7月8日(月)〜12日(金)に個人面談があります。ご協力をよろしくお願いいたします。

6月30日(木)

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 3年2組の教室で、「夏のくらし」という国語の学習を行っていました。夏を感じたことについて文章に書き表す学習です。春夏秋冬に合わせて、年間4回設定されている単元です。我が国の伝統と文化に対する理解として、道徳教育にも通じるところがあります。
 教科書に載っている夏を感じさせる語句をヒントに、今日は俳句作りを行っていました。教科書には、「蚊取り線香、すだれ、うちわ、打ち上げ花火」の絵が描かれていました。蚊取り線香の絵は、ブタさんの入れ物に渦巻き状の蚊取り線香が煙を上げているイラストです。現在は、電子式の蚊取り器がほとんどでしょうか? 私もしばらく火をつけるタイプの蚊取り線香は購入していません。
 続いて教科書には、「暑い夏をのりきるための工夫です。」と書かれ、「風鈴、網戸、扇風機」の絵が載っていました。風鈴を知らない子が多いのではないでしょうか? 音で涼しさを得ていた昔の人の風情は、窓を閉め切ってエアコンをつけている現代人とは真逆の発想です。
 さらに、「夏には、冷たくてのどごしのよいものが喜ばれます。」と書いてあり、「ところてん、そうめん、白玉、みつまめ、水ようかん」が描かれています。子ども達に聞けば、アイスクリームやかき氷など、次々と思い浮かぶものが出てきそうです。大人は、泡の出る飲み物でしょうか…。
 ところで、子ども達は五・七・五の俳句を作らなければなりません。思いついた子から画用紙に下書きをして、先生のところに見せに行っていました。指を折りながら音数を数えて、俳句作りに取り組む様子が見られました。(写真上)
 2組の俳句からいくつかを紹介しましょう。「ひまわりが 日がいるほうに 向いている」…ひまわりが一斉に同じ方向を向いて咲いている様子ですね。「夏の夜 花火大会 きれいだな」…今年は3年ぶりに花火大会があるでしょうか。「夏休み かとり線香 外におく」…外におくという言葉がいいですね。家族で花火や夕涼みでもするのでしょうか。「ひまわりが キラッとかがやく 夏の空」…暑い中でも元気なひまわりの様子がよく表現されています。季重なりの句が多く見られましたが、今日の夜の番組に出せそうな俳句が出来上がりました。
 2年生が、生活科で育てている野菜の畑の手入れをしていました。ミニトマトや中庭の観察をさせながら、何人かずつ交代で畑の作業を行っていました。
 最初のグループの子は、まず草取りからです。しっかり根を張った雑草は、抜くのが大変そうでした。次のグループはスコップで土を耕し、さらに次のグループはたい肥を入れてかき混ぜ…と、次第に畑の土の改良が進んでいきました。(写真中)
 今回、畑の土に牛糞たい肥をまいて混ぜ込んだのは、先日「野菜名人」として来ていただいた農家やJAの方のアドバイスを受けてのことです。本来なら、最初に畑の土づくりをしてから苗を植え付けるべきでした。この段階で、一度生育している苗を移植してしまって大丈夫なのかどうかは心配ですが、今後うまく育ってほしいものです。
 牛糞たい肥は、有機質の肥料成分からできているため、土をふかふかにするはたらきがあります。粒の細かい畑の土をそのまま使っていると、硬く締まってきます。そのために植物の根が十分に張ることができず、生育が悪くなります。根をしっかりと張らせることが、野菜のみならず植物全般に言える重要ポイントです。
 5校時に、1年2組で「きんのおの」という道徳の授業がありました。木こりが池に斧を落としてしまうと、池の中から神様が金の斧を持って現れ、「おまえの落とした斧は、これであろう。」と聞きます。木こりが正直に「違います。」と伝える…という、有名なイソップ寓話のお話です。正直でいることの大切さについて考えさせ、うそをついたりごまかしたりしないで、誠実に生きようとする心情を育てることをねらいとした授業でした。(写真下)
 このお話では、正直な木こりが自分の斧だけでなく、金と銀の斧まで手に入れます。一方、欲が出た友達の木こりは、金銀だけでなく、自分の斧まで失ってしまいます。日常生活の中で、大なり小なりうそをついてしまうことは誰にでもあることです。このお話の登場人物で例えれば、子ども達はみんながみんな「正直に言う!」と答えるでしょう。そこをどう一般化して、「正直に言えなくて、いやな気持ちになった経験」を引き出すことができるかが大切になります。
 大人向けにこの授業をやってみたいものです。きっと誰もが、「うそをついて、後味の悪いことを経験した」とか、「正直に言えないことだってあるよ…」と本音が出たりする展開になるのではないでしょうか。

6月29日(水)

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 4年2組では、国語の時間に「カンジー博士の都道府県の旅2」という学習をしていました。「カンジー博士」というのは、2年生以上の国語の教科書に時々出てくるキャラクターです。説明不要かもしれませんが、カンジーという名前は、「漢字」からつけられたようです。
 ところで、4年生で習う新出漢字は、6学年の中で最も多い202字であることと、都道府県名の漢字全てが網羅されていることを以前お伝えしました。4年生の子ども達は、47都道府県をどれたけ漢字で書けるようになったでしょうか。
 漢字は、繰り返し生活の中で使わないと忘れてしまいます。都道府県名は、それほどたびたび書くものではありません。(だから大人は、都道府県名を漢字で書けない場合が多い…)それに対して4年生は、時々都道府県の位置と名前を覚えているか、プリントで確認をしています。全国の4年生が、最も都道府県名を漢字で書いている人たちではないかと思われます。
 また、カンジー博士の指示はローマ字にも及びます。都道府県名を漢字で書くだけでなく、「ローマ字でも書き表してみましょう」となっています。ローマ字を習ったのは、3年生の2学期でした。それほど指導時数はとっていません。しかし、4年生の子ども達はよく書けていました。タブレットの導入と関係がありそうです。中学年の頃からローマ字入力に慣れ親しんでいる成果が表れているようです。(写真上)
 5年生は、家庭科の時間に裁縫の学習に取り組み始めました。裁縫道具を初めて使う学習単元です。まずは、裁縫道具としてどのようなものが入っているのか、さらにそれぞれの名前と何をするための道具なのかを調べていきました。裁縫道具には、はさみだけでも2種類あります。布を切る「たちばさみ」と糸を切るための「糸切りばさみ」です。
 5年生の裁縫は、簡単な手縫いの技能を学習します。まずは、針に糸を通すことと、玉結びや玉どめができるようにしなければなりません。今日、2組では、針に糸を通してから玉結びをするところまでの実習をしていました。子ども達の裁縫道具には糸通しが入っていましたが、どの子も簡単に針穴に糸を通していました。しかし、玉結びはさすがにすぐにはできなかったようです。先生のお手本を見たり、タブレットを使ってNHKの動画から指の動きを確認しながら挑戦していました。
 玉結びは、親指と人差し指で糸を寄り合わせ、中指で押さえながら糸を引っ張ります。見本を示す先生の手が、手品師の指先のように動いて玉結びができていきました。まずは、自分で繰り返しやりながらコツをつかむことが大切です。(写真中)
 中休みと昼休みに、4年1組の子ども達が校長室に来ました。国語の「新聞を作ろう」という学習でのインタビューのためです。グループの仲間で1つの新聞を完成させるようでした。取材する内容に合わせてアンケート調査を行い、それを新聞にまとめるという学習です。
 まず、中休みに来た子ども達からは、「好きな植物を教えてください。」と聞かれました。それも、1位から5位までの花の名前と好きな理由を答えなければなりません。1位は、セントポーリアです。ちょうど校長室に咲いていたので、説明しました。2位はサクラ草、3位はコチョウラン、4位はバラ、5位はパンジーと、それぞれ理由をつけて話しました。インタビューする子は、話を聞きながらしっかりメモを取っていました。時々、逆に子ども達に質問をしながら次の植物名を何にしようかと考えていたのですが…さすがにそれは悟られなかったようです。(写真下)
 昼休みに訪れたグループは、SDGsに関する新聞を作る予定と言っていました。それに合わせて質問してきたのが、「植物を育てている時に気をつけていることは何ですか?」ということでした。植物の特性をよく調べて、日光や水やりを適切に行うことという内容を、なるべく子ども用に分かりやすく答えました。
 ちょうど来週の全校朝会で、SDGsに関する話をしようと考えていたところでした。なんとタイミングの良い子ども達でしょう。このグループの作る新聞にも注目したいと思います。
 2つのグループがインタビューに来ましたが、たいていグループの中に主となってよく話をする子(受け答えのはっきりとした子)がいます。そういう子がリーダー的な姿を見せ、周りの子ども達が見習い、育っていくのだなと思いました。

6月28日(火)

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 午前中に、4年生と光が丘清掃工場に社会科見学に行ってきました。光が丘の清掃工場は、長期にわたり建て替え工事が行われてきました。その工事も昨年度にようやく終了し、今年から社会科見学の受け入れがスタートしました。
 4年生は、「ふれあい環境学習」の出前授業を1か月前に受けています。その時に、出前授業をしていただいた練馬清掃事務所の方々に聞いたところ、「ぜひ工場見学に来てください。」と言われました。工場をリニューアルして、すばらしい見学コースが出来上がったとのことでした。今回実際に見学に行ってみて、確かにそのすばらしさにびっくりしました。
 昨日、関東地方の梅雨明け宣言が出されました。今日も朝からじりじりとした暑い日でした。清掃工場までは歩いて20分ほどですが、なるべく光が丘公園内の木陰を通って行くことにしました。また、途中で水分補給の時間もとっています。
 学校から南の方角に煙突が見えていますが、清掃工場に着くと、壁面がペールオレンジ(うすだいだい色)にきれいに塗装されていることが分かりました。後で説明がありましたが、周りの団地との調和を図ってこの色にしたそうです。(写真上)
 館内は、広々としていてとてもきれいでした。映像を通して工場の概要の説明を聞いてから、4つのグループに分かれて見学をしました。次々と清掃車がやってきてバンカにごみを落としていくところや、そのバンカのごみをクレーンでつかむ様子をガラス越しに見ることができました。以前の清掃工場では、人がクレーンを操作していましたが、今は全てコンピューターで自動運転しているそうです。その他にも、24時間体制で工場内を管理する中央制御室の様子を見学することができました。また、見学コースのところどころに、子ども達に分かりやすく解説するための展示物や映像コーナーが設置してありました。
 ごみは、800度の高温で燃やす仕組みになっていて、有害物質が出ないように配慮されています。さらに、様々な仕組みでにおいや煙成分を除去しているため、環境にやさしい清掃工場になっています。さらに、発生した熱を利用して発電を行ったり、温水を近くの施設に供給したりもしています。広い公園とたくさんの住宅に隣接した清掃工場ということで、超ハイテクの技術が使われていることが分かりました。
 昔、区内の学校から、貸し切りバスに子ども達を乗せて引率したことがあります。旭町小は、清掃工場まで歩いて見学に行けるので、とても恵まれています。見学の最後に、子ども達からいろいろな質問が出ました。積極的な見学態度に、工場の人達が感心していました。
 昨日は、4年生の保健の学習についてお伝えしました。今日は、3年2組で保健の授業が行われていました。(写真中)体育の保健領域は、3年生以上で行われます。(学年によって、実施する学期が決まっています。)
 3年生は、1学期の保健の時間に、「健康な生活」についての学習をすることになっています。健康な状態について考えを深め、健康は一日の生活の仕方や身の回りの環境によることなどについて学んでいきます。
 今日は、まず「健康とはどういう状態か」ということについて考えさせました。WHO憲章の前文の「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」という言葉は、あまりにも有名です。(中学校の保健の授業で習ったのではないでしょうか?)しかし、小学校3年生にこのことを理解させるのは、とても難しいことです。人への優しさがある子や、心配ごとがない子が本当に健康であるというように、分かりやすく指導することが大切になります。
 3年1組では、書写(毛筆)の指導が行われていました。先日行った初めての毛筆に続いて、2回目となる今回は、「二」を書きました。横画の練習で、始筆・送筆・終筆の筆使いについて理解させる学習でした。(写真下)
 特に毛筆では、穂先をそろえて筆を入れる始筆がまず重要ポイントになります。筆先を斜め左に向けて一旦半紙にトンと置き、しっかり止めてから筆を横に動かします。さらに難しいのが終筆です。終筆もしっかり止めることがポイントになります。根元に力を入れる(筆が斜めになる)と、下にこぶが出来てしまいます。筆先をつけたまま、筆を軽く持ち上げるようにするときれいな終筆になります。言うのは簡単、行うのは難しい…何度も書きながら覚えていくのが一番です。

6月27日(月) その2

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 2校時に、1年2組が生活科の学習で中庭に出てきました。土曜日からすっかり夏の猛暑となり、今週も暑い日が続く予報です。前回中庭に来て生き物の様子を観察した時と比べて、どのような違いがあるのかを調べていました。
 池の周りでは、シオカラトンボがスイスイと飛んでいました。胸から背中にかけて、気持ちの良いくらいきれいな水色をしているトンボです。枝先に止まったので、そっと子ども達が近づいてみました。一人の子が手を差し出してつかもうとした瞬間、シオカラトンボはすばやく逃げていきました。しかし、指先でかすかにトンボに触れることができたようです。トンボも、まさか子どもが手を出してくるとは思ってもいなかったのか、油断していたようでした。(写真上)
 また、トンボのヤゴの抜け殻を見つけた子がいました。草むらの中から、ヤゴの形をした背中の部分が割れている状態の殻を探し出してきました。先ほどのシオカラトンボの抜け殻かもしれません。
 せっかく中庭に子ども達が来ていたので、サクラ草の苗の様子を見せてあることにしました。日陰のところで連休明けに種をまいたサクラ草が順調に生育し、一気に茂ってきました。ネコ除けとしてかぶせていた網を取ると、青々と葉が伸びてきています。来週あたりから、いよいよ植え替え作業を開始する予定でいます。まず、7月中に小さなビニールポットに植え替え、8月には一回り大きなポットに植え替えてと、徐々に大きくしていく予定です。(写真中)
 サクラ草の説明をしているうちに、子ども達の関心はすっかりカエルの方に行ってしまいました。サクラ草の苗床の周辺には、小さなヒキガエルの赤ちゃんがたくさんいます。サクラ草の苗に寄ってくる虫を捕食してくれるので、私にとっては「カエル様」として大切にしている仲間です。
 ところで、1年生のアサガオと2年生のミニトマトの鉢が大ピンチになりました。土日の猛暑で、くたくたになってしまったのです。朝一番に子ども達が水やりをしていましたが、元通りに元気になるかが心配です。1年生の何人かの鉢には、きれいなアサガオの花がもう咲き始めました。置き場所と水やりを毎日確認しながら、この暑さをなんとか乗り越えられるようにしていく必要があります。
 4年1組で保健の授業を行っていました。4年生では、1学期の保健の学習として、「変化してきたわたしの体」について学びます。今日は、身長や体重が年齢とともにどのように変化していくかということについて、学習していました。
 まず、身長の変化について見ていくと、毎年同じように伸びていくわけではないということが分かりました。大きく伸びる時もあれば、少しだけ伸びる時期もあります。そして学齢期では、これから小学校の高学年〜高校生に向けて、身長や体重が大きく変化する時期にさしかかります。ただし、ここで大切なことは、身長の伸び方や体の発育の仕方には、個人差があるということです。(写真下)
 1組の教室に入った時に担任の先生に声をかけられ、「校長先生はいつ頃から身長が伸びましたか?」と聞かれました。小学校の時はそれほど背が高い方ではなく、中学校に行ってから大きくなったということを子ども達に伝えました。(実際、小学校の時の背の順は、後々ずいぶん変わるものです。)これから高学年になると、自分の体の成長や変化について、様々な悩みが生じる時期です。大人が自身の経験を話してあげることが一番の安心につながるのではないでしょうか。

6月27日(月) その1

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 今日の全校朝会は、朝から日差しが強く高温のため、Zoomを使って行いました。画面に写真や資料を映しながら、「『もったいない』と思うこと」についての話をしました。
・・・17年前、ケニア出身の環境保護活動家、ワンガリ・マータイさんが日本に初めて来て感銘を受けた言葉があります。それは、「もったいない」という日本語でした。日本では、「もったいない」という言葉はよく使いますよね。鉛筆を使っていて、「短くなってきたけど、捨てるにはまだもったいないから使おう」とか、工作をしていて、「あまった切れ端がもったいないから何かに使うためにとっておこう」といったように、普段よく使う言葉です。ところが、日本以外の国ではこの「もったいない」に相当する言葉が見当たらないそうです。マータイさんは、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞した人です。この美しい日本語を、環境を守る世界共通語「MOTTAINAI」として広めることを提唱しました。
 みなさんは、どんな時にこの「もったいない」という言葉を使いますか? 校長先生は、学校の中で次の3つのことが「もったいない」と感じています。
 まず1つ目は、毎年落とし物がたくさんたまり、いつまでたっても落とし主が現れないことです。自分の持ち物を無くしてしまったら、まずよく探すようにしているでしょうか。「無くしてしまったら、また家の人に買ってもらえばいいや」と思っていたとしたら、大間違いです。いつまでたっても取りに来ない落とし物は、学校で処分する(捨てる)ことになります。もったいないですよね。
 2つ目は、ものを大切にしていない子を見ると「もったいない」と感じることです。雨の日に、傘を振り回して遊んでいる子がいました。そういうことをしていると、すぐに傘が壊れてしまいます。また、筆箱を投げたり、校帽のゴムを持って振り回したりと、学校で使うものを乱暴に扱っている人はいませんか。「壊れたら、また家の人に買ってもらえばいいや」と思っていたら、大間違いです。ものを大切に扱うことができずにすぐに新しく買い直さなければならないのは、もったいないことですよね。
 最後の3つ目は、食べ物に対する「もったいない」です。給食の時間に、盛り付けてもらったものを残さずに食べていますか。食べ物の好き嫌いをして給食を残し、食缶に返したものは、全てゴミになります。お金を払って一生懸命作っていただいた食べ物は、本当は体をつくる栄養になるはずでした。それが、ゴミとして捨てられてしまうのです。もったいないことですよね。
 ものを大切にすることができる人は、人に対しても優しい心で親切に接することができる人です。身の回りのものや食べ物を大切にするようにしましょう。・・・
 Zoomで使った資料を2階の掲示板に貼ったところ、休み時間に子ども達が関心をもって見に来ていました。聞いてみると、食べ物に対する「もったいない」という気持ちを多くの子がもっているようでした。

6月24日(金)

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 1週間前に追肥をしたこともあり、1年生のアサガオのつるが急速に伸びてきました。よく見ると、下の方からたくさんのつぼみが見え始めてきています。
 1組も2組も、1校時にアサガオの鉢を見やすい場所に移して、観察をしていました。アサガオのつるは、支柱をはるかに越えて、つかまる場所を探しているかのようです。(写真上)
 アサガオのつるは、上から見ると反時計回り(左回り)に巻いていく性質があります。意地悪な実験ですが、巻き付いているつるをほどいて、右回りに誘引したことがあります。しかし、翌日にはまた左回りに戻っていました。つるの先端では、両側の成長速度の違いから、同じ方向に巻き付いていく仕組みになっているようです。
 これからの時期、アサガオはよく行灯(あんどん)仕立てで園芸店に並ぶようになります。(東京の入谷の朝顔市が有名ですが、残念ながら今年も中止のようです。)1年生が育てているアサガオは、1株に数本のつるが出始めているので、立派な行灯仕立てになりそうです。
 この1年生の栽培セットは、小学生が失敗無く栽培できるようによく考えられています。種は発芽の良い物が選ばれていて、さらに発芽促進処理が施されています。普通にアサガオの種をまいただけでは、それほど発芽率が良いものではありません。また、土に混ぜる元肥や、本葉が出てから与える追肥もセットされています。水やりさえしっかり行えば、まず失敗はしないはずです。
 今週の火曜日(21日)が夏至でした。アサガオは、短日になると花芽をつける植物です。1年生が育てているアサガオも、ちゃんとそれを守って花芽をつけ始めました。7月に入る頃には、きれいな花が見られそうです。
 4年生は、理科の時間に「とじこめた空気や水」の学習をしています。4年生の理科では、「関係づけて考える」ことをねらいとして学習が進められていきます。まず、空気の体積と圧し返す力の性質を実験で調べてから、水の場合はどうだろうか…と、関係づけて考えさせていきます。
 先日1組では、「閉じ込めた空気は、圧し縮めると体積が減り、圧し返してくる力が大きくなる」ということを実験で確かめました。今日は、空気に換えて水だったらどうなるかという実験を行いました。
 プラスチックの注射器に水を入れ、先端をゴム板にあてて、水が漏れないようにしてピストンを圧していきます。空気の時は圧し縮めることができたのに、今度は1mmも動きません。子ども達は、少しは水も縮むのではないかと考えていたようですが、びくともしませんでした。(写真中)
 水は縮まないということを利用したものとして、豆腐の容器があります。お店で売られているパック詰めの豆腐の容器には、豆腐以外の部分は水で満たされています。豆腐の容器を積み重ねても、水は縮まないので中身の豆腐がつぶれることはありません。
 4年生は、体育の時間にネット型のボール運動として、「キャッチバレー」を行っています。ネット型のボール運動では、ラリーがなるべく続かないとゲームの面白さが味わえません。高学年のソフトバレーボールにつなげるために、中学年では、ボールをキャッチしてから味方にパスをすることを取り入れた「キャッチバレー」を指導しています。(写真下)
 投げ入れられたサーブをキャッチするのが1人目で、次に味方にパスをして2人目。2人目がトスをしたボールをアタックするのが3人目です。・・・それでもなかなかラリーが続かないようでした。その場合は、アタックをなくして、3人目は相手コートに投げ入れるというルールにするとゲームが面白くなります。
 実は、そのルールで行っているのが練馬区のキャッチバレーです。もともとキャッチバレーは、練馬区で生まれたスポーツです。ネットを張ってボールを投げ合うというところから、当初は「ネットバレー」という名前で呼ばれていました。旭町小のように、ジュニアバレーのチームがある学校もありますが、区内にはキャッチバレーのチームがある学校が多いです。子どもだけでなく、大人の大会もあるほど盛んに行われています。

6月23日(木)

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 1年1組の子ども達が、図書の時間に図書館管理員の先生から絵本の読み聞かせをしてもらいました。2冊目の本は、「わかがえりの水」という絵本でした。(写真上)
 山奥に炭焼きに行ったおじいさんが、山できれいな湧き水を飲んで家に帰ってきました。おばあさんは、おじいさんを見てびっくりしました。肌はつやつや、髪はふさふさ、背筋も伸びた若者が立っていたからです。おばあさんはうらやましがって、自分も山に出かけていきました。湧き水を見つけると、がぶがぶ飲んでどんどん若返りましたが…。不思議な不思議な、おかしさあふれる昔話です。
 ここからはネタバレです・・・結局おばあさんは、最後に水を飲み過ぎて赤ん坊になってしまいます。かけつけたおじいさん(若返った青年)が、その赤ん坊を大切に育てるというところにホッとさせられます。日本の昔話によくあるパターンで、「何事も、欲を出してはいけないよ」ということの戒めとしての昔話になっています。1年生は、7月に国語の授業で昔話を扱います。そのつながりとして、今日の読み聞かせがありました。
 2校時に、視聴覚室に5年生が集まり、バケツ稲の特別授業がありました。先週、2年生にミニトマトの指導をしていただいたJAの岩井さんが講師となっての授業です。これからのバケツ稲の管理や、秋の収穫に向けた話をしていただきました。(写真中)
 まず、稲の管理で大切なこととして、「毎日、稲の様子を見ること」と話がありました。これは、先週の2年生に対する野菜の管理の時も話されていたことです。(ちなみに、私もサクラ草の植え替えを指導した時に、同じことを話しています。)
 稲には、いもち病というやっかいな病気が発生する恐れがあります。バラの病気(黒斑病)と同じで、風通しが悪かったり、日光が十分に当たらないと病気になります。そのためにも、雑草をこまめに取ってあげることが必要であるということでした。また、水の管理についてもコツを聞くことができました。今は、5cmほどの水を常に入れていますが、もうしばらくしたら「中干し」をしなければならないそうです。水をぬいて、2〜3日乾かす作業が中干しです。そうするこによって、根の張りをじょうぶにし、倒れにくい苗にすることができます。
 その他に、稲の花や受粉のしくみなどの話がありました。花が咲いてから、積算温度が1000度になった頃が刈り取り適期という話もありました。農家を回って農作業の指導をされている専門家ならではのていねいな指導で、5年生の子ども達のバケツ稲に対する関心・意欲がさらに高まったようです。
 5校時に、第1回目の校内研究授業がありました。今年度、旭町小では、算数を研究教科として校内研究を進めています。今日は、4年生が習熟度別の3つの教室で行った「小数のしくみ」の授業を全ての先生方で参観しました。
 今日の学習は、1/100の位まである小数同士のたし算のやり方を考える内容でした。子ども達は、今まで学習してきたことを基にして、様々な方法で考えを出していきます。授業の中盤には「ラウンドタイム」が設けられ、グループ内で自分の考えを意見交流していきます。自分の書いたノートを見せながら、しっかりと説明したり、友達の説明に質問する様子などが見られました。今年度の研究講師は、以前区内の小学校で校長をされていた山口先生です。4年生の子ども達が、このラウンドタイムでしっかりと話し合いをしている姿に、大変感心されていました。(写真下)

6月22日(水)

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 1年1組の教室では、図工の時間に折り紙を使って、いろいろな七夕の飾りを作っていました。子ども達が家から持ってきている折り紙を使い、ハサミで切り込みを入れるだけで様々な飾りを作ることができます。
 折り紙を四角く折って、折り目側の方に細かく垂直に切り込みを入れていきます。開いてのり付けする位置によって、「ちょうちん」や「貝飾り」を作ることができます。また、折り紙を三角に折ってから交互に切れ込みを入れて開くと、伸び縮みする網飾りが出来上がります。
 ハサミを入れる切れ込みの幅や長さによって、出来上がり方が微妙に違ってきます。子ども達は、ハサミの入れ方を少しずつ変えながら、次々と作品づくりに挑戦していきました。中には、切る方向を間違えてしまい、予想と異なるものができてしまった子もいました。しかし、子どもの思考力を高めるためにも、こういう試行錯誤が大切なのだと思います。(写真上)
 この七夕飾りは、昨日2組でも行っていました。気がつけば、後1週間ほどで6月が終わります。1年生は、これからこの飾りをどのように使っていくのでしょうか。七夕はもうすぐです。
 5年1組では、道徳の時間に「道案内」という資料を使い、「親切・思いやり」について考えさせる授業が行われていました。人に親切にすることや、人への思いやりを大切にするということは、道徳の授業で一番扱われやすく、子ども達にも身近な内容です。
 2人の男の子たちは、道に迷っているおばあさんを見かけました。どうしようか考えた結果、行先までの地図を書いて渡してあげました。「やっぱり、いいことをした後は気持ちがいいなぁ。」と話していた2人でした。しかしその後、先ほどのおばあさんがまた迷っている光景を目にしました。すると、中学生3人が声をかけてあげていました。おばあさんは、「地図をもらったんだけど、字が小さくて…」と言っていました。中学生たちは、「私たちがご案内します。一緒に行きましょう。」と言って、おばあさんと歩き出しました。・・・(写真中)
 2人の男の子たちは、親切な気持ちでおばあさんに対応していました。地図を書いて渡してあげたことは、十分に評価されるべきことです。しかし、相手がお年寄りであるというところまでは気が回らなかったということなのでしょう。本当の親切とは、相手の身に寄り添って考えられる力が、プラスαとして必要になります。5年生の子ども達は、登校班やたてわり班で、低学年の子と接する機会が日々の生活の中に必ずあります。自分の行動が、相手のことを考えた本当の親切になっているのか、今日の授業がそのことを考えるきっかけになったはずです。
 教育アドバイザー訪問の授業がありました。先月に続いて、今回も教育アドバイザーとして前校長の道山先生にお越しいただきました。区の研修の一環として、初任〜3年次の先生方の授業を見て指導・助言をいただいています。
 今日は、1年2組の国語「おばさんと おばあさん」の授業を参観していただきました。伸ばす音の「長音」についての学習内容でした。(写真下)1年生の子ども達は、「『おばさん』よりも『おばあさん』の方がちょっとふけてる」と表現していましたが…。「おばさん」と「おばあさん」は、一つ「あ」というひらがなが入るだけで、とんでもないほど意味の違いが生じる言葉です。(特に、言われる側の人にとっては、長音のある無しで取り返しのつかないことに発展する場合もあります。)
 教科書には、「まほうの ほうきで そらとぶ おばさん げんきに たいそう おばあさん」と書かれています。長音が入る言葉がいくつか含まれています。「まほう」「ほうき」「たいそう」「おばあさん」の4つです。「おばあさん」は、「ば」の母音のaがそのまま「あ」と表記されるので、長音でも読みやすくなっています。ところが、他の3つはどうでしょうか。例えば「まほう」は、「ほ」の母音のo(お)が「う」と表記されています。1年生の子ども達に、「まほう」という文字を読ませてみてください。「う」をわざわざ発音しませんか。
 教科書には、「おとうさん」「いもうと」「おとうと」「ろうそく」という例が書かれています。いずれも、「う」と書いてあっても「お」と発音する長音になる場合です。「長音は、表記と発音が異なる場合がある」という、日本語独特のルールです。しかし、例外もあり、「こおり」「とおい」「こおろぎ」などは「お」と書かせます。日本語とはややこしいものです。

6月21日(火)

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 3校時に、体育館で1年生がプール前の指導(事前指導)を行っていました。まず、体育館の床に引いてあるラインをプールに見立てて、男子と女子が両サイドに2列で並びました。
 プールサイドでは、水泳指導の始まりと最後に、必ず人数確認を行います。水泳の事故を未然に防ぐとともに、事故の早期発見のためにも、人数確認が重要な手だてとなります。また、バディのシステムは、単に人数を確認するだけでなく、顔色や動作などから健康状態を観察するという大切なねらいがあります。入水前や指導の途中、退水後のそれぞれにおいて、すばやく正確に人数確認を行う必要があります。
 以前は、2人組で手をつなぎ、上に挙げながら番号を言わせるというやり方をしていました。コロナ禍の感染症対応として、番号は先生が言い、子ども達は手をつながずに黙って手を挙げて知らせるというように指導しています。(写真上)
 1年生の子ども達に、「ここをプールだと思ってやりなさい。」と言っても、なかなかイメージはもてなかったかもしれません。1年生の学年プール開きは、今週の金曜日の予定です。今日の3,4校時は、2年生が水泳指導を行っていました。2年生は、昨年度に1回もプールに入ることができなかったので、1年生と同じく今日が初めての水泳指導になりました。
 3年生は、算数の時間に「わり算を考えよう」という学習に入りました。3年生から初めて習う「わり算」については、先月学習しています。2桁÷1桁で、九九を使ってわり切れる場合のわり算の学習でした。今回は、同じく1桁でわる場合のわり算ですが、あまりが出るわり算の学習です。
 「ゼリーが14個あります。1人に3個ずつ分けると、何人に分けられますか。」という問題文について考えさせました。図を使って考えると、3個ずつ4人に分けることはできますが、5人分まではいきません。そして、4人に分けると2個ゼリーが「あまる」ということも明らかになりました。(写真中)
 今後は、あまりについて考える問題も扱っていきます。例えば、こういう問題です。「ケーキが23個あります。1箱に4個のケーキを入れていきます。全部のケーキを入れるには、箱は何箱あればよいでしょうか。」・・・23÷4=5あまり3です。5箱でいいでしょうか? NOです。「全部のケーキを入れるには…」ですから、あまりの3個のケーキ用にもう1箱必要です。ということで、正解は6箱になります。頭の体操みたいな問題ですね。
 3,4校時に、5年1組が調理実習を行っていました。先週は「ゆでいも」でしたが、今回は「ゆで野菜」の調理でした。使った野菜は、キャベツとにんじんでした。それぞれをちょうどよくゆでて、ドレッシングをかけていただきます。
 まず、家庭科室の教卓に子ども達を集めて、先生がお手本を見せていました。さすが、毎日食事を作っている先生です。にんじんを切る包丁さばきも、鍋に湯を沸かして野菜をゆでる様子も手際よく行われていました。私も担任をしていた頃は、理科の教師実験同様に、家庭科のお手本を示すのが大好きでした。(クラスの子ども達が、自分の担任の先生を見直す絶好の機会になります。)
 キャベツは、1分ほどゆでてから水の入ったボウルに移します。にんじんは、5mmくらいの半月切りにして、水からゆでていきます。先週のゆでいもの実習が自信になったのか、どのグループもとても手際よく調理していて関心しました。(写真下)
 ソースは、和風ドレッシングとオーロラソースから選ぶことができるという選択制になっていました。和風ドレッシングは、酢としょう油とサラダ油を混ぜて作ります。一方のオーロラソースは、ケチャップとマヨネーズを混ぜ合わせて作ります。1組では、圧倒的にオーロラソースを作ったグループが多かったようでした。
 ところで、オーロラソースのオーロラとはどういう意味なのでしょうか? あの北極圏のオーロラではなく、ローマ神話の曙の女神の名前から来ているようで、夜明けの空のピンク色に似ているところから名づけられたようです。

6月20日(月) その2

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 1校時に、1年2組でタブレットについての指導をしていました。(写真上)まず、連絡帳に、タブレットについての小さな手紙を貼りました。(1年生の保護者の方は、各ご家庭で確認してください。)小学校で6年間使用していくものであることや、本日6年生にログインの仕方を教えてもらったこと、しばらくは持ち帰らずに学校で保管しておくことなどが書かれています。
 また、ログイン用のアカウントとパスワードについて、個々に記載された紙も配布しました。それを使い、5校時には6年生とペアになり、ログインの方法を教えてもらいました。今回のパスワードは、初期パスワードとして使っています。今後、何度か練習をして、来月に慣れてきた頃に各家庭でパスワードを新たに設定してもらうことになります。
 しばらくしたら、1年生もタブレットを持ち帰ることがあると思います。タブレットは、練馬区で貸与されたものであるということを覚えておいてください。不具合や故障の場合、基本は区で修理に出してもらえます。しかし、扱い方が悪くての故障や破損については、公費負担とならない場合もあります。
 また、タブレットを持ち帰った際は、各家庭で充電することになっています。きちんと充電してこないために、学校で電源が切れてしまう子が昨年は多く見られました。
 今回、1年生に貸与されたタブレットは、昨年度の6年生が使っていた機種です。卒業する前に機器を回収し、翌年度の1年生に使ってもらうということを毎年繰り返していきます。長年かけて複数の児童が使うことになるので、大切に扱うようにさせてください。
 4月から行ってきた1年生のひらがなの練習が、残りあとわずかになってきました。今週中に、50音のひらがなが全て終わる予定です。今日は、2組で「も」の練習をしていました。
 ひらがなにも書き順があり、とても重要です。ひらがなの中で、間違えやすい書き順の文字は何か分かりますか? 圧倒的に間違いが多いのは、「も」です。さらに、「や」と「せ」が続きます。
 「も」の書き順は、「し」を書いてから横棒2本の順です。よく、授業観察をしていて、「も」の書き順の間違いを見つけて指摘することがあります。教員になるまでずっと間違えて覚えていた先生がいるくらいですから、多くの大人が書き順を間違えているひらがなと言えるでしょう。
 ちなみに、「や」は「つ」を書いてから、短い点を書いて長い棒ですが、この順番を逆にする人がいるようです。書き順の間違いを指摘すると、「いつから書き順が変更になったのですか?」と言われたことがあります。書き順は、昔から変わっていません。
 ところで…先生が見本の文字を書くところを画面に映すと、「先生、じょうず〜」と、子ども達から拍手が起こりました。1年生の先生は得だなぁと思いました。(写真中)
 5年2組の子ども達が、バケツ稲の手入れをしていました。バケツに田植えをして3週間以上が経ちました。順調に生育しているようでしたが、間引きを兼ねて、苗の選別を行っていました。
 バケツには、最初に芽出しをした種もみをまきました。その後すぐに苗が手に入ったので、バケツに4か所ずつ田植えをしました。今日は、その中からよく育ったものを真ん中に移動させ、他はかき取って1つの株にする作業をしました。(写真下)
 バケツ稲セットの説明書には、「伸びてきた苗を3〜5本に束ねて中央に植え付ける」とあります。それは、種もみから行った場合の方法なので、田植え用の苗を植え付けた今回の場合は必要な作業だったのでしょうか?
 今週木曜日に、JAの職員の方が来校し、5年生に稲作についての授業をしていただくことになっています。バケツ稲とミニ田んぼで育てている旭町小の稲について、いろいろなアドバイスをいただくことができるでしょう。

6月20日(月) その1

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 全校朝会は、「読書旬間とプール開きの話」をしました。
・・・先週から読書旬間が始まっています。図書委員会の子ども達が、低学年の教室で大型絵本を使って読み聞かせをしていました。また、図書館管理員の中路先生から、図書の時間に読み聞かせをしてもらったクラスもあります。
 読書の楽しさは、いろいろあります。もちろん、自分でじっくり本に向き合って静かに読書をするのは、読書の楽しさを知っている子にとって、このうえない喜びですよね。また、本の読み聞かせは、ページがめくられた時の絵に驚いたり、みんなで一緒に読書をしている一体感が味わえたりと、また違った喜びがあります。さらに、自分のおすすめの本を紹介し合う「ブックトーク」を行うと、「友達の読んだ本を自分も読んでみたいな」と読書の世界が広がる喜びを味わうことができます。
 各教室には、光が丘図書館の団体貸し出しの本がたくさん置いてあります。また、図書室にはたくさんの本が並んでいます。さらに、成増や光が丘の図書館に行ったら、もっともっとたくさんの本に出会うことができます。「読書は心の栄養」と言われています。人がご飯を食べて体を大きく成長させていくのと同じで、読書は心を豊かにする栄養です。先週金曜日に、1年生がアサガオに、2年生がミニトマトに肥料をあげたのと一緒です。皆さんも、自分の心に読書をすることで肥料(栄養)をタップ取り入れるようにしましょう。
 さて、今日から水泳指導が始まります。水泳は全身運動として、体全体の筋肉を使い、体力がたくさんつきます。また、それだけでなく、水の中での安全な身の守り方を学ぶ大切な学習でもあります。毎年、夏の海や川で水の事故で亡くなる人が何百人といます。必ずしも泳ぎが得意であれば水の事故にあわないというわけではありませんが、少しでも泳ぐ技術を身につけていれば自分の命が助かることにつながります。
 暑い日にプールに入ることができるととても気持ちのよいものです。しかし、一歩間違えると命にかかわる大変な事故にもつながりかねません。体育の授業の中でも、一番危険が伴う勉強であることを覚えておいてください。ですから、常に指導される先生方の話をしっかり聞き、水泳の約束をきちんと守ることが大切です。安全に気をつけ、水泳の学習に進んで取り組み、体力をしっかりつけられるようにがんばりましょう。・・・
 旭町小では、今日が今年度最初の水泳指導、「プール開き」になりました。トップバッターとして、3,4校時に4年生がプールに入りました。10時の時点で、気温31度、水温が26度ということだったので、まずまずのコンディションでした。しかし、シャワーの水は冷たく感じられたようでした。

6月17日(金) その2

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 6年生は、家庭科の時間に「夏をすずしくさわやかに」という単元で、衣類の働きと着方についての学習をしています。1組の教室では、4種類の布を使った実験をしていました。
 用意されていた布地は、デニムと綿、ポリウレタン、ポリエステルの4種類です。それぞれの布地に、スポイトで水を数滴ずつたらします。布の表面をよく観察しながら、水の吸いやすさや乾きやすさを比べていきました。また、実験の前には、それぞれの布の手触りや伸び縮みについても調べました。(写真上)
 衣類は、季節によって風通しや着心地を考えて選ぶことが大切です。また、汗を吸い取りやすい布地を下着に選ぶなど、それぞれの布の特質を考えて着るようにする必要があります。今後は、衣類についた汚れを取るための洗濯の仕方について、学習を進めていきます。
 1年生が、アサガオの鉢に追肥をあげていました。5月に種まきをしたアサガオは、順調に成長しています。たくさん葉が茂り、つるが伸び始めてきたため、先日支柱を立てたところでした。
 今日は、校庭での体育の授業前に、全員で肥料を追加しました。追肥は、もともとアサガオのセットに入っていたもので、つるを伸ばして花をつけるための化成肥料です。子ども達は、もうすぐ花が咲くことを楽しみにしながら自分の鉢に肥料を入れていました。(写真中)
 一方、その頃2年1組も校庭に出てきました。ミニトマトの鉢への追肥と、間引きの作業を行うためです。昨日2年生には、農家の人を招いて、「野菜名人の授業」がありました。ミニトマトをこれから元気に育てていくための方法として、間引きを行うように指導していただきました。さっそくそれを受けての作業です。
 5月に種をまいて育ててきたので、鉢の中には10本ほどの苗が伸びてきています。間引きは、1本〜3本の苗を残して、他は全部ハサミで切るように言われています。元気よく伸びている苗を選び、次々と地際から切り取っていきました。(写真下)
 昨日、教室で野菜名人がハサミを入れた時は、「かわいそう〜」という声が子ども達から聞こえてきました。しかし、今日の1組の子ども達は気丈でした。黙々と間引く苗にハサミを入れて切り取り、さっぱりとした表情でした。

6月17日(金) その1

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 3年生の算数「計算のしかたをくふうしよう」の単元では、暗算のやり方を自分なりに考える学習をしています。2位数+2位数、あるいは2位数−2位数の計算が、暗算ですぐに答えが求められるように学習していきます。(写真上)
 暗算は、数の感覚を磨いたり、活用したりするのに適した学習です。低学年までは、具体物(おはじきなど)を使って、直接数の操作をしてきました。中学年では、数字を見ただけで数の大きさを判断したり、数の分解ができるようにしていきます。
 例えば、「54−38」の暗算は、どのように考えるでしょうか? 頭の中で筆算を書いて行ったとしたら、「14−8=6」と「40−30=10」で16という答えが出ます。あるいは、十の位から先に引くと、「50−30=20」そして「24−8=16」となります。(私は、いつもこのやり方です)
 また、54を50と4に分けて考えると…「50−38=12」さらに、「12+4=16」となります。一方、38を30と8に分けて考えたら、「54−30=24」さらに「24−8=16」となります。ここまでの考え方は、どこかで繰り下がりのある引き算が含まれることになります。
 では、こういう考え方はどうでしょう。38を40とみて、「54−40=14」、2つ多く引いたから、「14+2=16」…なるほど、ですよね。こういうふうにすぐ考えられる人は、算数的なひらめきのあるタイプなのでしょう。どのやり方が良いというのではなく、自分のやり方で間違いなく、そしてすばやく暗算ができれば良いのです。
 子どもの頃、東京の親戚の家に遊びに行くと、ボーリング場によく連れて行ってもらいました。その頃のボーリング場は、現在の自動計算とは違います。ボールを投げるたびに、倒れたピンの数を自分で紙に書き込み、点数を計算しなければなりませんでした。スペアやストライクをとった時の計算の仕方を、親戚のおじさんから教えてもらいました。計理士をしていたおじさんの暗算がとても速くてびっくりしました。
 5年生は、社会科の時間に「米づくりのさかんな地域」の学習をしています。2組では、「安全でおいしい米を作るために」というところの授業が行われていました。
 教科書では、南魚沼市(新潟県)の農家での米作りが紹介されています。「安全」ということで、農薬をあまり使わない工夫がいくつか紹介されていました。人の健康にも良いとされている「玄米黒酢」を稲に散布しているそうです。害虫を防ぐとともに、稲の生育のための栄養分にもなります。
 また、アイガモ農法についても教科書に紹介されていました。水田にカモを放し飼いにしておくことで、雑草や害虫を駆除する効果があります。さらに、カモのフンが稲の栄養分になります。社会科では、特にデジタル教科書が指導に役立ちます。電子黒板に映し、関係するところをクリックすると、動画を見ることができるようになっています。たくさんのカモが水田で動き回る様子に、子ども達から「かわいい!」と声が上がりました。(写真下)

6月16日(木)

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 1年生は、算数の時間にひき算の学習をしています。繰り下がりのない、ひかれる数が10以内のひき算の学習です。単元名は、「のこりはいくつ ちがいはいくつ」となっています。実は、この単元名がひき算の全てを表しています。
 今回の単元では、3種類のひき算について学習をします。「ひき算に種類なんてあるの?」と思われるかもしれませんが、例題を示しますので、よくお考えください。
(1) 8人遊んでいました。3人帰りました。残りは何人ですか?
(2) 子どもが8人います。男の子は3人です。女の子は何人ですか?
(3) 男の子が8人、女の子が3人います。どちらが何人多いですか?
 式と答えは、どれも「8−3=5」になります。しかし、これら全てがひき算になることを1年生が理解するのは、とても難しいことです。
 一番分かりやすいのは、(1)の引き算で、算数用語で「求残」と名付けられています。「〜個取ると」「〜個なくなると」「〜人減ると」「〜本使うと」など、問題文から少なくなることがイメージしやすいのが「求残」の場合です。
 一方、今日2組で学習していたのは、(2)の場合のひき算でした。「求補」と名付けられているひき算です。求補は、何かが減るわけではありませんが、やり方は求残と似ています。分かっているものを減らすと、分からないものが残るという考え方です。授業では、算数ブロックを動かしながら、ひき算で答えが求まることを何度も確認していきました。(写真上)
 ちなみに、(3)は「求差」というひき算です。多い方から少ない方をひくことや、どちらが何人多いという答え方まで、1年生にとっては難関です。算数の文章題の難しさは、もうすでに1年生の時から始まっています。
 3年2組で、毛筆による書写の授業がありました。3年生から毛筆を習いますが、その最初の授業でした。子ども達は、真新しい習字道具を早く使いたくて仕方がない様子でした。
 まず、習字セットの一つ一つの使い方について、先生から説明を聞きました。そして、机の上にどの様に準備をするかということや、汚さないように使うコツなどの指導がありました。その後、墨汁をすずりに出し、筆に墨をつけて半紙に試し書きをしました。縦や横の線を引いたり、丸を書いてみたりと、いろいろな太さで書けることが分かってきました。教室中に墨汁のにおいが漂う中、初めての作品にみんな満足そうでした。(写真中)
 2年生に、野菜名人による授業がありました。各教室に2名の野菜名人が訪れ、1時間ずつ授業をしていただきました。野菜名人とは、農家の相原さんとJAにお勤めの岩井さんのお二人です。今年度から始まった「練馬区農業者と連携した教育活動」では、区内の農業関係者を学校に派遣する事業を推進しています。先月申し込みをしたところ、まず2年生に野菜名人として授業をしていただくことになりました。
 2年生は、生活科でミニトマトを全員が育てています。また、学年の畑では、ナスやキュウリ、オクラなどの苗を植えました。その後の管理について、野菜名人から詳しく話を聞くことができました。
 相原さんは、光が丘公園の近くで農家をされている方です。インターネットで相原さんの畑の作物を見せてもらうと、ナスやキュウリもオクラも、学校のものとは比較にならないくらい元気に育っていました。学校の野菜苗が元気がないのは、土が固くなっているからとのことでした。4月に苗を購入して、そのまま畑に植え付けたのですが、たい肥をすき込んでいませんでした。牛糞たい肥を買って、もう一度よく耕してから植え付けると良いそうです。(写真下)
 JAの岩井さんからは、ミニトマトの間引きについて説明を聞きました。2年生は、種をまいてミニトマトを育てています。10本以上苗が茂ってきました。しかし、このままだと全体の生育が悪くなってしまいます。間引きは、土の中の養分を集中させて生育を良くするためと、病気にかかりにくくするために行います。
 先生用のミニトマトの鉢を使い、実際に間引きのやり方を見せていただきました。大きく育っているものを残して、はさみで根元から次々と切っていきました。子ども達からは、「かわいそう…」という声が聞こえてきました。岩井さんは「このままだと、全部の育ちが悪くなるから、その方がかわいそうだよ」と言い聞かせながら切っていきました。明日以降、2年生は自分のミニトマトの間引きをしっかり行うことができるでしょうか。

6月15日(水)

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 5年1組で、外国語のテストが行われていました。ワークテストの表側は、リスニングテストになっていました。CDから流れてくる英会話を聞き取り、設問に答える形式でした。
 5年生の外国語では、月を表す言葉(1月、2月…の英語での言い方)や日付の言い方などを習ってきました。英語でのスピーチを聞いて、それにふさわしい絵を選ぶ問題や、会話に対する返事としてふさわしい答え方を選ぶ問題などがありました。聞こえてくる単語が分かっていても、英語で話している前後の文脈がしっかり分かっていないと難しい問題です。子ども達は、よく耳を澄ませて英語を聞き取り、設問に答えていました。(写真上)
 3,4年生が週に1時間行っているのは、「外国語活動」です。外国語による聞くことや話すことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る素地となる資質・能力を育成することをめざして指導しています。一方、5,6年生が週に2時間行っているのは、「外国語科」という教科指導です。外国語による聞くことや読むこと、話すこと、さらには書くことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力を育成することをめざして指導しています。
 教科指導なので、他の教科同様に通知表に評定をつけます。もちろん、テストだけで評価するのではなく、普段の授業での発言や取り組み姿勢も加味して成績をつけることになります。(3,4年生の外国語活動は、所見で評価します。)
 2校時に、算数の少人数指導の視察がありました。区の教育指導課から2名の方が来校し、4年生の算数の授業を参観していただきました。これは、全校に毎年行われている視察で、少人数加配の教員が正しく校内で運用されているかを確認するためのものです。
 旭町小では、3年生以上の学年に対して、少人数加配の教員が算数の習熟度別指導を行うように配置しています。レディネステストを基にして、学年の児童を「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」の3つのコースに分け、担任+少人数担当とで指導しています。
 今日の4年生は、「小数のしくみを調べよう」という単元での「千分の1の位までの小数の書き方や読み方の学習」を行っていました。それぞれのコースの子ども達に合った、分かりやすい授業になるように指導が行われていました。(写真中)
 5年2組が、家庭科室で調理実習を行っていました。5年生は、先月「お茶の入れ方」の実習を行いました。家庭科室での調理は、それ以来のことです。
 5年生では、「ゆでる調理」を中心に実習をすることになっています。今日は、「ゆでいも」を作りました。じゃがいもを「洗って、切って、ゆでる」という調理です。教科書では、青菜のおひたしも紹介されています。小松菜を使って、先生が子ども達の前で実践して見せていました。ゆでると青菜(小松菜)が柔らかくなるだけでなく、かさが減り、たくさん食べることができるということが分かりました。
 じゃがいもは、1人1個ずつ用意されていました。当然というか…皮むきに大苦戦でした。ピーラーと包丁が用意してありましたが、全員必ず包丁での皮むきを経験するように指導していたようです。包丁を持つ手の親指が刃の部分に添えていない子が多く、思わずカメラを置いて私も指導に回りました。じゃがいもを持つ方の親指をけがしないか、ひやひやしました。(きっと保護者の方々が家庭科室にいたら、つい大声と手を出していたことでしょう。)幸い、感染症対策でゴム手袋をつけていたこともあり、けが人は出なかったようでした。(写真下)
 グループの4人分のじゃがいもが切り終わり、鍋に入れて15分ほどゆでました。お皿にとり、塩をふっていただきました。苦労して皮むきをしただけあって、とてもおいしそうでした。
 続けて3,4校時に、6年2組が「いろどり炒め」の調理実習をしていました。フライパンに油をひき、様々な形に切った野菜とベーコンを炒めていました。家庭科の時間だけでなく、ぜひ各家庭でも積極的に子ども達を台所に立たせてください。包丁の使い方も、コンロの使い方も、そして片付けの仕方も、自分の家で行うことができるようになることが家庭科の学習のゴールです。

6月14日(火)

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 朝読書の時間に、低学年の教室に図書委員会の子ども達が行き、読み聞かせをしていました。用意した絵本は、1年1組は「はらぺこあおむし」、2組は「半日村」でした。(2年生の2クラスにも読み聞かせが行われました。)大型絵本を使ったので、教室の前に集まった子ども達の関心を大いにひきました。読み聞かせを担当した委員会の児童は、少し声の小さな子もいましたが、何度も練習してきた成果が感じられました。
 「半日村」の作者は、斎藤 隆介です。日本の児童文学作家として大変有名な人です。「八郎」や「ベロ出しチョンマ」など、多くの絵本が出されています。「モチモチの木」は3年生の国語の教科書で、「花さき山」は4年生の道徳の教科書に使われています。さらに、さし絵が切り絵作家の滝平 二郎であるところも、この絵本の魅力となっています。
・・・一日の半分しか太陽の当たらない半日村がありました。稲の出来は悪く、人々の暮らしは貧しい毎日でした。生まれた場所が悪かったと諦めてしまう大人たちに対して、一人の少年は違いました。その日から毎日毎日、山の石を削って、湖に埋めるという行動に出たのです。周りの人に無理だと言われても、ひたむきに続ける姿に少しずつ周りの人間が影響され、次第に人々が協力していきます。そして、長い長い年月を経て、半日村は「一日村」へと変わりました。・・・
 ラストシーンでは、山の上に太陽が輝き、それを見上げながら喜ぶ村人の絵が強烈な印象で描かれています。全般的に暗いイメージの絵本ですが、このラストの明るさがすごいインパクトで迫ってきます。(写真上)
 実は、私の子どもが3年生の頃、国語の教科書にこの「半日村」が掲載されていました。毎日音読の宿題があり、時々音読カードを手に聞いてあげました。3年生にとっては、ページ数の多い物語です。つっかえつっかえ読みながら、少しずつ上手に読めるようになっていきました。
 4年生は、国語の時間に「一つの花」(今西祐行 作)の物語文を学習しています。この物語は、昔から4年生の国語の教科書で扱われてきており、読めば読むほど悲しみが伝わってくる内容です。戦争がはげしかった頃を舞台にした物語です。食べ物がなく、欲しいものが手に入らなかった時代背景を理解させながら、登場人物の気持ちを読み取らせていきます。2組の教室では、全ての場面を読み取った後の感想と初発の感想とを比較させて、単元のまとめをしていました。(写真中)
 「一つの花」という題名について、4年生の子ども達はどれだけ理解することができたでしょうか。よくこの物語の学習場面で、「どうしてお父さんはゆみ子にコスモスを一つだけしか渡さなかったのか」を問うと、子ども達は「戦争で焼けて一つしか咲いてなかったから」とか、「一つしか見つけられなかったから」と答えることがあります。よく読むと、戦場に行くお父さんは、たくさん咲いているコスモスの中から一つだけを選び、ゆみ子に手渡したことが分かります。「一つだけのお花、大切にするんだよう…」というお父さんの最後の言葉は、「一つしかない命を大切にするんだよ」というメッセージが込められています。戦場での様子が描かれているわけではありませんが、当時の生活の様子や戦争のやるせなさがよく伝わってくる物語です。
 1年生は、体育の時間に「マットを使った運動遊び」を行っています。低学年では「マット遊び」という言い方をします。「マット運動」という器械運動の分野は、3年生から学習します。ですから低学年においては、マットを使って様々な体の動きをしっかりと体感させることが重要です。
 1年生は、「ころころランド」と名付けて、いろいろな場を用意して遊ばせていました。坂道コースやでこぼこコース、じぐざくコースなど、マットの敷き方に変化をつけて、子ども達が楽しく学習できるようにしていました。また、学習の始めには、動物歩きやカエルの足うち、ゆりかごなど、マット運動の基本につながる動きも取り入れて指導していました。
 すでに前転や後転、側転などに挑戦していた子もいました。友だちの動きを見て、自分もやってみようという子が増えてきました。支持感覚や回転感覚、逆さ感覚など、マットでの遊びを通して体で獲得していくものがたくさん含まれています。(写真下)

6月13日(月) その2

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 6年生は、国語の時間に「時計の時間と心の時間」という説明文を学習しています。国語の教科書に取り上げられる説明文は、それぞれの学年の発達段階に合ったものが採用されています。「時計の時間と心の時間」の説明文は、全体は6ページ程度ですが、具体的な実験例をいくつか取り入れながら、とても分かりやすい文章で書かれています。特に、「心の時間」という言葉が示すものが、6年生に伝わりやすい表現で描かれています。(写真上)
 この説明文の作者は、一川 誠(いちかわ まこと)さんです。日本の心理学者で、千葉大学の教授をされている方のようです。日本科学未来館での「時間旅行展」のサイエンスナビゲーターもされているそうです。
 6年生にも分かりやすく書かれた説明文であり、筆者の主張が「初め」と「終わり」にある双括型の文章構成となっています。さらに、「中」に主張を支える事例が示されていて、子ども達にも身近な例を使って説明しています。授業では、段落ごとの要旨をまとめ、筆者の伝えたい内容を明らかにするとともに、それに対する自分の考えをもたせていきます。
 ところで、「心の時間」とは・・・。子どもの頃からずっと感じていることがあります。日曜日の夕方から月曜日の朝は、特別早くやって来る気がしてなりません。また、夏休みの後半は、毎日が過ぎていくのがとても早く感じられたものです。(こういう仕事柄、それは今も変わっていませんが…。)子ども達にとっては、「勉強をしている30分は長いのに、ゲームをしている30分はとても短く感じる。」と言うと分かりやすいでしょうか。こういう時間が「心の時間」です。
 今日から読書旬間が始まりました。旭町小では、1学期と2学期(10月)の年2回、読書旬間を行っています。3年生の教室では、読書カードを配布して、目標を書かせたり記録のつけ方を指導したりしていました。(写真中)
 学校では、登校後の朝読書の時間や、授業の中でもこの2週間は意図的に本に親しむ時間を確保していく予定です。実際に校内を回ると、ワークテストやドリルが終わった子から読書をするなど、本を手にしている様子が多く見られました。
 また、担任の先生が読書旬間に合わせた取り組みをすることも大切です。読み聞かせやブックトークなど、いろいろな方法で子ども達に読書に関心をもたせる方法があることを伝えました。(校長通信を毎週校内の先生達に配っています。今回、そのことを書きました。)
 読み聞かせは、低学年のものだけではありません。高学年にも読み聞かせにふさわしい本がたくさんあります。また、絵本に限らず、エッセイ集や物語を毎日少しずつ読み聞かせることもできます。
 一方、ブックトークは、本の最初の部分を読んだり、途中までのあらすじを紹介したりして、本の魅力を語る取り組みです。子ども達が、「その本、自分も読んでみたいな」と思うように、語ってあげるのがブックトークです。
 本は心の栄養になります。多くの力が身につくと同時に、心を豊かにしてくれるのが読書のすばらしさです。各ご家庭でも、「読書をしなさい」という前に、何か手立てを考えてみてはどうでしようか。
 6校時に、5年生がプールサイドに行って、来週から始まる水泳の準備作業をしていました。プールは、5月末に清掃業者に来てもらい、一度きれいにしてあります。その後、すぐに水を入れて機械を動かし、水質を保っています。今日は、プールサイドに道具類を出したり、更衣室の掃除を5年生と先生達とで行いました。(写真下)
 アメンボがすいすいと水面を進む姿を見て、5年生の子ども達も早くプールに入りたいという気持ちをもったようです。

6月13日(月) その1

 久し振りに晴天の朝を迎えました。今日の全校朝会は、「みんなで使う物、みんなで使う場所」という話をしました。
・・・先週、あいさつ運動が行われました。代表委員会の人たちが登校してくる全校児童に進んであいさつの声をかけていました。実際にあいさつの声をかける側になってみると、いろいろなことに気がつくものです。代表委員会の人たちは、「あいさつをきちんと返してくれる子がいると気持ちがいいな」とか「相手の顔を見てあいさつをするだけで、こんなに受け止め方が違うんだ」ということに気がついていたようです。また、「こちらからあいさつをしても、何も言わずに通り過ぎる子がいるのは残念だな」ということにも気がつきました。校長先生も、あいさつ運動中に気がついたことがあります。それは、自分から先にあいさつをする子が以前よりも増えてきたことです。登校時間には、門を入ってすぐの辺りにいつもいるようにしています。校長先生の姿を見て、すぐに「おはようございます!」とあいさつをする子が増えてきました。自分から先にあいさつをするのは、言われてからあいさつをするよりも気持ちのいいものです。そのことが分かってきた子が増えてきたのは、とてもすばらしいことです。校長先生は、子ども達の顔を見るとすぐにあいさつをする方ですが、それよりも先にあいさつができる子はなかなかのあいさつ名人です。今後は、自分から先にあいさつをするということを意識して取り組んでみましょう。
 さて、今日はもう一つ、「みんなで使う物、みんなで使う場所」というお話をします。先日、校庭にクラスボールが1個落ちていました。休み時間に友達とボールを使って遊んだまま、片付けを忘れてしまったのでしょうか。片付けておかないと、次の休み時間にボールを使おうとする時に困ります。それだけでなく、ボールが雨にあたると、しだいに傷んできてしまいます。同じように、一輪車も休み時間に使う子が多い遊び道具です。きちんと元の場所に返されていなかったり、ていねいにしまわれていなかったりすることがあります。壊れてしまったら、また買ってもらえば良いのでしょうか。そういう考え方はいけません。他にも、学校にはみんなで使う物がたくさんあります。理科室の実験器具や給食の食器、掃除の時間に使うほうきなど、学校では毎日たくさんのみんなで使う物を手にしているはずです。物は、大切にあつかわないと壊れてしまいます。みんなで使う物は、自分の物以上に大切にあつかうことが重要です。
 では、みんなで使う場所とはどういうところでしょうか。教室や廊下、階段は、いつも用務主事さん達がきれいに掃除をしてくださっています。先日、階段のところについた黒い汚れを、用務主事さんがきれいに落としてくださっていました。また、トイレもみんなで使う場所の一つです。学校のトイレを大切に使っているでしょうか。大切に使うというのは、次にトイレに入る人が気持ちの良い状態にしておくこと…汚さないということです。最近、トイレの使い方が悪く、いろいろな学年に指導をしています。毎日トイレの掃除をしてくださっているのも用務主事さん達です。また掃除をしてもらえるから…という考え方はいけません。みんなで使う場所は、自分の家以上にきれいに使うようにしなければなりません。旭町小学校には、いろいろなお客様も来て、トイレを使用します。いつもきれいで気持ちの良い学校でありたいものです。・・・

6月11日(土)

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 今日は、今年度初めての第二土曜学校公開日でした。昨年度と同様に、各家庭1名ずつ1時間の参観として、分散していただいての公開としました。
 1年1組では、国語の時間に「くちばし」という説明文の学習をしていました。小学校の国語の授業では、物語文とともに毎学期必ず学習する教材として、「説明文」があります。この「くちばし」は、小学校で最初に習う説明文です。鳥のくちばしについて、問答形式で分かりやすく説明している文章なので、クイズに答えているような楽しい気持ちで読み進めることができます。
 まずは、全員で教科書を持って、音読を行いました。丸読みを繰り返して、全員が音読の発表ができるようにしていました。今日は、全クラスで国語の授業が1時間ずつ行われました。同じように音読を入れて、いろいろな子ども達に発表の機会を設定していたクラスが多く見られました。(写真上)
 今日の授業では、先生がプリントを用意し、ツバメのくちばしについて学習をしました。「ツバメは くちばしをひらいて そらをとびます。」と書いてありました。虫をつかまえるためのようですが、私は初めてそのことを知りました。あんなに速いスピードで飛んでいるツバメが、口を開けているとは・・・今度ツバメが飛んでいるところを見つけたら、くちばしに注目してみようと思います。
 6年生は、今週から社会科の時間に、歴史の学習が始まっています。2年前に教科書の改訂があり、6年生の社会科は政治を先に学習し、その後に歴史を学ぶようになりました。
 2組では、縄文時代と弥生時代の生活の違いについて、子ども達に考えさせていました。3〜4人のグループで、ホワイトボードに記入しながら話し合いをする様子が見られました。(写真中)
 他の学年やクラスでも、同じような授業形態が見られたと思います。今日の中・高学年の算数や国語の時間にも、グループで話し合いをする場面がありました。また、低学年では、隣りの子と意見交流をする場面が授業の中に設定されていました。新学習指導要領での教育がスタートするにあたり、「主体的・対話的で深い学び」という言葉が盛んに使われるようになりました。(一時期、「アクティブラーニング」という言葉が使われていました。)小学校では、以前から授業の中で話し合い活動は行ってきていましたが、さらにそのような活動場面を積極的に取り入れていくことになっています。
 3校時までの授業公開でしたが、全校では様々な教科の授業がありました。音楽室では、4年生各クラスに箏の授業があり、今まで練習してきた成果を発表する場面がありました。また図工室では、2年1組が「あったらいいな 夢の島」という作品を楽しそうに製作している様子が見られました。
 理科の授業は、4年2組が2校時に「電池のはたらき」の学習を行っていました。実験セットを用いて、乾電池のつなぎ方と豆電球の明るさの関係を調べる授業でした。単3乾電池を2本使い、直列つなぎと並列つなぎで豆電球につないだ場合の明るさの違いを比べていきました。(写真下)
 実験セットには、モーターやスイッチ類も入っていて、学習の最後にモーターカーを作ることができるようになっています。また、モーターカーの本体がそのまま電池ボックスを兼ねていて、事前に様々な実験ができます。今後は、検流計を使うことで、電流の大きさと乾電池のつなぎ方の関係を学習していきます。

6月10日(金)

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 6年生は、家庭科の時間に、「夏をすずしく さわやかに」という学習をしています。これから訪れる暑い季節を快適に過ごすために、どのような住まいや着方をすればよいかを考えていく学習内容です。
 今日は1組で、まず夏の生活で工夫していることを「衣・食・住」に分けて考えさせていました。「衣」の工夫では、教科書に「ゆかた」と「じんべえ」が写真に載っていました。夏祭りの時などに着る機会があるので、子ども達にとってもなじみのあるものかもしれません。その他に、汗を吸い取りやすい素材を選んだり、白っぽいものを着ることが工夫と言えるかもしれません。「食」では、そうめんや蕎麦、かき氷など、冷たいものをよく食べるようになります。逆に、暑い時に熱くて辛いカレーを食べるという場合もありますが…。「住」では、すだれや日よけ、打ち水、敷物の工夫などがあります。(写真上)
 教科書には、エアコンを効率よく使う工夫についても記載があります。室内の暑い空気を外に出してからスイッチを入れることや、エアコンと扇風機を併用することでエネルギーを大切に使うことを指導していきます。学校でも、教室のエアコンを使用する時期になりました。練馬区で各教室にエアコンが設置されたのは、15年ほど前のことです。その前は、扇風機しかありませんでした。私が担任として旭町小にいた頃は、まさにそういう時代でした。4階は天井が屋上と接しているため、特に暑くなりました。そんな中、子どもも先生も汗だくになって授業が行われていたものです。
 3年生は、算数の時間に「長い長さをはかって表そう」という学習をしています。cmやmm、mの単位は、2年生で習います。3年生では、巻き尺を使うことによって、もっと長い長さを測ることができることを学習します。さらに、kmの単位を習うのも3年生の内容です。
 今日は校庭に出て、10mの長さを測ったり、1kmを歩いたりしました。長さや重さ、広さなど、新しい単位を学習した場合には、その量感を体で覚えさせていくことも大切な学習です。(写真中)
 今年もユリのシーズンになりました。旭町小の中庭には、先週から様々なユリの花が咲き始めています。学校にあるユリは、「スカシユリ」の園芸品種です。スカシユリは、上向きに花を咲かせる特徴があります。花だから上向きに花を咲かせるのは当然と思われるかもしれませんが、ユリ科の多くは花を下向きに咲かせるのが基本です。そのため、花が上向きのユリは、珍しいと言えます。
 2年1組の子ども達が、生活科の学習で中庭にやって来ました。雨の日が続いていたため、ユリの花もやっと自分の姿を見てもらえると喜んでいたことでしょう。池の近くには、赤(深みのある真紅の赤)や黄色(レモンイエローで、これから咲きます)、白、ピンクのスカシユリがあります。また、昇降口の近くにもたくさんのスカシユリがあり、中には私の背をはるかに超える高さの株も見られます。(写真下)
 せっかくきれいにユリの花が咲いているので、ぜひ多くの方々に見ていただければと思います。明日は学校公開日です。来校された際は、中庭のユリにもご注目ください。

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