2月4日(水)
まず、あらかじめ先生が切り分けておいた紙テープを受け取り、3人グループで目盛りをつけていきました。1mおきに赤い目盛り、さらに10cmおきに青い目盛りをつけていきました。 「3mものさし」ができたら、教室内や廊下でいろいろなところの長さを測ってみました。最初にグループで予想を立ててから紙テープをあてて測り取ります。廊下に置いてあった長テーブルを測ろうとしていた3人に、予想を聞いてみると、「2m何センチかな〜」と考え込んでいました。私は2mまではいかないだろう思いました。実際に測ってみると、1m80cmでした。 この学習では、子ども達におおよその長さの感覚をつかませることが一番のねらいです。1学期の30cmものさしから1mものさしを新たに学習し、子ども達は長さの概念が少し広がりました。3年生になると巻き尺の使い方を習い、さらに長い距離についての感覚を身につけていくことになります。(写真上) 3校時に、3年1組の理科の授業観察がありました。「電気の通り道」の学習で、「どんなものが電気を通すのか」という実験場面の授業でした。 豆電球と乾電池、導線を使い、回路の間に調べたいものをはさみ、明かりがつくかどうかを調べていきます。紙やアルミニウムはく、定規(プラスチック)、お金(10円玉と1円玉)、スチール缶、アルミ缶…等々、いろいろなものを調べていきました。(写真中) 実験をしていくうちに、「金属製のものは電気を通しそうだ」という感覚が得られてきたようです。しかし、中にはとても微妙なものもありました。はさみは、鉄製のものは電気を通しますが、セラミック製のものは通しません。また、スチール缶とアルミ缶は、塗料が塗ってある部分に導線をつけても電気は通りません。よって、グループによって結果はまちまちになりました。でも、こういう結果になった方が授業は盛り上がるものです。 結果の違いを確かめるために、再度みんなで実験をしたり、先生が演示実験をしたりして検証します。そうすることで、はさみの材質の違いや、缶の塗料の存在に子ども達が気づいていき、探究心や科学的思考が高まることにつながります。 午前中、4年生の「東京染小紋出前授業」が行われました。4年生は、社会科の学習で東京都の伝統工芸について学習しています。東京に残っている染め物に、「東京染小紋」があります。今から450年前の江戸時代から続く、伝統工芸品の一つです。今も伝統工芸士の手によって、一つ一つ手作業で文様が染められています。新宿区の神田川沿いや妙正寺川沿いには、染め物の工房がたくさんあります。昔、川の水を使って染めた布を洗っていたことから、川沿いに染め物職人が集まったと言われています。 今日は、東京都の染色工業協同組合に所属されている方々から、4年生に出前授業をしていただきました。まず、視聴覚室で染小紋の歴史について説明を受けました。さらに、使われている型紙を手に取って見せていただきました。型紙は、丈夫な和紙にとても細かい文様が切り絵のように彫られたものです。全て手作業でできているその精密さにはびっくりしました。でも、それは三重県の職人さんが作ったものであるとのこと・・・東京染小紋の職人さんたちは、その型紙を使って布に小紋を印刷するように染めていくのが本業です。伝統工芸士は、12年間の修行のうえに試験を受け、合格してやっと資格が取れるそうです。 2,3校時は、家庭科室でクラスごとに染め物の体験をしました。型紙のデザインを選び、金色や銀色の糊を塗りこみ、布に文様をつけていく体験でした。型紙を外すと、きれいな文様が染め上がり、子ども達は大喜びでした。出来上がった布はランチョンマットとして使えますが、あまりのすばらしさに飾っておきたくなるほどの作品でした。(写真下) 江戸染小紋出前授業(4年生)
今から450年くらい前の江戸時代、階級の高い武士が着用する裃という正装に小紋という細かい紋様が使用されていたことを教えていただきました。裃のお話を聞いて思い浮かんだのでしょう、「大河ドラマ!」と児童の中から声があがりました。伝統工芸士さんから、「その通り!テレビの衣装だと小紋は見えづらいのだけれど、大河ドラマではきちんと小紋染をされた裃を衣装としていますよ。」と教えてもらいました。 小紋を染めるためには、紋様となる部分をくりぬいた型を使用しいるそうです。型紙の実物を見せていただきました。光を透かしてみると、細かい紋様がとても正確に切り抜かれていることが分かりました。子ども達はその美しさにため息をもらしていました。 お話を聞いた後は、染小紋の技法を体験させていただきました。ランチョンマットに紋様をつける体験です。龍や猫、小紋に近い伝統的な紋様など数種類の型紙を用意していただきました。どの絵柄にするか、金と銀のどちらで絵柄をつけるか、わくわくしながら体験しました。 江戸染小紋の伝統工芸を守っている工房は、今は10件なのだそうです。80年くらい前までは300件あった工房は、かなり減っています。子ども達は今日、伝統の技法を守り、伝えていく気持ちやその努力について触れることができました。 質問コーナーでは、積極的にたくさん質問をして学習を深める子ども達の姿が見られました。今後も社会科では、わたしたちの住む東京都について、詳しく知る活動を続けていきます。 2月4日の給食
生揚げの中華煮 ワンタンスープ 牛乳 一口メモ スープに浮かぶワンタンは、中国料理の一つです。小麦粉を水で練って薄くのばしたもので、具を包んでスープに入れたり揚げたりして調理します。人気メニューの「パリパリサラダ」の上にトッピングする時には、細く切って油で揚げています。 ワンタンスープは中国全土で食べられている料理で、スープの中を雲のようにふわふわと浮かぶ様子から、「雲」を「呑(の)む」という字を当てるようになったそうです。 給食でワンタンスープを作る時には、ワンタンに何も包みません。大きな釜で混ぜていると、具が皮から出てきてしまうためです。つるんとしたワンタンが浮かぶ、具だくさんのおいしいスープになりました。 4年2組 研究授業の様子(道徳)
好きなことを続けることによって自分の得意分野を深化させ、ドローンパイロットとして活躍する主人公の小澤さんの姿を通して「自分のよいところを伸ばしていこうとする心情を育てる」ことをねらいとした授業です。 授業の最初に、小澤さんが撮影したドローンを使った空からの映像を見ました。上下左右飛び回る映像に、子供たちは興味津々に見入っていて、担任が読み聞かせした教材にも集中して聞いていました。 次に、初めてドローンを飛ばしたときの小澤さんの気持ちを考えました。 「目線が広がって自分も空にいるような感じ。」 「空からの目線を感じられて面白い。」「感動した。」 等、小澤さんの喜びや驚きに共感することができました。 その後、どんな気持ちで小澤さんが練習を続けていたかを考えました。 実際に小澤さんが操縦したドローン目線の動画を見せ、技術のすばらしさや難しさ、楽しさ等により気付けるような授業の工夫が、ここにもありました。 「うまくいかなくて悔しいけど楽しい。」 「もっとうまくなって、いろいろな景色を見たい。」 「きれいな映像を撮りたいから、練習を頑張りたい。」 「失敗してもくじけず挑戦したい。」 等の意見が子供たちから出されました。 目標をもち、さらによい映像を撮ろうと今も努力をする小澤さんの気持ちを考えることができました。そして、学習を通して感じたことや考えたことをワークシートにまとめました。 子供たちからは、 「私は絵を描くことが好き。好きなことを続けることは、努力の結晶だと思った。」 「今から頑張ると将来にも生かせると分かった。」 「自分の好きなことや得意なことが仕事になることがあると知って、これからも好きなことを続けようと思った。」 「失敗しても続けていればいつか目標を達成できる。自分も好きなことで仕事をしたい。」 等の意見が出されました。 小澤さんの個性や生き方を通して、自分の好きなことや得意なことについて考え、それを伸ばしたいという思いをもつことができました。 今回で今年度の道徳の研究授業は最後でした。講師の先生から、 「学級の温かい雰囲気」 「子供たちを惹きつける教材提示」 「子供たちの考えのつなげ方」 「教師の説話」 等についてお褒めの言葉をいただき、2年間の締めくくりとして素晴らしい授業でした。 今回「個性の伸長」をテーマにした理由は、 「子供たちに、今以上に自己肯定感を高めてほしい!」 「自分のよさに気付いて、個性を伸ばしていってほしい!」 という4年生担任の強い願いからこの授業が行われました。 元気いっぱいで明るい4年生。高学年に差し掛かり、いろいろな悩みも増えてきます。 授業を通して、小澤さんの生き方に触れることで、自分らしさを大切にし、自分のよいところや個性を伸ばしていくきっかけとなればいいなと願っています。 2年間を通して実践してきた道徳の校内研究のテーマは、「自己を見つめ、他者とともによりよく生きようとする児童の育成」でした。 児童に実施した道徳における校内アンケートでは、8割以上の児童が「道徳がとても好き・まあまあ好き」と答え、「道徳の学習では、自分のこととして考えている」「道徳の時間を通して、普段の生活の中でも、友達の意見を大切にしようと思った」というテーマにかかわる項目が、以前に比べて数値が上がりました。 きっとこれは、登場人物を通じて、大切な道徳的価値に気付き、友達と考えを交流する中で、多様な考えに接し、自分の考えを広げたり、深めたりしてきたからであると感じています。 また、「道徳の授業で学習したことを生活の中で思い出したことがある」と答えた児童が7割以上に増えました。日常生活の場面で、道徳の授業を思い出しながら、よりよい判断や行動につなげることができればと思います。 これからも道徳の授業を大切にしながら、教育活動全体を通して、児童の心を大切に育てていきたいと思います。 2月3日(火)
徳永兼一郎さんは、若いころからチェロ奏者としての才能を発揮し、コンクールに優勝したり、NHK交響楽団のチェロ奏者として活躍したりしてきました。また、弟の二男さんもバイオリン奏者としてN響のコンサートマスターを長年務めた人でした。 兼一郎さんは、がんで亡くなる直前まで演奏を続けました。YouTubeを通じて、最後にホスピスで演奏会を開いた様子を見ることができます。(テレビのドキュメンタリー番組として、過去に放送されてもいました。)車椅子に乗った徳永さんがチェロを手にし、弟の二男さんと二重奏をする様子が映し出されていました。 ホスピスでの演奏会に集まっていた人たちは、誰もがこれが最後の演奏になるだろうと感じていたはずです。兼一郎さんは、とてもチェロを弾けるような体ではなかったにもかかわらず、最後の演奏に向かいました。授業では、資料提示のところでその演奏会の動画を使い、子ども達に特別なコンサートであったことを理解させていました。さらに、授業の終末では、コンサートの最後に弾いた「鳥の歌」の動画を見せていました。(写真上) この「鳥の歌」は、チェロの神様と言われたパブロ・カザルスがカタロニア民謡をもとに編曲して世に広めた名曲です。かつて、カザルスが世界平和を願い、国連の場で弾いた演奏が話題になりました。その曲が、はからずも兼一郎さんの人生最後の「鳥の歌」となりました。 3年生の算数には、「そろばん」の単元があります。現在は、教科書で2時間扱いとなっていて、以前よりも指導時数がかなり減ってしまいました。(4年生の1学期の終わりにもそろばんの授業が2時間あります。)今日は、そろばん塾の講師をされている先生に、各クラス2時間ずつ授業をしていただきました。 3年生では、「そろばんによる数の表し方について理解し、簡単な加法と減法の計算ができるようにすること」が目標になっています。しかし、2時間程度ではなかなか身につかないでしょうし、継続して学習していかないと難しい面があります。そろばんの仕組みについて簡単に知る程度の内容になってしまいましたが、関心をもった子はそろばん塾に通ってみてはどうかと思います。講師の先生の話では、なるべく学年が若い頃からそろばんを習うのがよいとのことでした。 そろばんを使う前に、「なかよし数探し」として、「5の合成・分解」がすばやくできるようになるプリント問題を行いました。これは、1年生の1学期にやってきた内容です。そろばんの五珠を使った「たす・ひく」の動かし方は、「5の合成・分解」が基になっています。やはり、そろばんを習えば算数が上達することにつながりそうです。(写真中) 5校時に、4年2組で道徳の研究授業がありました。「空からの目線」という資料を使った「個性の伸長」についての学習でした。今回も、本校の歴代校長の土屋先生にお越しいただき、全ての先生方で道徳の授業研究に取り組みました。 この資料は、中学生からドローン撮影をしてきた小澤諒佑さんの話です。小澤さんは、子どもの頃に映像やラジコンに興味をもちました。お父さんの影響でラジコンで遊んでいるうちに、ドローンに関心を示します。そして、5年生の頃からドローン撮影を始め、中学では企業から依頼されて撮影するまでになりました。さらに、ミュージックビデオの映像が一億回以上再生されたことや、現在も撮影機材を集めていることなどが紹介されています。 先週水曜日に1組でも同じ授業があり、このホームページで紹介したばかりでした。1組の授業は、今日の研究授業のための事前授業として行われました。校内研究を深めていくために、事前授業から改善点を協議し、中学年部会の先生方全員で今日の研究授業を作り上げています。年間6回の研究授業がありますが、毎回同じようにどの学年も事前授業を行ってきました。校内研究は全教員で行うものであるという姿勢の表れです。 授業は、あらかじめ子ども達に自分の好きなことをカードに書かせたうえで行いました。好きなことや得意なことを生かし、自分の仕事に結びつけた小澤さんに対して、多くの子が感想を発表していました。(写真下) 2月3日の給食
ゆで野菜のごま酢 呉汁 いちご 牛乳 一口メモ 今日は節分です。節分は「季節を分ける」と書くように、暦の上では明日から春が始まります。天気予報によると、これから少しずつ暖かくなる日もあるようです。寒暖差で風邪を引かないように気をつけましょう。 今日の献立は、節分に欠かせない「いわし」と、大豆をすりつぶして入れた「呉汁」です。昔から、いわしを焼く時に出る煙や、炒った豆をまくことで、病気などの「悪い鬼」を追い払う習慣がありました。 それにちなんで、今日の給食は、全校児童がこの一年、大きな病気にかからず元気に過ごせるようにと願いを込めて作りました。しっかり食べて、体の中から鬼を追い出してほしいと思います。 2月2日(月) その2
著者の下村健一さんは、元TBSアナウンサーで、ジャーナリストやキャスターとして活躍されています。「想像力のスイッチを入れよう」という説明文は、情報をそのまま受け取らずに、見えない部分を想像することの大切さを説く文章で構成されています。伝えられていない背景や他の立場からの見方を想像することが大切であると説いています。 最初の2ページで事例として挙げているのは、「マラソン大会」と「図形」についてです。「与えられた情報を事実の全てだと受け止めてしまうと、間違った思い込みに陥ることになりかねない」と伝えています。(写真上) さらに3ページ目から始まる「サッカーチームの監督就任」の事例では、「情報を受ける側の意識を様々にもつことが重要である」と論じています。高学年では、扱われている説明文が長文になり、内容もかなり複雑になってきます。まずは繰り返し読むことから、作者の意図することを理解していく力が必要になってきます。 2年生は、算数の時間に「長い長さをはかってあらわそう」という学習をしています。1学期には、「長さをはかってあらわそう」という単元があり、「mm」や「cm」の単位を習ってきました。そして、30cmものさしを使っていろいろなものの長さを測ったり、cmとmmの単位の換算をしたりする学習をしてきました。 今回は、30cmものさしでは足りない長い長さについての学習です。そこで使用するのが1mのものさしです。30cmのものさしをつなぎ合わせながら測っていた苦労が、1mのものさし1つでスッキリと解消する優れモノに感じられました。また、1mの量感を養うために、教室や廊下でおよそ1mと思われるものを探す活動も行ってきました。 2組では、さらに長いものを測るために、紙テープを用意して「3mのものさしづくり」に挑戦していました。グループの仲間と協力して、10cmごとに目盛りを写し取り、1mを超える長さを測ることができる特別なものさしが出来上がりました。(写真中) 3校時に、3年2組の授業観察として、理科の学習の様子を見に行きました。3年生は、理科の時間に「じしゃくのせいしつ」という学習をしています。「磁石に引き付けられる物とそうでない物があること」「磁石にはN極とS極があり、引き合ったり反発し合ったりすること」「鉄などの磁石に引き付けられる物を磁石に近づけると、その物も一時的に磁石になること」などについて、実験を通して調べていく単元です。磁石は日常生活の至るところで使われているだけに、子ども達にとっては身近なものです。しかし、よくよく調べてみると、「不思議」がいっぱい存在することに気が付きます。 今日は単元の最初の時間だったので、磁石について知っていることを話し合ったり、棒磁石を使って身の回りの物を調べたりする活動を行いました。実験が始まると、棒磁石を手にして、教室や廊下にある物を手当たり次第に調べていきました。子ども達は、いろいろなことを試しながら新しい発見を得るものです。(写真下) 授業の終わりに、先生が強力磁石(ネオジム磁石)を使って、1万円札を引き付ける実験を見せていました。「紙は磁石にくっつかない」と思っていた子ども達は、びっくりしたようです。実は、お札は紙でできていますが、特殊な成分が含まれています。偽札かどうかを調べるために、自動販売機や銀行のATM等の機械には、磁気センサーが組み込まれています。偽札防止のために、磁性体を混ぜたインクがお札には含まれているというわけです。 2月2日の給食
きのこのキッシュ風 押し麦のスープ 牛乳 一口メモ みなさんは、日本人が1年間にどれくらいの卵を食べているか知っていますか? 日本人は、年間で一人当たり300個を超える卵を食べていて、これは世界でもトップクラスの多さであると言われています。 卵は、「完全栄養食品」とも呼ばれています。体をつくる「タンパク質」はもちろん、ビタミンCと食物繊維以外のほとんどの栄養素を含んでいるからです。特に、成長期の子ども達には欠かせない「鉄分」や、骨を強くする「ビタミンD」も含まれています。 今日の献立にも卵が使われていますが、実は卵の料理は、給食室に戻ってくる残菜の量が多い献立です。栄養がぎゅっと詰まった卵をしっかり食べて、元気な体を作ってほしいと思います。 2月2日(月) その1
・・・今日から2月の学校生活に入りました。先週の全校朝会では、二十四節気の「大寒」について話をしました。「一年で最も寒い時期の2週間に入っていますよ」という話でした。二十四節気は一年を24の時期に分けて、それぞれに名前を付けています。「大寒」はその中の一番終わりに書かれています。24番目の大寒が終わると、また最初に戻ります。 それは「立春」です。つまり、二十四節気では、一年の始まりは「立春」からになっているのです。今年は2月4日、あさってが「立春」になります。暦の上では、この日から春が始まり、少しずつ暖かくなってくると言われています。もちろん、急に暖かくなるわけではありませんが、ようやく寒さのピークが過ぎて、春めいた暖かな日が少しずつやってくるということです。 さらに、立春の前の日、明日2月3日は「節分」と呼ばれています。もともと節分は、それぞれの季節の分かれ目のことを言っていました。中でも、特に一年の始まりとされている立春の前の日を「節分」と呼んで、様々な行事が行われています。豆まきをしたり、イワシを飾ったり、恵方巻を食べたりと、地方によっていろいろな取り組みがあるようです。 それらの中でも、全国的に最もよく行われているのが「豆まき」です。節分に豆をまくのには、次のようないわれがあります。昔は、季節の分かれ目、特に年の分かれ目には邪気が入りやすいと考えられていました。邪気というのは、体の具合が悪くなる原因不明のものです。昔は、今ほど病院で治療する技術が発達していませんでした。伝染病や様々な病気は、邪気が体に入ってきたからであると考えられていました。そこで、その邪気を鬼に見立てて、鬼を追い払う豆まきの風習が生まれました。 今の世の中では、社会の悪い出来事や病気を「鬼」と見立てて豆をまきます。鬼は、人の心の中にも住みつくと言われています。みなさんは、自分自身の心の中にどんな鬼がいますか? 忘れ物が多い鬼、言葉づかいが悪い鬼、あいさつの声が小さい鬼、チャイムが鳴っているのに遊びをやめない鬼、うわばきをきちんとそろえない鬼・・・いろいろな鬼がいるのではないでしょうか。明日は、それぞれの家で豆まきをするところが多いでしょう。豆まきをすることも大切ですが、自分で自分を変えていこうとする気持ちがなければ、鬼は住みついたままになってしまいます。 最後に、ふれあい月間についての話をします。練馬区では、毎年6月と11月、そして2月をふれあい月間に位置付けています。11月のふれあい月間には、全員でいじめをなくすための標語を考えました。練馬区の他の学校も、そして全国の様々な小学校でも同じような取り組みをしています。しかし、それでもいじめがなくならないのはなぜでしょうか。「いじめは心の病気である。」とも言われています。まさに、心に鬼が住みついてしまったのかもしれません。しかし、周りの子ども達が「自分は絶対に一緒になっていじめはしない。」とか、「これはいけないことだから先生に伝えてやめさせよう。」という気持ちをもてば、大きないじめになる前にやめさせることができます。一人一人の正義感と勇気が大切です。みんなでいじめのない、楽しい学校生活が送れるように努力していきましょう。・・・ |
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