10月21日(金)この「くじらぐも」は、光村図書の教科書のために書き下ろされた作品です。ですから、他の教科書には掲載されていないはずです。1972年に国語の教科書に掲載されたようなので、ちょうど50年前から使われています。もしご自身が1年生の頃に学習した記憶があれば、光村図書の教科書だったということになります。 「くじらぐも」は、ファンタジー作品です。1年生が体育の時間という現実から、くじらぐもに乗って空を巡る幻想の世界に入り、またもとの現実に戻る世界を描いています。ファンタジーでありながら、1年生が登場人物であることや、ちょうど秋の雲とリンクして、子ども達にとって身近に感じやすい教材です。 この単元では、「」(かぎかっこ)を理解することも学習の目標となっています。また、セリフには繰り返し出てくるものがあり、音読する時にどのように気持ちを込めて読むかということも重要なポイントです。1組では、くじらぐもに乗って見えた景色を想像してワークシートにまとめ、発表し合っていました。(写真上) 3年生は、理科の時間に「地面のようすと太陽」の学習をしています。3年生の子ども達は、太陽とかげの関係をどの程度理解しているでしょうか。晴れの日に自分のかげができるということは分かっていても、太陽の位置との関係や時間によって変わる影の長さについて関心をもっている子は少ないものです。単元の導入では、みんなでかげふみ遊びをしながら興味をもたせていきます。 2校時に、1組の子ども達が校庭に出て太陽の観察をしていました。遮光板を使って太陽を見ると、満月と同じように丸い太陽の形を見ることができます。そして、太陽が見える方向と人のかげができる方向とを比べて、その関係性を確かめていきました。(写真中) 3年生では、続いて太陽とかげの動きについても調べます。時間が経つと、太陽やかげがどのように動いていくのかを確かめていきます。子どもの頃、とても不思議に思ったことがありました。先生が校庭に長い棒を立てて、そのかげをなぞって線を引きました。しばらくじっと見ていると、棒のかげが動いていくのが見えたのです。(長い棒ほど動きがすぐに分かります。)「太陽は、少しずつ動いているんだ」と初めて知りました。(正式には、地球が自転しているから太陽が動いて見えています。) 3,4校時に、3年1組の図工の授業がありました。「ギコギコ トントン 何作ろう」という木工作に取り組んでいました。3年生の図工では、のこぎりと金づちの使い方を指導します。今回は、のこぎりの使い方に慣れるための学習です。角材や板材を自由に切り、できた木片をボンドでつけて作品にします。 「家にのこぎりはあるけれど、使ったことはない」という子や、「家にのこぎりがない」という子がほとんどのようでした。先生からのこぎりの正しい使い方を教えてもらい、一人ずつ挑戦していきました。 板材を切るだけでも、のこぎりが初挑戦の3年生にとってはとても大変な作業です。友達が板材がずれないように押さえつけ、のこぎりを動かしている子に「あともう少しだよ」と声をかけていました。(写真下) のこぎりの刃は、手前に引いたときに切れるようにできています。前に押す時に力を入れている子が多く、切るのに時間がかかっていました。しかし、これも経験が大切です。何度もやりながら身につけていくのでしょう。 10月21日の給食チキンタレかつ キャベツのゆかり和え 具だくさん味噌汁 牛乳 一口メモ ご飯の食べ比べ最終日の今日は、埼玉県産の「彩のかがやき」です。さっぱりとした甘さで、ふっくらと炊き上がるのが特徴です。先週から4種類のお米を使って食べ比べました。どのお米がおいしく感じられたでしょうか。 明日は、体育発表会保護者鑑賞日です。よく試験の前日や試合の前には、「勝つ」というゲン担ぎで「かつ」を食べます。給食でも、全校児童が今まで練習してきた成果が出せるように、チキンかつにしょう油のタレをかけた「チキンタレかつ」を作りました。ご飯がもりもり食べられる味付けになっています。 元気よく本番当日を迎えられるように、好き嫌いをせずによく食べ、早寝早起きで明日に備えてもらいたいと思います。明日は、朝ご飯をしっかり食べることも忘れずにお願いします。 10月20日(木) その3最後は、6年生がマーチングを披露しました。先週から校庭に響き渡ってきたマーチングを目の当たりにして、どの学年もその迫力に圧倒されていました。指揮者の合図で演奏が始まると同時に、きれいにそろった足並みや隊形移動が目と耳と心に入ってきました。「さすが、6年生!」と、どの学年の子もますます6年生の姿が大きく見えたことでしょう。(写真中) 閉会式では、6年生が児童代表の言葉を担当しました。小学校生活最後の運動会が体育発表会という形になりましたが、練習を積んでがんばった成果はとても大きなものでした。最高学年としてのやりがいを感じたことでしょう。残りの小学校生活は5か月余りです。引き続き充実した毎日を過ごし、6年生らしさを発揮し続けてほしいと思います。(写真下) 10月20日(木) その23年生は、「Mela(メラ)〜輝け49人〜」を踊りました。手にはカラー軍手、そして頭にはバンダナキャップをつけて、元気よく登場してきました。ヒーローポーズやノリノリのダンスがよく似合い、校庭いっぱいに広がって踊っていました。(写真中) 4年生は、「旭町ダンスホール♪」というタイトルの表現でした。「いつだって大丈夫」を合言葉に、学年全員の心を一つに練習をしてきたことが分かる踊りでした。全員が黒い色のキラキラハットをかぶって踊ることで、すてきな雰囲気を演出していました。(写真下) 10月20日(木) その1昨年度と変更したのは、開会式と閉会式、体育発表会のスローガンを入れた点でした。開会式では、全校児童に次のような話をしました。 ・・・いよいよ体育発表会児童鑑賞日になりました。9月から、どの学年も練習に熱心に取り組んできました。今日は、その練習の成果を発揮する日です。 今年の体育発表会のスローガンは、「仲間とともに、協力して思い出に残そう」です。このスローガンの「協力して」というところに、体育発表会の大切な意義が込められています。今日発表する表現種目のダンスでは、いつも学年の仲間のことを考えながら練習をしてきたはずです。列をそろえたり隊形移動をしたり、常に周りの仲間のことを考えて行動していました。みんなの心が一つにそろうから、見ている人にそのすばらしさが伝わるのです。 また、今日は他の学年の演技を見ることも大切な勉強の一つです。全ての学年の演技を見て、たくさんのすばらしさを感じ取りましょう。そして、演技の最後には、大きな拍手を送りましょう。皆さんのがんばりに期待しています。・・・ 開会式では、続いて1年生による児童代表の言葉がありました。4人の1年生が朝礼台に上がり、一人ずつしっかり発表することができました。(写真上) 続いてスローガン発表を行いました。代表委員の児童のかけ声でスローガンを全校児童で唱えると、校舎の4階の窓からスローガンが書かれた垂れ幕が下りてきました。全校の子ども達から大きな拍手と歓声が沸きました。昨日の放課後、先生達で練習した甲斐があり、大成功でした。担当の先生もホッとしたことでしょう。 開会式が終わり、演技が始まりました。最初は6年生の表現「演JOY blue&summer」(エンジョイ ブルー・アンド・サマー)でした。「青と夏」という明るくポップな曲に合わせて、元気いっぱいに踊っていました。カラフルなTシャツが曲調にマッチしていました。(写真中) 次に、1年生が「ハロー・ザ・フォックス」を踊りました。1年生は、今年人気の「きつねダンス」とスノーマンの「ハローハロー」の2曲に挑戦しました。カラフルなポンポンを手にかわいらしく踊り、隊形移動もしっかり覚えました。お尻フリフリのところがクスっと笑えます。(写真下) 10月20日の給食フレンチサラダ ミネストローネ 牛乳 一口メモ クイズです。ミネストローネは、給食で定番のスープの一つですが、どこの国の料理でしょう? (1) アメリカ (2) イタリア (3) フランス 答えは、(2)のイタリアです。ミネストローネには、イタリア語で「具だくさんのスープ」という意味があります。 日本でミネストローネというと、トマトがはいっていることがほとんどです。しかし、トマトを入れるというきまりはなく、自由に食材を組み合わせて作る日本の味噌汁のような料理だそうです。 今日の給食では、ベーコンやにんじん、玉ねぎ、じゃがいも、白いんげん豆、マカロニを使っています。 サクラ草の植え替え(1年生)全校の中では最後の植え替えです。昇降口付近にあるお兄さんお姉さんが植えたサクラ草を眺めながら、今日の植え替えをとても楽しみにしていました。 まずは校長先生から、植え替え方法についてお話を聞きました。「培養土」「赤玉土」など聞いたことのない言葉もたくさんありましたが、真剣に聞いていました。 植木鉢に土を入れるときになるべくこぼさないようにすること、植木鉢を揺らすと土が落ちてしまうこと、肥料を入れすぎないようにすることなど、いろいろなことに気を付けながら植え替えを行うことができました。 終わりには「水やりと愛情」が大切と教えていただきました。明日から毎日この2つをたっぷり注げるように、そしてきれいなお花が咲くように見守っていきます。 10月19日(水)「生き物と機械」は、生命誌研究者で理学博士の中村 桂子さんが書いた文章です。たくさんの著書がある方なので、その中からの一節と思われます。本物の犬とロボットの犬の違いを比較しながら、命とはどのようなものかについて考えさせ、唯一無二の生命を大切にしようとする心情を育てる内容でした。 前半は、本物の犬とロボットの犬を比べて書いてあります。本物の犬は、けがをしたら自然に治す力があります。しかし、ロボットの犬は自分で治す力はなく、ずっと傷が残ったままです。さらに後半は、人間と機械との違いが書かれています。けがをすると痛みを感じることや、他の人や生き物が痛いだろうと思いやる気持ちは、人間がもつ一番大事な能力であると記されています。生きている人間と機械との違いは、まさにそこにあります。そして、「死」についても比較しています。人間は、重い病気や大きなけがで生き続けることができない場合は死んでしまいます。死んでしまった生き物は生き返ることができず、全く同じ生き物が現れることはありません。一方、犬のロボットは、壊れたら全く同じものを作ることができます。・・・国語の説明文に出てきそうな文章ですが、生き物が命をもって生きていることの価値がとても分かりやすく書かれています。4年生の子ども達は、どのように自分ごととして受け止めたでしょうか。(写真上) 先週金曜日からの一週間は、「ご飯の食べ比べ週間」の献立になっています。その間に給食で「ご飯」が出る日は、混ぜご飯などにしないで、白米のまま食べるメニューにしています。さらに、日替わりで全国各地の有名なお米を取り寄せて提供されています。(写真中) 初日となった先週金曜日は、北海道の「ゆめぴりか」でした。一口味わったとたんに、「いつもと違う!」ということを感じました。普段のお米は、秋田県産の「ひとめぼれ」です。もちろんいつものお米もおいしいのですが、「ゆめぴりか」はもち米のようなもちもち感が強く感じられました。昨日は、山形県産の「はえぬき」でした。先日、テレビでも見ましたが、「はえぬき」は冷めてもおいしいお米なので、おにぎりに最適だそうです。そして、今日は新潟県の魚沼産の「コシヒカリ」でした。実際に食べてみて、バランスのとれた安定感のあるおいしさを確かに感じました。こう毎日おいしいお米を食べていると、おいしいのが当たり前になってしまうのが怖いくらいです。ちなみに、最終回のあさっては、埼玉県産の「彩のかがやき」です。私の住んでいる近所の農家でも、この品種を多く生産しています。 「ご飯がまずい!」と感じたのは、大学で東京に出てきた時でした。毎日、お昼に食べていた学食のご飯は、とてもまずく感じたものでした。それは、18年間生まれ育った新潟で、いつもおいしいご飯を食べていたからです。それが当たり前と感じていたのでしょう。よく、北海道から東京に出てきた人が、「水と牛乳がおいしくない」と感じるのと一緒です。 今日は、1年生にサクラ草の植え替え指導をしました。2校時に1組、5校時に2組の子ども達に指導しました。1年生は、この間までアサガオで使った鉢をサクラ草用として使用します。そして、チューリップの球根も一緒に入れて育てていきます。サクラ草は12月頃から咲き始め、4月中旬まで楽しめます。チューリップは、3月下旬に花を見ることができるでしょう。1年生は、サクラ草とチューリップを同時に楽しめる時期があります。 1年生では、チューリップのみを植え付ける学校がほとんどだと思います。球根を入れた土だけの植木鉢に、毎日水をやるのはつまらないものです。地上部分にサクラ草の苗があれば、栽培への関心が高まります。明日から1年生は、また喜んで水やりを行うことでしょう。(写真下) 9月下旬に6年生から始まり、これで12学級全てのクラスの植え替えが終了しました。サクラ草の植え替え指導は、校長として毎年楽しみな「授業」でもあります。しかし、毎回指導が終わるたびに、「なんて声が大きくて、よくしゃべる授業だ」と反省しきりです。 10月19日 給食室より写真1枚目は、給食室に届いた南部せんべいです。全部で約8キロのせんべいを用意しました。そのままでは大きいので、調理員さん達が丁寧に6等分に割ってくれました。 出来上がりの少し前にせんべいを加えて、軽く煮込んで仕上げました。(写真2、3枚目) 10月19日の給食さばの豆板醤焼き 煮あえっこ せんべい汁 牛乳 一口メモ 今日のお米は、魚沼産のコシヒカリです。他のお米と比べて甘さが強く、粘り気が強いのが特徴と言われています。新潟県の魚沼地方は、その中でも特においしいお米の産地として有名です。 魚沼は、とても雪深い地域で、積雪が3メートルを超すことも珍しくありません。山に降り積もった大量の雪は、雪解け水となって春の田んぼを潤します。また、夏には冷たい雪解け水が田んぼの温度が上がり過ぎるのを防いでくれるので、稲が元気に育つそうです。 せんべい汁は、青森県の郷土料理です。きのこや野菜などを入れた汁の中に、小麦粉と塩で作ったせんべい汁用の「南部せんべい」を適当な大きさに割って一緒に煮込みます。このせんべいは、煮込んでも溶けにくく、もちもちとした食感を楽しむことができます。 どんぐりひろい(1年生)天気予報は雨の予報が出ており心配していましたが、何とか雨が上がり出かけることができました。 わくわくドキドキしながら、たくさんどんぐりが落ちている場所まで歩きました。到着するとみんな競争するように拾い始めました。 「こんなに拾ったよ。」「どんぐりの帽子も拾ったよ。」など、あちこちで楽しそうな声が聞こえてきました。 袋にたくさん拾って、意気揚々と学校に戻ってきました。このどんぐりを使って、生活科の時間にいろいろな工作を作るのも楽しみです。 今日持ち帰りましたので、どんぐり虫(ゾウムシ)の対策をお願いします。本日の連絡帳に、方法を書いたものを貼り付けてありますのでよろしくお願いします。 10月18日(火)今日はおもに、お店で働く自分の姿(アバター)を製作していました。人物の骨組みとなる部品に、新聞紙を細く切って巻き付けながら肉付けしていきます。さらにその上からカラー粘土をつけて顔や胴体、手足を作っていきました。関節を曲げることで、人物に動きをつけることもできます。将来の自分自身の姿ですから、顔や指先まで、ていねいに作っていました。(写真上) 人物ができたら、次はお店作りです。段ボールで仕切った一画に、お店を再現していきます。パン屋さんや駄菓子屋さん、コンビニなど、子ども達の思い思いのお店がどのように再現されていくのか、来週以降もとても楽しみです。 その頃5年2組は、図工室の上にある理科室で実験をしていました。「もののとけ方」の授業で、食塩がどれだけ水に溶けるか(溶ける量に限りがあるか)という実験については、先週お伝えしました。今度は、食塩とは別の物質を使い、水に溶ける様子を同じように調べていく実験です。(写真中) 食塩の代わりに使ったのは、ミョウバンです。見た目は食塩とよく似た白い粒状です。50mlの水に、5gずつ溶かしていきました。前回の食塩を溶かす実験では、50mlの水に15g以上は溶かすことができました。しかしミョウバンは、最初に入れた5gですでに溶け残りが出そうな気配でした。物質によって、水溶液として溶ける量に違いがあるということが分かりました。(砂糖を使った場合は、逆に食塩よりもさらによく溶けます。) 練馬区で採用している理科の教科書では、以前は水に溶けにくい物質として、長らくホウ酸を使っていました。ミョウバンに代わったのは、2年前の教科書改訂からです。ホウ酸は、昔は一般によく知られ、扱われていました。目を洗い流す時に使ったり、害虫駆除のために使ったりしていました。その害虫駆除のイメージが良くなかったのか、ついに教科書から姿を消すことに…。 一方のミョウバンは、現在も家庭でよく使われる物質です。ナスの漬物の色を良くするためや、れんこんやごぼうの変色を防ぐためなど、調理で使われる場合が多いです。さらに、消臭や殺菌の効果もあるようで、洗濯や掃除にも使われることがあります。また、ミョウバンは大きな結晶を作ることもできるので、もののとけ方の教材として良いのかもしれません。 3,4校時に、1年生が生活科の学習として、光が丘公園までどんぐり拾いに出かけました。場所は、光が丘公園の中心部、テニスコート横です。今年もマテバシイの木の下に、たくさんのどんぐりが落ちていました。どんぐりがなる木は、他にも様々な種類の樹木があります。それらの中でも、ブナ科の常緑樹であるマテバシイの木がよく知られています。 先生の合図でどんぐり拾いが始まると、足元にたくさん落ちているどんぐりを運動会の玉入れのごとく、次々とビニール袋に入れていきました。とにかくたくさん落ちているので、どんぐりを踏まないように歩くのが難しいほどでした。あっという間にビニール袋にいっぱいのどんぐりが集まりました。これからの生活科の時間に、どんぐりを使ってどんなものを作っていくのか楽しみです。(写真下) しかし、拾ったどんぐりの中には、ゾウムシの幼虫がいる確率が高いです。しばらくどんぐりをそのままにしておくと、中から白い幼虫が顔を出したら、ゾウムシの幼虫と思ってください。 そこで、ドングリの「虫封じ」の方法があります。一番手っ取り早いのは、家庭の冷凍庫に数日間入れておくことです。ドングリの中の虫が凍死するので、殻を破って出てくることはありません。また、熱湯で10分ほど煮沸しても「虫封じ」ができます。1年生は、今日拾ったどんぐりを持ち帰っています。「虫封じ」の方法が書かれたプリントも一緒に持ち帰っているので、ぜひご家庭で行ってみてください。 10月18日の給食五目卵焼き いそ和え 生揚げの味噌汁 牛乳 一口メモ 「お米の食べ比べ週間」の今日は、山形県産の「はえぬき」のお米を使っています。お米の粒がしっかりとしていて、冷めてもおいしいのが特徴と言われています。 日本では、多くの種類のお米が作られています。スーパーに行ってみると、様々な種類のお米が売られているので、選ぶのに迷ってしまうほどです。日本では、主食用のお米として登録されているものが約280種類もあるそうです。 日本は、北は北海道、南は沖縄県まで、縦に長い国なので、気候が大きく異なります。そのため、気候に適したお米がその土地土地で作られてきました。 甘い、さっぱり、もちもち、しゃっきり、粒が大きい、小さいなど、お米の品種それぞれにいろいろな特徴があります。自分好みのお米を探してみるのも楽しいでしょう。 10月17日(月) その2今日は、全校朝会の後の1校時にマーチング練習になっていました。6年生の演奏が、学校の周り一帯にもよく響いていたと思います。マーチングは、楽器の演奏だけでなく、行進や隊形移動も大きな見せ場となっています。そのため、道行く人々も思わず足を止めて、その様子を見ていたようでした。 今年の6年生の演奏曲目は、「史上最大の作戦」、「奇跡」、「群青(ぐんじょう)」の3曲です。今週木曜日の児童鑑賞日と、土曜日の保護者鑑賞日に向けて、いよいよ仕上げの段階になってきました。(写真上) 先週は天候の悪い日が続き、どの学年も肝心の校庭での練習がうまく進みませんでした。運動会前(体育発表会前)のこの時期は、どの先生も天気予報を1日に何度もチェックしながら練習予定を練り直すものです。練習割り当ての学年は、雨天の場合は体育館を使うことができますが、本番が行われる校庭とはずいぶん違いがあります。 今日は、午前中から雨が降ったりやんだりの天気でした。残念ながら、体育館での練習に変更した学年がいくつかありました。今週の天気は、今のところ後半は良さそうです。明日の練習が校庭でできるかどうかが重要なポイントになりそうです。 2学期から1年生は、日直の子が前に出て、朝の会でスピーチをすることになっています。2組では、「好きな教科」というテーマでスピーチをしていました。「ぼくは、図工が好きです。理由は…」、「私は、体育が好きです。理由は…」というように、好きな教科に続いてその理由を話すようにさせていました。(写真中) 子ども達に、「話す力・聞く力」をつけさせるためにスピーチを取り入れることは、とても効果的な指導です。「みんなの前で話をする」ということは、普段からよく発表をしている子にとっては比較的簡単なことです。しかし、引っ込み思案な子にとっては、かなり高い壁となっているでしょう。みんなの前で話をすることと、自分の言葉で話ができるようにすることを目標にしているのが「スピーチ」です。子どもにとって話す力は、「単語は言えても、文章で話すことができない。」という傾向が強いのではないでしょうか。つまり、問題の答えは言えても、その解き方を説明することが難しい子が多いということです。低学年のスピーチでは、話型を示してあげながら、少しずつ話がふくらむように指導を続けていきます。 高学年になってくると、テーマを広げて設定しても、上手にスピーチができる子どもが増えてきます。(ただし、これも積み上げが重要です。)私が担任をしていた時は、毎日「1分間スピーチ」を朝の会で行っていました。砂時計の1分計をひっくり返しながら、日直が順に話をしました。1日に2人ずつ発表するので、1か月に1回以上はスピーチをすることになります。年度当初は話をするのが苦手だった子も、2学期、3学期と回数を重ねるうちに、スラスラとスピーチができるようになってくるものです。 6年生は、理科の時間に「月と太陽」の学習をしています。月と太陽との位置関係から、月の形が日によって変わって見えることを学びます。つまり、三日月から半月になり、さらに満月になった後に月が欠けていくことが、太陽と地球、月との位置関係で変わってくるということを学習していきます。 4年生の星や月の動きの学習もそうですが、実際に月が見えていない昼間に学習するので、指導する先生は大変です。そこで1組では、ボールに懐中電灯の光を当てながら、月と太陽の位置関係を確かめていました。ボールが月で、ライトが太陽の光です。(写真下) 実際に見えている月をボールにたとえ、さらに太陽を懐中電灯にたとえているというのは、子どもにとっては難しい考え方です。さらに、教科書にあるような、太陽と月との位置関係から月の形が変わって見えるという図は、いったいどれだけの小学生が理解できるというのでしょうか。(きっと大人でも理解できない方が多いはずです。)それは、「図の中心に描かれている地球上に自分がいる」という視点で考えることの難しさが影響しているからでしょう。 三日月がなぜ夕方の西の空に見えるのか、満月はなぜ夕方東の空に見えるのか…これらをきちんと説明できるようにするためには、実際の月を見ながら太陽との位置関係を考えさせるのが一番です。 10月17日(月) その1・・・今週土曜日に行われる体育発表会の日が近づいてきました。どの学年も練習に一生懸命取り組んできています。いよいよ本番に向けた仕上げの段階です。本来の年であれば、全校児童が校庭に集まり、赤組と白組に分かれて競い合う運動会が行われています。運動会では、応援団やリレーの選手が活躍したり、玉入れや綱引きなどの団体競技で盛り上がったりします。しかし、今年も感染症対応を考えて、運動会に替わる「体育発表会」という名前で実施します。学年ごとに、徒競走と表現種目を発表します。 さて、どの学年も9月から、ダンスの表現種目に練習時間を一番多く使ってきました。それだけ表現種目は、体育発表会にとって見ごたえのある大切な種目であると言えます。そして、「踊り方を一通り覚えたからもうできた」というわけではないですよね。入場の仕方や退場の仕方の練習、隣の人との間隔をとって自分の踊る場所を決めたり、途中で踊る場所を変える隊形移動を覚えたりする必要があります。ですから、1つのダンス表現の中に、たくさんの要素がつまっていることになります。体育発表会では、一人一人の踊りが上手にできたということで終わるのではなく、学年全員で協力して作り上げる「心を一つにした動き」を大切にしています。 一方、徒競走では、ゴールをめざしてどれだけ全力で走ることができるかが大切です。全神経を集中させてスタートダッシュを決めましょう。そして、腕をしっかり振って、ゴールの先の先をめざして走り切りましょう。本番当日は、多くの人達が最後まで走りぬく姿に注目して見てくれることでしょう。 体育発表会は、土曜日に保護者の方々に見ていただきます。その2日前の20日(木)には、全校児童でお互いの表現種目を見合います。練習で全力を尽くしてがんばることができる子は、本番でさらにそれ以上の力を発揮することができます。みんなのがんばりで、すばらしい体育発表会になるようにしましょう。 今年の旭町小学校の運動会のスローガンは、「仲間とともに、協力して思い出に残そう」です。このスローガンは、体育発表会の本番の日だけのめあてではありません。今日を含めた毎日の練習の一つ一つが、「仲間とともに、協力して思い出に残そう」なのです。がんばりましょう。・・・ 続けて、運動靴の正しいはき方について、朝礼台の上で実演とともに話をしました。紐の運動靴のはき方で一番の誤りは、紐をしばったままの運動靴に足を入れてはくことです。必ず紐をほどいてから足を入れ、毎回きちんとしばることが肝心です。 さらに、紐はきつすぎるほどしっかり力を入れて、きつくしばる必要があります。足の甲をしっかり運動靴にフィットさせるためです。(マジックテープ式の運動靴も同様です。)朝礼台の上に椅子を置いて、運動靴にはき替えるところを実演しました。(写真上下) 10月17日の給食マカロニサラダ ぶどう(巨峰・シャインマスカット) 牛乳 一口メモ 今日のデザートは、巨峰とシャインマスカットの2種類を用意しました。 巨峰は、一粒がとても大きく、甘みが強くてジューシーな果汁が特徴のぶどうです。皮はむき、種にも気をつけて食べるようにします。 一方のシャインマスカットは、薄い緑色がとてもきれいで、最近とても人気のあるぶどうです。シャインマスカットは、皮が薄いので、そのまま皮ごと食べることができます。 他にも、いろいろな種類のぶどうが出回っています。ぜひ、ご家庭でも味わってみてください。 サクラ草の植え替え(2年生)一年ぶりのサクラ草の植え替えに喜んでいる子がたくさんいました。「去年は、ピンク色の花が咲いた!」「今回は何色かな。」と花の色を楽しみにする声や、「また今日から水やりをがんばろう。」と意気込んでいる声が挙がっていました。 毎日、水と愛情をたっぷりあげて、サクラ草を育てていってほしいと思います。 10月14日(金)コロナ禍になってから、図書ボランティアの活動が中断されていました。今年度に入ってから募集をかけ、たくさんの保護者の方々に参加していただきました。とてもありがたいことです。それぞれの学年にどんな本を読んであげようかと、本の選定が一番の悩みどころのはずです。そこは、図書管理員さんが勤務している日があるので、ぜひ連携を取っていただければと思います。(図書に詳しい教員もいます。) 子ども達は、どんなお話が聞けるのかと、とても楽しみに待っていたようでした。低学年では、担任の先生からの読み聞かせとは違って、友達のお母さんが教室に入ってきただけで大喜びです。また、1年2組では、お父さんが登場して絵本の読み聞かせをしていました。男性の声による読み聞かせもいいものです。 4年1組の教室では、「じゅげむ」というお話の読み聞かせがありました。川端 誠の落語絵本シリーズの第4弾に、落語で有名な「じゅげむ」があります。めでたい名前を考えているうちに、世界一長い名前の「じゅげむ」ちゃんになりました。あまりにも名前が長いので、名前を呼んでいるうちにいろいろな騒動が起きてしまいます。読み聞かせをする方も大変なお話ですが、子ども達にはとても楽しいお話です。(写真上) 来月に入ると、秋の読書旬間が始まります。各学年へのブックトークや、3,4年生への本の探検ラリーなど、光が丘図書館と連携した取り組みを計画しています。また、11月2日には、「おはなしコンチェルト たんぽぽの会」によるすてきな公演も予定しています。体育館でスクリーンに絵本を映し、朗読と生演奏をコラボさせた催しです。「たんぽぽの会」は、洗足学園音楽大学の学生で組織された公認サークルです。先日、学生さんたちに来てもらい、打ち合わせを行いました。どんなプログラムを用意してくれているか、とても楽しみです。 1校時に、算数少人数教室の授業観察がありました。3年生の「数の表し方やしくみを調べよう」という小数の学習内容でした。小数は、3年生から学習します。今日は、その最初の学習場面でした。 最初に、生活の中で小数が使われているものをモニターに映しました。水筒には1.3リットル、上履きには21.5センチ、体温計には36.5度など、子ども達は今まで小数を身近なところで目にしていることが分かります。(写真中) そこで、1リットルよりも少ない量をどのように表したらよいかを考えさせていきました。2年生までの学習では、デシリットルの単位を使いました。1デシリットルは、1リットルを10等分したうちの1つ分です。これを新しく「0.1リットル」と表すことを習いました。今後は、さらに小数のたし算・ひき算についても学習をしていきます。 2校時は、3年1組の社会科の授業観察に行きました。「安全なくらしを守る」という学習単元の消防に関する学習内容でした。 火事が起きた場合に119番に電話をするということは、どの子もよく知っています。では、119番に電話をしたら、だれがどのような仕事をするのでしょう? 「消防車が来て火を消す」というのは当然ですが、火災の場合には他にも様々なところにすばやく連絡が行くことになっています。教科書の資料を使って調べていきました。そして、さらにグループワークを通じてまとめていきました。(写真下) 警察署⇒交通整理をします。水道局⇒水がたくさん使えるようにします。ガス会社⇒危険なのでガスを止めます。電力会社⇒危険な場合は電気をストップさせます。他にも、けが人がいれば病院とも連絡を取り合います。119番の電話が、様々な機関と連携して仕事をしていることを学びました。 先日、3年生の子ども達が、校内の防火設備について調べていました。どの教室にも煙探知機がついていたり、ところどころに消火器や消火栓が備わっています。防火扉や防火シャッターにも気づいていました。実は、学校のプールも防火設備の一つです。近隣で火災があった場合は、ポンプ車がやって来て、学校のプールの水を使うことになっています。ですから、プール開始時期に掃除をするために水を抜いた場合は、必ず消防署にそのことを伝えておかなければなりません。なるほど情報でした。 10月14日の給食鶏肉の照り焼き 野菜のおかか和え 田舎汁 牛乳 一口メモ いつもは、給食では秋田県産の「ひとめぼれ」というお米を使っていますが、今日から21日まで、全国各地のお米を日替わりで使うことにしました。お米の種類によって味の違いがあるのか、ぜひ味わって食べてみてほしいと思います。今日は、北海道で作られた「ゆめぴりか」という種類のお米です。 毎日あたり前のようにお米を食べているので、お米のおいしさや大切さを忘れがちです。お米は、収穫できるまでに長い時間がかかり、作業も大変です。お米を収穫するまでには、八十八の手間がかかると言われ、漢字の「八十八」を合体させて「米」という字ができました。 生産者の方が一生懸命作ってくださったおかげで、今年もおいしいお米が食べられることに感謝しなければなりません。 10月13日(木)日本語が一番難しいと言われるのは、同じ漢字でも様々な読み方があるからではないでしょうか。それも、漢字が使われている文章に合わせて、その読み方を変えなければなりません。教科書の数え歌の最初に、「一つ たたくと、こぶたが 一ぴき。」と書いてあります。「一」には、「いち」と「ひと(つ)」という読み方があります。同じように、二(に、ふた(つ))、三(さん、みっ(つ))、四(よん、よっ(つ))・・・と続きます。 1年生にとって、「いち、に、さん、し、ご・・・じゅう」という算数でよく使う数え方は、どの子もよく知っています。ところが、「一つ、二つ、三つ、四つ・・・九つ、十(とお)」の数え方はどうでしょうか。運動会で玉入れの数を数える言い方です。 また、教科書では、子ブタの数え歌になっているので、「匹」という単位をつけた言い方を練習します。匹がつくと、また数字の言い方が少し変わってきます。「いっぴき、にひき、さんびき、よんひき・・・」では、最後の「十匹」の読み方はどうでしょうか? もともとは「じっぴき」が正解のようですが、最近は「じゅっぴき」という読み方でも良いことになっています。(教科書にも両方の読み方が書かれていました。) 4年生の各クラスに、ユニバーサルデザイン出前授業がありました。練馬区を通じて、講師として田中さんにお越しいただきました。1,2校時に2組、3,4校時に1組の教室で授業をしていただきました。 田中さんは、生まれながらにして右目が見えないという障害のある方です。左目の視力は良いのですが、片方の目だけでは視野が少し狭くなったり、遠近感がつかみにくかったりということでの苦労があるはずです。しかし、各クラスへの90分間の授業では、そのようなハンディキャップは全く感じられませんでした。ユニバーサルデザインは、自分とは違う他の人のことを思いやる考えがコンセプトになっています。 授業の前半では、日常生活のどんなところでユニバーサルデザインが使われ、どのようなはたらきをしているのかを考えていきました。点字ブロックや玄関前のスロープ、多機能トイレなど、身近なところにたくさんのユニバーサルデザインが使われていることが分かります。ドアの取っ手が、回すタイプからレバーを下げるタイプに変わってきていることも、ユニバーサルデザインの一つです。車椅子の人は、ドアノブを回して押す(または引く)ことはとても困難なことです。それでレバー式の取っ手が増えてきているそうです。 また、自動車のドアについても昔と今の違いがあります。昔の車のドアは、手のひらを上に向けて握るタイプでした。今は、上から手をかけて引くタイプになっています。さらに、自動車の運転で、鍵をさして回すという動作も今はなくなりました。・・・いろいろな例を聞いていると、一昔前は様々な障害のある人への配慮がされていなかったことが分かります。ユニバーサルデザインが行き届いている今は、逆にその理解が重要であると言えます。障害のある人のためのものであるということを受け止めて生活しなければなりません。 授業の後半は、グループワークを行いながら、ユニバーサルデザインについてさらに考えを深めました。イラストに描かれた中から、誰がどんなことで困っているのかをみんなで考え合いました。人は、一人一人違いがあるということを理解しなければなりません。そして、人の気持ちを想像し、何が自分にできるのかを考えることが大切です。(写真中) 午後から、6年生の中学校授業体験がありました。今年も豊渓中学校での授業を実際に体験する機会をいただきました。あらかじめ、6教科から各自の希望を取り、体験する1教科を決めておきました。 今回、授業体験として受け入れていただいたのは、中1の英語と理科、中2の社会と数学、中3の国語と保健体育でした。どの教科も、中学生と一緒に授業を受ける形で体験をさせてもらいました。特に中3の生徒と一緒に授業を受けた子ども達は、かなり緊張する場面の連続だったことでしょう。体験が終わって行った終わりの会では、「最初は少し怖かったけど、先輩が優しく教えてくれて…」と感想を発表した子がいました。正直な気持ちに受け取れました。 中学校の学習内容だったので、どの教科も6年生には理解できない難しさもありました。半年後の中学校進学に向けて、勉強に向かう姿勢の大切さを身に染みて感じることができた授業体験となりました。(写真下) |
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