使って発表資料を作成する活動を、様々な学習場面で取り入れていくようにします。
 2年生は、算数の時間に「図を使って 考えよう」という学習をしています。たし算やひき算の文章題をテープ図に表して考えさせ、式を立てていく学習です。
 文章題は、いつの時代でも子ども達にとって難しい問題になっています。「よく問題文を読んで、お話の内容を考えましょう。」と言っても、子どもにとってはそれが難しいのです。
 「みかんが15個あります。何個か買ってきたので、全部で32個になりました。買ってきたみかんは 何個ですか。」という問題文でした。「全部で」という言葉があるから、たし算をすればいいと考える子も出てきやすいものです。テープ図に表してみると、「32−15」で求まることが分かりました。(写真中)
 全員が分かったかなと思って授業を進めると、今度は文章題をテープ図に表すことができないというつまづきが・・・子どもに教えるということは、実に難しいものです。
 6年生が、体育館でビデオ撮りをしていました。来週水曜日に行われる「6年生を送る会」の出し物の撮影です。ステージ前のひな壇に学年全員が並び、全校児童に向けたメッセージを伝える場面をビデオに収めているところでした。(写真下)
 本来6年生を送る会は、体育館に全校児童が集まって行われてくるのが当然のやり方でした。しかし、昨年に続いて今回も、動画を駆使した対応を行うことになりました。感染症対応で異学年の交流ができないという制限は、どの行事を考えるにあたっても厳しいものがあります。
 6年生は、学年全体でのメッセージの他にも、グループごとに各学年向けの発表動画を用意しています。当日のビデオ配信を楽しみにしていたいと思います。

2月10日(木)

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 天気予報では、先週からすでに10日(木)に雪マークがついていました。さらに、関東地方で大雪の恐れがあるとも伝えていました。今週に入ってからもその予報は変わらず、降雪を観測しました。昔に比べて、天気予報の精度が格段に上がっています。コンピューターによるデータ解析の能力が高まったことや、多くの場所で気象データを得ることができるようになったことが関係しているのではないでしょうか。長期予報の確率が上がったことは、各種催しや行事への対応など、学校にとっても助かります。
 しかし、今回の積雪量については、少し予報が外れたような気がします。旭町小付近では、朝から降っていた雨が7時頃から雪に変わり始めました。昼現在では、うっすらと白くなった程度です。大人にとってはありがたいことですが、大雪を期待していた子ども達にとっては少し残念だったのではないでしょうか。雨になるか雪になるかというのは、上空と地上付近との温度によるので、予報がかなり難しいようです。(夕方には、積雪が見られるようになってきました。予報は概ね当たりましたね。)
 4年生は、理科の時間に「もののあたたまり方」の学習をしています。先週は、金属のあたたまり方の実験の様子をお伝えしましたが、今日は1組が水のあたたまり方の実験をしていました。子ども達の予想では、「熱源付近であたたまった水が、次第に周りに移動して行くのではないか」という意見が多かったようです。
 実験方法は、水の入ったビーカーに、濃く溶いた絵の具を底の方にスポイトで入れ、カセットコンロで温めるというやり方です。1組では、金色の絵の具を使い、先生が各班を回ってスポイトで入れていきました。最初から絵の具が水に混ざらないようにするために、先生が行っていたようです。慎重に実験をセットする様子を子ども達が見て、次第に緊張感が高まっていきました。(写真上)
 この後、ビーカーをカセット式コンロの上に置き、底の角の部分に火があたるようにして点火しました。火があたっているところから、じわじわもやもやと絵の具が上に行き、水面から横に移動して・・・と、対流して温まっていく様子が見られるはずでした。しかし、絵の具ではなかなかうまく結果が見えなかったようです。次に、紅茶の茶葉を入れて実験をして、対流する様子が確認できました。
 昨年度から教科書が改訂され、絵の具を使う実験になりました。その前の教科書では、おがくずを使っていました。(そのまた昔は、味噌を使ったこともあります。)絵の具では難しいので、きっと近々、この実験方法は見直されるのではないかと思います。
 2年生は、生活科の時間に「あしたへつなぐ 自分たんけん」という学習をしています。今まで、生まれた時の様子を調べたり、現在までの成長の記録をカードにまとめてきました。
 今日は、2組で現在の自分の手形をとって、記録ファイルに残すという活動をしていました。自分の手のひらに絵の具をぬり、画用紙にしっかり手形がつくように押しました。カードの裏には、参考として生まれたばかりの赤ちゃんの手形と足形が印刷されていました。先生に聞いてみると、他の先生の知り合いの方から手に入れた資料とのことでした。生まれた時の手足の大きさがこんなに小さいものかと実感しながら、現在の自分の手形を記念に残しました。(写真中)
 5校時に、1年2組の研究授業がありました。旭町小では、今年度、外国語及び外国語活動の校内研究に取り組んでいます。1学期から各学年1回ずつの研究授業を通して検証をしてきました。今回は、今年度最後の研究授業でした。
 「すきなたべものをつたえあおう」という活動をメインに、様々な英語の活動を取り入れた授業でした。授業の開始から、子ども達が自然に英語に親しみ、楽しく学ぶ様子が見られました。やはり、低年齢のうちから英語に親しみ、環境を整備してあげることが大切であると感じました。ALTのダニア先生にも、今回の授業のために張り切って指導に加わっていただきました。(写真下)
 今年度の研究授業はこれで終了しましたが、これから研究の成果をまとめ、次年度へとつなげていきます。

2月9日(水)

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 1年生は、国語の時間に「どうぶつの赤ちゃん」という説明文の学習をしています。教科書には、ライオンやしまうま、カンガルーの赤ちゃんが登場してきます。説明文の詳しい読み取りはこれから行っていくのですが、単元の後半には自分で好きな動物を選び、その赤ちゃんについて調べる学習をしていきます。
 1年2組では、子ども達がどのような動物の赤ちゃんについて興味があるのかを、タブレットを使って調査していました。Google フォームを使うと、アンケート形式で一人一人が選んだ動物をすぐに集計することができます。(写真上)
 担任の先生が用意した選択肢は、「ゾウ、ゴリラ、パンダ、イルカ、ハムスター、カバ、ペンギン、キリン、コアラ」の10種類でした。集計の結果、ハムスターが圧倒的に多く選ばれていました。1年生の子ども達にとって、それだけ身近な動物なのでしょうか。あるいは、飼ってみたい動物だからなのかもしれません。
 この学習場面だけを見ると、「わざわざタブレットを使わなくても…」と思われるかもしれません。練馬区で、タブレットが全児童・生徒に貸与されて、もうすぐ1年が経とうとしています。(今年の1年生は、1学期の後半から貸与されました。)今年度は、タブレットの使い方を様々に試す期間とされています。どのような学習場面で、どのように利用できるのかを、試行錯誤しながらいろいろな場面で活用しています。ですから、子ども達が使い方に慣れるためであったり、教員が活用の仕方を研修していく機会として利用する場合もあります。
 6年1組で、「スイッチ」という資料を使った道徳の授業が行われていました。「自由を実現させる心」が主題となった資料でした。
 もうすぐ中学生になる女の子が家でだらだら過ごしていると、必ずお母さんがお説教をしてきます。いろいろ言われるたびに、「家にいるときくらい、自由にさせてほしい。」という思いを抱いていました。そんな時、学校の芸術鑑賞会でさまざまなチームのダンスパフォーマンスを見ることになりました。いろいろな年齢や性別の人、障がいのある人が、いっしょになって力いっぱい踊る姿に心を打たれ、気持ちが変わっていきます。・・・
 旭町小の6年生も、大人の支援をわずらわしく感じてしまうところなど、この主人公に共感する部分が多いことでしょう。自我が芽生えてくる頃には、だれでも経験があることです。「自由」とは、「好き勝手をしていいこと」ととらえてしまいがちです。道徳の授業では、この資料を通じて自由の意味を考え、自律的で責任のある行動を取ろうとする心を育んでいきます。
 資料の後半に、「自分で自分の生き方を決めることができる自由」という言葉が出てきます。6年生の子ども達は、どこまでこの言葉を自分のものにすることができたでしょうか。(写真中)
 3年1組が、音楽の時間に「メヌエット(ビゼー作曲)」の鑑賞をしていました。ハープの伴奏にフルートの美しいメロディが奏でられる印象的な曲です。旭町小の子ども達は、全員がこの曲を知っています。というのは、朝の放送で毎日流れている曲だからです。給食の時の音楽として、お昼に使用している学校もあります。
 3年生の音楽の教科書では、「楽器の音色や曲の流れをとらえてきこう」というめあてで、メヌエットを鑑賞曲に取り上げています。最初のフルートの旋律を聴いて、子ども達は、「うつくしい」、「やさしい」、「ゆったりとした感じ」「おだやか」…という言葉で表現していました。しかし、曲の途中でオーケストラの様々な楽器が加わり始め、強奏が入る部分もあります。子ども達は、指先や体を揺らしながら音楽鑑賞に浸っていました。(写真下)
 ビゼーは、若くして生涯を閉じた天才作曲家でした。(36歳)メロディーメーカーと称されるほど、次々と美しいメロディーを作曲しています。この「メヌエット」は、「アルルの女」の第2組曲の3曲目に演奏される曲です。もともと「アルルの女」は、劇に付けた音楽として作曲されました。ちなみに、「アルルの女」のストーリーは、どろどろの嫉妬と悲劇の内容です。とてもあんな美しいメロディーとは合わない内容ですが、実はこのメヌエットだけ「美しいパースの娘」というオペラから引用されています。ビゼーの死後、友人が第2組曲をまとめ、世に広めました。

2月8日(火) その2

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 展覧会の児童鑑賞では、ペア学年に対して鑑賞カードを書かせています。ペア学年は、1年と6年、2年と4年、3年と5年の組み合わせです。展覧会の鑑賞時間には、ペアを組んでいる学年に特に注目させて会場を回るように指導しました。
 4年2組では、教室に届いた2年2組から届いた鑑賞カードを見て、2年生の作品に対するメッセージを全員で心を込めて書きました。2年生が作った立体作品の「行ってみたい 夢の島」についての感想を書いていた子がたくさん見られました。
 クラス全員の感想カードを模造紙に貼り、ペア学年へのプレゼントとします。きっと、2年2組の子ども達も喜んでくれることでしょう。定規で模造紙の間隔を測りながら、きれいに糊付けしていきました。(写真上)
 コロナ禍でなければ、このペア学年を生かした展覧会の鑑賞ができます。2年2組と4年2組の子ども達が同じ時間に会場に行き、2人組でお互いの作品の紹介をし合います。また、他の学年の作品を鑑賞しながら感想を伝え合ったりもします。あるいは、たてわり班で会場を回るというのも楽しそうです。
 2年後にはコロナ禍が収束し、子ども同士の交流がたっぷりとできる展覧会となるように願っています。
 展覧会の写真掲示物を作成しました。A4版で13枚にわたる見ごたえのある掲示物になりました。学年ごとの装飾作品から、平面・立体作品、さらには児童鑑賞・保護者鑑賞の様子などを載せました。いつもの2階の階段前の掲示板に貼ってあります。さっそく休み時間に、いろいろな学年の子ども達が見に来ました。自分の作品や友達が写っている様子を見て喜んでいました。(写真下)
 学校にお越しの際は、ぜひご覧ください。…と言っても、今週土曜日の学校公開は中止となりました。(区で一斉に公開中止となっています。)あとは、保護者会の時になるでしょうか。今のところ、参集型で保護者会を行う予定です。

2月8日(火) その1

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 先週の土曜日で展覧会が終了しました。今日は、一日かけて会場の片付けをする日です。当初は、1校時から作品の搬出を行う予定でしたが、先週欠席していて、展覧会を見ることができなかった子ども達がたくさんいたため、1校時は鑑賞の時間にしました。
 児童鑑賞日に欠席していた子や、学級閉鎖で鑑賞時間を取ることができなかった5年生の子ども達が体育館にやってきました。展示されていた全校児童の作品は、最後の最後までその輝きを見せていました。展覧会は、2年に一度の開催です。5年生にとっては、小学校最後の行事となりました。(写真上)
 2校時から、作品の搬出作業が始まりました。今日は、作品を持ち帰るための大きな袋や手提げを用意してきた子が多かったようです。立体作品を大事に大事に、そっと手提げに入れていました。(写真中)
 家に持ち帰った作品は、体育館に展示されていた時とは違った見え方をすることでしょう。子ども達が学校に集まることで伸びていくように、図工の作品もたくさん並ぶことで一層光り輝くものです。
 各ご家庭では、子どもの作品をどのように保管されているでしょうか? いろいろな作品をいつまでも取っておくのは大変なので、処分してしまう家庭も多いことでしょう。それは致し方のないことですが、可能であれば、写真やビデオに残しておくことをお勧めします。現在の子どもの姿とともに、苦労して作った作品がずっと記録として残ります。
 6年生が、今回の展覧会で最も注目を浴びた「小さな行灯」を搬出していました。(写真下)LEDのライトが中に入り、幕を下ろして真っ暗になったステージ上で一つ一つの作品がきれいな光を放っていました。1年生から5年生まで、全ての学年があこがれた作品でした。
 6年生の家庭では、今日から家の片隅で静かに光り輝く小さな行灯を楽しめそうです。

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