音楽会があります。子ども達の歌声と合奏をお楽しみください。29日(金)…児童鑑賞日 30日(土)…保護者鑑賞日

3月22日(水)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 春分の日を越えて、校庭の桜がいよいよ満開に近づいてきました。今日も朝から日差しの強さを感じます。
 1年生から4年生は、4時間授業で給食後に下校しました。そして高学年は、5,6校時に卒業式の予行練習を全教員が参加して実施しています。今週に入り、どの学年もたくさんの作品や荷物を手に帰っています。だんだん教室や廊下の荷物が少なくなり、いよいよ学年末という感じになりました。
 2年生は、算数の時間に一年間のまとめのプリントに取り組ませていました。2年生の算数では、たし算やひき算の筆算を始め、長さや水のかさの単位、分数の学習など、新しく習う内容がたくさんありました。そして、何よりも一番重要で一番大変な山場となったのが、「かけ算九九」でした。卒業式の呼びかけの中に、「かけ算九九 毎日練習して 全部言えるようになった時は すごくうれしかったです。」というセリフがあります。きっとそういう苦労は、小学校を卒業してもしっかり残り続けることでしょう。
 旭町小では、1,2年生の算数は担任の先生が指導し、学力向上支援講師の先生が指導支援に入っています。4月から3年生になると、算数は習熟度別の少人数指導で行われることになります。2クラスを3つのコースに分けて、学年の先生と算数少人数担当とで子ども達の指導にあたります。他の学年にも言えることですが、算数ほど前学年までの学習内容が大切になる教科はありません。短い春休みですが、今年度の学習内容が定着しているかどうかをしっかり確認しておく必要があります。(写真上)
 1年2組の教室では、テレビモニターに子ども達の写真をスライドショーで映しながら、この一年間を振り返っていました。大きな行事だけでなく、日頃の学習場面をこまめに写真に収めてあったようです。図工の時間に初めて粘土をこねている様子や、5月にアサガオの種まきをした様子など、どれも1年生にとっても「懐かしい〜」と感じさせる場面の連続でした。(写真中)
 中には、係決めをした時の個人写真が画面に大きく映し出される場面もありました。大人にとっては、半年前の顔写真にそう変わりはありません。しかし、「1年生の子どもにとっての半年の違いは大きい」ということを改めて感じさせられました。
 今は、何でも簡単に写真データで記録をしておける時代です。先週あたりから、様々な作品類を持ち帰っていますが、全てを家に保管しておくのは大変です。そういう場合は、写真に撮って残しておくという方法をお勧めします。子どもに作品の説明をさせながら、動画に撮って残しておくのも楽しいものです。
 学期末及び学年末の恒例風景である「大掃除」が各クラスで行われていました。廊下に机や椅子を全て出すと、「教室がこんなに広かったんだ」と誰もが思うくらいガランとした感じになります。みんなで力を合わせて、床の汚れを消しゴムや雑巾を使って一生懸命にきれいにしていました。(写真下)
 雑巾と言えば・・・今朝、各クラスに6年生が行き、家庭科の時間に自分たちで作った雑巾をプレゼントしていました。6年生を送る会のお礼を兼ねて、在校生への卒業前のプレゼントとして渡していました。校長室にも6年生が心を込めて作った雑巾が届きました。大切に使いたいと思います。
 今週に入り、校内の廊下や階段がとてもきれいになりました。日曜日と祝日の昨日、主事室に入っている委託業者によるワックスがけの作業がありました。昨日は職員室や校長室の床にもワックスをかけていただき、ピカピカになりました。気持ちよく新年度を迎えることができそうです。

3月22日の給食

画像1 画像1
献立名           赤飯
              ヒレカツ
              野菜のポン酢和え
              お祝いすまし汁
              牛乳


一口メモ

 今日は、今年度最後の給食ということで、お祝いには欠かせない赤飯を炊きました。
 今日で6年生は旭町小で食べる給食の最後になります。他の学年の子ども達も、今の教室での給食は最後です。
 全校児童の給食が、安全でおいしく楽しいものになるように、調理員さんたちが毎回朝早くから給食を作ってくださいました。また、食材を届けてくれている業者さんや、食材を生産している生産者さんなど、たくさんの人々の力があって給食が作られていることも忘れてはなりません。
 「ごちそうさま」のあいさつは、感謝の気持ちを込めて言えるようにすることが大切です。これからも、楽しい給食の時間を過ごしてほしいと思います。

3月20日(月) その2

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1年生が、入学式に行う「歓迎の出し物」の練習をしていました。体育館にひな壇を用意し、入場してきて出し物を行い、退場するまでの様子を見ました。これまで何度となく練習をしてきたのでしょう。学年の先生から指導されたことをしっかり体と心で覚えて、一つ一つきちんと行う姿が見られました。そして、すでに立派な2年生に近づいたことが分かるすばらしい態度でした。(写真上)
 来年度の学校生活は、4月6日(木)の始業式から始まります。校庭で始業式を行い、簡単な学級指導をした後に、3年生以上は下校になります。新2年生は、その後校舎内に入り、10時開式の入学式を待ちます。入学式が終わったところで体育館に入場し、1年生と保護者、来賓の方々の前で歓迎の出し物を披露します。
 出し物の内容は、呼びかけと「ともだちになろうよ」の歌、「こいぬのマーチ」の合奏で構成されています。呼びかけは、各クラスから代表の子が選ばれて練習してきただけあり、大きな声ではっきりと言えていました。歌は、途中で手拍子が入ります。音楽に合わせて自然に体が揺れ、マスクをしていてもしっかり声を出していることが感じられる歌い方でした。「こいぬのマーチ」の合奏は、幼稚園との交流会や6年生を送る会でも行ってきましたが、それらの積み重ねがあったからこそのすばらしい合奏に仕上がっていました。また、入退場で足音を立てないように移動し、楽器をサッと用意する様子などにも成長が感じられました。当日は、新1年生が目の前で出し物を見ることになります。そして、1年生の保護者や地域の方々にもそのすばらしい姿を見ていただきます。
 5年2組の教室で、タブレットを使ったプログラミングの学習をしていました。5年生の算数の教科書には、巻末に「プログラミングを体験しよう」というページがあります。教科書では1ページしかありませんが、3年前の学習指導要領の改訂を機に、5年生の算数で必須の指導内容として追加された部分です。(この他に、小学校で必須のプログラミング教材として、6年理科の「私たちの生活と電気」の学習があります。)
 5年生は、2月にコンパスや定規、分度器を使った正多角形を作図する学習がありました。その学習の発展問題として、タブレット上で正多角形を描かせるプログラムを組むというのがプログラミングの内容です。今年度4月に実施した、6年生の全国学力学習状況調査に、このプログラミングの内容が出題されていました。
 プログラミング教材には、様々なサイトが公開されていて、手軽に利用することができます。2組では、「プログル」というサイトから算数の多角形コースを使って行っていました。正多角形には、正三角形、正四角形(正方形です)、正五角形、正六角形、正八角形…とあります。プログラムを組むには、それぞれの内角が何度になるかが分かっていなければなりません。「〇cm前に進む」という指令と、「〇度右に回転する」という指令を組み合わせ、さらにその組み合わせを「〇回繰り返す」というようにプログラミングしていきます。自分で作ったプログラムが正しく組まれたかどうかは、タブレット上に作図されて確認することができます。ぜひ家庭でも取り組ませてみてください。ゲーム感覚で楽しくできるようになっています。(写真中)
 6年生は、国語の授業で「海の命」(物語教材)の学習をしています。4年生の「ごんぎつね」、5年生の「大造じいさんとガン」、そして6年生で学習する「海の命」は、動物と命をテーマにした物語です。子ども達の心に響くものがあります。しかし、その中で最も難しいのがこの「海の命」です。
 「海の命」の作者は、立松和平さんです。だいぶ前に亡くなられましたが、よく夜のニュース番組に出演されていました。高知県の四万十川からの中継をしていた時があり、自然の美しさを独特な口調で話す姿が印象的な人でした。もともとは栃木県出身の方だったので、その方言を使ったしゃべり方でした。亡くなられて13年が経ちます。後からの話では、ご本人は標準語で話すことができたにもかかわらず、テレビ出演の時はあえて方言を使ってしゃべっていたそうです。
 1組では、いよいよこの物語教材の核心をつく「この作品の主題は何だろう?」というテーマで学習をしていました。山場となる最後の場面で、太一は追い求めていた瀬の主のクエと出会います。その時、なぜもりを打たなかったのか・・・これがこの物語の主題です。私は、6年生の担任をしていた時に、クラスの子ども達とともに悩みました。指導していながら、なかなか明確な答えにたどりつけなかったのです。小学生にこのテーマを理解させるというのは難題です。6年生の保護者の方は、ぜひお子さんから教科書を借りて読んでみてください。(写真下)

3月20日の給食

画像1 画像1
献立名           味噌ラーメン
              華風大根
              白玉もち(みつ、きなこ)
              牛乳


一口メモ

 今日は、6年生のリクエストメニューで3位だった「味噌ラーメン」の献立です。ラーメンは野菜不足になりがちですが、給食の味噌ラーメンは野菜をたっぷりと使っています。
 また、給食の味噌ラーメンでは、煮干しと鶏ガラでスープを作っています。さらに味の決め手である「味噌」は、スープにただ味噌を溶かすのではなく、「練り味噌」にしてから使っています。練り味噌は、ニンニクやショウガ、ネギをゴマ油で香ばしく炒めてから、赤味噌と白味噌を加えてさらに炒めて作ります。練り味噌にすることで、香ばしさやコクが加わります。このように、全校のみなさんにおいしく食べてもらえるように、調理員さんたちが手をかけて作っています。

3月20日(月) その1

画像1 画像1
画像2 画像2
 今年度最後の一週間を迎えました。
 全校朝会は、副校長先生に話をしてもらいました。この一年間、全校朝会は毎週校長の話にしてきましたが、一緒に学校を経営している副校長の立場から全校児童に話をするのも大切であると考えました。
 Meetを使い、オンラインでの朝会でした。用務主事の松浦さんにも入っていただき、学校をきれいにすることについての話でした。普段、子ども達は掃除の時間に校内の清掃に取り組んでいます。しかし、校庭や中庭、玄関前、トイレなど、清掃範囲でないところは、全て主事さん方が行っています。また、昨日の日曜日に、廊下や階段のワックスがけをしていただいたのも主事室のみなさんです。
 ほうきの使い方についての話や、トイレの手洗い場ではしっかり手を拭くことなどの話もしていただきました。あさっては、各クラスで大掃除の時間を予定しています。一年間使ってきた校舎を、みんなできれいにするようにさせていきます。

3月17日(金)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1年生は、国語の時間に「いいこと いっぱい 一年生」という学習をしています。もうすぐ2年生になるという1年生が、この一年間をふり返り、自分の成長を実感させながら行う「書くこと」の学習単元です。
 1年生にとって、この一年間の学校生活の思い出は、数えきれないほどたくさんあったことでしょう。できるようになったこともあれば、初めてやったことや初めて見たこと、楽しかったこと、がんばったこと・・・それらを振り返るとともに、「おもいでのアルバム」を作る活動を設定して、絵日記形式で作品にしていきます。
 どんな「いいこと いっぱい…」があったのか、1組の様子を見に行きました。体育発表会や音楽発表会のことを書いていた子がたくさんいました。やはり、家の人に見に来てもらった学校行事は、何度も練習して本番を迎えただけに思い出に残るものです。また、モルモットを抱っこしている絵を描いていた子もたくさんいました。生活科見学で板橋区のこども動物園に行ったのは、11月のことでした。他にも、アサガオやサクラ草を育てたことを書いた子がいたり、凧揚げやこま回しをしたことを書いた子もいました。クラス全員の「いいこと…」を集めたら、すばらしい思い出アルバムが出来上がりそうです。
 ところで、1年生の子ども達の絵が、この一年間でとても上手になったことに驚きました。昨日、校庭でアンズの木を写生していたことを伝えましたが、あれからまたたくさんの子が絵を描いていたようです。自由帳に描いたアンズの木の絵を見せてもらいました。木の枝の様子から、ピンク色の花がたくさん咲いている様子まで、とても上手に描けていました。
 体育発表会の徒競走の絵も、手や足の動きがしっかり表現されていました。また、人物を重ねて描いていて、奥行きが表現されていることにもびっくりしました。(写真上)
 2年生は、国語の書写の時間に「水ふでで 書いてみよう」という学習をしています。以前までは、1,2年生の書写は「硬筆」のみでした。つまり、4Bなどの濃い鉛筆を使って書く書写の指導でした。学習指導要領が改訂され、2年前から「点画の書き方」という言葉が追加されています。「点画の書き方」とは、文字を構成する点と画の始筆から送筆、終筆(とめ、はね、はらい)までの筆記具の運び方のことを言います。そして、「水書用筆等を使用した運筆指導を取り入れる」と解説が入ったため、水筆の指導を行うことになりました。
 水筆の道具は、学校に全員分が用意してあります。筆に水を含ませて専用の水書用紙に書くと、黒く写ります。乾けば消えていくため、何度でも繰り返し使うことができ、墨のように汚れる心配がありません。とめ、はね、はらいを意識して練習することで、3年生から始まる毛筆の授業への橋渡しにもなります。(写真中)
 4年生は、理科の時間に「春のおとずれ」という学習をしています。4年生では、一年間を通じて「季節と生物」の学習をしてきました。身の回りの動植物に着目し、季節によってどのような変化があるのかを調べてきています。
 教科書には、桜のつぼみやアブラナの花、ツバメの巣作りに加えて、ヒキガエルの卵の写真が載っています。(P205)そこで2組は、中庭の池に行き、ヒキガエルの卵を実際に観察していました。
 ヒキガエルの卵については、水曜日に1年生が生活科の学習で観察していたことをお伝えしたばかりです。今日は、4年2組の子ども達が池の周りに集まりました。4年生の反応は、また違った感じでした。
 ゼリー状の紐のようなヒキガエルの卵を、何人かの子が触って確かめていました。池の水の中に手を入れて、そっとすくい上げてみると、そのぷよぷよ感がよく分かります。恐る恐る触っていた子もいましたが、担任の先生はネックレスを手にするかのように、平然と持ち上げていました。(写真下)
 池の中にいたカエルを捕まえた子もいました。両手ですくい上げたら元気よく跳ねて逃げていきました。女の子でも触れるんだ…と、こちらがびっくりしました。
 余計な話ですが、今日の給食のデザートは、「ごろごろみかんゼリー」でした。栄養士さんによると、小さなみかんを丸ごと入れたゼリーを作ってみたそうです。(こういうみかんの缶詰が売っているのだそうです。)デザートを味わいながら、池の卵のことを思い出してしまったのは私だけでしょうか。

3月17日の給食

画像1 画像1
献立名           マーボー豆腐丼
              切り干し炒めナムル
              ごろごろみかんゼリー
              牛乳


一口メモ

 マーボー豆腐は、どこの国の料理か知っていますか? 答えは、中国です。中華料理の中でも、マーボー豆腐は「四川省」という地域の郷土料理になります。四川省は、中国の中ほどから少し西寄りの場所にあり、広さは日本全体の面積よりも大きく、8000万人もの人が住んでいます。
 四川料理と言えば、他にもタンタンメンやホイコーロー、バンバンジー、チンジャオロースなどがあります。唐辛子や山椒、コショウなどの香辛料を使った辛さが特徴です。日本でも人気の料理ばかりです。
 給食のマーボー豆腐には、そら豆と唐辛子で作られた「豆板醤」という辛味の調味料を少し入れて、1年生から6年生まで全員がおいしく食べられるように作っています。

3月16日(木)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 6年2組の教室に行くと、静かに書写(毛筆)の学習をしていました。小学校で最後の毛筆の授業でした。半紙に書いていたのは、「今の自分の思いを漢字一文字に表す」というテーマで選んだ文字です。
 毎年12月に、今年の世相を表す漢字一文字が発表されます。漢字にはそれぞれに意味があるので、一文字で物事や思いを表現するにはピッタリです。よく、揮毫帳や著名人が書く色紙にも漢字一文字が使われています。
 6年生は、それぞれどんな漢字を選んだのでしょうか。「挑」…挑戦や挑むという漢字です。積極的な姿勢が表れています。「協」…協力や協同、力を合わせるという意味で、力が3つも入っています。「絆」…つなぐ、人と人とがつながるという意味があります。東日本大震災を機に、よく使われるようになった漢字です。卒業ソングの歌の題名にもあります。「優」…優秀、優勝という優れたという意味とともに、優しいという意味もある漢字です。3年生の国語「モチモチの木」では、じさまが最後に豆太にこう語ります。「人間、優しささえああれば、やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ。」…これは名言だと思います。6年生一人一人の漢字のお手本は、パソコンからプリントアウトしたものを使いました。(写真上)
 3年生は、1年間の理科のまとめとして、「おもちゃショーをひらこう」という学習をしています。理科の学習は、社会科とともに3年生になって初めて入ってきた教科でした。1学期は、虫や花の観察とともに、栽培・飼育が中心の学習でした。2学期からは、少しずつ実験らしい内容があり、科学的な見方・考え方の基礎となる単元を学習しました。
 教科書には、ゴムや磁石、豆電球や乾電池などを使ったアイデアいっぱいのおもちゃ作りの作品例が載っています。これまで学んできたことを生かし、試行錯誤しながらおもちゃ作りを通して理科の学習に親しむことを目的としています。
 ゴムの力を利用したおもちゃを作っていた子は、ペットボトルなどの材料を用意してきていました。また、電気の回路を使ったおもちゃに挑戦していた子は、豆電球や導線を用意してきました。聞いてみると、家の人に購入してもらったり、作り方を教えてもらったとのことでした。小学校で使う豆電球は、ホームセンターなどで購入できるようです。他にも、磁石の力を利用して迷路を作っていた子もいました。(写真中)
 理科の学習では、こういう「遊び」が大切です。今はなくなってしまったようですが、小学生用の学習雑誌に「科学と学習」がありました。私は、1年生の頃から「科学」の方だけ毎月購入してもらっていました。当時は、学校の昇降口に販売員の人が来ていて、お金を入れた封筒を渡して買っていました。先生からは、「家に着くまでは絶対に開けてはいけない。」と厳しく言われていました。早く付録を使って遊びたくて、走って家まで帰ったものでした。
 今から考えても、とても良くできていた学習雑誌だったと思います。毎月いろいろな実験ができる付録がついてきて、説明を読みながら組み立てたり遊んだりしました。さらに、その実験セットを使って自分なりに工夫して遊ぶのがとても楽しかったのです。理科好きになったのは、この雑誌がきっかけだったのかもしれません。ゆくゆく小学校の教員になりましたが、どの学校でも理科主任を務め、理科室の物品や実験器具の整備をしてきました。植物の専門と思われているかもしれませんが、それは教員になってからのことです。もともと大学では、気象の研究室に入っていました。
 今日も暖かくなりました。日差しに力を感じます。それもそのはず、来週火曜日は春分の日です。中庭のあちこちに、スイセンの花がたくさん咲いていました。あまり人が来ないところだけに、とてももったいない気がします。数本、切り花で校長室に飾ることにしました。
 校庭のあちこちにアンズの木があります。桜よりも一足早く開花し、今年は先週あたりからすでに咲いていました。校庭の西側、うんていの近くに大きなアンズの木がありますが、もうすでに花びらが散り始めていました。その木の近くに、1年生の子ども達が探検ボードに自由帳を挟んでスケッチをしていました。中休みに勉強をしているとは、それも1年生が…と思い聞いてみると、きれいに咲いていたから絵を描きたかったとのことでした。ますます感心しました。(写真下)
 ブドウやナシ、モモ、リンゴなど、果樹の花は春に咲くものがほとんどです。どれも小さな花ですが、よくよく見るととてもきれいな花ばかりです。特にアンズやモモは、枝にびっしりと花がつき、全国に有名なお花見場所があります。
 アンズの花で有名なのは、「日本一のあんずの里」と呼ばれている長野県千曲市のあんず畑です。なだらかな傾斜地にあんず畑が広がり、ひと目で多くの花が見渡せることから「一目(ひとめ)十万本」と言われています。毎年、3月下旬から4月上旬に開花し、あんずまつりが開催されています。春休みの頃なので、多くの人で賑わうことでしょう。近くに長野県立博物館と森将軍塚古墳があります。6月にある6年生の武石移動教室で、近くに行くかもしれません。
 アンズの木は、6月頃に収穫できる実も楽しみです。学校のアンズは、一昨年も昨年も、なぜか登り棒の近くのアンズの木にしか実がなりませんでした。今年こそは、うんてい近くのアンズの木にも実がつくことを願っています。アンズの実は、ジャムに最適です。アプリコットジャムになります。

3月16日の給食

画像1 画像1
献立名           ご飯
              シシャモのカレー揚げ
              野菜のごま酢和え
              鶏つみれ汁
              牛乳


一口メモ

 「シシャモのカレー揚げ」は、シシャモに片栗粉とカレー粉をまぶして、油でカリッと揚げました。
 シシャモは、骨ごと食べられるので、カルシウムがとても豊富です。成長期の子ども達には、しっかり摂ってもらいたい食材です。そのため、給食では度々登場していますが、好き嫌いが分かれる食材ではないでしょうか。
 給食では、おいしく食べてもらえるように、味付けを変えたり調理法を変えたりと、工夫しながら出しています。から揚げにすると、カリッとした食感になり、骨もやわらかくなります。シシャモが苦手な子には、一番食べやすい調理法です。そして、カレー風味にしているので、さらに食べやすくなっています。
 シシャモが好きな子も苦手な子も、おいしく食べられるようにしました。

音楽朝会(スマイル アゲイン)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 今年度最後の音楽朝会を行いました。体育館は卒業式用の椅子が並べてあって使えないため、音楽委員会のメンバーが歌っている様子をMeetで配信して、各教室で一緒に歌ってもらいました。
 曲目は、音楽発表会で4年生が歌った「スマイル アゲイン」です。この歌は、何度歌っても心に染みるすてきな歌です。音楽委員の子供たちにこの歌の良いところを考えてもらいました。「落ち込んでいても前向きになれそう」「悲しい時に立ち直れる」「また笑ってという意味の歌詞がやさしーって思った」「心にささる」「心が晴れるような気がする」「はげましてくれる」「♪つらいことのりこえて いつかみえてくるものがあるよ そしたらあなたはいまよりきっとすてきになってる♪の歌詞が好き」「希望がある」「元気づけてくれる」・・・ 子供たちは素直にこの歌を受け止めてくれていて、とても嬉しかったです。
 1年生から6年生まで、それぞれの思いを持ってこの歌を歌っていました。

3月15日(水)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 昨日、東京都に桜の開花宣言が出されました。毎年、靖国神社にある桜の標本木(ソメイヨシノ)に5〜6輪の花がつくと、開花宣言が出されることになっています。平年よりも10日も早く、2020年と21年に並び、観測史上最も早い開花発表だったようです。
 旭町小にある桜の木も、実は昨日あたりからちらほらと咲き始めているなと感じていました。そこで、中休みに三角すべり台のてっぺんに上がってみました。桜の木を見上げると、青空を背景に、5〜6輪どころか数十輪もの花が咲いていることに気がつきました。本日をもって、旭町小の桜の開花宣言とします。(写真上)
 旭町小には、校庭の周りだけでなく、中庭や北校舎の道路沿いにも桜の木があります。特に、図工室と音楽室の窓から見える桜の木は、少し早くから開き始めていたようです。白っぽい桜の花で、ソメイヨシノとは違う品種です。
 これで、全国にも一気に桜前線が広がっていくことでしょう。さらに、東京の満開予想は、24日(金)というニュースがありました。今年は、満開の桜に囲まれる中で卒業式の日を迎えることができそうです。
 4年1組では、国語の時間に取り組んできた「調べて話そう、生活調査隊」の発表会を開いていました。グループごとに調べるテーマを決めてからアンケート調査などを行い、その結果から分かることを分かりやすく伝えるという学習単元でした。「話すこと・聞くこと」の学習内容ですが、今回は特に、アンケート調査を基にして作った資料をどう効果的に使うか、ということにも焦点をあてて取り組んできました。
 今月に入り、3,4年生は、総合の学習でも発表の場を設けています。また、5年生では、理科の時間にグループで調べたことを発表させたりもしています。年間を通じて、どの学年、教科でも、クラス内で発表会を開くという授業形式を大切に指導しています。子ども同士のコミュニケーション力を育てるとともに、全体の場で話す力を身につけさせるためにも、繰り返し多くの発表の機会を設けるようにしています。(写真中)
 ところで、4年生の教室の後ろには、総合の学習で各自まとめた「職業調べ」が掲示してありました。自分のあこがれの職業をタブレットで調べて、新聞形式にまとめたものです。様々な職業が書かれていましたが、小学校の先生について調べた子が何人かいました。そこに書かれていたことは・・・仕事内容として、「1つの学級の全ての教科を教える」、「子ども達に勉強を教えたり、社会のルールを学ばせる」と書いてありました。その通りです。勉強を教えるだけでなく、社会のルールも教える大切な仕事です。
 続いて、「先生になるためには」が調べてあり、「教職専門科目の単位を取り、教員免許を取得する。」と書いてありました。その通りですが、教員免許がなくても教員として採用し、後から免許を取得という話も最近聞こえてきています。最後に、「仕事の楽しさ・大変なこと」がまとめてありました。「子どもの成長が見られる。」…確かに、これが一番の楽しさでしょうか。「仕事量が多い。保護者の対応が大変。」…何とも言えません。
 1年2組の子ども達が、中庭の池にやって来ました。というか、カエルの卵を発見したので、私が呼びました。「池に何かがあるよ。よく見てごらん。」と担任の先生に言われて、みんな一斉に池の周りに来てのぞき込みました。すぐに、「カエルの卵だ〜」と気がつきました。水面の広範囲にわたって、カエルの卵がニョロニョロと産み付けてありました。透明で長細いゼリー状の中に、黒い粒々が延々と続いています。その一粒一粒が、これからオタマジャクシになっていく卵です。
 毎年、旭町小の池には、この時期に冬眠から目覚めたヒキガエルが卵をたくさん産みます。昨日の朝、カエルの卵があることに気がつきました。「卵があるってことは、カエルがどこかにいるはずだ。」考えの鋭い子がいるものです。卵の次は、カエルの姿を探し始めました。かすかに水草が動いたので、棒でそっと探ってみたら、いましたいました…産卵が終わったばかりで疲れていたのか、あるいは冬眠がまだよく覚めていないのか、ぽやんとした感じで水面に顔を出してきました。(写真下…黄色の矢印の先)
 きっと、4月になり2年生になった頃、池には無数のオタマジャクシが元気に泳いでいることでしょう。

校長先生の授業(6年生)

 校長先生による授業が行われました。
 まず、学校で何を学ぶのかというお話からです。学校では勉強だけでなく、社会性を身に付けるばであることを話していただきました。
 次に、予め取り組んでいた宿題の答え合わせです。問題には様々な解き方があることに気付きました。一人一人解き方が違い、クラスで学ぶことのよさを再確認できました。
 最後に、校長先生から6年生に向けて、「有終の美を飾ろう」「人は見かけによる」というメッセージをもらいました。卒業式に向けて、式にふさわしい態度を考え、有終の美を飾れるように頑張っていきます。

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3

3月15日の給食

画像1 画像1
献立名           チキンカレーライス
              福神漬け
              じゃこ入りサラダ
              いちご
              牛乳


一口メモ

(1)いちごは、果物でしょうか? 野菜でしょうか?

 答えは、野菜です。園芸学では、木の実は果物で、草の実は野菜と分類しています。そのため、草の実であるいちごは、野菜に分類されています。また、農林水産省の作物の統計調査でも、野菜に含まれています。ただし、実際は果物と同じように食べられていることから、「果実的野菜」とも呼ばれています。

(2)いちごは、どの部分が一番甘いでしょうか?

 いちごは、先端から熟していくため、ヘタの部分よりも先端の方が甘くなっています。甘味が少ないヘタの方から食べるのがお薦めです。

3月14日(火)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 5年生の道徳の教科書に、「世界最強の車いすテニスプレーヤー 国枝慎吾」という資料が載っています。今年の1月に、国枝選手が現役を引退するという記者会見を開き、注目を浴びました。日本中のだれもが、なぜやめてしまうのかと疑問に思うほど、まだまだ活躍できる状況下での突然の引退宣言でした。しかし、道徳の教科書に載っている国枝選手の生き方を改めて読んでみると、納得できる部分を感じます。そういう生き方を貫き通してきた国枝選手だけに、引き際もすごいなと思いました。
 道徳の授業では、内容項目の「希望と勇気、努力と強い意志」として扱われています。水泳の記録会で友達に負けて投げやりになっていた「ぼく」が、車いすテニスの国枝慎吾選手の番組を見たことをきっかけに、再びやる気を取り戻すという話です。「努力こそが自信につながる」、「不安なときも再び自分を信じる」、「ライバルは他の誰かではなく、1日前の自分だ」と言う国枝選手の姿に、登場人物の「ぼく」は「やるしかない」と、改めて自分の目標に向かって立ち向かうことを決意します。・・・1組では、国枝選手の生き方から考えたことについて、意見を出し合っていました。(写真上)
 国枝選手のラケットには、「オレは最強だ!」という言葉が貼られています。試合中、心の迷いが出た時には、必ずラケットに貼ったこの言葉を見て、不安を振り払うようにしてきたと言います。(このことは、教科書にも載っています。)
 さらに、国枝選手のすごさは、世界のトップに立ったところにもありました。「世界一」を2006年から続けてきて、国枝選手にとって難しかったのは、その後どのように戦っていけばよいかということでした。2位とか3位の時は、1位の人の背中を見て、どうしたら勝てるのかを考えて戦うことができます。しかし、1位になった瞬間に、誰の背中も見えなくなってしまうという難しさがありました。長く1位を続けられた理由は、現状に満足せず、「常に自分の中の課題を見つけ続ける難しさ」にチャレンジしたところにありました。
 現在、大谷選手を始め、侍ジャパンのメンバーがWBCで大活躍をしています。そういう選手たち一人一人の努力や苦労からも、たくさんのことが学べそうです。
 今週で、ALTの先生による外国語の授業が終了になります。旭町小は、今年度も2名のALTの先生に指導していただきました。月曜日と火曜日は、マーク先生が担当されていました。特に6年生にとっては、小学校での外国語の授業がこれで最後になります。4月からは、中学校で英語の授業が新たに始まります。
 6年1組では、授業の終わりにマーク先生から6年生にメッセージをいただきました。マーク先生とは、4年生の時から3年間指導していただいてきました。今では、ずいぶん長いセンテンスでもきちんと覚えて話すことができるようになりました。それは、全てALTの先生方のおかげです。また、外国語の授業では、講師として辻先生にも一緒に指導をしていただきました。3学期からは、東京都の社会の力特別非常勤講師として勤務していただいています。2学期までの外国語のサポートとは立場を変えて、授業での指導に積極的に関わっていただいています。(写真中)
 給食の時間に、全校児童にも放送を通じでマーク先生からあいさつをしていただきました。金曜日には、もう一人のALTのダニア先生からも全校児童にあいさつをいただく予定です。来年度も、子ども達にとてもていねいに関わってくださる、この2人のALTの先生に指導していただけるといいなと思います。
 1年生は、国語の時間に「ずうっと、ずっと、大すきだよ」という物語の学習に入りました。2組の教室では、まず先生が範読してから、各自音読の練習をしていました。
 この物語は、主人公「ぼく」と愛犬「エルフ」との心の交流が綴られています。だんだんとエルフが歳をとっていく様子が描かれていて、自分の家にもいる14歳半になる愛犬と重なる部分があります。・・・ページをめくると、「ある あさ、目を さますと、エルフが しんでいた。よるの あいだに しんだんだ。」と書いてあります。先生の範読に合わせて教科書を目で追っていた子ども達の中には、そのページで「えぇっ…」という反応をした子がいたようです。今まで教科書には、こんなしんみりとしたお話はなかったのですから。(写真下)
 淡々と範読していた先生はすごいと思います。聞いているだけでも辛くなってくるのに・・・私は声に出して読むことはできないでしょう。1年生の子ども達は、宿題として「ずうっと、ずっと、大すきだよ」の音読をしばらく行うかもしれません。ペットを飼っている家庭では、きっと涙なくして聞くことができないのではないでしょうか。
 動物とお別れをする時、どうしても「ああしてあげた方が良かったかもしれない」、「こうしてあげた方が幸せだったかも…」と、後悔が残るものです。命ある今を大切にしていこうと感じさせてくれる物語でもあります。

あいさつ運動(6年生)

 今月、6年生は、5日間に分けて全員があいさつ運動を行いました。
 毎日を気持ちよく過ごすことができるように取り組みました。やってみた感想を聞くと、あいさつをしっかり返してくれる子が多くて嬉しかったという声がたくさん上がりました。
 これまであいさつに力を入れてきた成果が表れていることを感じました。引き続き、あいさつに力を入れていきます。

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3

3月14日の給食

画像1 画像1
献立名           セレクト揚げパン(きなこ、ココア)
              チキンのママレード焼き
              ミネストローネ
              牛乳


一口メモ

 今日の揚げパンは、6年生のリクエスト献立で1位だったメニューです。
 6年生は、入学した1年生の時と比べると、身長も体重も大きく成長したことでしょう。また、食べられる食事の量もだいぶ増えたことと思います。成長とともに、給食で出る肉や魚、パンの大きさは、学年ごとに変えています。気づいていたでしょうか。
 今年の6年生が、旭町小にいる間に食べた給食の回数は、1122回でした。とても多いように感じますが、一生で食べる食事のほんの一部分です。生きるためには、食事は必要不可欠なものです。給食を通して食事に興味をもったり、様々なことを学んでいってもらえたらうれしいです。

3月13日(月) その2

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 先週から、学期末や学年末の総まとめのテストが各教室で行われています。4年1組の教室では、「漢字50問テスト」を行っていました。国語のワークテストには、たいてい学期末に漢字の復習テストとして50問テストが入っています。3学期は、新出漢字が比較的少ないこともあり、1,2学期に習った漢字を含めた学年末の漢字50問テストになっています。
 漢字は、一度習ったとしても、日々使わなければ忘れてしまうものです。(これ、は大人も同じです。)どのクラスの先生も、いきなり50問テストは行いません。テスト用紙を増し刷りしておき、何度か練習をさせます。そして、50問テストを行う日を予告し、家で十分に練習してからテストに臨ませます。1組の子ども達は、この土日に何度も練習をしてきたのでしょう。テスト用紙が配られると、練習してきた漢字を書き込む鉛筆の音が教室中に響き始めました。(写真上)
 何点以上を合格とするか、また合格しなかった場合は再テストをするなど、担任の先生によってこのテストの使い方は様々のようです。ただ、「練習をがんばれば合格できる」ということを実感させるためにも、子ども達の気持ちを高めてテストに向かわせるようにする必要があります。
 1,2校時に、5,6年生による卒業式の練習がありました。卒業式の練習は、すでに先週から始まっていますが、今後は2学年合同で行う練習が中心になっていきます。体育館内は、児童席だけでなく、来賓席や保護者席も全て椅子が並んでいます。少しずつ式場の雰囲気が高まってきました。
 今日は、卒業式の後半に行う「門出の言葉」を中心に練習しました。門出の言葉は、卒業生と5年生とが向き合って行う、「呼びかけと歌」です。呼びかけと歌が卒業式で行われるのは、4年振りのことになります。
 呼びかけは、6年生は全員に一言ずつセリフがあります。5年生は、代表児童16名が担当します。卒業式は、前半が証書授与で、40分近くかかります。その後、校長と区の代表の式辞があり、来賓紹介の後に「門出の言葉」です。ようやく子ども達が主役となって活躍するとともに、来場者の涙腺を刺激する時間となります。それだけに、呼びかけも歌も、まだまだ練習が必要のようです。
 「あまり長時間にならないように」という区の通知を受け、今年の卒業式での歌は3曲にしました。卒業生による「最後のチャイム」と、5年生による「明日へつなぐもの」、そして5,6年生が一緒に歌う「旅立ちの日に」を練習しています。(写真中)
 「旅立ちの日に」は、卒業式の定番の曲になっています。全国の小中学校で一番多く歌われているのではないでしょうか。また、「最後のチャイム」も卒業ソングとして有名です。歌が始まる前に、ピアノで「キンコンカンコン…」というチャイムの音を模したイントロがなんとも印象的です。また、「初めて跳び箱が跳べた日のこと」や「雪の日、真っ白にそまった校庭」、「ささいなことでけんかして、体育館のかげで泣いたこと」など、具体的な思い出が歌詞になっているのがいいなと思います。そして、「今、卒業の時〜」のところで、聞く人の心をつかみます。
 平成19年度の卒業式で、自分は6年生の担任として旭町小の体育館にいました。「最後のチャイム」の曲を歌ったことは、はっきりと覚えています。式が終わり、校庭で門送りをして卒業生を見送った時に、気をきかせてチャイムを鳴らしてくれた先生がいました。卒業生と一緒に、「これが本当の最後のチャイムだ!」と言ってお別れをしました。
 4年生は、社会科の時間に「世界とつながる大田区」の学習をしています。東京都の特色ある地域の学習として、教科書に大田区の取り組みが紹介されています。大田区には羽田空港があることから、国際都市として世界の人々との交流を積極的に実施しています。外国人旅行者のための観光情報センターの様子や、特区民泊の取り組み、さらには3つの都市と友好・姉妹都市の交流をしていることなどを学びます。(写真下)
 教科書(わたしたちの東京都)には、練馬区の国際交流についての記載もあります。オーストラリアのイプスウィッチ市との交流が以前からあり、中学生の海外派遣が行われています。ここ3年間は、コロナ禍のために中止になっていましたが、来年度からまた計画があるようです。

3月13日の給食

画像1 画像1
献立名           ご飯
              鮭の漬け焼き
              野菜の和風炒め
              豚汁
              牛乳


一口メモ

 「鮭の漬け焼き」は、鮭の切り身をしょう油とみりんで漬け込んで、オーブンで焼きました。ご飯にぴったりなおかずです。
 今日の鮭の産地は、北海道です。北海道のアイヌの人々は、鮭を「カムイ・チェプ」と呼び、「神の魚」として大切にしてきました。鮭は、川で生まれた後、海に出て大きくなります。そして、4年ほどすると、卵を産むために自分が生まれた川にまた戻ってきます。
 鮭の特徴は、身のピンク色です。これは、鮭が食べているエビやオキアミのピンク色が、鮭の筋肉にたまっていくためと言われています。そのため、まだあまり餌を食べていない稚魚の時は、白い身の色をしているそうです。

3月13日(月) その1

画像1 画像1
画像2 画像2
 南風が強く吹いていましたが、全校朝会を校庭で行いました。今日は、「サクラ草から学んだこと」というテーマで話をしました。
・・・先週は、毎日20度を超える日が続き、とても暖かく過ごすことができました。全校で育ててきたサクラ草が満開になり、今一番の見頃を迎えています。今週は、自分で育ててきたサクラ草の鉢を家に持ち帰ることになっています。(低学年は、家の人に持ち帰ってもらいましょう。)自分の家でも毎日水やりをして、大切に育ててください。そのために、今日はサクラ草の管理の仕方についてのお話をします。
 最初に、2学期に植え替え作業をした時のことを思い出してください。ビニールポットから苗を取り出し、自分の鉢に植え付けた時は、まだ葉っぱがちょぼちょぼと出ているだけでした。毎日、愛情と水やりを欠かさずあげて、2学期の終わり頃から花が咲き始め、今ではここまで大きく成長しました。途中、1月にはとても寒い日がありました。朝。水道が凍ってしまった日のことです。その時は、サクラ草がしおれて枯れてしまったのかと思った子が多かったのではないでしょうか。その後何日か経ち、気温が上がってきたら、またもとのように元気になりましたよね。サクラ草はすごいと思いませんか?
 次に、家に持ち帰った後の管理の仕方について説明します。置き場所は、外のあまり日の当たらないところに置くようにしましょう。日差しが強くなってきています。日に当て過ぎると葉が黄色くなってきてしまいます。玄関前などの日陰を探してみてください。家の中には入れず、これからはなるべく涼しく管理した方が、花が長持ちします。
 自然に下の方から葉が枯れてきます。茶色や黄色くなった葉は取り除くようにします。あとは、毎日たっぷり水やりと愛情をあげて育てるようにしましょう。うまく管理すれば、あと1か月くらい(4月中旬頃まで)花を楽しむことができます。
 気温がどんどん上がってくると、サクラ草は自然に枯れていきます。来年度に入ったら、また校長先生が秋までに苗を育てるので、楽しみにしていてください。よく、「サクラ草の種はどうやって採るのですか」と聞かれます。サクラ草が完全に枯れて全体が茶色くなった頃、花が咲いていたところをよく見ると、種を見つけることができるかもしれません。指の先で茶色くカサカサに乾いたふくらみをつぶすと、中から細かい種がたくさん出てきます。みなさんが今まで見たことがある種よりもずっとずっと細かいので、気がつかないかもしれません。サクラ草の種は、それくらい小さなものです。
 サクラ草の種ができるためには、ある虫の存在が必要です。トラマルハナバチというハチの一種です。体長1cmほどの小さなハチで、今月からもうすでに旭町小にもたくさん来ています。サクラ草の花にくちばしをつっこんで、蜜を吸っているところをよく見かけます。トラマルハナバチは、蜜を吸いながらサクラ草の花から花に移動している時に、花粉も一緒に運んでいってくれます。高学年の子は理科で習ったので知っていますよね。花粉がつくことで受粉して、種ができるという仕組みです。サクラ草は、トラマルハナバチを利用して蜜をあげる代わりに受粉してもらい、種をつけているのです。(このサクラ草とトラマルハナバチの関係は、昔、5年生の国語の教科書に説明文として載っていました。)
 最後に、10月に苗を植えつけた時のことをもう一度思い返してみてください。5か月も前のことです。植え替えが終わった時に、校長先生はどのクラスにも「水やりと愛情を毎日あげてくださいね。」と話しました。みんな目を輝かせて「はい!」と返事をしたはずです。どうでしょう。その時の気持ちを今日までもち続けることができたでしょうか。1年生は、毎朝必ず自分のサクラ草に水やりをしていました。最初に「よし、がんばろう」と決めたことを続けるというのは、簡単そうにみえてとても難しいことです。でも、そういうことが学べただけでも、サクラ草を育てたことに意義があったと思っています。・・・
 今週の金曜日までに、サクラ草の鉢を持ち帰ることになっています。1,2年生は、保護者の方に取りに来ていただきます。南校舎の校庭側に低学年の鉢が置いてあります。
 また、3〜6年生は、子ども達にサクラ草の鉢を持ち帰らせます。大きめのスーパーの袋などを用意してください。よろしくお願いいたします。

3月10日(金)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 今朝、読み聞かせボランティアの方々による、1年生から4年生の各教室への読み聞かせがありました。今年度最後の読み聞かせとなりました。毎回、それぞれの学年や季節に合わせた絵本が用意され、今回は「春」がテーマになっていました。
 今日は、低学年の教室を中心に読み聞かせの様子を見に行きました。教室の前の方に集まって座り、お話を真剣に聞く子ども達の姿が見られました。1年2組では、「ふきのとう」という絵本の読み聞かせが行われていました。早春に、地面から顔を出すふきのとうについて、詳しく説明している絵本です。福音館書店の「かがくのとも」シリーズにもなった本のようで、水彩画の絵が温かみを感じさせてくれます。
 芽を出したふきのとうをよく見ると、黄色っぽい花と白い花があります。ふきのとうは、地下茎で増える植物なのですが、黄色い花と白い花は別々の地下茎から生えています。そして、ふきのとうにはオスとメスの花が存在し、黄色い花は雄(オス)ふきの花、白い花は雌(メス)ふきの花です。雄ふきは黄色い花粉を出し、雌ふきには受粉する仕組みがあります。ヘチマの雄花と雌花のような感じです。ふきのとうを味わう時は、地面から出たばかりのつぼみの状態を食べるので、どちらの花であっても味には変わりがないようです。
 絵本では、地下茎で命をつないでいる話や、つぼみが開いたあとの物語などが書かれていて、情感豊かな絵とともに読み味わうことができます。
 私自身、ふきのとうには、子どもの頃に味わった記憶が強くあります。あの苦味と独特の風味は、自分にとって雪国の春の大切な思い出です。大雪の降った年であっても、2月も半ばを過ぎると、新潟にも春がやって来ました。雪野原は、辺り一面真っ白ですが、木の幹の周りから雪解けが始まります。木の根元に行き、雪をかき分けると、地面からふきのとうが顔を出していることに気づきました。うれしくなって、手を泥だらけにして両手に抱えられるだけ取り、家に持ち帰りました。
 ちょうど母が夕食の準備をしている頃でした。ふきのとうを刻んで味噌汁に浮かべたり、味噌と和えてご飯にのせたりして家族で味わいました。子どもながらに春の味を感じ、大人に近づいたような気分に浸ったものです。
 「ふきのとう」の読み聞かせが終わってから、ふきのとうの天ぷらを食べた時の話もしていただきました。「昔、おばあちゃんから、『春の芽を食べると元気が出る』と教わりましたよ。」と話されていました。(写真上)
 わらびやぜんまい、タラの芽など、春に味わう芽はどれも苦味のあるものばかりです。しかし、栄養を蓄えて出てくる新芽は、生きるためのエネルギー源になると、昔の人は言い伝えてきたのです。そろそろウドが出回る頃ですね。食べたくなりました。
 1年生は、国語の時間に「にている かん字」の学習をしています。今まで習った漢字の中から、「学」と「字」や「貝」と「見」など、似ている部分を見つけて正しく書く練習をしていきます。また、今日は1組で、「書き順に気をつけて書く漢字」についても学習をしていました。教科書に出てきているのは、「右」、「左」、「土」、「上」の4つです。「右」の1画目は、左払いです。(横画は2画目!)「左」の1画目は、横画です。(左払いは2画目!)・・・どちらかというと、「右」の書き順の間違いが多いのではないでしょうか。「上」は、1画目が縦画で、2画目と3画目が横画になります。1画目を横画から書く間違いが多いです。この場合の間違いというのは、大人が書き順を間違えているということです。
 小学校で習う漢字の書き順を全て正しく書ける人は、少ないかもしれません。「飛」や「座」など、私自身も教員になってから自分の今までの誤りに気がついたくらいです。この学習中に、「お家に帰ったら、家の人に『右』の書き順を聞いてごらん。」と担任の先生が話していました。もし間違えて覚えていた方は、子どもから聞かれる前に、今すぐ直しましょう。
 旭町小の周りは、サクラ草の花でいっぱいになりました。春爛漫とは、「春の花が咲き、光に満ち満ちた様子」を表しますが、まさにその名の通りの景色です。児童玄関側には、3〜6年生の鉢が並んでいます。職員玄関前には、私が管理している学校用の150鉢があります。(こちらは、卒業式や入学式の会場を飾るために使います。)一方、低学年のサクラ草は、南校舎の校庭側(植え込みとの間)に並べてあります。1年生は、チューリップの球根と一緒に植えてあり、その芽も最近ぐんぐんと伸びてきました。(写真下)
 1,2年生の鉢は、明日からの1週間で、保護者の方に取りに来ていただくことになっています。サクラ草の管理の仕方は、このホームページのお知らせに載せていますので、参考にしてください。1年生のチューリップが、サクラ草と一緒に咲くのも楽しみですね。
 よくある質問です。「一鉢に違う色が咲いているのはどうしてですか?」・・・ポット苗を作る時に、何株か一緒に混ぜて植え付けています。違う色の苗が混ざって植え付けられていると、一鉢の中にいろいろな色のサクラ草が咲くことになります。一株から違う色の花が咲き出しているというわけではありません。

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
学校行事
3/22 給食終了
卒業式予行
3/23 修了式
3/24 卒業式
3/27 春季休業日始

お知らせ

学校だより

相談室だより

給食だより

献立表

証明書

行事予定表

学力向上を図るための全体計画

きまり・週時程

北地区区民館

南地区区民館

いじめ防止