7日3日(水)2校時(9時35分〜)に、体育館にて情報モラル教室があります。5,6年生への指導の様子を公開いたします。続けて保護者向けの講習会もあります。ぜひご参加ください。

3月24日(金) その2

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 記念撮影が終わってから、校庭で門送りがありました。これもコロナ禍の3年間は実施でき長ったので、久し振りの門送りでした。
 中庭に5年生が花のアーチを持って並び、担任の先生を先頭に卒業生が通って行きました。花のアーチをくぐり抜けた卒業生は、ようやく最高学年の役割を終えたというように、清々しい表情に見えました。
 卒対委員さんの取り計らいで、バルーンリリースを行いました。一人ずつ風船を持ち、かけ声とともに空高く風船が上がっていきました。これから中学校に向かう子ども達の希望をこめて、ずっと遠くまで舞い上がっていきました。
 校庭の桜は、満開を過ぎて卒業を惜しむかのように散り始めてきました。家族や友達と写真撮影をする姿があちこちで見られました。旭町小の象徴の一つ、三角すべり台に上がり、いつまでも写真を撮り合う様子が見られました。

3月24日(金) その1

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 旭町小学校 第66回 卒業式がありました。昨日までの雨が上がり、時折薄日が差すほど天気が良くなりました。
 卒業生は、きりっとした正装姿で、ちょっと照れくさそうに登校してきました。音楽室で声出し(歌の練習)をした後、2階の廊下に整列し、入場を待ちました。来賓の方々を連れてその前を通った時は、どの子も緊張した面持ちに見えました。
 5年生の威風堂々の合奏で入場し、予定通りに式が始まりました。証書授与では、一人ずつの顔をしっかり見ながら渡すことができました。昨年の卒業式では、マスクをつけたままの証書授与でしたが、マスク無しで行うことができて本当に良かったと思います。
 呼びかけと歌で綴る「門出の言葉」は、4年振りに卒業式で行われることになりました。やはり、卒業式には門出の言葉が必要であると感じます。一人一人の小学校生活への思いが呼びかけのセリフになり、さらに歌によって会場全体を盛り上げていきました。最後に全員で歌った校歌も、とても力強く響いてきました。
 式後、すぐに写真撮影を体育館で行いました。証書を手に、保護者の方々も入って記念撮影をしました。

3月23日(木) その2

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 今日は、3時間授業でした。春休みの生活指導や始業式の日の連絡などの後、通知表を一人一人に手渡す様子があちこちの教室で見られました。3学期は、登校日数としては短い期間でしたが、どの学習も1,2学期に習ったことを使い、難しい内容になっていました。一人ずつ先生のところに呼ばれ、3学期の成果とともに、次年度にがんばってほしい内容を伝えながら渡していました。(写真上)
 1〜5年生は、全学年とも学級編成替えがあります。一年間指導してもらった担任の先生やクラスの仲間とも一旦お別れです。掲示物などがすっかりなくなった教室で、お楽しみ会を行っていたクラスがたくさんありました。1年1組では、机を廊下に出して、椅子を丸く並べて「椅子取りゲーム」をしていました。先生が弾く音楽に合わせて、椅子の外側を回ります。音楽が止まったところで椅子に腰かけるのですが、椅子が減ってくるたびに白熱したゲームになっていきました。(写真中)
 他にも、「なんでもバスケット」をしたり、みんなで歌をうたったりしていた教室がありました。一年間一緒に過ごした仲間は、子ども達にとってかけがえのない絆です。私自身、小学生の頃の友達から受けた影響は、とても大きなものがありました。今でもはっきり覚えています。自分の性格を大きく変えるような出来事でした。2年生から3年生の時に初めてのクラス替えがあり、親しい友達と同じクラスになったのをきっかけに、とても積極的で目立ちたがり屋の子どもになったのです。それまであまりにもおとなしく、引っ込み思案だっただけに、180度変わったことに自分自身が驚いたほどでした。きっと4月6日のクラス替え発表により、そのようなきっかけになる子がいるかもしれません。
 4年1組の教室に入ったら、子ども達からサプライズのプレゼントが待っていました。サクラ草を育てたことに対する感謝の気持ちを表したいと、クラスみんなで色紙を作って用意してありました。代表の2人から手渡され、その様子を一番後ろの席の子にカメラで撮ってもらいました。(写真下…なかなかいい写真が撮れました。)
 校長室に戻って、一人一人のメッセージを何度も読み返しました。「サクラ草の育て方などを教えてくださり、ありがとうございました。サクラ草は元気に育って、ピンクと白の色でした。」…2色混ざって咲いたのですね。ポット苗に植え付ける時に、何株か複数本の苗を入れているので、一鉢にいろいろな花色がついたものがあります。「サクラ草をぼくたちよりも早く育ててくれてありがとうございました。ぼくは、ピンクの花が咲きました。」…種まきを5月から行い、夏に植え替えを何回かして苗を育てたということを覚えていたのですね。「サクラ草の育て方を教えてくれてありがとうございました。サクラ草を見ると、すごくはげまされているような気がしました。」…うれしいですね。私自身もサクラ草の花を見て毎日励まされ、元気をもらっています。サクラ草の花は、子ども達の笑顔と一緒だなと思います。

3月23日(木) その1

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 令和4年度の修了式の日を迎えました。天候が心配でしたが、予定通り校庭で行うことができました。
 私からは、この一年間のがんばりが大きな行事だけでなく、毎時間の授業の中でたくさん見られたことについて話をしました。そして、昨日まで開催されていたWBCの侍ジャパンの活躍についての話をしました。
・・・一昨日の準決勝メキシコ戦は、多くの子ども達がテレビで観戦したことでしょう。9回の裏に、大逆転がありました。「ああ、もうだめかな。負けてしまうかな。」という気持ちを吹き飛ばすかのような、見事な逆転サヨナラ勝ちでした。チームが一丸となってみんなでがんばったら、日本チームのようなすばらしい逆転が生まれるのです。得点差で負けていても、「がんばるぞ」という気持ちがあれば絶対に勝てるということを示してくれたように思います。来年度は、1つ学年が上がって、4月6日からスタートします。1学期の始業式まで2週間ほどの春休みです。「よし、がんばろう」という気持ちをしっかりもって、今年度以上の力を精一杯出せるようにがんばりましょう。・・・と伝えました。
 児童代表の言葉は、1年生が担当しました。3学期にがんばったことをたくさん作文に書き、しっかり発表していました。なわとびをがんばっていろいろな技が跳べるようになったこと、合奏をがんばり「こいぬのマーチ」ができるようになったこと、図工の絵をがんばり代表に選ばれたこと…1年生の学校生活がとても充実していたことがうかがえました。発表が終わり、全校児童から大きな拍手をもらいました。(写真上)
 次に、修了証の授与を行いました。各クラスから代表児童が前に出て、朝礼台の上で1人ずつに渡しました。(写真中)修了証は、通知表(あゆみ)の裏面に印刷されています。生年月日や名前とともに、「〇学年の全課程を修了したことを証する」という言葉が書かれています。ちなみに、校長名のところに四角い公印が押してありますが、今回から電子印(パソコンで取り込み印字したもの)にしています。教員の働き方改革の一つです。
 修了式の最後に校歌を歌いました。久し振りの全校児童で歌う校歌が校庭に響き渡りました。満開になった桜の木にもしっかり届く歌声でした。
 修了式後、今年度で旭町小を去る教員の紹介をしました。今年度より、東京都の教員の異動情報が早めに発表されることになったので、年度内に知らせるようにしました。今回は、紹介のみにしています。離任式は、4月28日(金)に実施予定です。
 小雨が降ってきたため、教室に戻ってからmeetでつなぎ、春休みの生活についての話をしました。生活指導主任の先生から、3つのことを指導しました。1つ目は、交通事故への注意です。夕方4時〜6時頃に事故が多いことや、交差点での出会い頭に事故が起こりやすいという話でした。
 2つ目は、インターネットとSNSへの注意です。便利な道具てあっても、世界中の悪い人ともつながる可能性があるということを覚えておく必要があります。(写真下)
 3つ目は、命を大切にするという話でした。これは、自分の命を大切にするということで、心配や不安なことがあったら、必ず大人に相談するようにと伝えました。
 その後、各クラスでも「春休みの生活」のプリントを使って、休み中の生活指導を行っています。

3月22日(水)

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 春分の日を越えて、校庭の桜がいよいよ満開に近づいてきました。今日も朝から日差しの強さを感じます。
 1年生から4年生は、4時間授業で給食後に下校しました。そして高学年は、5,6校時に卒業式の予行練習を全教員が参加して実施しています。今週に入り、どの学年もたくさんの作品や荷物を手に帰っています。だんだん教室や廊下の荷物が少なくなり、いよいよ学年末という感じになりました。
 2年生は、算数の時間に一年間のまとめのプリントに取り組ませていました。2年生の算数では、たし算やひき算の筆算を始め、長さや水のかさの単位、分数の学習など、新しく習う内容がたくさんありました。そして、何よりも一番重要で一番大変な山場となったのが、「かけ算九九」でした。卒業式の呼びかけの中に、「かけ算九九 毎日練習して 全部言えるようになった時は すごくうれしかったです。」というセリフがあります。きっとそういう苦労は、小学校を卒業してもしっかり残り続けることでしょう。
 旭町小では、1,2年生の算数は担任の先生が指導し、学力向上支援講師の先生が指導支援に入っています。4月から3年生になると、算数は習熟度別の少人数指導で行われることになります。2クラスを3つのコースに分けて、学年の先生と算数少人数担当とで子ども達の指導にあたります。他の学年にも言えることですが、算数ほど前学年までの学習内容が大切になる教科はありません。短い春休みですが、今年度の学習内容が定着しているかどうかをしっかり確認しておく必要があります。(写真上)
 1年2組の教室では、テレビモニターに子ども達の写真をスライドショーで映しながら、この一年間を振り返っていました。大きな行事だけでなく、日頃の学習場面をこまめに写真に収めてあったようです。図工の時間に初めて粘土をこねている様子や、5月にアサガオの種まきをした様子など、どれも1年生にとっても「懐かしい〜」と感じさせる場面の連続でした。(写真中)
 中には、係決めをした時の個人写真が画面に大きく映し出される場面もありました。大人にとっては、半年前の顔写真にそう変わりはありません。しかし、「1年生の子どもにとっての半年の違いは大きい」ということを改めて感じさせられました。
 今は、何でも簡単に写真データで記録をしておける時代です。先週あたりから、様々な作品類を持ち帰っていますが、全てを家に保管しておくのは大変です。そういう場合は、写真に撮って残しておくという方法をお勧めします。子どもに作品の説明をさせながら、動画に撮って残しておくのも楽しいものです。
 学期末及び学年末の恒例風景である「大掃除」が各クラスで行われていました。廊下に机や椅子を全て出すと、「教室がこんなに広かったんだ」と誰もが思うくらいガランとした感じになります。みんなで力を合わせて、床の汚れを消しゴムや雑巾を使って一生懸命にきれいにしていました。(写真下)
 雑巾と言えば・・・今朝、各クラスに6年生が行き、家庭科の時間に自分たちで作った雑巾をプレゼントしていました。6年生を送る会のお礼を兼ねて、在校生への卒業前のプレゼントとして渡していました。校長室にも6年生が心を込めて作った雑巾が届きました。大切に使いたいと思います。
 今週に入り、校内の廊下や階段がとてもきれいになりました。日曜日と祝日の昨日、主事室に入っている委託業者によるワックスがけの作業がありました。昨日は職員室や校長室の床にもワックスをかけていただき、ピカピカになりました。気持ちよく新年度を迎えることができそうです。

3月20日(月) その2

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 1年生が、入学式に行う「歓迎の出し物」の練習をしていました。体育館にひな壇を用意し、入場してきて出し物を行い、退場するまでの様子を見ました。これまで何度となく練習をしてきたのでしょう。学年の先生から指導されたことをしっかり体と心で覚えて、一つ一つきちんと行う姿が見られました。そして、すでに立派な2年生に近づいたことが分かるすばらしい態度でした。(写真上)
 来年度の学校生活は、4月6日(木)の始業式から始まります。校庭で始業式を行い、簡単な学級指導をした後に、3年生以上は下校になります。新2年生は、その後校舎内に入り、10時開式の入学式を待ちます。入学式が終わったところで体育館に入場し、1年生と保護者、来賓の方々の前で歓迎の出し物を披露します。
 出し物の内容は、呼びかけと「ともだちになろうよ」の歌、「こいぬのマーチ」の合奏で構成されています。呼びかけは、各クラスから代表の子が選ばれて練習してきただけあり、大きな声ではっきりと言えていました。歌は、途中で手拍子が入ります。音楽に合わせて自然に体が揺れ、マスクをしていてもしっかり声を出していることが感じられる歌い方でした。「こいぬのマーチ」の合奏は、幼稚園との交流会や6年生を送る会でも行ってきましたが、それらの積み重ねがあったからこそのすばらしい合奏に仕上がっていました。また、入退場で足音を立てないように移動し、楽器をサッと用意する様子などにも成長が感じられました。当日は、新1年生が目の前で出し物を見ることになります。そして、1年生の保護者や地域の方々にもそのすばらしい姿を見ていただきます。
 5年2組の教室で、タブレットを使ったプログラミングの学習をしていました。5年生の算数の教科書には、巻末に「プログラミングを体験しよう」というページがあります。教科書では1ページしかありませんが、3年前の学習指導要領の改訂を機に、5年生の算数で必須の指導内容として追加された部分です。(この他に、小学校で必須のプログラミング教材として、6年理科の「私たちの生活と電気」の学習があります。)
 5年生は、2月にコンパスや定規、分度器を使った正多角形を作図する学習がありました。その学習の発展問題として、タブレット上で正多角形を描かせるプログラムを組むというのがプログラミングの内容です。今年度4月に実施した、6年生の全国学力学習状況調査に、このプログラミングの内容が出題されていました。
 プログラミング教材には、様々なサイトが公開されていて、手軽に利用することができます。2組では、「プログル」というサイトから算数の多角形コースを使って行っていました。正多角形には、正三角形、正四角形(正方形です)、正五角形、正六角形、正八角形…とあります。プログラムを組むには、それぞれの内角が何度になるかが分かっていなければなりません。「〇cm前に進む」という指令と、「〇度右に回転する」という指令を組み合わせ、さらにその組み合わせを「〇回繰り返す」というようにプログラミングしていきます。自分で作ったプログラムが正しく組まれたかどうかは、タブレット上に作図されて確認することができます。ぜひ家庭でも取り組ませてみてください。ゲーム感覚で楽しくできるようになっています。(写真中)
 6年生は、国語の授業で「海の命」(物語教材)の学習をしています。4年生の「ごんぎつね」、5年生の「大造じいさんとガン」、そして6年生で学習する「海の命」は、動物と命をテーマにした物語です。子ども達の心に響くものがあります。しかし、その中で最も難しいのがこの「海の命」です。
 「海の命」の作者は、立松和平さんです。だいぶ前に亡くなられましたが、よく夜のニュース番組に出演されていました。高知県の四万十川からの中継をしていた時があり、自然の美しさを独特な口調で話す姿が印象的な人でした。もともとは栃木県出身の方だったので、その方言を使ったしゃべり方でした。亡くなられて13年が経ちます。後からの話では、ご本人は標準語で話すことができたにもかかわらず、テレビ出演の時はあえて方言を使ってしゃべっていたそうです。
 1組では、いよいよこの物語教材の核心をつく「この作品の主題は何だろう?」というテーマで学習をしていました。山場となる最後の場面で、太一は追い求めていた瀬の主のクエと出会います。その時、なぜもりを打たなかったのか・・・これがこの物語の主題です。私は、6年生の担任をしていた時に、クラスの子ども達とともに悩みました。指導していながら、なかなか明確な答えにたどりつけなかったのです。小学生にこのテーマを理解させるというのは難題です。6年生の保護者の方は、ぜひお子さんから教科書を借りて読んでみてください。(写真下)

3月20日(月) その1

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 今年度最後の一週間を迎えました。
 全校朝会は、副校長先生に話をしてもらいました。この一年間、全校朝会は毎週校長の話にしてきましたが、一緒に学校を経営している副校長の立場から全校児童に話をするのも大切であると考えました。
 Meetを使い、オンラインでの朝会でした。用務主事の松浦さんにも入っていただき、学校をきれいにすることについての話でした。普段、子ども達は掃除の時間に校内の清掃に取り組んでいます。しかし、校庭や中庭、玄関前、トイレなど、清掃範囲でないところは、全て主事さん方が行っています。また、昨日の日曜日に、廊下や階段のワックスがけをしていただいたのも主事室のみなさんです。
 ほうきの使い方についての話や、トイレの手洗い場ではしっかり手を拭くことなどの話もしていただきました。あさっては、各クラスで大掃除の時間を予定しています。一年間使ってきた校舎を、みんなできれいにするようにさせていきます。

3月17日(金)

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 1年生は、国語の時間に「いいこと いっぱい 一年生」という学習をしています。もうすぐ2年生になるという1年生が、この一年間をふり返り、自分の成長を実感させながら行う「書くこと」の学習単元です。
 1年生にとって、この一年間の学校生活の思い出は、数えきれないほどたくさんあったことでしょう。できるようになったこともあれば、初めてやったことや初めて見たこと、楽しかったこと、がんばったこと・・・それらを振り返るとともに、「おもいでのアルバム」を作る活動を設定して、絵日記形式で作品にしていきます。
 どんな「いいこと いっぱい…」があったのか、1組の様子を見に行きました。体育発表会や音楽発表会のことを書いていた子がたくさんいました。やはり、家の人に見に来てもらった学校行事は、何度も練習して本番を迎えただけに思い出に残るものです。また、モルモットを抱っこしている絵を描いていた子もたくさんいました。生活科見学で板橋区のこども動物園に行ったのは、11月のことでした。他にも、アサガオやサクラ草を育てたことを書いた子がいたり、凧揚げやこま回しをしたことを書いた子もいました。クラス全員の「いいこと…」を集めたら、すばらしい思い出アルバムが出来上がりそうです。
 ところで、1年生の子ども達の絵が、この一年間でとても上手になったことに驚きました。昨日、校庭でアンズの木を写生していたことを伝えましたが、あれからまたたくさんの子が絵を描いていたようです。自由帳に描いたアンズの木の絵を見せてもらいました。木の枝の様子から、ピンク色の花がたくさん咲いている様子まで、とても上手に描けていました。
 体育発表会の徒競走の絵も、手や足の動きがしっかり表現されていました。また、人物を重ねて描いていて、奥行きが表現されていることにもびっくりしました。(写真上)
 2年生は、国語の書写の時間に「水ふでで 書いてみよう」という学習をしています。以前までは、1,2年生の書写は「硬筆」のみでした。つまり、4Bなどの濃い鉛筆を使って書く書写の指導でした。学習指導要領が改訂され、2年前から「点画の書き方」という言葉が追加されています。「点画の書き方」とは、文字を構成する点と画の始筆から送筆、終筆(とめ、はね、はらい)までの筆記具の運び方のことを言います。そして、「水書用筆等を使用した運筆指導を取り入れる」と解説が入ったため、水筆の指導を行うことになりました。
 水筆の道具は、学校に全員分が用意してあります。筆に水を含ませて専用の水書用紙に書くと、黒く写ります。乾けば消えていくため、何度でも繰り返し使うことができ、墨のように汚れる心配がありません。とめ、はね、はらいを意識して練習することで、3年生から始まる毛筆の授業への橋渡しにもなります。(写真中)
 4年生は、理科の時間に「春のおとずれ」という学習をしています。4年生では、一年間を通じて「季節と生物」の学習をしてきました。身の回りの動植物に着目し、季節によってどのような変化があるのかを調べてきています。
 教科書には、桜のつぼみやアブラナの花、ツバメの巣作りに加えて、ヒキガエルの卵の写真が載っています。(P205)そこで2組は、中庭の池に行き、ヒキガエルの卵を実際に観察していました。
 ヒキガエルの卵については、水曜日に1年生が生活科の学習で観察していたことをお伝えしたばかりです。今日は、4年2組の子ども達が池の周りに集まりました。4年生の反応は、また違った感じでした。
 ゼリー状の紐のようなヒキガエルの卵を、何人かの子が触って確かめていました。池の水の中に手を入れて、そっとすくい上げてみると、そのぷよぷよ感がよく分かります。恐る恐る触っていた子もいましたが、担任の先生はネックレスを手にするかのように、平然と持ち上げていました。(写真下)
 池の中にいたカエルを捕まえた子もいました。両手ですくい上げたら元気よく跳ねて逃げていきました。女の子でも触れるんだ…と、こちらがびっくりしました。
 余計な話ですが、今日の給食のデザートは、「ごろごろみかんゼリー」でした。栄養士さんによると、小さなみかんを丸ごと入れたゼリーを作ってみたそうです。(こういうみかんの缶詰が売っているのだそうです。)デザートを味わいながら、池の卵のことを思い出してしまったのは私だけでしょうか。

3月16日(木)

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 6年2組の教室に行くと、静かに書写(毛筆)の学習をしていました。小学校で最後の毛筆の授業でした。半紙に書いていたのは、「今の自分の思いを漢字一文字に表す」というテーマで選んだ文字です。
 毎年12月に、今年の世相を表す漢字一文字が発表されます。漢字にはそれぞれに意味があるので、一文字で物事や思いを表現するにはピッタリです。よく、揮毫帳や著名人が書く色紙にも漢字一文字が使われています。
 6年生は、それぞれどんな漢字を選んだのでしょうか。「挑」…挑戦や挑むという漢字です。積極的な姿勢が表れています。「協」…協力や協同、力を合わせるという意味で、力が3つも入っています。「絆」…つなぐ、人と人とがつながるという意味があります。東日本大震災を機に、よく使われるようになった漢字です。卒業ソングの歌の題名にもあります。「優」…優秀、優勝という優れたという意味とともに、優しいという意味もある漢字です。3年生の国語「モチモチの木」では、じさまが最後に豆太にこう語ります。「人間、優しささえああれば、やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ。」…これは名言だと思います。6年生一人一人の漢字のお手本は、パソコンからプリントアウトしたものを使いました。(写真上)
 3年生は、1年間の理科のまとめとして、「おもちゃショーをひらこう」という学習をしています。理科の学習は、社会科とともに3年生になって初めて入ってきた教科でした。1学期は、虫や花の観察とともに、栽培・飼育が中心の学習でした。2学期からは、少しずつ実験らしい内容があり、科学的な見方・考え方の基礎となる単元を学習しました。
 教科書には、ゴムや磁石、豆電球や乾電池などを使ったアイデアいっぱいのおもちゃ作りの作品例が載っています。これまで学んできたことを生かし、試行錯誤しながらおもちゃ作りを通して理科の学習に親しむことを目的としています。
 ゴムの力を利用したおもちゃを作っていた子は、ペットボトルなどの材料を用意してきていました。また、電気の回路を使ったおもちゃに挑戦していた子は、豆電球や導線を用意してきました。聞いてみると、家の人に購入してもらったり、作り方を教えてもらったとのことでした。小学校で使う豆電球は、ホームセンターなどで購入できるようです。他にも、磁石の力を利用して迷路を作っていた子もいました。(写真中)
 理科の学習では、こういう「遊び」が大切です。今はなくなってしまったようですが、小学生用の学習雑誌に「科学と学習」がありました。私は、1年生の頃から「科学」の方だけ毎月購入してもらっていました。当時は、学校の昇降口に販売員の人が来ていて、お金を入れた封筒を渡して買っていました。先生からは、「家に着くまでは絶対に開けてはいけない。」と厳しく言われていました。早く付録を使って遊びたくて、走って家まで帰ったものでした。
 今から考えても、とても良くできていた学習雑誌だったと思います。毎月いろいろな実験ができる付録がついてきて、説明を読みながら組み立てたり遊んだりしました。さらに、その実験セットを使って自分なりに工夫して遊ぶのがとても楽しかったのです。理科好きになったのは、この雑誌がきっかけだったのかもしれません。ゆくゆく小学校の教員になりましたが、どの学校でも理科主任を務め、理科室の物品や実験器具の整備をしてきました。植物の専門と思われているかもしれませんが、それは教員になってからのことです。もともと大学では、気象の研究室に入っていました。
 今日も暖かくなりました。日差しに力を感じます。それもそのはず、来週火曜日は春分の日です。中庭のあちこちに、スイセンの花がたくさん咲いていました。あまり人が来ないところだけに、とてももったいない気がします。数本、切り花で校長室に飾ることにしました。
 校庭のあちこちにアンズの木があります。桜よりも一足早く開花し、今年は先週あたりからすでに咲いていました。校庭の西側、うんていの近くに大きなアンズの木がありますが、もうすでに花びらが散り始めていました。その木の近くに、1年生の子ども達が探検ボードに自由帳を挟んでスケッチをしていました。中休みに勉強をしているとは、それも1年生が…と思い聞いてみると、きれいに咲いていたから絵を描きたかったとのことでした。ますます感心しました。(写真下)
 ブドウやナシ、モモ、リンゴなど、果樹の花は春に咲くものがほとんどです。どれも小さな花ですが、よくよく見るととてもきれいな花ばかりです。特にアンズやモモは、枝にびっしりと花がつき、全国に有名なお花見場所があります。
 アンズの花で有名なのは、「日本一のあんずの里」と呼ばれている長野県千曲市のあんず畑です。なだらかな傾斜地にあんず畑が広がり、ひと目で多くの花が見渡せることから「一目(ひとめ)十万本」と言われています。毎年、3月下旬から4月上旬に開花し、あんずまつりが開催されています。春休みの頃なので、多くの人で賑わうことでしょう。近くに長野県立博物館と森将軍塚古墳があります。6月にある6年生の武石移動教室で、近くに行くかもしれません。
 アンズの木は、6月頃に収穫できる実も楽しみです。学校のアンズは、一昨年も昨年も、なぜか登り棒の近くのアンズの木にしか実がなりませんでした。今年こそは、うんてい近くのアンズの木にも実がつくことを願っています。アンズの実は、ジャムに最適です。アプリコットジャムになります。

3月15日(水)

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 昨日、東京都に桜の開花宣言が出されました。毎年、靖国神社にある桜の標本木(ソメイヨシノ)に5〜6輪の花がつくと、開花宣言が出されることになっています。平年よりも10日も早く、2020年と21年に並び、観測史上最も早い開花発表だったようです。
 旭町小にある桜の木も、実は昨日あたりからちらほらと咲き始めているなと感じていました。そこで、中休みに三角すべり台のてっぺんに上がってみました。桜の木を見上げると、青空を背景に、5〜6輪どころか数十輪もの花が咲いていることに気がつきました。本日をもって、旭町小の桜の開花宣言とします。(写真上)
 旭町小には、校庭の周りだけでなく、中庭や北校舎の道路沿いにも桜の木があります。特に、図工室と音楽室の窓から見える桜の木は、少し早くから開き始めていたようです。白っぽい桜の花で、ソメイヨシノとは違う品種です。
 これで、全国にも一気に桜前線が広がっていくことでしょう。さらに、東京の満開予想は、24日(金)というニュースがありました。今年は、満開の桜に囲まれる中で卒業式の日を迎えることができそうです。
 4年1組では、国語の時間に取り組んできた「調べて話そう、生活調査隊」の発表会を開いていました。グループごとに調べるテーマを決めてからアンケート調査などを行い、その結果から分かることを分かりやすく伝えるという学習単元でした。「話すこと・聞くこと」の学習内容ですが、今回は特に、アンケート調査を基にして作った資料をどう効果的に使うか、ということにも焦点をあてて取り組んできました。
 今月に入り、3,4年生は、総合の学習でも発表の場を設けています。また、5年生では、理科の時間にグループで調べたことを発表させたりもしています。年間を通じて、どの学年、教科でも、クラス内で発表会を開くという授業形式を大切に指導しています。子ども同士のコミュニケーション力を育てるとともに、全体の場で話す力を身につけさせるためにも、繰り返し多くの発表の機会を設けるようにしています。(写真中)
 ところで、4年生の教室の後ろには、総合の学習で各自まとめた「職業調べ」が掲示してありました。自分のあこがれの職業をタブレットで調べて、新聞形式にまとめたものです。様々な職業が書かれていましたが、小学校の先生について調べた子が何人かいました。そこに書かれていたことは・・・仕事内容として、「1つの学級の全ての教科を教える」、「子ども達に勉強を教えたり、社会のルールを学ばせる」と書いてありました。その通りです。勉強を教えるだけでなく、社会のルールも教える大切な仕事です。
 続いて、「先生になるためには」が調べてあり、「教職専門科目の単位を取り、教員免許を取得する。」と書いてありました。その通りですが、教員免許がなくても教員として採用し、後から免許を取得という話も最近聞こえてきています。最後に、「仕事の楽しさ・大変なこと」がまとめてありました。「子どもの成長が見られる。」…確かに、これが一番の楽しさでしょうか。「仕事量が多い。保護者の対応が大変。」…何とも言えません。
 1年2組の子ども達が、中庭の池にやって来ました。というか、カエルの卵を発見したので、私が呼びました。「池に何かがあるよ。よく見てごらん。」と担任の先生に言われて、みんな一斉に池の周りに来てのぞき込みました。すぐに、「カエルの卵だ〜」と気がつきました。水面の広範囲にわたって、カエルの卵がニョロニョロと産み付けてありました。透明で長細いゼリー状の中に、黒い粒々が延々と続いています。その一粒一粒が、これからオタマジャクシになっていく卵です。
 毎年、旭町小の池には、この時期に冬眠から目覚めたヒキガエルが卵をたくさん産みます。昨日の朝、カエルの卵があることに気がつきました。「卵があるってことは、カエルがどこかにいるはずだ。」考えの鋭い子がいるものです。卵の次は、カエルの姿を探し始めました。かすかに水草が動いたので、棒でそっと探ってみたら、いましたいました…産卵が終わったばかりで疲れていたのか、あるいは冬眠がまだよく覚めていないのか、ぽやんとした感じで水面に顔を出してきました。(写真下…黄色の矢印の先)
 きっと、4月になり2年生になった頃、池には無数のオタマジャクシが元気に泳いでいることでしょう。

3月14日(火)

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 5年生の道徳の教科書に、「世界最強の車いすテニスプレーヤー 国枝慎吾」という資料が載っています。今年の1月に、国枝選手が現役を引退するという記者会見を開き、注目を浴びました。日本中のだれもが、なぜやめてしまうのかと疑問に思うほど、まだまだ活躍できる状況下での突然の引退宣言でした。しかし、道徳の教科書に載っている国枝選手の生き方を改めて読んでみると、納得できる部分を感じます。そういう生き方を貫き通してきた国枝選手だけに、引き際もすごいなと思いました。
 道徳の授業では、内容項目の「希望と勇気、努力と強い意志」として扱われています。水泳の記録会で友達に負けて投げやりになっていた「ぼく」が、車いすテニスの国枝慎吾選手の番組を見たことをきっかけに、再びやる気を取り戻すという話です。「努力こそが自信につながる」、「不安なときも再び自分を信じる」、「ライバルは他の誰かではなく、1日前の自分だ」と言う国枝選手の姿に、登場人物の「ぼく」は「やるしかない」と、改めて自分の目標に向かって立ち向かうことを決意します。・・・1組では、国枝選手の生き方から考えたことについて、意見を出し合っていました。(写真上)
 国枝選手のラケットには、「オレは最強だ!」という言葉が貼られています。試合中、心の迷いが出た時には、必ずラケットに貼ったこの言葉を見て、不安を振り払うようにしてきたと言います。(このことは、教科書にも載っています。)
 さらに、国枝選手のすごさは、世界のトップに立ったところにもありました。「世界一」を2006年から続けてきて、国枝選手にとって難しかったのは、その後どのように戦っていけばよいかということでした。2位とか3位の時は、1位の人の背中を見て、どうしたら勝てるのかを考えて戦うことができます。しかし、1位になった瞬間に、誰の背中も見えなくなってしまうという難しさがありました。長く1位を続けられた理由は、現状に満足せず、「常に自分の中の課題を見つけ続ける難しさ」にチャレンジしたところにありました。
 現在、大谷選手を始め、侍ジャパンのメンバーがWBCで大活躍をしています。そういう選手たち一人一人の努力や苦労からも、たくさんのことが学べそうです。
 今週で、ALTの先生による外国語の授業が終了になります。旭町小は、今年度も2名のALTの先生に指導していただきました。月曜日と火曜日は、マーク先生が担当されていました。特に6年生にとっては、小学校での外国語の授業がこれで最後になります。4月からは、中学校で英語の授業が新たに始まります。
 6年1組では、授業の終わりにマーク先生から6年生にメッセージをいただきました。マーク先生とは、4年生の時から3年間指導していただいてきました。今では、ずいぶん長いセンテンスでもきちんと覚えて話すことができるようになりました。それは、全てALTの先生方のおかげです。また、外国語の授業では、講師として辻先生にも一緒に指導をしていただきました。3学期からは、東京都の社会の力特別非常勤講師として勤務していただいています。2学期までの外国語のサポートとは立場を変えて、授業での指導に積極的に関わっていただいています。(写真中)
 給食の時間に、全校児童にも放送を通じでマーク先生からあいさつをしていただきました。金曜日には、もう一人のALTのダニア先生からも全校児童にあいさつをいただく予定です。来年度も、子ども達にとてもていねいに関わってくださる、この2人のALTの先生に指導していただけるといいなと思います。
 1年生は、国語の時間に「ずうっと、ずっと、大すきだよ」という物語の学習に入りました。2組の教室では、まず先生が範読してから、各自音読の練習をしていました。
 この物語は、主人公「ぼく」と愛犬「エルフ」との心の交流が綴られています。だんだんとエルフが歳をとっていく様子が描かれていて、自分の家にもいる14歳半になる愛犬と重なる部分があります。・・・ページをめくると、「ある あさ、目を さますと、エルフが しんでいた。よるの あいだに しんだんだ。」と書いてあります。先生の範読に合わせて教科書を目で追っていた子ども達の中には、そのページで「えぇっ…」という反応をした子がいたようです。今まで教科書には、こんなしんみりとしたお話はなかったのですから。(写真下)
 淡々と範読していた先生はすごいと思います。聞いているだけでも辛くなってくるのに・・・私は声に出して読むことはできないでしょう。1年生の子ども達は、宿題として「ずうっと、ずっと、大すきだよ」の音読をしばらく行うかもしれません。ペットを飼っている家庭では、きっと涙なくして聞くことができないのではないでしょうか。
 動物とお別れをする時、どうしても「ああしてあげた方が良かったかもしれない」、「こうしてあげた方が幸せだったかも…」と、後悔が残るものです。命ある今を大切にしていこうと感じさせてくれる物語でもあります。

3月13日(月) その2

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 先週から、学期末や学年末の総まとめのテストが各教室で行われています。4年1組の教室では、「漢字50問テスト」を行っていました。国語のワークテストには、たいてい学期末に漢字の復習テストとして50問テストが入っています。3学期は、新出漢字が比較的少ないこともあり、1,2学期に習った漢字を含めた学年末の漢字50問テストになっています。
 漢字は、一度習ったとしても、日々使わなければ忘れてしまうものです。(これ、は大人も同じです。)どのクラスの先生も、いきなり50問テストは行いません。テスト用紙を増し刷りしておき、何度か練習をさせます。そして、50問テストを行う日を予告し、家で十分に練習してからテストに臨ませます。1組の子ども達は、この土日に何度も練習をしてきたのでしょう。テスト用紙が配られると、練習してきた漢字を書き込む鉛筆の音が教室中に響き始めました。(写真上)
 何点以上を合格とするか、また合格しなかった場合は再テストをするなど、担任の先生によってこのテストの使い方は様々のようです。ただ、「練習をがんばれば合格できる」ということを実感させるためにも、子ども達の気持ちを高めてテストに向かわせるようにする必要があります。
 1,2校時に、5,6年生による卒業式の練習がありました。卒業式の練習は、すでに先週から始まっていますが、今後は2学年合同で行う練習が中心になっていきます。体育館内は、児童席だけでなく、来賓席や保護者席も全て椅子が並んでいます。少しずつ式場の雰囲気が高まってきました。
 今日は、卒業式の後半に行う「門出の言葉」を中心に練習しました。門出の言葉は、卒業生と5年生とが向き合って行う、「呼びかけと歌」です。呼びかけと歌が卒業式で行われるのは、4年振りのことになります。
 呼びかけは、6年生は全員に一言ずつセリフがあります。5年生は、代表児童16名が担当します。卒業式は、前半が証書授与で、40分近くかかります。その後、校長と区の代表の式辞があり、来賓紹介の後に「門出の言葉」です。ようやく子ども達が主役となって活躍するとともに、来場者の涙腺を刺激する時間となります。それだけに、呼びかけも歌も、まだまだ練習が必要のようです。
 「あまり長時間にならないように」という区の通知を受け、今年の卒業式での歌は3曲にしました。卒業生による「最後のチャイム」と、5年生による「明日へつなぐもの」、そして5,6年生が一緒に歌う「旅立ちの日に」を練習しています。(写真中)
 「旅立ちの日に」は、卒業式の定番の曲になっています。全国の小中学校で一番多く歌われているのではないでしょうか。また、「最後のチャイム」も卒業ソングとして有名です。歌が始まる前に、ピアノで「キンコンカンコン…」というチャイムの音を模したイントロがなんとも印象的です。また、「初めて跳び箱が跳べた日のこと」や「雪の日、真っ白にそまった校庭」、「ささいなことでけんかして、体育館のかげで泣いたこと」など、具体的な思い出が歌詞になっているのがいいなと思います。そして、「今、卒業の時〜」のところで、聞く人の心をつかみます。
 平成19年度の卒業式で、自分は6年生の担任として旭町小の体育館にいました。「最後のチャイム」の曲を歌ったことは、はっきりと覚えています。式が終わり、校庭で門送りをして卒業生を見送った時に、気をきかせてチャイムを鳴らしてくれた先生がいました。卒業生と一緒に、「これが本当の最後のチャイムだ!」と言ってお別れをしました。
 4年生は、社会科の時間に「世界とつながる大田区」の学習をしています。東京都の特色ある地域の学習として、教科書に大田区の取り組みが紹介されています。大田区には羽田空港があることから、国際都市として世界の人々との交流を積極的に実施しています。外国人旅行者のための観光情報センターの様子や、特区民泊の取り組み、さらには3つの都市と友好・姉妹都市の交流をしていることなどを学びます。(写真下)
 教科書(わたしたちの東京都)には、練馬区の国際交流についての記載もあります。オーストラリアのイプスウィッチ市との交流が以前からあり、中学生の海外派遣が行われています。ここ3年間は、コロナ禍のために中止になっていましたが、来年度からまた計画があるようです。

3月13日(月) その1

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 南風が強く吹いていましたが、全校朝会を校庭で行いました。今日は、「サクラ草から学んだこと」というテーマで話をしました。
・・・先週は、毎日20度を超える日が続き、とても暖かく過ごすことができました。全校で育ててきたサクラ草が満開になり、今一番の見頃を迎えています。今週は、自分で育ててきたサクラ草の鉢を家に持ち帰ることになっています。(低学年は、家の人に持ち帰ってもらいましょう。)自分の家でも毎日水やりをして、大切に育ててください。そのために、今日はサクラ草の管理の仕方についてのお話をします。
 最初に、2学期に植え替え作業をした時のことを思い出してください。ビニールポットから苗を取り出し、自分の鉢に植え付けた時は、まだ葉っぱがちょぼちょぼと出ているだけでした。毎日、愛情と水やりを欠かさずあげて、2学期の終わり頃から花が咲き始め、今ではここまで大きく成長しました。途中、1月にはとても寒い日がありました。朝。水道が凍ってしまった日のことです。その時は、サクラ草がしおれて枯れてしまったのかと思った子が多かったのではないでしょうか。その後何日か経ち、気温が上がってきたら、またもとのように元気になりましたよね。サクラ草はすごいと思いませんか?
 次に、家に持ち帰った後の管理の仕方について説明します。置き場所は、外のあまり日の当たらないところに置くようにしましょう。日差しが強くなってきています。日に当て過ぎると葉が黄色くなってきてしまいます。玄関前などの日陰を探してみてください。家の中には入れず、これからはなるべく涼しく管理した方が、花が長持ちします。
 自然に下の方から葉が枯れてきます。茶色や黄色くなった葉は取り除くようにします。あとは、毎日たっぷり水やりと愛情をあげて育てるようにしましょう。うまく管理すれば、あと1か月くらい(4月中旬頃まで)花を楽しむことができます。
 気温がどんどん上がってくると、サクラ草は自然に枯れていきます。来年度に入ったら、また校長先生が秋までに苗を育てるので、楽しみにしていてください。よく、「サクラ草の種はどうやって採るのですか」と聞かれます。サクラ草が完全に枯れて全体が茶色くなった頃、花が咲いていたところをよく見ると、種を見つけることができるかもしれません。指の先で茶色くカサカサに乾いたふくらみをつぶすと、中から細かい種がたくさん出てきます。みなさんが今まで見たことがある種よりもずっとずっと細かいので、気がつかないかもしれません。サクラ草の種は、それくらい小さなものです。
 サクラ草の種ができるためには、ある虫の存在が必要です。トラマルハナバチというハチの一種です。体長1cmほどの小さなハチで、今月からもうすでに旭町小にもたくさん来ています。サクラ草の花にくちばしをつっこんで、蜜を吸っているところをよく見かけます。トラマルハナバチは、蜜を吸いながらサクラ草の花から花に移動している時に、花粉も一緒に運んでいってくれます。高学年の子は理科で習ったので知っていますよね。花粉がつくことで受粉して、種ができるという仕組みです。サクラ草は、トラマルハナバチを利用して蜜をあげる代わりに受粉してもらい、種をつけているのです。(このサクラ草とトラマルハナバチの関係は、昔、5年生の国語の教科書に説明文として載っていました。)
 最後に、10月に苗を植えつけた時のことをもう一度思い返してみてください。5か月も前のことです。植え替えが終わった時に、校長先生はどのクラスにも「水やりと愛情を毎日あげてくださいね。」と話しました。みんな目を輝かせて「はい!」と返事をしたはずです。どうでしょう。その時の気持ちを今日までもち続けることができたでしょうか。1年生は、毎朝必ず自分のサクラ草に水やりをしていました。最初に「よし、がんばろう」と決めたことを続けるというのは、簡単そうにみえてとても難しいことです。でも、そういうことが学べただけでも、サクラ草を育てたことに意義があったと思っています。・・・
 今週の金曜日までに、サクラ草の鉢を持ち帰ることになっています。1,2年生は、保護者の方に取りに来ていただきます。南校舎の校庭側に低学年の鉢が置いてあります。
 また、3〜6年生は、子ども達にサクラ草の鉢を持ち帰らせます。大きめのスーパーの袋などを用意してください。よろしくお願いいたします。

3月10日(金)

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 今朝、読み聞かせボランティアの方々による、1年生から4年生の各教室への読み聞かせがありました。今年度最後の読み聞かせとなりました。毎回、それぞれの学年や季節に合わせた絵本が用意され、今回は「春」がテーマになっていました。
 今日は、低学年の教室を中心に読み聞かせの様子を見に行きました。教室の前の方に集まって座り、お話を真剣に聞く子ども達の姿が見られました。1年2組では、「ふきのとう」という絵本の読み聞かせが行われていました。早春に、地面から顔を出すふきのとうについて、詳しく説明している絵本です。福音館書店の「かがくのとも」シリーズにもなった本のようで、水彩画の絵が温かみを感じさせてくれます。
 芽を出したふきのとうをよく見ると、黄色っぽい花と白い花があります。ふきのとうは、地下茎で増える植物なのですが、黄色い花と白い花は別々の地下茎から生えています。そして、ふきのとうにはオスとメスの花が存在し、黄色い花は雄(オス)ふきの花、白い花は雌(メス)ふきの花です。雄ふきは黄色い花粉を出し、雌ふきには受粉する仕組みがあります。ヘチマの雄花と雌花のような感じです。ふきのとうを味わう時は、地面から出たばかりのつぼみの状態を食べるので、どちらの花であっても味には変わりがないようです。
 絵本では、地下茎で命をつないでいる話や、つぼみが開いたあとの物語などが書かれていて、情感豊かな絵とともに読み味わうことができます。
 私自身、ふきのとうには、子どもの頃に味わった記憶が強くあります。あの苦味と独特の風味は、自分にとって雪国の春の大切な思い出です。大雪の降った年であっても、2月も半ばを過ぎると、新潟にも春がやって来ました。雪野原は、辺り一面真っ白ですが、木の幹の周りから雪解けが始まります。木の根元に行き、雪をかき分けると、地面からふきのとうが顔を出していることに気づきました。うれしくなって、手を泥だらけにして両手に抱えられるだけ取り、家に持ち帰りました。
 ちょうど母が夕食の準備をしている頃でした。ふきのとうを刻んで味噌汁に浮かべたり、味噌と和えてご飯にのせたりして家族で味わいました。子どもながらに春の味を感じ、大人に近づいたような気分に浸ったものです。
 「ふきのとう」の読み聞かせが終わってから、ふきのとうの天ぷらを食べた時の話もしていただきました。「昔、おばあちゃんから、『春の芽を食べると元気が出る』と教わりましたよ。」と話されていました。(写真上)
 わらびやぜんまい、タラの芽など、春に味わう芽はどれも苦味のあるものばかりです。しかし、栄養を蓄えて出てくる新芽は、生きるためのエネルギー源になると、昔の人は言い伝えてきたのです。そろそろウドが出回る頃ですね。食べたくなりました。
 1年生は、国語の時間に「にている かん字」の学習をしています。今まで習った漢字の中から、「学」と「字」や「貝」と「見」など、似ている部分を見つけて正しく書く練習をしていきます。また、今日は1組で、「書き順に気をつけて書く漢字」についても学習をしていました。教科書に出てきているのは、「右」、「左」、「土」、「上」の4つです。「右」の1画目は、左払いです。(横画は2画目!)「左」の1画目は、横画です。(左払いは2画目!)・・・どちらかというと、「右」の書き順の間違いが多いのではないでしょうか。「上」は、1画目が縦画で、2画目と3画目が横画になります。1画目を横画から書く間違いが多いです。この場合の間違いというのは、大人が書き順を間違えているということです。
 小学校で習う漢字の書き順を全て正しく書ける人は、少ないかもしれません。「飛」や「座」など、私自身も教員になってから自分の今までの誤りに気がついたくらいです。この学習中に、「お家に帰ったら、家の人に『右』の書き順を聞いてごらん。」と担任の先生が話していました。もし間違えて覚えていた方は、子どもから聞かれる前に、今すぐ直しましょう。
 旭町小の周りは、サクラ草の花でいっぱいになりました。春爛漫とは、「春の花が咲き、光に満ち満ちた様子」を表しますが、まさにその名の通りの景色です。児童玄関側には、3〜6年生の鉢が並んでいます。職員玄関前には、私が管理している学校用の150鉢があります。(こちらは、卒業式や入学式の会場を飾るために使います。)一方、低学年のサクラ草は、南校舎の校庭側(植え込みとの間)に並べてあります。1年生は、チューリップの球根と一緒に植えてあり、その芽も最近ぐんぐんと伸びてきました。(写真下)
 1,2年生の鉢は、明日からの1週間で、保護者の方に取りに来ていただくことになっています。サクラ草の管理の仕方は、このホームページのお知らせに載せていますので、参考にしてください。1年生のチューリップが、サクラ草と一緒に咲くのも楽しみですね。
 よくある質問です。「一鉢に違う色が咲いているのはどうしてですか?」・・・ポット苗を作る時に、何株か一緒に混ぜて植え付けています。違う色の苗が混ざって植え付けられていると、一鉢の中にいろいろな色のサクラ草が咲くことになります。一株から違う色の花が咲き出しているというわけではありません。

3月9日(木)

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 4年生は、国語の時間に「まちがえやすい漢字」という言葉の学習をしています。今日、2組の教室では、その中の「なじみのない読み方をする言葉」についての学習をしていました。教科書では、なじみのない読み方をする言葉があることを知り、国語辞典で言葉の意味を調べるように書かれています。また、それらの言葉を使って短文を作ったりもします。(写真上)
 「なじみのない言葉」とは、どんな言葉でしょうか。教科書に、4つの例が書かれていました。「米作」、「戸外」、「木かげ」、「半ば」の4つです。「米作」は、確かにあまり使わない言葉です。「稲作」の方が一般的ですし、むしろ訓読みで「米作り」の方が分かりやすいでしょう。米を「べい」と読ませるのは、「米国」くらいのようなので、「なじみのない…」ということなのでしょう。
 今週火曜日から、連日20度超えの気温が続いています。木々の芽が一気にふくらむ中、校庭の西側にあるハクモクレンが一斉に花を開きました。昨日お伝えした「モチモチの木」のように、木に明かりが灯ったように感じられます。(写真中)
 「モクレン」と言うと、紫色のモクレンをさすのが一般的です。それを区別するために、白い花をハクモクレン、紫色の花をシモクレンと呼んでいます。ハクモクレンの方が開花が先で、春の青空の中で、優雅に咲き誇る白い花が印象的です。白色にはいろいろな「白」があります。ハクモクレンの白色は、「オフホワイト」の白色です。少しクリーム色が入った落ち着いた白色が印象的です。「気高さ」や「崇高」という花言葉があることにも納得できます。
 2校時の途中から、5年生と一緒にWBCの観戦に東京ドームに行ってきました。今年度東京都で行っている「子どもを笑顔にするプロジェクト」の一環として、11月に募集要項が届きました。日本戦以外の昼間行われる試合に、都内の小中学生を招待するということが書かれていたので、すぐに応募しました。その結果、練馬区から小学校は3校選ばれ、旭町小もその枠に入ったというわけです。第一希望にした、「韓国VSオーストラリア」の試合に当選しました。
 地下鉄を乗り継ぎ、丸ノ内線の後楽園駅を降りたら、東京ドーム周辺はすごい人でした。12時試合開始の1時間前に着きましたが、団体用のゲート前は長蛇の列でした。入口にたどり着いて分かりました。検温だけでなく、一人ずつ荷物チェックの他に、金属探知機での身体検査までありました。(子ども達にも…)というわけで、座席に着いたのがちょうど試合開始の頃になりました。
 さっそくお弁当を食べながら観戦しました。座席は、1階の内野席で、ライトスタンド側の一番前でした。世界最高峰の野球大会だけあって、一球一球が目を離せない試合内容でした。おにぎりをほおばっていた子が、「カキーン」という快音とともにボールのゆくえを追うなど、歓声が絶えませんでした。(写真下)
 スリーアウト・チェンジになるたびに、ドームのオーロラビジョンに観客席の様子がアップで映されます。毎回、いろいろな学校の子ども達が映り、旭町小の子ども達は「自分たちも映してよ〜」という感じになりました。ある子が気がついたのでしょう。「校帽をかぶっている学校がカメラに撮られている」・・・一斉に旭町小の子ども達が青い校帽をかぶりました。その効果があったのか、その後ほんのちょっとですが、オーロラビジョンに映してもらえました。
 試合は、前半はオーストラリアのペースでした。犠牲フライとホームランで先制し、2−0のリード。しかし、さすが韓国です。3ランホームランで逆転し、さらにフェンス直撃のタイムリーツーベースで、韓国が4−2と試合をひっくり返しました。
 ここで残念、6回の裏まで観戦することはできましたが、帰る時間になりました。学校に帰って、スポーツニュースを調べてびっくり・・・8−7でオーストラリアが勝っていました。「最後まで見たかった」という思いは残りましたが、子ども達とWBCの試合を一緒に見ることができたという思い出ができて良かったです。

3月8日(水)

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 今年度最後の避難訓練がありました。3学期は、予告なしで避難訓練を行っています。放送を入れたのは、8時25分でした。登校後、朝学習が始まる頃の時間帯です。今回は、「担任の先生が教室にいない場合に火災が発生した」という想定での訓練でした。(担任の先生たちは、職員室で待機していました。)
 副校長先生の放送が入った時に、子ども達はどんな反応をするのかなと思い、廊下から低学年の様子を見ていました。「訓練、訓練、火災が発生しました。…」という放送が入り、2年生の教室内では一斉に「えっ!!」という表情でキョロキョロし始めました。ある女の子が、「窓をしめなきゃ」とすぐに声を上げました。すばらしい行動です。地震の場合は出入り口のドアを開ける、火災の場合は窓を閉めるというのが鉄則です。(地震の場合は逃げ道を確保するため、火災の場合は延焼を防ぐためです。)今までの先生の指導をよく聞いて、とっさの判断がしっかりできている子だなと感心しました。
 やがて担任の先生が教室に来て、防災頭巾をかぶらせて校庭に避難しました。全校の人数確認が終わったところで、全校児童に話をしました。まず、放送を聞いて、自分で判断していた子がいたことを褒めました。非常時には、「放送が命」となります。常に放送が入った時には、まずやっていることをやめて放送をきちんと聞かなければなりません。
 次に、一年間行ってきた避難訓練は、子ども達だけの訓練ではなかったことを話しました。校庭に避難してから、全ての先生方が自分のクラスの人数報告を副校長先生に行っています。また、主事さん方が校内を見回り、異常がないことを報告しています。子ども達の避難訓練であるとともに、教職員もいざという時のために真剣に訓練を行っていることを伝えました。(写真上)
 最後に、今週土曜日に12年目を迎える「東日本大震災」のことについての話もしました。6年生が0歳の頃に起こった大震災で、東京でも大きな影響を受けました。今週に入り、「3.11」に向けて、すでに様々なニュース番組等で報道されています。家の人から当時の様子を聞いたり、テレビで情報を得ておくことが大切であるという話をしました。
 6年生は、図工の時間に「オリジナル時計」の製作をしています。1,2校時に2組、3,4校時に1組の授業がありました。文字盤をデザインしてから、板を電ノコで切ったり、数字を工夫して貼り付けたりしてきました。そして、色付けとニス塗りが終わったら、最後にいよいよ時計本体の取り付けです。単三電池1本で動くクオーツ時計と、長針・短針・秒針を組み立てて完成しました。電池を入れて秒針が動き出すと、子ども達から思わず笑みがこぼれました。(写真中)
 6年生にとって、小学校での図工作品はこれで終了です。3学期は、「小さな行灯」と「オリジナル時計」の大作が続きました。今週で両クラスとも最後の図工の授業になりました。まだ作品が完成していない子は、休み時間を使うなりして、残り2週間で作品を仕上げていきます。
 3年生は、国語の時間に「モチモチの木」(物語文)の学習をしています。昔から長く採用されてきている物語なだけに、国語の教科書での「長年のベストセラー」とも言える作品です。斎藤 隆介(文)と滝平 二郎(切り絵)の最強タッグによる絵本は、どこの図書館にも目立つところに置かれていて有名です。
 昨日紹介した2年生の「スーホの白い馬」とは違い、「モチモチの木」はやはりこの絵でなければ…と思います。さらに、幼い豆太が勇気をふり絞って医者様を呼びに行った場面では、ページをめくると大きくモチモチの木に灯がともった絵がドーンと目に飛び込んできます。絵本と同様に、国語の教科書でもしっかりとこの場面の効果を生かしているところにも好感がもてます。(写真下)
 ところで、モチモチの木の表紙をデザインしたTシャツがあるのをご存知でしょうか? 絵本の表紙は、じさまが豆太をしっかりと抱きしめている絵(切り絵)です。それをそのままTシャツに大きくプリントしたのが「モチモチの木 Tシャツ」です。
 4年ほど前に通販で売り出したところ、売れ行きが好調のようです。小学校の全ての国語の教科書に掲載されている物語なだけに、知名度が高いようです。「そうそう、小学校の時に勉強したな…」という懐かしさから、SNSを通じて広まっていったそうです。かなり大きく絵が入っているTシャツなので、ちょっと着るのには勇気が必要です。

3月7日(火)

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 2年生は、国語の時間に「スーホの白い馬」の物語文の学習に取り組んでいます。この物語は、モンゴルを舞台にしたお話です。スーホという心優しい少年と、白い馬との悲しい物語です。以前、モンゴル出身の方から聞きましたが、この物語は、モンゴルでは誰もが知っている昔話だそうです。日本の昔話の桃太郎のような存在であると言っていました。
 この物語には、「馬頭琴」という楽器の起源が描かれています。馬頭琴とは、2本の弦で音を奏でる楽器で、二胡とも呼ばれています。楽器の一番上の部分が馬の形になっているのが名前の由来です。モンゴルでは国民的な楽器で、広く親しまれています。
 馬頭琴は、その名の通り、さおの先に馬の彫刻が彫られています。また、弓は馬のしっぽの毛を束ねて作られていて、「草原のチェロ」とも例えられています。二千年以上の歴史があり、モンゴルでは馬頭琴を弾くと、その家に幸福が訪れると言われています。
 2年1組では、物語の後半の場面を学習していました。逃げ出した白馬めがけて家来たちが弓矢を放ち、体に何本もの弓矢が射られた状態でスーホの家まで帰ってきた場面です。白馬は、スーホに抱きしめられながら、死んでしまいます。
 以前は、教科書に絵本のさし絵をそのまま使っていたように思います。18年ほど前から、李 立祥(リー リーシアン)さんの絵が使われるようになりました。以前の絵本のさし絵が赤色を基調とした色合いだったのに対して、ガラッとイメージが変わりました。物語文に添える絵だけで、印象がずいぶんと変わるものです。(写真上)
 3年生は、算数の時間に「間の数に注目して」という、考える力を伸ばす問題に挑戦していました。「道に沿って、12mごとに木が植えてあります。1本目から8本目まで走ると、何m走ることになりますか。」・・・単純に、12×8=96(m)と答えるのは間違いです。教科書では、図を描いて考えさせるようにしています。
 木を8本描き、その間の数を数えてみると、7つであることに気がつきます。つまり、12mの7つ分ということで、式は「12×7」となります。これは、昔から有名な「植木算」です。木の数と間の数は同じではなく、間の数が1つ少なくなることに着目しなければなりません。図で考えようというのは、そのことに気づかせるためです。(写真中)
 教科書には、もう一つの植木算が載っています。「丸い形をした池の周りに、街灯が12mごとに8本立っています。この池の周りを1周すると、何mになりますか。」・・・これも、簡単な図を描いてみると分かるはずです。先ほどの直線の問題ではなく、円になっている場合は、間の数は木の数(この問題では街灯の数)と同じになります。よって、式は「12×8」となります。3年生ながらにこういう問題で「なるほど!」と思えたら、数学への道が明るいのかもしれません。
 6年生は、社会科の時間に「地球規模の課題の解決と国際協力」の学習をしています。いよいよ小学校での社会科の最後の単元です。世界の平和や環境を守る取り組みを通じて、日本の人々がどのように関わっているのかを調べていきます。1組では、国際連合の組織とその役割り、さらには国連の良さ・強みについて、グループで話し合い活動を行っていました。(写真下)
 国際連合は、国際平和と安全の維持をおもな目的とした平和機構で、世界の平和と安全を維持することが主たる目的になっています。しかし、毎年6年生の社会科で指導していながら、この学習がなんとも虚しい学びに感じるようになりました。1年前に始まった戦争は、今もって収束する気配がありません。この1年間、世界中のだれもが「国連は何のためにあるのか」と疑問に思ったはずです。
 国際連合は、第二次世界大戦を防ぐことができなかった国際連盟の反省を踏まえて、当時の連合国が中心となって設立されました。今回の戦争を止められなかったことをさらに反省し、国連に変わる新たな組織が必要になるのかもしれません。

3月6日(月) その2

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 全校朝会でも話しましたが、学年末のまとめの時期になりました。先週、6年生の教室で「キャリアパスポート」の年間の振り返りカードのことをお伝えしました。1年1組では、そのカードに担任からの言葉が記入され、今日持ち帰るように学級指導をしていました。(保護者からの欄を記入して、学校にまた持たせてください。)
 1年生は、4月に初めて鉛筆を持った時に、まず自分の名前をカードに書かせました。担任の先生は、今までそのカードを大切に保管しておいてありました。2組では、各自にカードを返し、「今の自分の字」で3月の欄に名前を書かせました。4月に書いた自分の字と比較することで、成長した自身の姿を感じ取らせるためです。(1組は、先週行いました。)
 その後、教室内を回って、友達のカードをみんなで見合いました。入学当初の字と比べて、大きく伸び伸びとした文字が書けていたり、濃くはっきりと書けていたりと、その違いは一目瞭然でした。
 また、4月はひらがなを間違えて書いていた子がたくさんいたことにも気づきました。「ろ」や「う」の字が、左右逆の「鏡文字」になっていた子がいました。幼稚園や保育園から小学校に入ってきたばかりの頃は、文字のとらえ方がまだ発達していなかったわけです。また、中には3月に書くべき名前の欄に、自分の名前を書いてしまった子もいました。「先生のお話をよく聞いて行動する」ということに関しても、この一年間の成長は大きなものであったことが分かります。(写真上)
 6年生は、理科の時間にMESH(メッシュ)という教材を使ったプログラミング学習に取り組んでいます。2年前から始まった新学習指導要領では、6年生の理科「私たちの生活と電気」の単元において、プログラミング教材を使った学習を行うことが必修になりました。ちなみに、「プログラミング教育」とよく言われますが、そのための新たな教科ができたわけではありません。それぞれの教科の中で、プログラミング的思考を取り入れた指導内容が含まれていると考えてください。
 学校で購入しているプログラミング教材は、人感センサーや明るさを感知するセンサーなどの機能を持った「メッシュブロック」です。これを子ども達のタブレットにアプリでつなげて連動させていきます。こんな便利な装置があったらいいなと考えたことをタブレット上で配線し、実際に指令を与えて正しく機能するかを確かめていきます。「人が近づいたら音が鳴る」とか「人がいなくなったら電気が消える」など、実際に店の入口のチャイムや夜間ライトなどに使われている機能を考えさせることができます。(写真中)
 今日から、体育館を使った卒業式の練習が始まりました。1校時は、6年生の練習でした。卒業式に向けた心構えや入退場の練習を行っていました。また、3,4校時は、5年生の練習時間でした。今日は、卒業式の入退場の音楽を中心に練習をしていました。
 卒業生の入場と退場は、旭町小は5年生の生演奏で行います。入場は「威風堂々」、退場は「蛍の光」です。3学期に入り、音楽の時間に楽器の練習をしてきました。学年全員で合わせるのは、今日が初めてのようでした。どちらの曲も、卒業生が全員通り過ぎるまで繰り返すことになります。どこで音楽を終わりにするかは、指揮をする先生が合図を出します。よって、常に指揮者を見ながらリピートしていくようにしなければなりません。(写真下)
 今年度は、久し振りに5,6年生による「呼びかけと歌」が入る卒業式になります。(4年振りになるでしょうか…)今後は、6年生の証書授与、そして5,6年生の呼びかけや歌の練習にも力を入れていきます。

3月6日(月) その1

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 全校朝会は、小雨が残っていたため、meetを使ったオンラインで行いました。
 今日は、学期末や学年末に差しかかったこともあり、「学習のまとめをがんばろう」というテーマで話をしました。
・・・3月に入り、一気に暖かくなってきました。先週火曜日に、全校で6年生の卒業をお祝いする「6年生を送る会」がありました。どの学年も、直接6年生に向かって練習してきた出し物を行い、感謝の気持ちを伝えることができました。きっと、6年生一人一人の心の中に、それぞれの学年のみなさんの温かな気持ちがしっかりと残ったことでしょう。また、第二部のたてわり班の教室での会も、思い出に残る取り組みになりました。5年生がきちんと司会をしたり、色紙のプレゼントを渡したりしていました。相手のことを思って何かをしてあげるということは、相手にとってもうれしいことであり、する側にとっても気持ちの良いものです。
 さて、3月は、3学期のまとめの時期であるとともに、1年間の学習のまとめの時期でもあります。学校での勉強のほとんどは、繰り返し行うことで身についていきます。例えば漢字練習では、新しい漢字が出てきたら、必ず何度か繰り返し書いて覚えるようにしているはずです。また、2年生は、2学期にかけ算九九を覚えました。覚えるために何度繰り返し九九を唱えたことでしょう。3年生は、算数でコンパスを初めて使った時のことを覚えていますか? 最初はなかなかきれいな円を描くことができませんでした。何度も繰り返して使っているうちに上手に描けるようになったはずです。なわとびも、たくさん練習していろいろな技ができるようになりました。どんな学習でも、1回で上手にできるようになることはまずありません。繰り返し、繰り返し行うことの連続が、勉強の基本であると言えるのです。
 一方、せっかくできるようになっても、また忘れてしまう、できなくなってしまうことがあるのも勉強にはつきものです。新しい漢字を覚えたのに、しばらく経ってから忘れてしまったということは、誰にでもあることです。校長先生も、最近あまり使っていない漢字が出てこなくて、調べることがしょっちゅうあります。3年生になって、あれほど必死で覚えた九九がスラスラ言えなくなった、4年生で都道府県を全部覚えたのに、高学年になって忘れてしまった・・・そういう時は、もう一度学習して覚えればよいのです。一度身についたものを忘れてしまっても、もう一度きちんと学習すれば、すぐに覚え直すことができます。学期末のまとめや学年末のまとめは、そういう一度忘れてしまったものを取り戻すためにも行われているのです。
 今週から、まとめのワークテストや復習プリントを行う機会が多くなります。1学期や2学期に学習した内容は、時間が経ったので忘れてしまったところがあるかもしれません。テストが返ってきたら、どこができていなかったのかを確認して、もう一度正しく勉強し直すことが大切です。テストは、100点をとるために行っているのではありません。自分の間違いに気づき、勉強をし直す場所を見つけるためにあると考えましょう。どんな点数を取ったとしても、きちんと自分の間違いに気づき、正しく答えを直して理解できたとしたら、満点のテストと同じ価値があります。・・・
 今日も表彰を行いました。区の連合書写展から、さらに東京都の書写展に選出された3年生の児童への表彰です。筆の使い方や文字のバランスのすばらしい作品です。お手本をよく見て、一筆ずつていねいに書いたそうです。(写真)

3月3日(金)

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 3月に入り、1年間の学習のまとめの時期になりました。それと同時に、各教室では、キャリアパスポートへの記入が始まっています。
 キャリアパスポートは、キャリア教育に関わる活動について記入した記録を保管するポートフォリオのことです。例えば、小学校低学年において、「1学期にがんばったこと」や「やってみたいこと」、「大きくなったらなりたいもの」などを記入して、ファイルに残していきます。それを次の学年に渡し、小学校から中学校、最終的には高等学校までキャリアパスポートが引き継がれていきます。小学校から高等学校まで継続して使うことで、振り返りと将来の見通しという「キャリア形成」につなげていきます。
 6年生は、今回が小学校最後のキャリアパスポートへの記入になりました。1組では、この一年間を振り返り、学習面や生活面での自身の取り組みについての評価を記入していました。今後は、担任の先生が児童への励ましの言葉を書き込み、各家庭に持ち帰らせます。保護者の方からの欄がありますので、せひご家庭からも今年度を振り返り、成長を認めた言葉を記入するようにお願いいたします。
 このキャリアパスポートは、全国全ての学校で3年前から始まりました。6年生は、4年生の時からの記録をファイルに綴じてあります。4年生の頃に書いた記録を読み直して、しみじみと過去の自分を振り返っている子がいました。高等学校までこのキャリアパスポートが続くと、各自に配布されるたびにそういう気持ちになることでしょう。(写真上)
 2年生の音楽の時間に、「ゆかいな時計」という曲の鑑賞教材が扱われていました。教科書には、「どんな音やリズムが聞こえてくるかな」というタイトルとともに、次のような文章が書かれています。「時計さんは、いつも休まずに動いています。でも、あれれ? 今日は時計さん、どうしたのかな?」・・・時計は、一定のリズムでカチカチ…という音で秒針が動いていくものです。しかし、この曲で表されている時計は、ちょっと違った感じなのです。それで「ゆかいな」と名付けられています。
 この曲を作ったのは、アメリカの作曲家のアンダーソンです。通常は、「シンコペーテッドクロック」という題名で親しまれている曲です。「シンコペート」とは、音楽用語で切分法とも言われ、リズムや拍をずらした手法で、意外感やメリハリのついた音楽になります。正確に一定のリズムを刻むはずの時計の音をシンコペートで表現することによって、独特の楽しさを生み出しています。
 この曲で活躍しているのがウッドブロックです。木製の打楽器で、音楽室にあるものを子ども達に見せながら説明していました。また、DVDでオーケストラの演奏の中にも何度かアップで登場していました。このウッドブロックの音に合わせて手拍子をさせると、ところどころで時計の音がずれていることに気がつきます。(写真中)
 今日は、ひな祭りの日です。昨日、旭町小にお雛様がないことを書きましたが、1年1組の教室で発見しました。先生の席の後ろに、すてきなお雛様の絵が飾ってありました。よく見ると、ひな壇に並んでいるのは全てかわいらしい動物で、色紙を切り取って作られた作品でした。(写真下)
 聞いてみると、毎月それぞれの季節に合った、いろいろな絵に取り替えて飾っているそうです。他の月の絵も見せてもらいましたが、どれもかわいらしい動物の貼り絵でした。
 教室内に様々な掲示物を用意するというのは、とても大切なことです。よく低学年の教室には、1年間の出来事を短冊状に掲示してあったり、全員の誕生日をレイアウトした掲示物があったりします。教室内がとても温かな感じがするとともに、きっと子ども達の気持ちを穏やかにする効果があるのだろうなと思います。
 一方、2年2組の教室には、ロードヒポキシス(和名「アッツザクラ」)が飾ってありました。小さな鉢花ですが、教室内に花があるというのも、子ども達の心の安定につながっているはずです。

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