個人面談にご協力いただき、ありがとうございました。19日(金)で1学期が終了いたします。

3月10日(金)

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 今朝、読み聞かせボランティアの方々による、1年生から4年生の各教室への読み聞かせがありました。今年度最後の読み聞かせとなりました。毎回、それぞれの学年や季節に合わせた絵本が用意され、今回は「春」がテーマになっていました。
 今日は、低学年の教室を中心に読み聞かせの様子を見に行きました。教室の前の方に集まって座り、お話を真剣に聞く子ども達の姿が見られました。1年2組では、「ふきのとう」という絵本の読み聞かせが行われていました。早春に、地面から顔を出すふきのとうについて、詳しく説明している絵本です。福音館書店の「かがくのとも」シリーズにもなった本のようで、水彩画の絵が温かみを感じさせてくれます。
 芽を出したふきのとうをよく見ると、黄色っぽい花と白い花があります。ふきのとうは、地下茎で増える植物なのですが、黄色い花と白い花は別々の地下茎から生えています。そして、ふきのとうにはオスとメスの花が存在し、黄色い花は雄(オス)ふきの花、白い花は雌(メス)ふきの花です。雄ふきは黄色い花粉を出し、雌ふきには受粉する仕組みがあります。ヘチマの雄花と雌花のような感じです。ふきのとうを味わう時は、地面から出たばかりのつぼみの状態を食べるので、どちらの花であっても味には変わりがないようです。
 絵本では、地下茎で命をつないでいる話や、つぼみが開いたあとの物語などが書かれていて、情感豊かな絵とともに読み味わうことができます。
 私自身、ふきのとうには、子どもの頃に味わった記憶が強くあります。あの苦味と独特の風味は、自分にとって雪国の春の大切な思い出です。大雪の降った年であっても、2月も半ばを過ぎると、新潟にも春がやって来ました。雪野原は、辺り一面真っ白ですが、木の幹の周りから雪解けが始まります。木の根元に行き、雪をかき分けると、地面からふきのとうが顔を出していることに気づきました。うれしくなって、手を泥だらけにして両手に抱えられるだけ取り、家に持ち帰りました。
 ちょうど母が夕食の準備をしている頃でした。ふきのとうを刻んで味噌汁に浮かべたり、味噌と和えてご飯にのせたりして家族で味わいました。子どもながらに春の味を感じ、大人に近づいたような気分に浸ったものです。
 「ふきのとう」の読み聞かせが終わってから、ふきのとうの天ぷらを食べた時の話もしていただきました。「昔、おばあちゃんから、『春の芽を食べると元気が出る』と教わりましたよ。」と話されていました。(写真上)
 わらびやぜんまい、タラの芽など、春に味わう芽はどれも苦味のあるものばかりです。しかし、栄養を蓄えて出てくる新芽は、生きるためのエネルギー源になると、昔の人は言い伝えてきたのです。そろそろウドが出回る頃ですね。食べたくなりました。
 1年生は、国語の時間に「にている かん字」の学習をしています。今まで習った漢字の中から、「学」と「字」や「貝」と「見」など、似ている部分を見つけて正しく書く練習をしていきます。また、今日は1組で、「書き順に気をつけて書く漢字」についても学習をしていました。教科書に出てきているのは、「右」、「左」、「土」、「上」の4つです。「右」の1画目は、左払いです。(横画は2画目!)「左」の1画目は、横画です。(左払いは2画目!)・・・どちらかというと、「右」の書き順の間違いが多いのではないでしょうか。「上」は、1画目が縦画で、2画目と3画目が横画になります。1画目を横画から書く間違いが多いです。この場合の間違いというのは、大人が書き順を間違えているということです。
 小学校で習う漢字の書き順を全て正しく書ける人は、少ないかもしれません。「飛」や「座」など、私自身も教員になってから自分の今までの誤りに気がついたくらいです。この学習中に、「お家に帰ったら、家の人に『右』の書き順を聞いてごらん。」と担任の先生が話していました。もし間違えて覚えていた方は、子どもから聞かれる前に、今すぐ直しましょう。
 旭町小の周りは、サクラ草の花でいっぱいになりました。春爛漫とは、「春の花が咲き、光に満ち満ちた様子」を表しますが、まさにその名の通りの景色です。児童玄関側には、3〜6年生の鉢が並んでいます。職員玄関前には、私が管理している学校用の150鉢があります。(こちらは、卒業式や入学式の会場を飾るために使います。)一方、低学年のサクラ草は、南校舎の校庭側(植え込みとの間)に並べてあります。1年生は、チューリップの球根と一緒に植えてあり、その芽も最近ぐんぐんと伸びてきました。(写真下)
 1,2年生の鉢は、明日からの1週間で、保護者の方に取りに来ていただくことになっています。サクラ草の管理の仕方は、このホームページのお知らせに載せていますので、参考にしてください。1年生のチューリップが、サクラ草と一緒に咲くのも楽しみですね。
 よくある質問です。「一鉢に違う色が咲いているのはどうしてですか?」・・・ポット苗を作る時に、何株か一緒に混ぜて植え付けています。違う色の苗が混ざって植え付けられていると、一鉢の中にいろいろな色のサクラ草が咲くことになります。一株から違う色の花が咲き出しているというわけではありません。

3月9日(木)

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 4年生は、国語の時間に「まちがえやすい漢字」という言葉の学習をしています。今日、2組の教室では、その中の「なじみのない読み方をする言葉」についての学習をしていました。教科書では、なじみのない読み方をする言葉があることを知り、国語辞典で言葉の意味を調べるように書かれています。また、それらの言葉を使って短文を作ったりもします。(写真上)
 「なじみのない言葉」とは、どんな言葉でしょうか。教科書に、4つの例が書かれていました。「米作」、「戸外」、「木かげ」、「半ば」の4つです。「米作」は、確かにあまり使わない言葉です。「稲作」の方が一般的ですし、むしろ訓読みで「米作り」の方が分かりやすいでしょう。米を「べい」と読ませるのは、「米国」くらいのようなので、「なじみのない…」ということなのでしょう。
 今週火曜日から、連日20度超えの気温が続いています。木々の芽が一気にふくらむ中、校庭の西側にあるハクモクレンが一斉に花を開きました。昨日お伝えした「モチモチの木」のように、木に明かりが灯ったように感じられます。(写真中)
 「モクレン」と言うと、紫色のモクレンをさすのが一般的です。それを区別するために、白い花をハクモクレン、紫色の花をシモクレンと呼んでいます。ハクモクレンの方が開花が先で、春の青空の中で、優雅に咲き誇る白い花が印象的です。白色にはいろいろな「白」があります。ハクモクレンの白色は、「オフホワイト」の白色です。少しクリーム色が入った落ち着いた白色が印象的です。「気高さ」や「崇高」という花言葉があることにも納得できます。
 2校時の途中から、5年生と一緒にWBCの観戦に東京ドームに行ってきました。今年度東京都で行っている「子どもを笑顔にするプロジェクト」の一環として、11月に募集要項が届きました。日本戦以外の昼間行われる試合に、都内の小中学生を招待するということが書かれていたので、すぐに応募しました。その結果、練馬区から小学校は3校選ばれ、旭町小もその枠に入ったというわけです。第一希望にした、「韓国VSオーストラリア」の試合に当選しました。
 地下鉄を乗り継ぎ、丸ノ内線の後楽園駅を降りたら、東京ドーム周辺はすごい人でした。12時試合開始の1時間前に着きましたが、団体用のゲート前は長蛇の列でした。入口にたどり着いて分かりました。検温だけでなく、一人ずつ荷物チェックの他に、金属探知機での身体検査までありました。(子ども達にも…)というわけで、座席に着いたのがちょうど試合開始の頃になりました。
 さっそくお弁当を食べながら観戦しました。座席は、1階の内野席で、ライトスタンド側の一番前でした。世界最高峰の野球大会だけあって、一球一球が目を離せない試合内容でした。おにぎりをほおばっていた子が、「カキーン」という快音とともにボールのゆくえを追うなど、歓声が絶えませんでした。(写真下)
 スリーアウト・チェンジになるたびに、ドームのオーロラビジョンに観客席の様子がアップで映されます。毎回、いろいろな学校の子ども達が映り、旭町小の子ども達は「自分たちも映してよ〜」という感じになりました。ある子が気がついたのでしょう。「校帽をかぶっている学校がカメラに撮られている」・・・一斉に旭町小の子ども達が青い校帽をかぶりました。その効果があったのか、その後ほんのちょっとですが、オーロラビジョンに映してもらえました。
 試合は、前半はオーストラリアのペースでした。犠牲フライとホームランで先制し、2−0のリード。しかし、さすが韓国です。3ランホームランで逆転し、さらにフェンス直撃のタイムリーツーベースで、韓国が4−2と試合をひっくり返しました。
 ここで残念、6回の裏まで観戦することはできましたが、帰る時間になりました。学校に帰って、スポーツニュースを調べてびっくり・・・8−7でオーストラリアが勝っていました。「最後まで見たかった」という思いは残りましたが、子ども達とWBCの試合を一緒に見ることができたという思い出ができて良かったです。

3月8日(水)

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 今年度最後の避難訓練がありました。3学期は、予告なしで避難訓練を行っています。放送を入れたのは、8時25分でした。登校後、朝学習が始まる頃の時間帯です。今回は、「担任の先生が教室にいない場合に火災が発生した」という想定での訓練でした。(担任の先生たちは、職員室で待機していました。)
 副校長先生の放送が入った時に、子ども達はどんな反応をするのかなと思い、廊下から低学年の様子を見ていました。「訓練、訓練、火災が発生しました。…」という放送が入り、2年生の教室内では一斉に「えっ!!」という表情でキョロキョロし始めました。ある女の子が、「窓をしめなきゃ」とすぐに声を上げました。すばらしい行動です。地震の場合は出入り口のドアを開ける、火災の場合は窓を閉めるというのが鉄則です。(地震の場合は逃げ道を確保するため、火災の場合は延焼を防ぐためです。)今までの先生の指導をよく聞いて、とっさの判断がしっかりできている子だなと感心しました。
 やがて担任の先生が教室に来て、防災頭巾をかぶらせて校庭に避難しました。全校の人数確認が終わったところで、全校児童に話をしました。まず、放送を聞いて、自分で判断していた子がいたことを褒めました。非常時には、「放送が命」となります。常に放送が入った時には、まずやっていることをやめて放送をきちんと聞かなければなりません。
 次に、一年間行ってきた避難訓練は、子ども達だけの訓練ではなかったことを話しました。校庭に避難してから、全ての先生方が自分のクラスの人数報告を副校長先生に行っています。また、主事さん方が校内を見回り、異常がないことを報告しています。子ども達の避難訓練であるとともに、教職員もいざという時のために真剣に訓練を行っていることを伝えました。(写真上)
 最後に、今週土曜日に12年目を迎える「東日本大震災」のことについての話もしました。6年生が0歳の頃に起こった大震災で、東京でも大きな影響を受けました。今週に入り、「3.11」に向けて、すでに様々なニュース番組等で報道されています。家の人から当時の様子を聞いたり、テレビで情報を得ておくことが大切であるという話をしました。
 6年生は、図工の時間に「オリジナル時計」の製作をしています。1,2校時に2組、3,4校時に1組の授業がありました。文字盤をデザインしてから、板を電ノコで切ったり、数字を工夫して貼り付けたりしてきました。そして、色付けとニス塗りが終わったら、最後にいよいよ時計本体の取り付けです。単三電池1本で動くクオーツ時計と、長針・短針・秒針を組み立てて完成しました。電池を入れて秒針が動き出すと、子ども達から思わず笑みがこぼれました。(写真中)
 6年生にとって、小学校での図工作品はこれで終了です。3学期は、「小さな行灯」と「オリジナル時計」の大作が続きました。今週で両クラスとも最後の図工の授業になりました。まだ作品が完成していない子は、休み時間を使うなりして、残り2週間で作品を仕上げていきます。
 3年生は、国語の時間に「モチモチの木」(物語文)の学習をしています。昔から長く採用されてきている物語なだけに、国語の教科書での「長年のベストセラー」とも言える作品です。斎藤 隆介(文)と滝平 二郎(切り絵)の最強タッグによる絵本は、どこの図書館にも目立つところに置かれていて有名です。
 昨日紹介した2年生の「スーホの白い馬」とは違い、「モチモチの木」はやはりこの絵でなければ…と思います。さらに、幼い豆太が勇気をふり絞って医者様を呼びに行った場面では、ページをめくると大きくモチモチの木に灯がともった絵がドーンと目に飛び込んできます。絵本と同様に、国語の教科書でもしっかりとこの場面の効果を生かしているところにも好感がもてます。(写真下)
 ところで、モチモチの木の表紙をデザインしたTシャツがあるのをご存知でしょうか? 絵本の表紙は、じさまが豆太をしっかりと抱きしめている絵(切り絵)です。それをそのままTシャツに大きくプリントしたのが「モチモチの木 Tシャツ」です。
 4年ほど前に通販で売り出したところ、売れ行きが好調のようです。小学校の全ての国語の教科書に掲載されている物語なだけに、知名度が高いようです。「そうそう、小学校の時に勉強したな…」という懐かしさから、SNSを通じて広まっていったそうです。かなり大きく絵が入っているTシャツなので、ちょっと着るのには勇気が必要です。

3月7日(火)

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 2年生は、国語の時間に「スーホの白い馬」の物語文の学習に取り組んでいます。この物語は、モンゴルを舞台にしたお話です。スーホという心優しい少年と、白い馬との悲しい物語です。以前、モンゴル出身の方から聞きましたが、この物語は、モンゴルでは誰もが知っている昔話だそうです。日本の昔話の桃太郎のような存在であると言っていました。
 この物語には、「馬頭琴」という楽器の起源が描かれています。馬頭琴とは、2本の弦で音を奏でる楽器で、二胡とも呼ばれています。楽器の一番上の部分が馬の形になっているのが名前の由来です。モンゴルでは国民的な楽器で、広く親しまれています。
 馬頭琴は、その名の通り、さおの先に馬の彫刻が彫られています。また、弓は馬のしっぽの毛を束ねて作られていて、「草原のチェロ」とも例えられています。二千年以上の歴史があり、モンゴルでは馬頭琴を弾くと、その家に幸福が訪れると言われています。
 2年1組では、物語の後半の場面を学習していました。逃げ出した白馬めがけて家来たちが弓矢を放ち、体に何本もの弓矢が射られた状態でスーホの家まで帰ってきた場面です。白馬は、スーホに抱きしめられながら、死んでしまいます。
 以前は、教科書に絵本のさし絵をそのまま使っていたように思います。18年ほど前から、李 立祥(リー リーシアン)さんの絵が使われるようになりました。以前の絵本のさし絵が赤色を基調とした色合いだったのに対して、ガラッとイメージが変わりました。物語文に添える絵だけで、印象がずいぶんと変わるものです。(写真上)
 3年生は、算数の時間に「間の数に注目して」という、考える力を伸ばす問題に挑戦していました。「道に沿って、12mごとに木が植えてあります。1本目から8本目まで走ると、何m走ることになりますか。」・・・単純に、12×8=96(m)と答えるのは間違いです。教科書では、図を描いて考えさせるようにしています。
 木を8本描き、その間の数を数えてみると、7つであることに気がつきます。つまり、12mの7つ分ということで、式は「12×7」となります。これは、昔から有名な「植木算」です。木の数と間の数は同じではなく、間の数が1つ少なくなることに着目しなければなりません。図で考えようというのは、そのことに気づかせるためです。(写真中)
 教科書には、もう一つの植木算が載っています。「丸い形をした池の周りに、街灯が12mごとに8本立っています。この池の周りを1周すると、何mになりますか。」・・・これも、簡単な図を描いてみると分かるはずです。先ほどの直線の問題ではなく、円になっている場合は、間の数は木の数(この問題では街灯の数)と同じになります。よって、式は「12×8」となります。3年生ながらにこういう問題で「なるほど!」と思えたら、数学への道が明るいのかもしれません。
 6年生は、社会科の時間に「地球規模の課題の解決と国際協力」の学習をしています。いよいよ小学校での社会科の最後の単元です。世界の平和や環境を守る取り組みを通じて、日本の人々がどのように関わっているのかを調べていきます。1組では、国際連合の組織とその役割り、さらには国連の良さ・強みについて、グループで話し合い活動を行っていました。(写真下)
 国際連合は、国際平和と安全の維持をおもな目的とした平和機構で、世界の平和と安全を維持することが主たる目的になっています。しかし、毎年6年生の社会科で指導していながら、この学習がなんとも虚しい学びに感じるようになりました。1年前に始まった戦争は、今もって収束する気配がありません。この1年間、世界中のだれもが「国連は何のためにあるのか」と疑問に思ったはずです。
 国際連合は、第二次世界大戦を防ぐことができなかった国際連盟の反省を踏まえて、当時の連合国が中心となって設立されました。今回の戦争を止められなかったことをさらに反省し、国連に変わる新たな組織が必要になるのかもしれません。

3月6日(月) その2

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 全校朝会でも話しましたが、学年末のまとめの時期になりました。先週、6年生の教室で「キャリアパスポート」の年間の振り返りカードのことをお伝えしました。1年1組では、そのカードに担任からの言葉が記入され、今日持ち帰るように学級指導をしていました。(保護者からの欄を記入して、学校にまた持たせてください。)
 1年生は、4月に初めて鉛筆を持った時に、まず自分の名前をカードに書かせました。担任の先生は、今までそのカードを大切に保管しておいてありました。2組では、各自にカードを返し、「今の自分の字」で3月の欄に名前を書かせました。4月に書いた自分の字と比較することで、成長した自身の姿を感じ取らせるためです。(1組は、先週行いました。)
 その後、教室内を回って、友達のカードをみんなで見合いました。入学当初の字と比べて、大きく伸び伸びとした文字が書けていたり、濃くはっきりと書けていたりと、その違いは一目瞭然でした。
 また、4月はひらがなを間違えて書いていた子がたくさんいたことにも気づきました。「ろ」や「う」の字が、左右逆の「鏡文字」になっていた子がいました。幼稚園や保育園から小学校に入ってきたばかりの頃は、文字のとらえ方がまだ発達していなかったわけです。また、中には3月に書くべき名前の欄に、自分の名前を書いてしまった子もいました。「先生のお話をよく聞いて行動する」ということに関しても、この一年間の成長は大きなものであったことが分かります。(写真上)
 6年生は、理科の時間にMESH(メッシュ)という教材を使ったプログラミング学習に取り組んでいます。2年前から始まった新学習指導要領では、6年生の理科「私たちの生活と電気」の単元において、プログラミング教材を使った学習を行うことが必修になりました。ちなみに、「プログラミング教育」とよく言われますが、そのための新たな教科ができたわけではありません。それぞれの教科の中で、プログラミング的思考を取り入れた指導内容が含まれていると考えてください。
 学校で購入しているプログラミング教材は、人感センサーや明るさを感知するセンサーなどの機能を持った「メッシュブロック」です。これを子ども達のタブレットにアプリでつなげて連動させていきます。こんな便利な装置があったらいいなと考えたことをタブレット上で配線し、実際に指令を与えて正しく機能するかを確かめていきます。「人が近づいたら音が鳴る」とか「人がいなくなったら電気が消える」など、実際に店の入口のチャイムや夜間ライトなどに使われている機能を考えさせることができます。(写真中)
 今日から、体育館を使った卒業式の練習が始まりました。1校時は、6年生の練習でした。卒業式に向けた心構えや入退場の練習を行っていました。また、3,4校時は、5年生の練習時間でした。今日は、卒業式の入退場の音楽を中心に練習をしていました。
 卒業生の入場と退場は、旭町小は5年生の生演奏で行います。入場は「威風堂々」、退場は「蛍の光」です。3学期に入り、音楽の時間に楽器の練習をしてきました。学年全員で合わせるのは、今日が初めてのようでした。どちらの曲も、卒業生が全員通り過ぎるまで繰り返すことになります。どこで音楽を終わりにするかは、指揮をする先生が合図を出します。よって、常に指揮者を見ながらリピートしていくようにしなければなりません。(写真下)
 今年度は、久し振りに5,6年生による「呼びかけと歌」が入る卒業式になります。(4年振りになるでしょうか…)今後は、6年生の証書授与、そして5,6年生の呼びかけや歌の練習にも力を入れていきます。

3月6日(月) その1

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 全校朝会は、小雨が残っていたため、meetを使ったオンラインで行いました。
 今日は、学期末や学年末に差しかかったこともあり、「学習のまとめをがんばろう」というテーマで話をしました。
・・・3月に入り、一気に暖かくなってきました。先週火曜日に、全校で6年生の卒業をお祝いする「6年生を送る会」がありました。どの学年も、直接6年生に向かって練習してきた出し物を行い、感謝の気持ちを伝えることができました。きっと、6年生一人一人の心の中に、それぞれの学年のみなさんの温かな気持ちがしっかりと残ったことでしょう。また、第二部のたてわり班の教室での会も、思い出に残る取り組みになりました。5年生がきちんと司会をしたり、色紙のプレゼントを渡したりしていました。相手のことを思って何かをしてあげるということは、相手にとってもうれしいことであり、する側にとっても気持ちの良いものです。
 さて、3月は、3学期のまとめの時期であるとともに、1年間の学習のまとめの時期でもあります。学校での勉強のほとんどは、繰り返し行うことで身についていきます。例えば漢字練習では、新しい漢字が出てきたら、必ず何度か繰り返し書いて覚えるようにしているはずです。また、2年生は、2学期にかけ算九九を覚えました。覚えるために何度繰り返し九九を唱えたことでしょう。3年生は、算数でコンパスを初めて使った時のことを覚えていますか? 最初はなかなかきれいな円を描くことができませんでした。何度も繰り返して使っているうちに上手に描けるようになったはずです。なわとびも、たくさん練習していろいろな技ができるようになりました。どんな学習でも、1回で上手にできるようになることはまずありません。繰り返し、繰り返し行うことの連続が、勉強の基本であると言えるのです。
 一方、せっかくできるようになっても、また忘れてしまう、できなくなってしまうことがあるのも勉強にはつきものです。新しい漢字を覚えたのに、しばらく経ってから忘れてしまったということは、誰にでもあることです。校長先生も、最近あまり使っていない漢字が出てこなくて、調べることがしょっちゅうあります。3年生になって、あれほど必死で覚えた九九がスラスラ言えなくなった、4年生で都道府県を全部覚えたのに、高学年になって忘れてしまった・・・そういう時は、もう一度学習して覚えればよいのです。一度身についたものを忘れてしまっても、もう一度きちんと学習すれば、すぐに覚え直すことができます。学期末のまとめや学年末のまとめは、そういう一度忘れてしまったものを取り戻すためにも行われているのです。
 今週から、まとめのワークテストや復習プリントを行う機会が多くなります。1学期や2学期に学習した内容は、時間が経ったので忘れてしまったところがあるかもしれません。テストが返ってきたら、どこができていなかったのかを確認して、もう一度正しく勉強し直すことが大切です。テストは、100点をとるために行っているのではありません。自分の間違いに気づき、勉強をし直す場所を見つけるためにあると考えましょう。どんな点数を取ったとしても、きちんと自分の間違いに気づき、正しく答えを直して理解できたとしたら、満点のテストと同じ価値があります。・・・
 今日も表彰を行いました。区の連合書写展から、さらに東京都の書写展に選出された3年生の児童への表彰です。筆の使い方や文字のバランスのすばらしい作品です。お手本をよく見て、一筆ずつていねいに書いたそうです。(写真)

3月3日(金)

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 3月に入り、1年間の学習のまとめの時期になりました。それと同時に、各教室では、キャリアパスポートへの記入が始まっています。
 キャリアパスポートは、キャリア教育に関わる活動について記入した記録を保管するポートフォリオのことです。例えば、小学校低学年において、「1学期にがんばったこと」や「やってみたいこと」、「大きくなったらなりたいもの」などを記入して、ファイルに残していきます。それを次の学年に渡し、小学校から中学校、最終的には高等学校までキャリアパスポートが引き継がれていきます。小学校から高等学校まで継続して使うことで、振り返りと将来の見通しという「キャリア形成」につなげていきます。
 6年生は、今回が小学校最後のキャリアパスポートへの記入になりました。1組では、この一年間を振り返り、学習面や生活面での自身の取り組みについての評価を記入していました。今後は、担任の先生が児童への励ましの言葉を書き込み、各家庭に持ち帰らせます。保護者の方からの欄がありますので、せひご家庭からも今年度を振り返り、成長を認めた言葉を記入するようにお願いいたします。
 このキャリアパスポートは、全国全ての学校で3年前から始まりました。6年生は、4年生の時からの記録をファイルに綴じてあります。4年生の頃に書いた記録を読み直して、しみじみと過去の自分を振り返っている子がいました。高等学校までこのキャリアパスポートが続くと、各自に配布されるたびにそういう気持ちになることでしょう。(写真上)
 2年生の音楽の時間に、「ゆかいな時計」という曲の鑑賞教材が扱われていました。教科書には、「どんな音やリズムが聞こえてくるかな」というタイトルとともに、次のような文章が書かれています。「時計さんは、いつも休まずに動いています。でも、あれれ? 今日は時計さん、どうしたのかな?」・・・時計は、一定のリズムでカチカチ…という音で秒針が動いていくものです。しかし、この曲で表されている時計は、ちょっと違った感じなのです。それで「ゆかいな」と名付けられています。
 この曲を作ったのは、アメリカの作曲家のアンダーソンです。通常は、「シンコペーテッドクロック」という題名で親しまれている曲です。「シンコペート」とは、音楽用語で切分法とも言われ、リズムや拍をずらした手法で、意外感やメリハリのついた音楽になります。正確に一定のリズムを刻むはずの時計の音をシンコペートで表現することによって、独特の楽しさを生み出しています。
 この曲で活躍しているのがウッドブロックです。木製の打楽器で、音楽室にあるものを子ども達に見せながら説明していました。また、DVDでオーケストラの演奏の中にも何度かアップで登場していました。このウッドブロックの音に合わせて手拍子をさせると、ところどころで時計の音がずれていることに気がつきます。(写真中)
 今日は、ひな祭りの日です。昨日、旭町小にお雛様がないことを書きましたが、1年1組の教室で発見しました。先生の席の後ろに、すてきなお雛様の絵が飾ってありました。よく見ると、ひな壇に並んでいるのは全てかわいらしい動物で、色紙を切り取って作られた作品でした。(写真下)
 聞いてみると、毎月それぞれの季節に合った、いろいろな絵に取り替えて飾っているそうです。他の月の絵も見せてもらいましたが、どれもかわいらしい動物の貼り絵でした。
 教室内に様々な掲示物を用意するというのは、とても大切なことです。よく低学年の教室には、1年間の出来事を短冊状に掲示してあったり、全員の誕生日をレイアウトした掲示物があったりします。教室内がとても温かな感じがするとともに、きっと子ども達の気持ちを穏やかにする効果があるのだろうなと思います。
 一方、2年2組の教室には、ロードヒポキシス(和名「アッツザクラ」)が飾ってありました。小さな鉢花ですが、教室内に花があるというのも、子ども達の心の安定につながっているはずです。

3月2日(木)

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 4年生は、体育の時間に「フラッグフットボール」の授業を行っています。フラッグフットボールは、アメリカンフットボールを起源として生まれたスポーツです。アメリカンフットボールからタックルを無くし、安全にフットボールの醍醐味を楽しむことができます。また、アメリカンフットボールの戦略性をそのまま取り入れ、少人数(今日行っていた1組は、3人対3人で試合をしていました。)かつ少スペースで楽しむことができるように開発されました。
 タックルの代わりに、腰につけた相手のフラッグを捕ります。フラッグを捕り合うだけでも子どもたちは十分に楽しめます。サッカーのフリーキックのような「セットプレー」を繰り返して得点を競い合うゲームになっています。ボールを持って運ぶ「ラン」か、投げてキャッチする「パス」かで、いかに相手の陣地の奥までボールを運べるかで得点が決まります。(写真上)
 同じように、楕円形のボールを使った「タグラグビー」という競技もあり、様々な学校で取り入れられるようになりました。大人のラグビーのようにタックルがあるのではなく、ボールを持って相手側のゴールラインを越えればトライとなり、得点が入ります。守備は、ラグビーのタックルの代わりに、相手の腰に付けたタグを取ることで動きを止めることができます。身体への接触がないことや、タグを取る動きがしっぽとりの遊びに似ていたりすることから、体を動かすのが苦手な子どもでも取り組みやすい運動になっています。
 4年前に、日本でラグビーのワールドカップが開かれました。それを機に、ラグビー人気が一気に高まりました。子ども達の関心も急上昇のようです。今年は、9月にフランスでワールドカップが開かれる予定です。
 3年生は、国語の時間に「わたしたちの学校じまん」という授業をしています。自分たちの学校のよいところについて、グループで話し合いをして決め、発表会を開くという、話すこと・聞くことの学習です。
 2組では、先週から盛んにグループでの話し合い活動が行われてきました。まずは、学校自慢として何をテーマにするかを話し合いました。「学校から富士山が見えること」や「たてわり班活動が盛んなところ」を選んだグループがありました。言われてみると、確かに校舎の屋上に行かなくても富士山を見ることができるのは、旭町小が小高い丘の上にある証拠であり、自慢できることです。「風うつくしいこの丘」と校歌に歌われているくらいですから。…そう言えば、そういう校歌も旭町小の自慢です。まど みちお さんの作詞ですから。
 今週に入り、グループで発表原稿が出来上がりつつありました。今日は、発表会の練習をしていました。前に出て練習をしていたグループは、中庭のビオトープ(池)について発表します。モニターに池の写真を映しながらリハーサル中でした。(写真中)
 このビオトープは、15年前まで私が旭町小にいた時にはありませんでした。異動した後に作られたものです。この2年間、池の様子を見ていて感心したのは、まさに「ビオトープ」としての役割りが保たれていることです。ビオトープは、動物や植物が安定して生活できる生息空間のことを言います。つまり、その中で食物連鎖が繰り返され、ちょうどよい生物環境が循環されているということです。
 春にはカエルが卵を産み、たくさんのオタマジャクシが生まれます。また、メダカが生息しやすい水草もたくさんあります。それらの天敵となるヤゴもたくさんいます。水を浄化するヌマエビや貝類も生息しています。一方、ザリガニやブラックバスのような外来種は一切入っていません。それがビオトープとして安定した環境が保たれている秘訣です。ビニールシートを敷いて作った池ですが、確かに学校として自慢できるビオトープです。
 明日は3月3日のひな祭りです。1年2組では、「おひなさまになった にんぎょう」という紙芝居の読み聞かせをしていました。(写真下)
 昔の人たちは、自分の子どもが健やかに育ってくれることを願って、わらで作った人形を川に流して厄払いをしました。そんなお雛様のいわれを子ども達に分かりやすく紹介した絵本になっています。確かに、現在でも一部の地域では、「流し雛」の風習が残っているところがあります。
 現代におけるひな祭りは、女の子が健やかに育ち、幸せであるようにという願いを込めて雛人形を飾るのが風習になっています。桃の花を供えて雛あられ、ひし餅などを並べます。女の子のいる家庭では、今日か明日あたり、ちらし寿司を食卓に出すところもあるでしょう。
 昨年度、旭町小に着任して思いました。「お雛様がない!」・・・地域の方から寄付をしていただいた立派なお雛様をこの時期に飾っています。どこかでお休みしているお雛様がありましたら、学校に寄付していただけると助かります。

3月1日(水)

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 4年生の音楽の鑑賞教材として、グリーグが作曲した「ノルウェー舞曲 第2番」があります。1校時に、1組がDVDを使って鑑賞していました。
 最初に、オーケストラの楽器について先生が話をすると、4年生なりに様々な楽器に興味があることが分かりました。このノルウェー舞曲では、オーボエやクラリネット、フルートなどがソロで活躍します。それらの楽器名も知っている子が何人かいたようです。
 オーケストラのコンサートの開始前には、必ずチューニングが行われます。楽器の音を合わせる調整のために行われています。そのチューニングでは、必ずオーボエの「A」の音から始まります。弦楽器は、温度や湿度で音が変わってしまい、チューニングの基準には不向きです。オーボエは、管楽器の中でも最も音が通るとともに、音の変化が少ないということで、チューニングの基準に使われています。また、オーボエは、人の声に最も近い楽器であるとも言われています。(写真上)
 ノルウェー舞曲 第2番は、3分ほどの短い曲ですが、とても親しみやすい穏やかな旋律が印象的です。この曲は、もともとはピアノ連弾用に作曲されました。(ちなみに、ノルウェー舞曲は4曲からなっています。)その後グリーグは、ピアノ独奏用にも編曲をしていますが、オーケストラ用の編曲は別の作曲家によるものです。
 1年生は、図工の時間に「キラキラパフェ」というクレヨン画の製作を行いました。2組は、昨日図工の時間がありました。その作品を見た1組の子ども達は、自分たちも早く描きたくて、今日の図工の時間を楽しみにしていたようです。
 昨日の2組でもそうでしたが、「パフェを食べたことがある人?」とか、「どんなパフェを食べてみたいですか?」などと子ども達に聞いたら、次々と話が盛り上がり、教室はてんやわんやな状態になります。しかし、図工の時間は作品製作への意欲づけがまずは大切です。大いに子ども達の意欲を掻き立てておいてから、パフェの器が描いてある画用紙を配りました。
 イチゴやサクランボ、メロンがたっぷり使われた豪華なパフェや、いくつものアイスがてんこ盛りの欲張りパフェまで、子ども達が食べたいと考えたおいしそうなパフェが出来上がりました。クレヨンで色をぬりながら、自分で考えたパフェを食べた気分に浸っていたようです。描き上がったパフェについて、いろいろな子が得意気に説明をしてくれました。(写真中)
 私も10日ほど前に、久し振りにパフェを食べる機会がありました。季節がらイチゴのパフェをたのんだのですが、とても一人では食べられず、家族に手伝ってもらいました。冷たいデザートや甘いものが、「少しで十分」と思うようになったのは、年齢のせいでしょうか…。
 1年生は、算数の時間に「たしざんとひきざん」の学習をしています。この単元が学期末に位置付けられているのには、意味があります。計算を習熟させる単元ではなく、加法や減法が用いられる場面を広げて理解させていく学習内容になっています。(いわゆる「文章題」の理解です。)
 まず、順序数を集合数に置き換えて考える加法・減法を学習しました。「前から6番目にいます。後ろに4人います。全部で何人いますか。」・・・今までは、「〇人+□人=◎人」というように、同じ単位同士の計算をしていました。「前から6番目」というのは、「自分を含めて前に6人います」と言い換えることができます。
 次に学習したのが、異種の数量を同種の数量に置き換える問題でした。「5人が一輪車に乗っています。一輪車はあと3台あります。全部で一輪車は何台ありますか。」・・・「5人が一輪車に乗っている」ということは、問題文に書いてなくても「一輪車が5台ある」ということを意味しています。文章題は、言葉の理解が肝心と言われます。算数の基に国語の力が必要とされるところです。
 さて、2組では、さらにその次の問題(求大の場合についての加法の適用問題)を行っていました。「赤い紙を9枚買いました。白い紙は、赤い紙より4枚多く買いました。白い紙は、何枚買いましたか。」・・・ノートに図を描いて考えさせていました。赤丸が9個、その下に鉛筆で白丸を9よりも4つ多く描いていきます。図に表すと分かりやすいと考えるのは大人の考えで、実際子どもの思考ではそれでも分からない子にとっては難しいことでしょう。算数は、教える側も一緒に苦労しながら指導しています。(写真下)

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