音楽会があります。子ども達の歌声と合奏をお楽しみください。29日(金)…児童鑑賞日 30日(土)…保護者鑑賞日

12月7日(水)

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 6年生は、保健の授業で「病気の予防」についての学習をしています。各クラスに養護教諭が入り、より専門的な立場から子ども達に授業をしています。
 病気の予防について理解していくためには、まず病気がどのようにして起こるのかを知る必要があります。2組の教室での今日の授業では、「病気は病原体や体の抵抗力、生活行動や環境が関わり合って起こる」ということを学習していました。現在、最も身近な感染症となっている「新型コロナウイルス」や「インフルエンザ」の発症を例に、その予防について考えていきました。
 ワークシートには、なつこさんが遊園地に遊びに行き、その翌日に発熱した事例が書いてありました。その文章から、何が原因で発熱につながったのかをまず考えさせました。遊園地に行くのが楽しみで、前日の夜に早く寝ていなかったことや、窓の閉まった満員電車に乗ったこと、手を洗わずにハンバーガーを食べたこと…様々な原因が挙げられていきました。
 病気にならないためには、「病原体の発生源をなくすこと」「うつる道筋を断ち切ること」「抵抗力を高めること」が必要です。そこで、なつこさんが病気になった原因の一つ一つが、病気にならないためのどのことに最も関係が深いか、班ごとに意見交流を行いました。(写真上)
 練馬区のホームページを見ると分かりますが、今週に入ってからも区内の小中学校での感染者数が多数報告されています。マスク着用や手洗いの励行、こまめな換気については引き続き指導していきますが、抵抗力を高めておくことも忘れないようにしたいものです。
 5年生は、算数の時間に「比べ方を考えよう(2)」という学習をしています。「割合」についての学習内容で、もとにする大きさが異なる時は、割合を使って比べられることを学んでいきます。「割合=比べられる量÷もとにする量」という言葉の式を活用して問題を解きます。また、割合を百分率(%)で表したり、歩合(割、分、厘)で表すことも学習します。
 今週は、さらに続けて、百分率を使った問題について学習をしています。昨日は比べられる量を求める問題で、今日はもとにする量が分からない場合の問題でした。先月、速さの学習をしていた時に、5年生の算数の山場ということをお伝えしましたが、ここにも大きな山場がありました。この割合の問題を解くには、数量関係がしっかり理解できていないとかなり難しいでしょう。
 「ペットボトルに入ったお茶が、増量して売られています。増量後のお茶の量は600mlです。600mlは、増量前の量の120%にあたります。増量前のお茶の量は何mlですか。」・・・式はどうなりますか? また、その計算を説明することができますか?
 1組で学習していたコースの子からは、様々な考え方が出されていました。数直線を使って考えた方法や「割合=…」の公式を利用した方法など、どれも子どもなりによく考えたものでした。なるほどと思ったのは、「600÷1.2=5」で、1%にあたるお茶の量を求め(5ml)、それを100倍(100%にする)して500mlという答えを求めた方法です。(写真中)
 割合の学習で難しいのは、問題文の中のどれがもとになる量であり、どれが比べられる量なのかという判断です。「100%と見る量は、もとになる量である」と教えても、なかなか子どもには難しいようです。
 4年生は、総合の学習の時間に練馬大根について調べたり、実際に種まきをして育てたりしてきました。学年の畑に種まきをしたのは9月上旬のことでしたから、そろそろ収穫の時期のはずです。
 1組の教室では、練馬大根の実物を先生から見せてもらっていました。畑では、地上部分しか見えていないため、どんな大根かが分かりません。ちょうど昨日の給食で、学校に練馬大根が大量に届き、練馬スパゲティとして味わったばかりでした。栄養士さんが、練馬大根の見本にと、1本を残しておいてくれました。本物に触れる絶好のチャンスになりました。
 練馬区の伝統野菜である練馬大根は、スーパーでもなかなか見かけません。収穫された練馬大根の多くは、漬物に加工されて販売されています。それほど希少価値のあるものになっています。色白で細長く、真ん中部分が少し太いのが特徴です。さあ、4年生が育ててきた練馬大根は、このくらい大きくなっているでしょうか。(写真下)

12月7日の給食

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献立名           ツナと豆腐のそぼろ丼
              さつま汁
              イチゴ
              牛乳


一口メモ

 「イチゴの赤い部分は果実で、表面についている粒々はイチゴの種である」・・・これは正解でしょうか?


 答えは×です。イチゴの果実は赤い部分ではなく、種のように見える「細かい粒々」が果実にあたります。私たちが食べている赤い部分は、「花托(かたく)」と呼ばれ、果実を育てるためのふかふかの布団のような役割をしています。果実のようで果実ではないイチゴのようなものを、本当の果実に対して偽の果実という意味で、「偽果(ぎか)」と呼ぶそうです。
 イチゴは免疫をアップし、ストレスから体を守るはたらきのあるビタミンCを多く含んでいます。イチゴを食べて、残り少ない2学期を元気に過ごしてほしいと思います。

12月6日(火)

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 5年生は、理科の時間に「ふりこの動き」の学習をしています。振り子の1往復する時間に着目させ、「振れ幅」や「糸の長さ」、「振り子の重さ」のうちのどの条件で振幅にかかる時間が変わるのかを調べていく単元です。
 実験の方法は、調べる条件だけを変え、他の条件は同じにして行います。これは、5年生の理科の学習で重要な「条件制御」の考え方にあたります。1学期にも、インゲン豆の発芽の実験で条件制御を行いました。発芽するための条件として、日光が必要であるかどうかを調べるとします。そのための実験は、一方を「日光あり」、もう一方を「日光なし」とし、他の条件(水や土、温度など)は全て一緒にして調べるという考え方です。
 今日、2組では、「ふりこの重さが変わると往復する時間はどうなるか?」というテーマで実験をしていました。振り子の実験器具として、おもりに「鉄球・アルミニウムの球・ゴム製の球」の3種類を使っていました。この実験の場合は、他の条件(振れ幅と糸の長さ)を同じくして行わなければなりません。実験の様子を見ていたら、使っているタコ糸の長さをものさしで測りながら、できる限り正確に実験しようと試みているグループが見られました。ストップウォッチの計測の仕方も含めて、正確さ・厳密さが問われる実験内容です。また、得られたデータの扱い方も重要です。何回かデータをとって平均して比較しますが、実験の誤差が生じます。それをどう考えさせるかというところも、今までの理科の内容にない学習と言えます。(写真上)
 では、実際に実験をして、結果はどうなったと思いますか? 糸の長さと振れ幅は一緒で、おもりの重さだけを変えます。振り子の振幅にかかる時間は、おもりの重さが軽い方が速いでしょうか? それとも重い方が速いでしょうか?
 実生活の中で考えたとしたら、こういう感じになります・・・「同じブランコで、6年生が乗った時と1年生が乗った時とで、往復の時間はどうなるでしょう。」ということです。「体重の軽い1年生が乗った時の方が速い」でしょうか。それとも、「体重の重い6年生が乗った時の方が速い」でしょうか。・・・正解は、往復にかかる時間は「同じ」です。つまり、振り子の振幅は、重さには関係しないということになります。これは、「同じ大きさの鉄球とゴム製の球を同時に落とした場合、地面に着くまでの時間は同じである(ただし、球の大きさは同じものとする)」ということにも通じます。(ガリレオのピサの斜塔での実験)大人でも「ホント???」と思ってしまいますが…。
 12月に入り、どの学年もそろそろ2学期のまとめの学習に入り始めました。1年生は、算数の時間に「どんなけいさんになるのかな?」という学習をしています。2学期に、繰り上がりのあるたし算と、繰り下がりのあるひき算の学習を習ってきました。それぞれ数を分解して、さくらんぼ計算で答えを求める方法を何度も練習してきています。
 この単元では、たし算やひき算の計算を用いて、文章問題に挑戦していきます。文章問題と言っても、教科書にはたくさんの動物の絵が載っています。これから学年が上がっていくにつれて、このように動物の数が全て描かれている絵が見られるわけではありません。問題文をよく読んで、たし算なのかひき算なのかを考えられなくてはなりません。
 「ハトが14羽います。6羽飛んでいくと、残りは何羽になりますか。」というひき算もあれば、「親のシマウマ(12頭)と子どものシマウマ(3頭)では、どちらが何頭多いでしょうか。」というひき算もあります。昔から、算数が苦手という子の一番の理由に「文章問題」が挙げられます。教科書にかわいい動物の絵があるうちに、しっかり問題の意図を理解していけるようにしておく必要があります。(写真中)
 先週まで5年生は、家庭科の時間にご飯を炊く調理実習を行ってきました。今週からは、「みそ汁」作りに取りかかります。5年1組が、3,4校時に調理実習を行いました。
 味噌汁のおいしさの決め手は、「だし」をしっかりとることです。煮干しを使い、頭とはらわたを取り除いてから鍋の水に入れ、下準備をしました。煮干しだけでなく、昆布やかつお節からもだしをとることができます。(家庭科の教科書には、写真入りでいろいろなだしについてり説明があります。)
 子ども達に聞いてみると、煮干しを使っている家庭は少ないようでした。だしの素という便利なものがあり、あるいは味噌自体に「だし入り」と書かれた優れものがあるのですから…。しかし、煮干しを入れた鍋の中が沸騰してきた時、家庭科室全体にいい香りが漂いました。煮干しをいれた、確かな「だし」の風味を感じ取ることができました。
 使った具材は、大根と長ねぎでした。大根は、皮をむいていちょう切りに、ねぎは薄い小口切りにしました。大根が煮えたら、量り取った味噌を溶いて入れ、さらにねぎを入れてひと煮立ちしたら出来上がりです。(写真下)
 「校長先生もどうぞ!」と誘われ、みんなと一緒にいただきました。大根がしっかりと煮えていていながら、ねぎはシャキッとした食感がありました。作り立ての味噌汁のおいしさが堪能できました。そして何と言っても、煮干しのだしがしっかり味わえる、おいしい味噌汁になっていました。「やっぱり、本物の煮干しからだしをとるとおいしいな」と実感しました。

12月6日 給食室より

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 練馬大根引っこ抜き大会で収穫された練馬大根が学校に届きました。(写真1枚目)長くてとても立派な大根です。青首大根と比べると細くて長いのが特徴です。

 今日の給食では、この練馬大根を使って「練馬スパゲティ」を作りました。
 全ての大根をすりおろしにして、大きな鍋で甘みが出るようにじっくりと煮込んでいきます。ツナとしめじを加えて、味付けは醤油、砂糖、酢のみととてもシンプルですが、ツナの旨味と大根の甘みがしっかりと感じられる仕上がりになっていました。

12月6日の給食

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献立名           練馬スパゲティ
              昆布サラダ
              フルーツ白玉
              牛乳


一口メモ

 今日の給食のために、4日の日曜日に行われた「練馬大根引っこ抜き大会」で収穫された大根を学校に届けていただきました。
 練馬大根は、長さが70cmから1mと長く、大根の真ん中が太くなっていることから、引き抜くのに普通の大根の3〜5倍の力がいるそうです。今日の給食を作るのに、全部で約68kgと、たくさんの練馬大根を使っています。生産者さんや収穫してくれた方々に感謝の気持ちでいただくようにしたいと思います。
 いつもの練馬スパゲティは、青首大根を使って作っていますが、今日は練馬大根を使っています。練馬大根はなかなか手に入らない貴重な大根です。
(北校舎1階の給食室前に、練馬大根を展示しています。)

12月3日(土)

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 今日は、高学年の音楽発表会の日でした。師走らしく冷え込んだ朝を迎えましたが、体育館の中では、4〜6年生の熱い演奏が続きました。
 4年生は、最初に「エーデルワイス」のリコーダー奏を発表しました。1学期から、音楽の授業でよくこの曲を練習していたことを覚えています。なかなか合格しなくて苦労した子や、夏休み中に家で特訓した子もいたことでしょう。リコーダーは、3年生の頃から手にしています。しかし、昨年度は感染症対応で、練習がほとんどできませんでした。4年生にとっては、今年度から本格的にリコーダーを始めたことになります。
 1つのバイオリンの音がたくさん重なると、音に深みと広がりが出ます。それと同じく、リコーダー奏にも独特の響きの心地よさが感じられました。とてもきれいな響きでした。(写真上)
 5年生の合唱と合奏は、学年の持ち味を生かした選曲でした。昨日の低学年の発表曲も含めて、他の学年もそれぞれにふさわしい曲が選ばれていましたが、5年生の演奏を聴いていて一番それを感じました。
 5年生の合唱の1曲目の「マイバラード」は、学大付属大泉中学校の教員でもあった松井 孝夫さんが作った曲です。作曲家としてのデビュー曲で、今でもよく合唱コンクールで歌われています。子ども達の多感で繊細な心情が込められた曲です。2曲目は、「君をのせて」…天空の城ラピュタのテーマ曲として有名です。井上 あずみさんが歌って映画とともにこの曲が一躍大ヒットになりました…もう36年も前のことです。その後、合唱曲としてはもちろんのこと、様々な歌手がカヴァーしてきました。サラ・オレインがコンサートでも歌っていました。(写真中)
 6年生は、今回の音楽発表会が卒業前の最後の学校行事となりました。体育発表会でのマーチングの時もそうでしたが、合奏の練習にとても意欲的で、休み時間も熱心に取り組む姿を目にしてきました。合奏「彼こそが海賊」は、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマ曲です。この映画のシリーズは、始まってからもう20年近く経つようです。勇壮な曲想に、6年生の子ども達はノリノリで演奏していました。小学校での思い出の1曲として、6年生全員の心に残ったことでしょう。(写真下)
 高学年の音楽発表会では、合唱・合奏ともに、指揮は音楽専科が担当していました。体育館の横から見ていて気がついたことがあります。マスクをしての指揮は、とても大変であるということです。指揮者は、表情を使って指示を出します。合唱を指揮する時は、声は出しませんが、口を開け閉めしながら子ども達に向かって様々な指示を出しています。それがマスクで隠れたままなのですから、目だけで指揮をしなければなりません。客席側の保護者の皆様には見えなかったと思いますが、すごい目力で子ども達に指示を出していました。

音楽発表会(6年生)

 6年生は、これまでマーチングの練習にかなりの時間を費やしてきました。子供たちの中には、「やりきった」という気持ちの子が多く、最初は音楽発表会になかなかのっていかない様子が感じられました。
 それでも合奏の練習は、休み時間を使って取り組もうとする姿がみられました。本番の日が差し迫っていく中で、徐々に音楽発表会への気持ちが向いてきました。合唱は高音のパートが多く、難しい歌でしたが、一生懸命練習しました。
 そして迎えた児童鑑賞日でしたが、合唱ではなかなか声が出ませんでした。大勢の人に見られて緊張したようです。この反省を踏まえて、気を引き締めて保護者鑑賞日に臨みました。保護者鑑賞日では、合唱の声が大きくなり、合奏もいつもより音が揃っていたように感じます。
 演奏を終えた後に振り返りをすると、子供たちの中には「もっと力を出せたはず」と考えている子が多く見られました。もう次の卒業式に向けて、気持ちを高めているようです。今回の音楽発表会の経験を生かし、更なる活躍につなげてほしいと思います。
(写真は、児童鑑賞日の様子です。)

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音楽発表会(4年生)

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 本日は、たくさんの保護者の皆様にご来校いただき、ありがとうございました。
子ども達は、練習してきたことを思い出して、本番に臨んでいました。

 4年生は、4曲披露しました。1曲目は「エーデルワイス」です。ピアノの伴奏に合わせてリコーダーで演奏しました。1学期から取り組んできた曲で、2つのパートに分かれてきれいなハーモニーを奏でていました。

 2曲目は、「TODAY」です。軽やかなテンポと走り出したくなる歌詞で楽しく歌うことができました。

 3曲目は、「Smile Again」です。聴いていると笑顔になれる優しい歌詞ときれいな歌声で合唱することができました。

 4曲目は、「元気になれそう」です。この曲は、掃除の時間に必ず流れる曲で、子ども達にとってなじみがある曲でした。2学期から練習を始めましたが、あっという間に音階を覚え、楽しく練習していました。本番でも様々な楽器に分かれて演奏しましたが、きれいなハーモニーとなって届いていたのではないでしょうか。

 終わった後、子ども達に話を聞いてみると「練習したことを出し切れた」「楽しくできた」「ちょっと間違った」「緊張した」など、様々な感想が出てきました。みんなで一つのものを作り上げることの大切さや素晴らしさを感じていたようでした。

 2学期も残りわずかになりました。学習のまとめをして、3学期につなげていけるように指導していきたいと思います。
(写真は、児童鑑賞日の様子です。)

3年生 音楽発表会

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3年生の発表では
・リコーダー「花笛」
・歌「まほうのあいことば」
・歌「いつも何度でも」
・合奏「ソラ・レーオ!」
の4曲でした。

 3年生からのリコーダー。やる気満々の子供達の姿をいつも見ることができました。吹く息が強すぎると音が割れてしまうため、丁寧な吹き方を確認しながら、素敵な音色を奏でました。
 歌「まほうのあいことば」は、明るく元気な曲調にのせて、生活の中の「やくそく」を振り返ることのできるようなそんな一曲です。子供達の一生懸命な歌声と歌詞を聞いていると、応援したくなるような気持ちになりました。
 歌「いつも何度でも」は、曲が長く歌詞や出だしのタイミングが難しい一曲です。本番ではしっかりと歌詞を覚えて歌いきることができました。
 そして合奏「ソラ・レーオ!」。バスオルガンのかっこいい重低音に合わせ、リズムの難しい曲が始まります。子供達はどんどん練習からレベルアップし、大成功に終わることができました。
(写真は、児童鑑賞日の様子です。)

音楽発表会(5年生)

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 音楽発表会で、5年生は4曲披露しました。

1曲目「風とケーナのロマンス」(リコーダーと歌)
2曲目「マイバラード」(二部合唱)
3曲目「君をのせて」(二部合唱)
4曲目「テキーラ」(合奏)

 子ども達は移動教室が終わってから本格的に練習を始めました。特にリコーダーは、コロナ禍で演奏経験が少なかったこともあり、とても苦戦していました。頑張りが報われ楽器を担当できた子や、惜しくもオーディションで悔しい思いをした子、リコーダーが上手くいかず悩みながら練習してきた子などさまざまですが、音楽発表会を成功させるために、一人一人が自分なりに努力してきたはずです。

 体育館練習の1回目は、「本番まで間に合うかな・・・」と不安に思うくらい、なかなか歌詞が覚えられなかったり、自分のパートを覚えられなかったりということがありました。これでいいのか・・・もっとできないか・・・。そこからほぼ毎日欠かさずクラスで練習し、当日を迎えました。

 そして、児童鑑賞日と保護者鑑賞日の両日とも、子ども達は練習の成果をよく発揮していました。4年生や6年生、そして保護者の皆様の前で立派な姿を披露でき、よい経験になったと思います。元気なかけ声「テキーラ!!」で、5年生の発表を締めくくることができました。

 音楽発表会も含め、2学期はたくさんの行事を経験してきました。この経験が今後に生きるように、子ども達にはまた新たな目標をもち、生活していってほしいです。
(写真は、児童鑑賞日の様子です。)

音楽発表会(1年生)

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 1年生は、10月の中旬から音楽発表会の練習を始めました。まだ、体育発表会が終わっていない中での練習のスタートでした。
 全員が教室で、「こぶたぬきつねこ」の鍵盤ハーモニカのパートを練習し、合格を目指しました。
 体育発表会が終わると、いよいよ音楽室での練習もスタート。鍵盤ハーモニカが合格した子から、木琴、鉄琴、キーボード、大太鼓、小太鼓などの楽器の練習を開始しました。家に鍵盤ハーモニカを持って帰って練習をする子も増え、みんなが意欲的に練習するようになってきました。歌も、教室で毎日のように歌って歌詞を覚え、きれいな声で歌う練習を重ねました。
 自分がやりたい楽器に選ばれずに落ち込んだ子もいましたが、気持ちを切り替えてすてきな音楽を作り上げることができました。その他にも、自分の場所を覚えること、自分の出番まで静かに待つことなど、たくさんのことを学びました。
 今日は、保護者の皆様の前で緊張しながらも、全力を出し切った演奏ができました。保護者の皆様には、お家での声かけや練習の支援など、さまざまなところで支えていただきました。ご協力ありがとうございました。
(写真は、児童鑑賞日の様子です。)

音楽発表会(2年生)

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 待ちに待った音楽発表会の日が来て、子供達は朝からとてもはりきっていました。
 本番は、緊張しながらもがんばりました。「みんなときれいな声で歌えた。」「難しくて何度も練習したところをうまく演奏できた。」「家の人たちがたくさん見に来てくれて、嬉しかった。」などの感想をもちました。
 子供達の笑顔がたくさん見られた一日になりました。
(写真は、児童鑑賞日の様子です。)

12月2日(金) その2

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 体育館で音楽発表会が行われていた頃、その1階にある家庭科室では、6年1組が調理実習をしていました。先週、調理の計画を立てていた「厚揚げと野菜のチャンプルー」と「青のりポテト」の実習でした。
 にんじんとキャベツを切り、もやしとともにフライパンで炒めます。さいの目に切った厚揚げを追加してから、最後にしょう油と塩・コショウで味付けをして出来上がりです。炒める料理はスピードが肝心です。強めの火加減でサッと炒めることで、シャキッとした食感の炒め物になります。(写真上)
 一方の青のりポテトは、じゃがいもをゆででからお湯を切り、青のりと塩をまぶします。青のりのかかった「こふきいも」です。ゆで具合を確かめるために、何度も竹串で確認をしていました。
 5年生でご飯とみそ汁を、そして6年生でおかずを作るのが小学校の家庭科です。これで一通り1食分の調理ができるようになりました。ただし、おかずは毎日同じものというわけにはいきません。家でも続けてお手伝いをして、自分の料理のレパートリーを増やしていくようにしましょう。
 5年1組の教室では、下田移動教室の発表会が行われていました。11月に下田に行ってから、もうすぐ1か月が経ちます。2泊3日の思い出は、5年生の子ども達の心に深く残っています。帰ってきてから各自で調べたことを基に、Googleのスライドを使ってまとめました。一人ずつ自分で作ったスライドを使い、発表をしていました。
 1組の全員の発表を見たわけではありませんが、とても上手にまとめてあると感じました。インターネット上にある写真を流用すれば、簡単に資料を作ることができます。しかし、肝心なのは、まとめの文章を自分の言葉で書き添えるということです。
 移動教室で行った中で一番印象に残った場所として、爪木崎を取り上げていた子がいました。水族館や釣り体験、シャボテン公園を選ぶ子が多いと思いますが、あの短時間の散策が気に入ってもらえたのはうれしいなと思います。私も爪木崎がお気に入りの場所なので…。(写真中)
 12月20日から1月末まで、爪木崎では水仙まつりが開かれます。移動教室で行った時は人がいなくてガランとしていましたが、水仙まつりの期間中は、たくさんの人で賑わいます。名物の池之段煮味噌鍋(いけんだにみそなべ)を目当てにやって来る人もいます。地元の漁師料理の一つで、魚介類をたっぷり入れた具沢山の汁物です。また下田に行きたくなりました。
 5校時に、1,2年生の教室では絵日記を書いている姿が見られました。今日行った音楽発表会の絵日記です。印象的な出来事があった時、すぐに絵と文で記録を残しておくというのは、とても大切なことです。
 1年1組では、自分たちの合奏の場面を思い出しながら、一つ一つの楽器をていねいに描いている子がたくさんいました。今回の音楽発表会で、いろいろな楽器を見て、その音色を知ることができました。1年生にとっては、それだけでも大行事だったのだと思います。絵日記を見ると、1年生なりに緊張していた様子が伝わってきました。(写真下)

12月2日(金) その1

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 今日の音楽発表会は、低学年の保護者鑑賞日でした。1年生から3年生まで、学年入れ替え制で実施しました。マット席や椅子席、ビデオ席を設けたため、かなりゆとりをもって参観していただくことができました。
 歌を2曲と合奏1曲の発表をしました。(3年生は、リコーダー奏を入れて4曲)どの学年も、歌は担任の先生が指揮をしていました。入場してきて自分の位置につき、開始までじっと座って待たされていただけに、1曲目の出だしが肝心です。「うまく声がでるかな…」と、先生達の方が心配だったことでしょう。指揮をする先生が子ども達の方を向き、ちょっとリラックスさせるようなしぐさをしてから始めていました。
 低学年の子ども達は、そんな先生方の心配は必要なかったかのように、いつも通りに歌い始めていました。確かに、入場してから家の人を探し、手を振る余裕のある子が何人か見られたほどです。マスク越しではありましたが、体を左右にゆすったり、顔が上下に動く様子が見られました。元気で素直な歌声とともに、視覚的にも一生懸命さが伝わってきました。
 3年生は、最初にリコーダー奏「花笛」を演奏しています。3年生になって初めてリコーダーを手にしたものの、最初はなかなかきれいな音が出せずに苦労していました。音楽の時間に、一人ずつ「ラ」の音を先生が確認していた頃を思い出します。夏休み中も家でしっかり練習をして、きれいな音が出せるようになりました。
 合奏は、それぞれの学年の個性が出ておもしろいなと思いました。打楽器がとても重要で、練習の時は先生方がつきっきりで打つタイミングを教えていました。クラス単位の音楽の時間から体育館練習になり、次第に学年全員の音がそろうようになってきました。みんなでがんばったという気持ちを、低学年なりに実感できた音楽発表会でした。
※写真上…1年(歌)、写真中…2年(合奏)、写真下…3年(リコーダー奏)

12月2日の給食

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献立名           チャーハン
              華風大根
              中華すいとん
              みかん
              牛乳


一口メモ

 みかんは、11月頃から出回り、2月頃まで楽しめる果物です。ビタミンCが豊富なので、これからの季節の風邪予防におすすめです。
 おいしいみかんかどうか、見た目だけでは分かりにくいものです。食べる前にあることをすると、少し甘くなると言われています。さて、次のうちのどれでしょう。
(1) 温める
(2) 上下をひっくり返す
(3) 軽くもむ


 答えは、(3)の「軽くもむ」です。もむことで酸味の成分であるクエン酸が減るので、甘みをより感じるようになると言われています。しかし、強くもみ過ぎると食感が悪くなります。やさしくもむくらいがちょうどよく、おいしくなります。試してみてください。

調理実習(ご飯) 5年生

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 5年生は、家庭科の学習で調理実習を行いました。
 今回は、ご飯を炊きました。ご家庭ではボタン一つで炊ける炊飯器を使っていると思いますが、実習では鍋を使いました。
 まず、米や水を正確に量り、吸水後強火で沸騰させます。少し火を弱めた後、水が引いたら弱火にします。その後少し焦げたにおいがしてきたら、火を止めて10分蒸らして出来上がりです。
 子ども達は、ご飯が炊けるまでに思ったよりも時間がかかることに気付き、火加減や中の様子に気を付けながらご飯を炊くことの大切さが分かりました。初めて鍋で炊いたということもあり、「いつもよりおいしく感じた!」と言う児童が多くいました。どの班もふっくらおいしいご飯を炊くことができ、大満足のようでした。
 次回は味噌汁を作ります。今回のように、手順と安全に気を付けて班で協力しながら作りたいと思います。

12月1日(木)

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 今日は、音楽発表会児童鑑賞日でした。各学年のリハーサルも兼ねて、低学年と高学年に分けて実施しました。1,2校時に低学年(1〜3年生)、3,4校時に高学年(4〜6年生)が体育館に集まりました。昨年とは違い、子ども同士の発表を2学年に鑑賞してもらう形で行いました。
 どの学年も、最初に代表児童が曲の紹介についての話をします。そして、歌→合奏の順で発表していきます。ただし、3〜5年生は、最初にリコーダー奏があり、その後に歌→合奏です。リコーダー奏を入れたのは、夏休みの宿題にリコーダー練習を出したところ、どの学年の子ども達もよくがんばって取り組んでいたからです。がんばった成果を発表させたいという音楽専科の思いから、発表の場を設けることにしました。リコーダーは、昨年度までの2年間、感染症対応のためにほとんど学校で指導することができませんでした。その分を取り戻すかのように、子ども達はよくがんばりました。
 各学年の発表内容の詳細については、保護者鑑賞日の2日間にお伝えするようにします。今日は、事前情報として会場の様子についてお知らせします。
 明日から2日間にわたる保護者鑑賞日は、学年入れ替え制で体育館に入っていただきます。一番前がマット席です。最も近い位置で子ども達の発表を鑑賞することができますが、目線は低い位置になります。その後ろが椅子席です。パイプ椅子が132脚並べてあり、間隔をとって体育館後方まで配置してあります。そして、その椅子席を取り囲むように、体育館後方と両サイドにビデオ席が設けてあります。ビデオ席は、立って鑑賞してください。なお、マット席と椅子席でも撮影は可能ですが、目の高さまでとして、周りの方の迷惑にならないようにお願いいたします。(写真上・中)
 児童鑑賞日の発表が終わって教室に戻ると、さっそくその振り返りを行っていました。学年ごとに振り返り用紙があり、自分の今日の演奏はどうだったか、保護者鑑賞日に向けてどのようなことをがんばりたいかを書いていました。また、他の学年の発表を聞いた感想についても書きました。他学年の演奏を聴くのは初めての機会でしたが、きっとどの学年もそれぞれのすばらさに心が動いたことでしょう。そのことが2回目の本番となる保護者鑑賞日の演奏に結びつくように、各クラスで最後までしっかり指導していきます。(写真下)
 低学年の部の後は、3年生が体育館に残り、合奏の練習をしていました。合奏「ソラ・レーオ!」は、出だしからしてとても難しい曲です。一方、高学年の部の後は、6年生が残って練習をしていました。合唱曲の練習でした。6年生は男子の人数が学年の三分の二以上と圧倒的に多く、全体の声のバランスをとるのにも苦労してきました。また、変声期を迎え始めた子ども達にとっては、高音を出すのが難しいということもあります。中には、とてもきれいなボーイソプラノを響かせている子もいます。学年50人全員の力を出し切って最高の合唱となるように、繰り返し練習をがんばっていました。
 音楽発表会の見どころをもう一つ・・・学年によっては、担任が指揮棒を持つ曲があります。どのような指揮をするか、お楽しみに…。

12月1日の給食

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献立名           ターメリックライス えびクリームソースがけ
              野菜のスープ
              牛乳


一口メモ

 今日の「ターメリックライス えびクリームソースがけ」に入っている「えび」には、うま味成分がたくさん含まれています。そのため、少しの量を入れるだけでも、えびのうま味や風味が加わっておいしくなります。
 えびに関するクイズです。えびをゆでると、赤くなるのはなぜでしょうか?
(1) 熱でのぼせたから
(2) 熱さにびっくりしたから
(3) 体の中に隠れていた色が出てきたから


 答えは、(3)の「体の中に隠れていた色が出てきたから」です。えびの体の中には、アスタキサンチンという赤い色素があります。生きている時は、体の他の色に隠れて、あまり目立ちません。しかし、ゆでたり焼いたりすることで、隠れていた色素が出てきて赤くなります。

4年生 聴導犬出前授業

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 11月30日(木)の3・4時間目に、総合的な学習の時間「考えよう、わたしたちの町のユニバーサルデザイン」の学習に関連して、聴導犬出前授業を実施しました。
 講師の松本江理さんと聴導犬チャンプくんから、たくさんのことを学びました。まず、松本さん自身のお話をしてくださった後、どのようにして聴導犬が生活を助けているのか、実演してくださいました。子供たちは拍手喝采でした。いつものように拍手する子もいれば、事前に手話で調べ学習をしたときの知識を生かして、手話の拍手で表現する子もいました。
 実演でチャンプくんは、キッチンタイマーの音が鳴ると、鳴っている場所を確認して松本さんに知らせ、そして音が鳴っているところに松本さんを連れて行きました。チャンプくんにとっては、楽しいゲームなのだそうです。そして、その楽しいゲームをクリアするほどほめられて嬉しい!そのように訓練されているのだそうです。
 また、聴導犬のことだけでなく、身体障害者補助犬のことやユニバーサルデザインについてもお話ししてくださいました。
 今日、子供たちは、きっと松本さんからの宿題に取り組んでいることと思います。その宿題は「おうちの人に今日学んだことを話すこと」です。松本さんとチャンプくんは、わたしたちと同じ練馬区民です。日本全国で58匹しかいない聴導犬との出会いは、とても貴重なことです。でも、同じ区に住んでいるのなら、またお会いできるかもしれませんね。

11月30日(水)

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 1年生の各教室で、図工の授業がありました。「ふしぎなたまご」という作品に取り組んでいました。「どんな卵があったらおもしろいかな?」「中からどんなものが出てくるかな?」と、想像をふくらませて考えて作る造形活動です。
 卵のデザインもいろいろです。何色かのクレヨンを使って、きれいな模様になるように、そしてどこにもないような不思議な卵になるように作っていました。卵を描いた後、半分にギザギザに割れた2つの殻に切り取るところまでが前回の時間でした。今日は、その卵の殻を画用紙に貼り付けて、中からどんなものが出てきたのかをクレヨンで描いて仕上げます。
 まず、大きな画用紙に、卵の殻をどのように貼り付けるかを考えました。パカッと2つに開いた貼り方や、中からポンッと生き物が飛び出すように殻を貼る方法など、その配置の仕方も考えさせます。次に、中から出てくるものを描いていきました。不思議な生き物やたくさんの動物が出てきたところを描いた子もいれば、乗り物やおもちゃが飛び出してきたところを表現した子もいました。一人一人、それぞれのストーリーを聞いてみたくなる作品ばかりでした。1学期に比べて、こんなに大きく伸び伸びと絵が描けるようになったことにもびっくりしました。(写真上)
 5年2組が、ご飯を炊く調理実習を行っていました。(先週は、1組が行っています。)最初に人数分のお米を量り取ってから米を洗い、30分吸水させる下準備を行いました。(写真中)
 米は研ぐものでしょうか、それとも洗うものでしょうか? 家庭科の教科書では、「洗う」と表記されています。一昔前までは、米は「研ぐ」ものとされていました。米同士をこすり合わせて、糠(ぬか)を取り除くために研いだものです。水を何度も取り替えながら、手のひらでギュッギュッと力を入れて研ぐことを教わりました。しかし、今は米は「洗う」ものとされています。米の表面に着いた若干の汚れなどを軽く洗い流すために行います。「軽くかき混ぜながら、3回くらい水をかえて洗う。」と教科書に書いてありました。
 精米されてビニール袋に入って売られている最近の米は、米糠がついていないほどきれいです。一方、家庭で玄米から精米をしている場合は、ある程度米を研ぐ必要があります。私の住んでいる地域には、無人精米所がいたるところにあります。我が家を含め、多くの人が新米を近くの農家から玄米で購入しています。それを時々精米所に持って行き、白米にして食べています。(100円で10kg精米できます。)
 ところで、2組の子ども達は、3回目に洗った水を捨てずにボールに残していました。「後で鍋を洗う時に使うため」と話していました。教科書にも「米を洗った水は汚れを落としやすいので、とっておいて片付けに使う。」と書いてあります。SDGsの心得が、こういうところにもしっかり入ってきているようです。
 3,4校時に、4年生を対象とした聴導犬の授業がありました。今年も、松本さんと聴導犬のチャンプくんが旭町小に来てくれました。「聴導犬」と書かれたハーネスを身につけたチャンプくんは、もう7歳になりました。私がチャンプくんを初めて見たのは、4年前の時でした。パートナーの松本さんの2代目の聴導犬のブランカが歳をとり、引退することになりました。そこで新たに迎えたのが、チャンプくんでした。その頃は、3歳でやんちゃ盛りだったチャンプくんでした。犬種がトイプードルなだけに、かわいいらしさが前面に出た聴導犬でした。それが今では、少しりりしく見えるようにもなり、立派な聴導犬として松本さんと一緒に活躍しています。でも、やっぱりかわいいです。
 松本さんとチャンプくんは、いろいろな学校に出かけて聴導犬についての授業をしています。音が聞こえないということが、どれだけ日常生活に困難さをもたらすか、そして音を伝えてくれる手段の一つとして聴導犬がいることを、分かりやすく話してもらいました。
 お話の中で、チャンプくんの出番がやってきました。タイマーをセットし、時間を知らせる音が鳴り始めると、まずチャンプくんは音のする場所を探しに行きます。次に、松本さんを探しまわり、見つけると飛び跳ねて音が鳴っていることを知らせます。(写真下)そして、松本さんを音が鳴っているところまで案内していきます。
 訓練された聴導犬にとっては、これらの行動は「仕事」ではなく、「ゲーム」としてとらえています。音を知らせることで褒めてもらえるので、聴導犬はいつも音がしないかなと待っているわけです。(音を知らせたチャンプくんに、松本さんは大げさに褒めてあげ、ご褒美のおやつをあげます。)
 盲導犬や介助犬についても、動画を使って説明をしてもらいました。それらの補助犬の中でも、特に聴導犬は厳しい訓練が必要です。犬だけでなく、パートナーも一緒に訓練に参加しなければなりません。そして、試験を受けてやっと認定証が発行されます。全国で58頭しか聴導犬がいないうちの貴重な1頭に子ども達は会うことができました。松本さんから出された宿題は、「身近な人に聴導犬のことを伝える」ということでした。私もいろいろな人に聴導犬チャンプくんのことを話したいなと思います。
 身体障害者補助犬法ができて、今年で20年目を迎えるそうです。松本さんは、その関係で国会に呼ばれたりと、とても忙しい毎日を送られています。でも、「自分が住んでいる練馬区の小学校で授業ができるのがとても楽しい」と話されていました。

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