7月8日(月)〜12日(金)に個人面談があります。ご協力をよろしくお願いいたします。

7月28日(木)

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 9時から11時半まで、図書室開放がありました。夏休み前に借りた本を返却したり、新たに本を借りることができます。図書室に寄って本を借りてからひろば室に行く子もいたりと、たくさんの子ども達が図書室を訪れていました。
 図書管理員さんの他にも図書担当の教員が加わり、本の貸し出しや本を探す相談に対応していました。中には、家で借りたい本のリストをメモしてきて、図書管理さんに聞いていた子もいました。図書室では、本棚を何度も行ったり来たりしながら、すてきな本と出会う楽しみがあります。本を読むことはもちろんですが、たくさん並んでいる本からお気に入りの1冊を選ぶ喜びも大切にしたいものです。
 旭町小の子ども達は、みんな本が大好きです。どの子も、目を輝かせて図書室に入ってきます。次回の図書室開放は、8月25日(木)です。それまで1か月もあるので、ぜひ光が丘図書館など、近隣にある図書館を利用してみてはいかがでしょうか。
 そういう私も、長期休業中はよく光が丘図書館を利用しています。(昨日、光が丘図書館に行って借りてきたばかりです。)区立図書館では、インターネットで本を予約しておき、本が届いてから借りることも可能です。感染状況を考え、図書館にいる時間を短くするためにも便利です。
 旭町小の図書室には、1学期に新しく購入した本を紹介しているコーナーがあります。そこに、「くろくんとふしぎなともだち」という絵本がありました。「くれよんのくろくん」の続編にあたる絵本です。クレヨンのくろくんがいろいろな乗り物と出会う楽しいお話です。この愛くるしい登場人物の描き方は、もしかして…と思って作者を調べると、「なかや みわ」と書いてありました。そら豆くんシリーズの作者です。絵本も作者で本を探したり、同じシリーズの本を探したりすることで、楽しみがどんどん増していきます。
 今日は、1学期に募集した図書ボランティアの方々の集まりもありました。2学期に、朝読書の時間を利用して、本の読み聞かせを行っていただく方向で計画をしています。皆さんで、本が大好きな子ども達を一緒に育てていきましょう。

7月27日(水)

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 飼育・栽培委員会は、夏休み中に当番活動が割り振られています。毎朝8時半頃に玄関前に来て、池の生き物へのエサやりと、花壇の水やりを行っています。
 池の生き物は、カメと鯉です。カメ吉くんは、たいてい石の上でのんびりと甲羅干しをしています。委員会の子が近くにエサを投げ入れると、首を伸ばして届く範囲のエサをゆっくり食べます。(カメ吉というのは、私が昨年から勝手につけている名前で、正式名称にはまだ認められていません。)
 池の中をのぞいたことがある方はお分かりだと思いますが、とてつもなく大きな鯉がいます。他の鯉もそこそこの大きさですが、とにかく大きな鯉が目立ちます。エサを投げ入れると、その鯉がバクバクとほとんど食べてしまいます。この池のスペースではかわいそうなくらい体が大きくなってしまいました。委員会の子ども達が、毎日律義にエサやりをしてくれているので、ますます立派な体格になっていきそうです。(写真上)
 一方、飼育・栽培委員会の「栽培」は、おもに玄関前の正方形の花壇のお世話をしています。春から夏になり、ヒマワリが大きく成長してきました。また、赤いサルビアがたくさん咲き始めています。ほとんどの植物を種から育てていて、自然に生い茂った感じの花壇になっています。(写真中)
 担任として旭町小にいた時(15〜21年前)、私も栽培委員会の担当をしていました。当時は、飼育委員会と栽培委員会は別々で、飼育委員会はウサギのお世話をしていました。私が担当した栽培委員会は、菊をさし芽で増やしたり、サクラ草を種から育てたりしていました。パンジーの植え付けもしていたように記憶しています。忙しい時期にはやることが多く、さらに冷たい水で鉢をたくさん洗わなければならないなど、積極的に希望する子がいるような委員会ではありませんでした。
 5年生も、夏休み中に当番活動があります。稲の水の管理をする仕事を、学年全員で割り振り、毎日数名ずつ当番に来ています。今日は3人の子が来て、田んぼに水を入れたり、バケツ稲に水を追加したりしていました。(写真下)
 5年生が総合の学習で育てている稲は、今のところ順調に生育しています。根元を見ると、バケツいっぱいに根がしっかり張っています。かなり株の分げつ(根元から新しい茎が出てくること)が進み、この調子だとあと2〜3週間後には穂が出てくる様子が見られそうです。

7月26日(火)

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 熱帯低気圧の影響で、朝から時折強い雨が降っています。しかし、学童クラブやひろば室では、子ども達が今日も楽しく過ごす様子が見られます。
 学童クラブの部屋は、体育館下に出入り口があり、夏休み中もたくさんの子ども達が通っています。9時から学習の時間が始まるというので、様子を見に行きました。学童の部屋では、テーブルに向かって1年生の子ども達が、それぞれのワークブックの問題に取り組んでいました。問題文を読みながら、たし算になるのかひき算になるのかを一生懸命に考えながら解いていました。中には、学校の宿題はもう終わったので、家で購入してもらった問題集を持ってきて勉強していた子もいました。(写真上)
 学童クラブの2,3年生は、家庭科室で学習します。サマースキルを使って復習問題に取り組んでいました。昨日までは補充教室があったので、担任の先生に分からないところを聞くことができました。今日からは、学童の先生に聞くことができます。また、職員室まで来れば、学校の先生方も懇切丁寧に教えてくれることでしょう。(写真中)
 一方、ひろば室にも、朝早くから子ども達が集まり始めていました。「あさひっこひろば」は、視聴覚室と図書室を使い、9時から17時まで利用することができます。こちらも、常時スタッフが子ども達の見守りをしているので安心です。登録していれば自由時間を利用することができます。また、夏休み中は、お弁当を持参して半日〜1日利用している子もいるようです。
 レゴがお気に入りの子ども達がいるようで、朝から仲間が集まって組み立てて遊んでいました。(写真下)他にも、子ども達がお気に入りのおもちゃやゲームがたくさん用意されています。また、図書室で宿題に向かう子や、マンガを読む子の姿も見られました。今日のような雨の日は、体育館で遊べる時間を設定したりもしています。

7月25日(月)

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 上練馬公園から、ニイニイゼミに加えてミンミンゼミの声も聞こえてくるようになりました。二十四節気の「大暑」を迎え、いよいよ夏本番に入りました。
 今日は、学力補充教室の最終日でした。汗を拭いながら、たくさんの子ども達が登校してきました。3日目の今日は、高学年の様子をお伝えします。
 5,6年生は、各クラスとも10名前後の子ども達が参加していました。夏休みの宿題になっているサマースキルに取り組んだり、算数プリントの問題に挑戦している姿が見られました。5年生の算数では、1学期に体積や比例、小数のかけ算・わり算、合同な図形のかき方の学習を行ってきました。2学期に入ると、今度は分数の計算が多く出てきます。小数の計算の仕方については、この夏休み中にしっかり復習しておくことが大切です。
 一方、6年生の教室では、算数プリントの習熟とともに、社会科(歴史)の学習を行っていました。6年生の算数では、1学期に分数のかけ算・わり算の学習がありました。整数のかけ算が2年生の九九から始まり、3年生でわり算を学習し、5年生で小数のかけ算・わり算、そして6年生で分数のかけ算・わり算を学習しています。たし算とひき算についても同様に考えていくと、整数〜小数〜分数と、低学年から系統的に学ぶように配列されています。特に算数では、前学年での学習内容が定着していないと、新しい学年での学習が困難であると言われるのは、そういう教科の特色があるからです。
 ところで、6年生の算数プリントに、次のような問題がありました。「2/7mの重さが4/5kgの鉄の棒があります。この鉄の棒、1mの重さは何kgですか?」問題文に出てくる数字が分数になると、途端に難しくなるものです。単位量あたりの大きさ(もとになる1とみる量を求める問題)は、5年生で習っていますが、数字が分数の場合でも同じように計算することができるということは、6年生の1学期の学習内容です。
 数直線を使って考えさせる方法でよく指導しますが、私はいつも「簡単な整数に置き換えて考えさせる」という方法で教えてきました。問題文の分数をそれぞれ整数に置き換え、「2mの重さが4kgの鉄の棒、1mの重さは何kgですか?」とします。この場合は、「4÷2」で求まるので、もとの分数も同様にわり算を使い、「4/5÷2/7」として計算します。
 高学年でよく文章問題に出てくる小数や分数のために、子ども達は具体的な大きさがつかめず、難しくとらえがちです。簡単な整数に置き換えて考えるという方法を使うことで、立式に結び付けることが容易になります。ぜひお試しを・・・。それにしても、分数÷分数という問題文自体が現実的でないと思いませんか? 小数同士のわり算は日常で使われそうですが、分数のわり算をわざわざ文章題にする意味があるのでしょうか。

7月22日(金)

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 学力補充教室の2日目は、3,4年生の様子についてお伝えします。
 3年生の教室では、算数プリントや漢字プリントを中心に補充教室が行われていました。3年生は、1学期にわり算を初めて学習しています。わり算の意味を学んでから、九九を1回使って答えを求めるやり方を学習しました。また、あまりが出る場合についても、7月に学習しています。わり算では、九九を使って答えを求めることになるので、2年生で学習した九九の定着がとても重要です。
 また、大きい数のたし算・ひき算も、1学期の大切な学習内容でした。3位数〜4位数までの筆算なので、千の位までのたし算・ひき算が正確にできるように練習します。繰り上がりや繰り下がりを1か所でも間違えると、答えが違ってきてしまいます。計算練習は、とにかく繰り返したくさんの問題に取り組むことで、正確さを身につけさせていくことが重要です。
 一方、4年生の算数は、3年生の時のわり算をさらに発展させて学習しました。わり算の筆算でのやり方を学習したのが1学期の内容でした。3桁までの数を1桁の数でわる場合の筆算(あまりのある場合も含めて)を、プリントやドリルを使って復習していました。2学期に入るとすぐに、2桁の数でわる学習があります。この夏休み中に、まずは1桁でわる計算がしっかりできるように習熟しておく必要があります。
 また、漢字の学習に取り組んでいた子は、日本地図が描かれたプリントに47都道府県を漢字で書く練習をしていました。4年生は、1学期に習った新出漢字のほとんどが都道府県名の漢字です。何度も繰り返し練習してきたので、全ての都道府県を漢字でスラスラと書けるようになった子がいます。しかし、漢字は普段使わないと忘れてしまうものです。夏休み中も何度か練習しておく必要があります。都道府県ワークシートが4枚、夏休みの宿題として配られています。週に1回、自分でテストをしてみるなど、4枚をどう活用するかで力がついてくるでしょう。
 正直な話、私自身が都道府県名を全て漢字で書けるという自信はありません。先日、「群馬県」とメモを取ろうとしてペンが止まりました。きっと、茨城や鳥取、岐阜など、今はキーボードに打ち込んで変換されていますが、手書きの場合は戸惑いそうです。そもそも、手書きの書類を書くこと自体、今はほとんどありません。自分のスケジュール帳にメモを書く時ぐらいでしょうか。
 ところで、4年1組の教室に、国語の授業でグループごとに作成した新聞が掲示してありました。模造紙1枚に、グループごとにテーマを決めて調べた内容がまとめてありました。
 まず、校長室にインタビューに来た子ども達の新聞に目が行きました。私の顔写真や校長室で撮った花の写真が貼ってあり、インタビュー内容が上手に記事として書かれていました。他にも、クラスのみんなが好きな給食について、アンケート調査をしてまとめた新聞もありました。1位…揚げパン、2位…カレーライスと、ここまでは予想通りでしたが、3位にピザトースト、4位にABCスープ(練馬スパゲティ、タコライスも4位)、5位に豆乳シチューというのには驚きました。家庭であまり食べない料理に人気があるのでしょうか。
 ただ、「ABCスープが好き」というのは、子どもらしいなと思います。ABCスープは、アルファベットの形の小さなパスタが入った野菜スープです。給食の時間に、スプーンで自分の好きなアルファベットを探しながらスープを味わっている光景が浮かんできます。

7月21日(木)

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 夏休みの初日、8時45分から学力補充教室がありました。手さげやリュックに学習用具を入れて、たくさんの子ども達が登校してきました。
 3日間にわたって行われるので、低・中・高学年に分けて、補充教室の様子をお伝えします。今日は、低学年の様子です。
 一番参加希望が多かったのが1,2年生です。ということもあり、指導する先生方を複数名にして対応しています。音楽や図工専科、少人数担当、学力向上支援講師、生活支援員の先生方に低学年の各教室に入ってもらいました。
 1年生は、国語や算数のプリントの他に、夏休みの宿題のサマースキルに取り組む子が見られました。算数は、たし算・ひき算の問題(繰り上がり・繰り下がりなしの10までの計算)を繰り返し行わせます。とにかく1年生のこの時期は、これにつきます。指を折りながら計算している子も、次第に暗算で数字が出てくるようになります。以前もお知らせしましたが、2学期には「繰り上がり・繰り下がり」の計算があります。それまでに、しっかり数の合成分解に慣れておくことが大切です。
 国語の問題で悩んでいる子を見つけました。「わ」と「は」の使い方のプリントでした。□に「わ」か「は」を入れて文を作りましょう…という問題でした。問題文には「□□□、やさしいです。」となっていました。その子は、3つ目の□に「は」を入れてから、ずっと考え込んでいました。私も最初は「?」と思ったのですが、少し考えてから分かりました。「はは(母)は、やさしいです。」と、「は」が3つ入るのです。
 これをどう教えたらよいでしょうか? 「お母さんのことを何て言ってる?」と聞いたら、「ママ」と言っていました。「ママ以外に言い方あるよね。」と言ったら、「かあちゃん?」と言われ、「他にもない?」と聞いても「わかんない」と言っていました。「母親とか母っていう言い方は聞いたことある?」と、もう答えを教えるしかありませんでした。
 もう一つ、サマースキル(P2)に濁点「゛」や半濁点「゜」がつく言葉を入れる問題がありました。「えん□つ」は、鉛筆の絵も描いてあるので、□に簡単に「ぴ」が入りました。次の問題で悩んでいた子がいます。「さん□つ」という問題で、床屋さんで髪の毛を切ってもらっている絵が載っています。「ぱ」を入れて「さんぱつ(散髪)」が答えですが、1年生の子どもの何割の子が「散髪」という言葉を知っているでしょうか? サマースキルの問題を考えた人たちも迷ったと思いますが、もう少し1年生の子ども目線で問題を作ってほしいなと思いました。
 2年生の教室に行くと、国語も算数もグンと1年生よりも難しくなっていることを感じます。国語では、1学期に習った漢字を復習するプリントがありました。算数では、2桁同士のたし算・ひき算・・・それも、繰り上がり・繰り下がりのある筆算が1学期の大切な内容になっていました。たくさんある計算問題を、てきぱきと解いていくことが大切です。集中してどんどん進む子もいれば、しばらく鉛筆が止まっている子も見られました。計算のしかたが分からないわけではなく、気持ちが前に行かないだけのようでした。
 補充教室で学校に来ていれば、問題に取り組まなければ…という気持ちになります。しかし、今後夏休みに自分の家の中で学習する時は、そういうタイプの子は大丈夫かなと気がかりになります。学習は、理解するだけで終わりなのではなく、自主的に取り組む力も必要です。

7月20日(水) その3

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 今日は、各教室において、学期末の様々な光景が見られました。学校だよりを始め、多くの配布物が配られていました。また、1学期に行ったテストやプリント、作品類などが返却されていました。
 また、夏休みの生活についてのプリントには、健康・安全にかかわるきまりが明記されています。それぞれの学年に合わせて、担任の先生が夏休みの過ごし方について説明を加えながら話をしていました。
 さらに、夏休みの宿題についても、各教室で指導がありました。漢字や計算の復習の他に、読書や自由研究などの長い休みならではの宿題が出されています。どの学年も、大きな封筒に宿題の一覧が明示され、まとめて入れて持ち帰るように指導しています。(写真上)
 1年生の宿題もたくさんありました。夏休み用のワークブックやアサガオの観察カード、絵日記、読書カード、鍵盤ハーモニカの練習、自由研究…と、盛りだくさんです。どの課題も、毎日少しずつ取り組むことに意義があります。まずは、決まった時間に学習に取り組む習慣がつくように、家庭で見守ってあげる必要があります。次第にだらだらと、いい加減になってくるのは誰もが経験することです。大人の目と言葉がけがなければ取り組めないという子がほとんどではないでしょうか。
 3〜5年生は、リコーダーの練習が夏休みの課題に含まれています。また、5,6年生は、家庭科の調理実践カードが課題に入っています。5年生はゆでる調理、6年生は炒める調理を1学期に習っています。ぜひ家庭で実践する場を与え、学校での学びを家庭で生かす機会として挑戦させてあげてください。
 4年生は、昨日と今日、算数の時間に「そろばん」の学習をしていました。(写真中)3年生の3学期に初めてそろばんの学習がありました。その時も2時間扱いの学習でしたが、4年生でも同様です。そろばんによる大きな数の表し方や、小数のたし算ひき算について学習するのが4年生の内容です。しかし、4か月前の3月に初めて触ったそろばんについて、復習をするだけで多くの時間が割かれてしまいます。指導時数が少ないだけに、そろばんが難しいものというイメージをもつのではないかと心配になります。
 聞いてみると、クラスには何人かずつそろばんを習っている子がいました。中には、3歳の頃から習っているという子もいました。きっと将来、そろばんを習っていたことが役立つことでしょう。(今も役立っているのでは?)私も2年生の頃、そろばんを習い始めました。2か月半ほどでやめてしまいましたが、教員になってそろばんの指導に役立てることができました。(昔はもっと指導時数がたくさんあったのです。)
 終業式の日に欠かせない光景として、通知表を担任の先生から受け取る場面があります。学年が上がるほど、名前を呼ばれて先生の前に立つ子どもの表情は神妙です。一方、1年生にとっては、小学校で初めてもらう通知表です。担任の先生から、「〜をがんばったね。」「毎日、あいさつが立派でした。」「元気に外遊びをしていましたね。」と声をかけられながら通知表を受け取っていました。中には、「ありがとうございます。」と、きちんと先生にあいさつをしていた子も見られました。(写真下)
 その他に校内では、お楽しみ会を行っていたクラスや、みんなで大掃除をがんばっていたクラスが見られました。5校時が終わり、たくさんの荷物を用意して、机の中が空っぽなのを確かめた時、「いよいよ明日から夏休みが始まるぞ」という思いがもてたようでした。さあ、どんな夏の思い出が待っていることでしょう。

7月20日(水) その2

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 始業式では、最後に校歌斉唱を行いました。Zoomを使って校歌を歌うので、CDデッキから伴奏(歌入り)を流し、音楽専科の先生が画面に向かって指揮をしました。各教室では、十分な換気をしたうえで歌うように伝えてあります。当初は校庭で行う予定でした。全校の子ども達の歌声を聞くことができず、少し残念でした。(写真上)
 終業式の後、続いて生活指導主任の先生から、夏休みの生活についての話がありました。「交通事故」「命」「コロナ・マスク」の3枚のカードを手に持ちながら、夏休みの安全や健康についての話がありました。当初は、3枚目のカードを「タブレット」として用意していたようでしたが、ここ数日の感染拡大を考えて、「コロナ・マスク」に差し替えたようでした。(写真中)
 最後に、代表委員会の委員長から、ユニセフ募金の集計金額についての連絡がありました。今月、3日間にわたって行われた募金活動によって、50,650円もの金額が集まりました。代表委員会のユニセフ集会も含めて、全校児童への呼びかけが実を結んだと言えます。各家庭からもご協力をいただき、ありがとうございました。(写真下)

7月20日(水) その1

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 1学期の終業式がありました。熱中症への対応として、Zoomを使って行いました。水泳指導が昨日で終了したこともあり、プール納めと兼ねて話をしました。
・・・ちょうど1か月前から始まった水泳指導が、昨日の6年生の指導を最後に終わりになりました。残念ながら雨でプールに入ることができなかったり、逆に気温が高すぎて水泳が中止になったりすることもありました。しかしそのような中、1年生から3年生は、今年になって初めて学校のプールに入ることができました。学校の大きなプールで、初めて水の中でもぐったり、体を浮かせることができたりした子がたくさんいたようです。本来の年であれば、夏休み中にも水泳指導があり、さらに9月の初めまでプールに入っていました。また、どれだけ泳げるようになったかを測定する泳力検定も3年前までは行われていました。来年はコロナが完全に収まり、いつも通りに水泳指導ができると良いですね。ということで、今日をもって旭町小学校の今年度のプール納めとします。水の事故がなく、安全に水泳指導をすることができました。
 さて、4月6日からスタートした1学期の学校生活が、今日で終業式を迎えることになりました。今日は、各教室で担任の先生から1学期の通知表「あゆみ」をもらいます。この3か月半の学校生活での成果(できるようになったこと・がんばったこと)をしっかり確認するとともに、2学期に向けての課題(これからがんばらなければならないこと)をはっきりとさせておくことが大切です。
 明日から42日間の長い夏休みに入ります。9月になり、2学期の始業式を迎えた時に、「楽しく充実した夏休みだったなぁ」とか、「よし、2学期もがんばるぞ」という気持ちで会えるようにしたいですね。そのためには、規則正しい生活を心がけることや計画に沿って毎日少しずつ学習をすること、そして夏休みならではの宿題(自由研究や読書など)に進んで取り組むことが大切です。さらに、お手伝いをたくさんすることも欠かせません。
 こうして考えてみると、長い夏休みにたくさんやるべきことがありますね。でも、そんな夏休みも、まずは健康な体がなければ、全てが楽しい思い出として残ることはありません。今月に入り、猛烈な暑さや大雨の被害が日本の各地で起こっています。また、新型コロナウイルス感染症にかかる人が急激にまた増えてきました。熱中症への対策とともに、感染症対応についても引き続き十分に気をつけていかなければなりません。自分自身の健康と安全に留意して、夏休みが楽しい思い出となるようにしてください。そして、9月1日の始業式に、全員が健康で元気な姿でまた会えるようにしましょう。・・・
 続いて児童代表の言葉として、2年生の子が発表しました。1学期に漢字をきれいに書くことをがんばったそうです。とめ、はね、はらいに気をつけて練習し、先生からたくさん花丸がもらえてうれしかったことを話していました。また、2学期には、漢字テストや計算にもがんばっていきたいと発表していました。(写真)

7月19日(火)

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 1校時から3校時にかけて、低・中・高学年の順でセーフティ教室がありました。夏休み前の安全指導を行う時期に、警察や外部講師の方々から指導をしていただくことで、子ども達の意識を高めることができました。
 低学年と中学年には、光が丘警察のスクールサポーターのお二人から指導をしていただきました。低学年は、主に連れ去り被害に遭わないための指導内容でした。ロールプレイでは、知らない人に声をかけられた場合の対処法について、2人の児童が行いました。声をかけて近づいてこられたところで、「助けて〜」と言いながらその場から逃げました。警察の方々から後で話を聞くと、子どもはとっさ場合に大声が出せなかったり、防犯ブザーを持っていても鳴らすことができない場合が多いそうです。大人でも動転している時は同じかもしれません。しかし、せめて普段から大きな声が出せるようには指導しておきたいものです。
 中学年では、最初に情報モラルに関する指導をしていただきました。個人情報をインターネット上に載せないこと、ネット上で会話しただけの人を信用しないこと、ラインやメール、チャットでのいじめや悪口の書き込みをしないこと、スマホやオンラインゲームの依存症にならないようにすることなど、高学年に指導する内容を3,4年生に話してもらいました。ここ数年で、SNSでのトラブルはどんどん低年齢化しています。多くの子ども達が、不特定多数のつながりがもてる環境下に入りつつあります。また、後半は、万引き犯罪の防止についての指導もありました。
 中休みの時間帯には、保護者向けの意見交換会がありました。光が丘警察のお二人と、駐在所のお巡りさんにも入っていただき、12名の保護者の皆様と情報交流を行いました。(写真上)
 万引きについては、日頃から子どもの持ち物に気をつけて見守る必要があるという話がありました。また、スマホを持たせる場合のルールづくりとフィルタリングをかけること、さらには使用状況が保護者に見えるようにしておくことの大切さについて話していただきました。
 3校時のセーフティ教室は、今年度練馬区で契約している会社から派遣された方を講師として、5,6年生に授業をしていただきました。最初に、「ネットは世界最大の町(国)」という話がありました。世界にいる人のうち、52憶人がインターネットを使っているそうです。それだけネット上にはたくさんのユーザーがいるということを理解して使用する必要があります。友達だけに送った写真なのに…というつもりが、いつの間にか世界中に拡散していて取り返しがつかないということにもなりかねません。(「デジタル・タトゥー」という言葉もあるそうです。)
 また、ラインでのメッセージの誤解例についても紹介してもらいました。「今日、遊びに行くね。」という書き込みに、「えっ、おまえ、なんで来るの」と返した場合に、どうとらえられるかを考えました。「なんで来るんだよ」と否定的な言葉とも取れますが、あるいは「何を使って来るの?」という交通手段を聞いている言葉とも受け取れます。そこに誤解が生ずるというわけです。
 情報モラルに関する内容は、学校で機会があるごとに指導しています。しかし、実際に機器を操作するのは家庭内です。保護者の方々の見守りが欠かせません。
 3年生の理科「ゴムや風の力」の学習における、ゴムの力を確かめる実験については、今月の初めに紹介しました。2組では、同じ実験セットを使い、今度は風の力でどのようなはたらきがあるのかを調べていました。ゴムの力を調べた時の発射台が、風の力を受けるための帆を取り付ける部分に利用されていました。また、一定の風を送るために、理科室にある送風機を使って実験をしていました。風の強さを切り替えることができるようになっています。風が弱い場合と強くした時とで、どのように車の動き方が変わるのかを調べました。(写真中)
 1年1組で、「東京マイ・タイムライン」という冊子を使った安全指導が行われていました。毎年、東京都から全ての小学1・4年生に送付されている冊子です。最近、日本の各地で突然の豪雨や線状降水帯に関するニュースが続いています。連休中の土曜日にも、都内で集中豪雨がありました。
 このマイ・タイムラインは、東京都防災ホームページからも同じものを見ることができます。風水害からの避難に必要な知識を習得するとともに、家族で話し合ってマイ・タイムラインシートを作成することによって、適切な避難行動を事前に整理できるようにしています。また、低学年用の冊子にはシールがついていて、1年生の子ども達にも楽しみながら学べるようになっていました。(写真下)
 学校で指導するのは、どんな風水害があるのかという程度です。後は各家庭に持ち帰りますので、家族で話し合ってマイ・タイムラインを作成していただくことになります。いざという場合の避難場所や、がけ崩れや河川の氾濫の危険性がある場所などをご確認ください。1年生は、2組も明日指導する予定です。4年生は、2学期以降の学習として使用してから持ち帰らせます。

7月15日(金)

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 4年2組の教室で、「このままにしていたら」という資料を使った道徳の授業が行われていました。規則の尊重に関する内容です。(写真上)
 自然観察園に友達と3人でザリガニ釣りに行った時の話です。風が吹いてきて、ビニール袋が飛んで行ってしまいました。男の子は、「まあ、いいや。」とそのままにしていたところ、1人の友達がそのビニール袋で滑って転び、それをきっかけにもう一人の友達も川辺のごみ拾いをし始めました。2人の様子を見ていると、ますます「そのビニール袋は、ぼくのだ。」と言いにくくなってしまいました。男の子は、あわてて近くの空き缶を一緒に拾い始めました。・・・というお話です。
 これこそ、小学生の子ども達によくある話ではないでしょうか。遠足や社会科見学に行った際、お弁当を食べた後に必ず先生達が落ちていたごみを見せながら指導をします。サランラップや箸の袋など、「みんなが食べていたところに落ちていたよ。」と話しても、一向に落とし主は現れません。移動教室に行った時も、宿舎で配られる弁当のごみが、昼食後にたくさん落ちている場合があります。風が吹いてきてビニール袋が飛ばされた時に、すぐに走って取りに行く子は少なく、たいていは先生が声をかけなければ取りに行きません。ごみのポイ捨てはいけないとか、地球環境を…などという言葉は何度も口にしながら、実践が伴わないのが現実です。
 しかし、それは子どもだけではありません。夏休みに家族で出かける機会によく見てきてください。海や山の観光地には、たくさんのごみが落ちています。また、車に乗っていると、道路の中央分離帯に、なぜか数えきれないほどのごみがあることに気がつきます。私のような年代に対する、当時の不十分な道徳教育の結果と言えます。
 道徳が教科化され、全国でしっかりと指導されるようになりました。また、理科や社会科、総合の学習などで、環境問題を扱う単元が増えてきました。さらには、SDGsに関する指導も取り上げられるようになりました。現在の子ども達が大人になる頃には、今よりもきれいな日本であってほしいと思います。
 続いて、もう一つ道徳の話題です。2年2組では、「がんばれアヌーラ」という資料を使った生命尊重の授業が行われていました。教科書には、3頭の象が寄り添っている絵が載っています。(写真中)
 ある動物園で飼育されている象のアヌーラは、重い病気で今にも倒れそうになっていました。獣医さんや飼育員さんが一生懸命看病しますが、なかなかよくなりません。病気になった象は、一度倒れてしまうともう立ち上がれなくなり、命を落としてしまうそうです。みんなが心配していた時、同じ象の仲間であるガチャコとタカコが、アヌーラが倒れないように体を支えて寄り添ってあげていました。それも、アヌーラが元気になるまでの3週間もの間ずっとでした。また、アヌーラは、2頭のぞうに助けてもらっただけでなく、飼育員さんの看護や全国から届いた励ましの手紙など、様々な支えで元気を取り戻しました。
 道徳の授業の後半では、資料の内容から自分の生活に振り返って考えさせます。「命の大切さは、どういうところから分かりますか」という問いに対して、病気やけがをして手当てをしてもらった時のことや、火事や交通事故のニュースを見た時のことなどを発表していました。
 なお、このお話は、多摩動物公園で本当にあったお話です。「ともだちをたすけたゾウたち」という絵本としても紹介されています。
 1年2組の教室で、算数の学期末テストが行われていました。1学期に算数で習った内容はいくつかありましたが、10までのたし算とひき算が一番メインの学習となりました。
 今まで計算カードを使って、たし算とひき算を繰り返し練習してきました。まだすぐに答えが出てこない子が多く、両手を使って指を折りながら答えを出す子がほとんどです。(写真下)
 夏休み中に、時々計算カードを使って練習しておくことをお勧めします。2学期には、繰り上がりや繰り下がりのある計算に発展します。そのためにも、今のうちに一桁の計算が暗算で出てくるようにしておくことが大切です。

7月14日(木)

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 1年生は、国語の時間に「はをへ をつかおう」という学習をしています。1年生の国語における最初の壁とも言える「助詞の使い方」の学習です。1年生は、ひらがなの学習が終わり、プリントやノートに短い文章を書き始めるようになってきました。文章を書く上で、1年生が最も間違えやすいのが「〜は」「〜を」「〜へ」という助詞の使い方です。
 教科書には、緑色の大きなワニの絵が載っていて、リズムの良い唱え歌が書いてあります。「かわに、わにが すんで いた。わには、かわから かおを だし、どこへ いこうか、かんがえた。わには、きしべに ねころぶと、なにを しようか、かんがえた。」・・・「は」と書いて「WA」と読んだり、「へ」と書いて「E」と読んだりする場合があること、さらに「お」と「を」の違いをワニの例文から学んでいきます。(写真上)
 子どもからすると、なぜ「は」と書いてあるのに「WA」と読まなければならないのか、大きな疑問のはずです。しかし、言葉と言葉をつなぐ時の「は」は、「は」と書いて「WA」と読む…としか言いようがありません。日本語がそういうルールになっているため、理屈ではなく使えるように覚えていくしかありません。
 きっと、夏休み中の絵日記やアサガオの観察記録を書く時などに、助詞の使い方を間違えることがあると思います。一つ一つ教えてあげて、正しく使えるように見てあげることが重要です。そうしながら自然に身についていくものです。また、声に出して読書をさせるのも効果的です。多くの文章を読むことから、正しい文法を獲得することにつながります。1年生の読書の様子を見ていると、絵を見るだけでページをめくっている子がいます。時間がかかっても、文字を読むことに重点を置いて読書ができるようにさせていくことが大切です。
 夏休みまで、登校日数はあと3日・・・夏休みの計画を立てる時期になりました。各教室では、学年ごとに出される夏休みの課題についての指導が始まっています。
 全学年に共通の宿題として、「自由研究」があります。長い休みを利用して行う、夏休みの定番中の定番の宿題です。昔から、日本全国どこの小学校にも必ずあったのではないでしょうか。
 「自由」という言葉があるので、なんとなく楽しそうでワクワクします。あれもやりたい、これもやってみたい…と、夏休みに入る前は誰もが思うものです。ところが、いざ夏休みに入ると、なかなか取りかかることができなくなるというのが自由研究です。(私も大いに経験ありです。)そこで、ある程度何を自由研究として行いたいのか、あらかじめ計画をもたせておくことが重要です。
 4年2組では、自由研究のヒントカードを参考に、計画を立てさせていました。(写真中)3〜6年生の理科の教科書には、自由研究についてのコラムが載っていて、学年に応じた研究のまとめ方についてのヒントが書いてあります。
 学校で出している自由研究の課題は、理科の内容にかかわることだけではありません。工作や絵画などの図工に関するものや、社会科に関する調べ学習、裁縫や調理などの家庭科に関するものなど、あららゆる教科で自由研究を行うことができます。また、家族で出かけた旅行をまとめた旅行記なども、楽しく思い出深い自由研究になります。自由研究は、親子で取り組むことも可です。(なるべく子どもにやらせてあげましょう。)9月にクラスごとに発表し、展示することになります。
 3,4校時に、2年生が生活科の学習として町探検に出かけました。自分たちの住む地域を歩いて回り、どこにどんなお店や施設があるのかを調べてきました。学校を出て上練馬公園の坂を下ったところに、自転車屋さんがあります。自転車屋さんといっても、スポーツ用自転車の販売店で、モトクロス用の自転車を主に扱っているお店でした。かっこいい自転車がたくさん置いてあるので、子ども達もよく知っていたようです。お店で一番高い190万円の自転車を見せてもらいました。車が買える値段の自転車は、どんな乗り心地なのでしょうか。(写真下)
 その後、同じバス通り沿いにあるコンビニエンスストアとネジ屋さんに行きました。ネジの専門店があるというのは、ご存知だったでしょうか。外から店内を見せてもらっただけでしたが、たくさんの箱が棚に並べられていて、様々なタイプのネジを扱うお店のようでした。
 次に見学したのは、妙安寺です。日蓮宗の寺院で、木々に囲まれた石畳を歩いて本堂の方まで見学させていただきました。練馬の名木に指定されている大きなケヤキの木もありました。
 最後に向かったのが、北地区区民館です。子ども達の中には、様々なイベントを通じて何度か来たことがある子がいたようです。館長さんの話を聞いてから、クラスごとに中を案内していただきました。2階には、広い会議室や調理室、図書室などがありました。また、1階には和室がたくさんあり、主にお年寄りの方々の交流の場として使われています。今年から区民館だよりをホームぺーに掲載しているので、参考にしてみてください。夏休み中にも様々な催しがあるようです。
 旭町の学区には、まだまだ子ども達の知らない施設や場所がたくさんあります。実際に外に出て学ぶことができるのは、とても楽しいものです。私自身もいろいろな発見がありました。190万円の自転車を見たことは、しばらく自慢できそうです。

7月13日(水)

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 1年2組では、国語の時間に「おおきな かぶ」の学習をしていました。1年生で学習する物語教材として、昔から教科書によく掲載されてきているお話です。また、現在全国の学校で使われているほとんどの国語の教科書に採用されているのではないでしょうか。
 「おおきな かぶ」の絵本は、様々な出版社から何種類かが出ています。1年生が使っている教科書のさし絵は、一番よく目にする福音館書店の絵本で使われている絵です。まず、おじいさんやおばあさんが出てきますが、ちょっと異国風の顔つき・服装です。それもそのはず、このお話の原作は、ロシアの民話です。「うんとこしょ どっこいしょ」という、カブを引き抜くかけ声の繰り返しが楽しいお話で、日本語への訳し方も成功してロングヒットを続けているのではないかと思います。
 おじいさんがカブの種をまくと、いきなり大きなカブができるところにまず驚かされます。そして、おじいさんがおばあさんを呼び、おばあさんが孫を呼び、さらに犬、猫、ねずみと、だんだん小さな動物になっていくのも楽しいところです。さらに、最後のねずみが加わったところで、やっとカブが抜けてしまうのですから…。
 1年生では、グループで役割分担を決めて、音読発表会をしたり劇遊びをしたりして楽しみます。誰が何の役になりたいかを話し合っていましたが、なかなか決まらない様子でした。(写真上)
 2年生は、算数の時間に「時計を生活に生かそう」という「時刻と時間」の学習をしています。時計の学習では、1年生までに何時何分という時刻の読み方について習ってきました。時刻は、時の流れの中の各瞬間(1点)を指しています。一方の時間は、時刻のある点からある点までの経過の長さを示すものです。しかし、そんな理屈っぽいことを2年生の子ども達に説明しても分かりません。1分間、2分間、あるいは1時間…というように、時の長さを表すのが「時間」であるとして、身近な生活の中から考えさせていきます。(写真中)
 また、2年生のこの単元では、「1時間=60分」「1日=24時間」ということについても学習します。そして、3年生の1学期に「時刻と時間」の学習がもう一度あり、時間の求め方についてさらに詳しく学習をしていきます。
 ところで、日常的には「時刻」よりも「時間」という言葉を使うことの方が多く、さらに間違えて使われている場合があります。「朝会が始まる時間は、8時20分です。」…正しくは、「朝会が始まる『時刻』は…」と言わなければなりません。時刻を時間と置き換えても、なんとなく通じてしまうところがあるのが原因です。よくよく考えてみると、ほとんどの時刻を時間という言葉に置き換えて使っている気がします。
 5年2組の教室では、家庭科の裁縫の実習として、フェルトで作る小銭入れの製作をしていました。フェルト生地を折り、針と糸で縫い合わせていきます。その際、縫い始めや縫い終わりを布の裏側から行い、玉結びや玉止めが隠れるようにするという細かな技法も盛り込まれていました。また、ふたの部分は、先日習ったボタン付けを生かして取り付けていました。(写真下)
 5年生が初めて裁縫道具を使い始めて、まだ1か月ほどしか経っていません。しかし、子ども達の技能も意欲も確実に上がってきています。夏休みの自由研究として、家庭科作品に挑戦してみるのも良さそうです。

7月12日(火)

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 1校時に、2年生がトウモロコシの皮むき体験を行いました。朝採れの新鮮なトウモロコシが、大きなかごにいっぱい入り、給食室から届きました。
 栄養士さんが2年生の教室を回り、まずはトウモロコシについての話をしてもらいました。今日のトウモロコシは、練馬区の立野の農家で収穫されたものです。子ども達に見せるために、畑に植わっていたトウモロコシの苗を、根こそぎ見本としていただきました。根元からてっぺんの花(雄花)まで、2m以上もあるトウモロコシの全体像を見て、子ども達はびっくりしていました。そして、そのトウモロコシの茎の真ん中には、丸々と太った大きな実がしっかりとついていました。畑でトウモロコシがどのようにしてなっているか、実際に見たことがある子は少ないでしょう。
 トウモロコシの皮むきは、家でもやったことがあると言っていた子がたくさんいました。外側の皮をむくだけでなく、たくさんついている「ひげ」も全部きれいに取らなければなりません。中学校の分も含めて、全校分のトウモロコシを2年生みんなででがんばってむき終わりました。今日の給食では、ゆでトウモロコシとして味わいました。とても甘くておいしかったです。(写真上)
 スーパーでも、トウモロコシは皮つきで売られています。今が旬のトウモロコシを、家庭でもぜひ味わってみてください。昔は鍋でトウモロコシをゆでたものですが、最近は電子レンジを使うのが主流です。薄皮を残してラップでくるみ、電子レンジで加熱します。栄養価が逃げずに、おいしく調理することができます。
 5年生は、国語の時間に「カレーライス」という物語を学習しています。しかし、今回は物語教材としてではなく、昨日の6年生の「森へ」と同じく、読書教材として扱われています。
 5年生では、「作家で広げるわたしたちの読書」として、自分の好きな作家の本に注目して読書を広げようという内容になっています。そこで扱われている作家の一人が重松 清で、その代表作として「カレーライス」の全文が掲載されています。(写真中)
 5年生の教科書には、かなり昔から扱われてきた物語です。「僕は悪くない――。」父親に絶対に謝らないことを宣言する男の子の言葉で物語が始まります。読み進めていくうちに、「あるある、よくある、こういうこと…」と誰もが思うことでしょう。親子げんかの原因は様々にありますが、たいていは「自分も悪いけれど、相手の方が悪いから謝りたくない」ということになるものです。
 長引く父親と男の子とのけんかでしたが、2人で作るカレーライスが仲直りのきっかけとなります。結局、謝ることはできなかったものの、カレー作りを通して気まずくなった関係を修復することができました。中辛のルウを取り出したのを見て、「おまえ、もう『中辛』なのか。」という父親の言葉が、とてもうれしそうに感じられます。誰しもが経験する、親に素直になれない子どもの頃の一時期をうまく描いた物語です。今、5年生の子ども達は、ちょうどこういう年頃でしょうか・・・まだでしょうか。素直になれない自分の子どもを見て、本当は親として喜ばしいことなのでしょうが、実際は親としてムカムカしてばかりですよね。私からしたら、そういう頃がとても懐かしく思え、そして今から考えれば、家族として一番楽しい時だった…という記憶しか残っていません。
 3年2組の子ども達が、校庭西側の畑の観察にやって来ました。理科の時間に育ててきたホウセンカの花を観察していました。赤やピンクの花が咲き始めています。また、子ども達の手前には、ヒマワリが大きくなってきました。ヒマワリは、中心につぼみらしきものが見え始めてきましたが、花が咲くのは夏休み中になりそうです。(写真下)
 5月に種をまきましたが、桜の木の陰になるところなので、日当たりが影響したのかもしれません。2学期には、たくさんの種がついている様子を観察することになりそうです。休み中に、学年の先生方から花が咲いているところの写真を撮っておいてもらうことにしましょう。
 昨日から、旭町小の周りでもセミの声が聞こえてくるようになりました。一学期も、残すところあと1週間です。

7月11日(月) その2

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 6年生は、国語の時間に「森へ」という紀行文の学習をしています。国語の教科書には、長期休業前に読書生活を豊かにするための教材が配置されています。6年生にとっては、その一つが「森へ」となっています。
 この文章は、星野道夫さんが南アラスカからカナダにかけて広がる原生林に旅行したときに見聞したことが記されています。星野道夫さんがカヤックに乗って原生林に近づき、原生林に足を踏み入れた時の出来事や感想が、生き生きとした文章表現で書かれています。また、星野さんは写真家でもあったので、大自然のすばらしい写真がところどころに掲載されています。きっと子ども達は、まずこれらの美しい写真に目が行ったことでしょう。
 また、文章の表現がまたすばらしく、大自然の中に筆者が入り込み、直接見たり聞いたりした体験が、すてきな描写で文章化されています。その表現のおもしろさを見つけたり、擬人化や比喩表現の使い方などを読み味わうのも、学習の進め方の一つになります。1組では、星野さんのいる森の様子を読み取り、心に残った文章表現を見つけて友達と交流するという取り組みを行っていました。(写真上)
 この紀行文の後半に、苔むした森の中を歩く様子が書かれた場面があります。倒木に落ちた種が芽を出し、新たな生命が育まれていく様子が、美しい写真とともに書かれています。3年前の夏に、青森県の奥入瀬渓流を歩いた時に、この紀行文の一節が頭に浮かびました。「森へ」には、他にも珍しい動物との出会いなども書かれていますが、日本の山や海、湖でも、十分に出会えるすばらしい自然がたくさんあるのだろうなと思います。
 校庭の東側にある藤棚に、きれいなフジの花が咲いています。ジャングルジムのてっぺんまで上がると、藤棚の上の方にたくさん咲いている様子がよく分かります。(写真中)
 通常、フジの花は、4月の連休前に満開になります。真夏のこの時期は、つるを伸ばすだけで、花を見ることはできません。このように、時季外れに咲くことを「返り咲き」あるいは「狂い咲き」と呼んでいます。一時的に涼しくなったのを、冬と間違えて返り咲きする植物があるようですが、このフジの場合はそうではないようです。春に一度咲き終わった後、用務主事さんが剪定をしてくれていました。その刺激を受けて、伸びてきたつるの先に花芽がついたのだと思われます。それだけ株の勢いが良く、成長が著しいという証拠です。
 返り咲きをしたフジは、来年もさらに花付きが良くなると言われているので、今後も楽しみです。今まであまり手入れをしてこなかった藤棚だっただけに、手をかけるとこんなに違うものかとも思いました。
 6年生は、理科の時間に「植物の成長と水の関わり」の学習をしています。根や茎、葉には水の通り道があることや、根から吸い上げられた水が、おもに葉から蒸散されていることなどを実験を通じて調べていく学習単元です。
 今日は、1組が校庭にある植物を使って実験をしていました。朝のうちに、葉っぱがたくさんついたミズキの枝と、葉を全て取り除いた枝のそれぞれに、ビニール袋をかぶせておきました。4校時に結果を見に行くと・・・葉をたくさんつけた方のビニール袋内には、たくさんの水滴(水蒸気)がついていることが分かりました。一方、葉を取り除いてしまったビニール内には、ほとんど水滴がついていませんでした。実験から、根から吸い上げた水は、植物の葉から水が蒸散しているということが分かりました。
 では、葉っぱのどこにそのような水分の出口があるのでしょうか? それを調べるためには、顕微鏡を使って葉のつくりを調べてみる必要がありそうです。(次回の実験に続く…)

7月11日(月) その1

 今日の全校朝会も、Zoomを使って行いました。「心の発達のために」という話を、紙芝居形式で絵を見せながら話しました。
・・・最初にみなさんに質問をします。人間の心は、体の中のどこにあるでしょう? 自分の体のどこに心があるか、手を当ててみてください。胸の辺りに手を当てている人や頭に手を当てている人など、いろいろですね。5年生は、保健の授業で「心の発達」について学習したばかりですから、高学年の子は知っていますよね。人間の心は頭の中、正確に言うと「脳の中」にあります。人は、心の中でいろいろなことを思ったり、考えたりしています。「もうすぐ夏休みだから楽しみだな」という気持ちも、あるいは「今週は1学期のまとめのテストがあるからがんばろう」と思うことも、全て自分の頭の中の脳で行われています。そして、それが人の心の働きなのです。
 人間の心は、感情や社会性、思考力など、様々な働きがかかわり合ってできています。「感情」は、「うれしい」とか「悲しい」、「きれいだな」と感じる心です。「社会性」は、友達と仲よくしたり、他の人のことを思いやったりする心を言います。「思考力」は、物事に対して筋道を立てて考える力を言います。例えば、「池の中ですばしっこく泳いでいるメダカをつかまえるためには、どうしたらいいかな」と考えたり、忘れ物をしないようにするための方法を考えたりするのが思考力です。
 みなさんの心は、1年生から2年生、そして3年生と、学年が上がるにつれて日々発達してきています。体が大きく成長してくるだけでなく、心も成長しています。例えばこんな例があります。A君は、低学年の時にいやなことがあると、すぐに泣いていました。ところが今では、きちんと自分から先生に話をして解決するようになりました。また、Bさんは、低学年の時に自分の好きなことしかせずに、嫌いな勉強は全くやろうとしませんでした。ところが今では、苦手な学習にもがんばろうと取り組むようになりました。もちろん、一人一人、心の発達のスピードは違います。何か気に入らないことがあるとすぐに怒ったり、いらいらしたりしている子も、大人になるまでに少しずつ心が発達していきます。
 では、どのようなことをしたら人の心は成長するのでしょうか? 勉強をしたり読書をしたりすることで、思考力が高まります。ルールを守って遊びや運動をすること、そして当番の仕事に取り組むことから、社会性が身につきます。さらに、いろいろな友達とかかわりをもつことで、感情が豊かになっていきます。・・・結局これら全ての活動は、学校生活の中で行われていることです。学校でいろいろな勉強をしたり、係の仕事があったり、休み時間に友達と遊んだり、そしてまたある時は先生に叱られたり・・・それら全てが心の発達に欠かせないことであると言えます。大人の心に近づいていくために学校生活があります。それだけに、学校に登校してくるということは、とても大切なことなのです。・・・
 続いて、バトミントンの区大会で3位に入賞した子の表彰を行いました。

7月9日(土)

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 第二土曜学校公開がありました。先月に続き、今回も3つのグループに分けて、1時間ずつ分散型の参観としました。全国的にまた感染者数が増えてきたため、9月以降の公開の仕方については現在未定です。いつも通りの学校公開に戻るのは、いつになるのでしょうか。「いつも通り」と言うのは、どの時間でも自由に参観することができます。また、隣りのクラスや他の学年の授業の様子を見ることができます。また、ご家族で参観することも可能です。さらに、地域の方々や来年度入学予定の保護者の方にも学校の様子を見ていただきます。3年前までは、そのような学校公開でした。
 1校時が始まる頃に1年1組に行くと、出席をとっていました。一人ずつ名前が呼ばれ、元気よく「はい!」という返事が聞こえました。昨年の道徳授業地区公開講座の際に来ていただいた講師の先生が、この健康観察の大切さを繰り返し話されていたことを思い出します。担任が一人ずつ呼名し、子どもが元気よく返事をする・・・何気ないことではありますが、一日の学習を始めるための先生と子どもの関係づくりでもあるのです。さらに、先生と子どもの目が合い、信頼が生まれます。
 1年生は、どちらのクラスも国語と算数、音楽の授業がありました。4月に入学して3か月が経ちました。今日の授業を通じて、毎日たくさんの学習を一つ一つていねいに積み上げてきた成果を感じることができたでしょうか。座り方や話を聞く姿勢、先生の指示で活動する様子…教室の後ろにいても、日々の学校での姿がなんとなく分かったのではないかと思います。(写真上)
 2年1組は、生活科の時間に「こん虫はかせになろう」という学習をしていました。タブレットを使って、夏に見られる虫を調べ、まとめていく学習です。2年生にも分かりやすいサイトを使い、自分が選んだ虫の生態を調べていました。タブレットの画面を見ると、漢字には全て読み仮名がふられていました。本の資料を使うことに比べると、タブレットは資料を探すのが圧倒的に楽になります。ただし、そこから自分なりにどうまとめていくかが重要です。(写真中)
 また、実物に触れることが生活科の一番のねらいです。ちょうど今日の中休みに、校庭西側の草むらで、コオロギの赤ちゃんを見つけた子がいました。旭町小には、雑草を残してある場所があちこちにあるので、探せばいろいろな虫を見つけることができます。また、光が丘公園というすばらしい虫たちの宝庫が、学校のすぐ近くにあります。
 3年生は、理科の時間に「音のふしぎ」について学習をしていました。「物から音が出たり伝わったりするときには、物が震えているということ」、「音の大きさが変わるときには、物の震え方が変わるということ」などを実験を通じて確かめる学習です。「音」と言えば、音楽です。今日は音楽室から様々な楽器を借りてきて、音が出る様子を目で見たり手を当てて調べたりしていました。(写真下)
 3年生の音の学習は、学習指導要領改訂で2年前から新しく入ってきた単元です。実は、20年前までは小学校の理科の教科書に音の学習がありました。その後、音の学習は中学校で指導することになり、しばらく小学校の教科書からなくなっていました。ですから、私のような経験年数の長い教員にとっては、とても懐かしい学習内容なのです。

7月8日(金)

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 毎朝、1年生が育てているアサガオに、たくさんの花が見られます。アサガオは、一日花です。その日に咲き終わっても、翌日にまた新たな花が咲いていくため、「明日もさわやかに」という前向きなイメージの花言葉がつけられています。また、つるが伸びて絡みついていくことから、「結束」や「愛情の絆」というすてきな花言葉もあります。
 一人一人の顔や性格が違うように、アサガオの花色も実に様々です。赤や青、紫色、薄いブルーや淡いピンクの花色もあります。また、花びらの縁が白い「覆輪(ふくりん)」の品種も見られます。(写真上)
 園芸店に行くと、他にも変わり咲きのアサガオをたくさん見ることができます。花色が斑模様になっているものやキキョウ咲きのアサガオ、中には花びらが糸のように垂れて咲く、変わり咲きのアサガオもあります。これらの多くは、江戸時代を中心に日本で品種改良されたものがほとんどです。
 アサガオの歴史は古く、奈良時代の頃に中国から持ち込まれたと言われています。最初は薬草として使われていました。そして、江戸時代に何度かアサガオのブームが訪れました。江戸時代の人々は、とても花好きでした。(そういう意味では、私は江戸時代向きの人間です。)競い合うように品種改良を重ねて、珍しい咲き方や変わった花色のアサガオを生み出していきました。江戸時代の人達は、他の植物にもいろいろなマニアが存在したようです。日本サクラ草や菊など、江戸時代の人達の栽培熱は相当なものでした。(園芸の古書に記録が残っています。)
 さて、1年生のアサガオは、来週火曜日から家庭への持ち帰り期間になります。夏休みの宿題として、アサガオの観察が課されることになります。昔から、小学校1年生の夏休みの風物詩とも言える宿題です。置き場所は、一日中陽の当たるところよりも、午前中あるいは数時間陽が当たる程度のところで大丈夫です。アサガオは、水切れしやすいので十分に注意してください。毎朝、底から流れ出るまでたっぷり水やりが必要です。また、できれば午後3時以降にもう一回水やりをするようにしてください。上手に育てれば、夏休みの終わりまでずっと咲き続けます。元肥は入れてありますが、液体肥料がある場合は、ごく薄くして時々与えると良いです。
 5年生の社会科「水産業のさかんな地域」の学習では、教科書や資料集の写真やグラフから、多くのことを学び取っています。教科書には、たくさんのサンマが水揚げされている北海道でのサンマ漁の写真が載っていました。
 2組では、水産業の変化と課題についての学習をしていました。この40年あまりの生産量のグラフが、サンマと養殖ブリを比較して教科書に載っていました。サンマは、年によって生産量に大きな上がり下がりがあります。そして、特にこの10年近くは、生産量が一気に落ち込んでいることが分かりました。子ども達は、様々な理由を考えて発表していました。捕獲しすぎることからの水産資源の減少、海水温の上昇による漁場の変化、外国の大型船による日本への影響など、様々な理由が教科書にも示されていました。(写真中)
 確かに、毎年サンマの不漁が続いています。秋の魚と書いて「サンマ」ですが、最近はそのイメージが薄れつつあります。また、安くておいしいというサンマが、高級魚として扱われつつあるのが現状です。
 一方、養殖のブリの生産量を表すグラフは、40年間ほぼ横ばいです。養殖ですから、安定した生産量が確保できるということを表しています。最近は、マグロやタイ、ヒラメなどの多くの魚が養殖可能になってきました。特別な餌を与えて、その地方の特産品として魚を出荷する動きもあります。肉より魚派の私にとっては、大いに関心のある話題でした。
 2年生は、算数の時間に「水のかさのたんい」の学習をしています。長さ比べをした時に、cmやmの単位があったことから、水の量を比べる時にも「単位量」が必要であることを考えさせます。そして、デシリットル(dl)と、リットル(l)の単位を習います。また、「1リットル=10デシリットル」であることも学びました。
 2組では、実際に1リットルや1デシリットルますの容器を使って、いろいろな入れ物に入る水のかさを量り取っていました。正確に量ろうと、こぼさないように水を何度も慎重に移し替えていました。(写真下)
 ところで、小学校の算数では、「かさ」という言葉をよく使います。「入れ物に入る水の量」のことを「かさ」という言い方で表現しています。高学年になると「体積」や「容積」という言葉が出てきますが、低学年では「かさ」を使います。「水のかさは、どちらの入れ物に入っている方が多いですか?」・・・「かさ」ではなく「量」と言った方が分かりやすいと思うのですが、不思議です。

7月7日(木)

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 今日は、7月7日の七夕です。給食も、それに合わせた行事食となっていました。1年2組では、先生が絵本の読み聞かせをしていました。題名は、「おこだてませんように」(くすのき しげのり 作)でした。(写真上)
 「おっ!」と思い、教室に入って最後まで聞き入りました。実はこの絵本は、私のお気に入りの一冊なのです。以前、国語を専門とする知り合いの先生からプレゼントしていただいたことのある絵本です。(昨年度、読書旬間に合わせて子ども達にも紹介したことがあります。)
 「ぼくは いつもおこられる。家でも 学校でも おこられる。」というところから始まります。妹を泣かせてお母さんに怒られたり、友達とけんかをして先生に怒られたりしますが、それぞれにその子しか知らない事情があったのです。お母さんも先生も、その過程を知らずに怒っていました。
 7月7日、七夕様のお願いを短冊に書くことになりました。男の子は、一番のお願いを一生懸命考えました。小学校に入学してから教えてもらった平仮名で、一番のお願いを心を込めて書きました。短冊には、『おこだでませんように』と書きました。(「ま」の字が鏡文字になっています。)
 先生のところに持っていったら、先生はじっと短冊を見ていました。そして、先生は泣き出したのです。「せんせい・・・。おこってばっかりやったんやね。・・・ごめんね。よう かけたねえ。ほんまに ええ おねがいやねえ。」と言いました。男の子は、先生に褒められたことを喜びます。さっそく願いごとがかなったと思いました。
 家に帰ると、先生からお母さんに電話がありました。お母さんも、怒ってばかりいたことを反省し、男の子をぎゅっと抱きしめてあげました。・・・
 この絵本は、大人(子どもを育てている全ての家の人や学校の先生)に読んでもらいたいお話です。この絵本を読んだら、きっと目の前の子どもにもっともっと優しくなれるような気がします。
 4年2組の子ども達が、理科の時間に校庭〜中庭に出てきました。「季節と生き物(夏)」の学習として、学校で見られる植物や生き物の様子を調べる観察が目的だったようです。4年生の理科では、季節による気温の変化と、動植物の様子の変化とを関連付けて観察させていきます。
 中庭から校庭に抜ける一帯(東側の道路沿いの辺り)は、雑草がうっそうと生え茂った自然観察園になっています。子ども達が、足で草むらをかき分けながら、虫を探して歩いていました。カメムシやダンゴムシを見かけましたが、まだバッタ類はいなかったようです。(写真中)
 中庭の池の周りにも子ども達が集まっていました。やはり、池の中の生き物が気になるようでした。最近、中庭によくトンボが飛んでくるので、まだヤゴが池の中にいるのかもしれません。また、クロアゲハも最近よく見かけます。
 午前中に自転車で練馬駅近くまで出張に行きましたが、光が丘公園では、セミが声高らかに鳴き始めていました。来週あたりには、旭町小の周りもセミの大合唱になるのではないでしょうか。
 5,6校時に、6年生が部活動体験のために豊渓中学校に行ってきました。毎年6年生の子ども達にとって、中学校への進学の楽しみの一つとなるのが部活動です。あらかじめやってみたい部活動を決めておき、たっぷりと1時間、体験を楽しみました。
 今日は、中1と中2の生徒達が中心になり、6年生を優しく受け入れてくれました。今の6年生が4年生の頃の高学年だった子ども達が、すっかり中学生として立派な姿でリードしてくれました。(写真下)
 どの部活動も、生徒が自主的に準備をしたり活動を進めていました。小学校のように、先生が全て指示を出して授業をするのとは違います。小学校との違いとして、自分で考え自分で行動する力が必要であるということが分かりました。夏が過ぎると、6年生は来年度に向けた進路について考える時期になります。

7月6日(水)

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 4年生の音楽では、「エーデルワイス」の歌とリコーダーの練習を中心に授業が行われています。また、それに合わせて、「サウンド・オブ・ミュージック」の映画の一部を鑑賞しています。(写真上)
 「サウンド・オブ・ミュージック」は、1965年に公開されたジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画です。もともとは1959年にブロードウェイで初演されたミュージカル作品で、「ドレミの歌」や「エーデルワイス」などの多くの名曲が歌われていることで知られています。そしてそれらは、現在の小学校の音楽の授業に欠かせない曲にもなっています。
 「エーデルワイス」のリコーダー練習は、夏休みの課題にもなるようです。すらすらときれいに演奏できるように練習していきます。ちなみに、エーデルワイスとは、ヨーロッパの山岳地帯に生育する山野草の一種です。白い小さな花が咲くようです。4年生の音楽の教科書に、『サウンド・オブ・ミュージック』の写真とともに載っていました。
 ところで、今日1組が観ていた「サウンド・オブ・ミュージック」の映画の場面は、マリアが「私のお気に入り」という名曲を歌う場面でした。トラップ家の7人の子どもたちの家庭教師となったマリアは、子どもたちからいたずらの洗礼を受けます。しかし、怒らずにあえて感謝を述べるマリアに対して、子ども達は反省します。その夜、外は雷雨となり、雷をこわがる子どもたちがマリアの部屋へと集まってきます。マリアは子ども達に、「こわい時は好きなことを思い出せばいい」と語り、「私のお気に入り(MY FAVORITE THINGS)」を子どもたちに歌って聞かせます。こうして、マリアは子どもたちの心をつかみ、慕われるようになっていきます。
 この曲は、日本でもかなり有名な曲です。それは、テレビCMとして、JR東海の京都観光キャンペーンで長年使われてきているからです。私(自分)のお気に入りのソプラノ歌手である、ヘイリーやサラ・オレインもこの曲を歌っています。
 2年2組の教室で、「ぐみの木と小鳥」という教材を使った道徳の授業が行われていました。この教材は、ほとんどの教科書会社に掲載されているほど、低学年の道徳の名作の一つです。ぐみの木の実を食べにきた小鳥が、最近姿を見せないリスのことを聞き、ぐみの木の代わりに嵐の中でもリスの見舞いに行くという、心温まるお話です。ぐみの木からは、嵐がやんでからと言われるものの、いつまでもやまない嵐の中でじっと考えた小鳥は、リスのもとへ飛び立っていく…というところに「葛藤」場面があります。(写真中)
 ところで、このお話に出てくる「ぐみの木」をご存知でしょうか? サクランボを楕円形にした赤い実がなる木です。園芸店であまり売られていない樹木のようなので、目にしたことがある人は少ないでしょう。私が子どもの頃、家のすぐ近くにぐみの木がありました。6〜7月頃に赤い実がどっさいりつき、見るからにおいしそうでした。しかし、口にした覚えはありません。ぐみの実を食べると下痢をするから食べてはいけないと、親からきつく言われていたからです。ところが、そういうことを言っていた私の父が、ぐみの実をとってきて「ぐみ酒」を作っていることを知りました。焼酎漬けになっているぐみがとてもおいしそうに見えたものです。その後、父がそのぐみ酒を飲んだかどうかは定かではありません。
 1年1組の図工の授業で、絵の具セットの使い方の指導がありました。真新しい絵の具セットを初めて使い、色の塗り方の勉強をしました。
 絵の具セットは、これから小学校6年間の図工の時間において、ほとんどの作品づくりに使われる道具です。基本的な使い方や片づけの仕方まで、一つ一つていねいに指導を受けていました。水入れに入った水を、流しからこぼさないように運んでくるのも勉強です。また、パレットにチューブから絵の具を出し、水をつけた筆で少し溶いてから塗ることも勉強です。
 今日は、まず画用紙にクレヨンで大きな風船を5つ描きました。次に、赤や青、緑、黄色など、5色の風船の枠に、絵の具を使って色を塗っていきました。「水の含み具合によって、色の濃さが変わる」ということにも、実際にやってみることで少しずつ分かってきたようです。(写真下)

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学校行事
3/20
3/21 春分の日
3/22 給食終了
卒業式予行
3/23 修了式
3/24 卒業式

お知らせ

学校だより

保健だより

相談室だより

給食だより

献立表

証明書

行事予定表

学力向上を図るための全体計画

きまり・週時程

北地区区民館

南地区区民館

いじめ防止