音楽会があります。子ども達の歌声と合奏をお楽しみください。29日(金)…児童鑑賞日 30日(土)…保護者鑑賞日

9月2日(金)

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 5年生は、国語の時間に「からたちの花」の詩の学習を行っています。北原白秋の詩で、山田耕作が作曲した歌曲で有名です。私からすると、「からたちの花が咲いたよ。白い白い花が咲いたよ。」のところを見ただけで♪が浮かんできますが、これは昭和世代だからでしょうか。
 1組では、YouTubeの動画でソプラノ歌手の歌を子ども達に聞かせていました。(写真上)日本の代表的な歌曲なので、よくリサイタルで歌われています。ソプラノだけでなく、男性歌手が歌う場合もあります。作曲当初は、日本の代表的なテノールの藤原義江が歌って有名になりました。
 ところで、「からたち」とは、よく垣根などに使われている柑橘系の植物です。ミカンの木にとげがあるように、からたちの木にもとげがあります。それで、「からたちのとげはいたいよ。青い青い針のとげだよ。」という言葉が出てきます。
 5年生の各クラスでは、この詩から表現の工夫や気づいたことを話し合っていました。また、最後が「〜よ」と呼びかけの形で書いてあることや、繰り返しの言葉(白い白い、青い青い)が出てくることの効果についても考えました。
 他学年も、2学期の国語のスタートは、詩の学習から始まっています。3年生は、「わたしと小鳥とすずと」の詩を学習しています。この詩も歌曲として歌われていて、様々な作曲家のバージョンがあります。お薦めは、テノールの新垣勉さんが歌ったものです。
 実は・・・私が旭町小に担任としていた頃(平成19年)、新垣勉さんが来てくれたことがありました。体育館で、子ども達に歌とお話をしていただきました。新垣勉さんは、沖縄出身の盲目歌手です。生まれてすぐに目が見えなくなったことや、自分の声の才能を伸ばしてくれたきっかけなどを話していただきました。そして、その語りの合間に数曲の歌を聴かせてもらいました。
 一方、4年生は、「忘れもの」という高田敏子さんの詩を学習しています。夏休みの終わり頃になると、誰もが「ああ、あの自由気ままな日々がまた戻ってきてほしい!」と感じたものです。そんな子ども達の気持ちをそのまま詩に表したのが「忘れもの」です。
 「入道雲にのって 夏休みはいってしまった」という言葉で始まります。「終わった」ではなく、「いってしまった」という表現(擬人法)がこの詩のキーポイントになっています。そして、第三連では「だがキミ! 夏休みよ もう一度もどってこないかな 忘れものをとりにさ」と書かれていて、続く第四連では、その忘れものが具体的に示されています。「迷子のセミ」と「麦わら帽子」と「波の音」です。それぞれが体言止めで書いてあるのも印象的です。
 4年生では、次の「ぼくは川」の詩と合わせて、気に入った方の詩を画用紙に視写し、イラストを入れて完成させていました。(写真中)
 1年2組の教室で、絵日記の発表会を行っていました。1年生は、絵日記2枚が夏休みの宿題になっていました。隣の席の子に絵日記を見せながら、絵の説明をしていました。海に遊びに行ったこと、ニジマスのつかみ取りをしたこと、花火をしたことなど、1年生の絵が加わることで、夏休みの思い出が一層楽しく伝わってきます。中には、隣の席の子に自分の話をたくさんしたくて、ずっとしゃべっていた子がいたほどです。(写真下)
 ある調査では、「正直、いらないと思う夏休みの宿題ランキング」の1位に絵日記が入っていました。私は、絶対にあった方がいいと思っています。夏休み中にどこかに連れていかなければいけないとか、絵日記のためにイベントを考えなければならない…というのが理由のようですが、果たしてそいうものでしょうか。それは、親側の勝手な思い込みです。家で水遊びをしたことや、スイカを食べたこと、買い物に行ったことなどを絵日記にしている子もいて、それぞれ夏休みらしくていいなと思います。子どもは、友達と比較してどうのこうのという思いはありません。
 大きな恐竜の絵が描いてある絵日記を見つけました。その子に聞いてみたら、映画を見に行ったそうです。私もその映画を見に行ったので、会話がはずみました。「長い映画だったよね。」と言ったら、「トイレに行きたくなった。」と話していました。私も同じでした。

9月2日の給食

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献立名           ご飯
              じゃこふりかけ
              生揚げと野菜のうま煮
              野菜のポン酢和え
              牛乳


一口メモ

 野菜のポン酢和えは、キャベツとにんじん、キュウリをゆでて、ポン酢しょう油で和えました。今日は、柚子とかぼすの果汁を使っています。さわやかな香りがしておいしさを増しています。
 「ポン酢」は、各家庭でもよく使う調味料なので、聞いたことがある子が多いでしょう。では、ポン酢の「ポン」は何のことが知っているでしょうか?
 ポン酢の語源は、オランダ語にあります。すだちや柚子、かぼすなどの柑橘のことを意味する言葉「ポンス(pons)」の「ス」に「酢」という漢字を当て字にしたのが、ポン酢の始まりとされています。
 しょう油などの調味料を加えた「ポン酢しょう油」のことを「ポン酢」と呼んでいますが、本来はポン酢とは柑橘系の絞り汁のことを言います。

9月1日(木) その2

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 2学期の初日ということもあり、各学級では係や当番活動を決めたり、2学期の目標を立てたりする様子が見られました。
 2学期の目標は、学年によって様々なカードを使っています。「学習」と「生活」以外にも、「運動」の目標を書かせているところもありました。今学期中、教室に掲示しておくことで、時々振り返りながら学校生活をがんばっていくことでしょう。(写真上)
 新しい教科書や2学期の教材(漢字や計算ドリル等)の配布もありました。教科書は「下巻」です。以前と比べて、教科書が上下巻に分かれていない学年や教科が増えています。例えば、高学年の国語の教科書は年間を通じて一冊になっています。かなりのページ数があり、ランドセルを重くしていることにもつながっています。タブレットの導入で、今後は昔のように多くの教科で上下巻に分けた教科書に戻していくことになるのかもしれません。
 中休みになりました。校庭にたくさんの子ども達が出て、元気いっぱいに遊んでいました。それに合わせて、セミの声も一段と大きく聞こえてきた気がします。クラスみんなでボールを追いかけたり、担任の先生と一緒に遊んだりする姿が見られました。子ども達の活気に満ちた、いつもの学校生活が戻ってきたことを感じました。(写真中)
 1年生の国語の学習として、「ききたいな ともだちのはなし」という単元があります。話すこと・聞くことの学習で、夏休みの思い出をみんなの前で発表することを中心に進めていきます。さっそく1年生の教室では、一人ずつ前に出て思い出の発表会を行っていました。(写真下)
 夏休みに出かけたことや、楽しかったことなどを紹介するとともに、その感想を付け加えて話します。また、聞く側の子ども達は、もっと聞いてみたいことを後から質問していました。水族館や動物園、ディズニーランドに行ったことなど、いろいろな思い出の発表があり、聞いているだけで幸せな気持ちになりました。

 ところで、旭町小のホームページには、必ず子ども達の姿が入った写真を使っています。(自分のこだわりです。)しかし夏季休業中は、やむを得ず花や虫の写真を掲載するしかありませんでした。やっぱり子ども達が入った写真の方が、生き生きとしたホームページになるということを実感しました。

9月1日の給食

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献立名           大豆入りドライカレー
              キャベツとツナのソテー
              フルーツポンチ
              牛乳


一口メモ

 今日から2学期が始まりました。夏休みは長いようで、あっという間に感じたかもしれません。楽しい夏休みを過ごすことができたでしょうか?
 休み明けは、眠気やだるさがあったり、やる気が出なかったりすることがあるかもしれません。朝起きたら、まず朝日を浴びて、朝ご飯をしっかり食べることが大切です。そして、学校で元気に体を動かし、給食をしっかり食べるとことで、夜ぐっすり眠るという生活リズムを取り戻すことができます。
 2学期も、子ども達が学校に来ることが楽しくなるような給食を予定しています。毎日の献立を楽しみにしていてください。

9月1日(木) その1

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 2学期の学校生活が今日から始まりました。荷物が多いうえに傘が必要となり心配しましたが、登校が始まった頃から雨が上がり始めました。
 自由研究で大作に取り組んだ子がいたようで、抱えるようにして登校してきた子がいました。初日からクラスみんなの注目を浴びたことでしょう。久し振りに会う友達と、さっそく楽しそうに話をする子ども達の姿も見られました。(写真上)
 どの教室でも、持ってきた荷物の整理や検温カードの確認などで、てんやわんやの状態でした。昨日まで静かだった校内が、一気にいつものにぎやかな学校に戻った感じです。教室の黒板には、昨日のうちに担任の先生が用意したメッセージが、ていねいな文字で書いてありました。(写真中)
 始業式は、Meetを使って行いました。夏休み中に教員用のタブレットが配備されたので、ZoomからMeetに切り替えて配信することにしました。
 始業式の私の話は、大谷選手のことを取り上げ、目標をもって生活することの大切さについて伝えました。
・・・42日間にわたる長くて暑い夏休みが終わりました。みなさんは、この夏休みをどのように過ごしていましたか? 今年の夏も新型コロナウイルスによる感染症拡大の影響が全国的に見られました。自由に出かけることが難しい状況ではありましたが、家族旅行に行ったり、田舎の親戚の家に出かけたりした子が多かったのではないでしょうか。また、家族で楽しい時間を過ごしたり、夏休みの自由研究にじっくり取り組んだりといった、長い休みならではの思い出ができたことでしょう。
 ところで、アメリカの野球チームで活躍中の大谷 翔平選手について知っていますか? アメリカ大リーグのエンゼルスというチームで、今年も大活躍をしています。ピッチャーとしても、そしてバッターとしてもすばらしい才能を発揮して、「二刀流の野球選手」として知られています。この夏、その大谷選手が、また一つ偉業を達成して大きな話題になりました。
 8月10日の試合で、野球の神様のベーブルース以来、104年振りとなる「2ケタ勝利&2ケタホームラン」の記録を達成しました。まず、野球選手で、ピッチャーもバッターもできる優秀な選手は、めったにいません。そして、その二刀流ですばらしい成績を残したのですから、今、世界で最も注目されている野球選手と言えます。
 さらに、大谷選手が人々から愛される理由は、何気ない行動に表れる人間性にあります。大谷選手は、以前からグラウンド上でゴミを拾い、自分のポケットに入れていました。その様子をカメラがとらえ、多くの人たちに称賛されています。このプロ選手のお手本となる行動は、実は大谷選手の目標の一つでもありました。
 大谷選手が高校生の頃、自分の目標を書いたマインドマップをノートに残しました。マインドマップとは、ノートの中心に自分の目標を書き、それに必要なもの、連想されるものを枝分かれのように書いていく方法です。大谷選手は、「運をつかむ」というテーマの項目に、「ゴミを拾う」という具体的な行動を掲げていました。昔から、ゴミを拾うことは「運を拾うこと」とされてきたからです。驚くべきことは、高校生の時から今の大谷選手の年齢まで、それを実際に行っていたということです。大谷選手は、その高校時代のマインドマップで立てた目標を、今もなお大切にしているのです。
 2学期は、10月に運動会の代わりとなる体育発表会、そして12月には音楽会があります。今日から2学期のスタートです。大谷選手のように自分の目標をしっかりもち、それに向かって努力する気持ちを大切にしていきましょう。2学期も、健康で明るい旭町小の子ども達の姿を、毎日楽しみにしています。
 最後に、もう一つお話をします。今日、久し振りに学校の中に入り、廊下や階段、教室の床がピカピカになっていることに気がつきましたよね。夏休みの間に、用務主事さんが学校中のワックスがけをしてくださいました。毎日暑い日が続く中、汗びっしょりになって床の汚れを落とし、ていねいにワックスをかけ、機械で磨いてピカピカに輝く床になりました。旭町小の子ども達に、2学期もきれいな校舎で勉強をがんばってほしいという願いが込められています。1学期にトイレをきれいに使うことを指導しましたが、今学期もみんなで使う場所や道具などを大切にするようにしていきましょう。・・・
 児童代表の言葉は、5年生が担当しました。2学期にがんばりたいことをしっかり発表することができました。「話し合いの時に、友達の考えを聞いて意見をきちんと言うこと」、「係や当番、委員会の仕事にしっかり取り組むこと」、「移動教室では時間を守り、自分のことは自分で行うこと」の3つを目標として発表しました。発表原稿の上の方には、「ゆっくり、はっきりと、Fight!」と担任の先生のアドバイスが書いてありました。(写真下)

8月31日(水)

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 夏休み最後の日を迎えました。学校の先生方も、明日から始まる2学期に向けて、様々な準備を行ってきました。
 今日は、朝の打ち合わせの後、校庭に出て体育発表会に向けたマーカー打ちの作業を行いました。10月の運動会は、昨年同様に「体育発表会」として実施します。児童同士で発表し合う日と、保護者鑑賞日に分けて行うように計画をしています。短距離走や表現、マーチングで必要なラインをすぐに引けるように、目安となる場所を測ってマーカーを打ちました。(写真上)
 校庭にたくさんの先生方が集まっていたので、学童やひろばを利用するために登校してきた子ども達が、遠くから不思議そうに見ていました。夏季休業中に、それぞれの先生方が体育発表会に向けた構想をしっかり練ってきました。10月の秋空の下、子ども達がこの校庭で力いっぱい演技をする姿が今から楽しみです。
 児童玄関前の花壇に、ヒャクニチソウ(ジニア)の花が咲き始めました。赤や黄色の鮮やかな色合いです。(写真中)1学期に、飼育・栽培委員会の子ども達が種をまいて育ててきました。夏休み中も当番を決め、毎日池の生き物にエサをあげたり、花壇の水やりを欠かさずに行ってきました。
 ヒャクニチソウは、漢字で書くと「百日草」です。夏から秋まで百日間咲き続けると言われるほど、次々と花をつけます。ヒャクニチソウは、田舎ではよく畑の片隅に植えられていて、お墓に供える切り花として利用されてきました。最近は、品種改良で様々な色や形、大きさのものが出回っています。大輪のダリア咲きのものもきれいですが、寄せ植え用にコンパクトな小輪タイプも人気です。
 先週木曜日のホームページで、中庭のミカンの木にいたアゲハの幼虫を紹介しました。その木の同じところに、緑色に成長した幼虫を見つけました。一週間余りでこんなに大きくなったのかとびっくりです。(写真下)
 先週までは、鳥のフンに擬態した黒っぽい小さな幼虫でした。今度の緑色は、ミカンの枝葉の色に近づけた擬態と言えます。脱皮を繰り返して体が大きくなってくると、さすがに黒い色では目立ってしまい、鳥のフンには見えません。また、かわいい大きな目のように見えるのは、「眼状紋」という模様です。敵を威嚇するためか、チョウの翅にも眼状紋がよく見られます。幼虫の本当の目は、口の近くにあります。
 夏休みの42日間で、旭町小の子ども達もすくすくと大きく成長したことでしょう。明日からまた、元気よく登校してくる子ども達と合えるのが楽しみです。

※始業式や朝会等は、しばらくの間オンラインを使って行います。

8月29日(月)

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 8月最後の土日が終わり、長かった夏休みもあと3日となりました。学童クラブとひろば室では、夏休み最後の思い出作りとして「夏まつり」が開催されました。
 工作は、「スクラッチアート」の製作でした。学童の部屋と図書室を使い、ポストカードサイズのスクラッチアートに取り組みました。スクラッチアートとは、黒一色に塗られた紙を割りばしペンで表面を削ることで、カラフルな下地の色が現れてくるお絵描きです。夏休みの思い出の絵や花火を描きながら、スクラッチして絵を完成させる楽しさを味わっていました。
 外では、輪投げや金魚すくい、ヨーヨーつり、くじ引き、コイン落としが行われていました。金魚すくいは、スーパーボールを金魚に見立ててポイですくいます。紙でできているポイは破れやすく、難しそうでした。どのコーナーでも、子ども達が楽しめるようにと、学童やひろばのスタッフが熱心に指導をしていました。また、ノートや鉛筆など、たくさんの景品を用意して、夏祭りを盛り上げている様子が感じられました。今年もコロナ禍のため、出かける機会が少なかった子が多かったかもしれません。2学期の学校生活のスタートを前に、楽しい思い出作りができました。
 今年も縁日や夏祭りが中止になったところが多く、いつも通りとは言えない夏でした。旭町小では、3年前までは校庭にやぐらを組んで、盆踊りが行われていました。子ども達が浴衣を着て集まり、いつもの学校とは違う体験ができるワクワクを味わったものです。その非日常は、夏の風物詩でもあり、よい思い出となってきました。来年こそは、いつも通りの夏が戻ってきてもらいたいものです。
 ようやく過ごしやすい気候になってきました。校内では、教職員が2学期の準備を始めています。

8月25日(木)

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 9時から図書室開放がありました。借りていた本を返却したり、新たに本を借りたりする子ども達が図書室にやってきました。また、図書ボランティアの保護者の方々が集まり、2学期に読み聞かせをする本の選定などを行っていました。
 夏休みの残りは、今日を入れてちょうど一週間です。学童クラブやひろば室では、今日もたくさんの子ども達の利用が見られました。そろそろ学校が始まってほしいな…という思いは、きっと各ご家庭の保護者のみなさんや、学童・ひろばのスタッフのみなさんの正直な気持ちでしょう。子ども達はどうでしょうか…。
 ひろば室でにぎやかに遊ぶ子ども達に混じって、黙々と夏休みの課題に取り組む2人の子どもの姿が見られました。それぞれ、読書感想文と自由研究に取り組んでいました。(写真上)
 先週、ニュース番組の特集でも取り上げられていましたが、夏休みの宿題で最後に残るベスト2の課題です。夏休み前までは、「あれもやりたい、これもいいな…」と、わくわくしながら自由研究を楽しみにしていたものの、いざ長い休みになるとなんとなく後回しにしてしまうものです。自分も苦い経験があります。6年生の夏休みのことでした。結局、8月31日になって市立図書館に行き、子どもの科学の雑誌に載っていた微生物特集のページを丸写しして、「ラッパムシの研究」と名付けて提出しました。
 2学期始まってからの発表会では、みんなの前でそれなりに紹介することができましたが、実際に顕微鏡でラッパムシを見たわけではありません。クラスの友達は、「ラッパムシ」という聞きなれない名前に研究らしさを感じてくれました。しかし、担任の先生には実情がしっかり伝わってしまっていたようでした。
 5年生が育てているバケツ稲に、稲穂が見られるようになりました。よくよく見ると、稲穂の1つ1つから白いおしべが出ています。(写真中)
 稲の花については、あまり見たことがないという方が多いことでしょう。稲の花は、午前中の2時間程度しか咲きません。稲穂についている粒々を「えい花」と言い、そのえい花が開いて中から白いおしべが出てきます。受粉が終わるとおしべを外側に残して、固く閉じます。ということは、写真に写っているのは花が咲いた後ということでしょうか。花後は、えい花の中の子房がふくらんでお米になっていきます。9月から10月にかけて、徐々に実っていく様子を観察することになります。
 先日、アゲハチョウがミカンの木にやって来て、産卵している様子をお伝えしました。今日は、その木とは違う中庭のミカンの木に、幼虫の姿を見つけました。体長がまだ1.5cmほどなので、卵からかえって数日程度だと思います。アゲハチョウの幼虫は、最初のうちは黒地に白が混ざった色をしています。一見、鳥のフンのようにも見えます。幼虫を狙う天敵の多くは鳥なので、立派な「擬態」と言えるでしょう。(写真下)
 数回脱皮をして大きくなった後、最後に緑色の幼虫になります。ミカンの木のあちこちにこの若齢幼虫の姿がありましたが、その後さなぎからアゲハになって飛び立てるのはごくわずかしかいません。自然界の生存競争は、無常で厳しいものです。

8月22日(月)

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 今週は、毎朝校庭で、PTA主催のラジオ体操が行われています。ここ2年間は中止となっていたので、久し振りの開催となりました。
 初日の今日は、40名を超える子ども達が参加していました。保護者も含めると、60〜70名近く集まりました。眠い目をこすりながら、ラジオ体操のカードを首にぶら下げて校庭にやって来る子どもの姿は、昔からある光景としての懐かしさを感じます。
 ラジオ体操は、第一体操に続いて第二体操も行いました。私自身、ラジオ体操を行うのは久し振りのことでした。しかし、音楽がかかると自然と体が動くものです。子どもの頃は、田舎に住んでいたこともあり、毎夏1か月以上ラジオ体操がありました。そして、高学年になると順番に朝礼台に上がってお手本の体操をする役割がありました。ですから、6年生の子ども達は夏休み前に市の体育館に集められ、ラジオ体操の講習会に参加させられていました。第一体操と第二体操に分けて2日間、夜1〜2時間かけて体操一つ一つのポイントを習った覚えがあります。子どもの頃にそうやって習ったことは、何十年と経っても体がしっかり覚えているものです。
 最近は少なくなりましたが、運動会の準備運動にラジオ体操を行う学校がよくありました。教職に就き、子どもの頃にラジオ体操の研修を受けた経験が役に立ちました。
 ところで、参加した子ども達には、毎日参加賞がもらえることになっているようです。(写真下)明日以降も、たくさんの子ども達の参加を待っています。

8月17日(水)

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 お盆休みが終わり、電車の中にいつもの通勤客が戻ってきました。東京では昨日も猛暑日を記録しました。しかし、今日からは幾分気温が下がり、ようやく秋の気配が感じられそうです。
 「秋来(き)ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」古今和歌集の歌です。秋が来たと、はっきりとは目に見えないけれど、風の音に秋の訪れに気づかされた・・・昔の人は、自然の事象に全身の感覚を使って感じ取る繊細さを兼ね備えていました。確かに今朝、学校の中庭に出てみると、昨日までとは違う空気の流れを感じることができました。
 その中庭の真ん中に、大きな柿の木があります。毎年たくさんの実がつくのですが、日当たりが悪いからでしょうか、熟す前にぼとぼとと落ちてきます。かなり大きな木で、日当たりが良ければおいしい柿の実がつきそうです。
 ところで、その柿の木の樹皮のあちこちに、着生植物が生えています。常緑性のシダ植物の「ノキシノブ」です。日陰でじめじめとした環境が適しているのでしょう。シダ植物なので、胞子で繁殖していきます。細長い葉の裏に茶色い粒々が見えますが、そこから胞子が散らばって増えていきます。(写真上)
 旭町小には、柑橘系の木が多く植えられています。ミカンやキンカンの木が、校庭や中庭のあちこちにあります。そのため、アゲハチョウがよくやってきます。アゲハチョウは、柑橘類の木を選んで卵を産んでいきます。正門を入って右側に、大きなミカンの木があります。アゲハチョウが飛んできたのでカメラを構えてシャッターチャンスをうかがいました。時々枝先の葉にとまりながら、卵を葉裏に産み付けていました。(写真中)
 よく見ていると、卵を1つずつミカンの木のあちこちに産み付けることに気がつきました。生まれてきた幼虫が十分な葉を食べられるように、あるいは敵に狙われずに親になる確率を高めるためでしょうか。アゲハがたくさんの卵を産み付けても、幼虫のうちのほとんどが鳥の餌になってしまうそうです。
 今日はもう1種類、きれいなチョウチョを見つけました。ツマグロヒョウモンのメスです。ツマグロヒョウモンのオスは、翅全体がヒョウ柄のあるオレンジ色です。一方のメスは、オスとは違って翅の先端が青黒く、美しい色合いをしています。(写真下)
 このメスの色合いは、カバマダラというチョウの擬態であると言われています。カバマダラも、オレンジ色できれいなチョウですが、毒を含んでいるそうです。
 ツマグロヒョウモンの幼虫は、スミレ類の植物を好んで食べます。ですから、パンジーやビオラなどにもよく着生しています。黒色でトゲのような突起がたくさん出ているため、一見すると蛾の幼虫かと思うほどです。

8月9日(火)

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 今日も学童クラブでは、9時から学習の時間が始まっていました。学童の部屋では1年生が、家庭科室では2,3年生がそれぞれ机に向かっていました。
 昨日に続いて、旭町小の教員が、中堅研修の一環としてお世話になっています。学習指導は教員としての専門分野なのでかかわりやすいですが、学童やひろばは保育的な要素が大きく、様々な子どもに目を向けて支援を行わなければなりません。学校では学べないものが得られる貴重な研修になればと思います。(写真上)
 よく、「夏休み中に、先生達は何をしているの?」と問われる時があります。まず、普段取れない休みをまとめて取っています。第二土曜授業日の勤務の振替や、移動教室の振替、そして夏休の日数が割り当てられています。また、年次有給休暇を学期中も取ることは可能ですが、緊急の場合でなければ取りづらいのが教職です。こういう長期休業中に取得するようにしています。さらに、研修期間として、様々な教科の専門的な研修に参加する先生方も多く見られます。もちろん、校内での会議や校内研修の日もあります。
 中庭の池には、多くのトンボが卵を産みに来ています。今の時期によく見られるのは、シオカラトンボとギンヤンマの産卵シーンです。
 シオカラトンボは、飛んできたメスが単独で産卵していきます。瞬間的に空中で静止し、水面にお尻をつけるようにして水中に卵を産み付けます。
 一方のギンヤンマは、オスとメスがつがいになって飛んで来て、石や草につかまった状態で産卵します。ギンヤンマのオスは、胸と腹の境目がきれいな水色をしています。(写真中)先頭にいるのがオスで、後ろのメスが水面にお尻を深く入れて、今まさに産卵しているところを撮りました。(望遠レンズを付けて撮った傑作写真だと思うのですが…)ギンヤンマは、植物の茎の中に卵を産み付けるため、メスの腹部分がかなり深く水中に入っている様子が分かります。写真では、池の藻の中に卵を産み付けているように見えます。
 やがて卵からヤゴが誕生し、長らく池の中で過ごします。ヤゴたちには、ぜひ池に住んでいるボウフラをもりもりと食べてもらいたいと思います。
 続いて、校庭の果樹園に行ってアンズの木に止まっていたアブラゼミの写真を撮りました。かなり近づいても逃げなかったのと、まだ鳴いていなかったこと、さらに近くの枝先に抜け殻があったことから、今朝誕生したばかりのアブラゼミと推測しました。(写真下)
 アブラゼミは、都市部では最も多く見られるセミです。鳴き方が地味(ジジジシ…)なのと、翅が不透明なことから、セミの中では人気が低いような気がします。しかし、幼虫として数年間地中で過ごしていながら、成虫は平均2週間の命と言われています。やっと地上に出てきた成虫を応援してあげたくなりました。

8月8日(月)

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 昨日(8月7日)は、二十四節気の「立秋」でした。しかし、秋の気配はまだ先になりそうです。先週後半はいくぶん涼しくなったものの、今日からまた猛暑が続く予報となっています。
 旭町小に咲いているヒマワリが、元気な姿を見せています。まず、(写真上)のヒマワリは、児童玄関前の花壇で飼育・栽培委員会が育てているヒマワリです。春に種をまき、かなり背が高くなりました。このヒマワリは、1本の茎から枝分かれしてたくさんの花をつけるタイプの品種です。すでに花が終わったものもありますが、分枝して花を次々につけるので、これから咲くつぼみもたくさんあります。
 一方、校庭西側の学年園には、3年生が理科の学習で種まきをしたヒマワリが見頃を迎えつつあります。(写真中)こちらのヒマワリは、1本の茎に1つの花がつく「1本立ちタイプ」です。この他にも、ヒマワリには様々な園芸品種が出回っています。コンパクトに背が低く咲くタイプや、赤やオレンジ系の色が入ったタイプ、ゴッホの絵に描かれたような八重咲タイプなど、いろいろあります。
 以前、「ヒマワリは、太陽の動きを追いかけるように花の向きを変える」と言われたことがありましたが、1日のうちに花の向きが動くということはないようです。しかし、若くてグングン伸びる時期は、葉やつぼみが日光に当たるように向きが変わったりすることはあります。そのため、花が咲くころには成長が止まり、花が一定の向きになっていることが多いようです。3年生のヒマワリは、全て東の方を向いて咲いています。
 3年生の畑は、大きな桜の木のために、日当たりがよくない場所です。しかし、日陰に育つ植物にとっては、とても良い環境になっています。その恩恵を受けている植物の一つがツユクサです。(写真下)
 道端にどこにでもある雑草ともとらえられがちですが、ツユクサは小学校ではなくてはならない植物です。6年生の理科「植物の成長と水の関わり」の学習で、葉の裏の気孔細胞を観察する際に、ツユクサの葉が利用されます。葉裏の薄皮がはがれやすく、そのまま顕微鏡で気孔を見ることが可能です。(教科書にも、ツユクサの葉を利用すると良いと紹介されています。)
 ツユクサは、6月から9月まで青い小さな花を咲かせます。アサガオのような一日花で、昼頃にはしぼんでしまいます。俳句では、ツユクサは秋の季語に分類されています。「露」が秋の季語であるからかもしれません。立秋を過ぎ、こんな小さな花に秋を感じることができました。

8月4日(木)

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 昨日、パソコン室の撤去作業がありました。練馬区では、昨年度より1人1台のタブレットPCが貸与されています。タブレットの導入により、児童用のパソコンは不要であるとの考えから、全小中学校のパソコン室の機器を撤去することになりました。
 学校にパソコン室ができたのは、平成12年の3月です。旭町小、あるいは区内の学校を卒業した保護者の方は、パソコン室を利用されていたのではないでしょうか。最初の頃は、デスクトップ型のパソコンでした。途中からノートパソコンに替わりましたが、それでも各校20台の配置だったため、2人で1台のパソコンを使わなければなりませんでした。
 授業での活用としては、インターネットでの調べ学習が中心になりました。教室から移動しなければならず、さらに他のクラスと重ならないように使用時間を調整したりと、指導する側の準備にも手間がかかりました。
 今後は、この旧パソコン室をどう利用するか…ということを検討していきます。他校では、学級増のために普通教室にする工事を予定しているところもあります。旭町小では、今のところ教室に余裕があるので、子ども達の活動ができる環境へと考えていきたいと思います。(写真上・中)
 北校舎1階の給食室前に、栄養黒板や1週間の献立が書かれたホワイトボードがあります。また、給食に関する資料が栄養士さんによって作成され、掲示してあります。その一つに、牛乳パックのリサイクルについてのお知らせが貼ってありました。
 「給食の牛乳パック20枚で、1つのトイレットペーパーを作ることができます。牛乳パックも大切な資源です。きれいに洗ってリサイクルを続けていきましょう。」と書いてあり、実際に20枚の牛乳パックとトイレットペーパー1巻が展示してありました。(写真下)
 少し前までは、区内の給食では牛乳ビンを使っていました。(牛乳ビンの歴史は長かったはずです。)牛乳ビンは、繰り返し使うことができますが、破損や重いこと、回収が大変なことなどから、紙パックに切り替えられました。練馬区が紙パックに切り替えたのは、23区の中では遅い方だったと思います。
 牛乳パックをリサイクルに出すためには、学校で解体して全て洗わなければなりません。コロナ禍前までは、子どもの当番活動として行わせていました。現在は、基本的に担任が行うようにしています。そろそろ子ども達に行わせてもよいかと思いますが、そのたびにビニール手袋をつけさせることを考えると、SDGsに反することになります。
 また、ストローやストローの入っているビニールごみが毎日出ていることも気になります。きっと、そういうごみを減らすことができる良い方法を、どこかで検討してるのではないでしょうか。

8月2日(火)

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 この間の土日に、校舎内全ての廊下と階段にワックスがけが行われました。校内を歩いていると、光が反射して輝き、水の上を歩いているかのようです。(写真上・・・南校舎1階の1年生の廊下です。)
 旭町小では、主事室も給食室も業務委託で運営されています。主事室は、普段は3名体制ですが、ワックスがけなどの時には会社から人を派遣して一斉に行っています。また、職員が勤務しない休みの日に行ってもらえるので、とても助かります。職員室も校長室も、全てきれいにワックスがかかりました。
 夏休み中は、教員はほとんどエアコンの恩恵を受けながら仕事をしていますが、用務主事さんたちは猛暑の中でも通常の勤務です。学校が始まるのは1か月先ですが、子ども達に主事さん方の苦労を伝え、校舎を大切に使うように話していきたいと思います。
 熊谷で41度の予報が出るほど、今日も危険な猛暑日となりそうです。そのような中でも、ひろば室と学童の部屋には、たくさんの子ども達が来ていました。エアコンの効いた部屋を使い、友達と楽しそうに過ごしていました。
 学童の部屋では、学習課題が終わり、本を読んでいる子の姿が多く見られました。1年生の子が、ドラえもんの単行本の44巻と45巻を読んでいました。(写真中)現在出ているのが45巻までのようですが、まだまだ続編を出してもらいたいものです。大学生の頃、18巻までそろえて持っていました。今まで何度かドラえもんの映画を見に行ったこともありますが、温かみと夢のあるアニメで大好きです。
 猛暑とともに、毎日セミの大合唱が聞こえるようになりました。学校だよりの夏休み号にも書いたように、セミを捕まえるのは難易度の高い昆虫採集です。学校だよりの紙面がもっとあれば、さらにたくさんのセミとの思い出を書きたかったほどです。
 セミが羽化する様子を見たことがありますか? 子どもの頃、夏休みのラジオ体操に行く道すがら、その瞬間に出会いました。真っ白な体が青緑に光りながら、殻を破って出てくる神秘的な姿は、今でも脳裏に焼き付いています。
 セミの幼虫は、土の中で数年間、根の汁を吸いながら育っていきます。セミの種類によって土の中にいる年数は違うようです。1〜2年で出てくるセミもいれば、4〜5年かかるセミもいるようです。(昔、13年くらい土の中で過ごすと言われていたことがありましたが、最近の研究ではそこまで長い期間ではないようです。)
 大きな木の周りをよく見ると、セミの幼虫が出てきた痕跡がたくさん見つかります。まず、地面のあちこちに穴が開いています。夜中〜明け方にかけて、幼虫が地面から出てきた穴です。そして、木の幹や枝先、壁などに、幼虫の抜け殻をたくさん見つけることができます。
 学校の中庭にも、たくさんの抜け殻がありました。コンクリートの壁を、6本の爪でしっかり支えて登ってきたのでしょう。1年前、東京オリンピックで初めてスポーツクライミングが競技として採用されました。セミの幼虫たちがこの競技に出たら、時間はかかるかもしれませんが、確実にゴールまで登りつめるはずです。
 殻の背中には、白い糸のようなものがついています。これは、幼虫が呼吸をするための気門という部分が脱皮した跡のようです。成虫と殻とがつながっていた「へその緒」のようにも見えます。(写真下)

8月1日(月) その2

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 続いて10時半から、高学年(4〜6年生)の科学実験教室がありました。「食塩水電池を作ろう」というテーマで、電池の歴史や仕組みを学ぶとともに、身近な材料から電池を作る実験を行いました。
 電池は、今では様々なところで使われ、生活には無くてはならないものです。今から約200年前の1800年、イタリアのボルタが最初の電池を発明しました。そこで今日は、ボルタが発明した電池の原理をもとに、日常にある材料を使った電池を作る実験を行いました。
 食塩水と活性炭、アルミカップ等を使って、簡単な電池を作ることができます。テスターを使うと、ちゃんと電圧が測定できました。さらにその仕組みを2段重ねると、約2倍の電圧が発生することが分かりました。(乾電池の直列の原理です)
 次に、作った電池を利用してモーターにつなぎ、プロペラを回しました。5分間動かし続けた後に電圧を測ると、少し数値が下がりました。(電池が消耗したことが分かります。)アルミカップをはずしてみると、ところどころに穴があいたり薄くなったりしていました。電気の発生のためにアルミニウムが使われたことが分かりました。
 低学年の部でもそうでしたが、スプーンやスポイトの使い方など、実験器具の扱い方についても細かく指導していただきました。実験を安全に行うとともに、正確にできるように教えていくのがディレクトフォースの皆さんのコンセプトであり、毎回感心させられます。
 9月には、科学クラブへの出前実験教室も依頼しています。科学について楽しく学び、子ども達の興味・関心を高めていけるようにしていきます。

8月1日(月) その1

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 一般社団法人ディレクトフォースの皆様による「夏休みの科学実験教室」が開催されました。ディレクトフォースは、様々な企業で活躍されてきた経験を生かし、子ども達に科学の楽しさを伝える方々の団体で、多くの学校等で科学実験の指導をしています。
 昨年度は、科学クラブに「出前実験教室」を行っていただきました。旭町小での夏休みの科学実験教室は、今回が初めての試みでした。6月末に募集をかけたところ、参加申し込みが非常に多く、全校で142名の希望がありました。抽選を行い、低学年と高学年の部ともに、32名ずつの子ども達が参加して行われました。
 8時45分からは、低学年(1〜3年生)に「香りの粒を作ろう」というテーマで実験教室が行われました。
 まず、吸水性樹脂の性質について学びました。吸水性樹脂は、紙おむつや保冷剤など、様々なところに利用されています。吸水してふくらみ、水分を保持するはたらきがあります。
 さらに、吸水性樹脂が「浸透圧」を利用して水を吸収している仕組みを実験で確かめました。吸水してジェル状になった樹脂に食塩を入れて混ぜると、一度取り込まれた水分がまた出てきます。これは、食塩のはたらきで「浸透圧」が生じ、水分が滲み出てくる現象で、漬け物や梅干し作りにこの原理が使われています。
 最後に、吸水性樹脂に色と香りをつけて「香りの粒」(芳香剤)を作り、おみやげとして持ち帰りました。小学生に難しい内容を、様々な実験を取り入れながら分かりやすく教えていただきました。

7月28日(木)

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 9時から11時半まで、図書室開放がありました。夏休み前に借りた本を返却したり、新たに本を借りることができます。図書室に寄って本を借りてからひろば室に行く子もいたりと、たくさんの子ども達が図書室を訪れていました。
 図書管理員さんの他にも図書担当の教員が加わり、本の貸し出しや本を探す相談に対応していました。中には、家で借りたい本のリストをメモしてきて、図書管理さんに聞いていた子もいました。図書室では、本棚を何度も行ったり来たりしながら、すてきな本と出会う楽しみがあります。本を読むことはもちろんですが、たくさん並んでいる本からお気に入りの1冊を選ぶ喜びも大切にしたいものです。
 旭町小の子ども達は、みんな本が大好きです。どの子も、目を輝かせて図書室に入ってきます。次回の図書室開放は、8月25日(木)です。それまで1か月もあるので、ぜひ光が丘図書館など、近隣にある図書館を利用してみてはいかがでしょうか。
 そういう私も、長期休業中はよく光が丘図書館を利用しています。(昨日、光が丘図書館に行って借りてきたばかりです。)区立図書館では、インターネットで本を予約しておき、本が届いてから借りることも可能です。感染状況を考え、図書館にいる時間を短くするためにも便利です。
 旭町小の図書室には、1学期に新しく購入した本を紹介しているコーナーがあります。そこに、「くろくんとふしぎなともだち」という絵本がありました。「くれよんのくろくん」の続編にあたる絵本です。クレヨンのくろくんがいろいろな乗り物と出会う楽しいお話です。この愛くるしい登場人物の描き方は、もしかして…と思って作者を調べると、「なかや みわ」と書いてありました。そら豆くんシリーズの作者です。絵本も作者で本を探したり、同じシリーズの本を探したりすることで、楽しみがどんどん増していきます。
 今日は、1学期に募集した図書ボランティアの方々の集まりもありました。2学期に、朝読書の時間を利用して、本の読み聞かせを行っていただく方向で計画をしています。皆さんで、本が大好きな子ども達を一緒に育てていきましょう。

7月27日(水)

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 飼育・栽培委員会は、夏休み中に当番活動が割り振られています。毎朝8時半頃に玄関前に来て、池の生き物へのエサやりと、花壇の水やりを行っています。
 池の生き物は、カメと鯉です。カメ吉くんは、たいてい石の上でのんびりと甲羅干しをしています。委員会の子が近くにエサを投げ入れると、首を伸ばして届く範囲のエサをゆっくり食べます。(カメ吉というのは、私が昨年から勝手につけている名前で、正式名称にはまだ認められていません。)
 池の中をのぞいたことがある方はお分かりだと思いますが、とてつもなく大きな鯉がいます。他の鯉もそこそこの大きさですが、とにかく大きな鯉が目立ちます。エサを投げ入れると、その鯉がバクバクとほとんど食べてしまいます。この池のスペースではかわいそうなくらい体が大きくなってしまいました。委員会の子ども達が、毎日律義にエサやりをしてくれているので、ますます立派な体格になっていきそうです。(写真上)
 一方、飼育・栽培委員会の「栽培」は、おもに玄関前の正方形の花壇のお世話をしています。春から夏になり、ヒマワリが大きく成長してきました。また、赤いサルビアがたくさん咲き始めています。ほとんどの植物を種から育てていて、自然に生い茂った感じの花壇になっています。(写真中)
 担任として旭町小にいた時(15〜21年前)、私も栽培委員会の担当をしていました。当時は、飼育委員会と栽培委員会は別々で、飼育委員会はウサギのお世話をしていました。私が担当した栽培委員会は、菊をさし芽で増やしたり、サクラ草を種から育てたりしていました。パンジーの植え付けもしていたように記憶しています。忙しい時期にはやることが多く、さらに冷たい水で鉢をたくさん洗わなければならないなど、積極的に希望する子がいるような委員会ではありませんでした。
 5年生も、夏休み中に当番活動があります。稲の水の管理をする仕事を、学年全員で割り振り、毎日数名ずつ当番に来ています。今日は3人の子が来て、田んぼに水を入れたり、バケツ稲に水を追加したりしていました。(写真下)
 5年生が総合の学習で育てている稲は、今のところ順調に生育しています。根元を見ると、バケツいっぱいに根がしっかり張っています。かなり株の分げつ(根元から新しい茎が出てくること)が進み、この調子だとあと2〜3週間後には穂が出てくる様子が見られそうです。

7月26日(火)

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 熱帯低気圧の影響で、朝から時折強い雨が降っています。しかし、学童クラブやひろば室では、子ども達が今日も楽しく過ごす様子が見られます。
 学童クラブの部屋は、体育館下に出入り口があり、夏休み中もたくさんの子ども達が通っています。9時から学習の時間が始まるというので、様子を見に行きました。学童の部屋では、テーブルに向かって1年生の子ども達が、それぞれのワークブックの問題に取り組んでいました。問題文を読みながら、たし算になるのかひき算になるのかを一生懸命に考えながら解いていました。中には、学校の宿題はもう終わったので、家で購入してもらった問題集を持ってきて勉強していた子もいました。(写真上)
 学童クラブの2,3年生は、家庭科室で学習します。サマースキルを使って復習問題に取り組んでいました。昨日までは補充教室があったので、担任の先生に分からないところを聞くことができました。今日からは、学童の先生に聞くことができます。また、職員室まで来れば、学校の先生方も懇切丁寧に教えてくれることでしょう。(写真中)
 一方、ひろば室にも、朝早くから子ども達が集まり始めていました。「あさひっこひろば」は、視聴覚室と図書室を使い、9時から17時まで利用することができます。こちらも、常時スタッフが子ども達の見守りをしているので安心です。登録していれば自由時間を利用することができます。また、夏休み中は、お弁当を持参して半日〜1日利用している子もいるようです。
 レゴがお気に入りの子ども達がいるようで、朝から仲間が集まって組み立てて遊んでいました。(写真下)他にも、子ども達がお気に入りのおもちゃやゲームがたくさん用意されています。また、図書室で宿題に向かう子や、マンガを読む子の姿も見られました。今日のような雨の日は、体育館で遊べる時間を設定したりもしています。

7月25日(月)

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 上練馬公園から、ニイニイゼミに加えてミンミンゼミの声も聞こえてくるようになりました。二十四節気の「大暑」を迎え、いよいよ夏本番に入りました。
 今日は、学力補充教室の最終日でした。汗を拭いながら、たくさんの子ども達が登校してきました。3日目の今日は、高学年の様子をお伝えします。
 5,6年生は、各クラスとも10名前後の子ども達が参加していました。夏休みの宿題になっているサマースキルに取り組んだり、算数プリントの問題に挑戦している姿が見られました。5年生の算数では、1学期に体積や比例、小数のかけ算・わり算、合同な図形のかき方の学習を行ってきました。2学期に入ると、今度は分数の計算が多く出てきます。小数の計算の仕方については、この夏休み中にしっかり復習しておくことが大切です。
 一方、6年生の教室では、算数プリントの習熟とともに、社会科(歴史)の学習を行っていました。6年生の算数では、1学期に分数のかけ算・わり算の学習がありました。整数のかけ算が2年生の九九から始まり、3年生でわり算を学習し、5年生で小数のかけ算・わり算、そして6年生で分数のかけ算・わり算を学習しています。たし算とひき算についても同様に考えていくと、整数〜小数〜分数と、低学年から系統的に学ぶように配列されています。特に算数では、前学年での学習内容が定着していないと、新しい学年での学習が困難であると言われるのは、そういう教科の特色があるからです。
 ところで、6年生の算数プリントに、次のような問題がありました。「2/7mの重さが4/5kgの鉄の棒があります。この鉄の棒、1mの重さは何kgですか?」問題文に出てくる数字が分数になると、途端に難しくなるものです。単位量あたりの大きさ(もとになる1とみる量を求める問題)は、5年生で習っていますが、数字が分数の場合でも同じように計算することができるということは、6年生の1学期の学習内容です。
 数直線を使って考えさせる方法でよく指導しますが、私はいつも「簡単な整数に置き換えて考えさせる」という方法で教えてきました。問題文の分数をそれぞれ整数に置き換え、「2mの重さが4kgの鉄の棒、1mの重さは何kgですか?」とします。この場合は、「4÷2」で求まるので、もとの分数も同様にわり算を使い、「4/5÷2/7」として計算します。
 高学年でよく文章問題に出てくる小数や分数のために、子ども達は具体的な大きさがつかめず、難しくとらえがちです。簡単な整数に置き換えて考えるという方法を使うことで、立式に結び付けることが容易になります。ぜひお試しを・・・。それにしても、分数÷分数という問題文自体が現実的でないと思いませんか? 小数同士のわり算は日常で使われそうですが、分数のわり算をわざわざ文章題にする意味があるのでしょうか。

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