3月14日(火)道徳の授業では、内容項目の「希望と勇気、努力と強い意志」として扱われています。水泳の記録会で友達に負けて投げやりになっていた「ぼく」が、車いすテニスの国枝慎吾選手の番組を見たことをきっかけに、再びやる気を取り戻すという話です。「努力こそが自信につながる」、「不安なときも再び自分を信じる」、「ライバルは他の誰かではなく、1日前の自分だ」と言う国枝選手の姿に、登場人物の「ぼく」は「やるしかない」と、改めて自分の目標に向かって立ち向かうことを決意します。・・・1組では、国枝選手の生き方から考えたことについて、意見を出し合っていました。(写真上) 国枝選手のラケットには、「オレは最強だ!」という言葉が貼られています。試合中、心の迷いが出た時には、必ずラケットに貼ったこの言葉を見て、不安を振り払うようにしてきたと言います。(このことは、教科書にも載っています。) さらに、国枝選手のすごさは、世界のトップに立ったところにもありました。「世界一」を2006年から続けてきて、国枝選手にとって難しかったのは、その後どのように戦っていけばよいかということでした。2位とか3位の時は、1位の人の背中を見て、どうしたら勝てるのかを考えて戦うことができます。しかし、1位になった瞬間に、誰の背中も見えなくなってしまうという難しさがありました。長く1位を続けられた理由は、現状に満足せず、「常に自分の中の課題を見つけ続ける難しさ」にチャレンジしたところにありました。 現在、大谷選手を始め、侍ジャパンのメンバーがWBCで大活躍をしています。そういう選手たち一人一人の努力や苦労からも、たくさんのことが学べそうです。 今週で、ALTの先生による外国語の授業が終了になります。旭町小は、今年度も2名のALTの先生に指導していただきました。月曜日と火曜日は、マーク先生が担当されていました。特に6年生にとっては、小学校での外国語の授業がこれで最後になります。4月からは、中学校で英語の授業が新たに始まります。 6年1組では、授業の終わりにマーク先生から6年生にメッセージをいただきました。マーク先生とは、4年生の時から3年間指導していただいてきました。今では、ずいぶん長いセンテンスでもきちんと覚えて話すことができるようになりました。それは、全てALTの先生方のおかげです。また、外国語の授業では、講師として辻先生にも一緒に指導をしていただきました。3学期からは、東京都の社会の力特別非常勤講師として勤務していただいています。2学期までの外国語のサポートとは立場を変えて、授業での指導に積極的に関わっていただいています。(写真中) 給食の時間に、全校児童にも放送を通じでマーク先生からあいさつをしていただきました。金曜日には、もう一人のALTのダニア先生からも全校児童にあいさつをいただく予定です。来年度も、子ども達にとてもていねいに関わってくださる、この2人のALTの先生に指導していただけるといいなと思います。 1年生は、国語の時間に「ずうっと、ずっと、大すきだよ」という物語の学習に入りました。2組の教室では、まず先生が範読してから、各自音読の練習をしていました。 この物語は、主人公「ぼく」と愛犬「エルフ」との心の交流が綴られています。だんだんとエルフが歳をとっていく様子が描かれていて、自分の家にもいる14歳半になる愛犬と重なる部分があります。・・・ページをめくると、「ある あさ、目を さますと、エルフが しんでいた。よるの あいだに しんだんだ。」と書いてあります。先生の範読に合わせて教科書を目で追っていた子ども達の中には、そのページで「えぇっ…」という反応をした子がいたようです。今まで教科書には、こんなしんみりとしたお話はなかったのですから。(写真下) 淡々と範読していた先生はすごいと思います。聞いているだけでも辛くなってくるのに・・・私は声に出して読むことはできないでしょう。1年生の子ども達は、宿題として「ずうっと、ずっと、大すきだよ」の音読をしばらく行うかもしれません。ペットを飼っている家庭では、きっと涙なくして聞くことができないのではないでしょうか。 動物とお別れをする時、どうしても「ああしてあげた方が良かったかもしれない」、「こうしてあげた方が幸せだったかも…」と、後悔が残るものです。命ある今を大切にしていこうと感じさせてくれる物語でもあります。 あいさつ運動(6年生)
今月、6年生は、5日間に分けて全員があいさつ運動を行いました。
毎日を気持ちよく過ごすことができるように取り組みました。やってみた感想を聞くと、あいさつをしっかり返してくれる子が多くて嬉しかったという声がたくさん上がりました。 これまであいさつに力を入れてきた成果が表れていることを感じました。引き続き、あいさつに力を入れていきます。 3月14日の給食チキンのママレード焼き ミネストローネ 牛乳 一口メモ 今日の揚げパンは、6年生のリクエスト献立で1位だったメニューです。 6年生は、入学した1年生の時と比べると、身長も体重も大きく成長したことでしょう。また、食べられる食事の量もだいぶ増えたことと思います。成長とともに、給食で出る肉や魚、パンの大きさは、学年ごとに変えています。気づいていたでしょうか。 今年の6年生が、旭町小にいる間に食べた給食の回数は、1122回でした。とても多いように感じますが、一生で食べる食事のほんの一部分です。生きるためには、食事は必要不可欠なものです。給食を通して食事に興味をもったり、様々なことを学んでいってもらえたらうれしいです。 3月13日(月) その2漢字は、一度習ったとしても、日々使わなければ忘れてしまうものです。(これ、は大人も同じです。)どのクラスの先生も、いきなり50問テストは行いません。テスト用紙を増し刷りしておき、何度か練習をさせます。そして、50問テストを行う日を予告し、家で十分に練習してからテストに臨ませます。1組の子ども達は、この土日に何度も練習をしてきたのでしょう。テスト用紙が配られると、練習してきた漢字を書き込む鉛筆の音が教室中に響き始めました。(写真上) 何点以上を合格とするか、また合格しなかった場合は再テストをするなど、担任の先生によってこのテストの使い方は様々のようです。ただ、「練習をがんばれば合格できる」ということを実感させるためにも、子ども達の気持ちを高めてテストに向かわせるようにする必要があります。 1,2校時に、5,6年生による卒業式の練習がありました。卒業式の練習は、すでに先週から始まっていますが、今後は2学年合同で行う練習が中心になっていきます。体育館内は、児童席だけでなく、来賓席や保護者席も全て椅子が並んでいます。少しずつ式場の雰囲気が高まってきました。 今日は、卒業式の後半に行う「門出の言葉」を中心に練習しました。門出の言葉は、卒業生と5年生とが向き合って行う、「呼びかけと歌」です。呼びかけと歌が卒業式で行われるのは、4年振りのことになります。 呼びかけは、6年生は全員に一言ずつセリフがあります。5年生は、代表児童16名が担当します。卒業式は、前半が証書授与で、40分近くかかります。その後、校長と区の代表の式辞があり、来賓紹介の後に「門出の言葉」です。ようやく子ども達が主役となって活躍するとともに、来場者の涙腺を刺激する時間となります。それだけに、呼びかけも歌も、まだまだ練習が必要のようです。 「あまり長時間にならないように」という区の通知を受け、今年の卒業式での歌は3曲にしました。卒業生による「最後のチャイム」と、5年生による「明日へつなぐもの」、そして5,6年生が一緒に歌う「旅立ちの日に」を練習しています。(写真中) 「旅立ちの日に」は、卒業式の定番の曲になっています。全国の小中学校で一番多く歌われているのではないでしょうか。また、「最後のチャイム」も卒業ソングとして有名です。歌が始まる前に、ピアノで「キンコンカンコン…」というチャイムの音を模したイントロがなんとも印象的です。また、「初めて跳び箱が跳べた日のこと」や「雪の日、真っ白にそまった校庭」、「ささいなことでけんかして、体育館のかげで泣いたこと」など、具体的な思い出が歌詞になっているのがいいなと思います。そして、「今、卒業の時〜」のところで、聞く人の心をつかみます。 平成19年度の卒業式で、自分は6年生の担任として旭町小の体育館にいました。「最後のチャイム」の曲を歌ったことは、はっきりと覚えています。式が終わり、校庭で門送りをして卒業生を見送った時に、気をきかせてチャイムを鳴らしてくれた先生がいました。卒業生と一緒に、「これが本当の最後のチャイムだ!」と言ってお別れをしました。 4年生は、社会科の時間に「世界とつながる大田区」の学習をしています。東京都の特色ある地域の学習として、教科書に大田区の取り組みが紹介されています。大田区には羽田空港があることから、国際都市として世界の人々との交流を積極的に実施しています。外国人旅行者のための観光情報センターの様子や、特区民泊の取り組み、さらには3つの都市と友好・姉妹都市の交流をしていることなどを学びます。(写真下) 教科書(わたしたちの東京都)には、練馬区の国際交流についての記載もあります。オーストラリアのイプスウィッチ市との交流が以前からあり、中学生の海外派遣が行われています。ここ3年間は、コロナ禍のために中止になっていましたが、来年度からまた計画があるようです。 3月13日の給食鮭の漬け焼き 野菜の和風炒め 豚汁 牛乳 一口メモ 「鮭の漬け焼き」は、鮭の切り身をしょう油とみりんで漬け込んで、オーブンで焼きました。ご飯にぴったりなおかずです。 今日の鮭の産地は、北海道です。北海道のアイヌの人々は、鮭を「カムイ・チェプ」と呼び、「神の魚」として大切にしてきました。鮭は、川で生まれた後、海に出て大きくなります。そして、4年ほどすると、卵を産むために自分が生まれた川にまた戻ってきます。 鮭の特徴は、身のピンク色です。これは、鮭が食べているエビやオキアミのピンク色が、鮭の筋肉にたまっていくためと言われています。そのため、まだあまり餌を食べていない稚魚の時は、白い身の色をしているそうです。 3月13日(月) その1・・・先週は、毎日20度を超える日が続き、とても暖かく過ごすことができました。全校で育ててきたサクラ草が満開になり、今一番の見頃を迎えています。今週は、自分で育ててきたサクラ草の鉢を家に持ち帰ることになっています。(低学年は、家の人に持ち帰ってもらいましょう。)自分の家でも毎日水やりをして、大切に育ててください。そのために、今日はサクラ草の管理の仕方についてのお話をします。 最初に、2学期に植え替え作業をした時のことを思い出してください。ビニールポットから苗を取り出し、自分の鉢に植え付けた時は、まだ葉っぱがちょぼちょぼと出ているだけでした。毎日、愛情と水やりを欠かさずあげて、2学期の終わり頃から花が咲き始め、今ではここまで大きく成長しました。途中、1月にはとても寒い日がありました。朝。水道が凍ってしまった日のことです。その時は、サクラ草がしおれて枯れてしまったのかと思った子が多かったのではないでしょうか。その後何日か経ち、気温が上がってきたら、またもとのように元気になりましたよね。サクラ草はすごいと思いませんか? 次に、家に持ち帰った後の管理の仕方について説明します。置き場所は、外のあまり日の当たらないところに置くようにしましょう。日差しが強くなってきています。日に当て過ぎると葉が黄色くなってきてしまいます。玄関前などの日陰を探してみてください。家の中には入れず、これからはなるべく涼しく管理した方が、花が長持ちします。 自然に下の方から葉が枯れてきます。茶色や黄色くなった葉は取り除くようにします。あとは、毎日たっぷり水やりと愛情をあげて育てるようにしましょう。うまく管理すれば、あと1か月くらい(4月中旬頃まで)花を楽しむことができます。 気温がどんどん上がってくると、サクラ草は自然に枯れていきます。来年度に入ったら、また校長先生が秋までに苗を育てるので、楽しみにしていてください。よく、「サクラ草の種はどうやって採るのですか」と聞かれます。サクラ草が完全に枯れて全体が茶色くなった頃、花が咲いていたところをよく見ると、種を見つけることができるかもしれません。指の先で茶色くカサカサに乾いたふくらみをつぶすと、中から細かい種がたくさん出てきます。みなさんが今まで見たことがある種よりもずっとずっと細かいので、気がつかないかもしれません。サクラ草の種は、それくらい小さなものです。 サクラ草の種ができるためには、ある虫の存在が必要です。トラマルハナバチというハチの一種です。体長1cmほどの小さなハチで、今月からもうすでに旭町小にもたくさん来ています。サクラ草の花にくちばしをつっこんで、蜜を吸っているところをよく見かけます。トラマルハナバチは、蜜を吸いながらサクラ草の花から花に移動している時に、花粉も一緒に運んでいってくれます。高学年の子は理科で習ったので知っていますよね。花粉がつくことで受粉して、種ができるという仕組みです。サクラ草は、トラマルハナバチを利用して蜜をあげる代わりに受粉してもらい、種をつけているのです。(このサクラ草とトラマルハナバチの関係は、昔、5年生の国語の教科書に説明文として載っていました。) 最後に、10月に苗を植えつけた時のことをもう一度思い返してみてください。5か月も前のことです。植え替えが終わった時に、校長先生はどのクラスにも「水やりと愛情を毎日あげてくださいね。」と話しました。みんな目を輝かせて「はい!」と返事をしたはずです。どうでしょう。その時の気持ちを今日までもち続けることができたでしょうか。1年生は、毎朝必ず自分のサクラ草に水やりをしていました。最初に「よし、がんばろう」と決めたことを続けるというのは、簡単そうにみえてとても難しいことです。でも、そういうことが学べただけでも、サクラ草を育てたことに意義があったと思っています。・・・ 今週の金曜日までに、サクラ草の鉢を持ち帰ることになっています。1,2年生は、保護者の方に取りに来ていただきます。南校舎の校庭側に低学年の鉢が置いてあります。 また、3〜6年生は、子ども達にサクラ草の鉢を持ち帰らせます。大きめのスーパーの袋などを用意してください。よろしくお願いいたします。 3月10日(金)今日は、低学年の教室を中心に読み聞かせの様子を見に行きました。教室の前の方に集まって座り、お話を真剣に聞く子ども達の姿が見られました。1年2組では、「ふきのとう」という絵本の読み聞かせが行われていました。早春に、地面から顔を出すふきのとうについて、詳しく説明している絵本です。福音館書店の「かがくのとも」シリーズにもなった本のようで、水彩画の絵が温かみを感じさせてくれます。 芽を出したふきのとうをよく見ると、黄色っぽい花と白い花があります。ふきのとうは、地下茎で増える植物なのですが、黄色い花と白い花は別々の地下茎から生えています。そして、ふきのとうにはオスとメスの花が存在し、黄色い花は雄(オス)ふきの花、白い花は雌(メス)ふきの花です。雄ふきは黄色い花粉を出し、雌ふきには受粉する仕組みがあります。ヘチマの雄花と雌花のような感じです。ふきのとうを味わう時は、地面から出たばかりのつぼみの状態を食べるので、どちらの花であっても味には変わりがないようです。 絵本では、地下茎で命をつないでいる話や、つぼみが開いたあとの物語などが書かれていて、情感豊かな絵とともに読み味わうことができます。 私自身、ふきのとうには、子どもの頃に味わった記憶が強くあります。あの苦味と独特の風味は、自分にとって雪国の春の大切な思い出です。大雪の降った年であっても、2月も半ばを過ぎると、新潟にも春がやって来ました。雪野原は、辺り一面真っ白ですが、木の幹の周りから雪解けが始まります。木の根元に行き、雪をかき分けると、地面からふきのとうが顔を出していることに気づきました。うれしくなって、手を泥だらけにして両手に抱えられるだけ取り、家に持ち帰りました。 ちょうど母が夕食の準備をしている頃でした。ふきのとうを刻んで味噌汁に浮かべたり、味噌と和えてご飯にのせたりして家族で味わいました。子どもながらに春の味を感じ、大人に近づいたような気分に浸ったものです。 「ふきのとう」の読み聞かせが終わってから、ふきのとうの天ぷらを食べた時の話もしていただきました。「昔、おばあちゃんから、『春の芽を食べると元気が出る』と教わりましたよ。」と話されていました。(写真上) わらびやぜんまい、タラの芽など、春に味わう芽はどれも苦味のあるものばかりです。しかし、栄養を蓄えて出てくる新芽は、生きるためのエネルギー源になると、昔の人は言い伝えてきたのです。そろそろウドが出回る頃ですね。食べたくなりました。 1年生は、国語の時間に「にている かん字」の学習をしています。今まで習った漢字の中から、「学」と「字」や「貝」と「見」など、似ている部分を見つけて正しく書く練習をしていきます。また、今日は1組で、「書き順に気をつけて書く漢字」についても学習をしていました。教科書に出てきているのは、「右」、「左」、「土」、「上」の4つです。「右」の1画目は、左払いです。(横画は2画目!)「左」の1画目は、横画です。(左払いは2画目!)・・・どちらかというと、「右」の書き順の間違いが多いのではないでしょうか。「上」は、1画目が縦画で、2画目と3画目が横画になります。1画目を横画から書く間違いが多いです。この場合の間違いというのは、大人が書き順を間違えているということです。 小学校で習う漢字の書き順を全て正しく書ける人は、少ないかもしれません。「飛」や「座」など、私自身も教員になってから自分の今までの誤りに気がついたくらいです。この学習中に、「お家に帰ったら、家の人に『右』の書き順を聞いてごらん。」と担任の先生が話していました。もし間違えて覚えていた方は、子どもから聞かれる前に、今すぐ直しましょう。 旭町小の周りは、サクラ草の花でいっぱいになりました。春爛漫とは、「春の花が咲き、光に満ち満ちた様子」を表しますが、まさにその名の通りの景色です。児童玄関側には、3〜6年生の鉢が並んでいます。職員玄関前には、私が管理している学校用の150鉢があります。(こちらは、卒業式や入学式の会場を飾るために使います。)一方、低学年のサクラ草は、南校舎の校庭側(植え込みとの間)に並べてあります。1年生は、チューリップの球根と一緒に植えてあり、その芽も最近ぐんぐんと伸びてきました。(写真下) 1,2年生の鉢は、明日からの1週間で、保護者の方に取りに来ていただくことになっています。サクラ草の管理の仕方は、このホームページのお知らせに載せていますので、参考にしてください。1年生のチューリップが、サクラ草と一緒に咲くのも楽しみですね。 よくある質問です。「一鉢に違う色が咲いているのはどうしてですか?」・・・ポット苗を作る時に、何株か一緒に混ぜて植え付けています。違う色の苗が混ざって植え付けられていると、一鉢の中にいろいろな色のサクラ草が咲くことになります。一株から違う色の花が咲き出しているというわけではありません。 3月10日の給食鶏のから揚げ 五目きんぴら 呉汁 牛乳 一口メモ もうすぐ卒業を迎える6年生に、もう一度食べたい給食メニューのアンケートを取りました。リクエストにあったメニューは、3月の献立に取り入れています。献立表に★印がついているメニューが、6年生のリクエスト給食です。 金額や栄養のバランスの問題で、全てのリクエストをかなえることはできませんが、旭町小学校での楽しい思い出の一つになったらうれしいです。 今年度の給食は、残すところあと7回です。来週は、上位に入ったリクエストメニューが登場します。お楽しみに・・・。 3月9日(木)「なじみのない言葉」とは、どんな言葉でしょうか。教科書に、4つの例が書かれていました。「米作」、「戸外」、「木かげ」、「半ば」の4つです。「米作」は、確かにあまり使わない言葉です。「稲作」の方が一般的ですし、むしろ訓読みで「米作り」の方が分かりやすいでしょう。米を「べい」と読ませるのは、「米国」くらいのようなので、「なじみのない…」ということなのでしょう。 今週火曜日から、連日20度超えの気温が続いています。木々の芽が一気にふくらむ中、校庭の西側にあるハクモクレンが一斉に花を開きました。昨日お伝えした「モチモチの木」のように、木に明かりが灯ったように感じられます。(写真中) 「モクレン」と言うと、紫色のモクレンをさすのが一般的です。それを区別するために、白い花をハクモクレン、紫色の花をシモクレンと呼んでいます。ハクモクレンの方が開花が先で、春の青空の中で、優雅に咲き誇る白い花が印象的です。白色にはいろいろな「白」があります。ハクモクレンの白色は、「オフホワイト」の白色です。少しクリーム色が入った落ち着いた白色が印象的です。「気高さ」や「崇高」という花言葉があることにも納得できます。 2校時の途中から、5年生と一緒にWBCの観戦に東京ドームに行ってきました。今年度東京都で行っている「子どもを笑顔にするプロジェクト」の一環として、11月に募集要項が届きました。日本戦以外の昼間行われる試合に、都内の小中学生を招待するということが書かれていたので、すぐに応募しました。その結果、練馬区から小学校は3校選ばれ、旭町小もその枠に入ったというわけです。第一希望にした、「韓国VSオーストラリア」の試合に当選しました。 地下鉄を乗り継ぎ、丸ノ内線の後楽園駅を降りたら、東京ドーム周辺はすごい人でした。12時試合開始の1時間前に着きましたが、団体用のゲート前は長蛇の列でした。入口にたどり着いて分かりました。検温だけでなく、一人ずつ荷物チェックの他に、金属探知機での身体検査までありました。(子ども達にも…)というわけで、座席に着いたのがちょうど試合開始の頃になりました。 さっそくお弁当を食べながら観戦しました。座席は、1階の内野席で、ライトスタンド側の一番前でした。世界最高峰の野球大会だけあって、一球一球が目を離せない試合内容でした。おにぎりをほおばっていた子が、「カキーン」という快音とともにボールのゆくえを追うなど、歓声が絶えませんでした。(写真下) スリーアウト・チェンジになるたびに、ドームのオーロラビジョンに観客席の様子がアップで映されます。毎回、いろいろな学校の子ども達が映り、旭町小の子ども達は「自分たちも映してよ〜」という感じになりました。ある子が気がついたのでしょう。「校帽をかぶっている学校がカメラに撮られている」・・・一斉に旭町小の子ども達が青い校帽をかぶりました。その効果があったのか、その後ほんのちょっとですが、オーロラビジョンに映してもらえました。 試合は、前半はオーストラリアのペースでした。犠牲フライとホームランで先制し、2−0のリード。しかし、さすが韓国です。3ランホームランで逆転し、さらにフェンス直撃のタイムリーツーベースで、韓国が4−2と試合をひっくり返しました。 ここで残念、6回の裏まで観戦することはできましたが、帰る時間になりました。学校に帰って、スポーツニュースを調べてびっくり・・・8−7でオーストラリアが勝っていました。「最後まで見たかった」という思いは残りましたが、子ども達とWBCの試合を一緒に見ることができたという思い出ができて良かったです。 WBC観戦(5年生)「子どもを笑顔にするプロジェクト」という取り組みの中で、旭町小学校の5年生に無料でチケットが届きました。 東京ドームに着くと、大行列で子ども達も圧倒されていましたが、中に入るとさらに人が大勢いて、どきどきしながら席につきました。 今回は1塁側の前から6列目から12列目あたりの、見やすい席で観戦させてもらえました。近くでホームランや速い投球が見られて、野球を習っていない子も楽しく観戦していました。オーストラリアがホームランを打ったかと思うと、次は韓国がホームランを打ち、子ども達の応援にも熱が入りました。 下校時刻の関係で最後までは見られませんでしたが、思いっきり応援できて、子ども達も満足していました。また、おいしいお弁当のご準備、ありがとうございました。貴重な体験ができて、濃い一日になりました。 体育朝会簡単に説明すると、クラスごとに1列になり、折り返しリレーをします。折り返し先に運動委員の児童が待っていて、じゃんけんをします。勝つと、小さなサイコロが渡されます。 運動委員はそれぞれ30個のサイコロをもっていて、サイコロがいちばん少なくなったクラスの勝ち、というルールです。 今日は、遊び感覚で体を動かす子ども達の様子から、体を動かす楽しさを感じられたのではないかと思います。「整列」「体操の隊形」などの集団行動の指導も大切ですが、やはり「子ども達の笑顔が見られる楽しい体育朝会もいいなぁ」と感じられた体育朝会になりました。 3月9日の給食牛乳 たらのハーブパン粉焼き ひよこ豆のスープ 一口メモ たらのハーブパン粉焼きはにんにく、塩、こしょうで下味をつけたたらの上にパセリ、バジル、オレガノ、ローズマリーの4種類のハーブを混ぜたパン粉をのせてオーブンで焼きました。ハーブの香りが食欲をそそります。 ハーブの種類は数えきれないくらいたくさんあります。日本語では「香草」「薬草」などと呼ばれており、昔からの日本のハーブにはしそ、しょうが、山椒などがあります。 ハーブは魚や肉の臭みを消したり、食欲をアップさせるなどの効果があります。また、料理に彩りを加えたり味のアクセントになったりと、ハーブをうまく使いこなすことで、料理を幅広いものにしてくれます。 写真2枚目はカップに下味をつけたたらを並べています。今日は「すけとうだら」という種類のたらを使用しました。 写真3枚目は焼き上がったところです。パン粉がほんのり色づいて、カリカリに焼き上がりました。 図工「かぶって、変身」(2年生)
2年生は、お花紙を薄めた洗濯のりに浸して、新聞紙をビニール袋に詰めた土台に重ねて貼り、張子のお面を製作しています。
まずは何に変身したいか考えました。猫や虎、お化けなど、かわいくてユニークなお面ができあがってきました。 3月8日(水)副校長先生の放送が入った時に、子ども達はどんな反応をするのかなと思い、廊下から低学年の様子を見ていました。「訓練、訓練、火災が発生しました。…」という放送が入り、2年生の教室内では一斉に「えっ!!」という表情でキョロキョロし始めました。ある女の子が、「窓をしめなきゃ」とすぐに声を上げました。すばらしい行動です。地震の場合は出入り口のドアを開ける、火災の場合は窓を閉めるというのが鉄則です。(地震の場合は逃げ道を確保するため、火災の場合は延焼を防ぐためです。)今までの先生の指導をよく聞いて、とっさの判断がしっかりできている子だなと感心しました。 やがて担任の先生が教室に来て、防災頭巾をかぶらせて校庭に避難しました。全校の人数確認が終わったところで、全校児童に話をしました。まず、放送を聞いて、自分で判断していた子がいたことを褒めました。非常時には、「放送が命」となります。常に放送が入った時には、まずやっていることをやめて放送をきちんと聞かなければなりません。 次に、一年間行ってきた避難訓練は、子ども達だけの訓練ではなかったことを話しました。校庭に避難してから、全ての先生方が自分のクラスの人数報告を副校長先生に行っています。また、主事さん方が校内を見回り、異常がないことを報告しています。子ども達の避難訓練であるとともに、教職員もいざという時のために真剣に訓練を行っていることを伝えました。(写真上) 最後に、今週土曜日に12年目を迎える「東日本大震災」のことについての話もしました。6年生が0歳の頃に起こった大震災で、東京でも大きな影響を受けました。今週に入り、「3.11」に向けて、すでに様々なニュース番組等で報道されています。家の人から当時の様子を聞いたり、テレビで情報を得ておくことが大切であるという話をしました。 6年生は、図工の時間に「オリジナル時計」の製作をしています。1,2校時に2組、3,4校時に1組の授業がありました。文字盤をデザインしてから、板を電ノコで切ったり、数字を工夫して貼り付けたりしてきました。そして、色付けとニス塗りが終わったら、最後にいよいよ時計本体の取り付けです。単三電池1本で動くクオーツ時計と、長針・短針・秒針を組み立てて完成しました。電池を入れて秒針が動き出すと、子ども達から思わず笑みがこぼれました。(写真中) 6年生にとって、小学校での図工作品はこれで終了です。3学期は、「小さな行灯」と「オリジナル時計」の大作が続きました。今週で両クラスとも最後の図工の授業になりました。まだ作品が完成していない子は、休み時間を使うなりして、残り2週間で作品を仕上げていきます。 3年生は、国語の時間に「モチモチの木」(物語文)の学習をしています。昔から長く採用されてきている物語なだけに、国語の教科書での「長年のベストセラー」とも言える作品です。斎藤 隆介(文)と滝平 二郎(切り絵)の最強タッグによる絵本は、どこの図書館にも目立つところに置かれていて有名です。 昨日紹介した2年生の「スーホの白い馬」とは違い、「モチモチの木」はやはりこの絵でなければ…と思います。さらに、幼い豆太が勇気をふり絞って医者様を呼びに行った場面では、ページをめくると大きくモチモチの木に灯がともった絵がドーンと目に飛び込んできます。絵本と同様に、国語の教科書でもしっかりとこの場面の効果を生かしているところにも好感がもてます。(写真下) ところで、モチモチの木の表紙をデザインしたTシャツがあるのをご存知でしょうか? 絵本の表紙は、じさまが豆太をしっかりと抱きしめている絵(切り絵)です。それをそのままTシャツに大きくプリントしたのが「モチモチの木 Tシャツ」です。 4年ほど前に通販で売り出したところ、売れ行きが好調のようです。小学校の全ての国語の教科書に掲載されている物語なだけに、知名度が高いようです。「そうそう、小学校の時に勉強したな…」という懐かしさから、SNSを通じて広まっていったそうです。かなり大きく絵が入っているTシャツなので、ちょっと着るのには勇気が必要です。 3月8日の給食根菜のペペロンチーノ炒め フルーツヨーグルト 牛乳 一口メモ 今日のデザートは、ヨーグルトにみかん、もも、パインの缶詰を混ぜた「フルーツヨーグルト」です。 ヨーグルトは、牛乳から作られています。ヨーグルトの他にも、チーズや生クリーム、バター、アイスクリームなどと、多くの食べ物が牛乳から作られています。また、給食には必ず牛乳が出ているので、牛乳を生産している農家や牛に感謝しなければなりません。 そこで、牛にまつわるクイズを出します。ホルスタイン牛は、いろいろな白黒模様のある牛ですが、必ず白いところが3か所あります。それはどこでしょう? 答え・・・「おでこ」、「足」、「しっぽ」の3か所です。 3月7日(火)この物語には、「馬頭琴」という楽器の起源が描かれています。馬頭琴とは、2本の弦で音を奏でる楽器で、二胡とも呼ばれています。楽器の一番上の部分が馬の形になっているのが名前の由来です。モンゴルでは国民的な楽器で、広く親しまれています。 馬頭琴は、その名の通り、さおの先に馬の彫刻が彫られています。また、弓は馬のしっぽの毛を束ねて作られていて、「草原のチェロ」とも例えられています。二千年以上の歴史があり、モンゴルでは馬頭琴を弾くと、その家に幸福が訪れると言われています。 2年1組では、物語の後半の場面を学習していました。逃げ出した白馬めがけて家来たちが弓矢を放ち、体に何本もの弓矢が射られた状態でスーホの家まで帰ってきた場面です。白馬は、スーホに抱きしめられながら、死んでしまいます。 以前は、教科書に絵本のさし絵をそのまま使っていたように思います。18年ほど前から、李 立祥(リー リーシアン)さんの絵が使われるようになりました。以前の絵本のさし絵が赤色を基調とした色合いだったのに対して、ガラッとイメージが変わりました。物語文に添える絵だけで、印象がずいぶんと変わるものです。(写真上) 3年生は、算数の時間に「間の数に注目して」という、考える力を伸ばす問題に挑戦していました。「道に沿って、12mごとに木が植えてあります。1本目から8本目まで走ると、何m走ることになりますか。」・・・単純に、12×8=96(m)と答えるのは間違いです。教科書では、図を描いて考えさせるようにしています。 木を8本描き、その間の数を数えてみると、7つであることに気がつきます。つまり、12mの7つ分ということで、式は「12×7」となります。これは、昔から有名な「植木算」です。木の数と間の数は同じではなく、間の数が1つ少なくなることに着目しなければなりません。図で考えようというのは、そのことに気づかせるためです。(写真中) 教科書には、もう一つの植木算が載っています。「丸い形をした池の周りに、街灯が12mごとに8本立っています。この池の周りを1周すると、何mになりますか。」・・・これも、簡単な図を描いてみると分かるはずです。先ほどの直線の問題ではなく、円になっている場合は、間の数は木の数(この問題では街灯の数)と同じになります。よって、式は「12×8」となります。3年生ながらにこういう問題で「なるほど!」と思えたら、数学への道が明るいのかもしれません。 6年生は、社会科の時間に「地球規模の課題の解決と国際協力」の学習をしています。いよいよ小学校での社会科の最後の単元です。世界の平和や環境を守る取り組みを通じて、日本の人々がどのように関わっているのかを調べていきます。1組では、国際連合の組織とその役割り、さらには国連の良さ・強みについて、グループで話し合い活動を行っていました。(写真下) 国際連合は、国際平和と安全の維持をおもな目的とした平和機構で、世界の平和と安全を維持することが主たる目的になっています。しかし、毎年6年生の社会科で指導していながら、この学習がなんとも虚しい学びに感じるようになりました。1年前に始まった戦争は、今もって収束する気配がありません。この1年間、世界中のだれもが「国連は何のためにあるのか」と疑問に思ったはずです。 国際連合は、第二次世界大戦を防ぐことができなかった国際連盟の反省を踏まえて、当時の連合国が中心となって設立されました。今回の戦争を止められなかったことをさらに反省し、国連に変わる新たな組織が必要になるのかもしれません。 3月7日の給食擬製豆腐 ツナと大根のサラダ 具だくさん味噌汁 牛乳 一口メモ 擬製豆腐は、鶏のひき肉に、にんじん、たけのこ、インゲンのみじん切りと、つぶした豆腐、卵を混ぜて、カップに入れてからオーブンで焼きました。 昔のお坊さんは、卵のような動物性の食材を食べることが禁じられていました。そこで、豆腐の中に密かに卵を入れて、分からないようにカモフラージュして作ったので、「擬製豆腐」と言われるようになったという説があります。また、つぶして形を崩した豆腐に卵や野菜などの材料を混ぜて、もう一度豆腐のような形に作り直すことから、「本物を真似て作る」という意味で「擬製豆腐」となったとも言われています。 作るのに少し手間がかかりますが、肉や豆腐、卵、野菜がしっかり摂れる栄養満点の料理です。 3月6日(月) その21年生は、4月に初めて鉛筆を持った時に、まず自分の名前をカードに書かせました。担任の先生は、今までそのカードを大切に保管しておいてありました。2組では、各自にカードを返し、「今の自分の字」で3月の欄に名前を書かせました。4月に書いた自分の字と比較することで、成長した自身の姿を感じ取らせるためです。(1組は、先週行いました。) その後、教室内を回って、友達のカードをみんなで見合いました。入学当初の字と比べて、大きく伸び伸びとした文字が書けていたり、濃くはっきりと書けていたりと、その違いは一目瞭然でした。 また、4月はひらがなを間違えて書いていた子がたくさんいたことにも気づきました。「ろ」や「う」の字が、左右逆の「鏡文字」になっていた子がいました。幼稚園や保育園から小学校に入ってきたばかりの頃は、文字のとらえ方がまだ発達していなかったわけです。また、中には3月に書くべき名前の欄に、自分の名前を書いてしまった子もいました。「先生のお話をよく聞いて行動する」ということに関しても、この一年間の成長は大きなものであったことが分かります。(写真上) 6年生は、理科の時間にMESH(メッシュ)という教材を使ったプログラミング学習に取り組んでいます。2年前から始まった新学習指導要領では、6年生の理科「私たちの生活と電気」の単元において、プログラミング教材を使った学習を行うことが必修になりました。ちなみに、「プログラミング教育」とよく言われますが、そのための新たな教科ができたわけではありません。それぞれの教科の中で、プログラミング的思考を取り入れた指導内容が含まれていると考えてください。 学校で購入しているプログラミング教材は、人感センサーや明るさを感知するセンサーなどの機能を持った「メッシュブロック」です。これを子ども達のタブレットにアプリでつなげて連動させていきます。こんな便利な装置があったらいいなと考えたことをタブレット上で配線し、実際に指令を与えて正しく機能するかを確かめていきます。「人が近づいたら音が鳴る」とか「人がいなくなったら電気が消える」など、実際に店の入口のチャイムや夜間ライトなどに使われている機能を考えさせることができます。(写真中) 今日から、体育館を使った卒業式の練習が始まりました。1校時は、6年生の練習でした。卒業式に向けた心構えや入退場の練習を行っていました。また、3,4校時は、5年生の練習時間でした。今日は、卒業式の入退場の音楽を中心に練習をしていました。 卒業生の入場と退場は、旭町小は5年生の生演奏で行います。入場は「威風堂々」、退場は「蛍の光」です。3学期に入り、音楽の時間に楽器の練習をしてきました。学年全員で合わせるのは、今日が初めてのようでした。どちらの曲も、卒業生が全員通り過ぎるまで繰り返すことになります。どこで音楽を終わりにするかは、指揮をする先生が合図を出します。よって、常に指揮者を見ながらリピートしていくようにしなければなりません。(写真下) 今年度は、久し振りに5,6年生による「呼びかけと歌」が入る卒業式になります。(4年振りになるでしょうか…)今後は、6年生の証書授与、そして5,6年生の呼びかけや歌の練習にも力を入れていきます。 3月6日の給食パリパリサラダ オレンジ(せとか) 牛乳 一口メモ 「パリパリサラダ」は、ワンタンの皮を細く切って、油でパリパリになるように揚げています。そして、それをキャベツやにんじん、小松菜のサラダの上にのせました。食感がとても楽しいサラダになっています。 ワンタンは、スープに入れると白い雲が浮かんでいるように見えます。そのため、漢字では「雲」と「呑む」で、「雲呑(わんたん)」と書きます。 スープに入っているワンタンはツルツルとしているのに、揚げると全く違った食感になります。調理法を変えることで、いろいろと楽しめる食材です。 3月6日(月) その1今日は、学期末や学年末に差しかかったこともあり、「学習のまとめをがんばろう」というテーマで話をしました。 ・・・3月に入り、一気に暖かくなってきました。先週火曜日に、全校で6年生の卒業をお祝いする「6年生を送る会」がありました。どの学年も、直接6年生に向かって練習してきた出し物を行い、感謝の気持ちを伝えることができました。きっと、6年生一人一人の心の中に、それぞれの学年のみなさんの温かな気持ちがしっかりと残ったことでしょう。また、第二部のたてわり班の教室での会も、思い出に残る取り組みになりました。5年生がきちんと司会をしたり、色紙のプレゼントを渡したりしていました。相手のことを思って何かをしてあげるということは、相手にとってもうれしいことであり、する側にとっても気持ちの良いものです。 さて、3月は、3学期のまとめの時期であるとともに、1年間の学習のまとめの時期でもあります。学校での勉強のほとんどは、繰り返し行うことで身についていきます。例えば漢字練習では、新しい漢字が出てきたら、必ず何度か繰り返し書いて覚えるようにしているはずです。また、2年生は、2学期にかけ算九九を覚えました。覚えるために何度繰り返し九九を唱えたことでしょう。3年生は、算数でコンパスを初めて使った時のことを覚えていますか? 最初はなかなかきれいな円を描くことができませんでした。何度も繰り返して使っているうちに上手に描けるようになったはずです。なわとびも、たくさん練習していろいろな技ができるようになりました。どんな学習でも、1回で上手にできるようになることはまずありません。繰り返し、繰り返し行うことの連続が、勉強の基本であると言えるのです。 一方、せっかくできるようになっても、また忘れてしまう、できなくなってしまうことがあるのも勉強にはつきものです。新しい漢字を覚えたのに、しばらく経ってから忘れてしまったということは、誰にでもあることです。校長先生も、最近あまり使っていない漢字が出てこなくて、調べることがしょっちゅうあります。3年生になって、あれほど必死で覚えた九九がスラスラ言えなくなった、4年生で都道府県を全部覚えたのに、高学年になって忘れてしまった・・・そういう時は、もう一度学習して覚えればよいのです。一度身についたものを忘れてしまっても、もう一度きちんと学習すれば、すぐに覚え直すことができます。学期末のまとめや学年末のまとめは、そういう一度忘れてしまったものを取り戻すためにも行われているのです。 今週から、まとめのワークテストや復習プリントを行う機会が多くなります。1学期や2学期に学習した内容は、時間が経ったので忘れてしまったところがあるかもしれません。テストが返ってきたら、どこができていなかったのかを確認して、もう一度正しく勉強し直すことが大切です。テストは、100点をとるために行っているのではありません。自分の間違いに気づき、勉強をし直す場所を見つけるためにあると考えましょう。どんな点数を取ったとしても、きちんと自分の間違いに気づき、正しく答えを直して理解できたとしたら、満点のテストと同じ価値があります。・・・ 今日も表彰を行いました。区の連合書写展から、さらに東京都の書写展に選出された3年生の児童への表彰です。筆の使い方や文字のバランスのすばらしい作品です。お手本をよく見て、一筆ずつていねいに書いたそうです。(写真) |
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