3月3日(火)
立方体の展開図は、全部で11種類もあります。子ども達に方眼の工作用紙を配り、一辺が3cmの立方体を様々な展開図で作らせていました。切り取って実際に組み立ててみると、対応する辺と頂点の位置関係や、6つの面の関係がよく分かってきます。(写真上) 算数の立体の学習は、2年生から始まり、5年生まで系統立てて学習していきます。ちょうど今、2年生と5年生も立体の学習をしているところです。2年生は、「はこの形をしらべよう」という学習が始まりました。家庭からいろいろな形の箱を集めてきて、正方形や長方形の面で構成されていることを理解させていきます。また、立体の辺や頂点の数を調べたり、ひごや粘土玉で立体を作って構成要素を考えさせていきます。 一方、5年生は、「立体をくわしく調べよう」という単元に入りました。角柱と円柱について調べていく学習内容です。4年生と同じように、展開図を考えて実際に作る活動を取り入れていきます。 子どもにとって立体の感覚は、急に身につくものではありません。小さい頃の折紙の経験がとても大事であるように思います。(これは私見ですが…)折り紙は、平面の正方形を折っていくうちに立体的な作品に変化していきます。試行錯誤しながら折り紙を折るという経験が、きっと子ども達の脳に影響し、空間認識能力を向上させていくのでしょう。 6年1組では、国語の時間に「海の命」の学習をしています。確か2週間前に、この物語全体の人物相関図を書いているところを紹介しました。そうして始まった物語文の読解も、いよいよ佳境に差し掛かりました。「太一は、なぜ瀬の主(クエ)を殺さなかったか?」というテーマでの学習です。 父を死に追いやったクエを求めて、一人前の漁師になろうと与吉じいさに太一は弟子入りします。立派に成長した太一は、いつかついに海の中で瀬の主であるクエに出会います。しかし太一は、モリを打つことをやめてしまいます。・・・物語の一番のクライマックスであるこの場面をどのように解釈したらよいかということは、6年生だけでなく、指導する先生にとっても、とても難しい問題です。 この物語の最後に、「太一は村一番の漁師であり続けた」という一文があります。ここで言う「村一番」とは、単に漁獲量の問題ではありません。海を愛し、海を敬い、海に生かされていることを知っている、「人間としての深さを兼ね備えた漁師」という意味です。そこに「海の命」という題名の意味があり、瀬の主にモリを打たなかった理由があるような気がします。改めてこの「海の命」が、小学校の国語教材として最高の物語文であることを感じました。(写真中) 6年2組の教室で、子ども達が必死に10円玉をピカピカに磨いていました。6年生は、今まで理科の時間に、「水溶液の性質とはたらき」の学習をしてきました。その中で、塩酸が鉄やアルミニウムを溶かすはたらきがあるということを実験を通じて知りました。今日は、その発展的な学習として、10円玉を磨く実験に取り組んでいました。 10円玉をピカピカにするには、家庭にある酸性の調味料(ケチャップ、酢、レモン汁など)やクエン酸に数分浸してから、柔らかい布や綿棒で優しく磨く方法が効果的です。10円玉が時間と共に黒ずんでいくのは、その主成分の「銅」が、空気中の酸素と結びついて「酸化銅」という膜を作るからです。(いわゆる「サビ」の一種で黒ずんでいる)そのサビを溶かすために酸性の物質を使うというわけです。 綿棒にレモン汁をつけて、10円玉の表面をしばらくごしごしと磨きました。しばらくするときれいな銅色が復活してきて、子ども達から思わず「おぉぉ〜」という歓声が上がりました。これは、レモン汁に「クエン酸」という酸が含まれているからです。10円玉に書かれている年号を見ると20〜30年前のものばかりでしたが、新品同様のピカピカに生まれ変わりました。(写真下) 3月3日の給食
手巻き海苔 菜の花のごま和え 野菜と豆腐のすまし汁 フローズン白桃 牛乳 一口メモ ひな祭りの今日は、「鮭の手巻きちらし寿司」の献立にしました。卵の黄色、鮭のピンク色、インゲンの緑色で、春らしいちらし寿司に仕上がりました。パリパリの海苔を使って、手巻き風にして食べるようにします。 ひな祭りに飾るピンク、緑、白のひし形をした「ひし餅」を知っていますか? この3色には意味があり、緑は健康、白は清らかさ、桃色は魔除けを願う気持ちが込められています。 鮭には、体をつくるたんぱく質が豊富に含まれています。デザートには、冷凍の白桃を出しました。白桃の旬は夏ですが、旬の時期に加工することで、美味しさと栄養が保たれています。 先週末から暖かくなったかと思うと、今日はとても寒かったりします。寒暖差の激しい春ですが、しっかり食べることで、風邪という「魔」を寄せ付けないようにしたいものです。 3月2日(月) その2
6年生は、昨年度末に在校生代表として一度卒業式を経験しています。今度は自分たちが主役となる卒業式です。学年の先生方から、まずは練習に向かう心構えについて指導がありました。また、椅子の座り方や起立・礼の仕方、「門出の言葉」でのひな壇の位置など、少しずつ指導を進めていきました。(写真上) 6年生が座る位置は、証書授与の関係で出席番号順になります。(入退場の順も同様)ただし、式の後半にある「門出の言葉」では、ステージ前に設置したひな壇に卒業生が並んで全員の顔が見えるようにします。呼びかけとともに歌があり、歌う時には学年全体でソプラノとアルトのパートに分かれます。そこで、ひな壇ではパートごとにまとまるように、並ぶ位置を調整しています。 一方、5年生は初めて参加する卒業式です。在校生代表であることと、体育館の中央に座るという実感は、今日の練習ではまだ感じられなかったかもしれません。式に参列するだけでなく、入退場の音楽を担当したり、呼びかけや歌を6年生と向かい合って行います。毎年5年生は、この卒業式の練習を通じて最高学年への「ギア」を入れていくことになります。 1年生は、図工の時間に「ようこそ あたらしい一年生」という学習をしています。いよいよ図工の授業も学年の最後の単元になりました。「この一年間の思い出を絵に表現し、新しく入学してくる1年生に見てもらおう」という学習です。 4月からを振り返ると、1年生の子ども達にとって、たくさんの行事や学習がありました。「思い出は?」と聞かれたら、運動会や展覧会、全校遠足、生活科見学などがあげられるでしょうか。しかしそれ以外にも、給食や休み時間など、学校生活での様々な場も大切な思い出になっているはずです。まず、学校でのどの場面を絵にしようかと考えてからクレヨンで絵を描き、背景を絵の具で仕上げていきました。 今回描いた絵は、1年生の教室や廊下に来年度に向けて掲示することになります。4月8日の入学式の日に、初めて小学校にやって来た1年生が目にします。運動会の玉入れやなわとびをしている絵、アサガオに水やりをしている絵、みんなで給食を食べている絵など・・・楽しい学校の様子が感じてもらえるようにしていきます。(写真中) 5年生は、社会科の時間に「環境をともに守る」という学習をしています。年間に学習する最後の単元で、かつて日本で生じた公害問題について取り上げた学習内容です。公害発生時の写真や年表などの資料をもとに、公害のもたらす影響や公害をなくすための努力について学びます。 2組では、60〜70年前に発生した4大公害について学習していました。日本の4大公害(水俣病、新潟水俣病、四日市ぜんそく、イタイイタイ病)については、多くの人にとっては過去の話かもしれません。写真を見せられて「煙がすごかったんだね」とか「ひどい川の水だね」、ぐらいにしか思わないでしょう。私が子どもの頃は、まさに高度経済成長真っ只中で、都会の空気が汚れていたことを覚えています。さらに、ニュースでよく公害に関する裁判が取り上げられていました。 現在では考えられないことですが、私が教員になった頃は、どの学校にも焼却炉がありました。いつも用務員さんが、校内から出るごみを燃やしていました。そして我々教員も、年度末には大量のごみを焼却炉に持ち込んで燃やしたものです。中には、使わなくなった運動靴を焼却炉に入れていた先生もいたぐらいでした。 高学年の社会科や理科の学習内容として、必ず環境問題にかかわる単元が入っています。現在も地球上では様々な環境問題が発生しています。未来の子ども達の地球環境のために、子どものうちからしっかり指導しておかなければならない学習です。(写真下) 飼育栽培委員会 花いっぱいになあれスタンプラリー
飼育栽培委員会では、昨年度の春に種まきをし、校内の花壇で花をたくさん育ててきました。秋にたくさんとれた花の種を、スタンプラリー達成のプレゼントにしようと企画し、準備を行ってきました。 1階から2階の計5か所に飼育栽培委員会がスタンプラリーの場所を設置し、生き物クイズを出題しました。クイズに挑戦したら、花のスタンプを押すことができます。5か所すべてまわったら、花の種と引き換えることができます。初日はたくさんの子ども達がスタンプラリーを楽しむ姿が見られました。 「生き物への興味関心を広げてほしい」「みんなで緑をふやしたい」「大切に育ててきた花の種をたくさんの旭町小学校の子どもたちの手に渡したい」という飼育栽培委員会の5・6年生の思いが、楽しい企画を立ち上げました。花の種の封筒の一つ一つに、「いっしょに花を育てよう」などの手書きのメッセージが書き込まれています。スタンプの絵柄もスタンプラリーの台紙も委員会児童の考えた図案です。スタンプラリーは今週の木曜日まで行います。旭町にたくさんの花が咲きますように。 3月2日の給食
ポトフ 牛乳 一口メモ 今日は、6年生のリクエスト給食から「きな粉揚げパン」の献立にしました。パンは、もちもちとした食感の米粉パンを使っています。 きな粉は、大豆を炒って粉にしたものです。からだをつくるたんぱく質や、骨や歯を丈夫にするカルシウム、鉄分を含んでいます。大豆は「畑の肉」とも呼ばれていて、栄養豊富な食品です。 献立に合わせたポトフは、野菜や肉をじっくりと煮込んだ具だくさんのスープです。フランス料理の一つで、野菜の甘みと旨味が溶け出しています。 卒業を前にした6年生の思い出に残ればうれしいです。 3月2日(月) その1
・・・昔、「蛍光灯みたいな子だねぇ」という言葉がありました。これは、あまり良い意味の言葉ではありません。「蛍光灯みたい」というのは、反応の鈍い子どもに向けられていた言葉でした。蛍光灯がなぜ反応が鈍い例えに使われていたのかというと、蛍光灯はスイッチを入れてから明かりがつくまでに時間がかかっていたからです。今も蛍光灯は、教室や廊下の照明の一部に使われています。「スイッチを押せばすぐつくよ」と思うかもしれませんが、校長先生が子どもの頃の蛍光灯は、こんなに反応がよくありませんでした。特に、家にあった部屋の蛍光灯は、ひもを引っ張るとチカチカチカッという時間があってからパッと明かりがつくような感じで、時間がかかっていました。それで、反応の鈍い子どものことを「蛍光灯みたいな子だねぇ」というように使われていたというわけです。 みなさんは、反応の良い子でしょうか? それとも反応が鈍い子でしょうか? 反応が良い子は、まずあいさつから違います。登校してきた時に、顔を合わせてすぐに「おはようございます」とあいさつができる子です。廊下や階段を歩いていても、自然に「おはようございます」とあいさつがすぐにできます。また、反応が良い子は、先生の質問にきちんとすぐに答えます。勉強をしている時は、分かっているのか分からないのか、分からないのならどこがよく理解できないのかをはっきりと先生に伝えなければなりません。先生に質問されていながら、黙ったままの子はいないでしょうか? 分からなかったら「分かりません」でいいですから、何か言葉できちんと伝えることが大切です。人から何かを聞かれて黙っているのは良くないことです。 先々週、4年生の社会科見学がありました。午前中は、豊洲にある「ガスの科学館」の見学をしました。科学館の人がいろいろな説明をしながら、家庭にある都市ガスのことについて質問をされていました。感心したのは、自分の知っていることや気づいたことを進んで発表している子が多かったことです。正解かどうかを問題にしているのではなく、きちんと聞かれたことに対して思っていることが言えるというのは、「関心をもって話を聞いているな」ということが相手に伝わります。実際、4年生のみなさんの反応が良かったので、ガスの科学館の方は、「とても気持ちよく説明をすることができました」と話されていました。 4年生の社会科見学では、続いて午後は浅草に行きました。グループに一人ずつボランティアガイドの方がついて、浅草寺周辺を回りながら説明を受けました。校長先生はAグループの7人の子ども達と一緒に行動しました。雷門や仲見世通りなど、ところどころで立ち止まって説明をしていただきました。ボランティアガイドさんが、時々子ども達にいろいろな質問を投げかけました。感心なことに、Aグループの子たちは、その1つ1つの質問にすぐに反応して、考えたことや思ったことを口にしていました。見学が終わってから、担当したガイドさんが「とてもいい子たちですね。はきはきとよく答えてくれて、説明しやすかったです。」と話されていました。 今日から3月の学校生活が始まります。いよいよ一年間のまとめの時期に入ります。スイッチを入れたらパッと電気がつくように、いつも反応の良い態度で生活していきましょう。・・・(写真上) 続いて2つの表彰がありました。まず、練馬区教育委員会児童生徒表彰に該当した4名の表彰を行いました。ピアノのコンクール(3名)と空手の大会(1名)で優秀な成績を修めた子ども達です。(写真中) 次に、東京都公立学校美術展覧会に出品した2名の表彰をしました。2人の作品は、児童玄関を入ったところに展示してあります。焼き物の作品です。(写真下) |
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