音楽発表会(6年生)
6年生は、これまでマーチングの練習にかなりの時間を費やしてきました。子供たちの中には、「やりきった」という気持ちの子が多く、最初は音楽発表会になかなかのっていかない様子が感じられました。
それでも合奏の練習は、休み時間を使って取り組もうとする姿がみられました。本番の日が差し迫っていく中で、徐々に音楽発表会への気持ちが向いてきました。合唱は高音のパートが多く、難しい歌でしたが、一生懸命練習しました。 そして迎えた児童鑑賞日でしたが、合唱ではなかなか声が出ませんでした。大勢の人に見られて緊張したようです。この反省を踏まえて、気を引き締めて保護者鑑賞日に臨みました。保護者鑑賞日では、合唱の声が大きくなり、合奏もいつもより音が揃っていたように感じます。 演奏を終えた後に振り返りをすると、子供たちの中には「もっと力を出せたはず」と考えている子が多く見られました。もう次の卒業式に向けて、気持ちを高めているようです。今回の音楽発表会の経験を生かし、更なる活躍につなげてほしいと思います。 (写真は、児童鑑賞日の様子です。) 音楽発表会(4年生)子ども達は、練習してきたことを思い出して、本番に臨んでいました。 4年生は、4曲披露しました。1曲目は「エーデルワイス」です。ピアノの伴奏に合わせてリコーダーで演奏しました。1学期から取り組んできた曲で、2つのパートに分かれてきれいなハーモニーを奏でていました。 2曲目は、「TODAY」です。軽やかなテンポと走り出したくなる歌詞で楽しく歌うことができました。 3曲目は、「Smile Again」です。聴いていると笑顔になれる優しい歌詞ときれいな歌声で合唱することができました。 4曲目は、「元気になれそう」です。この曲は、掃除の時間に必ず流れる曲で、子ども達にとってなじみがある曲でした。2学期から練習を始めましたが、あっという間に音階を覚え、楽しく練習していました。本番でも様々な楽器に分かれて演奏しましたが、きれいなハーモニーとなって届いていたのではないでしょうか。 終わった後、子ども達に話を聞いてみると「練習したことを出し切れた」「楽しくできた」「ちょっと間違った」「緊張した」など、様々な感想が出てきました。みんなで一つのものを作り上げることの大切さや素晴らしさを感じていたようでした。 2学期も残りわずかになりました。学習のまとめをして、3学期につなげていけるように指導していきたいと思います。 (写真は、児童鑑賞日の様子です。) 3年生 音楽発表会・リコーダー「花笛」 ・歌「まほうのあいことば」 ・歌「いつも何度でも」 ・合奏「ソラ・レーオ!」 の4曲でした。 3年生からのリコーダー。やる気満々の子供達の姿をいつも見ることができました。吹く息が強すぎると音が割れてしまうため、丁寧な吹き方を確認しながら、素敵な音色を奏でました。 歌「まほうのあいことば」は、明るく元気な曲調にのせて、生活の中の「やくそく」を振り返ることのできるようなそんな一曲です。子供達の一生懸命な歌声と歌詞を聞いていると、応援したくなるような気持ちになりました。 歌「いつも何度でも」は、曲が長く歌詞や出だしのタイミングが難しい一曲です。本番ではしっかりと歌詞を覚えて歌いきることができました。 そして合奏「ソラ・レーオ!」。バスオルガンのかっこいい重低音に合わせ、リズムの難しい曲が始まります。子供達はどんどん練習からレベルアップし、大成功に終わることができました。 (写真は、児童鑑賞日の様子です。) 音楽発表会(5年生)1曲目「風とケーナのロマンス」(リコーダーと歌) 2曲目「マイバラード」(二部合唱) 3曲目「君をのせて」(二部合唱) 4曲目「テキーラ」(合奏) 子ども達は移動教室が終わってから本格的に練習を始めました。特にリコーダーは、コロナ禍で演奏経験が少なかったこともあり、とても苦戦していました。頑張りが報われ楽器を担当できた子や、惜しくもオーディションで悔しい思いをした子、リコーダーが上手くいかず悩みながら練習してきた子などさまざまですが、音楽発表会を成功させるために、一人一人が自分なりに努力してきたはずです。 体育館練習の1回目は、「本番まで間に合うかな・・・」と不安に思うくらい、なかなか歌詞が覚えられなかったり、自分のパートを覚えられなかったりということがありました。これでいいのか・・・もっとできないか・・・。そこからほぼ毎日欠かさずクラスで練習し、当日を迎えました。 そして、児童鑑賞日と保護者鑑賞日の両日とも、子ども達は練習の成果をよく発揮していました。4年生や6年生、そして保護者の皆様の前で立派な姿を披露でき、よい経験になったと思います。元気なかけ声「テキーラ!!」で、5年生の発表を締めくくることができました。 音楽発表会も含め、2学期はたくさんの行事を経験してきました。この経験が今後に生きるように、子ども達にはまた新たな目標をもち、生活していってほしいです。 (写真は、児童鑑賞日の様子です。) 音楽発表会(1年生)全員が教室で、「こぶたぬきつねこ」の鍵盤ハーモニカのパートを練習し、合格を目指しました。 体育発表会が終わると、いよいよ音楽室での練習もスタート。鍵盤ハーモニカが合格した子から、木琴、鉄琴、キーボード、大太鼓、小太鼓などの楽器の練習を開始しました。家に鍵盤ハーモニカを持って帰って練習をする子も増え、みんなが意欲的に練習するようになってきました。歌も、教室で毎日のように歌って歌詞を覚え、きれいな声で歌う練習を重ねました。 自分がやりたい楽器に選ばれずに落ち込んだ子もいましたが、気持ちを切り替えてすてきな音楽を作り上げることができました。その他にも、自分の場所を覚えること、自分の出番まで静かに待つことなど、たくさんのことを学びました。 今日は、保護者の皆様の前で緊張しながらも、全力を出し切った演奏ができました。保護者の皆様には、お家での声かけや練習の支援など、さまざまなところで支えていただきました。ご協力ありがとうございました。 (写真は、児童鑑賞日の様子です。) 音楽発表会(2年生)本番は、緊張しながらもがんばりました。「みんなときれいな声で歌えた。」「難しくて何度も練習したところをうまく演奏できた。」「家の人たちがたくさん見に来てくれて、嬉しかった。」などの感想をもちました。 子供達の笑顔がたくさん見られた一日になりました。 (写真は、児童鑑賞日の様子です。) 12月2日(金) その2にんじんとキャベツを切り、もやしとともにフライパンで炒めます。さいの目に切った厚揚げを追加してから、最後にしょう油と塩・コショウで味付けをして出来上がりです。炒める料理はスピードが肝心です。強めの火加減でサッと炒めることで、シャキッとした食感の炒め物になります。(写真上) 一方の青のりポテトは、じゃがいもをゆででからお湯を切り、青のりと塩をまぶします。青のりのかかった「こふきいも」です。ゆで具合を確かめるために、何度も竹串で確認をしていました。 5年生でご飯とみそ汁を、そして6年生でおかずを作るのが小学校の家庭科です。これで一通り1食分の調理ができるようになりました。ただし、おかずは毎日同じものというわけにはいきません。家でも続けてお手伝いをして、自分の料理のレパートリーを増やしていくようにしましょう。 5年1組の教室では、下田移動教室の発表会が行われていました。11月に下田に行ってから、もうすぐ1か月が経ちます。2泊3日の思い出は、5年生の子ども達の心に深く残っています。帰ってきてから各自で調べたことを基に、Googleのスライドを使ってまとめました。一人ずつ自分で作ったスライドを使い、発表をしていました。 1組の全員の発表を見たわけではありませんが、とても上手にまとめてあると感じました。インターネット上にある写真を流用すれば、簡単に資料を作ることができます。しかし、肝心なのは、まとめの文章を自分の言葉で書き添えるということです。 移動教室で行った中で一番印象に残った場所として、爪木崎を取り上げていた子がいました。水族館や釣り体験、シャボテン公園を選ぶ子が多いと思いますが、あの短時間の散策が気に入ってもらえたのはうれしいなと思います。私も爪木崎がお気に入りの場所なので…。(写真中) 12月20日から1月末まで、爪木崎では水仙まつりが開かれます。移動教室で行った時は人がいなくてガランとしていましたが、水仙まつりの期間中は、たくさんの人で賑わいます。名物の池之段煮味噌鍋(いけんだにみそなべ)を目当てにやって来る人もいます。地元の漁師料理の一つで、魚介類をたっぷり入れた具沢山の汁物です。また下田に行きたくなりました。 5校時に、1,2年生の教室では絵日記を書いている姿が見られました。今日行った音楽発表会の絵日記です。印象的な出来事があった時、すぐに絵と文で記録を残しておくというのは、とても大切なことです。 1年1組では、自分たちの合奏の場面を思い出しながら、一つ一つの楽器をていねいに描いている子がたくさんいました。今回の音楽発表会で、いろいろな楽器を見て、その音色を知ることができました。1年生にとっては、それだけでも大行事だったのだと思います。絵日記を見ると、1年生なりに緊張していた様子が伝わってきました。(写真下) 12月2日(金) その1歌を2曲と合奏1曲の発表をしました。(3年生は、リコーダー奏を入れて4曲)どの学年も、歌は担任の先生が指揮をしていました。入場してきて自分の位置につき、開始までじっと座って待たされていただけに、1曲目の出だしが肝心です。「うまく声がでるかな…」と、先生達の方が心配だったことでしょう。指揮をする先生が子ども達の方を向き、ちょっとリラックスさせるようなしぐさをしてから始めていました。 低学年の子ども達は、そんな先生方の心配は必要なかったかのように、いつも通りに歌い始めていました。確かに、入場してから家の人を探し、手を振る余裕のある子が何人か見られたほどです。マスク越しではありましたが、体を左右にゆすったり、顔が上下に動く様子が見られました。元気で素直な歌声とともに、視覚的にも一生懸命さが伝わってきました。 3年生は、最初にリコーダー奏「花笛」を演奏しています。3年生になって初めてリコーダーを手にしたものの、最初はなかなかきれいな音が出せずに苦労していました。音楽の時間に、一人ずつ「ラ」の音を先生が確認していた頃を思い出します。夏休み中も家でしっかり練習をして、きれいな音が出せるようになりました。 合奏は、それぞれの学年の個性が出ておもしろいなと思いました。打楽器がとても重要で、練習の時は先生方がつきっきりで打つタイミングを教えていました。クラス単位の音楽の時間から体育館練習になり、次第に学年全員の音がそろうようになってきました。みんなでがんばったという気持ちを、低学年なりに実感できた音楽発表会でした。 ※写真上…1年(歌)、写真中…2年(合奏)、写真下…3年(リコーダー奏) 12月2日の給食華風大根 中華すいとん みかん 牛乳 一口メモ みかんは、11月頃から出回り、2月頃まで楽しめる果物です。ビタミンCが豊富なので、これからの季節の風邪予防におすすめです。 おいしいみかんかどうか、見た目だけでは分かりにくいものです。食べる前にあることをすると、少し甘くなると言われています。さて、次のうちのどれでしょう。 (1) 温める (2) 上下をひっくり返す (3) 軽くもむ 答えは、(3)の「軽くもむ」です。もむことで酸味の成分であるクエン酸が減るので、甘みをより感じるようになると言われています。しかし、強くもみ過ぎると食感が悪くなります。やさしくもむくらいがちょうどよく、おいしくなります。試してみてください。 調理実習(ご飯) 5年生今回は、ご飯を炊きました。ご家庭ではボタン一つで炊ける炊飯器を使っていると思いますが、実習では鍋を使いました。 まず、米や水を正確に量り、吸水後強火で沸騰させます。少し火を弱めた後、水が引いたら弱火にします。その後少し焦げたにおいがしてきたら、火を止めて10分蒸らして出来上がりです。 子ども達は、ご飯が炊けるまでに思ったよりも時間がかかることに気付き、火加減や中の様子に気を付けながらご飯を炊くことの大切さが分かりました。初めて鍋で炊いたということもあり、「いつもよりおいしく感じた!」と言う児童が多くいました。どの班もふっくらおいしいご飯を炊くことができ、大満足のようでした。 次回は味噌汁を作ります。今回のように、手順と安全に気を付けて班で協力しながら作りたいと思います。 12月1日(木)どの学年も、最初に代表児童が曲の紹介についての話をします。そして、歌→合奏の順で発表していきます。ただし、3〜5年生は、最初にリコーダー奏があり、その後に歌→合奏です。リコーダー奏を入れたのは、夏休みの宿題にリコーダー練習を出したところ、どの学年の子ども達もよくがんばって取り組んでいたからです。がんばった成果を発表させたいという音楽専科の思いから、発表の場を設けることにしました。リコーダーは、昨年度までの2年間、感染症対応のためにほとんど学校で指導することができませんでした。その分を取り戻すかのように、子ども達はよくがんばりました。 各学年の発表内容の詳細については、保護者鑑賞日の2日間にお伝えするようにします。今日は、事前情報として会場の様子についてお知らせします。 明日から2日間にわたる保護者鑑賞日は、学年入れ替え制で体育館に入っていただきます。一番前がマット席です。最も近い位置で子ども達の発表を鑑賞することができますが、目線は低い位置になります。その後ろが椅子席です。パイプ椅子が132脚並べてあり、間隔をとって体育館後方まで配置してあります。そして、その椅子席を取り囲むように、体育館後方と両サイドにビデオ席が設けてあります。ビデオ席は、立って鑑賞してください。なお、マット席と椅子席でも撮影は可能ですが、目の高さまでとして、周りの方の迷惑にならないようにお願いいたします。(写真上・中) 児童鑑賞日の発表が終わって教室に戻ると、さっそくその振り返りを行っていました。学年ごとに振り返り用紙があり、自分の今日の演奏はどうだったか、保護者鑑賞日に向けてどのようなことをがんばりたいかを書いていました。また、他の学年の発表を聞いた感想についても書きました。他学年の演奏を聴くのは初めての機会でしたが、きっとどの学年もそれぞれのすばらさに心が動いたことでしょう。そのことが2回目の本番となる保護者鑑賞日の演奏に結びつくように、各クラスで最後までしっかり指導していきます。(写真下) 低学年の部の後は、3年生が体育館に残り、合奏の練習をしていました。合奏「ソラ・レーオ!」は、出だしからしてとても難しい曲です。一方、高学年の部の後は、6年生が残って練習をしていました。合唱曲の練習でした。6年生は男子の人数が学年の三分の二以上と圧倒的に多く、全体の声のバランスをとるのにも苦労してきました。また、変声期を迎え始めた子ども達にとっては、高音を出すのが難しいということもあります。中には、とてもきれいなボーイソプラノを響かせている子もいます。学年50人全員の力を出し切って最高の合唱となるように、繰り返し練習をがんばっていました。 音楽発表会の見どころをもう一つ・・・学年によっては、担任が指揮棒を持つ曲があります。どのような指揮をするか、お楽しみに…。 12月1日の給食野菜のスープ 牛乳 一口メモ 今日の「ターメリックライス えびクリームソースがけ」に入っている「えび」には、うま味成分がたくさん含まれています。そのため、少しの量を入れるだけでも、えびのうま味や風味が加わっておいしくなります。 えびに関するクイズです。えびをゆでると、赤くなるのはなぜでしょうか? (1) 熱でのぼせたから (2) 熱さにびっくりしたから (3) 体の中に隠れていた色が出てきたから 答えは、(3)の「体の中に隠れていた色が出てきたから」です。えびの体の中には、アスタキサンチンという赤い色素があります。生きている時は、体の他の色に隠れて、あまり目立ちません。しかし、ゆでたり焼いたりすることで、隠れていた色素が出てきて赤くなります。 4年生 聴導犬出前授業講師の松本江理さんと聴導犬チャンプくんから、たくさんのことを学びました。まず、松本さん自身のお話をしてくださった後、どのようにして聴導犬が生活を助けているのか、実演してくださいました。子供たちは拍手喝采でした。いつものように拍手する子もいれば、事前に手話で調べ学習をしたときの知識を生かして、手話の拍手で表現する子もいました。 実演でチャンプくんは、キッチンタイマーの音が鳴ると、鳴っている場所を確認して松本さんに知らせ、そして音が鳴っているところに松本さんを連れて行きました。チャンプくんにとっては、楽しいゲームなのだそうです。そして、その楽しいゲームをクリアするほどほめられて嬉しい!そのように訓練されているのだそうです。 また、聴導犬のことだけでなく、身体障害者補助犬のことやユニバーサルデザインについてもお話ししてくださいました。 今日、子供たちは、きっと松本さんからの宿題に取り組んでいることと思います。その宿題は「おうちの人に今日学んだことを話すこと」です。松本さんとチャンプくんは、わたしたちと同じ練馬区民です。日本全国で58匹しかいない聴導犬との出会いは、とても貴重なことです。でも、同じ区に住んでいるのなら、またお会いできるかもしれませんね。 11月30日(水)卵のデザインもいろいろです。何色かのクレヨンを使って、きれいな模様になるように、そしてどこにもないような不思議な卵になるように作っていました。卵を描いた後、半分にギザギザに割れた2つの殻に切り取るところまでが前回の時間でした。今日は、その卵の殻を画用紙に貼り付けて、中からどんなものが出てきたのかをクレヨンで描いて仕上げます。 まず、大きな画用紙に、卵の殻をどのように貼り付けるかを考えました。パカッと2つに開いた貼り方や、中からポンッと生き物が飛び出すように殻を貼る方法など、その配置の仕方も考えさせます。次に、中から出てくるものを描いていきました。不思議な生き物やたくさんの動物が出てきたところを描いた子もいれば、乗り物やおもちゃが飛び出してきたところを表現した子もいました。一人一人、それぞれのストーリーを聞いてみたくなる作品ばかりでした。1学期に比べて、こんなに大きく伸び伸びと絵が描けるようになったことにもびっくりしました。(写真上) 5年2組が、ご飯を炊く調理実習を行っていました。(先週は、1組が行っています。)最初に人数分のお米を量り取ってから米を洗い、30分吸水させる下準備を行いました。(写真中) 米は研ぐものでしょうか、それとも洗うものでしょうか? 家庭科の教科書では、「洗う」と表記されています。一昔前までは、米は「研ぐ」ものとされていました。米同士をこすり合わせて、糠(ぬか)を取り除くために研いだものです。水を何度も取り替えながら、手のひらでギュッギュッと力を入れて研ぐことを教わりました。しかし、今は米は「洗う」ものとされています。米の表面に着いた若干の汚れなどを軽く洗い流すために行います。「軽くかき混ぜながら、3回くらい水をかえて洗う。」と教科書に書いてありました。 精米されてビニール袋に入って売られている最近の米は、米糠がついていないほどきれいです。一方、家庭で玄米から精米をしている場合は、ある程度米を研ぐ必要があります。私の住んでいる地域には、無人精米所がいたるところにあります。我が家を含め、多くの人が新米を近くの農家から玄米で購入しています。それを時々精米所に持って行き、白米にして食べています。(100円で10kg精米できます。) ところで、2組の子ども達は、3回目に洗った水を捨てずにボールに残していました。「後で鍋を洗う時に使うため」と話していました。教科書にも「米を洗った水は汚れを落としやすいので、とっておいて片付けに使う。」と書いてあります。SDGsの心得が、こういうところにもしっかり入ってきているようです。 3,4校時に、4年生を対象とした聴導犬の授業がありました。今年も、松本さんと聴導犬のチャンプくんが旭町小に来てくれました。「聴導犬」と書かれたハーネスを身につけたチャンプくんは、もう7歳になりました。私がチャンプくんを初めて見たのは、4年前の時でした。パートナーの松本さんの2代目の聴導犬のブランカが歳をとり、引退することになりました。そこで新たに迎えたのが、チャンプくんでした。その頃は、3歳でやんちゃ盛りだったチャンプくんでした。犬種がトイプードルなだけに、かわいいらしさが前面に出た聴導犬でした。それが今では、少しりりしく見えるようにもなり、立派な聴導犬として松本さんと一緒に活躍しています。でも、やっぱりかわいいです。 松本さんとチャンプくんは、いろいろな学校に出かけて聴導犬についての授業をしています。音が聞こえないということが、どれだけ日常生活に困難さをもたらすか、そして音を伝えてくれる手段の一つとして聴導犬がいることを、分かりやすく話してもらいました。 お話の中で、チャンプくんの出番がやってきました。タイマーをセットし、時間を知らせる音が鳴り始めると、まずチャンプくんは音のする場所を探しに行きます。次に、松本さんを探しまわり、見つけると飛び跳ねて音が鳴っていることを知らせます。(写真下)そして、松本さんを音が鳴っているところまで案内していきます。 訓練された聴導犬にとっては、これらの行動は「仕事」ではなく、「ゲーム」としてとらえています。音を知らせることで褒めてもらえるので、聴導犬はいつも音がしないかなと待っているわけです。(音を知らせたチャンプくんに、松本さんは大げさに褒めてあげ、ご褒美のおやつをあげます。) 盲導犬や介助犬についても、動画を使って説明をしてもらいました。それらの補助犬の中でも、特に聴導犬は厳しい訓練が必要です。犬だけでなく、パートナーも一緒に訓練に参加しなければなりません。そして、試験を受けてやっと認定証が発行されます。全国で58頭しか聴導犬がいないうちの貴重な1頭に子ども達は会うことができました。松本さんから出された宿題は、「身近な人に聴導犬のことを伝える」ということでした。私もいろいろな人に聴導犬チャンプくんのことを話したいなと思います。 身体障害者補助犬法ができて、今年で20年目を迎えるそうです。松本さんは、その関係で国会に呼ばれたりと、とても忙しい毎日を送られています。でも、「自分が住んでいる練馬区の小学校で授業ができるのがとても楽しい」と話されていました。 11月30日の給食ビーンズサラダ 牛乳 一口メモ 今日の献立は、人気のミートソーススパゲティです。おいしさのポイントは、たっぷりの玉ねぎをしっかりと炒めることです。炒めることで、玉ねぎの甘みやうま味が出てきます。 また、トマトの酸味を飛ばすために、少し煮立たせながら、しっかりと煮詰めることもポイントです。給食は、大きな鍋で大量につくるので、焦がさないように煮詰めるのは大変な作業です。調理員さんたちが、とてもおいしく仕上げてくれました。 パスタの本場であるイタリアでは、スパゲティは音を立ててすすらないという食べ方のマナーがあります。また、途中で麺をかみ切ることもマナー違反だそうです。一口分をフォークで巻いて食べるようにします。 11月29日(火)ティーに置いたボールを打つので、バッターは三振することがありません。また、ピッチャーが投げたボールを打つよりも、ゲームが早く進みます。一方、守る側は、一塁に投げてアウトにするのではなく、ボールを取ってからアウトゾーンに持って行った時点でランナーがストップすることになります。打者は、各塁の代わりに置いてある三角コーンをタッチしながら走り、アウトゾーンにボールが行くまでに進塁した分だけ得点になります。 さらに、6年生のルールとして、アウトゾーンに使っているフラフープの場所を自分たちで変えて良いことにしています。どこにアウトゾーンを置くのかも、守りのチームの作戦次第で決められるようにしています。 柔らかいスポンジボールを使用しているため、プラスチックバットではそれほど飛ばすことができません。バッターも、守りのいないところになるべくボールを飛ばそうと、打ち方を工夫するようになっていきます。旭町小では、3年生からベースボール型の学習で取り組んできているため、子ども達には馴染みがあり、人気の運動です。現在、サッカーのワールドカップで世界中が盛り上がっていますが、野球人気も負けてはいられません。(写真上) 3年生は、国語の時間に「短歌を楽しもう」という学習をしています。小学校の国語の授業で俳句や短歌を初めて学習するのは、3年生からです。6月に「俳句を楽しもう」という単元があり、五・七・五の十七音で成り立っていることと、季語が入ることを学びました。今回は、短歌が五・七・五・七・七の三十一音で成り立っていることや、情景や心情がうたわれていることを学びます。と言っても、俳句も短歌も、それぞれ1時間扱いの単元です。さらに文語調の短歌なので、言葉の響きやリズムに親しむことが主となります。 教科書には、「虫の音も…」で始まる良寛の句や、「奥山に もみじ踏み分け 鳴く鹿の…」と「天の原 振りさけ見れば 春日なる…」といった百人一首に入っている句が掲載されています。(写真中) さらにもう一首…「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」とうたった藤原 敏行の有名な句も載っています。「秋が来たと、目に見えてはっきりと分からないけれども、風の音が秋らしく感じられ、はっとさせられた。」という意味の短歌です。この短歌には、特に思い入れがあります。私が担任をしていた頃は、高学年の教科書にこの短歌が掲載されていました。「風の音にぞ おどろかれぬる」の部分がとても印象的でした。しかし当時は、「昔の人は風の音で秋を感じていたなんて、とても風流な人達だ…」くらいにしか思っていませんでした。それがこの歳になると、夏休み中に中庭でサクラ草の植え替えをしていると、頭にこの句が浮かんでくるのです。8月の中頃、蒸し暑い中にも、どことなく吹いてくる風が「秋」を感じさせる瞬間があります。「ああ、自分もそういう歳になったんだなあ…」と、別の一句が作れそうな気になる時があります。 6年生は、算数の時間に「データの特ちょうを調べて判断しよう」という学習をしています。この単元は、2年前の教科書改訂により、新しく追加された内容です。得られたデータの傾向を調べるために、代表値やドットプロット、度数分布表、ヒストグラムなどについて理解し、その力を伸ばしていく学習内容になっています。 すでにこの単元のまとめの段階に入っていて、今日はそれぞれのコースで練習問題に取り組んでいました。その中で、「最頻値(さいひんち)」という言葉が出てきました。恥ずかしながら、私にとって初めて聞くワードで、思わず子ども達の教科書を覗いて調べてみました。数直線上にデータを点で表したものをドットプロットと言いますが、そのデータの中で最も多く出てくる値を「最頻値」(またはモード)というそうです。(写真下) 統計に関する内容が小学校の算数に入ってきたのには、社会情勢が関連しています。私たちが学んできた算数とは違う学習内容が、他にも新たに入ってきています。ぜひ、お子さんの教科書を手に取ってみてください。 11月29日の給食チーズダッカルビ トックスープ すりおろしりんごゼリー 牛乳 一口メモ 今日は、韓国料理の献立です。「タッカルビ」の「タッ」は鶏、「カルビ」はあばら骨という意味なので、「タッカルビ」は「骨のまわりの肉を食べる鶏肉料理」という意味があります。 ぶつ切りにした鶏肉とにんじん、玉ねぎなどの野菜に、甘辛いコチュジャンをベースにしたタレをかけて鉄板で炒めて食べる料理です。その中にチーズを入れることで味がまろやかになり、さらにおいしくなります。これが「チーズタッカルビ」です。中の具材が減ってきたら、麺を入れたり、ご飯を入れてチャーハンのようにして食べるとおいしいそうです。 給食では、食べやすく一人分ずつをカップに入れ、チーズをのせてオーブンで焼いて作りました。 11月28日(月)最初に、図工室の外にたくさんたまっている落ち葉を集めに行きました。学校の東側の道路では、ちょうど主事さんたちが落ち葉をかき集めているところでした。この土日でさらに落ち葉が増えました。桜の葉やイチョウの葉、さらにはもっと大きな葉っぱもあり、こすり出しには十分過ぎるほどの材料がすぐに集まりました。 落ち葉のこすり出しでは、葉脈の模様を紙に写し取るため、ザラザラとした葉の裏側を使うようにします。今回は、クレヨンを使って写し取りました。写し取る紙がずれないように、手で押さえながらクレヨンでこすっていくと、きれいな葉脈の模様が浮かび上がってきました。さらに別の色のクレヨンでこすると、色が混ざり合い、すてきな色合いのアート作品に仕上がります。子ども達は、次々と浮き出てくる模様に驚きながら、いろいろな葉を使って試していました。(写真上) 1年生は、国語の時間に「まちがいを なおそう」という学習をしています。助詞の「は」「を」「へ」の使い方については、1学期の終わり頃に習いました。その後、少しずつ自分で文章を書いたり本を読んだりする経験を積み、助詞の間違いはだいぶ減ってきました。 2組では、教科書に書かれている文章から、助詞の使い方の間違いを見つけたり、句読点の誤りを見つけたりする学習をしていました。間違いを見つけて赤鉛筆で正しく直し、さらにノートに直した文章を書き写していきました。(写真中) 文の終わりに「。(句点)」をつけるというのは、1年生にとっては分かりやすいのですが、「、(読点)」を正しく打つのは難しいことです。実際、大人でも正しく読点を打つのは難しいのではないでしょうか。月末のこの時期、学校だよりや学年だよりの原稿チェックが管理職のところに回ってきます。自分の感覚で、よく読点の位置に直しを入れます。 1年生の教科書には、『読点は、読みやすいところにつける。』と書かれています。これはなんとも曖昧な表現ですが、はっきりとしたきまりがないのが現実です。一番分かりやすいのは、読点でたっぷりと間を取り、自分で声に出して読んでみることです。 読点が多いと、とても読みづらい文章になります。逆に読点がないと、分かりづらい文章や誤読が生じる文章になります。読点の位置は、文章を書く人のセンスによるところが大きいものです。 4年生は、社会科の時間に「まちの発展につくした人」という学習をしています。今から約400年前の江戸時代に活躍した玉川兄弟の偉業を取り上げ、様々な資料を基に当時の様子を学んでいます。玉川兄弟は、多摩川上流に取水堰ぜきをつくり、江戸まで続く上水を開きました。取水ぜきがあるのは、現在の羽村市です。そこから43kmも離れた四谷大木戸(現在の新宿区)まで水路をつくったというのですから驚きです。それが近現代の話であれば、機械を使った工事が可能ですが、当時はほとんどが人の手による作業です。わずかな傾斜をつけながら水を流していくだけでも、相当な技術と困難が重なった工事であったことが想像できます。 今日は、1組の子ども達が校庭の砂場に集まり、当時の様子を学ぼうと、「もっこ体験」を行っていました。シャベルでバケツに砂を入れ、てんびん棒を3人がかりでかついで運んでみました。バケツ1杯の土が、なんと重いことでしょう。棒が肩に食い込むほど重く感じられました。(写真下) 重機がなかった江戸時代に、玉川兄弟は羽村の取水ぜきから江戸まで、水を流すための水路を掘り続けました。掘った土は、全て手作業で運んでいたわけですから、当時の人々の苦労は並大抵のものではありませんでした。 資料によると、その工事は多摩川沿いの農民たちも一緒に加わり、昼夜を通して続けられたそうです。そして、なんと8か月余りで完成したというから、またまた驚きです。羽村の取水ぜきには、その玉川兄弟の銅像が建っています。 11月28日の給食沖サワラの照り焼き 白菜のピリ辛漬け 豚汁 牛乳 一口メモ 「白菜のピリ辛漬け」を献立に入れました。白菜は、鍋物として食べることが多い食材です。今日は、白菜をにんにくや生姜、豆板醤、しょう油などの調味料で漬け込み、漬物風にしました。 白菜についてのクイズです。白菜は、キャベツのようにたくさんの葉が巻いてある野菜ですが、その葉はおよそ何枚くらいあるでしょうか? (1) 10〜20枚 (2) 30〜50枚 (3) 70〜100枚 答えは、(3)の70〜100枚です。たくさんの葉が巻かれていることが分かります。機会があったら、数えてみてください。 白菜は、11月から2月が旬の野菜で、寒くなるとさらに甘味が増しておいしくなります。これからがおいしい野菜なので、いろいろな料理で味わってみてください。 11月25日(金)さて、今月はとても穏やかで、暖かな日が多いように感じます。「小春日和」は、正式には勤労感謝の日までの暖かな日に使われる言葉です。しかし、昨日も今日も、思わず日なたに出てのんびりしたくなるほどの陽気です。 9月下旬から10月中旬にかけて植え替えたサクラ草も、暖かな日々のおかげで順調に生育しています。昨年は、6年生のサクラ草が一番に開花しましたが、今年は1年生のサクラ草が一早く咲きそうです。1年1組の女の子の鉢を見ると、サクラ草の花芽がすくすくと伸びてきていることに気がつきました。同じクラスの子ども達も集まり、うらやましそうに見入っていました。(写真上) 茂ってきた葉っぱをかき分けてみると、他の子のサクラ草にも花芽ができ始めていました。隣の2組のサクラ草も、何人か花芽を確認することができました。全校の鉢を確認すると、児童玄関前(図書室側)に置いてある高学年のサクラ草にも花芽がついたものがあります。5,6年生の子ども達は、花芽ができていることにまだ気づいていないのでしょうか…。 9月26日、全校で最初に植え替えをしたのが6年生でした。その後、上の学年から順に植え替え指導を行い、最後が1年生(10月19日)でした。1年生は、私が教えた通りに、毎日せっせと水やりと愛情をしっかりあげているためか、生育がとても良いように感じます。 さて、暖かな気候によって、今日はこんなこともありました。・・・1年2組の子ども達が、中庭で生活科の学習をしていた時のことです。冬に近づいてきた自然の様子を観察させていたところ、池の周りに子ども達が集まり、大騒ぎになりました。オニヤンマの成虫を見つけた子がいて、あっという間にクラスの子ども達がその周りを取り囲んでいたのです。さらに、その近くでヤゴの抜け殻を拾った子もいて、得意気に見せてくれました。(写真中) この時期にトンボになるの? と、1年生の子どもでさえ不思議に思います。オニヤンマは、まだヤゴからかえったばかりだったのか、羽を震わせてじっとしていました。「寒いのかな…」と心配していたその時です。「あぁぁぁ〜」という子ども達の叫び声とともに、みんな一斉に空を見上げました。オニヤンマは、突然元気よく羽を動かしたかと思うと、中庭の上空を気持ちよさそうに飛んで行ったのです。 トンボの種類によっては、成虫のまま冬越しをする場合もあるようです。しかし、それはごく稀な種類のみで、オニヤンマは水中で卵か幼虫(ヤゴ)で越冬するはずです。1年生の子ども達とともに、めったに見られない貴重な光景を目にすることができました。 6年1組の教室では、家庭科の調理実習の話し合いが行われていました。6年生は、家庭科の「まかせてね 今日の食事」という学習で、1食分のおかずを作ります。来週の調理実習では、主菜として「厚揚げと野菜のチャンプルー」、副菜として「青のりポテト」を作る計画のようです。今日は、そのための調理分担を決めたり、手順について話し合ったりしていました。(写真下) ワークシートには、それぞれの料理の材料と切り方などが書いてありました。「厚揚げと野菜のチャンプルー」は、厚揚げの他に、にんじんやもやし、キャベツが入るようです。味付けは塩・コショウにしょう油を使います。一方の「青のりポテト」は、じゃがいもをゆでで塩と青のりを混ぜます。炒め料理とゆでる料理は、毎日の食卓に欠かせない調理法です。ぜひ、来週までに各家庭で練習をさせてみてください。 |
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