11月12日(土)5年1組では、先週刈り取った稲を使い、脱穀ともみすりの学習を行っていました。5月にバケツを使って田植えをし、バケツ稲として育ててきました。稲の品種は、「コシヒカリ」です。いよいよ植え付けた苗からコシヒカリのお米が収穫できる時がやって来ました。 乾燥させた稲の穂先から籾(もみ)を落とす作業が脱穀です。今は全てコンバインで行っていますが、5年生の子ども達には手作業で体験をさせていきます。脱穀の作業をするために、いろいろな方法で試していました。まず、牛乳パックを使う方法です。牛乳パックの口の中に、稲のもみの部分を入れます。牛乳パックの口を閉じて手で押さえ、もう片方の手で稲の茎を引っ張ります。種もみが稲から外れて、牛乳パックの底に落ちていきます。もみが飛び散る心配がなく、一番手っ取り早い方法のようでした。 他にも、割りばしを家から用意してきた子がいました。割りばしを少し広げて、稲の穂の根元の部分を開いたすき間に差し込みます。そのまま茎を引っ張ると、もみが外れて下に落ちます。同じように、くしを用意してきてもみを外していた子もいました。(写真上) 農家の人は、機械化される前までは、「千歯扱き」(せんばこき)という道具を使っていました。江戸時代に発明された画期的な農具でした。鉄の歯の隙間に稲の穂先を入れて、引き抜くともみだけが落ちる仕組みです。(石神井ふるさと文化館に展示されています。) ここまでで、各自が収穫できた稲籾は、軽く一握り程度でした。次に、もみ殻を外して玄米にする「もみすり」にも挑戦していきました。学校には、小さなすり鉢を児童数分用意してあります。そこに稲籾を入れて、野球ボールでゴリゴリと擦っていきます。しばらくすると、すり鉢の中で玄米ともみ殻が分離します。ようやく玄米になった米粒をつまみ、大切そうにビニール袋に集めていました。 実際は、さらに玄米を白米にするための「精米」の作業があるわけですから、手作業で行うのがいかに大変であるのかが分かります。普段食べているご飯の一粒一粒は、人々の苦労の蓄積でできていることが分かったのではないでしょうか。 1年生の教室では、図工の授業が行われていました。「カラフルカメレオン」という絵の具の道具を使った学習でした。1年生は、1学期の終わりに初めて絵の具の道具を使いました。2学期にも図工の授業で絵の具を使い、道具の準備の仕方にだいぶ慣れてきたところです。 カメレオンが描かれている画用紙の仕切られた部分を、絵の具でていねいに色をぬっていきました。絵の具は、筆に含ませる水加減で濃さが違ってきます。少しずつ水をつける量を調節しながら、慎重に色ぬりをしていきました。また、隣の部屋の色と混ざり合わないように、乾くまで離れたところをぬるようにもしました。とってもカラフルなカメレオンになりました。(写真中) 6年生は、国語の時間に「鳥獣戯画を読む」という説明文の学習をしています。2校時に1組では、この説明文の段落ごとの要旨をまとめ、全体の構成について考えさせていました。 鳥獣戯画とは、サルやウサギ、カエルなどの動物が擬人化して描かれた絵巻物で、日本最古の漫画である言われています。平安時代末期から鎌倉時代にかけて描かれました。 ところで、この説明文は、4年前に82歳で亡くなったジブリの高畑 勲 監督によって書かれた文章です。「風の谷のナウシカ」や「火垂るの墓」など、子ども達にもなじみのある作品に深く関わった人であることを知ると、この説明文に興味がわくものです。(写真下) 高畑さんは、鳥獣戯画の魅力について、説得力のある文章で書いています。「十二世紀という大昔に、まるで漫画やアニメのような、こんなに楽しく、とびきりモダンな絵巻物が生み出されたとは、なんとすてきでおどろくべきことだろう」と書いてあり、「『鳥獣戯画』は、だから国宝であるだけでなく、人類の宝なのだ。」と表現しています。 11月11日(金)先週火曜日から読書旬間が始まり、光が丘図書館の支援をいただき、各学年にブックトークや読み聞かせ、本の探検ラリーなどを実施しています。先週お伝えした「おはなしコンチェルト たんぽぽの会」の取り組みも含めて、この2週間でこれでもかというほど本の世界を子ども達に提供してきています。旭町小の子ども達のためにという思いで活動してくださっている方々に、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。 さて、今日の読み聞かせも、各学年にふさわしい本を選定して行われている様子が見られました。2年2組では、「干したから」という「ふしぎびっくり写真絵本」のシリーズを取り上げていました。私たちの食卓には、干して作った食べ物がたくさんあります。フルーツやかつお節、そして米や麦も保存食として干して作られています。写真を見せながら行うブックトークとして、子ども達に紹介していました。 また、1年1組では、「こんとあき」(林 明子 作)の読み聞かせを行っていました。この絵本を見たのは何年振りのことでしょう。昔、自分の子どもに読み聞かせをしてあげた記憶があります。こんは、あきのおばあちゃんが作ったキツネのぬいぐるみです。あきが成長するにつれて、こんは古びて、腕がほころびてきました。あきはこんを治してもらうために、こんと一緒におばあちゃんの家に向かいます。小さい女の子とぬいぐるみの二人旅なので、ハプニングだらけです。最大のピンチは、砂丘で起こりました。犬に連れられて行ったこんを、あきは必死で探します。…最後はおばあちゃんのところに行くことができてホッとしますが、ページをめくるたびにハラハラドキドキさせられます。改めて、すばらしい絵本だなと思いました。(写真上) 3年生は、算数の時間に「重さをはかって表そう」という学習を行っています。重さの単位と測定について学ぶ単元です。3年生で初めて重さの単位を習い、gやkg、t(トン)まで学習します。 今日は、実際にはかりを使って、いろいろな重さを測定する学習をしていました。はかりの針が示す重さを読み取ることが、この単元で一番難しいところになります。それは、はかりの種類によって目盛りが違い、ひと目盛りが何gを表すのかを考えなければならないからです。 子ども達は、グループごとにはかりを使って、いろいろなものの重さを量っていました。長さの単位を習った時におおよその感覚を身につけたように、重さの感覚も習得させることが大切です。手に持って、だいたい何gかの見当がつくようにさせたいものです。(写真中) ところで、身近なところにあるはかりは、ほとんどがデジタル式に替わってしまいました。保健室に昔あった体重計も、今はデジタル式です。肉屋さんでもアナログのはかりは見られなくなってきています。今後、教科書にどの様に扱われていくのでしょうか。 6年生は、家庭科の学習で「まかせてね今日の食事」という学習をしています。今までの家庭科での学習を生かして、バランスの取れた1食分の献立を考える学習です。 献立を考える時は、主食、主菜、副菜、汁物の組み合わせとともに、栄養のバランスを整えることが大切になります。様々な食品の栄養素や調理の仕方などをしっかり学習したうえで、家族が喜びそうな1食分の献立を考えていきます。そして、調理実習へと結び付けていく予定です。(写真下) 5年生の下田移動教室では、3食を子ども達と一緒に食べて過ごしました。かなり偏食の強い子が何名かいることに気がつきました。ご飯とスープしか食べられず、野菜もおかずもほとんど残していた子がいました。家庭科の学習も大切ですが、その前に家庭での取り組みもがんばってもらいたいところです。 4年生 防災訓練4年生は国語科の学習で「もしものときにそなえよう」、さらに特別活動として「災害について考えよう」「自然災害がおきたら」の学習を行います。その一貫として、煙体験、起震車体験、防災井戸と仮説トイレの体験を行いました。 煙体験では、身体に無害な煙を充満させたハウスの中を通り抜けました。中に入ると煙によって前がよく見えません。しかし、姿勢を低くしてみると、わずかに出口の光が見えるようになりました。消防署の方から、実際に火事のときにも姿勢を低くすること、熱で溶けたものが落ちている可能性があるため床を手で触らないことなど、大切なことを教えていただきました。 起震車体験では、震度6弱の揺れを体験しました。立っていられない大きな揺れにどう対応するか、どう身体を守るか、考えて行動することを学びました。机の脚をしっかり握っているつもりでも、大きく身体が揺さぶられ、その場にいることすら難しい揺れでした。実際に大きな地震に遭遇したら、すぐさま判断しなくてはいけない深刻さが感じられたようです。一人もふざける子はおらず、どの子も真剣に体験することができました。 防災井戸・仮設トイレの体験では、実際に防災井戸からどんな水が出るのかを見ることができました。透明できれいに見える水でした。けれど、災害用としては飲み水ではなく、掃除に使ったり、トイレを流すことに使ったりするそうです。被災地では衛生面が問題になります。そのために、使える水やトイレを備えていることを学びました。 45分の間に様々な体験をし、災害について改めて考える時間になりました。一人一人が命を守る行動がとれるように、今日の学びを生かしてほしいと思います。 11月11日の給食棒餃子 広東スープ 牛乳 一口メモ キムチは韓国の漬物ですが、日本でも親しまれている食べ物です。今では漬物売り場には、たくさんの種類のキムチが並んでいます。 韓国の人は、1日に約300gのキムチを食べているそうです。本場の韓国では、白菜キムチ以外にもたくさんの種類があります。水キムチのように、漬け汁をスープとしていただくタイプのキムチもあります。 キムチは辛いというイメージがありますが、発酵によってうまれる独特の風味やうま味があります。そのまま食べるだけでなく、今日のようにチャーハンやスープなどの料理の材料として使ってもおいしく食べられます。 児童集会(シルエットクイズ)シルエットの作成にあたっては、何度も何度も描き直し、シルエットだけで何の絵か伝わるように試行錯誤してきました。本番では、答えを考える時間をたっぷりととること、大きな声でゆっくりはっきり話すこと、などを意識しました。集会後の反省会では、次の児童集会にいかすことのできる前向きな反省が挙がりました。 次回の集会は年内最後になります。今回挙がった反省をいかし、全校児童がより楽しめる集会を作り上げていけるように指導していきます。 ブックトーク(6年生)
11月10日(木)、光が丘図書館の方に来ていただき、本の読み聞かせや紹介がありました。
6年生なので、絵本に触れる機会は少ないですが、読み聞かせには興味津々でした。また、本に載っている雑学を問題形式にして出題してくださいました。心臓の拍動がはやい動物の方が短命なことや、かたつむりの移動の仕方など、たくさんのことを教えていただきました。 改めて本の魅力を感じることができた時間になりました。これからもたくさんの本に触れて、人生を豊かにしていってほしいと思います。 11月10日(木)はるか昔のことになりますが、かけ算九九を最初にどの段から覚えたでしょうか? 簡単な1の段か2の段から習った…と考えがちですが、たいていどこの学校でも、5の段から指導しています。5の段の次は2の段で、その後3,4,6,7,8,9,1の段と続きます。2年1組の教室から、5の段の九九を唱える声が元気よく聞こえてきました。(写真上) では、なぜ5の段を最初に覚えさせるのでしょうか。かけ算九九が覚えやすく、かけ算の規則性が見えやすいこと。さらに、かけ算九九が言いやすいというのも5の段が一番適している理由のようです。確かに、5の段の答えは一の位が0か5で、2年生にとって分かりやすいはずです。時計も5分、10分、15分と、5の倍数で考えることが多いです。 この後の2の段、3の段までは順調に進むものの、4,6,7…辺りから難易度が上がってきます。全国的に昔から九九の誤りが最も多いのは、7の段と言われています。(次に8の段、9の段、6の段と続きます。)7の段が覚えにくいのは、7を「しち」と発音するため、唱えづらいためです。言いづらいものは覚えにくいということなのでしょう。 九九の暗唱は誰もが通ってきた道です。そして、学校での時間だけでは、とうてい覚えられません。家庭での協力が必要です。苦労して覚えた九九は、きっと3年生以降での算数に大きく影響していくはずです。 図工室では、2年2組がカッターナイフを使った授業を行っていました。小学校の図工の授業では、2年生でカッターナイフの使い方を学ぶことになっています。今日は、カッターナイフの扱い方について指導を受けた後、実際に黒い色画用紙を切る「試し切り」に挑戦していました。(写真中) 今回初めてカッターナイフを使う子が多かったようです。どの子も緊張した様子で取り組んでいました。カッターナイフは、使い方を間違えれば大きなけがにつながります。まずはそのことを最初に伝え、真剣に使い方を習得していきました。(けがの防止のために、軍手をつけて行いました。) 毎年見られることですが、「全然切れない…」と言っている子のところに行ってみると、カッターの刃が逆を向いている場合があります。刃の背で切ろうとしているのですから、切れるはずがありません。また、画用紙と刃の角度が大きいと、紙がささくれ立ってきれいに切れません。こういうことも、カッターナイフを使いながら徐々に覚えていくことになります。使い方に慣れ、上手に扱えるようになると、気持ちの良いきれいな直線や曲線で紙をくり抜き、窓を作ることができます。次回は、カッターナイフを使った作品づくりにも挑戦していきます。 1年生は、算数の時間に「ひきざん」の学習をしています。先月は、繰り上がりのあるたし算の学習を行いました。今回のひき算は、11〜18の数から1位数をひく繰り下がりのあるひき算の学習です。 たし算の時と同様に、最初は算数ブロックを操作しながら計算の仕方に結びつけていきます。1組では、「17−8」の計算を行っていました。「わける」、「ひく」、「あわせる」の3段階で計算をさせます。まず、17を10と7に分けます。(たし算の時のさくらんぼ計算と同様に、式の下に書かせます。)10から8をひいて「2」、2と7を合わせて答えは「9」となります。(写真下) このようなひき算の方法を「減加法」と言います。(ひいてからたすので、「減加法」です。)一方、「8−7=1 10−1=9」という考え方もあります。初めに端数の方との差を求めてから、その数を10からひくやり方です。これを「減減法」と呼んでいます。1年生には減加法が分かりやすいのでそちらを先に指導していますが、減減法で計算をしても構いません。 11月10日の給食おでん ひじきのさっぱり和え 柿 牛乳 一口メモ おでんは、寒くなってくると恋しくなる料理の一つです。各ご家庭では、おでんにどんな具材が入っていますか? 今日は、大根、昆布、こんにゃく、ちくわぶ、つみれ、さつま揚げ、生揚げ、ちくわ、じゃがいも、にんじんの10種類の具材を使って作りました。 おでんは、地域によって違いがあるそうです。味噌で煮込むおでんや、具材を串にさしてあるおでん、食べる時に青のりをかけるおでん、あるいはその地域の特産品を具材に入れたりと、各地に独自のおでんが存在します。全国のご当地おでんについて調べてみるとおもしろいと思います。 本の探検ラリー(3年1組)1組は2時間目に行いましたが、朝から子供達はわくわくした様子でした。 本の探検カードを持って、3つの受付に行き、本の内容をしっかりと読みながら問題を解いていく・・・読書が好きな子はもちろんのこと、普段はあまり読書が好きではない子も、本に親しみ楽しんでいる様子が見られました。 様々なジャンルの本を読みながら、時に困ったことや、読み飛ばしてしまって伝わらないところなどはスタッフの方に聞き、問題に一生懸命取り組みました。そして最後は、学級全員が「認定証」シールをもらうことができました。 終わった後も「楽しかった!もう終わっちゃうの?」と言う声が聞こえてきました。子供達にとっても、担任にとっても実りのある時間でした。協力してくださった保護者の方々、光が丘図書館の方、本当にありがとうございました。 本のたんけんラリー(3年2組)光が丘図書館の司書の方と保護者のボランティアの方の協力で、子ども達が数多くの本に触れ合うことができました。 やさしい問題、普通の問題、難しい問題と個人個人が選び、本を探します。そして、カードの問題に答えて、素敵なスタンプをもらいました。一冊目はなかなか質問の答えを見つけることが難しかった子ども達も、2回目からは慣れたようで、どんどん本と答えを見つけられるようになりました。3つのスタンプをもらって、クラス全員が認定証を受け取ることができました。 45分間がとても短く感じられたようで、もっとクイズをしたいという表情の子ども達でした。 5年生 下田移動教室3日目 その3まず、博物館の学芸員の方からのガイダンスがありました。博物館に展示してあるものや、見学の見どころなどを説明していただきました。その後、外の芝生広場でお弁当を食べました。移動教室最後の食事をおいしくいただきました。 見学時間を40分ほどとり、班ごとに館内を自由に回りました。ガイダンスで話に出てきた巨大隕石の展示や、アンモナイトの化石、様々な恐竜の展示など、どれも子ども達の興味を引くものばかりでした。 帰りも、圏央道〜関越道を迂回するルートで学校に向かいました。バスは、予定通りに学校に到着しました。校庭にバスが入ったとたん、子ども達から「久しぶりの学校だ…」、「懐かしい〜」という声が聞こえてきました。バスの中では「あと何泊もしたかった。」と話していた子も、きっと迎えに来た家の人を見てホッとしたのではないかと思います。 たくさんのお迎えの方々に見守られ、校庭で帰校式を行いました。最後の最後まで、5年生の子ども達の態度が立派でした。この3日間の体験は、きっと今後5年生が成長するきっかけとなることでしょう。 11月9日の給食牛乳 かぼちゃのみそ汁 一口メモ 今日はかぼちゃがたっぷり入ったみそ汁を作りました。 かぼちゃには日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ペポかぼちゃの3種類がありますが、ほくほくして甘みの強い西洋かぼちゃが一番多く食べられています。今日のみそ汁で使ったかぼちゃも西洋かぼちゃです。ペポかぼちゃはズッキーニやハロウィンの時に使われる種類のかぼちゃです。 かぼちゃの栄養価の高さは野菜の中でもトップクラスで、風邪の予防やウイルスに負けない体を作るのに役立ちます。冬至にかぼちゃを食べる習慣があるので、冬野菜のイメージがありますが、実は夏に収穫される夏野菜です。かぼちゃは切らなければ長期保存ができるので、昔の人はかぼちゃを夏に収穫し緑黄色野菜の少ない冬場に備えていました。 5年生 下田移動教室3日目 その2市場の案内も、ベルデの職員の方に行っていただきました。残念ながら、すでに魚の水揚げやセリが終わったところでした。日によっては、たくんのキンメダイが漁船から運ばれていく様子を見ることができます。 港に泊まっていた漁船やフェリーの姿を見ながら、水産業の盛んな街の様子を感じ取ることができました。新鮮な魚を運ぶためには、大量の氷が必要になります。市場の隣にある製氷工場にも寄りました。魚を積んだトラックの荷台に氷を入れるホースが設置されていました。 バスに乗り、伊豆半島の東伊豆道路を北に向かっていきます。 5年生 下田移動教室3日目 その1朝会では、自分が以前勤めていた下田学園の話をしました。ベルデから少し下ったところにあった練馬区の健康学園です。3年生から6年生までの子ども達が、寮生活をしながら肥満や喘息、偏食・虚弱の解消のために、区内の学校から集まってきていました。 きっと、5年生の子ども達の中には、この2泊3日でさえ「早く家に帰りたい」と思ったことでしょう。当時の下田学園の子ども達は、時々中間帰京はするものの、一年間のほとんどを親元を離れたこの下田の地で生活していました。 今朝は、6時の起床からやることがたくさんありました。布団をもとのようにたたんだり、シーツや枕カバーを外して集めたりしました。2人組でシーツをたたむときれいにできることを伝えると、みんな一生懸命にやり始めました。普段家でやっていないことを経験させるのも、宿泊学習の大切な学びの一つです。 バスに荷物を積み、玄関前で閉校式を行いました。3日間お世話になったことへの感謝の気持ちをしっかり伝えることができました。今後、ベルデの建物がなくなってしまったとしても、子ども達の心の中には素晴らしい思い出が残ってくことでしょう。最後に、ベルデの建物に向かって「ありがとうございました」とあいさつをしてバスに乗り込みました。 5年生 下田移動教室2日目 その5真っ暗な屋上に行くと、すでに東の空の満月が半分ほど欠けていました。20分以上観測していましたが、じわじわと月食が進んでいく様子を見ることができました。7時10分過ぎには、月がぼんやりとオレンジ色に見えるようになり、地球の影に入ったことが分かりました。 空の暗闇に目が慣れてくると、一気に星がたくさん見えるようになります。東京の空と違い、吸い込まれるようにたくさん見える星の多さに、みんな感激していました。 その後、食堂に戻り「3Dメモリースタンド作り」に取り組みました。ベルデの職員の方々に指導していただき、下田の思い出の作品に挑戦しました。 3Dメモリースタンドは、小さな板に海の生き物をデザインし、紙粘土で立体的に仕上げていく作品です。貝殻やシーグラスも使い、ホットボンドでつけていきます。最後にニスを塗って完成です。みんな夢中になって作っていました。 5年生 下田移動教室2日目 その3キーホルダーやお菓子など、海の生き物にちなんだ様々なおみやげが並んでいて、みんなどれを買おうかと迷っていました。また、おこづかいの金額で買えるようにと、一生懸命計算をしながら売り場を行ったり来たりしていました。 家族用にお菓子の箱に手を伸ばす子もいましたが、なんといっても人気だったのがぬいぐるみです。魚やアザラシ、ペンギンなど、値段を確認しながら手に取っていました。男の子も、多くの子が大切そうにぬいぐるみを抱えてレジに向かっていました。 次に、バックヤード見学に行きました。3つのグループに分かれて、普段は見ることができない水族館の裏側を見せてもらいました。イルカやアシカのショーが毎日あるので、それらの動物のための餌を用意しているところを見せてもらいました。サバやアジ、イカなど、1日に160kgも用意するそうです。たくさんのスタッフで準備をしていました。また、キンメダイの水槽の裏側にも案内をしてもらいました。キンメダイは、200mの深海に住む魚です。水温を常に15度に保ち、暗い水の状態を維持して展示しているそうです。 お弁当を食べた後は、イルカのショーやアシカのショーをみんなで見ました。イルカが豪快にジャンプをするところを間近で見たり、アシカのかわいらしいしぐさに拍手を送ったりしました。 5年生 下田移動教室2日目 その2堤防での釣りは、潮の関係で今日は難しいだろうという話でした。確かに魚影は少し見えましたが、なかなか浮きに反応がありませんでした。それでも各クラスとも、何人か魚を釣った子がいました。 一方の釣り堀は、必ず全員が釣れるようにしてもらえる場所です。大量に魚がいる生けすにコマセをまき、次々と竿にあたりがありました。魚の力強い引きに、釣り上げるのに苦労していた子がほとんどでした。また、目の前で暴れる魚を怖がって、どうしてよいか戸惑っていた子も見られました。釣りをするのが初めてという子も、実際に竿を手にして体験することで、その楽しさを感じ取ることがでたようです。 下田移動教室は、来週までのあと2校で最後となり、長い歴史を閉じます。その2校は釣り体験を入れていないとのことで、今日の旭町小がこの釣り堀を利用する最後の学校となりました。練馬区で管理してきたこの釣り堀は、32年前から実施してきたそうです。指導員の方も、長年教えてきた釣り体験について、感慨深い思いで話されていました。 本の探検ラリー4年1組本の探検ラリーは受け付けで問題用紙を選ぶところから始まります。問題用紙には、本の題名とその本のお話にまつわる問題が書かれています。さぁ、本との出会いが始まります!その題名の本を探し、物語を読んで、答えを探しながら冒険します。答えが分かったら受け付けにもどり、答えを告げます。正解したら、持っているスタンプカードにスタンプを1つ押して、次の問題を選びます。この経験は、いつもは自分では選ばないような本を手にとることにもつながります。また、いつもとちがった形で本を楽しむことができます。 本を読む子供たちの表情は真剣そのものでした。けれど、答えがわかるとにっこり。たくさん挑戦するのもいいし、じっくり読んでもいい。子供たち一人一人がそれぞれのペースで本の探検ラリーを楽しむことができました。 お手伝いに来てくださった保護者のみなさま、ありがとうございました。 11月8日の給食牛乳 ししゃもの青のり焼き ごぼうと大豆の甘辛揚げ 根菜たっぷりみそ汁 一口メモ 11月8日は「118」が「いい歯」の語呂合わせで「いい歯の日」とされています。今日はいい歯の日にちなんで、よく噛んで食べられる献立です。 五穀かみかみご飯は普通のお米にもち米、黒米、赤米、きびを混ぜて炊きました。もちもちとした食感で歯ごたえのある雑穀が入っているので、よく噛んで食べることができます。 ごぼうと大豆の甘辛揚げは、片栗粉をまぶしたごぼうと大豆をカリカリになるまで揚げ油でじっくりと揚げ、醤油と砂糖で作ったタレに絡めました。スナック感覚で美味しくよく噛んで食べることができるメニューです。 本の探検ラリー 4年2組たくさんの本の中から、指定された1冊を手に取って問題に答えます。 様々な本に触れるいい機会となり、どの子ども達も集中して読んでいました。 問題に正解するとスタンプを押せて、3つ集めると「本の探検家認定証シール」がもらえます。シールはどんなに正解しても1枚しかもらえません。しかし、シールをもらっても、その後も黙々と本を読んでいて感心ました。 光が丘図書館の職員の方々と保護者の皆様のご協力を得て、とても充実した活動になりました。読書旬間の折り返し地点となりましたが、子ども達の本への親しみがより一層深まったように感じた1日でした。 |
|