音楽朝会
1曲目は「となりのトトロ」です。運動会が終わった後から、音楽の授業で当たり前のように歌わせてきたのですが、「トトロを知らない子がいるのでは?」とふと心配になって子供たちに聞いてみたら、「知らない」と答えた子が半分くらいいるクラスもあって驚きました。楽曲自体はトトロを知らなくても楽しく歌えてしまうのですが、知らないままではもったいないと思い、映画のほんの一部分ですが、歌詞と関係のある場面だけ子供たちと一緒に見ることにしました。子供たちは大喜びです。初めて見る子も、何回も見たことがある子も、「大きい!」「かわいい!」「すごーい!」とつぶやきながら、食い入るように見ていました。その反応は何年生でも同じで、改めてトトロのすばらしを実感しました。 2曲目は「さんぽ」です。この曲も「となりのトトロ」の冒頭で流れてくる曲で、いろいろなところで歌われているので知らない子はいないくらいです。でも、登場人物のメイのイメージで歌うとより心が弾んできます。 3曲目は「天空の城ラピュタ」のテーマ曲「君をのせて」です。5年生の教科書にも載っている曲で、2部合唱用に編曲されています。この編曲がとにかくすばらしくて、どちらのパートも何度歌っても飽きません。昨年度の音楽会で歌った6年生も、今年度の1学期に取り組んだ5年生も大好きな曲です。せっかくなので、5・6年生だけの二部合唱を1〜4年生の子供たちに聴いてもらうことにしました。クラスごとの授業の中でしか練習をしてこなかったので、本当に声が出るのかどうか不安もあったのですが、本番では響きのあるすてきな歌声で堂々と歌っていて感心しました。 さらに、5・6年生の音楽委員14名だけの二部合唱にも挑戦してもらいました。特別な合唱団ではないので、前日の委員会活動の中で15分くらいしか練習できなかったのですが、少ない人数にも関わらず、透き通ったきれいな声で見事に歌いきっていました。 最後に、全校児童で「君をのせて」を大合唱して終わりました。高学年の歌声を聴いて、下の学年の子供たちが憧れをもって引き継いでいく。旭町小学校の歌声はこのようにして受け継がれていくのだなと改めて思わせてくれた音楽朝会でした。子供たちに感謝です。 11月6日(木)
卒業アルバムは、前半が写真のページになり、後半が文集ページで構成されます。6年生の各教室では、文集ページに載せる作文の作成が始まりました。以前は原稿用紙に下書きをしたものに先生が直しを入れ、さらに下書きをしてから清書するというように、何度も手間と時間をかけて行っていました。しかし、タブレットが導入されてからは、子ども達が文章を打ち込んで作文を作っていくようにしています。作文の添削は担任の先生が行いますが、タブレットに入力することで、文章を付け加えたり削除したりすることが容易に行えます。また、一人分の文集ページの文字数が決まっているため、作文の長さをちょうどよく調整するのにも便利です。 6年生は、他の教科でもタブレットをよく使用しています。いつも教室の様子を見に行くと、会社のオフィスかと思うほど、タブレットに向かってキーボードを打つ音が聞こえてきます。(写真上) ところで、コロナ禍の途中から一斉に使い始めたタブレットが、今年度でリース期間が終了します。それに伴い、3学期に新しいタブレットが届き次第、順次交換していくことになっています。タブレットとともに、充電器やLTE回線につなぐドングル、そのための接続コードと、付属品がいくつか全員に貸与されています。3学期にはそれら全てをセットにして返却することになりますので、紛失のないように準備しておいてください。 5年生は、家庭科の時間に「買い物について考えよう」という学習をしています。買い物について、目的に合った選び方や買い方ができるようになることをめあてとした学習単元です。 教科書には、「買い物」の定義が書かれています。買い物と言ったら、「お金を出してお店で物を買うこと」でよいのですが、そこは教科書です。きちんとした用語を使い、「消費者である私たちが、お金を支払って商品を受け取ることを買い物と言います。」と書いてあります。また、「買い物は、買う人の申し出を、売る人が受けて成立する売買契約でもあります。」と書いてあります。つまり、レジでお金を払い、商品を受け取った時よりも少し前の・・・「これをください」と言った時点で売買契約が成立しているということになります。そのため、一方的な理由で商品を返すことができないので、責任ある態度で買い物をすることが重要であるという説明も加えられています。(写真中) その他にも、時代に合わせて教科書の記載内容が変わってきていることが感じられます。いろいろな支払方法として、ICカードや商品券、電話やインターネットでの注文のことまで記載されています。さらに、通信販売でのトラブルや、消費生活センターへの相談窓口についても書かれていて、5年生の家庭科での指導内容となっています。 5校時に、1年2組の教室から「よろこびのうた」が聞こえてきました。11月に入ったばかりですが、年末になると日本ではあちこちで聞こえてくるいわゆるベートーヴェンの「第九」の有名な旋律です。1年生の子ども達は、鍵盤ハーモニカの練習教材として、この曲を繰り返し練習しているところです。(写真下) 楽譜には、日本語の歌詞も書かれていて、「晴れたる青空 ただよう雲よ♪」と歌うようになっています。「第九」は、ベートーヴェンの交響曲第9番の第4楽章につけられた合唱部分が有名です。原曲は、シラーの詩を用いたドイツ語で書かれています。それを日本語の歌詞にしたのは、岩佐東一郎でした。(教科書にも記載があります)これは、かなり昔に小学校の音楽教科書向けに作詞されたようです。その内容は、原曲の宗教的な要素が一切なく、美しい自然と人々の幸せが明るく朗らかに表現されたものになっています。 年末に第九を歌うのは、世界でも日本だけです。半世紀ほど前から、アマチュア合唱団が年末に第九を歌うというブームが起こりました。素人にはドイツ語で歌うのは難しく、曲に合った日本語訳の歌詞が欲しいという声から、「歓喜の歌・日本語版」が作られました。これは、日本の数々のヒット曲の作詞を手掛けた なかにし礼 による日本語訳です。原曲の内容を踏まえた訳詞になっています。 11月6日の給食
油揚げのチーズ入り肉詰め焼き 磯和え サツマイモの味噌汁 牛乳 一口メモ 今日は、子ども達がよく食べるメニューの一つである「肉詰め」を作りました。 油揚げの中には、鶏のひき肉の他に、大豆やチーズ、玉ねぎ、たけのこが練り込んであります。油揚げを料理で使う時には、油抜きと言って、表面に浮き出た油を取り除いて味をしみ込ませやすくします。そのために、お湯にくぐらせたり、ゆでたりします。 しかし、今日のように焼く時は、その油を生かして調理することができます。まんべんなくしみ込んでいる油が、焼くことでカリッとした食感を出しています。 11月5日(水)
最初に、5分前行動の大切さについて教えていました。「一人が遅れると全体が待つことになり、予定がずれてしまいます。次にすることを自分で考えて、早めに動ける人になりましょう。5分前行動は、相手を思いやる気持ちの表れです。」…これは、6年生が手にしていた原稿です。すばらしい文章です。子ども達と先生とで考えたのでしょうか。 次に、バスや宿舎、食事でのマナーについて話をしていました。きちんとあいさつをすることや、礼儀正しい態度で過ごすといった高学年らしい態度の大切さについて伝えていました。また、食事は移動教室をがんばるためのエネルギーであり、感謝の気持ちをもって残さずに食べる努力が重要であることを話していました。…1学期の移動教室で、あれだけ偏食が激しく食べ物を残していた6年生から、こういう言葉が聞けるとは思ってもいませんでした。 他にも、「歩行の安全について」「早寝早起きの大切さ」「言われる前に考えて判断すること」など、移動教室という特別な場に合わせた助言が行われていました。最後に、「感謝の気持ちをもって生活すること」についての話をしていました。たくさんの人の協力で成り立っている移動教室では、「ありがとう」の言葉が相手も自分も温かい気持ちにしてくれること。そして、物を大切にする、ルールを守る、時間を守ることも感謝の表し方であることを話していました。移動教室の経験者が語る、すばらしいアドバイスになりました。 1年生は、算数の時間に「たしざん」の学習をしています。1学期までに、10の合成・分解についての学習や、10以下の1位数同士のたし算について学んできました。2学期は、いよいよ繰り上がりのあるたし算の勉強をしています。 単元の前半では、「9+4」の計算について考えさせていきました。算数ブロックを操作しながら、「4」を「1と3」に分けて考えさせます。そして「9と1で10、10と3で13」というように、10のまとまりを意識させていきました。この10のまとまりを作って「10といくつ」で答えを求めていく、繰り上がりのある計算方法を「さくらんぼ計算」と名付けています。先ほどの例で言うと、4の数字の下に枝分かれして1と3を書いたものが、さくらんぼの形に似ているためにそう呼ばれています。(教科書P62…ただし、教科書には「さくらんぼ計算」という言葉は載っていません) 1年生の1学期に、算数はまず数を数えることから始まりました。そして、次に学習したのが、数の分解・合成でした。5は1と4、2と3…というように、それぞれの数がいくつといくつでできているかを繰り返し言えるように練習してきました。それが全て今回の繰り上がりのあるたし算に応用されているというわけです。 2組が今日学習していたのは、「3+9」の計算でした。今までの計算方法で考えると、9を7と2に分けて12となります。しかし、分解する数はたされる数の「3」でもできます。3は2と1、1と9で10、10と2で12と考えても答えは同じです。問題を繰り返し解いていくうちに、小さい方の数を分解した方が計算が早く、分かりやすいということに気がついていくでしょう。 ところで、教科書の問題文の絵は、卵のパックが描かれています。10のまとまりを意識させるために、卵のパックを使ったのでしょう。教科書の問題文やイラストは、練りに練って教科書会社が考えたものが使われています。(写真中) 2年生は、算数の時間に「かけ算」の学習をしています。まず、かけ算が使われる場面を式に表したり、その答えの求め方を考えたりしてきました。そして、先週からいよいよ「かけ算九九」の学習に入っています。 かけ算九九は、最初にどの段から学習するでしょうか? 2の段から始まって、3,4,5の段…と覚えていくと思われがちです。しかし正解は、5の段が最初です。次に2の段、3の段、4,6,7,8,9と続きます。(ちなみに、1の段は一番最後です) 1組では、2の段の九九を学習していました。教科書には、2の段の式と答え、そして九九の読み方が書いてあります。何度も声に出して読みながら、完璧にに覚えなければなりません。どの段も、「が」がつく場合とつかない場合があります。「2×1=2」は「二一が2」ですが、「2×5=10」は「二五が10」とは言いません。この九九独特の言い回しを覚えることも重要です。(写真下) ところで、またまた教科書の問題の作り方についてです。2の段の九九をつくらせるために回転ずしのイラストが載っています。確かに、お寿司は皿に2貫ずつ乗っています。続く3の段の問題では、プリンのイラストになっていました。プリンは、3個ずつパックで売られているものがあります。(なるほど!)4の段はネットに入ったみかんのイラストで、6の段は箱に入ったチョコレート・・・教科書会社の人たちは、よく考えてます。 町たんけん(2年生)
1学期の町たんけんでは、最初に光が丘公園や図書館方面、2回目に学校の周りの施設の前を通って町を歩きました。 「図書館は中に入って見せてもらったけれど、他のところも見に行きたい!」という思いから、今回の3回目町たんけんでは、インタビューをしに行くことになりました。そこで、旭町駐在所、旭幼稚園、旭町保育園、林商店(ねじ屋さん)、北地区区民館、妙安寺にご協力をいただきました。 3名の地域協力者の方と、12名もの保護者の方々にボランティアに来ていただき、子ども達が安全に楽しく町たんけんをすることができました。ご協力いただき、どうもありがとうございました。 「初めて知ったことがたくさんあった!」と、目を輝かせて帰って来ました。今日教えていただいたことをもとに、まとめの学習に生かしていきます。 11月5日の給食
ねり丸キャベツのホイコーロー 中華風コーンスープ 牛乳 一口メモ 今日は、練馬区でとれたキャベツを使った給食です。 ホイコーローは、砂糖やしょう油、そしてトウバンジャンという辛い味噌などで味付けをしていて、ご飯がとてもすすむ料理です。ホイコーローは、中国語で「回す」「鍋」「肉」という3文字で表されます。シャキッとした食感に仕上げるために、別々に炒めた食材を一度鍋から出し、最後にまた1つの鍋に戻すようにして作ります。「回鍋肉(ホイコーロー)」という名前には、そういう意味が込められています。 幼保小交流会(1年生)
2回目ということもあって、1年生の子ども達は慣れた様子でリラックスして取り組んでいました。今日で、「旭町カーニバル!!」を踊るのは最後ということで、張り切って踊っている姿がとても素敵でした。 保育園の子ども達からは、「楽しかった!」「すごかった!」という感想をもらうことができて、1年生の自信や達成感にもつながった時間でした。小学校の中では一番小さい学年ですが、幼稚園・保育園の子ども達の前に立つと、大きく頼もしい存在に見えました。3学期にはもっとレベルアップして、より幼稚園・保育園の子ども達に楽しんでもらえる交流会にしていきます。どんなアイデアが出るかこれからが楽しみです。 11月4日(火)
子ども達が初めて野球をするうえで、一番技術的に難しいのが、投げたボールを打つことです。コントロールよく投げることはもちろんですが、バッターが動いているボールを打つのは容易なことではありません。ティーボールでは、それを解消するためにボールをティーの上に置き、バッターが打つというルールで行っています。 他にも、打ったボールをファーストに投げるのではなく、決められた守備位置の枠内にボールを戻したところでバッターアウトになります。それまでに打者が進んだ塁が得点になります。また、打った後に打者がバットを指定の位置(5年2組では、倒して置いてある三角コーンの中)に置くだけでも1点が入るというルールにしています。このように、工夫次第で全員が楽しめるゲームになります。(写真上) ところで、この連休中、アメリカ大リーグのワールド・シリーズを夢中で応援していた人が多かったのではないでしょうか? (と、言っている私もその一人です)1か月前から始まったワイルドカードシリーズから始まり、リーグチャンピオンシップシリーズ、そしてワールド・シリーズと、ドジャースの3人の日本人選手たちが大活躍でした。特にこのワールド・シリーズでは、山本由伸投手がMVPを獲得するという快挙を遂げ、歴史に名を刻みました。 他のスポーツが、子ども達にとって身近な運動になりつつある昨今です。そのような中、大リーグで活躍する日本人選手が子ども達に夢を与え、さらに野球人気を盛り立ててくれるといいなと思います。この体育の「ティーボール」も、その野球人気向上のきっかけになってくれたらうれしいです。 1年生は、10月に国語の時間に「くじらぐも」の学習をしてきました。登場する子ども達に同化して、「雲にあがるときはこんな感じかな。」とか「雲に乗ったらこんなことをしたい。」と、ファンタジーの世界を楽しませる教材です。また、「場面の様子に着目して、登場人物の行動を具体的に想像する」ために、セリフの読み方を大切にして、音読を中心にした学習をしてきました。それぞれの場面で、登場する1年2組の子ども達がどんな様子で行動や会話をしているのかを想像し、音読を通して表現してきました。そして、本文にある会話文以外に、どんなことを話しているのか、どんな行動をしているのかを想像することも授業の中で行ってきました。 2組では、模造紙に大きなくじらぐもを描き、そこに子どもたち一人一人が飛び乗った場面を作っていました。雲の上に乗ったポーズの写真を撮ってもらい、切り取って貼り付けていきます。さらに、こんなことを話しているだろうというセリフを書いて、一緒に貼っていきました。物語と同じ1年2組の子ども達が、今まさにくじらぐもに乗った瞬間ができあがりました。(写真中) 5校時に、体育館に5年生が集まり、武石移動教室に向けた学年集会を行っていました。今日は、「キャンドルファイヤー」の練習を中心に行いました。キャンドルファイヤーは、武石移動教室の2日目の夜に、体育館で行います。本来なら、キャンプファイヤーを外で行いたいところですが、長野県の標高1000mを超える武石では、11月は外で夜の集いを行うことはできません。(来年は1学期に岩井方面の移動教室が予定されているので、キャンプファイヤーはその時に行えると思います) キャンプファイヤーは、円くなって集まった中央に、ろうそくをたくさん並べた燭台が置いてあり、そこに火を点火することから始めます。今日の練習では・・・火の妖精4人と女王(と呼んでいました)が入場してきて、厳かに始まりました。(写真下) 女王が、手に持つ火を妖精たちに分火していきます。その火の名前は…「楽しい思い出の火」「仲良く協力する火」「友情を深める火」「みんなが元気に過ごせる火」の4つです。例年は、「協力の火」や「友情の火」のように、短い言葉で分火することが多いのですが、今回の5年生は長い火の名前が特徴的です。また、女王様が出てくるキャンドルファイヤーで、火の神としての私の出番は今回もなさそうです。(1学期の6年生の時もそうでした) キャンドルファイヤーの点火式の後は、全員で歌やゲームをしたり、ソーランを踊ったりするようです。今日は、ゲームの練習として、「ゼスチャー伝言ゲーム」を試しにやってみました。事前練習の今日でさえ盛り上がっていたので、当日はかなりのハイテンションのゲームになりそうです。 最後に、保健係から掛布団と敷布団のたたみ方の説明がありました。宿舎では、自分たちで布団を敷くとともに、最終日の朝にはきちんと元通りに布団をしまわなければなりません。昔から続く、移動教室の習わしとなっています。武石移動教室まで、ちょうど1週間となりました。布団をきれいにたたんだり、自分の衣類をきちんと整理したり、お風呂で体をきちんと拭いたり・・・毎日できる準備をしっかり行っておきたいものです。 11月4日の給食
鶏肉と野菜のカラフルサラダ 米粉マカロニトマトスープ 牛乳 一口メモ 今日の副菜は、鶏むね肉と彩り豊かな野菜のサラダです。ブロッコリーは、寒くなってくると旬を迎える野菜です。ブロッコリーには、風邪の予防に役立つビタミンCが多く含まれています。その他にも、骨や歯にカルシウムをとどめておく働きのあるビタミンKや、血の成分の一つである葉酸も多く含まれています。 急に寒くなってきたので、給食や家庭でのご飯をしっかり食べて、毎日を元気に過ごしてほしいと思います。 10月31日(金)
3年1組では、「オニのサラリーマン じごく・ごくらく運動会」という絵本の読み聞かせがありました。(富安 陽子 文 / 大島 妙子 絵)「オニのサラリーマン」はシリーズ本になっていて、今まで5冊出版されているようです。地獄勤めのオニのお父ちゃんが登場するこのシリーズは、内容もおもしろいのですが、まず強烈なインパクトのある絵に特徴があります。表紙を見ただけで、手にしようかやめようかと判断が分かれそうな、はっきりとした絵が描かれています。 絵本の内容は・・・極楽と地獄の親善運動会の日の話です。白組はほとけさんたちの「極楽チーム」、そした赤組はオニさんたちの「地獄チーム」に分かれ、玉入れに綱引き、借り物競走、騎馬戦と大奮闘する様子が描かれています。紅白玉入れでは、極楽チームから来た千手観音や阿修羅の姿が見えます。腕の数が多いので、これは有利だと思う中、鬼たちも「負けへんぞ!」とがんばります。・・・主人公のオニガワラケンは、地獄勤めのサラリーマンという設定で、関西弁を話すのもこのシリーズのおもしろいところです。もうすぐ後期読書旬間が終わりますが、楽しい絵本は無限にあります。手に取って読みたいシリーズがまた増えました。(写真上) 2校時に、幼保小連携の取り組みとして、1年生が交流会を行いました。交流会は、2回に分けて来週の火曜日にも行います。今日は、旭幼稚園と旭町第二保育園の年長組のみなさんに来てもらいました。(来週は、保育園3園と交流会をします) まず、体育館で始めの会をした後、運動会で踊った「旭町カーニバル!!」を披露しました。2週間振りに1年生のダンスを見ました。あの運動会での元気いっぱいのダンスを、たくさんの年長さんたちの前で一生懸命踊っていました。子ども達のパワーあふれる踊りに、大きな拍手が沸き上がりました。(写真中) 次に、旭町小クイズを行いました。学校のことについて、○×で答えるクイズでした。「正解は〜です。」と言うだけで、年長さんたちが大喜びする盛り上がりでした。最後に、サクラ草の苗をプレゼントしました。各園に5株ずつ、代表の子に手渡しました。サクラ草の育て方については、詳しいプリントをそれぞれの園長先生に渡してあります。1年生が育てているように、それぞれの園でも大切に育ててもらえたらうれしいなと思います。そして、そのサクラ草がきれいに咲いている1〜2月頃に、もう一度交流会を行う予定です。3学期の交流会は、1年生の教室に案内して、学習道具や勉強のことについて教えてあげる予定です。 2年生は、国語の時間に「秋がいっぱい」という季節の言葉の学習をしています。秋を感じる言葉を探し、自分で経験したことを文章に表すという学習内容です。 教科書には、いちょうやもみじ、ききょう、コスモスなどの植物や、赤とんぼ、こおろぎ、すず虫などの名前がイラストとともに載っています。その中に「ヒヨドリ」もあります。ヒヨドリは一年中見かける鳥のように思いますが、俳句では晩秋の季語とされています。また、柿を干しているイラストがあります。昔は、渋柿を甘くするために、皮をむいて天日で干したものでした。焼酎で柿の渋みを抜く方法もありますが、干し柿は日本ならではのドライフルーツとして一般的です。子どもの頃は、私の家でもよく作っていました。ただ、ベランダに干してある柿にハエがとまっているのを見た時、一気に食べる気が失せてしまったものでした。(写真下) 教科書には、サンマを食べたことをカードに書いた例が載っています。昨年まではサンマの不漁が続き、教科書会社もこの部分をどうするか検討段階だったかもしれません。しかし、今年はサンマが日本に戻って来て、いい文例に復活しました。8月下旬からの2か月間、私の家ではもう15回ぐらいサンマを食べています。 10月31日の給食
わかめスープ 米粉の黒糖ケーキ 牛乳 一口メモ 今日は、ニンニクの香りが食欲をそそる献立です。ニンニクがもっているアリインという成分は、刻まれることで空気に触れ、アリシンという成分に変わります。それがニンニク特有の香りになっているというわけです。 「疲れた時には、ニンニクが効いたスタミナ料理を食べよう!」ということを聞いたことがあるでしょう。これは、アリシンが疲れを回復させる働きのあるビタミンB1を体に取り込みやすくするためです。 豚肉にはビタミンB1が多く含まれていて、疲れを回復させるにはバッチリの組み合わせになっています。 歯みがき巡回指導(3年生)
今回は「乳歯と永久歯の違い」や「歯の役わり」について教えていただきながら、虫歯や歯肉炎を防ぐための歯みがきのしかたを学びました。 初めに、乳歯と永久歯の違いについてクイズをまじえながら学びました。 「大人の歯は何本あるでしょう?」などの質問に、子どもたちは元気よく手をあげて答えていました。永久歯は28本以上あり、人によって数が異なることに驚いた様子でした。 また、歯垢がバイ菌の塊であることや、虫歯や歯肉炎などの病気につながること、そして虫歯は自然に治らないことを知り、歯みがきの大切さに気づいたようでした。 歯ブラシを使い、歯と歯の間や奥歯のかみ合わせの部分をていねいにみがく練習もしました。子どもたちは、「小さく動かすのが難しかった」など、自分の気づきを話し合っていました。 授業の最後には、自分の食べているおやつについて振り返りました。虫歯菌の餌となる砂糖の量に気をつけようと、自分の生活を振り返っていました。 今回の学習を通して、毎日の歯みがきの大切さを実感できたようです。これからも、学校では健康な歯を守るための指導を続けていきます。 10月30日(木)
園の人のお話を聞いてから、いよいよ3つのグループに分かれて見学と体験が始まりました。「モルモット抱っこコーナー」では、腰かけた子ども達の膝の上に、モルモットを1匹ずつ乗せてもらいました。様々な色のモルモットがたくさんいて、その1匹ずつにちゃんと名前がつけられていました。係の人からモルモットの名前を聞き、その名前を呼びながら体をなでであげました。どのモルモットもとても慣れていて、膝の上でじっとしていてくれました。思わずモルモットを飼ってみたくなった子がいたことでしょう。 「ふれ合い広場」では、放し飼いにされているヒツジやヤギを自由にさわることができます。ヒツジの毛の温かさとモフモフ感を楽しんだり、ヤギの毛のゴワゴワとした感触を確かめたりしました。特にヤギは1匹ずつに個性があるようで、触っているうちに急に動き出してびっくりする時もありました。でも、最初は恐る恐る近づいていた子も次第に慣れてきたようで、動物との距離がだんだん縮まっていったようでした。 その後、公園でお弁当を食べてから、遊具を使ってたっぷりと遊ぶ時間をとりました。たくさんの体験と遊びに疲れたのか、帰りの電車の中でうとうとしていた様子が見られました。1年生の子ども達にとって、とても楽しい生活科見学の一日になりました。 生活科見学(1年生)
モルモットやヤギ、羊などとふれあい、スタッフの方から動物の特徴を教えていただきました。初めてふれあう子も多かったようで、モルモットをひざに乗せてもらうと、緊張して恐る恐る触る子や、ヤギや羊を少し離れたところから眺める子も見られました。時間が経つにつれて慣れていき、動物のさわり心地の違いや目の形の違いなど、見て触って学ぶことができました。 交通ルールを守り、最初から最後まで一生懸命活動し、素晴らしい1年生でした。 10月30日の給食
さかなの南部焼き せんべい汁 ごはん 牛乳 一口メモ 今日は青森県の郷土料理献立です。南部焼きとは、食材にごまをまぶして焼くものです。香ばしい香りが食欲をそそります。青森県から岩手県にかけての南部地域がごまの産地であったことから、ごまがたくさん使われています。 せんべい汁に入っているのは、南部せんべいで、米ではなく小麦粉と塩と水で作られています。青森は寒いため、昔はお米がうまく育たないこともありました。南部せんべいは保存食として各家庭で焼かれていたそうです。みそ汁やなべに入れて食べるようになったのが、せんべい汁の始まりです。汁を吸ったせんべいは、もちもちでおいしいですよ。 児童集会(秋のジャンボ宝くじ集会)
例年は、1月の年明けに行うことの多い宝くじ集会ですが、集会委員で話し合い、秋の行事で盛り上がる時期に行うことにしました。宝くじ集会は、今まで様々な方法で行われてきました。今回は、事前に3桁の数字を書き入れた紙を持って体育館に集まり、タブレットのルーレットを回す方法で行いました。3桁全てが一致していれば、当たった子の学級が1回体育館を使用できる。2桁が一致していれば、中学年以上は三角滑り台の使用、低学年は好きな先生との写真が撮れるという賞を用意しました。 実際にやってみると、3桁の一致は1人もいませんでしたが、2桁の一致は10人ほどいました。集会委員の子たちの「レッツゴー」などの声がけで、終始盛り上がった集会となりました。 聴導犬出前授業(4年生)
チャイムの音やアラームの音に反応して、松本さんに知らせる場面を実演してくださいました。子ども達は、チャンプくんの仕事ぶりに驚いていました。 介助犬や法律(身体障害者補助犬法)についても学びました。法律上介助犬はお店に入っていいはずなのに、断られてしまうことがあるそうです。まだまだ認知されていない聴導犬について、是非ご家庭でも話題に取り上げてみてください。 10月29日(水)
1組では、光が丘公園で拾ってきたどんぐりや松ぼっくりを使って、おもちゃ作りをしていました。クラスのみんなで拾ったどんぐりは、この3週間、学校の冷蔵庫を使って冷凍処理が行われていました。どんぐりには、ゾウムシの卵が産みつけられているものがたくさんあります。大切に保管していたどんぐりを見たら、白いイモ虫が出てきていた…ということがよくあります。かわいそうではありますが、拾ったどんぐりは鍋で煮るか冷凍庫で凍らせるかして、中にいる虫を退治しておくことが欠かせません。 全員で拾い集めたどんぐりは、相当な量になりました。現在、日本の各地で人里に出没しているクマたちに分けてあげたいくらいです。ところで、1年生の子ども達は、どんぐりや松ぼっくりを使ってどんなものを作ったと思いますか? やじろべえ、ネックレス、リース、迷路、こま、ブレスレット、写真立て…と、様々でした。もちろん、どんぐりと松ぼっくりだけでこれらの工作ができるわけではありません。家庭からいろいろな材料を持ってきています。竹ひごやモール、毛糸、箱…等々、昨日の図工のお弁当箱といい、材料の準備をありがとうございました。もうすぐ学年だより11月号が配布されますが、来月は来月で用意していただくものがあるようです。「またか〜」と思わずに、子ども達が喜んで作っている表情を想像しながら材料の準備をよろしくお願いします。 (写真上)は、この時期に大活躍する「どんぐり穴あけ器」です。(結構な値段です!)どんぐりに竹ひごなどが通るように、細い穴を開けることができるドリルです。先生が操作するのですが、穴を縦に開けたり横に開けたり、貫通させたり途中で止めたりと、子どもの注文通りに行うのは至難の業です。 5年生は、理科の時間に「流れる水のはたらき」という学習をしています。2校時に、1組が校庭の砂場に実験モデルをつくり、流水実験をしていました。砂山に川となる溝をS字状に掘り、ジョーロで水を流し続けて川の様子を観察します。ジョーロで一定の水を流し続けると、流れる水のはたらきがよく分かります。流れる水によって砂が削られたり、削られた砂が運ばれていったり、さらには下流にその砂がたまったりすること(浸食・運搬・堆積)が分かりました。(写真中) この単元で実験できるのはこのぐらいで、あとは教科書の様々な河原の写真や動画を使って学ぶしかありません。本来なら、川の上流から中流、下流の河原に行き、石の大きさや形を調べてきたいところです。近くの白子川は、周りがコンクリートで覆われているために、自然の川の様子を見ることができません。私の家の近くに来れば、大きな川が流れている様子や蛇行した川岸が削られている様子などを見ることができるのですが…。こういう学習は、田舎の方が有利です。 4年生は、総合の学習の時間に「考えよう、わたしたちの町のユニバーサルデザイン」という学習をしています。今日は3,4校時に、体育館で聴導犬についての出前授業がありました。今年も松本さんと聴導犬のチャンプくんが来校し、障害者理解教育にかかわるとても貴重な授業をしていただきました。 体育館に松本さんとチャンプくんが入っていくと、子ども達から「かわいい!!」という声が上がりました。チャンプくんは、先日10歳になったばかりのトイプードルです。(私も飼っていますが、トイプードルは誰が見てもかわいい犬です) ところが、そんなチャンプくんは、かわいいだけではありません。とてもおりこうで、厳しい訓練を受けてきた優秀な犬です。チャンプくんの背中には、「聴導犬」と書かれたハーネスがついています。聴導犬になるには、何か月にもわたる訓練を受け、才能が見られた犬しかこのハーネスをつけることができません。見た目はごく普通のかわいいトイプードルですが、音を聞くことができない松本さんの耳の代わりになって日々働いている聴導犬です。 日常のチャンプくんの役割について、詳しく話がありました。松本さんに知らせる音がした場合、まずどこでその音が鳴っているのかを調べに行きます。次に松本さんを探して音が鳴っていることを知らせます。そして、松本さんを音がするところに案内していきます。・・・これらの重要な役割に対し、チャンプくんにとっては「仕事」ではなく「ゲーム」であると、松本さんは話していました。 実際に、タイマーが鳴った時やベッドで寝ていて携帯が鳴った時の「ゲーム」の様子を見せていただきました。松本さんに音を知らせた時のチャンプくんのしっぽは、確かにプルプルと震えていて、とても嬉しそうでした。ベッドで寝ている時にチャンプくんが携帯の音を知らせる実演は、今回初めて見ることができました。寄りかかっても起きてくれない松本さんに、しまいには上に飛び乗って顔をぺろぺろと舐め回して起こしていました。(写真下) 松本さんは、高校生の頃から聴力を失い始め、二十歳を過ぎてから全く聞こえなくなったそうです。しかし、聴導犬を積極的に受け入れ、全国で51頭しかいない聴導犬の先頭に立って普及活動をされています。松本さんにとってチャンプくんは、3代目のパートナーです。10歳という年齢のこともあり、次のパートナーを考えているそうです。 稲刈り(5年生)
夏休みにも当番を決めて水やりをしたり、成長過程を写真に記録したりして、今日までみんなで大切に育ててきました。また、農家さんにいただいた苗から育てた水田の稲穂も収穫しました。 農家の方の努力や稲作の歴史についても、総合の学習で調べてきました。実際に一人一つバケツを使って育てる中で、普段口にしているお米についての理解が深まりました。 収穫したたくさんの稲穂の束は、教室の前に干して乾燥させているところです。次の作業となる脱穀を楽しみにしている子ども達です。 10月29日の給食
レンコン豆腐ナゲット みかん 牛乳 一口メモ 「お切込み」という群馬県の郷土料理があります。今日は、給食用にアレンジしています。里芋や大根、きのこなどの具がたっぷり入った汁の中へ、幅広の麺を切って入れるを繰り返す様子から、「お切込み」と呼ばれるようになったそうです。 3年生が1学期にカイコを育てていました。群馬県は、昔からカイコを育てて「絹」という布にする産業が盛んだった地域です。工場で忙しく働く人たちが、作業を終えてから手早く作ることができ、栄養たっぷりの料理として伝えられてきたのが「お切込みうどん」です。 給食では、煮込んでしまうと盛り付けるのが大変になるので、うどんとつゆを別々に作っています。 |
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