3月7日(火)この物語には、「馬頭琴」という楽器の起源が描かれています。馬頭琴とは、2本の弦で音を奏でる楽器で、二胡とも呼ばれています。楽器の一番上の部分が馬の形になっているのが名前の由来です。モンゴルでは国民的な楽器で、広く親しまれています。 馬頭琴は、その名の通り、さおの先に馬の彫刻が彫られています。また、弓は馬のしっぽの毛を束ねて作られていて、「草原のチェロ」とも例えられています。二千年以上の歴史があり、モンゴルでは馬頭琴を弾くと、その家に幸福が訪れると言われています。 2年1組では、物語の後半の場面を学習していました。逃げ出した白馬めがけて家来たちが弓矢を放ち、体に何本もの弓矢が射られた状態でスーホの家まで帰ってきた場面です。白馬は、スーホに抱きしめられながら、死んでしまいます。 以前は、教科書に絵本のさし絵をそのまま使っていたように思います。18年ほど前から、李 立祥(リー リーシアン)さんの絵が使われるようになりました。以前の絵本のさし絵が赤色を基調とした色合いだったのに対して、ガラッとイメージが変わりました。物語文に添える絵だけで、印象がずいぶんと変わるものです。(写真上) 3年生は、算数の時間に「間の数に注目して」という、考える力を伸ばす問題に挑戦していました。「道に沿って、12mごとに木が植えてあります。1本目から8本目まで走ると、何m走ることになりますか。」・・・単純に、12×8=96(m)と答えるのは間違いです。教科書では、図を描いて考えさせるようにしています。 木を8本描き、その間の数を数えてみると、7つであることに気がつきます。つまり、12mの7つ分ということで、式は「12×7」となります。これは、昔から有名な「植木算」です。木の数と間の数は同じではなく、間の数が1つ少なくなることに着目しなければなりません。図で考えようというのは、そのことに気づかせるためです。(写真中) 教科書には、もう一つの植木算が載っています。「丸い形をした池の周りに、街灯が12mごとに8本立っています。この池の周りを1周すると、何mになりますか。」・・・これも、簡単な図を描いてみると分かるはずです。先ほどの直線の問題ではなく、円になっている場合は、間の数は木の数(この問題では街灯の数)と同じになります。よって、式は「12×8」となります。3年生ながらにこういう問題で「なるほど!」と思えたら、数学への道が明るいのかもしれません。 6年生は、社会科の時間に「地球規模の課題の解決と国際協力」の学習をしています。いよいよ小学校での社会科の最後の単元です。世界の平和や環境を守る取り組みを通じて、日本の人々がどのように関わっているのかを調べていきます。1組では、国際連合の組織とその役割り、さらには国連の良さ・強みについて、グループで話し合い活動を行っていました。(写真下) 国際連合は、国際平和と安全の維持をおもな目的とした平和機構で、世界の平和と安全を維持することが主たる目的になっています。しかし、毎年6年生の社会科で指導していながら、この学習がなんとも虚しい学びに感じるようになりました。1年前に始まった戦争は、今もって収束する気配がありません。この1年間、世界中のだれもが「国連は何のためにあるのか」と疑問に思ったはずです。 国際連合は、第二次世界大戦を防ぐことができなかった国際連盟の反省を踏まえて、当時の連合国が中心となって設立されました。今回の戦争を止められなかったことをさらに反省し、国連に変わる新たな組織が必要になるのかもしれません。 3月7日の給食擬製豆腐 ツナと大根のサラダ 具だくさん味噌汁 牛乳 一口メモ 擬製豆腐は、鶏のひき肉に、にんじん、たけのこ、インゲンのみじん切りと、つぶした豆腐、卵を混ぜて、カップに入れてからオーブンで焼きました。 昔のお坊さんは、卵のような動物性の食材を食べることが禁じられていました。そこで、豆腐の中に密かに卵を入れて、分からないようにカモフラージュして作ったので、「擬製豆腐」と言われるようになったという説があります。また、つぶして形を崩した豆腐に卵や野菜などの材料を混ぜて、もう一度豆腐のような形に作り直すことから、「本物を真似て作る」という意味で「擬製豆腐」となったとも言われています。 作るのに少し手間がかかりますが、肉や豆腐、卵、野菜がしっかり摂れる栄養満点の料理です。 3月6日(月) その21年生は、4月に初めて鉛筆を持った時に、まず自分の名前をカードに書かせました。担任の先生は、今までそのカードを大切に保管しておいてありました。2組では、各自にカードを返し、「今の自分の字」で3月の欄に名前を書かせました。4月に書いた自分の字と比較することで、成長した自身の姿を感じ取らせるためです。(1組は、先週行いました。) その後、教室内を回って、友達のカードをみんなで見合いました。入学当初の字と比べて、大きく伸び伸びとした文字が書けていたり、濃くはっきりと書けていたりと、その違いは一目瞭然でした。 また、4月はひらがなを間違えて書いていた子がたくさんいたことにも気づきました。「ろ」や「う」の字が、左右逆の「鏡文字」になっていた子がいました。幼稚園や保育園から小学校に入ってきたばかりの頃は、文字のとらえ方がまだ発達していなかったわけです。また、中には3月に書くべき名前の欄に、自分の名前を書いてしまった子もいました。「先生のお話をよく聞いて行動する」ということに関しても、この一年間の成長は大きなものであったことが分かります。(写真上) 6年生は、理科の時間にMESH(メッシュ)という教材を使ったプログラミング学習に取り組んでいます。2年前から始まった新学習指導要領では、6年生の理科「私たちの生活と電気」の単元において、プログラミング教材を使った学習を行うことが必修になりました。ちなみに、「プログラミング教育」とよく言われますが、そのための新たな教科ができたわけではありません。それぞれの教科の中で、プログラミング的思考を取り入れた指導内容が含まれていると考えてください。 学校で購入しているプログラミング教材は、人感センサーや明るさを感知するセンサーなどの機能を持った「メッシュブロック」です。これを子ども達のタブレットにアプリでつなげて連動させていきます。こんな便利な装置があったらいいなと考えたことをタブレット上で配線し、実際に指令を与えて正しく機能するかを確かめていきます。「人が近づいたら音が鳴る」とか「人がいなくなったら電気が消える」など、実際に店の入口のチャイムや夜間ライトなどに使われている機能を考えさせることができます。(写真中) 今日から、体育館を使った卒業式の練習が始まりました。1校時は、6年生の練習でした。卒業式に向けた心構えや入退場の練習を行っていました。また、3,4校時は、5年生の練習時間でした。今日は、卒業式の入退場の音楽を中心に練習をしていました。 卒業生の入場と退場は、旭町小は5年生の生演奏で行います。入場は「威風堂々」、退場は「蛍の光」です。3学期に入り、音楽の時間に楽器の練習をしてきました。学年全員で合わせるのは、今日が初めてのようでした。どちらの曲も、卒業生が全員通り過ぎるまで繰り返すことになります。どこで音楽を終わりにするかは、指揮をする先生が合図を出します。よって、常に指揮者を見ながらリピートしていくようにしなければなりません。(写真下) 今年度は、久し振りに5,6年生による「呼びかけと歌」が入る卒業式になります。(4年振りになるでしょうか…)今後は、6年生の証書授与、そして5,6年生の呼びかけや歌の練習にも力を入れていきます。 3月6日の給食パリパリサラダ オレンジ(せとか) 牛乳 一口メモ 「パリパリサラダ」は、ワンタンの皮を細く切って、油でパリパリになるように揚げています。そして、それをキャベツやにんじん、小松菜のサラダの上にのせました。食感がとても楽しいサラダになっています。 ワンタンは、スープに入れると白い雲が浮かんでいるように見えます。そのため、漢字では「雲」と「呑む」で、「雲呑(わんたん)」と書きます。 スープに入っているワンタンはツルツルとしているのに、揚げると全く違った食感になります。調理法を変えることで、いろいろと楽しめる食材です。 3月6日(月) その1今日は、学期末や学年末に差しかかったこともあり、「学習のまとめをがんばろう」というテーマで話をしました。 ・・・3月に入り、一気に暖かくなってきました。先週火曜日に、全校で6年生の卒業をお祝いする「6年生を送る会」がありました。どの学年も、直接6年生に向かって練習してきた出し物を行い、感謝の気持ちを伝えることができました。きっと、6年生一人一人の心の中に、それぞれの学年のみなさんの温かな気持ちがしっかりと残ったことでしょう。また、第二部のたてわり班の教室での会も、思い出に残る取り組みになりました。5年生がきちんと司会をしたり、色紙のプレゼントを渡したりしていました。相手のことを思って何かをしてあげるということは、相手にとってもうれしいことであり、する側にとっても気持ちの良いものです。 さて、3月は、3学期のまとめの時期であるとともに、1年間の学習のまとめの時期でもあります。学校での勉強のほとんどは、繰り返し行うことで身についていきます。例えば漢字練習では、新しい漢字が出てきたら、必ず何度か繰り返し書いて覚えるようにしているはずです。また、2年生は、2学期にかけ算九九を覚えました。覚えるために何度繰り返し九九を唱えたことでしょう。3年生は、算数でコンパスを初めて使った時のことを覚えていますか? 最初はなかなかきれいな円を描くことができませんでした。何度も繰り返して使っているうちに上手に描けるようになったはずです。なわとびも、たくさん練習していろいろな技ができるようになりました。どんな学習でも、1回で上手にできるようになることはまずありません。繰り返し、繰り返し行うことの連続が、勉強の基本であると言えるのです。 一方、せっかくできるようになっても、また忘れてしまう、できなくなってしまうことがあるのも勉強にはつきものです。新しい漢字を覚えたのに、しばらく経ってから忘れてしまったということは、誰にでもあることです。校長先生も、最近あまり使っていない漢字が出てこなくて、調べることがしょっちゅうあります。3年生になって、あれほど必死で覚えた九九がスラスラ言えなくなった、4年生で都道府県を全部覚えたのに、高学年になって忘れてしまった・・・そういう時は、もう一度学習して覚えればよいのです。一度身についたものを忘れてしまっても、もう一度きちんと学習すれば、すぐに覚え直すことができます。学期末のまとめや学年末のまとめは、そういう一度忘れてしまったものを取り戻すためにも行われているのです。 今週から、まとめのワークテストや復習プリントを行う機会が多くなります。1学期や2学期に学習した内容は、時間が経ったので忘れてしまったところがあるかもしれません。テストが返ってきたら、どこができていなかったのかを確認して、もう一度正しく勉強し直すことが大切です。テストは、100点をとるために行っているのではありません。自分の間違いに気づき、勉強をし直す場所を見つけるためにあると考えましょう。どんな点数を取ったとしても、きちんと自分の間違いに気づき、正しく答えを直して理解できたとしたら、満点のテストと同じ価値があります。・・・ 今日も表彰を行いました。区の連合書写展から、さらに東京都の書写展に選出された3年生の児童への表彰です。筆の使い方や文字のバランスのすばらしい作品です。お手本をよく見て、一筆ずつていねいに書いたそうです。(写真) 3月3日(金)キャリアパスポートは、キャリア教育に関わる活動について記入した記録を保管するポートフォリオのことです。例えば、小学校低学年において、「1学期にがんばったこと」や「やってみたいこと」、「大きくなったらなりたいもの」などを記入して、ファイルに残していきます。それを次の学年に渡し、小学校から中学校、最終的には高等学校までキャリアパスポートが引き継がれていきます。小学校から高等学校まで継続して使うことで、振り返りと将来の見通しという「キャリア形成」につなげていきます。 6年生は、今回が小学校最後のキャリアパスポートへの記入になりました。1組では、この一年間を振り返り、学習面や生活面での自身の取り組みについての評価を記入していました。今後は、担任の先生が児童への励ましの言葉を書き込み、各家庭に持ち帰らせます。保護者の方からの欄がありますので、せひご家庭からも今年度を振り返り、成長を認めた言葉を記入するようにお願いいたします。 このキャリアパスポートは、全国全ての学校で3年前から始まりました。6年生は、4年生の時からの記録をファイルに綴じてあります。4年生の頃に書いた記録を読み直して、しみじみと過去の自分を振り返っている子がいました。高等学校までこのキャリアパスポートが続くと、各自に配布されるたびにそういう気持ちになることでしょう。(写真上) 2年生の音楽の時間に、「ゆかいな時計」という曲の鑑賞教材が扱われていました。教科書には、「どんな音やリズムが聞こえてくるかな」というタイトルとともに、次のような文章が書かれています。「時計さんは、いつも休まずに動いています。でも、あれれ? 今日は時計さん、どうしたのかな?」・・・時計は、一定のリズムでカチカチ…という音で秒針が動いていくものです。しかし、この曲で表されている時計は、ちょっと違った感じなのです。それで「ゆかいな」と名付けられています。 この曲を作ったのは、アメリカの作曲家のアンダーソンです。通常は、「シンコペーテッドクロック」という題名で親しまれている曲です。「シンコペート」とは、音楽用語で切分法とも言われ、リズムや拍をずらした手法で、意外感やメリハリのついた音楽になります。正確に一定のリズムを刻むはずの時計の音をシンコペートで表現することによって、独特の楽しさを生み出しています。 この曲で活躍しているのがウッドブロックです。木製の打楽器で、音楽室にあるものを子ども達に見せながら説明していました。また、DVDでオーケストラの演奏の中にも何度かアップで登場していました。このウッドブロックの音に合わせて手拍子をさせると、ところどころで時計の音がずれていることに気がつきます。(写真中) 今日は、ひな祭りの日です。昨日、旭町小にお雛様がないことを書きましたが、1年1組の教室で発見しました。先生の席の後ろに、すてきなお雛様の絵が飾ってありました。よく見ると、ひな壇に並んでいるのは全てかわいらしい動物で、色紙を切り取って作られた作品でした。(写真下) 聞いてみると、毎月それぞれの季節に合った、いろいろな絵に取り替えて飾っているそうです。他の月の絵も見せてもらいましたが、どれもかわいらしい動物の貼り絵でした。 教室内に様々な掲示物を用意するというのは、とても大切なことです。よく低学年の教室には、1年間の出来事を短冊状に掲示してあったり、全員の誕生日をレイアウトした掲示物があったりします。教室内がとても温かな感じがするとともに、きっと子ども達の気持ちを穏やかにする効果があるのだろうなと思います。 一方、2年2組の教室には、ロードヒポキシス(和名「アッツザクラ」)が飾ってありました。小さな鉢花ですが、教室内に花があるというのも、子ども達の心の安定につながっているはずです。 中学校見学(5年生)中学校では、全て英語で話す先生の姿や集中して静かに授業を受ける中学生の姿、たくさんの問題が書かれた数学のプリントに、ハイレベルな図工や家庭科の作品など、多くの発見がありました。特に、年に4回しかないテストのためにクラスで予想問題を作ることや、職業体験のレポートには、子ども達も興味津々でした。なかには、中学校で勉強する自分の兄姉の姿を見て、刺激をもらった子もいました。 「おもしろそうな先生がいた!」 「誰もだらけずに集中して授業していてすごかった!」 「行事も楽しそうだった!」「部活も見たい!」 など、さまざまな感想が聞けました。 6年生になると、授業体験や部活動体験も計画されています。 「もうすぐで6年生になる。その先には中学校がある。」 春から6年生として頑張ろうという意識と、中学校を楽しみにする気持ちをもてた見学になりました。 3月3日 給食室より鮭のちらし寿司は、酢飯の上に鮭のフレーク、炒り卵、いんげんを彩りよく散らしました。(写真1枚目)酢飯には酢でつけたレンコンを混ぜたので、シャキッとした歯ごたえも楽しめます。3種類の具をトッピングしていくのは大変な作業でしたが、クラスでバットを開けた時に「おいしそう!」という声が聞こえてきていました。 デザートは白桃のゼリーです。白桃のジュースのゼリーに、カットした白桃を入れて固めました。白桃の味がしっかりとして、濃厚で美味しいゼリーに仕上がりました。 3月3日の給食菜の花のからし和え 野菜と豆腐のすまし汁 白桃ゼリー 牛乳 一口メモ 今日、3月3日は、女の子の健やかな成長と幸せを願ってお祝いする「ひな祭り」の日です。ひな人形や桃の花を飾り、ちらし寿司やはまぐりのすまし汁などをいただきます。 はまぐりは、対になっている貝殻でないとピッタリ合いません。そのため、将来良い相手と出会って幸せになれますようにという願いが込められ、ひな祭りの食卓にあげられています。 今日の給食は、鮭や卵、インゲンをのせた色鮮やかな鮭のちらし寿司と、かわいらしい花の形のかまぼこが入ったすまし汁、さらに白桃ゼリーです。白桃ゼリーは、白桃ジュースと白桃の缶詰を使って作りました。給食を食べながら、ひな祭りのお祝いができる献立になっています。 児童集会(2022年に流行ったもの集会)お題は集会委員が考え、スプラトゥーンや中山きんに君、ワールドカップなどを選びました。スプラトゥーンは、実際のゲームに出てくる道具の代用品を考えて、バケツや水槽に使うホース、ほうきを用いて表しました。(写真2枚目)Meetで見ている学級でも、相当盛り上がっていたようです。 集会委員に感想を聞いてみると、「今回の集会が1番、自分たちも楽しくできた。」「1年間を通して楽しかった。」という声があがりました。1年間、”全校児童が楽しめるような集会作り”を目標に活動してきました。全員が様々な場面で成長し、集会委員としての役割を全うできました。 ロングたてわり班遊び
3月1日(水)に、今年度最後のたてわり班活動「ロングたてわり班遊び」を4校時に行いました。
5年生が6年生からリーダーを引き継いで、2回目の活動になりました。。5年生はリーダーとして事前に遊びを考え、当日は6年生に見守られながら、用具を準備したり遊びのやり方を説明したり、中心となって活動できました。 新年度に向けて、頼もしい6年生になることが期待できる姿が見られました。 3月2日(木)タックルの代わりに、腰につけた相手のフラッグを捕ります。フラッグを捕り合うだけでも子どもたちは十分に楽しめます。サッカーのフリーキックのような「セットプレー」を繰り返して得点を競い合うゲームになっています。ボールを持って運ぶ「ラン」か、投げてキャッチする「パス」かで、いかに相手の陣地の奥までボールを運べるかで得点が決まります。(写真上) 同じように、楕円形のボールを使った「タグラグビー」という競技もあり、様々な学校で取り入れられるようになりました。大人のラグビーのようにタックルがあるのではなく、ボールを持って相手側のゴールラインを越えればトライとなり、得点が入ります。守備は、ラグビーのタックルの代わりに、相手の腰に付けたタグを取ることで動きを止めることができます。身体への接触がないことや、タグを取る動きがしっぽとりの遊びに似ていたりすることから、体を動かすのが苦手な子どもでも取り組みやすい運動になっています。 4年前に、日本でラグビーのワールドカップが開かれました。それを機に、ラグビー人気が一気に高まりました。子ども達の関心も急上昇のようです。今年は、9月にフランスでワールドカップが開かれる予定です。 3年生は、国語の時間に「わたしたちの学校じまん」という授業をしています。自分たちの学校のよいところについて、グループで話し合いをして決め、発表会を開くという、話すこと・聞くことの学習です。 2組では、先週から盛んにグループでの話し合い活動が行われてきました。まずは、学校自慢として何をテーマにするかを話し合いました。「学校から富士山が見えること」や「たてわり班活動が盛んなところ」を選んだグループがありました。言われてみると、確かに校舎の屋上に行かなくても富士山を見ることができるのは、旭町小が小高い丘の上にある証拠であり、自慢できることです。「風うつくしいこの丘」と校歌に歌われているくらいですから。…そう言えば、そういう校歌も旭町小の自慢です。まど みちお さんの作詞ですから。 今週に入り、グループで発表原稿が出来上がりつつありました。今日は、発表会の練習をしていました。前に出て練習をしていたグループは、中庭のビオトープ(池)について発表します。モニターに池の写真を映しながらリハーサル中でした。(写真中) このビオトープは、15年前まで私が旭町小にいた時にはありませんでした。異動した後に作られたものです。この2年間、池の様子を見ていて感心したのは、まさに「ビオトープ」としての役割りが保たれていることです。ビオトープは、動物や植物が安定して生活できる生息空間のことを言います。つまり、その中で食物連鎖が繰り返され、ちょうどよい生物環境が循環されているということです。 春にはカエルが卵を産み、たくさんのオタマジャクシが生まれます。また、メダカが生息しやすい水草もたくさんあります。それらの天敵となるヤゴもたくさんいます。水を浄化するヌマエビや貝類も生息しています。一方、ザリガニやブラックバスのような外来種は一切入っていません。それがビオトープとして安定した環境が保たれている秘訣です。ビニールシートを敷いて作った池ですが、確かに学校として自慢できるビオトープです。 明日は3月3日のひな祭りです。1年2組では、「おひなさまになった にんぎょう」という紙芝居の読み聞かせをしていました。(写真下) 昔の人たちは、自分の子どもが健やかに育ってくれることを願って、わらで作った人形を川に流して厄払いをしました。そんなお雛様のいわれを子ども達に分かりやすく紹介した絵本になっています。確かに、現在でも一部の地域では、「流し雛」の風習が残っているところがあります。 現代におけるひな祭りは、女の子が健やかに育ち、幸せであるようにという願いを込めて雛人形を飾るのが風習になっています。桃の花を供えて雛あられ、ひし餅などを並べます。女の子のいる家庭では、今日か明日あたり、ちらし寿司を食卓に出すところもあるでしょう。 昨年度、旭町小に着任して思いました。「お雛様がない!」・・・地域の方から寄付をしていただいた立派なお雛様をこの時期に飾っています。どこかでお休みしているお雛様がありましたら、学校に寄付していただけると助かります。 3月2日の給食ブリの幽庵焼き ひじきのさっぱり和え 生揚げの味噌汁 牛乳 一口メモ 今月の給食のめあては、「1年間の給食の反省をしよう」です。給食の準備をスムーズに行うことができたか、給食当番はきまりを守ってできたか、好き嫌いせずに食べることができたか・・・それぞれ振り返らせていきます。 今年度の給食は、残り14回です。できるようになったことは継続して取り組み、できなかったところは見直していくようにさせます。 子ども達は、この1年間で身長が伸び、体重も増えました。給食がある日は、残した給食の量を計って毎日記録をしています。4月から比べると、残食の量が減っていて、完食できている日が多くなりました。この1年間で、体も心も大きく成長してきたことが実感できます。 3月1日(水)最初に、オーケストラの楽器について先生が話をすると、4年生なりに様々な楽器に興味があることが分かりました。このノルウェー舞曲では、オーボエやクラリネット、フルートなどがソロで活躍します。それらの楽器名も知っている子が何人かいたようです。 オーケストラのコンサートの開始前には、必ずチューニングが行われます。楽器の音を合わせる調整のために行われています。そのチューニングでは、必ずオーボエの「A」の音から始まります。弦楽器は、温度や湿度で音が変わってしまい、チューニングの基準には不向きです。オーボエは、管楽器の中でも最も音が通るとともに、音の変化が少ないということで、チューニングの基準に使われています。また、オーボエは、人の声に最も近い楽器であるとも言われています。(写真上) ノルウェー舞曲 第2番は、3分ほどの短い曲ですが、とても親しみやすい穏やかな旋律が印象的です。この曲は、もともとはピアノ連弾用に作曲されました。(ちなみに、ノルウェー舞曲は4曲からなっています。)その後グリーグは、ピアノ独奏用にも編曲をしていますが、オーケストラ用の編曲は別の作曲家によるものです。 1年生は、図工の時間に「キラキラパフェ」というクレヨン画の製作を行いました。2組は、昨日図工の時間がありました。その作品を見た1組の子ども達は、自分たちも早く描きたくて、今日の図工の時間を楽しみにしていたようです。 昨日の2組でもそうでしたが、「パフェを食べたことがある人?」とか、「どんなパフェを食べてみたいですか?」などと子ども達に聞いたら、次々と話が盛り上がり、教室はてんやわんやな状態になります。しかし、図工の時間は作品製作への意欲づけがまずは大切です。大いに子ども達の意欲を掻き立てておいてから、パフェの器が描いてある画用紙を配りました。 イチゴやサクランボ、メロンがたっぷり使われた豪華なパフェや、いくつものアイスがてんこ盛りの欲張りパフェまで、子ども達が食べたいと考えたおいしそうなパフェが出来上がりました。クレヨンで色をぬりながら、自分で考えたパフェを食べた気分に浸っていたようです。描き上がったパフェについて、いろいろな子が得意気に説明をしてくれました。(写真中) 私も10日ほど前に、久し振りにパフェを食べる機会がありました。季節がらイチゴのパフェをたのんだのですが、とても一人では食べられず、家族に手伝ってもらいました。冷たいデザートや甘いものが、「少しで十分」と思うようになったのは、年齢のせいでしょうか…。 1年生は、算数の時間に「たしざんとひきざん」の学習をしています。この単元が学期末に位置付けられているのには、意味があります。計算を習熟させる単元ではなく、加法や減法が用いられる場面を広げて理解させていく学習内容になっています。(いわゆる「文章題」の理解です。) まず、順序数を集合数に置き換えて考える加法・減法を学習しました。「前から6番目にいます。後ろに4人います。全部で何人いますか。」・・・今までは、「〇人+□人=◎人」というように、同じ単位同士の計算をしていました。「前から6番目」というのは、「自分を含めて前に6人います」と言い換えることができます。 次に学習したのが、異種の数量を同種の数量に置き換える問題でした。「5人が一輪車に乗っています。一輪車はあと3台あります。全部で一輪車は何台ありますか。」・・・「5人が一輪車に乗っている」ということは、問題文に書いてなくても「一輪車が5台ある」ということを意味しています。文章題は、言葉の理解が肝心と言われます。算数の基に国語の力が必要とされるところです。 さて、2組では、さらにその次の問題(求大の場合についての加法の適用問題)を行っていました。「赤い紙を9枚買いました。白い紙は、赤い紙より4枚多く買いました。白い紙は、何枚買いましたか。」・・・ノートに図を描いて考えさせていました。赤丸が9個、その下に鉛筆で白丸を9よりも4つ多く描いていきます。図に表すと分かりやすいと考えるのは大人の考えで、実際子どもの思考ではそれでも分からない子にとっては難しいことでしょう。算数は、教える側も一緒に苦労しながら指導しています。(写真下) 3月1日の給食人参シリシリ アーサ汁 サーターアンダギー 牛乳 一口メモ 今日の給食は、沖縄県の郷土料理です。「シシジューシー」は豚肉と昆布の炊き込みご飯、「人参シリシリ」は千切りの人参とツナの炒め物、「アーサ汁」は「あおさ」という海苔がたっぷり入った味噌汁で、「サーターアンダギー」は黒糖が入った沖縄風のドーナッツです。 サーターは「砂糖」、アンダギーは「揚げ物、天ぷら」という意味です。揚げていると、生地がふくらんでパカっと割れてくるのですが、この割れたところが笑っているように見えることから、福を呼ぶ揚げ菓子とも言われています。 他にも、チャンプルーやヒージャー、アンダンスー、ラフテー、クーブイリチー、テビチなどといった料理があります。聞いただけでどんな料理か想像できますか? 興味があったら調べてみてください。 |
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